週刊少年チャンピオン感想

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2016年 27号


・Gメン
2年生編突入!!
だけどG組の様子は変わりなし。まあ瀬名のような例外でもなければそうそう変わることもないでしょうな。
底辺だけれども住めば都という感じなのかもしれない。瀬名自身ずいぶんとなじんだ様子で。

瞳ちゃん先生もだいぶG組の指導に慣れている様子。
だからといって進んで面倒を見たいと思っているわけではないか。そりゃそーだ。
そういうことをハッキリ言えたりするあたり、たくましくなったものであるなぁ・・・
今年も一緒にいられて瀬名もうれしそうである。フフフ。

で、3年G組。
卒業したはずの八神さんと沢田さんが偉そうに座っていた。
ああ留年ですか。そうですか・・・してくれたら助かるなと思ったら本当にするんかい!!
勝太が狙われていることを考えるとよかったというべきかもしれないが・・・やれやれだぜ。
薫君は無事に進級できた様子でおめでとうございます。

先輩の立ち位置になっても瀬名はやはりモテ男である。
しかしあの悩みは解決したはずだけど女性への対し方は変わらないんですな。いいことだ。

さて、奈々美ちゃん登場。
おやおや、ついに妹の存在がバレてしまいましたか。
これは肝田が勝太の家に通いだすかもしれませんな。みんなでスマブラとかして楽しく過ごしちゃうかもしれませんな!!
悪いほうにはいきそうにないのでそれはそれで面白い。

そしてまたも始まる新たな恋の予感。
素朴で可愛い店員さん。さてさて2年最初の恋はどのような顛末を見せるのか。楽しみですな。

・刃牙道
ガイア対武蔵開戦!!
とはいえ最初から呑まれている様子のガイア。どこまでくらいつくことができるものか・・・

陽炎のように立ち上る武蔵のオーラの悪魔性
これまで幾度も迎えた海外の軍人。歴戦の兵。それらとは比較にならないその威容・・・!!
いやまあ、なんというか比べる相手が違うんじゃなかろうか?
かつては範馬勇次郎と争ったこともあるんだからそっちと比較すればいいのに。

紛れもなく宮本武蔵の実物と対峙している。
そのことに緊張を覚えながらも近代の兵士としての矜持を抱くガイア。
道具の使用もありならば近代兵器を用いるのが正解と言えましょうな。

というわけで取り出だしたりますはスイッチ一つで射出可能なスペツナズナイフ。
時速60kmで射出される刀身。しっかり顔を狙う辺りガイアもなかなかに殺意が高い。
が、その殺意の高さこそが攻撃のタイミングを知らせることとなる。
発射されることまで読まれ、タイミングも悟られたのでは・・・そのぐらいの速さ、武蔵なら手掴みできても不思議ではないか。

改めて武蔵を怪物と認識するガイア。遅いと言わざるを得ない。
師匠である本部以蔵が覚悟を決める相手だという認識ぐらいはしておかないとなぁ。
少なくとも最初の手が防がれたのなら次の手をすぐ用意しておくぐらいでないと・・・

近代兵器は通用せずあっさりと両断されるガイア。うーむ、他愛もない。
ガスやスタンガンといった武器がどこまで有効か教えてほしかったものであるのだが・・・ここまでか。

・弱虫ペダル
山岳ラインまでのこり200m。
もう少しで水田君に栄冠が、というところでやってくる葦木場。
202cmの長身が後ろから迫ってくるプレッシャーは相当なものがありそうですなぁ。速いし。

この飛び出しに驚く選手たち。そんな中、1人してやったりの御堂筋君。
狙い通りエサに食いついてくれてご満悦だ。
しかもカードの1枚を削れればと思っていたらアシストのほうではなくエースのほうが飛び出してくれたという僥倖。
そりゃあもう嬉しくて笑いが止まらない感じでありましょうさ。

結局2日目の山岳を制すのも箱根学園。腕長げぇ。
しかしこの勝利の代償はやはり大きい。全力クライムを行った代償は大きい。さてどうなることか・・・

頑張った水田君。しかし山岳賞は得られず。実に残念であります。
けどそのまま力尽きる様子もなさそうだし、ゴールも近いのだからリタイアするようなことはありますまい。たぶん。

さて、嬉しそうに葦木場に煽りを入れる御堂筋君。プププ。
そして今になって御堂筋君の策に気づく今泉君。それは少し遅い気もするな。

さておき、先行せずに集団に入る葦木場。
1人では逃げ切れない。ならば集団に戻って脚を休めた方がいいとの判断か。
ふむ、そうなると箱学はゴール直前まで2人で走りそうな雰囲気でありますな。
対して1人で走る京伏。総北もまた坂道を置いて今泉君が飛び出そうとしている。

エースの脚は削がれたものの数の上ではまだ優位に立っている箱学。
さて2日目のゴール争い。ここを制すのはどのチームであるか。
まだまだ予断は許さない状況でありますな。

・ハリガネサービス
チームの願いを受けて見事に決めて見せる野々原さん。
この進化の速さは全くもって信じられない
バレー経験者でもある雪江ちゃんにしてみればなおさらでありましょうな。

野々原さんの成長に沸く豊瀬。
あと2点取られれば負けが決まるという崖っぷちの状況なのにそのような様子が見られない。
この底抜けのタフさが野々原さんの凄さでありましょうか。
窮地でこそ引っ張ってくれる。頼もしいキャプテンだ。

野々原さんの活躍にも笑顔を見せている金田。なんだかいい感じでありますな。
選手の間に入った難しい球も声に出して指示して取らせたりと成長の様子が見受けられる。よきかなよきかな。

影響は金田だけではなく、大船先輩もフェイントを入れるという珍しい行為に出たりする。
高さにまかせてバカバカ叩きつけるスパイクばかり打つのはなんかバカみたいとのこと。
その通りかもしれないけど、キャラ的にはバカな路線のほうが似合うような・・・いや似合うとかそういう問題ではないな。

皆これまでやってこなかったプレーを選んでいる。
負けが迫って縮こまりそうな場面でよくもまあやるものだ。

みんな野々原先輩になりたいんだ!!
そのように考える下平くん。確かに憧れはしますわなぁ。
この窮地に新しいことに挑戦し、そして見事にものにしてしまうのだからなぁ・・・
しかしこの相手のブロックを交わしてのスパイクは先の竜泉戦の朧のスパイクを思い起こさせる。
ああいうのもやってみたいと思っていたのかもしれませんなぁ・・・なんという挑戦意欲か。

あんな風に体ひとつで全身全霊バレーボールを楽しんでるのを見せつけられて憧れないわけない!!

野々原さんのおかげで流れを引き寄せることに成功した豊瀬。
暗雲は晴れていい雰囲気となっています。あとは一刻も早く追いついてしまいたいところでありますが・・・さてどうなるか。

・マル勇 九ノ島さん
営業3課始動!入社式の直後に早速仕事だ!!
N-08世界の勇者。名前はアルベド=アルベルド。炎を操ることを得意とする勇者。通称『永遠の炎』。ほほう。
さすがにサポート業務だけあって対象のデータはバッチリという感じですな。

そして世界を移動するためのユグドラシルゲート
アタッシュケースに入れて持ち運べる個人用のゲートでありますか。いいですね多元世界らしいアイテムだ。
しかしこれ通った後どう回収しているんだろうか。

さておき、N-08世界に到着。
やけにきらびやかな街。他の世界の富裕層にもファンが多い、娯楽の多い『夜の世界』
ふーむ。そこだけ聞けば発展した感じに聞こえますが・・・やっぱり闇は深いみたいですな。
勇者が半年も活動を停止した結果、多くの国や都市は魔王軍に支配され、この町にも難民が押し寄せている様子。
ううむ、難民問題はどこの世界も深刻ですなぁ。解決するにはやはり魔王をどうにかしないといけないのでしょうが・・・

世界の民に愛される模範的な勇者と称されるアルベド。
しかし何やら恐ろしい呪いをかける魔王に対して及び腰な様子で・・・おやおや。

憧れていた勇者様が・・・と落ち込むフィオちゃん。無理もあるまい。
しかし九ノ島さんの言うように勇者として聖人君子というわけではない。
それはそうだが、今は一時迷っているだけという言葉は・・・どうなのだろうか?
まあ、勇者といえども迷うことはあるだろうし、そこから立ち上がるのも物語としてはよくある流れでありますが・・・
ゲームの勇者もギャンブルはよくやってるし、問題ない。問題ない。

気分よさそうにしているが、何やら炎が出なくなっているような描写が挟まれる。
むう?これが勇者活動を停止している理由でしょうか?
しかし少し前の場面ではちゃんと炎を出せていたみたいですが・・・?

いつのまにやらすっかり出来上がっているフィオちゃん。べらんめー。
酒癖の悪いことであるが、完全に泥酔しきってないだけマシであるか。

勇者アルベドは魔王討伐の中で愛する妻を失った。悲しいことである。
しかしそれに対し、だからといって魔王討伐という大義を蔑ろにしていいはずがないとフレイヤ。
うーん。正しい。けどそこで正論で返されても困ったりするんですよねぇ。
勇者の義務とはそんな状況でも立ち上がることなのでありましょうが・・・簡単に要求していいものかどうかですわな。

そういった心のケアをするのも3課の仕事でありましょうか。
それが出来るのはフィオちゃんだけと述べる九ノ島さん。
煽てられて一瞬でその気になるフィオちゃん。酔っているということもあろうが・・・単純だ!!

しかしその結果野球拳大会に突入させられることに。あらあらおやおや。
確かにこれは九ノ島さんにはないものでありますな。いやでもフィオちゃんだってそれほどあるわけでは・・・ああ、いや。いや。

さてさてこれで癒しになるのかどうか。それで解決するならまあいいかと思わなくもないが・・・どうなることか。

・毎度!浦安鉄筋家族
水分補給の大切さが周知されてきているのは良いことですな。
酒飲んで暴れるじいさんか・・・とか思ったらばあさんの方も対抗できていたのか!!
まあ、こうやって対抗できたからこそ夫婦円満だったのでありましょう。円満だった、のか?

・実は私は
――これは葉子さんから聞いた話になる。
あの後、委員長は母星に地球との交流を指揮することを承諾する旨を伝えたらしい。
そのための準備やら研修やらで大変らしく、すぐにでも地球を離れることになったそうだ。

未来の自分の意志をしっかりと受け止め、夢に向かってまっすぐ走り始めた彼女を、何より彼女らしいと思った

その選択は早期の別れを意味していた。
藍澤さんの意志は、選択は尊いものでありますが、卒業を待たずの別れは何とも寂しい。
この学園祭が終わればお別れか・・・
それをわかっていて未来委員長はかぐや姫の台本を用意したわけでありますか。
かぐや姫である藍澤さんを竹取の翁夫妻――朝陽と葉子さんが見送る、と。

――今朝、夢を見た。
委員長と葉子さん、俺がただ並んで登校する・・・そんな夢。あの夢を俺は決して忘れない

将来、ぎくしゃくした関係が解消されることはあったとしてもこの3人で再び登校する日はもう訪れない。
忘れるわけにはいきませんわな・・・うむ。

それはそうと、演劇開始であります。
娘の晴れ姿を見るために源二郎や桐子さんの姿もある。他にも前作のキャラたちの姿も・・・
それはいいのだが、藍澤さんの演技が演技というかそのままというかな動きで・・・ハッハッハ。
まあそれはそうか。この演劇はかぐや姫がベースであるが、その内容は藍澤さんの実体験を元にしたコメディである
これもまた別れの前の最後の演出というものでありましょうか。いやはや何とも・・・

いつまでも続けばいいと思っていた、終わりになんてしたくなかったあの楽しかった日々。でも・・・

・・・わかってる。終わりにしなきゃいけないことは。
いや本当はもっと前。葉子さんを選んだあの時には終わりにしなきゃダメだったんだ。
なのに・・・ダメだとわかっていたはずなのに俺はずっとどこかで、委員長の「もう諦めた」って言葉に甘えて――

恋人と友達。告白を断った相手との友達関係を続けるのは簡単なことではありますまい。
朝陽はそれでも誠実であった方であるとは思いますが・・・難しいものですな。誠実であるということは・・・

演劇の最中であるが、藍澤さんとの別れにいてもたってもいられなくなる獅穂さんとみかん。
その2人と葉子さんに別れの言葉を告げる藍澤さん。寂しいことだ。
朝陽としてはその別れを惜しみながらも黙って見送ることしかできない。ただ見送る。それもまた男の在り方でありましょうか・・・

・・・この人が好きだった
生真面目で融通がきかなくて、でも優しくて。どこかちょっと抜けてて。
いつもどんな時でも、何かに一生懸命だった女の子。

さよなら委員長。どうか・・・どうか元気で・・・!!

笑って見送って欲しいという藍澤さんの言葉に従い、どうにか笑顔を見せる朝陽。
まあ、涙を流さずにおくのが無理というものでありましょう。この場面。
だから藍澤さんも涙は出てくる。が、同じように笑顔を見せ・・・

藍澤渚、これより帰還する!!

・・・私の名前は藍澤渚。
周囲の人間はかつて私を「アイアンレディ」と呼んだが、それは誤解である。
私を構成する物質に鉄はそれ程多く使われてはいない。
今の私を形作ってるもの。それは――

このモノローグ。ずっと昔に使われたものでありますな。
その異名を受けていたころはもちろん成分ではなく性格的な部分での揶揄であった。
しかして今藍澤さんが述べる、自身を構成するものとは・・・ああ、やはりアイアンレディはもういないのですな。良かった。

夢のために旅立つ少女。それを見送る人々。
別れとはどんな時も寂しいものである。卒業式だけでも帰ってきたりはしないのだろうか?
今後の出番があるのかどうか・・・期待したいところであります。

・囚人リク
助けに来てくれたかと思いきや自らぶっとばしてやる宣言をしだす原田看守。
見た目だけだと薬のやりすぎでブッ飛んでるようにも見えますが・・・ああ、やっぱり演技でしたね。
他の看守に気取られないためとはいえ・・・役者よのう。

イカれたフリをすることで邪魔な看守を追い払うことに成功。
相手が本物のイカれた看守でなくてよかったというべきですかな。

凄い無理をして駆けつけてくれた原田看守には感謝のしようもない。
まあ、無事に脱出してみせることがはなむけでありますかねぇ。
リクとしては一緒にここから脱出することを期待するものでありますが・・・その提案は拒否される。

俺は・・・お前たちがここに来るまで・・・何百人という人間を見殺しにしてきた・・・
実際にこの手で・・・殺したこともあった・・・
その魂を・・・今の俺は置き去りにして外へは行けない

仕方のない環境ではあったが、正気となった今ではそれを正当化することができない。真面目な人である。
確かにこのまま外に出たとしても罪の意識に苛まれることになるかもしれませんが・・・でもここに残るのも・・・ううむ。
なんにしても当人の意志は尊重せねばなりませんか。
原田看守の希望はリクたちが無事に外に出ること。日の光を浴びて鬼道院のデタラメを白日の下にさらすこと。

それがここにいる人間全員を・・・スラムの壁をも解放する狼煙となる。
椿も・・・報われる。それが・・・お前が成すべきことだ。それが・・・お前にしかできない約束だ。栗田・・・陸。

自身を正気へと返すきっかけともなった椿の死。背負っておりますなぁ・・・

ともかく、原田看守のおかげで地獄島脱出作戦の第二段階『パイプスペースへの潜入』は完了。
大きな進展ではあるが、その様子をしっかり見ているのは内海看守。
さてさて、黙って見過ごすはずもないだろう男であるが、何をしでかしてくるのやら・・・恐ろしい。
まあ、このタイミングで出てきたのなら原田看守が襲われることはないと思いますが・・・どうなることか。気になりますなぁ。

・鮫島、最後の十五日
実は丈影には一度も勝ったことがないという鯉太郎。
背丈はそれほど変わらないのだが、どうにも相性が悪いのでありましょうか。
いや、今やデスクとなった山崎さん曰く、単純に丈影という力士が強いとのこと。
あの力士は三役・・・いや、それ以上にいてもおかしくはないのだ、と。

ここで山崎さんの回想。
スーパールーキーとして前相撲から記者の注目を浴びている丈影こと比嘉。
一方その同期であり同部屋である泡影。注目はされていないのだが・・・その相撲はやはり目を引く。
黒星から始まった横綱の相撲道であるが・・・なんだろうな、これは。
勝った相手の方には余裕は全くなく、負けた泡影はというと純真無垢な笑顔を浮かべている。
相撲の難しさを知って喜んでいたりするのだろうか・・・?

そんな黒星スタートの男に泡影の四股名を譲ると言い出す禅定親方。
かつて横綱を張った時の四股名を譲る。その意味は大きい。それもまだ目が出るかもわからない男に・・・
しかし禅定親方にしてみれば彼しかいないという確信がある様子。

多少でも感度の高い者ならば彼の持つ空気が違うことに気付くはずとのこと。
確かにそれは初めての四股の時にも感じられましたわな。
そしてその空気の違いを誰よりも感じていそうなのに認めようとしない、認められない比嘉。手合わせを申し出る。

まだ四股しか教わっていないという泡影。
それに対し、猛烈な勢いでぶつかる比嘉であったが・・・当たった感触が、ない。

剛より柔・・・柔軟性が綿のように力を吸収する目指すべき1つの型・・・
恐ろしいですよ・・・それを無意識で出来てしまうのですから・・・

これこそが泡影の名を継ぐにふさわしい特性ということでありましょうか。
よもや入門当時から無意識で出来ていたとはなぁ・・・

ブチカマシが効かないならと張りの連打。
しかしこれは前相撲で浴びたのと同じであり・・・泡影にしてみれば新しいものではなかった様子。

ソレは・・・もういい・・・

取組前こそは笑顔を見せていた泡影であったが、興味を失ったような表情を見せ、一気に勝負を決める。
うーむ、全く問題にならないというか、ここまでの差があるのか。
黒星スタートはさておき横綱は最初から横綱としての強さを持っていたということだろうか。恐ろしい。

・吸血鬼すぐ死ぬ
ツッコミ担当はいろいろと苦労が多いと思うけど貴重な役回りなので頑張れサギョウくん!!
よりにもよって一番身近なのが半田というのがなぁ。が、頑張れ。

ロナルド絡みでなければ優秀な半田。より一層残念な感じになるから凄い。
一連の嫌がらせは趣味なのかどうなのか。(?)は付いているけど趣味以外なら何になるのだろうか・・・

よもや吸血ゴボウが可愛く見える日が来るとは思いもしなかった。
しかし追い詰められたからって色々と奇行に走りすぎだぞサギョウくん。
色々とアレな人は多いけど理由さえ説明すれば分かってくれる人は多いはずですから。
なんせ本物の奇行を行うのがたっぷりいるからなぁ・・・恐ろしい世界!!

・少年ラケット
ホームズを誘い出すことに成功したヒロさん。イチロー君の過去について問い詰め開始。
・・・ああ、そうか。やっぱりイチロー君の過去についてはホームズも調べ切れてはいなかったのか!!
どうにも曖昧なことしか言ってないなとは思ってましたが・・・

こうして見るとトイレでのイチロー君とのやりとりも結構いっぱいいっぱいだったんですなホームズ。
嬉しそうに男子トイレに招き入れたようにも見えたが、そういうわけではなかったと。ハッハッハ。

他人のプライベートに至るまで調べ上げるのは究極の人見知り故。
よく知らない相手と接する怖さを回避するために相手のことをよく知っておこうという話でしょうか。
相手のことを知るというのは大事なことですが、コミュニケーションではなく調査でそれを成そうというのはいやはや何とも。
でもまあ、人見知りな部分に関しては分からなくもないですなぁ。
それにしてもキミも喪失した人間だったとは何だろうか。ホームズの過去も何やら複雑そうであるな。

そんなホームズについて何やら知っている様子のヒロさん。何を教えたのだろうか?
いやそれにしても、僕が気を許すのはハリーにだけだよ、と来ましたか。ほう。ほう・・・
普段からハリーにどんな魔法をかけてもらっているのやら。ハッハッハ。

さて、ホームズ対イチロー君。しかし卓球はそんなに強いわけではないホームズ。
謝るための口実として戦いを挑んだわけでありますか。

というわけで、素直にイチロー君の過去を知っているというのは嘘だったと告白し、謝罪するホームズ。
次に会う時までには調べておくとのことでありますが、これは謝罪なのか趣味なのか・・・!?
まあ、実際に調べてくれるなら有り難いと思わなくはないですな。現在のプライベートまで知られそうでアレですが。

個人戦も終わりに近づき、桃田西の面々と会うのは1か月後の春季県大会になりそう。
と思いきや、再来週に会えそうなイベントがあるとのこと。それは・・・紫王館のランク戦!!
毎回一般公開されている、県大会の体育館で県春季に出るレギュラー決めの戦いが見られるらしい。ほほう。

てなわけで終了した桃田西との練習試合。轟木先輩やイチロー君にとってはかなり収穫があった試合でありましたな。
それはヒロさんとしても嬉しい話でありましょう。輝く星が3つ揃うこととなるか・・・!?

それぞれの想いを胸に卓球少年たちは次のステージへ
春季県大会まではあと1か月。すぐに大会に入るわけではないでしょうし、その間に何が行われるのか。楽しみです。

・ドカベン ドリームトーナメント編
ボール球なしの意地のぶつかり合い。
一発出れば勝負が決まりそうな打席であるが、さてどうなるか。

6球、7球と投げこむが全てファールとする微笑。
タイミングはあっているし、ジャストミートさえすればそのままスタンドに行く。
こうなれば抑えるには大回転しかない・・・のか?
意地を捨ててボールを混ぜた謙虚な投球をするという手もあるが・・・
池畑が選んだのは決着をつけるためのワインドアップモーション!!からの・・・大回転!!

これが大回転投法だ!!
確かにこれはなんという投法だあーと叫ぶしかない。
よもや後ろに回って空中で投げるとはなぁ・・・威力あるのかこれ!?
まあ、タイミングを外せたのには間違いないか。
いやしかし、この投げ方でよくストライクに放り込めるものであるよ。

曲芸のような投げ方でストライクを取り、しっかり着地まで決める池畑三四郎。見事!!
しかしその結果右肩に違和感を覚えることとなった。
やはり無茶な投法にはそれなりのリスクがあるということですなぁ。
投手の多いホークスなだけにここは交代がありそうな流れですが、さてどうなるかな。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
怪物たちが争っている隙に逃げたい。
のだが、一緒に逃げることを拒否するローラ。
感染してしまった今、取れる手段は多くない。うーむ、何とも悲しい話だ・・・

追っていったらローラを殺さなくてはいけなくなるかもしれない。
とはいえだからといってそのまま放っておくわけにはいかない。
1人後を追うトミナガ。また悲しい決断を迫られそうであるな・・・

マユちゃんたちがクレアと合流する中、2体の怪物の激闘は激しさを増す。
武器的にはスクリュー野郎のほうが近代的であるが・・・そもそもの筋量はモリオが勝ったか。
スクリューを相手自身の体に叩きつけ、トドメは碇での一撃。
こうして怪物対決はモリオの勝利と決まったわけである。
さて、これで蠱毒計画は最終プロセスに移行することになるわけであるが・・・何が起きるのか?

実験を進めるにはセキュリティーSクラスの認証が必要。
というわけで縛られたままのディルク・ミラーが登場。
この男を使って紫麗がプロセスを進める流れでしょうか。
いよいよ紫麗とクレアたちの戦いが始まりそうな感じですな・・・注目です。

・AIの遺電子
文明が進んでもなかなかなくならないものの1つがこのクレーマー。
プログラムによる謝罪がダメ。そしてヒューマノイドもダメ、か。
クレーマーだもの、そのぐらいの差別的な発言は遠慮なくやってくるか。うーむ。

謝罪を求めるタイプの場合、納得いく説明とか対応とは別のものを求めるものなのでしょうか。
それが誠意・・・しかし謝罪する方ではなく受け取る方が誠意と認識するかどうかって流れは・・・何とも歪んでますなぁ。
そういう仕事をしなければいけない方には本当に同情します。

というわけで、ストレスにやられかけた社員のために外部のプロに委託することを決めた会社。
蛇の道は蛇というわけではないでしょうが、そういうのにもプロがいるんですなぁ。

プロの謝罪の様子を観察。
うむ、これはまさに芝居のようでありますな。
興奮して怒鳴りつけるような奴でも実際に手が出ている場面を見ると黙ってしまう。
口で怒鳴りつけるのも手を出しているようなものだと気づかないものなのだろうか・・・

まるで人間性を放棄するかのような演出。
クレーマーは「人間を寄こせ」と騒いでいるのに、その対応に有効なのが人間性を放棄した演出とはなぁ・・・皮肉にもほどがある。
こういった仕事を続けていてプロの方々は平気なのだろうか?
ヒューマノイドよりもよほどロボットの方に近い感じでありますが・・・とてもマネできない仕事ですな・・・

・放課後ウィザード倶楽部
水着を求めての大冒険。壮絶なミッションの結果見事に手に入れることに成功!!
しかし水着のために怪物を倒し迷宮の謎を解き明かし最下層の宝物庫にまでいかなければならなかったとは・・・
まあ、ゲームの世界では水着取得はイベントの1つとして定番であるし、そういうところにあるのもある意味当然か。

というわけで水着に着替えての温泉タイムであります。
手伝ってくれたモヒカンの方々も入浴。それはいいのだが、多いよ。むさくるしいよ。そりゃ長くはおれんわ。

モヒカンだからマジックアイテムの詳しい理屈は分からない。けど扱うのは感覚でできる!!
まあ、モヒカンならずとも詳しい原理を知らなくても道具を扱っている人はいっぱいいますわな。
しかし応用を利かすには原理を知っていないといけない。
それさえできればこのように穏やかな川に波を作って遊ぶようなこともできるわけだ。ヒャッハー。

温泉はさておき、河原でのバーベキューはなかなか楽しそうな様子。
モヒカンリーダーはご苦労様でありますが、これもまたリーダーの務めでありましょう・・・

で、本日一番のイベント。というかハプニング
おやおやな流れからクールに決めるモヒカン師匠。さすがですわぁ・・・!!

という感じで、何ともかんとも息抜きでありました。
これだけむさ苦しい連中に思われるリリィちゃんも大変ですなぁ・・・

・猫神じゃらし!
夏休みなのだから当然宿題はある。
最終日にまとめてとか考えないだけ沙耶ちゃんは真面目でありますなぁ。

猫神だけど身体的に猫らしい要素は薄いこまりちゃん。これじゃ爪もとげねーぜ。
魚とかは好んでいるようであるが、夜目が聞いたりするのだろうか?そのあたりは気になるところだ。

・ミドリノユーグレ
仕留めたと思ったら仕留め切れていなかった。
うーむ、相変わらずツメが甘いですなぁ。
これでまた惨劇を起こす結果となったらハルさんの心はボロボロになってしまいそうだ。

しかしその辺りはさすがにボルテクス社としても避けたいところでしょう。
部隊を送り込んで沈静化を図ろうとする様子。それはいいけど楽しそうだなこいつら。

電気に弱い。その弱点をついたはずなのにこの有様。
どうやら凍結されていた状態で使用したことにより、ミドリムシ細胞が電気刺激で活性化してしまったらしい。
ふーむ。停止した心臓に電気ショックを与えたみたいなものでしょうか。

一度は絶望しかけたハルさんであるが、ここで怯んではいられない。
自分が全部終わらせると決めたのだから、もう逃げるわけにはいかないのだ。

というわけで、静電気爆弾ではなく実際の爆弾を用いて奮戦するハルさん。
しかしいかんせん威力を抑えた爆弾ではダメージを与えきれない様子。
さすがのハルさんでも持ち運ぶ爆弾の威力は抑える理性があるか・・・

そんなハルさん以上に逞しいのが翠ちゃん。
父親譲りの逞しさというものでありましょうか。
そして譲り受けたのは逞しさだけではない。
父から教わった化学の知識。ナトリウムなどのイオン物質をプールに入れて電解水を作り、化け物をそこに誘い込む。

水は水素と酸素という原素で出来ているのだが、電気を流すことでそれを分離することができる。
これがいわゆる電気分解。電気を流し続けると水素と酸素は気体となり、酸水素ガスが発生する。
このガスを別名でこうも呼ぶ。

必殺、爆鳴気!!

何やら格好良さげな名前による爆発技が決まった!!
通常の爆発で足りないならば轟音と高熱を放つ気体を大量に加えてやればいいという話ですな。
その威力は化け物の巨体を焼き、ついでに翠ちゃんの体を軽く爆風で吹き飛ばす。
うーむ、そんなところまで昔の再現しなくてもいいのに!!

ともあれ父との思い出により父の敵討ちに成功。いやあ、いい話でありますなぁ。
これで確実に仕留められているのならば問題ないのですが・・・さてさて、どうでしょうか。

・錻力のアーチスト
鳴り響く轟音。放たれた打球を追って空を見上げれば、そこには雨上がりの虹が。
栄光の架橋ともいえるその虹を越え、打球はバックスクリーンを直撃するのでありました。
・・・決まった!サヨナラホームランだ!!

見事に四番の責務を果たして見せた弐織。さすがである。
主人公の清作としてはこのことに感嘆しては見るが、その分自身の不甲斐なさを思う。

そうだ・・・まだまだ。
もっと近づいて超えなきゃいけない。この2人を・・・!!

誓いを新たにする清作。まだ1年ですしね。これからもどんどん伸びていくことでありましょう。

チームの勝ちにつながったホームラン。
これを打ったということで兄弟対決、最強の四番対決は弟に軍配があがることとなった。
とはいえそれもこの試合での結果。
総合的にはまだまだ兄には敵わないことは誰よりも認識している弐織。
彼もまだ2年ですしね。完全に兄を越えるのはこれからでありましょう。甲子園はいい経験になるでしょうさ。

敗れた王者・港南。
悔しさはもちろんありましょうが、涙は見せずか。

そして結局最後まで出番のなかった八子に清作から一言。

俺は、負けたから手に入れられたものがある。
今度は、勝つことでしか手に入れられないものを、甲子園でつかんできてやる。
神奈川最強じゃない、高校最強の打者の座をな

勝ってなお闘志メラメラ。頼もしいことでありますな。
1年から甲子園を経験する八子の望みを果たすこととなってしまった清作。これは八子ッチ悔しかろう。ハッハッハ。
その悔しさをバネに来年はリベンジに来ることでありましょう。油断はなりませんな。

というところで錻力のアーチスト、終了であります。
ううむ、これが最後の試合と言われてはいましたが・・・もう少し読みたかったですなぁ。
甲子園で國尾さんや篠武たちが待っている。まだ見ぬ強豪もいる。
それに来年以降の桐湘がどうなるのか。気になることはいっぱいあるんですがなぁ・・・

いずれにしてもお疲れ様でありました。楽しませてもらいました。
細川雅己先生の次回作に期待しております!!

・正義の殺人鬼
やっぱり性別が変わっている様子の梅美ちゃん。
あるべきところにあるものがなくないはずのものがある。いやあ、大変大変。

何はともあれすごく強くなった梅美ちゃん。
これならば何もできなくてくやしい思いをしなくてすむ。ううむ、やはりそういう思いを抱いておりましたか・・・

脳内に響く許すなの声はますます強く。
果たしてこれは殺人鬼を許すなという声なのかどうか・・・
まあ、なんにしても目の前で行われる非道を許してはおけませんわな。
鬼が悪いか殺人鬼が悪いか。測るのは難しいかもしれないが、それでも女子供を狙う場面を見せられてはなぁ。

底なし沼に落とすことで反則級の遺品の力も抑え込む梅美ちゃん。なるほどなー。
しかしそこで聞かされる驚きの事実。殺人鬼グループのトップは梅美ちゃんの父親とな?
それが真実かどうかは分からないが・・・地獄に来た意味があるという言葉と合わせると何とも考えさせられる。

それはそうとヴォイスのほうが女になってしまっておりました。やあ、これぞ予言通りでありますな。
しかし立派な胸であるが、梅美ちゃんのが移ったりしたのだろうか。どうなのだろうか。

・恋愛菌糸きのたけさん
気を効かせて退散できる戸鞠ちゃんは実にいい子である。

相変わらずこの先輩は朴念仁というか唐変木というか。
一人でドキドキしているきのたけさんが大変な感じでありますわ。

結局恋仲とはなっていないが、まあこのドキドキした感じが続くのもいいんじゃないでしょうか。うん。そうさね。

・木曜日のフルット
ペットに偉人の名前をつけるのもどうであろうか。いやダニーが勝手に言ってるだけかもしれないが。
というか略したら意味がない気もするのだが・・・どうなのか。

・総合感想
次号から松島幸太郎先生作画の永遠の一手が連載開始!!
いやぁ、久しぶりの松島先生であります。すごく楽しみだ!!
しかしここに至るまで人物の絵が全く公開されていないとはどういうことなのか・・・気になりますなぁ。



2016年 26号


・マル勇 九ノ島さん
新人まんが賞出身の木佐貫卓先生が連載開始!!
世界に平和をもたらす『勇者』のサポートを行う支援事業会社H・S・C
ほほう。さまざまな世界を飛び回ってさまざまな世界を救おうという話ですか。壮大ですなぁ。

そんなH・S・Cに希望を持って入社しようとしているのはS-08天空世界からやってきた天人類フィオちゃん。
ほう、さすがに多元世界であるらしく、色んな世界の人が集まってくる場所が舞台のようですな。
でも地上に居る時は羽を隠す必要があるというのはどういうことなのだろうか?知られちゃいけないことでもあるのかね?

天人類の礼服は露出が多い。ほう。
天使がゆったりした服を着ているのは儀礼的なものであったということなのか・・・!?

というのはさておき、セクハラメガネこと九ノ島竜一の警告を真に受けて天人類の礼服に着替えてきてしまうフィオちゃん。
いたいけな新人が大事な入社式でこのような選択をさせられようとは・・・酷い話だ!!
いや、本当。自分が場違いな格好をしてないかは凄く気になるものなんですぜ?
念のため純人類用のスーツも持ち歩いておくべきでしたな。

それはそれとして始まる入社式。
壇上に立つのは伝説のヒーローサポーター、H・S・C営業1課の本間総一郎。ほう、これはまた出来そうな名前だ・・・!!
これまで認知度の低かったH・S・Cを『B-02世界の奇跡』で全世界に知らしめた人物であるという。ほほう・・・

1万を超える超規模魔王軍に対してただ一人戦いを続けた勇者。
無謀ともいえるその戦いをサポートしたのがこの本間総一郎であるとのこと。
うーむ。なかなかにいい話。しかしこのサポートってどのぐらいの戦力で行っていいものなのだろうか?
戦車まで持ち込んでいるように見えるけど、戦車なんか勇者の力に比べれば微々たるサポート力だったりするのだろうか?
世界は平和にするけどあくまでも勇者のサポートに徹する。考えてみると結構難しい仕事かもしれませんな。

さて、そんな本間さんから企業説明。
宇宙は大樹の型を成しており、それは一般的にユグドラシルと呼ばれているとのこと。
ほほう、ユグドラシル宇宙ですか。それはまた北欧神話的な。
そのユグドラシルの枝の一つ一つにそれぞれ独立した世界が存在するとのこと。
そしてその世界一つ一つに必ず一対の『光』と『影』。世界を救う『勇者』と世界を滅ぼす『魔王』が存在するのだそうな。
勇者が世界を救えばユグドラシルはさらに枝を延ばし世界は広がる。
しかし魔法が世界を滅ぼしたならばその世界からユグドラシルは腐り落ちていく。
ふーむ、企業的にも世界が減っていっては商売あがったりですし、サポートはしっかりしなくてはいけないところですわな。

入社する新人の中で筆記、実技ともに満点の成績を収めた美人さんことヴァル=フレイヤ
彼女曰く、最も勇者を救ったヒーローサポーター本間総一郎のいる営業1課以外に入る気はありませんとのこと。
うーむ、結果を残しているだけに堂々としたものでありますなぁ。
勇者様と直接関わる営業部は『マル勇』の華。そんな営業部は1課から3課まで存在し、それぞれ特徴が異なるらしい。

そこで、誰がどの課に入るかは今から実施する最終試験によって決定します。

ふむ。業務の適性を決める選択試験といったところでしょうか?
さすがに入社式までやっておいて入社できなくなるってことはないと思うが・・・どうなのか?

2人ずつ行われる最終試験。フィオちゃんと一緒に挑むのは同じ天人類であったフレイヤ。
そして最終試験の内容は・・・まさに選択問題。
大切な『家族』と『勇者』。もしどちらかしか救えない状況になった時、どちらを救うか。というもの。
ふうむ、いつかその選択をつきつけられることが来ないとは限りませんからねぇ。考えておくのはいいかもしれない。

勇者は世界そのものを背負う者であり考えるまでもないとばかりに『勇者』を選択するフレイヤ。
とはいえ家族を害されることに心が痛まないわけではない様子。
ふーむ。感情を律することが出来るのはサポート業務において大事なことではありますが・・・ふうむ。

フィオちゃんとしては小さい頃に出会った勇者様の手助けをするために入ったH・S・C。
そういう動機であるならば、勇者を選択するという道はありそう。なのだが・・・どちらも選ばない!
選びはしないが立ち止まることも引き返すこともなく前へ進むフィオちゃん。
どっちかを選んでしまったら自分の正義を裏切ることとなる、か。うーむ純粋なことであるが・・・辛い生き方をしそうだなぁ。

しかしその正義がどっちの人形にも矢を射らせることはなかった。それは事実である。
選択問題ではあるが所詮仮想空間での仮の質問でしかない。正解があるとは言い難い。
いや、現実にその場面でどちらかを選択したとして、それが正解だったと果たして言い切れるかどうか・・・
信念を、正義を曲げることなく全てを救えるのならばそれ以上はない。
だがそれは全てを失う可能性もあるわけでして・・・誰もが納得いくやり方はなさそうですわな。難しい問題だ。

ともあれ無事に入社はできたフィオちゃん。営業3課の課長である九ノ島さんに拾われることとなりました。
そしてフレイヤも3課に拾われることとなった様子で。ハッハッハ。

そんな3人が入社直後にいきなりの仕事。
N-08世界の勇者の状況があまり良くないのでサポートに向かいに行くそうな。ほう。
しかしその肝心の勇者は何だかダメっぽい雰囲気であるのだが・・・まあ、そういうこともありますか・・・?

いきなり困難そうな仕事に向かうこととなるフィオちゃん。
理想と現実のギャップに立ち向かうこととなるのかどうなのか。はてさて!?

・弱虫ペダル
頑張って頑張ってオーダーを完遂した坂道。
その総北に乗って箱学も先頭に追い付いた。御堂筋君としてみれば嫌な展開でありましょう。
そしてここで出てくる今泉君。その威圧感はポキ泉のものとは思えない!!
一度折れると強くなるのが今泉君の厄介なところですわな。
その特性を考えるとやたらと折りに行くのも今後は控えた方がいいんじゃなかろうか御堂筋君よ。

圧倒的不利!!
現状をそう認める御堂筋君。
今泉君のオーラもさることながら、やはり気にかけているのは箱学の様子。
登りは凄いがゴールスプリントにからめない坂道。
それに比べ、箱学はゴール前に2枚のカードを残していることになる・・・
とのことだが、悠人はゴールスプリントにからめる力があるってことなんだろうか?彼もクライマーなのに?

その疑問はさておき、まだ山岳ラインにまでは至っていない。
のこり400m。水田君の悲願まであと少し。御堂筋君にしてみれば小さなものでも彼にとっては大きかったんや!!

誰もそんなもののために闘っとらんよ、と御堂筋君。
しかしそう口にしてから気付く。今はゴール前であると同時に"山岳賞までのこり400m"であることに。

水田君のジャージを掴んで引っ張り上げる御堂筋君。無茶なことをする。
そして述べる。山岳賞を獲ってこい、と。出ろザクゥ!!と。
そんなことを言われながら送り出されているのにやっぱりオレのこと一番期待してくれたんやなと嬉しそうな水田君。
この子はどこまで行っても幸せな子でありますなぁ・・・なんか頑張ってほしい気になる。

あの程度の足ならすぐにつかまると言われる水田君。あらあら。とはいえ400mなら逃げきれないこともない様子。
その飛びだした水田君に追いつくには足を使わなければならない。ゴールまで残すはずの足を。
山岳賞がノドから手が出るほど欲しいのであれば・・・!!

追え悠人。ヤツに赤ゼッケンを渡すな

御堂筋君の撒餌に喰いついたのは葦木場。
悠人は今はゴール前であるし、カラーゼッケンに拘る必要はないはずと述べる。
確かに今足を使ったのではせっかく有利な状況、箱学の2枚のカードという状況がなくなることになる。だが・・・

オレたちは箱根学園なんだよ。オレたちは誇りを背負って闘ってるんだよ

そう述べ、自身が飛び出していく葦木場。
エースでありながら自らの足を使ってしまうとは・・・!!
ここまで全てのゼッケンを取得してきた矜持がそうさせるのだろうか?
確かにそれは誇り高い感じでありますが・・・さて正しい判断であるのかどうか。
それで2日目のゴールが獲れなかった場合はどうなるのか。
その判断をしたからにはどちらも獲るしかないわけであるが・・・さてさて、これは。注目でありますな。

・猫神じゃらし!
ネコガミさまにビビりまくる冴子さん。さんざん娘を脅かしてきた分の反動か?
しかし微妙に腹黒いというか逞しいというか。キリッではない。

しかしあっさりと態度が変わってしまう冴子さん。
まあいつまでも怖がっている理由はありませんわな。仕方ない仕方ない。

・刃牙道
武器使用可の状態で武蔵がピクルと戦う。
その話を聞かされるのは守護道・本部。
ふむ、本部にしてみればピクルであろうが武器を持った武蔵にはノーチャンスという感じでありますか。
誰が出てもダメ。剣豪武蔵には勝てんのです!

自分にも勝算があるわけではない。だがそこからは逃げられないと述べる本部。

あの時代に学ぶ者として、あの時代を追う者として、あの時代から繋ぐ者として。
宮本武蔵との対峙は避けられないわたしの責務なのです

堂々と述べる本部。
ジャックを倒したことでその言葉の持つ意味もかなりのものとなっている。
おやおや、光成もずいぶんと気に入って来たようですな・・・!!

で、その武蔵はというと・・・ビルを斬ることを考えていた
デカいにはデカいが重心は全て縦一方。
頭部の四隅、支柱を断ったなら――恐らくは頭部は肩部に落下。
肩部はその衝撃に耐えられず胸部へと落下。
胸部は腹部へと。腹部は腰部へと。腰部は脚部へと。
巨大き過ぎる自らの重量みの落下は踏み止まれず――地へ堕ちる。

てなことを夢想している武蔵。
できるといえばできるかもしれないが・・・されても困りますわな。

そんな武蔵の背後に音もなく忍び寄るのは・・・ガイア!!
後ろを取ったつもりでいたようだが、付けていたことは既に悟られていた様子。さすがにそれはね。
背後を取られたのも危険がないから、とのこと。
それだけ近付かれようとも害される恐れを抱くような相手ではないということか・・・

緊急開戦となるガイアと武蔵
しかしいきなりやられそうな雰囲気のガイア。
さてさて、師の本部に繋がるような戦いを見せられるかどうか。頑張ってほしい所であります。

・ハリガネサービス
固定した右手が痛々しい。そんな状態でコートに戻る野々原さん。
去年の大船先輩と違い、情報はオープンではあるがチームに迷惑をかける結果になったりはしないのだろうか。いや、だとしても。

これは3年の先輩達の最後の大会だ。先輩達が納得するなら、俺は何も言わねぇ!!

去年の後悔があったこともあり、すっかりと先輩達の想いを第一に考えるようになった大船先輩。
2年生の今だからこそいいのかもしれないが、最上級生になったらこの考えはどうなるんだろうか。少し心配である。

さて、コートに戻って早速狙われる野々原さん。
容赦のないことであるが、当然のことともいえる。
弾道が高く、オーバーハンドでなければ取りづらいサーブ。しかしこれを・・・胸で上げる!!
おぉ。何となくやってくれるんじゃないかとは思ったけど、本当にやるとは・・・!!
どうせなら頭でとも思ったけど、さすがに頭だと上手く上がるか分からないですしね。胸の方が弾まないけど確実ではある。

そして松方にトスを上げさせて自分でスパイクを決めようとする野々原さん。もってこおおい!!!
まったく経験のないだろう左手のスパイクを試み・・・空振り。そりゃまあ、そーよ。いくらなんでもいきなりは無理だ。

けれども再度挑戦する野々原さん。
左利きである家守先輩のスパイクフォームを見て学んだりしている。
うーむ。試合中に、しかも負けている状態でこれができるとは・・・なんとも恐ろしい人である。
そしてさらに恐ろしいのが、その姿勢によるものなのか、吸収が早い。
これが野々原さんの特徴であり長所。即ち、バレーボールが楽しくてしかたないということか。

今までできなかったプレーを、練習してできるようになるのは楽しい。
お前もそうだったんだろう

野々原さんの姿にバレーボールを楽しむことの大切さを思い出させられる下平くん。
うむ、良いですな・・・暗黒面に堕ちそうだった下平くんの心が洗われるようである。

思わず応援したくなる野々原さんの姿勢。素晴らしい。
が、着実にゲームセットは近付いている。点差のことを考えると辛い状態でありますが・・・どうなるのか。注目です。

・毎度!浦安鉄筋家族
そっち系はあかねちゃんの担当。うん、れいんちゃんの言葉は全く間違っていない!!
しかしこの空爆は・・・本当に最低だ。

・鮫島、最後の十五日
冒頭から丈影の回想。
入門前、学生時代から相撲を取っており、その実力は高校卒業前からプロに注目されるほどであったという。
そんな沖縄出身の丈影こと比嘉ライアン。へぇ、ハーフだったんだ。目が青いとは気付きませんでしたな。

禅定部屋は親方が来年で定年。
となれば現在の部屋付親方である大曲親方が禅定部屋を受け継ぐことになるとのこと。
それゆえか例年以上に張りきって人材を集めている大曲親方。
高校チャンピオンになった比嘉を連れてきたのも実績となるわけでありますな。

禅定親方は昔横綱にまでなったお人。しかしさすがに年には勝てないのか今では置物状態であるという。
ふうむ。寂しい話でありますが、年はどうにもなりませんわな。
しかしその名前は偉大であるし、大曲親方もその名を継ぐからこそ張りきっているのでしょうな。

さて、ハーフである比嘉に対しての周りの扱いは・・・ふむ。こうなってしまうか、やはり。
口では差別や偏見を悪としながら根本では別種の人間として選り分けてしまう
良くないことだと分かっているのだが・・・この問題は一口でどうこうとは言えませんな。
比嘉も日本人の父を愛し、その父の血が半分流れていることに絶対的な誇りを抱いている。
だからこそそれを選り分けするような連中の態度が気に入らないんでしょうなぁ・・・難しい問題に斬り込んできたものです。

くだらない・・・
俺がこの国の国技と言われる相撲を選択したのは、
この国で育った半分他国の血が流れる私という人間を問答無用に認めさせるため・・・
アイデンティティーを確立させるためだ・・・

取り用によっては寂しいとも前向きとも言える考え方。
それで幸せになれるというのであれば問題ないわけでありますが・・・

しかしそんな比嘉と同期に入門したのはハーフの比嘉よりも異質な存在感を放つ男。
禅定親方が独断でモンゴルから連れてきた男。この男が将来の横綱、泡影か・・・!!

モンゴル人であるはずなのに目が青い。思わずそのことについて問う比嘉。自分が今までそうされてきたことをなぞるように。

過ぎた時に意味があるの?

帰ってきた答えはまた何とも達観した感じの内容である。
ふむ、母は日本人であるのか。そして祖父はロシア人なので片目が青いと。
それどころか遡れば様々な人種の血が入っているとのこと。
ふむ、それは何というか・・・簡単に人種で括れる存在ではありませんな。
比嘉は自分と同じ境遇でありながらその涼しげな目に苛立ちを覚えたようでありますが・・・ううむ。

さて、そんな泡影であるが、実は相撲初心者。
身長はあるが細く、相撲取りに向いた体になるかどうかは分からない。
しかし禅定親方は核心めいたものがあるらしい。
これまで置物と化していたはずなのに、自ら動き、四股について指導する。

力士の四股には意味が2つある・・・1つは基本となる足腰の鍛錬・・・そしてもう1つは・・・
大地の邪気を踏み鎮め、また大地を起こし豊穣をもたらす儀礼。
四股とはもともと醜と書く・・・つまり強大な力で悪鬼を押さえつけ幸せを持たらす・・・
やってみなさい・・・

四股の持つ儀礼的な意味。
それを学んだ泡影の四股が放つ物は。よく見るただの有りふれたはずの四股に感じる異物感は・・・

そう・・・一瞬で・・・この男の、その未完成の四股に・・・魅了されていた・・・

比嘉のみならず、禅定部屋の誰もが感じるその存在感。
ううむ、横綱は入門当時から既に傑物であったということですか。
いやそれにしても・・・ちゃんと喋れたんですなぁ・・・この人・・・
でも口にする言葉は色々と達観してそうな雰囲気でコミュニケーションが難しそうな感じは見受けられる。
そんな達観した存在であるからこそ、虎城親方も潰されそうになった重圧も呑みこむことができているのだろうか?

丈影の回想ではあるが、同時に横綱の過去も見られそうな今回の回想編。なかなか興味深いことになりそうです。

・ミドリノユーグレ

少し未来の2020/7/24の話。
東京、新国立競技場は地獄絵図と化していた。
うーむ、世界中から人が来るであろう場所でなんということを・・・

この地球に生命が生まれて以来幾度となく起こってきた大変革による大量絶滅。
その度に生態系はリセットされ、進化と退化の渦(ボルテクス)の中で新たなる霊長が生まれこの星の支配者となるのだ。
そしてまさに今こそが大変革の時!!私が宣言しよう!!新世界の開幕を!!

確定していそうな恐怖の未来。
しかし今はまだそれを知らない翠ちゃんたち。
だが恐るべき計画であるビリジアン・プログラムのことは知ってしまった。
3億を超える死者、艦隊を沈める怪物。こりゃ想像以上の事実だったみたいですなぁ。ハルさん呆然。

人間を絶滅させ新たな生物を君臨させようとしているボルテクス社。イカれてるとしか言いようがない。
こうなると個人でどうこうできる問題ではない。ハルさんはガイアランドと接触を考える。
ガイアランドとはボルテクスのような裏社会での犯罪や不正をする組織を監視し、時には武力行使もする世界レベルの自警組織
どのぐらいの戦力を有しているのかは不明であるが、個人で動くよりはマシでありましょうな。

てなわけで証拠のコピーを手に入れて脱出しようとするハルさん。
しかし翠ちゃん。帰るのはここをぶっ壊してからにしようと言いだす。
ふむ、確かにここを潰せられれば少しはボルテクスの動きを鈍らせることはできるかもしれない。
それができるのは世界中で私達だけ、か。勇ましいな翠ちゃん。でもその気持ちはそういう正義感だけではない様子。

私だって捕まったらなんて考えると怖いよ。
けど、あの気色悪いバケモンにパパの敵討ちしなきゃ気が済まないんだよ!!

長く父の死の真相を知りたかった翠ちゃん。
衝撃の事実ではあるが、同時に敵に出会ったという気持ちもあるわけか。まあ、何かしなければ収まりはつきますまいわな。

さて、ボルテクスの方では機密部隊が任務を終えてのんびり帰還。
そうしたら専務から新しい任務を言い渡されてしまいました。やだー!!いいノリしてんなぁ。

ハルさんが忍び込んだことはバレている様子。
早く脱出しないと追手がかかりそうな雰囲気でありますな。

地下では静電気爆弾をバケモノに仕掛ける翠ちゃん。スイッチが入れば一つにつき約7万Vの電圧が放出されるらしい。
バケモノの弱点は電撃であるし、これだけの数があれば倒すこともできる。
そのように考えたハルさんであるが・・・どうにも見通しが甘いのは昔と変わらない感じでありますなぁ。
プラスチック爆弾まで持っていたなら合わせて使った方がよかったかもしれない。
まあ、それでも倒せたかどうかはわからないわけですが。

やらかしちゃった感じの翠ちゃんたち。さてさて復活したバケモノから逃げきれるかどうか・・・
これが少し先の未来の引き金になるって話だとつらいけど、さてさて。

・ドカベン ドリームトーナメント編
同点に追いついたところで打順は一番の真田一球に。
もう1点もやらんという池畑であるが、初球からその球を捕らえて出塁する一球さん。
うむ、この男は塁に出すと怖い男でありますからなぁ。追加点の可能性はあるか。

とはいえ二番の才蔵は一塁ライナー。
しかし三番の牛之介は出塁でツーアウト一・二塁。
この勝ち越しのチャンスに迎えるのが四番の微笑とは・・・なかなかドラマティックな流れである。
と言ってもまだ三回。ここで勝負を決める一打を打ってしまうかどうか・・・

ここはさすがに封印していた大回転で決める場面やろと甲子園。
ここまで投げていないのならもう投げられないのではないか?
そのようにも推測されますが、さてさて。
1球くらいなら投げられる。例えこの回で終わってもいいから投げろと言いだす甲子園の厳しさよ。
さて、大回転は飛びだすのかどうか・・・

・実は私は
衝突する相容れぬ想い。
この作品としては珍しいバトル展開だ!!
ああ、UFOは何で呼んだのかと思ったら武器を投下させるためだったんですね。

さて、ここで茜ちゃん登場。やっぱり未来委員長はわざと通したみたいですな。
己が己であるためには己が最も認めたくない己の姿を屈服させるしかない、か。
それは精神世界ではよくある戦いなのかもしれない。ただそれが今回は物理を伴うようになったというだけで。
確かにそう考えれば激突は必然のものであると思える。
それよりも茜ちゃんは朝陽にこう述べる。これはキサマの甘さが招いた結果でもある。
どんな結末を迎えても、一瞬たりとも目をそらすことは許さん、と。厳しいお言葉だ。だが必要なことでもある。

見届けてやれ。キサマにホレた女のその生き様。それがキサマのすべきことだ。
ただ見届けろ。それ以上のことはするな。目に焼きつけろ。心に刻み込め。決して忘れるな

うむう。やはり茜ちゃんはここぞという時に道を示してくれますなぁ。
誠実に責任を取るということはこういうことだと教えてくれる。
朝陽のこれまでの行動も決して悪かったと言えるほどではないと思うが・・・
それでも自身の責任を感じ、見届ける覚悟をする朝陽。いい男でありますよ、本当に。

さて、2人の闘いは今のところ未来委員長が優勢。
藍澤さんにしてみれば未来委員長を否定してはいるものの、そうなってしまう可能性も捨てきれないということだろうか。
そんな藍澤さんに語ってみせる未来委員長。夢を叶えるために戦わなければならない現実について。

いずれキサマも思い知るだろう。理想の前に立ちはだかる現実という壁。その高さ大きさ。
魂を・・・命を削りながら挑む日々。やつれていく心。悲鳴をあげる体。それでも変わることのない現実。
心の拠り所だった思い出は容赦なく流れる時間の前に色褪せて、ただの記録となり果てるだろう。
そしてただ一人立ち尽くすのだ。すがるように、顔も声も思い出せない黒峰朝陽の名をつぶやきながら。
それが迷いも弱さも捨てられないキサマの理想の・・・夢の結末だ・・・!!

時間の流れとは、現実とは、社会とは。
残酷なものであると分かっているだけに、そういうこともあるかと思えてしまう未来委員長の言葉。
しかしそんなものは全て言い訳であると切り捨てる藍澤さん。

・・・なるほど。確かにキサマの言う通り、私は全てを求めて全てを失うのかもしれん・・・だが、だからなんだ?
「私は頑張りました」「でも夢は叶いませんでした」「だから後悔しています」「人生をやり直したいと思います」
・・・現実逃避しているのはどちらだ・・・?

確かに辛い現実を語れば語るほどそこから逃げ出してきたのはどちらかというのが明らかになってしまいますわな。
これは未来委員長も一本取られた。動けず殴られても当然の流れだ。

そんな藍澤さんであるが、未来がそのように記憶を消してまでやり直そうと後悔するほどのものであるということに恐怖している。
だが、それでも大切な記憶を、夢を消し去るようなことはできない。

いつか私もキサマのようにどうしようもなく追いつめられるかもしれない・・・
だが・・・それでも・・・!!それでも私は私のままこの道を進む!!
キサマのように失敗して何もかも失ったとしても、それでも私は強がってみせる!!
私は恋をして良かったと!!夢見て良かったと!!
辛くとも報われなくとも意味はあったと。どんな結末で精一杯やったのなら皆に誇れる私なんだと!!

現実を前にしても後悔しない強さ。
その決心を語る藍澤さんの言葉に未来委員長は笑みを浮かべ・・・斬られる。
そうか。やはり無理のある入れ替わりなどではなく、過去の自分を強くするためにこんなことを仕掛けていたわけでありますか・・・
本当の願いは叶えられなかった自分の夢を叶えて欲しいということ。見られなかった景色を見て欲しいということ。

葉子君との約束はキミが守れ。地球と母星の架け橋となり、もう一度何のわだかまりもなく三人で笑い合ってみせろ。
頼んだぞ藍澤渚(わたし)よ

いい笑顔。とてもいい笑顔を見せて消えていく未来委員長。
そのやり方は多少強引でありましたが、藍澤さんの胸には大きく響いたようでありますな。

未来の自分から夢を託された藍澤さん。これは負けるわけにはいきますまい。
未来を知ることでどれほどの変化があるかはわからない。だからといって同じ道を歩むのは悲しすぎる。
さてさて、この先の未来がどういうものとなりますか・・・期待して待つしかありますまい。

・囚人リク
看守服を無事に手に入れたリクたち。続いての地獄島脱出作戦第二段階は『パイプスペースに潜入する』である。
作戦内容としては、集会所フロアに行かず行列を逸れて廊下にあるパイプスペースに潜り込むというもの。
そのパイプをつたって一気にトンネルエリアまで下降し、障壁である土砂山をまたぎ、ずり出しまで辿り着くのが作戦第二段階となる。

そして第三段階。ずり出しの縦穴を利用し地上まで登る。
ずり出しの出口付近には必ず車があるはずだ。それに乗り込む。

第二段階が成功する前に語られる第三段階。何だか不安な気がするのう。
ともあれ車の件についてであるがどうだろうか。情報のみで目撃したわけではないようだが、まあここは大丈夫でしょう。
無駄を嫌う鬼道院の性格を考えれば、毎朝すぐに土砂の運搬を開始できるようにずり出し場のすぐ側に駐車してるというのも頷ける。

ずり出し場出口の車・・・先に到着した方はいったんその中に乗り込み潜んでおく。そこが合流ポイントだ。

何も問題なければここでレノマさんと合流できるわけですな。
レノマさんも光さんの手引きがあるとはいえ順風満帆に行くかどうかは分からない・・・怖いですな。

そしてそこまで上手く行けば残るは最終の第四段階。
手に入れた車で強引に地獄島内のいくつかあるであろうゲートを突破する
うーむ、さすがにこの部分は力技にする他ありませんか。下調べ出来るような場所でもないでしょうしねぇ。
とはいえさすがに地獄島の警備もその辺りまで来られるはずがないと思って緩いのではないだろうか。
極楽島とは違い場所も秘匿されているので外部からの警戒はそれほどしてないでしょうしね。

それに地獄島から出さえすればレノマさんのダブルドラゴンクロスと連携することもできる。
神木さんには何か策もあった感じですし、そこまで行ければ何とかなりそうな気がしますな。

これらの行動をすべて・・・一方で行われている集会が終わるまでに完遂させたい。

確かにそっちに看守や奴隷がいる間に終わらせたいですわな。
この脱出は時間との戦いか・・・緊張する話でありますな・・・

タイムリミットは集会が終わるおよそ1時間15分後。9時30分。その時、俺たちは自由だ

さてさて、そう上手くことが運びますかどうか・・・まずは一つずつ作戦を完遂させませんとな。

というわけで、パイプスペースの側まで来たところで行列から外れるリクたち。
天野が看守に化けているので奴隷を叱責している看守がいるだけと思わせることができるわけだ。
行進の最後尾が通過した直後にパイプスペースに入り込めば良い。そのように考えたわけである・・・が。

あ・・・開かねぇんだよ・・・もしかして・・・マスターキーっつってもフロアごとに違うものなのかも・・・

最終段階どころかいきなりの躓き。これはイカン。
しかもつけヒゲがズレたことを他の看守に見とがめられる天野。ってそれ史郎さんの眉毛だったんかい!!
いや、確かに言われてみれば変な形のヒゲだとは思いましたけどもさ。
というか眉毛はそんな風に付け替えたりできるものなのか?どうなっているのだ!?

そんな困惑をしている間に救いの神こと原田看守登場。これは助かった!!
しかしここで何やら不穏な発言をする原田看守。さてこれはどういうことだろうか?
痛い目にあわせてやる!パイプスペースに叩き込んでやる!とかそういう流れだろうか?
まあ、他の看守がいる以上は何らかの芝居である可能性は高そうですが・・・はてさて。

・吸血鬼すぐ死ぬ
オータムの景品だし死のゲームを混ぜるのもよくあることさ!
まあ、立ち位置的には最初だけ驚かすドッキリ系の存在みたいになっちゃってますけどね。
1時間でクリアまでいけるとはなかなか今の時代に適したいいゲームである。

一瞬にして怖いはずの存在が可愛い感じになってしまうのはこの作品ならではか。
しかしクソゲーを目指して頑張ろうというのは何というか、何というか。
でもやっぱり最初から目指すよりも何故かクソゲーになる方がクソ度は高そうな気もするのよね。

伝説のクソゲーであるクエストオブソウルゲート。
クリアできないからクソなわけでと述べているが、クエストさんは例えクリアできてもクソだったと思いますよ。さすがに。

それにしても死のゲームくんはどうやってプレイヤーの血を吸うつもりなのだろうか。
退治人じゃなくても物理的に破壊できてしまうその脆さは致命的に過ぎる・・・!!

いやあ、世にクソゲーは色々とありますが、個人的には操作性が悪いのが厳しいですなぁ。
理不尽系はやっててクルものがあるけど後々にネタにできるという考えもなくはなく・・・単調で長いのが一番厳しいかな?

・少年ラケット
桃田西中との練習試合団体戦決着!!
激戦でありましたが、見事に森原が勝利を手にすることとなりました。
いやいや、学ぶことの多い、いい練習試合でありましたなぁ。

さて、試合後にビリーからイチロー君に質問。最後のサーブがなぜバックに来ると分かったのか。
その答えはサーブの本数とクセ。あの混戦の中でちゃんと数を記憶しデータにしていたイチロー君の凄さよ。
これは聞かされる方はまいったと言うより他ありますまい。まあ、クセが分かったのはいいことかもしれませんけどね。

そして記憶喪失だったことも暴露するイチロー君。
今回の試合のおかげで自分の戦型が見出せたのかもしれませんな。それはやはり過去の自分の戦型なのでありましょうか。

ここでビリー。名前に惹かれてつい買ってしまったという"反転式"ラケットを見せてくれる。
『ハッドロウリボルバー』なるほど。銃からみでありますな。
このリボルバーをイチロー君に譲ると。ほう!
そしてその代わりに約束する。春季大会までにもっと強くなることを。うーむ、爽やかな約束ですなぁ・・・!!
約束と交換に物を得るイチロー君。これもまた人徳であろうか。

団体戦の後は個人戦。団体戦に出れなかった選手も早い者勝ちで出ることができる。
選手数の少ない桃田西の方はマッチングが大変そうですなぁ。

まあその前にお弁当タイムになるわけですが。まりん君は弁当作りスキルもあるのか・・・にゃっそりーん。
中学生らしくわいわいと賑やかなお弁当タイム。いい雰囲気ですな。

ビリーに触発されてちびっこ呼ばわりから名前呼びになる轟木先輩と城島先輩。こういう変化も面白いものです。フフフ。

さて、個人戦。であるが、さすがにここはダイジェストで流す様子。
団体戦で大分回数使いましたし、これは仕方のないことか。
しかし星流れとはまた・・・ヒロさんが興味持って覚え出したらどうしましょう。

そのヒロさん、今回の練習試合の成果をセイさんに報告。
うーむ、何となく指導者が複数いるせいか指導が足りてない問題が出ている感じですかな?
ここから特訓期間に入りそうであるが、その辺りは解消できるのだろうか。

それはそうと、相変わらずのホームズ。そのホームズにイチロー君のことを聞こうとするヒロさん
確かに失った過去のことを聞きだすことができれば有用かもしれませんが・・・はてさて、何を聞かされることとなるのか。怖い怖い。

・Gメン
連続で行われる脱衣肝田表紙。その格好で抱き合うのはちょっと!

それはさておき勝太。随分といい雰囲気を作っている。
これはいけるかと告白にまで行きそうな感じ・・・だったのだが、まさかの子供による妨害。
まあこれも理子ちゃんの反応を探るにはいい割り込みだったのかもしれない。

勝太とカップル扱いされた理子ちゃんであるが、反応は悪くない。
そこで勝太。この子供達を使い子供好きアピールを行って好感度のアップを狙う
うむ、石橋をたたくのはいいことであると思うが・・・墓穴を掘ることになりそうな気がしていかんな。

案の定、ノックをしている勝太の姿を見たせいか、部活のことを思い出す理子ちゃん。
ふむ、ケガした後治療が済んでもレギュラーから外されたままであると。
部員とのトラブルとかそういう感じではないみたいだが、レギュラーから外されたのがショックの様子ですな。
居場所をなくしてしまった。そう思ってしまっている様子。おやおや。

さて、子供達と触れ合う勝太。
下手であるならば毎日練習する。そうすれば今日より明日上手くなっている。
相手も練習しているならそれ以上に練習すればいつか抜けるかもしれないと述べる。
ふーむ。正論と言えば正論ですな。まあ才能の差ってのはもちろんありましょうが、大抵の相手なら努力でどうにかなりますわな。

いいこと言った勝太。理子ちゃんの琴線に触れることが出来た様子。
その結果、目が覚めて練習に戻ることにした理子ちゃん。おやおや。
いい影響を与えることが出来たのはよかったのですが・・・ハッハッハ。結局こうなるか!!

そして春休み。しっかり練習してレギュラーに返り咲いた様子の理子ちゃん。良かった良かった。
勝太にも感謝している・・・ようなのだが、この先恋人としての発展は見込めないのだろうか?
勝太は諦めてしまっているのか、結局付き合うことはなかったようですが・・・うーむ。惜しい。

結局彼女を作ることなく高校1年を終えることとなった勝太
これだけ積極的に機会を求め、実際に何人にも出会っているのに実らないというのは何ともなぁ・・・ドンマイやで勝太。
来年は更なる出会いがあるのだろうか。過去の子らの再登場もあるのだろうか。期待したいところです。

・AIの遺電子
ヒューマノイドも人間のように頭を強く打って障害を抱えることがあるらしい。
人間の頭蓋骨以上に頑丈に出来そうなものであるが、それでもこういうことは起きる物なのでしょうかね。

傷ついた回路に響いたのが孫娘の歌。これはなんともロマンチックな話である。
TVとしては美談として話題にしたい話でありますわな。
しかしこれをそのように扱っていいものかと投げかけるのがヒューマノイドライツジャパンの人間。
超AIによる治療を行えば治るのに治さないのはいかがなものか、と。ふーむ・・・

須藤先生の手にかかれば超AIを使わなくても修繕は可能な様子。
しかし家族はあまり気が乗らない様子。
ふむ、せっかくの孫娘さんが有名になったのにその元となった美談がなくなっては困ると?

どんな事情があるにせよ、満足に治療を受けさせないのは人権の侵害である
ふむ、確かにそういう話を持ちだしてこられると何とも言い返せないものがありますな。
しかしその事情というものをロクに知らない、知ろうとしない人間がそんなことを言っていいものかどうか。

教育熱心で、孫娘の歌に耳を傾けるが暴力も辞さない男。
前の状態であれば少なくとも暴れられることはなかったわけであるが・・・

個人のためには満足な治療を受けさせるのはいいことなのかもしれない。
が、それによって起きる問題はどうなるのか。ただ盲目的に治療を行うことが果たして皆の幸せに繋がるのか?
これは本当に単一の答えが出るようなものではないのかもしれませんな。
誰もが幸せに。それが第一でありますが・・・難しい。難しい。

・放課後ウィザード倶楽部
電子機器に溢れた現在。那由多が触れないものの多いこと多いこと。PCは本当に勘弁願いたい!
しかしこれだと携帯電話も持てないのではなかろうか。

それはそうと失職中の父親。大変ですなぁ。
そんな中でも頑張って就活をし、息子には遊ぶのならちゃんと遊んでおけと述べる。いい父親だ。
子供の頃の経験は何であれ財産ですからねぇ。漫然と過ごすことのないようにして欲しいものです。
とはいえまさか夢の世界で魔法修行しているとは父親も思いもよらないでしょうが。

現実の世界での魔法の使用。果たしてこれは・・・?使えるのだとしたら大変な話でありますが・・・

それはさておき、夢の中で天使の寝顔を観察する高校生男子たち。コラ。
健全といえば健全かもしれないが、紳士的によろしくない。

さて、魔法の修行を行っているニトリたちであるが、その後遺症で疲れが体に残るらしい。
ふうむ、やはり代償なしに魔法を扱うことはできないわけでありますか。
精神的に疲労するということだろうか?魔術師になるのも大変だ。

てなわけで修行を休みにして温泉にでも行かないかとの誘い。
魔法の疲れには温泉でゆったりするのが一番、か。何だかオッサンくさい話でありますなぁ。
そこでリリィちゃんも来るのかと気にするサンチョもオッサンくさいというか青いというか。
何だか妙なことで盛り上がってきてしまっておりますな。しょうのない男たちよ!

混浴の夢のために俺の力の全てを使うと宣言するシモンさんは男らしい。のか?
まあ、やる気に溢れているってのはいいことであるのかもしれない。のか?
色々と疑問に思いつつ男たちの冒険が始まる・・・のだ!

というか水着って夢の世界に持ち込めないのだろうか?ニトリの携帯電話みたいに。
その辺りのルールはよく分かりませんな。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
通風孔を抜けてディルクのいた部屋に辿り着くクレア。
ドアロックの解除にも成功したし任務完了。
と思ったら未確認のB.O.W.という新たな脅威。これはまた気の抜けない・・・

しかもローラの感染が明白に。
うーむ、粘液接触だけで感染するってのは厳しいですわなぁ。本当、そんな!だわ。

さて、ここでモリオ襲来。
どうやら未確認のB.O.W.の正体はコイツだったみたいですな。
強いヤツを狙うようにプログラムされている以上、狙いはスクリュー野郎。
うむ、これはいい感じに喰い合ってくれそうな流れになってきましたな!!

ローラのことはヤバイが取りあえず危機は脱出できた。
これでどうにか一息つける・・・といいのですが、さてさて。

・正義の殺人鬼
鬼と人間の殺しきることのできない世界。面白い話ですな。
まあ、死なせず長くいたぶるための世界であるから面白いだけで済ませるわけにはいかんでしょうけども。

20人以上はいる殺人鬼。でも弱い奴らばかりだった様子。
まあ、殺人鬼もピンキリって話でしょうな。そして思いっきりキリ側のNo2登場。おやおや。
確かにそんなエライ奴が本部から一番遠くにいたらビビルわな。嫌な性格だ。

相変わらず厄介な体質のヴォイス。起きたら今度はどんな姿になるのやら。
と思ったら梅美ちゃんの方が大幅な変化を起こしていました。何とまぁ!!
特徴的なおっぺぇがよもやこんなことに・・・いや、ひょっとしてこれで予言通りという話なのか?

・恋愛菌糸きのたけさん
学校帰りの寄り道と言ったら山。何でだ。浪費はしないし山菜も得られるかもしれないけどさ。
しかし鳴海先輩、色々とアレな人だけどお金は持っていそうですなぁ。いやそれでねらい目になるってことはなかろうが。

山に入るには体力を万全に整えた状態で行きましょうってことですわな。教訓!!

・錻力のアーチスト
9回裏。ランナー2人おいて2点差。ここで四番の登場と盛り上がる場面。
一発出ればサヨナラ。さてさてどのような結果となりますか・・・!!

歩かされる可能性も投手が変わる可能性も低い。となればもう真っ向対決しかない。
蛮堂曰く、好打者を相手にすれば自ずと燃え上がるのが投手であるとのこと。
燃え上がり方は個人差がありましょうが、背番号1を背負うエースならそのくらいじゃないとですわな。
って蛮堂今頃到着か。まあ確かにどっちが勝つのも負けるのも見たくないという気持ちは分からんでもないが・・・
山脇くんたちは本当に押したり引きずったりして運んできたのでありましょうか。

エースとして、王者として力を示す。
穂村の、港南の意見は一致している。とにかく押さえるということだ。
その決意によるものか、雨が上がり光が差し込んでくる。単に蛮堂が来たから晴れただけ、かどうかは定かではない!

さておき、ここが最後の対決と思われる場面である。
一発出ればサヨナラ、甲子園行きが決まる打席に興奮している弐織。

クソ天然・・・クソ生意気なだけの野郎かと思ったが、お前がいなきゃここまで来られなかっただろうからな・・・大したもんだぜ。
・・・兄キ。神奈川最強の打者としてずっと前を走り続けてくれてありがとうよ。
その背中に追いつくために今までやってきたんだ。今日・・・今ここで、超える!!

高まる意識。穂村もこの相手には全球勝負球で挑む様子。
両ヒザを斬り裂くようなインローの厳しいストレート。
筋肉が多く、内角は打ちづらい弐織には厳しい球かもしれない。が。

小細工無しの真っ向勝負なら、負けねえ。全員、耳塞いどけ。
最強は、俺だ!!

お得意の脱衣で捕えたボール。派手に轟音を響かせた打球の行方は・・・!?
次回、錻力のアーチスト最終回!!甲子園には行くことができるのかどうか。注目です。

・木曜日のフルット
居場所を求めてさすらうのは人も動物も同じであるか。
なんとか定住の地を求めたいところでありますがねぇ。楽に生きれるのならそれが一番。

・総合感想
電子書籍でヒットしているというGメン。ここで次号まさかの巻頭カラー!!
いやあ、どこで流行るか分からないものですなぁ。嬉しいことです。
他の作品も色々な媒体で読まれるようになると嬉しいですな。



2016年 25号


・弱虫ペダル
連載400回記念!!主人公の坂道の名前をタイトルに坂道が活躍する!!

山頂まで残り1400m。開いた距離差を一気に詰め寄るサカミチィ。
こりゃ追われている方としてはたまりませんなぁ。
昔みたいに笑顔で迫ってくるという類の怖さではなく、凄い圧力で迫ってくる怖さだ。
その圧力に気付きもせず、目の前の山岳賞の栄光に酔いしれている水田君はある意味大物。

とはいえ御堂筋君評では、もう水田君はオーバーヒート寸前であるとのこと。
でもギリギリまでだましだまし使うために再びおだてあげることにする。
山頂にはキミの山岳賞を獲る姿を見に大勢の人が来とるよ・・・と。
こんな一言を真に受けて頑張っちゃうから水田君は本当にさ・・・実は褒めたらどこまでも伸びる子なんじゃなかろうか。

さて、坂道の速さに驚き戸惑っている悠人。
最初の山で勝負した時よりも確実に速く走っている。その事実が信じられない様子。

いるのか、そんなの。自分のプライドのための「勝負」の時より――頼まれた時の方が速いヤツなんて!!

実際に目の前に現れるまでは信じられなかった存在。
大勢存在する箱根学園の部員にはそういう存在はいなかったんでしょうなぁ。

オレは「山王」と勝負したくってこのインターハイにのぞんだ。
超えれると思った――
超えたと思った――
超えなきゃなんないんだオレは。オレは新開悠人だから!!新開隼人じゃないから!!

おっと、ここに来てようやく兄への意識を表面に出して来ましたね?
これまでは兄のことはまるで深く意識してないかのような態度を取ってきた悠人であるが・・・やはり思う所はありましたか。
同じスプリンターではなくクライマーになったのも脚質以外に理由があったりするのだろうか。気になるところですな。

飄々とした感じから一気に一年生らしい精神の未熟さを見せる悠人。
その悠人の背中を叩き気を入れ直させる葦木場は逆に上級生らしい毅然さが見えています。やる時はやる子ですなぁ。

先頭を追う総北の後ろについていく箱学。
山頂まであと1km。先頭との距離差はどんどんと縮まっていく。
このままいけばいつ追い抜かされるか分からない。いい感じですな。
その坂道の追い上げに湧く観客。やっぱりゼッケン1番が活躍する姿というのは特別なものがある様子。
そう、このゼッケン1番こそ去年の最後の登りを制し千葉の総北を優勝に連れて行った男――

小野田坂道だ!!

観客の声援を受け、エースを運ぶという役目を果たすために走る坂道。
しかしその胸にある想いはその役目を果たすことだけではない。

見ててくれますか巻島さん。日本に来てると金城さんからききました。
もし、どこかで見てて――いえ・・・あとでニュースとかで読んで頂いて。
ボクら総北ががんばってるって知ってくれたらそれで。ボクは、嬉しいです

ただ頑張ってる姿を知ってもらいたい。それは素朴ではあるが純粋な願い。
だけどそれを知ってもらうためには本当に頑張らなければならない。
そういった想いが自分のプライドのためだけの走りよりも速い走りを生む。ということでしょうか。
巻島さんにはちゃんと届いてますよ、その頑張り。走りは・・・

そしてついに山頂までのこり500mのところで先頭に追い付いてしまう坂道。
鳴子が引き留めてくれていたおかげもありますが、ちゃんと追いついて見せる辺りさすがのものでありますなぁ。
さて、ここからゴール争いとなるのか、それともまずは山頂争いとなるのか。
エースはギリギリまで温存したいでしょうし、各校下りに入るまではエースは前に出ないかもしれない。
坂道が山岳を獲る可能性もあるがどうするのか。水田君がもしやの逃げ切り山岳賞の可能性は完全に消えた・・・か?注目です。

・刃牙道
久しぶりに帯刀する愛刀。
となれば次に行うのはそう、試し斬りである。
こういう見世物は大好きな御老公。強者の装いをしたマネキンを複数用意して来ました。

巻き藁。武蔵の時代にはまだないモノでしたか。
本当に人を斬るわけにもいかない時代。なれば少しでもそれに近いものを代用品にするしかない。
青竹に畳表を巻きつけ縄で巻き固める。これで耐久力は人の頸椎に匹敵するようになるという。

そんな巻き藁を撫でるように斜めに切り裂いてしまう武蔵と金重。どういう切れ味じゃ・・・!?
さらに始まる武蔵の試し斬り劇場。ダンッ!!

踏み込みで機動隊のマネキンを宙に浮かせる武蔵。
そして持っている盾ごと空中で唐竹割。見事な真っ二つにございます・・・!!

自衛官のマネキンは両の腕もろとも上下に寸断。
警察官に至っては前後の縦割りという配分の難しそうな斬り方をみせる。
そして最後に残った一番防御力の低いスーツのマネキンに対してはのど元に突き――
を行ってから刃の向きを変えて上下に切り裂き、更には仕上げとばかりに両腕ごと両断。
ううーむ・・・やりたい放題でありますなぁ!!

ついでに光成の首もイメージで斬り落としたりする武蔵。
実際の人斬りもイメージでの人斬りも自由自在とは・・・やっぱりやりたい放題な人ですなぁ・・・!!

ヤバイ人の腰にヤバイ刀が
この切れ味、果たしてピクルの肉体は受け止めきれるのか?
腕や足ぐらいなら綺麗に斬れれば独歩のように繋げることも可能であるかもしれないが・・・いやあ、危険ですなぁ。

・猫神じゃらし!
そりゃあ猫ですもの。水は怖いさ。でも美味しい魚があれば怖さも薄らぐ。単純!!

しかし雪子ちゃんの睡魔はなんだか怖いな。
海だからまだマシだったが道路を歩いている最中に眠くなったりしたらどうするのだろうか。
どこでも危ないという言葉が本当に危なさそうで怖い。

・ハリガネサービス
闇へと堕ちていきそうな勢いの下平くん。
その下平くんを止めるためにタイムアウトを取る山縣先生。
タイムアウト中でも雲類鷲君の嫌がるプレーを考えている下平くんの様子を見ていると正解だったと思わざるを得ませんわな。
そんな下平くんに山縣先生から一言。

バレーボールを楽しんでいるか?

これはなかなか根本的な問いかけに来ましたね。
説教などではなく問いかけ。それにより呼び起こされるのは下平くん自身の自己への問いかけ。
竜泉戦の時は本当にバレーボールが楽しかったのに、今は何をやっているのか・・・

僕はサーブを使って雲類鷲君を否定しようとしてるのか?

タイムアウトが終わっても下平くんの自分への問いかけは続く。
どうしてこんなに雲類鷲君のことが許せないのか。人を傷つけてそのことに気づいてもいない相手だからだろうか。
そのことを考えるといきなりフラッシュバックするのは過去のこと。
これは・・・!?久しぶりに登場の扇くんのようですが、何かあったのでしょうか?下平くんの過去も謎が多いなぁ。

過去のことは興味深いけど、今はとにかく試合に集中。
しかしいつものようにハリガネがイメージできない
ははぁ、そういえばさっきハリガネを引きちぎってしまってましたね。え、それで駄目になるのか!?
一体下平くんのハリガネとは何なのか・・・
気にはなるけど、今は試合中。それどころではなく・・・時間切れで反則となってしまう。あらあら。

デュレイ・イン・サービス。審判が笛を吹いてから8秒以内にサーブを打たないといけないとのこと。
通常はそこまで時間をかけることはないのでしょうが・・・やってしまいましたなぁ。

何やってんだ僕は。最低だ

後悔する下平くん。うーむ、辛い状態ですな。
しかし松方の言う通り、このまま続けていたら試合には勝てても下平くんがどうなっていたかは分からない。
というか引きちぎったハリガネは闇堕ちした下平くんの場合どうなるのだろうか?闇に染まったハリガネになったりするのだろうか。

それはさておき、逆転の機会を逸した豊瀬。王葉の勢いを止められない。
このままでは三年生にとって最後の大会が終わってしまう・・・

そんな窮地に笑顔で現れるのは野々原さん。
戻って早々、監督に俺を試合に出してくださいと述べる。まだ左手が残ってます、と。

なんだか今ワクワクしてるんです。
だってこれまで右手でしかバレーしてこなかったから。左手でやるバレーってどんな感じか知らないんです。
体の向きが逆なら見える景色も変わる。右じゃ思いつかなかったようなプレーも発見できるかもしれない。
この左手の先には今まで知らなかったバレーの世界が広がってる
それが見てみたくてウズウズが抑えられそうにありません!

曇りの無い笑顔でそのようなことを言いだす野々原さん。
普通に考えたらそんなの無茶な話と思えるのだが・・・
ここでの野々原さんの投入。これは一体どのような展開が待っているのか。うーむ、気になるところでありますな・・・!!

・毎度!浦安鉄筋家族
足裏マッサージも体調改善に良い時は気持ち良かったりするらしいですねぇ。
しかしこれは・・・加減を知れ!!

・囚人リク
命の選抜まで残り6日。本日は地獄島脱出決行日!!
薪に臥し、肝を嘗め。臥薪嘗胆の日々を耐えた男たちの決起の時である。

決起を前に男たちの胸には様々な思いがよぎっている。
シャバに出て1日でも早く友寿司を復活させたい史郎さん。
病気の母親に必ず会いに行くと再度誓う松尾。一度は死んで母を待つなんて考えてしまったこともありましたな・・・
そして何が何でも生きるという決意をした天野。
その生きる目的はまだ見つからないようだが、それはレノマさんの下で見つけていくしかありますまい。
今はとにかく何が何でも生きる。生きてシャバに出るそれが大事である。

考えうる全てのことは考え尽くした。できうる全てのことはやり尽くした。
後は・・・実現させるのみ!

力強い眼差しの田中一郎。いや、やはり田中一郎にも不安の色は見える。
極楽島の時とは違い地図や見取り図があるわけではなく、脱出ルートのほぼ全てが下見なしのぶっつけ本番。
若者たちの命運を担う作戦を任されている身としては不安でたまらないでしょうなぁ・・・
そんな田中一郎に声をかける周龍。そんな不安はとっくに百も承知であると。

皆それぞれもあんたと同じくだ。あるひとつに共感し信じた・・・そんだけのこった。
行こうぜ、この男が目指す明日によ!

かつて極楽島では田中一郎に対し、皆の命がかかっているのだから必死に考えろと迫った周龍。
それが今ではこのような声をかける側に回っている。人も変わっていくものでありますな・・・

それぞれが抱く決意。それを抱けるようになったのもこの男が諦めずに明日を見てくれたからである。
頼れるリーダー、栗田陸。
そのリクが倒れた状態から、いざ脱出開始!!って・・・怖いよコレ!!
扉を開けたら子供が1人ヤバイ様子で倒れていた。こりゃあ看守も戸惑いますわ。無警戒に踏み込んじゃいますわ。

体型は中背やせ型。パターン天野

リクの合図と共に扉の脇に控えていた史郎さんたちが看守を取り押さえ、失神させる。
そして急いで看守の服に着替える天野。どうにか他の看守が来るまでに成り済ますことが出来た様子。ヨッシャアアアア!!

作戦の第一段階に成功した脱獄組。
"看守1人に連行されているただの5人の奴隷"という構図は出来上がった。
この状態で続いては集会所フロア廊下の途中にあるパイプスペースに潜り込むこととなる。
ふむ、出だしは好調な感じでありますが・・・まだまだ難関は目白押しな感じでありますな。
早い段階で躓くことのないよう祈りたいところです。

・吸血鬼すぐ死ぬ
メイデンが複数あっても問題なく持ち運びできるフクマさん。さすが。

準備運動だけで負傷者が続出するオータム社内大運動会
新入社員と作家の顔合わせか・・・他の作家も何人か巻き込まれたりしてるんだろうか。

どうにか生き残るための算段をするロナルド君。
心配しなくてもさすがのフクマさんも競技で殺しにかかったりはしないでしょう。社外の人間は。
まあ、そもそも競技自体が命にかかわるものなのでアレですが。
情けなくても命は大事。であるにもかかわらず期待される自分を不甲斐ないと思ってしまうロナルド君は難儀な子である。

相変わらずクトゥルフネタが好きなご様子。窓に!窓に!!

フクマさん以外の社員もさすがに武闘派らしく逞しい人がいる様子。でも敵わない様子。タハー。
まあ生き残れてよかったと思うことにしましょう。サンズちゃんは無鉄砲というか何というか・・・元気だなぁ!!

・鮫島、最後の十五日
ずっと知りたかった・・・アナタは何を見ようとしていたのか・・・
今年の初場所・・・今の連勝が始まる前の最後の敗北・・・
そしてあの一戦で、アナタは確かに何かが見えたんだ・・・
あの時アナタの目に何が映っていたのか・・・私はそれを知りたい・・・

八日目の鯉太郎の相手である丈影の述懐。
ふうむ、無敵と思われた横綱でもやはり負ける時はあったわけですな。それは当然か。
その取組がどのようなものだったのか。その取組によって泡影の取組に変化が生じたのか。気になるところです。

さて、その横綱・泡影に本日の結びで挑むことになる白水さん。
支度部屋で石のように固まっております。ハウッ!
昔とは比べられないほど立派になったけど、こういうところはやっぱり白水さんですなぁ。
まあ、結びの一番のプレッシャーは相当なものであるし、仕方がないか。

客の、いや日本中の目が集中する結びの一番。
そんなプレッシャーのかかる状況で目の前にはあの横綱。そりゃ緊張も普段の倍になろうというものである。
小結まで上がっている白水さんは既に何回か泡影との対戦経験があるんですかな?
どうやら自分が何をしたかは緊張で覚えていないみたいですが・・・

緊張ってのはよく分からねーけど、白水さんが言うんならスゲーんだろーなー・・・

そんな白水さんの言葉にそんな感想を述べる鯉太郎。
土俵に上がる前に緊張したり怖くなったりという感情を抱いたことはないらしい。

俺はいつも早く相撲が取りてーってことしかねーけどなー・・・

そう笑顔で述べる鯉太郎。いやはや、この男はこれだから。頼もしくもあるし、危うくもある。
まあ、鯉太郎は前相撲の段階から観客の目に晒されてましたしねぇ。
その後もマスコミの攻勢で世間の厳しい目にも晒されてますし、そういうのには慣れているのかもしれない。
いや、これは純粋に相撲を愛する気持ちのなせる業であるか・・・
というのはさておいて。照れる鯉太郎が可愛くて仕方がないのでありますがコノヤロウ。

ところ変わって東の支度部屋。ここはピリピリした空気が漂っている。
というのもここには横綱が。連勝記録のかかった大事な一番を控えた横綱がいるのだ・・・!!
まあ、泡影自身はそれでそこまでピリついたりはしないかもしれないが、周りの者たちの、禅定部屋の力士たちの緊張は高かろう。
その禅定部屋の力士である丈影。その対面に座り、今場所で俺が横綱を喰ってやると述べるのは・・・王虎!!
ふむ、どうやら既に王虎も何度か泡影に挑み、跳ね返され続けているようですなぁ。
しかし平幕力士の感情の爆発にも理解を示すようになっているとは・・・落ち着いた感じになってるようで何よりです。

しかしそんな王虎に対し、横綱には誰も勝てないと言いだす丈影。

横綱・泡影を倒せるとしたら、私だけですから・・・

さらりとそのようなことを言って見せる丈影。ほほう、言うではありませんか。
同部屋である以上、土俵でそれを証明するのは難しい。
が、そのような言葉が出る以上、丈影の泡影に対する気持ちというのは単純なものではないみたいですな。

それはそうと、王虎である。
今日の相手である鯉太郎に勝てたらその大ボラも耳に入れてやるとのこと。
おやおや、虎城親方に続き、王虎もすっかり鯉太郎を評価するようになっているようで・・・おやおや。
狂える虎と評されていた頃が嘘のようである。これならば虎城親方も安心して見守ることが出来ているでありましょう・・・

さて、ここで日刊トップの山崎さんが登場。今では記者ではなくデスクになっているという。ほほう!

懐かしい顔も現れての八日目。
楽しみな取組となりそうですが、さてさてどうなりますか!

・ドカベン ドリームトーナメント編
親友の一球さんへの恩返しのために張りきる九郎さん。ゴ九郎さん。
かするだけでも何かが起こせそうな怪力の持ち主ではある。

その怪力で放り投げたバットが銀傘の上へと飛んでいく。わー。
これはこれでファンを驚かすドリームな行為でありますわな。

あのバットパフォーマンスをやれるとしたら岩鬼しかいないとの評価。
まあ岩鬼も高校生時代にバットを投げてバックスクリーンに直撃させたりしてますからなぁ。
方向さえ変えれば銀傘の上に飛ばすくらいはできましょう。

というのはさておき、まさかのまぐれ当たりか、九郎さんの打球はレフトスタンドに。
一球さんもビックリのこの一打。いやはや、見事な恩返しでありますなぁ。

続くはその恩返しを受けた一球さん。
さて忍者野球の神髄を見せてくるのかどうか。注目です。

・AIの遺電子
ボロっちいお店が好きかどうか。初見の入りやすさはさておき、馴染めば落ち着けるところがいいですわな。
できれば食事は一人で静かに救われた感じで・・・

須藤先生がそういうタイプかは知らないが、とにかくいきつけの中華そば屋がある。
ここの大将もヒューマノイドでありますか。1話の人と同じかと思いきや少し違う感じに見える。

さて、そのヒューマノイドの大将。どうやら舌がバカになってきているらしい。
まあ人間であってもヒューマノイドであっても老朽化は深刻な問題ですわなぁ。
しかし人間が手術や移植で悪くなった部分の治療をするようにヒューマノイドもボディの交換を行うことはできる。
同じものを手に入れれば元の舌になる・・・のだが大将、もっとより繊細に味が分かる舌が欲しいと言いだす。おやおや。

希望通り「いい舌」にしたところ、味の深みが分かるようになったらしく、店の味もそれに伴って変化した様子。あらあら。
上品な味のラーメンか・・・女性人気は出そうな感じでありますが・・・

人の味の好みは千差万別。特に昔から濃い味付けに慣れてきた人にとっては上品な味は馴染みにくい。
店の方だけではなく客の方にも舌が求められるってのは高級料理店の世界に留めてもらいたいものであります。

昔の味に「居場所」を感じていた馴染みの客たち。
その客たちのために昔の味のラーメンを作ってくれる大将。おぉ。
頑固なタイプだと新しく変えた方に執着してしまいそうなものでありますが・・・この大将、いい心を持っていらっしゃる。
そういう心の籠ったラーメンを出すからこそ、馴染みの客も多くなるのでしょうか。いい話だ。いやいい話だ・・・

・実は私は
意を決し、満を持し。朝陽のもとへと向かう藍澤さん。
そのお膳立てを行ってくれる茜ちゃん。何人にも邪魔されない朝陽と向き合うにふさわしい場所を用意してくれたとのこと。
気の利く話でありますなぁ。もちろん報酬は報酬で有難く頂くつもりだろうが、やはり茜ちゃんはいい教育者だ。

――この地球で過ごした3年間。それは・・・キミと過ごした日々でもある。
初めて私に恋をしてくれた人。初めて友達になってくれた人。そして初めて恋をした人。
初めて知った迷い。キミの胸の温かさ、キミが離れていく切なさ。どうしても答えが出せない己の弱さ。もがき続けた3年間。
・・・今、私が進もうとしている道。それが正しいかはわからない。
だがそれでも私は・・・私の理想を目指す!!

今も迷いが完全になくなったわけではないのだろうが、それでも一歩を踏み出そうとする藍澤さん。いい覚悟だ。
そしてこの場面。このシチュエーション。藍澤さん本体が大きくなり、南の島のような海岸。
ふうむ、藍澤さんが勇気を出した場所を再現したわけでありますか。茜ちゃんも粋なことをする。

が、そんな場所に登場するのは未来委員長。
おや茜ちゃんってば何人にも邪魔させないと言っておきながら・・・!!
いやでもこうも言ってたか。己に向き合えと。そういう意味では藍澤さん自身である未来委員長が来るのも当然であるか。

さて、藍澤さんは地球交流作戦の指揮をとるために母星に帰ることを決めたらしい。
その話自体は未来委員長に言われてしまったが、それを決めたことについては朝陽に話すことが出来る。
地球と母星の架け橋となり、いつか必ずこの第2の故郷・・・地球に帰ってくる!!と。
そしてもう一度何のわだかまりもなく三人笑える日を迎える。それが私の夢だ!!と。
うむ・・・いい笑顔で言えてますな。葉子さんと泣いたことでわだかまりは大分なくなっているみたいですな。

そんな風に朝陽に決意を告げている藍澤さんであったが、ここで未来委員長からの横やり。
ドッペルゲンガー。もう一人の自分が目の前に現れる怪奇現象。本人がそれを見た場合近日中に死亡すると言われている存在。

私がそのドッペルゲンガーだと言っているのだよ。マヌケな未熟者め

えらく怖い顔を見せてそう言いだす未来委員長。
ははぁ。確かにドッペルゲンガーの条件は満たしていそうな気がしますな。
少し先の未来の自分が過去の自分を殺してすり変わり過去をやり直そうとしている・・・か。なるほど。
つまりこの未来委員長にはやり直したいことがあると。それはこの先に起こる出来事。地球交流作戦の失敗

母星に帰り架け橋となるべく尽力したが、所詮私一人の力など微々たるもの。過ぎた夢だったのだ。
やがて我が母星は地球への侵略を開始した

し、侵略!?いや確かにできれば交流でとか言ってたし、場合によってはそういうことも有り得ると思わなくはなかったけど。
しかしいくら優れた科学技術を持っていそうな藍澤さんの母星とはいえ、いやまさか・・・あんなアホな集団に・・・!!

ともあれ未来委員長の語る未来は凄惨なものである。
その渦中に出会う三人。そりゃあ溝は決定的なものとなっているでありましょう。当然だ。

そんな中でも朝陽の想いを捨てられなかったという未来委員長。
だが自力で捨てることができないのならば別の方法がある。記憶消去装置。なるほどこの金槌を使えば・・・えぇっ!?
起きた出来事だけ記録として残し、その想い自体は記憶から消す。なるほど理屈は通る。よう、な?
いやいや。え?本当にその装置正常に作動するものなの?え?
いやさすがに本当に作動するはずのない装置を普段から藍澤さんが振り回していたというのもどうかとは思いますが・・・

衝撃の展開の中、2人の藍澤渚の闘いが始まる
大事な思い出を辛い記憶ごと消してやり直そうとする未来委員長。
迷いも弱さも全て抱えて進もうとする藍澤さん。
同じ藍澤渚であってもまるで違う2人の闘い。さてどういう結果となりますか・・・

色々と驚きの展開でありますが、さてこの未来委員長の話はどこまで信用していいものか。
今の藍澤さんを殺してすり変わったとして、それで朝陽と葉子さんと友達でいられるものであろうか。
そもそも未来の話が納得し辛い。確かにUFOは飛んでいたが、それは交流に成功した場合でも同じ状況になるはずである。
というか未来はそれよりもカリスマ痴女の存在が大きすぎてなぁ・・・
地球を侵略できるほどの科学力があっても痴女には敵わないのかとかそんなことを考えてしまうと・・・辛いじゃないか!!

ともあれ藍澤渚の物語は佳境に達しようとしている様子。見守るしかありますまいて。

・少年ラケット
個人の、チームの勝利を決める1点を得るために勝負に出るイチロー君。

昔の僕が覚えた力と今の僕が覚えた力で"一歩前へ"の、さらに――もう一歩前へ!!

覚悟を決めたこの場面。ビリーもまたフロンティアの先へ――さらなる速さを手に入れようとしている。
単純にラリーを続けていたのならばあるいはビリーが先に速度を手に入れていたかもしれない。
だからこそ、この場面で頭を使って勝負に出るのが・・・正しい!!

読み通りバックに来るサーブ。見事に先んじることができたイチロー君。
後はビリーの速さでも追いつけない速度でストレートを撃ち抜く・・・のだが、追いつかれた!?
これはビリーの成長がここに来て成ったということだろうか。
しかしその返したビリーの球にしっかりと追いついているイチロー君。まだボールは生きている・・・!!

・・・来るか!?せやけど、今のオレは速いで。左右・正面のどこに来ても前で止めたる!!

自信を持って待ち構えるビリー。
しかしその考えの上を行くのが主人公というものでありましょう。
頭を使って先回りした。その結果バウンドの大きな返球が来ることとなった。
これに対し考えての動きではなく・・・体の反応に任せ踏み込み。大上段に刀を振り上げた侍のように!!

叩きつけるように上から下へと振るったラケット。
そのボールはコートを跳ねてビリーの上へと飛び上がる
左右や正面の警戒はしていたが、これは想定外だったようですな・・・!!
想定外に対して抑えきれず。後ろへとボールをやってしまった時点で・・・ビリーには追いつくことはできない球となったか・・・

見事に早撃ちのビリーに太刀を浴びせることができたイチロー君。
いやはや、見事な試合でありました。
ビリーも敗れたとはいえ見ごたえのあるいい試合をしてくれました。その爽やかな態度にも感謝したい。

・ミドリノユーグレ
ハルちゃんこと春雨林檎さんと一緒に地下へと向かう翠ちゃん。
ふーむ、ハルさん今ではミドリムシの研究開発部長でありますか。
しかし7年前の記憶は今でも忘れられず・・・こうして忍び込むに至っているわけでありますな。

暴走した巨大ミドリムシ。活動停止した後は冷凍保存されている様子。
ふーむ。これを見せられれば翠ちゃんとしても父が亡くなった理由については納得せざるを得ますまい。
とはいえ理屈では納得できても感情で納得できるものではないか・・・さすがにすぐにはね。

7年間の事件の後、宇郎さんの遺言通りに研究を破棄しようと暴れ回るハルさん。
それはいいけどさすがにバットで物理的に破壊するのは時間がかかりすぎる気がするぞ。

自分達が電源を落としたからこそ宇郎さんを含め多くの人が死んだ。
そのこともハルさんを苛む理由となっているのでしょう。だから自分が終わらせなければならない・・・
そのように考えるハルさんであるが、その宇郎さんたちの研究が全て無かったことになってしまうのも寂しく思ってしまうらしい。
ううむ、ここで妥協してしまった結果今の状況となっているわけでありますか。
確かに表向きはミドリムシ産業により世界中のあらゆる問題を解決することができたわけだが・・・裏ではとんでもない状態に。

世界中で発生している人間同士の共食い事件
ボルテクスが食糧支援した村から事件が発生し始めていたという。
それは疑うには充分な話でありますわな。っていうかよく守衛の見分けがつくな翠ちゃん。

事件の原因はボルテクスのミドリムシ。そう確信するハルさん。
それが故意の実験か予期せぬ事故なのかはわからないが、現状でも生産を止めないのは何か裏があると考えて間違いない。
それを調べるためにやってきたのが今のハルさんというわけですな。なるほど。
その結果知ることとなるビリジアン・プログラムとは一体何でありましょうか・・・
緑化計画とかだったら平和的な感じだがそんなまさか。

宇宙から見れば途上国の光がどんどんと消えていっている。
うーむ、これはどうも世界の状況は思った以上に大変なことになっているのではないか?
って、ビリジアン・プログラムで約3億2千8百万人もの犠牲者が出ているだと・・・何ともはや。

一個艦隊の武力を壊滅させてしまうミドリムシの脅威。
うーむ、人類の未来がどうこう言っているけど、やっぱり悪いことしてるんじゃないですかこの社長。
しかしそれでもボルテクスの動きを止められない様子の各国。
ビリジアン・プログラムとは一体何なのか。人類の未来を救うとはどういう意味なのか。
大変な状況ではありますが謎は膨らんでいくばかりでありますな・・・

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
迫りくるスクリュー野郎に発砲するトミナガ。
しっかり命中させてはいるのだが、なかなか倒せそうにはない様子。
うむ、ここは正攻法ではなくギミックなりなんなり用いないといけない感じですな。

施設に詳しいクレア。通風孔を使って上の制御室に向かいドアロックを解除する作戦を提案する。
ふむ。通風孔からの脱出は定番の仕掛けでありますわな。
しかし高所にある通風孔。足場を組み立てている暇などはないわけだが・・・

それは・・・アイツを使うのよ

なるほど。スクリュー野郎を踏み台にして高所に飛びあがるという作戦ですか。
硬く大きな背中が幸いしたという感じですな。
トミナガもよく囮を勤め上げた。立派である。
まあ、クレアがドアロック解除するまではまだ頑張らないといけないわけですが。

さて、いい気になっていたのにいきなり命乞いをする羽目になっているディルク。おやおや。
紫麗としてはディルクを生かしておく理由があるかどうかですな。
研究施設が目的なのか研究の成果も求めているのか。さてさてディルクの命運やいかに。どちらでもいいといえばいいですが。

・放課後ウィザード倶楽部
本日も夢の世界にダイブする3人。空を飛ぶ召喚獣に乗っての移動。これは便利ですなぁ。いいものをもらった。もふー。
那由多の精神状態は心配であったが、どうにか前向きになった様子。
強くなってエルシオンをブッ潰す。大きな目標ができたみたいですな。

というわけでいよいよ本格的な魔法修行が開始される。
筆写してきた魔導書はリリィちゃんが翻訳してくれたとのこと。ほう、読めるのか。
というかそうか、破られたのはニトリのだけだったんですな。

那由多が持ち帰ったのは「異性の目に映る空の色を実際より青く見せる魔法」ほう。これはまたロマンチックな・・・
高校生男子からしてみれば恥ずかしくて仕方のないものでありましょうな。ハッハッハ。
でもこれ結構高度な魔法じゃないか?他者の感覚に働きかける魔法ってことでしょ?しかも異性という指定付きで。
内容がアレではあるが、見せる内容が変われば相当有用な魔法となりそうなのだが・・・
まあ、少なくとも初心者が覚える魔法ではないな。上手く行ったかも使った本人が分からないし。

で、サンチョ。「おならによく似た音を出す魔法」ほう、これはまた・・・何でそんな魔導書残したのか!!
使用用途がイタズラ以外に思いつかないのが何ともなアレであるが、初心者の練習用としては確かに悪くない。
てなわけでおならによく似た音を出すために頑張ることとなりました。えー。

まずは結跏趺坐を組む。これサンチョ相当キツクないかね?よく出来るな。
そして3つの言葉を順にイメージしていく。
火→鳥→山。このイメージを頭の中でしっかり映像化して流れるように連続させるとのこと。
ふーむ、なんだかわからないがこれで脳の波長を一定の状態にチューンできるわけですか。
この世界の魔法も学問的な要素よりセンス的な部分がものを言いそうですな。

コツは声に出しながらイメージすること。もやっとしたイメージを発生の瞬間に固める感じと説明するシモン。
発声によって記憶しやすくなるともいうし、そういうのは大事そうですな。
魔法を放つ時に魔法名を叫ぶのもイメージの助けになるから・・・と考えればイチイチ叫ぶ理由もつくわけですな!!

てなわけでイメージを掴む練習。若い子には辛いな。
それだからというわけではないがサンチョは離脱。元々魔法にはそれほど興味ないとのことだし仕方ないかな。
この世界の文明は魔法を重視してなかったとのことであるが、何か文明の核になる技術でもあるのだろうか?
召喚獣やマジックアイテムの絡みとか世界設定は気になるところですなぁ。

そしてニトリも途中で離脱。シモンの表情が何とも言えないものになってる。ハッハッハ。
まあニトリの考えは分かりますな。魔法だけではなく肉体も磨く、か。
将来は偉大な魔法使いになることを目指すにしても今襲われたらどうするのか。それは考えておかなければいけない。クールだね。

何にしてもあまり悠長に修行してる時間はなさそうである。
エルシオンの長老は急いでエルの召喚を成そうとしている。
それが一体何を招くのか・・・老人が焦って事を成そうとするときは大抵碌なことにはならない。
大変なことにならないといいのですが・・・なっちゃうんでしょうなぁ。ううむ。

・ぽっぽちゃん恩を返す
藤近小梅先生の読み切りが掲載!!
頭ぽっぽな鳩のぽっぽちゃんが恩を返すでくるぽっぽ。
鶴が恩返しするなら鳩が恩返ししてもいいという話ですな。義理堅さも個体差によるかー。枯れ専だったのなら仕方がない。

鳥頭だけど忘れる時も忘れない時もある。何という不便さ。
完全に忘れると限ってないのが逆に厄介な感じだ。かろうじて動く電化製品みたいだ。
しかし体を要求される意味は一体どこまで把握しているのか・・・・・・!?

とっても可愛いぽっぽちゃんであるが、相手するのはなかなか疲れるものがある。
まあ、鳩もあれで轢かれたりはなかなかしないものであるし・・・大丈夫なんでしょう。きっと。うん。

・Gメン
周りの女子高のことは大体知っている肝田。さすが。
菫女子のソフトやっている可愛い子という情報で真中理子ちゃんの名前を言い当てる。さすが。
しかし知識は会っても出会うのは勝太の方が先だったりする。この辺りはさすがの主人公ということですかねぇ。実を結ばないけど。

菫女子ソフトボール部は都内でも毎年優勝候補にあげられる強豪。
理子ちゃんは1年からそのソフト部でレギュラーを張っているという。
更にその可愛さもあってTVでも紹介されネットで話題になったこともあったそうな。へぇー。

可愛さと実力、さらにソフト一直線のストイックさを持つ理子ちゃん。
そんな理子ちゃんが何故勝太と遊び歩くようなことをするのか?
勝太の戯言はさておき、やっぱり何か悩みを抱えていそうな気がしますな。
ブレーンバスターを決めようとしながら友達紹介を頼む肝田の自由っぷり。まあ、これも気のおけない友だからでありますかな。

さて、デートの日。いや可愛いですなぁ理子ちゃん。グッドである。
そしてストイックだっただけにやはりデート慣れした様子はない。
ふーむ、この警戒心の薄さは・・・心配にはなるがまあ、勝太ならおかしなことにはなりますまい。
初間接キスで幸せにそうにしている辺りがいやはや何とも。ハッハッハ。

食事の後に映画。順番はさておき巡る場所としては定番のデートコースですな。
しかしネコ食堂・・・一体何があって2作目がこうなったのか。

今までに感じたことがないほどのイケる感。
ふむ・・・ここまで理子ちゃんの見せる気がかりそうな表情には気付かぬままでありましたか。
さて、その状態で押していけるものであるかどうか。
まあ勝太なら上手く行かないにしても相手を傷つけるような流れにはなりますまい。そこは信頼していますぞ。

・恋愛菌糸きのたけさん
自他共に認める超不良の戸鞠りいちちゃん登場。これは・・・めっさ可愛い!!
男女関わらずちっさくて可愛いと評判の様子。いやはや、いいですなぁ。ほっほう。

きのたけさんの胞子が怖くないと口走って懐かれる戸鞠ちゃん。ハッハッハ。
可愛い女の子の会話は和みますなぁ。良きかな良きかな。
しかしきのこの幻覚は一体どのぐらいの怖さなのだろうか・・・少し気になるな。

・錻力のアーチスト
9回裏3点差で2アウト一・二塁。
一発出れば同点であるが、逆にしくじればそれで試合終了。
そんなプレッシャーのかかる場面で初球からフルスイングをする清作。
さすがというべきか・・・まあ、緊張で縮こまっている場面ではありませんわな。
そんな清作の姿をベンチで見ているしかない八子ッチ。歯痒そうですな。

打つ気は満々。しかし逸ってはいない。
際どいボール球には手を出さない清作。はらわたが飛びだそうがおかまいなしだ!

どちらかというと外の球の方が打ちづらい様子の清作。
とはいえ蓬莱の言うように清作のスイングスピードであればクサい球はファールで逃げて粘ることができる。
となれば決めに来る球はもっと意表をついた・・・もっと打ちづらい球で来るのでありましょう。
という予想はいいのだが、桃ちゃんと蓬莱は何で2人で観戦してるんだ?蛮堂はどうした!?

気にはなるけどそれはさておき。
穂村の決め球は弐織を空振りにとったチェンジアップ
ストレートと同じ振り、タイミングから放たれる遅い球に普通の打者はバランスを崩されることになる。
強振する清作にとってもこれは同じく厳しい球・・・になるはずだった。
まさか、この球を狙っていたのか・・・!?弐織を三振させた球というのが意識に残させる結果になったのかもしれませんな。

國尾サン。篠武。待ってろよ。俺は、オレたちは甲子園に行く!!

充分に引きつけてからのフルスイング。
見事に捕らえた打球は・・・フェンスを直撃。
うーむ、狙いはバッチリだったしスイングも見事だったんだがなぁ。角度が出なかったか。

それでも二塁ランナーは帰って1点は取り返すことが出来た。
まあ、よく打ったと言える方でありましょう。
狙い通りにスリーランホームランとはいかなかったものの、四番に繋ぐことができたわけですし。

全ては四番の弐織に託された。
一打逆転となる打席。さてどうなりますか・・・?
派手に決めてくれることを期待したいところですが、さてさて。

・正義の殺人鬼
3コマで語られるこれまでのあらすじ。イエイ。地獄へ落ちたという話が判明するまでが長かったねぇ。

予言の内容はウメミという赤毛の男の他に連れの白髪の女子が一緒に戦ってくれるというもの。
思いっきり性別が違っているわけだがこれはニアミスと考えていいものかどうか。

殺し合いに関しては天才的と評されるヴォイス。
でも結構ピンチに陥ることも多い気がする。
しかし何と見事な解説セリフを吐く殺人鬼共であることか。

ヴォイスが小さくなったので抱きしめたりとかもやりやすくなっていいですな。
体が変わることで色々な構図の組み合わせを楽しめるわけだ。お得。?

鬼も人間もお互いを殺すことは出来ない
だから殺人鬼を殺すには人間が動くしかない。なるほどねぇ。
なかなかに地獄っぽい話になってきました。負の連鎖を断ち切れるかどうか・・・注目ですな。

・イタおのこ
実際小さい画面で見られたら出てくる人も困りますよね。
しかしノリでこういうのを残すのは良くないですよね良くない。
果たして記念で見返したりすることがあるのかどうなのか。忘れた頃に爆弾となる気配しかしない代物だぜ。

成仏するのも霊の心持ち次第。それでよろしいのかといえば良かったりするのです。

・木曜日のフルット
どう怖いかのネタバレをされるとアレだが、知らなければ相当怖い気がしますな。
まあその怖さでいいのかという話でありますが。

・総合感想
次号から木佐貫卓先生の新連載が開始!!
ここから隔週で新連載攻勢が始まるわけですが、何故隔週なのだろうか?
珍しい試みでありますが、どのような印象を受けるのか・・・楽しみです。



2016年 24号


・鮫島、最後の十五日
"神"に挑むは、修羅の道。その道は果たして歩ききれるものであるのかどうか。
情熱の九月場所はいよいよ中日である八日目。ここでここまでの上位陣の紹介も含めた幕内土俵入りが行われる!!

まずは主人公。鮫島鯉太郎
昔とは比べものにならないほど体格は良くなったが、それでも他の力士と比べればソップといって間違いない体。
しかしその体でここまで負けなしの全勝。常に全力の相撲は見る者の心を揺さぶる。
そんな鯉太郎に関して虎城親方も誉める。その相撲に対する純粋さを。それが証拠に鮫島と取った力士の大半は顔付きが変わると。

気付くんでしょうな・・・相撲を好きだという気持ちをあてられて。己の根底にある相撲に対する純粋な気持ちに・・・

ふむ。これは虎城親方も同じ気持ちだったりするんでしょうか。
横綱の重圧。火竜との望まぬ別離。息子とのイザコザもあり、相撲に対して微妙な気持ちを抱くこともあったのではなかろうか。
それが今では落ち着いて理事長を務めるまでになった。それはやはり相撲に対する純粋な気持ちに気付けたからなのかもしれない。

そんな鯉太郎ともう一度取りたい、取ってみたいという力士は多いとのこと。
北里部屋の毘沙門も対戦が楽しみな力士として鯉太郎の名を上げている。笑顔が素敵な人ですが、さてどのような相撲を取るのか。

鯉太郎以外の空流部屋力士も好調。
鯉太郎と同じく7連勝を飾っているのは松明。クールなデータ相撲が特徴。
だけど祝儀の声に反応してみるあたり、やっぱり常松は常松であるなと思わされる。
いやでも、守銭奴キャラに変わりはないのにいい感じに昇華してるようでいいですよ。うん。

そして鯉太郎や松明を引っぱるのは本日横綱との注目の一戦を控えるこの男。
時折格上に対して驚異の強さを見せる意外性の男!小結白水!!
ほう。小結にまで上がっていましたか白水さん!!
この人は常に鯉太郎に背中を見せて前を歩く兄弟子であり続けて来たんでしょうなぁ・・・
序二段の時は追い越されたりもしてたけど、そこから立派な兄弟子に成長した白水さん。横綱との一戦が楽しみである。
まあ、色々と奇行に苦労させられていそうな虎城親方としてはあまりいいコメントはできないようですが。ハハハ。

更に現れる西方の注目力士たち。
右の強さは天下一品!!TVでもお馴染みの人気者!豪腕小結闘海丸!!
全盛期の力は無いもののベテランの巧さは鋭く光る。いぶし銀の関脇、明王山!!
一度は綱取りに王手をかけたものの横綱・泡影の巨大な壁に弾き返された。しかしその力は未だ強大。角界の怪鳥。大関、天鳳!!

ふうむ。天鳳もまだ横綱になれずでありますか。
泡影という存在があったとなると仁王さんが現役でも横綱になるのは困難だったかもしれませんな・・・
そして小結になっていた闘海丸!!相変わらず緊張しいな様子ですが、そんなところも人気なのかもしれない。
可愛い化粧まわしをしたりと人気者の様子が伺えるが、これも同部屋のメガネこと将太のプロデュースによるものか・・・!?

続いて東方の土俵入り。
横綱と同じ禅定部屋力士、横綱譲りの沈着冷静な相撲が持ち味の前頭四枚目、丈影!!
この男が本日八日目の鯉太郎の相手であるとのこと。ほう。
丈影にしてみれば感情を全面に出す鮫島のスタイルは最も認められないものであるとのこと。
ふむ、蒼希狼戦後にも鯉太郎を非難するようなことを言ってましたものねぇ。
それは自分のスタイルと相いれないからなのか、その小さな体で横綱と同じガチ相撲を取ろうとしていることの拒否感なのか・・・

ともあれ続いての人気力士たち。
愚直に叩き上げた決して折れない魂の相撲!!小結、白鯨力!!
時に徹底した非情さで相手を沈める。関脇、百雲!
次の大関はこの男で間違いない。関脇、怪力天雷!!
そして最強横綱の首をまさに虎視眈々と狙う、あの伝説の虎が育て上げた2匹の若虎!!
一人はもちろんこの人、虎城部屋の大関猛虎!!
そしてもう一人はもちろんこの男。横綱・泡影の首に最も近いと言われる力士。
大横綱と謳われた虎城の最高の遺伝子を受け継ぐ男!大関王虎!!

ついにこのタイトルになってから姿を現した王虎と猛虎さん。
猛虎さんは大関にはなってるだろうと予想してましたが、王虎ももうそこまで行っていたとは・・・いや、さすがである。
しかし何だか影を背負ったような感じの王虎であるが、どのような性格になっているのだろうか?
虎城親方の様子を見る限りは昔のような不安を覚える子ではなくなっていると思われますが・・・

懐かしい顔に新しい顔。
この面々が熾烈で残酷な星の潰し合いを行い、そして最強横綱・泡影に挑んでいく。
誰が生き残り、誰が消えるのか・・・九月場所の後半戦。激しいことになりそうです。
いやあ、やっぱり選手全員入場の流れは盛り上がりますなぁ・・・!!ここからも楽しみだ!!

・弱虫ペダル
オレはまだ半人前だ
助けてもらわないと前にも踏み出せねぇ。1人の力じゃここまで来れねえ。
だからあえて言う。自分自身を鼓舞するために。その「重責」をしっかりとこの両肩で受け止めるために。

エースはオレです。そうはっきりと他者に述べることで自身に言い聞かせる。
折れても折れても砕けることなく復元する今泉君の心。
折れないのが一番ではありましょうが、それでもこうやってレース中に復帰できるのは大したものである。
御堂筋君としては何とも理解不能な存在でありましょうがね・・・ポキィ!!

ゆっくり言葉を交わすような暇はなかったが、鳴子の活躍はしっかりと理解している。
どうやらここでリタイアするようなこともなさそうで良かった良かった。
想いは繋がったことですし、どうにか2日目のゴールを取りませんとな・・・

さて、衝撃はあったがこちらもそれで引き下がるような男ではない御堂筋君。
総北が追いついてきたのならば尚更ここで引き離しにかからなければいけない。
全開で引き離さなければいけませんわな。水田ポラ。

御堂筋「キミの体なんかバラバラになってもエエんやから!!
水田「お・・・おう!?」

おうではない。相変わらず水田君は自分だけは大丈夫と思い込もうとしているみたいですが・・・
優秀な発射台と述べるなら、自分からバラバラになってでも引っぱるという意気込みを見せないか!去年の石垣さんのように!!
いやまあ、あそこまで献身的になるのは正直難しいと思いますけども。

そんな水田君にここで全開に引くイミを教える御堂筋君。もし・・・この登り、このまま前で全開でボクを引けばぁ・・・

キミィが山岳賞やよ?

なるほど。これは確かにその通りである。
御堂筋君としてはこの先のゴールが狙いであり、別に山岳賞は誰が取っても気にはすまい。
となれば確かに、そこまで水田君が持てば王者箱学や総北を押さえての山岳賞も有り得なくはない・・・!!
その言葉に乗せられて奮起する水田君。うわぁ、分かりやすい子!!

3年間やってきてよかった・・・インターハイでの山岳賞・・・!!この水田信行が!!

何だかんだ言ってオレのことちゃんと見とってくれたんやな御堂筋くん!!そのように感謝する水田君。
ああ、まあ何というか・・・扱い方はちゃんと理解してくれているみたいでありますな。
チョロすぎて何というか水田君が可愛いと思えるようになってきました。
でも3年間やってきてよかったというセリフは何となく重い。色々と尊敬する人を変えながらの3年間でしたな・・・
しかし御堂筋君も水田君の実力はそれなりの評価をしているのだろうか?ザクの中ではマシな感じに。
単に脅すよりもこっちの方が働いてくれると考えてのことだろうか。さてはて。

鳴子のおかげで差は縮まったものの、それでも最初についた差がイタい。悠人が頑張ってもなかなか追いつけない。
ふむ、悠人の中には既にゴールしかなく、山岳賞についての想いはなさそうですな。水田君にもチャンスはあるか・・・!?

と思いきや、この山でとてつもないプレッシャーを放つ男が出て来ました。山王、小野田坂道
鳴子の頑張りを、想いを背負って全力でペダルを回す!!
うむ、こうなると坂道はいつも以上に速いですわな。個人的な勝負をした最初の山とは違う。悠人もビックリだ。
しかし悠人。驚いたとはいえ大事な食料を落としてしまうだなんて・・・まだまだ兄には及ばないようだな!!
まあまだ1年生ですしね。精神面でまだまだなのは仕方がない。そこは葦木場がフォローする流れだろうか。
この組み合わせだと葦木場も頼もしい先輩のように思えますね。ボケてもツッコミがいないと理解してそうな感じだ。

鳴子必殺派手ミラクルハイタッチにより猛追を開始する総北。
坂道の力は御堂筋君も理解しているでしょうし、さてさてどのような手に出てくることか。
果たして水田君は山岳賞を取ることが出来るのか・・・注目であります。

・毎度!浦安鉄筋家族
たまにはサボるのも心の健康にはいいことである。が、連絡はやっぱり必要である。不安になりますからね!!
というか小鉄。そういうホラはいかん。

サボるぐらいなら最初から行かなければ良い。いつも同じ点数が取れるならばそういう発想になるのも当然か。当然だな!!

・刃牙道
武器使用有りでの宮本武蔵対ピクル。
このビックマッチの噂は静かに広まっていった。
そう、引きこもっている愚地独歩の耳に入るほどに!

引きこもって鍛錬に励んでいた様子の独歩。まあ膝抱えてうずくまってるような人ではありませんわな。
負けても命ある限りは研鑽を続ける。それが独歩の強みとも言える。
一方の刃牙も以前にも増して鍛え上げている様子。
本部に不覚を取った時は落ち込んだ感じもあったが、あれからどこで鍛えていたのだろうか。

敗けた同士で褒め合う。それでよくなるならばベタベタに褒め合えばいい、と独歩。結果主義的な発言ですな。

それはそうと、やはり話題になるのは武蔵とピクルの死合いについて。
試し合いではない。結果が出たときには片方はいない。
「試」し合いではなく、「殺」し合い。これは果たして許されるのか・・・
いや、確かに刃牙もピクルとは命がけの闘いやってましたけどね。負けたら食われるという状態での戦闘を。
その件については真面目に争ったのだから問題ないとの刃牙の答え。そっかー。

武蔵は真面目ではない。その言葉に対し、純粋じゃなきゃダメかい?と問う独歩。
その言葉がまんま宮本武蔵と言われ、なんか嬉しいなと返す独歩。まあやっぱり長年のファンであることに変わりはないようでね。
それはそうと息子に武蔵のことを告げ口する勇次郎というのはどうなんだろう。
意外と親子の距離感って近付いてたりするのか・・・?また食卓囲んでたりしそうだ。

清々しいまでの出世欲。功名心もここまで行けば裏返る。
混沌と云えど徹すりゃ透明感を帯びるとのこと。そ、そうかな・・・?

純粋なんだよヤツァッッ!!

その答えで結論付けようとする独歩。こりゃ刃牙も二の句が継げませんわ。ファンの押し込みは抗いがたい!!

ともあれガタイはあれだけど精神は赤子同然のピクル。片や純度を帯びるまでに出世欲に徹した宮本武蔵。
この両者の純度勝負は一体どのようなものとなるのか・・・!!
盛り上がる独歩は対戦を見に引きこもりを止めそうな雰囲気。まあそれは良かったんじゃないですかね。たぶん。

さて、熊本から至急取り寄せた武蔵の愛刀。
自ら収めた袋を脱ぎ、腰に帰ろうとするというオカルト現象。
クローンとして現代に蘇った武士の刀であればそのぐらいのことは不思議ではない・・・か!?

命を懸けた戦いが再び始まろうとしています。そう、再び。
再びであるというのに刃牙も独歩も烈海王について全く触れないのはどういうことなのだろうか?
結果として片方がいなくなる前例があったというのに・・・これはやはり実はいなくなってはいないのか!?
なかなか気になるところでございます。

・ハリガネサービス
野々原さんが怪我の治療をしているころ、試合会場ではとんでもない事が起きている。
いやあ、やっぱり下平くんのサーブは沸きますなぁ。しかし今回はいつもとは雰囲気がまた違う・・・

いつの間にか使いこなしている完全無回転サーブ。
それにより空調の風の影響を最低限に抑えてネットインを行うことも可能となった。化物め。
その原理はさておき、下平くんの様子がおかしいのは味方も既に気付いている。
とはいえ、この下平劇場はまだまだ終わる様子は見えません・・・

ネットイン2連発の後はネットインに見せかけての低軌道から激しく落ちるサーブ。うーむ、これは対処に困る。
さすがに偶然かもしれないが、相手のバックが拾い損ねた球が雲類鷲君に向かって行ったりしてて・・・執拗であるな。
この下平くんのサーブには今まで余裕の態度を崩さずにいた王葉の監督も焦りの表情。

どうするTOをとるか!?しかしあやつらになんと声をかける!?あんなモノに対してどう対処しろと!?

長いバレー人生でもこのような存在は初めてだったでありましょうな。
この焦りっぷりは何となく溜飲が下がる想いである。良きかな良きかな!!

さて、ここで雲類鷲君。お前たちには頼らん。俺が取ると宣言。
どうせならネットに張り付いていた方が下平くんも選択肢が狭まったでしょうにねぇ。
まあ、もともと手応えのある相手を求めていた人であるし、こうなるのも仕方がないか。
だがそんな態度が下平くんとしては気に入らない様子。

何フツーにバレーを楽しもうとしてるんですか?野々原先輩を壊したくせに。
なんで野々原先輩がコートを去って、人を傷つけてそのことに気づいてもない人がコートに残るんだ。
フザけんな!!!

憤りを思いっきり乗せてのサーブ。描くは禍々しい軌道
いやあ、闇下平くんは本当怖いわ。普段大人しい人ほど怒らせちゃいけないって話ですわな。

雲類鷲君が拾い損ねたボールを見事にカバーしてみせる敷くん。
やはり厄介さという意味ではこの子が一番な感じでありますな。フォローはお手の物か。
しかしカバーを受けて無理に返そうとしてしまった雲類鷲君。なんと間白のブロックに阻まれる
高く跳ぶ間もなかったのだから28cm差の相手に止められるのもやむなしであろうが・・・屈辱でしょうな。ハハハ。

ついに同点。それは喜ばしいが、サービスエースが途切れたことについてちょっとホッとしている豊瀬の面々。
とはいえまだ下平くんのサーブは終わっていないわけでありまして。
雲類鷲君もまた、生まれて初めての屈辱を味わいながらも、それこそが、こんなギリギリの戦いこそ待っていたのだと笑みを見せる。
ああ・・・そんな笑みを見せてしまっては・・・

まだ笑えるんだ・・・もっと心を叩き折らないと

少年誌のスポーツもの主人公とは思えないことを考えだした下平くん。いかん、これ以上は作品的に深手になる!!
そういう判断をしたわけではないだろうが、タイムアウトをとる山縣先生。
闇堕ちしかけている下平くんを救う流れとなるのでしょうか?
野々原さんも治療から戻ってくるでしょうし、何か言葉をかけてあげて欲しい所ですな。
憎しみの心ではなく、正々堂々と雲類鷲君を叩き潰す。そういう流れに行って欲しいものです。

・実は私は
少し前の回想。この間の1年生の時の話でもなく、更にその前。藍澤さんが母星にいた頃の話。
藍澤さんの母星は資源がつきかけており、地球に目をつけた。
可能ならば侵略者として奪うのではなくもっと友好的な手段で手にしたい、とのこと。
ふーむ。小さな体してるけど宇宙開発が進むぐらいだし、色々と発掘しまくっているんですかねぇ。星自体小さいのかもしれない。

友好的な手段を取るためには交流可能な惑星か判断しなければいけない。
それ故に地球潜伏作戦が行われるわけでありますな。
ふーむ。それは分からないでもないが藍澤さんの父上こと藍澤少将殿。ご自身の経験で交流可能と思っていいのではありませんか?
まあ、その学園生活は微妙な結末を迎えてしこりを残す結果となってしまったのかもしれませんが・・・

実は昔もいた宇宙人。源二郎たちはさておき茜ちゃんはその存在知ってましたよね?おそらく。
しかしそうか。みかんが言っていた通り、七不思議になるには昔からそういう存在がいないとということでしたが・・・
そうかー。御父上もやっぱり人に目撃されちゃう感じの人だったんですなー・・・

それはさておき、送り出される藍澤さん。
見送る者は父と母のただ二人。たった一人の友人の姿もない。寂しい話だ。ちゃんと見送れ兄上。
その頃の藍澤さんは普通に兄のことを尊敬していたというのに・・・なんでずっと騙され続けていたのやら・・・

ともあれ、友人の一人もいなかった藍澤さん。友と過ごす日々の楽しさを知りました。
うーむ。過去に経験がなかったからこそ、想いは強く断ち切り難い、か。
初恋だけではなく初友達。何とも大変なことである。
しかし藍澤さん、過去兄上を救うために演説した時は多くの同胞を動かしていたし、人徳がないわけではないんでしょうがなぁ。
人徳と友達作りはまた別の話か。そうですな。

さて、葉子さんの家で演劇の練習をする藍澤さん。
演劇なので実は私は宇宙人なのですと告白しても問題はない。そりゃあ誰も本気にはしますまい。本体見せたりしなければね。

懐かしいですな、日焼け対策回。葉子さんは片付けの出来ない子でありました。
まあ、今でもその辺りは変わらないんでしょうな。羽いっぱい広げて隠す葉子さんが何とも可愛い。

朝陽の行動についてフォローしようとする葉子さん。恋人として、ということもあるがまず何より友の藍澤さんのための気遣いか。
いい話ではありますが、この部分は下手に言及しない方がいいかもしれませんな。
受験勉強についても明らかに大丈夫じゃなさそうな様子の葉子さんなので言及しない方がいいかもしれませんな。

最後の学校行事なのだから絶対に成功させたい
それは葉子さんのみならず、同じ想いを抱いている人は多いでありましょう。
もちろん藍澤さんとしても皆との思い出になる行事。疎かにしたいなどとは思えますまい・・・!!

さて、練習の後はお泊りの準備。この2人は揃えると余分な味付けを始めようとするから困る。
そしてお風呂。ほほう、普通のラブコメ作品らしい流れになっているではないですか。
そして枕を並べての就寝。それらを行う間に語り合う2人。将来の夢のことについてなどを・・・

藍澤さんは述べる。自分の星の頑固な者たちに、かつて父が私に勧めてくれたように違う文化や価値観に触れて気付いて欲しい、と。
任務や規則を守ることが大事なのではなく、大事な人を守るため任務や規則があるのだ・・・と。
ふむ。確かにそれは大事な話でありますな・・・でも痴女という価値観に触れて気付いてしまうのは色々とアレですな。アレ。
いや、それはさておき、藍澤さんの想いは述べるとしたらもっとシンプルなものである。

自慢したいだけなのかもしれないな・・・この第二の故郷・・・地球を
種の違いなど関係なく笑い合える「友達」というものを。それが私の夢だ

うむ。よい夢であります。そういう意味では多種多様な種が通うこの学校に来て本当に良かったと言えましょう。
それも茜ちゃんの意図するところであるのかどうか。茜ちゃんの望みもそういう場所を作ることなのでありましょうか・・・

・・・私は一人だった。それでいいと思っていた。迷いなんてなかった。
でも出会った。キミに。キミたちに。初めての友達に

母に友達ができたと報告したら泣いて喜んでくれたとのこと。やっぱり親としても心配だったんでしょうね。
故郷は、遠くにありて思うもの。一人異郷の地で暮らすことで見える物が多くあったようですな。いいことです。
そして成長した藍澤さんはその功績を認められ、本格的に地球と母星の交流を試みる作戦の指揮を任されることに・・・

夢を叶えるためにはそれは喜ばしい話である。
しかしそれには母星に帰らねばならず、友と過ごせる地球での時間が無くなることを意味する。悩ましいですな。

悩みを打ち明けた藍澤さん。その藍澤さんを抱きしめる葉子さん。
この選択は葉子さんとしても迷う。だけどもし夢を叶えることを選択したのならば精一杯応援するよと述べる。

ずっとずっと待っとるよ。第二の故郷ってゆってくれたこの地球で。渚ちゃんが帰ってくるのを・・・!!

涙の約束。うむう。切ない話である。
友人同士が付き合い始めた時、残った者は微妙な立ち位置になる。それは仕方のないことだ。
しかし彼ら彼女らは皆互いのことを気遣い、いい友人でありたいと思い続けていた。ううむ、切ない・・・

大切な友人に悩みを打ち明けた藍澤さん。
かつて茜ちゃんに言われた言葉、己を知り己を認め、その上で実現できる理想を目指せという言葉を思い出す。
その言葉の通り、どうしようもなく迷ってしまう弱さも、朝陽への想いも、葉子さんへの想いも全て認めた上で決断を下す。

私は私の理想を目指す!!

そう決めた藍澤さん。ならば直ぐにでも動く!!
今夜、朝陽に伝えたいことがあると連絡する藍澤さん。さてさて、いよいよ正念場な感じでありますが・・・?

藍澤さんの決断。朝陽に何をどのように伝えるのか。未来委員長はその決断があったことを知っているのか。
一体どのような纏まり方をするのか・・・注目であります。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
元凶の男。首謀者現る。
アレックス・ウェイカーの右腕であり、島の呪術師を演じていたアンブレラ研究主任のディルク・ミラー。
ディルクは語る。実験の内容を。その過程には様々な困難があったことを。
すんなりいかなかったからこそ多くの被験者を用いる必要があり、被害は拡大していったわけか。

モリオは強靭さと賢さを備えていたがそれ故にコントロールが効かず失敗作となったらしい。
ふーむ。周期的に人だった頃の記憶が蘇るのか。上手くすれば思い出してくれることもあるかもしれないか・・・?

さて、ディルクが完成させた最強のB.O.Wこそ例のスクリューマン。
今回は右腕の装備をドリルに変更して登場だ。ブオンブオンブオン。
ドリルは装備して使っているってのがミソですな。場合によってはドリルを手離して空いた右手で掴んだりも出来そうだ。

アレックス亡き後、私の時代の幕を開けよ・・・Schraube Damon!!

閉じこめられた空間でスクリュー野郎と対峙。ゲーム的にはまさしくボス戦といった様相だ。
しかし今動いているのはトミナガたちだけではない。
いつの間にか別行動していた様子の紫麗。アンブレラの遺産のことを伝え、襲撃部隊を招きよせる。
こいつらは一体どこの勢力であるのか・・・

紫麗がディルクを抑えたとして、トミナガたちは無事でいられるのだろうか。
クレアたちも共にいることを考えると纏めて始末するという判断になってしまいそうであるが・・・さてさて。

・吸血鬼すぐ死ぬ
暗くて狭いだけなのでメイデンで運搬してくれるのは割といいサービスかもしれない。乗り心地はどんなもんか知りませんが。
まあ、ドラルクさんなら死ぬだけで済むでしょう。というかそのゲーム、ちゃんと帰れるのか・・・?

一人になったことではしゃぐジョン。分かるわぁ子供心。
色々と用意して満喫の空間を作ってみたり・・・分かるわぁ。
どうでもいいがおやつのガールという名称が気になる。ジョンが寝そべってガールを食い物にしているぞー!?

誉められるのも大好きなジョン。いい子だねぇ。
しかしアイロンはやめておきなさい。火事の原因に繋がるから。ロナルド君もそこを言い含めておくべきでしたな。
まあ、不意の訪問者が多い事務所だから万一があっても大丈夫か?半田も監視していそうであるし。

すっかりかわいそうな男となったナギリさん。すっかりジョンの虜のようでありますな。ハッハッハ。

Y談おじさんに会ったわけでもないのにショットさん・・・常に脇への想いを抱えていたのか?
シーニャさんも服まではあっていたのだが・・・残念!!
筆談はできるんだから、そろそろジョンに携帯用のメモ帳でも持たせた方がいいのかも。って普通に携帯あれば文字打てるか。

前も猿のような身のこなしと言われていたが、今回のロナルド君も凄い動きを見せている。
ルックスもいいし身のこなしも優れているし文才もある。けどどうにも残念なロナルド君。面白い子やで本当に。

・猫神じゃらし!
猫ベッド!そういうのもあるのか!いや、潰れちゃう潰れちゃう。掛け布団にするしかないですわな。

シルエットのままなら十分怖がらせられたのかもしれないが・・・
幽霊の正体見たり枯れ尾花ではないが、既に正体を知っている相手では・・・怖くないわな。うん。

猫と喋れる猫神様。しゅごい!そして始まる猫豆知識。毛玉大変ねぇ。
家の獲物なら捕ってくれると助かることもあるのだが・・・外のは・・・
いや、家のでも見せに来られると色々と困りますのです。

・ドカベン ドリームトーナメント編
根暗パワーで同点に追いついたホークス。それでいいのか?
しかし解説があれはエラーでしょうよと言っているのに空中イレギュラーとはどういうことなのか。

それはさておき、送りバントで根倉を三塁に送るホークス。
相変わらず水島先生はランナー三塁の状況が好きですな。
確かに得点のケースが増えるのは間違いありませんが。

さて、八番は呑んべの白川。
越後の清酒、どうにでもなれを飲んでの打席。
高校生ではないので飲んで打席に立ってもまあ退場になることはありませんわな。マナー的にどうかとは思うけど。

酔っ払いの動きに戸惑ってのボークで1点を失う真田一球。
忍者としての平常心も鍛えていそうなのにこれはいけませんな。

さて、逆転されたウォリアーズ。3回表は八番の花園から。
積極果敢にいくが残念ながらのピッチャーライナー。
そして迎えるのは九番の九郎。だーよ。
そのパワーと拳の強さは常人を超える男であるが・・・さてどうなるか。
恩返しの一打になるかどうか。楽しみですな。

・囚人リク
こ・・・この女が・・・地上の協力者・・・
レノマさんもこの展開にはビックリな様子。そりゃあそうでしょう。
思わずお前みたいなデカイ女がいるかと言ってしまいそうになるぐらいの相手であるわけでしてなぁ・・・

ともあれ、外に出るための協力をしてくれるとの光さん。お・・・お・・・
ただし、ひとつ条件がある。とのこと。おお・・・お・・・?
これはアレですな。極楽島で中島さんが出した条件と同じ流れですな?エロイ写真でも頼むつもりだろう!!
調達しなくてもカメラさえあればレノマさんのエロイ写真撮影会で光さんもご満悦とか。そういう話だろう!!分かってるぞ!!

翌朝。
しばらくカメラがレノマさんの方に向いておりましたが、どうやらリクたちは無事に過ごしていた様子。
しかしじいちゃんにことづけたリクからの伝言については一向に返事がない。
うむ、さすがに光さんも容易には接触できなくて昨日までかかってしまったということですな。
というかやはりことづてはじいちゃん経由でしたか。リクと光さんが実際に対面したらどうなるのか。楽しみですな。

レノマさんが無事でいるか分からず不安を募らせる脱獄組。
脱出決行日は明日。このまま脱出を決行するのか、それとも延期するのか・・・

何かあったのかもしれないと延期する手は確かにある。命の選抜まではまだ日があるわけですし。
とはいえ、トンネルが開通しきった場合、命の選抜まで生きていられる保証はない・・・
それに決行日に動くはずと想定してレノマさんが動いていた場合、大変なことになる可能性もある。
そういったことを考えた・・・わけではなく、信頼からレノマならきっとちゃんと無事だよ!と述べるリク。頼もしいリーダーだ。

俺は信じてる・・・だからさ・・・迷わず俺たちは明日決行する!それだけだよ!

そのように田中一郎に告げるリク。
そして心配そうにしている史郎さんたちにも同じように声をかける。レノマは大丈夫だ。必ず俺たちと合流する、と。

そんなリクの言葉に同意するのは周龍。あいつはタフだし誰よりも強いボスだと。頭もキレる。だが。

それ故にあきらめるクセがある。誰かのためなら命を投げ出すクセがある

むう、確かに極楽島を脱出する時の一幕はそんな感じがありましたな。
頭がいいからこそもう無理だということが分かってしまう。自分を犠牲にすれば多くの者が助かると考えてしまう、か。
しかしレノマさんはその時も学んだはずである。決して諦めないリクの闘志がそんな状況でもひっくり返してしまうと・・・
実際、レノマさんは諦めることなく合流の道を探し・・・ついに、協力者との出会いを果たすこととなったのだ。
じいちゃん、何ともはにかんだ感じのいい笑顔を見せてくれますなぁ。

さて、ここで光さんの出した条件についての答え。エロイ写真じゃありませんでした。そりゃそうだ。
条件の内容は、外に出たらダブルドラゴンクロスに鬼道院のクーデター阻止を手伝って欲しいとのこと。
ふむ、それは協力の対価としては充分なものでありますわな。
ダブルドラゴンクロスとしても鬼道院は許せない相手になりますでしょうし、いい話ではある。
いやまあ、鬼道院と戦うとなると被害もそれなりに大きなものとなるのが考えものでありますが・・・
ともあれ、口約束とはいえこういう約束を簡単に反故にするレノマさんではありますまい。可愛い可愛い。

懸念材料だったレノマさんとの合流も果たせそう。
となれば明日脱獄を決行するのみ!なのだが・・・ここで暗雲がたちこめ、雨。
せっかくの月を覆い隠す暗雲。これは何とも不吉である。
怖い存在は内海看守。大場様。それに逆に酷い目にあった沢田辺りでありましょうか。
運命の脱獄決行日・・・何が起こるのか。人事は尽くした以上天命を待つしかないのだが・・・どうなりますか!!

・少年ラケット
最終ゲーム開始!!
個人だけではなくチームの勝敗もかかったまさに最終ゲーム。
しかしそんなプレッシャーを感じさせないほどに楽しんでいるイチロー君。大した1年生だ。
連続してゲームを取っているし、流れは来ている。が・・・楽には勝たせてはくれないでしょうなぁ。

どうにか点を取るパターンをくみ上げようとするイチロー君。しかしそうはさせじと打ち返すビリー。
ううむ、意識が高まっているようですな。もっとや・・・もっと速く!!

そんなビリーに対抗するためにイチロー君がすべきことは何か。
訪れるのは連続で続くデュース合戦。いつどちらが決めるのか分からないほどの五分の勝負で何を見せるのか。
もうビリーも何本打ったか分からないそんな永遠に続くような打ちあいの中で・・・

51本目・・・
この試合・・・ビリーさんのサーブは次のサーブで51本目!

今のゲームどころか全体のサーブ数を把握しているだと!?
これだけ激しい動きをしていたら考えを纏めるのは至難の業である。
この正確に数を刻める力。これもまたイチロー君の特色でありましょうか。

今のイチロー君に出来ることはとにかく頭を使うこと!
プレーの間にサーブレシーブに関してだけでも考えるようにしたとのこと。なるほど。
その結果、ビリーはサーブをほとんどバックに打ってこない。
バックに来るのは10本に1本。それも――きっかり10本ごと、とのこと。

偶然かもしれないし計算かもしれない・・・でも、もしその周期がビリーさんの癖なら・・・それに気付いてないとしたら。
先回りすることできっと超えられる!"ボール1個分の速さ"を!!
・・・もちろんバックに来ない可能性だってある。
だけど、やるかやらないかなら――やるっ!!
"一歩前へ"のさらに――もう一歩前へ!!

奇しくも象徴的な数字である51。
ビリーは気付かず、イチロー君は気付けたその数字。さてさて大きなリターンを得ることが出来るのか?
先回りしての速度はビリーを上回ることができるのか。注目であります。

・AIの遺電子
人間もヒューマノイドも幼いころから時間をかけて色々なことを学んでいく。
そして産業AIも人に混じって生活することで常識や社会性を学ぶことがあるのだそうな。ほほう。
なるほど。介護AIですか。人生経験を持つのは色々と有用でありますわな。やっぱり学習効率は悪いみたいですけども。

というわけでケアロボットのパーマくん。
パーマくんの行動はパーマくんより先輩のAIがネットから見守っているとのこと。
ふむ、やはりネット接続はされているんですな。
その辺りのことを気にしちゃうと友達付き合いも難しそうな気もするが・・・小学生ならまだ大丈夫か?
しかし頑張って問題を解こうとしたけど眉毛の下がるパーマくんが可愛いなぁ。オイ。

物凄い成長を遂げるパーマくん。xは使ってはいけないのですよ。使わずにやると凄く難解になることがあって困る。

パーマくんはいろんな学校のいろんな学年にいて、みんなネットで繋がっているとのこと。
なるほど。パターンは多ければ多いほど学習効率としてはいいでしょうからねぇ。
しかしそれは一つ場所で人生経験を学ぶという趣旨からは外れているのではないだろうか。
その影響が出ている様子のパーマくん。いじめか・・・カッターで切られるとか・・・なんというか・・・

私が経験した全ての半年の中で一番素敵な時間と述べるパーマくん。
他の場所では本気で友達になってくれる子はいなかったということだろうか。何とも悲しい言葉でございます。
だからこそ、この本気の友達の思い出は輝くものになるのかもしれませんが・・・ううむ。

下手に人生経験を積むとその経験が良い者じゃなかった場合が問題になりそうですな。
場合によっては介護なんてとても無理な性格に育つこともありそうで・・・うーむ。
しかしヒューマノイドに限らずこういう産業AIにも心のようなものが宿ることはあるのだろうか。
心とは何であるか・・・いつ考えても難しいテーマであります。

・放課後ウィザード倶楽部
まるでゲームのような夢の世界。
魔術師になるという目標を抱き、冒険を始めたニトリであったが・・・
うーむ。完全に死ぬことは無いとはいえ、その感触が残るというのはなぁ。厳しいものがありますわ。

さて、鎧騎士撃退の勝利に酔うモヒカンザコユニオン。
普段は雑魚ロールプレイを楽しんでいる彼らも裏ではこんなに気のいい感じに。

それはそうとエルシオンについて。個人情報の抜き取りの話は大きいですわな。
そうか、ロックも一瞬で解除しちゃってたのか。何とも危険な能力である・・・
でも現実世界で付きまとわられるのが中身のルカちゃんだったら悪くはありませんな。
てな風に油断してると現実世界で爺さんと鉢合わせなんてこともあるかもですが。

殺し合いの戦いを経験した那由多。
サンチョも勿論参加しているのだが、この子はどうも一歩引いた感じがあるんですよね。
物事を俯瞰しているというか。世界の謎を解き明かす者ってのはそういうものかもしれませんが。

さて、戦利品。鎧は大したものでは無かった様子。おやおや。
そして前回謎の単語として出てきたゴエティア
指輪で獣を召喚できる類のアイテムだろうか。ふむ、これはまたゲームっぽいな。
空を飛べる召喚獣とはかなり便利なものでありますが、しつけとかはいるのだろうか?食事はするみたいですが・・・

翌日。現実世界の平先邸に集まる3人。財閥の御曹司とは聞いていたが、いい家に住みおって。
いやそれにしても、ちゃんとこのゲーム、引退の方法があったんですな。
それならばエルシオンの目的はハッキリしているか。人々をこのゲームから遠ざけること、と。
そんな目的を知らず、ただ人を傷つけるために戦っていると思っている那由多。うーむ、すれ違い。
まあ、そういったことを話さずに襲ってくる相手であっては許せない気持ちになるのも仕方のないことか。話し合いは大事だよ。

憤る那由多に比べ、殺されたニトリの方はむしろドライ。
あいつらはそれが楽しくてやってる。それならヤツらにとっては立派な目的があったということだ、とのこと。大人な考えですな。
モヒカンに目的があるように、彼らにも目的はある。その立ち位置は認めないといけない。
だが、それによってこちらに危害を加えてくるというのなら・・・

次会った時はオレが殺す

おっと、ギラギラしてますねぇ。ニトリ。
殺された時は引退の可能性あるかと思えましたが、この調子なら心配はいらなさそうだ。
小さい子らを多数面倒見る責任感。そういう人間だからこそ敵意に対して屈してたまるかと言う気持ちになるのでしょうか。

さて、"人工言語研究所"が消えたりと何やら現実世界でも動きがあるらしい。
内閣情報調査室では夢の世界の調査を行っているとのこと。
ふーむ、やはり今は夢の中でのゲームに留まっているが、これが現実世界に広がる可能性もあったりするの・・・か?
そうでなくても、夢の中で使える魔法が現実世界で使えるようになったとしたら、これは大きな話である。
さてさて、気になる展開でありますが、どういう話になっていくのか・・・注目ですな。

・恋愛菌糸きのたけさん
鳴海先輩は純粋にきのたけさんのきのこが好きなんですなー。でもだからこそか殺し文句も普通に出てきて強い。

いちゃいちゃされるのは困るけど、生徒思いな後藤桃香先生。いい人だー。
しかし胞子ってどのぐらい散らかるものなのだろうか。掃除は結構大変そうである。

・Gメン
いきなりやさぐれている勝太
出会いは結構あるけど、なかなか彼女にまではこぎつけられませんなぁ。ハッハッハ。
まあ、もう少し流れが良ければカップル成立になりそうな相手も何人かいたんですけどね。
完全に上手く行かないのはそういう体質というか、星の下に生まれたというか、主人公だからね。ハッハッハ。

しかし出会いに関しては本当に持っている勝太。
やさぐれ中のバッティングセンターで出会うのは良く日に焼けたスポーツ少女。理子ちゃん。
こいつはホームラン級の出会いだ。ハートに直撃って話ですな。

というわけでお茶をすることになった2人。
ソフト部に所属してる理子ちゃん。練習の後はみんなでワイワイ中華料理屋でチャーハンでございますか。いいねぇ。

話はいい感じに盛り上がり・・・それだけではなく、日曜日にデートの約束を取りつける
いやまさか、女の子の方から誘いが来るとは・・・!!
こりゃ勝太もいい調子に追従するしかありますまい。それそれ!

さてさて、今までになくいい流れが来た勝太ですが・・・今回はどうなることか。
カップル成立の道はそう簡単なものではないと思いますが、さてさて。

・ミドリノユーグレ
父の死の真相を知るために混乱の中、忍び込む翠ちゃん。
活動的であるが、同じようなことをしている人物がここにもいた。
何やら調べ事をしているらしい、やべー雰囲気の女。
その女性にあっさりと見つかり、誰にも言わないので見逃してくださいと土下座する翠ちゃん。なんと潔い態度か。

とはいえ溝口専務のIDカードを持って行かれるわけにはいかない。
父を死んだ理由を探す。そのためには危険であっても引くわけにはいかない。うーむ、必死さが見て取れますなぁ。
それにしてもやはりこの女性は、かつての豪家宇郎さんの同僚のあの人でありましたか・・・

てなわけで2人で探索開始。
ボルテクスの社長としては何としても13ラボは守らなければならないと考えている様子。
ふーむ、連行という穏当な言葉を使っていますが、逆らえばどうなるか分かりませんなぁ。
とはいえ警備部員はそこまでの緊張感はない様子。本当にテロリストと出くわしたらどうするつもりなのだろうか?
こちらは7年前にも工作員まがいのことをやってのけた人物がいるのだぞ?

てなわけで見事な動きで警部部員たちは撃破されてしまいました。
静電気爆弾はまあいいのだが、一体どこに取りつけてくれますのか・・・笑うしかないねコレは。ハハッ。

さて、地下にやってきた2人。
溝口専務のカードがあれば最後の扉もあっさりと開く。
その先に待ち受けていたものは・・・数多くの標本
これはミドリムシの化物になった者たちでありましょうか・・・?
そして本当の闇はさらにこの先にあるという。
さてさて、翠ちゃんはこの先の真実をどのように見据えることとなるのか・・・注目です。

・錻力のアーチスト
バントをすると見せて本当に行う児島センパイ。
ある意味では意表をつけているが、それでも処理を怠る港南ではない。が、芝が雨を含むことで打球の勢いが緩やかに。

打球は死んどけ。俺は生きるぜ!!

天候を味方につけて見事に出塁する児島センパイ。
これは作戦勝ちな感じもありますな。港南の選手でも雨の経験は浅いか。

さて、続いて柊。スイッチヒッターの利点を活かし、今回は左打席に。
と思いきや直前で右打席に。グラグラじゃねーか。別に揺さぶりをかけてるわけでもないみたいですし。何をやっているのか。
まあ、本当に直前まで少しでも可能性の高い方を探っていたのでありましょうな。
そうでなければ夢であるメジャーには行けないわけでありますし・・・

――なんて、大それたことを本気で考えてるわけじゃない。
ただ、どこかに逃げ道の言い訳を作っておきたかっただけだ

ここで柊の想いが明らかに。
ハハァ。自分の夢はメジャーに行くことなのだから甲子園に行けなくても悲しくはない。そう思うようにしてたわけですか。
大きな夢を語ることで早々に甲子園を諦めた自分から目を逸らしていたと。

けどまわりが。脳筋が。いつの間にか自分が。その逃げを許さなくなった

安保先輩のようにハッキリとした態度ではなく、諦めの構えがあった柊。
しかし安保先輩と同じく、まわりの熱に当てられてしまっていた様子。いいですな・・・そういうの。
けれども英語喋りが以前より酷くなっているのはどういうことなのか。それが本当に磨くべき個性と考えてしまったのか!?

ともあれ想いにより粘りを見せる柊。
どうにか穂村の球に食らいつき前に飛ばす。その結果、ベースに当たるラッキーヒットが生まれる。イィヤァオ!!
うむ、前の回からのツキはまだ失われてはいないようですな。柊に続いて叫ぶ栄春の面々が良い感じだ。イィヤァオ!!

さあ、ここで出番が回ってきました主人公の清作。9回裏3点リードされて二死。ランナーは一・二塁。
この状況でどうすればいいか分かってるだろうなと話しかける弐織。

お前がスリーラン打って同点。俺がサヨナラホームラン打って勝ちだ

なるほど。これは見事なスラッガー理論。いや脳筋理論。そりゃあそうだけどさ。そりゃあそうだけどさ。

完璧ッスね・・・!!

鼻息荒く納得するクソ天然。天然理論でもあったか!!
いやしかし、清作にしてみれば確かに興奮する話ではあるか。何とも可愛いクソ天然よ。

ハンパなスイングだけはすんじゃねえぞ。ブチカマしてこい。

弐織の激を受けて打席に向かう清作。自分がこの場所にいられることについて感謝する。
桐湘の皆や今まで対戦した人たち、ずっと超えたいと思ってる神奈川最強の打者、弐織義壱。そして――

誰より弐織先輩のおかげなんだ

かつてはチームメイトのことを想うような心は無かった。ただ打てれば良かった。
そんなブリキだった清作だが、今は違う。その心の中には手放したくない想いが沢山ある
その想いを抱えて立つ、勝負の打席。
負けないという想いは互角であるが、そこから先はどういった要素で相手を上回るか、でありますな。
勝負強い清作のこの打席に期待したい。

・正義の殺人鬼
"超ホルモンバランス異常状態"。数日に一度強烈な眠気におそわれ、起きた時にはランダムでさまざまな年齢の身体に変化する。
それがヴォイスの体質であるとのこと。アオリでは、なるほど!そういうことか!!と納得してるが、どういうことだってばよ。
更にはそんな体質のヴォイスの血を飲むと、その人間も何かとんでもない身体になるのだそうな。ほほう・・・?

ともあれ老人の姿よりは格段に動けるようになっているヴォイス。
首吊りの殺人鬼もさらりといなして快勝。遺品も自分の身に危害を及ぼしたりするのが怖い所ですわな。

さて、残ったのは妙なお面の男。その正体は鬼のヨー吉。鬼?
まあそうか、地獄なのだから鬼がいるのも別に不自然な話ではないか。
しかし悪人が来過ぎたせいで地獄では鬼とのバランスが崩れてしまったらしい。あらあら。
関係ない子供や年寄りの鬼にまで酷いことをしているという殺人鬼たち。うーむ、正に鬼の所業ですな。ん?

で、ヨー吉曰く。この地獄を救ってくれる誰かをずっと探していたとのこと。
ハハァ。それで梅美ちゃんたちにこの地獄を救ってくれないかという話になるわけですか。
地獄の殺人鬼の80%が入っている殺人鬼同盟。その同盟の一番上、トップに立つ男が悪の親玉。
ふうむ、そいつさえ倒せば地獄も秩序が保たれた状態になるってことなんでしょうか。

戦闘力のない梅美ちゃんであるが、殺人鬼たちはそんな梅美ちゃんを狙っている。
ヨー吉の村の預言者曰く、ウメミという赤毛の男がこの地獄を救ってくれると述べていたそうな。
ほう、それは何というか何というか・・・性別違うじゃないか!?
まさか女の子だと思っていたのも思い込みだったということで後から解除されたりするのだろうか。いやまさかそんな・・・!?
何だか面白いことになってきました。

・イタおのこ
プロレスファンの女神ともいえる、マスク・ド・ホルスタイン
しかしロープにつまづいて打ち所が悪くてそのまま死んだそうな。プロとしてその受け身の取り方はどうなんだ・・・?

伊香保温泉は知ってるのに難しい日本語は分からないと述べるホルスタイン。バカな。
ともあれ成仏させるためにプロレスで負かせなければいけない様子。
うむう、普通の勝負じゃ勝ち目はなかったでしょうが、マスク剥ぎデスマッチというルールで助かりましたな。
マスクの下のホルスタインの素顔はなかなかの美人でよろしゅうございました。

・BAD BROS
地の底を這い、絶望に怯え、それでも戦った。光を掴むために――

兄弟を始めとした5人は戦い続け、そして7年の歳月が流れた。
無事にバビロンから解放され、教師となっている倉田。
不良校の野球部の部長になっているのは性格ゆえの因果か。

その荒れた野球部に監督としてやってくる野人。ほほう。
こうしてみた感じ、倉田は先生として全く無視されているわけではないが野球させられるほどの影響力はない感じか。
こういう不良に言うこと聞かせるには7年の歳月を経た倉田でも無理だったわけですな。変わらない子であるのう。

変わらないという意味では野人も変わらない。相変わらずの博徒ぶり。
しかしその左脚には醍醐さんの二―プレスが。そうか、同じケガをしてしまったのか・・・
というか醍醐さんが天国から苦言を・・・!?
形見の品に宿って物理的に野人を守ってくれる醍醐さん。この人はどこまで・・・!!

賭け野球により部員たちの3年間、自身の軍団の兵隊として雇うこととなった野人。
目指すは彼らと共に甲子園。約束、甲子園!である。ほほう。
スペシャルコーチのカジケンさんも加え、皆で夢を追おうという話でありますか!!
果たせなかった夢であってもそれを繋ぐことはできる。良い話だ。しかしカジケン、そのピッチングマシーンは・・・?

野人が己の夢を果たそうとする中、兄の甲人も夢を追いかけている。
バビロンの地下で廃人となっていた男が今ではメジャーリーグで怪物ぶりを披露している。おぉ。
立派に太く生きていってくれそうで頼もしいですなぁ・・・

というわけで、BADBROSは最終回でございます。
やはり醍醐さんは・・・という悲しみはありましたが、それでも時間がかかっても他の面々は地上に出ることが出来た。
そして今でも夢を追い続けている。それは素敵なことであります。
これからの困難も逞しく乗り越えていきますよう願います。

藤井良樹先生、佐藤周一郎先生の次回作に期待しています!!

・木曜日のフルット
真実を隠すには多くの情報の中に紛れこませる。うむ、上手い手法ですな。
白川先生もそれなりに巻数出ている作者なのだがサイン会とかで顔出しする予定はないのだろうか?
こうなってしまってはただのおじさんではいられませんぞ・・・!!
いやまあ、漫画家に変なキャラを求めているわけでもないんですけどね。普通ならそれもまた良しですわ。

・総合感想
次回は弱虫ペダル連載400回。もう8周年にもなりますか。
そして藤近小梅先生が読み切りで登場。久しぶりの作品に期待がかかります。楽しみだ!!



2016年 22+23号


・刃牙道
武蔵VSピクル!!勝者は・・・刃か!?牙か!?
お互いの武器を示したいいアオリですが少なくとも刃牙が勝者ではありませんな。

ピクルのタックルで厚さ30センチのジュラルミンの壁が凹む。
それを受け止めてみせる武蔵の頑強さ。武士の肉体のいかに強靭なことか。
それにしてもマウントを取るにしてもピクルは巨大すぎる。武蔵も足を大きく開かないと跨ぎ切れない様子だ。

徳川。この勝負、改めてもらえぬか

決着に乗り出すのかと思いきや、よもやの仕切り直し。
見えぬ剣で何度も斬ったが全て筋肉で食い止めたというピクル。さすがの肉の宮。ならば・・・

本身を使用いたい

自ら望んでその要求を口にする武蔵。
うーむ、やはり烈海王が本身までのハードルを下げてしまったのだろうか。
まあ、イメージで斬れないからこそ試してみたくなるってことはあるか。
勇次郎もイメージでは斬れませんでしたしねぇ。

マウントでどうなるかと思ったら腰を跳ね上げて武蔵をどかしてしまうピクル。
この膂力ではやはり難しいか。だが・・・

本日仮に、真剣での立ち合いならば・・・俺を跳ねあげる膂力は残っていたかどうか・・・

ふむ。イメージでは出血しませんからねぇ。
肉で止めたとしても本身ならば出血は免れない。
武蔵曰く斬って見なけりゃ分からんとのことであるが・・・実際斬ったらすぐに出血も止まったりするかもしれませんしね。

武蔵の発言に呆けていたペイン博士も再度憤る。
人類の遺産。世界の宝を斬るなど許さん!その思いはまあ分からないでもない。
しかしそれをやろうとしている武蔵もまた現代に蘇った高名な武士であり、世界の宝と言えなくもない。
どうでもいいが英語で喋ってたんですねペイン博士。

決着を畏怖れるな

激昂を受けても全く折れる様子の無い武蔵。
化学者とは大宇宙を隔てるほどの価値観の違い・・・説得などできようはずもありませんわな。
今度はもっと化学的に相手を御せる準備を整えてくるべきでありましょう。
クロロホルムを全身から発する腕っこきのスナイパーを揃えるとか。

それはさておき、武蔵の愛刀である無銘金重。これが今も肥後の國に眠っているとのこと。
その稀代の斬れ味を皆に見せたいと武蔵。うーん、斬る気満々だなぁ。
しかし仕切り直しはいいけど、また地下闘技場で観客入れて行われるのだろうか?
戒厳令引いておかないとまた武蔵が殺人罪に問われそうな気もするが、さてはて。

・ハリガネサービス
6点のビハインドで大黒柱の野々原さんが負傷退場。
こうなると下平くんのサーブで決めていかないと厳しい。
そのように逆境をひっくり返すことを期待する松方であるが・・・

この1本は捨てよう。1セット目とは空調が逆の向かい風だ。どのくらい変化するのかわからない。確かめる!

前回の引きに比べてやけに冷静な下平くん。
しかし考えてみると前の試合では勝負に出る1本すら躊躇って味方に相談したりしてたんですよね。
その時のことを思うとやはり普通の精神状態ではないのか・・・?

ともあれ安全にということなのか、軟打。無回転の変化を確かめる。
逆風の効果もあり変化が更に大きくなった様子。ほほう、変化球と向かい風は相性がいいようですな。
というか下平くん、今の1回だけで変化の度合いを理解したというのか・・・!?

声を出したのなら責任もって取れと雲類鷲君。まあ、これについてはその通りと言えなくもない。
一応雲類鷲君も拾おうとしたけど変化で逆に行った感じでしたしね。
とはいえそんな謝らない態度に下平くんは・・・超ロングサーブの構えを取る。

あの程度の変化じゃヌルい。もっと、酷いことになれ!!

逆風に真正面から突っ込ませるサーブ。空気抵抗によりものすごいブレが発生する。
予測できない変化。ぐにゃぐにゃと曲がりながら雲類鷲君の前に行き、さらに手前でも変化する。うーむ、恐ろしい。
そして今の2回のサーブで王葉は早くも理解する。雲類鷲君の所が狙われている、と。
これだけの変化、普通ならコントロールが効かないと考えそうなものだが・・・
何となく狙いそうな雰囲気は向こうも感じたのだろうか。
雲類鷲君は性格的に狙われやすそうな気がしますものねぇ。

ともあれレシーブには参加せずネット際で待っていてくれと頼まれる雲類鷲君。
王様である雲類鷲君は配下の活躍をどっしりと待ち点を取るべしということでしょうか。
相変わらずこのキャプテンは徹底して自分を殺してチームに貢献しようとしておられますなぁ・・・
が、そんな行動も実るとは限らない。

逃がさないよ
大体逆風でどれくらい押し戻されるからはわかった。
あとはアレが再現できれば軌道をコントロールできる!

早くも空調の不利を克服してしまった様子の下平くん。本当、恐ろしい子ですわ。
しかし今回のサーブで現れるのは・・・ハリガネの壁!!
向かい風を強く突き破るためにはこの壁を突破するしかない様子。ならば躊躇うようなこともない。

邪魔するな。千切れろ、ハリガネ!!

折れず曲がらずのハリガネが下平くん自身によって千切られるとは!?
よもやよもやの演出でありますな。活殺自在とはこのことか!?
それはさておき、狙ったのは竜泉戦で出した完全無回転のボール。
これならば変化することなく狙ったところに真っ直ぐ飛ばすことが出来る。
変化させずに真っ直ぐ飛ばすとなれば・・・そう、狙いはネットイン!!
ネット際で待つ雲類鷲君を狙ってのネットインサーブである。うむ、執拗だ。
ここで、拾い切れずに悔しそうな様子の雲類鷲君を見下ろしながら下平くんから一言。

どんな気分ですか?
あんなにバレーを楽しんでた人を怪我させてバレーできなくさせて、自分だけ楽しい楽しいは通らないだろ。
さっきはあれだけ猫田先輩を集中狙いしたんだ。
今度はアナタが集中狙いされても文句ないですよね

ものすごく黒い下平くんが現れてしまいました。これは・・・怖ェ!!
いやはや、怒りの下平くんが活躍してくれることを期待してはいましたが・・・期待以上の感じでありましたな。
雲類鷲君への精神的なダメージもまだまだ積み重ねていくことでありましょう。
この勢いで第2セットを取ることが出来ればと思いますが・・・さてさてどうなるか。
王の座から雲類鷲君が陥落しそうな雰囲気になった時、王葉側の変化がどのようになるか。今から楽しみです。

・毎度!浦安鉄筋家族
母への感謝の気持ち。カーネーションの一輪でもすごく喜ばれるものであります。
しかし買ったはずの子が何というか可哀想な気がしますな。
小鉄が飛び出していった先で元の持ち主の子の所に戻ったりするのでしょう。きっと。

・弱虫ペダル
2日目の山頂まであと少し。
その山岳LINEにて真っ先に登ってくる者を見ようと待ち構えていた男が1人。山神こと東堂尽八である!!

箱根学園では伝説の男として語り継がれている山神。
総合で負けはしたものの、東堂さん自身は全く負け知らずでありましたからねぇ。
しかし自転車にも乗っていないのに凄いオーラを放っているとは。卒業して大人びたということだろうか?
いや、落ち着いた口調ではあるが、やはりクライマーが先頭で来ないことについて微妙な心境でいるのかもしれない。
お喋りなノリを抑えると非常に真面目でオーラが出そうな雰囲気はありますものね。東堂さん。

昨年決めることの出来なかった新たな山神の座。
今年決めるならここと山岳LINEに来ていたようですが、レースとはままならぬものである。
まあ、山頂とゴールが近いって前もって分かってるのだから2日目だと思うのが間違いと言えなくはないのですが。

さておき、ここまで全てのゼッケンを獲得している箱根学園。
となれば京伏も総北もこれ以上はさせじとギリギリの闘いをしかけてくるはずである。
といっても両者が共闘して箱根学園に当たろうとかそういう話にはならない。
後からやってくる総北のメンバーの為に先頭を走る京伏のメンバーを抑える鳴子。

来んねん・・・!!誰かが・・・そんな気がしとんねん・・・!!
キツキツやけど、ギリギリやけど。スカしたヤツ以外のヤツが絶対来とんのや!!

さっきは思わずス・・・言ってしまったからとにかくそれは違うと強調する鳴子。
うむ、素直じゃ無いことですな。
そんな鳴子に対し、ハンドルをぶつけてどかす御堂筋君。
故意だし危険な行為ではあるが、確かにこういった接触はよくあることでありましょう。
弾き飛ばされた鳴子はガードレールに接触し・・・速度が落ちる。
ふうむ、とりあえず転倒とか酷い怪我には繋がらなかったようで良かった良かった。

さすがにここから前に出ることは無理な様子。既にフラフラですからねぇ。
しかし仕事はこなした。前に喰らいついて、総北のジャージを守り抜いて、1人で限界まで抑えた。

せやから来いや・・・来いや・・・来いやスカシィ!!

追いつく者のイメージ。ついにそれを認めるようなことを口走ってしまう鳴子。
しかしてそれに応えるようなタイミングであらわれるスカシ泉君こと今泉君と坂道。
いやはや。やっぱり鳴子と今泉。この2人の関係は良いですなぁ・・・
鳴子が転校するという案もあったそうですが、そうならずに良かったと思えます。

山岳ポイントまであと2km。
御堂筋君としては全く想定外の相手が上がってきたことに対しての驚きが強い様子。
坂道ならばまだそういうこともあると思えたかもしれないが・・・ついさっきまでうな泉君だったりポキ泉君だったりした男がなぁ。

改めて言いますよ。葦木場さん・・・御堂筋。
総北のエースはオレです

ポッキリ折れやすいけど修復もまた素早い今泉君。
折れてからしばらくは強いですからねぇ。この勝負は期待が持てるのではないでしょうか。
鳴子のためにもどうにか2日目の成果が残る形としていただきたく思います。

・猫神じゃらし!
石段で縦に眠るのは背中が痛そうである。しかし横になって寝るのは寝返りで落ちそうで怖い。
結論としてはここで寝ない方がいいのではというものなのだが・・・眠いものは仕方がないか!!
それにしても寒恋雪子ちゃん。13歳でありますか。立派な体つきですのになぁ・・・13歳か。そうか・・・

・放課後ウィザード倶楽部
どうにか鎧騎士の撃破に成功。
那由多に何らかの"能力"があることも確信できた。これをこの先どう活用するか・・・サンチョの手腕が問われる。

さて、強敵を撃破したならばドロップ品に期待するのがゲーム的に正しい行為
さすがに経験値が溜まるわけではないですからねぇ。アイテムを奪う流れが正解でありましょう。
そういう行為を大っぴらにヒャッハーしながら出来るのがモヒカンの利点。
この姿ならむしろ喜んでやらなければウソってもんだぜヒャッハー!!
モヒカン師匠の嬉しそうな顔を見る限り、好きでモヒカンやってるんだなってのがよく分かる。

シモン曰く、エルシオンの目的は殺戮のみ。奴らの殺しは腕試しでもなければ盗みでもないとのこと。
ふーむ。実際のゲームにもそういうPKerはいますからなぁ。
初心者や弱者を真っ先に狙ってくるというのがまたタチの悪い。

死体が消える前にマジックアイテムを根こそぎ頂く行為、"ルート"
死んでも次があるこの世界ではこういった行為で恐怖心を植えつけないと何度でも仕掛けてくるとのこと。なるほどねぇ。
しかし鎧の中身が女の子となると剥ぎ取りも何だか微妙な行為に・・・
いや、これで中身がオッサンだったとしてもオッサンを寄ってたかって脱がすオッサンの構図になるだけだしなぁ。吐くわ。

相手が殺す気で来るのならばその意志を尊重し、殺すし盗む。モヒカンの言っていることは間違いでもない。
そもそも手心を加えられるほど甘い相手ではありませんでしたしねぇ。
しかしゲームだろ?で済ますにはなかなかにリアリティのある世界ですので、割り切るには時間が必要か。

鎧の中身についてですが、戦っている最中の体つきとかでそうじゃないかとは思っていました。
鎧も何となく胸が膨らんでいた感じがしてましたしね。いや中身は胸膨らんでなかったわけですが。膨らんでなかったわけですが。

さておき、その中身であるルカちゃん。20時間後には再度寝直してログインし直した様子。
そして向かうのは"エルシオン"のユニオンマスターであるザヤ爺こと十六夜一輝のもと。
ふーむ、この世界は老若男女に関わらず色んな人がいるみたいですなぁ。

そしてエルシオンのメンバーの一人である羽生さん。
人々をこの悪魔のゲームから救い出すために動いていると語る。ほほう。
"エル"とは。エルシオンとは。ハイカキンたちの救済とは何を意味するのか・・・

で、この羽生さんやルカちゃん。1話で那由多たちと一緒にいた人たちなんですな。
確かに読み返してみれば1話でも左腕に布を巻いておりますな。
というかルカちゃんのバリアは固有の能力だったりするのだろうか?アイテム頼りでもないのならそれは凄い話ですが・・・

1話との繋がりもできて話がようやく広がってきました。
羽生さんはこの頃はキラキラしていたのに2年後は随分と憔悴しちゃうようで・・・おやおやですな。
しかし那由多はエルシオンのメンバーになっているようですが、それはやはりニトリたちに何かあったからなのだろうか。
エルシオンが初心者狩りを行うのは悪魔のゲームに関わらせないよう、恐怖心を植えつけるためだったのでしょうか。
だが、眠れば自動的にログインする世界でその行為に意味はあるのか?
遺跡とかに入られると何か大変なことが起きるということなのかもしれませんが・・・
何やら楽しみな設定が出て来そうですな。

・吸血鬼すぐ死ぬ
サテツさんはいい人過ぎてあまり影が薄いという印象はありませんな。
その人の好さは立派な個性ですよ!色々とこの先もそれでイジられることになるだろうけど、個性は個性だ!!

左腕のアームも大幅に姿を変えるなら特徴的になるかもしれませんが・・・
ファンならキッチリ覚える箇所でありましょうが、これもガンダムの機体と同じみたいな話か。そうか。

いい人なので皆が敬遠しがちな裏方の仕事もやってくれる。
マスターはズバリ言っちゃってるが、こういう存在は非常に大切ですよ。誰かがやらねばならんのだから。
ギルド内の人気はかなり高いでしょうなサテツさん。いい加減ドラルクさんも名前憶えてあげてください。

セクシーなジョンはさておき、今回もまたしょっぱい吸血鬼である。イケメンなのに。
飲みかけのジュースの放置は結構厳しいのでやめてください。自転車のカゴに空き缶入れたりしたらブッ飛ばす。

それっぽい見かけではありましたが、昔は荒れてたんですねぇサテツさん。
子供の為に荒ぶるサテツさんはカッコイイと思いますよ。こういう二面性はウケる要素だ!!
しかし名前が売れるのも善し悪しというのが今回の一件で分かったのではないでしょうかぞうパンツさん。
ロナルド君も色々と苦労しているのですよ・・・スキの多い人だから。

・実は私は
2年前。まだ全力でアイアンレディだったころの藍澤さん。
まだ友達と過ごす楽しさを知らなかった頃。任務の遂行が第一だった頃の藍澤さん。
必要以上に真面目で堅物。この頃はポンコツな感じはあまり見受けられなかったんですなぁ・・・

友達がいないことについても特に気にした様子はない。
が、そんな藍澤さんを誘ってみたりする朝陽。
岡の言うように人によっては余計なお世話になる行動でありますが・・・
ふむ。この辺りで朝陽からの好意が発生したわけでありますか。なるほどなるほど。

そんな恋の芽生えもあったアイスクリーム屋も今はなくなっている。時の流れの無常を感じますなぁ。
それと同じくアイアンレディという存在ももういない。それは良いことだったかどうだったのか。
少し前ならば確実に良かったと言えるのだろうが、このような手紙を頂いた今となっては・・・

さて、しれっと登校している未来委員長。
年齢的にいかがなものかと思うが、まあ外見的に違和感は薄いし問題はない。もっと年上の天使だって登校してるわけですし。
とはいえ藍澤さんと同じ顔はやはり問題があるし箱は被っておいてもらわないといけませんわな。いや、何で箱やねん。

箱については未だ謎であるが、それよりも未来委員長である。
笑顔の葉子さんを見て涙する。これは一体何を意味するのだろうか?
朝陽には色々な想いがありながらも親しげに接することができていた。表面上は。
しかし葉子さんに対してはそれをつくろうことも出来ていない様子。
これは未来で朝陽が葉子さんと一緒になれていないことにも繋がるのだろうか。聞きたくない未来がありそうで怖い。

藍澤さんと朝陽の関係は他の子とはまた違って複雑。
最初は朝陽が好きになって一方的にフラれた。
それから葉子さんと出会い共に秘密を知り、守る仲に。
そして藍澤さんは朝陽を好きになり、告白し、フラれ・・・うーむ。何とも奇妙な関係である。

俺・・・心に決めたんだ。俺は委員長がキッパリフってくれたから委員長のこと諦めることが出来たから、
絶対にその気にさせるようなことしちゃいけない・・・ハッキリと一線を引かなきゃって
それくらいしか俺には出来ないって。だからさこんな風に手紙で言われるまでもなく――

確かに朝陽は恋人ができる前から、これと決めた意中の相手がいるという時点からずっと誠実でありました。
葉子さん以外の相手と半端に通じ合うようなことのないよう徹底している。
そんな黒峰朝陽の誠実さは存分に見てきたはずでありますが・・・どうも今回は難しいことになっているようですな。
藍澤さんの手を払う朝陽の姿は何というか・・・見てはいけないものを見てしまったような感じが・・・
藍澤さんの反応のおかげでいつものかで済ませられて良かったというか何というか。いつもので済ませられるのもどうかと思う。

といってもそれで済むのはやはりつき合いの浅い周りの反応。
葉子さんは心配そうに見ているし、もちろんみかんだっていつものこととは思わない。
みかん曰く、朝陽にとって藍澤さんはどこか特別な存在であるらしい。

けどもう少し一線引くか引かないかはっきりしてあげたら?

そのように忠告するみかん。
どうやらみかんに言わせると朝陽は藍澤さんに対する拒否反応だけ過剰であるとのこと。ほほう。
確かに告白の件があってからどうも警戒している感じはあった気がします。
毎度藍澤さんがその警戒に足るだけの行動をしているから目立たなかったかもしれませんが・・・
それでいて皆で遊ぶとなると藍澤さんがいてもフラフラと顔を出す朝陽。ふうむ・・・

・・・あたしに言わせりゃ藍澤さんはとっくにあんたのこと諦めてる。
さっきみたいにしょうもないことで赤くなるくらい好きなクセにね。
それを押し殺してでもあんたと友達に戻りたいだなんて・・・
よっぽどあんたと白神さんと三人で過ごした時間が大切だったんでしょうね

大切な時間。藍澤さんが切望する大事な時間。
しかし朝陽は気付く。この先俺たちはもう一緒にいることは出来ない、と。
涙しながら何かに気付いてしまった朝陽でありますが、これはどういうことでありましょうか?
誠実さが故に招く悲劇と言うことなのだろうか?
その辺りをもう少し抑えてどうにかできないものなのだろうか。
できれば皆で笑いあえる未来を夢見たいものであるのですが・・・これは何とも怖い流れになってきましたな。

・ドカベン ドリームトーナメント編
物言いをつける牛之介。相変わらずトラブルの種になる男だ。
このボールは避けられたものであるのかどうか。
少なくとも当たってもいいつもりでベース寄りに立っていたのは間違いないでしょうが・・・
とりあえず退場沙汰にはならずに済んだ様子。

続いて根倉。その態度は味方をもイラつかせる。ダメじゃん。
と思いきや、相手の油断を誘う効果も大きかった様子。

浅い守備を超えそうな当たり。
そこに大垣の四股による地面揺らしも加わってのタイムリー。どすこい。
まさかマンガじゃあるまいしと否定されてはいるが、さてさて実際はどうだったのか・・・?

何はともあれ同点に追いついたホークス。
妙な繋ぎ方ではありますが、何が起こるかは分からないものであるなぁ。

・鮫島、最後の十五日
かつての大横綱・虎城。
人々に心技体揃ったまさに横綱と誉めそやされる存在。
しかしその心は常に横綱への期待という重圧に押し潰されそうになっていたという。
そんな経験のある横綱が、現在の本物の心技体を揃えた横綱・泡影を見てどのような想いでいるのか・・・
同じように重圧に耐えかねている父親の姿を見て反発心を覚えていた王虎の気持ちなんかも気になるところですな。

相手に全ての力を出させ、それを受けきりそして飲み込む。
確かにお互い全力でというのは鯉太郎の目指す相撲でありますわな。
しかしそれを成すには受けきるだけの大きな力が必要となる。
さらに横綱には加えて観衆の期待、いや幻想が重く伸し掛かる・・・

強大な力があって初めて成立する相撲だ・・・
お前に実力がないとは言ってはおらん・・・だがあの相撲を取るには足らんのだ・・・
お前に期待をしとったと言うのも嘘ではない・・・その太い地力と精神力は目を見張るものがある・・・
心底思うよ・・・あと少し・・・体が追い付いてくれればと・・・

心は満ち、技も身についてきている。しかし体は・・・
虎城親方が鯉太郎に期待するようになったのは間違いない。
だが、だからこそ今のボロボロになってしまっている現実が辛い。
引退を進めるのも、もうその期待をかけ続けるのが辛く思えてしまったからなのかもしれませんな・・・

今さら・・・分かってんだよ。俺が相撲に選ばれてねーってことなんて・・・

それこそ序二段の頃からずっと体格には悩まされてきた鯉太郎。
その頃に比べればずいぶん立派な体格にはなりましたが・・・足りない。
この体で真っ向を貫くスタイルは身を滅ぼすこととなる。が、それでも鯉太郎は止まらない。

一生現役でいられる奴なんていねーんだ・・・遅かれ早かれいずれ終わりは誰にでも必ずくるんだ・・・
何より怖ーのは・・・満足しないで終わっちまうことだ・・・
だから俺は・・・俺の相撲を貫く。誰にも否定はさせねー・・・たとえ相手が・・・神でも・・・

これぞまさに死んで生きられるかの心意気。
実際満足しきれずに終わってしまった父の姿を見ておりますからねぇ。
同じ道をたどることのないよう、悔いの残らないようにしたいという思いが強いのでしょう。
しかし、そう覚悟を決めておきながらも神の依代たる横綱・泡影が前を通り掛かった時・・・引いてしまう。

鯉太郎の気迫をものともしない泡影。その目は一体何を見ているのか。
全てを包み、泡と影としてしまう。その心には深淵が潜んでいるのだろうか。

おもしれー・・・アイツが・・・相撲そのものだってんなら・・・アレを振り向かせりゃいいんだろーが・・・

あくまで引くことの無い鯉太郎。まさに進むは修羅道でありますな。
単純な熱気では泡影には通じそうもありませんが、さてどうするのか・・・
この先に横綱と当たる機会があるのか。それまで五体満足でいられるのか。
情熱が限界を超えてくれることを期待したい。そして限界を超えた後の反動も抑え込んで欲しいものであります。

・囚人リク
敵か味方か謎の看守。
とりあえずそんなガキは知らないととぼけてみせるレノマさん。
しかしガキとは一言も言ってないと言質をとられるレノマさん。不意を打たれて焦ってるようですな。

可愛いな

しょせんは18歳の少年と子供扱いをしてくる謎の看守。
頭のキレる侮れない相手であるが・・・こういう態度の大人は嫌いそうですなぁ。レノマさん。

ともあれ得体の知れない相手であるし、どこまでこちらの情報を掴まれているか全くわからない。
となれば少なくとも脱出の企みだけは誤魔化し抜くしかない。
そう考えて小者を装った喋りをしてみるのだが・・・お見通しな様子。

可愛い。ずいぶんおしゃべり。なんか一生懸命。

見せつける大人の余裕。これはイラつく。というか何だか口説きにかかってるようにも見えてなんだろうコレは。

言葉で誤魔化す手段は使えなさそうなので実力行使に出るレノマさん。
抜け目なく手に入れていたフェンスの針金で脅しをかける。が・・・そんなレノマさんを投げ飛ばす看守。
やたらと投げ方がオーバーアクションなのが気になるが、強いぞ謎の看守!!
大場様に見つかったらショー向きの逸材とスカウトされちゃいそうだ。

二度と俺の前に現れるなというレノマさんだが、看守は言う。君のほうからまた会いたくなるよ、と。
お互いに求めあう関係になるだろうから、と。だから何故怪しい言い回しをする。

トンネルに・・・皆に確実に会いにいける方法を教えてあげる。
試合当日、会場で暴動を起こせばいい
今や君を慕い命をも惜しまぬ戦士もいる。武器もある。そのスキに・・・悠々とお前はトンネルに行けばいい。
彼らは酷い人体改造をし、大量の鎮痛剤も常用してる。どうせ長くは生きられない。大義の布石となれば充分に浮かばれる。
名案だろ?俺は・・・そうだな・・・このアイデア代を少しもらえればそれでいい・・・誰も、損をしない

確実な、という甘い言葉に続けられたのは何とも辛いアイデア。
誰も損をしないなどとのうのうと述べるそのアイデアに・・・味のある顔をしてみせるレノマさん。
まあ、こんな提案受け入れられるはずありませんわな。
大義の布石なんていう大人のお題目。レノマさんとしては用いられるはずもない。
綺麗事だけで生きてきたわけではないが、やっちゃいけないラインは弁えている。

どうやらそのことを確かめたくてレノマさんを試した様子の謎の看守。
見込み通りの男であったことを認め、正体を明かす。変装用のヒゲを消し、メガネを外し、語る正体とは・・・

私の名前は藤本光。藤本吾郎の娘です。男になりすまし打倒鬼道院の機をうかがっている。

む・・・む?今何と!?
いや、見た目からしておじさんの関係者だろうとは思ってましたよ。息子かもしれないとは思ってましたよ。
だがその正体はレノマさんと遜色ない体格の娘さんだったとか・・・誰が予想できるか!!!
更に可愛いレノマさんに惚れたりとか・・・おやおや、何か面白いこと言いだしてくれましたよ光さん。
マリアさんという存在もいるというのに・・・よもや囚人リクでラブコメ展開が繰り広げられるとでもいうのか!?

衝撃の正体に驚きを隠せない。
しかしリクの伝言を聞いて優しい瞳になるレノマさんがいい感じですな。
となればリクも交えてのヒロインレースが開催される展開が・・・いや、リクの方がヒーローであるかもしれないしうむむ?
何はともあれ、脱出に関して大きな光明が見えてきました。
既にリクたちは光さんと連絡を取り合っているようですしね。合流も難しくはないでしょう。
後の懸念事項は内海看守の存在か・・・逆に残酷な処置を受けた沢田の行動や大場様の存在も気になるところですが。さてはて。

・ミドリノユーグレ
溝口くんの父親がミドリムシ製品開発の責任者だと知った翠ちゃん。
こうしてはいられないと動き出す。不良を蹴落とし、またがっていたバイクを借りる。ヒデェ。
でも蹴られた不良曰く、翠ちゃんのそんな所がいいとのこと。惚れた弱みって奴ですかね。ハッハッハ。
ヒドイけど目的地に向かう翠ちゃんがカッコイイ感じになってるので良しとしましょう。

さて、ボルテクス社では化物の研究が行われている。
研究所には7年前に暴れ、翠ちゃんの父親たちを殺したあの化物の姿もある。
これは研究用に冷凍保存されているのだろうか?まだ動き出す可能性があったりするのか・・・?恐ろしい。
その化物を見つめる溝口専務の表情は暗い。

7年前のあの日、お前はユーグレナに関するすべての研究を破棄しろと言っていたが、お前にはこの未来が見えていたのか?
なぁ・・・豪家

研究を奪い出世を果たすことに成功した溝口専務であるが、抱えた悩みは大きいようですな。
生み出したものに対しての責任を取るために動いていると信じていいのかはまだ分かりませんが・・・期待はしたい。

その7年前。突然の父親の訃報。
翠ちゃんにしても、母親の葵さんにしても衝撃は大きい。
いや、危険と分かっていながら送り出してしまった葵さんの自責の念はかなりのものでありましょうか。
まあ、最悪でもクビか逮捕ぐらいで済むと思ってはいたのでしょうが・・・まさか亡くなるなんて思わなかったでしょうわな。

死ぬことも考えていた様子の葵さん。しかし翠ちゃんのために生きることを決めてくれた。
そんなママのためにパパの死の真相を突き止めようと考える翠ちゃん。いい話でありますなぁ。
しかしその真相に辿り着くのが果たしていいことかどうか・・・

会社の前で翠ちゃんとぶつかる、翠ちゃん曰くやべー雰囲気の女
何者でありましょうか?成長した晴ちゃん?それとも・・・?

受付を通して溝口専務に会おうとする翠ちゃん。しかし無理。そりゃ息子の関係者だからってそうそう通してはもらえませんわな。
だが専務の方が息子を発見して寄って来てくれた。これは運が良い。
溝口くんのロボ研の話はさておき、翠ちゃんはズバリ切りだす。

私のパパ、豪家宇郎のことをあんたに聞きに来たんだから

ほう。翠のパパ、葵の夫はイエローでありましたか。いい色の一家ですね。
それはそうと、溝口専務としては恐れていた展開。
真実を知りたいという翠ちゃんでありますが・・・口外できるものではありませんわな。少なくとも今はまだ。

どうにかやり過ごそうとする溝口専務。
その専務への追及の最中、いきなり爆発する案内ロボ。なんとまあテロですか。翠ちゃんなんてことを・・・!!
いやまあ、さすがにそこまで仕掛けられるほど素早くはないし、そもそもやりはしないでしょうが。

爆弾を仕掛けるようなことはしないが状況は最大限利用させてもらう翠ちゃん。逞しい。
専務のカードを奪ってゲートを突破。このランクのカードなら研究室の出入りも楽々でしょうな。
さて、ユーグレナの研究室で翠ちゃんは何を発見するのか。そして発見した結果何が起きてしまうのか。
無駄に回転するぐらい元気な翠ちゃんでありますが・・・心配だ!!

・AIの遺電子
人工知能が人間をとうに超えたと言われる世界でもチェスや将棋、囲碁などの名人戦は行われている様子。
さすがにコンピューターと人間との対戦みたいなのはもうないんでしょうな。

しかしヒューマノイドの棋士にはドーピング検査が課されている。
電脳をスキャンして不当な改良をしていないかチェックするとのこと。
やろうと思えばいくらでも出来るでしょうし、必要な措置ではありますわな。

そのチェックに引っかかった宿利拓哉七段は日本新将棋連盟を除名。
しかしかかったのは「やる気」のウイルス
これに感染すると集中力やモチベーションを高いレベルで維持できるようになるとのこと。
ふうむ、それは感染してたとしても気づかない可能性がありますな。
だけどあれば確実に有利なものであるし、ドーピングを疑われても仕方がないものでもある。
それを狙って感染させようとする者がいるのだとしたら・・・嫌な話ですな。

自分の力で努力していたはずなのにウイルスのおかげということにされる。屈辱ですな。
しかし知らずにその力を使っていた以上、それがなくなった喪失感を埋めるのは容易いことではない。
疑惑の棋士が恥も外聞もかなぐり捨てアマの大会に出る。しかしその実力はとても七段まで登ったものとは思えぬもので・・・

宿利さんの密着取材を続ける田村記者。
今の宿利さんの取材を続ける意味があるのだろうか?
記事にするよりも個人的に知りたいことがあっての取材でしょうか。
自分の力で強くならないと意味がないと主張する宿利さんに対し、どうして自分で強くなると意味があるんですかと田村記者。
うーむ、それはまた本質的な問いでありますな・・・
そして頑張れる自分を知っているのに同じことができないと述べる宿利さんの悩みも難しい・・・

何とか自己をコントロールしようと抗う宿利さん。
この諦めない精神は立派なものであるが、衰えた身で成功した過去に追いつくのは・・・難しいんでしょうな。やはり。
人間であっても年を取って衰えた身で全盛期のように走り回ろうと考えたらどれだけ努力しなければならないことか。

それでも、挫折しながらも今でも抗い続けている様子の宿利さん。
その不屈のやる気は確かに感染するものであるかもしれませんな。影響による感染もまた有り得るということか・・・

・少年ラケット
4月末の桃田西。
ふうまに大和と新入部員が入ったと思ったら2人止めて人数の変わらない卓球部。
そんな桃田西卓球部のイメージコスプレ表紙でございます。イメージのない大和はユニフォームのまま。仕方ないね。うん。

さて、今年になってからより張りきるようになっているビリー。
その理由は現在の人数。6人というのは団体戦に必要な数ギリギリである。

・・・ちゅうコトは、3年の2人が引退しはったら、団体戦には出られへんっちゅうわけや

なるほど。来年2人以上入るとも限らないわけだし、場合によっては2年生であるビリーの団体戦もあと2回で終わるかもしれぬと。
そう考えたら夏までにもっと早く・・・もっと速くならなければと考えるのも無理のないことか。
個人戦もあるとはいえこの1年間仲間とやってきた者としては団体で、皆で勝ち進みたいという気持ちは芽生えてもおかしくない。
まあ、あのホームズの下で戦ってそういう気持ちになれるのかどうかは疑問ですが・・・
変な逆らい方さえしなければ別に変なことはされたりはしない、かな?

ともあれ団体戦を1戦でも多く行えるようにするには自分が強くならなければいけない。
ハリーに大和。それと自分が確実に勝てるようになれば団体戦は勝ち抜ける。
そういった想いを胸に強く、速くなってきたビリーでありますが・・・押されている。
またここに1人、自分より速いヤツが現れてしまった・・・!!

4ゲーム目を落とし、ゲームカウント2-2で並ばれてしまうビリー。
これで次のゲームも落としたら敗北。追い詰められた形となる。
とはいえハリーに言わせれば実力はほぼ互角。あっちの変化に戸惑った分追いつかれただけとのこと。
となればこのゲームの合間の時間で落ち着くことができればまだ分からないということになる。
そのことに気付かされたビリー。これはもう最後の1ゲーム出し切るだけや!!と開き直った様子となる。
ふーむ。これはまだまだ分からない感じですなぁ。ハリーの魔法を受ける余裕も出来たようですし。
これで魔法を、仲間の力を上乗せできたと考えると・・・次のゲームはどうなることか。

さて、イチロー君。
ヒロさんのアドバイスに従い"下がっちゃいけない"と思ったら懐かしい感じがしたのだそうな。
ふうむ。やはり昔のイチロー君のスタイルは前陣であったということでしょうか。

しかしその場所だとさすがに付いていくのが精一杯で頭を使う暇がなかなかないとのこと。
だがヒロさんに言わせればプレー中に常に考えることはできないとのこと。
ふむ、この辺りはやはり練習が物を言う感じですか。
"頭を使ったプレー"を体に覚えさせるのが練習。反射神経は経験でしか鍛えられないとのこと。なるほどね。
卓球が頭を使うスポーツであったとしても、それだけでは戦えないって話ですな。

・・・そっか、今・・・付いて行けてるのは"昔の僕"が練習した分。
だったら、あと一歩を踏み出すために"今の僕"がすべきことは――!!

決意のイチロー君。挑む第5ゲーム。
不安要素はスタミナ。城島先輩の時は体力が切れていたが・・・あれから少しは鍛えている。まだ戦える。
一方のビリー。ハンドソウラケットは平均重量は100g。最重量のラケットである。
長いという利点はイコール重いという弱点で跳ね返ってきてるわけでありますな。
そうなると5ゲーム目はビリーの方もスタミナに不安がある。が・・・そんなリスクは承知の上。それで戦えるように練習した!!

最後まで前で、最後までとにかく速く。
死力を尽くして戦うラストゲーム。制するのはどちらか。注目であります。

・恋愛菌糸きのたけさん
友達が欲しくて一人挨拶の練習をするきのたけさん。可愛い。
安定のチョロさを見せるきのたけさん。可愛い。少しは慣らしておいた方がいいのかもしれない。
一応きのこだけでなく苗床の方のきのたけさんの話もしてもらった感じで少しは前進してるかな・・・?

・錻力のアーチスト
浜風により運よく弐織義壱をアウトにすることが出来た桐湘。
この勢いでどうにかこの回を0で乗り切りたい。
続く五番の橘主将を三振に切って取る之路さん。
恐れていたことではあるが、やっぱり存在感が薄いですな橘主将。

このまま気持ち良く裏の攻撃に行かせるかよと六番の穂村。
自分のバットで流れを変えようとするが、弐織の好守に阻まれる。結構弐織は守備でも活躍してますなぁ。

さて、ついに迎えた9回裏。
3点差で打順は八番から。正直厳しい。
流れは来ていると思うが、宇城さん曰く之路さんが港南の打線を4点で抑えているのが奇跡みたいなものだとのこと。

ツキにはもう期待するな。地力で3点差を追いつこう

頼れるものなら頼りたいけど、そういうのを引き寄せるのも地力の強さでありますからねぇ。
甲子園もこのメンバーで戦う。そのためにも必ず勝つ!!
気合を入れて臨む桐湘。さてどうなるか・・・!!

先頭打者は伊奈。何とか出塁したいところ。だが、そうはさせじと本気で抑えにかかる穂村。
うーむ、準決勝温存できてたこともあり、体力面での不安もなさそうですなぁ。

どうにか粘りたかったが果たせず三振の伊奈。これは悔しい。
だが一人でヘコんでいる場合でもない。まだ試合は終わってはいないのだ。

ベンチでデケェ声出すのもお前の役目だべ。ノド裂けるまで声出せよ。

児島センパイの言う通り。後は一人一人に気持ちを乗せていくしかありますまい。
打撃が期待できない之路さんであっても、ここはどうにか頑張ってもらわねば。
そう思って声援を届けるが・・・甲子園を目前にした穂村の集中力はかなり高まっている様子。うーむ、厄介な。

勝つのは俺たち港南学院だ。勝つのは、俺だ・・・!!

エースらしい自意識。その穂村の前に之路さんも三振となりあと1人。
打順は一番に戻って児島センパイ。自他共に足しか取り柄がないと認める男。
となればもう小細工無しで真っ向勝負に出るしかない。磨き続けた足で勝負を挑む。
投げる前から仕掛けたセーフティバント。さてさて、これは功を奏するかどうか・・・!!
雨で打球が、または捕球する港南の選手の足が取られるようなことがあれば面白いですが・・・
やはり地力だけではなくツキにも期待したいところですな。

・きらきら
久しぶりに登場の円山晃先生。
あとがきでは担当に女の子が可愛くないと言われたそうですが、どんどん可愛くなっていってますよね・・・!!

今回も可愛い女の子との青春?の一幕。
しかしキャッチボール相手の男子も可愛い感じなので男女何だか分からなくなってしまいましたぞ。
ともかく見事な大外刈りでありました。青春!!

・Gメン
ここでついに勝太の妹、奈々美ちゃんが登場。か・・・可愛いじゃねぇか!!
これは肝田辺りに知られたら色々と羨ましがられたりしそうである。

勝太のナンパに付き合わされているマルちゃん。毎度ごくろうさまです。
可愛い顔している割にはしっかりしているというか何というかな犬ですからなぁ。

そんなマルちゃんの気持ちを知るかもしれない機会がやってきました。
動物の気持ちがわかる女、ジェシーガッテンバーグがあなたのペットの気持ちを代弁しますとのこと。
ほほう。何ともうさんくさい感じはしますが・・・まあ、試しにやってもらうとしましょう。
って人気番組の企画に応募して本当に当ててしまうってのも凄いな勝太。持ってるねぇ。

マルちゃんの気持ちを探るジェシー。この子はとても愛されているし、マルちゃんもみんなのこと大好きとのこと。それは良かった。
さて、個別ではだが・・・奈々美ちゃんは本当に大好きで感謝している様子。良かった良かった。キャン。
そして勝太は・・・とても手のかかる弟のように思われていることが判明してしまいました。ああ、ついに!!
というかそれを言い当てたりする辺り、ジェシー・・・本物か!?

マルちゃんをダシに女を引っかけようとする勝太の態度に激オコなマルちゃん。
さすが弟分を持つだけあって男前な犬でございますなぁ。ハッハッハ。

それはそうとマルちゃん。勝太が中学生時代に荒れてたこと、大ケガして死にそうになったことについて言及。
そのことについてとても後悔しているというマルちゃん。ボクが勝太についていてあげればよかった、と。
本当に勝太が元気になってよかった、とのこと。ほほう。いいこと言ってくれるじゃないかマルちゃん。マルさん・・・

あの過去は勝太にとって忘れたいものであった。
が、それを乗り越える機会は最近与えられた。それを経てからのマルちゃんの言葉。いいタイミングでありましたな。
素直に受け入れることのできる勝太。いい雰囲気だ・・・でもナンパは辞める気がない勝太。しょうのない弟分やで。

人気番組に出演できて有名人になれる可能性のあった勝太。
といっても梅田くんの言う通り一般人の顔なんて見た傍から忘れますわな、普通は。
と思いきや大ケガのくだりが本当の傷害事件のことと分かり、ジェシーのコーナーはお蔵入り。あらあら。
可能性はあったと思ったんだが・・・勝太。やっぱり女性関係ではいまいち持ってないなぁ。残念!!

・イタおのこ
現実世界でも未だ一部で生息中というヤマンバギャル!!マジで!?
ファッションの流行廃りは激しいものでありますが、当時も今もこのファッションは理解しがたいなぁ。

20年もくっちゃべって過ごし、それでもまだまだ活動的なギャルたち。逞しい。
流行に乗せればもっと可愛い感じでいけそうですし幽霊としても迷惑ではないからいいかな。どうかな。

・正義の殺人鬼
地下世界と思いきや地獄にいたことを知る梅美ちゃん。
殺人鬼ばかりいるのも地獄ならばむべなるかな。
その話を受け入れ死後の世界で生きていく。そしてみんなと再会することが今の梅美ちゃんの望み。
そのためにも殺人鬼狩りヴォイスの店で真面目に働かなくては。真面目に・・・!!

今までよりは多少マシな場所らしく、店に来る人の中には気さくな人もいる。けど大半は悪人だ。
飲み屋でありますし、タチの悪い酔っ払いは必ずいるでしょうなぁ。面倒くさい。

何かにつけてコロスコロス言ってくるコロス星人なヴォイス。
殺人鬼狩りなんて普通はやらなさそうなことを何故やっているのか。
非常に謎であるが、そもそもこの地獄のシステムからして謎だから何とも言えない。地獄で死んだらその後はどうなるのよ。

そういった情報を得る前に襲来する殺人鬼。
こいつらも殺人鬼の遺品持ちなのか、なかなかに不思議な殺し方をする。
そして殺人鬼の上の方は梅美ちゃんを連れてこいとのお達し。ほう。

梅美ちゃんがピンチになっている最中に子供に変化するヴォイス
お世辞にもお爺ちゃん状態だと強くはなかったですからねぇ。
これまで殺人鬼を倒し続けて来たのはこの状態でのことでしょうか。さてさてその力の程は・・・?

・BAD BROS
一発出れば試合終了の場面で打席に立つのは怪物・甲人。
対する桐生。ここに来てよもやの宜野座カーブ。
ふーむ、打つ方の研究もしてたぐらいだし、投げ方が分かってるなら投げられてもおかしくはないか。

BLOW OUTを否定し、純粋野球を行う村越兄弟。
そんな兄弟の姿は桐生にとってはまさに成りたかった存在・・・

ならばオレはオレの存在証明のため、実力でお前らを葬るしかない!!

色々と複雑な想いを抱えているんですねぇ、桐生。
まあ、この男も実力は間違いなくあるのにこんな所にいるわけですから・・・色々あったんでしょうな。

この極限の状態にありながらお互い殺し合いをしない桐生に甲人。
それは確かに浅野総長の言う通り、自分を殺さない為・・・
そこを曲げてしまっては本当に死んでしまう。甲人がずっとバビロンに反抗を続けたのもそのためでありましょう。

運命の大一番。
物凄い角度で落ちる桐生の高速フォークだが・・・それすら捕らえるのが怪物。
甲人のバットは見事に桐生の球を捕らえスタンドに。
2億円奪取ゲームはBUGSYの勝利となりました。
勝者と言っても醍醐さんや加地は倒れ、倉田も退場。残ったのは兄弟2人だけの状態・・・
それでも今日から真の勝利を掴んでいくしかない。この闇の中で・・・!!

この試合で野人も醍醐さんを始めとした仲間の絆を知った感じではありますな。
ならばこの次は復帰した醍醐さんたちと上手くチームプレイをしてくれるのではないだろうか。
そう期待をしたいところなのですが・・・果たして醍醐さんは無事なのか。
次回最終回。醍醐さんの安否は、兄弟の行く末は。気になります。

・木曜日のフルット
コメットで繋がるチーム間の情報。絆はあるようでないようで。ノラの世界は丁々発止。
デンも話の分かるネコで助かりますわ。

・総合感想
実は私はの舞台化。メディアミックスの波はまだ途絶えてはいない様子。
ペダルの3期もありますが、ここでもう1つ何か欲しい所でありますな・・・何か来ないか!?

次号はバイオハザードが復帰。いよいよ物語は佳境な気もしますが、新たな勢力の話になりそうな気もする。さてさてどうなるか。



2016年 21号


・囚人リク
連載250回記念巻頭カラー!!
暗い地獄島のトンネルではなく、太陽の光を全身にたっぷり浴びるレノマさん。
しかしその心は晴れてはいない。ああ、看守の買収は大失敗に終わってしまったんだ・・・
あそこからどう盛り返すのかと思いましたが、無理なものは無理という話ですわな。真面目な相手が絡んでくると厳しい。

俺もヤキが回っちまったか・・・だが・・・
2日後までには必ず!皆との合流の糸口を掴んでみせる!
俺はあがく!最後の最後まで絶対に諦めねぇ!

リクから学んだ不屈の精神はレノマさんにも宿っている。
本物の太陽の光だけではなく、リクたちという仲間達と言う光もまた浴びているということなんでしょうな。頼もしいことです。

というわけで筋トレしながら次の策を考える。
諦めないのはいいが、時間は無い。アテにできる看守も賞金もほとんどなくなった。
次の試合まで待っていては脱獄メンバーとの合流は果たせない。さてどうするのか・・・
しかし考えるのか筋トレするのかどちらかにした方がいいのではなかろうか?そりゃ脳みそにもエネルギーがいかないですよ。

レノマさんの買収失敗の件は看守たちの間に噂として広まっている様子。
嫌らしい笑みを浮かべる看守であるが、そこに割って入るのは矢吹たち。
うむ、沢田を倒したことでレノマさん、すっかり慕われる存在になったみたいですな。
いや、それも大きかっただろうが、どうやらそれ以上の衝撃を彼らに与えていた様子。
例え今後レノマさんと対戦して負けて腕や脚を失うことがあっても相手がレノマさんならかまわないと言えるほどに。
そこまでの信頼を得たのは、例の沢田へのペナルティの件。

身体に良くねぇもんはことごとくだ。仕込んだ武器もそのイカれた頭に湧いている虫もとっ払ってやる。
今からスライスなんとかはただの人間よ。クソ健康になって生き恥さらして苦しんで長生きさらせ

ほほう、そう来ましたか!
まあ四肢を切断するような真似はしないと思いましたが、そういう方向に来るかー。
確かにこれは沢田にとっては残酷な行為だったかもしれませんわな。逆に。
殺人マシーンとしての矜持。母から示された道を閉ざされ、ただの人間として生き長らえさせられることとなった。
さてこのことを沢田はどのように感じているのか・・・気になるところです。

ともあれ、このレノマさんの言葉に衝撃を受けたキラーズの面々。
互いに蹴落とし、憎みあうしかなかったはずの選手たちの間に希望を生み出すことができたわけですな。
ふーむ、そのようなペナルティの設定がアリならば今後は悲しい戦いも最小限に済むかもしれませんものねぇ。
まあ、大場様がその辺りをどこまで許容するかによりそうですが・・・

さてレノマさん。ここでいきなり看守に凄んでみせる。おお!?
その脅しにあっさり屈して保身を図る看守。うむ、実に人間臭い。サイテーだけど分かりやすいヤツだ。
その分かりやすさこそが今のレノマさんにとっては有難い様子。
ここでは禁止されているはずのタバコの臭い。これは更なる脅しに使うことができる・・・!!

あった・・・あったぞ!できることが!!
この・・・慌てよう・・・金を手に入れそこなったが故の嫌がらせ・・・自分だけは助かろうとする自己防衛・・・
こいつは・・・いい具合に人間!!
そして何より・・・こいつらは俺が金を払うヤツだろいうことをはっきりと認識している。
言ったことを俺は実行するヤツだと。

看守の嫌がらせから自身の立場を理解するレノマさん。
キングを倒すまではその言葉は信用されることなく買収相手を見つけるにも事欠く有様だった。
しかし今は違う。レノマさんの言葉はどのようなものであれ有効になる。
目の前の看守の上司に会って禁止されているタバコについて言及したっていい。そのように脅すことも可能・・・!!

間違いねぇ。こいつぁ通用する。俺の強請りが・・・

希望を見出したレノマさん。
が、ここでまたもや別の看守の乱入により妨げられてしまう。
実にけしからんと述べて割って入ってきたのは丸メガネの看守で・・・こ、この人は・・・!!
他の面々を追い払い、レノマさんと2人きりになったところでその看守は口を開く。

無駄だ。アイツは人脈が無さすぎる。強請ったとて・・・再会できる望みは薄い・・・栗田陸とは

リクの名を知り、レノマさんがその仲間であることも、会おうとしている知っているメガネの看守。
おじさんそっくりのメガネをかけたこの人物。やはり笑い皺のじいちゃんの地上での協力者なのだろうか。
ここで接触できたのは僥倖。口ぶりからして脱出にも協力してくれそうですが・・・さてどうなるか。
大人を信用しきれないレノマさんの悪癖が出てしまうかどうか。気になるところです。

・弱虫ペダル
仲間を信じて先頭の京都伏見の足を遅らせようと頑張る鳴子。
ここに誰かが、黄色いジャージが来ている気がするという鳴子の言葉を一笑に付そうとする御堂筋君。ブプ!!

来んよ?最初の峠で落ちたんや。それキミィも見たやろ。自分がふりきって1人でとびだしてきたんやろ!?
今頃泣いとるのちゃうの?うしろでキミィを恨んで・・・「いかんといて〜」いうて・・・
キミィがやっとるのは、そんな良心の呵責に耐えられなくなってとってる行動・・・
自分を正当化するためのくぅだらない懺悔や!!

そのように煽る御堂筋君。これはキツイ。思わずキツ・・・言ってしまう水田君はまだま甘い感じで実に水田君ですな。
しかしまあ、確かに鳴子が飛びだしたのはここでいかなければダメだと判断したからに他ならない。
その行動があるのだから、今のように御堂筋君が煽るのも当然と言えなくはないでしょう。
だけど御堂筋君も忘れているのではないだろうか。去年のインターハイ2日目の後半で何が起きたのかを・・・

後ろの箱学と結託してスピードを落とそうとしている。
それが御堂筋君の考えた最悪のシナリオ。総北が追いついてくるとは全く思っていない様子。
そんな態度をありありと見せ、口にも出してきているのだが・・・鳴子は折れない。
さすがにインターハイでは生霊にまでなった男である。妄想はお手の物ということか!いや、そうやない。

遅らせるんや・・・誰かが来るんや・・・それまでワイが遅らせたるんや

脚質を変えてオールラウンダーになったとはいえ一人でこの坂は厳しい。
それでも己の定めたやるべきことをこなそうとする鳴子。見事なものである。
そこまでの信頼を寄せる、自分の身を削ってまで来ているとイメージできている人物は一体誰なのか。
具体的に「誰か」まで想定できているはずだと述べる御堂筋君。そして問う。誰やそいつは!?と。

ス・・・
・・・ス?

御堂筋君の問いに真っ先に出てきた言葉がス。ほう、それは一体どのスカシのことなんでしょうかね?ニヤニヤ。
ワイはああいうのが1番キライなんやといいつつ、どうやら誰よりも今泉君のことを認めている様子の鳴子。
うーむ、何だろう。この関係・・・いいなぁ。
山だし坂道の名前が出てきてもおかしくはないところだというのに。そこでスが出ちゃうかー。

さて、そのスカシ泉君と坂道は先頭に向かって疾走中。
今泉君も鳴子のことは気にかけている。今も先頭でただ1人闘っているだろう男のことを。
それを思えば・・・自分も前に出ずにはいられますまいて。

ようやく折れた心を修復できた様子の今泉君。そして認める。まだ自分は半人前であると。

今日のレースで痛い程わかったよ。まだ半人前だ。
助けられねーし。走れねーし。先輩にひどいこと言っちまうし。すぐ折れるし

うな泉君やらポキ泉君やら色々とやらかしてしまった今泉君。
とはいえ去年もそうでしたが、そこから立ち直れなくなってしまうほどしぶとくないわけではない。

けどよ。金城さんみたいなスーパーエースにゃまだなれねェけどよ。目指すからよ
引かせろよ今は。何もしねぇでうしろでじっとしてるほどオレ人間できてねーんだ。

ごちゃごちゃと考えて後悔して足を止めているよりは目指す先に向かって走っていた方がいいですわな。
そのように前向きに考えることができるようになった。それは坂道の言葉が大きい様子。
ふむ、合流してから先頭に追い付くという今泉君の判断をきっちりフォローしてくれたか!!
まあ坂道にしてみればフォローと言うより本当に今泉君のおかげだと思っているってことなのでしょうが・・・

"正しい判断"――だった、てのか・・・あれが。だから今、5人揃えたってのか。
小野田・・・おまえは・・・おまえはホントに・・・オレを、何度助けるんだよ!!

坂道に救われたと感じる今泉君。
これは坂道という存在だからこそ素直に感じることができたってことなんでしょうな。
他の誰かの言葉ではここまで信じられなかったでしょうし、救われたとは感じられなかったでしょう。
判断が正しいかどうかなんて結果がでなくちゃわからない。
グズグズと悩んでいるよりもとにかくその時めいっぱいやる!!それが大事と言うことですよ。うん。

てなわけで2人でローテーションしながら先頭に追い付こうとする総北。
一方の先頭は鳴子の活躍で京都伏見の足止めに成功。箱学が今にも追いつかんとしている。
その状況に業を煮やした御堂筋君が取る行動は・・・ハンドル当て!!
フラフラしている鳴子にこの一撃はどのような結果をもたらすこととなるのか。
落車してリタイアなんてことにはならないで欲しいものですが・・・さてさて。

・刃牙道
武蔵とピクル。正面から手と手を取って対峙。よもやの手四つの体勢。勝るのはどちらか。
最大の恐竜期「白亜紀」をして最強の座を掴み取った握力か。
生の青竹の節を一瞬で粉砕してのけるあの握力か。
どっちが強ぇえ!!!?

腕の筋力とか体勢とか以上に握力が重要となる手四つの構え。
ピクルも押す構えではなく、直立して力を込めて握れる体勢に移行する。
その結果勝負は・・・互角!互角の様子!!
その拮抗した状態に思いをはせるピクル。

思えば・・・こんなにも掴まれたことってあったっけ・・・

人型であるピクルは掴むことが日常。捕まえることが日常。握ることが日常だった。
対してその狩りの相手である恐竜たちはどれも掴むのが不得手。
まあ、本来人は掴むことによって武器を手にし、それら強大な相手とも渡り合えるようになったわけでして・・・
武器も持たず、それでいて掴んで相手を御するピクルは改めて規格外である。
そんな規格外のピクルと、これだけの身長差がありながら拮抗する武蔵もまた規格外。
その武蔵にピクルが抱く思いとは・・・

そう・・・間違いない・・・
オレが彼らをそうであるように・・・この人は――オレを大好きなんだ!!!

よい感じのトーンをまき散らしながらそんなことを考えるピクル。
まあ、その好きというのは楽しい狩りの相手って意味での好きなんでしょうけれども。いいトーンまくなや。

拮抗を破るように武蔵の頭突きが炸裂。そしてマウントポジションを確保。
さて、近代武術っぽい構えになりましたが、年代の開きはあるものの共に古代の戦士。
ここからどのような攻防をしてくれるのか。気になるところであります。

・ハリガネサービス
3連続得点に成功する豊瀬。うむ、流れが掴めそうな感じですな。
スパイクコースさえ読めてしまえば止められない球ではない。
松方の意地悪そうな顔がまたいい感じに雲類鷲君を煽っておりますわ。ハッハッハ。

続いての雲類鷲君のスパイクにブロックの後ろにレシーバー配置で応じる豊瀬。
その動きに気付き、雲類鷲君にレシーバーの位置を知らせる王葉の三船キャプテン。
ふむ、良い判断ですな。まあ松方も雲類鷲君の動きが読めていたわけではないし、ここは決められても仕方のないところか。
それよりも得点を決めた王葉の方であるが・・・

差し出がましい真似をするな
空中でレシーブ位置を確認するくらいできる。2度とこの手にはかからん。

確かにそれは可能でしょうし、かかることはないでしょう。
しかしこの態度はさすがに無い。何というかやたらと味方には横柄な態度を取り続けているのだが、どういうことなのだろうか?
松方が危惧していたような性格になっているのか、それともそういう風に王葉の監督に育てられていたりするのか・・・?
何にしてもそのような態度をチームメイトが面白がるはずはない。
キャプテンとしてはチームの勝利が第一ととにかく我慢しておられるようですが・・・うーむ。
人格者っぽいだけに余計虐げられる姿を見せられる周りはストレスが溜まりますわなぁ。

さて、今度は豊瀬の攻撃。
下平くんの存在も厄介と目されマークがつく。おぉ、成長したもんだなぁ。
間白との高速で行う2択をそれぞれマークをつけることで潰そうとの考えなわけか。
確かにこの2人だけならばそれも有効だったでしょうが・・・そんなわけはない。
下平くんが移動攻撃を行い空いた真ん中に・・・野々原さんが飛ぶ!!

久しぶりの野々原さんのスパイク。と思いきや軟打。
まあ、いい感じにフェイントになって決まりましたし良かったって感じでしょうか。
しかし今の一打で山縣先生は何かに気付いた様子。タイムアウトを取る。なんだぁ?

野々原。右手を出せ

開口一番、山縣先生の言葉。それに応じて出した野々原さんの右手は・・・めちゃくちゃ腫れていた。
どうやら中手骨が折れている様子。うわぁ、そんな手で良く今まで・・・
というか、右手が折れるってまさか・・・

まさか雲類鷲と握手したときに手ぇ壊されたのか!?

途中どころかまさか開始直前に壊されていたとは・・・よくもそれで1セット続けていたものである。
その事実を知り、今にも雲類鷲君に殴りかからんと歩き出す大船先輩。

あいつはやっちゃいけないことをやった。これは・・・絶対に許されねぇ・・・!!

3年にとっては最後の大会。その3年生を壊されたのだ。大船先輩の憤りは相当なものでしょう。
しかしまあ、確かに野々原さんの言う通り雲類鷲君もわざと壊そうと思って握ったわけではありますまい。
でもそれで壊れたとしてもその程度の相手だったかで済ませそうなのが雲類鷲君なわけで・・・うーむ。許されないな。やはり。

野々原さんの代わりに五十嵐先輩がオポジットに入る。
遠くからスパイクを打つ練習をしてきた五十嵐先輩ならオポジットもこなせそうですな。
そして野々原さんは早急に医務室に。やれると主張してもこれは譲れませんわな。
去年は怪我した大船先輩を勝利のために出し続けた山縣先生。
しかし今年は野々原先輩が抜けても勝てるだけのメンバーがまだいる。
それに野々原さんの怪我もひょっとしたらそこまで重くはないかもしれない。準決勝・・・決勝には間に合うかもしれない。
そういう期待をかけるのならば、ここで無理をさせるわけにはいきませんわなぁ。去る野々原さんの顔が何とも悲しいが。

さて、野々原さんが利き手を痛めたことに対して雲類鷲君から一言。

なーんだつまらん・・・ようやく面白くなってきたとこだったのに

その原因となった男が何を言うのか!
知らずとはいえ・・・いや、この男ならば知っても言いそうであるな。
そんな男を睨みつける松方や久場先輩、大船先輩。そして下平くんのこの表情・・・!!

ここまではエアコンに悩まされた下平くんであるが、ここはもうそんなことを言っている状態ではなさそうです。
怒りを新たな力にすることができるのか。どのような技が披露されるのか。
雲類鷲君が翻弄されるような流れとなるのか。楽しみであります。

・猫神じゃらし!
この猫よけもどこから生まれた迷信なんでしょうね。
猫は自由気まま。それが好きな人もいれば嫌いな人もいる。
可愛いと思えるかどうかが重要なのでしょうが、こまりちゃんは間違いなく可愛いので自由に生きていいのよ?

・毎度!浦安鉄筋家族
チャンピ王で今人気のあるホラーコメディは悪魔モノと吸血鬼モノ!!ほほう!
ホラーコメディなのかとかどちらも吸血鬼モノじゃないのかという疑問はあるがまあそれは良し。
悪魔っ子が主になったのも名前繋がりかもしれませんな。

脱力系もまた味である。しかし長年で身についたとはいえ勝手に動き出す右手・・・ある意味羨ましい!!

・恋愛菌糸きのたけさん
期待の新生、川村拓先生の集中連載開始!!

頭からきのこが生えてしまった木乃竹あかりちゃん。
ジメジメした性格が好みだからって何で生えてしまうのか。まあ生えるものは仕方がないか。
そんなあかりちゃんを、というかあかりちゃんのきのこがずっと気になっていた鳴海成明先輩。
うむ、こういう言葉のすれ違いによるラブコメも初々しくて良いものですな。

かわいいと初めていわれた様子のあかりちゃん。うーむ、実際かわいいのになぁ。
でもこれだけチョロいと変な男に捕まってたかもしれないし、それはそれで良かったのかもしれない。
あー、恋愛禁止と菌糸がかかってこのタイトルだったわけですか・・・把握した!!

・放課後ウィザード倶楽部
モヒカン師匠の力を持ってしてもエルシオンの足止めは厳しいらしい。
いや、バリアさえなければ不可能でもないのか。さすがは師匠!!

しかしドーピングしたにも関わらず速度は互角。
鎧を纏いながらこれだけ速く動かれては足を止めるのも厳しいですわなぁ。
まあ、チートな存在らしいから鎧着ててもむしろ動きが速くなったりしてるのかもしれませんが。

そんな規格から外れた存在にはこちらも規格外の攻撃。
那由多が持てばランタン代わりの炎しかでなかった盾も切れ味鋭いレーザーとなる!!
うむう、使い様さえ理解していればこの上なく便利な暴走力でありますな。

その結果、エルシオンの左腕を斬り落とすことに成功。また左腕か。
しかし赤い布を巻いていた腕であるし、なんとなく象徴的な部分ではありますな。
そして大きな悲鳴。ちゃんと中に人はおり、痛みも感じているんですなぁ。

致命傷にはならなかったが那由多の攻撃は足止めとしては充分。
シモンの切り札、「新月の静寂」が炸裂する。
ははぁ、なるほど。酸素を消し去ったわけでありますか。
派手さはないし即効性も望めないが人相手には非常に有効な呪文でありますな。
これならばどんな硬い鎧であっても問題ないという話ですか。

どうにか決着のVSエルシオン。
さて、この者の正体は?単にプレイヤーキラーを楽しんでいるだけということはありますまい。
こいつらも死んでも普通に夢から覚めるだけで済んでしまうのかどうなのか。気になるところです。

・鮫島、最後の十五日
ついにその姿と名前を露わにした横綱、泡影!!
関脇の頃から途切れることなく29回連続で優勝の大記録
連勝記録も現在61まで伸ばしているという。うーむ、大相撲史上最強と呼ばれるだけのことはありますな。

本日その泡影に対するは新寺部屋の飛天勇。
石川が引退を決めた場所であるし、兄弟子としては花を飾りたいところ。しかしこの相手はさすがに・・・

鯉太郎の隣に立つ、元大横綱の虎城親方。
その虎城親方をして横綱そのものと言わしめる泡影。取組の姿勢はまさに横綱らしい真っ向勝負のガチ相撲。
常に相手にも全力を望み、手を抜くことは一切認めないというスタンスとのこと。
しかしそのスタンスでありながら今までケガ1つしたことがないという事実・・・

よく見ておけ・・・お前がやろうとしている相撲はどういうものなのかを・・・

お互いが全力でぶつかる相撲。それこそ鯉太郎が、火竜が求めた相撲のスタイル。
しかしそのスタイルは自身を大きく擦り減らす結果を伴うもの。のはずであった。
この横綱はそのスタイルを貫きながら不動の位置を築き上げているというのか・・・!!

ぶつかる前の対峙の時点で既に息が上がっている飛天勇。
何を考えているかも分からないぐらいに静かな相手であるが、だからこそプレッシャーも凄かったりするのだろうか。
そんな飛天勇に声をかける仁王さん。かつてはお互いバチバチやってた仲の2人。
とはいえかつての仁王さんは大関に手が届く所まで進んでいたんですよね。
差をつけられてたことについてはどう考えているのだろうか飛天勇。
少なくとも煽られて元気になるぐらいにはやはり意識している感じでありますな。いい感じだ。

見てろ大器。引退したお前に・・・これ以上ねぇデッケー餞別を贈ってやる・・・

戦う準備を整える飛天勇。その構えと共に会場が大きく湧き上がる。
横綱にしてみればこのような観客の声など慣れたもの・・・とも思えるのだが、虎城親方に言わせれば違うとのこと。

人々は横綱に対して心技体・・・常に完璧な聖人君子像を要求してくる・・・
それがどれだけ狂気を孕んだ残酷なことか分かるか?
その期待に・・・その重圧に、その狂気の塊に・・・いつ潰されるかという恐怖・・・
それは人という器では到底収められるものではないのだ・・・
しかしこの横綱は・・・この横綱だけは・・・その器の底が知れん・・・

まさに神か仏か。この横綱はどのような重圧も呑みこみ泡としてしまうのではないか。そのように思えてしまう。
そういった恐れは対峙している飛天勇が一番感じている様子ですが・・・始まる前から消されてしまうわけにもいかない。
土俵に立ったからにはとにかく前へ。恐れを振り払い、とにかく前へ!!
その意識で素晴らしい立ち合いを見せる飛天勇。泡影の胸へ頭からぶちかます。ぶちかましたはずだ、が・・・

え・・・・・・

当たったという手ごたえを感じるや否や、脇に差し込まれた手に上体を倒され・・・体は横へと。堪えることもできずに倒される。
ううむ、これが虎城親方をして相撲そのものと言わせる男の強さか・・・!!
全力で向かって行ってもそれが全く通用しない。いや、全力でなければそもそもぶつかれもしないということなのか。

圧倒的な強さ。しかし鯉太郎たちの目指すスタイルとは何か違うような気もする。
いやスタイルとしては同様なのかもしれないが、あまりにも強すぎて同じようには見えない。
泡影はこれが全力であるのかどうなのか・・・得体の知れない見た目とも相まってとにかくその辺りがよく分からない!!

心技体共に聖人君子とされる横綱像を体現している泡影。
果たして次回は喋る姿を見ることはできるのだろうか。宇宙人っぽいし川さんみたいに無言で過ごしそうな気がしないでもない。
それで横綱として人々の期待に応えられる存在と言えるかは分かりませんが。
下手すれば視線を受けただけでその人は脳内にメッセージを受けたりするのかもしれませんな。恐ろしい!!

・実は私は
・・・私の名前は藍澤渚。調査のために地球に潜伏している宇宙人である!!

本日もベランダで堂々と本体を晒して朝日を拝む藍澤さん
10年経ってもその習慣が変わってないのはさすがというか何というか。
まあ、10年後には正体を隠す必要もなくなっているのかもしれませんが・・・さすがにそこまで急激には変わってないか?

というわけで朝食。テーブルの上にちゃぶ台を用意しての食事とはこれまた。
というかやっぱり本体が食事するんですな。
それなら食べる量はかなり抑えられそうな気がしますが、兄はどうしていつもあんなに困窮しているのか・・・

それはさておき、前回示された大きな選択肢。
この先母星に帰り地球交流部隊の指揮をとるか、それともこのまま地球に残るのか。
目の前の未来委員長はどちらの選択を経てやってきた存在なのか。これは確かに気になる。
しかしもしその選択と異なる選択を藍澤さんがした場合、未来委員長の存在は一体どうなるのだろうか。

そういった色々と気になるところはあるのだが、まず尋ねるのが10年後に恋人がいるかどうかですか藍澤さん。
いやまあ、確かにそれは気になるでしょうけどもさ・・・もう少しさりげなく聞きなさい。

毎日毎日朝陽の唇の感触を思い返していたらしい藍澤さん。うん、そう言われると何というか。生々しい。表現も生々しい。

てなことはさておき、藍澤さんが本当に尋ねたいのは、「私は黒峰朝陽のことを無事忘れられたのか」である。
うむ、それを考えるとちゃんとカモフラージュした質問だったといえなくはないか。ないな。

未来委員長の朝陽との接し方を見ると随分とフランクな感じとなっている。
確かに今の藍澤さんがこのように接することができればという感じはありますよね。
それこそ獅穂さんのような感じでいられれば今でもいい友人として接することが出来たでありましょうに・・・

とここでその獅穂さん登場。
髪の長さでバレるかもしれないからと藍澤さんの外部ユニットに乗る未来委員長。
10年経過しても髪の長さくらいしか外見に大きな変化がないってのも凄いですな。
藍澤さんの星の民は若い時間が長かったりするのだろうか。

その辺りは気になるが、そもそも地球人であっても痴女ならば分身できるような世界観であるしなぁ。深く考えるのは無駄か!?
というか10年後の藍澤さんはすっかり痴女となってしまわれた様子で・・・おいたわしい!!
朝から玄関先で痴女対決が始まるのは人生の一大事。
しかしにぎやかねーで済まされる辺り、世界の痴女化は思ったよりも進んでいるのかもしれない・・・?
ていうか凜ちゃん。すっかりトレーナーの顔になって・・・

痴女のせいで盛大に話が逸れたが、今回も最後に爆弾投下。
未来委員長が朝陽に残した手紙。そこに書かれた内容は藍澤さんと関わるのはやめてくれというもの。
朝陽と葉子さん藍澤さんの三人で笑える未来のためにはそれが必要とのことであるが、それは一体どういうことなのか。
確かに今のギクシャクした感じは早く解消したいところであるが・・・
思いを完全に断ち切るにはもっとハッキリ距離を取る必要があるということだろうか。
そうなると藍澤さんは母星に帰るのが正解と言うことになるのだろうか・・・?

朝陽もまた難しい選択を迫られそうな雰囲気。さてさてどのような話となりますか・・・

・吸血鬼すぐ死ぬ
見た目だけは吸血鬼らしさを保っているもの、確かにやっているのはゲームと家事だけですわな。
無理にやらなくても楽しければいいじゃないかと思うが、吸血鬼らしく振舞おうとするドラルクさんも楽しそうなのでまあいいか。

世代じゃなくても聖子ちゃんの知識ぐらいはあるということだろうか。
雑ではあるが強力な催眠。さすがに吸血鬼の中でもトンデモなお祖父様の品でありますなぁ。

人格の入れ替わりまで発生させてしまう催眠装置。
ただでさえ濃い面子が集まっているだけに惨事発生装置にしかなりませんわな。ハッハッハ。
普段から出入りがガバガバな事務所なだけに被害の広まり方がハンパないぜ。

ツッコミがいないと全ての面倒が被さってくるとドラルクさん。ツッコミ役はやっぱり必要ですよねー。

・ドカベン ドリームトーナメント編
久しぶりの沖田の居合打法
岩鬼は高校時代に見ているはずだけど忘れてしまったのだろうか。
それでちゃんと打てるのだからやはり凄いというか何というか。

打撃も好守に阻まれ、得点は微笑のホームランのみのウォーリアーズ。
この試合も何だか大味な感じになりそうですな。

身体能力の凄さと言えばやはりこの人、一球さん。
忍者としての動きの派手さは見ていて楽しいですなぁ。

その相手となる大垣は相撲出身。
まあ、山田も昔は相撲やってたぐらいですし、野球との相性はいいのかもしれないですな。
しかしその戦法はデッドボール狙い。
外角に来たら打つつもりではいたのでしょうが、当たっても構わないという感じだろうか?相撲取りはタフだしねぇ。

ふんどしかつぎ物言い行司差し違いと用語が飛び交う野球場。
さてこの抗議はどのような結果となるか。退場もあるかな?

・少年ラケット
ビリーの速い球を前陣で迎え撃つイチロー君。
見事に付いていっているその姿にヒロさんはイチロー君の本来の戦型を確信する。
前陣異質攻守型か!!と。

スピードのある攻撃を受ける時に下がってしまうのは自然の反応。
しかしそこであえて"下がらない"と意識して打つ。
そうすることで真価を発揮するのが・・・集中力!!
なるほど。確かに速度に追いついて打とうとすれば自然と集中しなければいけなくなりますわな。
そしてその集中力こそがイチロー君にとって大きな武器であったと。確かにそうだ。

ビリーと同じくらいの速さを持つイチロー君。これはビリーとしては心中穏やかではない。
かつて早撃ちについて語っていたビリー。
"早いモン"が"遅いモン"を挑発して銃を先に抜かせる。そして相手より先に撃つ。
卓球で言うならばカウンターを決めたような感覚が早撃ちの本質であるとのこと。

カウンター決めた時のあの出し抜いた感じ。相手より速いっちゅう実感
アレのために卓球やっとるようなもんやで〜〜〜。

手をヌナヌナさせながらそう語るビリー。そういう楽しみ方もありですかな。ヌナヌナ。
しかしこの試合はどうにもここからは出し抜くのが難しそうな雰囲気。
同じくらいの速さの上に防御態勢での打ち返しをしてくるからカウンターが取りづらい。これはじれる展開ですな。

まるでラケットが盾であるかのようにビリーの早撃ちを弾き返していくイチロー君。
しかしそれはついていけているが盾で防ぐことしか出来ていないことを意味する。
だが、イチロー君の型は前陣異質攻守型。守ってばかりの型ではない!!
ラケットについているのは盾ではない。その本体の呼び名は"ブレード"。そう、BLADE。刃である!!

ビリーの早撃ちを潜り抜けて潜り込み、居合の一閃。
そんなイメージが生まれるような鋭いカウンターが突き刺さる。
うーむ、いつもながらのヒロさんのカッコつけた解説であるが、イチロー君がしっかり格好良く決めるから解説もハマってるぜ。

相手を出し抜く早撃ちが信条のビリー。
しかし逆にカウンターで出し抜かれてしまう。
さすがにこれは冷静ではいられないようですな・・・
焦りの色が出て来そうなビリー。そこを付くことができれば良いのですがさてさてどうなるか。盛り上がって参りました。

・イタおのこ
ポルターガイストも霊の姿も見えてしまえばそれほど怖いものではない。
いや、フライパン投げられるのは結構怖い気がする。

一通返信する時間もない時だって世の中にはある。分かってあげてください。

幽霊の戦いは肉弾戦。触れられる者同士ならば自然の帰結デース。
しかしご主人。一体何を考えたらそんなさらし者にするような品物を作ってしまうのやら・・・安定性悪そうだし。
まあメイドさんが幸せだったのならそれで良かった。ということにしましょう。うん。

・Gメン
天王会から身を隠すためにコスプレを続ける勝太。
割とコスプレ自体も楽しんでるんじゃなかろうか。
シャンプーのCMみたいなふり返り方という表現がまた何とも言えない。
可愛い顔してるのだしロン毛もそれなりに似合ってる感じはあるが、薫君の好みではないのだろうか。

顔見られただけなのに何で知られているのか!?
思いっきり名前で呼ばれていたのにバレないわけないでしょうに。
何だかんだで勝太も名が売れてきてますからなぁ。
そういったことはさておいて、オレはオメーのことは全部知ってんの宣言する薫君。さすがだわ。

八神さんが話をつけてくれたのでしばらくは狙われるようなことはない。
それはいいのだが、いつの間に八神さんのことを下の名前で呼ぶようになったのか。

てなわけで改めてお礼。こういうことをハッキリと口にできるのはいいですなぁ。
八神さんたちも骨を折った甲斐があったというものです。

天王会はGメンに対抗して組織されたチーム。
ふむ、今のGメンとは違い、元々のGメンは相当に荒れた連中だったんですなぁ。
武華の黒歴史と呼ばれる存在か・・・確かに過去のことを考えると残す必要はないものなのかもしれない。
しかし今のGメンの理念というか、ダサいことはしないという方向性を守れるならあってもよさそうなものであるが・・・

数を減らしていったGメンとは逆にどんどんと凶暴化していく天王会。
八神さん曰くイカれたヤツの集まりとのこと。

イカれてるから他人の痛みが想像できねえんだ。そんなのが集まってんのが天王会・・・関わらねえ方がいい。

確かに関わりたくない連中でありますわな。
痛みを思い知らせても改心するかどうか怪しいものですし。ううむ。

そんな八神さんたちG組の3年生もあと1か月で卒業か。
卒業した後、天王会はどのような動きを見せるのか。
半年も間が空けば怒りも忘れ去られているかもしれないが、1か月だとその望みも薄そうですなぁ。

ともあれ心配しなくて済んでホッとした勝太。
コスプレも止め、久しぶりに麻央ちゃんと遊び歩いたりする。ほほう。
大吾の方も心配がなくなって晴れ晴れとした表情で良かった良かった。
麻央ちゃんを巡ってはわちゃわちゃしちゃってるけど、まあそれもまた青春ですよね。ハッハッハ。

・ミドリノユーグレ
古代マヤ・アステカ人が生み出した暦石。これによると世界は4度の破壊と再生を繰り返したという。
この世界は第5の太陽の時代を迎えており、予言では2012年にこの時代は終焉を迎えると言われていたそうな。
といってももちろんまだ滅びていないのは知っての通り。
諸説では解釈の違いでもう少し先に滅びが来るなんて話もありますが・・・まあ、それはさておきましょう。
ここでの説は終わりではなく新たな時代の始まりとなるという説。
つまり2013年以降は今の人類の代わりになる新しい世界が作られていくという解釈だ。それがどういう意味かというと・・・

うちのコレ、コレの培養システムが発明されたのがなんと2013年なんだよ

なるほど。2013年という半端に少し過去の時代から始まったのはこういう関連付けを考えてのことでありましたか。
オカルトではありますが、確かに三日月隊長たちが経験しているのは人類の滅びに対面しているようなものでありましょうしなぁ。
詳しいことはまだ分からないけど、口ぶりからして世界は大分酷いことになっているようですな。

一応化物に対抗するだけの装備はある。
しかしそれだけではどうにもならなさそうな様子が伺える。一体世界はどうなっているというのか・・・気になります。

さて、そんな異変がまだあまり起きていない様子の日本は変わらぬ日常を過ごしている。
まあ、翠ちゃんの前で守衛が化物になったりしているわけだし、その日常の崩壊も近そうではありますが。

半年ほど前、アフリカの村では村人全員が共食いをした事件があったという。
いや、アフリカに限らずヨーロッパでも同様の事件が起きているのだそうな。
うーむ、事件の起きやすさに違いがあるのはどういうことなのか?
飽食の日本よりもミドリムシ食品に頼ることが多い場所の方が早く化物化するということだろうか。

化物について詳しく調べたかった薇警部。しかし遺体は引き上げられてしまう。
ふーむ、化物のことはよく知っているでしょうし、証拠隠滅に動くのは自然なことか。
しかしボルテクス社は一体何を考えているのだろうか?
被害を世界中に広げているのを黙認しているかのようであるが・・・それで一体どういった益があるというのか。

さて、守衛に噛まれた溝口くん。検査はしたが取りあえず体に異常はない様子。
ゾンビもののように噛まれて感染とかそういう話はないのだろうか?
村人全員で食い殺しあったなんて話だと感染系はあり得そうな話であるのだが・・・?

退部届を出す溝口くん。まあ、あんな目にあったのでは父親から止められもしますわな。
翠ちゃんとの関係はなんだか面白いので出来れば続いて欲しいものでありますが・・・

その溝口くんの父親は例のミドリムシ製品開発の責任者。
今ではボルテクスカンパニーの専務にまでなっているという。ほほう。
しかしこれは思わぬ縁。息子の伝手を使って翠ちゃんは父の死の真相を知ることができるかもしれない。
さてその真実を知った時、翠ちゃんはどのような行動に出るのか。気になるところであります。

そしてボルテクスの社長曰く、人類の未来を救うためにはこの研究を完成させねばならないとのこと。
ふーむ。化物に対抗するための研究をしているということだろうか?
ミドリムシ製品の開発を止めることよりもその対抗手段を考える方に傾倒しているってことだろうか。
さてさてその判断は吉と出るのか凶と出るのか・・・翠ちゃんがそれに巻き込まれそうな気がしてなりませんな。

・錻力のアーチスト
3回以降お互い得点を許さないまま試合はついに、というかもう9回に
港南が3点リードのまま迎えての9回。追いつくにはどうしても無失点で済ませたいところ。
しかしそんな回なのに先頭バッターとして現れるのは弐織義壱。
とはいえ初回にホームランを打たれた以降はレフトフライにツーベース。決して抑えきれないと決まったわけではない。
まあ、こういう大事な場面で打つからこそ四番と言えるわけですが・・・

いずれにせよ全てを振り絞って投げるしかない
しかし之路さんも考える通り、気持ちだけで何度も抑えられる打者ではない。
勝った人間が負けた選手の想いを背負っているのなら、今の神奈川で誰より強くその想いを背負っているのが港南の四番、弐織義壱。
港南に負けたチームとしては港南にこそ神奈川代表として全国で活躍してほしいという気持ちはあるでしょうからねぇ。
その想いはきっちりと受け止めている様子の弐織義壱。

あの場所で神奈川の代表として俺たち港南学院の力を証明する。
それが王者の責任と誇りだ

見事な意識。さすがの王者。
そしてその王者の四番である弐織義壱は弟が試合前に述べた桐湘全員の力で超えるという言葉にこう返す。
そんな奴に神奈川最強打者の座は掴めない。1人で一振りで試合を決められる力を持つのが真の四番だ、と。

自惚れなんかじゃない。チームワークの先にそれはある
重圧、孤独、責任。全てを受け止めながら練習を積み、手に入れたその力をチームに与えてこその四番なんだ。
俺を超えるというのなら1人で超えてみせろ。最強は、俺だ

口に出して語ることはなくてもやはり最強の自負はあった弐織義壱。
チームに力を与えてこその四番か。良いことを言いますなぁ。
弐織の考えの更に先に達している感じでありますな。
その意識の高さで振り抜いたバットは確かに之路さんのボールを捉え・・・行った!!

凍らせた雨を砕きながら飛ぶボール。イメージだからどうでもいいがこれ空中に浮かんでるの怖いな。
というのはともかく、確実にスタンド入りかと思われた打球が逆風で押し戻される
そのラッキーを得て、どうにか清作が叩き落し、児島センパイが拾う形でアウトに。おぉう。
うむ、さすがの弐織義壱も大自然を圧倒するまでの打球は出せなかったようですな。

ラッキーによって流れを引き寄せたかもしれない桐湘。
このままこの回を押さえて裏の攻撃に繋げることができればあるいは・・・?

・AIの遺電子
「ルーム410」。死者と会えるとウワサされた仮想空間
ヒューマノイドが全感覚没入できるバーチャルワイド「レインボウ」。
この世界の中で特定の条件を満たすとルーム410は現れるそうな。

ふーむ。ヒューマノイドが生み出されるほど脳研究が進んでいるならそういった全感覚突入のダイブがあってもおかしくないか。
そしてそのルーム410にて3年前に別れた彼女と出会うマッキー。
出会うのは死者に限らず。思い出の相手であれば良いということでしょうか。
記憶にある彼女と擬似人格のハイブリッド。なるほど。
記憶違いなどがなければ昔の思い出の通りの相手が現れてくれるわけですな。

別れた理由は人間とヒューマノイドの壁。
愛する人の子供が欲しいという願いをパーフェクトに叶えることができない。そういった悩みからだったという。うーむ。
このテーマだけでも話が作れそうな感じでありますなぁ。

20年の時が経過し、現在。
マッキーは別れた彼女とは別の相手と結婚。ヒューマノイドの娘もおり、立派な父親に。
この20年でバーチャルリアリティも格段に進歩した様子。
ふーむ。インターネットの進歩も凄い速さでしたし、こういうものは進歩する時は一気にいくものですわな。

懐かしさについ、昔1度だけ訪れたルーム410を訪れてしまうマッキー。
しかし彼女の面影はもう薄れてしまっていたという・・・ううむ。
ヒューマノイドも改造しなければ忘却からは逃れられない。悲しい話だ。
いや、須藤先生の話によれば面影とはそう簡単には消えたりしないとのこと。
その言葉の通り、ヒントがあればその面影は蘇る。ルーム410に行くようなことをしなくても・・・

人間の脳でも記憶は断片的に処理され、繋がりによって形が出来上がり思いだせることがある。
ヒューマノイドの脳も人間的な処理をするのであればそういう仕組みがあるのかもしれませんな。
まあ、そこは脳の仕組みと考えるか、それとも心の中の話と考えるかは人それぞれでありますか、ね。

・正義の殺人鬼
殺人鬼を殺す殺人鬼は正義の殺人鬼なのか。
それは分からないがとにかくガラが悪いことには違いない。

必ず誰か一人残って店番をしないといけない。有り得るルールだ。
しかしオジサンが消えたことで消滅する店。
何だかまた謎だなと思ったら、ポン助から"殺人鬼の遺品"について説明。
ほう。死んだ殺人鬼の怨念により常識では考えられないことができるようになると。やはりそういうのがあるんですな。
"人の恩"で動くポン助も似たような存在なのだろうか?

死にかけのオジサンから非常に重要なことが聞かされる。
ここは死後の世界。梅美ちゃんはもう死んでいるのだと・・・
そう聞かされると確かに死亡する直前のことが脳裏に蘇る。ふーむ、ようやく下の世界の謎が明らかになりましたな・・・

さてこうなってくると一緒に下にやってきた友達たちはどういう存在なのか。
高校生9人を乗せたバスとのことだし、全員同じバスに乗り合わせていたということだろうか?
この死後の世界で死んだ者は一体どうなるのか?
死ななければひょっとしたら生き返れたりするのだろうか。そういうことはなさそうだが・・・

謎の一つはとけても疑問は尽きない。
何にしてもこの死後の世界で、殺人鬼の跋扈する世界で生きなければならない。
となると黒い仮面の殺人鬼――ヴォイスを頼りたいところであるが、そのヴォイスのお前は何ができる?という質問に――
特に秀でたところなんてないし、真面目にやってきただけ私には何もない。真面目にすることしか取得がないと応える。

だから・・・!真面目に一生懸命働きます・・・だから・・・雇ってください!
私にはもう行くところがない!死ぬ気で働きますからッ!!

ふむ。クソがつくほど真面目なのも取得といえば取得でありますか。
衝撃の事実を聞かされ悲しみながらもそう言える梅美ちゃんは逞しくも思える。
このイカれた世界でどのように生きていくのか・・・
友達との再会は果たしてできるのかどうか。その僅かな期待だけが希望と言えるかもしれませんな。

・ニコべん!
かつて典道の弁当に批判的だった父。
そんな父も息子の頑張りにはほだされた様子。まあ、部活動で実績を残して見せたって部分も大きいのかもしれませんが。
それでも素直に応援できない辺り、基本的に不器用な父親なのかもしれませんな。

さて、梅宮さんの誕生日当日。
部室内の飾りつけも行い、祝う準備は完了。する前に来てしまいそうな梅宮さん。
引き留めるのが凄く下手な多部さんがなんとも可愛らしい。

ともあれどうにか間に合わせて祝福。まったく自分の誕生日を意識してなかったのは梅宮さんらしい。
しかしやはりこういうサプライズには慣れていない様子なのも梅宮さんらしい。
むしろこの反応は予想してしかるべきでありましたな。

逃げ出した梅宮さんを追い、立入禁止のはずの屋上で遭遇。
雪が降ってはいるが・・・ここは思い出深い場所ですからねぇ。

典道の弁当と最初に出会った思い出深い場所。そこで再び典道の弁当を広げる梅宮さん。
梅宮さんのために作った弁当は素敵な笑顔の梅宮さんであり・・・うむ、なんだか恥ずかしい気がしますな。
しかし恥ずかしがりながらも笑顔の梅宮さんが一番素敵だと述べる典道。その笑顔に救われたのだと。
そしてどうして他人の笑顔のために頑張れるのかという問いにはこう答える。

頑張れるよ。だって僕・・・梅宮さんのこと、好きだから

ほほう、まさか告白までしてしまうとは!!
思わずといった感じかもしれないが、素直な感じがとても良いですね。梅宮さんの反応も良い。

さてさてこの告白でどのような関係が生まれるのか。
それは分からないが、屋上に集まったニコ弁部の面々は皆一様に笑顔を浮かべている。
素直な笑顔を浮かべられるようになった梅宮さん。いい絵でありますな・・・

というところでニコべん!最終回。お疲れ様でありました。
思い悩むところもあったけど、今では笑って学生生活を過ごすことができている。それが何よりだと思えます。
角光先生の次回作に期待しております!!

・BAD BROS
遂に兄弟2人だけになってしまった。
しかし勝利条件である四点差まではあと少し。
絶対的に不利な状況の中、甲人が野人に示すのは例の約束のボール。
兄弟揃って甲子園に行くという約束は果たせなかったかもしれないが・・・それでもその時の気持ちは思いだせる。

野球をやればいい

兄のその言葉を受けて気持ちを固める弟。
そんな兄弟の姿に虫唾が突っ走ってる桐生。んんんぐぬぬ。
悪魔のコールドブラッドに棲みつかれたハートで白球を銃弾に変えるぜ!!

妙に詩人ではあるが、まともに勝負に行っている桐生。
まあ、普通の勝負でもこの桐生ならば野人を抑えるぐらいはできるでありましょう。
と思いきや、20球近くファールで粘る野人。
その粘りがイレギュラーバウンドという幸運を招きよせたか。見事に出塁。
そして現れるのは・・・怪物・村越甲人!!

ここで一発放り込めば試合は決する。
真の怪物ならばここで決めてくれるはず。やってくれたまえ!!

・木曜日のフルット
鯨井先輩は美人。残念美人であります。
しかし旦那さんに間違われたこともある白川先生ですが、今回は病気のお父ちゃん役ですか。
まあ病気で弱ってたからね。仕方ないね。夫婦という噂が流れるチャンスもあったでしょうに・・・!!

・総合感想
ニコべんの単行本3〜5巻は電子書籍のみでの販売
流通に出せるだけの売り上げが見込めないとの判断でありましょうか。ううむ。
何はともあれ世に出るだけ有難いと思えなくはありませんが・・・ううむ。
この先も似たような形式で単行本ダシタイナを回避する可能性はありますな。できれば紙でも出続けて欲しいものですけども。

次号は円山晃先生の読み切りが掲載。また女の子が可愛い感じになっておりますが、さてさてどんな話になっていますかな。


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