蒼天紳士チャンピオン作品別感想

777 スリーセブン
#1 〜 #15


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 各巻感想

1巻 2巻

連載中分


777 スリーセブン 1巻


#1 ひとりめ  (2013年 25号)


哀しき世界は・・・オレが変える!!
正義×バイオレンスな学園クライム作品をひっさげて小沢としお先生が帰ってきた。
週チャンが誇る実力派の今回の作品はどのようなものであるか。早速見ていきましょう。

TVのニュースでは昨夜東京で発生した通り魔事件を報道している。
何でも24歳の男が包丁で通行人を切りつけ3人の重軽傷者を出したらしい。怖い話だねぇ。
しかし驚きなのはその際に防犯カメラに映っていた映像。
通り魔を押さえつけたのは警察ではない。黒いプロテクターのようなもので全身を包んだ謎の人物
その人物が包丁を持った男を殴りつけ、ボコボコにしているのだ!!

3、4分ほど犯人を殴り通し、警察が到着する頃には失神した犯人が転がっているだけになっていたそうな。
ふーむ。何でありましょうかねコレは・・・この謎の人物。これは正義か・・・悪か・・・?
どちらかはわからないがトニーさんは数字持ってる人と評価。

いーじゃないですかこーゆーの!!私!好きですよ!!ドンドンやってくださいドンドン!!

そ、そうですか。トニーさん。誰かにそっくりなトニーさんらしいお言葉ですね。

というような放送を職員室で見ているのは私立成浄学園高等学校の教師たち。
世の中にはおかしな人が多いとため息をつく教師がいれば、捕まえた方はおかしくないと庇う教師もいる。

犯罪を犯す人間ってのはどこでおかしくなるのかね・・・生まれた時は皆天使なのにな。
小学生、中学生・・・高校生だって私から見ればみんなカワイイよ・・・

そのように述べる主任。なかなかにロマンチストでありますな。見方を変えると危ない発言だけどそういう意図はないと信じたい。
その主任が言うに、近くでナイフか何かで腹を裂かれた猫の死体が見つかったらしい。
ふーむ。意外と事件を起こす人間ってのも身近にいるのかもしれませんなぁ。
その話を振られて変に神妙な顔になってる無精ヒゲの教師の姿が気になるが・・・?

犯罪として摘発されることは少ないが、学校内で特に問題視される事件と言えばイジメ
この成浄学園にもイジメを行うグループが存在している様子。
ターゲットにされているのは佐藤優希くん。
小学校からの友人である林田くんが先にイジメられているのを止めたがために狙われるようになったそうな。
ふうむ、正義感の強い子でありますなぁ。だが自分が狙われてもじっと耐えるだけの様子。この態度はどうであろうか・・・

林田がイジメられなくなって本当によかった。
ボクにイジメの順番が回ってきただけ。緋村君もボクなんかイジメても面白くないからすぐ飽きるさ・・・

イジメっ子の名前は緋村ツバサ
親は医者であり、この学園には多額の寄付を送っている立場だそうな。
それゆえ、先生にイジメのことを告げたとしても形だけ話を聞くだけで処分はされないだろうと考えられている。
むう・・・先生を頼ることもできない状態であるか・・・辛いな。
佐藤くんと林田くんの友人であるヨッシーはこう語る。

緋村のヤツ・・・中学の時2人を不登校にしたらしいよ。アイツと同じ中学のヤツから聞いた。

相当な追い込みをするらしい緋村。
しかし2人で済んだのかどうかは怪しい所である。
なんせこの緋村、自分がいじめた相手の絶望感と無力感に彩られた表情をコレクションしているような奴である。

アイツらはじめはヘラヘラ笑ってんだよな。ちょっと殴られてりゃ終わるだろって思ってんだ。甘ぇーんだよ・・・
記念すべき100枚目は佐藤になりそうだな。いい泣き顔撮らせてくれよ〜・・・

うーむ。ゲスい。
しかし抵抗しても手ひどく反撃されるだろうし、笑っていても執拗にイジメは続く。となるとどうすればいいのか?
イジメ問題の根が強いのはこれといった有効な解決方法が提唱し辛い部分もあるのでしょうな。

あ〜〜オレに力があればな〜〜!!あんなホーケイ野郎、亜空間に閉じこめてやるのに!!

よく分からない発想をする林田くん。なぜ亜空間に閉じこめる?魔空空間的な何かなのか!?
まあ、友人として出来ることはずっと佐藤くんの味方でいることぐらいですよね。
小学校からの友人であるからにはそれぐらいはしておきたい。

ヨッシー「イ、イザとなったら・・・オレが優希を守る!!という気迫はある・・・
林田「オ、オレだって優希に何かあったら緋村のヤツボッコボコに・・・という気迫はある・・・

いい友人ですね。正直だ。まあ、常々腹に抱えておけば、いざという時にその気迫が炸裂することもある。かもしれない。

さて、今日の佐藤くんへのイジメは教科書隠し。
しかし、佐藤くんも指名されるまで教科書を広げていないのはどういうことなのか。
それはともかく、教科書を校内の6か所に隠したので宝の地図を元に探し出すことになりそうな流れ。
ふむ、それだけ聞くとミニイベントみたいな気がしてきますな。
だが緋村は地図を渡す代わりにあることを強要する。
竹内里奈ちゃん。佐藤くんと同じ中学出身の女の子。
その里奈ちゃんを理科準備室に来るように言ってくれればいいとのこと。むむ、それは・・・

周りの不良もヤバクね?と怖気づいているのだが、まさかアレをソレしようとかいうんじゃあるまいな・・・?
ナイフまで出して佐藤くんを脅したりしてるし、どこまでゲスなんだコイツは。

ともかく里奈ちゃんに話しかける佐藤くん。
里奈ちゃんと一緒にいた友人は気を効かせて退散する。ブフフ・・・
おやおや。なんですかこれは?いい笑顔みせてるじゃないですか里奈ちゃん。やはりコレはそういうことなのかオイ?
しかし、佐藤くんがこれから述べることはそんな笑顔も吹き飛ぶような内容であるからなぁ・・・

まさか・・・好きなコに変なこと・・・しないよね・・・
それに竹内さんいい子だから、竹内さんと仲良くなったら緋村君も変わるかも・・・

なんというか、甘い子でありますな佐藤くん。
これまでのことを鑑みれば、もっと警戒してもいいと思うのだが・・・
いや、ひょっとしたら鑑みて話したのかもしれない。
その結果、里奈ちゃんは去っていく。緋村には今日は用事があるからダメと断られたと説明する佐藤くん。アハハ。

このクソがっ!!

当然そんな説明が通じるはずもなく殴られる佐藤くん。ナイフまで取り出して、本気でキレてるっぽい様子。やべーな。
急いで逃げ出し、非常階段を駆け上って隠れる佐藤くん。なかなかの足の速さだ。
その隠れて震えている佐藤くんの側にひょっこりと現れたのは謎の男子。ズイ。

それで?お前いつまであのイカレ野郎にコケにされてるつもりだ?

気合の入った表情をしている謎の男子は佐藤くんがイジメられているのを認識している様子。
そこから脱却するためにいつになったらヤってやるのか問い質している。

ブン殴るんだよ。お前が何もしねぇとあのバカ調子んのって何するかわかんねぇぞ

そう述べる謎の男子。まあ、イジメの解決には手っ取り早い方法ですわな。
殴り倒してしまえば、うまくすれば解決する。まあ、相手の諦めが悪いと面子を潰されたと悪化する手法でありますが。
しかし、それよりも佐藤くん自身が人を殴るとかそういうことに抵抗を覚えてしまう子らしい。

そんなことして緋村君がケガしたら大変だし。あとでどんな仕返しされるかわかんないよ・・・

難しいところですなぁ。その一時だけなら勇気を出すことも出来ようが、それで万事解決とは限らないわけで・・・
というわけで、佐藤くんに変わり謎の男子。オレが行ってくると言い出す。お前はそーやって一生隠れてろと言い残し――

優希にかまうな。ブッ殺すぞ

一人で緋村たち不良に立ち向かう謎の男子。
早々とナイフを取り出した緋村をはじめ5人はいるのだが・・・どうやらものともせずに叩き伏せた様子。
うーむ、言うだけあって強いんですなぁ。しかし緋村はこれで大人しくなるような奴であろうか・・・?

佐藤くんは家庭の事情があるのか、お母さんが頑張って無理して私立の進学校に入れてくれたと述べている。
成浄学園は進学校だったのかー。まあ、進学校であろうが何であろうがどこにでもクズはいるもんですわなぁ。
母親に心配をさせたくないし、自分が我慢することで片付くならそれでいいと考えている様子の佐藤くん。うーむ、悲しい。

翌日。目立たないように腹を中心にイジメられている佐藤くんと違い、顔をボコボコにされた緋村たち。
復讐のために昨日の男を探そうとするが校内に知る者はいないという。
佐藤くんももちろん知らないと答えている。確かに顔見知りという会話ではなかったものなぁ。何者なんだろうか?

緋村は何とかして謎の男子の正体を突き止めたい。
が、一緒にやられた不良たちはもう懲り懲りといった様子。
そもそもそこまで堕ちきった連中でもないし、ナイフとかレイプとか平然とやろうとする緋村にはついていけなくなったようだ。
おやおや、取り巻きがいなくなってしまいましたね。これはひょっとしたら良い方に傾く可能性もあるか・・・?

緋村は隠していた佐藤くんの教科書を回収し、謝罪の言葉と共に返してくる。
お前にヒドいことしたからバチが当たったと思っているよとしおらしい発言。
ふむ・・・なんというか、突然しおらしくなりすぎて逆に怪しくてしょうがないんスけど・・・

優希と友達やり直したいと思ってるんだ。学校終わったらちょっとつき合ってくんないかな

うまいモンをゴチしてくれるという緋村。それを聞いて嬉しそうに承諾する佐藤くん。

笑顔っていいな。緋村君にされた嫌なことも忘れちゃうよ
楽しみだな。どこ連れてってくれるんだろう。

うーむ、なんというお人好しか。
よくイジメた方は忘れてもイジメられた方は忘れないなんて言葉がありますが・・・この子、即効忘れようとしている!!
しかし、もうそんなお人好しなことを言ってられる状態にはなくなるわけでして。

あの男知らねーって・・・んなことあるか!!お前に手ぇ出すなっつったんだぞ!!
アイツ誰だ!?中学のツレか?先パイか!?

誰も来なさそうな廃屋に連れ込まれ、手錠をされて壁に追い詰められている佐藤くん。
どこに連れて行ってもらえるのかと思ったら、まさにこの世の地獄に連れ込まれたって話ですね。ハハハ・・・

緋村は学校内の取り巻きはいなくなった。なので校外のチームを呼んだらしい。
敬語使ってるし、チームの一員とかいう話ではなく、金払って助っ人に来てもらってるとかそういう関係かね。

ヤバそうな連中は謎の男子を呼び寄せたときの対抗策として用意されている様子。
なので佐藤くんからその男の正体を聞くまではやることがなくヒマなので席を外すチームの連中。
廃屋に残されたのはイジメっ子とイジメられっ子の2人のみ。
そして佐藤くんは本当に謎の男子のことは知らない。信じてくださいと緋村に伝える。まあ、信じてもられるはずはないけども・・・

わかった・・・喜べ佐藤。これからお前手術してやるよ。包茎手術。
この前、腹ボテネコの帝王切開やった時はシクったけど、今日は親父のメス持ってきたからきっとうまくいく
アイツを呼べば手術は中止。来なくてもお前はムケる。どっちにしてもお前の得だろ?

な、何を言い出すんだコイツは・・・アブネーな本当に。
何が危ないって、壁に括りつけて身動きのできない男子のズボンを下ろそうとする男子の姿とかそういう構図が何より危ない。
メスが映ってない状態で誰かがこの場面目撃したら色々と誤解されそうなのだが、それでいいのか緋村!?

緋村が呼んだ助っ人チームが廃屋から去っていく時。その廃屋の上に謎の影の姿が見える。
こ、この姿は冒頭で通り魔をボコボコにした謎の人物・・・!?

謎の人物が描写された後、佐藤くんの耳には謎の声が響く。さっきから謎ばっかりだな。

お前が何もしねーからだ。何もしねーからカスが調子づく

その声に誰かいるのなら助けてくださいと助けを求める佐藤くん。そして失神。
おやおや?何でしょうかこれは。傍から見たら恐怖で錯乱してオチたかのように見えますよ。
緋村もそう判断したらしく大笑い。記念すべきいい100枚目になるわと写真に残そうとする。
が、そこに映ったのは絶望感や無力感に彩られた表情ではない。
強気に顔を強張らせ、髪も逆立った謎の男子の顔がそこに・・・え・・・?

オウ。また会ったな

これは・・・佐藤くんが謎の男子当人だったというのか・・・!?
確かに同時に目撃されている場面はない。学校での会話は脳内のことだったというのだろうか?
言われてみれば、謎の男子が緋村たちをボコったとき、佐藤くんは目を閉じて失神しているかのようだった。ふーむ?

しかし単純に二重人格だったと考えていいものだろうか。
その場合、あの謎のプロテクターの人物が何なのかという謎が残ることとなる。
そして意味深な「ひとりめ」というサブタイトル。
このひとりめというのは佐藤くんを指しているのであろうか?
謎のプロテクターマンが佐藤くんに何やらして変貌を遂げさせたとかそういう?うーむ、わからん。わからんが・・・面白い!!

相変わらずというか、小沢先生のかくゲスは本当にゲスい。
そのゲスいのがやられる様は爽快であるが、今回はただそれだけで済むものかどうなのか。
なんとなくダークな雰囲気の作品になりそうな気配。解決も真っ当なものになるとは限らないか・・・!?



#2 ふたりめ  (2013年 26号)


オウ。また会ったな。

いたぶっていた相手がいきなり見つけようとしていた相手に変貌していて緋村呆然。そりゃそうだ。
しかし、目的の男は壁に括りつけられている。チャンスじゃないか?
と思ったら暴れ出す強面状態の優希。
その結果、手錠の鎖を通していた老朽しているパイプの方が外れ落下。無事に腕を下ろすことに成功する。
まあ、まだ両腕は手錠で塞がっているのだが、足だけでも緋村に負けることはないでしょうな。緋村まだ呆然としてるし。
そして何よりも下ろされたズボンを無事に上げることができたのが大きい。よかったよかった。

エゲツないことするな、お前・・・優希にかまうなつっただろ。

そう言いながら緋村から手錠のカギを要求する。
さすがに素手で手錠を破壊するような無茶なマネはしませんか。
緋村も後ろ盾のない状態で大変なこととなってしまいましたなぁ。完璧な自業自得だけど。

優希にかまったら殺すって言ったよな。お前・・・どーしてやろうか・・・

腕をさすりながら笑顔を見せる強面優希。うーむ怖い。
しかしここに後ろ盾である助っ人チームが到着。ファミレスに行く金もらうの忘れてたらしい。何やってんの。
まあ、いいタイミングだったとも言えるか。
チームの頭っぽい真人クンが言うには強面優希の歯をヘシ折ったら10万もらえる約束となっているらしい。
が、そんな簡単な相手じゃありませんでしたとさ。

オレの歯がいくらだって!?もっぺん言ってみろ!!

飛び膝蹴りを顔面に当てて倒してからマウントを立ってボコ殴り。
それこそ相手の歯をヘシ折ろうかという勢いで殴る強面優希であった。
他の連中もビビっているうちにそれぞれ殴り倒されてしまいほぼ全滅。
最初から4人で一斉にかかればもう少し戦えたかもしれないのにねぇ。

おちてるクソそーじして消えろ・・・やんなら来いよ!全員仲良く病院行けや!!

強面優希の啖呵にビビって去る助っ人チーム。
しかし主犯である緋村への追い込みはこれからとなる。おやおや、自業自得とはいえ哀れな。
2度と優希の前にそのツラを出さないこと、というかあの学校を辞めることを認めさせられる。
まあ、イジメていた当人が変貌したのを見たのでは手を出す気にはなかなかなれないでしょうなぁ。
もう来んなよ!と言い捨てて背を向ける。と思いきや再び緋村の方を向き直る強面優希。

お前みてーなクズは転校してもまた同じことやんだろーなーって思ってさ。やっぱ殺すしかねーか・・・

まあ、わからなくはない。
確かに今回酷い目にあったし、2度と優希に手を出したりしないというのは本当かもしれない。
が、転校して安全な場所に去った場合どうなるか。
今回の件を教訓として大人しくなるか、むしろ屈辱に感じてより酷く暴れるようになるか。
後腐れを無くすという意味では確かに殺してしまうのが手っ取り早いだろうが・・・さすがにこの現代日本でその判断は・・・

その辺にしとけ。確かにソイツはクズだな・・・でも殺すのはやりすぎだ。ソイツは殺す程のタマじゃない

そう言いながら廃屋の中に入ってきたのは例のプロテクター男。しゃ、喋った!?いやさすがに中身があるなら喋るか。

強面優希を止めようとするプロテクター男。
しかしいきなりそのプロテクター男に攻撃を仕掛ける強面優希。
まあ、こんな怪しい風体の奴が近づいてきたら思わず殴ってしまいますよね。仕方ない。
2人が殴り合いをしている間に逃走する緋村。プロテクター男は何とか相手を宥めようと言葉をかける。

落ちつけ。味方だよ

そのように告げるが、聞く耳を持たない様子の強面優希。

味方なんぞいるかよ!!どいつもこいつも、自分のことばっかじゃねーか!!
自分以外信用できるかよ

暴れまわる強面優希。その蹴りはドラム缶を凹ませ、さらにはそのドラム缶を持ち上げて投げたりしている。マジかコイツ・・・
プロテクター男もプロテクターのおかげでどうにかわたり合えているが、このままやられ続けるとヤバイ。
手出さないから話を聞けと言っても攻撃を続けて来る強面優希。
仕方ないということでスタンガンを使用するプロテクター男。うむ、やはり持っていたか。
なんとなくこの格好の男は確実に持っていると思いましたよ、スタンガン。

殺す気か!味方だって言ってんだろ!!
こんなモン使わせやがって!!お前が悪いんだぞ!!

手を出さないと言っておきながら道具を使うプロテクター男。む、考えてみれば手は出していないのか?
なるほど。お前が悪いんだぞと言っても特に問題はないわけか。納得した。

気絶した強面優希は強面成分が消えて元の優しげな佐藤優希へと戻っている。
生徒手帳と見比べ、それを確認するプロテクター男。さて、何を思うのか・・・

もちろんプロテクター男としては優希に攻撃を仕掛ける意志はない。
その後はどうやったのかは知らないが、無事に家に帰りついている優希。
そしてその自室で優希は強面の優希と対面する。おやおや、内面世界での話し合いですかな?

優希。お前はいいヤツだよ。仲間思いで誰にでもやさしい。緋村みたいなクソに何されたって絶対怒らない。
いや、違うね。お前は怒れない。あの事件以来お前は怒ることを放棄した
あれ以来、ずっと怒りを押し殺してきたんだ・・・

そう語る強面優希。一方の優希の方は事件について心当たりがないという表情。
これは忘れてしまっているということですかね?余りに覚えていたくないような事件であったから・・・
そうして怒りを押し殺してきたことで、今の優しい優希が出来上がったわけであるか。
しかし怒りは押し殺したのであって消しているわけではない。

お前の怒りはお前の奥底で燃え続け炎の渦を巻き、沸点に達した。
なおも怒りを抑えこもうとするお前から怒りという感情が分裂し、オレが生まれた。
オレは怒れるお前なんだよ優希・・・オレには怒りしかない・・・

優希と強面の優希が溶け合い、混ざり合った状態での怒りの笑み。
なるほど。これはやはり精神分裂、いや多重人格という奴であろうか。この辺の言葉の定義はややこしいので保留したい。
ともかく、自身にの中には怒れる優希が存在する。その自分が緋村たちを相手に暴れまわった。それを認識した様子の優希。
さてはて、これはどのようなこととなるのか・・・
まあ、イジメのような怒る場面がなければ出てきたりはしないと思うが・・・

"怪物と戦う者は自らも怪物となることを心せよ"ニーチェだっけ・・・?
アイツは使えるな・・・

怪しげなことを呟くプロテクター男。
なんだろうか。優希を自分と同じような活動に参加させようというのだろうか?
強面優希が現れなければこのプロテクター男が緋村たちを討ち果たしてくれていたかもしれない。
そうなるとやはりこのプロテクター男は正義の味方としての活動をしているということなのか・・・?見た目はアレすぎるが。

今回のサブタイトルは「ふたりめ」これもまた意味深な言葉である。
ひとりめとふたりめは何を意味しているのか。プロタクター男のような正義執行者の数なのか。優希の人格の数なのか。
タイトルの777と合わせて気になる所である。優希の性格が777はさすがにないと思うが・・・!!

ここからどういった方向に話が転がるのか。なんとも気になりますな。



#3 さんにんめ  (2013年 27号)


優希が酷い目に遭い、怒れる優希が暴れた夜。
別の場所ではまた違う人間が酷い目に遭おうとしていた。

廃屋らしきところに女を連れ込み襲おうとしていたらしい男たち。
その男たちの前に現れたのは謎の女。なかなか可愛い子ではあります。
人の性春邪魔してんじゃねーよとか言っている男たちも相手が美人だったので鼻の下伸ばしてらっしゃるわ。

謎の女は別に襲われている女とは面識もない様子。
しかし容赦せず襲おうとしていた男たちを打ちのめす。
男3人を見事に倒してしまうとはなかなかの強さですな。
まあ、男たちが侮って個別に撃破されてしまったからというのが大きそうですが。
急所への攻撃も容赦なく行ってますしねぇ。

助けた女に対してもいい顔をすることはなく、消えろバカ女と突き放す謎の女。
そのバカヅラマジウゼーからソッコー消えてくれ。とのこと。ふむ?これは照れ屋な表現なのか・・・?
何にしても、うずくまってツラ覚えたぞとかのたまう男の顔面に蹴りを叩き込んでこの一言。

ハ〜〜〜ッ・・・気持ちいい・・・

本当に気持ちよさそうな表情を見せている。
うーむ。これは正義感から救い出したというより、叩きのめしたかったからそういう現場に乱入したということのような・・・
プロテクター男と同じような流れだろうか?悪漢なら好きなだけボコれるぜとかそういう。

怒れる優希と謎の女が暴れた夜の翌日。
追い込みをかけた甲斐もあり、緋村はちゃんと転校することになりました。
まあ、学校内ではもう誰も付いていく人はいないでしょうしね。

その話を聞きつけ嬉しそうにしている林田。
ケンカでボコボコにされたからって転校とかダサい。アイツにイジメられても学校に来てたオレらの方がよっぽどタフだわと大笑い。
まあそれは見方が分かれるところであるが、イジメられてた彼等には笑ってやる権利はありますわな。
しかし同じようにイジメられていたはずの優希は元気がない。
林田やヨッシーもイジメっ子がいなくなったのにどうしたのだろうかと気になっている様子。
まあ、その緋村を殴り倒したのがこの目の前にいる優希であるとは思いもよるめえさ。

3人が食事しているところに現れる1年生の女子。なんだか暗そうな感じの子である。
よかったら一緒に食べる?なんて気さくに話しかける林田であるが無視される。
お前みたいなブサメンに誘われてもな・・・とヨッシー。なるほど林田がブサメンだからいけなかったのか。ってオイ!!

ブサメンだったからかどうかはさておき、林田の誘いを断って教室へと戻る暗めの女子ことちゃん。
どうやらこの子もまたクラス内でイジメに合っている様子。
優希たちが受けたのとはまた違う陰湿な追い込み。クラスの大半がそれに加わっていそうな雰囲気。嫌な話ですな。
そんな中、竹下さんというカワイイ子だけは何とかして燈ちゃんを庇おうとしている。
ん?この竹下さんって1話の竹内さんとはまた違う子なのか?
実は各クラスに竹の名を冠する美少女が1人いるとかそういう学校なのか。いやまさか。

燈ちゃんの苗字は鈴木。留菜ちゃんという可愛い妹がいる。
と思いきやどうやら父親違いの子であるらしい。
母親は可愛い留菜ちゃんを可愛がっているが、燈ちゃんには辛く当たっている感じ。
曰くアンタは前の夫ソックリでブサイクなんだから勉強だけは頑張ってね!とのこと。なんともはやな言いぐさであるな。
そういう意味では妹の留菜ちゃんも可愛がられているというのはまた違うのかもしれない。オーディションとか言ってるし。
受からなかったりしたら留菜ちゃんもイビられたりするんじゃないかとなんだか不安な気にさせられる母親だ。

塾へと向かう燈ちゃん。その帰りなのかどうなのか、公衆トイレで着替えを開始する。
いや、着替えというか何というか・・・ほとんど変身であるなこれは。
ピチピチの服を着ることで体型を誤魔化し、脂肪を胸へと変化させる。
さらに化粧。ソバカスを塗り消し、二重瞼を作りまつげを延ばしてカラーコンタクト。
そして金髪のカツラを加えればあら不思議。冒頭で出てきた可愛い謎の女が出来上がったではありませんか!!

クソ・・・クソ・・・クッソ・・・アイツら・・・どいつもこいつもクソウザイ。
みんなまとめてブン殴ってやりたい!!

こ、これが化粧の威力という奴なのか!?
まさに文字通り化けております。いやあ女性の変わり方って怖いですねぇ。
凄くリアルな話なのかもしれないが漫画的にはどうなのだろうか。せっかく可愛い子が出たかと思ったらこれだよ!!

しかし変身した後の姿は妹の留菜ちゃんに似ている気がする。
やはり母親は同じなんだし素養はあるということか。逆に留菜ちゃんが同じようになることも有り得る訳だが・・・いやいや。

今回のサブタイトルは「さんにんめ」である。
うーむ、これはまさかまさかの777人目まで行く流れか!?
それともスリーセブンなだけに三人目で止まるのだろうか。
そうなると話を動かすのは優希、燈、プロテクター男の3人ということなのかどうなのか。
まだまだどういう方向へ進むのか分からない777。先が気になりますなぁ。
とりあえず共通してそうなのは蓄積された怒りのパワーは凄いという部分。
あと苗字が佐藤と鈴木というありふれた感じなのも共通か。もしも仲間が増えるなら次は田中か!?

この怒りがどこへ収束されて叩き込まれるのか。見物であります。最終的には彼らも幸せになれるといいですのう。



#4 夜の遊び  (2013年 28号)


街ですれ違う人たちが思わずガン見してしまうほどの可愛さ。
変身後の燈ちゃんはまさに注目の的である。何故普段からこの姿になれないのか・・・!!

燈ちゃんが街を歩く途中、何者かの声をかけられる。
また誰かをブッ飛ばしに行くのか?と。

ズバリ言い当てられ、驚き声がした方を見てみると、そこはビルとビルの隙間。
隙間に黒いものが挟まっている。これは・・・プロテクター男だ!!

夜遊びがすぎるな・・・しばらくは部屋でTVでも観て大人しくしてろ。
お前がブッ倒した4人は立山蛇のメンバーだ。上が出てくるとやっかいなことになるぞ。この辺で手を引くんだな。

どういう情報網を持っているのか、燈ちゃんが暴れていたことを知っているプロテクター男。
自身は強面優希と争っていた日の夜の出来事だと思ったのだが・・・
いや、同日であるとは限らないか。
まあ、情報収集はこのプロテクター男が自らやっているとは限らないわけですが・・・ふむ。

忠告された燈ちゃん。どうしてアタシのこと・・・と疑問を投げかける。
が、プロテクター男は細い空間の奥へ奥へとズズズ・・・と消えていく。
そう、まるで闇に溶けていくかのように・・・
そして何かにつまづいたのか足でもぶつけたのか悲鳴をあげる。し、締まらねぇなオイ!!
まあ、最初に見た時から実は挟まって出られないでいるのじゃないかと思ったりしたわけですけどね。

それはさておき、忠告された燈ちゃん。
援交オヤジの指はへし折るとして、狙われているという言葉には上等じゃんで済ませる。

強いヤツの方がブッ飛ばしがいがあるっつーの!

まあ、それを言うだけの強さがあるのは間違いありませんが・・・
事情通のプロテクター男が言うからにはヤバイ相手なんでしょうなぁ。

さて、今夜の優希は1人で家にいる。母親は仕事ですかな。
あの日出てきた怒れる優希を呼び出そうとするが出てこない。
さすがに抑え込んだ自分の内面の人格である。呼びかけただけで直に出てくるようにはならないか。

宅急便が来たらしくアパートの扉を開く優希。
しかし扉を開けた優希の前に立っているのは業者ではなく・・・プロテクター男。はひぃぃぃぃ!!

慌てて扉を閉める優希。そりゃそうなりますわな。何だよ!宅急便じゃないのかよ!騙したな!!って感じだ。
うん、やはり騙して扉を開けさせるようなマネしちゃいけませんよね。話を聞く気もなくなるってものだ。
いや、これはそういう問題ですらないか。

優希「ウ、ウチはビンボーなんで!!お金全然ないんで。お引き取りください!!」
怪人「強盗じゃねーよ!!こんなカッコでオレを外に出しとくつもりか?
優希「そんなカッコでくるからでしょ!!け、警察呼びますよ!!」

まったくもって優希の言うことが正しい。
こんなカッコでって、自覚はあったんかい!!
実際テレビにも出てる目立った姿なのに、夜とはいえあちこちに出歩いてさ・・・大胆すぎるでしょう!!

通報されそうになるプロテクター男。しかし次の一言で優希も別の意味での驚きを見せることとなる。
プロテクター男が用があるのは優希の中のもう1人の優希。
そう、自身ですら夢ではないかと思っている別人格に会った人物。それがプロテクター男なのである!!
なんでよりによってこんな怪人に知られちゃいましたかねぇ。

一方、夜の街を徘徊している燈ちゃん。
ゲームセンターを出たところで顔を腫らした男たちの出迎えに会う。
おっと、見つかってしまったみたいですね。そして助っ人も呼んでいるのか。
まあ、正面からかかってくる相手ならばどうとでもしようがある。
と思いきや、店員に扮した男がスプレーを燈ちゃんに吹き付けて来る不意打ち。これは汚い!!
いや店員に扮しているのではなく本当に店員なのかもしれませんがね。立山蛇・・・組織の力とはこういうものか!!

薬をかがされ眠らせられる燈ちゃん。車にのせて連れ去られることとなってしまいました。
うーむ、プロテクター男の懸念が的中でありますなぁ。はてさてどうなるのか・・・
矯正下着外したりしたら綺麗な顔のままたるんだ肉体がまろびでたりすることになっちゃうのだろうか・・・危険だ!!

プロテクター男は優希を誘っている。お前の力が必要だ!と。
それはなんですか?燈ちゃんの救出に手を貸せということでしょうか。
まあ優希の二重人格は顔つきまで変わるので後腐れがない。しつこそうな連中と戦うのにはいい才能である。
とはいえ今の優希はまだ怒れる優希を自由に出せる状態ではないのだが・・・あれは夢じゃないかとすら思ってるわけだし。
誘いを断ろうとするが、母親に心配かけたくないんだよな?と言い出すプロテクター男。おっと、脅しか!?

脅したり必要と言ってみたりしながら優希を動かそうとするプロテクター男。
一体こいつは何を考えているのだろうか?
行動を見る限りはそれほど悪い奴ではない。悪に制裁をくだす現代の仕事人のような立ち位置でいるつもりなのかもしれない。
しかし連載開始時の不気味さはほとんどなくなってしまいましたね。
スタンガン用いたりしたときはちょっと残念だったが、実はコミカルなキャラであることが今回でよくわかった。
殺伐としそうな話の流れで和みを提供するのがこのプロテクター男の役割だったんだよ!!なるほどなー。

そういえばようやくサブタイトルのカウントアップが止まりましたな。
主要キャラがやはりこの3人なのだろうか。しばらくしたらまた増えだす可能性もなくはないかな。



#5 ドライブ  (2013年 29号)


プロテクター男の怪人の誘いに乗り、連れ出される優希。
そんな格好しているくせして普通の車に乗っている様子。
本人が言うには、目立たなくていいんだ。ハイブリットだから燃費もいいしな。とのこと。
ハイブリットはさておき目立たなくていいんだというのはどの口でという話であるが。

通り魔をやっつけたプロテクター男はTVにも流れており有名である。
優希もその存在は知っている。玄関に現れた時は驚きが先立ってそうとは分からなかったんでしょうけども。
ともかく、優希は尋ねる。何してる人なんですか?と。

正義を成す者。とでも言っておこうか・・・

そ、そうですか。ご苦労様です。
親指立ててそんなこと言われてもな。確かにこう返答するしかない。

怪人「今・・・オレのことバカだと思ったとか・・・?」
優希「あ、そんなことないですよ(汗)」

さすがに本人にも言われるんじゃないかという想いはあるみたいですね。
妙な格好をしているくせして中の人は変に普通っぽいから困る。

怪人が優希のことを知っているのは、怒れる優希がチンピラをボコったところを見ていたから。
名前や住所は落とした生徒手帳を見て知ったんだと明かす。
それを聞かされ、やはり夢じゃなかったのかと自分の両手を見る優希。
その両手は殴りまくったせいか赤く腫れている。まあ、あれだけの力で殴りまくってりゃそうなるわな。

優希はその時のことを全く覚えていない様子。
はてさて、こんな状態で荒事の現場に首を突っ込んで行って大丈夫なのかねぇ。

その荒事の現場。
眠らされた燈ちゃんがイスに括りつけられている。
壁に手錠で括られていた優希に比べれば幾分かはマシな扱いでありますな。
しかし周りを囲んでいる連中が危ないのには変わりない。女性という事もあり、危険度は倍増ですな。

そんな燈ちゃんを助けるために車を走らせる怪人。
優希に対しては母親にチンピラを病院送りにしたことバラされたいのか?と脅しながら。
うーむ、正義を成すとか言いながら脅迫とかもするんですね。
矛盾をはらみながらも事を成すのが正義ということであろうか。深い話ですな。
まあ、ともかく悪いことをしに行くというわけではないから、その点だけはまだ気が楽である。

悪の城からお姫様を助けに行くんだ。超カワイイ子だぜ

うん。まあ、変身後の姿はカワイイですよね。間違いない。うん・・・まあいいや。

で、そのカワイイ変身後の燈ちゃん。
イスに括られたままでは抵抗できず、ボコボコにされている。
が、この場にいる大半の連中の目的はボコることではない。
足のロープを解き、襲い掛かろうとするチンピラたち。
しかし燈ちゃんはじっとこの好機を待っていたのであった。

足を絡ませて正面から器用にチンピラの親玉らしい男――結城の頭を締め上げる。
結城は体格を活かして燈ちゃんをイスごと持ち上げ、車のボンネットに叩き付ける。
そうやって足からは逃れることができたが、同時にイスも壊れて燈ちゃんの拘束も解かれる。

望み通り全員相手してやる。楽しもうぜ

ビッと構えを決める燈ちゃん。
おぉ・・・まるでどこぞの拳法の使い手みたいだ!!
大立ち回りしているし、ヌンチャクのひとつでもあればワイヤーアクションしながら完勝も有り得ますぜ!!

しかしさすがに人数が多い。
燈ちゃんは確かに強いのだが、武器を持った大人数に一人で暴れまわるのはやはり厳しい。

立山蛇なめんなよ

圧倒的不利な状況。次回はさらなるピンチが訪れるという。なんだ?矯正下着が耐えきれずに破れたりするのか!?
まあ、ピンチになっても助っ人が来てくれるだろうという安心感はありますが・・・
それにしても優希の相手が結城になりそうなのはいかがなものであるか。どうでもいいけど。



#6 役者は揃った  (2013年 30号)


立山蛇相手に一人で立ち回る燈ちゃん。

上等だよ!かかってこいクソが!!
殴らせろ。アタシを気持ちよくしてくれ

ふむ。気持ちよくしてやると宣言しているのだし、立山蛇の連中は大人しく殴られるべきでありますな。
それにしても、この最初のページの燈ちゃんの胸がすごくいい感じになっていて気になる。
ぬう・・・寄せ上げて作った偽の脂肪の塊だというのに・・・!!

それはさておき、大人数との戦いにさすがに限界が見える燈ちゃん。
強いけれどもさすがに多勢に無勢。しかも相手は女でも容赦せずに武器を振るってくるような連中である。
それでも最後まで諦めずに抵抗しようとする燈ちゃん。そこに――

だーかーら、言ったろ!!大人の忠告は聞くもんだぜ。

優希を無理やり引きずってプロテクター男が登場。ズルズル。
話し合いで終わると言われて連れてこられたら怖い人の群れがいてビックリな優希である。ハハハ。
燈ちゃんは優希に見覚えがある。そういえばベランダでチラリと遭遇してましたな。
この邂逅が後にどのような展開を引き起こすのか・・・
それは後の話とし、今はこの場を切り抜けるのが先である。

その女を今すぐ離せ。離せばスネークはつぶさない。放っといてやるよ

なかなかに強気な発言をするプロテクター男。
囲まれた状態でもそれは変わらない。

殺戮の天使を解き放つ時がきたか・・・
出番だ優希。一緒にクズ共半殺しにしてやろう。手かげんナシで行こうぜ!
行け!オカッパの悪魔よ!!

優希は別にオカッパでもないのではなかろうか。
というか天使なのか悪魔なのかどっちなのかと。まあ、そのノリは嫌いではない。

なんにしても、まだ通常状態の優希である。戦えるはずもなく逃げ回るのみ。災難ですなぁ。

やっぱちょっと早かったか・・・ま・・・しょーがねぇな!!

そう述べて自らが暴れ出すプロテクター男。おぉ!強いぞ!!
燈ちゃんと違い、武器を奪って使ったりもしているのでより効率的に敵を倒している。
いやー単に愉快なだけな人じゃないと分かってちょっとホッとしましたよ。

スネークの頭である結城。俺が出るとばかりに道具を寄越せと周りに声をかける。
その伸ばした手を取るのは燈ちゃん。

アンタは私と楽しみたいんでしょ?

と述べて、指折り。うーむ、エグイ。
さらに攻撃を畳みかける燈ちゃん。この思い切りのよさが強さの秘訣ですかねぇ。

結城は逃げ出したがまだまだスネークの連中は数が多い。
プロテクター男と背中合わせになる燈ちゃん。
だが、さすがに2人の強さにビビって怯みだしている様子。今なら脱出するのも不可能ではないか・・・

と思っていたらとんでもないことになりました。
逃亡したと思った結城、車に乗って突っ込んできやがりました
燈ちゃんは咄嗟にプロテクター男が突き飛ばしたので無事だったが、プロテクター男はまともに撥ねられる。
ついでに直線上にいたスネークの連中も巻き添えを喰らっていたりする。イカレタやっちゃなぁ。

さすがに燈ちゃんもこの光景は驚きの目で見るしかない。
撥ねられたプロテクター男を気遣ったりしてるし、優しいところもあるじゃないですか。
しかし、こんなイカレタことやっておきながらリスペクトするスネークの連中もやはりヤバイな。
「やっぱ結城さんパネェース!!」「兄貴ナイスヒット!!」うん。ダメだこいつら。

プロテクター男も装備でなんとか防げたようだが、さすがに身体が動かない。
ヤバイ状況であるが、この場にはもう1人いる。
廃車の中に逃げ込んでいた優希。それでも見逃してはもらえず、スネークの1人にしつこく追い立てられる。
その恐怖が怒りとなり・・・怒れる優希が目を覚ます

テメェしつけーんだよ。あんま調子ンのるなよ・・・ブッ殺スゾ。

よいタイミングで現れてくれた怒れる優希。
さあ、この殺戮の天使な悪魔がどう大暴れしてくれるのか!!
プロテクター男はスネークを潰す気はないと言っていたが、結果的に潰れることになっちゃいそうですね。まあ、仕方ない。
というか、スネークが潰された後、プロテクター男は無事で済むのだろうか。
今の状況に優希を追い込んだ原因だし、また殴られることになりそうだなぁ。
まあ、それも自業自得なので何発かは覚悟しておいてください。



777 スリーセブン 2巻


#7 ヒーロー?  (2013年 31号)


さすがのプロテクターも車で突っ込んでこられると厳しい。
ダウンして動けないプロテクター男と燈ちゃんに追撃をしかけようとする結城。
追い込まれて車まで使っておいて弱えクセに〜とかよく言えたものであると感心する。

だがまあ、本当に強い奴ってのはどういうことなのかを今から優希が教えてくれることになるんですけどね。
5人に分身した優希が立山蛇の連中をブチのめしていく。
いや、さすがに分身はしないか。奥から流れるように暴れているわけですな。

ボコりながらやってきた優希だが、目標はプロテクター男。
ああ、やはりスタンガン食らわせられたのを根に持ってるんですね。そりゃそうか。

そのスキに後ろからバットで殴りかかる結城。
しかし振り向きざま素手でそのバットをキャッチする優希。うーむ、ハンパねぇな。

ハイ!!次、地獄に行きたいヤツ手ぇあげて!!

何だかノッテきた感じの優希。暴れまくりであります。
プロテクター男は豹変した優希の正体はさっきオレが連れてきたヤツだよと燈ちゃんに明かしてしまう。
さすがに本人の同意も無しにバラしまくるのはいかがなものであろうか。

アイツはやればできる子なんだ

親指を立ててそんなことを言うプロテクター男。
それはそうだが、やればというより無理矢理やらせているという流れではなかろうか。
ともかく、優希の暴れ方はかなり凄まじい。頭の結城も驚愕。

潰される・・・俺の蛇が・・・何なんだあのクソガキ・・・
ダメダメダメダメ!!アレまともにケンカしたらアカンヤツや・・・

燈ちゃんと比べても遙かに強いって評価なんですかね。
戦闘モードに入るまでに時間がかかるし、それからも手はつけられないがとにかく強い。それが怒れる優希である。

というわけで、まともなケンカは避けて再び車を用いようとする結城。
この車も今日一日の短い時間でえらく酷使されているなぁ。
しかしさすがに1度行った手が2度もうまくいくはずがない。
フリーになっていた燈ちゃんにブチのめされる結城でありましたとさ。

無事に窮地のお姫様を救った優希。
プロテクター男は気絶した優希と燈ちゃんを乗せて車を走らせている。
おや、燈ちゃんも一応感謝の気持ちはあるんですかね?素直に車に乗っているとは。
まあ、暴れまわっていた優希がスタンガンでまた気絶させられて運ばれたりしたら気にはなるか。

コイツ、いったん怒るとどこまでやるかわかんないから・・・放っときゃ殺しもやりかねない。
止め方よくわかんないし・・・あーするしかないんだ。

何とも無責任な話である。いや、止めてくれるだけ責任感はあるということなのか?
何にしても毎回ビリビリさせられてはたまったものではない。身体に悪そうだ。
逆に慣れてしまい耐電体質になるという可能性も・・・どんだけ食らい続ければなれるのだろうか。

プロテクター男が何者なのか。何が目的で燈ちゃんや優希に近づいたのか。
一応話す気はあるらしいが、燈ちゃんとしてはもう会うこともないしどうでもいいかという気持ち。
しかし、それはありえないと返すプロテクター男。どういうことでしょうね?

立山駅でおろしてもらい、元の姿に戻るために着替えようとする燈ちゃん。
去り際にプロテクター男は決定的な言葉を叩き付ける。

これからお着換えか?
シンデレラは忙しいな鈴木燈・・・

自分の正体を知るプロテクター男。これは逆に燈ちゃんの方が気になってしょうがない存在となった感じ。
燈ちゃんは優希のことを知ったし、プロテクター男の正体を探るために接触してくるかもしれない。
しかし変身前の姿で優希に話しかける度胸が果たしてあるのだろうか?

何にしてもこの3人組、全くもってまともな奴がいない。
果たして協力してコトを成すことができるのであろうか?
プロテクター男の正体とそのノリが希望であるが・・・
しかし、揃ったとして何をするのでしょうね。正義を成すとはどういうことなのか。気になります。



#8 仮面の下  (2013年 32号)


優希たちにボコボコにされた上に逮捕される立山蛇の連中。
まあ車の窃盗など余罪があるみたいだししょうがないですね。
プロテクター男の言う通り、大人しく燈ちゃんを返しておけば潰されずに済んだものを。

どうやらボコった後にプロテクター男が通報をしたらしい。
現場にかけつけた警官は連結バンドで手足を縛られた立山蛇のメンバーが転がっていたのを発見したそうな。
警察としてはグループ内での仲間割れ、もしくは他の窃盗グループによる犯行とみて捜査を続けている。
が、今回も登場のトニーさんは言う。あの仮面の男の仕業ですね、と。

どーだ仮面の男・・・1杯やりながら今の日本について語り合ってみないか?

てなことを述べるトニーさん。なかなかにおおらかな意見でありますな。
会ってみたら余罪を調べられててトニーさんボコられるなんて流れじゃないといいですけどね。いやそれはそれで・・・

それはさておき。
昨日大暴れした影響でかなり疲れがたまっている様子の優希。そりゃそうだ。
授業中も爆睡。先生や周りが起こそうとしても起きない。
それどころか昼休み中も眠くて仕方がない。というか全身が痛い。
まああれだけの力を発揮してるのだし、元に戻ったら反動が凄いのは当たり前の話でありますか。
そう考えると損な部分を担当させられている気がしないでもないですな。助かってる部分も大きいとはいえ。

放課後理科準備室に呼び出しを受ける燈ちゃん。
時を同じくしてメガネの間宮先生に理科準備室で話をすることとなった優希。
どうでもいいが優希は部活動やってるんですな。ソフトモヒカンの与田先生が顧問とのことだが何やってるのだろうか。

優希のクラスの担任である間宮先生。何か悩みでもあるなら遠慮なく言ってくれと語る。
いい先生である。かと思わせておいて疲れてるだけという優希の返答に対するセリフがコレ。

あんだけの人数1人で半殺しにすりゃ、そりゃ疲れるわな

メガネを外し、首を傾げながら語る間宮先生。おやおやこれは。

また忘れたのかイカレ野郎。昨日のことだよ。
お前がグズグズしてるから轢かれちまっただろアホ。
おかげでろっ骨にヒビ入ったぞ。プロテクターなかったらヤバかった・・・

さすがにプロテクターをつけてても完全には防げないのか。
しかしろっ骨にヒビって結構痛いと思うのだが、よく平然としていられますな。

そんな話をしているところに燈ちゃん登場。
その燈ちゃんにも昨日のことをズケズケと話し出す間宮先生。
燈ちゃんには立派な拳ダコがあるようだが、やはり格闘技の経験でもあるってことなんでしょうか。
まああの母親だし、小さいころから色々習わせられていたとしても不思議はないかな。

これだけ昨日のことを言われても不審そうな目を向けるだけの優希と燈ちゃん。わけわかんないってか?
ならばこれならどうだと決定的な品を取り出す。

オレだオレだオレだー!!
ビビった?

プロテクター男のマスクを取り出して見せる間宮先生。
おやおや。思ったよりあっさり正体を見せてきてくれたものでありますね。
いや、正体を明かすつもりだとは前回も言っていたし、そこは気にしていないのか。
むしろ正体を明かし、この2人に何をさせるつもりでいるのかが気になる所である。

職員室にいるときはマジメな感じの教師だったのにメガネを外したら陽気な感じになっている。
優希のようなハッキリとした二重人格ではなく、感情の使い分けが上手いってことなんでしょうな。大人だ!!

さてはて、役者が学校で勢ぞろいをしたわけであるがここからどうなるのか。
助けてもらった恩はあるとはいえ、不信感はむしろ増したんじゃないかと思える燈ちゃん。
優希としても先生に危ないところに連れ出されたのかよという思いはあるでしょう。
纏まりそうにない雰囲気だが間宮先生はどう纏めるのか。
どちらも親に報告されるとヤバイ身であるし、脅しながら協力させるのだろうか?気になるところでありますな。



#9 サイコ3人  (2013年 33号)


驚愕の事実を聞かされて盛大に驚く優希。
これだけ驚いてもらえれば間宮先生も満足でありましょうな。
そして一番驚いていそうなのが燈ちゃんの素顔について。ウ、ウッソーん!?
まあ、可愛い子を救いに行くと言われて行ってみたら本当に可愛い子がいた。でも素顔がこれでしたってんじゃなぁ。驚くわ。

そんな混乱の優希たちに間宮先生は告げる。

今日は2人に頼みがあるんだ。
お前らに、ゴミそうじを手伝ってほしい

ふむ。正義を成す者としての仕事を手伝えと言う話ですかね?
東京は今公然ワイセツから殺人・強盗・強姦まで犯罪のデパートといえるような状況である。
中でもこの立山市一帯の犯罪発生率は東京でも最悪とのこと。

今、オレたちがこーしてる間にも老人が金をダマしとられ、子供はイタズラされ、罪のない女のコがイカれたヤツに殺されてる。
誰かが正義を示さねば悪はますます増長する・・・

確かにその状況に思う所がないわけではないが・・・
それならば警察があるしと優希。
しかし間宮先生、ヤツらはコトが起こった後でしか動かないし信用できないとのこと。

特にこの街の警察はな

ん?その言い回しは何だ。何か癒着でもしているという話なのだろうか。
その辺りに触れるかどうか・・・気になる所だ。

ともかく、間宮先生はバラされたくなければ協力しろと脅しながらお願いをする。
まあ確かに自分の正体も明かしていることだし立場としては五分である。
向こうが裏切ってバラすのであれば、こちらも先生のことを学校にバラすことができるわけだ。
その交換条件を受けて燈ちゃん。

いいですよ・・・バラされたくないし・・・でももし裏切ったりしたら絶対許しませんから・・・

思い切りがいいですねぇ、燈ちゃん。
まあ今まで一人でやっていたのとそれほど変わりがないといえばないですしね。
気兼ねなく殴れる相手を紹介してもらえるというのならそれはそれで願ったり叶ったりな感じはある。

だが優希はそうもいかない。本来は大人しい子である。
2人のことは絶対に言いませんからと立ち去ろうとする。が、どうにか考え直させようとする間宮先生。
肩を掴み、強引に座らせようとする。ものだから、怒り優希が現れてしまいました。おおう。

優希の強さは昨夜の一件で十分承知している。燈ちゃんも身構えるが簡単には手出しできない。
なので学校にも持ち込んでいたスタンガンを取り出す間宮先生。でたー!!

優希「そんなモン持たねぇとオレとやれねぇのか!?あぁ!?マスク野郎!!」
間宮「その気になればお前の腕の1本2本ヘシ折ってやれるよ。佐藤を傷つけたくないだけだ」

これは強気で返している言葉なのか本気の発言なのか。まだ意図は読めない。
どうやら怒り優希は表の優希とは違いどちらの記憶もあるらしい。
主人格というわけではないが、性質上そうなるってことなんですかね。

間宮先生は怒り優希に対して説得を行う。
お前のことがバレたら佐藤は病院へ直行だ。薬づけにされてお前の存在は消えるぞ。それでもいいのか?と。

お前の暴れる場所はオレが用意する。そこで思う存分暴れろ。

そう語り、スタンガンを置いて回答を待つ間宮先生。
ふむ。どうやら怒り優希としては先生の言う正義の味方ごっこに乗ってもいい考えらしい。
だけど自分は優希の一部なので説得するならアイツを説得しろと言う。今日は引っ込んでやるとのこと。
そして怒り優希は消える前に述べる。

正義の行使か・・・おかしいな・・・アンタの目はそんなこと言ってないぜ

ふーむ。間宮先生も単に正義を名乗るだけの男ではないということですかね。
その考えに至るまでに色々とあったのでしょうが・・・真の目的はまだまだ秘す段階にありそうだ。

怒り優希が引っ込み、残ったのは気を失った優希のみ。
燈ちゃんはこの人キケンじゃない?と危惧するが、戦いに切り札は必要だと述べる間宮先生。
まあ確かに。強さと言う面では飛び抜けていますからねぇ。
しかしその危うさも飛び抜けている感じ。うまく誘導できればいいのだが・・・

というわけで、言われた通りに優希本人の説得を行う間宮先生。
怒りを出し尽くせばアイツは消えると説明をしたらしい。

理科教師のオレが言うんだから間違いない

全然関係があるように思えない!!せめて化学教師とかそういう言い方はできなかったのだろうか。
まあ実際適当に言っているだけなんだろうが・・・でも可能性はなくはないか。優希もそう考えて乗ったのであろう。

間宮先生はプロテクターを着用し、燈ちゃんはメイクを済ませている。変身前の優希はただのジャージ姿。
その3人がビルの屋上で密談。
これからチームとして動くと言うことで、正体がバレないよう燈ちゃんがアダ名を考えてきてくれました。

先生はマスク。アンタはチェリー。でアタシはフェイク

まんまといえばまんまなネーミング。て、確かにチェリーボーイかもしれないがその呼び名はどうなんだ。
というか優希も普段は変装するなりなんなりした方がよくないかね?
暴れる時は変身するとはいえ、普段の顔のままでこの2人と会っている所見られたらまずかろうに。
まあ、それはさておき――

見ろよ。この街は悪意に満ち満ちてる・・・
行こう。正義を示しに

ついに組み上がった正義を成すチーム。
チーム名はサイコ3人でよろしいのですかね?いやしかし凄いサブタイトルだ。納得はするけどさ。
ここからどのように3人の活躍が描かれていくのか。マスクこと間宮先生の本来の目的はなんなのか。
優希の過去に何があり怒りの人格ができあがったのか。燈ちゃんは変装後の姿のままでいる気はないのか。
色々と気になりますなぁ。今後の展開が楽しみです。



#10 真実一路  (2013年 34号)


立山市の犯罪発生率は都内でもワースト1。
中でも凶悪犯罪。子供・女性が被害者となる犯罪が目立っているという。
当然の如く、警察も取り締まりの強化を行っている。
警視庁立山警察署では署長である加納伸明さんから訓示が読まれている。どうでもいいが何か危ない目つきの人だな。

警視庁立山警察署刑事組織犯罪対策課の所属である2人の刑事。
柳貴史後藤田真二郎。今回はこの2人の目線で物語が展開されます。

柳貴史。アダ名はシンゴ先パイ。なんでシンゴなのかは・・・まあ、似ているからじゃないですかね。
タバコを使っての警察無線芸とか使えるし・・・そりゃあアダ名もそうなるさ。

後藤田という刑事はルーキーと言われるぐらい若い。
シンゴ先パイがこの辺も物騒になっちまったと嘆く中、オレらが片っ端から悪いヤツ捕まえりゃいいんスよと鼻息が荒い。
うーむ。若さに溢れておりますねぇ。熱い熱い。

刑事の中でも立山一帯だけ犯罪がダントツで多いことに疑問を抱いている人もいる。
こんなベッドタウンいくつもあるというのに・・・何でだろうか?怪しい電波でも出てますのかね?

車中で話し込んでいる所、近くの町でコンビニ強盗事件が発生。
サイレンをつけて急行する2人。
しかしその目の前に転がり込んでくるのはそのコンビニ強盗犯。
思いっきり轢いちゃったみたいだけど大丈夫なのかね?
まあ、同じように轢かれた経験のあるマスクが自業自得だ。立てオラとか言ってるぐらいだし平気そうね。

警察に見つかってしまうマスク。
正義の味方を名乗っていてもやっていることは傷害として罪に問われるのは間違いない。ヤベ・・・
しかしマスク以上に派手にコンビニ強盗を叩き伏せ、パトカーの上に放り投げるムチャをする男がいた。怒れる優希ことチェリーだ。
なんというか楽しそうでありますね。

チェリーに気を取られているうちに逃げ出すマスク。
シンゴ先パイがコンビニ強盗を押さえているうちにマスクを追う後藤田。
行き止まりの路地に追い込む。と思いきや、壁を三角蹴りして柵に飛び移るマスク。おぉ、すげぇな。

しかしそれで諦めるほど冷めてはいない後藤田。パイプを登って追いかけていく。
そしてとうとうビルの屋上にまで追い詰めることに成功した。

まじめだな。ここまでついてくるなんてたいしたもんだ。
気をつけた方がいい。いい警官は早死にするぜ・・・特にこの街では・・・

そう言い残し、ビルの柵を蹴って隣のビルに飛び移るマスク。マジかよ・・・
ビルの柵という不安定な足場を使ってこんな命懸けのアクションを平然とこなすだなんて・・・
強さよりもなんというかやはりマスク状態の間宮先生はテンションがおかしいと思える。

それにしても意味深な言葉を残しているがどういう意味なのだろうか?
やはり警察の上の方に問題があるので立山市の犯罪が増加しているという流れだろうか。
確かに署長は怪しそうな風貌でありますが・・・うーむ、気になる。



#11 バーニング  (2013年 35号)


新章突入巻頭カラー!!
3人組の見開きカラーがなんともカッコイイ。センターはマスクなのか。
しかし今回の倒すべき悪はかなりヤバイ奴の様子。
猫を生きたまま焼き殺すとか・・・どんなイカれ方だ・・・

当然の如く凄い鳴き声をあげる猫。
火の勢いによりアパートの外壁が焦げている。住人が気付かなければ酷い火事になっていたかもしれませんなぁ。
しかしどうでもいいがこの住人の萌えTシャツが凄い気になるんですけど。

マスクこと間宮先生は自宅でディスプレイを何台も並べて街の様子を観察している。
これは各地に監視カメラを仕掛けているってことなのだろうか?
しかも警察無線を傍受しているらしい描写もある。
なるほど・・・やけに街の裏事情に詳しかったり、犯罪を突き止める速度が早いと思ったらこういうことか。

とはいえ全ての場所に目が行き届くわけでもない。
猫を焼いた男の姿は監視カメラにも収まっていない。
とはいえこの不審火は既に何件も発生しており、このままでは不審火では終わらなくなる可能性も高い。放ってはおけない。

少し考えた後、とりあえず今日は眠ることにする間宮先生。
その際、何やら医療器具に繋がれて眠っているらしい人物に声をかけている
なんだ・・・?意識不明の寝たきり患者を身内に抱えているのか・・・?
これが間宮先生が悪を憎むようになった理由なのだろうか?うーむ、気になる。

動物を燃やす事件は既にこれで7件目。
このままではエスカレートしてネコじゃ済まなくなるぞと刑事たちも危惧している。
確かにネコを生きたまま焼くなんていう猟奇性はかなりヤバイものがありますものねぇ。早くパクんないと・・・

立山警察署の刑事組織犯罪対策課の一同が捜査に乗り出そうとしている。
警部の他に川さん、ハンサム、長ぐつ、ボーズにシンゴといったそれぞれのアダ名を持つ面々。何の刑事ドラマだよ!!
前回出ていた後藤田刑事はボーズってアダ名なのか。もうこの部署に居る間は髪伸ばせないな。

と、警察が動き出すのと同じタイミングで放火犯の退治に乗り出す3人組。
犯人の生活圏の狭い範囲で行われていると思われる放火。3人でバラければ発見できる可能性はある。
警察も張ってるだろうし、そっちが発見するならそれはそれでいいという構えだ。
連絡は間宮先生が渡したスマホの通話ソフトで行うこととする。なるほど。

あの・・・ボクのもう1人が暴れてから2日間くらいかな・・・体中が痛くて何もする気がおきなくて・・・
もうすぐ期末だし・・・マスクとフェイクには悪いけど、ボク中4日くらいの当番じゃダメですか?

飛び抜けた力を持ってはいるがその分それだけ反動が大きい優希。悩ましいところだ。
まあ優希の気持ちはわかるが悪党は大人しくしててはくれないでしょうからなぁ。
せいぜいチェリーが現れる状況にならないことを祈るしかありませんな。

とあるスーパー。そこで新米のバイトが注意されている。
若いからって声が張れるものではない。だからって客を無視しちゃいかんとは思うけどね。
怒られると内心ムカつくのは分からないでもない。
とはいえ妄想の中でもこの暴れ方はヤバイ。
妄想で発散できるならよいが、そうならない場合どうなるか・・・今回の事件のようになるわけか。

その夜。警察は他県で放火を行った罪で2年くらってたヤツが立山に来ていることを突き止める。
連続放火魔事件の容疑者として大久保敬さんに話を聞きにいくボーズとシンゴ。わんばんこ。
逃げ出したところを確保したが、どうやらこの放火事件とは関係なさそうでした。空振りかー。

もちろん本物の犯人はスーパーのバイト君。
怒られたストレスを動物にぶつけている様子。なんともはや救いがたいクズの行動ですな。
今回やられたのはネコではなく犬。しかも飼い犬である。
ブロックで頭を砕いた男はそのまま犬を焼こうとしている。うーむ、どこまでも外道な・・・

動物好きからしたらまさしく悪夢としか思えないような犯行である。
もちろん火が燃え移ったら人間が死傷する可能性もあるのだが、それ以前に嫌悪感が凄い。
これ以上被害が広まらない内に早く確保してしまいたいところだが・・・

間宮先生の秘密や優希の消極的な態度など、まだまだチームにも不安な要素はある。
ここはひとつチーム名でも決めて団結感を強めて見てはどうでしょうか。
その結果チーム名が777になるのかもしれないが、はてさてどうなりますか。



#12 エスカレーション  (2013年 36+37号)


放火犯の犯行は野良猫から飼い犬へエスカレートしている。
どうやら前回の放火では逮捕には至らなかったみたいですな。
しかもその後も放火を続けており、既にネコが7匹、犬が3匹やられているという。恐ろしい。
さすがに朝のニュースでやるにしても凄惨な内容な気がしますな。アカン。
そしてポールの発言もアカン。これだからアメリカンジョークはつまらないと思われてしまうんだよ!!

立山警察署の刑事組織犯罪対策課も威信にかけて犯人逮捕に全力を挙げようとしている様子。
新たにカクガリダンディといったメンバーも捜査に加わる。
そして放火犯は高い確率で現場を見に来るという例に漏れず放火事件直後のヤジ馬の中に犯人がおり写真を撮られている。
これは逮捕は秒読みとなりそうな気配でありますな。
さらにいうと犯人がライターオイルを使っていることから大量に購入している者が怪しいとみることができるわけだ。ふむ。

しかし1週間が経過してもまだ逮捕はされていない。
その代わり犯行も鳴りを潜めている。
放火はもうやめたんじゃないかという優希たち。しかし間宮先生はその反対だと断じる。

バカは調子にのる。10回やってもまだ捕まってない。自信を深めたハズだ

確かに結果として捕まってはいないが包囲網は狭まっているんですよね。
まあ、それに気付かないのがバカなんでしょうが。
とはいえ逮捕できないのではそのバカもバカにしきれないのが困りどころである。

やり方を変えようと提案する間宮先生。
3人はこれから放火のターゲットが人間になったと仮定して動くようにする様子。
犬で満足できなくなりエスカレートしたとしたら、次に狙われるのは・・・という話か。
さすがにおぞまし過ぎるしあっては欲しくない想定だが先生の言う通り、何かあってからじゃ遅いですわな。

今日もバイト先でオバチャンに怒鳴られる放火犯。
バイトだからやる気出してないとか言ってるがわざわざ怒られる方が面倒くさいだろうになぁ。
必死でやれとは言わないがせめて怒られないようにしておいた方が本人もストレス溜まらないだろうに。

しかし犬にも飽きたな・・・このババァ燃やしてやろうか(笑)あー・・・ババァの悲鳴聞いてもな・・・

おや、てっきりそういう恨みの晴らし方になるのかと思ったら違うのか。
あってはならないことだがまあそれなら納得できるかなと思った。
しかし放火犯が狙いをつけたのはもっとヤバイ方であったという・・・こ、これは・・・

シンゴと後藤田刑事の2人はライターオイルの購入者について聞き込み。ようやく放火犯の店に辿り着く。
そして店長からライターオイルの在庫数が合わないこと、そしてヤジ馬の写真の男が店で働いているバイトの宮田であると知る。
ようやくここまでたどり着いたか。だが・・・

放火犯宮田は既に新たなターゲットを求めて動き始めている。
間宮先生の言う通り人間を狙うこととした様子。
そして間宮先生はこうも言う。塾帰りの小学生が狙われると。

アイツは自分がコントロールできる弱いモノしか狙えない
幼児はムリだ。親がついてる。小学生も学校帰りは狙えない。犯人はいつも夜動く。
塾帰り、親が迎えに来ない1人で帰宅する小学生を狙うと予想される。
放火発生圏内にある塾が8つ。そのうち3つに警備員がいない。そこをオレたちで見張るんだ。

なるほど。さすがにマスク。イカれた犯罪者の心理をよく考えている。
3人はそれぞれに見張りを行っているのだが人間が狙われるとは半信半疑である優希はやる気の欠けた様子。
テストも近いし見張りながら単語の勉強でもしようとか考えている。おやおや。
そしてそんな優希の目の前に犯人である宮田が座っていたりする。おやおやおやおや。

犯人を見過ごす優希。それに対しチェリーが忠告のために現れる。
別人格ではあるがずっと起きていて様子を伺っていると言ってましたものねぇ。こういうことも出来る訳か。なかなか便利だ。

それにしてもチェリー、お前の目はフシ穴かと優希に告げているが、もう犯人を特定したのだろうか?
何にしても子供が狙われるのは本当にシャレにならないのでどうにか食い止めていただきたいものである。
警察も動いてはいるがタイミング的に一番速いのは優希となりそうだ。はてさてどうなるか。



#13 月夜の晩  (2013年 38号)


放火魔・宮田の放つ陰陰滅滅とした様子。悪意に満ちた目つき。裏の優希はそれを見逃してはいなかった。

あれは獲物を探す目だ・・・どーした優希?なぜお前が気付かない?

まるで気付いて当然。気付くべきと述べているかのような言い方をする。どういうことでしょうかね?
怒れる優希が生まれることになった原因に関わることなのか・・・
それはまだわからないが、怒れる優希は窓の外を見るよう優希を促す。
横断歩道を挟んで塾の正面。街路樹のカゲにいる男・・・あれは・・・

と、いい感じにアドバイスをくれる怒れる優希だが、外から見るとこの会話の様子は実に危ない
自分で頬をつねって痛がりつつブツブツと誰かに言い聞かせるように喋る男。こりゃ怖い。
そりゃあ目撃した人たちも思わず指をさしてしまうってものである。

宮田の姿をよく見れば確かに怪しいことこの上ない。
アドバイスを受け入れて動き始める優希。よい判断ですな。

急いで店を出てマスクに連絡を取る。
しかしどうやら宮田は既に目標を定めたらしく、自転車の小学生を車で追っている。
優希も自転車で後を追い、何かあったらマスクたちに連絡を入れる手筈とする。さてさてどうなるか・・・

一方刑事の2人は宮田の家を訪れる。
もちろん宮田は部屋にいないため大家さんに頼んで鍵を開けてもらう。
踏み込む刑事。中には空のライターオイル。これはまたいきなりな・・・

部屋には大した物は置かれていない。
しかしPCを立ち上げてみてみると、その壁紙はいきなりのグロ画像
うーむ、こういう画像を見たがる人ってのはどういう考えでいるんでしょうかねぇ。さすがに理解はできない。
まあ、画像を見る人が皆犯罪を犯すとは言わないが、こりゃ刑事の心象は真っ黒になりますわな。当然。
バイトあがったはずなのにまだ帰って来てない宮田のことを考えると一気に不安になる刑事たち。
警部に連絡して特別警戒体制をしいてもらうこととなりました。むう、一手遅いか・・・

自転車で必死に追いかける優希だが車を見失ってしまう。
いや、走った先の道で見つけたのは車に後ろからぶつかられたかのようにひしゃげ、倒れたまま放置されている自転車を見つける。
子供が使うような筆箱があったりしますし、これはやはり連れ去られた流れであるか・・・

急いでマスクに連絡。
マスクはその近くに連れ込めそうなヤバそうな所が2、3箇所あると教えてくれる。
ふむ、マークしたマップを調べて救出するために動く流れでありますな。手遅れでなければいいが・・・

マップのB地点で宮田の車を発見する優希。
そのバンパーには衝突の跡がある。やはり車で自転車にぶつかって動きを止めて拉致したわけか・・・外道な。

マスクはフェイクを回収し、すぐに行くから待っていろと指示を出す。
しかし優希、これでもし間に合わなかったらと不安に思う。
震えながらも意を決し、単独で救出に向かう優希。
確かにこれで救うことが出来なかったら自分を許せなくなりそうですものねぇ。
自分が人を狙う犯罪なんて起きるのかと甘く見ていた結果、犯人を見逃し犠牲者を出す。これは自責の念に駆られる出来事だ。
そんな気分は絶対に味わいたくはない。どうにか間に合って欲しい・・・

こっそりと忍び込んだ優希の目に飛び込んできたのは縛られて転がされている女の子の姿。
涙を流しながら恐怖に目を見開いている少女の姿がなんとも可哀想でならない。

急いで解放してあげようと動く優希。しかし少女は何か警告を発しているかのような表情になる。
やはりすぐ側に犯人――宮田がいたか・・・うかつだったな優希。

後ろから殴り倒された優希。これは一体どうなるのか・・・
まあ、表の優希が気絶しても裏の優希が出てくるだけだからあまり心配はしていませんが。
ただマスクたちがいない状況だとやり過ぎて殺してしまったりしないかと別の心配が生まれてしまう。
マスクたちは間に合うのか。そして警察はどのタイミングで現れるのか。
さすがにここで逃がしてしまい、少女が酷い目にという展開はない・・・はずだと思いたい・・・うん、きっと大丈夫。



#14 悲鳴  (2013年 39号)


殴れ!暴れろ!!ぶっ倒せ!!!
777 スリーセブンの1巻は9月6日金曜日発売!!なかなかいい感じの表紙でありますな。

優希が宮田の尾行を開始している頃、警察も犯人の行方を捜して奔走している。
どうやら宮田の車はレンタルであったらしい。レンタルの車でぶつけてやがったのか・・・
そして宮田の件と関係があるか不明だが市内の小学5年生女児が塾からまだ帰ってきていないという話を聞かされる。
うーむ、悪い予感が凄いする話ですなぁ・・・まさしくその通りなんですけどね・・・

さて、宮田を追って小学生を助けにやってきた優希。
しかし後ろから殴り倒されて気絶してしまった様子。
バチャバチャと身に浴びせられる液体の感触で目を覚ます。これは水・・・いや違う。灯油か!!

手足をテープでグルグル巻きにされて地面に転がされている優希。
うーむ、チェリーが出てきてくれるのかと思いきやそういう流れではないみたいですな。これは危険だ。
着火されたら一瞬で火ダルマである。恐ろしい。そりゃ勇気も悲鳴を上げる。

宮田はそんな優希の様子を見て爆笑。嬉しそうだなぁオイ。

優希が何者なのか。どうしてここにいるのか。そんなことにはあまり興味がない様子の宮田。
燃やせる人間が増えてラッキーだったぐらいにしか考えてない様子。狂人め・・・

おじょーちゃんは運が悪かったね。いい声で鳴いてよー・・・

少女の口を塞いでいたテープを剥がす宮田。
しかし少女は恐怖のあまり震えるだけで声が出ない様子。目を見開き、表情が固まってしまっている。
その少女の髪を燃やしてみる宮田。ホント、何してくれてんだコイツは・・・
しかも恐怖で悲鳴も上げられない少女に対し、それじゃおもしろくないんだよと殴り始めたりしている。

優希は何とか止めさせようと必死に話しかける。
一体何でそんなことを。その子まだ小学生くらいなのに・・・と。

はい?理由なんかあるかアホ。悲鳴が聞きたい・・・生きた人間燃やしてみたい。それだけだわ

本当に狂っているとしか思えませんわな。こりゃ。
フェイクとマスクは優希に何かあったと気付き、車を急がせている。間に合うか・・・?

宮田は焼くだけでは飽き足らず、その後バラバラにしようと刃物を多数持ち運んできている。
一体それは何のために・・・?脅しの道具なのか、本当にバラバラにしようと考えていたのか・・・狂人の考えはわからん。

刃物を目の当たりにし、ついに少女の心が耐えられなくなったのか、涙と共に悲鳴があふれ出る。
その悲鳴を聞いて興奮する宮田。そのまま焼こうと灯油を浴びせかけだす。オイオイ。

何とも胸糞の悪くなる存在である宮田。
しかし読者の我慢の時間はここまでである。ようやく怒れる優希――チェリーが姿を現してくれた。
その力で封じられていた手足を解放し、立ち上がる。

そろそろお前の番だぜ。いい声で鳴いてくれよ・・・

危ないところで出てきてくれた。良かった。
まあ、ここでチェリーがどうにかされるのは想像もつかないのでそこの心配はない。
心配するならば宮田を殺してしまわないかという部分だが・・・まあ、マスクたちが間に合うのに期待しよう。
しかしこの少女の今後が凄く心配だなぁ。心に傷を負ったというレベルではあるまいて。

それにしてもやけにチェリーが目覚めるの遅かったですな。
表に出ずにアドバイスをくれたりするぐらいだし、もっと簡単に出てくるものかと思ったのだが・・・
これはむしろチェリーが優希に犯罪者の酷さを見せつけるため、ギリギリまで待っていたのかもしれませんな。
怒りを全部自分に押しつけて来たとチェリーは言っていた。だからその優希に怒りを感じさせようとしている。
そのような想定もできそうですが、はてさてどうなんでしょうか。



#15 似て非なる者  (2013年 40号)


少女を焼き殺そうとするイカれた放火魔・宮田に怒りを爆発させる優希。
この状態になってしまえば負けはありますまい。やってしまってください!!

宮田はというと、さすがに雰囲気が一変した優希を見て警戒している。
さっきまで悲鳴を上げていた少年からいかつく怖い男に変貌しているのだしそりゃ警戒するわなぁ。
だがお楽しみを邪魔されたことに対する怒りの方が警戒心より強い様子。
両手に刃物を持って襲い掛かってくる!!
うん、まあ普通刃物を持っていれば圧倒的に優位と思いますわな。宮田の判断もそこまでおかしくはない。
ただ今回は相手が悪かったということでありますな。

現地にようやく到着したマスクとフェイク。
マスクはフェイクに消火器を持たせ、嫌なモンを見ることになるかもしれないから覚悟しろと述べる。
うーむ、なんだか凄いフラグを立てているような気がしますぞ・・・

しかしさすがにチェリーは強い。
刃物を構えた相手に恐れることなく跳び蹴りをかます。
盛大に鼻血を吹いて倒れる宮田。かろうじて右手の包丁は保持しているが早くもフラフラである。
そんな宮田の前にかがみこんでチェリーは語る。

アイツの一番キライなモンを教えてやろう。
ガキに手あげるヤツだ。お前みたいなヤツだよ

ふむ。この発言は優希の過去に関わる話に繋がりそうですな。
小さい頃の優希は大人に手をあげられ怒りを溜めこみ、チェリーを生み出すこととなったのだろうか・・・

その件についてはさておき、今は目の前の放火魔についてだ。
まだ暴れようとする宮田。その包丁を掴む右腕を掴み、膝蹴りでへし折るチェリー。さすがに容赦ないな。当然だけど。
悲鳴をあげる宮田をさらに殴打する。テメェがワン公にやガキにしたこたァ、こーゆーことだろ!!まさにその通りだ。

勢いよく宮田をぶっ飛ばすが、勢いがつきすぎたのはよくなかった。
宮田は転がされている女子の側まで吹き飛んでいる。
その結果、女子を人質に取られる形となってしまった。こいつは失策ですな。

宮田「動いたら、コイツの目エグり出す
チェリー「したらオレはお前を殺してやる

お互い脅しではないセリフを吐く。
しかし宮田としてみればどうやら生き残るつもりはない様子。

オレだってバカじゃない。ここまでやったら何年くらうか・・・コイツと一緒に焼け死ぬ方を選ぶわ

そういって女子の上に跨ったまま頭から灯油を被る宮田。
うーむ。こんな杜撰な犯行だとすぐバレるだろさすがにと思ったら・・・こんなこと考えてやがったのか。
どこまでもどこまでも迷惑な狂人である。救えない。あとやっぱりバカには違いないと思いますよ。このバカ!!

同じように灯油を被っているチェリー。助けに入ろうとすれば自身も火だるまになるかもしれない。
しかしこのまま見過ごしたりしてしまうのは・・・

それじゃ聞いてくれ。オレたち2人のハーモニーを

言いながら自身に火をつける宮田。
うーむ、ここまでイカれた奴であったとは・・・これはマズイ。
正直宮田が焼け死のうとそれは勝手にしたらという気分であるが、少女だけはどうにか助けてあげたい。
そうなるとチェリーが危険を顧みずに飛び込むぐらいしか選択肢がないように思えるのだが・・・どうなるか。
一瞬で服を脱いで飛びかかれば髪が燃えるぐらいで済まないかなぁ。どうなんだろう。
まあ、フェイクが消火器を持ってきてくれているし、間に合えばなんとかなるとは思うが・・・怖い話だ。



777 スリーセブン 3巻


#16 燃える男  (2013年 41号)


3号連続カラーファイナル!!
マスクはマスクとって口を閉じているとやはりカッコイイ感じになりますなぁ。
いやまあ喋ってる時も悪くは無いんだがズッコケ役もこなせる人ですしね。

さて、悪に満ちた笑みを浮かべながら自身に着火する宮田。
こいつだけならば放っておいても問題はないが、このままでは少女も焼かれてしまう。
なのでチェリー。自身が燃える危険も厭わずに蹴りを宮田に叩き込む。

さすがの威力で吹き飛ぶ宮田。
どうにか少女に火の手が回る前に救い出せたみたいですな。
しかし灯油を浴びていた自身のズボンも燃え出している。うーむやばいな。やっぱり脱衣すべきだったか。

ズボンを燃やしながら少女を安全な所まで投げ飛ばすチェリー。
そしてそのまま宮田と対峙する。これでさらに殴り合ったりしたら本当に全身火だるまになってしまうぞ・・・

と思ったが、このタイミングで駆けつけるマスクとフェイク。
マスクが宮田を殴り倒し、フェイクはチェリーの消火作業を行う。
何だかんだでフェイクは味方の心配が出来るいい子でありますな。

マスクは火だるまになっていた宮田の消火活動を行う。
それを見たチェリー。そんなヤツ助けることはない。自分でチャーシューになったんだ。こんがり逝かせてやれと叫ぶ。
まあその通りではありますがね。でも死なせてやるよりはこの状態で捕まった方がこいつにとっては辛いんじゃなかろうか。
全身。特に最初に焼いた顔の周りは酷い状態になっている。
これだと病院に運んでも色々と後遺症が残りそうだ。その状態で懲役となれば結構な罰となりそうな気はする。

しかしチェリーの気は収まらない様子。
マスクを蹴り飛ばし、持っていた消火器を抱え上げる。これを叩き付けて殺そうという話だろうか。

テメェ・・・!あの世で自分のやったこと後悔しろ。

そう述べるチェリー。もはや誰も止めることはできない。
と思いきやその動きが止まる。焼け殺されそうになっていた少女が後ろから抱きつき、制止しようとしているのだ。
ガタガタとその身を震わせながらも止めようとする少女。
うーむ、これはさすがに凶行に走るわけにはいきませんわな。
殺す相手がクズとはいえ、少女に人が死ぬ姿を見せるようなことはして欲しくない。

た・・・た・・・たすけて・・・くれて・・・あ・・・あり・・・あ・・・

震えてうまく喋れない少女を正面から抱きしめてあげるチェリー。
いや、もう怒れる優希の姿ではない。元の優希の姿に戻っている。
ほう・・・これは何だか面白い状態ですね。
これまでは人格が切り替わる際、優希の方の人格は一度気を失っている。
それが今回はチェリーになる時も戻る時も気絶せずに保ったままでいる。これはやはり何かの変化の兆しなのだろうか・・・
ともかく少女を抱きしめて慰める優希。

怖くないよ・・・安心して。
怖かったね・・・でも、もう大丈夫だから。
約束するよ。ボクたちがいつも見てる・・・もう悪いヤツを絶対寄せつけない。
ボクが(オレが)・・・悪いヤツらからみんなを守るから

どこか乗り気でなかった様子の優希もこれで完全に平和のための闘いに身を投じる決意が出来た様子ですね。
しかし最後の演出。優希の表情とチェリーの表情が混ざっているように見える。
言葉でもオレがとチェリー側の人格が出てきてますしねぇ。
封じ込めていた怒りを体感することで人格の境界線に乱れが生じているのだろうか?
いつか別れた人格が統合するようなこともあるのかもしれない。それはそれで楽しみな話ですな。優希の成長を見守りたい。

しかし思ったよりいい感じに決着しまして良かった良かった。
最悪の結果は免れましたし、少女の心も優希の力強い言葉である程度救われてくれると嬉しいですなぁ。



#17 決意  (2013年 42号)


極悪卑劣な放火魔・宮田の標的となった可哀想な少女。
ようやく名前が判明しました。持田結衣ちゃんでございます。

結衣ちゃんは無事に警察に保護される。
ふむ、優希たちは既に去った後のようですな。カチ会ったらどうなるかと思ったが杞憂となったか。
警察としてみれば少女の危機を感じて駆けつけてみれば放火魔が勝手に焼けて転がっていたように見えるわけか。うーむ。

結衣ちゃんは警察で証言する。
曰く自転車に乗って家に帰ろうとしたら車をブツけられて、それからは何も覚えていない。
気がついたらあの男の人が倒れていたとのこと。
ふむ。このように言われてしまうと警察も困りますなぁ。
事件の謎は究明したいが、なんせ被害にあったのはいたいけな少女である。強く聞き出すわけにもいかない。
なので一旦家族に返すはこびとなります。後藤田刑事としては明日も話を聞きたいところであるが・・・
上司である川さんはこのように述べる。

記者会見ではこう発表されるだろう。
犯人は被害者を誘拐するも良心の呵責により自殺を図った。これで一件落着だ

世間への発表はまあそれでいいのかもしれない。いや、世間も納得する話かな、これ?
まあ、おかしな事件は日々発生しておりますしねぇ。気にかける人はそれほどいないか。

とはいえやはりそれで解決というのは納得しかねる後藤田刑事。
宮田は腕・ロッ骨・顔6か所を骨折して体の60%に重度のヤケド。ご丁寧に消火までされている。
明らかに第三者が彼女を助けている。自殺を図ったと言われて納得できるようなものではない。
しかし川さんの返答はバッサリとしたもの。

後藤田・・・警察にもメンツってもんがあるんだよ
犯人は複数かもしれん。仲間割れの結果かもしれんだろ。
赤の他人を助けるヒーローなどこの世に存在しない。いるとすればそれは我々警察だ

普通に考えればそのようなヒーローは存在しませんわな。
しかし今はそのような活動をして回っている連中が存在する。
後藤田刑事も前に邂逅したマスクのことを思い浮かべている。まだ確信が持てる程ではない様子だが・・・

さて、宮田の事件はしっかりと世間に向けて放送される。
結衣ちゃんは全治2週間の軽傷。宮田は誘拐後自殺を図り、現在ICUで治療が行われているとのこと。
会社の同僚のオバチャンによればボーッとしていてまさかそんなことするような子には思えなかったそうな。お決まりのセリフだねぇ。
まあそんなことしそうだと思える相手に説教しまくるのも難しいか。
この謎の事件にはキャスターもどーゆーことなのと疑念の声をあげる。放送中に寝てるお前さんもどーゆーことなんだよ!

番組を見てマスク――間宮先生は事件の夜を思い返す。
どうやら優希は結局あの後気絶してしまったらしい。
完全に気絶しなくても戻れるようになったわけでもないか。チェリーが身体を酷使してるのも変わりないわけだしなぁ。

結衣ちゃんに警察を呼んでもらったあとは姿を消すマスクたち。
そしてオレたちのことは秘密だよ。絶対言わないでと念を押す。そして最後にこのような言葉を残す。

いい子だな。警察が来るまで少し離れて見ててあげる。だから怖くない・・・
怖くないよ・・・ずっと見ててあげるから・・・ずっとだ・・・

というわけで、この嫌な事件から2週間が経過。
結衣ちゃんの傷もすっかり良くなり公園で友達と遊んでいる。
そんな様子を木の陰で見守る優希。木が細くて優希の体すら隠れてませんがね。
まあ一緒にいる間宮先生や燈ちゃんははみ出しまくっているし隠れるつもりは最初からあまりないようだが。

間宮先生は優希に聞く。怒ってるか?こんなことに巻き込まれて、と。
それに対し優希。宮田の犯行理由――どう考えても納得の出来ない理由を聞かされたことを語り、憤りと涙を見せる。

怒ってなんかない・・・よかった・・・チェリーがでてきてくれて・・・チェリーがでてきてくれなかったらあの子は・・・

自身のもうひとつの人格に感謝する優希。しかし間宮先生はこう述べる。

大丈夫かお前。チェリーはお前だろ。
お前があの子を助けたんだ。よくやったよ

うむ。チェリーもまた優希の人格のひとつであるんだし、そういう考え方でいいはずですわな。
それにその後の結衣ちゃんの心を救ったのは優希の言葉であるのは間違いない。
PTSDなど大丈夫なのかと尋ねる友達に対し、結衣ちゃんはこう答える。

そりゃ怖いよ・・・怖いけど・・・ちゃんと見ててくれる人がいるから・・・守ってくれる人がいるから大丈夫だよ

ふむ。良い笑顔でありますな。
この笑顔を守るために、悪いヤツらからみんなを守らないといけない。
そのように強く宣言する優希。おぉ。完全に覚悟は固まったようですな。

ヤバイ事件でありましたがどうにか被害は最小限に抑えられた様子でよかったよかった。
宮田もあの様子なら長く苦しむこととなりそうだし、報いとはなっていることでしょう。
結衣ちゃんの心のフォローもいい感じになっているようですし、むしろ今後の出番が楽しみとなってきておりますな。
髪型は前の方が良かったが焼けてしまったのでは仕方がないか。

ともかく優希たちの次の事件の解決に期待であります。悪を許すな!!正義を示せ!!



#18 パープルヘイズ  (2013年 43号)


優希が緋村にイジメられていたころの話。
イジメられ、いろんなことを命令されてそれに従っていた優希。
しかし、それでも従わなかった命令があった。
竹内さんを視聴覚室に呼べという命令。さすがにこれには従わず、絶対行かないでねと告げている。
確かに行っていたら絶対に何かされていたでしょうしな。いい勇気を出していましたね。

そして現在。竹内さんは張り出された中間テストの結果を見ている。
学年のトップは優希。492点って5教科でだよね?凄い点数ですなぁ、おい。
マスクたちと暴れ回っていてあまり勉強できないとは一体何だったのか・・・

それにしてもこの学校はやけに有名人の名前が多いですね。出てくることはないだろうが!!

それはさておき、竹内さんも学年3位の好成績。やりますねぇ。
好成績同士優希と何やらいい雰囲気を作り出している。なァーんだコレ・・・
そしてさらに個人的なお話があるらしく優希を連れて離れていく。
これは・・・友達としては気が気じゃないですな。置いて行かれる!?

ちなみに燈ちゃんは14位。優希と同じように暴れまわっていたにしてはなかなかの成績ですな。
まあ成績はキープしておかないとまた親にいろいろ言われちゃうでしょうしなぁ・・・

さて、竹内さんの用事は優希へのお礼。
どうやら緋村にイジメられていたのに自分のことを思って忠告してくれたその行動に感謝を示したい様子。
ふーむ、本当にそれだけなのですかなー?それだけで一緒に映画を見に行こうなんて誘いをかけますかなー?
休みに話題の映画を男女で見に行く・・・デートですやん!!

そんなお誘いを優希が受けている頃、女子トイレでは何か大変なことが起きている。
中でケイレンしながら倒れている女子生徒。目は充血し、盛大によだれを垂らしている。あ〜う〜。
急いで駆け付ける先生たち。うーむ、何だこれは・・・
駆けつけた間宮先生は何か妙な匂いを感じている。しかも倒れた個室にはタバコのケースが落ちているという。ほう・・・?

トイレでタバコ。不良の定番のような光景に思えなくもないが、それで倒れるようなことはないだろうし・・・うーむ。
どうでもいいが間宮先生。女子トイレに入ってこの匂い・・・といいつつ落ちているものをポケットにしまうのは・・・
文章にするといろいろとアレですな!!

学校ではそんな事件がありましたが、結局優希と竹内さんは映画を堪能する。羨ましいことで。
朝早くから見に行ったのか、その後は優希がお返しにお昼をごちそうする流れとなる。
映画の後は食事かぁ・・・デートですやん!!その後も定番コースを辿るのか!?
食事中は今見た映画の話で盛り上がれるし、上手い流れですね。

そんな楽しそうな2人だが、街中では危ない暴走車が暴れ回っている。
タバコのようなものを吸い、目を充血させて車を暴走させる男。
THUNDER BOLTと書かれたドクロマークの包み。これは、やはりドラッグか・・・!?

暴走車はそのまま薬局に車を突っ込ませる。
路上にいた優希は何とか竹内さんを庇いながら回避に成功。ことなきを得る。
しかし店内にいた人は何人か被害に遭っているらしく・・・えらいこっちゃ。

恐るべきドラッグ。しかしその包みがよりにもよって竹内さんの荷物の中から出てきている。これは・・・?

まあ、さすがに竹内さんが常用していることはない。と思いたい。
よくはわからないが、一般人にもバラまかれている類のものなのではなかろうか。
タバコと共に用いないと効果がないので、使用方法を知っている人でないとドラッグとしての効果はないとかそういう話。
ふーむ。タバコと併用しなければいけないのなら未成年の使用も限られるし、被害は多少マシになるか・・・
いやいや、未成年以外の被害者が出ているのでは大して変わりはないか。吸う奴はどこからか手に入れて未成年でも吸うしな。

ドラッグという大きな事柄に対し、マスクたちはどのような動きを見せるのか。
犯罪がやけに多いという立山市。原因の一端に突き当たりそうな気がしないでもないですな。



#19 薬物天国  (2013年 44号)


立山市で起きた暴走事故。
この危険な運転により何人もの重傷者が出たらしい。うーむ、ヘタすれば優希たちもそのうちの1人となっていたわけか。
ワイドショーではこの事件に関する警察の発表も取り扱っている。
どうも運転手は薬物を摂取していた疑いがあるとのこと。まあそうでなければあんな暴走はしないわな。

この話を聞いたのみぼん太。ムチャクチャなことを言いだす。

ハッキリ言ってね、同じようにこの男もパトカーでひいてやればいいんですよ!!そのくらいやんなさいよケーサツ!!

うんざりですねと前置きしてそのようなことを叫んでいる。朝っぱらから何という発言をするのかこの人は。
というか痴漢映像とか思いっきり流れてそうだが大丈夫なんですかね?アンタにうんざりだわい!!
そして、本当にケーサツが犯人ひいたら自分が言ったことを棚にあげて責めまくるのは目に見えていたりする。うんざりっすわ。

まあ、警察――特に危険な犯罪者を取り締まっている刑事課は犯人に対してそういう想いを抱くこともありましょうな。
なので立山警察署刑事組織犯罪対策課ではそんな物騒な冗談が飛び交ったりしている。
うーむ、実際殺すまではいかないまでも犯罪者を叩きのめしている存在がいる立山市ですしねぇ。
刑事がそういう気持ちになるのはマスクたちの思想に近づくということではあるが、それはいい事なのかどうなのか・・・

それはさておき。昨日の暴走車の件について話題となる。
暴走した運転手が摂取していたドラッグはサンダーボルト。どうやら近頃凄い勢いで蔓延している薬物らしい。
まるでコンビニにでも置いてあるんじゃないかと思えるぐらいの蔓延具合だそうな。ヒエー。

脱法ハーブには指定薬物の成分をわずかに変えれば薬事法規制外という抜け道がある。
このため法の網の目をくぐって新種が次々と生まれてきた。
サンダーボルトはそんな今の状況から偶然生まれた怪物だ。
薬理作用は大麻の数10倍。それが大麻の1/4の値段で買える
なおサンダーボルトは路面店にはおかれていない。販売ルートは未だ不明だ・・・

うーむ。これだけの暴走を引き起こす薬物が違法じゃないとはなぁ。
法律の制定で違法とするよう包括指定する動きもあるようだが、追いついていないのが現状とのこと。

んなことしてる内にマイアミゾンビ事件みたいなことが起こんなきゃいいんスけどね・・・

心配する後藤田刑事。
まあ、その事件以外にも薬物中毒者の起こす事件は色々とありそうですわなぁ。

さて、いつものように3人集まる優希たち。
本日のお題は警察と同様、サンダーボルトについて。
先日トイレでブッ倒れたカエルみたいな顔した女こと峰岸ナオ
その峰岸がトイレで吸っていたと思われるタバコ。
間宮先生が調べたところ、先端1cmくらいの葉をカキ出して別のモノが詰めてあったらしい。

コレ。2・3日前に柳町で大声出してオバちゃん殴ってたヤツを取り押さえた時にソイツが持ってた脱法ハーブ。
中身は峰岸が持ってたタバコの先のつめ物と一緒!
わかるか?あの女、学校でクスリキメてたんだぜ。まいったね、どーも・・・

タバコどころかクスリですものなぁ。時と場所をわきまえないにも程があるってものだ。
しかし優希はその話よりも、間宮先生が出したサンダーボルトの袋に衝撃を受けている。

これ・・・竹内さん持ってた・・・

うむ、確かに持っていましたな。
だがどうやら竹内さんが常習しているとかそういう話ではなさそうである。
竹内さんや峰岸と同じクラスである燈ちゃん。
彼女が言うにはそんなカンジのものを仲のいい子に配っていたとのこと。友達にクスリバラまいてやがんのかよ・・・

試供品配って依存性を植え付けるつもりか・・・商品に自信があるんだな・・・
16・7のガキまで客にしよーって魂胆か・・・人間のクズめ・・・

薬物による事件は数多い。後藤田刑事が口にしたマイアミゾンビ事件もそのひとつである。
そういったことが起こる前にこの立山市の薬物事件をなんとかしないといけない。
しかし警察は脱法ハーブについては薬事法の壁でなかなか手が出せない状態となっている。

オレらの出番だな

まさしくその通りでございますね。法で裁けない悪を懲らしめるのがこの3人の役目でございますからして。
それにしてもそろそろ3人のチーム名とか決めようかという話にならないものかしら。

とりあえずサンダーボルト公式キャンペーンギャルの峰岸に接触しようと考える間宮先生。
しかし間宮先生も優希も普段の顔は割れている。さすがにマスク状態で接触するわけにはいきませんわな。
というわけで接触する役は燈ちゃんに決まりとなる。
普段の鈴木燈は同じクラスの人間であり面識ありまくり。しかしフェイクとなればもはや別人。バレる心配もないって話だ。

というわけで峰岸と接触するために夜の街に繰り出すフェイク。
峰岸はブッ倒れていた割にはもう元気に遊び歩いている様子。依存性はさておき、後遺症はそこまででもないのかね?

男に絡まれていたフェイクを助けた形になる峰岸。
どうやら峰岸は可愛い子が好きらしい。はぁ、それで竹内さんとは仲が良く、燈ちゃんはイジメていると。
しかしその好きな可愛い子にクスリを渡そうとするのはどういう考えでありましょうか・・・
自分と同じ快楽を分けてあげたいとかそんな考えなのだろうか。薬中の考えは分かりませんな。

ともかく、早くも手がかりに接触できそうな雰囲気。
峰岸が口にしていたヒロ君というのがサンダーボルトに繋がる人物となりそうだが、さてはて。

相変わらず危険な任務ではあるが、頑張って根絶へと向かっていってほしいものであります。



#20 クラブオアシス  (2013年 45号)


いきなり目的の凶悪脱法ハーブ「サンダーボルト」を差し出されるフェイク。
しかもさっそく試してみ、とか言われてしまったわけでありますが・・・どうする?

さすがにドラッグはヤバイ。軽い気持ちで手をつけていいものではない。
任務のためとはいえ、出来得ることなら勘弁してほしい代物である。
なので、効きすぎるから今はいいやと断るフェイク。どうやらそれで納得してもらった様子。
確かに効果が強すぎて学校でぶっ倒れてたもんなぁ。というか学校でやるなよと。
絶対バレるかと!!とか言っている峰岸だが、間宮先生以外にはバレてなかったのか。

とりあえず危機は去った様子。そこから交友を深めるために話をするフェイク。
相手の正体はある程度知っているが、そこは隠して初対面であるかのように装っている。なかなか上手いですな。

峰岸のところにはアレ――サンダーボルトを求めてやってくる連中がいる。
どうやら峰岸の彼氏がその薬をさばいているらしい。ふむ。

アレが欲しくなったらアタシに言ってよ。ヒロ君から友達価格で回してあげるからさ

ふーむ、会ったばかりなのに随分と親しげな感じでございますな。
まあ、初回特典も友達価格もあまり変わらないってことなのかもしれませんが。
それはさておき、メアドを交換することとなった2人。その際、フェイクは本名である「あかり」という名を口にする。

あかりだよ。わかんない?アンタがいつもブスだの暗いだの言ってる燈だよ・・・

絶対に口には出せないことではあるが、複雑な想いを抱いているフェイク。
しかし峰岸はそれに気付く様子もなく、逆にこんなことを口走る。

アタシ、ブスだからうれしい!アカリンみたいな可愛い子と友達になれて!

ふむ。そう来たか・・・これはまた何というか、複雑な気分にさせられる言葉でありますなぁ。
屈託なく、可愛い子に対し、自分はブスだからと言えるのは・・・燈ちゃんにとはまた違った感じでありますなぁ。
その辺りの対比みたいなものが見えるのもこの作品の上手さというべきでしょうか。

さて、ここでフェイク。深い話を切り出そうとする。
サンダーボルトは峰岸の彼氏が扱っているとのことだが、どこから仕入れているのか?
ナオちゃんが心配だから聞いているという体を装っての情報収集でありますな。
しかしどうやら峰岸はそんなに詳しくはない様子。
彼氏のヒロくんとやらは売人であり、いろんな所で箱でもらって売りさばいている様子。ふーむ、根源ではなさそうですなぁ。

そんな話をしている所に話題のヒロ君登場。
なるほど、峰岸とは仲がいいようですが・・・オ゙エ゙ーッ!!
ホレてんのはお前だけだよとか言っているが、しっかりと視線を送っているヒロ君。ふむ、これは・・・

とりあえず峰岸ナオが試供品を配って客を拡大していることはわかった。
ジャンキーである本人は悪気がなさそうってのもなんというか・・・
そんな奴に可愛いと言われたフェイク。ブッ飛ばしてやりゃ良かったとご機嫌ななめな様子であります。ふぅむ。

フェイクから燈ちゃんへと戻り帰宅。
家にはお義父さんがいるが、燈ちゃんにはつれない様子。母親だけではなく父親もこの態度であるか・・・
そんなキツイ環境の家の中で届く親しげなメール。さっそく峰岸が送ってきてくれたようですな。
両親からは構われないのに、学校でイジメを行い、ブッ飛ばすべき標的である峰岸からは可愛いと構われる。
これはまた何というか、複雑な心境となりそうな話でございますな・・・

しかしどうやら頻繁にメールを送って来るらしく、早くもうんざりしだした燈ちゃん。ハハハ。
友達関係の温度差が大きいとこういうやりとりは片方に疲れが出てしまいますよね。

ハーブのことをどう切り出すべきか。考えあぐねている燈ちゃん。
しかし悩まなくてもどうやら向こうから話を持ち出してくれた様子。
売人であるヒロは何を考えて燈ちゃん、いやフェイクを呼び出すのか・・・

さっそくその話に乗ってみせ、話を伺いに行くフェイク。
そこでヒロはこう告げる。おいしい話を聞かせてあげようと思って・・・と。

アカリちゃーん!!おこづかい稼ぎしないフーッ!!

何がフーッか。
ヒロのノリはさておき、売りさばきの手伝いをさせられそうになるという流れでしょうか?
そう思わせておいて、別の方面での売りの提案だったりする可能性もあるか・・・
さてはて、どのようなバカな提案をしてくるのか。ある意味楽しみであります。
ここでブッ飛ばしてもいいんだろうけど、売人を一人締めあげてもドラッグの根絶には繋がりませんしなぁ。
どうにかヒロが取引している現場を押さええたいものであります。



#21 鏡  (2013年 46号)


いきなり素顔の状態で大暴れの燈ちゃん。
柱で女の子ですよと注釈が入ってしまうぐらいに怖い顔となっている。
しかしフワッと宙返りをするときの表情は気持ちよさそうで、何だか笑えますわい。

どうやら燈ちゃんは幼少の頃から格闘技を身に付けていたらしい。
なるほどねぇ。それであの強さに繋がるわけか。
亡くなられた実際の父親とよく修行していたみたいですな。ふーむ。

で、その場所に3人でやってきた理由は優希の肉体改造のため。
体力がつけばチェリーでおられる時間も長くなるんじゃないかという考えだ。

まじめにトレーニングすれば大丈夫だと思いますよ。トレーニング量は裏切りませんから

笑顔でそう語る燈ちゃん。暗くてイジメられているはずなのに、凄い爽やかなスポーツマン理論を述べてきなさる。
やはり何のかのでこの面子でいるのは楽しいということなんですかねぇ。

さて、前回売人のヒロと会い、お小遣い稼ぎについて持ち掛けられていたフェイク。
もちろんその内容は脱法ハーブをバラまくというもの。
友達に配ればいいということは、お金を回収しなくても配ったことにすればいいってことかね?
それで1パック1万って、それはまた破格でございますな。よほど常習性に自信があるのか。

こいつは強烈なんだ。しかも違法じゃない!!配ったら配った分だけ客がつく!いつさばくの!?今でしょ!!

うるせーよ。ドヤ顔でそう言われるとついツッコミ入れたくなるから困る。
可愛いフェイクなら友達も多いはずだと考えているようだが・・・実際はそうでもなくてなあ。
見事なフェイクに引っかかっているって感じでございますな。
さらにヒロとしてはフェイクを落としたいらしく、色々と声をかけてきている様子。おやおや。

燈ちゃんにしてみれば、化粧やら何やらで造り上げたフェイクの姿は自身とは別人であるぐらいの認識の様子。
それに対し、芸能人だってスッピンはひどいもんだし、メイクして可愛いんだからお前は可愛いよと語る間宮先生。
それなりの説得力はあるのだが、燈ちゃんは否定をする。うーむ、頑なな感じですなぁ。
自分に自信を持てない時間が長かったせいなのだろうか。
昼間も化粧をするようにすればずいぶん変わるだろうに、それをしないのも自信の無さの表れなのか・・・

ともかく、間宮先生。燈ちゃんに対し、あの男と付き合えよと言い出す。
えっ。いきなりそんなことを言われましても。第一峰岸の彼氏でありますし・・・

わかってないな・・・これは命令だ。付き合え
あんなカスの売人ボコっても何も変わらない。アイツがどこからどーやってあの量のハーブを仕入れてるのか知りたい。
後ろに誰かいるのか?流通ルートを調べてくれ。

いい感じのチームになってきた。
そう思ってはいたが、当初はマスクが脅すことで出来上がったチームなんですよね。
マスク――間宮先生の非情な面が垣間見えたりするのがやはり今後の危うい点でありますか・・・

ちなみにヒロにバラまくよう言われたサンダーボルトはマスクの手で警察へ輸送。
さらにクラブ・オアシスを調べろというタレコミまでしていた様子。
ふーむ、ヒロを泳がせはするが、クラブ・オアシスという拠点だけは潰してしまおうという考えか。
これでまた3人と警察が邂逅する可能性がでてきたわけでありますな。

さて、フェイクはそれからも峰岸と会ったりしている様子。
峰岸は自身の顔にコンプレックスを抱いている。それは燈ちゃんと同様、簡単には拭えないものであるようだ。
思ってもいないようなおだて言葉は帰って傷つく。そのように述べる峰岸。
でもヒロはそんな自分のことを可愛いと言ってくれる。それが自信になるとも述べている。
ふーむ、ヒロの言葉はおだて言葉ではないと信じているんですなぁ。何だか可哀想な。
実際のヒロはというと、彼女の友人という立場であるフェイクに手を出そうとしている最中なわけであって・・・

マスクの指示通り、ヒロに色目を使うことで情報を引き出そうとするフェイク。
仕入れ先について話を聞きだそうとするが、ヒロが言うにはヤバいヤツらとの付き合いなどはないとのこと。

つーかある意味ヤバいのかな・・・
サンダーボルトは製造からオレら組織が関わってる。メイドイン立山なんだ。サンダーボルトは

ほう。製造、流通。全てひとつの組織が賄っているということですか?
それは凄い組織に思える。が、上手くすれば芋づる式にサンダーボルトの関係者を根絶できる可能性があるわけだ。
これは面白い話が聞けましたねぇ・・・いよいよボコりタイムでございますかね?
組織とやらがどれだけの規模の人数を揃えているのか気になる所だが・・・頑張って解決して頂きたいところである。



#22 フェイク怒る  (2013年 47号)


ヒロからサンダーボルト生成の事実を聞いたフェイク。さっそくマスクに報告をする。
葉っぱはバルクで買い、それに麻薬成分を吹き付けて完成。それがメイドイン立山のサンダーボルトの正体だそうな。
ふーむ、麻薬成分を吹き付けたりしてるのに脱法ハーブってことになるのかね?

まあ、何にせよヒロの後ろには何か大きな組織がいそうな気配がある。
果たしてマスク達3人でどうにかなる相手なのか。いやまあ、チェリーがいればどうにかなるか。きっと。

ヒロはフェイクにはハーブは勧めようとしない。逆に絶対やるなと言っているらしい。
わけわかんないハーブ吸う奴はアホだとも言っているそうな。へぇ。
薬は売りさばくものでありやるものではないって考え方ですな。まあ正しくはあるか。
しかしそうなるとフェイクは随分と大切にされてるってことですよね。やはり本命ってことか。

趣味なのかどうなのか、いつものようにどこかのビルの屋上に集まっている3人。
そこで優希はマスクと同じようなプロテクターを着ようとしている。
サイズが合わないのでぶかぶかな感じだが、どうやらチェリーも今後はプロテクターを着こむようになるみたいですな。
確かにこれさえあれば多少はチェリーが無茶しても優希の体を守ることはできるか。
いや、外の衝撃からは守れても自身が暴れての衝撃は守れないんじゃないか・・・?
とりあえずザクのようなツノはいらないと思う。間違いなく。

少し前に比べ、随分と明るくというか前向きな感じになっている優希。
やはりこの前の放火魔事件で意識が変わった様子ですな。
ふむ、となると次はフェイクの意識が前向きになる順番かと思うが、はてさてどうなりますか。

怒りを発散させてチェリーとのバランスがよくなってると思うと述べる優希。
確かに放火魔事件の時はそれっぽい感じになってましたな。この変化も気になる所だ。

マスクはフェイク用のプロテクターも用意していると言っているが、どんなデザインなのだろうか。地味に気になる。
まあそれはさておき、次のフェイクの任務はGPS発信機を売人であるヒロの車に仕込むこと。
これでサンダーボルトの製造所を調べようって話ですな。ふむ。

立山市の脱法ハーブ事件は悪化の一途をたどっている。
ニュースでは次から次へと中毒者による事件が報じられている。ヤバイ状況だ。
警察が動き難い脱法ハーブであるならば、やはり3人が動かないとねぇ。

というわけで今日も売人のヒロと接触を図るフェイク。
しかしここでいきなり暴れ出して殴り掛かってくるのが峰岸。おっ、なかなかいい張り手ですね。

フェイクとは友達であるが、どちらかというならばやはり恋人であるヒロの方が大事だった様子。
まあハーブの吸いすぎで色々とおかしくなっての行動って部分もあるようですが。

しかしそんな峰岸を殴りつけるのは当のヒロ。
あれだけ色々とやっていたのに、テメーみてぇな半魚人と付き合った記憶はねーぞとバッサリ切り捨てる。
うーむ、どうせこういう奴だろうなとは思っていたが・・・予想通り胸糞の悪い奴でありました。
そんなヒロの行為を見て、拳を強く握りしめるフェイク。怒ってますなぁ。当然だけど。

サンダーボルトの吸いすぎで倒れそうになっている峰岸。それに対しても冷たい対応しかしないヒロ。
まあ元々得体の知れないハーブを吸う奴なんてとバカにしていたみたいですしねぇ。そういう対応にもなるか。
だがフェイクとしてみれば色々とショックは大きい出来事だった様子。
マスクに対しこの話もう降りてもいいかと相談し出す。

アイツらイカれてる・・・友達が壊れてくの見るのもうヤだよ

いつの間にやら峰岸に親近感を抱きだしていたフェイク。
まあ確かに似た者同士な部分はありましたからねぇ。決して本当の顔では友達付き合いできない2人ではありますが・・・

そんな風に沈んだ様子を見せるフェイクに対しマスクはこう語り出す。

よく考えろ。
オレたちがヤツらを潰せば峰岸みたいな薬物依存者が生まれることもない。
薬で学校生活をパーにする学生は現れない。
ラリったヤツの暴力で善良な市民が泣くこともない。薬づけのバカにひき殺されるハズだった小学生も死なずに済む。
どんな組織か知らないがオレたちなら潰せる。いや、オレたちじゃなきゃ無理だ

確かに警察が頼れない以上、潰せるようなのはこの3人ぐらいでありましょう。
であるならば、もうグズグズなんてしている場合ではない。
今すぐ潰して、あんな物作ってるヤツらブッ殺してやろう!!そう叫ぶフェイク。そしてその考えに賛同する優希。

ボク・・・いけると思う。いつでもいいよ・・・

プロテクターに身を包み、マスクというかフェイスガードのようなものを装着している優希。
これはまた何というか・・・凄く暗殺者っぽい雰囲気だしてるな、オイ。妙な色気まで感じるぞ。
マスクじゃなくフェイスガードなのはチェリーが出た時に髪が逆立ってもいいようにという配慮か?

まあともかくやる気になっている若者たち。
マスクもそれを受けて一気に製造所を潰すことを考えてくれるようになった様子。
さあ、そろそろ一気にこの薬物事件も解決に向かいそうな雰囲気でありますな。
果たして組織の規模はどの程度のものであるのか。
下手したら立山の犯罪の根深い所に関わってたりする可能性があるかもしれない。気になる所です。



#23 袋小路  (2013年 48号)


ヒロのことで仲が険悪となったフェイクと峰岸。
フェイクの方にしてみれば元々は友達付き合いするつもりはなかったのだろうが、意識が変わりつつあるみたいですな。
峰岸を呼び出し、ヒロのことなんてなんとも思ってないと伝える。そして忠告。

ヒロには近づかない方がいい。あと変なモン吸って自分の身体をこれ以上いじめないこと。
約束してナオちゃん・・・この2つを守ってくれないとアンタはマジヤバイことになる

真摯な気持ちで忠告をするフェイク。しかし峰岸はそれを受け入れない。
彼氏を盗られたという気持ちが強いようだし、今は何を言ってもムダっぽいですな。
可愛い子に憧れを抱いていたようだが、ヒロの件を考えると今はそれがアダになっている感じか・・・

ブスの気持ちはよく分かるというフェイク。
確かに化粧していない燈ちゃんのことを考えるとそれは確かにと思える。
しかし化粧すれば美人になれる燈ちゃんと化粧してもそこまで変わらない峰岸とでは悩みの深さも違いそうであるが。

さて、数日後。
ヒロの車にGPS発信機を取り付けはしたものの、なかなか製造所の在処を突き止められていない。
そもそもヒロが製造所の場所を知っているかどうかもまだわかってませんしねぇ。
しかしそれ以外の手がかりがないのもまた事実である。根気よく張り込みするしかないですわなぁ、

今日ヒロが向かった先。その近くに張り込んでいたのはフェイク。
お、ちゃんとフェイクもマスクが作成したプロテクター装着しているんですな
単体で見るとアレかもしれないがバイクと組み合わせるとライダースーツみたいでいい感じですね。

ヒロは車を走らせ、怪しげな建物の前で止まる。
100人見たら100人怪しいって言うだろうってぐらい怪しい建物。こりゃあ当たりですかな?
詳しいことは自分が調べるので今日は様子を調べるだけに留めろとマスクの指示。
それに従い動こうとしたところで、思わぬ人物の姿を発見するフェイク。み、峰岸・・・なんでここに。

ヒロのヤツ・・・絶対浮気してると思ってこっそりついてきたら・・・何ココチョー怪しい・・・まさかココにも女が・・・
アイツ・・・ホレた女はアタシだけだって言ってたのに・・・

前回付き合ってもいねーよと殴り倒されたっていうのになぁ。まだこんな意識でいるというのは一体どういうことなのか。
諦めが悪いというか何というか・・・どうでもいいがムダにプリプリさせるのはやめてください。お願いします。

どうやら中は本当にサンダーボルトの精製工場であった様子。
小さな建物なだけに中にいる人数は少ない。これで組織とやらは全員なのだろうか?といっても6人以上はいるか?

どうやらヒロは売人のままではなくもっと上に上げてくれと交渉に来たらしい。
その交渉を行う際、ここのことをサツにタレこんでもいいんだぜと口走ってしまう。うかつな奴だ。
後ろからバット持った奴が迫ってきているし、こりゃ始末される流れですな・・・
と思いきや、そこに峰岸が乱入。空気の読まない行動で助かりましたねヒロ。
なんてことはなく、峰岸ともども殴り倒されるのでありましたとさ。おやおや。

ヒロはさておき、工具で頭部を殴打された峰岸は見るからに危ない様子。
そのまま外に運び出され、車に積み込まれている。いつものとこに連れて行けと言ってるがどこなのだろうか。
まあ、そういうものの処理場みたいなのがあったりするんでしょうな・・・怖い話だ。

そんな危機的状況の峰岸を見捨てることができずに姿を現してしまうフェイク。
まだマスクやチェリーと合流できていないのに単身飛び出してしまうのは・・・でもまあ、仕方がないか。
しかし夜中にいきなりこのプロテクター姿の人物が目の前に現れるとなると裏仕事をこなしてきた奴らでも怖いでしょうなぁ。
怯んでいるうちに暴れるだけ暴れてしまうのがよいですかねぇ。さてさてどうなりますか。



#24 飛んで火にいる黒い蝶  (2013年 49号)


峰岸の危機を前にして単身で姿を現すこととなってしまったフェイク。
とはいえ相手の人数が少ないのならば問題はない。
車に峰岸達を積み込もうとした連中を叩き伏せていく。さすがの実力ですな。

頭を工具で一撃された峰岸。
しかし思ったより大事にはなっていないようで、目や口をテープでふさがれた状態で騒いでいる。タフな奴だ。
そんな峰岸を救うフェイク。峰岸は一目で救った人物がアカリンであると気付く。
さすがに口元を覆うだけでは分かる人には分かっちゃうかぁ。まあ本当の燈ちゃんまで気付かれることはないし問題はないか。

峰岸はヒロのことを気にしている。
殴られたり色々と酷い目にあっているのに彼氏だからということで放ってはおけないらしい。
何とも一途というか。困った子ではあるがその想いだけは本当のようですな。

とりあえず峰岸を救いだし、警察に連絡してもらおうと考えるフェイク。
しかし運悪く組織の別のメンバーがやってきたところに出くわしてしまう。
うーむ、さすがにまだまだメンバーはいるのか。こりゃ厄介だ。
しかもさっき倒したメンバーの1人が起き上がり峰岸を人質にとっている。これはまさに万事休すでありますな。

建物内に連れ込まれて尋問を受けるフェイク。
通りかかっただけというがさすがに誰もそんなこと信用しないですよね。
ただの通行人がそんな恰好で暴れたりするわけないですよね。間違いなくありえない。

フェイクが峰岸を救いに現れたのはもうバレてしまっている。
となると尋問にも峰岸は使われてしまうわけでして・・・拘束はされていないものの暴れる訳にはいかない状態となってしまった。

メンバーの1人は別の場所にいる上の人間に指示を仰いでいる。
フェイクからはとにかく情報を聞きだせ。他の2人はもう用はない。とのこと。
うーむ、それは確実に後で処分されるって話ですよね・・・厄いわぁ。
なので必死に命乞いをするヒロ。このブスは価値がねぇけどオレは違うと主張を開始。酷い男ですね、ホント。

フェイクが喋らなければ2人はどんどんと酷い目に合っていく。
いやまあヒロに関しては酷い目に合おうがどーでもいいんでしょうがね。峰岸が同じ目に合うのは看過できない。
怒りに拳を震わせるフェイク。
と、そのタイミングで窓が破られ、中に発煙筒のようなものが投げ込まれる。
丁度上手い具合にマスクしているのに一番慌てている様子のチンピラが何だか可笑しい。

何かわからないけどヤバイぞと慌てて我先にと逃げ出す面々。
フェイクも人質も置き去りにして逃げ出すものだから、やすやすとフェイクに動かれる羽目になる。駄目な奴らだ。

ゴホゴホとせき込みながら外に出てきた組織の連中。
その前に姿を見せているのはプロテクターを着こんだガキの姿が1人。優希だ。
怒りながら迫ってくる組織の連中に対し、優希はひとつだけ言っておくよと忠告を開始する。

ボクを・・・怒らせない方がいい・・・

確かにその通りなんだろうが、これは何とも場違いというか何というかなセリフですな。
むしろ相手を怒らせるようなことをしているのになぁ・・・挑発にしかなってませんぜ。
まあでも怒らせてチェリーが出てきてくれないことにはこの場は切り抜けられないでしょうしなぁ。むしろ怒らせてほしい所だ。
そういう意味では優希のこの発言は効果覿面であるのかもしれない。相手は間違いなく激昂して襲い掛かってくるだろうからして。

次回はここの連中を一気に倒してしまう流れとなりそうですね。
ただ組織の上の連中はまだ別の場所にいるっぽいのが気になる所。
マスクが姿を現していないのでそっちはどうにかしてくれるのだと期待したいが・・・どうなりますか。



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