蒼天紳士チャンピオン作品別感想

マジカロマジカル
第17話 〜 最新話


マジカロマジカル感想目次に戻る   作品別INDEXに戻る   週刊少年チャンピオン感想TOPに戻る

 各巻感想

1巻 2巻



第17話 マジカル☆決意  (2015年 28号)


ピンチは続くよどこまでも。
思わずやっちゃったといいつつも特に戦う気の無い簓ちゃんまで脅しをかける辺り、本当にいい性格をした後輩でありますなぁ。

私は主役であって悪役ではないと述べるルル。
でも正直悪役路線の方がはまり役な気がしないでもない。
そっちはそっちで需要があるんじゃなかろうか。どうなんだろうか。
まあ、最初は正義の味方で売りだしておいて、後から悪堕ちしましたという売り方の方が倍美味しいと言えるか。

閑話休題。
雷撃を受けながらも治癒を止めない雫ちゃん。
衝撃から立ち直った結果、雫ちゃんらしさが出てきたようですな。いいことだ。

・・・夢なんです。みんなで見つけてみんなに手伝ってもらった新しい夢。
折れそうになった時、支えてもらった夢。
・・・だから、すいません・・・あなたの笑顔をあきらめません・・・!あきらめられません!・・・すいません・・・!

泣きながら謝りつつ治癒を行う雫ちゃん。
相手が望んでいないのにそれを行うのはエゴなのではないか?
そのような想いに苛まれはしたのでしょうが・・・それでもあきらめられない想いを、気持ちをぶつけるのは悪い事ではない。
その想いが純粋だからこそ、魔法の力も大きく発揮されるって話ですかねぇ。
羽を出した雫ちゃんの魔法力はルルをもたじろがせるものがあるってことなのだろうか。
というか、消えろはまずいだろうと。追い詰められすぎだルル。

警察到着でようやく事態は収拾に。
正義の主役である以上、逮捕されたら終わりとのこと。ふむ。
マスコミ関係は社長と繋がってるから撮影されるのは別に問題ないが、警察関係までは手が及ばないってことですかねぇ。うーむ。
そういう業界の事情を垣間見せられるのは何ともなぁな感じになりますなぁ。

弱く、求められてもいないのに大きな夢を持つ雫ちゃん。果たしてその夢は分不相応なものと切り捨てられるものなのだろうか。
怪物から人に戻った胸内さん。それでも怪物を憎む気持ちは変わらない様子。

――だけど、あなたみたいなクソ魔法使いがいること覚えておくわ

かすかな笑みを浮かべてそう言い残す胸内さん。
大きく心を変えることはできなかったが、変化させることはできたって感じでしょうか。
そのわずかな変化でも変化は変化。無駄とは言い切れない。
ならば一度は信じた夢。正しいかどうか、これからじっくり考えるのも悪くはないって話ですさね。若いんだしさ。うむ。



第18話 マジカル☆思い  (2015年 29号)


満身創痍の戦いから数日。
手痛い敗北を喫したマジカル団。体のダメージは徐々に癒えていっているが、心の方のダメージは深刻な様子。
特に雫ちゃんの悩みは深い。献身的ではあるが、わが身を省みない様は不安にさせられますなぁ。

狼一としてみれば雫ちゃんのために身体を張ることは望む所であるし、それで迷惑に思うこともない。
けれども雫ちゃんにしてみれば、自分のせいで傷つく人がいるってのは悩みとなりますわなぁ・・・

さて、テレビでは例のルルが映ってアピールをしている。
雫ちゃんたちへの雷撃についても都合の悪そうな部分は改変しての放送。まあそのまま使えるはずはありませんわな。
ルルの方はまあいいが、これでマジカル団に嫌なイメージが付けられてしまうと嫌だなぁ・・・

簓ちゃんが静かに涙している頃、朝ちゃんは悔しさを傷ついた肉体に叩き込もうとしている感じで鍛えている。
肉体的な強さは結構なものでありましょうが、肝心の魔力が高くないって感じでしょうか。
何か魔力を高める方法でもあればいいんですがねぇ。

謝らないでと言われても性格的にそれは難しい雫ちゃん。難儀ですな。
となれば謝る必要なんてないぐらいに強くなり、いつでも笑っていられるのが一番でありましょう。
狼一としてもその想いに至っている。もっと強くなろうと。

雫さんの夢を、覚悟を・・・そして・・・雫さんの笑顔を守れるように!

可愛い顔して誓いの言葉を口にする狼一。
そんな狼一のいる川原に集まるマジカル団。手痛い敗北を喫した場所なのに何故か集まってしまう。なんでだろうね。フフフ。

完膚なきまでに負けた。打ちのめされた。
だけどやめられない。夢を諦められない。それを再認識することになった4人。はにかんだ感じだが、いい笑顔だ。
というわけで、おにぎり食べて今度こその再出発!!
チームワークという課題も見つけたことですし、これからは皆揃って強くなって欲しいものであります。
いやしかし、このおにぎりデカイな・・・



第19話 マジカル☆隣町  (2015年 30号)


敗れて落ち込んで立ち直って。いい表情をするようになったマジカル団。
そんな彼女らに小町先生から隣町まで行ってきてちょうだいとのこと。荷台に乗って揺られていくーよー。

それはさておき、小町先生曰く、隣町には卒業生が魔法使いとして1人で頑張っているとのこと。
しかし今は事情があって戦えない状態。だから助けに行って欲しいとのことである。なるほどねぇ。
心機一転、やる気の漲っているマジカル団にはいい仕事であります。
どうでもいいけど、三輪トラックとかまた渋い車に乗ってるな。

遠出にはしゃぐ娘たち。
一方の狼一は車酔いでグッタリしていた。おやおや。
何だか薄っぺらになっているが、精神の在り方で大きさだけではなく厚みまで変わるというのだろうか。珍生物感ある。
そんな狼一を頼りになる方ですとフォローする雫ちゃん。
良い感じに見えるが・・・実際のところ狼一のことをどう思っているのだろうか?
うーむ、この子たちもやっぱり年頃の娘さん。恋愛事には興味津々な様子。キャッキャッ。
しかし雫ちゃんはそういうことに疎かった。コリャだめだぁ〜〜〜!!!可哀想な狼一・・・

ともあれ目的地に到着。
町の住人はもう20人ぐらいしか残っておらず、廃墟となった学校に集まって暮らしているらしい。
生活しているのはどうやら老人ばかりらしい。ふうむ、やはり生まれ育った場所を離れたくない人だけが残っている感じかな。

しかしその老人たちを世話しているのは一人の女性、響彩音さん。これは可愛らしい。
しかしどうやらこの子は魔法使いではないらしい。魔法使いは別にいるとのこと。
てなわけで紹介されるのは凛とした感じの女性、草薙キリコさん。
古風な感じでなんとなく強そうな印象を与えるのだが・・・どうやらギックリ腰を患っている様子。そりゃ辛い!!
なるほどなー。これではまともに闘えるはずもないですわなー。稀にあって4、5日動けなくなるって結構なものですぞ。

普段は警戒しながらギックリ腰の療養にあたっていたキリコさん。
しかし今回は雫ちゃんたちが来てくれたので安心して休むことが出来る様子。良かった良かった。
町の老人も久しぶりに若い子らが来たのではしゃいでいる様子。イモ食いねえ!!

キリコさんがここに残るのは自分を必要としてくれる人達がいるからとのこと。
ふむ、守る者がいるからこそ強くなれるって話ですな。雫ちゃんとしてもそれはよく分かる話。
さて、彩音さんは何故残っているのか。その理由については答えが返ってこない。ほう・・・?

彩音さんが残っている理由はキリコさんと一緒に居たいから。それだけの純粋な想いである。
しかしそれよりももっと先を望んでしまう彩音さん。雫ちゃんたちのように一緒に戦いたい。役に立ちたい、と。

それなのに・・・!どうして私は魔法が使えないんだろう・・・!

思い悩む彩音ちゃん。キリコさんに頼りにされている雫ちゃんたちが羨ましくて仕方がない様子。おやおや。
そういった心につけこむかのように現れるのは例の少女。
うーむ、これは彩音さんの怪物化フラグでありましょうか。
でもまあ、怪物化は癒すことも出来ますし、それによって気持ちを吐露できるならいいのかもしれませんな。



第20話 マジカル☆フォール  (2015年 31号)


キリコさんと彩音さんは幼なじみ。
昔からいつも無茶するキリコさんの後ろを彩音さんがついてきたという。
その関係は今も変わらず、そしてこれからもずっと一緒だよと、そうキリコさんは述べる。
ふむ、変わらない関係というのは美しくもあるが・・・それ以上を望みだすと難しくなってしまうんですよねぇ・・・

彩音ちゃんの元を訪れるのは謎の少女。
やはりこの少女の力で怪物化させられる流れでありますが、感情を理解していないっぽいようなのはどういうことなのか・・・

ともあれ、怪物化した彩音さん。割と綺麗な変身の仕方で良かった。
魔法使いになりたいという夢の具現化ということでありましょうか。
願った内容によって姿が変わることがある・・・怪物化のシステムなのか、少女の力によるものなのか。
さておき、心まで人間のままでいられるわけではないようで・・・怪物らしい歪みに囚われている彩音さんでありました。おやおや。

歌によって重力を操る能力を手に入れた彩音さん。
キリコさんと一緒に戦う為に。役に立つ為に。その純粋な想いでこの力を手に入れることとなったわけでありますが・・・ううむ。
それだけなら狼一みたいなものだしいいかなと思うのだが、邪魔なマジカル団を排しようと攻撃するのはいただけない。

重力を水平方向に動かし、屋上の奥へと落下していくマジカル団。
フェンスがあったため途中で止まったのはよかったが、朝ちゃんの張り付き方が完全にギャグ系のそれである。そういう立ち位置か!!

一時的には助かったが、結局屋上から放り出されるマジカル団。
かなり強力な能力の使い手でありますが、無事に救うことができるのだろうか・・・
新生マジカル団の活躍に期待したいところです。



第21話 マジカル☆寸止め  (2015年 32号)


彩音さんの能力で屋上から横向きに落下するマジカル団。
どこまで落ちることになるか分からないが、このままではろくなことにはならないでしょうな。

誰かに救いを求める雫ちゃん。
そんな求める声に応えるよりも更に速く行動している狼一。頼りになる男だ。
足で支えている簓ちゃんがかなり危なっかしい状態ですな。

ある程度行ったら今度は地面に向かって落下。うーん、殺意高いですなぁ。
しかし変身さえしてしまえば高い所はお任せな朝ちゃん
身体能力が高いから高い所も平気なのか、単純に高い所が好きなのか。いやバカにしてるとかそういうわけじゃないねんで?

さておき、フェンスに捕まりながら落下する狼一たち。
そのおかげで衝撃は大分軽減され、全員無事である様子。良かった良かった。

距離が離れて歌は聞こえてこない。となれば能力の効果はない。反撃開始であります。
とはいえ無策で突っ込んでも同じ目に遭うのがオチでありましょう。となればどうするか・・・

邪魔者がいなくなった屋上では彩音さん、キリコさんを熱烈に抱きしめてお楽しみ。
うーむ。強い愛情が暴走しちゃってる感じでありますなぁ。
相手のことを考えない状態になってしまう。怪物化の悲しいところである。

さて、一気に屋上まで跳びあがって来た朝ちゃん。相変わらず跳ねるのが好きですねぇ。
確かに落ちるのはどうにかなりそうだが、物体を落とされてきてはかなわん。
とはいえこの朝ちゃんの行動はあくまでも囮。屋上の端へと彩音さんをおびき寄せるための行動だったわけだ。
本命は簓ちゃんの能力で大きくしたサボテンに乗ってやってきた狼一たち
倒してしまうわけにはいかないけど、寸止めで動きを封じることならば出来るってわけですな。なるほど!!

見事なチームワーク
朝ちゃんに作戦を考えるのは無理とか思ったけど、意外とやるじゃないですか。
囮役も自ら志願してやってのけたりと成長の跡が見えます。うむ、いい感じだ!!
後は彩音さんの怪物化を癒すことが出来れば解決ですかな。上手い具合に落ちついて欲しいものです。



第22話 マジカル☆決着  (2015年 33号)


チームワークで見事勝利のマジカル団。
後は彩音さんを癒せば終了・・・というところで割って入るのはキリコさん。
薙刀を形成するのは狼一に似たような力でありましょうか。
遅れてノコノコ上がってきた簓ちゃんが人質になったりするのはまあ仕方のない流れか。

間違ったことをしているのは分かっている。けれどもこうするしかないとキリコさん。
怪物になり失いかけたことで彩音さんの大切さが一層骨身に沁みたという感じでありましょうか。
近くにいすぎていつしか当たり前になっていたが、本当は自分も彩音さんに支えてもらっていたのだと気付くことが出来た様子。

だからたとえ、彩音が怪物になり心を失ったとしても。
それでも彩音は大切なかけがえのない存在だ!彩音を失うわけにはいかない

そのように述べるキリコさん。熱いですねぇ。
でも大丈夫。他の魔法使いならば怪物は倒さなければならない。
けれどもマジカル団は怪物になってしまった人たちに笑顔を取り戻してもらうために戦っている
それを示すかのように雫ちゃんの癒しは彩音さんの心を、笑顔を取り戻してくれるのでありました・・・!

無事に怪物化も治療できて一件落着。心からのありがとうも貰えて嬉しい次第であります。
しかしどうでもいいが狼一よ。その体で顔だけ幼くするのはやめてくれたまえ。バランスが。バランスが。

いい話だなぁと思いきやの急転直下。
もろくなった屋上が抜け、落下の結果ガレキに押しつぶされて瀕死のキリコさん。
なんという。ここに来てまさかの鬱展開!?
と思いきや、ここに来てまさかの魔法使い覚醒!!
ふむ。昔から彩音さんの歌には温かい力があったようですし、これこそが本当の能力だったわけですかな?

怪物化によって引き出される力とはまた違うってのはどういうことだろうか。
魔法が心の力によって生み出されるのであれば、歪んだ心からは違う力が生み出されるのも不思議ではないってことだろうか。
ともあれどうやら鬱展開は回避できそうな感じで良かった良かった。
皆が笑顔でいられるような終わり方が一番ですわのう。



第23話 マジカル☆おかえりなさい  (2015年 34号)


魔法使いの能力に覚醒した彩音さん。
やはり強い想いが引き金になったりするのでしょうか。
簓ちゃんも誰かを守りたいという強い想いが暴走した形での発現でありましたな。

雫ちゃんは自分でも気づかないうちにいつの間にかという感じだった様子。
まあ、元々はバンソコレベルの能力でしたからねぇ。
でも今のように怪物化を癒す能力を身につけたのはやはり強い想いからですし・・・心の動きとは密接な関係がありそうですな。

さて、では朝ちゃんはどうかというと内緒とのこと。
可愛い感じでありますのに別にいいかと流す狼一。制裁も止む無し。

一緒に来てたのは気づいてたが、そういえば昨晩はいなかったサボちゃん。
何とかなったものの、居てくれたら多少は狼一も楽だったでしょうにねぇ。
しかし簓ちゃんのピンチにも気づかないとは。これはまさか・・・

キリコさんたちの意識が戻るまでの間を使って屋上の修理を行うマジカル団。
その最中、昨晩の出来事をサボちゃんに説明。
簓ちゃんも仲間との絆によって無事に能力を使うことが出来たってわけでありますな。
暴走ではなく、きちんとした用途でコントロールしての使用。これは大きな前進であると思われます。

誰一人欠けてもいけなかったマジカル団の勝利
チームワークの大事さがとてもよく分かる今回の戦いでありました。成長したなぁ。
サボちゃんも簓ちゃんは強くなったと感じている。
いや、自分を信じたいという気持ちに向き合えた結果ということでありますか。
過去の出来事もあり、自分に自信の持てなかった簓ちゃんがようやく前向きになれた。いい話です。

しかし心の成長はマジカルパートナーとの別れを意味する
心から生まれた存在は役目を終えて心へと帰る。
それは喜ばしいことであるかもしれないが、やはり切ない。別れはどんな時も切ないものであります・・・

設定上仕方のないこととはいえ、仲間との別れはやはり寂しい。
簓ちゃんにも雫ちゃんに対する狼一のようなマジカルパートナーが現れたりするのだろうか。期待したいところです。



第24話 マジカル☆進展  (2015年 35号)


心の成長によりサボちゃんは消えた。
喜ばしいことだけど悲しいことである故に、涙なくして報告は出来ない。仕方のないことでありますな。
雫ちゃんも魚の師匠が消えたことを思い出して号泣。あらあら。

朝ちゃんにはマジカル・パートナーがいない
確かにキリコさんにも彩音さんにもパートナーはいないが、この2人はお互いがパートナーみたいなもんですしねぇ。
心の添え木が必要無い人にはいない、か。あり得る話ですな。
ただ朝ちゃんに本当にいないかは分からないんですよね。なんとなく同じ姿のよくいなくなるあの子とか怪しくて・・・

色々と騒がしいマジカル団はさておき、キリコさんたちの様子がおかしい。
そう聞かされて保健室に踏み込むと・・・なるほど。これはおかしいですな!!
とても甘い空気が室内を満たしている様子で・・・あはは。うふふ。
まあ、今回の件でお互いを大事に思う心を打ち明け合ったわけですし、こうなるのも必然と言えましょうか。祝福だ!!

やっぱり珍生物感のある狼一。
小さいままならまだ可愛いだけで済むかもしれないが、顔以外大きくなったりしますからなぁ。
それにしても何故狼一だけは上手く人間の姿に戻らなかったのだろうか。
その辺りの話も今後語られそうな気がしますな。

それはそうと、幸せたっぷりな2人は人の色恋にも敏感な様子。おやおや。
しかし雫ちゃんは相変わらずのにぶちんな様子。おやおや。
むくわれない感じでありますが・・・まあ、若いんですしね。まだまだ発展のチャンスはありますよ。きっと。

イモを沢山もらって嬉しそうな雫ちゃん。色気より食い気というか何というか。質素な生活してるから仕方ないですね。
ともあれこれにてこの事件は解決。いい形で終われて良かった良かった。
そして別れる前に彩音さんから不思議な女の子についての話を聞かされるマジカル団。
今後もこの女の子が事件に絡んでくることになるのでしょうが・・・さてさてどうなりますか。

まあ、まずは強敵のことを考えるよりもチームの力を高めることが大事ですわな。
そのためには狼一と雫ちゃんの距離が狭まるのも悪くはない話なのだが・・・まあ、温かく見守るしかないですわな。



第25話 マジカル☆ミー  (2015年 36+37号)


彩音さんが出会った不思議な女の子。
怪物化の正体に迫れる可能性がある。これは是非とも調査したい。
てなわけで、そういった時は頼れるこの人に聞くべきでありましょう。教えてマチコちゃん!

勢い込んで聞きに行ったが、残念ながら小町先生にも手がかりなし。
能力で生徒の動向を探ることは出来るし事前に動くことは出来るが、それでも成果が上がらなけらば仕方がないか。
まあ何にしてもようやく先生から合格のお墨付きがいただけて良かった良かった。

テンション上がって休んでなんていられないマジカル団。
じっとしていることもできず、雫ちゃんのアルバイト先に手伝いに現れる。ほほう。
男手が欲しいということで荷物運びなどの力仕事を行う狼一。
そこは大きくなって行うわけにはいかないのだろうか?高さのバランス悪いとおじさんの腰にも悪いよ。

それはそうとガラの悪い犬たちから猫を守る狼一。カッコイイ。
余裕で守るために割って入ったのにボロボロにされる狼一。カッコワルイ。
まともに戦えば強い筈なのに、何というかやられ役が身に沁みついているようですなぁ。

それはそうと助けられた猫が例の不思議な女の子と出会い・・・
怪物化した結果、猫が行うのは狼一への告白。うーむ、短い言葉ながら正直な気持ちをぶつけてきますなぁ。すき。

そして雫ちゃんに近付くために段階を経て人間へと近付いていく猫のミーちゃん。
うーむ、まるでケモナーの好みの段階図を見ているかのようだ。
ケモナー的には最初の方の段階の方がよろしいのでしょうが、狼一的には最後の段階に来てもらった方がいいでしょうな。うむ。
とはいえ人間の体になれるとはいえ猫であることには違いなく・・・間違いをおかしていいものかどうか。悩ましいな!!

確かに今の狼一は人間には見えない。しかし猫でもあるまい。が、そこは別にいいらしい。いいのか!!
恋する気持ちに種族差は関係ないってことでしょうか。青春だねぇ。
そして雫ちゃんににゃんにゃんされそうな所を目撃されてしまう、と。実に青春だねぇ。

猫にどろぼう猫呼ばわりされる雫ちゃん。ハッハッハ。
これはなかなかいい恋の鞘当てが見られそうではございませんかね?
鈍い雫ちゃんにはこういった相手がいる方が自分の気持ちを自覚させられていいかもしれない。ラブコメ展開に期待したいところだ!

ところで猫の名前はミーちゃんでいいのだろうか。
一人称がミーとかそういう話じゃないですよね?そこだけアメリカンでも困りますし。ボーイ!大人をからかっちゃいけないよ!!




第26話 マジカル☆ヘン  (2015年 38号)


家に戻ったら同居人が見知らぬ裸の女性と褥を共にしていた。
いやあ、これは色々と衝撃的でありますわなぁ。ハッハッハ。動揺してる動揺してる。

去っていく雫ちゃんを慌てて追い掛ける狼一。
その狼一にかけるのはミーちゃんの素直な疑問。
この先、その姿の狼一を雫ちゃんが好きになることはあるのだろうか
ふむ、それは悩みどころですなぁ。当の狼一自身が悩んでしまいそうな部分であります。
ミーちゃんはそんな狼一が好きだと言ってくれるわけですが・・・ふむむ。

さて、衝撃を受けた雫ちゃん。
悩んだ時はやはりこの川。見るとはなしに川を眺めつつ狼一のことを考える雫ちゃん。
表情こそ呆然としたままでありますが・・・どんな心境でありますことか。

ポケ―とした雫ちゃんを偶然見かける朝ちゃんに簓ちゃん。
そして狼一が裸の女の人と部屋にいると聞かされる2人。おやおや、ややこしいことになってきましたな。
そんなことになっているとも知らず、渦中の現場へと向かう狼一。傷だらけなのに・・・泣けるなぁ。
それはいいが、ミーちゃん。その格好で外をうろつくのは・・・
怪物のせいで人があんまりいない町だから良かったものの・・・

ミーちゃんは雫ちゃんは狼一のことを好きにはならないと述べる。
狼一もそれについては分かってると返す。

それでもいいんだ。雫さんが笑顔なら!

泣きながらそう述べる狼一。漢だねぇ。
もちろん本心では好きになってもらえたならという想いはあるんでしょうが・・・
例えそうはならなくても雫ちゃんのことを思い続ける。一途な気持ち。これも狼一の特性でありましょうか。

さて、雫ちゃんを発見した狼一。
誤解を解くために言葉を紡ぐ。その勢いのまま告白まで行けそう・・・
だったのだが、怒りの朝ちゃんに妨害される。あらまあ。
せっかくの機会だったというのに間が悪いというか何というか・・・まあ、あれだ。ドンマイ。

翌日。雫ちゃんのもとを猫の形態で訪れるミーちゃん。それはいいけどつらかすにゃんって。
まあ、何にしてもミーちゃんの口から事情が聞けて良かった良かった。
ふうむ。雫ちゃんの気持ちもやはりかなり狼一に傾いている様子でありますね、これは。
その気持ちがどういうものなのか、恋愛事に鈍い雫ちゃんにはまだ分からないようですが。あらあら。

良い感じの恋の鞘当て。
ラブコメな流れにも持って行けそうでニヤニヤしますな。
とはいえお互いの気持ちが一致するまではまだまだかかりそうですし、温かく見守るとしますかねぇ。



第27話 マジカル☆バカンス  (2015年 39号)


暑い日ざし、パラソル、ビーチボール、水着!そして見渡す限りの河川敷!

せっかくの休みだからと気分だけでも海でバカンスしようと考えるマジカル団。
まあ、日ざしと水着があれば何となく問題ない気はしないでもないですが・・・

回を跨いでも誤解は解けていない様子の狼一。エロ狼一。エ狼一。
つきまとわれただけとはいえ、実際裸の猫女とにゃんにゃんしそうになってたのは事実ですしなぁ。
雫ちゃんとしても何ともコメントのし辛い様子。
いや、これは避けられているというよりは意識されるようになっている感じであるぞ・・・!!
こうなってくるとむしろ同じ屋根の下で暮らしてていいのかという考えにもなっちゃうなぁ。

マジカル団唯一の男メンバーであるだけに味方してくれる人がいないエロワンちゃんさん
シチュエーション的に男メンバーがいても味方してくれるかは分からないか。

それにしてもミーちゃんはグイグイ来ますねぇ。すぐ消えるゲストキャラではないことを見せてやるとばかりに。

ともあれミーちゃんの自己申告により猫であることは理解してもらえた。
猫の姿でいるよりも人の姿でいる方が楽なんだろうか?
少なくとも狼一を籠絡するには人の姿の方がいいのは間違いないんでしょうけどね。

いつも以上に激しくサービスシーン。ミーちゃんはやりたい放題だなぁ。
しかしこのウナギいっぱいいるのか?
今回は本体も大きめだったらしく、仕留めた後は美味しく頂くことが出来た様子。結構結構。
それにしても毎度傷ついたり溶けたりと狼一・・・鍛えられますなぁ。

雫ちゃんは狼一のことをどう思っているのか。ミーちゃんはここも斬りこんでいく。
それについては答えてもらえないが、どんな姿でも狼一さんは狼一さんですとの言葉をもらえる。
ふむ。外見で好きになったりとかそういうことだけではありませんものねぇ。
人柄に惚れられたのであれば、それは何よりなことであります。
さてさて、この関係がここから発展していくかどうか・・・見守りたいところですな。



第28話 マジカル☆ウワサ  (2015年 40号)


すごろくを楽しむマジカル団。仲のよろしいことですなぁ。
狼一も誤解が解けたのかどうなのか、普通に接してもらえている感じで良かった良かった。
でも確かにすごろくやってる場合か〜〜〜っ!ではあるな。あがってからひっくり返す朝ちゃんの優しさ。
コマを取り除いてからだともっと良かった。

それはさておき、小町先生から不思議な少女についての情報が。
少女の通称は――"魔女"。空を飛んでたりするし、らしい名前ですな。
魔法使いとは異なる存在の響きか・・・

小町先生が苦労して苦労して調べた情報。
しかしオカルト好きの間では普通に出回っている情報だったという。
曰く、「人々を怪物に変える"魔女"がいる」「怪物化の原因はウィルスじゃなくその"魔女"のせいだ」とのこと。
ふうむ。まあ、小町先生にはご苦労様でしたと言っておくしかないですな。本当にご苦労様でした。

政府の発表ではウィルスが原因とのことだが、それは何かの隠蔽だったりするのだろうか?
混乱を防ぐために倒せない魔女の存在を隠匿した・・・有り得ない話ではない。
でも確かに狼一は少女と出会うことなく怪物化してましたしなぁ・・・
見えなかっただけで実は後ろにいたとかいう可能性はありますが。

考えても分からないので少女本人に聞こうとするマジカル団。
その途中、豪快に車に轢かれる狼一。ぐえっ。完全にわざとですがな!!
タイヤでまともに引き潰されているのに命に別状のない狼一はある意味凄い。

それはそうと車に乗っていたのは後輩魔法使いのルルちゃん。
どうやらルルちゃんも魔女を探している様子。
その目的は目立つため。注目されるため。今よりもっともっと見てもらうため。
うーむ、どうやら人々に注目されることに執着している様子ですなぁ。
そういった心で魔女と相対するのは・・・いや、どう考えても怪物化のフラグにしか思えませんなぁ。

胸内さんのように、一度怪物化して人間に戻れば色々と考えも柔らかくなるかもしれない。
とはいえ通常時でも手強いルルちゃんが怪物化したらどうなるのか。厄介な話ですなぁ。



第29話 マジカル☆ルル  (2015年 41号)


注目度アップのために魔女狩りに挑むルルちゃん。
負けるはずがないという絶対的な自信に満ちている。アイドルらしいなぁ。

そんなルルちゃんと魔女を探して街を走り回るマジカル団。
その前に現れたのは夜ちゃん。ほう。
久しぶりと言うか、色々とまだ正体が謎なんですよねこの子。本当の姉妹でいいのかどうなのか・・・
マジカルパートナーではないかと疑うこともありました。
が、今回は逆に朝ちゃんがいなくなることを夜ちゃんが怖がっている
うむむ、これはひょっとすると実は朝ちゃんの方が・・・?
マジカルパートナーが魔法を使えるのかどうかはよく分かりませんが。
というか朝ちゃんは肉体派すぎて魔法使ってるのか分からない。変身してるならそうなのだろうか。

ともあれルルちゃん。魔女相手に劣勢。やっぱりね。
通じない攻撃を考えなく繰り返す辺り、どうにもパワー頼りな感じでありますなぁ。賢くない。

そんなルルちゃんの過去。
怪物に襲われ建物の下敷きになり、置いて行かれそうになっている。
ははぁ、その件がトラウマになって誰かに見られていないと不安になってしまうわけですか。
それが転じてもっともっと注目を集めないとという感じになったと。
強力な魔法使いに覚醒したが故に性格と相まって厄介な感じになっちゃったみたいですな。

怪物を殺すことで皆が注目してくれる
そう思ったルルちゃん。魔女を倒すのもその一環。
だったわけだが・・・そんな心を持ったまま怪物化すれば・・・いびつな姿になるのも仕方のないことか。

ルルちゃんの過去は分かりました。
しかし魔女を前にキレた様子の朝ちゃんはどういうことでしょうか。
この子の過去も気になるところですが・・・
ともあれ魔女化したルルちゃんをどうにかしないといけない。過去最悪の相手となりそうですがどうなるのか。注目です。



第30話 マジカル☆ショック  (2015年 42号)


これはまたえらい姿になってしまったルルちゃん。ある意味注目の的にはなれそうである。
彩音さんの時のように綺麗に怪物化になったりするのは何か条件があるのだろうか?
ミーちゃんのように特に性格が荒くなったりしないのもいるし、うーむ。

ともあれルルちゃんも大変だが傍には例の魔女がいる。
魔女に並々ならぬ敵対心を抱いている様子の朝ちゃん。
単独で突っ込むのはいつものことではあるが、いつもより更に危なげですなぁ・・・

ルルちゃんを無視して魔女に突っ込んだらルルちゃんに怒られました。そりゃそうなりますわな。
しかし相変わらずほどよく破れやすい体操服でありますなぁ。

どちらかというとビビリな方だった狼一。
しかし仲間を守るためにも頑張ろうという健気さが見て取れる。男の子だねぇ。
焦って動き回る女の子たちを諫めつつ自身は窮地に飛び入る。男の子だねぇ。

とにかく体勢を立て直すために朝ちゃんをおぶって逃げる狼一
って朝ちゃん上体後ろに逸れてますがな。運びにくそう。
背が高いから引きずらずには済んでるけども。

それはそうと、動きが鈍いかと思いきや一気に跳躍で追いついてくるルルちゃん。
うーん、簡単に逃がしてくれるはずもないか・・・
見ていれば攻撃してこないというのなら、後ろ歩きで立ち去るという手もあるのだが・・・そうはいかんのだろうなぁ。
予想通りピンチが続きそうであります。



第31話 マジカル☆タッグ  (2015年 43号)


鈍重かと思いきや予想外の跳躍。
狼一は逃げ出した。しかし回り込まれてしまった。

跳躍よりも速い雷撃。そりゃ雷ですしね。
しかし雷ならば高くて尖っているところに先に落ちる。
その特性を活かしたのかどうか、簓ちゃんのサボテンが受け止めてくれる。
なるほどなー。サボテンの林を作ればルルちゃんの攻撃は全体的に無効化されるんじゃないか?

とも思ったが、雷撃が強過ぎてすぐにサボテンは破壊されてしまう様子。あらら。
時間稼ぎぐらいはできるので朝ちゃんを安全な場所に逃がすくらいはできるかもしれないが・・・

俺がやるしかないと覚悟を決め、刃を振り上げる狼一。
しかしまあ、怪物だからといって割り切って斬れる男ではありませんわな。
救える、救いたいと思っている雫ちゃんとずっと一緒に戦ってきたわけですし・・・

だってこいつは怪物で、めちゃくちゃ強くて、元々嫌な奴で
・・・元々人間で、怪物になってしまって、今は泣いてる

怪物だからと割り切ろうとしてもやっぱり元は人間なんだと思ってしまう狼一。優しいことだ。
それはチャンスを捉えられない甘さ、仲間を窮地に追い込む甘さにも繋がるのだが・・・
とはいえ、狼一にこういった心は無くして欲しくないですわなぁ・・・

相変わらず半端に服が破れるルルちゃんの雷撃。
それとも魔法少女の変身後のコスチュームは敗れることで衝撃を逃がす効果でもついているのだろうか。

狼一に羽根が生えた!!
わけではなく、雫ちゃんが後ろにおりました。
狼一に輪をかけて甘さを前面に出しているのが雫ちゃん。
さてさて、その甘さを貫いたままどうにかできるのか・・・大事なところですな。



第32話 マジカル☆アドバンス  (2015年 44号)


雷撃をまともに浴びた狼一だったが、雫ちゃんが同時に治癒してくれたおかげで耐えられた!!
ってそれだと雫ちゃんは普通に耐えていることになるんですよね。
根性があれば耐えられるってことなのかどうなのか。

そこまで頑張る理由の一つが「私もチームだから」というもの。
雫ちゃんらしい理由であるが、その"チーム"がくれたチャンスを自身の躊躇いで終わりにしてしまった狼一には辛い。
ならば別の理由。「狼一さんを守りたいから」ではどうだろうか。
うむ、これまでのことだけではなく、今もルルちゃんを斬らずにいてくれている。
怪物化した人たちを癒す道を残してくれている。有難いことでありましょう。

・・・だ・・・だか・・・ら・・・私、ま・・・まだ・・・あなたと一緒に――・・・

同じ道を歩んでいける。それはとても幸せなことと言える。
そういった希望が狼一を倒れさせず、歩ませることに成功したのでありましょうか。
って、自身の雷撃も効いてしまうのかよ!!
思わぬ攻略法で怪物化したルルちゃん撃退。うーん、攻撃に特化しすぎた感じでしたか。

さて、あとはルルちゃんを癒すだけなのだが、もうその力が残っていない。
それが悲しくて悔しい。やってきた魔女の、悲しいの?という質問に素直にそう答える雫ちゃん。
そういった回答を得られて満足したのかどうなのか。怪物化を解除してくれる魔女。
ふうむ。一体どういう目的でこういうことをしているのか。謎が多いですなぁ。

一難去ってまた一難。
今度は朝ちゃんが怪物にされそうになる。
素直に答えただけではいけないということなのだろうか。ううむ、分からん。



第33話 マジカル☆大切なもの  (2015年 45号)


魔女の手によって怪物化させられそうになる朝ちゃん。
それを防ぐために自分で自分を殴って気絶する。それで防げるのか!?
心が良くない感じに溢れて怪物化するのであれば、その前に気絶すればいい理屈ではあるかな。

人間に戻ることの出来たルルちゃん。
しかしその表情は・・・色々なものを発散しすぎたということだろうか?
でもスッキリしたという感じではなく、あるのは空虚な様子。うむむ・・・

さて、久しぶりに実家に戻る狼一。
あれから数日経つが未だに目を覚まさない朝ちゃん。
ふうむ、狼一ももっと強くなる必要があると考え出したわけでありますな。

てなわけで行われる稽古。まずは座禅。
婆ちゃん曰く、体は無駄に頑丈だけど心の方はペラペラだからそこからまずは鍛えるとのこと。正しいなぁ。

そもそも技術を磨いて強くなったとしても、狼一に怪物が斬れるとは思えない。
まあ、それでも強さがあれば守れるものってのはありましょうが・・・
その強さを有効に使うにはやはり心が鍛えられてないとって話なわけで。難しい。

実家に全裸系女子を連れ帰る狼一。これが心の強さか!!ある意味強い。いや別に連れ帰ったわけじゃないよ。
それにしても狼一のばーにゃんも狼一もいい走りしてるな。

心が弱い狼一。だけどその芯には簡単に折れないものをしっかりと抱えている。
そのことに気付くにはまだ時間がかかりそうですが・・・若者らしくて良いことですなぁ。ホッホッホ。

そういえばいましたなこの子犬。
狼一が人間に戻らないのと関係があるのかどうか。気になるところです。



第34話 マジカル☆太陽  (2015年 46号)


日向姉妹の昔日の記憶
内気な妹に勝気な姉。
というか姉の方は勝気と言うレベルではないですな。男子複数人をケンカで倒してしまうとか。

怖いもの知らずに思える姉。逆に色んなものを怖がっている妹。
最近TVでやっている怪物が襲ってきたとしても私があんたを守ると姉は語る。
うむ、これは安心できる言葉でありますな。本当に怪物が襲ってさえ来なければ・・・

さすがの姉も本物の怪物にどうこうできるものではない。
とはいえ守るという言葉は本当であり、妹の手を引いて逃げる。
追いつめられた時もすぐに逃げる手段を考えてみたりする。逞しい。
が、それでもどうにもならなくなる時はあるようで・・・
妹を守るためならば最後まで抗おうとしたのかもしれませんが・・・

・・・私が怖いことはねたった1つ。あんたがいなくなることなんだから。それにくらべたらこんなこと全然ヘーキなんだよ。

笑顔で、しかし別れの涙を流して妹――朝ちゃんにそう述べる姉の夕ちゃん
うむ、これが朝ちゃんの過去でありますか。
そしてやはり夜ちゃんは朝ちゃんのマジカル・パートナーでありましたか。
姉のように強くなるために守るべく存在。自分によく似た存在の妹が生まれたと・・・ううむ!!

なかなかに唸らせられた夜ちゃんの誕生秘話
しかしマジカルパートナーってことは心が成長したら消えてしまう存在なんですよねぇ。
それが今になっても存在しているわけですし、朝ちゃんの心はまだまだということか。
強気に明るくであるが、内心はそうでもないということなのだろうか。
だからこそ暴走して突っ走ってしまう感じなのだろうか。人の心の成長とは難しいものです。
その辺りも仲間と一緒であれば何とかなるかもしれないわけですが・・・さてさてどうなりますか。



第35話 マジカル☆命令  (2015年 47号)


小町先生がマジカル団を集めて話すのは魔女の件。
黙っていても突っ走っちゃう子らですし、それならば情報を与えておいた方がいいという判断でしょうか。

警太によるとこの街の人口に対し怪物出現率が他の地区にくらべて明らかに増加しているとのこと。
これは間違いなく魔女の仕業でありましょうな。
その行為を止めることが出来れば怪物化現象も緩やかになるはず。だが――

私が今日君たちを呼んで魔女の話をしたのはね、もう2度と魔女と関わらないよう伝えるためよ。
魔女と戦っては駄目。これは命令よ

ふうむ、魔女の危険性はかなりのものですし、保護者でもある先生がそう述べるのも分かる話ですな。
しかし誰かを怪物にしてしまう存在を見過ごせるような子らではなかったりする。
雫ちゃんに至っては彼女の気持ちが知りたいとまで言い出す。
うーむ。強くなったのは嬉しいが、見守る方としてはハラハラしちゃいますわなぁ。

姉の件もあり、怪物に対して厳しい朝ちゃん。
怪物を生み出す魔女の存在は許し難いのでしょうな。
とはいえ1人で突っ走ってどうなるものでもない。小町先生も魔女に勝てないと断言している。
ふむ。強気な姿勢ではあるが朝ちゃんも内心では勝てないことは分かっているのか・・・
それでも突き進むのは強くあらねばならないという心の焦りからか。

そんな朝ちゃんが魔女と遭遇。
1人で戦いに臨むが・・・どうやらやはり魔女には攻撃が当たらない様子。
ルルちゃんの魔法も通じてませんでしたし、普通に攻撃してては無理な感じですなぁ。

前回は上手く怪物化を避けられた朝ちゃんであるが、今回はどうなるか。注目です。



第36話 マジカル☆ヤミ  (2015年 48号)


朝ちゃんが魔女と戦っている頃、雫ちゃんと狼一は玄関の前に佇む人物を発見する。
それは何とルルちゃん。その髪色はどうしたのか!?まるで別人に見えるぞ。

いやそれよりも大事な話がある。
何でも心をなくしてしまったとのこと。
怪物化したあの日以来全部の感情がなくなってしまった。悲しいはずなのに涙も出ないのだという。なんとまあ・・・

雫ちゃんの治癒の力で怪物化は解除できたが、それでも及ばない部分があったのだろうか。
時間をかけて治癒をすれば癒せるものなのかどうなのか・・・
少なくとも社長の下にいたのでは治るものも治らなさそうである。うーむ。

さて、朝ちゃんと合流するマジカル団。
魔女の方は手を出さないので何とか無事な様子の朝ちゃん。
とはいえムダな攻撃を繰り返して疲れてはいる様子。
無策で跳びかかってどうにかなる感じじゃないのだが・・・冷静さを欠いてますなぁ。

皆で朝ちゃんを止めた後、魔女と向き合う雫ちゃん。
立ち向かうのではなく、行うのは質問。あなたはどうして人を怪物に変えたりするのか。あなたは何者で目的はなんなのか。
静かに問いかけるが逆に質問を返される。あなたはおこっているの?それともかなしいの?と。

・・・わかりません。だから私は知りたいんです。あなたの気持ちを知りたいです

相手のことが分かればその行いも理解できるかもしれない。
理解した結果、許すか許さないかは決めればいい。まずは気持ちを知ることが大事であるわけですな。
感情を見せない魔女相手にはいいアプローチである。
しかしそれが良かったせいか、陰陽球が怪物に変化。おやおや、これはこれは。

ヒカルヤミ。陰陽球の示す陰と陽を表すものであるのかどうなのか。
何にしてもこの相手には攻撃は通じそうな気がしますし、まずはブッ倒してから会話する流れになりますかね。
いやまあ、ブッ倒される可能性も高いわけですが。結局戦闘力はそんなに高いわけじゃないしなぁマジカル団。



第37話 マジカル☆怪物  (2015年 49号)


朝ちゃんのもとへと向かおうとする小町先生。しかしハプニング発生で辿り着けそうにはない。
ふうむ、やはり小町先生。過去に生徒を失ったことがあるんですな。
その悲しみから生徒の状況が分かる力に目覚めたということでしょうか。

そんな小町先生の心配するマジカル団。絶賛ピンチ中。
怪物化の危険よりももっと直接的な危機が迫っている。
いつも乗っている玉が怪物に変化。いや、雫ちゃんはその怪物がマジカル・パートナーではないかと指摘する。それはつまり・・・

魔女さんは、あなたは私たちと同じ魔法使いということになります

怪物化させられる存在ではあるが、全ての怪物化の元凶と言うわけではない様子。
そしてヤミが言うように、確かに怪物も魔法使いも呼び方が違うだけで力の扱い方は変わらないように思える。
心の在り方によってその使い方が違う。
敵か味方かで都合よく呼び方を変える・・・その通りではあるけど、それは仕方のないことではないのだろうか。

狼一は言う。俺たちは誰かが怪物になって誰かを傷つける姿なんて見たいとは思わないと。
怪物も魔法使いも変わらないと言うが、それでも怪物を生み出す行為は理解できませんわな。なんでそんなことをするのか。
その答えについてはヤミ曰く、ただ相手の本当の"心"を見ているだけと述べる。
ふうむ、心の奥底に潜む隠していた心まで全てさらけ出してしまうのが魔女の能力でありますか。
それによって心が歪み、怪物化してしまう。そういう流れでありますか・・・
確かにそれなら気絶してしまえば怪物化もしないかもしれませんな。朝ちゃんも無茶苦茶なりにいい行動だったわけだ。

さて、そんな力を雫ちゃんに向けようとする魔女。しかし今回はいつもと違う。
そのかわりに私の"心"を見せてあげるとのこと。
うーむ、これは何を見せられることとなるのか。
魔法使いが魔女に変じるような過去があったということなのでしょうが・・・重い話になりそうですなぁ。



第38話 マジカル☆ヒカル  (2015年 50号)


魔女に自分の心を見られる雫ちゃん。その代わりに魔女の心を見ることとなる。
魔女ことヒカルちゃんが過去は初めて怪物と出くわした時から始まる。
怪物に両親が襲われ、そのショックから魔法使いになったヒカルちゃん。
その力に目を付けてプロデュースし、魔法使い派遣事務所を作るようになったのは・・・どうやら例の社長のようですな。

社長の思惑はさておき、誰かの笑顔を求めて戦い続けるヒカルちゃん。
どうやら怪物化した人間を元の姿に戻すこともできたらしい。

しかしどれほどの力があっても全ての人間を救えるわけではない。
守れる奴だけ助ければいいと社長。まあそれは確かにそうなんですよね。
魔法使いと言えども全能ではない。しかしなまじに救える力があるだけに思い悩むこととなるわけで・・・ううむ。

さらにどうやら人間に戻す力も完全なものではなかったと知る。
怪物化した人を治したのではなく怪物化した人の心ごと消していたのだそうな。
ふむ。怪物化が人の心の暴走によるものなら心を消せば怪物化も解除されるわけか。なるほど・・・
心を癒して怪物化を治める雫ちゃんとは全く違っていたわけですな。

救えない人の存在に衝撃を受けるヒカルちゃん。
更に両親は怪我が治ることもなく死亡。ううむ・・・
それでも健気に人々の笑顔を守るために戦い続けるヒカルちゃん。
うむ、ここで出会ったわけですな雫ちゃんは。理想とする魔法使いと・・・!!
しかしここから始まってしまったわけですな。ヒカルちゃんが魔女へと堕ちる流れは・・・

自身の感情を消してしまったヒカルちゃん。
それでも感情を知るために他の人の心を覗いて回っているという。
うーむ。何とも悲しい存在でありますな・・・
だけどその消していたはずの感情が溢れだそうとしている。
自分と似た存在なはずなのに自分とは違い嬉しそうにすることができる雫ちゃん。
その存在を知ったヒカルちゃんはどうなってしまうのか・・・

雫ちゃんの危機とはならなかったが、依然危険な状態に変わりはない。
でも心を取り戻すことができたのならそこからいい方向に進める道もありそうな気がする。
どうにか落ち着かせてあげたいところですな。



第39話 マジカル☆決断  (2015年 51号)


魔女の過去を見て衝撃を受ける雫ちゃん。
一方では朝ちゃんが物理的にピンチであるし、とにかくマズイ。
その上に魔女の様子がおかしい。消したはずの心が刺激されている様子。さてそれによって何が起きるのか・・・

怖いけれども友達を守れないのはもっと怖い
成長した簓ちゃんにより朝ちゃんの救出に成功。
どうにかこちらの窮地は一旦脱出できた感じでありますな。
さて、そうなると魔女ことヒカルちゃんの方でありますが・・・

頭を抱えて苦しそうな様子のヒカルちゃんに声をかける狼一。
しかしどうやらヒカルちゃんの心に渦巻いていたのは溢れんばかりの憎しみ。

ずっと、なくしたと思ってた感情が、怒りが、嫉妬が、後悔が、溢れだして止められない。
消したい心が消せない。それならもう――私以外、みんな消えちゃえ!

やはりというか、そういう考えに至ってしまいましたか。悲しいことである。
そんな暴走した相手から雫ちゃんを守るために狼一がいるのだが・・・果たしてどこまで凌げるかどうか。

ルルちゃんや胸内さんなどこれまで怪物化した者たちの能力を扱うヒカルちゃん。
他人の心を見ているから能力のコピーもできるという話だろうか?

とんでもなくヤバイ状態であるが、雫ちゃんは逃げない。逃げたくありませんと述べる。
唯一ヒカルちゃんの心を見ているからこそ思う所があるということでしょうか。らしい話ですなぁ。全く。
となればいつも通りに支えて進むしかないのでしょうが・・・はてさてどうなりますか。



  マジカロマジカル感想目次に戻る


  作品別INDEXに戻る


  週刊少年チャンピオン感想TOPに戻る



HPのTOPに戻る