蒼天紳士チャンピオン作品別感想
実は私は
第80話 〜 第106話
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実は私は 10巻
第80話「想いを伝えよう!」
(2014年 42号)
――皆が背中を押してくれた。校長が今日この日のため、私の本体を大きくしてくれた。
あとは私が想いを伝えるだけだ。たった一言「好きだ」と――
さっそくドキドキしながら、真っ赤になりながら、発光しながら朝陽と向き合う藍澤さん。
さすがにこれだけ発光していれば朝陽もすぐに本体がまた大きくなったのだと分かりますわな。
まあ、藍澤さんの方はさておき、朝陽としては外部ユニットが高性能なのでそれほど普段と見た目は変わらないわけですが。
そんなジロジロ見るなエロ峰朝陽がっ!!
でもやっぱり発光してる姿は特別ですよね。見てちゃいけなかったか!!
いや、確かに毎度お馴染みであるが、今度はどこから出したその目つぶしアイス。
意外と有用性が高いと気付いたわけでありましょうか。
確かに冷峰朝陽にしてしまえば抱き付いたりしても毎度お馴染みの流れと言えなくはないし・・・いやいや。
思った通り盛大に取り乱している藍澤さん。
心の整理はしてきたつもりだが、いざその時となると思いっきり散らかしてしまうのが藍澤さんである。
沢山の人にフォローされ、送り出してはもらったが、今この場にいるのは自分と朝陽の2人のみ。
どうにか自分で頑張って告白にまで至らないといけない。
大丈夫私は出来る。私は告白するんだ。たった一言。たった一言に想いを込めて――
ドキドキしながら、切り出すときの謳い文句である実は私はがまず口をつき、これは行けるか、などと思いきや・・・
・・・どうして?どうしてたった一言が・・・「好きだ」の3文字が言えないんだ・・・?
いや・・・本当はわかっている。黒峰朝陽といざこうして向かい合った時から、頭の中が真っ白になってしまったこと。
そもそも本当は、本当は告白したとしても結果なんてわかりきっている。
なのに・・・告白なんて。黒峰朝陽も迷惑なだけじゃないのか?今からでも二人を応援すればいいんじゃないか?
ここに来て自身の心を振り返ってしまう藍澤さん。
うーむ、考えずに勢いで行ければ良かったのだが、なまじ気の回る良い子だっただけになぁ・・・
恋は戦いとした場合、結果の分かった戦いに身を投じるのは果たして正しいことなのか。
そういう思想に行ってしまうともう先に進むことは出来なくなりそうである。ああ、案の定・・・
・・・きっと君なら葉子君とうまくいく。大丈夫だ。私が保証する。あとは君が勇気を出して告白するだけだ。
せっかくの修学旅行。いいチャンスではないか!!頑張りたまえ。私は君たちを応援しているぞ!!
話は以上だ。わざわざ呼び出してすまなかったな。それでは健闘を祈る!!
やたらと笑顔で、それだけを告げて背を向ける藍澤さん。
そして即座に涙ぐみ、自身を苛む藍澤さん。何ともはや。やっぱりこんなことに・・・
とても悲しい展開になった。そう思った。しかし、ここで終わらせないのが黒峰朝陽という男でありました。
立ち去ろうとする藍澤さんを引き留め、本当にそれが言いたくて呼び出したのか問う。本当にそうなら別にいいんだけど・・・
もしそうじゃないなら、委員長の本当の話が終わるまで俺いくらでも待つよ・・・?
これは良い引き留め。
そしてここで朝陽がどういう想いで今日の呼び出しを受け、今まで待っていたかが窺い知れる。
ふーむ、やはり藍澤さんの態度を見ていれば、自分に好意を抱いていることは気付くに決まってますわなぁ。
多少ニブめではあるが、完全に朴念仁というわけでもない朝陽。
ただ、自分に自信がない故か、葉子さんに対しても藍澤さんに対しても本当にそうなのかと信じきれずにいる感じでありますな。
特に藍澤さんは昔先制してきっぱりフってこられた経験がありますし、思い込めないのは分からないでもない。
断る辛さを知った。
昔の朝陽とは違い、逆に断る経験をしている朝陽。
あの時の朝陽も格好良かったですなぁ。誤魔化さずに真っ直ぐ自身の想いを口にする。
そういった真摯な態度が大事であると・・・分かってはいるが、実践できる人がどれほどいるものか。
ふむ、そうか。あの時藍澤さんがきっぱりフってくれたから朝陽は立ち止まらずに済んだというのですな。
みかんもハッキリと断られたにも関わらず、立ち止まらずに進もうとしている。
ふーむ、告白というのもそこで全てが定まる最終局面ではないってことなんですかなぁ・・・深い。
朝陽にしてみれば、こんなのただのおせっかいでしかないのかもしれないと思える。
が、引き留められた藍澤さんにしてみれば勇気を――もう一度のチャンスを与えられた形となる。
この場には他に誰もおらず、藍澤さん自身でどうにかするしかない。
そう思っていましたが・・・黒峰朝陽という頼りになる男がここにはいましたか。これは盲点でしたな。ハッハッハ。
というわけで、藍澤さんは勇気を出し、自分の秘密を聞いてくれと言いながら抱き付く。
そして、不意をつくかのように口づけ・・・お・・・おぉ・・・!?
く、く、黒峰朝陽っ。ききき聞いてくれ。じじ実は私はっ。
私、藍澤渚は、君のことが好きなのでありますのだ!!
おぉ・・・ついに、ついに言った!!
盛大に紆余曲折があったものの、ついに言った!!ブラボー!!
いや、それにしてもしかし。葉子さんにしてもそうだが、言葉よりも先に口が出たということでありますのか?ありますのだ!?
よもや2人連続で先制キスをくらうこととなるとは。朝陽とて夢にも思いますまいて。
葉子さんと同じようにやらかして逃げ出す藍澤さん。
ただ葉子さんとは違い、ちゃんと自分の想いを――好きだという言葉は残してきている。
返事を聞くだけの余裕はなかったわけだが、想いを伝えられたので及第点と言ってよいでしょう。
朝陽としてもちゃんと想いを聞けたのだし、葉子さんの時のように、何かの間違いで済まされないかと思い悩むこともない。
いやまあ・・・ここから朝陽は朝陽で悩むターンになりそうな気がしますけどね。
その場で断れなかったとしたら、今度はどこかで場を設けて告白の返事をしなければいけないわけで・・・モテる男は辛いな!本当に。
思わず逃げてしまう子は多いが、作品自体が恋愛から逃げない姿勢を貫いているのがいいですなぁ。うむ。
さてさて、一世一代の告白劇は決まった。ここから一体どうなるのか。
修学旅行最終日・・・楽しみであります。
第81話「止めよう!」
(2014年 43号)
見事に告白というハードルを越えた藍澤さん。
まだ修学旅行は最終日が残っているがどうなるか。色々と気まずくもドキドキしそうな状態だが・・・
と思ったら、朝からバッタリ出会う2人。
さすがに狭い範囲で行動していればこういうことにもなりますわな。
しかしお互い単独行動か。こうなるとさすがに昨日のことに触れざるを得ない朝陽でありますが・・・
すっ、すまなかった黒峰朝陽!!
ささ昨晩は勢いに任せてあああんな大それた真似をっ。この罪、今ここで償わせてもらう!!
プルプル震えながら何らかのスイッチを押そうとする藍澤さん。何それ自爆スイッチ!?
これはまた新しいパターンで来ましたね。まあ、らしいといえばらしい。誰だいつも自爆してるしねとか思った奴は!!
それにしてもキスしたり告白までしたりしたのに相変わらず名前の呼び方は変わらないのですな。
その辺は朝陽も委員長呼びであるし、うーむ。近付きそうで近付かない。
それはさておき、今は謎のスイッチをどうにかすることである。
どうにか藍澤さんの気を逸らさないといけない。
と思ったら、そういうことに適任の人がいましたな。
いやほんと・・・何で堂々と修学旅行に混ざっているのだ藍澤涼!!
なに、お前にもらった食料が尽きたんでな。親切にもそのことを教えに出向いてやったんだ。
何故上から目線の発言。相変わらずですなぁ、この人も。
まあ、何にしても自爆されるようなことはなくなって助かりました。
しかし、今回のドタバタはここから始まる。
確かに藍澤兄の天敵である茜ちゃんは修学旅行に来ていない。それはリサーチ通りである。
が、今やそれ以上に会いたくないであろう人物がすぐ後ろに・・・し・・・嶋ー!!
嶋、襲来。
フラれた、というか俺がフッったんだとか抜かしていた嶋。
であるにもかかわらず、もしかして俺に会うためにわざわざとか言っちゃう嶋。
このポジティブな感じはある意味見習う部分があるのかもしれない。いや・・・いやいや。
涼さん、実は俺もずっと前から涼さんのことが・・・
ポジティブ過ぎるだろ嶋!!
藍澤さんが悩んだ告白のハードルもこの男の前では一跨ぎといったところか!!
まあ、それだけ真剣さが足りないということでありましょうがね。昨日まで現地の人ナンパしまくってたわけだし。
・・・俺さ、気付いたんだ。メシおごるからってホイホイついてくる安い女、涼さん以外にいないって・・・!!
うん、まあ、それは・・・そうね。
でもそれに気付いて爽やかな気分になるというのはどうなのか。
一体どれほど女子に袖にされればこのような境地に至れるのか知りたく・・・はないな。はい。
さて、一気に告白まで行こうとしている嶋。がっつくねぇ。
正体を知る朝陽はおぞましいことになる前に止めようとするのだが・・・同じく正体を知るはずの藍澤さんが暴走しだした。
そうか嶋田・・・君も私と同じように・・・
兄上!!最後まで聞いてやればよかろう!?その淡い恋心・・・その告白を!!
感情移入しちゃったよ!!
いやまあ、確かに気持ちが分かる部分はあるのかもしれないが・・・
でも藍澤さんの恋心と嶋の恋心はたぶん別種のものだと思いますよ。同じとは思いたくない。
にしても、ハッキリ兄上と言っているわけだが、嶋もそれには気付かないのですかね。都合の悪いことは聞こえないか?
とはいえ中の人は確実に男の人なわけで、告白なんてしたら実にアレなことになるわけであるが・・・
えぇい!!愛に性別など関係あるものか!!
く、藍澤さんの暴走が止まらない。
まあ確かにその辺りは個人の自由でありますが、嶋はそのことを知らないわけですしなぁ。
宇宙人の正体を知らせるわけにはいかないし、厄介な話であります。
朝食のバイキング時に大騒ぎしているものだから、学校の面々の目が集まっている。
そんな状態で暴走中の藍澤さん。嶋田が愛を伝えようとしているから応援してくれといいだす。焚き付けだしたー!!
いや確かに告白には勇気がいるものだし、後押しが欲しいのは分からないでもない。
けど果たしてこの衆人環視の中で告白しろと言われて出来る人がどれほどいるというのか・・・嶋はものともしないか。うぬう。
バ・・・バカな。俺はただ修学旅行生に紛れてタダ飯食いに来ただけだったのに・・・
幾多の戦場を駆け抜けた俺の勘が言ってる。俺は今日ここで死ぬと・・・!!
周りを囲まれて退路も断たれた状態の藍澤兄。怯えている怯えている。
朝陽は何とか嶋を思いとどまらせようとするのだが、この男はなかなか止まらないでしょうなぁ。
しかし前にがっつきすぎて逃げられた経験はある。なのでかけひきを用いる嶋。告白に行くと見せかけて・・・
・・・きっと涼さんなら他の誰かとでも幸せになれるよ。俺は高級焼肉のタダ券持ってるけど。
何かゲスいかけひきを始めたぞ!!釣ってる釣ってる。
なるほど。自分からではなく相手から来させる作戦ですか。ゲスめ!!
普通ならあり得ない流れなのだが、高級焼肉のタダ券という一言だけで真剣な目になる藍澤兄。オイ。
この前・・・涼さんに逃げられた時気付いたんだ。涼さんにふさわしいのは俺じゃないって。
話はそれだけっス。俺は高級焼肉のタダ券持ってるけど。
なんて露骨な釣り!!
しかしそれにドラマチックに食いつく藍澤兄。やっぱりというか何というか・・・!!
いや、ね。それよりも、ね。
この数ページの一連の流れ・・・前回の藍澤さんの告白からの朝陽引き留めと同じ流れじゃねーか!!
言葉も想いも表情も全然違うのに流れは同じ。なにこれズルイ。セルフパロディは本当にズルイ!!前回の感動がー!!
感動が笑いに塗りつぶされる予感を覚えつつ、嶋は更に藍澤さんの行動を知らないはずなのになぞり出す。
引き留めてもらったことで邪悪な笑顔を浮かべつつ、己の想いを伝える嶋。
その方法はもちろん抱き付いてからの口づ・・・や、やりおったー!!
よりにもよって、わざわざ中の人のイメージでそのシーンを描くものだから大変なことになっちゃってるじゃないですかー!!
まさかここまで行動をなぞるとは。
でも走って逃げ出すのはされた藍澤兄の方でありました。ここは構図は同じだけど違うね!!構図は同じだけど。
うーむ。関係性が違えば似たような流れでも感動的になるかおぞましくなるか変わるという話か。
藍澤さんも嶋の行動と自身の行動にいくつか類似点があることに気付いた様子。
まあ、途中はさておき、最後の流れは確実に昨日のことを思い出しますわな。
おかげでガタガタ震えている藍澤さん。いやだから関係性が違えば意味も違ってくると。
そんなツッコミを受け付けつ状態でもない藍澤さん。結局そのスイッチは何のスイッチなのだろうか。
分からないけど、とにかく止めないといけない。
慌てて止める朝陽であるが、そのためにもつれて藍澤さんを押し倒すように倒れ込み・・・よもやの2回目のキス。うわぁ。
昨日に続いてのセカンドインパクト。
ラッキースケベ的な感じではありますが、キスとなると色々と意味合いが違ってきますなぁ。
いやそれよりも、重要なのは人目があるところでこれが起きたということだ。
そして、騒ぎの内容を知る為に近付いていた葉子さんの目の前で起きたということであるわけなのでありますからして・・・うわぁ。
葉子さんが驚きで羽を出さないように抱き付いて抑える獅穂さん。なんだかよい絡みだな。
セルフパロで爆笑を誘いつつ、デカイ爆弾を放り込んできました。
告白したことは知っているでしょうが、事故とはいえこの行為を見せつけられることとなった葉子さん。
いやあ・・・これは今後どうなるか分かりませんなぁ。
周りはここぞとばかりに朝陽と藍澤さんのことを囃し立てるでしょうしねぇ。
この恋愛レース。なかなか分からないこととなってきましたぞ・・・面白い!!
しかし、葉子さん。今回10ページ辺りから人混みの後ろでぴょんぴょんしてたんですな。
こういうさりげないところで可愛さを主張できるヒロインというのも凄いと思います。
いや別にそっちの方面でも生きていけるよとかそういう慰めではなくてですな・・・正道でもガンバレ葉子さん!!
第82話「白状させよう!」
(2014年 44号)
修学旅行も終了。楽しい思い出を振り返り、ホクホクした様子の紅本先生。
現地の背の高い男の人に言い寄られたりもしたらしい。ほほう?
アオリではモテてたっけ?とか酷いこと言われてますが、見えてない所でモテてたんですよ、きっと。たぶん。おそらく。
「君のあの演技は最高にキュートだったよ」なんて。ふふ、誰と勘違いしてんだ?私と似てる国際派女優でもいんのかな?
言い寄られた時の言葉を思い返す紅本先生。
なんだ?と思ったらこれがよもや伏線であろうとは・・・
・・・さて。帰ってきちまった・・・校長のいる現実・・・我が家に・・・!!
夢の時間は覚め、現実に帰る時がやってきました。時間ってのは残酷なもんだぜ・・・
修学旅行に茜ちゃんが顔を出さなかったため、最高の時間を過ごせた紅本先生。
しかし留守を任せていたため、帰って来た時の様子が怖い。
・・・昔っからそうだった。ちょっとでも家を空けるとあの悪魔は必ず何かいたずらをする。
そう、必ずだ。例外なく部屋は無事じゃなかった。
とことんサプライズが好きな様子の茜ちゃん。
これだか好き放題されていたのならば、紅本先生もツッコミのスキルが上がるはずですよねぇ。
悪魔に対するツッコミが激しすぎてあれだけの戦闘力が手に入ってしまったとかそういう話であろうか。
いきなり飛びかかってこられたこともあるし、殺られる前に殺るしかないと覚悟を決める紅本先生。かかってこいやぁぁあ!!
だが迎えてくれたのは何やらキラキラした茜ちゃん。
いつぞやのメイド喫茶の場面を思い出すキラキラなだけに挑発してるように思えなくはないが・・・
何も企んどらんし、何も隠しとらんぞ?
思いっきり企んでて隠し事してる人の言い訳だ!!何というベタなことを。
これは単にツッコミ待ちの行動なのか、本当に隠したいことがあるのか・・・
少なくとも角はきちんと元に戻っているので、綺麗な茜ちゃん状態ではないのは分かる。
しかしこの茜ちゃんは心を入れ替えて日頃の恩をご奉仕して返そうなどと言っている。
表情が妙な状態で固定されているので信用はしにくい。
が、証拠として差し出された白米みそ汁焼き魚などの料理はなかなかのものである。
海外から帰って来た日本人にこれは有難い。
にしても茜ちゃん料理出来たんですな。さすがに長生きなだけはある。華恋ちゃんに作りに来てもらってた可能性はあるけども。
警戒する紅本先生に、引率という大義を果たした部下をねぎらうことに何の不思議があると語る茜ちゃん。
まあまともな校長であればその言い分も納得できるのだがねぇ。
・・・それに、久々に玄孫と食事を囲みたい。悪魔とてたまにはそんな気まぐれをおこすものだ。
そうとも。我々は家族なのだから。
何やらいいこと言ってますな。
ふむ、紅本先生は教員になる前は茜さんと呼んでいた感じですかな?
さすがに何もしてない時にババァ呼ばわりはしてないし、そう呼ぶのが正しいと言えば正しい・・・か?妙な感じである。
・・・そう、「我々は家族」。この先キサマが何かを知り私に殺意を覚えたらそのことを思い出して欲しい。
いい話をしながら不信感を植えつけえて来る茜ちゃん。さすがというか何というか。
機嫌を取らねばならないほどのことをしておきながら、土産のお菓子をもらうまでは逃げられないという茜ちゃん。
何というか色々と難儀な子であります。今更ですけど。
印鑑、通帳、車の鍵など大事なものは持って修学旅行に向かった紅本先生。
しかしまだまだ大事なものは家に残っている。というわけで大事なものを確かめる。
ビールに車、特攻服。そして秘蔵の日本酒・・・と。
車はさておき他のものはそれほど大事なのか?いやまあ特攻服には思い出があるのでしょうが・・・それでもビールの後かい。
とりあえずそれらは無事だった。
他に何か大事なものはなかったかと考える紅本先生。はっ!!
長身のイケメンにもらったラブレターが無い・・・!!
もしも貰っていたら大事なものかもしれませんが・・・残念ながら妄想の様子。
そんなもん現在過去未来どこにも存在せんだろという茜ちゃんのツッコミが厳しい。未来も否定された!!
紅本先生もいい加減妥協を知った方が・・・
逆に言うと実はまだ妥協しなくてもいいぐらいの年齢だと考えられなくはないが・・・どうなのだろうか。
獅狼くんの時の反応を見る限り、理想高そうなこと言ってるけど来るもの拒まずな感じはありますがなぁ。
とりあえず大事なものがどうにかなっているわけではない様子。
パソコンはなくなっているが新車を廃車にされたことと比べれば大したことは無いそうな。
うーむ、この辺りの感覚は人それぞれですなぁ。私ならまずパソコンの無事を確認するところだ。
しかし茜ちゃんの反応を見る限りパソコンに正解が隠されている様子。
その答えはまだ分からないが、とりあえずやってきた来客の応対をする紅本先生。
玄関の向こうにいたのは子供達。角のお姉ちゃんの言葉に従い中年に会いに来たようだ。中年っておい。
中年・・・いや、紅本先生にサインをねだる子供たち。
そんな時まで中年さんって。まるで中年が名前であるかのような扱いではないか!!
ふうむ。どうやらこれが茜ちゃんがしでかしたことであるようですな。
茜ちゃんもここまで大事になるとはとか言っているが・・・一体何をしたのか・・・
ここでかつての漁師教室で講師をやっていた手崎さんが再登場。
相変わらず悪魔の手先として色々やっているようですな。
そしてそのタイミングでテレビからこんな話題が流れて来る。
それは今話題の動画の正体。なんと投稿されたわずか2日で100万再生を記録したという。
この動画に映っている謎の女性に世界中から応援の声が集まっているのだそうな。ほほう・・・それはもしや・・・?
この物語は地球のために右手の木刀で悪と戦い左手のビールで孤独と戦う少女の物語である!!
そういうプロローグから始まり、酷いOPと共に始まったのは・・・中年少女まじかる☆あかりん。
その少女、中年というどこから突っ込めばいいのか分からないタイトルも相成って・・・えらいことになっている!!
手崎さんだけではなく、華恋ちゃんも文字通りの友情出演。
サングラスで顔を隠せたのは温情なのか、単に役作りのためなのか。知ってる人が見ればバレバレですけどね。
ストーリーの方もなかなか酷い。
ははぁ。人を助けはするけど恋愛事では報われることのない孤独な戦士のお話でありますね。
やりようによってはカッコイイ演出もできそうだが、そうする気が全くなさそうな脚本が酷くて面白そうである。
ああ・・・なるほど。冒頭の演技がキュートだったとか言うのはこれにかかっていたと・・・
・・・明里よ。ごめんねにゃん。許してにゃん。
可愛いポーズで謝罪する茜ちゃん。
だからそれはメイド喫茶でのことを思い起こさせるだけであると・・・
街の人を始め、世界中に中年少女まじかる☆あかりんとして知られることとなった紅本先生。
えらいことではありますが・・・いや、だがモノは考えようかもしれませんぞ?
世界は広い。どのようなもの好きがいるか分かったものではない。
取材とかも来ているようだし、上手く利用すれば嫁の貰い手もひょっとしたら・・・ひょっとしたら・・・
ネタ的に、結婚を申し込んでも断るのが流れとか思われて上手くいかなさそうなのがアレですが。
そして姉妹番組に外道少女まじかる☆みかんもありますよと番宣。
魔法少女は幼い頃のみかんの夢だったわけであるが、この叶い方は想定外でありましょう。そりゃそうよ!!
てなわけで大騒動なまじかるー回でありました。どうしてこうなった。
いや前回、朝陽と藍澤さんがセカンドインパクト起こして大変なことになってたじゃないですか?
当然その絡みが来ると思ったら全編スルーとは!!いやぁ驚いたなぁ。
とりあえず修学旅行中はその後何も起きなかったのだろうと推測される。
さてさて、戻ってきてから葉子さんも含めた三者の関係はどうなっているのか・・・次回こそは明かされそうで楽しみです。
第83話「誤解を解こう!!」
(2014年 45号)
前回は思いっきり横道に逸れたけど、今回はちゃんと生徒たちの話に戻ってきました。安心安心。
修学旅行最終日の朝の騒ぎはすっかり噂となっている。
元々は嶋が騒ぎを起こした本人であるのだが、嶋がやらかすのはいつものことだろうし、そこまで評判にはなるまい。
それよりもやはり朝陽と藍澤さんのキスの話が話題となっている。
見るからに事故ではあったが、2人の関係を考えると付き合ってるという話が出てもおかしくはない。
・・・噂に尾ヒレはつきものだろうし普段ならほっときゃいいんだろうけど。
今回はどうにもまずいねぇ・・・タイミングが悪すぎる。
藍澤サンが告白に行ったあの日、結局藍澤サンに結果は聞けなかった。(なんか着ぐるみにこもってたし)
黒峰クンのことだし結果は・・・まぁそうなんだろうし、最終日の浅野は事故だったみたいだけど。問題は・・・
しっかり任務完遂したのに落ち込んでいた様子の藍澤さん。
んー、いや。やっぱり返事を聞くところまで行かないと完遂とは言えないかな?
先走ってしまったことに対しての落ち込みなのかもしれないが、言わずに済ますよりはよほどよかったですよ。
しかしその翌朝にまさかあんなことになるとはねぇ・・・
というわけで、随分と学校内では噂になっている2人。
と思いきや噂はそれだけではない。渦中の人である朝陽の噂は段々と細分化していく。
曰く、白神って子と付き合っているとのこと。うん、これは分かる。
曰く、新聞部の朱美と家族ぐるみで付き合っているとのこと。うんまあ、幼なじみだし分からなくもない。
曰く、痴女と清いお付き合いを・・・ん?
他にも凛ちゃんとの間に噂になってたりするが、まあこっちはベッタリだし分からなくはないかなぁ。
いやそれがさ、ここだけの話。それ全部本当らしいぜ?全員はべらせて貢がせてるって話。
なるほど噂を統合すればそういうことになりますわな。
うーん、しかし貢がせるとはどういうことなのか。こりゃ見事なゲス峰クンであります。ゲスの極み!!
いやいや、他の誰かならともかく、あの分かりやすいほどに人畜無害な朝陽に限ってそれは。
というか今朝までは藍澤さんとのことしか噂になってなかったのに、昼休みまでに凄い変化を遂げていたりする。
ふむ・・・これは流石におかしいですな。
・・・なんとかしてやりたかったんだ。
なんか委員長と付き合ってるって話になっちまって好奇の目にさらされちまってさ。
見てらんなかったんだよ。朝陽のこと。
そう述べるのは嶋。ああ、なるほど岡と一緒に別の噂をバラまいていたわけですか。
それでこの短時間の内に内容が細分化していったわけですな。
しかしその結果、曲がったことが嫌いなさくらさんを怒らせることとなってしまいました。って怖ェ!!
今でこそ「仏の桜田」なんて呼ばれちゃいるが、「東中の赤鬼」っつったら俺らの学年じゃ有名だったからなー。
やはり謎多き人物であるさくらさん。
キレてれば紅本先生ともいい勝負するんじゃないかと言われる人物である。どんだけだよ。
いやそうなると、紅本先生の希望である自分より強くてに当てはまる数少ない人物の一人となるのでは・・・?
ともかく、日頃からの「こいつばっか美味しい思いしやがって」という嶋の想いから妙な噂はばら撒かれました。
その点に関していえば嶋の気持ちも分からないではない。朝陽爆発しろは誰しもが一度は思うはずですしなぁ。
朝陽としてみればこの噂は迷惑なことこの上ない。
そりゃまあ、恋愛事の噂なんて当人たちにしてみれば大抵の場合迷惑ですわな。
いや、それ以前に今の朝陽はややこしいことになっているわけで。
くそっ・・・こんなことになるなんて・・・
早く委員長に告白の返事しなきゃいけないのに・・・
委員長のことちゃんとしないままで葉子さんに告白とかそんなのは・・・
相変わらずきっちりと筋を通そうとする男である朝陽。
こりゃゲス峰ルートは期待できそうにありませんな。いや別に期待してるわけではないけど。
最終日の朝のことは事故である。
それを知ったみかん。安心してるのかどうなのかは普段通りの様子からは分からない。
まあ最終的に嫁狙いのみかんとしてみればその辺りはあえて追求しないつもりなのかもしれないな。
とはいえ、恋人になれるのならばそれに越したことはない。
校内新聞の力で噂の本命は朱美みかんであると印象操作を図る。これは酷い!!
なるほど。噂の相手である本人の了解は得ての流布であるのは確かですが・・・いや朝陽の方の承諾は得てないか。
噂の否定するワケにはいかないのかとも思うが、あたしはあんたと噂になっても構わないわよ?とみかん。
うーむ、そのように男らしいことを言われると困りますな。いい感じに思えてしまう。
そして、噂の上書きということであれば、アタシも協力するよと獅穂さん参戦。
黒峰クンの一番の痴女はアタシだよ、とのこと。
なるほど。確かにその点に関しては間違いなく一番でありましょうな。
いやそれでいいのか?いや、いいのか。獅穂さんだしなぁ。むしろそれがいいのか。
そして痴女から朝陽を守るのが私!!
ひょこっと凛ちゃん登場。
おやおや、噂の人物が集まってきちゃいましたね。
ふうむ、それぞれが朝陽にとって一番の何かであると言える。さしずめ凛ちゃんは朝陽の一番の孫娘といった所か。そのまんまだ。
本当に女子をはべらせてるような状況の朝陽。
そこに追い打ちをかけるようにお金を持って現れる茜ちゃん。
ああ、違う。ようにじゃない。追い打ちを――否、とどめをさしに来たんだ!!
さすが茜ちゃん。全体のことを誤解無く把握しておきながらわざわざひっかき回すとは・・・あ、悪魔・・・!!
こりゃさくらさんも鬼になるしかありませんわな。ハッハッハ。
ゲス峰の烙印待ったなし。
というところで介入して救い出してくれたのは噂の大元の一人である藍澤さん。おっ。
まあ、こういう大変なことにならなければ、藍澤さんは出てこなかったでしょうしねぇ。
2人で解決策を考えるにはよい流れとなったといえる。
そう、確かに噂だけならば時間が過ぎれば消えるだろうし、こちらは大した問題ではない。
しかしこの噂が広まるとどうなるか・・・
あの葉子君が勘違いしないワケがなかろう!?
そう述べる藍澤さん。はい。そうですね。
THE☆鈍感。そんなフレーズがよく似合う葉子さんですし・・・
自分は恋愛事に敏感だとか主張している辺りがまた何ともである。
これ以上の勘違いをさせないためにも一旦身を隠そうとする藍澤さん。
でありましたが、タイミング悪く2人でいるところをその葉子さんに発見される。おやおや。
そしてしっかり予想通りの勘違い理解をしちゃっている葉子さん。おやおや。
ゲス峰とは思ってないが、藍澤さんとの噂だけは本当のことと思ってしまっているようだ。
うーむ、これでは別の噂を上書きした意味がないなぁ。やはり荒唐無稽なものではいかんかったか。
藍澤さんの告白に返事できていない以上、強く否定もできない朝陽。
勢いに乗じて告白の返事&葉子さんへの告白も出来なくはないだろうが、それはちょっとどうかなぁと思えなくはないし。むうう。
必死になって誤解であると伝えようとする藍澤さんであるが、THE☆鈍感には通じない様子。おやおや。
じゃ、あんま邪魔してもなんやし。
渚ちゃんのことよろしくお願いしますね?黒峰君。
おぉっとこれは・・・
名前の呼び方が苗字呼びに変わった上にやけにな丁寧語。
ああ・・・何というか、これはショックが大きいな。
駆け出す葉子さんを止めることも出来ない程にショックを受けている朝陽。
藍澤さんを止めた男らしい朝陽ならあるいはとも思ったが・・・うーむ。
葉子さんに対しては本気で好きなだけに逆に止まってしまう場面もあるってことだろうか。うーむ。
さて、逃げ出した葉子さん。しゃがみこんでおります。
ごめん渚ちゃん。ホンマはな?
あの日、渚ちゃんが朝陽君に告白した、あの日。渚ちゃんに「頑張って」なんてゆってたけど、ホンマは。
ホンマはもし渚ちゃんが朝陽君とうまいこといったら、私はもう朝陽君の隣おれんのかなって。
ホンマは渚ちゃんに告白せんとってほしいって。
・・・ホンマはうまいこといかんかったらええのにって・・・
きっと罰が当たったんやと思う。そんなことばっかり考えてたから。
大泣きする葉子さん。
うーむ、これは・・・切ない。
まあ、どうにも恋愛事はねぇ。友情と両立させるのはどうしたって難しいものですよねぇ。
そのように思ってしまったとしても仕方のないことだとは思いますよ・・・
とはいえ、泣いていても解決するものではない。
いや、泣いて忘れられるのであればそれでいいのかもしれない。
けれども、それで捨てきれない想いであるならば、動くしかないんじゃなかろうか?
大変な状況となったわけですが、朝陽と葉子さん。どちらが先に動くのか。どのように動くのか。
色々と話も佳境となったわけですが・・・どうなるのか。注目です。
第84話「励まそう!!」
(2014年 46号)
誤解により、葉子さんから余所余所しい扱いを受ける朝陽。
そのショックは大きく、すっかり抜け殻と化してベンチに座り込んでいる様子。ぬべー。
関係者たちは遠巻きに見守っている。みかんに言わせればこれでもだいぶマシになった方とのこと。ほほう。
黒峰をあそこまで痛めつけた人物・・・くっ。一体何者だ・・・絶対に許せん・・・!!
言葉だけ聞くと殊勝なことを言っている茜ちゃん。
いや、貴方が状況把握してないわけないでしょう。白々しいにもほどがある!!
実際、岡や嶋たちと同じように並んで正座させられ、紅本先生の説教を受けてる最中でありましたからなぁ。ハハハ。
まあ確かにこの面子がゲス峰の噂を流し、それを確定づけるような行いをした面々でありますからねぇ。
説教されるのも止む無しというところか。
そしておばあちゃんの影響か、凛ちゃんは怒られると凹んじゃう子なんですな。可愛いことだ。
色々と悪ノリが過ぎた感じはあるが、よもやこんなことになるとは思ってなかったんでしょうな。
そもそも噂だけなら、まあ十分困りはしただろうが、ここまでのことにはならなかったはずである。
だからといって反省の色がほとんどないのもどうかとは思いますけどね。嶋は怯えすぎだ!!
紅本先生。これでも一応反省してるのよ?けど、朝陽落ち込んでるのってあたしらのせいじゃないし。
朝陽あんなに凹ませられる人なんて白神さんしかいないわよ。
うむ、さすがにみかんはよく分かっておりますなぁ。
よく分かっているからこその微妙な表情。うーむ、辛い。
みかんと凛ちゃんが去り、獅穂さんは葉子さんの様子が気になるからと立ち去る。
そして茜ちゃんも洋菓子の未来が気になるからと立ち去る。いや、言葉似てるけどそれは無理だろ。無理があろう。
というか、岡たちがいるのに本当、いつも通りですなぁ茜ちゃん。秘密にする気が薄い子はこれだから困る。
紅本先生も関係を問われると説明に困るのでスルーしかない様子。大変だなぁ。
てなわけで、残った男友達3人で朝陽を励ましてあげることとなりました。
何だかんだで友達ですからねぇ。頼りにはしたいところだ。悪ノリする友達も含んでるわけではありますが・・・
呼び方が名前から苗字に戻り、余所余所しい感じの敬語を使われた朝陽。
葉子さんと友達になる前はそうだったよなと思い返している。
・・・なんかまるで、今までの出来事が全部無かったみたいに。
ぬべーとした状態からは戻ってきたが、やはり心ここにあらずといった様子の朝陽。
何度も葉子さんに告白するチャンスはあったのに、藍澤さんの告白の返事も出来ないままに誤解を生じさせてしまった。
このややこしい状況をどうにか解決しないといけないわけであるが・・・気の重いことですなぁ。
そんな落ち込んでる朝陽を励ますために歩み寄るのは嶋。何やら考えがあって1人で接近してきた様子。だ、大丈夫か?
ダメだろ。
岡と茜ちゃん同時に回答。この2人、よく意見が一致しますな。
それだけ冷静に人物観察が出来ているということなのかもしれない。さくらさんは寛大な人ですなぁ〜。
それはさておき、嶋は語る。何も言わなくてもおまえの気持ちならわかってるつもりだぜ?と。
俺もこないだフラれたばっかだしさ。俺ら似た者同士だよな!!
爽やかにそんなことを言いだす嶋。
いやいやいやいや。さすがに嶋と同じにされてはなぁ・・・そりゃ朝陽の目も一瞬で死ぬわ。
というか嶋、自分からフッたのではなくフラれたと認めるようにはなったんですな。
犯罪歴として残すぐらいならフラれた方で主張したほうがマシと考えたわけか?ゲスな話だ!!
俺らは同じようにこの歳までずっとモテなくてさ。1年の時クリスマス一緒に本屋でエロ本立ち読みしたろ?
それでさ、同じように無事2年になってさ・・・
なんでおまえばっかいろんな娘寄ってくんだよ!!
そんなんだから白神さんにも愛想つかされんじゃねぇーのー!?
話しているうちにざまぁねえなー!!と本音が血涙と共に飛び出す嶋。
まあ、色々と言いたくなる部分があるのは分からなくはないですけどねぇ・・・
ある種、これは芋蔓式だったという部分もあるわけでして。葉子さんの秘密を知ってから、本当朝陽の生活は一変したよなぁ。
ただ朝陽のことはさておいても嶋はモテないと思いますよ。自身の問題で。
紅本先生やさくらさんといった凶悪な面々に抑えられる嶋。
それはさておいて、今度は紅本先生が慰めの言葉をかけてくれます。何を悩んでいるのかは知らないがあまり気にするな、と。
若い頃は男と女・・・色々あるもんだ。私もそうだった。
え?何?今度は紅本先生と同じレベルと言われちゃうわけですか?こりゃ朝陽の目も再度死にますわ!!
いや、でも紅本先生も好きになろうとした相手ならかなりの数はいるはずですよ?
それが恋愛まで結びついた経験があるのかというと・・・うん、まあ・・・うん・・・
おう、そうだよ!ねぇよ!!なんもねぇよ!!それをおまえは選りどりみどり何を贅沢な・・・
そんなんだから白神に愛想つかされんじゃねぇーのー!?
嶋に続いての血涙&ざまぁねえなー!!が飛び出しました。な、泣ける。
まあ、朝陽の状況は贅沢というか羨ましいというか、凄い状況だとは思いますよ。言われても仕方ないぐらいに。
でも朝陽は選りどりみどりとか考えられる子じゃありませんからねぇ・・・
肝心の、本命の子に振り向いてもらえないのでは今の環境も・・・
実に悩ましい朝陽の現状。それを打破するだけの言葉を投げられるのは・・・やはり岡しかいないかな?
修学旅行で藍澤さんが朝陽に告白、その返事ができないタイミングで噂が流れ、葉子さんが勘違いすることとなった。
その悩みの流れを見事に看破している岡。
ふうむ。この分かりやすい朝陽と何年も友達付き合いしてるのだし、そのぐらいの推測はできてしまうわけか。
朝陽の場合、悩みというよりも葉子さんに勘違いされて落ち込んでいたという部分が大きい。
となれば、藍澤さんへの返事も、その後に何をすればいいかも朝陽には分かっているのではなかろうか。
それを指摘すれば・・・朝陽も自身の想いを口にする。
俺が好きな人が誰なのか。葉子さんの誤解を解くために。
俺が好きな人が誰なのか。葉子さんに伝えるために。
今度こそ告白する!!葉子さんに好きだって。
何度もしてきた決断であるが、今回のはその中でも一番強く思っている様子。
なぜなら・・・もう一度「朝陽君」って呼んでほしいから――
ふむふむ。いい動機じゃないですかね?
失ったものを取り戻したいという気持ちは大きいですしねぇ。それが前へ踏み出す原動力に繋がることでしょうさ。
誤解により大きく後退したかに見える2人の関係。
しかしこれは逆に大きく詰めるための前振りだったと考えられなくはなさそうですなぁ。
男友達3人の声援を受けて走り出す朝陽。いざ告白か!?
何だか大一番って感じになってきましたなぁ。
最期の前のページの男3人の姿は1話の再現のようですな。
その時も全員一致でフラれる予想をしながら送り出していた。
あの時とはかなり状況も2人の心の距離も違っているわけですが・・・さてさてどうなりますか。
そんなに心配した様子のない岡やさくらさん、残念そうな嶋の顔を見れば上手く行く気はしますが・・・
次回の展開を見守りたいところですな。
第85話「伝えよう!」
(2014年 47号)
――いつもそうだった。俺はいつも大事な場面でたった一言が言えなくて。
俺はいつも大事な場面で葉子さんに逃げられて。いつも追いかけることも出来なくて。
でも今日は、今日こそは違うんだ。今度こそ、今度こそちゃんと伝えるから。今度こそちゃんと最後まで聞いて・・・
決意を胸に葉子さんのもとへと走る朝陽。
その横を耳を塞いだ状態で通り抜ける葉子さん。わー。おい、目標接近速いよ!!
どうやら朝陽より前に藍澤さんと獅穂さんに追いかけ回されていた様子の葉子さん。
ふむ。それにしてもスコップ持って追いかけ回すのは流石に見た目がアレすぎますよ藍澤さん。
睡眠導入装置だとしてもやっぱり見た目のインパクトが・・・というか、葉子さん眠らせられなかったじゃないですか。
どうにかして誤解を解こうと頑張っているみたいだが、聞きとうない!!とばかりに逃げ回っている葉子さん。
鈍感な上に思い込みが激しいから大変ですわなぁ。
UFOを使って上から探そうとする藍澤さん。
しかしその前に、と朝陽は呼び止める。
・・・ごめん。こんないきなりで困るとは思うけど、葉子さんの誤解解くとかは関係なしにさ。
俺、委員長に伝えなきゃいけないことがあるんだ。
自身の告白の前にキッチリと筋を通す。相変わらず朝陽の恋愛観は一本筋が通っていますなぁ。
だからこそ今回はその狭間を衝かれて葉子さんへの対応が遅れたわけでありますが。
今度はそうならないよう、ここでしっかりと返事をしなければという話でございますな。しかし・・・
少し・・・ほんの少しでいい。時間をくれないか?心の準備を・・・いや、覚悟を決める時間を。
口ぶりからして、藍澤さんも分かっている感じですな。
まあ告白する前からそれは分かりきっていたことではありますし・・・そうと分かっていながら告白したわけなんですし・・・
でもこういったゴタゴタの中で返事を聞くのも藍澤さん自身にとっては微妙かもしれませんな。仕方がない状況ですが。
せめて少しぐらいは時間を開けてほしいと望むのも止む無きことか。
というわけで、まずは葉子さんを探すために奔走する。
藍澤さんの星の通信機は人魂でありますか。兄も人魂模した道具使ってましたな。
しかし猫と人魂とは・・・おっと、この話は発展させない方がよさそうだ。
最新鋭のレーダーを用いて捜索する藍澤さん。
しかし正直そんなものが必要なのかと思えるレベルの隠れ方をしている葉子さん。お腹鳴ってるし。
ま、まあ近くにまでいかなければ見つからなかったのは間違いないですしね!ね!
相変わらず吸血鬼の能力が中途半端な葉子さん。コウモリに変身しようとしても9割9分通常営業でございます。ピコピコ。
弱点も大したことないが利点も少ない辺りが何ともはや。
霧になるのも湯気が出るぐらいで乾くぐらいの意味しかないですし・・・いや、飛べるのはかなりの利点かな?
少なくとも藍澤さんの星の最新鋭のレーダーよりは役に立つ。目視確認しようぜ!!
必死なせいか吸血鬼丸出しの行動ばかりしている葉子さん。これはいけませんな。
更に、決定的な羽を出そうとしたりするものだから・・・さすがの朝陽も大声を出さざるを得ない。
ふむ・・・誤解されたままがどうこうよりも、もっと嫌なことが朝陽にはあったわけですな・・・
私のこととかどうでもいいからなどと言い出す葉子さんに対し、朝陽は語り出す。
・・・葉子さん雪山で言ってくれただろ?少しは自分のこと心配しろって。俺のことどうでもよくないって・・・
あれ本当に嬉しかったんだ。今までで一番。
・・・だから、だから葉子さんももっと自分の心配してくれよ!!
葉子さんのことどうでもいいわけないだろ・・・?どれだけ俺が心配してるか少しはわかってくれよ!!
嫌なんだよ!!葉子さんの秘密がバレて・・・葉子さんいなくなるとか絶対嫌なんだよ!!
そうなるくらいなら誤解されたままでもいい。だからっ・・・
必死な様子の朝陽。だがそれが本心だと分かるのがこの男の純粋なところでありますなぁ。
そのような言葉を掛けられると葉子さんも照れればいいのかどうなのか。
分からずにやはり逃げ出してしまう。黒峰君のアホ峰君と言いながら。その道のプロにアホの称号いただいたっ!?
分かりやすさといい、本当この2人は似たもの夫婦というか何というか・・・
上空からその様子を見守っていた藍澤さんも微笑んでおります。
・・・葉子君。私が告白に向かったあの時、応援の言葉をありがとう。
たとえつよがりだとしてもだ。
葉子さんとしてはそのことについては後ろ暗い気持ちがあった様子。
でもそれは仕方のないことである。恋心はそんな簡単に置いておけるようなものじゃありませんからねぇ。
そう、恋とはその時が来たのであれば、覚悟を決めて向かい合わなければいけないものである。
黒峰朝陽!!今こそあの日の返答!!聞かせてくれ!!
覚悟を決め、そう叫ぶ藍澤さん。どういう返事が来るか分かっていながらこのタイミングで聞く。何ともいじらしい。
・・・私は弱い。いつもどうしようもなく迷ってばかりで。
きっと何を選んでも私は後悔してしまうのだろう。
だから精一杯強がってやる。友のために――
宇宙船の中ゆえ、憚ることなく涙を浮かべながら朝陽に再度の告白をし、返事を求める藍澤さん。
その勇気に・・・朝陽も応える。
・・・ごめん。委員長・・・俺は委員長とは付き合えない!!他に好きな人がいるんだ!!
ついに返事をした朝陽。
分かっていたことではあるが、実際その言葉を聞くと辛さは大きいでしょう。
だが、藍澤さんは覚悟を決めていた。だから涙こそ流すが先へと進ませるためにも笑顔を浮かべる。
そして後押しをする。黒峰朝陽に、想いを伝えるために行け!!と。あぁ!!
葉子さん聞いてくれ。じ・・・実は俺は。ずっと・・・ずっと前から。
ずっと前から葉子さんのことが好きでした!!
逃げていた葉子さんの腕を掴み、ついにその言葉を口にする朝陽。
うーむ、まさに一世一代の告白劇!!
夕暮れ時でもハッキリ分かるほどに赤面している朝陽。
大して葉子さんは驚きの表情。ふむ・・・やっぱり鈍感。好かれている自覚が薄かったんですなぁ・・・
どうなるかと思われた恋愛模様。
断りの返事の直後に告白という物凄い突っ切った感じの展開は見事の一言でございます。
さてさて、葉子さんは一体どのような反応を見せるのだろうか?
腕を掴んでる状態ですし、朝陽も簡単に逃げさせはしないでしょうが・・・というか、さすがにここで逃げられても困る。
恋愛が成就した場合、ラブコメ的にはどうなるのだろうかという疑問はある。
まあ、くっついたままの状態で展開できないことはないと思いますけどね。
例え他の子とくっついても最終的に嫁になることを諦めず戦い続ける人もいたりするわけですし。
ここからの展開がどのようになるのか・・・注目です。
第86話「告白しよう!!!」
(2014年 48号)
走って叫んで、ついに言った。言いおった。
この瞬間でも内心迷ってはいた様子。もしうまくいかなかったらと、もし言うとしても今なのか?と。
――いや、今ここで言えなきゃ嘘だろ!?
全くですな。その想いが本物であるならば、今言わずしてどうする。
タイトルも正に告白しようである。1話と47話に続いてのこのタイトル。3度目の正直はなるか・・・!!
ガチ告白を行った朝陽。ドッキドキものである。
さて葉子さんは一体どのような顔をしているのか・・・ぽへーとしてました。っておい!!
ちゃんと伝わってるか怪しいのでもう一度、好きです。付き合ってくださいと述べる朝陽。
それでも葉子さんはぽへーとしたまま・・・かと思いきや、一転しての真っ赤になっての驚き顔。あらあらあらあら。
羽で嬉しさを全開に表現しながらも動揺しまくって逃げそうになる葉子さん。
しかし告白の直前からずっと腕を掴んだままだったのが功を奏した。
今回ばかりは逃がすわけにはいかない・・・ということで、2人諸共に正面からもつれて倒れ込む。びたーん。
その痛みで鼻血を出すエロ峰君。こんなタイミングで何考えてんの!?
いやいや。それでエロ峰になるなら葉子さんはエロ神さんである。凄い字面だなエロ神さん。
座り込んだところで改めて追い込みに入る朝陽。
そんなのありえへんというのなら納得するまで言葉を重ねるだけですわな。
吸血鬼かどうかは関係ないし、それによる騒動についても、そのおかげで仲良くなれたと思えば迷惑なんて思わない。
喋る時チラチラ見えるキバも、嬉しい時パタパタしてる羽も可愛いと思うし!!
意地っぱりな所も見栄っぱりな所もちょっと抜けてる所も何にでも一生懸命な所も。
怒ってる顔もすねてる顔も泣いてる顔も、何より一番、笑ってる顔も全部好きだ。とにかく好きだ大好きだ!!
言葉を尽くし、だから俺と付き合ってくださいと述べる朝陽。
葉子さんとしてみれば嬉しさの余り夢ではないかと思うほどである。
頬をつねって確かめるとはベタな行いだが、可愛いから良しとしよう。
朝陽もこういう葉子さんのことは好きであると思うのだが、それはそれとしてツッコミは入れないといけないらしい。悲しい習性よな。
それはそれとして、朝陽の想いはようやく伝わった様子。
THE☆鈍感相手にはこれぐらい言葉を尽くさないといけないわけですなぁ。
そしてずっと勘違いしていたことについて後悔する葉子さんでありました。おやおや。
そのことについてや、藍澤さんのことを思うとどう返事すればいいのか分からなくなる。
渚ちゃんと朝陽君のために――そういった想いを抱く葉子さん。であったが・・・そうじゃない。
せやんな?渚ちゃん・・・YESとかNOとかそういうことやないやんな?
私は私の・・・私は私の気持ち伝えるだけやんな!!
正しくそれでありますな。結局のところ気遣いなどは友達のためにはならない。
藍澤さんが勇気を出して自分の気持ちを伝えたのであれば、葉子さんも素直に自分の気持ちを口にするべきでありましょう。
だから述べる。いきなりやけどと前置きしながら――
実は私、朝陽君のこと好きやねん!!友達としてやなくて一人の男の子として!!
ほ、ホンマは遊園地も初めからデートのつもりやったし、おとんとおかんみたいに朝陽君と・・・って。
そんで思わずキスしてしもてその・・・
デリカシーないし時々エロ峰君やし不器用やけどいっつも真剣で誰かのことばっかり考えている。
そんなに頑張らなくてもいいと何回言っても自分の心配をしようとしない。
不満点ではあるけれども、好きになってしまう理由としては十分なことでありましょうなぁ。
ふうむ・・・ようやく葉子さんも素直な胸の内を明らかにすることができましたか。
それを聞いて喜ぶ朝陽。もう凄く嬉しいという言葉以外思いつかない程に喜んでいる。ほほほ。
一方の葉子さんも羽を振る以上の表現が思いつかずにいる様子である。おやおや。
こうしてお互いの想いを伝えあった2人でありますが・・・この後はどうすればいいのか分からない。
なのでちゃんと言うことだけは言っておこうかということで・・・座りながらお互いに頭を下げる。
朝陽「よ、よろしくお願いします・・・?」
葉子「こ、こちらこそよろしくお願いします・・・?」
これでいいのだろうかという感じでお互い正座からの挨拶と返礼。
うん、まあいいんじゃないですかね。実に・・・実に微笑ましい!!
こりゃヨッシャーという感じになってしまいますよ。
思わず茜ちゃんのように全身で喜びを表現したくなる。ってしっかりいるし!!桐子さんまで。
まあこんなチャンスを見逃す茜ちゃんではないか。
千里眼で遠くからでも見聞きできるはずであるが、やはり肉眼で見る方がいいという感じなのだろうか。
そんなわけで、正式にお付き合いすることとなった2人。ドキドキしながらの帰宅。
呼び方も黒峰君から朝陽君に戻り感無量でありますな。
こうなれば、朝陽としては何としても頑張って2人一緒に卒業したいと考える。
ラブの部分が片付いたのならば、次は秘匿系の部分というわけですな。
もうすぐ3年生。残り1年をなんとかこのままいければ・・・
そのように考える朝陽に対し葉子さん。こういうことになった以上ちゃんと言っておかなければいけないことがあるとのこと。何だ!?
その・・・実は私は・・・
そんなにクールビューティーやないねん。まだ。実は背のびしとるだけで。
あ、自覚あったんですね葉子さん。
でもまだとか言っちゃってる部分はまだまだ自覚が足りない様子ですな。
いやそうではなく、このタイミングで何を告白してるのだこの子は!!そりゃ朝陽も素で返しちゃうよ。知ってた。
付き合って早々にケンカを始める2人。まったくもってやれやれでありますわな。
卒業の話も出たし、それに関わる秘密が明らかになったりするのかと思いきや・・・ハッハッハ。安心しましたわ。
付き合うまでの話は終わったが、その後の話はまだまだ描く余地が大量にありましょう。
微笑ましい2人の物語を見続ける・・・そんな展開も良いものです。
無事に卒業式で笑い合える2人の姿をいつか見たいものでありますな。
まあ、その日はまだまだ先のことでいいとも思いますがね。
第87話「腹を割って話そう!」
(2014年 49号)
告白劇から一日が経ち・・・嬉し恥ずかしの恋人生活が始まるわけであります。
まずは友人たちから祝福&妬み。嶋は朝から元気だなぁ。
何も言わなくても朝陽の様子で上手く行ったかどうかは判断がついてしまう。便利な子だ。
しかし学祭からずっとどこか気まずいままだったんだなぁ。
その空気を解消し、付き合えることが出来るようになったのは嬉しいという他ありますまい。
そう!!とにかく嬉しい!!・・・んだけど。
嬉しいんだけど恥ずかしい。とにもかくにも恥ずかしい。
1日経過して冷静になるどころか2人して動揺しまくりの様子である。おやおや。
困った時はやっぱり校長室。自主的に駆けつけたのか連れ込まれたのかは知らないが、茜ちゃんに笑われる葉子さん。
ああ、そういえば自称恋愛ますたあ(笑)でしたな。
恋愛マスターかて木から落ちる。上手く登ってた覚えもないですよ!?恋愛ますたあの川流れ。
茜ちゃんの言う通り、あれだけこっ恥ずかしいことを言い合ってたくせに何を今更恥ずかしがるのか。
考えてみると茜ちゃんや桐子さんには見られていたいたが、2人が人払いをしててくれたのなら他には見られていないはずである。
全くの他人に見られることを考えれば最悪とは言い切れないかもしれませんよ葉子さん。
それが慰めになるかどうかはわからないが、とにかく葉子さんには――恋愛マスターには悩み事がある。
男の子と付き合うことになってもいろいろ考えねばいけないこともあるのだ。そう、例えば――
葉子「付き合うって何やろって」
茜「おおっと。マジかこの恋愛マスター」
もはや根本のところで悩んでしまっている葉子さん。一体何をもって恋愛マスターを名乗っていたのか。
いやまあ、ね。確かに具体的に彼女になってすぐに何かが変わる!!ってわけではないでしょうけどねぇ。
正直なところ、付き合う前から既に彼女のように、むしろ伴侶の如く寄りそってたりしたものでありますしなぁ、この2人。
実のところ、悩みという意味ではもっと根深い部分はある。
口には出しずらい悩み。ふむ、やはり藍澤さんのことは気にかかってしまいますか。そうでしょうなぁ。
そんな様子を見せる葉子さんに茜ちゃんから一言。
・・・一つ確認しておくが、黒峰の女が本当に自分でいいのかなどと、くだらんこと考えてはおらんだろうな?
今更そんなことを気にしても仕方なかろう。藍澤が選び、黒峰が選び、キサマが選んだ。ただそれだけの話だ。
思う所があるのならこれから努力しろ。実らずともよい。ただ努力しろ。
藍澤のためではなく、己が納得するために。
ほほう、さすがは茜ちゃん。たまに本当にいいことを言うから困る。
教育者らしい含蓄のあるお言葉。普段からこうであれば・・・いや、たまにだからむしろ重く響く、のか?
というのはさておき、続けて男女が付き合うとは何かについても教えてくれるらしい茜ちゃん。ほう?
教えてやろう。付き合うとは・・・
とりあえずちちくり合って、猿みたいにセック・・・
待て待て待て待て。さすがにそれはアホちゃう連呼されても仕方がない。
それじゃ付き合うじゃなくて突き、いや待って待って、それは無しそれは無し。
一面の真実も指しているだけにツッコミ辛くて困る部分もあり・・・いけませんわぁ。
こりゃ紅本先生もツッコミを放棄・・・って何で我関せずの構え!?
どうにもこうにも爆弾発言でありました。色々な場面で流用が効きそうで困るぜ。
まあそれはさておいて茜ちゃん。その辺りどう考えているのか朝陽本人に聞いてきてやろうと言い出す。
ふむ。何だか悪い予感がぷんぷんしますな。
その朝陽、さすがに似たもの夫婦なだけあり、葉子さんと同じ悩みを抱えている。
付き合うとはなんだろうか。付き合う前と後で何が違うのだろうか。
彼氏彼女。恋人。肩書きを得ることで大きく変わった気もするが、実際どう変わったかと考えると悩ましい。
世の中にはそういう称号は得なくてもちちくり合ってる男女もいることですし、いやそれはとりあえずええねん。
悩んでいる朝陽を四人掛かりで抱え上げて連行する茜ちゃん。わー。
こちらはこちらで葉子さんの本音を聞いて来てやろうって話ですか。
さすがに朝陽、ハッキリと嫌な予感を感じているようですが・・・逆らうことも出来ずに体育館へ連れ込まれるのでありました。
って何この大がかりなセットはー!!
体育館の中にはいつの間にしつらえたのかクイズ番組のような舞台装置が築かれていた。
何というか、随分レトロな感じですな。
正直に質問に答えていれば縛られた腕は自由になるが、不正解の度に解答席は傾いていき、やがて泥に落ちると。ふむ。
題して「クイズ、腹を割って話そう!!」なるほど。本音を力尽くで聞き出すための装置か。
相変わらず凝っているというか何というか・・・カップル成立しても楽しそうで何よりですな。
というわけで早速の第一門。出題者は紅本先生。オイ。
しかも質問内容が凄くストレート。黒峰は白神のことが好きだ?ハッハッハ。今さらその質問はなかろう。
恥ずかしくはあるが、昨日あれだけ言っておいて今更言を翻す黒峰朝陽ではない。
真っ赤になりながらも好きですと述べ、隣で聞いてた葉子さんも改めて真っ赤となり・・・
んだよ見せつけやがってガキどもがっ!!!
分かりきった質問をしておきながらキレる紅本先生。
気持ちは分かるが落ち着いて・・・って、何か羽根が刺さってる!!
よ、よりにもよって嫉妬の羽根を刺すとは・・・素の状態でも妬みがぽろっと漏れたりしちゃってたあかりんだと言うのに!!
どうも茜ちゃんの暴走を放置してる感じだと思ったら、こう来たかぁ〜。
状況が把握できたところで第二問。
今度は葉子さんへの出題。昨日の夜は舞い上がってなかなか眠れなかったか?
ふむ、クールビューティー的にはそんなことありませんでしたしと答えたいところであるが・・・
実際は『あさひくん』と名付けたぬいぐるみを抱きしめて一晩中部屋を転がっていたらしく・・・ほっほっほ。
いやはや、葉子さんはやっぱりこういうところが可愛らしくてよいですなぁ。ほっほっほ。
クールビューティーの欠片もないが、良い良い。
というわけで正直に答えないと解答席が傾きます。
大がかりな装置だけど、傾くのは手動。体力仕事は華恋ちゃんに任されている様子。
相変わらず茜ちゃんに騙されて色々手伝っている様子ですなぁ・・・さすがというか何というか。
まあ確かな絆が生まれるかどうかはさておき、確かに本音は聞き出せるかもしれませんが・・・うーむ。
それでは第三問。今度はエロ峰に問題。正直白神と付き合ってこれから何をどうしたいか答えよ。
うむ、悪意に満ち溢れた出題の仕方だな!!
黒峰脳ではなくエロ峰脳で考えなくてはならない。これぞ男の本音の引き出し方か!なんたることぞ。
しかしこんな質問でも真面目に考えて答える辺り、さすがに朝陽でありますな。
そりゃ正直全くエロい発想がないなんてワケないけど・・・
で、でも正直まだ付き合うってどういうことかよくわかんないし。
正直今までももっとうまく出来なかったのかなって自己嫌悪ばっかだけど。
その分これから頑張っていけたらって。でも背伸びせず自分たちのペースでつ、付き合っていけたらって思います・・・
真面目に、本当に真面目にそんなことを答える朝陽。
ウソのつけない性格なのは分かっているし、この言葉が本心のものであるのは容易に伝わって来る。
結局朝陽も葉子さんも似た者同士。同じように付き合うってのがどういうことかは分かっていない。
お互いが分かっていないのであればそれはそれで良い。
一緒に、自分たちのペースで進んでいけばよい。それを確かめるのもまた付き合うってことなんでしょう。きっとね。
色々とドタバタしたけど、お互いの気持ちを確かめ合えた感じの2人。
何というか結果オーライといった感じではあるが、茜ちゃんもいい仕事をしてくれました。
というところで、2人への祝いと称された最終問題が紅本先生から出されることとなります。
私、紅本明里にも白馬の王子様は現れるのでしょうか・・・?
微笑ましい2人を見て嫉妬満点状態の紅本先生。こ・・・怖いなんてもんじゃねぇ・・・!!
さすがに白馬の王子様は夢見過ぎであるが、ハードルさえもう少し下げてもらえれば・・・
少なくとも自分より強い相手は夢見過ぎとか言うレベルの話ではありませんぜ。
正直に答えられるはずもなく落下する2人。
考えてみれば葉子さん飛べるはずなのに律儀に泥まみれになってるんですな。慌てて忘れたのかもしれないが。
しかし泥だらけになりながらも紅本先生に刺さっていた羽根を取り除くことに成功し・・・ちゃんちゃん☆
付き合うことになってもやっぱり話題は豊富な感じですな。
実際のところ、彼氏彼女になるのがゴールってわけでもありませんからねぇ。
むしろこれからの時間の方が長いわけですし、色々と語られる部分はありそうです。
直近の問題は藍澤さんの去就ですかね。
納得しての行動ではあるが、カップルが成立してしまったわけで、今の心中はどのようなものとなっているか。
みかんと同じような狙い方はしないでしょうが、完全に諦めての立ち位置となるのかどうか。気になりますなぁ。
第88話「生徒会長の仕事に密着しよう!
(2014年 50号)
卒業式。言葉の通り、学校を卒業する日であります。
朝陽は願っている。葉子さんの秘密を守り抜いて無事に一緒に卒業出来ることを。
その目標の日まで1年。果たして何ごともなく済むかどうか・・・いや、何ごともないのは無理だな。まず無理。
目標としている卒業式ではあるが、今年は特に感慨深いわけでもない。
部活でもやってなければ3年生に知り合いがいるわけでもないですしね。身が入らなくても仕方がないかぁ。
卒業証書授与!!
卒業生代表、第66代生徒会会長、銀華恋!!
しまった!そういえば華恋ちゃんは3年生という設定だった!!そういえばそうだった!!
朝陽もすっかり忘れてた様子の華恋ちゃんの設定。そりゃそうだ。
他の生徒も謎の生徒会長の存在にざわめいております。校長といい会長といいこの学校は。
長いこと会長として在籍していた華恋ちゃんであるが、ついに卒業をしたりするのか?なんてことはなく・・・
続きましては送辞。在校生代表、第67代生徒会会長、銀華恋!!
卒業生代表でありながら在校生代表を務める華恋ちゃん。
凄いな、毎年送り出したり送り出されたりしているというのか・・・何が何やら!!
いやさすがにこれは式の最中でも大声でツッコミ入れたくなってしまいますわ。仕方がない。
紅本先生の黙ってろは式の最中ということプラスややこしい話だから騒ぎにせずに流せという意味があるのかもしれない。
卒業生からの贈り物らしき、リボンの巻かれた木刀を担ぎつつ笑顔の紅本先生。
さすがにいい先生であっただけに慕われている様子でありますなぁ。
何か部活の顧問とかやってたりするのだろうか?
それはさておき、会長室にお邪魔している朝陽と葉子さん。
タイトルの通り、生徒会長の仕事に密着しにきたのだろうか?
しっかりカップル揃っての登場であるのはさすがというか何というか。熱いねぇ。アツイアツイ。
華恋ちゃん曰く、生徒会長のお仕事も色々。
部活の予算を決めたり、学校行事の企画立案したり、茜ちゃんのお菓子を買いに行ったり仕事を手伝ったりするらしい。ふむ。
後半は実にアレであるが、まあ色々と学校のためになることをやっているわけですな。
そしてさらに、学校のため――生徒のために目安箱に投函された悩みや相談に答えたりしているのだそうな。ほほう・・・!!
というわけで、「月刊目安箱」の時間であります。
ほう。目安箱とは生徒会らしい・・・とか思ったらまさかのラジオ形式!!
確かに悩み相談とかやってるラジオはよくあるみたいだけど・・・何でまた。
中年少女の時の大根っぷりを見ていると、そういうのには向いていないような気はするのだが・・・
いや別に演技をする必要は無いのか。真剣に解答するのは華恋ちゃんの得意とするところだろうしね。
月刊ペースでやってるだけにその喋りも手慣れて・・・いなかった!!
やっぱりというか何というかガチガチになってしまっている華恋ちゃん。期待を裏切らない子である。
そんな華恋ちゃんに本番中でも容赦ないツッコミを浴びせる朝陽。
うーむ、どんな時でもツッコミを入れる姿勢がぶれないのは流石と言えなくはないですなぁ・・・変な感心をしてしまう。
お仕事中なんだし大声だしたらあかんと葉子さんに叱られる朝陽。おやおや。
そういいつつ、小さい茜ちゃんというアシスタントに大声で喜びの色を示す葉子さん。おやおや。
相変わらずこのカップルは似た者同士というか何というか・・・そのまま寄り添いあって生きていくといいわ!!
しかしちっさくても茜ちゃんは茜ちゃんなので油断しちゃいかんってことですよ葉子さん。
華恋ちゃんの開始のギャグはスルーして1つうめのお便り。
うむ、ギャグの内容はさておき無茶ぶりに真剣に答える華恋ちゃんはやっぱり天使だと思いましたよ!!ギャグの内容はさておき。
で、その1通目のお便り。目安箱ネームゲンちゃんさんからのもの。
「全然娘が実家帰ってけぇへんけど、どないなっとるんや」
ああ、ゲンちゃんさんってそういう・・・思いっきりこれ私信やないか!!
FAXも受け付けているというのにわざわざ目安箱にこの内容を手ずから投函しに来たというのか・・・
まあ、遠回しに葉子さんに催促するという意味ではいい手なのかもしれないが・・・ううむ。
ともかく2通目。目安箱ネーム桜子さんからの恋の相談。
「最近担任の先生が異性として気になってます。やっぱり生徒と先生・・・相手にしてもらえないでしょうか?」
ふむ。これは学園物らしい切ない恋物語でありますな。
これに対して華恋ちゃん。生徒と先生である前に一人の人間同士!!
貴方が真剣に想いを伝えればきっと先生も一人の人間として真剣に答えてくれるわ、とのこと。ほほう・・・!!
さすがにいいことを言う華恋ちゃん。さすが!!
そしてうまくいったら教師はクビだと一瞬で水を差す茜ちゃん。さすが!!まあそりゃそうか。
んでもって3通目は常連さん。目安箱ネームは恋するSMDさん。
その内容は常連らしくいつも読んでもらってるのか「いつもありがとう」という感謝の言葉。ほう。
いやあ、これは華恋ちゃんにとっては何よりの報酬でありましょうなぁ・・・嬉しそうな顔がまた可愛らしい。
そんな生徒たちに救いを与える華恋ちゃんの姿を見て朝陽たちも微笑ましく感じている。
私らの生徒会長は凄い。そう誇れるのは良いことでございます。
さて、ここでFAXが到着。
ここで読み上げられるのはまたもや常連の恋するSMDさん。
「彼女を抱きしめてキスしたら逃げられました。それ以来会ってくれません。やっぱり僕はフラれたのでしょうか?」
あー・・・いや、何となくSMDの時点でそうじゃないかなとは思ったのであるが・・・あー・・・
未だにフラれたのでしょうか?という認識でいるのかこの男は。
しかも諦めずに変な方向に前向きになっている様子のSMDこと嶋田。藍澤兄も大変だ!!
増田作品らしく、走りながら真剣な顔で自身について、恋について語る嶋。
その流れに沿ったからって上手く行くとは限らないわけでありまして・・・
色々な意味で辛くなってくるから嶋は狙う相手を変えた方が良いと思うのです。いや本当に。
だからといって、優しくしてくれるからという理由で華恋ちゃんを狙ったりしたら許しませんけどね。本当に。
藍澤兄とは違う意味で安く誘えてしまいそうなのが怖いところなんですなぁ。華恋ちゃん・・・
相変わらずな嶋はさておき、今回気になるのは2通目のお便りの桜子さん。
目安箱ネームは本名とは違う。が、本名と関連付けた名前をつける人は多い。
となると・・・既存の登場人物だとやはりさくらさんという存在が浮かび上がって来るわけでして・・・
さくらさんが先生との恋愛!?よもやお相手は!?などと考えてしまうと期待せざるを得ないですなぁ。
強さ的には申し分ないようですし、紅本先生にも一縷の望みが・・・うむ、想定しておきたい組み合わせでありますなぁ。
実は私は 11巻
第89話「自分を磨こう!」
(2014年 51号)
朝陽が告白し、葉子さんと付き合うようになった。
その告白を見送って飛び去ってから姿が見受けられなかった藍澤さん。
心配しておりましたが、今回はその藍澤さん回であります。
本日は地球に来てから3度目の4月1日。つまり丁度3年目となるとのこと。
この2年間色々なことがありました。思いふける藍澤さん。
・・・いずれこんな日が来るとは思っていたが・・・
地球潜伏作戦の中止。および第08小隊所属、藍澤渚はすみやかに帰還せよ・・・か。
何とよもやの帰還命令。というか強制送還!!
ショックで里帰りするぐらいのことはあるかと思ったが、本星の方からそのような話が来るとは・・・!!
まさか司令部が傷心の藍澤さんのことを思って・・・いやいや。プライベートに干渉しすぎだ、さすがに。
確かに強制送還させられるだけの心当たりは大量にある藍澤さん。
朝陽や葉子さんに見つかっただけならまだしも、UFOの個人使用の頻度が高まってましたからねぇ。
・・・幼い頃に見たことがある。強制送還された掟を破りし者の末路・・・
非情にも見せしめとして大衆の前、処刑台の上で・・・
処刑台の上でお尻ペンペンされていたのを・・・!!
やっぱり刑罰はそれなんですな。
ちゃんと叩く人も、こらっ!!と叱りながら叩いてくれています。ぴしゃっ!といい音が鳴っているぜ!!
バカバカしさはとてつもないが、しかし辱められるという意味では結構なものである。
自分も軍法会議の末にそのようになるのではと怯える藍澤さん。
うーむ、お尻ペンペンぐらいで済むならとっとと身バレしてしまえとか思ったが、これは厳しいな!!
それ以前に強制送還があるから身バレはどちらにせよNGだったか。
強制送還されるのは藍澤さんだけなのか。まあ、普通されるなら兄の方が先だろうとは思う。
機密保持とかそれ以前の問題で早い所返して上げて欲しいところである。
嶋の暴走が激しくなっている今、本人にとってもそれがいいんじゃなかろうか。
しかし、単体ならまだしも並べられると途端に卑猥な感じが増してくるな、この公開処刑。
兄妹ペンペンとか一族みなペンペンとか何の隠語だってばよ。
どうにか回避する方法はないかと考える藍澤さんであったが・・・やがてその考えは捨てるようになる。
これは本来昨年の春、葉子君と黒峰朝陽に秘密をさらした時点で受けるべき罰だった。
それを二人が秘密を知ったことを隠し通してくれたおかげで今日まで生き長らえることが出来ただけだ。
・・・そうとも。葉子君と黒峰朝陽の二人のおかげで、私は地球での生活を――
思い返すうちに何ともいえない感じになってきた様子の藍澤さん。
恋愛模様は決着したものの、そこからどうして行くかの部分はまだ解決してないんですよねぇ。
そういう意味ではこの強制送還は渡りに船という部分はなくもないのだろうが・・・ううむ。
・・・おそらくこの星で私に残された時間は少ない。もはやお尻ペンペンは避けられぬだろう。
ならば・・・せめて。
残り少ない時間を利用して藍澤さんが訪れるのは獅穂さんの部屋。
宇宙人であることは秘密にして、なるべくの秘密を獅穂さんに明かす。
スパイとして潜入してる部分までは言っても問題ないって裁定なのだろうか?
いやまあ、突然言われても到底信頼されない内容ではありましょうけどね。
いや、藍澤さんの普段の行動を見ていると納得され・・・いや、こんなバレやすいスパイがいるかと言われるだけか。ぬう。
さすがに突拍子がなさすぎて納得させることができない。これは仕方がない。
とはいえ獅穂さんも頑張って理解しようとはしてくれている様子。
一応藍澤サンが大事な話してくれてることはわかってるつもり。
けどさ、だからこそよくわかってもいないのにわかったって言いたくないんだよ。
ほう。これは実に真摯な態度。
確かに分かってもいないのに話を進めるために納得するというのは良くないのかもしれない。
別れの挨拶をしにきているというのは感じることであるし、となればその言葉はしっかり受け止めないとね。
何はともあれ、藍澤さんの用件はその強制送還に伴う刑――お尻ペンペンについてである。
刑を受ける覚悟は決まっているつもりだったが、そのための準備はしておきたい様子。もし可能ならば・・・
藍澤「私を美尻にしてほしいのだ。せめて身だしなみを整えておきたい」
獅穂「よし!意味わかんないけどわかったよ!!」
直前にいいこと言ったはずなのに驚くほどの勢いで翻す獅穂さん。
普段はまともな部類なのに、痴女関連の話になるといきなりこれである。
それこそが獅穂さんのアイデンティティである故に仕方がないことなのでしょうが・・・うむ、さすがというべきかな。
美尻学は痴女道の必修科目とのこと。そうか。というか藍澤さんはいきなり何を言い出すのか・・・
まあ、首を洗ったり腹を切る前に中身を排出しておくようなものだと考えればその発想は分からなくもないか。
美尻についてはまあいい。が、藍澤さんは拘束される前に出頭しようと考えている様子。
つまり、もう学校に行くことはなく、今夜去るということであり・・・
それは朝陽や葉子さんとは会わずに去るということでもある。
その点をさっくり指摘する獅穂さん。さすがですな。
そして並行して美尻学の講座を勧めようとする獅穂さん。さすがですな。
下着は締めつけによって血行を悪くする。
そしてパンツルックは見られる心配が無いからと怠けたお尻を生むだけとのこと。
つまり!!ミニスカノーパンこそが・・・美尻養成ギプスなんだよ!!
そ・・・そうでありましたかぁー!!
説得力がなくもないような・・・そういう部分が少しでもあればしっかり納得しちゃう藍澤さんのチョロさよ。
見られる心配はないかもしれないが、ライン的なことを考えるとパンツルックの方が・・・いや、まあ、それはさておき。
そして教官殿こと獅穂さん手ずからのマッサージ。
ふむ、わざわざ吊革まで用意してシチュエーションに凝っておりますなぁ・・・どこの変態親父だ!!
確かに絵面的にひどく抵抗があるというか・・・やべぇよ!
しかし抵抗しておきながら、効果がありそうと分かるとすぐに納得してしまう藍澤さん。
うーん、本当この子はチョロ可愛い。心配になってくるレベルである。
いつものことであるが、当初の目的を見失いつつある様子。
刑を受けることをむしろ望む所だと思うようになりつつあったりする。おやおや。
――そう。今は皆に早く報告したい。私が地球で得たかけがえのない美尻を・・・!!
この思想・・・これは・・・
とか思っていたら、やっぱり痴女の方向に行ってしまってるではないですか教官殿ォー!!
表情は実に良い感じになってはいるが・・・何というか・・・おいたわしや。
直ぐ流されるが、何だかんだで復帰も早いのが藍澤さんだったりする。
打たれ弱いのかタフなのか。芯はしっかりしているがそれ以外がプルプルな感じですぜ。
そもそも外部ユニットを美尻にしても意味がないと今更気付くぐらいだったりするし・・・やっぱり残念な子である・・・!!
遠く離れてもずっとアタシたち痴女友だよと述べる獅穂さん。恐ろしい話である。そりゃ凛ちゃんも震える。
というのはさておき、獅穂さんはバカなことをしながら時間を稼いでいてくれた様子。
いや、痴女道の勧め方はある意味本気なのだろうが・・・まあ、傍から見たらバカなことなのでそう呼ぶことに問題あるまい。
どうやら葉子さんに電話し、通話状態にしたままである様子。
なるほど。藍澤さんを引き留めている間に駆けつけさせようという話ですな。
痴女関連はさておき、それ以外はまともな獅穂さん。いい仕事をしてくれます・・・!!
この流れで、今後の藍澤さんとの関係も固まりそうな感じがしますな。
上手いこと3人仲良く学校生活を送れるようになれば良いのですが・・・
まあ、強制送還に関しては、うん。冒頭で4月1日とか言ってるぐらいですしね。うん。
兄だけ本当に強制送還されるぐらいのオチに収まりそうな予感がするぜ。
第90話「お別れしよう!」
(2014年 52号)
・・・あの日から・・・?ううんもっと前・・・
修学旅行・・・渚ちゃんが朝陽君に告白した日からずっと渚ちゃんとはちゃんと話せてない。
私から声かけてええもんなんか。一体何をどうしたらええんかわからんくて。
そうやって・・・私はずっと逃げてて――
懸命に走りながらそのようなことを考える葉子さん。
恋愛と友情。微妙な関係でどうすればいいのか分からずにいた様子ですな。さもありなん。
だけど突然いなくなってお終いなんて終わり方はとても許容できるはずもなく・・・
獅穂さんは知らない藍澤さんの重要な機密。
強制送還されたとしたら、そこはもう簡単に会いに行ける場所ではない・・・
だから必死に探そうと、見つけようとする葉子さん。
けれども藍澤さんは今夜のうちに早くも出発しようとしているようで・・・
別れを告げても2人に気を遣わせるだけだと考える藍澤さん。
口ではそういいつつもやはり遭っておきたいという気持ちは強いようですな。相変わらず意地っ張りというか何というか。
・・・本来ならば昨年の春に終わりを告げていたはずの学校生活。
そこから始まった秘密を守り合う日々。
眩しくて眩しくて思い返すだけで涙が出そうになる。
十分だ。もう・・・十分だ。私には過ぎた日々だった――
悔いなどない。あるはずがない。
そのようなことを口にしながら涙を流す藍澤さん。
どう見ても口にすることでそう思い込もうとしてるようにしか思えませんな・・・
その日々が楽しかった。それは間違いないが、ここで終わりにして良いものではありますまい。
恋愛関係に区切りがついたといっても3人の関係が終わってしまったわけではないのだから。
だから、さよならを告げて飛び立つ藍澤さんに必死にしがみつく葉子さん。ガシ。
しがみつくといっても羽を伸ばして宇宙船に空中でというなかなか危険な行為であります。
しかも成層圏を抜けようかという高度。そ、そんなに飛べたんだ葉子さん。根性出せば意外とスペックあるのか?
羽を出して飛行すれば誰に目撃されるか分かったものではない。
夜とはいえ長く飛行していれば人目につくこともある。
それは葉子さんも分かっている。分かっているが分からない。何を一番大事に考えればいいか分からない。
こういう時に何といえばいいのか。どんな顔して会えばいいのか。分からないことだらけだ。
でももう絶対、何もせずに後悔するとか嫌やから・・・
このまま何も言えんで渚ちゃんとお別れするとか、秘密バレるよりずっとずっと嫌やから・・・!!
分からないと言いながら大事なこと分かっているじゃないですか葉子さん。
自分の気持ちに嘘をつかずに行動する。
大事なことです。非常に。少なくとも友達相手にはそうあって欲しい。
その素直な気持ちをぶつければ・・・藍澤さんも相好を崩すしかありますまいて。
涙と共に笑顔を見せる藍澤さん。
葉子さんの行動で気付けたようですな。このまま別れたら一生後悔することになったであろうことに。
獅穂さんの計らいにより間に合った葉子さん。
朝陽も連絡を受けて駆けつけてくれる。
宇宙船を着陸させたことでどうにかまたこうして3人顔を合わせることができたわけですな。良かった良かった。
・・・ちゃんと伝えよう。不格好でもいい。私なりの別れの言葉を。
そのように考える藍澤さん。
そしてまず行うのは、朝陽のほっぺにキス。あらあら。はにかみ顔も可愛いですなぁ。
私はまだ君のことを諦めてはいない。隙あらば私はいつでも狙っているぞ。
・・・だからな?葉子君。私に気兼ねすることなどないのだぞ?
だってそうだろう?たとえどれほど離れていようと、たとえ二度と会えなくても・・・
私たちは・・・ずっとライバルで・・・
そして、ずっとずっと親友なのだから・・・!!
最早涙を留めることはできない。
笑顔を作りながらも涙を流しつつ、別れの敬礼。うーむ、実に藍澤さんらしい。
――それから。二人は長い間話し続けた。
二人とも泣きながら「ごめん」とか「ありがとう」とか。
これまで話せなかった分・・・これから話せない分を埋めるように。
それはまだ肌寒い4月1日の夜――俺たちはきっと、ずっとこの日を忘れない。
・・・という風に気分を高めている朝陽。
その3人の姿を見て感動の涙を流す華恋ちゃん。
そしてエイプリルフール企画!!ドッキリ大成功の看板を持ったままガタガタ震えている藍澤兄。
どうやって切り出せと・・・!?この空気の中ー!!
さすがにこの空気は読めてしまう藍澤兄。うむ、まあ決死の覚悟で行くしかないんじゃないですかね?死が決まってると覚悟して。
そうかー。前回藍澤兄が出会った嶋は茜ちゃんが化けたものでありましたか。
内容からして茜ちゃん発案のものだったんでしょうなぁ。
まあ協力した藍澤兄も同罪ということで・・・制裁されてください。合掌。
前回の開始時点でこうなりますよと掲示されてはいたけど、本当にそうなってくれて安心安心。
騙された藍澤さんにしてみれば鬼の形相になるのも仕方がない。
けれども、告白辺りからわだかまっていた葉子さんと藍澤さんの仲を取り持つ形になったのは間違いない。意図はしてないだろうけど。
これによってまた3人の時間が続けられるわけですからねぇ。ある意味エイプリルフールに感謝といった感じですわ。
第91話「お花見に行こう!」
(2015年 1号)
春休みを満喫する朝陽たち。
課題も皆で頑張れば怖くはないって話ですな。獅穂さんはすっかり轟沈しちゃってるみたいですが!!
それはそうと、この時期のイベントと言えばお花見。そう、あの伝説のお花見である。どこの伝説だよ。
夜桜とかもあるし、そんなに吸血鬼と縁遠いものではなさそうですけどねぇ。
何にしても皆でワイワイできるイベントは葉子さんとしても嬉しいでしょう。
大勢いるところで羽を拡げでもしたらと不安になっているようですが・・・お腹の方は正直みたいだな!!
まあ、藍澤さんたちも全力でフォローしてくれるみたいだし、大丈夫でありましょう。たぶん。きっと。おそらく。
しかしいつものことではあるが、いい女を3人も連れて勉強会とはいい御身分であるな黒峰朝陽。
それはさておいて、お花見であります。
いつものメンバーがほぼ勢ぞろいしてのお花見。盛り上がってますなぁ。
やっぱり葉子さんはこういうにぎやかな催し物が大好きな様子。お花見ぃー!!
クールビューティーとは程遠いが、まあ葉子さんらしくていいんじゃないですかね。
秘密を守るために、イメージを守るために一人でいることを選ぶよりも今の方がずっといいですわな。
さっそくいい雰囲気に感じ入っている朝陽。
葉子さんの楽しんでいる姿を見るのが花より団子より何よりの肴とは言いおる。
いつか大人になってまたこの面子で集まれたならば、その時は本当にお酒の肴になるって感じでしょうか。
ってなこと考えてたらみかんが葉子さんに何かぐいっと飲ませ始めました。この席でそれはもしや・・・!!
年齢的に危険な飲料かと思いましたが、どうやら痴女特製の痴女ジュースだったらしい。
そっかー。それなら年齢制限もないから安心ですなー。一体何だよ痴女ジュースって。
とりあえず飲んだら顔が赤くなってフワフワした感じになる効果があるらしい。でも、らいじょーぶい!!うん、酔ってますなコレ。
酔っぱらって童心に返る葉子さん。
その朝陽とのスキンシップはカップルらしいものに見えますなぁ。微笑ましい。ハッハッハ。
よりにもよって藍澤さんとみかんの前で見せつけるとは。ハッハッハ。こりゃ朝陽も何となく謝るしかないわ!!
やけジュースをあおる2人の姿は悲しくも面白い。
どうやら朝陽、葉子さんと付き合うことになったとわざわざみかんに報告したらしい。
義理堅いというか何というか・・・
言う方も言われる方も辛そうな行為。
でもそういう点をキッチリ行い、曖昧な態度を取らないのはいいことだと思いますよ。うん。
まあやけジュースをあおることになるのには変わらないでありましょうがね!
ジュースばかり飲んでいると体によくない。すきっ腹に痴女ジュース良くない。
というわけで団子を勧めたわけであるが、これがとんでもない罠。
よく見たら串に刺さっているのは団子じゃなくてプチシュー!!
これがあの噂に聞くステルスロシアンである!!何で周知の事実になってんだよ。機密漏れてるぞみかん!!
前門のジュース後門のロシアンシュー。
ダブルで喰らった岡は特に大変なこととなっております。何やってるんだか!!
葉子さんの羽キバ耳の公開はロシアンシューによってどうにかなりそうな雰囲気。
しかし他にも花見客はいると思うのだが、その辺の配慮はどうなっているのだろうか。
ああ・・・こんな連中が現れたら目を逸らすだろうし問題ないか!!
色々と惨事となっている現状。
そこに現れた救いの手は中年少女。
なるほどな。惨事にはそれを上回る大惨事をぶつければいいわけか・・・
人の振り見て我が振り直せ。醜態を見ることによって我に返ることができる。
・・・あぁそうか・・・俺たちにはいたんだ。
いつだって俺たちを正しい方向に導いてくれる最高の先生・・・最高の反面教師が――
ジュースは飲んでも飲まれるにゃん。
それが中年少女の。紅本先生の教え・・・うん、どの口で言っておられますのか。うん。
まあ、内容自体はもっともでありますけどね。お酒は中年になってから!ずいぶん先のことだな!!
第92話「3年生になろう!」
(2015年 2+3号)
新展開巻頭カラー!!
タイトルの通り、今回から朝陽たちは3年生。
となれば学校には新たな1年生――新入生たちがやってくる。
校長である茜ちゃん、今年も面白そうな輩がはいってきとると嬉しそう楽しそう。
せいぜい期待しているぞ。白神源二郎最後の切り札とやらを・・・!!
どうやらまだ諦めていない様子の源二郎。
次々にアホを送り出してきたわけでありますが、ついにそのカードも最後となりましたか・・・
それはさておき、この巻頭カラーの見開きは1話の見開きを思い起こす良いカット。
上に並ぶ5名が新キャラ・・・いや、鳴ちゃんは既存キャラでしたな。同じ学校に入って出番が増えることに期待したい。
それにしても忍者っぽい子はさておき、この箱は一体何なのだろうか・・・
とりあえず表紙を飾った時のインパクトは大きいなと今から期待してしまう。
さて、その新キャラたちの一人が早速登場。
3年生になってクラス替えが行われ、担任による新学期の挨拶。
今年も朝陽のクラス担任は紅本先生であります。恋愛絡みとかはアレだけど他は頼りにはなる先生だし良かった良かった。
そしてさらに副担任が付くこととなる。この副担任こそが見開きに登場した人物の1人・・・
その名も緑苑坂弓さんであります。ほほう、ついに来たか緑枠!!
袴姿の美人。落ち着いた雰囲気のクールビューティーにクラスも騒然。
しかし誰かと違って若い発言はいただけませんな。誰かさんだって見た目は結構若・・・あ、いやその・・・
体育館裏に呼び出されるのは嶋だけにお願いしたいところです。
その弓さんに何やら睨みつけられている様子の朝陽。ほほう、これはやはりそういうことなのだろうかね?
――春は出会いの季節らしい。
高校生活3度目の春。去年の春、葉子さんの秘密を知って一年が過ぎて高校生活最後の一年。3年生の始まりだ。
とは言ってみたものの、クラスの面子はほとんど変わりがなかったりするらしい。
ついでに言えば席順までほぼ同じ。分かりやすくていいと言えばいいですな。
違いと言えばそこにみかんが加わっているという違いがありますか。結構大きくはありますな。
まあ、厄介者は紅本先生のクラスに集めた方がいいという判断が働いたのでしょう。きっと。
クラス替えにより葉子さんとみかんのロシアンシュー開発にも磨きがかかりそうな様子。まだ行くつもりか!!
ハズレ部分が大すぎて最早ロシアンなのかどうかも分からなくなっておりますが・・・まあいいや。
厄介者を集めたとはいってもさすがに学年の違う凛ちゃんが一緒になることはないですわな。さすがに。
凛ちゃんの友達作りのために奔走するみかんはやっぱりいい保護者ですなぁ。ほっこりする。
厄介者という意味では最大の厄介者である茜ちゃん。さすがに生徒でさえないので同じクラスではない。
ロシアンシュー開発についてのお言葉は全くもってありがたい忠告でありますけどね。よく言って聞かせてください!!
フェイントが2回もあったせいで本当に同じクラスなのに信用されなくなった華恋ちゃんが可哀想。
そうかー。3年生なわけだし、同じクラスになる可能性は十分ありましたわな。そういえば。
まあ基本的に仕事してるから生徒としての活動はしないっぽいですが。つまりいつも通りのポジションってことですな。うん。
クラス替えで知らない顔ばかりになったら寂しいことになっていた。
そんな一抹の不安もあっただろう葉子さん。知った顔も多く、賑やかなクラスになりそうと分かりご満悦であります。
で、でもな?そ・・・その。
い、一番嬉しかったんは、朝陽君とまた同じクラスになれたことかなー・・・て・・・
真っ赤になりながらそんなことを述べる葉子さん。
ふーむ、少しは想いをきちんと口にできるようになれたみたいですな。喜ばしい。
そしてそんなことを言われれば朝陽も素直な想いを口にして返してしまうわけで・・・両者赤面。
うーむ、何という初々しさか。生き返る生き返る。茜ちゃんはもう終始目が離せない状態でございますな。
その空気を誤魔化すように進路希望調査についての話題。
高校3年生ともなるとその辺りのこともしっかり考えないといけませんからねぇ。
将来のことをしっかり考えてないと源二郎に征伐されてしまうだろうし、きっちりしませんと。
まあ、まだ朝陽にはその辺りのビジョンはなさそうですが・・・普通はそんなもんですよね。
今まで進路希望を出さずに誤魔化してきたが、さすがに(仮)でもいいから出せと言われた朝陽。
明日提出しなければシバくと紅本先生に言われた・・・のに、学校に用紙を忘れてしまったらしい。
うーむ、抜けてるというか何というか。
しかしこういう抜けた部分がトラブルを招く結果となるわけですし、これはもう体質というか運命というべきか。
春は出会いの季節らしい。
高校生活三度目の春。去年の春に葉子さんの秘密を知って一年が過ぎて、俺は再び――
まさに再び。
よもや放課後の教室で解放感に浸っている吸血鬼を一年越しに二度も目撃することになろうとは・・・思いもよりませんでしたなぁ。
巻頭カラー見開きが1話の作りであるならば、この締め方も1話の流れ。
新展開でありながら懐かしさも感じられるこの構成。素晴らしい。
それにしても弓さんがやっぱり源二郎最後の切り札であったということでしょうか。血縁者なのかな?
まあ何にしてもアホであることに変わりはなさそうで安心したというか何というか。
下手したら葉子さんより先に出戻りする羽目になってたわけですからねぇ。羽目を外して羽伸ばしたりするからこんな羽目に!!
というわけで、新展開なのに懐かしい感じを漂わせながら3年生編開始であります。
恋愛方面の方はしばらく微笑ましい流れとなりそうですが、さてさてどうなりますか。
とりあえずは新キャラたちの活躍に期待したいところです。春は出会いの季節だしね!!
第93話「言い張ろう!」
(2015年 4+5号)
こんなこと2度もあるのかって朝陽本人も思ってしまう出来事。
よもや放課後の教室で1年越しに吸血鬼の秘密を目撃してしまうなんてなぁ・・・
葉子さんと出会ったことでそういう異変を引き付ける体質にでもなってしまったのだろうか。
それはさておき、秘密を知った朝陽の行動はいつも通りである。
今更抱え込む秘密の1つや2つ増えた所で変わりない。
葉子さんのように弓さんにも秘密がバレちゃいけない理由があるのではないかと考え、先手を打つ。何も見なかったことにする。
いきなり信用してくれと言ったって難しいだろうけど、そう切り出す。朝陽らしい真摯さだ。しかし・・・
・・・ほっ・・・本当に見なかったことに・・・?
だ・・・黙っててくれますか?実はわっ・・・私が吸血鬼で・・・
葉子さんの秘密がバレているような連れ帰る。そのためにここに来た、白神源二郎最後の刺客だと・・・!!
何でいきなりそんなことまで口走っちゃうのだこの人は。
しかも口走っておきながらなぜ私が刺客だと!?とか・・・うん、間違い用の無くアホの人だ。
こりゃ朝陽も思わずこの人もアホなの!?とか言っちゃいますわなぁ。仕方ない。
異変を引き付ける体質というかアホを引き付ける体質になったんじゃないかと思えてしまいます。難儀ですな黒峰朝陽。
放課後教室に忘れ物を取りに来たら副担任が実は吸血鬼で親父さんの刺客だった。
驚きが連鎖しすぎてさすがの朝陽も整理しないといけなくなっているようですな。
しかしそうと知れば朝のHRでの紹介の時に睨まれていたのも納得できる。納得できたのだが・・・
・・・黒峰君。何やら誤解があるようですが、私は刺客ではありません。
だいたい刺客が自ら刺客と口走ると思いますか?
そう・・・私は決して春休み葉子さんが帰ってこなかったから送り込まれた刺客ではないのです・・・!!
キメ顔で何を暴露しているのだこの人は。
あのアナザルに失言多すぎと言われる弓さん。これは相当なレベルのアホでございます。
何というかキメ顔しておけば誤魔化せると思うなよと。
そしてそのまま葉子さんの秘密がバレてないか探りに来たりする辺り、ふてぶてしいというか何というか・・・うん、雑だな。
顔はずっとキリっとしているのに。その分言動の残念さが増してしまっているというか・・・うーむ。これが残念美人という奴か。
そんな残念雑美人の弓さん。
しかしどうやらまだ大きな隠し事をしているらしい。
吸血鬼と刺客である以上に大きな隠し事・・・さすがのこの人でも迂闊には口走らないほどの秘密とは一体何なのか・・・
気になっている所に会長こと華恋ちゃん登場。
どうやら最後の刺客が送り込まれたことについて警告に来てくれたらしい。さすが天使。気が利きますなぁ。
でも相変わらず悪魔を主張したり、自身が刺客だったことも忘れてしまったりと・・・ある意味この子も残念な感じと言えるか!?
残念だけど可愛い天使はさておき、出番的に待遇的に残念な獅狼くん登場。
登場と同時に弓さんに殴り倒されてほぼ退場となる獅狼くん。何て残念なんだ・・・このガッカリウルフめ。
獅狼くんの待遇についてはもう少しどうにかなるまいかと思わないでもない。
しかし今はそれどころではない。取り乱した弓さんの口調が何だか聞き覚えのあるものとなっている。
それについてツッコミを入れると、何だか見覚えのある尖った長い耳が露わになる。おやおや・・・これは・・・もしや・・・
まさか緑苑坂先生が必死に隠してた吸血鬼と刺客以外の秘密って。
まさか親父さんが送り出した最後の刺客って――
呆然としたまま変身の解けていく様を見送る朝陽と華恋ちゃん。
目の前に現れたのは、教室の天井に頭を打たないよう身を屈めなければならないほどの巨体の吸血鬼。
親父さん本人来ちゃったぁー!?
いやあ、まさか新規の萌えアホキャラかと思ったら既存の萌えアホキャラだったとはなぁ〜
予想外予想外。予想できるかこんなの!!
いやね、普通1話の流れをなぞって新たな女子キャラが現れたらヒロイン候補になるものじゃないですか。
それがこの有り様ですよ。いや、ある意味将来家族の一員になるかもしれない候補という言い方ならできるかもしれないが・・・
初っ端から予想外のブチコミ方をしてきた新キャラ攻勢。うーむ、油断ならない。
貴重な緑枠がこれでいいのか!?という疑問も投げかけたいが・・・ううむ。
というか正体がバレて今後どうするのだろうか源二郎。
娘に輪をかけて迂闊な源二郎が単独で秘密を守り抜けるとは思えない。
朝陽や華恋ちゃんは頑張るだろうが・・・何とも不安でありますなぁ。
というかまた桐子さんに無断で来ているのではないか?不安だ。
茜ちゃんはこのことに気付いているのかいないのか・・・色々と気になって気になって・・・楽しいなオイ!!
第94話「言い張ろう!!」
(2015年 6号)
3年生になってとても美人な方が副担任になりました。名前は緑苑坂弓先生。
友達もとても喜んでいました。そしてその先生が、実は・・・
本当に思いもよらない正体が露わになりました。何やってるんですかこの人は!!
告白しようとか言い出してた嶋公が哀れ・・・いや、いつものことだしそこは別にいいか。
藍澤兄に続いて中身男に惹かれる嶋の明日はどっちだ!いや別に中身男とか関係なく惹かれる奴かこいつは。
それはそうと源二郎の方である。
何やら口にくわえると軽い音と共にまた弓さんの姿になったりする。
と思いきや一瞬でまた源二郎の姿になったりする。もう何やってるんですかと言うしかないわな!!本当に。
刺客とか言い出しながら自分を送り込んできた源二郎。なるほど、こりゃ最後の刺客でありますわ。
しかしまあ頼りないというか何というか・・・いや、刺客が頼りがい遭っても困るのでこれはこれでいいのですが。
それはさておき、過去を知る華恋ちゃんが源二郎に声をかける。貴方が自分からまたこの場所に来るなんて・・・と。
ふうむ、源二郎としては正体バレして卒業まで居ることの出来なかった苦い思い出のある場所でしょうしねぇ。
守りきれなかった想いは華恋ちゃんの中にもしっかり残っていることでしょうし、複雑な感じである。
だから、髪の分け目で源二郎じゃないと主張して、それが華恋ちゃんに通じるのも悪い事ではないのかなーと。うん、アホで良かった!
人の言うことを素直に信じすぎる華恋ちゃん。天使である故仕方がないですわね。
それはそうと疑問を感じる華恋ちゃん。
吸血鬼が変身できるのはコウモリや霧。女性に変身するなんて出来ないはずである、と。
ふむ。出来なくはなさそうな気もするが、この世界の吸血鬼は出来ないんでしょうな。
あの茜ちゃんも吸血鬼には出来ないと保証してくれるのだから間違いあるまい。
ああ・・・つまりやっぱり茜ちゃんの仕業ですか!!やっぱり正体気付いていた・・・というか最初から知ってたってことじゃん!!
知っててとぼける茜ちゃん。
やっぱり源二郎はからかい甲斐がある人物として気に入られているのだろうか。
茜ちゃんの悪魔的な策略と華恋ちゃんの天使のような信頼に翻弄される源二郎。可愛いことですなぁ、本当に。
後ろめたさでいっぱいになっている源二郎。そこに追い打ちをかける茜ちゃん。
変身は女装になるのかなぁ?でもまあ女性の格好をしているのは間違いないしなぁ。
その指摘をわざわざ葉子さんの姿になって行う茜ちゃん。正に悪魔の所業やで!!
朝陽の進路希望調査の紙を渡してくれる茜ちゃん。
ああ、やっぱり進路希望調査の紙を隠して教室に誘導したのは茜ちゃんだったわけでありますか・・・
まあ他の人に正体見られるよりは朝陽がさっさと知ってしまった方が良かったですわな。フォローできるようになるわけですし。
しかし葉子さんのフォローだけでも手に余ってる感じなのにそれに輪をかけて大変そうな人を庇いきれるのだろうか。
ただでさえ恋人の父親という複雑な立ち位置の人なのに。女装した先生という複雑な立ち位置の人なのに。後者が大問題だなやっぱり。
どこまでも一生懸命な源二郎。だからからかわれてしまうんだなぁと考えると辛いものがある。
せっかくトラウマとなっている場所にまで足を運んできたというのにこの仕打ち。可哀想。
とはいえ源二郎の言うように葉子さんを連れ帰られても困る。
それこそ茜ちゃんが言うように、自分と同じ思いをさせることになるのではなかろうか。
それに対しての源二郎の答えは・・・
そんなもん、娘に儂と同じ思いさせんためです。
ふむ。これは正に見解の相違というやつでしょうか?
それとも実は約束以外に連れ戻そうとしている理由があるのだろうか?
卒業まで隠し通せるはずがないという確信が源二郎にはあったりするのだろうか。
あと少しというところで果たせないよりは、今の内に連れ戻した方が傷が浅くて済むとかそういう考えなのかもしれない。うーむ。
まあ、源二郎の場合は3年目で身長が大幅に伸びてたっぽいし隠すのは大変だったでしょうが・・・
まさか葉子さんも同じようなことになったりするのだろうか。どうなのだろうか。
兎にも角にも葉子さんの秘密を守りきる宣言をした朝陽。
3年目の新たな決意を表明するいい機会だったのではないでしょうか。
というかこのセリフだと自分は秘密知ってますよになるのだが良いのだろうか。
まあいかな源二郎でも朝陽に葉子さんの正体がまだバレてないなどとは思ってないでしょうが・・・ないでしょうが。
一応学校中に知られなければオッケーみたいな線引きでもあるのでしょうかね?
自身と桐子さんのことを考えればその線引ききも有り得そうだ。
というわけで、緑苑坂弓先生こと女装した源二郎が学校生活に加わることとなりました。
学生の内から恋人の父親と同じ時間を過ごすことになるとは・・・大変ですな朝陽!!
まあ早い内から慣れておく方が円滑な家庭環境を築けるものかもしれませんがねぇ。うん。
第95話「家族で話そう!」
(2015年 7号)
勤め人になった白神源二郎の朝は早い。吸血鬼なのに。
実家から通っているせいか朝早くでないと間に合わないんでしょうなぁ。不便なことだ。
飛べばいいといえばそうなんだが、誰かに見られる可能性もあるし・・・
南国の話の時は思いっきり海まで飛んでた気がするけど、まあそれはそれ!!
毎日のように朝出かけて夕まで帰らない源二郎。そりゃ桐子さんも不審に思う。笑顔が怖いですよ桐子さん。
・・・てなことが今朝あっての。儂はどないしたらええと思う・・・?
めっちゃ怪しまれている源二郎。朝陽に相談を持ち掛ける。
ううむ、そりゃ数少ない正体を知る人物とはいえここで朝陽に相談とは・・・!!追い込まれているなぁ源二郎。
まあ、将来父親となるかもしれない人物の心証を良くするという意味では朝陽にも利は無くはない話ですが。
正直に話すのはNG。そりゃ黙って自ら刺客になったりしたらいかんですわな。
ならば完全にバレる前に副担任を辞める。というのもNG。請け負った以上は今年度はやり切らないととのこと。律儀!!
源二郎としては何よりも娘の葉子さんに自身の今の姿、緑苑坂弓となった姿を知られるのが怖い様子。
それを知らずにいるのが葉子さんのためとも述べる源二郎。その理由を朝陽の親父さんに見立てて話してくれます。
真面目が取り柄の47才。そんな朝陽父。
源二郎「それがある日や、お前の前に女装して現れたらショックやろ?」
朝陽「なんてもん想像させるんですか!?」
うむ、そりゃあショックだ。というかこれは家庭崩壊にも繋がりかねない出来事ですぞ!!
いやでもうん、言ってることは分かる。源二郎にしてみればそういう話なんですよね。
でも貴方のはそもそも女装というか女体化ですし・・・いやまあ、子供にしてみればショックに変わりはないか。
やはり茜ちゃんにお菓子を送って姿を変えられるようにしてもらった源二郎。
まさに悪魔に魂を売った状態でありますな。因縁のマカロンがここでも・・・
そんな苦労をしてやってきた源二郎。全ては葉子さんの秘密がバレていた容赦なく連れ戻すためである。
今までの刺客とは違い、表情一つ変えることなくやり遂げる。そのようなことを述べようとする源二郎でありましたが・・・
葉子ぉー!?
葉子さんの姿を見ただけで凄く嬉しそうな表情となる源二郎でありましたとさ。やっぱりか!!
ああ、声をかけてきてくれたのが嬉しかったというわけですか。そりゃ正体知らないんだしそういうこともあるでしょうよ。
い・・・いや、今の儂は緑苑坂弓。葉子は正体が儂とは気付いてへんはず・・・!!
なら――そう・・・今の儂は刺客。そこに一切の情け容赦は必要ない。
今まで見逃したっとったけど今日こそ言わせてもらう・・・!!
そんな思わせぶりなモノローグを入れておきながら、口にしたセリフは今日も可愛いですねと来たもんだ。
この親バカは自分でもコントロールできないようで困りますなぁ。心の中だけツン状態になっててどうする!!
言われて照れる葉子さんが可愛い。
しかしそれはそうと葉子さん。何だか奇妙なことを言いだした。
教えて緑苑坂先生!!どないしたらそんなゴールデンクールビューティーになれるん・・・!?
何言っとんねんこいつ。さすがの源二郎もツッコミを入れざるを得ない言葉。何だゴールデンって。
そもそも黄金は温かみがあるのであまりクールな感じがしないのではないかと。いやそういう話じゃないか。
このアホはいつもこんな感じなのかと問われたら肯定するしかありませんわな。貴女の娘はいつもこんな感じです。
父親らしく呆れ、現実を教えたらんとと考える源二郎。
しかし口に出るのは葉子さんを褒める言葉ばかり。この親子はほんまにもう・・・!!
中の人の容姿はアレだけど中身は可愛い。そこに外見的な可愛さも加わった緑苑坂弓。
うーむ、奇妙な破壊力があるなぁ・・・侮りがたし。
色々とグダグダな感じになりそうだったが、葉子さんのいい笑顔を見て父親らしい微笑みを見せる源二郎。ようやく。
まぁ儂はこんなアホのことどうでもええんやが。
小僧・・・いや黒峰君。願わくばこのまま、これからも儂の娘と友達として仲良く――
そんなことを考えていた源二郎。おや、一歩前進な感じ?かと思ったらやっぱり交際相手とまでは認めてくれてないんですな。
薄々そんな気がしていたとしても父親としては認め辛い話でありますか。
思い切って二人はどういう関係なのかを葉子さんに問う源二郎。そしたら・・・
な、内緒。
カァアアと顔を赤くして視線を逸らしながらそう述べる葉子さん。いやこれは可愛い。実に可愛い。
そんな娘の今まで見たこともないような可愛い照れ顔に源二郎大ショック。
もはや正体バレるなんてどうでもいいとばかりに暴れ出す。おやおや。
まあそんな源二郎であっても一瞬で冷静にさせてしまう人物がいるんですけどね。何故か学校に。何故か源二郎の背後に。
ちょっと茜ちゃんに聞きたいことがあってと述べる桐子さん。
見た目も性別も全く違う緑苑坂先生を前にしているわけでありますが・・・気付いてないわけないですよね!そりゃそうだ!!
扇子かと思ったらバールのようなものを持ち歩いていた桐子さん。
そんな物騒なものを持ちながら夕食の後たっぷり話があると述べだす。おやおやこれは・・・
といいつつ笑顔で無言責め。源二郎のライフが凄い勢いで削られて行くのを感じますぞ・・・!!
ひょっとして源二郎が桐子さんに比べて随分老いて見えるのは精神的に削られたからでは・・・
あっさり桐子さんにバレることとなった源二郎。まあ隠し通せるとは思ってませんでしたよ。
でもこれで今年は一応副担任として学校に通えることとなったんじゃないでしょうか。
一度の痛みを乗り越えたと言うことで・・・これから頑張れ源二郎!!
頑張ってもらっちゃ困るのだが、むしろ少しは頑張れと言いたくなってしまうから困る。このアホ親子は本当に困るで!!
第96話「前言撤回しよう!」
(2015年 8号)
開幕から対峙の構えを見せる葉子さんと藍澤さん。
吸血鬼VS宇宙人!!B級映画に付きそうなキャプションであるが、こんなに可愛い対決ならば売れそうでありますね。
というか、そんなに深刻そうに見えないというか何というか・・・とにかく可愛い。
安心したぞ葉子君・・・油断はないようだな。
しかし・・・奥手な君がそこまで戦意を見せるとは。よっぽど黒峰朝陽が大事なのだな。
だが忘れるな葉子君。私は黒峰朝陽を諦めてはいない。私に彼を奪われぬよう精進を続けたまえ!!
てなことを述べて立ち去る藍澤さん。
ハハァ、なるほど。エイプリルフールで騙された件の出来事を引きずってるんですな。
確かにあの時、今生の別れだと思ったのか、まだ黒峰朝陽のことを諦めてはいないなどと言っちゃってましたな。
実際は葉子さんに油断するなよとのエールを送るためのものだったのでしょうが・・・
また言い出せなかった・・・あれは勢いで言ってしまっただけだと・・・!!
喫茶店で悶絶する藍澤さん。
勢いで言ってしまったことであるが、それを撤回する勢いを得ることが出来ずに今に至っている様子。おやおや。
――そう。実は私はもうすでに黒峰朝陽のことを諦めているのだ。
・・・そうとも。私なりに迷い、悩み苦しみ、精一杯想いを伝えて、彼も精一杯の返答をくれた。
未練がないといえば嘘になる。だけど確かにやるべきことはやったという感じはある。
誠意を持って接し、相手も誠意を持って答えた。
恋愛という物は簡単に割り切れるものではないが、絶ち切るだけのものは与えられている。
ちゃんと敗けることが出来た。それもまた大事な話。中途半端にしないのは大事なことでありますなぁ。
ともかく、早い所前言を撤回しなければと考える藍澤さん。
そんなことを考えているタイミングで通りかかる黒峰朝陽。
実にタイミングがいいというか悪いというか・・・何が狙いだ!!
まあ、決意しようとしたタイミングだったのはある意味僥倖。この勢いで前言撤回できればと考える藍澤さん。
さてさてそれは上手く行きますかな?
どうでもいいが拭いた後とはいえ、噴き出して汚した席に気にせず座る朝陽はさすがというか何というか。
とはいえさすがの朝陽も警戒模様。
つい先日告白してきた女性に話があると持ち出されたのだから無理はない。
エイプリルフールの件で気まずさが解けたかと思ったが、逆に微妙な空気を生み出すこととなってしまったか。ううむ。
自分の行動を後悔する藍澤さん。大変ですなぁ。
しかしここでも朝陽は持ち前の人の好さを見せてくれる。
うーむ、こういう男だから惚れられてしまうのでありますなぁ。
そして前言撤回しようとしたはずの藍澤さんも、それにつられてか逆に告白しそうな流れになってしまっている。おやおや。
最早恋愛的には決着がついているので、朝陽に葉子さんのことが・・・とか言われても知っとるわそんなことと返すしかないですわな。
どんどん撤回し辛い雰囲気になる藍澤さん。
そもそも撤回しても信じてもらえるかどうか。
その点は確かに悩ましい。というか本当に完全に諦めているのかどうか。読者から見ても疑わしい。
実際求愛行動の時のみ光る触角は今でもバリバリに光ってますしね。ペッカー。
過去のことを思い出しただけで光ってしまうってのも厄介ですなぁ。思い出し光り・・・厄介!!
見られてはいけない存在だというのに光って存在を主張しまくっている藍澤さん本体。何出て来ちゃってんの!?
これはいかんと自分の体を使って周囲の眼から隠そうとする朝陽。
なるほど。体勢的には今噂の壁ドンでありますな。いやそんなこと言っている場合ではありますまいに藍澤さん。
相変わらず機密保持意識が薄い・・・わけではないが、瞬時に飛んでしまう子である。
まあ何にしても、そろーと姿を見せようとしている藍澤さんが最高に可愛い。
可愛いのはいいけれども、危惧してた通りに葉子さんに通りがかられたりする藍澤さん。
もう何というか、色々とダメな子ですなぁ・・・知ってたけど!!
おかげできっちり前言撤回しても全く信じてもらえない様子。
あれだけ可愛い顔しておいて何を言っているのかと言わざるを得ないですな。
このややこしい空気はまだしばらく続きそうな感じで・・・全くやれやれだぜ!!
どうでもいいが朝陽よ、まだ俺葉子さんのことが・・・などと言うのはどうなのだろうか。まだとか言うな。
ある意味押しきれそうな様子であるようにも思えてしまう。
藍澤さんは勢いで否定したが、みかんが聞いたならばどう取ったか・・・気になるところですな!!
しかしまあ、恋愛事というのはやっぱり厄介ですなぁ。
焼け木杭には火が付き易いと言いますが・・・諦めたことを証明する手立てはなかなかないですわな。
一番分かりやすいのは新しい恋を見つける。恋人を作るという話でしょうが・・・うーん。
この身が作品内に投じることが出来るのならばその提案も出来ようものですが・・・難しいところですなぁ。
第97話「恩返しをしよう!」
(2015年 9号)
おばぁちゃん。今までありがとう。私も行かなきゃ・・・!!
・・・見てておばぁちゃん。これが、私の恩返し・・・!!
いきなり何やらシリアスバトル物のような風情を出しておりますが、これはラブコメです。ラブコメです。
時間は遡り、こうなった原因の話となります。
そもそもの発端は凛ちゃんのお使い。一人で元気なさそうにとぼとぼと歩く凛ちゃん。今にも泣きそう。
その凛ちゃんの様子を隠れて見守る朝陽とみかん。
なるほど、これは確かにはじめてのおつかいでありますな。凛ちゃん上手に出来るかな〜?いや、もう凛ちゃん高2なんだけど!!
一人暮らししているはずなのに買い物も経験したことのない凛ちゃん。
普段は賃貸物件の黄龍丸にさせていたらしい。べ、便利すぎるだろうこのドラゴン。というかどこで買ってくるんだ!?
というわけで、みかんの命令で一人で買い物に行くこととなった凛ちゃん。
友達作りもそうだけど、割と嫌なことはやらずに育ってきた感じがありますなぁ。
やはり未来で朝陽が甘やかしすぎたのが問題だったのだろうか。
いやでも、それを言うならみかんもその辺りのしつけはやりきれていなかったのだろうか?痴女との戦いが激しかったのか?
確かに夫婦っぽいやりとりをしている二人。
子供、というか孫がいるとそういう会話になりやすいですねぇ。いや普通は高校生で孫はいないだろうけども。
葉子さんが恋人でみかんが嫁。獅穂さんは痴女というオンリー枠を持っているが、藍澤さんは朝陽の何になれば良いのだろうか。
いやまあ、無理して特別な何かにならなければって話でもないんですけどね。愛人目指されても困るし。
さて、凛ちゃんが最初に向かったのは桜田精肉店。
名前が示す通り、さくらさんの家らしい。
貫録があるのでさくらさんが開いている店と言いそうになったが、さすがに店主ではない。よね?
何にしても店番としてしっかり働いているさくらさん。偉い人であります。
緊張する最初の買い物も身近な人からならばやりやすい。特に人格者であるさくらさんならば安心。
案の定、いい感じに声をかけてもらって嬉しそうにする凛ちゃん。泣きそうだったのがいい笑顔になっている。
嫌だなと思ったお使いであるが、いつもお世話になっている恩返しをおばぁちゃんにと思えば俄然やる気も出てくるって話ですな。
お使いの内容はひき肉、パン粉、牛乳、マヨネーズ、玉ねぎ。ハンバーグの具材であります。
ふむ。ハンバーグにはマヨネーズ派か・・・まあ、その辺りの好みはそれぞれですやね。
痛むので本来は最後に買うべき肉だったが、まあとりあえず良し。最初の買い物は順調に終了。
しかし次の買い物をしようとしたところでメモを水たまりに落とす凛ちゃん。おやおや。
字がにじんで見えなくなって泣きそうになる凛ちゃん。
しかし、おばぁちゃんへの恩返しという目的意識を持った以上、簡単には諦めない。涙をぬぐって歩き始める。ほほう・・・!!
そんなところに通りがかるのは獅穂さんと藍澤さん。
地獄に仏とばかりに2人に助けを求める凛ちゃん。まあトラブルもあったことだし仕方がないですかね。
困った時に素直に人に頼ることも大事である。朝陽の言うことは正しい。が・・・
みかん「・・・あの二人よ?痴女と暴走機関車」
朝陽「それは同意だけども」
まあ、はい。不安になるのは凄く分かります。
しかしドヤ顔四天王って。残る2人は葉子さんと華恋ちゃんでありますか。
華恋ちゃん、みかんとはクラスメイトだけどそこまで関わりはないはずなのにもうランクインしてるのか・・・さすがだ。
ともあれ料理のことならばさすがの藍澤さん。
ハンバーグを作ることさえ分かっていれば大体の具材は推測がつく。
となればにじんで読めない字も単語から連想できるわけでありますな。例えば「パン」という字があれば・・・
パンツ粉のことじゃないかな。ちょうど持ってるよ。
何だ粉状のパンツって!?本当に何の用途で用いるんだ!?
果たして食べられるのか。パン粉の代わりになるのか・・・いや、どう考えてもならんだろう。そうかも!!じゃないよ凛ちゃん。
そこは料理に関してはまともな――混乱しなければまともな藍澤さんからツッコミを入れてもらわなければいけますまい。
いや、紫々戸獅穂。通常ハンバーグにはパンツ粉ではなくパン粉を使うのだ。
だがロシアンの担い手たる朱美みかんならあるいは・・・?
何故そこで迷う!!いやでもロシアンシューで使いますと言われたら信じてしまえなくもないのが困る。
うーむ、やはり普段の行いは大事ってことでありますやね。
パン粉はさておき、他はどうか。
一応凛ちゃんも全く記憶にないわけではない。牛乳の銘柄はちゃんと覚えているので問題ない。
しかし玉ねぎについてはタイミング悪く藍澤さんが何でも調達するとか言っちゃうものだから・・・
マンドラゴラ!!凶々しいヤツ!!
単純に欲しいものを口にする凛ちゃん。地面に埋まってる以外共通点ないじゃん!!
どちらかというと玉ねぎというより人参よりっぽい感じですしねぇ。いやそういう話じゃないか。
というかどういう伝手で入手してしまうのか藍澤さん・・・宣言通りに何でも仕入れてしまうとは恐ろしい!!
抜く前のマンドラゴラのようだけど、誰が抜くんだろうか・・・
何はともあれ、中身はさておき一通りの買い物は終わった。
と思いきや、最初に上手く買ったはずのひき肉の存在を忘れている凛ちゃん。おやおや。
ここは基本に立ち返るべきとメモを眺めて・・・結果、辿り着いたのは中国の秘境のような所。
・・・こちらだ。くくく・・・あやつとは古き付き合いなのだがな。
最近少しばかり名が売れて調子に乗っとったからのー。
シバいてやれと述べるのは茜ちゃん。
ひき肉を手に入れるために随分と大ごとになってきたものであります。
まあ、メモに牛マ王なんて書かれていちゃあ仕方がないですよね・・・冒頭のシリアス場面はこれかい!!
うん。こんなんで覚悟決められてもな。そりゃみかんもあんた何言ってんのと返すしかない。
牛魔王の名前からすると牛肉が取れそうな気もするが、でも体は人間っぽいんだよなぁ。
舌とか部位を選別すれば・・・いや、そこまでして食べねばならないものなのか!?
というか颯爽と脱ぎ出す獅穂さん。痴女としてはこれが標準の戦闘スタイルってことなのか!?武器もアレだし・・・
こんなドタバタした回でありましたが、この回にてTVアニメ化が決定したことが告知されました。
ちなみにその記念すべき回でメインヒロインたる葉子さんの出番はドヤ顔四天王の小さいコマ1つのみという。
タイミングがあるとはいえ・・・この扱い・・・!!らしいといえばらしいといえなくもない。
何はともあれ今後のアニメ化情報を楽しみにしていきたいものでございます。
実は私は 12巻
第98話「ドッジボールをしよう!」
(2015年 10号)
新しいクラスの交流をかねて行われる男女混合のドッジボール大会。
高校3年生にしては呑気な感じにも思えるが、まあ親睦を深めるのは大事ですよね。
新しい副担任もいることですし、先生との交流を深めるのも大事なことか。
頑張って葉子さんにいい所見せないとなと男の子らしいことを考える朝陽。であったが・・・
これはドッジボールなの!?
朝陽がそうツッコミのも仕方がない。
いやまあ、でも確かに避けなければ文字通りの意味で死にそうだしなぁ。間違ってはいないのかもしれない。
というわけで、始まりました。紅本先生VS3-1生徒の戦い。
コート無し、外野無し、道具の使用も認められる特殊すぎるルール。
これだけのハンデがあってもまるで勝てる気がしないから紅本先生は怖い。
いや・・・私が本気出せばもしかしたら・・・
一体何に気付いてその発言をしているのか。
普通ならいつものこととスルーしがちであるが、ちゃんとツッコミを入れる朝陽。お優しい。
まあ放っておいてそのままの思い込みで突っ込んでいかれても困りますしね。
華恋ちゃんまでつられてその気になってたりするし。これだからドヤ顔四天王は・・・!!
それにしても昔から学校に居る茜ちゃんと華恋ちゃんはブルマなんですな。
昔からずっと履き続けているのかどうなのか・・・気になるところだ。
それはさておき、騒がしい周りの中でさりげなくさくらさんから爆弾発言。
これで勝てたら紅本先生に告白しようと思って・・・・・・・・・だと!?
実は私はね、紅本先生が好きなのよ。これで勝てたら告白しよっかなって。
思わぬ発言に色めき立つ・・・というか、驚愕するクラスメイト達。
しかし一番驚いてる感じなのが茜ちゃんだったりすると言うのもなんだか面白い。おやおや。
さくらさん曰く、「あの頃」ちょっとヤンチャしていて、それを紅本先生に叱られたのがきっかけだったという。
ハハァ。東中の赤鬼と呼ばれていた頃の話でしょうか。
獅狼くんとは違って憧れがそのまま好意へと発展していった感じなんでしょうか。気になる話だ。
あの紅本先生についに幸せが・・・!?
思わぬ形でクラスの心が一つとなった瞬間でありました。絶対に勝つ!!勝たねばならん!!
外道であっても素直に応援する。悪魔であってもオロオロするしかない。そんな出来事・・・そうそうないぜ!!
何だかやたらと大ごとになったドッジボール大会。
そんな中、恋愛経験者である朝陽。流れで告白しなきゃってなってるんだったらしなくていいと発言。
うーむ、この辺りはさすがの気遣いですなぁ。周りに流されての告白は何か違うと思えますものねぇ。
まあでも今回はさくらさんが告白すると言いだしたことですしね。
だから朝陽たちに出来ることは全力で応援すること。バックアップすることである。
頼りにしてる。
友たちの言葉に、素直にそう返すさくらさん。うーむ、大人ですなぁ。落ち着いてますなぁ。
そんなさくらさんだからこそ誰も茶化したりはせずに真摯に応援する気になるんでしょうなぁ。
というわけで、紅本先生、桜田両名のための攻略作戦が開始される。
まずはボールに見せかけたとりもちで足を封じる。うにょーん。
普通のボールなら簡単に受けられるが、これはさすがに避けるしかない。
しかし避けた結果地面に着弾したとりもちにより、足元に転がるボールが使えなくなる。
なるほど、相手の実弾を無力化し、その後歩兵で取り囲んで確実に仕留めるという作戦か・・・見事なものだ!!
今紅本先生が使えるボールは持っていた1つのみ。
となればやられるのは1人だけ。そのように考えていた歩兵たちであるが・・・
結束して独り身の私を殺そうってか・・・だが、反射させて1球使い回しゃ問題ねぇよ。
さすがの紅本先生。技術がというより、その語りが。
独りの力を甘く見るなとか言われましても・・・望んで独りなわけではありますまいに!!
というか一人残らず独り身にしてやるという言葉が怖すぎる。
これはクラスメイトも早い所幸せになってくれと願いますわ。自分たちの為にも。
嶋の顔面の不幸はさておき、作戦は続く。
痴女による湯気の目くらまし。は、単に独身を煽った結果となった様子。おやおや。
いや、その煽った結果によりうかつなジャンプを招く結果となった。
空中ならば身動きは出来ない。そこを狙うのは本命のさくらさん・・・!!
やっぱり本人が射止めなければって話ですよね。
白馬の王子様のように蹄の音と共に現れたさくらさん。この一撃が終止符を打つこととなるのか。
長きに渡るあの伝説・・・亞華里伝説に・・・!!
てな風に盛り上げてくれたフク蔵さんでありましたが、空気読まない独身のせいで台無しであります。やれやれ。
さくらさんの全力の一撃も全く及ばない。
空中という不利な体勢でも軽く捌いて見せる紅本先生の姿は格好良く思えなくもない。空気は読めてないが!!
ドッジボールといえば顔面セーフであるが、さすがにそういうこと言える状況ではないか。
嶋のようにモザイクがかかるようなことがなくて良かった!!
紅本先生はちゃんとさくらさんの「あの頃」についても覚えている。
やっぱり先生としてはいい先生なんですよねぇ・・・
でも気持ちについてはさっぱり気付いてなさそうな感じがある。
さてさて、いつか気付くことがあるのだろうか・・・楽しみな組み合わせでありますなぁ。
ジャージ姿が結構いい感じだったのに全く参戦せずに終わった源二郎。オイ。
クラスの交流とは一体何だったのか・・・ちなみに普通のクラスはこんな高校体育を受けていたりはしないからね!!
というか源二郎、まだ桐子さんに現状を告白しきっていなかったのか・・・
なるほど。桐子さんが黙って微笑んでいたのは自分から追及するのではなく、相手から言わせるためだったのですな。
それに屈しなかった源二郎はえら・・・くはないな。早く吐いてしまえ!!
ついに紅本先生に光明が見えた記念すべき回。
前に華恋ちゃんのラジオ回の時に、さくらさんらしい相談があるとは思ったが・・・よもや本当にそうだったとは。
素直に祝福したい組み合わせではあるが、前途は多難そうである。
しかし茜ちゃんの反応はなかなか面白いものとなりましたな。
応援すべきか否か。終始オロオロしていた茜ちゃんの姿はかなり新鮮。
からかい放題ではあるけど、何だかんだで身内の祝福はしたいという想いもあるのでありましょうか。
いやはや、今後が楽しみです。
第99話「いつも通り話そう!」
(2015年 11号)
ポリスエンドならぬポリスエンドスタート。
始まりから捕まってもやっぱりエンドはつけざるをえないか。
というかまたやらかしてるのか嶋。警察にもアオリにもまたかと言われる嶋。もう諦めようぜ・・・
真剣な愛も一方通行ではいけないという見本のような男である嶋。
ちゃんと相手の意志も汲むようにしないといけませんよね。うん。
さすがのさくらさんであっても更生させられないのが嶋という男である。
いつかこの男も変化するような出来事が・・・あるのかなぁ。
紅本先生に幸せになれそうなチャンスが回ってきたのであれば嶋にだって・・・いや、今のままでは・・・うーむ。
ともあれ、前回のさくらさんの爆弾発言の流れを受け、今日は紅本先生が働いているメイド喫茶に行くこととする。
花嫁修業のためとはいえ教師の副業ってのもどうなんでしょうかね。
まあ校長が(面白がって)許可してるわけだし問題はないか。
さて、朝陽の昔からの友人と言えばみかんと岡である。
中1の時に同じクラスになってから朝陽を含めたその3人の仲は続いている。
それでいて朝陽は自分がいないときあの2人がどんな会話をしているのか想像できない様子。ふむ。
ある意味、朝陽が中心となっていた友人関係だったわけでありますな。
それだけが理由ではないが・・・2人でいても特に会話らしいものがない空間。これはまた・・・!!
そのような空間であろうともメイド喫茶であるのだからアピールしていかなければいけない。
うむ、これは大変な仕事でありますなぁ。
何だかんだで素面でこれをやってのける紅本先生も大したものだと思わなくはない。痛々しいけど。
嶋公が捕まったことは良かったなで終わる2人。うむ、まあこれは仕方がないな。
それはさておき、今度は先輩も連れて再度のアピールタイムに入る紅本先生。
前に来た時は大ウケだった岡であるが、今回は心の準備が出来ているためか慣れているためか無反応。
衆目に晒されるよりもこういう無反応の方が厳しいといいますのにのう・・・このメガネたちは・・・!!
それはさておき、長い時間を経てようやく会話を始める岡。
しかし話題は朝陽のこと。いや、どちらかというとみかんのことか。
朝陽と葉子さんが付き合い始めたワケだが、朝陽のこと諦めようとか思わねぇの?と問う。これまたストレートな。
まあ、その問いの答えは既に決まっている。最終的に朝陽の嫁になる。それがみかんの目指す道である。
岡田「そりゃそうか。ホレた女にホレた男がいるからって、はいそうですかって諦めらんねぇわな」
みかん「それを言うなら、「ホレた男にホレた女がいるからって」、でしょ?」
確かにみかんの立場に対して言及するのであればそう言うのが正しい。
となれば、岡の言葉が指すのは誰になるのかと言えば・・・言うまでもないことですやね。
お互いその言葉の意味するところは分かっている。
けれども発した方も聞いた方も冷静さを保って沈黙。このメガネたちは・・・
遠回りながらの岡の告白は朝陽たちの到着によって消えることになりました。おやおや。と思いきや・・・
岡田「あのよ、みかんちゃん。俺と付き合えよ」
みかん「・・・・・・なんで?」
目を逸らしての告白に、目を逸らしての受け答え。
この場は拒否することとなったみかんでありますが、岡がまともに正面から告白した場合はどうなるのだろうか。
ひねくれメガネと言われるだけあり、告白の仕方もどうにもひねくれている岡。
みかんとは似合いの部分もあるが・・・さてさて、どうなりますか。
いやほんと、間にはさまれるフクちゃんは大変ですなぁ。
余計なことをその場で言いださないだけフクちゃんも成長してるってことですかね。ロクでもない先輩たちに磨かれた成果かな!?
てな感じの岡みかん回でありました。
いやはや、この2人の雰囲気はまた独特ですなぁ・・・どうなってしまうのか予想がつきにくい。
諦めの悪い者同士の恋。見守っていきたいところでありますね。うん。
それにしても笑顔のまま紅本先生を抑え込む先輩・・・過去は相当鳴らした感じっぽいですなぁ。武勇伝が気になるぜ。
第100話「デートしよう!」
(2015年 12号)
祝100回。今後もよろしくアホたちを!
ついにやってきました連載100回。TVアニメも決まり快調な状況。
そんな記念すべき回であるからこそ、この男も大事な話を葉子さんに切りだす。
葉子さん・・・今度の日曜日・・・俺とデートしてください!!
付き合い始めてから1か月が経過し、ようやく切りだしたこの言葉。
時間がかかったのはさておき、誤魔化さずに正面からいくスタイルはさすがでありますな。
いや、葉子さんの場合は婉曲的な表現は気付かずに終わってしまう可能性があるからこの方がいいのか。
しかし茜ちゃんはさておき、源二郎にまで聞きつけられてしまうのはどんなものだろうか。
ともあれ付き合い始めてからの初デート!!
付き合う前に遊園地デートとかはしているが、お互い完全にデートと意識してのお出かけはこれが初めてとなるわけですな。
そのチョイスが水族館と言うのはベタな感じだが・・・それもまた良し。ベタもありだ。
確かに流水の部分はどうなのだろうと思わないでもないが。
徹夜で考えたデートプランという言葉がなんともいじらしい。
学習している葉子さん。飴玉による茜ちゃんチェックを行っていないことを確認する。大事なことですな。
しかし残念ながらその考えは読まれている。
事前に自分の手元に大量のお菓子を置いておけば飛びつきに行く可能性もないって話だ。なるほどなー。
というわけで、落ち着いた状態で春の水族館デートを見物しているいつもの2人+複数人。
実況は私、白神桐子。解説は紅本茜。ゲストに緑苑坂先生をお迎えしてお送りします!!
桐子さんと茜ちゃんはいつものこととはいえ・・・まさかの源二郎。
華恋ちゃんと手崎さんも裏方として登場しております。あんたどこでも出てくるな悪魔の手先!!
というか何だ華恋ちゃんのそのTシャツは。残虐な文字を纏っていてもやっぱり天使だから困る。
な・・・なんや?結局あの二人は付き合っとるんか・・・?
オロオロしながらそう述べる源二郎。何を今更。デートに誘われたの聞いた辺りでもう覚悟決めておくべきでしょうに。
そんな源二郎だからこそ、突きつけるためにこの場に呼ばれたのかもしれない。
それでいてシカトされる源二郎がいとあわれ。オモチャにされやすい男よ。
・・・わかっとるやろ・・・?
儂はあんなアホどうでもええが、葉子もじきに18になる。もしかしたらあいつも父親の儂の時と同じように・・・
何やら大事な話をしそうな源二郎。
であったが、未だに緑苑坂弓となっていることを隠そうとしているので突っ込まれると弱い様子。
もう完全にバレているというのにどこまでも往生際の悪い・・・こりゃ鼻で笑われても仕方がないですわ。フッ。
そんなコントをしているうちに、デートの方は早速いい雰囲気。
ちょんと触れた手と手。となればその勢いのまま手を繋ぐという流れに持って行くのもアリかもしれない。
お互いそのように考え、目を逸らしながら近付けていく。
待ち受け体勢になっている葉子さん。何とも可愛らしいですなぁ。見ている方も力が入るぜ。
しかし浮かび上がってきたアザラシのおかげでチャンスを逃す黒峰朝陽。
楽しませようとした試みが裏目に出るとは・・・うむ、まあそういうこともあるよね。うん。
ちなみに源二郎も昔同じようなことを桐子さんにしたらしい。どこまでも似た者親子なことで・・・!!
まあアザラシは可愛いですしね。この場で挑むのは難しかったことでしょう。
しかし次の場面こそ本命中の大本命。巨大水槽の幻想的世界!5万匹のマイワシがおりなすファンタジー!!
手を繋ぐにはムード十分の場所。確かにここならばピョンピョン跳ねることもありますまい。
更に人混みが増えることにより、肩がふれる距離になったりするという。
ほほう・・・これはこれは。手を繋ぐのが何も不自然ではない距離でありますな。おやおや・・・!!
つなげ!抱きつけ!!キスしろ!!!と煽るのは茜ちゃんでありましょうが、さすがに人混みでそこまでは。
何にせよ、この場面でお腹を鳴らす葉子さんはさすがというか何というか。流水よりも食欲が問題だったか!!
空振りの連発に苛立つ茜ちゃん。
そこに更に親バカ吸血鬼登場。幻想的な風景を壊すためにマンボウ姿で登場だ。うぉうっとなりながら何してんだ!!
朝陽も茜ちゃんならともかく、まさか源二郎がここで出てくるとは思わなかっただろうなぁ。
桐子さんのニンニク投与により源二郎退場。割と致命的なやられ方っぽいが大丈夫なのか?
それはそうと、ここで茜ちゃん。想像していなかったものを発見してしまう。
娘が男と付き合ったくらいでガタガタと・・・などと言っておきながら、紅本先生とさくらさんが一緒にいる場面を目撃し・・・
なぜ明里がこんな所にいる!?男連れで。己の素に帰れ独身!!
こっちはこっちで未だに気持ちの整理がついてない様子の茜ちゃんである様子。
これは何といえばいいのだろうか。先祖バカ?
別にさくらさんと2人きりってわけではなく嶋もいたのだが・・・目に入らなかったのなら仕方がないですな。
それはさておいて、ペタペタ歩いてくる茜ペンギンの群れは破壊的な可愛さである。
せっかくの初デート。いつもみたいにめちゃくちゃじゃなく、ちゃんとしたデートっぽくしたい。
そのように考える朝陽であったが・・・それは望むべくもなかったって感じですな。おやおや。
まあ、デートプランなんてそう上手く考え通りに行くはずもない。初デートならば尚更である。
しかしまだ諦めてはいけない。まだ今日という日は終わってはいないのだ。
混乱で茜ちゃんの目も離れた。これはチャンスと言える。
そして葉子さんも言ってくれる。今日はもうちょい一緒にいよ・・・?と。手を繋ぎながら・・・!!
いやはや、見事なドキドキ初デートでありますな。これからが本番だ!!
さすがに100回という記念すべき回。見事に主役たちのいい場面を見せてくれておりますなぁ。フフフ。
前作、さくらDISCORDの面々も記念すべき回ということでちらほらとゲスト出演している様子。
後姿だけとか髪がちらりと映ってるだけの島とかもいますが、ともあれ有難いイベントでありますな。うむ。
さてさてデートの本番はどのような展開となりますか。
今度こそめちゃくちゃにならずに済ませたいものですな!
第101話「デートしよう!!」
(2015年 13号)
初めてのデートがプラン通りに行くはずがない。
ある意味予想通りに崩壊したわけであるが、予想外に嬉しい展開にもなっている。プラン外も悪い事ばかりではないですな。
というわけで、手を繋いでドキドキしながら歩く2人。初々しいですなぁ。
今まで何度か葉子さんと二人で出かけたことはあったけど、今すごく実感してる。
あぁ本当に俺は葉子さんが好きで、葉子さんが俺の恋人で、今その葉子さんとデートしてるんだって。
最高ののろけが入りました。
このぐらいの時期が一番新鮮さを感じられてドキドキ感が強いんでしょうな。堪能しておくといいです。
さて、ここで葉子さんの方のプランが発動。
もうちょい一緒にと言いだした理由はこの手製のお弁当にあったのだ!!おぉ。
うーむ、彼女の手作り弁当とは・・・ベタだが素晴らしいイベントである。いかにも恋人らしくなってきたんじゃないかね?
どんな弁当でも葉子さんが作ってくれたなら俺は・・・
そのようなことを口走る朝陽。たとえロシアンでもと前もって言っておいたのは良かったですな。
読者的にも来るんじゃないかと危惧していたところでありましたし。
しかし、そんな予想を甘ったるい方に超えてくるとは思いませんでした。
徹夜のテンションでやってしまったにしてもこれは・・・大好きやでーとかさ・・・おぉぉう!?
そりゃ朝陽も幸せのあまり泣き出してしまうってものですよ。このリア充が!!
世界一おいしい!!
お世辞以上に正直な気持ちが出ていそうな感想。こりゃ葉子さんも跳ね回る。羽を出して跳ね回る。ぴょんぴょん。
なんだろう今回は・・・この思いもよらぬニヤニヤ感は。
・・・こうして一緒にいるといつも思う。
照れてる顔もすねてる顔も笑ってる顔も。意地っぱりな所も無邪気な所も全部好きだって。
一緒にいると頬がゆるんで頭がぼうっとする。満たされていくのがわかる。
あぁなんだろこれ。好きな人が付き合ってくれて弁当まで作ってくれて。すげぇ幸せだ。これ以上の幸せなんてないと思えるくらいに。
幸せを噛み締めている朝陽。羨ましいことだ。
しかし今日の葉子さんは一味違う。
徹夜のテンションが継続しているのかどうなのか・・・思いもかけぬ提案をしてくる。
まさか奥手というか恥ずかしがり屋な葉子さんから「あーん」を持ちかけてこようとは・・・!!!
いやはや、幸せの上限なんて簡単には来ないってもんですなぁ。このようなサプライズが待っていようとは。
頭から蒸気を吹き出すとはまた古い表現ですな!
吸血鬼だからこそ許されるのかもしれないが・・・というか普段霧になるときよりも激しい噴出の仕方ですぞ。
「あーん」はするのとされるのでは恥ずかしさが違ったりするのだろうか。
ふむ、やはりされる方が恥ずかしい気はしないでもないか。
いやしかし、本当、葉子さんが可愛すぎる。正直にそう思える。
あぁ、やっぱ好きだ。どうしようもなく大好きだ。
泣きそうになるくらい幸せで願わずにいられないくらいだ。
どうかいつまでもいつまでもこんな日々が続いていきますようにって。
一話まるまるのろけ回。
と思いきや、最後にぶっこんできた感じの葉子さんのこの表情。
月に照らされた恋人の首筋は美味しそうだったりしますのかね。吸血鬼的に。
この辺りの表情で魅せる感じはさすがの増田先生でありますな。
この世界の吸血鬼としては吸血はキスみたいなものとのことだった。
けど、この反応は果たしてそれだけで済むものなのかどうなのか。
源二郎が危惧しているのはこのことなのだろうか?
朝陽のいつまでもこんな日々が続いていきますようにという想いに被さっているのがまた厄い。
念願の恋人関係になることはできた。幸せを噛み締めることもできている。
次はこの幸せを持続させることが課題となります。
葉子さんの18歳の誕生日が一番のキーポイントとなりそうでありますが・・・さてさてどうなりますか。
第102話「相談を受けよう!」
(2015年 14号)
桐子さんに責め立てられながらもしぶとく教師を続ける源二郎。
一度引き受けたからには期間内は勤め上げないとという責任感のなせる技なのかどうなのか。
やはり紅本先生は茜ちゃんから事情を聞いて知ってる雰囲気ですな。でないとフォローもし辛いでしょうしね。
その紅本先生から副担任として頼られている源二郎。
悩みの絶えない年頃の生徒達。話を聞いてあげてくださいと頼まれる。ふむ、大事なことですやね。
しかし相談を受ける相手も選ばないと大変なことになったりする。例えばこの嶋田のように・・・嶋公ー!!!
高校生らしい恋の悩みを持ちかける嶋。
そこだけ聞けば普通に聞こえるが、追いかけすぎて警察に捕まったこともある男ですからねぇ。
そりゃ朝陽も真顔で危険だから励ましたり背中押したりしないでくださいといいますわ。友達として言わねばならんことである。
昔は獅狼くんや葉子さんの相談を受けたこともある源二郎。
色々と残念な人ではあるが、真面目なのは間違いないですからねぇ。
真剣に考えてくれる人に相談するというのは悪い事ではありますまい。
まあ、嶋の場合は相談以上に邪念が混じってるのが感じられてしまうのが何とも・・・
というか源二郎も恋愛マスター名乗るか。どこまで似た者親子なんだ・・・!!
相談に乗るといいつつも相手が葉子さんではないかと危惧する源二郎。相変わらずの親バカである。
大丈夫。嶋は葉子さんをアホ呼ばわりしてた奴ですから!
まあ、朝陽はそこがいいとか答えていた奴だったりするわけですが。さておき。
源二郎はもちろん結婚しているので緑苑坂先生も既婚者設定。
となれば女教師で人妻となるわけですな。ふむ・・・好きな人は好きか。いやその道はどうなのだ。
高級焼肉でも釣れなくなっている藍澤兄。さすがに酷い目にあってますからなぁ。
果たして食いしん坊の葉子さんは釣られるのかどうか・・・気になるところですな。
どんな悩みでも儂が解決したる。そんなうかつな発言をしちゃった源二郎。
まさか自分が狙われる立場になるなどとは思いもよらなかった感じでありますな。
実際、変身した源二郎の外見はかなりの美人であるし、嶋に限らずこういう話が来てもおかしくはない。中の人も萌えキャラですし。
わざわざ美人になるようにしたのも茜ちゃんのイタズラ心なのかどうなのか。
しかし嶋はどうしてこう、応援するのが難しい人ばかり好きになるのか。
というか、藍澤兄の経験を経て踏み込み方が一足飛びになっている気がするぞこの男。
朝陽なんか手を繋ぐだけでもまごまごしてたのに、飛びついていきおった・・・何さらしとんじゃぁぁぁぁぁ!!
甘い顔を見せればすぐにつげあがる男、嶋。タフな奴だ。
しかしさすがに源二郎。特大の体が縮んでもパワーは相応にあるようですな。
藍澤兄は追われれば逃げるしかなかったが、源二郎ならば撃退も出来るので大事には至らないかな。
嶋の体は大事に至りそうな気もするが、まあタフな奴だから大丈夫でしょう。
とりあえず今回は逮捕されずに済みそうな嶋。
と思いきや華恋ちゃんが通りがかったことで状況一変。
何も語らずとも言いそうなことが聞こえてしまう辺り、付き合いの長さが見受けられますなぁ。
実際事情を知ってたらその通りのことを言いそうである。
てなわけで、源二郎らしく嶋に激励の言葉を送る。
みっともなくてもええ!!脈なんてなくてもええんや!!
こんなとこでウダウダ悩んどるくらいやったら玉砕覚悟でぶつかってこんかい!!それで開ける道もあるってもんやろ!!
それが男や!!と語る源二郎。さすがですな。
気合の入った緑苑坂先生の姿もまたよろしいですなぁ。うむ。
まあ・・・結果は予想通りというか想像通りというものであったわけですが。
一体嶋はどこまで罪を重ねれば・・・!!
上手く行かれても困るし、諦めてもらうしかないわけであるが・・・嶋は無駄にタフで困ります。無駄に。
第103話「特訓しよう!」
(2015年 15号)
これが噂に名高いカリスマ痴女のカリスマ痴女ミッド・・・!!
冒頭から何を言っているのか何をやっているのか。
出オチならぬ出痴女とは恐ろしい話もあったもんだ。
カリスマ痴女曰く、獅穂さんとの痴女力自体にはそれほど差が無いとのこと。差があるのは・・・そう。恥女力・・・!!
さらけ出したい心とひた隠しにしたい心・・・相反する心が反発し合って破壊力を生むのよ・・・!!
「痴女力」×「恥女力」=「破壊力」!!
何だかよく分からないが凄いのだという説得力は与えられる公式が出て来ました。
でもまあ確かに恥じらいは大事だと思うのですよ。痴女とは相反するものだが、だからこそそれがいい。
その辺りを弁えているのはさすがのカリスマと言ったところか・・・これで恥ずかしがってると言われても困りますが!!
しかしそう考えると藍澤さんは結構破壊力高いということなのでは・・・
獅穂・・・恥じらいよ。学びなさい。恥じらいを・・・!!
時としてうぶな恋する乙女にも劣ると言われた獅穂さん。
それはさておき、第108回痴女リンピックって・・・
そりゃエロ峰君も尋ねたくなりますよ。微妙に響きが良かったりするのも困った感じだ。
というか4か月に一度の痴女の祭典って・・・サイクル短いなと思ったが4年も間が空いても困るか。
てなわけで獅穂さんの特訓に付き合って欲しいと言われる朝陽。
獅穂さんにも色々と世話になってるし、これを機に少しでも恩返し出来るといいなとか考えていたりする。
確実に鼻血吹き出すことになるだろうに殊勝なことですなぁ。いや、男の子的には本望でありましょうか。
しかしまず獅穂さんが質問するのは葉子さん。恥じらいのヒントとして恋するってどんな感覚なのか尋ねる。
え・・・えと・・・なんかウキウキしてモヤモヤして幸せで。でもなんか恥ずかしい感じ・・・?
何とも甘酸っぱいというか、青春の感じがする答えでありますな葉子さん。
その気持ちは朝陽も同様に感じているもののようで・・・いやはや、ごちそう様!!
てなことを言いつつ、即座に黒峰クンのこと好きになってもいいかな?なんて言いだす獅穂さん。
色欲の羽根による擬似的な恋愛体験をってことのようですが・・・ドッキリさせてくれますなぁ。いやはや。
でもそうか、あの時の恥じらい獅穂さんは凄い破壊力高かったですよね。
これがカリスマ痴女のいう所の恥女力ということか・・・今回もやっぱり可愛い!!
そして今回も同じような表情しながら獅狼君登場。
久しぶりに出番があると思えばまたこんな扱いだよ!!
というか葉子さんが朝陽の彼女となり獅狼君としては思う所があると思うのですよ。
その思いを述べる前に口に出すのが朝陽を巡っての負けへんぞ宣言とは・・・何というか、何といえばいいのか・・・
獅穂さんの胸は立派であるが獅狼君の胸板はどんなもんだろうか。
固さはあるのかもしれないが少々薄い気がしないでもない。細さが気になるところですなぁ。いやそんな分析する場面じゃないか。
予想以上に疲れる羽目となった朝陽。恩返しも大変ですなぁ。
結局羽根とったら恥じらいもキレイさっぱり消えちゃうようだし・・・カリスマ痴女越えは遠いですなぁ。
そういえば冒頭では凛ちゃんと2人掛かりだったけど結局歯が立たなかったみたいなんですな。うーむ、母は偉大だ。
獅穂さんは朝陽のことをどう思っているのか。気になるところです。
当然憎からず思っているでありましょうが、恋するところまで行くかどうかはさてはて。
それはそうと、もしそうだとしても私は私で頑張ると言ってのける葉子さんには成長の色が見えますな。
私彼女やもんと言えるぐらいなのだし、そのぐらいの成長はしてもらわないと困りますけどね。
乙女チックな言動をしてしまったと恥ずかしがる獅穂さん。ごちそう様!!
しかし後ろに出るイメージが紅本先生のような感じになっているのでありますが・・・
そうか、紅本先生に学べば恥女力が身に付く可能性も・・・その代わりに痴女力が失われる恐れがあるからダメか!!
それにしてもよもやの2週続けてのポリスエンドとは・・・
獅狼君にまで前科がつくようになっちゃってまぁ・・・
というか獅狼君は独自の戸籍とかあるんだろうか?地味に気になるところです。
気になると言えば揃って買い物帰りな風情の茜ちゃんと華恋ちゃん。なんだか仲良さそうな場面に見えていい感じですな。
この2人だけの絡みというのも一度じっくりと見てみたいものであります。
第104話「取材を受けよう!」
(2015年 16号)
プロフェッションアースとは藍澤さんの星のTV番組の名である!!
地球じゃ誰も見たことのない番組に茜ちゃんも興味津々。
何でも知ってそうな茜ちゃんであるが、さすがに地球外のことまでは分からないのか。なかなか珍しい顔をしています。可愛い。
生徒会室に何故かたむろしている面々。
秘密を共有し合っている面々なだけにこういうのを見るにはいい場所なのかもしれませんな。
というわけで始まるプロフェッションアース。ナレーションから開始だ。
『冷静であること』そう語るのは地球潜伏作戦第08小隊所属、藍澤渚。
遠く離れた地球・・・カメラが目の当たりにしたのは、藍澤の孤独な戦いだった。
この番組は最前線・・・地球で働く同志の活躍を紹介する番組である。
一緒にいたし映ってるかなと期待していた葉子さん。ナレーションの段階で映りまくっている。バッチリやね!!
というかお泊りしてたんですな葉子さん。仲のよろしいことで。結構な話だ。
常に危機感を忘れないため、時間になるとタライが降ってくる仕掛けを施す藍澤さん。さすがである。
わざわざ葉子さんの分まで仕掛けておく必要はない気がするが、さすがである。
基本的に焦らなければ能力は高いんですよね。分かっている危機ならば大抵のことには対応できる。焦らなければ。
藍澤の朝は早い。地球に来てからの2年間でも毎朝のジョギングを欠かしたことはない。
これは外部ユニットとの連動性を確かめる上で必要な習慣と藍澤は語る。
もちろんこの時本体のジョギングも忘れることはない。
若者を中心に圧倒的支持を集める藍澤。その秘密はこの努力を惜しまぬ背中にあるのかもしれない。
あれ?藍澤兄によれば、走らなくても本体に疲労はフィードバックされるんじゃなかったっけ?
中で走った場合、外部ユニットと本体の倍の疲労が来たりはしないのだろうか?それはそれで鍛錬になるからいいか。
しかしその藍澤さんに寝ながらついていけている葉子さんの運動力はどうしたことか。
夜だからか?やはり吸血鬼である以上夜の方が運動性能は高いと・・・!?あるいは寝ている時の方が高いとか。なんでやねん。
あとそのインタビューの受ける時のスタイルはなんやねんと。どこで撮影したんだ!?
ロケ地で行われているのか、背景は合成なのか。
非常に気になるところであるが、ドレス着ながら激おこプンプン丸とか言われても困る。
学ぶのも結構であるが、なるべく使うことのないようにして欲しいといいな!!
というか流行り言葉を持って帰られても困りますよ。いつまで残ってるか分からないんだし!!
そういう意味ではシャンプーハットは長く残っているので安心と言えるかもしれない。
まあ正しい用法を理解していなければ意味はないのだが・・・聴こうよ。
インタビュアーによれば地球の民に正体を目撃されて母星に帰還する人は多いらしい。ほう。
そんな中、藍澤さんは活動を続けることが出来ている。
うん・・・まあ、朝陽に見つかるまでは無事に活動していたわけであるし、その期間は称賛されてもいいんじゃないですかね。うん。
外部ユニットの電力補給の拠点確保は大事であるが、そもそも電池切れを起こさない工夫をですね・・・
『冷静であること』に続いてのキワードは『油断をしない』。大事なことである。
どの口でと知ってる人ならば言いたくはなるが、普段から言っておきながらこれだということも知ってるので何とも言えない。
機密を守りつつ第2の故郷である地球の良さをもっと知ってもらいたいと考える藍澤さん。いいことだ。
しかしさりげなく内職とかしてたんですな。任務なのだから星の機関かどこかからか給金は出ていないのだろうか。
気になるところであるが、ここで朝陽登場。
そして撮影スタッフの姿も登場。見えちゃってますよスタッフさん。
というか朝陽は暴漢扱いであるか。そうか・・・
己を守り、機密を守った藍澤さん。うん、守れた守れた。見てへんよー。凄い凄い。
と、もうここまで来るとツッコミを入れるのも投げやりになってくるこの展開。
普段逐一ツッコミを入れている朝陽の大変さ・・・そしてその存在の重要性がいかに大きいものであるかが分かる。
感動して喜ぶ葉子さんに華恋ちゃん。褒められて嬉しそうな藍澤さん。
それに対し、最後まで見た自分に一番ガッカリだと厳しい評価の朝陽、茜ちゃん、紅本先生。
やはり前者のボケっぷりは他の追随を許さないものだということなのか・・・
てなわけで、なんだこれ回でした。なんだこれ。
まああれですよ。やっぱりツッコミを入れる人は必要だって話ですね。読者がやるにも疲れちゃうしさ!!
しかし本当にアホだらけの星である藍澤さんの母星。
科学技術は凄い進んでいそうなのにどうしてこうなのか・・・だからこそ妙な閃きがあったりするんだろうか。
科学の発展のために人類の総アホ化を考える。そんな日が来るのかもしれない・・・こねーよ。
第105話「恋をしよう!」
(2015年 17号)
存在が示されていながら緑苑坂弓先生以降しばらく現れなかった新キャラ。
いやまあ、その緑苑坂先生も新キャラというか何というかでしたが。
しかし今回は本当に新キャラであると思われる桃地結香ちゃん。どこにでもいる普通の女の子。
屋根の上を飛び回る子がどこにでもいてたまるかよ。
この春、両親のいる故郷を離れて高校に通う為に一人暮らしを始めたらしい。
そして凛ちゃんの賃貸物件であるドラゴンに運ばれる朝陽と運命的な出会いを果たす。
――拝啓パパ様ママ様。実は私は――桃地結香は恋しちゃいました――
遅刻遅刻と食パン咥えて屋根を飛び回っていたら空中で先輩に頭突きしちゃいましたと。
最初の10文字くらいまでは恋愛の王道パターンなのにそこから破滅的になっちゃてるぞ!!
そんな桃地ちゃん。どうやら朝陽の妹である鳴ちゃんのクラスメートであるらしい。
その背中の手裏剣、座る時ぐらい外さないのかね。ガチャガチャ言ってるぞ。
桃地ちゃんの恋愛話に共感する鳴ちゃん。恋しちゃうと色々わけわかんかうなっちゃうよねと。
ふうむ、鳴ちゃんもどうやら恋したことあるようですな。相手は誰だろうか。
まあ兄である朝陽も片思いばかりであったがよく恋してたみたいだし、そこは兄妹かな。
その2人の会話に加わっているのはグルグル眼鏡の閃くん。
恋をすると女性の乳房しか見えなくなるとのこと。そうか。
堂々と変態的発言が出来るその度胸は羨ましくもあり羨ましくなくもあり。
というかナチュラルに帯刀してるのだが、鳴ちゃんはもうこの辺りはツッコミ済で慣れてしまってる感じなのだろうか。
さて、桃地ちゃんの恋の相手がニイ=チャンジャンこと兄であると知る鳴ちゃん。
ナヨっとしては分からないでもないけど当初と比べてオデコキャラではなくなってますねんで?
鳴ちゃんは朝陽に彼女がいることは分かっている。けどそれが誰かは分かっていない様子。
ふうむ、葉子さんもそろそろ家族と顔合わせをしておくべきではないですかな。
そういう意味では昔からの付き合いのみかんの方が覚えはよさそうですしなぁ。嫁争いではみかんが優位に立てる面でありますな。
彼女がいると聞いて、やっぱりモテるんだと嬉しそうな桃地ちゃん。嬉しがるのか。
そんな反応されてはね。そりゃもういいんじゃないかなと言うしかない。いい顔してるな鳴ちゃん。
てなわけで、桃地ちゃんのアタック開始。
そっとまきびしを巻いたりくないを投げつけたりと忍者らしさを発揮しております。
実は私は・・・桃地結香は忍者なの・・・
それこそ秘密にしてなければいけない話なのに全く隠す感じのない桃地ちゃん。忍べ。
まあ、吸血鬼とか未来人とかに比べれば忍者はまだ現実味がなくもない。
今でもその技術を継承している人たちがいるかもしれませんですしねぇ。
桃地ちゃんも私のじだ・・・田舎だと皆こんな感じと述べている。じだ・・・?何て言いかけた?時代!?
よく見てみると見覚えのある髪飾りやベルトをしている桃地ちゃん。ブーツではないがこれは・・・?
その辺りを怪しみだすと一緒にいた閃くんの日本刀も凛ちゃんのロングソードと似たようなものと考えられる。
未来の話もしていたし、乳房は未来とか言ってるし。これは・・・?
ともかく桃地ちゃんの恋する気持ちだけは理解しちゃう鳴ちゃん。
正直話の8割くらい訳分からないけど、そういう気持ちだけは分かってしまう。
分かってしまうのなら協力しないわけにはいかない。ううむ、この兄にしてこの妹有りって感じですなぁ。気遣いしちゃう子だ。
そんな風に気遣いした鳴ちゃんであるが、一瞬で目移りした桃地ちゃん。
そしてフラれる朝陽。これは釈然としない!!
惚れっぽいというか何というか。色々と振り回してくれそうな桃地ちゃんでありました。
まあその分本気にはならなさそうではありますが・・・この先の恋愛模様にどのような影響を及ぼすことか。
恋愛模様と言えば鳴ちゃん。岡が現れた時の態度が気になりますな。回想の後ろ姿もそれっぽく思えますし。ふむ・・・
しばらくはこの桃地ちゃんを絡めた話となりそうです。他のキャラとの絡みが楽しみだ。
第106話「物騒娘に絡まれよう!」
(2015年 18号)
新学期になっても相変わらずの様子の藍澤さん。
頑張って諦めようとしているのは分からないでもないですが、信用がどんどん下がっていってる気がしますぞ!!
どんな形でもまた三人の時間を作りたいという藍澤さん。
余り気負わずに作ればいいのではなかろうか。
というか葉子さんを交えずに朝陽とばかりそういう会話をするのはむしろよろしくないのではなかろうか。
それはそうと、物騒娘こと桃地ちゃん登場。
相変わらずの突貫娘というか何というか。体当たりなスタイルですなぁ。
藍澤さんが取り出したのは鎮痛剤なのかどうなのか。
傭兵らしい備品といえなくはないが、謎の解説が入ると途端に不安になりそうでやっぱり怖い。
恋愛対象は岡に移ったけど、ふとしたらまた朝陽に戻って来るんじゃなかろうかと思える桃地ちゃん。
決して朝陽の好感度が下がってフッたわけじゃないですからねぇ。
何か好感度上げるようなことをしでかしたら容易く惚れ直して来そうである。
桃地ちゃんを一目で忍の者と見破る藍澤さん。さすが!!
いや、まず見たら分かることである内容の指摘だということに気付かないと・・・!!
相変わらずのノリの藍澤さんはさておき。
朝陽は桃地ちゃんの髪飾りやスパッツ、武器を所持している点に着目する。
ああ、やっぱり凛ちゃんとの共通点多いですよね。やはり同じ秘密を持っているのだろうか・・・?
そんな指摘はさておき、恋愛脳な桃地ちゃん。藍澤さんが恋していることを指摘する。
それはいいのだが、渚さん恥女力高いからってどういう話なのだ。恥じらい娘は恋しやすいってことなのか!?
いや、確かにカリスマ痴女も恋する乙女に恥女力が身に付くようなこと言ってたし、獅穂さんもそれで特訓してたか。
キャッキャッと好きな相手についての談義に花が咲きそうな様子。
ふうむ、これが世にいうがーるずとーくという奴でありますか。
男子であり、当事者でもある朝陽としては確かに聞いてていたたまれなくなりそうな状況ですわな。
そして更に藍澤さんを焚きつけるようなことを言いだす桃地ちゃん。大事なのは愛ですよ!!と。
うん、まあ大事でありますが思い込みの激しい藍澤さんにその言葉は・・・
回り込んだ桃地ちゃんとの衝突回避壁ドン。
これで再び恋に落ちかける桃地ちゃんはさすがというか何というか。
変わり身の術で同じポジションになった藍澤さん。こっちも相変わらずというか何というか・・・てか壁ドンしてないのに!!
諦めよう諦めようという想いが強すぎて逆に吹っ切れなくなってそうな藍澤さん。大変ですなぁ。
それにしても桃地ちゃん、身体能力だけじゃなく、術もしっかり使えるんですね。さすが忍者。
火遁がありなら火器もありと考える藍澤さん。
繋がりの部分はまあ間違ってないが、間違っているのは火遁もNGって部分だ!!
単独でも物騒なのに、2人揃うと物騒が倍増して大変ですなぁ。
話の流れとはいえ、物騒に命を狙われ、そしてフラれる朝陽。
これが俗にいう、モテる男は辛いという感覚でありましょうか・・・理不尽!!
予想通り色々とかき回してくれる桃地ちゃん。
しかし藍澤さんとは一体どのような関係でありますのか。
聞いた話という言い方からして直接の面識はないが、よく知っている感じではある。
もしかして未来だと色々と有名人だったりするのかな藍澤さん。
地球との懸け橋になってそうな気はしないでもないですが。
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