蒼天紳士チャンピオン作品別感想
ハンザスカイ
第31話 〜 第60話
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第1話 〜 第30話 (2010年 7〜38号)
第31話 〜 第60話 (2010年 39号〜2011年 18号)
第61話 〜 第90話 (2011年 19号〜2011年 50号)
第91話 〜 (2011年 51号〜)
第31話・私もがんばります
(2010年 39号)
そういえば、佐倉ちゃんは部活とかしてないんですね。
マネージャーの位置に入るのは定められたごとく、だったわけだ。
それにしても、佐倉もなかという名前はどうなんだろう。桜最中?うまそうだな。
まあ、この空手道部、道着の繕いとかも部員がやってたくらいだし、マネージャーの仕事多そうだな。
第32話・いざ出陣!
(2010年 40号)
IH予選千葉県大会開幕!燃えるぜ!
参加高校総勢63校。こりゃあまさしくお祭りでございますな。
強豪高校は以下の通り。
ベスト8
・東嶺大市川(元全日本王者が監督)
・藤ヶ丘高校(スタメン全員180cmオーバー)
ベスト4
・照命高校(仏教系の男子校。刻み突きの絵が微妙にシュール)
・要陵学園(名門。3年の吹越は昨年の個人組手王者。たぶんイケメンの人がそれ)
準優勝校
・私立一ノ橋高校(御門の初戦の相手)
優勝校
・蓮城高校(常勝無敗)
やぁ、なかなかの顔ぶれではないですか。よくもこんなメンバーを揃えたものだ・・・
そんな中で白帯の半座は確かに場違いに見えなくもない。峰岸のおかげで存在アピールできましたけど。
さらに宣戦布告に近い感じで吠えるものだから会場大注目。先生も大興奮。いい表情だなぁ・・・
いい具合に盛り上がったところで1回戦開始である!
団体戦の方はわかったけど、個人戦は後日なんですかね?
他の高校も女子はいるみたいだけど、女子は個人戦だけなのかねぇ?その辺が不透明だなぁ。
第33話・御門の一番槍
(2010年 41号)
男子団体組手のトーナメント表が出ている。31校による組み合わせだ。
あれ、参加高校63校じゃなかったっけ?団体戦でれるだけ数がいるのは半分以下なのか?
どうでもいいが、市立泥沼って凄い名前だな。1回戦で負けてるけど。
さて、御門の初戦の相手は一ノ橋。一番槍、半座いきます。味方の激励も受けて気合十分だ。
半座龍之介 168cm 65Kg
木田稔 192cm 98Kg
24cm差の、33Kg差である。普通に考えたら圧倒的な体格差である。
まあ、ポイント制の空手道ならば、そこまで体格は差にならないかもだが。
しかし、その巨漢相手に真っ向から打ち合いを挑む!あれが範馬バ・・・半座龍之介だ!
でもあっさり弾き飛びました。
圧倒的な体格差を見せ付けて、相手の勢いを削ぎ、萎縮させる。それが相手の狙い。
よい狙いだと思いますが、どこがギリ反則なんだろう?
まあ、そんなことでビビル半座ではありませんわな。一番槍らしく突撃でまずは先制である。さすがだ。
第34話・先鋒の使命
(2010年 42号)
己の油断を認めた一ノ橋先鋒、木田。
圧力をいかした攻撃で半座を追い詰める。この男もまた強い!
ところで、今回木田さんの攻撃が反則とられてましたな。
今まで結構強い当て方してたけど、いいのかなと思ったが、やはり寸止めが基本なのね。
あまり強く当てすぎると反則でポイントとられるというわけですかのう。
番場さんも認める木田さんの強さ。泥臭いながらも勝ちに貪欲。いいキャラじゃないか。
しかし、半座の目は輝いている。まだまだ折れていない!
それを冷静に読み取っている木田さんもまた凄い。これはいい勝負だ。
第35話・跳べ!
(2010年 43号)
残り25秒。ゲームの主導権は、一ノ橋先鋒、木田が握っている。
立て続けに上段突きをもらいポイントは5対3に。しかし、何かがおかしい。
プレッシャーをかけて押していたはずの、木田。しかし、いつのまにか押し戻されている!
リーチの差を埋めようと飛び込んで落とされてポイントがつけられていったという感じですか。
ここで、見事な奇襲。後ろに飛びながらの上段突き!
見事に決まりポイントゲットだ!・・・が、残り時間は少ない。逆転はできるのか?
勢いでは負けていなかったという結論になる可能性があるのがアレですな。
ここから逆転するには、一本とらないといけないだけに、そういう展開になる可能性高そうだなぁ。
第36話・火種
(2010年 44号)
自分のペースで試合を進めてきたつもりが、終盤でポイントを奪われてしまう。
その事実に戸惑ったまま試合は進み、ポイントは同点。さらに逆転を許してしまう。
木田さんとしては無念でありましょう。
まあ、折れずに突き進んだ半座の心根の強さが見事というものであるが。
それがわかっているからこそ、木田さんは相手を称えるのであります。
それを受けて礼をする半座。いやぁ、いい雰囲気だ。これぞ武道って感じですかね。
次鋒の野田は一瞬で終わってしまいましたけどね!
先鋒は、勝てば追い風となるが、負ければ仲間を爆発させる火種になる!
おぉ・・・なんという名言。勝った方も負けたほうもいい勝負をしたからこそ言える言葉ですな。
先鋒じゃないけど、レオパルドンが同じことを言っても全く説得力がない!
そういえば、野田の負けっぷりもレオパルドン並みだな。
微笑さんがメインチームからフェードアウトしたことだし、次代のやられ役として野田君の活躍が見込めますね!むう。
第37話・中堅 番場誠十郎
(2010年 45号)
ハンザスカイもカラーだ!今回カラー多いな!
中堅・番場誠十郎。見開きで登場だ!ってギャー!近い近い。
ちょっと笑い方を変えたら御堂筋君みたいな映り方をしておるぞ。キモッキモッ。
中堅戦。戦力は互角。なれど、相手には策略がある。
競技系ではよく見られる光景ですな。いわゆるシミュレーションというやつか。
しかし、偽装による勝ちを狙う以上に、磨き上げた技と執念が勝ることもある!
わざと倒れる前に、崩して倒したように見せ、一本をもぎ取った番場さんは流石である。
さて、次は財前さんだが・・・練習試合のときみたいにまた負けたらどうしましょ。
野田君に並んで、負け癖がついてしまう位置づけだとやだなぁ。
第38話・工藤の台本
(2010年 46号)
さて、財前さんの出番である。カウンターのスペシャリストである先輩。
しかし、相手もカウンター使いだった!
カウンター同士の駆け引き。とてもハイレベルな攻防です。待ちガイル対決風な。
そう、例えるなら、トラバサミ対ネズミ捕り!なんだその例えはッ!!
とくにネズミ捕りはないだろう、ネズミ捕りは。笑かしおるわ!
ジリジリとした勝負は膠着したまま終わろうとしている。相手は無理をせず引き分けを狙っているようだ。
最終的には総合ポイントでの勝ちを狙う腹積もりか。なるほどね。
しかし、財前さんも、前の練習試合で勝ち星を得られなかったことに忸怩たる思いを抱いていたようだ。
このままでは終われない。だから前に出る。しかし、迎撃される。
まだ時間はあることですし、なんとか一矢報いていただきたいところでございます。
第39話・そのココロ
(2010年 47号)
隣のページの阿形さんが怖すぎて、財前さんの対戦相手、東選手がビビッておられる。そりゃ仕方がないね。
ではなく、終了間際に突然しかけてきた財前さんに驚いていたのでした。
やはり練習試合のときのことを軽く引きずっているようですな。でも負けん気が強いのはプラスにもなる。
というわけで、見事な足技一本が決まり財前さんの勝利!唄もキレイに決まったぜ!
あの唄も独特の集中力を高める方法なのだと思えば・・・でも、唄い終わって決まらなかったらカッコ悪いな!
ともかく、御門高校初戦突破でございます。財前さんのカッコイイところが見れたのがよかった!
第40話・一ノ橋魂
(2010年 48号)
一ノ橋の初戦敗退に沸く会場。逆に一ノ橋の面々は消沈している。しょうがないですわね。
一ノ橋の大将、工藤さんにはこの状況に心当たりがあった。去年の自分の姿だ。
勝敗が決したあとでも、大将戦までやりきるのがルール。とはいえ、戦っても勝ちにはつながらない。
でも、去年の先輩は負けが決まったあとでも全力で戦ってくれた!
生きてる限り貪欲に、死してもなお、勝利の二文字にかじりつく一ノ橋魂!
敗北が確定していた状態であっても全力で戦い、その魂を後に続く者へ継承する!
うむ、見事な心意気!一ノ橋の面々はどいつも熱いな。
団体戦の重要さというのを教えてもらった気がする。
第41話・最後の勇姿
(2010年 49号)
敗北は決まったが、それでも折れない一ノ橋魂!大将、工藤が意地を見せる。
前足の力を抜き、倒れこむように上半身で近づき、下半身による押上がいつ始まったかわからない。
これがいわゆる無拍子。易々とバベルの懐に飛び込みポイントを得る。
しかし青柳さんも負けてはいない。今日、これからの戦いのためにもここで無様を晒すわけにはいかない。
お互いの意地と意地をかけた戦い。いやぁ、お互いいい大将を持ったもんだ。
そして結果は引き分けにございます。どちらも相当な意地の持ち主ですな。
工藤さんは後輩に後を託す。そして去っていく一ノ橋。うむ、切ないものがあるなぁ。
第42話・蓮城見参
(2010年 50号)
財前さんと大岩さん。やはり、そういうことなんですかね?
練習試合でもハートマーク出してたし、そうなんスね!?
いい雰囲気の2人と違い、半座にまず説教をかます藤木穂波嬢。
まずは厳しい一言から入り、次に褒める。アメとムチを備えた見事な篭絡術だ。篭絡と申したか?
しかし、佐倉ちゃんの割り込みにより頓挫。計算では天然に勝てないのか?
なんだか気になる女性陣の動きでありました。こういう展開もまたよし!
さて、蓮城である。練習試合のときよりもずっと強くなっているぞ。敗戦をバネに強く燃えあがっている。
その蓮城の炎を消すのが我々の務め。御門が目指すのは完全優勝や!
その部分だけは御堂筋君と言っていること同じだが、雰囲気は全く違うぜ。
野田君も頑張れ!いつかは1話まるごと戦いのシーンが載る回もあるさ。勝てるとは限らないけどな!
第43話・孤高の女拳士
(2010年 51号)
単行本、最新刊4巻は12月8日発売!ということも含めての巻頭カラーだ!
男子の団体戦は一息ついたので、女子個人戦が始まりました。
カラー表紙で横たわる穂波嬢・・・うむ、よし!なんだかとってもセクシーな感じだ。
負ける姿なんて思いつかないぐらいの強さを持つ穂波嬢であるが、いきなり苦戦の様子が描かれる。
どうも、直前の半座と佐倉ちゃんの様子が気になっているようだ。おやおや、これはこれは。
そんな状態でも、1、2回戦は圧勝で進むんだからこの人は凄い。
しかし、準決勝の相手は強敵。大谷さんを一回戦で破った女子である。大谷さんの見せ場がカットされたッ!?
聖グレゴリオの魔女、薬師寺真美。昨年のIH予選で穂波嬢に倒された女子だ!
余りの屈辱に、負けた日は寝床でジタバタして泣いたという。そんな情報公開されましても!ハハハ。
なんだか昔の佐渡川先生の女子キャラクターっぽいノリですね。めぐみちゃんっぽい。懐かしや。
あと、佐藤タカヒロ先生の「いっぽん!」のウンコ女さんを思い出した。あれは濃いキャラだった・・・
さて、ブラインドを利用した蹴りに翻弄される穂波嬢。それでも、集中さえできれば負けることはない。
蹴返しにより、逆転。決勝進出である。
歓待しようとする半座。それに割り込み、穂波嬢の治療に走る佐倉ちゃん。
ふむ、なんだかラブってコメる展開もでてきたんじゃありませんこと?
そういえば元々空手ラブコメ漫画だった気がする。最近はずっと空手ラブな流れでしたからねぇ。
しかし、穂波嬢が本来の力を取り戻したのなら、勝てる相手がいるとは思えないのだが。
決勝にはさらなる強敵がいるというのだろうか。
第44話・台頭 東嶺大市川
(2010年 52号)
1回戦に続き、2回戦も突破した御門。野田君は勝てましたのかね?
それはともかく、別のブロックでも番狂わせが起きていた。
4強の1つ、照命高校が、新興勢力の東嶺大市川に敗れたのである。
まあ、トーナメント表に照明高校と間違えて書かれるぐらいだしな。抗議しておけよ!
東嶺大市川を鍛えたのは、元全日本覇者、国島太陽。他校も引くぐらいの鬼監督っぷりだ。
その全日本覇者の先輩で、大学時代シゴキ、歯をへし折ったのが菅野先生だったりする。マァ怖い。
さて、御門の3回戦。初戦の半座の試合はグダグダながらも勝利。
ちなみに半座の最後の決め技が、中段なのに上段突きになってますな。1話で2度誤植を入れるアホウがいるか!
というわけで、戻ってきた半座は穂波嬢におしおきを受ける。
見方によってはイチャコラしているように見えなくもない。他校も引くぜ!
東嶺大市川の先鋒、結城君は不良時代の半座を知っている様子。何やら因縁の匂いがしてきたぜ・・・
第45話・むしかえす者
(2011年 1号)
野田が・・・ポイントを・・・!!
なんてアオリに書かれてしまう野田君って・・・まあ、取った本人も驚いてるくらいだしなぁ。
でも負ける野田君。顔を上げろ!野田!しょぼくれんなー!
野田君はともかく、他のメンバーは勝ちを納め、御門高校、準決勝進出であります。
さて、これでベスト4は出揃った。
御門、東嶺大市川、要陵、蓮城・・・どこが勝ち残るのか。
どうでもいいが、御門以外は一発で変換が聞かないので余り高校名を書きたくないでござる!
それはともかく、次の戦いに燃える半座の前に現れるのは次の対戦相手。
血龍の呼び名を知る者だ。過去に因縁があるのか、絡んでくる。インネンつけてんじゃねーぞ!
悪いが、オメ誰だ?
忘れられていた!格好良く現れてみせたというのに、すっかり忘れられていた結城君。
頑張って思い出してもらおうとする姿が笑いを誘う。今日から俺は、にもこんなやついたな。
敵意をむき出しにして、挑戦的な態度をとり去っていく結城。どんな過去があるんでしょうねぇ。
第46話・喰らわれた自信
(2011年 2+3号)
中学時代の半座はそりゃあもう喧嘩三昧の日々でした。クラスメイトも近寄りがたい。
基本爽やかな奴なので、うちとければ問題ないんですけどねぇ。
怖い印象が先走ってしまうとなんともならないか。
さて、クラスメイトの結城君は中学時代も空手をやっていた。早い段階で黒帯を取れる実力者だ。
自分の力にそれなりの自負はある。半座にも一言いってやれる。
と思ったら、睨まれただけで退いてしまいました。こりゃ格好悪い。
さらに血龍の喧嘩の光景を見てへたりこんでしまう。そんな自分の格好悪さに嘆く結城君。
しかし、それを払拭することはないまま中学卒業。高校でも空手は続ける。
無心になって稽古が出来、空手が楽しいと思えたころに、大会で再会。
あーこれは、突っかかる気持ちは理解でき・・・なくはないけど、しょっぱいッスね。
ある種、逆恨みといっていいレベルの出来事だと思うの。本人の中では重大なのはわかるけど。
そりゃ半座も覚えてないですわな。
空手は喧嘩に使っちゃいけないからと言って避けるようになった。
かの板垣先生も、武道を喧嘩に使っちゃいけないといって喧嘩から逃げていたと供述されておりますな。
まあ、遠慮なくぶっとばしてくる穂波嬢や、救うためとはいえ不良をなぎ倒す番場さんは例外的なのかもね。
中学に穂波嬢がいれば、半座の青春はもっと早くから輝いていた・・・かどうかはわからない。
第47話・君なんか
(2011年 4+5号)
さて、因縁の対決が始まりました。
あらすじによると、結城君のドス黒い怨念が半座に襲い掛かるそうです。ドス黒いって。
体格としてはそれほど変わらない2人。いや、4センチ差は大きいか?
開幕同時の中段突きはお互いポイントにならなかったが、素早い結城の連打が決まる。
続けて結城の上段突き、さらに上段蹴り。
開始20秒にして5P差がついてしまう。8P差で試合終了のため、一本取られたらアウトだ。
思ったよりも一方的な展開。ひょっとしたら、試合前のことを引きずっているのかと心配する野田。
結城君は半座の忘れたい過去をむしかえす亡霊。
そりゃドス黒い怨念も持っていたりしますわな。物理攻撃で撃退するんだ!キガタ式に。
まあ、前だけを見て進む半座が過去の亡霊に囚われることはないんですけどね。
場違いだ、帰ってくれ――
帰るトコなんざ――ねぇよ!
空手こそが自分の居場所だと言わんばかりに結城の連打を飲み込み、反撃の上段蹴り・・・蹴り?
またここで誤植か!微妙に大事なところで誤植が入る気がする。
ハンザは過去にも1話に2度の誤植をやらかしてるし、今後もチェックが必要ですな!
第48話・東嶺大市川の武器
(2011年 6号)
ポイントをとられたことに驚愕する結城君。舐めすぎですね。
まあ、白帯の初心者だったはずだから、驚くのもしょうがないか。
相手の監督も初見の印象とは異なると認めている。
空手ってのは規則のあるケンカである。
だから、ケンカ慣れしてる半座は度胸と根性はバッチリなんですよね。
そのおかげで、中段蹴りを返し2ポイントゲット。その差を2ポイントまで縮める。
しゃっ!
「しゃっ」?
どこまでナメてんだ
うわ、怖ェッ!
結城君のこの見開きは凄い怖い。床上手さんの見開き並に怖い。
____
/ノ ヽ、_\
/( ○)}liil{(○)\ どこまでナメてんだ!
/ (__人__) \
| ヽ |!!il|!|!l| / |
\ |ェェェェ| ./l!| !
/ `ー' .\ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ l、E ノ <
レY^V^ヽl
AA化してみた。
あれ、あんまり怖くなくなったぞ。
ともかく、怖くなった結城君が、がくがく震えています。へへへ、震えてやがるぜこいつはよぉ・・・
一気に突っ込む半座。しかし、結城君はいつのまにか後ろに回りこんでいる。
ちょっとしたホラーですねこりゃ。
そして小刻みに震えている結城君の連打の嵐。
怒涛の連打を受けて、ついに半座が1本取られてしまう。これでまた5ポイント差か。
うーん、これは強い。さすがに空手一筋でやってきた相手なだけに厳しい。
でも、勝たせてしまって調子に乗らせるのもなんかムカツク気がしなくもない。
というか、怖い結城君になったときに、禁じ手を使い出したらどうしようかと思った。
のどぼとけを裂かれる半座の姿とかは、さすがにちょっと。
第49話・鬼曰く
(2011年 7号)
東嶺大市川の重連携。
下手に手を出したら飲み込まれる。この攻撃に対する策などない!
厳しい稽古についてこられた者のみに身につく、いわば忍耐の結晶といえる技である。
東嶺大市川の稽古は厳しい。
中学時代に腕に覚えがあり、黒帯を締めている連中が次々脱落していく。
さすがに全国を知る監督は鍛え方が違うか。
そんな厳しい稽古の中でも、一番頑張っている男、それが結城であった。
空手は好きです。ここの稽古はもーっと好きです。
既に中学時代に高くなりかけた鼻をへし折られたせいか、純粋に空手を楽しもうとしている。
まあ、本人の回想だと、没頭して昔のことを忘れたがっていたように思えますがね。
ともかく、自分の稽古を信じてくれていると感じた監督。
その「成果」を結城君に与えてやるという。
ふうむ、強くなるわけですな。
とはいえ、半座も流石である。
闇雲に下がりきらず、うまく間合いを取りつつ裁いている。
無呼吸で打ち続けることはできないし、耐えていれば勝機も掴める。
しかし、その半座の動きを追い越して一撃を加えてくる結城君。
これには観戦していた他校の強豪も目を見張る。
7点差と追い込まれた半座。しかし、その顔には大きな笑み。
強い相手でこそ盛り上がる男ですからねぇ。時間もあることですし、何か起死回生の手段を講じてくれるでしょう。
ここで一気に負けてしまっても、結城君が調子にのっちゃうでしょうしね。
地獄は落ちるためにあるんじゃなく、乗り越えるためにあるんだ!
という話なので、一度因縁の相手に負けて地獄を見てもらい、乗り越えてもらうのも寛容かと。
強くなるための代償だよ、結城君!
第50話・土壇場
(2011年 8号)
拳バクレツ。猛ラッシュセンターカラーでございます。
結城の重連携で追い詰められた半座。
しかし、当の本人は強い相手と戦えているということを悦んでいたのであった。
連携が始まる前に、かぶせて先の先を取る。
または、初戦で見せた後ろに飛びながらの一撃。
持てる技を駆使して、戦い続ける半座。
せっかく強いやつと戦えているんだから、もっと戦わないともったいない!
強者との勝負を楽しみ、笑顔を見せる半座。
その笑顔に、結城君はかつての血龍の姿を見るのでした。ヘイヘイ、結城ビビッてんよー!
さらに、師匠である穂波嬢の教えを思い出した半座。
サイドステップからの蹴りで1本を取り、ポイントを大幅に取り返す。
なかなかよい演出でありますなぁ。
3ポイント差で残り20秒。まだなんとでもなる時間であります。
しかし、結城君がビビッてきたのは意外とフラグになるかもしれない。
ビビッたのを乗り越えて、憎しみを忘れ、キレイな結城君になったら半座の負けの可能性も出てくる。
どうなることやら。
第51話・ふざけるな!
(2011年 9号)
サイドステップからの反撃で、ポイントは射程内に。
しかし、消耗はお互いに激しい。受けて回るのも精神を消耗しますわな。
ここで、結城君が震えだす。また、例のステップか?
いえ、これは本当に震えているのでございます。
震えるぞボディ!消えかかってるぞハート!
ここにきて半座にビビッていたことを認めだす結城君。おやおや。
さらに、よく観察しだす。見えるようになってきたか。
半座のスタイルは少しかじって身についたものではない。
できうる限りの反復練習の成果である。その大変さは本人がよくわかっている。
半座は真面目に空手をやっていた。もう不良とかじゃない――
って ふざけんな!
沈むかと思っていた結城君が反撃を開始する。
半座を振り払おうと一心不乱で空手をやってきた結城。
昔を捨てて生まれ変わって空手に打ち込んだ半座。
なるほど。過去に捕らわれたままの結城君は馬鹿みたいでございますね。バカ〜
その悔しさが力となり、最後まで戦い続ける。
ラスト5秒で4点差。安全圏である。これで勝負はついた。と思いきや。
どがしゃっ!
面が吹っ飛ぶほどの勢いの突きが半座の顔にヒットしていた。
これには、敵も味方も驚き。( ゚Д゚)まさしくこんな顔になっている。
当の半座も驚き。呆然と見上げているところに、主審の判決。結城の反則負け。
半座は勝利を得たのであった。
うーむ、こういう結末でありますか。激情が溢れ出てしまった感じですねぇ。
やはりメンタル面で成長しきるには時間が短すぎましたか。
まあ、素直に勝ってしまうより重い状況を自ら背負ってしまったわけで。
結城君が成長できるか、次回に期待ですな。
第52話・逃げんな
(2011年 10号)
やった、やってやった!
昔、自分がその姿にビビッてへたり込んでしまった不良。
その不良を今度は、自分の手でへたり込ませているで。ヒャハハハ。
あ。
気づいたら反則負けになっていました。
ケンカ屋が気まぐれで空手を始めたと思っていた。
でも、相手は最後まで純粋でありました。
自分だけが過去を引きずり、恨みをかかえ、それを拳に乗せた。
空手を汚したのは、僕の方・・・・・・
うーむ、なんともはやな結果でございますなぁ。
気持ちはわからなくもないけどねぇ。やはりメンタル面がまだまだである。
というわけで、監督に謝罪にいく結城。
監督は怒る前に、何があったのかを問う。
結城自身は自己分析は既に済んでいるので、いいわけすることもない。
自分はあんなマネをする奴だっただけであると言う。
そして、東嶺大市川に恥をかかせた自分は部を辞めると言おうとする。
その結城の頭に一喝。
逃げんな。恥をかいたと思ったなら、それを抱いたまま強くなりゃいい。
半座はケンカ屋から足を洗い、生まれ変わった。
ならば、結城にだって出来る。恥を抱いたまま強くなれる。監督はそう言う。
部の仲間達も、自分たちの戦いをよく見ておけと言っている。
いやぁ、いい人たちでございますねぇ・・・
これで、残りの4人もストレートで負けたら微妙な空気が流れるな。
まあ、そこはそれ。次鋒は野田君だし。ちゃんと負けてくれますよ!きっと!
野田君が勝利する日は遠い。
第53話・野良犬にも牙がある
(2011年 11号)
準決勝次鋒戦、御門の負け犬・野田出撃!
なんだ、このアオリは。
さすがにこのアオリは酷い。頑張れと言われた野田君も渋い表情になっておるぞ。
立ち上がりの弱い野田君。その弱点は既に見破られている。
なので、いきなりの猛攻を捌けず、一気にポイントを取られてしまう。
手足の自由がきかない。もう息があがっている。相手が遠く感じる。
うむ、いつもの俺だ!
いつも最初からこんなハンデを背負って戦っていたのか、野田よ!そりゃ勝てないわけだ。
試合前の緊張をそのまま引きずり、先手を取られてズルズルいってしまう。
なので序盤さえ制してしまえば問題ないというのが相手監督の読みである。
1、2回戦ならその読みは通じたんでしょうけどね。
ずっと励まし続けられたきた野田君。だが、悔しさがないわけじゃない。
俺だって誰かを励ましたい。俺だってなぁ、カッコよくなりてぇんだよォ!
野田君が吠えた!
例え勝てなくても、この根性が次に繋がると信じております。
しかし、野田君。子供のころから穂波嬢と一緒に空手をしていたんですな。
幼馴染ポジションじゃないッスか。それなのにフラグのひとつも立てた形跡がないとは。
まあ、まだまだこれからだよ、これから!うん。
第54話・吼えろ野良犬
(2011年 12号)
俺だってなぁ――カッコよくなりてぇんだよ!
吼える!猛る!野良犬の意地!
ってこのアオリはなんだろう。タイトルでも野良犬呼ばわりですし。
昔から空手一筋のはずなのに野良犬呼ばわりされる野田君。野、繋がりか!?
上段突きでポイント差を3点まで詰める野田君。
これには相手も驚く。後半になってこんなにあがく奴じゃねぇハズだ!と。
ナメられてますな。完全に。というか、勘違いされてますな。
これまでの試合も、別にあきらめて戦っていたわけじゃない。
単に混乱しているうちに試合が終わってしまっていただけだったのさ!
この試合の野田君の動きは今日でイチバン。重連携にもついていく。
なぜなら、彼はスロースターターだからだった。
先生曰く、普段の稽古のときも尻上がりに調子を上げ、最後のときは誰よりも動きにキレがあるという。
伊達にレギュラーを勝ち取ったわけじゃないというわけですな。
1試合2分ではエンジンが掛かる前に終わってしまう。
が、一度温まってしまえば爆発的な運動量で押すことができるのだ!おお、なんか凄そうだぞ。
個人戦では本当に温まる前に終わるが、これは団体戦。
勝ち進むことにより、十分エンジンを温めることができたのである。
もう、負けて慰められたくはない。その思いは強い。
しかし、相手も負けられないという思いでは同じ。簡単に差は詰まらない。
転ばされて一本取られそうになるが、見事なローリングで回避。
その後の姿勢が土下座っぽいが、そんなことを気にしてはいられない。ふむ。野良犬っぽい、がむしゃらな戦いだな。
1回ぐれぇ・・・勝たせてくれよ――!!
咆哮の後に放たれたのは・・・重連携!
まさしく爆発的な運動量と、がむしゃらさが組み合わさった結果である。
見事な上段蹴りが決まり、ポイントは1点差まで詰まる!御門の面々も興奮だ。
勝てる・・・?もう少しでっ・・・!
時間です!
念願の勝利まであと一歩というところで無念の時間切れ。
実におしかった。しかし、カッコよかったですよ野田君。まるで主人公のようだった。
次の試合ではさらに飛躍した野田君が見れるのではないかと期待しています。
でも、スロースターターなんだったら、体温めてから試合に臨めばいいのでは?と思わなくもない。
空手道的には、前の選手が戦っているときにウォーミングアップするのはNGなのですかね。
なんにしても、次週。どのように野田君を慰めるのかが問題です。
放っておいてあげるのが一番か?
第55話・崩し屋
(2011年 13号)
あと一歩のところで勝利には届かず。無念の野田君。
しかし、相手はそんな野田君を評価してくれている。正直強かったですと。
なら、直接言ってくれればよかったのに。
仲間に慰められる野田君はすっかり消沈してます。慰められるのに慣れるのは辛い。
とはいえ、いい戦いはしたわけですし、士気はあがっています。
次は中堅戦。
番場 誠十郎 171cm 72kg
岡 蔵人 174cm 82kg
ちょいと太目の岡君。効果音もずんぐりとでているぐらいである。
しかし、その動きは素早い。
リーチが短いぶん小回りが利いて連携向きになっているそうな。なるほどね。
しかし、小回りが利くという意味では番場さんも同じ。
機動性や回転数では番場さんのほうが上である。純粋な技の欧州では岡君に勝ち目はない。
だが彼にも技がある。それは、崩し。
体が重いから連携は続かない。その代わり、体制は崩れにくい。
それゆえ、相手の体制は崩しやすいというわけか。
倒してからの一撃は一本になりポイントが高い。このスタイルはなんだか強そうだなぁ。
連携で相手の足元の注意をそらし、スキをついて崩して決めるわけですな。
一本とられたときに、足を痛めた番場さん。決勝も控えているというのに、ここで怪我は痛い。
強敵に対し、どのような戦いを見せるのか!
白熱しているところで、武道館の外。そこには、番場さん顔の女の子が・・・
ぬぅっじゃないですよ。この子はもう。
そっくりなのに割と可愛く見えるのも不思議ですな。大きくなったらどうかはわからないけど!
そして、穂波嬢の決勝はまだだったらしい。えらく準決勝から間が空くんだなぁ。
第56話・手負いの虎
(2011年 14号)
番場さんの足は痛々しく腫れ上がっている。捻挫だ。
先の準々決勝線で痛めたのが、ここにきてハッキリしてきたようだ。
そんな描写ありましたっけ?
ともかく、ピンチです。
敵に気づかれれば攻められる。味方に気づかれれば止められる。
ならば、敵も味方も騙しとおして戦い抜くしかない!
番場さんが覚悟を決めているころ、外では番場さんの妹、詩乃ちゃんが来ていた。
兄の勇姿を見るために、体調を偽って学校を早退してきたのだ!
それ自体は悪いことだが、怒られる覚悟はできていると詩乃ちゃんは言う。ならばよし!
さて、番場さん。足の痛みをこらえて行くぞ!
・・・・・・
行かない!?
頭では進む気でいても、体が拒否してしまうらしい。これはマズイ。
それでも、相手の崩しを交わし、同時に上段突きを叩き込む。
この柔軟な動きも番場さんの特徴だ。イメージキャラは猫科の虎ですしね!
でも、怪我している部分を蹴られるのがイヤで勝手に避けれたという見方もある。
先生はその辺りに違和感を感じているようだ。
思い通りに動いてくれないくせに、痛覚だけは鮮明にやってくる。
人体としては正しい反応なんでしょうけど、この場においては邪魔なものでしかない。
こうなったら、自分も騙せ!
痛いの痛いの飛んでいけ!
信念はある。しかし、やはり誤魔化しきれない。
そもそも、誤魔化して戦うというのが番場さんらしくなかったりするんだよね。
その負い目もあるのか、さらに差が開き、残り20秒。
俺は――間違っている。
だが――その間違いを貫く!
敵が強いだの、足が痛いだの、言い訳に過ぎん。するまでもなく、勝つ。
それが俺の空手道だ!
番場さんの上段蹴りが決まり、ポイントは1点差。残り10秒。ワンチャンスでいける!
が、ここで先生に足の異常を気づかれる。マズイ!止められる!?
と危惧したところに妹の渇!
メシ抜きにされるとあっちゃ、止めるわけにはいかないですよね、先生?
教育者としては止めるべきだけど、残り10秒だけやらせてあげてくだせえ。
しかし、番場さん。決勝はどうするんだろう?決勝までに捻挫が治ったら驚きだよ。
そして、野田君。あれだけしょげてたはずなのに、もう必死に番場さんの応援をしています。
いい子ですやねぇ。決勝では報われるとよいが。
第57話・虎の威
(2011年 15号)
窮地の番場に妹の喝が入った!
それよりも、会場は同じ顔の人物が現れたことに戸惑っている。
先生も戸惑っている。今のうちだ!
どさくさに紛れて始めたが、左足を痛めたことに気づいた先生は止めようとする。
待てぇい!
むんずっ
ほう。これはよい止め方だな!大きなお友達には行えない止め方だ!
乳揉みを刊行した妹に対し、アンクルホールドを決める先生。
兄はもっと痛いかもしれない。しかし、怪我をしようと負けは負け。
言い訳こさえて負ける兄っちゃなんか見たくないやい!
勝って帰ってこーい!
妹の声援を背中に受け進む番場さん。
踏み出した左足は痛む。そこに崩しを計る足払いが!
払われた足はとても痛むが、むしろその足を使って、逆に相手の体を崩す番場さん。
そして、倒れたところに追撃の一撃。一本だ!
まるで虎をも殺しかねない一撃のような演出だが、ちゃんと寸止めしてます。
勝負はついた。崩れそうになる番場さん。しかし、こらえる。
最後まで矜持を見せつけ、戦った岡君に手を差し伸べる。やぁ、カッコイイっすねぇ。
しかし、吽形さんほどではないがムチャしすぎである。
決勝戦はやはり止められそうな勢いですなぁ。
さて、今週。作者コメントによると、急病のためページ数が少なかったらしい。
言われてみると、2ページほど少ないようだ。
違和感無く読めていたのだが、その2ページはどこに挟まる予定だったのだろうか。
ここは、せっかくなので2ページに渡る乳揉みが敢行される予定だったと想像しよう!
せっかくなので希望したら、単行本でそういう加筆がされたりしないかしら。無理か!?
第58話・財前の眼
(2011年 16号)
2勝1敗で、王手をかけた御門。しかし、番場さんのケガは痛い。
先生も、勝ち負けより大切なことがあるのだと説いている。
というわけで、番場兄妹にお説教開始!
その前に、ケガをしているのだから、手当てをしないといけない。
佐倉ちゃんが冷却スプレーを持って近づくが、詩乃ちゃんに追い払われる。この売女!
バイタって・・・詩乃ちゃんどこでそんな言葉を覚えたのやら。
意味がわからない佐倉ちゃんには、あとで詳しく教えてあげなくてはなりますまい!
それはともかく。
怪我していたことを黙っていた番場さん。それを問いただす菅野先生。
怪我は己の不覚であり、その責任を取らないまま終わるわけにはいかないと思っていた。
御門のために勝たなければいけない。その思いがムチャをさせた。
我慢は大事。先生も、簡単に音を上げる人は嫌い。
でも、自分を大事にしない人は、もっと嫌い。
説教としての言葉より、先生に悲しい顔をさせてしまった。そのことが番場さんの心に響く。
改めて痛感する。俺は――間違っていたんだ。
うーむ。
確かに、部活動で己の体を傷つけてまで勝利に固執するのはどうかという考えもある。
それでも、勝ちたいと、勝たねばならぬという思いはそうそう消せるものじゃないですからねぇ。
次に同じことがあったとしても、番場さんはまたムチャするんじゃないかと。
そうだとしても、先生としては止めねばならんわけでして・・・難しいな。
東嶺大市川戦は混戦模様。
中堅戦まで2勝1敗だが、下手したら3連敗もありえた戦いばかりである。
先鋒が――粘り強く敵を追いつめて、拾った星。
次鋒が――吠え、暴れ、大健闘の果てに逃した星。
中堅が――大きな犠牲とひきかえに、もぎりとった星。
ここでモノにしなければ、男じゃないですぜ、財前さん。
というわけで、副将戦だ!
相手は葉月司(2年)。なんだか気持ち悪い人である。
目つきだけは番場さんと変わらないけど、口の様子とかが両生類っぽい。
カウンター使いの財前さんが、先に仕掛けている?
これは、相手の予備動作に反応して、それを潰そうと動いているのだ。
「先の先」
相手の呼吸や足裁きを感知して先手をうつ。カウンター技術のひとつである。
なるほどね。これもまた財前さんのカウンター技であるか。
目のよさもカウンター使いの資質のひとつ。
連携技の使い手に対して、その眼は大きな武器――になるとは限らない。
葉月が細かい構えを繰り返す。フェイントによる連携?
見えすぎるその目には、無数の虚像が見えるのであった!
これまた強敵の登場である。財前さんピンチ。何がピンチかって、星的には負けてもいいという展開がピンチ。
番場さんが強いおかげで、2勝1敗の負けても後がある状態で回ってくることが多い財前さん。
漫画的には辛い立場のポジションだ!
でも、ここは勝ってくれるでしょう。
1勝4敗という状況なら、反則負けした結城君の責任は軽くなるわけですしね!
なんだか後ろ向きな予想だな。
第59話・競技場の陽炎
(2011年 17号)
相手の予備動作から、「ひとつ先のコマ」の動きを映し出す。
その眼には――幻の重連携が映っていた。
この数、いわば――幻連携!
言葉は格好いいのにイメージイラストがヒドイことになっている!
まるで呪いでもかけられているようじゃございませんか。
さらに、無数の「虚」の中に、「実」を織り交ぜてくる。
かなり高次元の争いである。
というか、これは見ている方にも高次元な腕前が必要となる。
番場さんだからこそ、ちゃんとした解説ができる。
実際、1年にはなんか相手がチョコチョコ動いてたら、財前さんやられてたよ。としか見えてない。
パッと見は前に出ず、せかせかしているだけに見える。
しかし、反応を余儀なくされる「実」のこもったフェイントが無数に散りばめられているのだ。
無数すぎて財前さんの取捨選択が追いついていない。
つまり、「先の先」が使えない状態である。
ならば、「後の先」ではどうか。
技の打ち終わりの、体が伸びきった死に体を狙うのが、後の先。
しかし、重連携に死に体などない。
カウンター使いにとって眼のよさは大きな武器。
しかし、その武器がゆえに――
今の財前には――できることが――ない!
残り1分。ポイント差は3ポイントに開いている。
かなりの大ピンチである。
そこで、出ました。財前さんのお言葉。まあ、口に出してはいないみたいですが。
この状況とかけまして――
フランス仕込みのボクシングの基礎ときます。
そのココロは――
DEジャヴ(既視感)でしょう。
さすがに経験豊富な財前さんである。この状況に覚えがあった。
それも幼少のころである。ならば、それに対する術も何かあるのではないだろうか。
でも、あるなら早めに対応策を出している気がする。むむむ。
どうでもいけど、少年財前さんはまた美形ですなぁ。
第60話・追憶
(2011年 18号)
財前さんのカウンターはそうそう崩せない。蓮城の先生が太鼓判を押すほどである。
しかし、そのそうそう崩せないものが、今崩れている。
幻の牙に翻弄される財前さん。その脳裏には過去の光景が蘇っていた。
小学校くらいのころだろうか、財前さんが圧倒されている。
圧倒している相手は、能登。今のところ聞いたことのない名前である。
倒された財前さんに話しかけているのは青柳さんか?
練習後も能登君に絡んで続きをする財前さん。
子供のころの財前さんも口数が少ないようだ。暗いと思われてもしょうがない。
でも頭の中では面白いことを考えているのかもしれないのですよ。侮る無かれ。
能登君のフェイントに引っかかる財前少年。
彼が言うには、財前少年のカウンターは全然怖くないらしい。
なぜなら、眼が合わないから。
手とか足とかばかり見ているから、フェイントに引っかかる。
ならばどこを見るか。そう、眼だ!
亡霊のように迫る葉月の幻影を振り払い、本体に突きを叩き込む財前さん。
突然のことに驚く葉月。わけのわからぬままに連続で有効ポイントをとられる。
? ?? ?
なんだか妙に可愛く見えてきた。
カウンターとかけまして、牧瀬里穂とときます。
そのココロは――
「目と目が合ったらミラクル」でしょう。
そう来ましたか。また古いのを知ってますな財前さん。
しかし、相手の目を見て動きを探るのって割と基本かと思ってたんですけど、違うのですかね。
むしろそれをやらずに一級のカウンターを行っていたとしたら、それはそれで凄い。
ところで、回想で出てきた能登君はいずれでてきそうなキャラですね。記憶しておきましょう。
今の大会が終わり、優勝したら全国の話にもなるのでしょうか。空手道の大会はよくわからん。
全国大会の話が出るなら、そっちに顔を出してくるかもしれませんな。
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