×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

蒼天紳士チャンピオン作品別感想

マジカロマジカル
第1話 〜 16話


マジカロマジカル感想目次に戻る   作品別INDEXに戻る   週刊少年チャンピオン感想TOPに戻る

 各巻感想

1巻 2巻

連載中分

マジカロマジカル 1巻


第1話 マジカル☆面接  (2015年 11号)


鈍速毎日先生がついに連載開始!!
今日から全速毎日と銘打たれておりますが、その心がけに期待していきたいところです。

数年前、人間を含む多くの生物が怪物となって人々や街を襲う怪異が発生した。
世界中の都市部を中心に広がっていった現象の原因を、政府は"地球外来ウィルス"と発表。
怪物に対する決定的な対抗策を持たない人類はただ逃げ惑うことしかできなかったという。

それすらもできず・・・もう本当に、すべてを諦めかけた私たちの前に差し込んだ一筋の"光"。
――それが"対・外来ウィルス感染生物能力保持者"通称――"魔法使い"
怪物出現と時を同じくして能力を開花させ人々から希望を込めそう呼ばれる存在。

そのような存在に命を救われた少女――小泉雫ちゃんは強烈な憧れを抱き、絶対にあの人のような魔法使いになると決めたらしい。
ふむ、かなり素質が物を言いそうな感じであるがなろうと思ってなれるものなのだろうか?
取りあえず半人前ではあるものの、魔法使いにはなっている様子の雫ちゃん。
自身の心から生まれた"マジカル・パートナー"もいるらしい。魚だと移動時に不便ですなぁ。

魔法使いである雫ちゃんだが、行えるのは弱い治癒の力のみとのこと。
なので魔物と戦うのは一人で出来ず、他の仲間とチームを組むことにしていたらしい。正しい判断ですな。
しかしそのチームは魔法使い派遣会社から解散の通告を受ける。あらら。
チームメンバーは以下の3名。

"アサヤケ・レッド"日向朝。ピョンピョン跳ねる暴力女。
"リバー・ブルー"小泉雫。バンソコレベルの治癒女。
"モス・グリーン"沙原簓。特に無し。

特に無しが凄く気になるが、まあ見るからに魔法能力は低そうな感じでありますな。
そして社長に言わせればお前たちには"華"がないとのこと。そこかッ!?

怪物出現から早数年・・・被害の多かった都市部からの疎開も済んだ今、怪物事件発生率は交通事故程度だ
安全圏にいる者から見れば魔法使いはもはやただの娯楽対象。お前たちは金にならん。

交通事故レベルを多いと見るか少ないと見るかは判断の分かれるところでありますな。
まあ既に対応できるぐらいの人材は確保できてるってことなんでしょうが・・・
しかし今でも体操服とかスクール水着とかマニアックな変身衣装なのにセクシー路線に行く必要はあるのだろうか?
胸のサイズは三種三様で色々なニーズに応えられるやもしれませんがね。

てなわけで魔法使いとしての活動もできなくなった雫ちゃん。
生活の為にスーパーのバイトを始めようと面接に来たのだが、結果は残念。
この辺りは疎開した人が多くて人自体が少なく、どこも余裕はないとのこと。うーむ、厳しそうな感じですなぁ。
それならば雫ちゃんも疎開して職を探せばいいのだが・・・離れ難い理由がある感じですな。

さて、面接に落ちて消沈の雫ちゃん。
しかしそんな状況でも怪我した子を見つけては放ってはおけない。魔法で癒すために・・・まず変身を行う。

お・・・"お願い・・・溢れてッ!私の心――!"
"リバー・ブルー"小泉雫。変身完了・・・です!

アニメならば固定のバンクシーンとなりそうな変身カットが入りました。
ふむ、魔法使いならばこれはどれだけ能力が低くてもできる基礎技術だったりするのだろうか?
割と科学的には高度な行為だと思うのだが・・・いやまあ、バンソコレベルでも治癒できるのは相当なものですけどね。

怪我をしたのはスーパーの店主の娘であるミキちゃん。
ミキちゃんが言うに、店主も本当はお店をやめて疎開することを考えていたらしい。
しかしミキちゃん、昔怪物がたくさん来た時にいなくなったママを待っていたいとお願いしたそうな。
ふむ、パパはそれを受け入れて、今でもこの危険な場所で貧乏ながらも頑張っているという話ですか・・・ふうむ。
決して安全といえない一帯に残る人々。その人たちも似たような気持ちでいるかもしれないわけですな。

ミキちゃんの健気な心に触れ、まだここでがんばりたいと考える雫ちゃん。
うむ、生活は大変かもしれないが、大事なのは心の有り様ですからねぇ。若い内はそれもまた良しさ。

良い雰囲気になったところであるが・・・悲劇はそんな時に限ってやってくる。
ウィルス感染による"怪物化"の恐怖は終わっていない。確率が低くてもなるものはなる。
しかしこれはなかなかにおぞましい姿に変貌を遂げるものでありますなぁ・・・子供が目の当たりにするには厳しすぎる。
そういう意味では同じようなことを経験していながら頑張ってる雫ちゃんの健気さはかなりのものでありますな。

怪物を倒す力はないが、どうにかミキちゃんだけでも救おうとする雫ちゃん。
いや、怪物を倒す力があったとしても、それは結局ミキちゃんのパパを殺すことに他ならない。
1度発病し怪物化した対象は魔法で殺すしかないのである・・・悲しいことに。

さらに悲しいことに、怪物と化しながらもかすかに自我は残っている様子。
怪物らしい衝動に駆られながらも、人間でいた時の記憶は失われず、喋ることもできる。
うーむ、これは何とも悲劇を生む温床にしかなりませぬなぁ。
案の定、これまで隠していた妻のこと。あの日もう死に、2度と帰ってこないことを娘に聞かせてしまっている。

このまま頑張っても妻は帰ってこない。もう諦めるしかない。
そのような諦念に囚われている怪物。雫ちゃんに対しても同じじゃないかと述べる。
ふむ、確かに望むような力を持てないことに対しての諦め――抱きそうな心は似たようなものとなるかもしれない。
だが・・・全部諦めろと言われて素直に頷くことも・・・できない。

こんな私でも今日、ミキちゃんに"ありがとう"と言ってもらえました・・・うれしかった。
魔法なんてなくてもみんなのためにお店を続けている人を知りました・・・うれしかった。
・・・それで私気がついたんです。気づかせてもらえたんです。
・・・もしかしたら、憧れのあの人にはなれなくても、こんな私にでも。
あの日私がもらった気持ちを誰かにあげることならできるのかもしれない
こんなにうれしいことに気づいてしまったら、もう、諦めるなんて絶対できません!

眩しいまでの笑顔でそう述べる雫ちゃん。
ふむ。やっぱりこの子は強いですなぁ。逆境を跳ね除けて進める心の強さがある。
その眩しさを受けた怪物が取った行動は・・・自害。
せめて心は人間のままで愛する娘とお別れしたい。あまりにも切ない願いである。
怪物と化した店長のありがとうという言葉も悲しく響く。

仕方がない結末。救うことができないのであれば、最善とも思える結末。
だが雫ちゃんはそれで良しとはしなかった。
自分の身が持たないほどの治癒の力を傷ついた怪物に与える。魚の師匠に諦めろと言われても・・・止まらない!!

嫌です!こんなお別れも!泣いてるミキちゃんも!悲しい"ありがとう"も!ここで諦める私も!全部嫌です!!
だから諦めません!諦められません!
だからッ!お願い!もう1度!何度でも!何度でも!何度でもッ・・・!最後のひと雫までッ――
溢れだせ!!!私の心!!!

その強い想いが、溢れだす心が奇跡を呼び寄せたということなのだろうか。
治るはずのない怪物化が治癒されて行く。
それと同時にマジカル・パートナーである魚の師匠が消えていく。
ふむ、これは半人前だった雫ちゃんの心が成長した結果であるということなのだろうか。
成長による別れ。悲しいことではありますが・・・師匠としては満足でありましょうなぁ・・・

怪物の治癒化に成功し、命も無事だった店主。良かった良かった。
そしてお礼として面接も"採用"としてもらえた様子。これまた良かった良かった。
ミキちゃんもまた、雫ちゃんと同じような気持ち――お姉ちゃんみたいな魔法使いになるという気持ちになったらしい。
うむ、これこそ雫ちゃんが抱いた希望。自分がもらった気持ちを誰かにあげられるかもしれないという希望が叶った瞬間でありますな。

――私、がんばります!

新たに頑張ることを心に誓う雫ちゃん。うむ、希望に満ちたいい門出でありますな。

思ったよりも重い設定で始まったマジカロマジカル。
しかしそれを跳ね除ける強さを持ち、力を持つに至った雫ちゃん。
重い感じで1話が終わることはなかったのは良かったですなぁ。
これならばもう少しアイドルユニット寄りにした流れの展開も期待できるか・・・!?

何にしても、他の2名。元チームメイトの2名と合流してからが本番となりそうな感じですね。
マジカロマジカル。これからの展開に期待です。



第2話 マジカル☆パートナー  (2015年 12号)


"初恋"、"一目惚れ"そういう言葉がある。
俺は馬鹿だけどその言葉を知っていたし、その意味も知っていた。それなのに・・・
それなのに多分俺は・・・その瞬間まで油断してたんだ。何かに火が点いた

何やら青春一直線な回想が入りました。何事だろうか?
ともかく、語っている少年の名前は狼一。
おばぁちゃんからバカ孫と呼ばれ、自身も馬鹿であると認識している子である。

・・・そう、俺は"馬鹿"だ。子供の頃からいろんな奴らに言われてきたし、自分では分からないがそうなんだろう。
けど最近は言われない。言う奴がいなくなったからだ。
何年か前、なんとかウィルス発生とかでそいつらみんな死んだり怪物になったり街からいなくなったりした。
最期まで俺に馬鹿と言わなかった両親も死んだ
私が代わりに死ねばよかった。そう言ってばーちゃんは泣いたが、俺は馬鹿だからよく分からないと言った。
ただ・・・あの時から――俺は何かにムカついてる。
俺に馬鹿と言ったままいなくなった奴たちに?怪物に?確かにムカつくが多分違う。
分からなくてますます腹が立つ。そんな時はこうやって走りたくなる。どこに行けばいいかも分からないまま。

迷い方と走り出す辺りは少年らしいけど、起きた出来事がハードなだけによくあることでは済みませんな。
とはいえ、学校も行かずに何もやらずにいてモヤモヤがどうにかなるとも思えませんが・・・

そんな狼一が川のほとりでであったのは小さな犬。そして怪物。ウワァ。
出会ったばかりの狼一を庇って戦う小さな犬。何とも勇敢な話であります。
その勇敢さに狼一も気付く。

・・・今分かった。俺がムカついてた相手は"俺だ"
何かにムカつくだけで何もしなかった。何もできなかった"俺自身"にだ。

ようやくそのことに気付くことが出来た様子。
小さいから仕方がない。怪物相手にはどうにもならない。
普通ならばそう割り切ってしまうところであるが、そのようには思えずに今まで過ごしてきたのでしょうな・・・

ピンチの狼一。そこに駆けつけ、突き飛ばすのは雫ちゃん。何とか間に合った!と思ったら喰われた。がぶっ。
咬まれずに飲み込まれた感じなのでそこまで危険ではなかったかもしれないが。危ういな!!

どうやらチームが解散になる前の話らしく、他のメンバーも揃っている。
というわけでアサヤケ・レッドの地対空式マジカルソバットが炸裂。無事に雫ちゃんも吐き出されることとなりました。
しかしアサヤケ・レッドの攻撃はどこまでも肉弾的ですなぁ。これも魔法の一種なのかどうなのか。

何はともあれ、結果はさておき、必死に頑張る彼女たちを見てすごくかっこよく思った狼一。
そして同時に"一目惚れ"で"初恋"だったという。おやおや少年。おやおや。

あれから2か月。あの娘のことが頭から離れない。またあの川にでも行ってみるか・・・と、それならその前に。

子犬用の餌を求めてスーパーに入る狼一。
そこで出会ったのは会いたいと思っていた少女、雫ちゃん。心の準備もできないうちにこれは厳しい。
そのためか動悸が激しく、視界も暗くなり・・・いやこれ、怪物化の流れだ!!

ウィルス感染による変化はかなり急激な様子。これは悲劇が起きやすいですなぁ。
しかし治癒を行える雫ちゃんの目の前で怪物化したのは運が良いとも言える。
とはいえ治癒するためにはまず抑え込まなければいけないのだが・・・
そこに運良く通りかかる少女、日向朝ちゃんことアサヤ・ケレッド!
変身バンクもしっかり決めて、放つは新技の超!低空式ダブルニードロップ!!!

両膝が見事に狼一の頭部を捉える。なかなかの威力だ!
しかし狼一は名前の通り狼に変化したわけであるが、行動は別の意味で狼でしたな。小さい子の前で危ないところだったよ!!

とりあえずのびた狼一を人間に戻すために治癒する雫ちゃん。
その途中で気がつき、正気に返ったらしい狼一。土下座をしながら述べる。すきですッ!と。アレ?

色々と混乱しちゃってる感じの狼一。馬鹿な子。
その混乱を受けてか、雫ちゃんの治癒も妙なことになっている。
大きな狼から小さな狼へと・・・というかもう小さな犬のような姿へと変化していく狼一。
おやおや。人間に戻す力も完全ではないようですなぁ。

とはいえ、本来怪物化したならば元に戻す方法はないと言われている。正気に返っただけ助かったとも言える。なので・・・

今日からキミは雫のマジカル・パートナーだっ!

可愛い感じにそう宣言する朝ちゃん。
ふむ、魔法少女には動物のパートナーが付き物ではありますが、よもやこんな経緯で生まれようとは・・・!!
狼一にしてみれば災難であるような、急接近できた嬉しさがあるような。
いつか元に戻れるかもしれないという希望があるならば、やっぱり嬉しいことですかね?
魚よりは利便性が高そうですし、これからの活躍には期待できそうですな!!



第3話 マジカル☆新生活  (2015年 13号)


好きな女性ができた。そして俺は怪物になってその人を押し倒し土下座した。
・・・そして現在、その人に・・・土下座されている

恋をすると世界が変わるというが、こうして纏めてみると壮絶な変わり方してますな。
いや、普通は恋をしたからって怪物化しないし土下座もしないけどさ。

雫ちゃんの能力で正気にはなれたが姿は人間に戻しきれない様子。
でもまあ、正気になれただけでも儲けものだと思いますよ。
朝ちゃんのなんか面白いしはさておき、可愛くなったなとは思いますしね。

で、保護者である狼一のおばあちゃんのところに説明に行く雫ちゃん。
ここでも見事な土下座をしてみせているわけですが、板についているというか何というか。
心の広いおばあちゃんとしては孫を救ってくれたことについて感謝しているようですし、そんなに畏まらなくてもよさそうですよ。
朝ちゃんと同じ言葉で纏めたりする感じでありますし。楽しいおばあちゃんですな。

そのおばぁちゃんから恋人の有無や得意料理など尋ねられる雫ちゃん。
何だろう。それはやはりそういうことでありますか?
とってつけたような犬アレルギー設定を持ち出し、雫ちゃんと同棲するように仕向けるおばあちゃん。
こ、これは・・・俗にいうやり手ババア!?やってくれおります。

初恋の相手に再会できたと思ったら激動でありますな狼一。えらいコトになったと言うしかありますまい。
そんな狼一におばぁちゃんから選別で渡されるのは狼牙流剣術道場の伝家の宝刀、"狼牙"
子狼に日本刀とはなかなか味な組み合わせでありますな。
体のサイズの問題で脇差になったけど、それもまた可愛くてよし。
いやまあ、高校生男子的に可愛いと言われるのが不本意なのは分かってますが・・・可愛いのだから仕方ない。
当人はかっこ悪いと涙しているようですが、戻れないのならば今の体のアピールポイントを学んでいってもらわないとですな。

さて、雫ちゃんの家に到着。
小泉診療所。今は両親がいないので元病院となっている家であります。
その病院の敷地内にあるのは例の怪物騒動で一部焼け、花をつけなくなった桜の木
狼一は何かその桜の木に妙な気配を感じた様子。ほほう。野生のカンってやつですかね?
雫ちゃんにとっては毎年花をつけてくれた思い出の桜とのことである。ふむ・・・

年頃の女性との同棲ともなればエロハプニングもあり得ましょう。
意図してやらなくても起きてしまう時は起きてしまうものである。うむ。
しかしそれにしても雫ちゃんは逞しいなぁ。
子供の頃からこうやって過ごしてきたのでありましょうが・・・よくもまあ立派に成長したものでありますよ。心も体も。

昼は店で働き、1人で身の回りのコトを全部やり、魔法使いまでやっている雫ちゃん。
ふうむ、これはパートナーの1人も1匹も必要な感じではありますなぁ。
魚の師匠ではその辺りの手伝いは何もできなさそうでありましたが。狼一ならば出来ることもあるのではなかろうか。

しかし、何というか自分に自信が持てていない感じの狼一。
自分なんか邪魔になるだけだと考えてしまっている。ふむ。
だがそれは雫ちゃんが逞しいだけだと思っているからに他ならない。
早くに両親を失い1人で暮らしてきた。さみしくないはずはない。辛くないはずがない。
その心に触れることが出来た狼一。男を見せるのであれば・・・逃げ出すわけにはいきますまいて!なぁ。

心を固めた狼一。
しかし早くもトラブル発生
庭の桜の木はやはり怪物化していたのか、その枝を触手のようにして雫ちゃんの体に絡みつかせている。
うーむこれは・・・何というか・・・触手として正しい行動をしている感じがありますな!!
一大事なのだが、その一大事さがいろんな方面に向かってそうで・・・まあ、何と言うか・・・とにかくガンバレ!!



第4話 マジカル☆初夜  (2015年 14号)


突然の触手シーンに驚く狼一。そりゃ驚くわ。
こんなこともあろうかと渡されていた脇差を抜いて勇んでみるものの、触手は相手せずに去っていく。
ああ、やはり庭の桜の木が怪物化したものでありましたか。ウネウネ。
絡みついているだけでは飽き足らず雫ちゃんの服を脱がせにかかる桜。丁寧な仕事ですな。

その桜目がけて斬りつける狼一。が・・・折れる。
実際はナマクラだったのかもしれないが、そもそも心得のない人間が斬れるほど木とは容易いものではないってことですな。

本来の体でもどうか分からないが、今は小さくか弱い肉体となっている狼一。
触手の一本にすら翻弄されている有り様である。おやおや。

・・・駄目だ。こんなの無理だ・・・俺がどうこうできる相手じゃない。
・・・やっと見つけられたのに。俺のやりたいこと。
・・・やっと出会えたのに。俺が守りたい人。
雫さん。雫さん。すいません雫さん。やっぱり俺にできることなんて――何も・・・

根がナガティブなのか、すぐに諦めてしまいそうになる狼一。
しかしこの出会いがあってからは違う。そう簡単にあきらめきれる出会いではない!!

あの日初めて知ったんだ。心に火がつく瞬間を。消してたまるか!
俺はどうなったっていい。今、欲しいのは"力"だけ。イメージしろ!!

心を燃やす狼一。
雫ちゃんの魔法もそうでしたが、やはり大事なのは心の有り様ということですな。
雫ちゃんを守れる"力"を欲し、イメージした狼一。
その結果・・・姿は怪物化した当初の大きな人狼に。そして炎を宿した刀が形成される。

"浪牙・脇差""心打ち"!!

まるで歯が立たなかったはずの触手を一瞬のうちに斬り捨て、雫ちゃんを解放する狼一。おお・・・
なるほど。マジカルパートナーという位置づけだから補助役が基本かと思ったら、そういうわけではないのですな。
雫ちゃんに戦闘能力がないのだから、サポートする狼一が戦えるようになる。考えてみれば理想の形である。

雫ちゃんを救うことはできた。ならば後はこのエロ桜にとどめをさす・・・
と思いきや、雫ちゃんの思い出の桜という言葉を思い出して躊躇ってしまう狼一。ふむ。
甘いといえなくはないが、怒りのままに突っ走るよりはいいかもしれませんな。

同棲初夜から色々と大変なことになっている狼一。
まあ、その姿で見てくださいとか言われたらね。その反応もしょうがないですよね。うん。

それはさておき、突然満開の花を咲かせることとなった桜。
そして花びらを使って狼一に送る言葉はよくできましたという合格メッセージ。ほう。

ちょっと苦しそうではあったが、雫ちゃんを積極的に害するようには見えなかった桜。狼一はボコってましたのにね。
その辺りから考えると、雫の同棲相手に相応しいか見定めるために動き出したって感じでありましょうか。
その結果狼一は力を手に入れた。雫ちゃんを救えたという自信も身についたことでしょう。
2人の距離も近付いた感じはありますし・・・やり手ババァに続いてやり手桜の援助という形か・・・狼一め。恵まれてるな!!

動植物も怪物化することはある様子。今後も色々な怪物がでてきそうな感じがします。
けど、今回のように優しい気持ちを持った怪物がいるのであれば安心できるかもしれませんな。そう思いたいものです。



第5話 マジカル☆初登校  (2015年 15号)


色々と大変な目にあった夜でありますが、すぐに学校へ通うこととなる2人。
狼一としては久しぶりの学校。いや、この体になってからは初めての学校である。そりゃ気が重かろうて。

通学途中に朝ちゃん登場。何っ!?双子だったのか!?
日向朝日向夜。分かりやすいと言えば分かりやすい感じでありますなぁ。夜ちゃんは魔法使えないんですかね?

意外と学校には生徒が集まっている。というか何だか奇抜な奴らが多い。
危険地帯に残ってるのなんて理由を抱えた奴か強情な奴か変わり者かに決まってるってことなんでしょうか。
でもこれなら狼一の姿もそんなにおかしくは思われないかな?
おかしく思われないどころかほとんど注目もされてない感じってのが逆にスゴイ。

狼一はどうも学校の雰囲気が苦手な様子。
昔っからバカと言われ続けて来たわけですからねぇ。そりゃいい思い出はないか。
それにしてもこの小町待子先生。また凄い感じですなぁ・・・スタイルとか。

生徒のことがなんでもわかるという魔法使い。
保護者としては便利な気もするが、知られている方としては居心地の良くなさそうな魔法である。
まあ、その辺りを何とかしてしまうのが小町先生の人間力ということでありましょうか。
とりあえず雫ちゃんとの同棲の件は早い内に知れ渡ってた方がいいですよね。傷の浅い内にさ。乳もんだぐらいのところでさ。

怪物が学校に来ていることよりもクラスメイトに同棲者がいることの方が重要な様子。
いや、確かにこっちの方が重要ですよ。男の子としては黙っちゃおれませんわ。うん。

政府を脅し・・・交渉して給食まで出るようにしてくれた小町先生。やるねえ。
栄養が足りてなさそうな雫ちゃんがどうにかやっていけるのもこういう場があるからか。給食費とかあるんだろうか。

いい先生と評される小町先生であるが、悩みがないわけではない。
どうやら例のモス・グリーンこと簓ちゃんが不登校になっている様子。
力が届かなくなっているということは生徒じゃなくなっていってるってことでしょうか。
強力な魔法であるが、それを使うためには繋がりを持っていないといけない。失われるのは悲しいことでありますな。

少し怖いしスパルタだけれども生徒のことをバカにしたりしない小町先生。いい人だ。
狼一もそんな小町先生を先生として認めたのだろうか、小町先生の方も魔法の力で狼一を知ることが出来るようになった様子。
ふーむ、何というか怪物化してからの狼一は色んな人に応援されている感じがしますなぁ・・・恋する若人は応援しがいがある!!

下校時間。簓ちゃんのところにプリントを届けに行こうとする雫ちゃんたち。
と思いきや、朝ちゃんの勧めにより例のウナギの怪物をぶっとばす流れとなりました。あらら。
まあ確かに放っといたら危ない存在ですし、退治した方が良さそうではありますわな。
というかこういう怪物とか退治したら役所かどこかから謝礼金の一つも出たりしないのだろうか。

ともあれウナギ退治開始。
作戦はエサを用いたフィッシング作戦だ!!
って雫ちゃん泳げないんですか。川の名前を冠するのに泳げないとは・・・魚の師匠もビックリだ。
そして結局当初の計画通り狼一がエサ役となり・・・喰われる。ダメじゃん!!
いや、釣りとしてはある意味成功なのかもしれない。
このまま釣り上げて解体できれば何とかなる・・・かもしれないし何ともならないかもしれない。
まあ・・・ともかく、頑張れ狼一。負けるなマジカルパートナー!!



第6話 マジカル☆スパイラル  (2015年 16号)


釣り餌となってウナギの怪物をおびき寄せた狼一。
喰われたけれども釣り餌としてはオッケー・・・って糸切られちゃってたらダメじゃん!!
そしてその状態で待機を行う朝ちゃん。度胸があるのか信頼してるのか何なのか。

頑張って中から出てこようとしている狼一。しかし折れた刀ではいくら切りつけても無駄な様子。
なんだかこの弱った感じが可愛いな。

ならばこの間のような力が出せればよいのではないか。
あれが夢じゃなければいける。そう思って自分の心を燃やそうとするわけですが・・・

はい。終わった

信念を口にするのは大事であるが、やはり口にするだけではどうにもならないらしい。
ちゃんと燃えろと言うからには燃やさないといけませんわなぁ。
でないと本当に溶けちゃいますよ。ドロドロと。

溶けかけている狼一であったが、天使――いや、雫ちゃんが助けに来てくれる。
やっぱり見逃しには出来ず助けに来ようとして喰われちゃったわけでありますか。何はともあれ行いは天使ですなぁ。
それにしてもこのウナギの胃液は服の繊維だけ急速に溶かしすぎじゃなかろうか。ふむ・・・まあ、いいんですがね。ふむ。

そんな色々な意味で大変な状況の雫ちゃん。
しかしそれでも狼一のことを真っ先に心配する辺り格好いい。天使でかつ格好いい。
そんな姿を見れば狼一だって心を燃やすことが出来る。雫ちゃんのためなら多分なんだってできる。

だけどもう、それだけじゃ駄目だ
1人になったとたん簡単にまた諦めてた。また雫さんに助けてもらってしまった。
このままじゃずっと同じことの繰り返しだ。そんなのはもう終わりにするんだ!!
だから言葉にしよう!もう2度と逃げ出さないように、雫さんに今の俺の決意を。

自分の情けなさは自分自身でよく分かっている狼一。そんな自分が嫌だとも思っている。
それを変えてくれる存在である雫ちゃん。その存在に頼り切ってはいけないと考えられるだけ狼一には見込みがありそうですな。
言葉に出して決意しようとするのもいい判断だ。しかし色々と伝えたいことはあったようですが、言葉にできたのはただ一つ。

がんばりますっ!

想いは色々あれど、今言葉にできるのはこれだけ。
でもいいんじゃないですかな。まずはそれが大事。それを忘れなければ他のことだって口にできる日が来ますさね。

というわけで、この間の力を発揮する狼一。
その燃える心と刃の前に暴れ出すバケモノウナギ。
とどめは朝ちゃんの空対地式マジカル☆カカト落としで決まり。ドゴッ。そんな物理攻撃が効く相手だったのか!!

かなり地味に見えるがやたらと効果の高いカカト落とし。
頭を蹴られたのに何故か飲み込んだ2人を吐き出すウナギ。
色々と疑問に思わなくはないが・・・魔法の力は偉大ってことだな。うん。

てな感じで作戦大成功。結果オーライという奴であります。
どうでもいいが、この朝ちゃんを見てると並乳と言っていいものなのかどうか・・・この世界の並とは一体・・・
というかぶっ倒すと化物も元の姿に戻っちゃうんですね。
あのままだったら食いでのありそうな感じだったのになぁ・・・大味かもしれないが。

さて、何やら新手の怪物が現れそうな感じ。
しかもどうやら知能のある怪物のようであるが、どのような存在なのだろうか。気になるところです。



第7話 マジカル☆家庭訪問  (2015年 17号)


ウナギの怪物退治で話が逸れていたが、あの後ちゃんと簓ちゃんの家に行ったらしい朝ちゃん。
しかし結局プリントは渡せなかったのでまた改めて向かうこととなるらしい。
バイトについてはミキちゃんの許可を得て今日は休み。
しかしお互い師匠と呼びあう関係は奇妙であり美しくあり。

さて、朝ちゃん曰く見てるとブッ飛ばしたくなるくらいに苦手なあいつ。
話の流れだけ見てると確かに簓ちゃんのことを指してるように思えていかんですわな。
しかし簓ちゃんの姿を数か月も見ていないとは・・・なんだか深刻な感じですなぁ。

簓ちゃんの家は神社。ほう、神社。ほう。
それは大変いいのだが、この階段はキツイな。体力ありそうな朝ちゃんですら厳しそうという。
ロープウェイでも設置しないと参拝客がこないのではなかろうか。

そんな簓ちゃんの家である沙原神社。すごく古くからある神社らしい。
そしてそこを訪れた雫ちゃんたちを出迎えるのは・・・サボテン。喋って歩くサボテンだ
ああ、これが朝ちゃんの言う苦手なあいつでございますか。確かにツンツンしてるな。
というかいきなり刺してくるのはいかん。危険だよサボちゃん。並んで倒れてる3人の姿がいとをかし。

このサボテンは簓ちゃんのマジカル・パートナーであるらしい。
ふむ、魔法少女にはやはり付き物なんですかね?朝ちゃんにもいるのだろうか。

魚の師匠といい、何となく保護者的な感じのマジカル・パートナー。
頭とかデリカシーが足りない子には会わせられないとのこと。
デリカシーはさておき、頭は足りなくても気持ちが足りてればいけるのではなかろうか。どうだろうか。

チームは解散になったが、また簓ちゃんと一緒にチームが組みたいと語る雫ちゃん。いい子だ。
しかしそのようなことを語っている間に異変が発生。
驚いて部屋の中に入ってみると・・・怪物が2匹侵入してきていた。おやおや。

変身した朝ちゃんが対向しようとするスカンクの屁にしてやられる
うーむ、これはまともに浴びるとただでは済みませんやねぇ。
そりゃダブルピース状態で倒れたりするってもんですよ。うん。
今回は刺されたりガスを食らったりと倒れてばかりですな朝ちゃん。

ともあれいきなり危険に巻き込まれることとなった簓ちゃんと雫ちゃんたち。
この困難を乗り越えることで友情もまた取り戻せたりするのだろうか。期待したいところです。



マジカロマジカル 2巻


第8話 マジカル☆チーム  (2015年 18号)


スカンクの屁の直撃はキツイ。
が、頑張って2人を連れて脱出してくる狼一。
他の2人以上に嗅覚が発達してそうなのによく頑張った。
倒れたところにサボちゃんがいたという偶然があったにしてもよく頑張った。

臭さで吐いてみたりする朝ちゃん。
倒れた時の表情が雫ちゃんとは大違いだったり、そういう担当なのでありましょうか。

それはそうと鳥の方の攻撃。
舞い散る羽根が分身となって襲い掛かる。これはなかなか厳しい。
幻覚ではなくそれぞれに実体がある感じか。

高い所から悪臭の場所に落とされて限界を迎えつつある簓ちゃん。
魔法少女から生み出されたマジカル・パートナーは魔法少女の影響を受けるようですな。サボちゃん激ヤセ。

元々心も身体も弱い子供だった簓ちゃん。
だから自然と魔法少女と言う強い力を持ち、弱い者を守れる存在に憧れを抱いていたらしい。
そんなある日、開花した。ほしくてほしくてたまらなかった誰かを守れるはずの力。
しかしその能力は――逆にまわりの人たちを傷つけた
簓ちゃんに開花したその能力は制御不能の強すぎる能力だったのだ。

簓ちゃんが能力を発動したのはその時が最初で最後。それからは使っていないらしい。
チームを組んでくれた朝ちゃんや雫ちゃんが特別な存在であり、その2人を傷つけるのが何より怖かったわけですな。
ふうむ・・・何というか、色々と寂しい子である。
寂しがり屋な感じであるが、相手を傷つけるぐらいならばと閉じこもってしまうわけか。
パートナーがサボテンの姿になっているのもこういった心の表れであるわけですな。

すごく、さみしかったよ
ねえ。雫ちゃん、朝ちゃん・・・私にもしこんな能力じゃなくて2人みたいな能力があって。
・・・私がもしこんなに弱くなくいぇ2人みたいに強かったら。
もしかしたら今でもチームでいられたのかな。

もう十分と言いながらもやはり求めてしまう簓ちゃん。
鋭い針で覆っていても温もりを求めてしまうということでありましょうか。

望むのであれば望むのがいい。
それに応えてくれるのがチームであり、雫ちゃんたちである。
傷だらけになりながらもきっちりと駆けつけてくれる雫ちゃんたち。いい仲間に巡り合えたものである。
想いを吐き出せたわけですし、ここからは能力の方も制御出来ていけるといいですなぁ。



第9話 マジカル☆アライズ  (2015年 19号)


「邪魔者は全部無視して簓に突撃作戦」成功。
考えなしの作戦にも思えるが、だからこそ想いを伝えるのに向いているとも言える。

さて、みんな揃ったところで反撃開始。
と行きたいところなのだが、どうやってこの鳥の怪物を撃退するのか。
本体は凄い高い所にいるし、さすがの朝ちゃんのジャンプ力でも届かない。
であるならば、作戦は決まっている。

作戦その2。「簓の能力でぶっ飛ばす」作戦!

皆を巻き込むほどの強い能力を持つ簓ちゃん。
その力を使ってぶっ飛ばそうとのこと。朝ちゃんらしい豪快な作戦だ。
そして巻き込むかもしれないという簓ちゃんに対し、どんな能力だろうがへっちゃらだよと言ってのける朝ちゃんは男前である。

仲間の勧めを受け、気持ちが温かくなる簓ちゃん。
心はずっと乾いてひび割れた大地のように乾いていた。
そこに雫ちゃんの優しさが潤し、朝ちゃんの元気が照らしてくれる。
となれば、枯れた大地にも新たな芽吹きが訪れる。きっと今なら大丈夫。

大丈夫・・・!萌えちゃえ・・・!わたしの心・・・!

ようやくモス・グリーン。沙原簓ちゃんの変身シーンが出て来ました。
これにて"マジカル団"再結成であります。そんな名前だったのか。

チームの名前はさておき、早速簓ちゃんの能力のお披露目。
へっちゃらと言いつつ巻き込まれないように頑張って逃げ出す朝ちゃん。さすがでありますな。

・・・あぁ、うれしいなぁ。わたしにはこんな能力しかないけれど、こんな能力だからみんなを守ることができるんだ。
もう、うれしくってうれしくって。わたしの心バクハツしちゃいそう・・・!
もう押さえきれないよ・・・!

気持ちを込めて大地に萌えろと唱えれば、根立するは巨大なサボテンの柱たち!!
大地からこんな棘付きのものが生えてきたら、確かに巻き込まれないはずもないですわなぁ。
一斉に襲い掛かってきた鳥の分身たちも一網打尽となっている。
本体は針につかまって高い所にやってきた朝ちゃんの空(?)対空式ヘッドバットで撃沈。相変わらず地味に高威力だ。

というわけで、怪物との戦いは終了。
スカンクと小鳥を治療して元の姿に戻す。良かった良かった。
簓ちゃんもこれで自信を取り戻したのか、明日から学校に来てくれることとなりました。良かった良かった。
まあ、スカンクの屁のニオイがしみついて自宅学習を申しわたされることになるのですが。良くなかった。

小鳥にはもともと飼い主がいたようだが、今はいない。
怪物化してどうにかしてしまったのか、無事だけど去っていったのか。それは分からないが、ともかく今はいなくなっている。
小鳥はさみしかったりすると自分で自分の羽を抜く自傷行為をすることがあるらしい。
ふうむ、やけに構ってもらいたがってた感じがありましたが、そういうことでしたか・・

というわけで、ならばと小鳥とついでにスカンクも家族の一員としてしまう雫ちゃん。寛大だなぁ。
しかしコトちゃんはまだしもスカちゃんは・・・雫ちゃんのネーミングセンスもいかがなものなのか。
というかスカちゃん、小さくなっても力は残ってる感じなんですな。
臭いがとれるまではしばらくかかりそうですなぁ・・・ハッハッハ。



第10話 マジカル☆マジカル・パートナー  (2015年 20号)


雫ちゃんの本来のマジカル・パートナーである魚の師匠は突然消えてしまった。
どうして消えてしまったのかは雫ちゃんにも分からないらしい。
ふむ、現マジカル・パートナーである狼一としては気になるところですな。

未だに匂いが取れていないので学校にもバイトにもいけない雫ちゃんたち。難儀ですな。
この少女はコトちゃんたちと一緒に出てきた子ではありますが、何やら違った雰囲気を纏っている。
今後の話に大きく関わりそうであるが・・・何者でしょうかね。

簓ちゃんの家に向かったらサボがえらい姿になっていた。
主である簓ちゃんの心の有り様でマジカル・パートナーであるサボも姿を変えると。ふむ。
ツンツンしなくなったので棘は必要なくなるって話ですか。なるほどなー。
でもその見た目は色々と問題があるというか何というか。一緒に歩きにくい!!

元気になった簓ちゃんであるが、今日はひとりでいたいと言っている。
なにやらモジモジソワソワして部屋に籠っているのだそうな。ほう・・・

簓ちゃんには会えなかったが、せっかくなのでサボにマジカル・パートナーとは何なのか尋ねる狼一。
しかしサボ自身にもそれがどういったものなのかは分からない様子。
ふうむ。定義づけられていないものを言葉に表すのは難しいってことですかな。
しかし狼一に簓ちゃんのことを話しているうちに答えを見つけ出すサボ。

・・・マジカル・パートナーってのは・・・主の心が折れてしまわないための"心の添え木"なのかもしれないね

ふむ、魔法も心の産物である以上、心を護るための存在が必要不可欠ってことでしょうか。
雫ちゃんにとっては自分の心が折れそうな時に叱ってくれる存在が必要だったのかもしれない。
それで生み出されたのがあの魚の師匠だったわけですか。なるほどな。
しかしその師匠が消えたということは・・・

きっと雫さんはもう見つけることができたんだよ。決して折れない"強い心"を

ふむ。良い話な気はしますが、必要なくなったから消えてしまうというのも寂しい気がしますなぁ。
雫ちゃんも強い心は持てるようになったけど、決して折れないかというとそれはどうだろうか。
寂しい気持ちを耐えるだけの強さはあるが、その寂しさをそもそも感じさせない存在はやはり必要だと思われる。
そういう意味ではやはり狼一は大事なポジションにいるってことですかね。
しかし朝ちゃんにマジカル・パートナーがいなさそうなのは、やはり心の強さがハンパないってことだろうか?

狼一に対し、マジカル・パートナーはいないの?と問うサボ。
確かに狼一の力は心からあふれ出すものであるし、"魔法使い"っぽいんですよね。
いや、狼一。魔法少女じゃなくて魔法使いと言ってるんだからそのイメージは止めなさい。

イメージということであるが、雫ちゃんのボンテージ姿は表情とあいまってやたらと似合っている。むう、これは・・・!!

というか亀甲マンレディって。ある意味スポンサーが付きそうな付かなさそうな名前でありますな。ハハハ。
簓ちゃんのそれは女王様願望なのか単純に好きなだけなのか。どうなのだろうか。
しかし自分の心から生み出された存在とマジカル・パートナーとそういう関係になるのも何だか倒錯的でありますなぁ。
そういう意味でも元は他人である狼一なら問題なくそういう関係になれますよね。どうだ?いや、どうなんだろう。



第11話 マジカル☆パトロール  (2015年 21+22号)


ようやく脱臭が完了した雫ちゃんたち。
並んで万歳してる姿が何とも可愛い。まあ学校休みなので登校はまだ先になるようですが。

チーム再結成のお祝いで小町先生からトランシーバーが贈呈される。
魔法使いだからって念話でやり取りが出来るわけではないし、通信機器は必要ですよね。
携帯電話とかはこの街では使えなくなっているのだろうか。

学校が休みになっていたのは怪物がここ数日目撃されていたかららしい。ほう。
なので近辺のパトロールを行うマジカル団。
臭って休んでいる間に大変なことになっていたんですなぁ。
そういえばサボ、またサボテン形態になってますな。棘のないサボテンにもなれたのか。じゃあ何故わざわざ前回人間形態になったし。

狼一に轢き逃げアタックをかますパトカー。
怪物相手ならばという判断といえなくはないが、小さい狼一相手にそれは酷い。

普通の警官とは思えないほどに重武装をしている警察官の警太
しかし小町先生には頭が上がらない様子である。まあ理由は聞かなくても頭が上がらなさそうなのは分からないでもない。

魔法使いではないが怪物とも積極的に闘う警太。
この街にはもう警察官は彼しか残っていないという。
その分好き勝手に出来て楽しいらしい。そうか。

そんな新キャラの紹介をしているうちに現れた怪物。なかなかにグロイ感じであります。
ともかく怪物を見つけたのならば素早く変身。
3人揃っての変身バンク。胸を並べて変身完了だ!!
変身シーンもよいが、完了後の横並びも何だか知らないが味わい深い。平凡すぎる感じがまた味わい深い。
しかし何というか狼一。何故はにかむ。

参上したマジカル団に対し、ちがう!と叫ぶ怪物。
なんだろうか。やっぱり横並びが平凡すぎたのだろうか?直立ではなくポーズぐらい決めて欲しい所ですよね?

理由は分からないが、ともかく退治しようとする朝ちゃん。
しかし迂闊に技を仕掛けた結果、怪物の起こした竜巻に巻き込まれる。
ふむ、真っ先にやられる役が板について来ましたなぁ・・・まあ、とどめを刺すことも多そうでありますが。

強力な能力を持つ簓ちゃんであるが、コントロールするのはまだまだ難しい様子。
朝ちゃんが倒れた状態で怪物に抗しえることが出来るのかどうか。マジカル団の最初陣。注目です。



第12話 マジカル☆ウインド  (2015年 23号)


違うと吠えて襲い来る怪物。一体何が違うと言うのか。
ともかく風の直撃を受けて身動きも呼吸も出来ずピンチのマジカル団。
そこにやってくる救いの手は警太。
好きなだけ武器をぶっ放せていいですなぁ。まあ怪物には効かないみたいですが。

しかし隙を作れればそれで十分。朝ちゃんのマジカル通常立ち連ゲリで怪物は轟沈するのでありました。
うーむ、相変わらず地味に威力の高い魔法を使う子だ。

さて、雫ちゃんが怪物化を治癒している間に警太から情報が聞ける。
怪物となった人物の名前は長井望。年齢100歳のじいちゃんである。
本来は不治の病で長期入院中。医師が余命宣告した日に怪物化したのだそうな。ほほう。

怪物が出るようなこのご時世に100歳まで生きられた。
しかしどうやらそれでもまだやり残したことがあるらしく、大人しく往生できなかったお爺ちゃん。
100年も生きて1度たりとも見たことがない。それは・・・

・・・乙女の・・・パンチラじゃ

何を?何を言っているのだこの爺ちゃん・・・ジジイは。
というか子供の頃からそんなにチャンスを狙っておきながら見られずにいるってのも不思議というか何というか。
よく通報もされずに来れたものだなぁと。いや、されてたのかもしれませんが。

怪物化してからもせめて最期にと望んで学校の側をうろついていたジジイ。
そこに現れたマジカル団。しかしブルマやスクール水着に変身してしまったことでガッカリして違うと叫んだらしい。そっすか。
簓ちゃんの衣装に関しては、タイツごしは元からノーカンであるとのこと。そっすか。

何ともくだらない望み。しかしそれを叶えて上げようとする雫ちゃん。天使か。
チラリという感じではないが、覚悟を決めた見事な行為。感動した!!感動した?
まあ、ジジイは成仏できたようですし良かった良かった。
・・・って、病気も治って元気になったのかよ!!何て人騒がせなジジイだ!!

ともあれ新生マジカル団、初の怪物退治に成功といった感じであります。
が、司令官ならぬ小町先生からは不合格とのお達し。
無事に脅威は排除したのだが何がいけなかったのだろうか・・・やっぱり華がないのがいけなかったのだろうか。色と華はまた違う。

最近の怪物はまるで自分の欲望を叶えるために怪物化したかのように見えると狼一。
怪物化には何らかのメカニズムがあるのだろうか。
しかし襲いたくない相手も襲ってしまっているように見えるが、その辺りはどうなのだろうか。
突き詰めようとすると難しい話になりそうですな。



第13話 マジカル☆取材  (2015年 24号)


単行本1巻発売決定記念のセンターカラー。
まだ本編では見せていない衣装のマジカル団。それなのに早速ボロボロなのが彼女たちらしい。

そんなマジカル団の一員である雫ちゃんに取材の依頼があったりする。
「突撃!隣の魔法使い!」密着取材と言うことで家だけではなく学校にまでついてくる様子であります。ほほう。

いろいろな魔法使いの人の生活を紹介するドキュメンタリー番組。
昔と違い、アイドル面が強くなった魔法使いたち。こういう番組が出来上がるのも必然であるか。
しかしこの件、前に雫ちゃんたちが所属してた事務所の社長が関わっているらしい。
質素な魔法使いを撮りたいとのことで雫ちゃんを紹介したようだが・・・いやまあ、生活は確かにこの上なく質素ですがね。

高慢そうな社長も脅して帰らせる小町先生。
生徒のことだけではなく、色々と握っていそうな人であります。恐ろしい。

というわけで学校の取材は無しになりましたが、学校が終わった途端に密着される雫ちゃんと狼一。
普通にしていればいいのだが、そんな器用なことが出来る2人でもなく、カチコチ。
それなのに番組リポーターの胸内映子さんに頼まれると断り切れずに受けることになってしまったという。人のいいことで。

胸内さんは新人リポーター。
けれども魔法使いが大好きで崇拝しているため、この仕事は大はりきりである様子。ふむ。
情熱的なのはいいことですわな。しかしやっぱりテレビの仕事とか、雫ちゃんたちには向いてる感じがしないよ!!質素だもの。

ある程度生活の様子を見せてからインタビューを開始。
むしろ最初にやったらいいんじゃないかとも思わないではないが、まあそういう段取りなのだろう。

ともかく、雫ちゃんの魔法使いとしての夢や目標を尋ねられる。
それに対し雫ちゃん。憧れの目標の人がいたことについて語り出す。
その人にはなれない。けれど自分がその人に笑顔にしてもらえたみたいに誰かを笑顔にすることはできるかもしれないと気付いた。
その日から目標は"なるべくたくさんの人を笑顔にしたい"となったという。

・・・そして今、またチームを組んでみんなと怪物を治癒してきて、また1つ新しい目標ができました。
怪物に傷つけられた人たちだけでなく、怪物になってしまった人たちにも笑顔を取り戻してほしいです
それが今の私の夢です。

良い夢でありますな。怪物化をも癒せる雫ちゃんらしい夢だ。
しかしそういった夢が万人の共感を得られるとは限らないわけで・・・
特に胸内さんのように、身内――弟を怪物に殺されたような人としては怪物は許せない存在なわけで。

弟のみならず、自身にも大きく消えない傷をつけた怪物。
身体の傷はそのまま心にも大きな傷として消えずに残っている様子でありますな。
あまりにも憎く、それ故に怪物を殺してくれる魔法使いを崇拝するようになったと。なるほどねぇ。

しかし怪物への憎しみが結果として自身を怪物化させてしまうとは何とも皮肉な話である。
こうなってしまった今、彼女の中で怪物と魔法使いの関係とはどのようなものとなってしまうのだろうか。ううむ、難しい。

それにしてもあの社長。こうなることが分かっていたかのような口ぶりである。
やはり怪物化を治癒できる雫ちゃんの能力に目を付けたのでありましょうか?
それが映像として全国に流れた場合、かなり衝撃的なこととなりそうですが・・・さてさてどうなりますか。



第14話 マジカル☆不合格  (2015年 25号)


撮影中にリポーターが怪物化というとんでもないハプニング。
しかしそれが願ったりかなったりと言う様子の社長。
何とも悪そうな感じであるが、何を企んでいるのやら。

さて、胸内さんの突然の変化に固まる雫ちゃんと狼一。
突然の怪物化というだけならまだ慣れていようが、胸内さんの過去の出来事を聞かされた直後であるだけになぁ・・・

というわけで朝ちゃんと簓ちゃんが助けに向かうこととなりました。
怪物化した胸内さん。傷跡は首までだったはずなのに、いつの間にか顔にまで広がっている。
凄惨さを表しているといった感じだろうか。怪物化の姿の変化の規則もよく分かりませぬな。

崇拝が裏切られ、憎悪の対象となっている様子。
もはや魔法使いそのものが攻撃対象であるようですなぁ。やれやれ。

朝ちゃんが戦っている間に魔法を使いたい簓ちゃん。
しかしコントロールできない今の状態では周りの人を巻き込んでしまう。
仲間達だけなら何とかしてくれるかもしれないが、TVの人達もいるのでは思いっきり解放するわけにはいきますまい。

そうやって簓ちゃんが悩んでいる間に窮地に陥る朝ちゃん。
今回の怪物が強いこともあるが、プロレススタイルの朝ちゃんに刃物系の敵は相性が悪いですわな。受けきれない。

こういう時に頼りになりそうな雫ちゃん。しかし今回はショックで固まってしまっている。
狼一に至ってはまたもビビりがでてしまって動けずにいるという。
朝ちゃんの闘争心が逆に高すぎるってのはあるが、狼一のビビリも何とかならないものか・・・
しかしその胸内さん。ゆっくりと服と皮膚を切るやり方はその、何というか。何といえばいいのか。

ともかく窮地の朝ちゃんを前にしてようやく動き出した狼一。
ビビリではあるけど、最後の最後まで動けないってわけじゃないんですよね。エンジンのかかりが遅いだけで。
そしてエンジンさえ温まれば色々と頼りになる男でもある。
このままでは負ける。前回と同じ不合格であると指摘する。

前回も俺たちはバラバラに動いてた。それじゃきっとダメなんだ。
俺たちはみんな1人じゃあいつに勝てない。半人前だ。
だけど!みんなで力を合わせればなんとかなるかもしれねェ。
・・・だから、つまり。えーっと。あれだ"作戦その1"!
「チームワークで何とかするぞ」作戦・・・!開始!だっ!

チームを組んだのならば必要となるのはもちろんチームワーク。
なるほど、小町先生が言いたかったのはそれなわけですか。
せっかく役割分担が出来そうな構成になっているのだし、活かさない手はないですわな。
どうにか力を合わせて強敵に対抗して頂きたいものであります。



第15話 マジカル☆チームワーク  (2015年 26号)


女の子3人抱えて走って逃げる狼一。
膂力は結構なものだと思うのですが、なかなか活かしきれませんなぁ。

それはさておき、狼一の作戦。
朝ちゃんが囮役となり怪物を引き付ける。その間に河川敷に向かい、後で合流するという作戦。
しかしこれを拒否するのは朝ちゃん。逃げることはプライドが許さないということだろうか?
うーむ、何というか朝ちゃんは逆に戦闘意欲が旺盛すぎる感じでありますなぁ。
その心の強さがマジカルパートナーが現れない要因となっているのだろうか。
いずれにしても、実力が伴ってない段階でその意識の強さはマイナスになりかねないわけではありますが・・・

戦おうとする朝ちゃんに対し、頭を下げて頼む狼一。
このチームでならなんとかできるかもしれない。絶対なんとかしてみせると頼み込む。
ふむ。意地っ張りな朝ちゃんではありますが、そういう態度を取られては我を通すわけにもいきませんわな。
しっかりと囮厄を務めてくれる朝ちゃんでありました。いい笑顔だ。そしていい挑発的なポーズだ。フリフリ。

逃げてるのではなく作戦だと自分に言い聞かせる朝ちゃん。
やはり逃げるのはどうしても性に合わないってことなんですかねぇ。
この子もこの子で怪物に対しては色々と思う所があったりするのだろうか。
どうでもいいが、前回切られたはずのブルマが再生してますな。
変身で現れるぐらいだし、ある程度は再生も可能なのだろうか。胸元は空きっぱなしですけどもさ。

ともかく朝ちゃんが囮になっている間に狼一達は河川敷に到着。
なるほど、ここならばテレビの人達もいないし、簓ちゃんが力を振るうスペースは十分にあるってことか。

簓ちゃんの能力で大人しくなったところを狼一が捕まえる。
そして身動きできなくなったところを雫ちゃんが治癒するという段取り。
マジカル団らしい配分であるが・・・肝心の雫ちゃんが衝撃から立ち直っていないという問題がありました。
うーむ、信念の部分がゆすられたのは痛いですなぁ。

しかし体を張って雫ちゃんの身を、その夢を守ろうとする狼一。
雫さんの夢は俺の夢だ。そう述べる狼一の姿は実にヒーローらしい。
となれば雫ちゃんもその想いには応えるしかありますまい。
例え怪物自身が怪物への癒しを求めていなくとも・・・夢を信じてくれる人がいるのならば諦めずに進むしかありますまい。
そのように考えて頂きたいものであります。



第16話 マジカル☆サンダー  (2015年 27号)


普段はビビりな狼一であるが、いざとなれば。雫ちゃんのためならばこうも格好良くなれる。
しかし身を盾にする狼一の姿に驚き、謝ってしまう雫ちゃん。今やるべきことはそれではない。
狼一は述べる。雫さんの夢を手伝えることが嬉しいと。

雫さんならできます!!
治癒の力があるからだけじゃない!怪物にも笑顔を取り戻してほしいと願う雫さんにしかできません!
最高にかっこよくて最高にやさしくて最高に素敵な夢です!!
治癒してもらった俺はそう思ってます!!

狼一の言葉は雫ちゃんの心に響き・・・ようやく雫ちゃんも夢を再び追う気持ちを取り戻した様子。良かった良かった。

しかし戦況は不利であることに変わりない。
まずは怪物の動きを止めないと治癒も出来ないのだが、朝ちゃんは力を使い果たしている。
となれば簓ちゃんの力でどうにか吹き飛ばすしかないわけだが・・・

と思いきや、ここで割り込んできたのは社長。
そしてデビューしたての新人魔法使い"ルル"。
雷撃の能力により一撃で怪物を倒してしまうという。
ははぁ。社長の目的はマジカル団を当て馬にしてこの子のデビュー戦の様子を流したかったわけでありますか。ハハァ。

何はともあれ怪物の動きは止まった。後は治癒するだけ。
なのだが、主役は私だからと容赦なくマジカル団にまで雷撃を浴びせるルル。
うーむ、一難去ってまた一難というか何というか・・・状況が好転しない!!
一般人もやってきて、ますます力の使えない簓ちゃん。
こうなってくると状況はかなり厳しいが・・・どうするのだろうか。どうなるのだろうか。




  マジカロマジカル感想目次に戻る

  マジカロマジカル連載中分に移動

  作品別INDEXに戻る

  週刊少年チャンピオン感想TOPに戻る



HPのTOPに戻る