週刊少年チャンピオン感想

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2015年 20号


・Gメン
今日も今日とて勝太を誘う薫君。マメなことだ。
G組の仲間たちはまだまだゲイに対する偏見がある様子。
まあ、これが一般的というかよく見られるイメージであるのかもしれませんが。
そんときゃ祝福してやろーぜの一言で済ませる瀬名はやはり凄い。

さて、宝来のギョーザ爆食いに挑む梅田くん。
しかし店には先客。石田の姿があった。ほう。

一方、服を買いに行った勝太たち。
確かにスカジャンはタッパがあった方がいいかもしれないが、勝太はチンピラという感じはしないな。
薫君の言う通り何だかカワイイ感じがある。カッコ良く着るのはまあ、諦めよう。

さりげにペアルックを勧める薫君だが、売れない漫才師になっちゃいますよと拒否する勝太。
薫君のアプローチが遠まわしで何とも切ないですなぁ。

ギョーザの爆食い。現在の記録は82個。って記録保持者リサさんかい。
世間は狭いというか何というか。まあ、ある意味納得であるな。
しかし石田。なかなか面白い奴である。先輩にこう言われると反応に困りますわな。

ベンチに座ってのんびりお話し中の勝太と薫君。
そしてついに切りだす薫君。彼女の有無を尋ね出した・・・!!

一方それぞれの友人が集う宝来。自然と内容もその友人のことについてとなる。
勝太に変なことをしたら伊達さんだって許さないと述べる梅田くん。
それに対し、薫を傷つけたら門松のガキ半殺しにしてやると石田。面白い感じだけど、さすがの迫力ですな。

アイツは敵も多いからな。まぁ・・・ゲイなのは本当だし・・・いろいろ言われてるけど。
薫は、オメーらが思ってるよーなヤツじゃねーよ

そう言って過去のことを語り出す石田。
中学2年の時、薫君は通ってた空手道場のヤツを好きになり、道場帰りにソイツに告白したそうな。
その結果は上手く行かなかった。これ自体はしょうがない。異性間であったとしても上手く行くかは分からないものですしな。
しかし、次の空手の練習が終わったあと事件が起きる。
告白したソイツに呼び出された薫君。大勢に囲まれてリンチされることとなる。何だそりゃ・・・

大勢から殴る蹴るされて、アイツの中で何かがハジけた・・・
気づいたらアイツ、ソイツら全員をブッ倒してた。その事件が親たちにバレて道場は潰れちまったよ・・・

これが薫君が道場を潰したという話の真相でありますか。いやはや何とも。
告白されたソイツが何とも言えない気持ちになったのは分からないでもない。
分からないでもないが、だからといってリンチなんて手法に出るのは理解できない。
碌でもない奴に惚れてしまったのが不幸ということでありましょうか。

ともかく、そういう出来事もあり、恋愛に対して臆病になっている薫君。切ない話だ。
それでも恋愛のようなものは押さえきれる感情ではないですしなぁ・・・勝太との件。心配である。

とりあえず梅田くんたちの誤解というか偏見は解消された様子でそれは良かった。
それにしてもやっぱり爆食いギョーザは時間制限ありますのね。そりゃそうか。

さて、彼女がいるのか聞かれた勝太。その質問を待ってたと嬉しそう。
返事は彼女はいない、というかずっといないというもの。
その返事自体はいいのだが、その次に来るのは誰か女の子紹介してくださいというもの。相変わらずアグレッシブな子だ。
まあ、薫君の事情とか何も知らないからこその発言ではありますが・・・追い込んでる感じがしてよろしくないですなぁ。
そんな勝太に薫君はついに告白する。

オレ・・・ゲイなんだ。
好きだぜ。お前のこと・・・

相手にその気がないことは誰よりも分かっている。それでも伝えずにいられないこの気持ち。
あまりにも切ないこの恋心に勝太はどのように答えるのか。
ゲイという存在を目の当たりにして冷静でいられるのかどうなのか。
ちょっと危うい感じがしてなりませんが・・・上手くはいかずとも、不幸になる人が出ないことを祈りたいものです。

・弱虫ペダル
削る・・・!!削んだ。先頭追いつくのに3秒削んだよ!!オレが!!

2回目のコーナーも反対側の肩を当ててガリガリ言わせながら曲がる黒田さん。
相変わらず身を削ってタイムも削る走法である。
ヘルメットも壁に当てて色々と削りながらも目標通り2秒削る。づああ!!
そして、右手で葦木場の背中を押すことで1秒。合計3秒を削り切る!!

頭で考える前に体が反応したという今泉君。この隊列のまま進んだら危険だと。
その選択は間違いではない。何故ならば・・・葦木場を押した後、そのまま体勢を崩して落車する黒田さん
顎から落ちてる感じのなかなか危険な落ち方だ!!うわぁ。
意識ははっきりしているようだが、怪我とかは大丈夫なのだろうか?
まだインターハイ初日だというのに無茶をする・・・
まあ、そのぐらい無茶をしないと削れなかったってことなんでしょうけどね。

派手な転び方をした黒田さん。今泉君もそのまま突っ込んでたら落車に巻き込まれていたかもしれない。
しかし、その後今泉君の姿が映っていないのが気になる。まさか本当に巻き込まれていたりして・・・いやいや。

ともかく、黒田さんの言う通り、ふり返ることなく猛進する葦木場。
背中押して送りだして貰った以上、ふり返ることなど許されるはずもない。

オレが何をしなくちゃならないかわかってるから!!

この黒田さんの献身により、箱根学園土壇場、ゴールまで残り100mという時点で追いつくことに成功した。
いや、まだその差は3mはある。残り距離を考えると追いついたというにはまだ遠い。

前を走る御堂筋君と鳴子にも追いつかれたという焦燥感はない。勝つのは自分だと考えている。
まずは鳴子が本人の言の通り、ゴール前で一気にのびる。

見える!!ゴール!!いくで!!あえて名付けるなら鳴子必殺ジェットコースタースプリント!!絶対ワイが勝つ!!

必殺技はないとか言っておきながらあっさり必殺技としてしまう鳴子。
御堂筋君と話しているうちに、これ名前付けられるなとか思っちゃったんだろうか。
どちらかというとその場の思い付きよりも前もって準備するタイプの鳴子だが、命名はその時の思い付きで決めてそうな感じである。

自信を持って走る先頭2人。しかし自信ならば葦木場も負けていない。

オレはこの位置からのスプリントで負けたことないよ!!

いよいよ1日目のゴールまであと僅か。
今年も総北、箱学、京伏の3校の争いとなったわけですが、結果はどうなるか。
去年のように同着という結果はないと思いますが・・・はてさて。

・刃牙道
一振りも持たずに切れて落ちる九節鞭。
この結果を目の当たりにして荒ぶるのはその九節鞭を慣れ親しんでよく知る郭海皇。

若き頃より振り回し継続けた鉄の鞭。
皮膚が裂け、出血を見ても止めることはない。
消毒の塩をすり込み、振り続ける・・・
なかなかふさがらぬ傷口に苦慮したものだ。
しかし鞭本体が引きちぎれる。そんな不安など――あるハズがない!!!

怪力をもって鳴らした若き日の郭海皇。
その身にしてもこのような現象は考慮の外であるらしい。そりゃそうだ。

武器を破壊した武蔵。刀を納めると、烈海王へと放り投げる。
同じようなことができるか試してみろというのだろうか。
といいながら近付いて殴りかかって来る辺り、ただの言論攻撃だったわけか。

武蔵の突きを納刀したままの刀で防ぎ、反撃する烈海王。
刀による攻撃というよりは杖術のような闘い方ですな。心得たものだ。
連撃を浴びせ、止めに左の上段回し蹴り。入った!!

ようやくまともに決まった攻撃に観客たちも沸き返る。やったぜ。しかしぶった斬れェェッ!!はどうなんだ。興奮しすぎだ。

なるほど伝説と違わぬ卑劣ぶり。
しかしわたしは拳法家。素手のまま近付くことは許さんッッ!!

自分だけ武器を持っての闘いなど望む所ではない。
せっかくこのような舞台まで用意したというのに、そのような決着ではいけませんわなぁ。

さて、再び剣を手にして立ち上がる武蔵。
打倒されたとはいえまだまだ元気であるし、その弁舌は衰えていない。
打倒したその刹那こそ唯一の烈海王の勝機であったと語り出す。

二度目はない・・・!!!烈海王敗れたりッッ!!

出た!名台詞!!
このとっても有名なセリフを実際に耳にして・・・観客大ウケ。
さすがの武蔵もこの反応は予想外であったらしく驚いている。
そりゃあ、戦術として真面目に喋っていたらいきなり笑われるんだもの。戸惑いますわなぁ。
そう考えると失礼なことこの上ない。人が真面目に喋ってるのに笑っちゃ失礼でしょ!!
噴き出さないようこらえている烈海王はやはり紳士である。

そんな空気が気に入らなかったのか、剣を放りだして素手のまま近付く武蔵。
早く烈海王に攻撃してもらってこの空気を変えたいってことだろうか。
望んだのとは違う、素手と素手の闘いに持ち込まれた烈海王。どうでるのか。注目です。

・実は私は
いいじゃない!メガネが主役の回があったって!!
そのようなアオリで始まるフクちゃん回。たまにならあってもいいですよ。ごくたまにならね。
しかし煩悩の数の108回で主役回が回って来るのはどういうことなのか、そういうことなのか。

フクちゃんのことを知る人は少ない。
みかんと同じタイミングで知った藍澤さんの他は凛ちゃんと茜ちゃんぐらいしか知らない感じである。
というわけで、家出したフクちゃんを知らないか藍澤さんの家を訪れるみかん。
うむ、藍澤さんがみかんに対してつっこみに回っているというのもなかなか珍しい感じですなぁ。
さすがのみかんも大分常識がおかしくなってきている様子。普通のメガネは鳩にくわえてもらって動いたりしない!!

まあ、福の神ですし、多少常識外れなところがあっても仕方がない。
だからといってバーカウンターで語り出されてもな・・・さすがの茜ちゃんもきょとんとしておるぞ!!
そして手崎さんはまた芸達者だな、オイ。

ここでは茜ちゃんがつっこみ役に回っております。
人外を集めている茜ちゃんとしても、こうもアホばかりが集まって来るのは想定外だったのではなかろうか。
フクちゃんは色々と力の使い方が間違っているというか何というか・・・事前に相談しようぜ。

そこに悲しい顔をしている人がいればそっと手を差し伸べる。
心がけとしては立派であるが、桐子さんにプレッシャー掛けられている源二郎は悲しい顔とかそういう状態ではないのではなかろうか。
しかし未だに認めていないとは・・・どこまでも往生際の悪い親父さんだのう。

だが、これが福の神の効果なのか。桐子さんの方が折れてくれました。
確かにバレバレなのに正体隠そうとするのはよろしくないですよね。ムキになるのも仕方がない。
夫婦なのですし、隠し事はしない方がいいですわな。隠すだけムダなんだから。

上手く行きかけた夫婦の仲。
しかしフク太郎改め変態の介入で色々と台無しになる。おやおや。
それはそうと、この最中の会話はなかなか気になりますな。緑苑坂。何か曰くのある偽名のようですな。
それに源二郎が先生をやることについて今更と述べているのは何なんだろうか。実は昔の夢は教師になることだったりするのか?
ふうむ、もしそうだとしたら、茜ちゃんはさりげなく夢を叶えていることにもなるわけか・・・いい話だ。
ひょっとすると緑苑坂という名もかつての恩師に繋がっていたりするのかもしれませんなぁ。

さて、上手く行かずに逃げ出すフクちゃん。
道を失った若人は酒や色に溺れていく。世知辛い話ですねぇ。メガネのくせに。
一体どこでこういう店を営業しているのだろうか・・・
普段なら少年誌でやっていいのかという場面であるが、少年誌以外のとこでやられても同じように反応に困るぞメガネの絡みとかさ。

鳩だけではなく、猫も操れる様子の福の神。
何というか、もう少し宿る場所を考えろというか・・・というかもう、完全にメガネが主になってるじゃないか!!
まあ、確かにこの年号メガネに未来はなさそうであるが・・・世知辛いねぇ。

付喪神は長い間大事にされた物に宿る神である
この年代メガネたちも大事にされてきたのだろうか・・・?
色々と付喪神と言う存在が分からなくなりそうである。

それはさておき、みかんが迎えに来たことで家出は終了。
みかんとしてみれば朝陽にもらったメガネだから大事なだけとのことであるが・・・まあ、本心でしょうな。
しかし何だかんだで外道ならぬ人のいいみかんのことであるし、多少の情が移ることもあるのではないだろうか。
フクちゃんの今後の活躍次第では家族と認められることも・・・あったらいいね。うん。

・囚人リク
地獄島脱出のキーパーソンである原田看守。
どうにか接触したい。そう思っていたのだが、倒れた奴隷に躊躇いもなく鞭を振るう原田看守の姿を目撃してしまう。
極楽島では他の看守とは違い、囚人を人間として接してくれていたはずなのに、何故・・・

注射痕・・・

どうやら薬による洗脳は看守の方に行われている様子。
そうやって看守を縛り、奴隷たちは暴力で縛り上げているわけであるか。
数は看守の方が少ないし、その方が効率的といえるかもしれませんな。

何もわからぬまま労働させられ疲れ果てた元脱獄組。
与えられた部屋に入ると、食事を食べる気力もなく寝入ってしまう。
そんな中、とにかく体力をつけて反撃しなければと考えるリクは食事を行う。
うーむ、この辺りの意識の差はやはり大きいですなぁ。
レノマさんと田中一郎も起きているが、双方脱獄について考えているのだろうか。

とにかく奴隷たちに地上への上がり方を訪ねて回るレノマさん。
どこであろうととにかく情報が命というわけですな。
しかし誰一人知っている人物はいなかった。上に行かなければ何も始まらないというのに手がかりさえ掴めない。厳しい。

そんな中、田中一郎の目標はやはり原田看守。
人としての優しさを持った男であるし、この地獄のような場所に憤っているに違いないと考えている。

あいつを抱き込みさえ・・・いや・・・味方につけることができれば・・・

そう考えたわけであるが、原田看守の異様さから薬物による洗脳教育を推測する田中一郎。

だから今から賭けに出る。暗号だ

そういって示すのは、一輪車に盛られた瓦礫。の上に置かれた特徴的な並びの複数の石。
囚人が看守に話しかけることはできないため、これで意図をくみ取ってもらおうという賭けである。ふむ。

かなり分かりやすいのはカタカナのキ。これは見ただけでそうと分かる。
田中一郎はこの「キ」に食い付けば、頭のキレる原田看守。そこから解読できるはずと踏んでいる。
他の石は数がヒントとなる。2、8、キ、4。
2は英語というヒントを貰えばツー、ハチ、キ、ヨン・・・
ハチに濁点があることに気付けばツ・・・バ・・・椿、4はシ、死・・・そういうことか。

原田は薬に冒された。状況証拠がそう物語っている。
だがな、俺はそれでも信じたい。原田という男を。原田と陽平の友情を
陽平は沢田の凶刃から原田を救った。そして病棟で2人は語り合い深いところで認め合った。
だからこそ、原田は俺たちの脱獄を1度は見逃そうとしたんだ。
陽平の死を伝えたい。俺たちにはその義務がある

そのように述べる田中一郎。
さて、その賭けは上手く行くかどうか。
原田看守の前をゆっくり通り過ぎる田中一郎。
原田看守は見た。メッセージを。
そして通り過ぎた田中一郎が振り返ると・・・そこには唇を噛み締める原田看守の姿が。

あの一瞬で暗号を読み取ったと言うのだろうか?
まあ、田中一郎たちと椿の関係は知っているし、連想できないことはない。
椿のこと、脱獄のことは気にかけていただろうし、それからどうなったかも知りたかったはずでありましょう。
であるならば、暗号に気付くのも無理はないかもしれないが・・・結果、訃報を知ることとなったわけで・・・ううむ。

椿の死によって原田看守の心が揺り動かされる流れでありましょうか。
無駄死にではなかったと喜べなくもないが・・・生きてて欲しかった思いもあるだけに、そこは何とも・・・
ともかく、原田看守のここからの行動に期待したいものです。

・クローバー
激戦の末、高虎を撃破したハヤト。
これで王者決定戦は美咲チームの5戦全勝、完全勝利である!!

途中から姿を見せなくなっていたエリナちゃん。
どうしていたのかと思ったら怖くなって目を背けていたらしい。おやおや。
こういう姿を見せるから意外と可愛いなんて思われちゃうんですよね。

ウチはまだまだできたと主張する高虎に対し、あそこからじゃどうやったって勝てなかっただろと春木。
そしてこんなもん必死でやるようなもんではないと述べる。おやおや。
少しでも借りを返しておきたかった高虎としてはガッカリな話ですなぁ。

暇つぶしの遊びとはいえ、約束は約束。
ハヤトたちが勝ったのだから、来栖達にはもう手を出さないようにしてもらう。
その点はしっかり守ってもらわなければいけませんな。

春木が意図したわけではないが、体を張ってくれるようなツレとなっている高虎。
ハヤトにも改めてそう言われ、色々と想いが錯綜する春木。
ふむ。多少は高虎との関係性を見直そうという気にはなってきましたのかな?
貸し借りの面では高虎には残念な感じになりましたが、距離は前より縮まったかもしれない。
そうであれば、また借りを返せる機会も訪れるでしょうしね。頑張っていただきたいものである。

勝利したハヤトたちは足早に紅葉神島を去る。
花京院としてはもう一晩くらい泊まっていけばいいのにという心持ちであるが、そうもいくまい。
寝込み襲われてボコボコにされた奴もいるわけですしのう。
まあ、花京院としてはせっかくの釣り仲間がいなくなる寂しさというのもあるのかもしれませんが。

花京院チームに見送られて出航するハヤトたち。
長い長い紅葉神島での戦いもこれで一段落でございますな。ああ、長かった!!

・鮫島、最後の十五日
長い回想からようやく現在へと復帰しました。
空流親方が亡くなられてから3年。ようやく宝玉光との対戦の日がやってくるわけであります。
白水さんや常松としてもそろそろアイツはしっかり黙らせないととの意識が高い。やる気だねぇ。

ただ・・・一筋縄ではいかないですよ。言っても長いこと幕内にいる男・・・
ムラがある力士と言われてるが、俺が初めて対戦した時の感想は・・・右上手を取った宝玉光は強い・・・

認めたくはないが、そこは認めざるを得ない様子の常松。
その感想は白水さんも同じであるらしい。実際初顔合わせでは右の上手を取られてズタボロにされたそうな。ふむ。

番付が上だからか、鯉太郎ほど休場しないからか、2人は何回か宝玉光と戦ったことがあるらしい。
その中では勝った取組もあるのだが、初顔合わせ以外は明らかに力を抜いているとのこと。
1度勝ったんだし、本気出せばいつでも勝てるんだぜという気持ちでいるらしい。何というか、セコイ話だなぁ・・・

ただ・・・逆に言ったら、初顔合わせでは本気で向かってくるってことですよ・・・
元仁王の空流部屋・・・それに加えて鯉太郎さんは元付け人・・・宝玉光にとって負けられない取組なのは間違いない。

最初に勝てば勝ち逃げできると考えている鯉太郎。
そこで全力でかかって来るのであれば、そこを叩き潰せばもう言い訳のしようもないという話になる。
どうでもいいが、常松。鯉太郎さんと呼ぶようになってるんですな。ふむ。

何はともあれ、新たに親方となった仁王さんの下、地獄のような稽古を積んできた鯉太郎。
ここで負けたら親方の想いを、覚悟を否定することになってしまうと考えている。

先代からもらった鋼の基礎に・・・現親方が強さの肉付けをしてくれた・・・明日は俺の全部でぶつかる

意識を高め、一丸となって向かおうとする空流部屋。
一方の田ノ中部屋は・・・いつの間にか力士は宝玉光と寺井くんの2人だけとなっていた。おやおや。

三段目で頑張っている寺井くん。同期に触発され、やる気にはなっている。頑張っていただきたい。
そんな姿を見ながら、どうしてこうなったのかを考える田ノ中親方。
雨宮こと宝玉光が入門した時は活気のある部屋だった。
宝玉光自身も綺麗な目をして、素直な若者であったらしい。
しかし田ノ中の光という意味で宝玉光の名を与えられ、親方から特別視されてチヤホヤされた結果・・・その光は濁っていった。

遅ればせながら教育しようとした兄弟子たちを逆にボコボコにする宝玉光。
猛虎さんのように相撲で示すならともかく、拳で返り討ちにする辺り・・・やっぱり力士とは呼べない存在ですなぁ。
才能が凄いのは認めるが、それにあぐらをかいた結果どんどん光が濁っていく。何ともはやである。

鯉太郎との戦いを明日に控えた宝玉光。それなのに呑みに行くなどと言いだす。
付き人の時の鯉太郎も言ってたけど、せめて弟弟子の邪魔だけはしないでくださいよ、本当にさ・・・
意見した寺井くんを殴り倒す宝玉光。
そんな宝玉光に対し、寺井くんは問う。ずっと聞きたいことがあったと。

アンタは何で相撲取ってるんですか・・・!?相撲・・・好きなんですか・・・!?

その問いに関しての返答は、くだらなくて考えたこともないとのこと。ううむ・・・
まあ、普段の態度を見てもねぇ。とても相撲が好きな奴とは思えないですからねぇ。

殴りかかる宝玉光を体を張って止める田ノ中親方。
おっと思ったら、その口から出てくるのは宝玉光の体を心配するもの。

お前にもしものことがあったら終わってしまう・・・田ノ中は終わってしまう・・・

育て方を誤った。その過ちに気付いていないわけではないと思われる田ノ中親方。
しかしもうこうなってしまったら宝玉光に縋るしかないといった様子である。
部屋をダメにした原因を切り捨てることもできず、縋るしかない。これでは到底未来があるようには思えない。

終わってんだよ・・・とっくに・・・

寺井くんの言葉が何とも切ない。
まったくもって寺井くんこそ、どうしてこうなったのかと言いたい立場でありましょうなぁ。
簡単に部屋を移籍することの出来ない角界の決まりの被害を一身に被っている感じである。

鯉太郎が宝玉光をブッ飛ばすことで何かが変わるのだろうか?
変わって欲しいものでありますが・・・どうなることか・・・

・毎度!浦安鉄筋家族
暴れっぷりは凄いがそれほど悪い子でもなさそうなGJG。常におだてておこうぜ!!
まあ、いつまでも同じ手が通じると思うなよってことですわな。うん。

・ハリガネサービス
強烈なスパイクで失神KO!!
かと思ったらすぐに目が覚めた様子のレオナルド。良かったというべきかどうか。
わざとじゃないけど、とりあえず謝っておくことで相手とは紳士性の違いを出してみる大船先輩。いいね。

さて、無様に倒されて火が付いた様子のレオナルド。
バックアタックで弾き飛ばしてやると意気軒昂。
その前に顔面直撃スパイクを食らいそうになっていたが、今回は避けることに成功した。ヒョッ!?
一発目はわざとじゃなかったかもしれないが、これ実はわざと狙ってないかね大船先輩。
避けられてアウトになるようなスパイク打ったのでは味方に謝らねばなりませんな。
今のところ点が動くたびに頭を下げている大船先輩。らしい話である。

徐々に観客の間にも豊瀬の力が伝わりつつある。
それを更に分からせるために・・・金田が走る!!

相手のサーブは狙ってではない、偶然のネットインサーブ。
普通は出たらラッキーな代物であり、予想してなければ拾うのは困難な代物。
特にバックにいるはずのリベロが拾うようなものではない。
にもかかわらず、凄まじいダッシュで間に合わせる金田。しかも両腕で綺麗に拾ってしまうという。こりゃすごい。

あいにくウチはそのパターンはいっぱい練習してきてるんでね

普通はありえないネットインを常に念頭に置く練習をする豊瀬。
ある意味ムダな気はするが、そういうラッキーを潰せるのは大きいといえるかもしれない。

Bクイックの速さで魅せる間白と松方。
更にブロックの高さで魅せる久場先輩に高代先輩。この辺りの個々の技量の高さはさすがでありますな。
そしてブロックが生きていればコースが限定され、リベロが楽になる。
レオネルドのスパイクが強力といっても鯨川さんほどのものでないのなら、止めるのは難しくないって話ですさね。

エースのスパイクが決まらない以上、冬樹の点は相手のミスを待つぐらいしかない。
結果、1セット目から10点以上離される展開となる。仕方がないですな。ハッハッハ。
しかし、この状況になりながらもエースに頼るしかない監督とチームメイト。だらしないというか何というか。
そうやって1人の力に頼って勝ち進めると思っているようではなぁ。

その頼られたレオナルドはすっかり金田に恐れをなしている様子。おやおや。
アイツに触らせちゃダメだとブロックに弾かせてのブロックアウトを狙う。
が、コート外に飛んだボールにもしっかり追いつき、ボールを殴りつけて上げる金田。
そんな一見乱暴な上げ方であるにも関わらず、ちゃんとネット際のセッターに返るようにしているという。うわぁ。

さすがにアレはマネできんわ・・・
身体のどこに当ててもコントロールできちまう天賦のボール感覚!!

いやはや実に格好いいですなぁ金田。
この活躍っぷりに早くも冬樹の応援団沈黙。あんなやつからどーやったら点取れんだよと来ました。ハッハッハ。
しかし強豪校のリベロはどこもこのクラスみたいですからねぇ。冬樹が強豪校入りするのはまだまだ荷が重いってことですわな。

会場がどよめくプレーをしたのに退屈そうな金田。
普段もっとずっと面白い相手――下平くんと遊んでいる以上、このぐらいの相手では物足りないって話ですわな。うむ。

初戦は余裕ムードの豊瀬。
しかしここまで余裕なら控えの選手も出して上げてよさそうな感じじゃなかろうか。
秘密兵器な下平くんはさておき、五十嵐先輩とかにも活躍の機会が欲しい所でございます。

・侵略!イカ娘
渚ちゃんは真面目ですなぁ。イカ娘並に目的を見失ってる感じだが真面目だ。

千鶴さんだと本当にそこらの人間を一掃できそうで困る。
しかしいい表情してますなぁ、この場面。

・マジカロマジカル
雫ちゃんの本来のマジカル・パートナーである魚の師匠は突然消えてしまった。
どうして消えてしまったのかは雫ちゃんにも分からないらしい。
ふむ、現マジカル・パートナーである狼一としては気になるところですな。

未だに匂いが取れていないので学校にもバイトにもいけない雫ちゃんたち。難儀ですな。
この少女はコトちゃんたちと一緒に出てきた子ではありますが、何やら違った雰囲気を纏っている。
今後の話に大きく関わりそうであるが・・・何者でしょうかね。

簓ちゃんの家に向かったらサボがえらい姿になっていた。
主である簓ちゃんの心の有り様でマジカル・パートナーであるサボも姿を変えると。ふむ。
ツンツンしなくなったので棘は必要なくなるって話ですか。なるほどなー。
でもその見た目は色々と問題があるというか何というか。一緒に歩きにくい!!

元気になった簓ちゃんであるが、今日はひとりでいたいと言っている。
なにやらモジモジソワソワして部屋に籠っているのだそうな。ほう・・・

簓ちゃんには会えなかったが、せっかくなのでサボにマジカル・パートナーとは何なのか尋ねる狼一。
しかしサボ自身にもそれがどういったものなのかは分からない様子。
ふうむ。定義づけられていないものを言葉に表すのは難しいってことですかな。
しかし狼一に簓ちゃんのことを話しているうちに答えを見つけ出すサボ。

・・・マジカル・パートナーってのは・・・主の心が折れてしまわないための"心の添え木"なのかもしれないね

ふむ、魔法も心の産物である以上、心を護るための存在が必要不可欠ってことでしょうか。
雫ちゃんにとっては自分の心が折れそうな時に叱ってくれる存在が必要だったのかもしれない。
それで生み出されたのがあの魚の師匠だったわけですか。なるほどな。
しかしその師匠が消えたということは・・・

きっと雫さんはもう見つけることができたんだよ。決して折れない"強い心"を

ふむ。良い話な気はしますが、必要なくなったから消えてしまうというのも寂しい気がしますなぁ。
雫ちゃんも強い心は持てるようになったけど、決して折れないかというとそれはどうだろうか。
寂しい気持ちを耐えるだけの強さはあるが、その寂しさをそもそも感じさせない存在はやはり必要だと思われる。
そういう意味ではやはり狼一は大事なポジションにいるってことですかね。
しかし朝ちゃんにマジカル・パートナーがいなさそうなのは、やはり心の強さがハンパないってことだろうか?

狼一に対し、マジカル・パートナーはいないの?と問うサボ。
確かに狼一の力は心からあふれ出すものであるし、"魔法使い"っぽいんですよね。
いや、狼一。魔法少女じゃなくて魔法使いと言ってるんだからそのイメージは止めなさい。

イメージということであるが、雫ちゃんのボンテージ姿は表情とあいまってやたらと似合っている。むう、これは・・・!!

というか亀甲マンレディって。ある意味スポンサーが付きそうな付かなさそうな名前でありますな。ハハハ。
簓ちゃんのそれは女王様願望なのか単純に好きなだけなのか。どうなのだろうか。
しかし自分の心から生み出された存在とマジカル・パートナーとそういう関係になるのも何だか倒錯的でありますなぁ。
そういう意味でも元は他人である狼一なら問題なくそういう関係になれますよね。どうだ?いや、どうなんだろう。

・ドカベン ドリームトーナメント編
3回表、広島の攻撃は打ち直しとなる七番の青二郎。
下位打線ではあるが、侮れない。

さて、山田曰く、里中がここまで長い現役を続けられているのは棒球があるかららしい。
恵まれた速球があるわけではなく、平均すると140キロ前後。打者にとっては美味しいストレート。
この棒球の特徴は打った本人が手元の球の変化に気付かず、自分のスイングが悪かったと反省・納得することらしい。
なので抜いたストレートがチェンジアップのようになっても気付かないと。ふむ。

美味しい球と見せてわずかに抜いて打ち損じさせる。面白い話だ。
しかしアンダースローで140キロ前後なら結構なものと思えますが。
最大でも135キロまでしか出せていない小林の立場はどうなるのか・・・
というか、最初のドルフィンズ戦で148キロのストレート投げてなかったっけ?平均してだからいいのか?どうなのだ?

ともかく、青二郎、黄三郎と打ち取る里中。
続いて一発のある九番の剛球仮面もレフトフライ。
大きな当たりであったがバットの芯を棒球で少しずらされたらしい。
その辺りのずらす巧さが里中の巧みさであり、長くやっていけている秘訣なわけですか。

さて、3回裏のスーパースターズの攻撃。
この回は全員剛球を捨てて変化球狙いに徹底する
そうこられると剛球仮面も厳しそうな気がしますが、はてさてどうなるか。

まだ前の試合が3回という序盤なのに、明日に試合を控えるウォリアーズの様子が描写される。
中西球道が出るか真田一球が出るか。なかなか贅沢な二枚看板でございますなぁ。

さて、先頭のサルがヒットを放ち、先制点を取れそうな構え。
3回ともなれば試合は動きそうであるが、どうなるのか。期待です。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
蛍ちゃんがナーバスな感じになったので流れかけてたけど、圭一さんが見た怪物の話は今回改めて話題になります。
それにしても、前回と違ってのぞかれた時の蛍ちゃんの反応がコミカルに見えますな。圭一さんのエッチー。

それはさておき怪物の話。
駅の近くをパトロールしていたとき、人ゴミの中に異様なものがいたのだという。
見るからに怪物のようなものとそれにつき従う人間
ふうむ、主導権は怪物にあり、人間の方は大人しく従っている感じであったと。それは奇妙な感じですなぁ。

気付かれないよう注意して跡を尾け、あるアパートに入っていくのをつきとめた圭一さん。
ところどころ頼り無いけど、警官の基本的な行動となるとさすがの手際ですな。

一度家に帰って蛍ちゃんに話そうと思ったら入浴中であの騒ぎ。
まともに話もできないためもう一度アパートの方に行ったのだそうな。
すると怪物が何かを運びだしている場面を目撃する。人間のようなものを・・・

現実のものに触れられない圭一さんとはまた違う様子の怪物。
では怪物に見えるだけで何か着ぐるみのようなものだったりするのだろうか?
しかしそれなら駅の人ゴミで全く騒がれないのもおかしな話である。むむ。

怪物はそのアパートに住んでいるわけではないらしい。
ではアパートで何をしていたのか。気になって仲を見てみると、ガラガラの部屋に血の付いたビニール袋が沢山。
中身をのぞいてみると、そこにはバラバラにされた死体が入っていたという・・・うわぁ。

まさに怪物というか、ちょっとシャレにならない存在でありますな。
どうにか捕まえたいところであるが、どうすればいいのだろう。
証拠も無しに殺人犯がここにいますと言って家宅捜索まで行くかどうかは怪しいところですわなぁ・・・

こういう時、警察にコネがないのは厳しい。
桐島さんはまだ入院中であるし、頼れるのは・・・彼女しかいない。

てなわけで今回も楓ちゃんを頼る蛍ちゃん。
めんどくさいと言いつつ、何だかんだと頼ってますなぁ。便利に扱ってるという見方もできなくはない。

ともかく、弟が見たという流れで、死体がアパートに運び込まれた話をする蛍ちゃん。
アパートの住所も分かったので警察に口を聞いてもらいたいと頼む。そして重ねておべっかを使う。

もちろん緑川ちゃんの探偵力はわかってるよ。さすが家柄が違うなっていうか。
殺人だったら私の手になんかに負えないと思うし・・・

そんな簡単なおだてに嬉しそうな顔をしてみせる楓ちゃんが可愛い。ニヘラ
まあ、ピンポイントで褒めて欲しい部分に触れてますからねぇ。さすがのコミュ力といったところでありましょうか。

圭一さんは昔一度だけ殺人鬼という存在にあったことがあるらしい。
社会に生きている人たちは普段は意識していないがお互いを同族として認識し、安心している。
しかしその男は違った。町中で野生動物に会ったような感覚。突然生死の選択を迫られるような危機感があった。そう圭一さんは語る。

その男と目があった時、僕は・・・すくんだよ。
その男は・・・取り調べた結果、複数の事件にかかわっていることがわかった。
殺人を犯すような動機はなかった。あえて言えば最初友人を殺した事件。
それがうまくいき事件は発覚しなかった。それが男に強烈な勝利の優越感を与えた。
完全犯罪。その達成感が男の動機とすら言える

まさに怪物といえる存在ですなぁ。
今回の怪物もそのような存在ということだろうか。見た目からして怪物だし。

圭一さんの話を聞き、一度そのアパートに行ってみようという気になる蛍ちゃん。
見る人によって見える物も違ってくるんじゃないかとのこと。ほう。
その違いがどのようなものであるか・・・怪物を見た蛍ちゃんは予想していたのかすぐ理解する。

兄キは今回見間違えたんだよ。なまじ幽霊の世界にいるから。
あれは怪物に見える方が人間で、従ってる人間に見える方が幽霊だ
普通の人には一人の人間にしか見えない。幽霊が見えると逆に勘違いして怪物に見える。
あれは人間の心を完全に失って怪物になってしまった男だ。
見場君も近い状態にあったけど、あんなレベルじゃない。完全に怪物化した悪意が男におおいかぶさっているんだ。

なるほどねぇ。これまでも悪意が人間に被さって姿を違うモノにみせたことがありましたなぁ。
幽霊の見える人以外にはつきまとってる幽霊も見えないし、ただの人間が一人いるようにしか見えないと。ふむ。

それは分かったのだが、見張ってることに気付かれてしまう蛍ちゃん。
逆に怪物が幽霊でなかったということは、圭一さんなら姿を見せても気付かれずに済んだかもしれなかったわけか。
そんなことを考えても、気づかれてしまったものは仕方がない。
強襲を受けて首を絞められる蛍ちゃん。ピンチ!!
まあ、すぐ側に圭一さんもいるし大丈夫だとは思いますけどね。大丈夫ですよね?

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
モリオに殺されたはずのカイリーがゾンビとなって動き回っている。
束の間の安寧は終了し、再び脅威と向き合うこととなるトミナガたち。
果たして生き延びることはできるのだろうか・・・

覚悟さえ決めていればゾンビ一体、正面から対峙すれば何とかならないことはない。
素手だとさすがに厳しいが、長い武器の一つもあれば十分に牽制できる。

マユちゃんは・・・僕が守る・・・

モリオに比べれば御しやすい相手。
と思いきや周囲からどんどんとゾンビが現れる。おやおや・・・
ゾンビの問題は人海戦術で来ることですわな。動きが遅いとはいえ、この数でこられるのは厳しい・・・

それにしてもゾンビ化してるのはアイドルの方ばかりでADはしてない感じなのは何故なんだろうか?
ウィルスのくせに選り好みするのだろうか。気になるな。

さて、ローラがやってきたエムロード・ビーチはゾンビ群れなす地獄と化している。
何とかして生き延びるために武器を探すローラ。
スコップはちょっと長さが足りないけど、重みがあるので破壊力はありそうですな。いい武器だ。
それにしてもさすがはスーパーモデル。覚悟を決めるのが早い。

アイドルしかゾンビ化しないかと思ったらしっかりスタッフもゾンビ化する。
ローラも意表を突かれたのか、足を取られて大ピンチ。
ゾンビは人海戦術以外にもこういう不意打ちを仕掛けてくるから厄介ですなぁ。
力もあるので捕らえられるとかなり危ない。

そんなゾンビを蹴り飛ばし、頭部を銃で破壊する男が1人。
トミナガに切れ者の雰囲気があると称されたサバイバル・アドバイザーのブラウンである。
体液によるゾンビの感染についても知っているようですし、なかなか頼りになりそうな人ですな。

ロケ隊の中でも生き延びたものは僅かとなった様子。
ここからどうやって惨劇から生き延びるのか・・・
クレアたちが来るまで凌ぎ切ることができるのか。注目です。

・羽恋らいおん
鈴蘭さんの綺麗な飛び膝蹴りが炸裂。ボギャス。
レオは色々とダメな子ではあるが、一応反省する気持ちはあるみたいですな。
鈴蘭さん絡みじゃなくてもその辺りがちゃんとできるといいのですが。

伊深部長にも食ってかかる鈴蘭さん。
ふうむ、思った以上にレオの素質は見込まれているようですな。
しかし試合でありますか。そういう方向で来たか。
厳しそうな伊深部長にもよっちと仇名呼びされるよっち。この人も不穏分子なことこの上なさそうなのになぁ。不思議な男だ。

伊深部長は団体で絶対勝ち星を取れる大黒柱と鈴蘭さんに太鼓判を押される存在。
県でも数少ない、龍国館の面々と互角で渡り合える人物である。
そのようなことを言われて気後れするレオ。無駄なまでに自信家かと思えばそんな態度にもなるんですな。

いつもクールな鈴蘭さんが何だか無茶苦茶なことになっている。
でもまあ、これはこれで可愛らしいですな。うむ。

というわけで鈴蘭さん主導の地獄のマンツーマン特訓開始。
レオとしてはかなり喜ばしい展開になったのではないでしょうか。
目標さえ見出せば根性は相当なものですし、良い所を見せられると思います。期待したい。

・青春リトルポンコッツ
確かに親しい女子がいたりすると青春力爆上げに思えますな。傍から見てると特にそう思える。

モテ期が来れば向こうから誘ってくる。むう、凄いなモテ期!!
しかしそのモテ期というのはいつやってくるものなのか・・・青春時代に来てくれないと・・・!!

むしろ社交的な感じの女子の方が誘いやすいんじゃないだろうか。
保身に走ったつもりで難しいところに突っ込む。これもまた青春か。

スケッチブックの内容が非常に気になる安達さん。可愛い。
しかしこの2人で?という返しはなかなかに気になりますな。2人なら行けたのか!?どうなのだ!?

・蠢くニャグラゾテプ
新人賞受賞作家である猫黒ノミコ先生の短期集中連載開始!!

何だか這いよって来そうな響きのあるニャグラゾテプ。
気にはなるけど興味を持ってはいけない。深淵ををのぞく時深淵もまたこちらをのぞいているのだって感じだろうか。

善意が仇となる。何というか怖い話ですなぁ。
勧善懲悪でないとというわけではないが、救いがないのは・・・ううむ。

・錻力のアーチスト
あとアウト2つで負けが決まる土壇場の状況。
ここで打順が回ってきた清作。どうにかして出塁しなければいけない・・・!!

必ず出塁しなければいけない場面。
これまでのように思い切りのいいスイングはできないはずと考える麻生西の面々。
実際清作も終わらせない、終わらせたくないという思いは強い。

もっと永源サンと対戦してえ!!

そっちの気持ちが強かったか。
さすがに最後まで弐織と四番争いをした男である。いい度胸だ。
縮こまることなく初球からフルスイングをする清作。当たりさえすればいけそうなのだが・・・

2か月前の練習試合で完璧に打ち取られたのが悔しくて、
この大会の組み合わせが決まってからずっと永源サンの球を打つことだけ考えてきたんだ。
このまま終わらせられるか。

そう思いつつもカウント1ボール2ストライクと追いこまれる清作。
投手有利のカウントでランナーもいない。決め球のフォークを投げられると厳しい状況。
いや、だからこそそのフォークを待つには絶好と言えなくもない。

土壇場の状態。にも拘らず笑みを見せる清作。
その清作を見て珍しく苛立ちを見せる永源。勝負の場で気を緩めるのは気にくわないとのこと。相変わらずストイックなことで。

誘いに乗ってやる程お人好しじゃないが、挑まれた勝負から逃げる程ヤワでもない

エースとしての信念からか、真っ向勝負に出る永源。
一方、清作としては別に挑発していたつもりはなかったりする。この辺りがさすがのクソ天然っぷりですな。

今の球手が出ねぇ。やっぱスゲェな永源サン。
9回でも球威落ちねえし之路主将と違ってコントロール乱れねえし球種多いしポカもやらかさねえ

何故か念入りに之路さんをディスる清作。まあ、言われても仕方がない部分は多いか。

打ちたい。打って認められたい。
弐織先輩やチームの皆にじゃなくて――この人に。永源サンに俺の力を認めさせてやる!
俺には弐織先輩ほどのパワーは無いし、蓬莱サンほど柔軟に球をとらえることはできない。
今の俺にあるのはスイングのスピード。それをもっと上げるんだ。
練習の成果を出しても打てないなら今この瞬間に今までの自分を超えろ。
理想のスイングはこの音がする時・・・それすら超えていけ!!

今までその音が出る理想のスイングで素振りを続けてきた。目標の数を達成してきた。
しかし今、その理想をも超えるスイング――音が消えるほどのスイングをしてみせる清作。
これが弐織の言っていた、弐織義壱のマネではなく、それを超えるスイングという奴か・・・!!

弐織の時のように体を折り曲げ、掬うようにフォークを捕らえる清作。
掬い上げすぎた感じではあるが、センター前に落ちる見事な打ち返しで出塁。
見事に1年にして永源のフォークを打つことに成功したわけであります。やったな!!

どースか永源サン!

鼻息荒く認めてもらおうとする清作。さすがの天然っぷりですなぁ。

さて、同点のランナーが出たところで四番の弐織。
さすがにホームランを打たれたこともあり、意識してしまう永源。兄の弐織義壱のことも思い出してしまう。
結果、コントロールを乱して歩かせてしまう永源。おやおや。

そんな永源のいるマウンドに集まる麻生西の選手たち。
これまではピリピリした雰囲気で寄せつけずにいた永源であるが、この時ばかりは受け入れている感じがします。
落ち着きを取戻し、後2人を仕留めようという感じでしょうか。
うーむ、そうなると弐織が歩かされてしまったのはなかなか厳しい・・・

だがしかし!ここで迎えるのは五番の安保先輩。安保シニアである!!
何となく敵味方共に侮られている感じはある安保先輩であるが、この土壇場だからこそやってくれると信じている。
ついに見せ場が来たのだと信じていますよ安保先輩・・・!!!

・黒虎
ガレと対峙する虎鉄と佐之助。
そして突然笑いだす佐之助。キャッキャッキャッ。相手にも負けない異形になってきてるぞ。

ガレの大根役者っぷりを指摘する佐之助。
曰く、鼻っから交渉なんてする気ねェんだろ、とのこと。

佐之助に言わせれば兎の嫁さんを誘拐すること自体意味のない行為とのこと。
ふむ、確かにガレのこれまでの行動を見ていると実に忍的な感じ。打算的な感じである。
それなのにわざわざ夏夜殿を人質にして警戒しているはずの無刀の剣士を呼び寄せる必要はないのではないか。
日中のやりとり見ている限りでは、雪丸と虎鉄たちがそこまで親密な仲ではないことも分かるはずである。

"兎耳山家の妻"と引き換えに"黒縞家と猪頭家の宝"を手に入れる・・・イマイチ頭の悪い選択だ・・・
オレなら他人の嫁を救うために自分の大切なもんを手離したりはしねェ・・・

佐之助ならばそうでありましょうな。
虎鉄たちがお人好しっぽい感じというのは会話から計れなくはないが、それに賭けるのもガレの打算的な性格を考えると違和感がある。

ま・・・とどのつまり・・・
てめェが兎耳山の嫁さんをさらったのは・・・他でもない・・・彼女自身に利用価値があるからじゃねェのか?
単純に鍵が欲しいなら人質なんて要らねェだろ?ましてや日ノ本を舐めきった黒船様が・・・
弱者を相手に交渉なんて・・・するワケがねェ・・・!!!!

さすがに一度は黒船の内部に入り込んでいた男。よく分かっている。
こういう冷静な判断ができる辺り、佐之助はやっぱり頼りになるなぁ・・・
なんか頭のイイことを言ってる気がする、じゃないよ虎鉄。黙って分かったふりしてなさい!!

賢いところを見せておきながら、頭を踏まれたことを思い出して激昂して飛びかかる佐之助。
冷静何だかそうでないんだか。面白い奴ですのう。虎鉄、また取り残され気味になってるぞ、主人公よ。

一方洞窟内。
雪丸と彦十郎の親友対決が始まっている。
槍の一撃を素手で流し、受け止めてやり過ごす雪丸。合月持・・・美味しそうですね。

月歌流の構えは二通り。両手による"防"の構え、"満月の型"
そして片手による"攻"の構え、"三華月の型"
攻防合わせた手刀による近接戦闘に長けた格闘術。槍とは真逆の間合いを持った武術である。
幼いころはその特性に随分と苦戦した彦十郎であったが、今は逆に押している。
主を護るために日々鍛錬を続けてきた成果ということか。
しかし、鍛錬を続けてきたのは彦十郎の方だけではない・・・

とっておきを繰り出すために駆ける雪丸。
手の間合いは掴みきっている彦十郎。しかし・・・足はどうか!!

"月歌流・新月の型"・・・"万葉蹴"!!!!

無刀の剣士の技は手刀だけではなく足刀もあった!!
幼いころから知っているだけに、まだ知らない技があるとは思ってもいなかったようですな彦十郎。
確かに足ならば間合いは広く、回転も合わせて威力は相当大きなものとなる。
意表を突かれてまともに喰らった様子の彦十郎。これは勝負あった感じですかな。

ガレの目的が夏夜さん自身となると、今頃どうなってしまっているか分からない。
この場は早めに切り上げて、すぐに救い出しておきたいところでありますなぁ。

・辻浦さんとチュパカブラ
宣言もしたし、これまで以上にガンガン攻める橘さん。これはヤバイ。

一方の僚。頑張ってはいるのだが、辻浦さんの濃さにまだ慣れずにいる様子。
まあさすがにホラディラは知らなくてもしょうがないですわな。私も知らんわ、こんなの。

奈々子ちゃんという思わぬ障害も加わり前途多難な僚。まあ、ガンバレ・・・

テントないという薄暗闇で急接近を計る橘さん。
優は奥手ではあるがマトモというか普通の子ですからねぇ。
こういう手で攻めまくるのはなかなか有効な感じである。どこまで耐えられるのか・・・見物ですな。

・私のお兄ちゃんはサイボーグです。
はかり機能は割と有用性高そうな気はする。ダブり防止・・・そういう使い道もあったか!!

食事しなくてもいいのは便利といえば便利である。
しかし美味しい食事で心を満たすのも大事といえば大事である。難しい選択ですな。

・木曜日のフルット
無職とバンドの相性の良さ。これは厳しい指摘だ!!

ミュージシャンも色々と大変ですなぁ。
下積みが大事なのは分かるが、よく続けているものだと感心します。

・総合感想
次号から吉田達弥先生の短期集中連載スタート。
やけに短期集中連載が続く状態でありますが、何か動きがあるのだろうか。
本格連載の期待がかかる作品もありますが・・・期待半分、不安半分といった感じでしょうか。



2015年 19号


・ハリガネサービス
いよいよ始まる勝負の時!!
インターハイ・・・高校バレーの頂点を決める夏がはじまる。

というわけで初戦のオーダー。面子はレギュラーとして選ばれた面々・・・と思いきや下平くんは入っていない。あらら。
スタメン出場できないことに対して気落ちする下平くん。
それに対し間白。相変わらず自覚がないと述べる。

このチームがどこまで勝てるかの鍵を握ってるのはお前なんだよ!
こんな初戦ごときでお披露目する必要ないだろ。もっと大事な試合までベンチでどーんと構えとけや。
俺らが日本一になるんだろ?

うむ、間白も先の桐城との練習試合で下平くんの重要性を改めて認識しているようですな。
逆に言うなら、強豪以外は下平くんのサーブ抜きでも勝てるぐらいでなくてはならないわけだ。
まあ、今の豊瀬のレギュラーなら大抵の相手は問題にならないとは思いますけどね。

とはいえ相手の冬樹高校は随分とバレーに力を入れている高校の様子。
2階にはぎっしりと冬樹の応援団がひしめき合っている。
公立校としては予選で部の応援に生徒が駆り出されるようなことはないだろうしなぁ・・・差があるのはやむを得ないか。
その空気でホーム感を得ているのか、どうも態度が横柄なのが気になるな。

まるでスパイクのような高さのジャンプサーブを放つのは冬樹のエース。ブラジルからの留学生、レオナルド=シルバ
予選では1試合に10本のサービスエースを記録しているらしい。
ふうむ、これが冬樹の自信の源というわけですか。留学生頼りというのはどうにも、なぁ。
冬樹高校の監督は日本の高校生にアイツを止められるわけないとか思っているようですが・・・フラグ立てに来てるとしか思えないぞ。
東京3強を崩すという心意気はいいのですが。

そのレオナルドがジャンプサーブをふかし、コート外へ打ち込んでしまう。
それだけならばいいのだが、サーブは一直線にケイちゃんに向かって飛んでいく。危ない!!
この危機に反応したのが下平くん。持っていたボールを打って飛んできたボールを迎撃する。おぉ・・・!!
正面からでも難しかろうに、横から迎撃とか本当にピンポイントで捕えないと出来ない芸当である。
それをしっかりやってのける。下平くんの凄さが改めて分かる場面だ。
逆に凄すぎて狙ってやったなんて信じられない場面とも思われる。常識外れなのは間違いないですからねぇ。
それにしてもへたりこむケイちゃん可愛いですなぁ。お、おぅ。

そういえば冬樹には下平くんのサーブの恐ろしさを知る同期がいましたな。
この子は今狙ってやったのも分かってそうであるが・・・先輩に意見が受け入れられる空気じゃない冬樹。うーむ。

練習は終わり、いよいよ試合開始。
ちなみにマネージャーはベンチに一人しか入れないのでケイちゃんは2階席から応援することとなる
あの冬樹応援一色の中に一人で放り込まれるというのか・・・キツイな!!
まあ、試合が進めばそのうちこの応援団も声が出なくなるんじゃないかと思えますが。

さて、まずは冬樹のサーブ。早速レオナルドのジャンプサーブから。
随分と日本人を侮っている様子のレオナルド。
女も選手もチンチクリンばかりとのこと。その割に手を出したりしてるんですよねぇ。ゲスなことだ。
しかし張り合いがなさすぎるとか考えながら放たれたジャンプサーブは・・・金田に片手で上げられる。欠伸付きで。

高校初の練習試合で桐城の鯨川のスパイク上げた金田だぞ?今さらその程度のスパイクサーブ効くかよ!!

張り合いがなくて退屈そうな金田に変わりドヤ顔を決める間白。これも役割分担だ。
いやしかし、やっぱり金田。決める時は格好いいですなぁ・・・

さて、ネット際に上がったボールを松方がトス。大船先輩に上げる。
最初はエースに上げてくると読んでいた冬樹。ブロッカー2枚の万全の態勢。
が、そのブロックの上を軽々抜けてスパイクを叩き込む大船先輩。
練習の時点でスパイクの打点が高いのは分かってたはずなのにねぇ・・・侮ってちゃんと見てないから。

ワンマンチームは絶対的な存在が揺らげば一気に瓦解すると松方。
ジャンプサーブを止められた時点で揺らいでそうだが、改めて攻撃。スパイクで狙う!!
狙いはしたけど、レシーブ損なって顔面直撃するのはさすがに大船先輩も想定外。
うん、わざとじゃないからしょうがないですよね。そっちも試合前にやらかしてるんだしお互いさまってことで!ザマァ!!

どうやら初戦は苦労することもなさそうな雰囲気。
合宿で強化された豊瀬の力を安心して見守るとしましょう。

・弱虫ペダル
増えすぎた飛蝗は新天地に向けて羽根を変態させ、飛ぶ!!

コーナーリングの最中に背中や腕をゴキゴキ言わせながら変形――変態を開始する御堂筋君。
公式の場ではおそらく初のお目見えとなるであろう、御堂筋君の真のとっておきが繰り出される。

これがボクゥの変態や!!

言葉の意味的には間違ってないが、堂々と変態宣言されてもな。うん。
全くどうでもいいが鳴子のコーナーリングの構えがイカしてる。いいアングルだ。

壁スレスレを曲がるキレッキレのコーナーリングを見せる鳴子。
むしろ軽く当てて袖をピラピラにすることを忘れない。拘りですなぁ。

コーナーでは内側を譲り、差をつけられた御堂筋君。
しかしその間に変態を完了させたことにより加速の体勢に移ることができるようになっている。
一直線に線を引いたみたいな異様なフォームに観客たちは虫みたいな羽根を見、羽音を聞く。ブブブブブ
って羽音は御堂筋君の口から発されていたものかいな。しかしブブゥ!!とか泉田君とちょっとかぶりそうですぞ?

来た!!"トブライド"!!御堂筋のコレは速いんや!!速い!!知っとる!!鼻血出るくらいに!!

勝手に御堂筋君の走法に名前をつける鳴子。
鳴子にしてはマシな方なネーミングですな。受け入れられるかは分からないけど。

ともかく一度この走法を見て負けている鳴子。
同じシチュエーション同じ相手、しかもインハイのゴール前。
ここで負けたら男がすたるってものですわ。負けられない!!

ここで鳴子も必殺技を出す――ようなことはなかった。
いや、それに等しい走りが鳴子にはある。
この日のために磨きに磨いた体から繰り出されるスプリントは・・・のびる。
ゴール前、特に後半。ジェットコースターみたいにのびるで!!

具体的な名前こそつけていないものの、それこそ必殺技ではなかろうかと思える。
御堂筋君も見たことない表情でアルやないノ!!と述べている。
この顔・・・どういう感情が籠ってるのか分からない!!割と称賛も混じってそうな気はするのだが・・・分からないな。

ともかく最終コーナー。これを曲がればもうすぐそこが1日目のゴールラインである。
2人だけで突入するコーナー。後ろの3人は遅れてコーナーに突入する。
しかしここで黒田さん。肩をこすって削ってヤケドするような曲がり方で前との差を0.5秒縮める。
こすれる分、抵抗でむしろ遅くなりそうな気がしないでもないが・・・まあ、結果縮んだのなら納得するしかあるまい。

身を削った分、差を削っていこうと考える黒田さん。
その熱意に泣きそうになる葦木場。だけど泣いている場合ではない。

オレは!!"1番"を背負っているから!!

最終コーナーを出たところで葦木場に出るよう指示する黒田さん。
そこまでに2秒削り、更に背中を押すことでもう1秒削るとのこと。それはかなり削れますなぁ。

あたぁたのむ。そこまでが・・・届け屋の仕事だ・・・ふり向くなよ拓斗ォ

色々と覚悟を決めた感じの走りを見せる黒田さん。
本人の言の通り、かなり差を削ることはできたみたいですが・・・間に合うのか?
背中を押されない今泉君は追随するのは難しそうですなぁ。
追いつけさえすれば逆に今泉君が鳴子の背を押すことも出来るのでしょうが・・・厳しいか。

・刃牙道
九節鞭を奪い取った武蔵。手でプラプラさせて感触を確かめる。

振れる・・・振れることは振れる・・・が。
重量さがな・・・今一つ・・・生命を断つにしてはな・・・

携帯に適した分、殺傷能力に欠ける九節鞭。
武蔵に直撃させながらも仕留めきれなかった原因でありますな。
それを補うには回転力などで威力を上げるしかないのだが・・・奇襲でもしないとそもそも当たらなかったしなぁ。

鋼の強度などを観察する武蔵。
その最中、烈海王は構えたまま踏み込めずにいる。

鞭に気を取られていたつかの間――何故仕掛けないッッ
幾度でも・・・ッッ。幾度だって機会はあったハズッ!!

自分を叱咤して仕掛ける烈海王。
しかし仕掛けながらその叱咤が虚偽であると認める烈海王。激しいな。

ほんの一瞬だって隙など無い!欠片ほども!

対峙しているだけで削れていっている烈海王。
なまじ相手の実力が見えるだけの力があるのが不幸な様子でありますな。

烈海王。これはな・・・こう振る。

そう述べて構えを取る武蔵。両手に鞭・・・鎖による二天一流か!!
一気に興奮する観客たち。しかし一振りで九節鞭を破壊したのを見て、戦慄が走る。
確かに鋼が悪いとは言っていたが、振るだけで破壊してしまうとは・・・人間じゃねェよもう・・・ッッ。

否・・・武器じゃない

武蔵に言わせればこれは玩具に過ぎないとのこと。
人の命を断つにはそれなりの代物でないといけないわけですか。厳しいですなぁ。

中国武器術は通用しなかった。となればもう素手で挑むしかない。
果たして素手でどこまでやれるのか烈海王。意地を見せて欲しい所である。

・鮫島、最後の十五日
亡くなられた空流親方も言っていた新空流部屋がついに完成した。
デカイビルが建ち、もう狭い貧乏部屋とは言わせない風情である。

しかし半分は前の空流部屋が残ったままとなっている
さすがに仁王さんらしい。今までの稽古場を失くしてしまうのは忍びないという想いからか。
空流の歴史を継ぐ者としての心意気の表れと言えましょう。

そういえば空流の名を継いだのだから仁王さんが今は空流親方になるわけなのか。
何というか表現的に紛らわしいですな。上手い言い方はないものか・・・
白水さんや鯉太郎にしても仁王さんを親方と呼ぶのにはまだ慣れが必要な様子。
うむ、確かにオヤジというよりは兄貴分であるし、アニキという表現がしっくりくる。ピンとくる。
と思いきや、よもやのハァちゃんの最上級という意味があったアニキ。角界じゃそんな意味があったのかよ!!

ちょっと意外な話はあったものの、ともかく挨拶回りを行う2人。
新人の親方として各部屋の親方に挨拶をしなければいけないわけですな。
そしてそれは勿論田ノ中部屋にも行われる。同門の部屋だし、まあ当然のことではありますか。

基本的には気弱な田ノ中親方。大関取りを目前にして引退した仁王さんを気遣っている。
とはいえ己の決断に後悔はしていない仁王さん。真っ直ぐに前を見据え、人生にたらればはないと述べる。
うーむ、宝玉光を甘やかした結果、部屋の存続も危ぶまれている田ノ中親方には耳の痛い話ですな。
いや、そもそも己の道を狂わせた親方に対し恨みの一つも述べないことを不思議がっていたりする田ノ中親方。何ともまあ。

弟子との信頼関係を築いて来れなかった田ノ中親方としては仁王さんの気持ちは分からない様子。
そしてその育て方を誤った宝玉光の登場。予想通りというか何というか、仁王さんを煽りだす。
曰く、相撲から逃げただけ。何もしないで手に入る親方株に飛びついただけ、とのこと。
好き放題抜かしてくれますが、未だ幕下下位で燻ってる人間がそれを言ってもなぁ・・・

親方が都合よく死んでくれてまで抜かしだす宝玉光。
これにはキレる。真っ先に鯉太郎が。
そういう感情を爆発させやすい身内がいるからこそ、仁王さんも冷静でいられる様子。
勿論その内心は冷静ではいられないと思いますけどね。

だからこそ言葉を叩きつける。
空流の流儀として、やるのならば土俵の上。そして果たすのは鯉太郎。
今はまだまだ話にならない実力であるが、必ず宝玉光の上を行く。俺がしてみせると仁王さん。

もし・・・コイツが咲かなかったら・・・それは俺の責任だ
その時まで・・・戯言は吐けるだけ吐いとけ・・・

仁王さんの言葉を受けてピキピキとなる宝玉光。
たっぷり煽ったつもりが逆に煽り返されてしまって、実にざまあない状態に。
これで後は心置きなく土俵でブッ飛ばすだけでありますな・・・!!

とはいえ、その決着がつくのはここから3年後のこととなるらしい。
ようやく具体的な年月が提示されましたな!!
鯉太郎が十両になるまでに2年。そしてそこから3年。
最後の十五日の現場所はBURSTから5年以上経過した時点の話となるようである。
それだけの歳月があれば色々と変化もありますわなぁ・・・
まだ登場していない渡部や田上さんといった面々がどうなっているのか。楽しみでもあり、不安でもあり、ですな。

・実は私は
いつになくシリアスな立ち上がり。
まあどうせ碌な内容ではなかろうと思ったら2ページ目で即座に明らかになる。良いスピード感だ!!
でもまあ、確かに虫歯は大ごとと言えば大ごとですかね。
紅本先生だと本当に歯の一本や二本や五、六本ぶち抜けてしまいそうで怖い。

生物が滅ぶか否か。茜ちゃんの騒ぎは当人のみに収まらないから困る。
毎度面倒を見る紅本先生の大変さよ・・・
その状況にありながらもお菓子は欠かさない茜ちゃんもさすがというか何というか。

歯医者の待合室。時間もあるので紅本先生から茜ちゃんに質問。
内容は今年の新入生についてのもの。明らかに人外を集めているというもの。ほう?
新入生に限らず紅本先生のクラスの名簿の中には気になる存在がいるらしい。
ふうむ、今後の伏線として覚えておかなければいけない内容ですな。

ただの気まぐれと言ってしまえばそうだが、この私にも校長になった理由というものがある。
なに、いずれキサマにも見せてやる。かつて私が見損なった景色を――

そう述べて立ち去ろうとする茜ちゃん。雰囲気で出し抜くのは無理だったね!!
とはいえこの言葉が単に適当に発しただけの言葉であるのかどうなのか。
やはり目的を持って集めていそうな気がするのだが・・・何でありましょうかねぇ。そんなに悪い話ではなさそうな気はしますが。

表に出てみれば茜ちゃんと同じように歯医者を嫌がっている凛ちゃんの姿があった。
まあ、この子ならこういう反応するのは想定内でありますわな。
想定外なのは凛ちゃんが普通に桃地ちゃんと一緒に居る事
もう未来人的な絡みについては増田先生も隠す気はないんですなぁ。
というか未来では紅本先生は伝説になっているのか?噂の内容が気になる気になる。

凛ちゃんとのコンビプレーで脱出を図る茜ちゃん。
黄龍丸には華恋ちゃんが待機していたけど、あっさりスルー。可愛いけど可哀想な扱いだ!!

空を飛んで逃げる茜ちゃんたちに対し、桃地ちゃんの力で追う紅本先生。大凧とは忍者らしい。
というかやっぱり呼び方は色ボケ忍者でありますか。正しい表現だなぁ。

茜ちゃんの力の暴走に巻き込まれる葉子さん。これはあるある。
ヒロインとしての登場の仕方がこれでいいのか葉子さん。
結局宿題は諦めて焼きそば食べてるのか葉子さん。この災いは厳しい!!

タイムスリップを繰り返して逃げようとする茜ちゃん。
しかしどこまでも追ってくる紅本先生。と忍者。なんと面妖な!!お前らも大概だな。

なんでも欲しいものを買ってやるという言葉にエクスカリバーが出てくるのは凛ちゃんらしい。
さすがの茜ちゃんも聖剣は門外漢であるようですな。悪魔ですし。
レーヴァティンは剣というか杖というかいまひとつハッキリしないところありますしなぁ。そういう問題ではないか。

怠惰の羽根があれば虫歯の痛みをマヒさせることができる。便利な代物だ。
しかしわざわざ虫歯のある場所にピンポイントで刺さなければいけないのだろうか。巨大化してたら仕方がないのか。
何だか一大スペクタクルな感じになっているが、合間合間に葉子さんの災い場面が差し込まれてて楽しい。
正直、災いがなくても葉子さんなら日常的に起こしてそうな事柄ばかりなのがアレですが。

ともかく地球は救われた。良かった良かった。
虫歯の治療も今なら思ったほどの痛みはないですし、早めに行った方がいいですね。うん。

・侵略!イカ娘
なかなか楽しそうなルールである。
酷い扱いを受けている早苗であるが、イカ娘にされるのならば本望であろうか・・・!!

安定のたけるオチ。影が薄いのも使いようによっては利点ってことですよ。うん。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
一番下の妹の世話やら勉強やら相変わらず忙しく立ち回っている蛍ちゃん。
このところ幽霊絡みで時間を取られることが多く、色々と滞っている感じですな。
探偵は張り込みとかもあるし、忙しい蛍ちゃんには向かないかもしれませんな・・・いや、そういうのは圭一さんがやればいいのか。

家の用を済ませながら桐島さんの言ってたことを考える蛍ちゃん。相変わらずのマルチタスクだ。
そういう意味ではお風呂とかは考え事をするには最適の場所かもしれませんな。ゆったりくつろげますしねぇ。
しかしその髪飾りは入浴中も外さないんですな。

さて、桐島さんの話が回想で語られる。
圭一さんが異変に気付いたのはあるカメラ映像からである。
公共施設の防犯カメラや交通、天気の観測に使われるWEBカメラといった何ということはないカメラの映像。
それらWEBカメラの中には個人が設置したものもあり、流出を危惧して撤去されるものもあれば、そのまま放置されているものもある。
その頃、圭一さんの仲の良かった友達の1人が失踪しており、行方を捜索していたらしい。
事件性が認められない為、個人で独自に捜査するしかなかった圭一さん。苦し紛れに目をつけたのがそういうWEBカメラだったという。

半年、一年と続けていくうちに奇妙なことに気付いた。
ある公園のカメラの前を三人の若者が通り過ぎた。そして一時間後、一人が引き返して行った

カメラの先は展望台になっていて行き止まりであり、帰るにはもう一度カメラの前を通る必要がある。
にも関わらず、帰ったのはフードの男1人。これは怪しい。
しかもその後5回、そのフードの男は確認されたという。ううむ・・・

その後そのフードの男と思われる者が他のWEBカメラでも見つかった。他の人間と一緒にどこかに向かう姿が・・・
それで圭一君は今度はその男と一緒にいた人間を調べたの。その人達は行方不明者リストの中で見つかった
それで圭一君は疑惑を深めていったのよ。

なるほど。これは疑惑を感じて当然の内容でありますな。
フードの男としてもまさかそんなカメラがあるとは知らなかったのでありましょう。
となると、この調査は限られた者しか知らない話なのでは・・・
いや、圭一さんが殺されたとなるとこういう調査をしていたことも既に気付かれている可能性はあるか。

何とも大がかりな犯罪について知ってしまった蛍ちゃん。
高校一年生の女の子の手には余る内容でありますな。
楓ちゃんのような子ならともかく、普通はやりたいことがいっぱいある盛りでありましょうに・・・

そんなことを考えた湯上り。圭一さん登場。駅の近くで怪物のようなものを目撃したという。
うん、それは大変ですね。うん。でも、こんなところに堂々と姿を見せたらどう思われるか分かろうものでありましょうに・・・!!
着替え中の乱入といい、この兄はわざとやっているのかどうなのか。
泣き出してしまう蛍ちゃんが何とも可哀想。

パニックになって怒鳴り散らしてしまう蛍ちゃん。状況を考えれば仕方のないことである。
しかしそのことをすぐに反省する蛍ちゃんはやっぱりいい子であります。幸せになって欲しいなぁ。

その後悔の念からか、忙しくて疲れてるはずなのにより一層働き出す蛍ちゃん。
勿論例のWEBカメラのことも調べている。疲れた顔してるなぁ・・・

圭一さんが見たと思われるWEBカメラは大半が閉鎖されていた。
どうも警察指導によって撤去されたらしい。ふうむ、これはやはり警察の中で隠蔽する者たちがいるということか。
色々ときなくさい話になってきましたなぁ。
それでも兄の死の真相を知るためには逃げるわけにはいかないという蛍ちゃん。偉い子だ。

気持ちを切り替えて前へと進んでいく蛍ちゃん。
時には喧嘩もするけれど、基本的には仲の良い兄妹ってことですね。
圭一さんのエロ骨っぷりはどうにかした方がいいと思いますよ。うん。
しかし責任とってもらうって。どういう意味の発言なのだろうか。深読みしていいものかどうなのか。どうなのよ。

・毎度!浦安鉄筋家族
杉の木の枝を振って走るのは本気でやめてくれなさい。
しかしこれは見事な大回転投法。威力出るもんなんですなぁ。

・マジカロマジカル
「邪魔者は全部無視して簓に突撃作戦」成功。
考えなしの作戦にも思えるが、だからこそ想いを伝えるのに向いているとも言える。

さて、みんな揃ったところで反撃開始。
と行きたいところなのだが、どうやってこの鳥の怪物を撃退するのか。
本体は凄い高い所にいるし、さすがの朝ちゃんのジャンプ力でも届かない。
であるならば、作戦は決まっている。

作戦その2。「簓の能力でぶっ飛ばす」作戦!

皆を巻き込むほどの強い能力を持つ簓ちゃん。
その力を使ってぶっ飛ばそうとのこと。朝ちゃんらしい豪快な作戦だ。
そして巻き込むかもしれないという簓ちゃんに対し、どんな能力だろうがへっちゃらだよと言ってのける朝ちゃんは男前である。

仲間の勧めを受け、気持ちが温かくなる簓ちゃん。
心はずっと乾いてひび割れた大地のように乾いていた。
そこに雫ちゃんの優しさが潤し、朝ちゃんの元気が照らしてくれる。
となれば、枯れた大地にも新たな芽吹きが訪れる。きっと今なら大丈夫。

大丈夫・・・!萌えちゃえ・・・!わたしの心・・・!

ようやくモス・グリーン。沙原簓ちゃんの変身シーンが出て来ました。
これにて"マジカル団"再結成であります。そんな名前だったのか。

チームの名前はさておき、早速簓ちゃんの能力のお披露目。
へっちゃらと言いつつ巻き込まれないように頑張って逃げ出す朝ちゃん。さすがでありますな。

・・・あぁ、うれしいなぁ。わたしにはこんな能力しかないけれど、こんな能力だからみんなを守ることができるんだ。
もう、うれしくってうれしくって。わたしの心バクハツしちゃいそう・・・!
もう押さえきれないよ・・・!

気持ちを込めて大地に萌えろと唱えれば、根立するは巨大なサボテンの柱たち!!
大地からこんな棘付きのものが生えてきたら、確かに巻き込まれないはずもないですわなぁ。
一斉に襲い掛かってきた鳥の分身たちも一網打尽となっている。
本体は針につかまって高い所にやってきた朝ちゃんの空(?)対空式ヘッドバットで撃沈。相変わらず地味に高威力だ。

というわけで、怪物との戦いは終了。
スカンクと小鳥を治療して元の姿に戻す。良かった良かった。
簓ちゃんもこれで自信を取り戻したのか、明日から学校に来てくれることとなりました。良かった良かった。
まあ、スカンクの屁のニオイがしみついて自宅学習を申しわたされることになるのですが。良くなかった。

小鳥にはもともと飼い主がいたようだが、今はいない。
怪物化してどうにかしてしまったのか、無事だけど去っていったのか。それは分からないが、ともかく今はいなくなっている。
小鳥はさみしかったりすると自分で自分の羽を抜く自傷行為をすることがあるらしい。
ふうむ、やけに構ってもらいたがってた感じがありましたが、そういうことでしたか・・

というわけで、ならばと小鳥とついでにスカンクも家族の一員としてしまう雫ちゃん。寛大だなぁ。
しかしコトちゃんはまだしもスカちゃんは・・・雫ちゃんのネーミングセンスもいかがなものなのか。
というかスカちゃん、小さくなっても力は残ってる感じなんですな。
臭いがとれるまではしばらくかかりそうですなぁ・・・ハッハッハ。

・囚人リク
不屈の闘志の持ち主であるリク。
反撃の希望が見えた今、静かに燃え始める。
例え1人ででもやってみせる。そう語り・・・眠る。
ううむ、この小さな体で静かに語られると堪えるものがありますなぁ。

さて、スラム。脱獄の結果がどうなったのか気を揉んでいるダブルクロスドラゴンの面々。
特機に動きはなく、ボスたちがどうなったのか分からない。
しかし、松尾や椿の家に届いた封筒は訃報を知らせるもの
勿論これは虚偽であり、レノマさんたちは生きているのだが・・・それが分からないマリアさんたちには厳しい話ですわなぁ。
こうやって死亡したと見せて存在を消し、地獄島に送っているわけでありますか。

地獄島の日々は続き、朝礼の日。
どのぐらいのサイズがあるかも分からないぐらいに巨大な鬼道院の肖像画が掛けられた空間に集められる囚人たち。
そしてそれを両脇でぎっしりと上から見下ろすように固める看守たち。
これはまた何というか。レトロというか何というか。独裁者というか悪の地下組織みたいになってますぞ。

そんな肖像に礼を示すのは地獄島司令長官、剣崎進
眼帯といい肩書きといい、いかにもな幹部役といった感じでありますなぁ。ハハハ。

よく聞け。下賤の豚どもよ。
お前たちのような累犯者は生きている価値がない。国税をもってお前たちを食わす意味もない。
ただ鬼道院様は違う。壮大なる慈悲の心でお前たちに授けたもうたのだ。奴隷としての運命を
神であらせられる鬼道院様の所有物となる意味と価値を心せよ。

もはや囚人ではなく、完全に奴隷として宣言され、扱われることとなる様子。
うーむ、この日本でこの規模でこれだけのことが出来る。今の時点でもこれは凄いことと言わざるを得ませんなぁ。
ある意味ここまで来たら独裁者として満足しちゃいそうな感じである。
にも関わらず、通過点として精力的に動いている鬼道院。やはり凄い。

奴隷宣言されたリクたち。
勿論リクはそんな言葉には反感しか覚えておりますまい。
それについてはレノマさんも同様でありましょう。
しかし地獄島からの脱獄についてはリクほどの信念は持てずにいる様子。
なまじ頭が回る分、無理なものは無理と思ってしまう悲しさでありますな。

地獄島についての情報が無さすぎる。島の位置もわからないし、見えない敵とは戦えない
レノマさんの語ることは最もである。だが、この男は――田中一郎既に心に火が灯っている様子。

俺は、やる。リクの不屈が俺の混濁した頭脳を再び回転させた
そもそも極楽島は視察委員がいる以上、世間からその存在を認知されていた。つまり鬼道院もムチャできなかった。
だがここは違う。あの肖像・・・この地底の閉鎖空間・・・まるで独裁国家だ。

自分の肖像を生きているうちに飾るとか恥ずかしくはならないのだろうか?
そういう考えを持つ人間には独裁者は務まらないってことだろうか。

ともかく、鬼道院は身寄りがない人間や戸籍を抹殺した人間を地獄島に集めている。
となれば、あの人物もここにいる。この地獄島を知るためのキーマンとなる人間が!!

いたぞ・・・原田!!

やはりここで登場したのは原田看守!!
極楽島から失踪し、おそらくケシ畑の見張りに送られたと思われていた男。
ここで登場するのは必然の流れでありましょう。再登場、嬉しいです。

正義感を失っていない原田看守であるならば、説得次第では協力してくれる可能性もありましょう。
看守が味方となればまず情報面でかなり有利となる。
極楽島の時よりもむしろ脱獄は楽になるかもしれませんな。期待したいところです。

・ドカベン ドリームトーナメント編
義経の打球はスタンドまで一直線。
ライト、センターが追いついても届かない高さと思われる。
しかしそこをライトの黄三郎、センターの赤一郎の2人、アクロバティックなプレーで高く跳ぶ。
おぉ。まさにアルプスキャッチだ!!さりげなく自分の名前を入れてくるアルプスあざとい。

中学時代もこういったアクロバティックな守備を見せてましたなぁ。
まさに監督のこれが見たかったのよという希望を叶えた瞬間と言えましょう。
これには観客も大盛り上がりだ。

さて、続くは七番の賀間。投手としては嫌な気にさせる打者の1人である。
しかしそんな賀間相手にも剛球なしの変化球で相手する剛球仮面。
結果としてレフトライナーで仕留める。ううむ、やるものですなぁ。

2回を終わって両チーム得点無し。
3回表は七番の青二郎からの打順となる。
下位打線ではあるがまだまだ気は抜けない。
ここらで得点が入る気配はありますが、さてさてどうなるか。

・青春リトルポンコッツ
渡辺義彦先生、待望の帰還!!しかし全6話の短期集中連載である様子。
青春に挑む男子中学生の物語。色々と心エグられそうな感じでありますな。

タイミングでたまたまスペックが高くなることがあるのだろうか。
待っていればスペックが高まると・・・そんなバカな!!
でも出会いとかはタイミングで決まりそうな気がしなくもない。

帰宅時の買い食いはどこまで制限されるものなのだろうか?
中学時代は家との距離が近かった自分には分からない。でも店の方はそんなに大きく考えてはいなさそう。
それにしてもこういう事態になったら焦るよね。店の決まりでは問題ないとしてても弁償しないとって気になっちゃう。分かる。

・羽恋らいおん
鈴蘭さんにマジ惚れし、バド部に入ったレオ。
実績もあることだしいけるいけるという気分でいるようだが・・・甘くはない。
しかし柔道部で実績出してるレオなのに体力面でついていけないとは。レベル高いなバドミントン部。

県中チャンピオンであるが次の東北大会では1回戦負けだったレオ。
まあ、主な理由はモチベーションが削られたためでありますがね。

それはそうと基礎が出来ていないようでは高校以降はやっていけないと鈴蘭さん。
やっぱりそこから鍛え上げるのが大事でありますわな。
原石であるからこそ、大事に磨いていかなければいけないわけだ。
しかし女王様っぽい物言いが似合う人ですのう。鈴蘭さん。

鈴蘭さんには好きな人がいる。
よっちの発言は虚偽であったようだが、いないとも限らないんですよね。
その辺りはいずれ明らかになったりするかもしれない。

バドミントン部の伊深部長。これは凄いオーラを纏ってそうな人が出て来ましたな。
生真面目そうというか何というか。瞬きとかしなさそうというか何というか。

素質だけならレオはこの伊深部長を凌ぐかもしれないと鈴蘭さん。
それを聞いて楽しそうに笑う伊深部長はなかなか戦闘意欲が高そうな人だ。
まあ、それ以上に部員たちへの恩返しとして部を勝ち進めることに拘っているみたいですがね。強い新人は歓迎ってことか。
そしてそれは逆に不穏分子の強い忌避感にも繋がっている。打倒龍国館の為には妥協は許されない。

実力がどうこうよりもバドミントンが好きであるかどうか。伊深部長が大切にしたいのはそこらしい。
そういったものたちが集まることで部の雰囲気を高めていこうという方針何でしょうな。
そんな部長の前にバドミントンそっちのけで鈴蘭さんを巡って殴り合いをするバカ2人。おやおや。

消えろ。羽柴。お前は星佳の不穏分子だ

まあ、言われて当然でありましょうな。部長の欲しい人材とは真逆としか思えない。
入部初日で即退部の危機であるが、どう切り抜けるのか。
少なくとも今みたいな態度のままでは長くは居られませんでしょうが・・・改めることが出来るかどうかですな。

・私のお兄ちゃんはサイボーグです。
博士と被験者の気が合うといい感じにことが進みますな。
まあ、普通の感覚を持っている和ちゃんとしては大変なことこの上なさそうですが。

美味しいご飯は活力の源である。大事大事。

・Gメン
海についたところでのんびり勝太とトークを始める薫君。
内容は好きな芸能人について
勝太としては可愛い子は皆好きみたいな感じ。
お姉さん系がいいとかそういう偏り方はないってことですかね。

んじゃあさ。男の芸能人なら誰が好きなんだ?

咳払いしてちょっと探るような入り方をする薫君。慎重だ。
しかし残念ながら特にいないとの反応。いても芸人寄りになってしまう。
まあ好きな芸能人という聞き方じゃあそうなっちゃうよね。
憧れてるやつとかいう話になるとあんまりそういう考えで見てる人はいないと思いますし。

帰る前に拾った桜貝を薫君に渡す勝太。
2枚見つけたので1枚どうぞとのこと。ほう、これは粋なプレゼントでありますな。
大事にするわという薫君の表情が・・・本当に大事にしてくれそうだ。

ちなみに桜貝は恋愛関係のおまじないの効果で用いられることが多いらしい。
もちろん勝太は知らずに渡しているのでしょうが・・・おやおや。

楽しく過ごした勝太であるが、G組の友達たちは襲われなかったか心配している。
気に入った男は力ずくでモノにするなんて噂もあるらしいし、心配にはなりますかな。
しかしそんなウワサを単なるウワサを切って捨てる瀬名。
あの人がそんなことするよーな人に見える?とのこと。ほほう。ウワサに流されない瀬名はやっぱり違うなぁ。
男女問わず好かれんのはいいことだよとも述べてくれます。やっぱ瀬名先生は器が大きいわ。

勝太にしてみれば今まで生きてきてホモに会った事などないし、薫君はホモじゃないとのこと。
目にしたことが無いから信じられないという話でありますか。
うーむ、これは真実を知った時にどんな態度を取ってしまうのか。不安ですなぁ。

そんな不安をよそに、毎日のように勝太を誘う薫君。
今日は映画観賞でございます。おぉ、デートの定番ッスね。
映画の内容よりも隣の勝太の反応を楽しんでいる様子の薫君。乙女みたいだ。

数日後・・・屋上で勝太からもらった桜貝を眺めている薫君。むう、何だか切ない。
その薫君に話しかけるのは同じGメンである石田。どうやら薫君とは幼稚園からの友達であるらしい。ほう。
その石田曰く、アイツにその気はないからあきらめろとのこと。友人らしいズバリの忠告だ。

道場の時みてぇにならねえといいけどな・・・

む、何やら過去がありそうですな。
その道場でのこととやらで本当の気持ちを打ち明けることができずにいる様子の薫君。

本当のオレなんて誰も好きになっちゃくれねーんだ

むう、ガチホモ話が出た時は囃し立てたものでありますが、これは何だか切ない話になってきましたぞ。
難しい問題にもなりそうなこの話。果たしてどのような結末が待っていることか・・・注目です。

・クローバー
いよいよ王者決定戦の大将戦もクライマックス
とっくに倒れてもおかしくない打撃をたて続けに喰らいながらも起き上る高虎。
この根性は凄まじいが、ここからの逆転はどう考えても無理に思える。
呼びだした春木としてもそれは同じらしい。

そう思うんなら春木、オマエ止めてこいや。
あんなあオマエのためにあがあんなってもあきらめんで必死に戦っとんじゃろが。
わからんのか・・・アイツ止められるんはオマエしかおらんのじゃ

そのように述べる花京院。
確かに春木のために戦っている高虎を止められるとしたら春木しかいないか。
下手すれば死ぬまで戦い続けかねないですからのう。

しかし花京院の説得があったとはいえ、本当に春木が止めに入るとは思いませんでした。
頭の地位にそれほど固執しているわけではなかったのは本当でしょうが・・・
ふうむ、思ったよりかは春木も高虎のことを悪くは思ってないのでありましょうか・・・?

ともかく春木の宣言により大将戦は決着。ハヤトの勝利となりました。
倒れたハヤトを笑顔で見下ろし、称賛する仲間達。この構図はなかなかいいですなぁ。

大将戦も決し、第11回紅葉神島頂上決戦の王者は美咲チームと決まった
最終的には全員ボロボロになる激闘でしたが、勝てて良かった。

勝負はついたが、この後の紅葉神島はどうなるのか。
春木と高虎の関係は今後どうなるのか。気になるところであります。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
相変わらず正面からの銃撃を試みるイネス。
時折間をすり抜けて胴体に着弾することもあるが、この小さな銃では大した効果は出せない様子。シット!!

ならばとギミックを利用するイネス。
ロープを切断して天井にかかっていた布を浴びせる。
倒れ込みながら正確にロープを銃で切るって凄い芸当ですなぁ。

ともかく、布がスクリューに絡み、目も塞がれて動きが封じられる化物。
動きはうまく封じられたのでここは脱出に専念するイネス。
反撃はクレアが来てからってことですな。賢い判断だ。

さて、ベースではマシュー監督がイラついている。
カメラを失ったトミナガの映像がこないだけではなく、他のカメラからも全く映像が来ない。
更に連絡も全く取れない有り様である。こりゃあいけませんな。

そしてベースに戻ってきたアイドルの1人、グレースはゾンビとなっていた。
監督もここまででありますか・・・早かったな。
動きの鈍いゾンビであるが、食い付かれてしまったら逃れるのは難しい。

ベースがそんな状態になっているとは知らず、必死にロケ隊のもとへと走るローラ。
しかし辿り着いた先に見たのは地獄の光景
ううむ、舞台が決まった時に見られるんじゃないかと思われた光景が広がっておりますな。
日差しが照り込むビーチに蠢く水着美女のゾンビたち
最後の文言を入れるだけで天国から地獄の光景に変わるのは見事と言えなくもない。

島に居る限り安寧はない。
そのことに気づかされたローラであるが、果たして脱出できるのだろうか。
生き延びれば救出の部隊が来るかもしれませんが・・・どうなることか。

・錻力のアーチスト
9回表。後1人というところでランナーを出してしまう桐湘。
野球はツーアウトからという格言もあるし、気が抜けない。
そして迎えるのは四番の崑野。かなり気合が入っている。

一塁ランナー八起は見るからに足が遅そうな感じであるし、よほど深い所に飛ばさないとホームには還れない。
その辺りも踏まえ、二塁に行かれると厄介なため、崑野を歩かせることはない。
どうにか仕留めてしまいたいところであります。

ここまで2打数ノーヒット四球ひとつ。これを3年最後の試合にしてたまるか・・・!

之路さんが3年生最後の試合にしないために燃えているのと同様、相手の3年生も燃えている。
向こうの四番こと弐織がホームランを打っていることも影響している様子。

――なのに永源のヤロウ俺になにも言いやがらねえ。
不甲斐無えってキレてんのか、そんなもんだって呆れてんのか。わかりづれえんだよ。
それでも・・・八起がヒットで出塁した時――
ここで1点取ってその裏お前が相手を3人で抑えて勝つのが理想だよな。
見てろよ永源。もっとハデなガッツポーズをとらせてやる!!

確かに八起が出塁した時、拳を握っていた永源。
1人で何とかするという何とかしてみせるという意識はあるが、それでも仲間を全く頼っていないわけではないんですな。
一番の目的は勝つことであり、永源はそれを誰よりも認識している。
そんな永源を喜ばせるためにも打つ崑野。
安保先輩の頭を超え、ライト線ギリギリをボールが駆け抜けていく。狙い通りの深い球だ。

必死で走る八起。
進塁を迷う三塁コーチに対し、回せと指示する永源。おぉ・・・

はじめから止まる気は無い!!
1点あれば勝てる!!こんな所で最後の夏を終わらせない!!
もっと前へ。もっと先へ。もっと上へ――進み続けるんだ!!

再び頭からベースへ突っ込んでいく八起。
クロスプレーも制し・・・1点をもぎ取る。
むう、見事に持って行かれてしまいましたなぁ・・・
派手というほどではないが、永源もハッキリ分かるガッツポーズを見せている。
他の選手が走った八起を応援する中、一人打った崑野に向けてガッツポーズを見せる永源
それだけで十分と言う顔になっちゃう崑野。むう、いい雰囲気出しおって・・・
相手校なのにこうも熱い雰囲気を見せられるとなぁ。応援したくなってきていかんなぁ。

取られたくない虎の子の1点を取られてしまった之路さん。
崩れて追加点を取られる可能性もあったが、何とか持ち直す。
とはいえやはりここでの失点は厳しいですなぁ・・・之路さんもベンチに戻り、仲間に詫びる。

詫びるより、打たれたことを悔しがれ

微妙に五七五になってる感じで頭木さんが答える。
まだ試合は終わっていない。大会は終わっていない。
ここで詫びるよりも次に繋がるように悔しがるのが大事ってことでありますな。さすがだぜヘッドウッドシニア!!

というわけで、何とかこの9回裏で1点は取らないといけない。
四回にホームランを打っている弐織は場合によっては歩かされる可能性もある。
そうさせないためにも前の打者が出塁し、歩かせたら二塁――スコアリングポジションに進まれるというシチュエーションを作りたい。

しかし二番の柊は三振。バットコントロールに長けている柊でもカットして粘ることも出来ない。
ううむ、鍛え上げた体力を如何なく発揮してる感じでありますなぁ。
さて、次はここまで3三振の清作であるが・・・

何とかしないと終わっちまう・・・皆で戦うのが最後になっちまう・・・!

チームで戦うことの意味を、楽しさを教えてくれた桐湘の先輩達。
その先輩達と一緒に戦えるのはこの大会までである。
この試合で終わりにしたくない。その想いは3年生並に高い清作。ならばここ一番、期待したいところでありますがどうなるか。
一発は出ないにしても、三振で終わるわけにはいきませんわな。うむ。

・辻浦さんとチュパカブラ
海を満喫している辻浦さん。UMA関係なくても楽しめてるじゃないですか。
それにしてもこの海水浴場、別に貸切ってわけではなかったんですな。

ナマコもある意味UMAみたいなものであろうか。にしても素掴みとは・・・さすが。

橘さんの背中のラインが実に美しくて・・・おぉう。
それにしても奈々子ちゃん、興奮しすぎである。

それぞれに宣戦布告は完了。しかし果たして上手く行くのかどうなのか。
何にせよ、優や辻浦さんがこれで危機感を持ってくれるならそれはそれでいいのですが。どうなるかな。

・黒虎
幼き頃、彦十郎と共に修行していた雪丸。
師匠と共にお上に挨拶に行った際、黒縞虎珀さんと出会ったそうな。

言われただよ。師匠みたいに強くなるにゃ・・・"心の底より護りたいと思うもの"が必要ってさ

そのような存在がいるのかどうか彦十郎に問う雪丸。
ふむ、それについては問うまでもない質問だったかもしれませんな。
牛御門の姫を守る。この頃からその想いを抱いているのは間違いないのだから。

それはそうと、牛姫様登場。ほう、これは・・・!!
良いお姉さんキャラの登場にテンション上げざるを得ませんなぁ。
しかし牛なだけに、もう。でありますか。ふむ・・・良し!!

さて、回想終わって現在。
叢雲を持ってガレの前に現れる雪丸。
獣金は少し下った場所に置いてあるとのこと。そりゃあんな重たいもの持って登山できるかよと。
いや、そういうことではなく、夏夜さんを無事解放してもらうため、順番に渡そうという話であります。

交渉成立し叢雲を渡す。しかし獣金を渡さねば夏夜さんは返さぬとガレ。
確かに交渉内容を変えたのは雪丸の方であるが、その変更を呑んでから反故にするのは普通にいかんでしょ。

やっぱし、あいつらん言った通りだ・・・"黒船がまともな交渉をするわけがない"・・・"必ず弱みにつけ込んでくる"・・・!
本気で夏夜を取り戻すなら――戦るしかないってな・・・!!!!

相手を人とも思わず見下すような奴らが対等な交渉など行うはずがない。
そういった相手に対抗するためには力が必要となる。
鍛え上げた力。そして仲間達の力が。

控えていた虎鉄と佐之助が同時にガレに襲い掛かる。少しタイミングをずらして雪丸も続く。
3人の攻撃を受け、叢雲を手放してしまうガレ。良し。
そして雪丸は1人洞窟の中へと向かう。
なるほど。雪丸は夏夜さんの救出。他の2人はガレの足止めという役割分担ですか。

しかし洞窟の中には彦十郎の姿がある。
立場的に簡単に夏夜さんを返すことはできない彦十郎。交渉さえ呑んでくれればと述べるが・・・

昔さ・・・お前に・・・絶対に護りたいものとかってあるだか・・・聞いたこん覚えてるかや?
それがうちにもできただよ・・・心の底より護りたいと思うものってのが。
そいつを護るためならなんだってする――どんなこんを犠牲にしてでもって・・・そう思ってた。だけんさ・・・
護りたいもんが大切になるほど・・・他の大切なもんをどんどん失っちまうんじゃないかね・・・?
おっかしな奴がいてよ・・・そいつ――夏夜も刀もどっちも大切だから渡せないって言うだよ!
まるで子供だら?だけんさ・・・うらやましいって思っただよ。
大人の階段昇ると・・・子供の階段は降りちまうから――
うちも今だけは子供になる・・・!!何でも自分の思い通りにならんと気がすまん――
ガムシャラになりゃなんでもできるって思い込んでた・・・あん時みたいにね。
彦十郎・・・まずはお前からだに・・・!!
親友として・・・お前も牛の姫さんも・・・黒船の呪縛から解いてやる・・・!!!!

本当に大きく出た雪丸。
まさにそれが成れば万々歳といったところ。ワガママを通すのであればそこまでいかないといけないですわな。

しかし彦十郎としてはさすがにそのような賭けに近い話に軽々と乗るわけには行かない。
全ては主を護るため。そのためならばどんな犠牲も受け入れる覚悟でいる。

たとえ親友を・・・手にかけることになろうとも・・・!!

そう述べ、槍の覆いを解く。これぞ名槍・"蝸牛歌舞"!!!!
確かに牛という字が入ってるけど、その名前はどうなんだろうか。
まあ蜻蛉切みたいなのもあるし、虫の名前が入るのも悪くはないのか。

彦十郎「水陰泉流槍術・・・身に刻め!!雪丸!!」
雪丸「久しぶりの手合わせといくかね!?彦十郎!!」

洞窟内で始まる親友の激突。
一方洞窟の前では強敵に対し、虎と猿の共闘が始まろうとしている。
雪丸の方はさておき、こっちのタッグの方は大丈夫なのだろうか。
不安ではあるが、何とかしてもらいたいところであります。

・木曜日のフルット
これは確かに口に出すのもおぞましい。
意外と漫画への登場率が高めなのもおぞましい。

・総合感想
何やら全体的にホモホモしくなってきた感じのある誌面。それもまた良し。

次号から黒猫ノミコ先生の短期集中連載開始。
夏を前にしてのホラーもの。どのような話となるか楽しみです。



2015年 18号


・弱虫ペダル
迫るゴール。先行く2人と追いつかんとする3人の計5名が争っている。
しかしこうしてみても2人と3人の間に距離はまだ随分と残っている。
速いし勢いもあるし差も縮まっているようだが・・・どうも厳しい。なんせゴールまではあと500mしかないのだから。

ムダやよ?ハコガクゥ。そんな必死になっても。力合わせても汗出して筋肉ふるわせても。
ボクゥは最初から――「のこり500mでこの差」ここまで計算済みやったんやから!!

頑張って縮めたはずなのにそこまで既に計算済みだったと言われてしまっている3人。
葦木場が出なければ計算より駄目やったねププププとかされていたわけか。
いや、鳴子がついて来ているのは計算外と述べている。となれば4人で追いかけて来ることを想定していたはずである。
4人で来るところを3人だけで計算通りのところまで追いすがったのだから結果としては凄いと言えるのではないだろうか。
そんななぐさめを今から言ってても仕方がないか。

先頭の2人は言葉と体の双方をぶつけ合いながら進んでいる。
これだけでも速度が削れそうな気もするのだが、後ろとの距離は縮まらないのだろうか。
まあ田所さんとぶつかりながら進んでも速かったわけだしなぁ。
それにしても観客。なんだあの2人!何かすげぇ!!って。もう少し何か言うことはなかったのか?
そんな意見でいいのなら感想も全てそれで埋め尽くせるぞ。こいつら何かすげぇ!!

さておき、この段階においても鳴子の籠絡に走る御堂筋君。もしも鳴子が京都伏見にいたとしたら――
ある程度の実力を認めてオーダーを出すことはあっただろうが、さすがに"最高の友達"はなかろうて。
フワッとしたムードを作って緊張感を切らせようという作戦のようだが、さすがにそれは言葉が過剰すぎる。

逆に1mmも考えたことさえなかったという発言もどうなのだろうかと思われる。
最高の友達はさておき、味方に優れた選手がいたとしたら、御堂筋君はどう思っただろうか。気になるところですな。

のこり400mラインを通過。鳴子が前に出る。
そしてついに御堂筋君の口から真のとっておきを出しそうな言葉が漏れる。あのスタイルが出るか・・・!!

前の2人を必死に追う3人。
黒田さんは再びスイッチ入れ直して加速。スイッチの入れ直し!そういうのもあるのか!!
まあ、ようするに血を抜けばいいって話ですしね。

それはそうと、ようやくこの場面で今泉君。鳴子が大阪で誰に負けてきたのか気付く。
そしてそれがあったからこそさっきの混乱の中でも御堂筋君から目を離さず反応して追いかけられたのだと考える。うむ。
その推測は当たっているが、同じく因縁のある今泉君がしっかり目を離していたのはどういうことだろうか。
まあ、直前で小鞠に触れられていたこともあるし、御堂筋君には去年のインターハイ最終日で勝っているわけですし。
その辺りで考えると因縁の度合いは既に鳴子より低くなっているのかもしれませんな。

ということもあってか、御堂筋君との決着に去年のような拘りのない今泉君。心を決める。

行け鳴子。この追走が、もしゴール前ギリギリでオレが追いつけたら。
全力でオレがおまえの背中押してやる。今日のエースはおまえだ鳴子!!ゴールを獲れ!!

ようやく今日のエースを鳴子と認めた今泉君。遅かった気もするがまあいい。
ゴール直前でその意識が生きるかどうかはまだこれからのことでありますしね。

のこり300m。ここでゴール前の大仕掛けが登場する。
1日目ゴール前は国道120号線から広い駐車場にゴールゲートを引き入れるためにテクニカルなコーナーがある2つ!!

直線ならば後続も追いつけたかもしれない。しかし集団でコーナーでは厳しいだろうと考える御堂筋君。
しかもそのコーナーの途中で変形。変態。トボうとする。おいおいこのタイミングで・・・!?
下手すると前が見えず、曲がり切れずそのまま観客席に突っ込んでしまいそうな構えだがいいのか!?

それはそうと後続の黒田さん。御堂筋君の予想とは裏腹にコーナーがあることを喜んでいる。
ふむ、荒北さん譲りのギッリギリのコーナーリングで差を詰める考えでありましょうか。
しかしそれでどこまで詰めることができるものか・・・
むしろこの発言はフェイクで、御堂筋君のトブという発言に乗っかる可能性がある。
コーナーが2つあるのなら曲がらずに突っ切れば時間を短縮できる。
その発想から、自らをジャンプ台として葦木場に跳ばせる黒田さん。これでゴールまでショートカット可能だ!!とか。
実際にやってくれたら度胆を抜かれること間違いないと思う。
ついでに今泉君も後を追って跳んでいけば空中戦の様相も呈すことができますが。どうか。うん、ないな。

・刃牙道
烈海王の中国的な武器の直撃を受けてノックダウンする武蔵。
額から出血・・・しかし、すぐに立ち上がる。
追撃を仕掛けられなかったのは惜しい所か。

物凄い勢いで九節鞭を回す烈海王。
あまりに速すぎて何を回しているのか観客には見えない。
そんな九節鞭の一撃を、刹那の見切りで三寸だけ退いて躱してみせる武蔵
ううむ、やはりこの見切りの凄さが宮本武蔵でありますなぁ・・・!!

速いッ。速いのは――先端のみ!!!
操作する腕の軌道き自体は――いたってなだらかなり!

鞭の先端は目で追えない。それは郭海皇も保証する。
ならばそれを操る腕の方に注目すればいつ攻撃が来るかも予測できるという寸法ですな。
しかしそれでも武器の間合いとか目測で良く計れるものであるよ。

さて、剣を地面に突き刺して両手を開ける武蔵。
その揉み手には何か意味があるのだろうか。もみ・・・もみ・・・

揉み手の効果によるものなのかどうなのか。
鞭の危険域を見切り、腕で絡めてから先端を掴み取る武蔵。
回転が足りてない状態からの一撃ならば恐れることもないということか。

掴んだ後は一気に引き寄せ、烈海王の手から九節鞭を奪い取る。
武蔵が手にする九節鞭。これはどういったことになるのか。
そしていよいよ武器が尽きたのか拳法の構えを取りだす烈海王。
そろそろ接近戦が始まりそうな感じでありますが、さてさてどうなりますか。
剣を手放している今がチャンスな気もするが、それだと意味ないとか思っちゃいそうで難しい所ですな。

・実は私は
新学期になっても相変わらずの様子の藍澤さん。
頑張って諦めようとしているのは分からないでもないですが、信用がどんどん下がっていってる気がしますぞ!!

どんな形でもまた三人の時間を作りたいという藍澤さん。
余り気負わずに作ればいいのではなかろうか。
というか葉子さんを交えずに朝陽とばかりそういう会話をするのはむしろよろしくないのではなかろうか。

それはそうと、物騒娘こと桃地ちゃん登場。
相変わらずの突貫娘というか何というか。体当たりなスタイルですなぁ。
藍澤さんが取り出したのは鎮痛剤なのかどうなのか。
傭兵らしい備品といえなくはないが、謎の解説が入ると途端に不安になりそうでやっぱり怖い。

恋愛対象は岡に移ったけど、ふとしたらまた朝陽に戻って来るんじゃなかろうかと思える桃地ちゃん。
決して朝陽の好感度が下がってフッたわけじゃないですからねぇ。
何か好感度上げるようなことをしでかしたら容易く惚れ直して来そうである。

桃地ちゃんを一目で忍の者と見破る藍澤さん。さすが!!
いや、まず見たら分かることである内容の指摘だということに気付かないと・・・!!

相変わらずのノリの藍澤さんはさておき。
朝陽は桃地ちゃんの髪飾りやスパッツ、武器を所持している点に着目する。
ああ、やっぱり凛ちゃんとの共通点多いですよね。やはり同じ秘密を持っているのだろうか・・・?

そんな指摘はさておき、恋愛脳な桃地ちゃん。藍澤さんが恋していることを指摘する。
それはいいのだが、渚さん恥女力高いからってどういう話なのだ。恥じらい娘は恋しやすいってことなのか!?
いや、確かにカリスマ痴女も恋する乙女に恥女力が身に付くようなこと言ってたし、獅穂さんもそれで特訓してたか。

キャッキャッと好きな相手についての談義に花が咲きそうな様子。
ふうむ、これが世にいうがーるずとーくという奴でありますか。
男子であり、当事者でもある朝陽としては確かに聞いてていたたまれなくなりそうな状況ですわな。
そして更に藍澤さんを焚きつけるようなことを言いだす桃地ちゃん。大事なのは愛ですよ!!と。
うん、まあ大事でありますが思い込みの激しい藍澤さんにその言葉は・・・

回り込んだ桃地ちゃんとの衝突回避壁ドン。
これで再び恋に落ちかける桃地ちゃんはさすがというか何というか。
変わり身の術で同じポジションになった藍澤さん。こっちも相変わらずというか何というか・・・てか壁ドンしてないのに!!

諦めよう諦めようという想いが強すぎて逆に吹っ切れなくなってそうな藍澤さん。大変ですなぁ。
それにしても桃地ちゃん、身体能力だけじゃなく、術もしっかり使えるんですね。さすが忍者。

火遁がありなら火器もありと考える藍澤さん。
繋がりの部分はまあ間違ってないが、間違っているのは火遁もNGって部分だ!!
単独でも物騒なのに、2人揃うと物騒が倍増して大変ですなぁ。

話の流れとはいえ、物騒に命を狙われ、そしてフラれる朝陽。
これが俗にいう、モテる男は辛いという感覚でありましょうか・・・理不尽!!

予想通り色々とかき回してくれる桃地ちゃん。
しかし藍澤さんとは一体どのような関係でありますのか。
聞いた話という言い方からして直接の面識はないが、よく知っている感じではある。
もしかして未来だと色々と有名人だったりするのかな藍澤さん。
地球との懸け橋になってそうな気はしないでもないですが。

・鮫島、最後の十五日
雨の降りしきる中、空流親方の墓石の前で佇む阿吽。
そして仁王さんが懐から取り出すのは鋏。髷を落とす際に用いる鋏である。

文句は言わせねーぞ・・・オヤジ・・・
あっちでゆっくりおかみさんと酒でも呑みながら、安心して見てろ・・・

そう述べ、自らの手で一気に髷を落としてしまう仁王さん
おぉ・・・まさか自分の手で落すとは・・・
まあ、落としてもらえるはずの親方がいなくなった以上、他の誰にも手を入れさせたくないという気持ちは分からないでもない。
でもどうせなら一心同体の仁王の片割れである吽形さんに落としてもらいたかった気はしますなぁ・・・

ヤマ行って引退した、白水さんや鯉太郎も頭の上がらない兄弟子であると説明される吽形さん。
まだ新弟子たちにはヤマに行くという意味が伝わってないのか。
というかそういう言葉が普通に出るマコ姉が染まり切っていると見るべきか。
何はともあれ、その吽形さんにも仁王さんがいきなり髷を落とすのは予想外だった様子。
まあ、決心の方は理解していたみたいですけどね。

俺はこの部屋を継いで親方に・・・空流になる

やはりそう来ましたか。今この部屋で親方になれる資格があるのは確かに仁王さんだけでありますしね。
しかし大関取りを目前に、横綱に向かっての道が見えてきたこのタイミングで引退というのは・・・何とも。
本人はもう納得している。空流親方の為に相撲を取ってきた部分が大きいわけですし、それならばという意識は大きい。
だが、楽しみにしていた弟弟子たちにしてみれば・・・納得は出来ない。
自分達の為に道を誤らせたのではないかという思いも生じてしまう。

相撲好きでしょ!?何より大好きでしょ!?
相撲を・・・大好きな人間が・・・相撲を捨てちゃダメだって・・・

仁王さんに掴みかかりながら涙する鯉太郎。
その涙に空流親方の言葉――空流部屋は不器用な奴らの希望でありたいという言葉が思い出させられる。

バカヤロウ・・・捨てるんじゃねぇ。捨てたくねーんだ・・・
お前の言う通り俺は相撲が大好きだ。力士に誇りを持っている。
だがよ・・・その好きな相撲よりも・・・俺はオメーらが・・・この部屋が・・・大事だ
オヤジの守ったこの場所を・・・お前らアホな弟たちとカワイイ妹の居場所を・・・
これから出会う上手く生きられねぇ奴らの居場所を・・・守らねーとよ・・・
オヤジの続きは俺が受け継ぐ。俺の続きはお前らに託す
守っていこうぜ。オヤジの残した空流部屋を・・・

仁王さんの言葉には感銘させられる。
それは誰よりも空流親方を慕い、空流部屋を想ってきた男の言葉であると実感させられる。
鯉太郎たちも仁王さんがこの重い決断をするということは本当は分かっていた様子。

1人・・・誰よりも狼狽していた仁王さん・・・
あの時に仁王さんはオヤジの跡を継ぐ・・・俺たちを守る覚悟をしてたんだと思う。
俺らは・・・その覚悟に・・・覚悟で応えようと思った

親方を亡くした衝撃は大きい。
しかしそれで燻って空流の灯を消すようなことがあってはならない。
覚悟を決めて空流の意志を受け継いでいく。それがこれからの戦いでありますな。

というわけで、翌日。このことは新聞にも大々的に取り上げられることとなる。
仁王さんも大関取りを目前とした期待の日本人力士でありますし、知名度はそれなりに高い。
その存在が電撃引退して親方襲名である。話題になりますわなぁ、これは。
それにしてもそういう話がある度に新聞にコメントを寄越す猪木は逞しいというか何というか。

相撲協会としては大きな痛手と考えている。そうでしょうな。
しかし新寺親方と理事長である虎城親方が快諾することで仁王さんの空流襲名は問題なく行われることとなりました。ほう。

前までの小物っぽさが残っていた虎城親方の様子はどこへやら。
全責任は俺がとるとまで言ってくれるこの頼もしさ!!
BURSTで息子の王虎共々一皮むけた感じでありますな。嬉しいことです。
この頼もしさならば理事長に就任できたのも頷けるというものです。いいデレ方だ・・・

仁王さんの引退は残念であるが、家族の絆はいっそう強固となった。
ここから良い調子で成長していって欲しいものであります。うむうむ。

・Gメン
乱入してきた伊達さんのおかげで無事だった勝太。
一夜明けてG組では罠に掛けられたことを友達にイジられている。
無事に済んだからこそのイジりでありますな。気のいい仲間だ。
学習能力0なのはまさにその通りなので勝太も何も言えますまい。

梅田くんとしては八代兄弟にフクロにされ、何もできずにいたことを後悔している様子。
まあ、今回の件で八代も大人しくなるんじゃなかろうか。

坊主頭で裸の大将みたいなカッコした男が建物のてっぺんからジャンプして助けてくれた
その言葉だけで浮かぶ印象なんてこんなもんですよね。実にコミカル。

そんな話をしていると話題の人である伊達さん登場。
坊主頭なのは間違いないが、裸の大将呼ばわりはちょっとどうであろうか。
それにしても随分と恐れられているようですなぁ伊達さん。

2年の先輩である伊達薫
天気もいいしということで勝太をツーリングに誘う。
授業をサボるのはアレだけど、ちゃんと双方にヘルメットを被らせる辺りはきっちりとしてますな。
というかヘルメット被ると頭が大きく見えるせいか、勝太がやけに可愛く見える。

伊達さんこと薫君は恐ろしく強いと評判。
中学の時は3つの学校をシキってたという。
空手をやっており、昔通ってた道場を自分で潰したという話もあるそうな。ほほう。
だが、薫君が恐れられている本当の理由は別にあった。

伊達さんはな・・・あの人は・・・
ガチホモなんだ・・・オネエとかBLとかそんな生優しいもんじゃねぇ・・・ガチホモなんだよ!!

よもやの見開きガチホモ宣言!!
ああ、だからセンターカラーで背中にバラ背負ってたわけでありますか・・・
バイクで二人乗りなんだし、勝太にしがみつかせるのは当然ですよね。
しがみつかせて嬉しそうにしてたりするのもガチホモ的には当然ですよね。フフフじゃねーよ。

というわけで海にやってきた2人。これはまたロマンティックな。
ロックオンされることとなった勝太はこれからどうなるのでありましょうか・・・

予想もつかない流れとなったGメン。
まさかGメンのGってそういう意味だったのか・・・!?
ガチホモメンというかゲイメンというか。後者は言葉の響きも合ってて色々と困る。
何というか、色々と気になることになってきちゃいましたぞ!!!

・侵略!イカ娘
生活のサイクルが乱れると大変ですよね。
しかし寝ながらもしっかり活動できるのは凄い。

不良だけど弱い者には優しい。この街は良い子が多くてよいですなぁ。

・羽恋らいおん
光速の告白には光速の拒否で返す。
ある意味当たり前の行為を受けたレオ。
それはさておき、その相手である女子は女王と呼ばれる存在。
弱小の部をわずか1年で県ベスト16にまで成長させた確かな指導力を持っている。
その名も――羽根の女王、鈴蘭薫

バドミントン部2年マネージャーである鈴蘭さん。
実力はありそうだが、選手ではなく指導者という立場でマネージャーをやっている様子。

バドミントンは狭いコートの中、初速400キロの弾丸飛び交う地上最速の球技!!
それゆえか小さな1つ1つの技術がはっきり勝敗を分けてしまう、いわば玄人のスポーツ!!

その技術を身につけるには浮ついた心のヤツは邪魔であるとのこと。
指導者的にはとても正論でありますな。
しかし入部をしたいというレオに取りあえず試合をさせる鈴蘭さん。
存在がウザいとまでいいつつもその実力は気になるようですな。

だが、約1年まともにシャトルを打ってないことで羽根を打つ感覚を忘れているレオ。
フォームもフットワークも基本となる部分がまるでなっていないのだからこうなるのも当然か。
本来は反復練習で簡単に忘れないように体に刻むものであるのだが・・・
なまじ才能が凄いというか、モチベーションが技術を凌駕するタイプだったからなぁ。

女の子と約束しないと力を発揮できないレオ。色々と素直というか単純なヤツだ。
その単純さもいい方向に示せればよいのでありますが・・・

指導者としての評価の高い鈴蘭さん。
技術的にはてんでダメダメなレオであるが、ちゃんと最後までシャトルを追う姿勢はしっかり評価してくれます。いい人だ。
そして厳しい態度を取りながら送られるアメ。なるほどこれがムチアメということか。これはなかなかに破壊力がある。
まともに受けたレオはひとたまりもありますまい。ただでさえ惚れっぽい子だというのに!!
当の本人はその効果に気付いていないというのもまた良い感じだ。

鈴蘭さんの指導とモチベーションの向上により強烈なスマッシュを決めるレオ。でもアウト。
確かに話の流れ的には決まりそうなものであったが・・・まあ、とりあえず入部は認められたし良かったんじゃないかと。

鈴蘭さんからダイヤの原石と認められているレオ。いい感じではないでしょうか。
今までの出会いは悪すぎたわけでありますが、今度はしっかり頑張っていただきたい。
しかしその結果捨てられることとなった権左エ門先輩が可哀想でならないのだが・・・一期一会という奴か。切ないねぇ。

・囚人リク
絶望的な空気が漂う拘禁部屋。
そこに現れたのは見慣れた看守服。ふむ、ようやく全裸空間から解放される時が来たようでありますな。
出ろとの命令に応じ部屋から出てみると・・・そこで見られるのは強制労働場の光景。
囚人たちが土木作業を行い、怠る者、倒れた者には看守からのムチがとぶ。うーむ、何と絵に描いたような奴隷就労。

着替えて掘れ。質問は一切受けつけん。以上だ。

それだけ伝える看守。わけもわからないまま働かされるリクたち。
全裸から解放はされたものの、これは厳しいですなぁ・・・
さすがに寝て暮らさせてくれるようなことはありませんでしたか。

労働によって絶望的な気分に浸る間もなくなるという利点はなくもない。
まあ、そのうちに疲れ果ててしまうことになりそうでありますが・・・

特に何も知らされずに労働させられるというのはストレスが溜まる。それを爆発させるレノマさん。
しかし絡んできた囚人を脅すことで情報の入手に成功する。
がんばっていれば上に行ける奴もいるという。暗い地下ではなく陽の当たる地上で労働できるという。

地上の、ケシ畑で・・・

なんと鬼道院の悪行の証拠たるケシ畑。そのすぐ下に送り込まれていたとは・・・!!
これは逆に鬼道院打倒に近付けたということではなかろうか。
何も情報がないところから、一気に核心に近付いたと考えられなくもない!!
まあ、どうやってその証拠を得て脱出するかという話でありますが・・・

地獄島とは関東平野の一角を立入禁止にして出来上がった陸の孤島のことでありました。
そこにケシ畑の巨大プラントを建設し、更にその地下にトンネルを掘り進めている。
テロを起こすため、都市の重要拠点にすぐ攻め込むための道を確保しようとしているのだろうか?
そして間もなくそのトンネルも目的地まであとわずかでたどり着くという。ううむ、順調だなぁ鬼道院の野望。

鬼道院の悪行を追う田中一郎たちをわざわざその拠点に送り込む。
絶対に逃げ出されることはないという確信でもあるのだろうか?
一度完敗したわけであるし、甘く見られているのかもしれない。
ならばこれはリクの言う通り、おじさんの導きと考えていいかもしれませんな。

やってやる・・・

絶望に至りそうになっていたリク。しかしその闘志は再び燃え上がろうとしている。
逆転の目がまだあると分かったのならば戦わないわけにはいきませんわな。
しかし脱獄の困難さは極楽島以上になりそうですが、果たして上手く果たすことができるのか・・・注目です。

・ハリガネサービス
遂に勝ち取ったレギュラーの座。
これには下平くん自身もビックリの様子。
しかしここで異議を唱えるのはやはりこの人、大船先輩。
過去の自分の経験から抱く先輩への想い、チームへの想い故に口にしなければならない。いいんスかそれで、と。

確かにこいつのサーブはすげースよ。けど、万全じゃない人間はコートに立つべきじゃない。
次にコイツが跳び損なう時がこの代の終わりになるかもしれないんスよ?

立ち上がりそのように述べる大船先輩に対し・・・下平くんも立ち上がる。

万全の状態ではないと言われるが、右足のケガ自体は完治している。
しかしそのトラウマは克服できておらず、どうやったら治るかの見込みもついていない。
もしかしたらこの先また皆に迷惑をかけることになるかもしれない。

だからせめて・・・勝ちます
サーブと片足跳びスパイクと高代先輩が教えてくれたブロックで。
どんな相手も切り崩して、跳び損なった分も取り返します!!
もちろん僕一人の力で試合に勝つことはできませんけど。
だけどこのチームでなら。こんな凄いメンバーならきっと勝てます!
まだまだ先輩達に教えてもらいたい事たくさんあります。
8月のインターハイ優勝するときまで、僕達にバレーを教えてくれませんか

前向きな想いを口にし出したと思ったら、先輩達も驚くようなことを口にする下平くん。
インターハイの優勝。即ち日本一になると言っているのだ。
インターハイ出場を目標としていた先輩達にしてみればビックリして当然のことでありましょう。
まあ、野々原さんとしてはその目標自体に違和感があったみたいですけどね。

桐城や駿天堂が優勝目指してやってんのに、出場目的の俺達が勝てるのかって。
俺達も出場じゃなく、優勝を目指そうぜ!!

確かにその辺りの志の違いってのは結果に出そうな気がしますよね。
曲がりなりにも結果を出してきている高校なんだし、ここは大きく出ていきましょうや!!

下平くんの思わぬ言葉に大船先輩もまた心を動かされている。

そんなシンプルなことだったか。
1年だとか3年だとか万全だとかそうじゃねーとか関係ねえ。
1年前のあの時、勝っちまえばよかったんだ。
そうすりゃ先輩と一緒にプレーすることだってあったかもしんねーのに

大船先輩の後悔は自分が出場することで先輩の出場の機会を奪い、負けたことにあった。
だが負けなければどうだったか。富永先輩が望んだ勝利を得ることが出来たのならそんな後悔もせずに済んだのではなかろうか。
まあ、あの敗北があったからこそ先輩を大事に思う今の大船先輩が出来上がったわけではありますが。
今度は下平くんの、後輩の言葉を受けて更に新しい大船先輩が出来上がろうとしている様子。

やりましょう。勝ちましょう!!!今度こそ!!!

ともすれば無謀に思える下平くんの言葉であったが、いい感じにチームに浸透していっている。
そこに山縣先生の一言。日本一になるには練習量が足らんな、とのこと。

もしお前達が本気なら、予選開始までの2週間校内で合宿をはる。
かなりきつい練習になるが、やるか?

そのように言われれば返事に迷うこともない。もちろん肯定だ!!
日本一を目指すというモチベーションの向上。
間白たちは既に抱いていたようであるが、その意識を部全体で持つことが出来た。これは大きい。
レギュラー争いでギクシャクしそうだった人間関係も下平くんの一言のおかげで一気に吹っ飛んだ様子。
部全体で一丸となって目標に向かう。その意識を持って合宿に臨む。いいタイミングでありましたなぁ。
チームの絆も深まるでしょうし、一気に強くなるのではないでしょうか。

というわけでわずか1ページちょっとで合宿終了。早ッ!!
日常イベントとか色々出来そうな感じだったのに思い切って飛ばしましたなぁ。
そしてその勢いのままインターハイ東京予選初戦がはじまることとなりました。

豊瀬は1月の新人戦でシード権を獲得しているため、初日のリーグ戦は免除されている。
初戦の相手である私立冬樹高校は無敗でリーグ戦を勝ち上がったようであるが・・・何となく気の抜けた感じがしますな。
豊瀬のシードをたんにくじ運が良かっただけと侮っているようでは・・・
いやそれにしても、何というか。ガラ悪いな豊瀬!!
主に五十嵐先輩と大船先輩のせいな気もするが、何ともガラの悪い雰囲気である。
まあ、ここに山縣先生が混じってないだけマシと考えるべきであるか。

冬樹には下平くんの中学のバレー部同期がいる。
となればもちろん下平くんのサーブのやばさは知っている。
けど、あの凄さは口で言っても到底伝わらないでしょうからねぇ・・・
ただでさえ相手を侮っている冬樹の先輩達には言うだけムダな感じがある。

てなわけで次回からはインターハイ予選が開始となります。
合宿を経て成長した豊瀬の力はどれほどのものか。楽しみでありますな。

・毎度!浦安鉄筋家族
凄い食べ方をする。と思ったがノムさんと一緒の時はキレイに食べるペロちゃん
対決とかではなく一緒に楽しんで食べる大食い女子2人。いい光景ですなぁ。美しい!!

・ドカベン ドリームトーナメント編
山田の強肩を知っていながら果敢に盗塁に挑戦する赤一郎。
変化球ならばスピードも落ちるしいけるとふんだようだが・・・結果は失敗。
要求したのは変化球の中でも1番速球に近いスライダー
それをクイックで投げたのだから刺されるのはまあ当然だったということでありましょうか。

さて、2回の裏のスーパースターズ。打順は五番の長島から。
この試合は長島、義経、賀間と続く一発屋打線
ふむ、賀間はさておき他の2人は一発以外の技術もありそうなんだがなぁ。
藤村甲子園も前の義経、山岡、足利の打線の方が嫌だと述べている。
一発屋がいいか足がある打線の方がいいか・・・
まあ、甲子園の場合はまずホームランを打たれないからという考えもありそうだ。

果たしてこの回に剛球が出るのかどうか。
始めて投げたストレートは剛球ではなく速球。
138キロではさすがの剛球とは言えませんわな。
うーむ、こうなってくると本当に剛球があるのかどうなのか・・・

ともかく長島を打ち取った剛球仮面。
続く義経にも速球を投げるが・・・これを捕らえる義経。
打球は右中間に高々と上がったが入るのかどうなのか。
土井垣の打順変更が吉と出るかの場面でありますな。そう言うと出なさそうで困る。

・行徳の漫画家とイトの日記
頑張って48個あげてみるところが偉いと言えば偉い。
ささきいさおとおみこしの件は気になりましたな。

一気に走り抜けてしまった感じのあるイトの日記。やはりテーマがあやふやだったのが難しかったのか。
女の子はかなり可愛くなっておりますし、次回作の展望に期待したいところです。

・マジカロマジカル
スカンクの屁の直撃はキツイ。
が、頑張って2人を連れて脱出してくる狼一。
他の2人以上に嗅覚が発達してそうなのによく頑張った。
倒れたところにサボちゃんがいたという偶然があったにしてもよく頑張った。

臭さで吐いてみたりする朝ちゃん。
倒れた時の表情が雫ちゃんとは大違いだったり、そういう担当なのでありましょうか。

それはそうと鳥の方の攻撃。
舞い散る羽根が分身となって襲い掛かる。これはなかなか厳しい。
幻覚ではなくそれぞれに実体がある感じか。

高い所から悪臭の場所に落とされて限界を迎えつつある簓ちゃん。
魔法少女から生み出されたマジカル・パートナーは魔法少女の影響を受けるようですな。サボちゃん激ヤセ。

元々心も身体も弱い子供だった簓ちゃん。
だから自然と魔法少女と言う強い力を持ち、弱い者を守れる存在に憧れを抱いていたらしい。
そんなある日、開花した。ほしくてほしくてたまらなかった誰かを守れるはずの力。
しかしその能力は――逆にまわりの人たちを傷つけた
簓ちゃんに開花したその能力は制御不能の強すぎる能力だったのだ。

簓ちゃんが能力を発動したのはその時が最初で最後。それからは使っていないらしい。
チームを組んでくれた朝ちゃんや雫ちゃんが特別な存在であり、その2人を傷つけるのが何より怖かったわけですな。
ふうむ・・・何というか、色々と寂しい子である。
寂しがり屋な感じであるが、相手を傷つけるぐらいならばと閉じこもってしまうわけか。
パートナーがサボテンの姿になっているのもこういった心の表れであるわけですな。

すごく、さみしかったよ
ねえ。雫ちゃん、朝ちゃん・・・私にもしこんな能力じゃなくて2人みたいな能力があって。
・・・私がもしこんなに弱くなくいぇ2人みたいに強かったら。
もしかしたら今でもチームでいられたのかな。

もう十分と言いながらもやはり求めてしまう簓ちゃん。
鋭い針で覆っていても温もりを求めてしまうということでありましょうか。

望むのであれば望むのがいい。
それに応えてくれるのがチームであり、雫ちゃんたちである。
傷だらけになりながらもきっちりと駆けつけてくれる雫ちゃんたち。いい仲間に巡り合えたものである。
想いを吐き出せたわけですし、ここからは能力の方も制御出来ていけるといいですなぁ。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
桐島静香さんに憑いていたのは思わぬ大物、死神でありました。
霊が存在する世界ならばそういうものがいても不思議ではないか・・・

死神曰く、桐島さんは今日8時20分心臓発作で死ぬことが決定されているらしい。
元々心臓が弱かったのに警察の激務をこなし、仲間にそれを悟られないよう無理をしてきたのが祟っている様子。
うーむ、仕事人間にありがちな話といえなくはないが、怖いなぁ。

死神は元人間であるとのこと。
人間の身でどうして死神になったのだろうか?
死んでからスカウトされるとか何かあったりするんだろうか。ちょっとその辺気になるんだけどどうなんです?

まあ、蛍ちゃんとしてはそれよりも先に解決すべきことがある。
桐島さんに死なれては困るので死の運命を変える方法が無いか尋ねる・・・が、ムリだなの一言。やっぱり?

恐れることはない。いずれ皆いくのだ

そりゃ大局的に見ればそう言えるでしょうけど、人生やり切ってない状態で死ぬのとやりきって死ぬのとでは大きく違うでしょうと。
数多の人間の死を見てきただろう死神としてはそういう観念になるのは分からないでもないが・・・
というかこの死神さんはいつ死んだんだろうか?死んだ時の姿なのか若返っているのか・・・やっぱり気になるなぁ。

その死神が逆に気になるのは蛍ちゃんの持っているスマホ。
どうやらずいぶん昔――60年代の人だったらしい。
その時代から見れば科学技術の発展は信じられないほどでありましょうなぁ。
そんな相手に専門用語満点の解説をしてもさっぱり分からないと思いますよ蛍ちゃん。

チキンレースの結果ブレーキが壊れてかからず死亡したと語る死神。
やはり死亡した当時の姿でいる感じですかねぇ。しかしどういう基準で死神になれたのか・・・謎だ。

ともあれスマホに興味を示す死神に対し、あげましょうかと持ち掛ける蛍ちゃん。
そのかわり桐島静香さんを助けて欲しいと述べる。

・・・いいだろう。そのかわり、かわりの命が必要だ。命の数は変えられない
8時20分。この部屋に入ってきた最初のもの・・・その命をもらう!!

個々の命の価値は変わらず数だけが重要ということでしょうか。
なんだかずいぶんとアバウトな感じですなぁ。
というか命をもらうって、どういう風にもらっていくつもりなのだろうか。
死神にそこまでの裁量権があるのかどうなのか・・・色々と気になってしまう!!

それはさておき、大変なことになりました。
このままでは桐島さんの代わりに誰かが死んでしまう。楓ちゃんも病室に向かってきているようですし、危うい。

蛍ちゃんも何とか手を打つために外部と連絡しようとするが、電話が繋がらない。
どうやら死神が不思議な力で通話を制限している様子。
ふうむ、小動物の命はダメであるか。犬猫はさておき虫なんかだともうすでに入ってきてるかもしれないですしねぇ。

人生は・・・賭けの連続だ・・・それもすべて運命だ・・・

どうやらこの死神、賭け事が根っから好きな様子。
それで死ぬこととなったというのになぁ。これが本当の意味で死んでも治らないってやつか。
しかしそんな死神も裏をかかれることとなる。
病室に現れ、命をもらわれることとなったのは・・・大量の花!!

ネットで注文したんですよ。友達にそれを受けとるようメールで頼んで持ってきてもらったんです。
これは賭けでしょう?小動物はダメでも植物はダメとは言いませんでしたよね。
賭けはベースが同等な人間で初めて成り立つ。アナタと私じゃ生きてる時代が違うんですよね
約束ですよね?桐島静香の命は助けてください。

命の数は変えられないといいつつ大量の花の命をもらった感じのある死神。
その辺りは気になるけど、完全に一杯喰わされた感じになりましたなぁ。
ネットとかメールとかも分からないだろうし、ネタばらしされても何されたか分からない状態ってのは厳しそうだ。
そりゃ苦しそうなうめき声もあげますよね。うううう。
どうでもいいが初見ではララララにみえて何を歌いだしたのかと思ったものでありますよ。

負けを認めたのか姿を消す死神。良かった良かった。
ちなみに植物を運んできてくれたのは楓ちゃん。
蛍ちゃんの指示に逐一従い、巨大な花鉢をここまで運んで来てくれたらしい。
うーむ、何というか便利に使われているというか何というか。素直に言うこと聞いちゃうのが可愛いなぁ。

結局なんだかんだ言ってスマホを持って行った死神。まあ、そういう約束だったし仕方がないですね。
しかし解約したことによって使える機能は大幅に制限されてしまうわけでありますが・・・
まあ、言わなければそういう機能があることも分からないだろうし平気か。平気・・・かな?

バラバラにされて一時はどうなるかと思った圭一さんも元通りになっている。
コミカルな感じであったがやられた圭一さんにしてみれば業火に焼かれるような想いだったらしい。
それはまあ何というか・・・助かって良かったですね。うん。

ともあれ桐島さんの命を救うことに成功した。これは大きい。
そして桐島さんから聞かされる話は東京で頻発する行方不明事件の未捜査案件
圭一さんと桐島さんの2人はそのうちのいくつかに関連性があるんじゃないかと考えていたそうな。ふむ。

その詳しい内容については次号という流れでありますな。
いよいよ事件の大きな手掛かりに結びつきそうでありますが・・・はてさてそれはどのようなものでありましょうか。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
解き放たれた魔人はイネスにも襲い掛かる。
花嫁とされているマリルーは大丈夫かもしれないが、イネスの命の保証はされませんなぁ・・・
腕がプロペラと化しているので正面からの銃撃は効果が薄い。
どうにか回り込むなりしないと体に当てることはできなさそうである。

イネスたちが大変な中、一足先に窮地を脱したトミナガたち。
ベースに戻るよりもキャンプを楽しむみたいな状況になっている。
ふうむ、一度危機を乗り越えたことで楽観的になっているのかどうなのか。
トミナガとしてはモリオとのバトルで携帯食や飲み物がダメになった分、食料の確保に努めたって部分もあるか。

オタ的に集めていたサバイバル知識を披露するトミナガ。
知識を披露するだけならアレだが、実際に役立てるとなると好感度の上りは大違いですよね。
マユちゃんからカチューシャを頂いたりと好感度上がりまくり、恋人フラグ立ちまくりであります。ハハハ。

前髪をアップにしてまとめるトミナガ。
それを厳しい目で見るマユちゃん。何かあかんかったん!?
いや、見ているのはトミナガの後ろ。いつの間にか現れたゾンビ・・・ゾンビ化したカイリーである。うわぁ。
一難去ってまた一難。この島に居る限りは簡単に安寧は訪れそうにありませんなぁ・・・

さて、スーパーモデルのローラ。
こちらはジャングルに入り込み過ぎて道を見失っている様子。
ベースとも連絡がつかないし普通に迷子でありますな。
それだけならそこまでの危機ではなかったのだが・・・ココゾンビと出くわしてしまうローラ。
撮影で随伴していたADは食われ、一人逃げ出す。しかしその前に立ち塞がるのは他のゾンビたち・・・

どうやら被害が加速的に広まっている様子。
モリオが足止めされているから大丈夫かとも思ったが・・・甘かったか。
ジャングルに入った者たちは壊滅していると見てよいだろうが、どれだけの数のゾンビが生み出されることとなったのか。
いよいよ悪夢の始まりとなりそうですなぁ。

・クローバー
お互いが絶対に勝つという想いを胸に死力を尽くす大将戦。
ここでハヤトの飛び膝蹴りが高虎の顔面を直撃。
かなりの大技であるし、吹っ飛ぶような倒れ方をしているし、決定打と見ても良いと思える。
仲間達も勝利を確信している。よっしゃあ!!

額が割れて出血するほどの打撃。
しかしそれでも強がりを言いながら立ち上がってくる高虎。
ハヤトとしても完全に決めたはずなのにこれは厳しい。
終わったと思ったところに立ち上がってこられる疲労感は大きいですわな。

とはいえ立ってるのがやっとという状態の高虎。
味方であるはずの春木からしてもう終わってんなと諦めの様子。
そんな冷たい春木に花京院から一言。なぜ高虎が立ち上がれるのか。それは――

オマエのためだろが。
アイツはオマエのために戦っとんじゃ

人のことではあるがちゃんと理解している花京院。
逆に春木、利用するために会いに行っただけでそこまでのことはしていないとの認識である。
そのたまに会いに行っただけというのがどれほど有難い事だったか・・・
これは高虎のような人間でなければ分からない話でありましょうな。

いずれにしても高虎は春木のために戦っている。それは間違いない。
そして花京院は述べる。ワシらもそうだし、美咲達もそうじゃと。

みんな誰かのために戦っとんじゃ

個人の想いだけでは戦い続けられなくても、誰かの為にという想いがあれば立ち上がることができる。
強い想いを背負った両者の戦い。これを見て春木はどのように思うのか。
何か変化が生じればよいですなぁ。

・辻浦さんとチュパカブラ
別荘を用意してもらったりはするが、足代を出してもらうつもりはないらしい。
いい感じの距離感を保っているというところだろうか。

テンションの高い女子たち。奈々子ちゃんも普通に参加しているのですな。

辻浦さんの件が主目的だが、同性の友達を作ることにも興味がある様子の僚。金持ちキャラらしい話ですな。

さすがに辻浦さんの水着姿はポイントが高い。
はてさて、このアピールタイムでどこまで仲が進展することか。

・私のお兄ちゃんはサイボーグです。
福地カミオ先生の集中連載開始!!
命を失ったり人でなくなったりと重い話のはずなのにそう思えない。
本人がそれで楽しめているのなら問題ないって話ですよね。うん。妹は大変ですけど。
まあ、妹の和ちゃんとしてもお兄ちゃんがいてくれるだけで嬉しかったりするみたいですし・・・いいんじゃないかね。うん。

・錻力のアーチスト
回は進んで8回裏の終盤。
1対1のまま互いに追加点はなく、延長の可能性も見え始めてきた。
ここまで来ると桐湘の強さも、春季大会ベスト8という結果もマグレではないと認識される。
嬉しいことではあるが、それに満足しててはいけませんわな。

永源の球威は8回になっても衰えを知らない。
怪我によるブランクがあるが、その間くさることなくトレーニングを積んできた結果である。
本当、この人はどこまでもストイックですなぁ。

さて、さすがの麻生西の監督もここまで1点しか取れてない現実から之路さんのことを認めだしてきている。
たまにポカをやらかすせいで力が測りづらいってのは素直な感想ですなぁ。

ともかく1点。1点でいいから取りに行きたい麻生西。
1点勝ち越せば後は永源が仕留めてくれる。その絶対的な信頼が見える。

というわけで9回表の麻生西の攻撃。打順は一番の氏晴から。
この氏晴も3年生であり、ここで終われないという想いはやはり大きい。
そして最後になる夏の大会に永源が間に合ってくれたことを嬉しく思っている。

永源と一緒に3年の最後の夏の大会を戦えることがたまらなく頼もしかった。
2回戦で。こんな所で・・・つまづいてられるか!!

想いを込めたバッティングが三塁線を襲う。
強烈な打球。これを体で止める弐織。さすがの筋肉だ。
氏晴必死のスライディングも実らず・・・アウト!!惜しい所でありましたな。

続くは二番の荘子。
3年生たちと違い、どうにも相手を軽視するクセがある。
永源としてもそういうクセを嗜めるために試合中にわざと荘子のところに打たせたりしている。
そうやって鍛えられた成果を、その力をまだ出し切っていない。このままじゃ終われない!!

想いは強かったが、それでもやはり3年の最後の夏にかける想いには及ばない。
之路さんの気合の入った球を打つことが出来ず、三振。ツーアウトとなった。

しかし続く三番の八起は3年生。氏晴と同じく永源のために、このチームで戦い続けるためにという想いは強い。
何としても1点を取るという信念で打席に立つ。
その気持ちが実ったのか、長打ではないもののレスト前ヒット。
勝ち越しのランナーとして出塁に成功する。うーむ、さすがにしぶとい・・・

そして迎えるのは同じく3年の崑野。
永源にハデなガッツポーズをとらせてやるよと息巻いている。
さてさて、ここをしのぎきることができるだろうか・・・

やはり3年生の最後の夏にかける想いはどの高校も同じようですなぁ。
麻生西も当初は永源に頼ったワンマンチームの印象でしたが、そうでない感じが見えてきました。
相手校が熱いのはいい。いいのだが・・・見ていて怖くはある。果たしてどうなることか。

・黒虎
洋くんが止めるのも聞かず、怪我をおして歩き出す祈殿。
表に出てみれば虎鉄と雪丸が殴りあっている場面を目撃する。おやおや。
まあ、殴りあうというか虎鉄が一方的に殴られている状態でありますが。

止めようとする祈殿。それを止める佐之助。

あれは寅の字の勝負だろーが。てめェの出る幕じゃねェんだよ

これに関しては佐之助の言い分が正しいですな。
意外とこういう配慮をしてくれるから頼もしい男である。
雪丸の月歌流を見たいという思惑もなくはないんでしょうけどね。

殴りかかる虎鉄の腕を受け流し、手刀による一撃を重ねていく雪丸。
この手刀こそが無刀の剣士と呼ばれる由縁である。
肉の薄い小手を打たれ、右手の自由が利かなくなる虎鉄。うむ、さすがの腕前ですな月歌流。だが・・・虎鉄は諦めない。

なにがなんでも叢雲は返してもらう。そのように述べる虎鉄。
そうは言われても雪丸としては逆になにがなんでも必要であり、返すことは出来ない。
何よりも大切な人の命がかかっているのだからそれは仕方がない。
しかし虎鉄に対し、お前にはどうでもいいことだから見捨てるぐらいわけないなどと言いだすのは・・・

どうでもいいわけないでしょーッ!!!?

そう、どうでもいいわけがない。そこを見誤るほど曇ってはいない。
しかしそれでも叢雲を渡すことはできないと語る虎鉄。それは結局どっちが大切ということなのか。

全部ですよ・・・!!"なにが一番大切か"なんて・・・拙者には決められません・・・!!

堂々とそんなことを述べる虎鉄。
迷いがあるのならばはっきりそう述べるべきであるし、ある意味間違ってはいないか。
そんな虎鉄に対し、大人の意見を述べる雪丸。
どんなことにも限界がある。仕方がないと諦めなきゃいけないことがある。でなければ最悪なにひとつ護れず終わることもある。
なにかを護ろうとする時に無傷でいられる奴などいない。
だから最小限の犠牲でどうにかする。それが雪丸の言い分である。ふむ、一理はある。だが・・・

ふざけんな・・・これ以上・・・あいつらに拙者は・・・なにを奪われなきゃならないんだよ・・・!!!?

涙を流し、雪丸の顔面に拳を叩き込み、虎鉄は語る。

家族の命も・・・住み慣れた町も・・・親友の父親も・・・
限界だとか仕方ないとか・・・使い勝手のいい言葉でごまかして・・・これ以上大切なものを失うなんて耐えられない・・・!!
雪丸殿・・・確かに自分は非力ですよ・・・黒船にだって舐められてばかりですよ・・・
だけどもうやられっぱなしはこりごりなんだ・・・!!

様々な大切なものを奪われてきた虎鉄。
その虎鉄に対し、最小限の犠牲も何もあったものではありませんわな。
非力であることを自覚しながらもやられっぱなしでいたくないと語る虎鉄の言葉は重い。
雪丸の言い分はいかにも大人な対応であるが・・・大人ならば虎鉄の言い分も汲んで欲しい所でありますな。

改めて頭を下げて叢雲を返してもらう頼む虎鉄。
さて、この言葉を聞いた雪丸の反応はどのようなものとなりますか・・・
それはそうと、虎鉄にとって祈殿はやはり親友というポジションなんですな。
ずっと男の子だと思ってたから仕方ない気はしますが・・・ふむ。

さて、人質を抱えて待つガレ。その側にはやはり彦十郎の姿がある。
ガレと対峙するならば、彦十郎との争いは避けられなさそうである。
その辺りも含め、雪丸はどのような決断を下すのか。注目です。

・木曜日のフルット
300円で人の心を読めるアプリ・・・凄くない?
インストールした人の心しか読めないとかありそうだけど、技術は凄いと言わざるを得ない。

・総合感想
弱虫ペダルの劇場映画化や実は私はのアニメ化など映像化の波が来ているチャンピオン。
この流れが途絶えることなく行ってくれると有難いですなぁ。

次号から渡辺義彦先生が連載開始!!
バーサスアースとは大きく変わった感じでありますが、読み切りはギャグ調でありましたし、いけなくはないのかな。
楽しみにしたく思います。



2015年 17号


・羽恋らいおん
新人まんが賞出身の新鋭、石坂リューダイ先生のバドミントン漫画が連載開始!!
短期集中の時とは主人公を変えての今回、どのような話になりますでしょうか。

握りもフォームもフットワークもめちゃくちゃ。なのに強い。
天才ではあるけど、技術的な意味の天才ではなく、身体能力的に凄まじいって感じの羽柴レオ
原動力が女の子というのは中学生らしくあると言えなくもない。

中学の県大会を制しNo.1となったレオ。県内最強と言われるバドミントン強豪校、龍国館からスカウトが来ていたりもする。
それだけの実績を残せてもモテないのでは・・・という感じのレオ。正直というか何というか。
非モテ組で一人だけ置いて行かれるのは何故なのか・・・
多分他の2人が非モテとは名だけの連中だからではなかろうか。上手い事やりおって・・・!!

女の子のためなら勉強だって出来るレオ。何というか涙ぐましい。
そしてそれが実らない辺りがとても涙ぐましい。こりゃ女の子と距離を置きたくなっても仕方がありませんよね。
権佐エ門主将とキラキラしちゃっても仕方がない。

と思わせてやっぱり可愛い子には飛びついてしまうという。
人間そんなに簡単に変わらないということなのかもしれないが・・・学習のしない奴よのう。

ヒロインであろう鈴蘭さんに光速で告白し、高速で振られるレオ。
まあこれはむしろOKされる方が驚きであるし、仕方がない。
ここから再びバドミントンを再開し、誠実に着実に行くしかありますまい。
行くしかないのだが・・・真っ当な男でもない感じだし、どうなりますか。割と不安な気もしますなぁ。どうなることやら。

・毎度!浦安鉄筋家族
回避したかと思いきややっぱり巻き込まれる画太郎空間。
まあトラックにはねられて無事なのであれば何の問題もないか。運動神経がいいとかいうレベルの話ではなく。

・弱虫ペダル
ようやく見えた先頭。しかしその差は大きい。
頑張って追いつこうとする黒田さんであったが葦木場は言う。この差は2人じゃ埋まらないと。

だけど3人なら到達できるかもしれない。
エースはゴールまで足を貯めなきゃ話にならない――けど、ゴール前にいなきゃ勝負にならない
引くよ。オレが。もう箱根学園に失うものは何もない。

そう述べてついに動く葦木場。
そりゃ追いつけないのでは勝負に参加すらできないわけですからねぇ。
それに先頭の2人はもう足を貯めるとかいう状態じゃないわけですし、ここで葦木場が力を使っても条件が悪くなりすぎるわけでもない。

今大会最も長身の202cm。長い股下からふりおろされる脚はまるで巨大なナタ!!
大きいとよく言われる今泉君と比べても20cm以上差がある葦木場。これは相当なものですなぁ。
こんな巨体が上体を揺らしながら走るのだから、側を走る人への威圧感はかなりのものと思われる。

黒田「拓斗ォ!!頭ん中クラシック鳴ってるかよ!!」
葦木場「鳴ってるよ。ベタに第九だ!!

一気に調子づいた感じの葦木場。第九以外が鳴る事も果たしてあるのだろうか。
それはさておき、葦木場が出たことでじりじりと差を詰める3人。
ゴールまでのこり1km。距離は短いが果たして追いつくことができるのかどうか。

ユキちゃんがオレを休ませてここまで運んでくれた。
クラシック鳴って心も弾んでる!!
一生出れないと思った"インターハイ"ってレースにオレは出てペダル回せてる。
しかも箱根学園の"1番"のゼッケンをつけて。最強の洗濯係だったオレが!!

背は伸びるがそれに反比例して落ちる成績。
落ち込み選手の道を諦めかけたが、道を照らしてくれた福富さんに新開さん。
その言葉に応え、結果を出した。
しかしその期待に応えられず逆走という見逃せない行為をしてしまう葦木場。

めまぐるしい3年間だった――ほめられたもんじゃない3年間だった・
メチャクチャをやったオレ。「コース逆走」「無期限レース出場停止」なのに支えてくれた皆――許してくれた

仲間達は許してくれた。そして期待をかけてくれた先輩はこう言ってくれている。ゴール前は肉体と同時にメンタルの闘いでもあると。
だから念じろ。何度も強く"自分はエースだ"と。"オレは強い"と!!

オレは強い!!

まさに福富さんを象徴する言葉。
これを自らに言い聞かせてずっとやって来た福富さんの言葉を・・・エースとして受け継ぐ葦木場。

この手足は、この体は、このゼッケンは、このチャンスはオレのもんじゃない!!
オレは――このレース。オレをエースだって言ってくれる――皆に恩返しするために走ってるんだ!!

プライドとかそういったものよりも恩返しのために走るという葦木場。
だからこそ親交の熱い手嶋さんとだって戦う決心ができたわけである。
箱根学園のエースでありながら、箱根学園の中では結構珍しいタイプであるかもしれませんな。

オレは、強いよ!!

デカイ体を左右に振らすメトロノームダンシングを使い、距離を詰める葦木場。
黒田さんも猫足をしならせて絶対に追いつくという気迫を見せる。
さてさて、距離は確かに縮まっているようですが、ゴール前までにはどうなることか・・・
箱学2人の気合が高まっている中、解説役のように一歩下がっている今泉君。
鳴子が先頭争いしているのでそこまで頑張らなくてもいいとはいえ・・・どうなんだろうかね!!

何にしても1日目で葦木場の活躍の場面があって良かった良かった。

・行徳の漫画家とイトの日記
締切があるからこそ頑張れる。ないとどうにもだらけてしまう。人の悲しいサガですね。
そりゃ確かに懸念を失くして残った時間を有効に使う方が気楽だとは思うんですけど、なかなかね・・・
しかし見えすぎてしまうゴールは困りものでありますな。
こまめなゴールは見えてもいいけど、そのゴールは・・・次への始まりと感じていいのだろうか。本当に。

・実は私は
存在が示されていながら緑苑坂弓先生以降しばらく現れなかった新キャラ。
いやまあ、その緑苑坂先生も新キャラというか何というかでしたが。
しかし今回は本当に新キャラであると思われる桃地結香ちゃん。どこにでもいる普通の女の子。
屋根の上を飛び回る子がどこにでもいてたまるかよ。

この春、両親のいる故郷を離れて高校に通う為に一人暮らしを始めたらしい。
そして凛ちゃんの賃貸物件であるドラゴンに運ばれる朝陽と運命的な出会いを果たす。

――拝啓パパ様ママ様。実は私は――桃地結香は恋しちゃいました――

遅刻遅刻と食パン咥えて屋根を飛び回っていたら空中で先輩に頭突きしちゃいましたと。
最初の10文字くらいまでは恋愛の王道パターンなのにそこから破滅的になっちゃてるぞ!!

そんな桃地ちゃん。どうやら朝陽の妹である鳴ちゃんのクラスメートであるらしい。
その背中の手裏剣、座る時ぐらい外さないのかね。ガチャガチャ言ってるぞ。

桃地ちゃんの恋愛話に共感する鳴ちゃん。恋しちゃうと色々わけわかんかうなっちゃうよねと。
ふうむ、鳴ちゃんもどうやら恋したことあるようですな。相手は誰だろうか。
まあ兄である朝陽も片思いばかりであったがよく恋してたみたいだし、そこは兄妹かな。

その2人の会話に加わっているのはグルグル眼鏡のくん。
恋をすると女性の乳房しか見えなくなるとのこと。そうか。
堂々と変態的発言が出来るその度胸は羨ましくもあり羨ましくなくもあり。
というかナチュラルに帯刀してるのだが、鳴ちゃんはもうこの辺りはツッコミ済で慣れてしまってる感じなのだろうか。

さて、桃地ちゃんの恋の相手がニイ=チャンジャンこと兄であると知る鳴ちゃん。
ナヨっとしては分からないでもないけど当初と比べてオデコキャラではなくなってますねんで?

鳴ちゃんは朝陽に彼女がいることは分かっている。けどそれが誰かは分かっていない様子。
ふうむ、葉子さんもそろそろ家族と顔合わせをしておくべきではないですかな。
そういう意味では昔からの付き合いのみかんの方が覚えはよさそうですしなぁ。嫁争いではみかんが優位に立てる面でありますな。

彼女がいると聞いて、やっぱりモテるんだと嬉しそうな桃地ちゃん。嬉しがるのか。
そんな反応されてはね。そりゃもういいんじゃないかなと言うしかない。いい顔してるな鳴ちゃん。

てなわけで、桃地ちゃんのアタック開始。
そっとまきびしを巻いたりくないを投げつけたりと忍者らしさを発揮しております。

実は私は・・・桃地結香は忍者なの・・・

それこそ秘密にしてなければいけない話なのに全く隠す感じのない桃地ちゃん。忍べ。
まあ、吸血鬼とか未来人とかに比べれば忍者はまだ現実味がなくもない。
今でもその技術を継承している人たちがいるかもしれませんですしねぇ。
桃地ちゃんも私のじだ・・・田舎だと皆こんな感じと述べている。じだ・・・?何て言いかけた?時代!?

よく見てみると見覚えのある髪飾りやベルトをしている桃地ちゃん。ブーツではないがこれは・・・?
その辺りを怪しみだすと一緒にいた閃くんの日本刀も凛ちゃんのロングソードと似たようなものと考えられる。
未来の話もしていたし、乳房は未来とか言ってるし。これは・・・?

ともかく桃地ちゃんの恋する気持ちだけは理解しちゃう鳴ちゃん。
正直話の8割くらい訳分からないけど、そういう気持ちだけは分かってしまう。
分かってしまうのなら協力しないわけにはいかない。ううむ、この兄にしてこの妹有りって感じですなぁ。気遣いしちゃう子だ。

そんな風に気遣いした鳴ちゃんであるが、一瞬で目移りした桃地ちゃん。
そしてフラれる朝陽。これは釈然としない!!

惚れっぽいというか何というか。色々と振り回してくれそうな桃地ちゃんでありました。
まあその分本気にはならなさそうではありますが・・・この先の恋愛模様にどのような影響を及ぼすことか。
恋愛模様と言えば鳴ちゃん。岡が現れた時の態度が気になりますな。回想の後ろ姿もそれっぽく思えますし。ふむ・・・

しばらくはこの桃地ちゃんを絡めた話となりそうです。他のキャラとの絡みが楽しみだ。

・侵略!イカ娘
子供の頃は平気だった昆虫などが大人になると苦手になって来るのは何故なのだろうか。
口が変わって味が分かるようになるのと似たようなものなのだろうか。

お昼のドラマに限らずドラマはそういう話を頻繁にしていそうなイメージがあっていかんですな。
まあそれもまた教育の一つの形といえなくは・・・ないかなぁ。どうかなぁ。

・刃牙道
爪とか歯の混じった砂を浴びせかけまくる烈海王。
大したダメージにもならないかと思ったが、眼球に刺さるのはキツイな。見てる方がキツイ。
そりゃ渋川先生も瞬きくらいせんかいと言いますわ。黒目に当たったらどうするんだ。

とはいえ直撃しても弱みを見せない武蔵。
反射的に目を閉じるとかそういう人間的な感覚を克服している様子。恐ろしい。
そして烈海王の攻撃が飛び道具続きであることを指摘。
うむ、迂闊に近づけずにいることを看過されている感じですなぁ。

砂ではどうにもならぬと思ったか、上着そのものを投げつける烈海王。
なんとも策がないとその上着を切り捨てる武蔵。が――

投げつけた上着の死角から襲い掛かってくる九節鞭。これは実に中国的だなァ〜〜〜ッッ
さすがに攻撃した直後では避けることもできず、額を直撃される武蔵。おぉ。

手裏剣のように一撃必殺の威力こそなかったものの、ついに直撃を許した武蔵。
策がないなどと侮った結果でありましょうか。油断しましたなぁ。

しかし九節鞭も回転力が無いと必殺の威力はない。
この一撃で仕留めきれなかったのがどうでるか。
ここからは武蔵も油断なく来るでしょうしね。
中国的な武器が後どれほど残っているか・・・気になるところです。
さすがに上着捨てたし青竜刀をしまう所はないよな。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
生物兵器の有用性を示すためにロケ隊を犠牲にしようというマイクP。
どうやら個人の考えではなく、雇い主から金を貰って動いていたりするらしい。
そのとやらがこの話で出てくるかは分かりませんな。その手のことを考える輩は一杯いそうですし。

紫蘭もその主とやらの息のかかった人物であるようだ。
か弱そうな態度は演技か。まああれだけの腕があればなぁ。度胸が据わってて当たり前とも言える。

島は「目的」を取り戻し、「計画」は再開された
そう述べるマイクP。しかしそこで現れるのが例の占い師。
侵入者を滅せよと生物兵器に指示を出し、それに応え・・・魔人が動き出す。

すでにコイツは命令を遂行できるのだよ・・・「キーワード」を使えばな

そのように語る占い師。
そのキーワードというのはやはり妻という言葉なのだろうか。
知ってしまえば簡単な言葉であろうが、この占い師がどこでそのキーワードを手に入れたのか・・・

ともかく魔人のプロペラで切り裂かれるマイクP。
色々と画策してたのに、思ったよりもあっさりと退場しちゃいましたなぁ。なぜこんなことにじゃないよ。

さて、どうにか拘束を解いて逃げ出そうとするイネス。
その間にクレアにSOSコールを送る。
一応クレアも向かい始めている頃でありましょうが、緊急の通信は早いほどいいですからねぇ。
とはいえその携帯は魔人に破壊されてしまう。救難信号は果たして届いたのかどうか。
それも気になるがまずはこの場を生き延びなければいけない。
妻であるマリルーは助かるかもしれないが、イネスは自力生き延びなければならない。
どうにか切り抜けて欲しい所であります。

・鮫島、最後の十五日
冷たい雨が降りしきる中、行われるのは空流旭の葬儀
ああ・・・やっぱりそうなってしまうのか・・・・・・

家族は勿論、弟子たち部屋の者や関係者、友人たちが涙を流す。
その中には吽形さんの姿もあった。本当に久しぶりの登場だというのにこれでは素直に喜べない・・・

オヤジは・・・あまりにも突然に・・・あまりにも理不尽に・・・俺たちの前から消えたんだ

危険ドラッグによる暴走に巻き込まれての事故死。
これは本当、理不尽と言うしかありますまい。
空流親方の無念もさることながら、残された人たちの悲しみはいかばかりであろうか。

空流には部屋付きの親方がいない為、空流親方がいなくなると同じ一門のどこかに吸収されることとなる。
つまり空流部屋そのものがなくなってしまうわけだ。ううむ・・・
部屋がなくなっても俺らはオヤジの息子だと述べてはいるが、無念さは無くならないでしょうなぁ・・・

どの一門に引き取られるかについては新寺親方が真っ先に手を挙げる。
縁も深いし、新寺親方であれば確かに任せられる感じでありますわな。

さて、本当の父親を亡くしてしまった椿。さすがに打ちひしがれている様子である。
そういった気持ちを理解できるのは、やはり同じく父親を亡くしている鯉太郎でありましょう。
いや、鯉太郎にしてみればこれでオヤジを失うのは2度目となるか。

ガキの頃父親が死んで、俺は1人っきりになっちまって・・・
スゲー悲しかったけど・・・必死に泣くのを堪えて・・・泣いちまったら不安に喰われちまう気がして・・・
1人強がって・・・弱ートコ見られねーように・・・必死でツッパって・・・
今回も・・・やっぱ・・・どうしようもなく辛くて悲しいけど・・・あの時とは違ってて・・・
兄弟子がいて弟弟子がいて・・・オヤジの下で築かれた家族がいる
同じ辛さを分かち合える家族がいる。血は繋がらなくても絶対に揺るがねぇ絆がある。
これからもずっと・・・お前は1人じゃねぇから

父を失った悲しみは大きいが、残してくれたものは大きい。
その絆に支えられることで、椿も元気になってくれるといいですなぁ・・・

悲しみに包まれている空流部屋。朝からずっと引っ切り無しにOB達が姿を見せている。
どれだけ空流親方が慕われていたかが分かるというものです。
そんな空気の中に響き渡る仁王さんの声。オヤジは明るい酒が好きだったろーが!いつまでもしみっタレてんじゃねーぞ!!と。
何やら既に吹っ切れた感じの発言でありますが、切れているのはそこだけではなかった。
姿を見せた仁王さんの頭には・・・髷がないっ!!

力士が髷を落とすということは引退を決意したこととなる。
となればやはり空流部屋を受け継ぐという流れでありましょうか。
大関取りを目前とし、横綱を狙える可能性もあったこのタイミングでの引退。これは無念でありましょう。
しかし仁王さんの表情にそういった無念さは見られない。やけにサッパリした感じで妙に格好良く感じる。
髷を落とすなんて勢いで出来るものでもないし、考えた末の行動なんでしょうなぁ・・・

後ろには吽形さんの姿もある。吽形さんの思いも受け継いで仁王となった以上、辞めるには吽形さんの許可が必要でありましょう。
そういった意味からも納得ずくの行為であることは見て取れます。
久しぶりに揃った阿吽がこういう場であるというのは残念なことでありますが・・・
ともかく、親方となるであろう仁王さんの言葉を待ちたいと思います。

・囚人リク
どこに向かってる・・・俺たちの運命・・・
運命・・・これからのこと・・・これから地獄島で・・・俺たちがどうなっていくかって・・・こと・・・
これからのこと・・・

状況を把握し、先のことを考えるとどうしても絶望的な気分となってしまう。
どれほど絶望的な状況でも屈せず戦ってきたリクであっても捨て鉢な気分となってしまう。
なまじ希望を抱き、脱獄に成功したと思えた直後だっただけに厳しいですなぁ。
高く上げてから落とされた方がダメージが大きいという奴だ。

なまじっか勝手に希望を持っちまってたからな・・・だからなんだってできた・・・
でも・・・それもこれも全部ムダだったってことか。今までの苦労は全部・・・
いや・・・生まれてこのかた・・・か・・・ムダな時間・・・だったんだな・・・

一気に絶望に浸る天野。もう生きててもしょうがないとまで言ってしまう。
それにつられるようにして史郎さんの口からも弱音が出てくる。
しかし椿の死について言及するのは・・・
確かにそうかもしれない。犬死に、ムダ死にだったと言って過言ではない。だがそれは・・・

やめろ。椿がどこで聞いてるかわかんねえんだぞ

史郎さんの弱音を止めるのはレノマさん。
止めてくれる人がいるというのはいいことですよね。
ここまでの状況に追い込まれた以上、腐ってしまった方が楽だという意見は分からないでもない。
しかし止める方もやはり大変。殴りたくない者を殴ってしまった痛みは大きい。
ううむ、この状態が長く続いたら止めてくれるレノマさんもどうなってしまうか分からないな・・・

そして非常に危ない状態となっているのが松尾。
母に会いたかったのに会えない。父に会いたいのにもう会えない。
ならば自分があの世に行き、父と共に母を待てばいい。そんなことを考えてしまう松尾。ううむ・・・

生きていても仕方がない。全部ムダな時間だった。
そのように嘆く皆。しかし、しかしそれでも命を絶つのは駄目だと言い続けるリク。

生きるんだ。生きるんだよぉぉ

生きた先に何があるのか。諦めないことで掴める何かがあるのか。
絶望に落とされた者たちが再度の希望を抱くことは難しい。
このまま状況の変化がなければさすがのリクもどうなることか・・・

しかしここでようやく変化が訪れそうな兆し。靴の音が鳴り響く。
うむ、少なくとも完全な全裸空間からは解放されそうな感じでありますな・・・
何が起きるかは分からないが、少しでも状況把握ができ、希望を見出せるようになってくれればと思います。

・ハリガネサービス
遂にブロックに初成功する下平くん。
この試合が始まったころはついていくことすら出来てなかったのにねぇ。急成長だ。
まあ、これも高代先輩による地道な教育があってのこそでありますがね。

しかし手を固定するという特質がここまでブロックで生きてくるとは。
これならば鯨川さんのスパイクにも対抗できるか。いやさすがにそこまでは・・・?

止められた高代先輩。しかしそこで折れる人でもない。
こういう手段もあるんだぜと空中で体をねじってのターン打ちを披露する。
いいですねぇ。自身のアピールにもなるし、下平くんにそういうのもあると見せている。いい先輩だ。

俄然勢いづく両チーム。
それぞれがそれぞれの持ち味を発揮し出した。そりゃケイちゃんもみんな楽しそうと述べますわ。実際に楽しそうだ。
そしてついにこの瞬間がやってくる。

家守先輩ではできなかったバックトス。しかし山縣先生がセッターとなった今ならば出来る。
練習してきた片脚跳びのスパイク。それを決める時が来たのだ。

僕は幸せものだ。
サーブくらいしか能がなくて、肝心な時に跳び損なうダメな僕を、こんなに信じて応援してくれる人達がいる!!
これまで一人じゃできなかったことも、皆が力を貸してくれるから。こんどはできる!!!

見事に跳び、見事にスパイクを成功させた下平くん。
その下平くんを祝福するBチームの皆。いやあ、いい光景だ。

あぁ、そうか。僕はやっとスパイク決められたんだ

小さい頃からそうやってスパイクを決めるのが夢だった下平くん。
アキレス腱を切ってからは特に断念せざるを得なかったのでしょうが、ここで夢を叶えることができようとは。
そりゃあもう、満面の笑みも生まれるってものでありますよ。
できれば同じ側のコートで喜びたかったという間白たちの感想もいい感じだ。

僕一人の力じゃきっとできなかった。みんなのおかげで片脚跳びスパイクできるようになったよ!!

ありがとうの言葉と共にそう述べる下平くん。
いやあ、いいですねぇ。爽やかだ。これには金田もにっかりスマイル。気持ちのいいことです。うむうむ。

というわけで試合終了。結果としてはAチームが逃げ切った形となる。
しかしそれよりも気になるのはレギュラー。
オポジットの野々原さんは確定枠なので問題ない。
セッターは松方。まあここは無難ですな。家守先輩は特殊なやり方で頑張ろう!
ウイングスパイカーは大船先輩と間白。五十嵐先輩は残念であったか・・・ううむ。
リベロは金田猫田先輩を相手との相性を見て使うとのこと。猫田先輩の方が相性いいことあるんですかね?
そして運命のミドルブロッカーは久場先輩と・・・下平くん!!

確かにブロックにスパイクにと急成長を遂げていましたが、まさかのレギュラー入り。これは驚いた。
ここから大会までに更に伸びて行くであろう成長性も見込まれたのでしょうか。
ううむ、こうなるとかなり残念そうな高代先輩でありますが・・・久場先輩としてはまた複雑な気持ちになりそうですなぁ。

レギュラーを獲得した1年生たち。
先の試合中は部全体がいい雰囲気となっていましたが、こうなるとどうなるものか。
大会本番に向けて一致団結できるようになっていって欲しいものです。

・マジカロマジカル
ウナギの怪物退治で話が逸れていたが、あの後ちゃんと簓ちゃんの家に行ったらしい朝ちゃん。
しかし結局プリントは渡せなかったのでまた改めて向かうこととなるらしい。
バイトについてはミキちゃんの許可を得て今日は休み。
しかしお互い師匠と呼びあう関係は奇妙であり美しくあり。

さて、朝ちゃん曰く見てるとブッ飛ばしたくなるくらいに苦手なあいつ。
話の流れだけ見てると確かに簓ちゃんのことを指してるように思えていかんですわな。
しかし簓ちゃんの姿を数か月も見ていないとは・・・なんだか深刻な感じですなぁ。

簓ちゃんの家は神社。ほう、神社。ほう。
それは大変いいのだが、この階段はキツイな。体力ありそうな朝ちゃんですら厳しそうという。
ロープウェイでも設置しないと参拝客がこないのではなかろうか。

そんな簓ちゃんの家である沙原神社。すごく古くからある神社らしい。
そしてそこを訪れた雫ちゃんたちを出迎えるのは・・・サボテン。喋って歩くサボテンだ
ああ、これが朝ちゃんの言う苦手なあいつでございますか。確かにツンツンしてるな。
というかいきなり刺してくるのはいかん。危険だよサボちゃん。並んで倒れてる3人の姿がいとをかし。

このサボテンは簓ちゃんのマジカル・パートナーであるらしい。
ふむ、魔法少女にはやはり付き物なんですかね?朝ちゃんにもいるのだろうか。

魚の師匠といい、何となく保護者的な感じのマジカル・パートナー。
頭とかデリカシーが足りない子には会わせられないとのこと。
デリカシーはさておき、頭は足りなくても気持ちが足りてればいけるのではなかろうか。どうだろうか。

チームは解散になったが、また簓ちゃんと一緒にチームが組みたいと語る雫ちゃん。いい子だ。
しかしそのようなことを語っている間に異変が発生。
驚いて部屋の中に入ってみると・・・怪物が2匹侵入してきていた。おやおや。

変身した朝ちゃんが対向しようとするスカンクの屁にしてやられる
うーむ、これはまともに浴びるとただでは済みませんやねぇ。
そりゃダブルピース状態で倒れたりするってもんですよ。うん。
今回は刺されたりガスを食らったりと倒れてばかりですな朝ちゃん。

ともあれいきなり危険に巻き込まれることとなった簓ちゃんと雫ちゃんたち。
この困難を乗り越えることで友情もまた取り戻せたりするのだろうか。期待したいところです。

・ドカベン ドリームトーナメント編
打てないのはともかく、全く打つ気を見せないのはどうなのか。
巻き起こる大ブーイング。期待の反動が大きい感じですな。

果たして全く振らずに一打席目を終えるのかどうか。
注目の4球目を・・・見送る金太郎
確かに外角ギリギリの際どい球であったが、完全に振る気配なく見送った感じであります。
ふうむ、この打席で何か掴んだりしたのでしょうか?
調理のコツは素材をよく知ることとかそんな話でしょうか。
次の打席での結果待ちでありますな。

さて、六番からは3兄弟の登場。
野球の基本数字と言われる3になぞらえることが出来る3兄弟の活躍に期待が集まる。

一番手である赤一郎は埴輪と同じようにベース寄りに立つ。
デッドボール狙いの構えでありましょうか?
そうだとしても果敢にインコースに放り込むのがこのバッテリー。
当たったら当たったでごめんなさいってところでしょうな。

しかし避けて引いたバットでのセーフティとは殿馬のようなことをする。
真似るだけならともかく、それで上手く行くのは凄いとしかいいようがないですなぁ。

さて、塁に出た赤一郎。初球から盗塁を敢行する。
山田の肩の好さは知っているはずなのにこの行為。無謀なのかどうなのか。気になるところです。

・Gメン
遅れてやって来た強敵。
殺すぞガキとか言って八代を殴りに行ったりしないかなとか思ったがそれは望むべくもなかったか。

さすがの勝太もこれだけの数を相手した後だと厳しい。
八代を倒して気が抜けた直後というのもありますしなぁ。

形勢逆転して調子に乗る八代。
こいつはこいつで土下座をした直後だというのに元気なことですなぁ。現金なことですなぁ。

ここまでかと思われる勝太。そこに救いの手が。
その辺にしとけという言葉と共に、坊主頭の男が建物の屋上から飛び降りてきた!!

まっすぐ飛び降りだけでも高さがあるのに、そこから走り幅跳びのように斜めに降りてくるという。
そのまま固い地面に直撃したらヤバイのかもしれないが、しなりのある薄い壁を経由することでショックを和らげるという荒業。
着地も前回り受け身でダメージ分散してるようですし。ううむ、手慣れた感じだ。

そこまでだ。このケンカ、オレがあずかる

そう述べながら乱入する伊達さんに八代驚愕。ハッハッハ。
そして絡んでくるエイトボールの最強をハイキック一発で粉砕する伊達さん。おっとっと。
うーむ、これは半端じゃない強さのようですな。

エイトボールの他の面々は健在であり、戦闘意欲もある。
しかし八代はすっかりビビってしまったらしく、事を構えたりはしない様子。
まあ所詮は飾りの頭ですしねぇ。こんなもんか。いやそれにしても情けない・・・
そりゃ看板に泥ぬるようなマネばっかしてるようならマジ潰すとか言われちゃうよ。もっとビッとしな!!

逆に男らしく抵抗した勝太のことは気に入った様子の伊達さん。
ふむ。これはGメンとやらの勧誘が入る流れでありましょうか?
勝太はそういうのには興味なさそうであるが、はてさて。

・辻浦さんとチュパカブラ
長い長い夏休み。有意義に使いたい。
うむ、ゲームをして過ごすのもまた有意義な時間の使い方でありましょう。間違ってはいない。
しかし辻浦さんたちと関わっておきながら例年通りの過ごし方が出来ると思ってるのは大間違いだ!!

すっかり優と一緒に遊ぶ気マンマンでいる辻浦さん。
無意識にそれをやろうとしている辺り、可愛いことでありますな。

夏といえば海。高校生らしい青春を送るには最適な場所と言えましょう。
金持ちらしく別荘もあるということですしなぁ。そして海はUMAの宝庫だし逃す手はないと。そこかよ。
最終的にはホラーテイストになる可能性もあるが夏だしそれもいいという話かな?ああ!窓に!窓に!!

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
兄に関する情報が手に入るかと思いきや、またも事件らしきものに遭遇する蛍ちゃん。
前回のラストで勝ち誇っていた楓ちゃんでありましたが、どうやらその捜査は空振り。
結局犯人と思われる者は撮影した人物の中にはいなかったらしい。おやおや。悔しがる楓ちゃんもまた可愛い。

桐島静香さんと親しげに話していたのはメガネの男。
蛍ちゃんが目撃した黒ずくめの男と同一人物とは思えない。
三角関係・・・?そのもつれか何かでありましょうか。桐島さんは美人ですし、そういうこともある。か?

事件が発生したため出入りが封鎖される会場。
しかし多目的ホールであるゆえ、ここに集まっているのは関係者ばかりではない。
全く関係ない人達もいるが、そういう人達に紛れて逃げられる可能性を考えると纏めて封鎖するしかない。
巻き込まれて時間を潰されることになった人達はご愁傷様ってことですな。

蛍ちゃんも封鎖されたので一緒に来ていた友達にメールをしておく。友達は封鎖される前に出ていたんですな。

というわけで本格的に調査に乗り出す蛍ちゃん。
まずは楓ちゃんから情報を引き出す。やっぱり警察関係にコネのある知り合いがいると助かりますなぁ。
桐島さんと親しげにしていたメガネの男は若手キャリアの二階堂警部。学生の頃桐島さんにフラれたことがあるらしい。ほう。
自分より格下の男に盗られたらしく、一時期それでずいぶん荒れたのだそうな。ふむ・・・

今回の事件に関係するかは分からないけど、場合によっては圭一さんの失踪に関わりそうな情報かもしれませんな。
本当に桐島さんと圭一さんが付き合っていた場合、圭一さんが消えて得をするのが誰かと言うと・・・まだ分からない話ですけどね。

鑑識も到着し、会場は一気にものものしい雰囲気に。
蛍ちゃんも独自に黒ずくめの男を探すが見つからない。それは警察も同様である。
更に鑑識が言うには、あの休憩室に他の人間がいた形跡はないとのこと。ほう・・・
どうでもいいが、この考える蛍ちゃんの表情が凄く良いな。

黒ずくめの男を目撃した大島さん。しかし他の誰もそのような人は見ていないらしい。
となればそんな人はいなかったんじゃないかと推測する蛍ちゃん。そんな"人"は、か。

気になったことを証明するために大島さんに会う蛍ちゃん。
確かに大島さんは桐島さんの後に続く黒ずくめの男の姿を見ているらしい。
そんな大島さんに圭一さんを見せる蛍ちゃん。ほう。見えるのか!?

・・・あの人、"視える人"だよ
私みたいにずっと見える人間じゃなくて、一瞬だけ見たり感じたりする・・・ただその自覚が今はないんだ・・・

なるほど。そういう人もいるわけですか。
となるとその黒ずくめの男とは視える人にしか見えない存在。つまり人ではない存在。

桐島さんについている何か・・・多分あまり良くないもの・・・

そう判断した蛍ちゃん。もう犯人がここに留まっていることはあるまいと現場を後にする。
もう封鎖は解除されている感じですかな?身元証明とボディチェックさえ抜ければ問題ないか。

というわけで楓ちゃんから情報を得て桐島さんが入院した米城警察病院へ向かう。
黒ずくめの男が桐島さんについているならこっちについて来ているハズであると。

病室に向かってみると、確かにいた。黒ずくめの男。
そしてやはり人ではないらしい。蛍ちゃんが見えていることに感づいてしまった様子。おやおや・・・

一目で分かるタダ者じゃない感じ。
触れることもなく圭一さんをバラバラにして無力化させてしまうとは・・・
いやまあ、圭一さんは初見の相手に異様に弱いというか、毎度最初は苦戦するのでいつものことな気はしないでもないですが。
ちょっとコメディっぽい崩れ方に見えますしね。
それよりも黒ずくめの男の正体である。

お前達が呼ぶ名は死神。死を司る者だ

何と死神!!確かに死者が抗える存在ではありませんなぁ。
その性格や行動原理は登場する作品によって異なることが多いのが死神という存在。
さて、今回の死神はどのような存在でありましょうか。話が通じる感じだといいのですが・・・

・錻力のアーチスト
ツーアウトランナー無し、カウント0−2。
普通なら1球外して様子を見る場面だが、3球勝負を仕掛けてくる永源。そしてそれを見破る弐織。全裸で

正面から俺に向かってきやがって。上等だテメー。何度も空振りさせられてたまるか・・・!!

打ち気マンマンの弐織。
その弐織に対し、勝負球であるフォークを投げる永源。
変化の鋭さはまるで球が消えたかと思えるほど。普通の選手ならばそう思えたことでありましょう。

俺の外眼筋、目ん玉を全速で動かして球を追え。喰らいついて離すな!!

動体視力の上昇に欠かせない眼筋。
簡単に鍛えられる部分ではないがさすがに弐織。筋肉繋がりであればどこでもマッチョなわけですな!!
鋭い永源の変化球にもしっかりついていく。落ちる球に合わせて視線が・・・体勢が沈む。

ブッ倒れそうでも踏んばれ。体を支えろ。そのための筋肉だろ。
最短距離で最速で腕をブン回せ。筋肉が悲鳴あげようが知るかバカ野郎!!
そんなヤワな体じゃねえだろ。自分を信じろ
この体とその中にブチ込んだ四番としての想いがあれば――打てる!!

相当無理矢理な体勢で救い上げるように捕らえる弐織。
普通ならば体を痛めるだけでまともに飛ばせそうにない構えである。
それだというのに、倒れ込みながらスタンドまで運ぶそのパワー。
相変わらず捕手も審判もぐわんぐわんいわせているそのパワー。見事なものだ・・・!!

永源の決め球を見事に打ってみせた弐織。これぞ四番の一撃!!
これには桐湘のベンチは大盛り上がり。スゲェ!!
逆に打たれた麻生西の方の動揺は大きい。
実際永源がホームランを打たれたのを見るのは去年の夏の決勝で弐織義壱に打たれたヤツ以外に記憶にないという。
しかもその時は肘が万全ではなかったという理由があったのだが、今回は・・・

勝負を左右する大事な一本を打つ。これぞ四番の仕事。四番の活躍でありますな。見事だ。
しかしそれで崩れてしまうほどヤワな永源ではなかったりする。
油断していたわけでもマグレでもない。打たれたのは俺の方が劣っていたからだと考える。

もっと研ぎ澄ませ。感覚を。神経を。誰も何も寄せつけないほどに!!

どうにもこうにもストイックな永源。
さすがに自力で立ち直れない奴にマウンドは相応しくないなどと言い切るだけのことはある。
その立ち直りの早さにより、続く五番の安保先輩は三振。攻め崩すことは出来ませんでした。むう。

とはいえ同点に追いつけたのは大きい。桐湘としては息を吹き返した感じである。
そして仲間が点を取ってくれるのであれば、より一層奮闘しようと頑張れる之路さん。

永源・・・頼もしいだろウチの四番は。1人で何でもできてしまうお前にはわからないかもしれないけどな。
ここは・・・マウンドは孤独な場所じゃない。皆の声やプレーが俺を更に奮い立たせてくれる。
「しっかり投げろよテメー」と、強く熱く背中を押されてる。
マウンドに集められる全てを力に変える。それが――チームを背負うエースだ!!

ようやく之路さんも永源に対して胸を張って相対できるような考え方を身につけることが出来たみたいですな。
エースの有り様は異なれど、それによって生み出される結果はどちらも大きい。
大切なのは自分に合った有り様を信じて投げ抜くことでありますな。
それを忘れなければ宇城さんに毎度のように煽られることもありますまい。うむ。

仲間の想いの強さに比例して調子を上げる之路さん。
微妙にヘマしたりするのも想いの強さで力んでいるからなのかどうなのか。
何というかすっかり抜けた感じのキャラが定着しつつありますなぁ之路さん。どうしてこうなったのやら!!

・黒虎
夏夜さんを人質に取られた一同。
慌てて家に戻ってみれば祈殿が倒れている。
まあ、攫われるのを見過ごすはずもないし、倒されているのは当たり前の話でありますか。

洋くんの腕があってもケガは瞬時に治るものではない。
病み上がりということもあり、あっさり倒されてしまっても仕方無いと思われる。
にしてもあの祈殿を力任せに壁に叩きつけて気絶させるってのも凄い話ですなぁ。
反して戦闘力のない夏夜さんはスコッで済ませるのは優しさなのか効率的な判断なのか。

ガレに傷を負わされた雪丸。
治療の途中であろうが居ても立っても居られない様子。
ふうむ。大事な嫁を目の前でかっさらわれては冷静ではいられませんわな。それは分かる。
しかし雪丸の気持ちは分かるが、その頼みはどうであろうか。
つまり、虎鉄と祈殿に叢雲と獣金をくれと頼むというのは・・・

頼む!!二人共!!奴らの・・・黒船の交渉を呑んでくれ!!

頭を下げて頼む雪丸。どうでもいいが祈んという呼び方の響きはいいですやね。字にするとピンと来づらいが。

雪丸の気持ちは分かる。どうにかしたいとは虎鉄も思う。
しかしこの叢雲を手放すのは。新たな生き方を探すための道となるかもしれない存在を手放すのは・・・
黒縞家に伝わる家宝でもあるし、虎鉄からしてみれば大きな付加価値を持っている叢雲。これは簡単には渡せませんわな。
だが、雪丸とて簡単に折れたりはしない。なりふりかまわずに来る・・・!!

頼んで受け入れられないならばと実力行使に打って出る雪丸。
うーむ、本当になりふりかまってませんなぁ。
しかし不意を突かれたとはいえあっさり倒される虎鉄もだらしない。しっかりいたせ!!

叢雲はさておき、獣金は簡単に持って帰れない。
こりゃ確かにガレも置いていくしかないですわな。
人質交換で手に入れても輸送に困り果てたりしないだろうか。まあそこはどうでもいいか。

雪丸が輸送に手こずっている間に復活した虎鉄。猛然と雪丸に突っ込んでいく。おぉ。
さすがにここで簡単に倒されているようではどうにもなりませんものねぇ。
雪丸の言う、人の命に比べて刀の代わりはいくらでもあるという言葉にもしっかり反論しようとする。

代わりなどありません・・・!
たとえ石コロひとつの価値だとしても・・・叢雲は黒船に渡さない・・・!!!!

意志を示す虎鉄。しかしその言葉で諦める雪丸でもない。
となればやはり実力で納得させるしかないという流れでありましょうか?
でも素手で雪丸と渡り合えるとは思えないし、強さを見せて納得してもらえるとも思えない。
これは重ねての説得が必要そうですな。想いをぶつけろ!!

・私を食卓に連れてって
チヤホヤされて育つとろくなヤツにならない!!
しかしバカなことこの上ないけど、支配してもそんなに悪い事にならなさそうなのがアレですな。
皆が笑顔になるならそれでもいいんじゃないかと。でもうっかり食中毒で死んでるようではいかんな。

信じぬける強い力があれば生き返ることだってできる。バカの信念は怖い。力のあるバカって怖い!!
バカに対抗できるのはバカしかいない。それは分かるがその周りの人達は本当に大変だと思われる。ツッコミ大変だな、本当!!

色々とかっ飛びながら進んだ集中連載であるが、最後に大事なテーマが語られる。
なるほど。これは料理漫画ではなく、大事なのは笑顔でご飯を食べる食卓ということを伝える漫画であったわけなのですな。
そういう意味では自分で料理を作らず買ってきたものであっても何の問題もないわけだ。なるほどなー!!

無茶苦茶に駆け抜けならがもしっかりテーマを描き切ったこの作品。実に素晴らしい!!称賛したい。
そしてやはり先生も称賛したい。しまだ先生の次回作を楽しみにしております!!

・木曜日のフルット
モラルの欠けた乱痴気騒ぎはよろしくないですわなぁ。実に。
ネコの処理も片付けとまではいかんか。

・総合感想
次号から福地カミオ先生の集中連載がスタート。
しばらくは集中連載枠が確保されていく感じですかな。
本格連載になる作品が生まれて行って欲しいものであります。



2015年 16号


・刃牙道
巻頭カラーで決闘罪に関する件が記載される少年誌。実に良い。
何にしてもこういった法律があるため、大っぴらに闘うこともできない。
なので闘いたいやつらはここに来る。地下闘技場にやってくる。

さて、その地下闘技場で、怖いもの見たさの観客たちも静まり返る戦いが繰り広げられている。
手裏剣。見た目は軽量ながら、その威力はフライパンを貫く。そんなシロモノを人体に投げ込む。全力で!幾本も!
しかしそんなシロモノを躱し、やり過ごし、素手で捕え、素手で掴む。あまつさえ――両断。

すさまじい技術を目の当たりにしているのだが熱狂できない観客。リアクションができない
一瞬後には惨劇があるのではという緊張感がそうさせないのであろうか。
剣豪の立ち合いは静の戦いであり、一瞬の緊張感――手に汗握るものとなるのが常であるが、これもそういうものというわけか。

ただ――納得ったことが一つだけある。
経緯もクソもなく突きつけられた事実。最も受け容れ難い事実。
この宮本武蔵は実物だ!!!

クローンとかそういった説明はもはや不要。
この実力を見れば疑いようがない。さすがの貫録よ・・・

さて、手裏剣を使い果たした烈海王。
しかし上着はただ武器をしまうためだけの存在ではない。
こいつの使い道はまだあるぜー!!
てなばかりに振り回される上着。闘牛のケープのようだとか言われているが、どちらかというとヌンチャクのような速さである。
そしてその鋭い上着によって砂の地面を叩けば・・・凄い勢いで砂が飛んでいく!!

男子の面体に砂を浴びせかける烈海王。やられた方はなかなか嫌な気分になりそうですな。
歯や爪が混じっているし、血や汗や小便も混じった砂である。こりゃ顔には受けたくない・・・!!

多少のダメージはあるかもしれないが、嫌がらせ的な意味が大きそうなこの攻撃。
次の一手への布石であるのかどうなのか。気になるところです。

・弱虫ペダル
栃木県日光市。中禅寺湖の北西部標高1400mには広大な湿地が広がっている。
日光火山群の主峰、男体山の噴火の際に堰止められてできた湖が長い時間をかけて湿地化したものである。
その名を戦場ヶ原。日光の大蛇と赤城山の大百足が戦った昔の伝説によるものである。
尾瀬と並ぶ有名な大湿地は多様な動植物をはぐくみ、夏の避暑地。観光地としてもにぎわっている。
戦場ヶ原を貫く国道120号線。三本松公園駐車場特設ゲート。ここがインターハイ栃木県大会1日目のゴールである

相変わらずの細かい説明が面白い。
聖地巡礼として漫画の舞台を巡るにも便利な情報でございます。

さて、そのインターハイ1日目のゴールを目指して駆ける選手たち。
先頭を争うのは鳴子と御堂筋君。
御堂筋君は脚のテープを外し、貯めていた両脚の筋肉を解放する。ぶっるぅぅん。いい音だ。やっぱりブヨブヨなのかね?ブヨブヨ。

そんな選手たちよりも一足早くゴールに辿り着いているのは定時たち1年生。何だか久しぶりだ。
学連のバスに乗ってゴール前の応援の場所取りをしている様子。
そんな定時たちに古賀さんから大事な指示が飛ぶ。
どうやら古賀さんたちはゴールの瞬間には間に合わないようである。
となれば、渋滞に巻き込まれている寒咲さんや段竹たちも間に合わないのでありましょう。なので・・・

そこにいる1年だけで総北のゴールをサポートしろ!!

割と呑気に楽しんでいた様子の1年達。いきなりの指示に固まってしまう。おほ!?
気持ちは分からないでもないが、誰かがやらなければいけないことでありますからねぇ。やってもらわないと。
とりあえず必要なのはゴール先で選手を迎え入れる準備。氷水とタオルとボトルの用意だ。これはまあ慣れたものであろう。
しかしそれよりも大事なのは・・・応援
ゴール前の選手は出し切ってる。その中で最後の最後力にするのは仲間の応援。その声である。

勝たせろ。おまえの応援で。やれ!!おまえしかいない!!
重要な役割だ。声で背中を押すんだ。他の声にかきけされないように。

確かにこれは重要な役割。そんな役割をいきなり背負わされる定時。大丈夫だろうか?
まあでも確かに声の大きさであれば定時はそうそう他の誰かに引けを取ることはありますまい。
兄も認める。おまえならできるよと言ってくれている。ならば・・・やるしかない!!

ゴール前の応援の準備は整った。
古賀さんたちも定時たちも知らないが、総北OBという応援の隠しダネもありますし、多くの力を得ることが出来そうだ。

とはいえ、まずゴール前まで争ってる状態になっていないと話にならない。
ゴールまでのこり1km。まだまだ御堂筋君と先頭争いを行っている鳴子。
特上の舞台で、わんさかいる観客の前で強敵との争い。こいつが派手じゃなかったら何が派手かわからない。
そんな派手な場面が大好きな男、鳴子章吉。張切らないはずがない。

エエで!!御堂筋!!最高や!!燃えまくる!!やろうや!!命がけの勝負を!!

去年も目が見えなくなるぐらいに出し切った鳴子。その鳴子が述べる命がけの勝負。ハンパじゃぁない。
そういう意味でのハンパなさでいえば御堂筋君も同様であるわけで・・・もうこの2人の逃げ切りで確定か・・・

なんて観客のセリフがフラグとなって、後続3人登場。ようやく来たか!!
しかし前との差は350m。まだまだ大きい。
スイッチ入れてノリノリで走ってた黒田さんもこの差を目の当たりにするとどうにも厳しい表情となる。ザワッ。
それでも意地でエースを運ぼうとする黒田さん。
しかしそこでオレが引くよと言いだす葦木場。ついに、ようやく出番でありますか・・・!!

黒田さんと今泉君だけでは追いつけない。
のであればもうエース温存とか言っている場合ではない。
3人で力を合わせればひょっとすれば先頭に追い付く可能性もある。
もし追いついた場合、そこからどのように決着を争うこととなるのか・・・注目ですな。

・実は私は
プロフェッションアースとは藍澤さんの星のTV番組の名である!!
地球じゃ誰も見たことのない番組に茜ちゃんも興味津々。
何でも知ってそうな茜ちゃんであるが、さすがに地球外のことまでは分からないのか。なかなか珍しい顔をしています。可愛い。

生徒会室に何故かたむろしている面々。
秘密を共有し合っている面々なだけにこういうのを見るにはいい場所なのかもしれませんな。

というわけで始まるプロフェッションアース。ナレーションから開始だ。

『冷静であること』そう語るのは地球潜伏作戦第08小隊所属、藍澤渚。
遠く離れた地球・・・カメラが目の当たりにしたのは、藍澤の孤独な戦いだった。
この番組は最前線・・・地球で働く同志の活躍を紹介する番組である。

一緒にいたし映ってるかなと期待していた葉子さん。ナレーションの段階で映りまくっている。バッチリやね!!
というかお泊りしてたんですな葉子さん。仲のよろしいことで。結構な話だ。

常に危機感を忘れないため、時間になるとタライが降ってくる仕掛けを施す藍澤さん。さすがである。
わざわざ葉子さんの分まで仕掛けておく必要はない気がするが、さすがである。
基本的に焦らなければ能力は高いんですよね。分かっている危機ならば大抵のことには対応できる。焦らなければ。

藍澤の朝は早い。地球に来てからの2年間でも毎朝のジョギングを欠かしたことはない。
これは外部ユニットとの連動性を確かめる上で必要な習慣と藍澤は語る。
もちろんこの時本体のジョギングも忘れることはない。
若者を中心に圧倒的支持を集める藍澤。その秘密はこの努力を惜しまぬ背中にあるのかもしれない。

あれ?藍澤兄によれば、走らなくても本体に疲労はフィードバックされるんじゃなかったっけ?
中で走った場合、外部ユニットと本体の倍の疲労が来たりはしないのだろうか?それはそれで鍛錬になるからいいか。
しかしその藍澤さんに寝ながらついていけている葉子さんの運動力はどうしたことか。
夜だからか?やはり吸血鬼である以上夜の方が運動性能は高いと・・・!?あるいは寝ている時の方が高いとか。なんでやねん。
あとそのインタビューの受ける時のスタイルはなんやねんと。どこで撮影したんだ!?

ロケ地で行われているのか、背景は合成なのか。
非常に気になるところであるが、ドレス着ながら激おこプンプン丸とか言われても困る。
学ぶのも結構であるが、なるべく使うことのないようにして欲しいといいな!!
というか流行り言葉を持って帰られても困りますよ。いつまで残ってるか分からないんだし!!

そういう意味ではシャンプーハットは長く残っているので安心と言えるかもしれない。
まあ正しい用法を理解していなければ意味はないのだが・・・聴こうよ。

インタビュアーによれば地球の民に正体を目撃されて母星に帰還する人は多いらしい。ほう。
そんな中、藍澤さんは活動を続けることが出来ている。
うん・・・まあ、朝陽に見つかるまでは無事に活動していたわけであるし、その期間は称賛されてもいいんじゃないですかね。うん。
外部ユニットの電力補給の拠点確保は大事であるが、そもそも電池切れを起こさない工夫をですね・・・

『冷静であること』に続いてのキワードは『油断をしない』。大事なことである。
どの口でと知ってる人ならば言いたくはなるが、普段から言っておきながらこれだということも知ってるので何とも言えない。

機密を守りつつ第2の故郷である地球の良さをもっと知ってもらいたいと考える藍澤さん。いいことだ。
しかしさりげなく内職とかしてたんですな。任務なのだから星の機関かどこかからか給金は出ていないのだろうか。

気になるところであるが、ここで朝陽登場。
そして撮影スタッフの姿も登場。見えちゃってますよスタッフさん。
というか朝陽は暴漢扱いであるか。そうか・・・

己を守り、機密を守った藍澤さん。うん、守れた守れた。見てへんよー。凄い凄い。
と、もうここまで来るとツッコミを入れるのも投げやりになってくるこの展開。
普段逐一ツッコミを入れている朝陽の大変さ・・・そしてその存在の重要性がいかに大きいものであるかが分かる。

感動して喜ぶ葉子さんに華恋ちゃん。褒められて嬉しそうな藍澤さん。
それに対し、最後まで見た自分に一番ガッカリだと厳しい評価の朝陽、茜ちゃん、紅本先生。
やはり前者のボケっぷりは他の追随を許さないものだということなのか・・・

てなわけで、なんだこれ回でした。なんだこれ。
まああれですよ。やっぱりツッコミを入れる人は必要だって話ですね。読者がやるにも疲れちゃうしさ!!
しかし本当にアホだらけの星である藍澤さんの母星。
科学技術は凄い進んでいそうなのにどうしてこうなのか・・・だからこそ妙な閃きがあったりするんだろうか。
科学の発展のために人類の総アホ化を考える。そんな日が来るのかもしれない・・・こねーよ。

・鮫島、最後の十五日
仁王VS宝玉光!!
しかし結果は既に明らかにされているため、最初の1コマで決着。ゴン!!
ブチカマシ1発で大量出血の宝玉光でありました。口程にもない。

これほど差があるのかよ・・・平幕と三役ってのは・・・

同じ幕内であっても格の違いというのは産まれる様子。
確かに田ノ中親方の言う通り、素質だけならば宝玉光の方が数段上だった。
碌な稽古もしないで幕内まで言っているのだからそれは窺い知れる。
しかしそこから上も努力なしでいけるほど甘い世界ではない。

大関に手が届こうとしている仁王さんに対し、未だ平幕の宝玉光。
田ノ中親方もすっかりやつれた感じでありますなぁ。ハッハッハ。
しかしそれでももう宝玉光にすがるしかないって感じなのが痛々しい。

次の場所で復讐を誓う宝玉光。それに対し、土俵で語るのが空流の流儀だと答える仁王さん。
普段はおちゃらけているが、決める時は決める兄弟子で本当、頼もしい。

今回も宝玉光にボコボコにされた鯉太郎。
しかし以前とは違い、一度引かせることに成功している。少しずつ強くなっていることが実感できている。いいことです。

仁王さんの大関取りも見えて好調の空流部屋。大関も出れば超一流部屋の仲間入りでございます。ホホホ。
新弟子もどんどん増えていくことになるんでしょうなぁ。
基本的に稽古が厳しい部屋だからどれだけ残るかは分からないけど。

それはそうとその仁王さん。空流親方に呼ばれて稽古場に。
するとそこにいたのは・・・マワシをつけた空流親方の姿が!!おぉう。

さすがに元力士。引退して痩せたとはいえ、なかなかいい身体をしている。
とはいえ仁王さんに胸を貸すだけの力が残っているはずはない。
それでもあのナマイキなボーズがどれほど強くなったのか肌で感じてみたいなどと言われては仁王さんも断れない。
他ならぬ親方が請うのであれば断れない。

まあ、結果は火を見るよりも明らかでしたけどね。吹っ飛ばされて大の字になる空流親方。おやおや。
しかしとても満足そうであります。

デッカイ花咲かせやがって・・・こんな嬉しいことはねーな

言った通り、吽形さんの分も空流を支え、引っ張ってきた仁王さん。
親方の番付を超え、大関取りにまで迫っている仁王さん。
親方を喜ばせるためにという想いは人一倍強い仁王さん。うーむ、良い弟子を持てて親方冥利に尽きますなぁ。

土俵で語るのが力士・・・これは先代から俺が受け継いだ信念だ
大丈夫・・・お前ならきっと大丈夫だ。

先代から受け継いだ意志はしっかりと仁王さんにも受け継がれている。
そして仁王さんの言葉は鯉太郎も口にしている。
こうやって意志が受け継がれていくのを見るのはよいものですねぇ。しかし・・・

新寺親方の話では別れるまでオヤジはずっと上機嫌で呑んでいたらしい・・・
きっとオヤジにとって最高の・・・最高の夜だったんだと思う。
そんな最高の夜を・・・最悪の朝が消したんだ・・・

何となく嫌な予感はしていた。
してはいたけど・・・これは・・・これは本当に受け入れ難い・・・

いや待て。まだそうと決まったわけではない。
飲酒運転した親方が事故っただけかもしれない。
それで誰かを轢いてしまったのだとしたらそれはそれで最悪の朝ではあるが・・・

宝玉光の以前の言葉と合わせると今後の展開が見えて来そうですなぁ。ううむ。

・毎度!浦安鉄筋家族
全自動賽銭装置。理解していれば便利といえなくはない。速度上げすぎだが。
仁社に果たしてご利益はあるのかどうか。祟り神っぽい感じはある。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
BSAAを操ろうとするマイクP。
やけに自信があると思ったら制御可能なコードを手に入れているらしい。ほほう。
そして勝ち誇ったかのように自身の目的を口にする。

番組プロデューサーの肩書きは偽造したもの・・・
しかし私の仕事はある意味プロデューサー的と言えるな・・・ククックククク・・・
生物兵器の復活を残虐な事件として世界中に喧伝する!!
私はそのためにこの島にロケ隊を引き入れたのだ!!

なるほど。撮影されていいのかとか思ったが、むしろ望む所だったわけでありますか。
BSAAやテラセイブとしては生物兵器の存在が知れ渡るのは避けたいところでありましょう。
どんな野心家が目を付けるか分からないわけですし。さてさてこれはどうなるか。

一方、モリオを見事に撃退してみせたトミナガ。
マユちゃんも逃げずに結果を見守ってくれていた様子。良かった良かった。

アイドルの仕事は大変で、人を信じられなくなっていたと語るマユちゃん。
ありもしない噂を流されたりと色々と大変である。ううむ。

さっきはああでも言わないと見捨てられると思い込んじゃって・・・私・・・

こういう業界に居ると疑心暗鬼になるのも仕方がないかもしれませんなぁ。
そういう男ばかりではないのだが、そういうのばかり目にするようになっていたわけでしょうし・・・

何にしてもそういうことを言ってくれるのは本当にホッとする。
トミナガとしても理想の子でいてくれて本当に有難い気持ちでありましょう。
その気持ちだけで十分という言葉に偽りはありますまい。うむ、いい男だ。

勝利。そして束の間のいい雰囲気。
それは本当に束の間のこととなりそうでありますが、今の内に育み、大事にしておきたいところであります。
今後更に悲劇が襲いかかってくることになるとは思いますが・・・2人共無事でいて欲しいですなぁ。

・マジカロマジカル
釣り餌となってウナギの怪物をおびき寄せた狼一。
喰われたけれども釣り餌としてはオッケー・・・って糸切られちゃってたらダメじゃん!!
そしてその状態で待機を行う朝ちゃん。度胸があるのか信頼してるのか何なのか。

頑張って中から出てこようとしている狼一。しかし折れた刀ではいくら切りつけても無駄な様子。
なんだかこの弱った感じが可愛いな。

ならばこの間のような力が出せればよいのではないか。
あれが夢じゃなければいける。そう思って自分の心を燃やそうとするわけですが・・・

はい。終わった

信念を口にするのは大事であるが、やはり口にするだけではどうにもならないらしい。
ちゃんと燃えろと言うからには燃やさないといけませんわなぁ。
でないと本当に溶けちゃいますよ。ドロドロと。

溶けかけている狼一であったが、天使――いや、雫ちゃんが助けに来てくれる。
やっぱり見逃しには出来ず助けに来ようとして喰われちゃったわけでありますか。何はともあれ行いは天使ですなぁ。
それにしてもこのウナギの胃液は服の繊維だけ急速に溶かしすぎじゃなかろうか。ふむ・・・まあ、いいんですがね。ふむ。

そんな色々な意味で大変な状況の雫ちゃん。
しかしそれでも狼一のことを真っ先に心配する辺り格好いい。天使でかつ格好いい。
そんな姿を見れば狼一だって心を燃やすことが出来る。雫ちゃんのためなら多分なんだってできる。

だけどもう、それだけじゃ駄目だ
1人になったとたん簡単にまた諦めてた。また雫さんに助けてもらってしまった。
このままじゃずっと同じことの繰り返しだ。そんなのはもう終わりにするんだ!!
だから言葉にしよう!もう2度と逃げ出さないように、雫さんに今の俺の決意を。

自分の情けなさは自分自身でよく分かっている狼一。そんな自分が嫌だとも思っている。
それを変えてくれる存在である雫ちゃん。その存在に頼り切ってはいけないと考えられるだけ狼一には見込みがありそうですな。
言葉に出して決意しようとするのもいい判断だ。しかし色々と伝えたいことはあったようですが、言葉にできたのはただ一つ。

がんばりますっ!

想いは色々あれど、今言葉にできるのはこれだけ。
でもいいんじゃないですかな。まずはそれが大事。それを忘れなければ他のことだって口にできる日が来ますさね。

というわけで、この間の力を発揮する狼一。
その燃える心と刃の前に暴れ出すバケモノウナギ。
とどめは朝ちゃんの空対地式マジカル☆カカト落としで決まり。ドゴッ。そんな物理攻撃が効く相手だったのか!!

かなり地味に見えるがやたらと効果の高いカカト落とし。
頭を蹴られたのに何故か飲み込んだ2人を吐き出すウナギ。
色々と疑問に思わなくはないが・・・魔法の力は偉大ってことだな。うん。

てな感じで作戦大成功。結果オーライという奴であります。
どうでもいいが、この朝ちゃんを見てると並乳と言っていいものなのかどうか・・・この世界の並とは一体・・・
というかぶっ倒すと化物も元の姿に戻っちゃうんですね。
あのままだったら食いでのありそうな感じだったのになぁ・・・大味かもしれないが。

さて、何やら新手の怪物が現れそうな感じ。
しかもどうやら知能のある怪物のようであるが、どのような存在なのだろうか。気になるところです。

・囚人リク
暗く、深い、闇の底より新章開幕――

真っ黒なページ。めくっても暗闇は続く。
しかしリクが目を開けばそんな闇でも少しは見通せるようになる。
見えた光景は・・・牢獄。しかも鉄格子の向こうは剥き出しの岩肌となっている。これは・・・!?

リクが周りを見渡せば、そこには仲間達の姿がある。全裸で
レノマさんがいた。史郎さんがいた。松尾がいた。天野も田中一郎もいた。全裸で
もちろんリクも全裸である。寒そうな岩盤に冷たそうな隙間風。そこに全裸で拘留とは・・・こりゃ厳しい。
尊厳破壊的な意味でも効果は高そうですなぁ。まあこれぐらいは極楽島でも保護房でやってましたし。

しこたま殴られた後、薬を吸わされて気絶した一行。
そしてこの地獄島に落とされることになったわけですな。

島と言ってはいるが風に潮の香りはしない。それだけデカい島ということだろうか。
低い気温から井戸は本土とほぼ同じであると推測される。
こんな所に落とされても早速分析を始める田中一郎。さすがの脱獄王であるか。

ところでさっき、リクは6人全員生き残っていたと言っていた。
誰か忘れているんじゃなかろうか?
いや、騙されたとはいえ裏切った男がここにいるとはさすがに思わなかったのだろうか。
部屋の隅には周龍の姿があった。他の面々と同じように全裸で。

裏切り者は死ね

姿を見つけるなり掴みかかるレノマさん。そりゃ恨み骨髄でありましょうさね。
裏切らなくても計画が知れていた以上、脱獄の可能性は薄かった。
それでも仲間を信じて相談してくれればそれを逆手に取ることだって出来たかもしれない。
そう考えるとやはり裏切り者と呼ぶしかありませんわなぁ・・・

親父を失う自分に耐えられる自信がなかったと述べる周龍。バカな奴である。
自分でも最低だと思い、殺してくれと頼んだりしている。うーむ・・・

言われるまでもなく殺してやるよと周龍の頭を壁に打ち付けようとするレノマさん。
しかしそこに割って入るのはリク。うむ、さすがか。
裏切られた怒りはもちろんリクにもある。めちゃくちゃハラワタ煮えくり返っている。

でも・・・殺していいって道理はねえんだ・・・

追い込まれてもやはりその辺りの信念は曲がらないリク。
そしてお前が誰かを殺したら、お前に預かって腕に埋め込んだ自決用の薬で死ぬと脅しをかける。
年端もいかぬ少年のセリフとは思えないが、実際にやるだろうという凄みがリクにはある。さすがというより他ない。

田中一郎も許し難いとは述べつつも、同じ囚われの身である以上いがみ合ってる場合じゃないと述べる。
確かに鬼道院に騙された者同士という意味では変わりないですわな。
怒りの全ては鬼道院にぶつけるべきでありましょう。しかしそれが果たせるかどうか・・・

こんな・・・どこかも知れぬ牢の中で・・・
俺たちの運命は・・・どこへ向かっているんだ・・・

諦めずに脱獄を志すかと思いきや、早速絶望しかかっている田中一郎。おやおや。
まあ、あれだけ鬼道院に完敗を突きつけられた直後とあってはねぇ・・・心折れるのも無理はないか。
地獄島が極楽島より警備態勢が甘いとはとても思えませんですし。ううむ・・・

一寸先も見えぬ闇。男たちの運命はどうなってしまうのか。
そして一体いつまで全裸で過ごすこととなるのだろうか。気になるところである。

・侵略!イカ娘
千鶴さんは実に可愛いなぁ。よく食べてよく動く。そりゃ強くもなるってものですさね。
しかしだいぶ低く表示されて40キロということは、実際の体重は・・・・・・おっとこれ以上はいけねぇ。

・Gメン
男には絶対に負けられない喧嘩がある
数を揃えて勝ったつもりになってるようなヤツに舐められたままでいられますかってんだ!!

というわけで勝太の反撃。
数を頼みにしている八代はまだまだ余裕の表情であるが・・・甘いなぁ。

次々とギャングたちをブッ飛ばす勝太。
鉄パイプ持ってこようが殴られる前に倒してしまえば問題ないってね。

残るは八代のみ。フラフラではあるが、ここで挫けるような男でもない。
暴力使えば誰でも言うこと聞くと思うなよ!!と熱い言葉も飛びだす。
そして見事に八代をボコる勝太。
うーむ、負けを認めるのが早いなぁ八代。
というかとことんまで情けない路線を走る男である。

やられそうになったからということで土下座まで行う八代。
こういう精神性だから人にやらせても平気だったりするんですかねぇ。

見事な勝利。かと思いきやギャンググループの追加が登場。
追加というかエイトボールの中では最強の男が遅れて登場したらしい。
うーむ、万全な状態ならともかく、今の勝太では厳しいか・・・?
意地と根性でどうにかしてほしいところであります。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
三年前。まだ圭一さんが生きていた頃。生身だった頃。骨じゃなかった頃。
未捜査案件を一緒に調べる同僚の女性、桐島さん。何やら親しげな様子でありますが・・・?

女性は気になるが、この事件というほどじゃない未捜査案件は一定の関連性がある様子。

何かがある。消えた人々・・・その裏には誰かが・・・

どうも何かに気付きつつあるらしい。
圭一さんが死んでからもその未捜査案件の関連について調べていた桐島さん。
ふむ、圭一さんが殺された理由がハッキリしてきそうな感じでありますな・・・

さて、そのきな臭い感じの警察であるが、警視庁の壮行会が行われている。
桐島さんはキャリア組なのでこの若さで署長を任されているらしい。ほほう。

会場の一角を借りて行われる盛大な壮行会
他のホールではコンサートなども行われており、そちらには蛍ちゃんの姿があったりする。
ふむ、忙しい日々を送っているけど、友達と遊びに行く時間も何とか確保できているみたいですな。何よりです。

そんな蛍ちゃんに話しかける桐島静香さん。どうやた圭一さんとは同期であったらしい。いや、それだけではない。

私ね、一時期圭一さんとお付き合いしてたのよ

やけに親しげな感じだと思ったら、ほう。あのシスコン拗らせてそうな圭一さんが、ほう。
死んでから生前の記憶があやふやな圭一さん。
そのことについてはハッキリ覚えていないようであるが、どうなんですかねぇ。
本当に付き合っていたのか。どのぐらいの付き合いだったのか。気になるところです。

蛍ちゃんの記憶によれば、圭一さんが失踪した直後に家の近くで見張ってた人に似ている気がするという桐島さん。
怪しい人から連絡があったり、圭一さんあての荷物が届いたりしてないか確認してくる。
ふうむ、何かに気付きつつはあるけど、そこからの発展が見込めてない感じでしょうか?
まあ圭一さんと同じような所まで気付いていたとしたら、もうとっくに殺されているかもしれませんが・・・

桐島さんは兄のことについて何か知っている。そう推測する蛍ちゃん。
お願いして壮行会会場の中に入らせてもらえることとなりました。ワイワイ。
中には楓ちゃんの姿もあったりしますが、まあとりあえずは置いておきましょう。

あやふやな記憶も見知った顔を見ることで少しづつハッキリしてきた様子。
そして桐島さんのことを調べるために張り付く圭一さん。
しかし親しげな男が来て楽しそうに話し込んでいるのを見ていたたまれずに戻ってくる圭一さん。相変わらずメンタル弱い。

そんな風に目を離している隙に事件発生。
休憩室に入ったまま返事をしなくなっている桐島さん。
何かあったのではと押し入ってみると、倒れている桐島さんを発見。息をしていない・・・!!

緊急事態ではあったが、冷静にAEDを使用。処置の結果息を吹き返す桐島さん。良かった。
症状的には心臓発作のようであるが、事件性はないのだろうか?

ここで南具署の大島さんの証言。桐島さんがこの部屋に入る時に黒ずくめの男を見たという。
警察で見たことのない男だとのことであるが、何者だろうか?
確かに蛍ちゃんも桐島さんの後を追うようにしている黒ずくめの男の姿を見ている。ふうむ・・・?

大島さんの話によれば、部屋の中から倒れる音がしてドアを開けようとしたがカギがかかっていた。
近くに居た者に人を呼ばせに行かせて今の状況となっているのだという。
ふむ。となればその黒ずくめの男が逃げる時間はない。窓から外に出たか、まだこの部屋に居るか・・・

調査を開始する警察。さすがに動きが素早い。
そして楓ちゃんに見つかる蛍ちゃん。おやおや。

今回のことに関して推理を披露する楓ちゃん。
犯人はあの部屋におり、警察がカギを開けてなだれ込んできたときにドアの後ろに隠れ、その後警察の中に紛れこんだのだと。
ふうむ。黒ずくめの格好は特徴を際立たせるカモフラージュで、犯行後は普通の服に着替えたというわけですか。
初歩的な推理と言えなくはないが、説得力はありますな。

あの現場にいた人間の顔を撮影しておいた。この中に誰も知らない人間がいれば、それが犯人だ。

この勝負、私の勝ちだなと勝ち誇る楓ちゃん。フフフフ。
そのセリフはフラグを立てにいってるようにしか聞こえなくっていかん。

ちなみに圭一さんが目撃した桐島さんと親しげに話していた人物は黒ずくめの男とは別人である。
あやしい人物が2人いるのか?だとしたらどういう犯行なのか。いや、そもそも事件性はあるのか?
桐島さんの追っている内容が内容なだけに殺されそうになる理由はないでもない。
しかし殺すにしてもわざわざこんな場を選ぶ必要はないようにも思える。ふむ・・・気になる話ですな。

・行徳の漫画家とイトの日記
出来て欲しいな系のランキングは非常にあるあるですな。
利用できる本屋・・・秋田書店系の棚がある本屋は実に欲しい。実に欲しい!!

・ドカベン ドリームトーナメント編
不振の武藤選手であるが、捕手のリードとしては見事な面を見せた前の回。
今度はバットで魅せることができるかどうか。

とはいえ、剛球仮面にマネをされた里中としては心中穏やかではない。
この打席は絶対に打たせるわけには行かない。やられた山田も同様でありましょう。

山田を抑えて気を良くしている武藤。
こんな時はどんな球でも初球から行くという。
その武藤に対しての里中の初球はスライダー。
タイミングは合っていたものの、ファールとしてしまう武藤。ふむ、調子は悪くなさそうですなぁ。

二投目もファールの武藤。いい感じに当てている。
しかしカウント的には追い込まれた感じ。
その状態で勝負の三球目。投げるのはさとるボール。シンカーだ!!

やられた球でやり返す山田
いい気迫といえなくはないが、そこは予想しておくべきだったかもしれませんな。
特に里中は昔から気が強い選手でしたし。

さて、五番の金太郎登場。
常に契約は1年。その後の1年は旅に遊ぶというくり返しで生きてきた男。
野球と同じように料理の腕も抜群という妙な選手。
まあ、この世界では野球の他に抜群の能力を有している選手は珍しくなかったりしますけどね。

どんな打席を見せるのかと思いきや、全く打つ気の見せない金太郎。
この打席は見に回るということだろうか。それにしても全くバットを振らないのは思いきりがいいというか何というか。
不気味な感じですなぁ。

・辻浦さんとチュパカブラ
普段理不尽な照れ隠しをすることがあるため、逆に大人しくされると困りますよね。ハッハッハ。
すぐに橘さんたちが戻って来るのは分かってたけど、やぁドキドキした

ぼっち街道をばく進していた所にこの状況。慣れるには大変そうですなぁ。
しかし奈々子ちゃんもやっぱり可愛い枠なんですな。
似た感じである優も可愛い枠にはなれんだろうか。もう少しシャッキリせんと無理か。

・クローバー
ウチはいつも1人じゃった・・・
気持ち悪い・・・怖い・・・ウチには誰も近寄らんかった。ウチの存在を忌み嫌うた・・・家族さえも・・・
それは・・・ガキん時も・・・中坊ん時も・・・この学校に入っても変わらん・・・

それが子供の頃からの性格によるものなのか強さによるものなのか。
ともかく家族にすら距離を置かれていたという高虎。悲しい話である。

ええツラのお友達がようけェおってええねェ。

そう言いながらハヤトを殴りつける高虎。
自分にはいないことから来る嫉妬心でありますか・・・ツラはさておき、孤独なのはたまりませんな。

春木ちゃん・・・アンタがウチを利用しよう思うて近付いてきたんはわかっとったよ。
じゃがね・・・会いにきてくれるヤツがおるんいうんはね・・・うれしいもんよ

軽い感じで受け答えしていた高虎であったが、内心はかなり嬉しかったみたいですな。
春木の思惑はちゃんと理解している。だがそれでも感謝するという高虎。
うーん。何というか・・・乙女ですなぁ。
怪物の片思いというタイトルがまた何とも切ない。

春木ちゃん・・・その礼、ちいとさせてェやあ。ウチは絶対負けんけェ!!

これが高虎の闘う理由。
一方通行ではあるものの絆はしっかりあったわけですな。
それがあるからこそ立ち上がれる。だがそういう話ならばハヤトだって負けていない。

オマエら・・・このケンカが終わったら・・・お好みでもおごらせてくれ

仲間の声援を受け、踏んばるハヤト。
高虎を投げ飛ばし、大木の幹に顔面を直撃させる。そして追撃!!
見ている者たちが一斉に身を乗り出すこの一撃。これはついに決まったか・・・!?

・はらまき
大縄跳びで跳ぶ回数が多くなるのは地味にある。跳び過ぎはまずない。
刈谷ちゃんは色々と規格外で団体競技は難しそうですなぁ。

・ハリガネサービス
IH予選を目前にし、選手たちがそれぞれに切磋琢磨している。
ポジションが被る選手がいないためちょっと目立たなくなってる野々原さんが寂しい。
MBとしてはこれも警戒しないといけないので大変ですなぁ。覚えること多い多い。

カットが乱れて難しい体勢からでも速攻を使う松方&間白ペア。
見事なものであるが、その凄さはしっかり理解している下平くん。ブロックで食らいついて見せる。
その結果、サーブの方向が限定され・・・猫田先輩も惜しいところまで行けるようになる。むう、届かないか。

点は取られたものの、今のはなかなかいい形でした。松方も少し警戒を始めている様子。

下平くんは松方のことを凄いセッターと褒めている。自分の予測なんて全部お見通しみたいに裏をかかれて、と。
それは裏をかかれているといよりは思考を先導されている部分が大きそうですな。
まだまだフェイントとかに引っかかりまくってそうですし。
山縣先生も予測は駆け引きの半分でしかないと述べる。

ただ相手の思考を推測していては戦いでは後手を踏むことになる。
お前が松方を騙せ

これは結構な無茶振り。けどそれをやるのもMBの勤めである。

さて、Bチーム。五十嵐先輩のスパイク。それを見事に受けてみせる間白。
体全体を使った家守先輩のようなレシーブ。間白も格好の良さよりも大事なものが見えてきたようですな。

ここからAチームはどう来るか。間白の即効か、裏の高代先輩か・・・裏だ!!
間白を囮にしたプレー。これはフリーで打てる。
かと思いきや、そこに飛びだしてくる下平くん。ばっ。
どうやらこれは山縣先生の狙い通りであるらしい。

MBの敵がセッターであるように、セッターの敵もまたMBだ。
お前が松方を見てトスと予測しようとするように、松方もまたお前を観察している。
バカのふりをしてトス直前に間白に目線をやってみろ

なるほど。松方はその視線のフェイントに騙されたわけでありますな。
考えを予測するだけではなく、考えを先導する。これもまたテクニックである。やったぜ。

ブロックに飛んでいるのは下平くん1枚。残りの面々はレシーブの構え。これならば打つスペースはありますまい。
となれば高代先輩が狙うのは下平くん。ブロックを弾き飛ばして相手コートに落とさせるのが狙いの強打。
跳んでいるうちにこの辺りの判断が瞬時にできるのはさすがですなぁ。

高代先輩は言っていた。1月ちょっとでモノにできるほどMBってポジションは甘くないと。
モノにならないとわかってる人間に教える時間はもしかしたら時間の無駄なのかもしれない。

だけど高代先輩は、いつだって本当に丁寧に教えてくれた!!
3年間で最後の大会前の貴重な時間を、僕なんかの為に!!
高代先輩が割いてくれたあの時間をムダなものにしない為には、今このブロックで負けちゃダメだ!!
折れるな。曲がるな!!ハリガネ!!!

よもやここでハリガネが出てくるとは!!
なるほど。固定するという意味ではこういう場面がまさにピッタリな話でありましたな。
そうか、最初かMBとして活躍することも含めてのタイトルであったわけでありますか・・・いや、これは驚いた!!

意志の力によるものか、見事に高代先輩のスパイクをブロックしてみせる下平くん。
ううむ、この試合中に驚くほどの成長を見せておりますなぁ。
ハリガネのように折れず曲がらずのブロック。これは強力なアピールとなりそうです。
ジャンプもなかなか高いし、これはいいMBになれるのではないでしょうか。
サーブの時は相手の思考を読んでしっかり使い分けているわけですし、読み合いも意外と得意そうですしねぇ。
うむ、下平くんのレギュラーの可能性も出てきたのではないでしょうか。楽しみだ。

・錻力のアーチスト
エース自らが放つ先制の二塁打。この1点はでかい。
1点あれば勝ったも同然との声が上がる。悔しいが打てていないのだから仕方がない。

救いとしては之路さんがめげていないところですかね。
國尾さんのネタでイジられなくても大丈夫らしい。宇城さん、どれだけネタをストックしてるんだろう。

永源に打たれたことで尚更――負けたくない気持ちが強くなった!!

手痛い1点であるが、それでも1点で済んだのは僥倖。
荘子は1点あれば勝てるなんて思っているようだが、そうは行きますかってんだ。
毎回同じような怒られ方してるなこの子。ひきしめろ。

とはいえさすがの永源。
2回裏の五、六、七番を3連続三振に切ってとる。うーむ、厄介な。
ますますギアが上がってきた感じがしますなぁ。

永源が凄いのならば俺もと燃える之路さん。
野手の好プレーもあり、3回4回を無失点に抑える。
こうなってくるとますます2回の1点が重くなってきますなぁ。

桐湘のヒットは初回の児島のバントヒットのみと厳しい状況。練習試合のことを思い起こされる。
しかし失点はあの時より少ない。7対0で負けたあの時とは違う。
4回の裏は二番の柊からという好打順。どうにかしたい回であります。

久澄監督の指示は狙いを絞ってコンパクトに振ってのシングルヒット
大きな当たりよりもまずは出塁することが大事という話ですな。
ストレートは速くフォークも凄い。なのでカウントを取りにくるカーブを狙いましょうとのこと。ふむ。

・・・フォーク狙いじゃダメッスか!?

わざわざ難しい球を打ちたがる清作。まあ一番強くイメージしてるのはそれでしょうしなぁ。
打てるものならば打ってもいいだろうけど、難しいですわな。

監督の指示は的確であるが、的確であるだけにそう来ると読みやすい。
永源は2巡目に入ってからカーブを減らし、スライダーを混ぜる投球に変更する。
うーむ、事前準備が大事と述べるだけあり、計算しておりますなぁ。
多彩なボールを投げ分けられるからの組み立て。やはり凄い投手である。

結局狙ったカーブはこず、柊、清作の2人は三振。うーむ。そして迎えるのは四番の弐織。

弐織敏・・・練習試合ではヒザ元の球をレフトオーバーの二塁打にしたな・・・
飛ばす力はあるしあの体格の割に変化球を捌くのが上手い。
それでも兄の弐織義壱や蔡理の蓬莱程の実績を残せていないのは何かが足りないからか・・・
足りない・・・いや――多すぎるんだな。むしろ

弐識にもカーブを投げることのない配当でカウント0−2に追い込む永源。ガッデーム。
追い込まれた弐織。ここで先程の監督の言葉を思い出す。四番なら四番らしい打撃をしてくださいという言葉を。
チームのため、誰かのためというのは時として責任逃れの言葉になってしまいますからねという言葉を。

――そうだ・・・之路主将や永源はエースとして目の前の打者を打ち取ることに全力を尽くしている。
それなら俺は四番として目の前の当主をブチのめすことだけに全力を尽くしてやる。
俺自身がクソ天然にいつも言ってることだ。ゴチャゴチャ考え点じゃねー。
四番としての責任や期待は背負うもんじゃねぇ。自分の心の中にブチ込め。
そんで余計なモンは全て削ぎ落とせ。今この瞬間は俺と永源の2人だけだ
あの時と・・・練習試合の時とは違う。四番なら四番らしく――
何が来ようと永源の球をスタンドに叩き込む。そのことだけに全神経を集中しろ・・・!!

余計なモノを削ぎ落とした結果、バット以外は服もスパイクもなくなりました。全裸だ!!
そして自分と永源だけということで永源も似たような状況にされえつぃまいます。全裸だ!!
背景とかも余分なものなので削ぎ落とされる。
なるほどなー。そういう考えであれば相手を巻き込むほどの全裸空間が出来上がっても仕方ないですわなー。恐ろしい。
弐織と対比されているからか、やけに永源細く見えますなぁ。

意識が変わり空気が変わり恐るべき空間を生み出す弐織。
このまま次回も全裸空間は継続することになるのだろうか・・・恐ろしい!!

・黒虎
不気味な謎の敵来襲。
その様子を見つめる佐之助。気配を感じられる佐之助がまるで気配を感じないとは・・・厄介そうな相手ですな。
そして逆にその敵に気配を察知されて押さえられる佐之助。おやおや。
忍でありながら容易く後ろを取られるとは・・・傍観者でいようとして油断が過ぎましたかね。

三下呼ばわりされてキレる佐之助。
押さえつけられた状態から脱出し攻撃を仕掛けるも・・・返り討ち。
うーむ、微妙に良い所がありませんな。これじゃ三下呼ばわりされても仕方ないぞ!!

そんな敵を手刀で吹き飛ばす雪丸。ついにその力を見せる時が来たようでありますな。

この化物はハルシオン幹部側近ガレ・ガラティア
天廻十傑ポセイドの右腕と呼ばれる存在であるらしい。ほほう。
同じく天廻十傑の側近だったカロンは大したことなかったけど、こいつは随分とやりそうですなぁ。

宝は渡したはずなのに再びやって来る黒船。どうやら目的が追加されたらしい。

今、欲しい物は・・・"ムラクモ"と呼ぶそれダ・・・!!

やはり十二支神将の持つ宝物こそが黒船のいう所の"鍵"に値するらしい。
形状はさておき、名前は伝わっているとのこと。ほほう・・・
なので叢雲と獣金を欲しがるガレ。一つで満足しろよ。いやさすがにそれは無理な注文か。

姿を消すノヴァを使用するガレ。
視覚的に消え、更に気配を殺すのも凄い。これはなかなか厄介な相手である。
しかしそんなガレの攻撃を見事に躱してみせる雪丸。ほほう。

うちニブいもんでさぁ・・・お前の気配を察知するとか――そんな高等なこんはできんけぇが・・・
この手の傷が疼くだよ・・・お前がそこにいるってねぇ・・・!
"月歌流"・・・"三華月ノ型"!!!!

流派の名前の通り、月を模した攻撃が特徴的でありましょうか。兎なだけに月と。ふむ。
まともにあたれば一撃で仕留められたのでしょうが、姿が見えない分浅かった様子。
そしてこの一撃で警戒感を深めるガレ。切り札を出す。
雪丸にとってこの上なく効果的な切り札・・・そう。夏夜さんだ!!

確かに叢雲や獣金の存在を少し前に知ったばかりということは、どこかで潜伏して聞いていたということになる。
となれば人質として有効に使える存在を見逃すはずもないか・・・ノヴァもそうだが、忍として優秀だなぁコイツ。

夏夜さんを連れ去り、叢雲と獣金を交換だと述べるガレ。
期限は夜明けまでとのことでありますが、さてさてこれはどうなるか。
自身の宝ならばいくらでも渡すことができようが、人の宝となった場合どうするのか。
雪丸の、虎鉄の判断が待たれます。

・私を食卓に連れてって
突如として現れたご飯の聖母。目の前に現れたのならとりあえず揉むしかないですよね。
相変わらずハッスルしてるなこの風紀委員長殿は。

突如として現れたハラペコライオン。お腹が空いてるならお野菜でも美味しく頂けばいいじゃない。

感動的なようなスピリチュアルな感じのような。
まあいいか。で済ませようと思ったらツッコミが入っての突然の豹変
あまりにも突然であるが、このセリフは慄けばいいのかどうなのか。どうなのか!?

・夢を犯せ旅人
新人まんが賞出身の新鋭が早くも新作で帰還。
こーへー先生の暴虐暗ガール物語が登場だ。

相変わらず味わい深い絵とクセの在りながら可愛い女の子。いいですなぁ。

夢とはいえストレスを与えられるのは厳しいですなぁ。怖い能力だ。
ウサギさんの能力は便利すぎる感じであるな。定義広い!!

照れ顔は非常に良かったのに酷いオチ
ぬいぐるみはさておきナイフはNGっすよね。さすがにさ。ハッハッハー。

素早い次回作の展開が有難い。こーへー先生の次回作に期待しております。

・木曜日のフルット
真顔な白川先生のツッコミが冴えている。
この年齢からストーカーとはなぁ・・・将来どうなっていることか。

・総合感想
次号から石坂リューダイ先生の新連載が開始!!
バドミントン漫画でありますが、今回は男子主人公となる様子。
しかし可愛い子が出そうな感じでありますし、期待したいところですなぁ。綺麗なツリ目女子に期待だ!!



2015年 15号


・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
悪夢振り払う、決死のダイブ!!
よもやのモリオを道連れの落下・・・かと思いきや実はの命綱!!
ああ〜〜樹上で蔦を示してたのはこのことだったのか。
確かに自分の腰に巻くようにジェスチャーで示してましたわ。

それにしてもなかなか都合のいい長さの蔦があって助かりましたな。
長すぎるのはもちろん、崖まで届かない長さだったら困ったところでしたからねぇ。

僕の作戦勝ちだッ!!!

勝ち誇るトミナガ。だっはっはっはー。
しかし確信を得る前に勝ち誇るのはフラグといえる。
今回もその例に漏れず・・・落下に抗うモリオ。
崖から生えて張りだしていた気にアンカーつきの鎖を絡めてきたりする。ううむ・・・しぶとい。

そのまま崖を這い上がってくるモリオ。このままにはしておけない。
なのでそのアンカーを蹴り飛ばして再度の落下を促すトミナガ。
銛の一撃を躱しながらの蹴り。なかなかの芸術であります。
色々と吹っ切れているのか、確かに怖がっている場合ではないとはいえ勇気あるなぁ。
清水の舞台から飛び降りたみたいなものだし根性がついたということでしょうか。

ともあれ見事にモリオを海へと叩き落したトミナガ。見事・・・見事!!

一方廃墟の神殿。
イネスの携帯着信音に過剰にビビるマイクPが何だか滑稽である。
まあ、異変が起きる可能性のある場所だし、過敏になるのも仕方がないか。

マイクPによればやはりこの怪物はB.O.Wの眷属であるらしい。
そしてこのB.O.Wを思い通りに暴れさせると宣言するマイクP。
ふうむ、どうやらこの怪物が目当てであったようだが、どこからその情報を入手したのだろうか。
そして様子を伺っている感じの呪術師はいつどのように動くのか・・・
トミナガの方の危機はひとまず去ったが、こっちの方はなかなか安心できなさそうですなぁ。

・弱虫ペダル
1日目ゴールまでのこり2.5km。
先頭を走るのは御堂筋君と鳴子。今泉君たち3人はけっこう離されているらしい。
一瞬目を離したスキに随分と差を開けられたものですなぁ・・・
いや、あの騒動は別に一瞬というほど短いものではなかったか。

ともあれ、このまま逃げ切りゴールを決めそうな勢いの御堂筋君。
その御堂筋君曰くロードレースでゴールを獲るのは2種類の方法があるとのこと。
つまり、逃げたヤツらを後ろが捕まえて"集団ゴール"か、逃げたヤツが捕まえられんようにゴールまで逃げ切る"逃げ切りゴール"が。

後ろのハコガクゥとの差はついとる。地形と時間とタイミングを読んでつけた差!!
あとはこの差を維持すればァ、ボクゥの勝ちや!!

自慢の歯を今年も噛み鳴らして走る御堂筋君。あんまりやってるとまた割れますよ。

勝ち。勝利。結晶。誰よりも速い証。誰よりも強い証。誰よりも正しい証。
何よりも純粋なもの。それがゴール!!!

今年こそその証を手に入れるために走っている御堂筋君。
今年も3日連続1位の完全制覇を狙っているのだろうか?
小鞠という爆弾級の囮のおかげで1日目はそれが果たせそうな雰囲気でありましたが・・・まだ1人追いついている選手がいる。

警戒して後ろをチラチラ見ている走りから警戒を解いて前だけ見る走りに切り替えた御堂筋君。
それだけの差はついたと思ったのでしょうが、そのタイミングを待って加速して追いつく鳴子。
ふむ、御堂筋君の想像以上に登りで走れるようになっているということですかな。
しかし結局御堂筋君、鳴子の呼び名はマメトサカに戻っちゃうんですな。

ハンドルを当てて開戦のゴング
その音色を聞きながら御堂筋君より前へと飛びだしていく鳴子。
観客に寄れば登りはわざと先行させて足を貯めてたんだ、とのこと。
どういうことだ?追いついたのなら貯めた足使っちゃったのではないのか。どういうことだ!?
それはさておき、重要な説明が入ります。

1日目のこのコースは中禅寺湖からのつづら折りを終えて最後の登り、この両側に広がる白樺の林をぬければゴールまでは――
男体山のすそ野に広がる完全な平坦一本道だ
総北3番。ヤツは元スプリンターだ!!

よもやの平坦ゴール。
これは鳴子が飛びだしていてよかったと思える場面でありますな。
登りも出来るようになったとはいえ、スプリンターとしての矜持は持ったままでいる鳴子。
そして大阪で御堂筋君に敗れた時と似たシチュエーションに・・・燃えている。

しかも!!ゴール前っちゅうバクダンおまけ付きや!!

絶好の勝負の場面。となれば御堂筋君も出し惜しみはせずとっておき・・・足のテーピングを解く。
なるほど。レース前に行った勝負の約束。1回限りと言うその約束を早速1日目で昇華しようって話ですな。

いよいよ1日目のゴール。いや、まだもう少しかかりそうな気配はあるかね。
ともかくそんなゴールの瞬間に間に合う為に・・・無茶な飛ばし方をしてきたのは総北OB勢!!
同乗している金城さんや巻島さんがフラフラになるほどの爆走っぷり。さすがの田所さんですなー。
なにはともあれ間に合ってよかったですよ。うん。

さてさて、この偉大な先輩たちの前で勝利する姿を見せることができるのだろうか。
鳴子は御堂筋君に勝てるのか?今泉君は追いつけるのか?何故か坂道が追いついてきたりはしないだろうか!?
3日目ならさておきさすがの初日で最後はなかろう。手嶋さんも連れてますしね。
ともかく何とか今泉君には追いついてもらいたいものであります。見せ場が回ってきてない葦木場のためにもね。

・刃牙道
ついに始まった武器解禁戦。
その開始にどうにか間に合った様子なのは愚地克巳に本部以蔵。お、復活したか。
気絶から醒めた本部に合わせてて克巳も遅くなった流れですかな。
武蔵は長引かせず最速最短で終わらせるつもりのようですし、遅れなくて良かったですね。

ゆっくり接近する武蔵。しかしその足が止まる。
烈海王が止め紐を引きちぎる勢いで胸元を開いたため・・・だけではなく、そこにある飛び道具の存在を認めたためだ。

試しに手裏剣の一本を抜き、投げつける烈海王。
胴体を狙ったその一投であるが、武蔵は軽く避けて流す。
軽くといっても残像が出るほどのスピード。観客の目には通り抜けたように見えるという。ほほう・・・
しかしそんな凄い回避も本部に言わせれば一投目ならやってやれぬことじゃないとのこと。ほほう・・・?

ならば一投ではなく連続で仕掛けたらどうなるか。
両の手で一本ずつ持ち、連続で投げつける。
が、それも避ける・・・どころか一本は空中でキャッチしてみせたりする。余裕ですなぁ。
であるならばもう様子見は必要ない。
急所を目がけて次々と次々と手裏剣を投げる烈海王。一発でも当たれば致命傷は避けられない。
だが全ての攻撃を躱し、受け止め・・・あまつさえ両断すらしてみせる・・・ううむ、さすがの武蔵でありますなぁ。

距離があるうちに飛び道具で仕掛けた烈海王の判断は正しい。
しかし様子見から入ったのはいただけない。見切りやすくしてしまったのではなかろうか。
というか全部投げきらずに残しておいた方が後々の選択肢が増えて良いのではなかろうか・・・
まあ、他にもいっぱい武器持ってそうだし、そこはいいのかな?

何はともあれ始まった武器対武器。
武蔵の余裕をどこまで崩すことができるか・・・注目です。

・実は私は
これが噂に名高いカリスマ痴女のカリスマ痴女ミッド・・・!!

冒頭から何を言っているのか何をやっているのか。
出オチならぬ出痴女とは恐ろしい話もあったもんだ。

カリスマ痴女曰く、獅穂さんとの痴女力自体にはそれほど差が無いとのこと。差があるのは・・・そう。恥女力・・・!!

さらけ出したい心とひた隠しにしたい心・・・相反する心が反発し合って破壊力を生むのよ・・・!!

「痴女力」×「恥女力」=「破壊力」!!
何だかよく分からないが凄いのだという説得力は与えられる公式が出て来ました。
でもまあ確かに恥じらいは大事だと思うのですよ。痴女とは相反するものだが、だからこそそれがいい。
その辺りを弁えているのはさすがのカリスマと言ったところか・・・これで恥ずかしがってると言われても困りますが!!
しかしそう考えると藍澤さんは結構破壊力高いということなのでは・・・

獅穂・・・恥じらいよ。学びなさい。恥じらいを・・・!!

時としてうぶな恋する乙女にも劣ると言われた獅穂さん。
それはさておき、第108回痴女リンピックって・・・
そりゃエロ峰君も尋ねたくなりますよ。微妙に響きが良かったりするのも困った感じだ。
というか4か月に一度の痴女の祭典って・・・サイクル短いなと思ったが4年も間が空いても困るか。

てなわけで獅穂さんの特訓に付き合って欲しいと言われる朝陽。
獅穂さんにも色々と世話になってるし、これを機に少しでも恩返し出来るといいなとか考えていたりする。
確実に鼻血吹き出すことになるだろうに殊勝なことですなぁ。いや、男の子的には本望でありましょうか。

しかしまず獅穂さんが質問するのは葉子さん。恥じらいのヒントとして恋するってどんな感覚なのか尋ねる。

え・・・えと・・・なんかウキウキしてモヤモヤして幸せで。でもなんか恥ずかしい感じ・・・?

何とも甘酸っぱいというか、青春の感じがする答えでありますな葉子さん。
その気持ちは朝陽も同様に感じているもののようで・・・いやはや、ごちそう様!!

てなことを言いつつ、即座に黒峰クンのこと好きになってもいいかな?なんて言いだす獅穂さん。
色欲の羽根による擬似的な恋愛体験をってことのようですが・・・ドッキリさせてくれますなぁ。いやはや。
でもそうか、あの時の恥じらい獅穂さんは凄い破壊力高かったですよね。
これがカリスマ痴女のいう所の恥女力ということか・・・今回もやっぱり可愛い!!

そして今回も同じような表情しながら獅狼君登場。
久しぶりに出番があると思えばまたこんな扱いだよ!!
というか葉子さんが朝陽の彼女となり獅狼君としては思う所があると思うのですよ。
その思いを述べる前に口に出すのが朝陽を巡っての負けへんぞ宣言とは・・・何というか、何といえばいいのか・・・

獅穂さんの胸は立派であるが獅狼君の胸板はどんなもんだろうか。
固さはあるのかもしれないが少々薄い気がしないでもない。細さが気になるところですなぁ。いやそんな分析する場面じゃないか。

予想以上に疲れる羽目となった朝陽。恩返しも大変ですなぁ。
結局羽根とったら恥じらいもキレイさっぱり消えちゃうようだし・・・カリスマ痴女越えは遠いですなぁ。
そういえば冒頭では凛ちゃんと2人掛かりだったけど結局歯が立たなかったみたいなんですな。うーむ、母は偉大だ。

獅穂さんは朝陽のことをどう思っているのか。気になるところです。
当然憎からず思っているでありましょうが、恋するところまで行くかどうかはさてはて。
それはそうと、もしそうだとしても私は私で頑張ると言ってのける葉子さんには成長の色が見えますな。
私彼女やもんと言えるぐらいなのだし、そのぐらいの成長はしてもらわないと困りますけどね。

乙女チックな言動をしてしまったと恥ずかしがる獅穂さん。ごちそう様!!
しかし後ろに出るイメージが紅本先生のような感じになっているのでありますが・・・
そうか、紅本先生に学べば恥女力が身に付く可能性も・・・その代わりに痴女力が失われる恐れがあるからダメか!!

それにしてもよもやの2週続けてのポリスエンドとは・・・
獅狼君にまで前科がつくようになっちゃってまぁ・・・
というか獅狼君は独自の戸籍とかあるんだろうか?地味に気になるところです。
気になると言えば揃って買い物帰りな風情の茜ちゃんと華恋ちゃん。なんだか仲良さそうな場面に見えていい感じですな。
この2人だけの絡みというのも一度じっくりと見てみたいものであります。

・鮫島、最後の十五日
回想中であるが、前回から更に時間が経過。
空流部屋では大海一門の連合稽古が行われている。
こういうことは普段面倒くさがる宝玉光であるが、親方に頼み込まれて渋々といった形で出席。
他の弟子を減らすような真似ばかりしてるからこうなるんですわな。

というわけで、しつこい鯉太郎に食い下がられている宝玉光。
鯉太郎のブチカマシに胸を貸し続けていたらそりゃ真っ赤にもなりますわなぁ。

仁王さんは来場所大関取りを狙うところまで来ているらしい。ほう。
そこからがまだ長いとはいえ、横綱への道が見えてきておりますな。

鯉太郎や白水、常松も関取となり、新弟子も増えてきている。
となれば稽古部屋はまだしもあの住み込み部屋ではどうにもならない。
ということもあり、近々増築予定という空流部屋
仁王さんが言ってたでっかいビルを建ててやるという言葉が現実になるわけですな・・・感無量。
しかし貧乏部屋じゃない空流部屋というのも不思議な感じがしたり。

現役の大関を抱える新寺部屋に、大関取りを狙う空流部屋。
大海一門の中でも勢いのある2部屋でありましょう。
それに比べ、同じ大海一門でも肩身の狭そうな田ノ中部屋。
田ノ中親方曰く、うちの宝玉光が本気になればいつだって三役はおろか直ぐに横綱だとのことであるが・・・うーむ。

何度転がされようがしつこく食い下がる鯉太郎。
これだけの数の力士が見ている前で挑発されたのではプライドの高い宝玉光は引くことができない。
となれば思う存分稽古が出来るってものでありますな。うむ。これは稽古だ。寺井の言うような復讐話ではない。
というか、宝玉光にガイにされたのは2年前のことでありますか。ようやく具体的な年月が出て来ましたな・・・!!

2年のうちに関取となった鯉太郎。
しかし宝玉光との距離はまだまだある様子。だが決して屈することはなく前へ出る。

俺はただ知りてーだけだ・・・あれからどの位強くなれた
あの時感じたもって生まれた資質の差をどこまで埋められたのか。

どこまでも純粋に己の力を磨くことを考えている鯉太郎。
それだからこそ、新たな道が開けるものなのかもしれない。
立ち合いの構えが良かったのかどうなのか。ピシッと型に嵌ったような感覚。
それにより、宝玉光のあの巨体をハジキ飛ばすことに成功する鯉太郎。ほほう・・・!!

直後キレた宝玉光に絞め殺されそうになったりはしたが、この稽古で何かを掴めた感じがありますな鯉太郎。
一方、番付的に格下相手にキレちゃった宝玉光。貫目の下がり方はもう誤魔化しようがありませんなぁ。
しかし空流部屋の面々に混じって取り押さえに来ている石川の姿が嬉しい。やっぱりいい奴だ。いい奴だったよ・・・

さて、宝玉光を三下と罵る仁王さん。
どうやらここであの因縁の場面へと繋がることになりそうですな。
疵をつけられ、空流部屋への因縁が生まれて・・・そろそろ回想も終了しそうな雰囲気。
うむう、初日の倍はかかりそうな2日目でありますなぁ。

・毎度!浦安鉄筋家族
あかねちゃんもすっかり浣腸技を身につけて・・・
吊り橋効果ならぬ風邪ひき効果は・・・あるようなないような。

・侵略!イカ娘
侵略者としては死なないのも大事な心がけ!!お寿司にされるのはそりゃ怖かろう。
さすまたを使っての確保は大事ですね。うかつにボディタッチしてしまわないためにも大事である。

犯罪者扱いされる早苗。酷い話だ。
単に愛が過剰過ぎてストーキングしたり抱き付いてきたり盗撮してるだけだというのに・・・うん、確保すべきですな。

・辻浦さんとチュパカブラ
相変わらず集まるのは優の家と決まっている様子。
まあ一番乗り気でない人のところに乗り込むのが正解と言えるか。

濃い人を揃えることによって辻浦さんがマトモに見えてくるという手法。それもまた良し。
正体明かしても問題なさそうな感じだけど、他の2人にはUMA談義を持ち込んだりはしないのかね辻浦さん。
やはり話したい相手を選んでいるというわけか・・・無意識に。

目的意識は高い筈なのに世話焼きなのかどうなのか自ら話をずらしてしまう橘さん。良い子だ。
良い子ではあるのだがアクティブすぎて一人で話を転がしすぎてしまう感じはありますな。

思った以上に大きなトラブルが起きてしまいました。あらあらこの雰囲気はどうなのか・・・!!
まあすぐに買い物に出た2人が戻って来るとは思うけど・・・ドキドキはしますな!!

・ドカベン ドリームトーナメント編
ツーアウトから土井垣が出塁し、ランナー一塁。
ここで登場するのは主砲の山田。
さてさて、剛球仮面はついにその剛球を見せるのか・・・?

1球目はスライダー。
解説たちも山田は9割の確率で剛球を待っていると考えている。
となればやはりここも変化球で押すのが正解か。
握りを隠しているとなると基本は変化球と思われるが・・・

2球目はチェンジアップ。
初球に続いてのボール球。これでツーボール。
ふむ、岩鬼の言うように歩かせる可能性もなくはないが・・・
そう思わせた3球目。カーブでストライクを取りに来る。
上手くストライクを1つ取った感じでありますな。ふむ。

4球目。フォーシーム――ストレートがようやく来る。
が、剛球ではなく少し抜いたハーフスピードのボール。
タイミングを狂わされる山田であったが、どうにか振るのを止める。
剛球で行っていたならば打たれていたかもしれない場面でありますな。危ない危ない。

勝負となる5球目。
どの球で仕上げにかかるのか・・・と思いきや、よもやのアンダースロー
里中の構えを彷彿とさせるその構えから放たれるのはさとるボール
思わぬ構えと思わぬボールに山田のバットも空を切る。
空振りではありますが、何とも見事な迫力の空振りでありますなぁ。

結局剛球を1回も投げることなく山田を抑えてみせた剛球仮面と武藤のバッテリー。
果たして剛球は本当に存在するのか?そう思わせているだけなのかどうなのか・・・
ともかく次のカープの打席は好リードを見せた武藤から。
打撃は不調のようであるが、バットで魅せることができるのかどうか。注目ですな。

・囚人リク
無残に破壊されるマイクロチップ。
鬼道院の悪行を明らかにする可能性を秘めていたというのに・・・
たった1つの手がかりを失い、消沈するリク。さすがのリクもこれで終わりと考えてしまうより他ない。ちくしょう!!

なんで・・・なんでお前はそんなになんでもかんでも取り上げちゃうんだよ・・・
俺たちから・・・大切なもの・・・全部・・・

無念この上ないリク。
ふまれてもふまれても立ち上がる心を忘れないでくださいとのおじさんの言葉を信じる心も折れそうになっている。ううむ。

ならばというわけではないが踏みつけられるリク。
そして鬼道院の合図で始まる囚人たちへの暴行。
手強く暴れそうなレノマさんや史郎さんはさすまたで動きを封じるという徹底ぶりだ。

ボコボコにされて甲板上に転がされる囚人たち。
折り悪く雨まで降ってきて彼らの体を冷たく濡らしてくる。ううむ・・・

鬼道院の説明タイムは終わった。そして最後に鬼道院はこのように告げてくる。

お前たちは極楽島には戻さん。あそこは"極楽"だからな。
栗田陸。お前には言っておいたはずだ。特別な絶望を用意してやると。
お前たちの行き先は地獄島。2度と日の目を見ない永遠の闇だ。
ようこそ。本物の地獄へ

黒く厚い雲によって闇が生まれ、月の光を覆い隠す。
希望の光も目にすることができないという地獄島。一体どのようなところでありましょうか・・・

極楽島からの脱獄は成った。鬼道院が見逃したとはいえそれは間違いない。
しかし自由を手に入れることはできず、変わらぬ囚人という立場。
変わったのは押し込められる先が悪くなったぐらいという・・・嗚呼・・・

当初からリクに対して言った割にはそこまで厳しい刑務所じゃなさそうと思われてきた極楽島特級刑務所。
なるほど、そこからステップアップすることも前から考えていたってわけですな・・・
極楽島に慣れているようなら更なる絶望に落としてやろうとか考えていたのかもしれない。
やはり自身の顔に疵をつけた相手を簡単に済ませるような男ではなかったか・・・

これで鬼道院への因縁を全員が持つこととなりました。
これはブッ飛ばしてやらなければ気が済みますまい。
しかしまずは地獄島で脱獄が果たせるのかどうかからでありますな。名前の響きからして嫌な予感しかしないぜ・・・

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
死んで早速亡霊となり兄妹に襲い掛かる末為。ガバッ。
全身穴だらけてな容貌でなければ抱擁してるだけに見えなくはないんですがねぇ。
そういえば圭一さんとは違って蛍ちゃんに触れられるんですな末為。骨だけじゃないからか?体温は低いようだが。

末為の述懐。
あの日はなにもうまくいかずイライラしていた。薬でもやらないとやってられないと思ったそうな。
隠れて薬を打てる場所を探してこの病院廃墟を見つけたと。ふむ。

やたらとそこら中をひっかけて血がでている末為。
これが圭一さんが防御創と誤認したものでありますな。実は自分でつけたキズであったと。

薬を打って落ちついていたら人の気配がした。
オレはパニックになってナイフを抜いた。オレは追われていたのか?薬の売買でヤクザに目を付けられたのか。
良く見ると地面にはオレ以外の足跡まである。オレは狙われている。殺られる前に殺ってやる。

どうやら薬の効果でバッドトリップに陥ってしまったらしい。
こういうのがあるから薬は怖い・・・
更に、幻覚と戦った結果、悪運猫の導きによるものか体勢を崩し・・・自分が握っていたナイフの上に転んでしまう末為
まさに不運悪運が重なっての死亡だったわけでありますな。
あれだけの数の悪運猫がいたのではさもありなん、か。

そして再びその悪運猫たちが姿を現す。口笛の音に操られるように。
襲いかかるのは末為の亡霊。ふむ、やはりこの末為を意図的に狙っているようですな。
となればこの口笛を吹いているのは葉森美和さん。
亡くなった後も息子さんを見守っていたが、その息子が薬に溺れていくのをどうにかしたかったわけでありますか。

末為は殺されたんじゃない。悪運に悪運が重なった事故死だ。まったく奇跡的な確率で・・・

刑事的な判断ではそうなるけど、一応葉森さんが悪運を操って殺したことになるのではなかろうか?
まあ法廷で裁かれるようなことはまずなさそうな類の話ではありますけどね・・・
だとしても情状酌量の余地はありそうなのがまた何ともはや。

悪運猫に齧られたりしてすっかり力を失った末為。人騒がせな奴である。
そしてそのタイミングで現れるのは葉森美和さんの息子、葉森了。
蛍ちゃんはその葉森了に色々と話す。
末為先生が亡くなったこと。その先生が生徒相手に自作のドラッグを売っていたこと・・・

お母さんも心配してたと思うんだ。亡くなってもさ。最愛の息子がどうしているか・・・
事故のあと、まったく動けなくなって。全然君の相手が出来なかった分・・・余計に・・・
その母の愛はすさまじく、息子にドラッグを売った男を亡き者にするほど強力だったんだ
これ、君が作ったんでしょ?君の名前が書いてあるんだ。

そう言って蛍ちゃんが獲りだすのは折り紙の花。
そしてその花を広げてみると、昔葉森了が母親に向けて書いたメッセージが残っていた。

葉森了は将来立派なお医者さんになって母を治せるようになりたかった。
だからそれまで生きてください。どんなに大変でもボクはくじけません。だから死なないで見守っていてくださいと約束したのだそうな。
しかしその約束は果たされることなく、葉森了が大きくなるよりも早くに亡くなる葉森美和さん。
ふうむ、そういった辛い出来事から目をそらすために薬に走ったという話ですか。
前を向いて歩かなきゃとか言ってるが、それはどう考えても前向きな感じではないぞ・・・そりゃ母親も心配になるわ。

約束を守ってないのは君の方だと蛍ちゃん。
母親が約束を果たさなかったからなどと考えているのだとしたら・・・それは大間違いですわな。
それを示すかのように、口笛を吹く女性・・・葉森美和さんが現れる。葉森了にもその姿が見える。

君を見守るって約束。お母さんは今でも守ってるんだ。だから・・・

死なずにいることは出来なかった。だけど見守るという約束は果たしていた。
途方もない母の愛。これを知った以上は葉森了も荒れたままでいるわけにはいきますまい。
これからは真っ当な道に、今度こそ本当に前を向いて歩いてくれることを期待します。

というわけで、末為は事故死。そのことは警察の捜査でも確定する。
不自然といえば不自然であるが、証拠が出そろった以上結論はそのようになる。楓ちゃんにも納得してもらうしかない。

せっかく麻薬の密売ルートから敵対組織を割り出そうとしてたのに。

何だかもっと大きな所にまで踏み込もうとしていた様子の楓ちゃん。なまじ優秀だから危なっかしい。
下手すれば酷いことになっていたのかもしれない・・・
が、煙幕で強面たちを文字通り煙に巻いたりと何とも逞しい楓ちゃん。
蛍ちゃんには泣かされちゃったけど、結構タフな感じでありますね。
その蛍ちゃんにも今回は勝ち負けなしということにしちゃって再戦する気マンマンのようでありますし・・・しぶとい子!!

そんな面倒くさい子に目をつけられた蛍ちゃんの明日はどっちだろうか。
多忙な生活の助けには・・・まだならないというか、面倒くささに拍車がかかるだけな感じですわなぁ。面倒くさいことで!!

・マジカロマジカル
色々と大変な目にあった夜でありますが、すぐに学校へ通うこととなる2人。
狼一としては久しぶりの学校。いや、この体になってからは初めての学校である。そりゃ気が重かろうて。

通学途中に朝ちゃん登場。何っ!?双子だったのか!?
日向朝日向夜。分かりやすいと言えば分かりやすい感じでありますなぁ。夜ちゃんは魔法使えないんですかね?

意外と学校には生徒が集まっている。というか何だか奇抜な奴らが多い。
危険地帯に残ってるのなんて理由を抱えた奴か強情な奴か変わり者かに決まってるってことなんでしょうか。
でもこれなら狼一の姿もそんなにおかしくは思われないかな?
おかしく思われないどころかほとんど注目もされてない感じってのが逆にスゴイ。

狼一はどうも学校の雰囲気が苦手な様子。
昔っからバカと言われ続けて来たわけですからねぇ。そりゃいい思い出はないか。
それにしてもこの小町待子先生。また凄い感じですなぁ・・・スタイルとか。

生徒のことがなんでもわかるという魔法使い。
保護者としては便利な気もするが、知られている方としては居心地の良くなさそうな魔法である。
まあ、その辺りを何とかしてしまうのが小町先生の人間力ということでありましょうか。
とりあえず雫ちゃんとの同棲の件は早い内に知れ渡ってた方がいいですよね。傷の浅い内にさ。乳もんだぐらいのところでさ。

怪物が学校に来ていることよりもクラスメイトに同棲者がいることの方が重要な様子。
いや、確かにこっちの方が重要ですよ。男の子としては黙っちゃおれませんわ。うん。

政府を脅し・・・交渉して給食まで出るようにしてくれた小町先生。やるねえ。
栄養が足りてなさそうな雫ちゃんがどうにかやっていけるのもこういう場があるからか。給食費とかあるんだろうか。

いい先生と評される小町先生であるが、悩みがないわけではない。
どうやら例のモス・グリーンこと簓ちゃんが不登校になっている様子。
力が届かなくなっているということは生徒じゃなくなっていってるってことでしょうか。
強力な魔法であるが、それを使うためには繋がりを持っていないといけない。失われるのは悲しいことでありますな。

少し怖いしスパルタだけれども生徒のことをバカにしたりしない小町先生。いい人だ。
狼一もそんな小町先生を先生として認めたのだろうか、小町先生の方も魔法の力で狼一を知ることが出来るようになった様子。
ふーむ、何というか怪物化してからの狼一は色んな人に応援されている感じがしますなぁ・・・恋する若人は応援しがいがある!!

下校時間。簓ちゃんのところにプリントを届けに行こうとする雫ちゃんたち。
と思いきや、朝ちゃんの勧めにより例のウナギの怪物をぶっとばす流れとなりました。あらら。
まあ確かに放っといたら危ない存在ですし、退治した方が良さそうではありますわな。
というかこういう怪物とか退治したら役所かどこかから謝礼金の一つも出たりしないのだろうか。

ともあれウナギ退治開始。
作戦はエサを用いたフィッシング作戦だ!!
って雫ちゃん泳げないんですか。川の名前を冠するのに泳げないとは・・・魚の師匠もビックリだ。
そして結局当初の計画通り狼一がエサ役となり・・・喰われる。ダメじゃん!!
いや、釣りとしてはある意味成功なのかもしれない。
このまま釣り上げて解体できれば何とかなる・・・かもしれないし何ともならないかもしれない。
まあ・・・ともかく、頑張れ狼一。負けるなマジカルパートナー!!

・黒虎
致命傷を避けるようにわざと斬らせた祈殿。
とはいえその傷は決して浅いものではない。しばらくは安静にしてないとめっされるぐらいのものである。
戦闘スタイルがそういうものだから仕方がないが、祈殿は傷だらけになりやすいなぁ。

黒船に捕まったトラウマは深いらしく、ずっと一人で物陰に隠れていたという洋くん。
仕方のないことではありますが、これもいつかは克服しなければなりませんな。
この旅でその切欠が掴めればいいのですが。

どれだけ傷つこうが簡単に食欲を失ったりはしない祈殿。ひゃっほー。
食事をすることで人一倍治りも早かったりするのだろうか。代謝がいいというか燃費が悪いというか。

十二支神将に古くから伝わる宝。
虎鉄はその辺りのことを詳しく知らなかったようであるが、洋くんは自分の所の宝が何であるかは知っている。
それは"富士の秘薬"。どんな傷も病も立ち所に治る万能薬。
鏡と比べるといかにも死者復活に近そうな代物でありますが、傷を癒すのと死者の蘇生とではやはり隔たりがまだまだ大きい。
しかしそうなってくると気にかかることもある。

この叢雲と祈殿の獣鉄も・・・黒船の言う"鍵"のひとつなのでしょうか・・・?

武器なんて死者蘇生からよほど遠いものに思えるがどうなのだろうか。
鍵という抽象的な言葉を使っているわけですし、揃えることで何かが起きるのかもしれない。
しかし黒船の態度からして十二支神将がそれぞれに有している宝が鍵であるとはあまり認識してない感じがある。
その相関関係に気付いていれば、もっと十二支神将を名乗る人物に対する扱いが変わっているでしょうしねぇ。

さて、昼に侵入者が現れたこともあり、怖がる子供達。
その子供達の為に夜の見回りに出る雪丸。子供には弱いんですなぁ。そして夏夜さんを絡めたおだてにも弱いと。
よく分からない部分があるが、それが雪丸らしいトコロだと述べる夏夜さん。ふむ、夫婦らしい言葉ですな。

見回りに出る雪丸を追って自分も手伝いをと言いだす虎鉄。
それはいいのだが、少しでも雪丸殿のそばにいたくてとか口走るのはどんなものでありましょうか。落ち着け。

雪丸殿・・・今しがた夏夜殿から聞きました。あなたがなぜ子供だらけの村で暮らしているのか。
この村に住む子供たちはあなたと同じ・・・親を失った境遇の者ばかりだと・・・

やはりそういうことでありましたか。でかい孤児院みたいなものなんですな。
雪丸の故郷は山賊の襲撃に遭って住民全員が殺された。その時から雪丸は武器を良く思わなくなったという。

武器は容易く人を殺す・・・そのためだけに作られた道具だから

確かに武器はその目的で作られるものである。しかしそれも使い方次第ではなかろうか。
いや、その辺りはさすがに雪丸も分かってはいるようである。
本当に憎いのは武器じゃなく・・・武器の力で弱い人間を傷つける人であると。

戦や争いが起きた時・・・一番被害を受けるのは一番非力な子供たちってことを・・・雪丸は身を以て知ってる人だから――
無器用で愛想もないケド――雪丸は"護る"って決めた人のことを・・・いつだって一番に大切にしてくれる

なるほど。男らしいことでありますな。
そして武器を憎みつつも戦うだけの力は必要と理解している、それが故の無刀の剣士か・・・

さて、護るものの大切さを感じつつある虎鉄。
しかし昔のようにただ護ると口にするだけではいけない。それは芯の伴ったものではない。
そんな自分にこの先叢雲を持つ資格があるのだろうか。悩む虎鉄。
家族や家の誇りは掛け替えのないものであるようだが、同じくらいに護りたいものがまだ見つからない感じでありますか。
まあまだ旅を始めたばかりだし、仕方ないと言えば仕方ないが・・・ううむ。

悩んで答えを出すのもまた大事なことである。若者は特にね。
しかしどうやらゆっくり考え込んでいるほどの暇はなさそうな雰囲気。
昼に来たばかりというのに夜に新たな侵入者がやってくる。
見回りをした甲斐があったと言えなくはないが・・・なんだこの不気味な生物は。

海洋生物系の化物っぽい感じの異形の者
これもまたポセイド関係でありましょうか?海洋生物なだけに。
見かけ倒しと言う可能性もなくはないが・・・さてはて。どんなもんでありましょうか。

・クローバー
春木の力で通学を免除された高虎。
その高虎に会いに行ったりしている春木。ほう。

コーヒーも炭酸も飲めない高虎。乙女じゃけぇ仕方ないやね。オレンジ美味しいよね。

こっちで好き勝手やってるという高虎であるが、何をやっているのだろうか?
忙しくしている感じではないが・・・はてさて。

回想はさておき、ハヤトと高虎の戦いは激化。
しつこいのがオレのいいところだと言い返すハヤト。
まあ、確かにそのしつこさで救われた人もいるわけでだし、否定は出来ないかな。

圧倒できると思っていた高虎であるが、思わぬ苦戦を強いられている。
その様子を見て笑う春木。

楠よ・・・このケンカ、オマエにとっちゃどうでもいいケンカだろ。
暇つぶし程度でやってるケンカになんでそんな頑張っちゃってんだよ

確かにどうでもいいケンカにしては熱くなっている。
ケンカに負けたくないとか、ハヤトと戦うことに意味を見出している感じでもない。
であるならば高虎の戦う理由とは何なのだろうか。やはり春木が愛おしいのか?

ハヤトの方は何度でも立ち上がる理由がある。
電話一本で駆けつけてくれた仲間達。
どいつもこいつも気のいい仲間達。そいつらが体を張ってくれたのだ。ならば負けるわけには行かない。

オレは絶対勝つ!!

仲間達の想いに応えるために立ち上がるハヤト。
決着の時は近そうであるが、この想いで押し込めるかどうかですな。

・ハリガネサービス
家守先輩が攻撃に加わったことで自由さが増し、調子づく五十嵐先輩。
Aチームとの点差もジリジリ迫っておりいい感じだ。
逆にAチームはどうにかしないといけない場面。
特にノッてる五十嵐先輩とのレギュラー争いに燃えている間白としてはぐずぐずしていられない。

俺の持ってる全部でここは勝ちにいく!!

多少先輩達を侮っていた感のある間白だが、もうそんな気配はありますまい。
この2か月で身につけた全てを出し切ってレギュラーとなるためのアピールとするのだ。

ここでちょっと前、2週間前の回想。
下平くんにA速攻の練習を持ちかける松方。MBにはA速攻は必須技能だという。
中央からの速い攻撃を相手に意識させることでサイドからの攻撃も通りやすくなるのだそうな。なるほどね。

特に間白みたいなチビで貧弱なスパイカーはなるべくフリーで打たせてやらないと・・・

間白はパワーで勝負するタイプじゃないですし、ブロックがいっぱい付かれると厳しいですわな。
そのためにも下平くんがMBとして立派に囮役を務める必要があるわけだ。
しかしこのA速攻の場合だと片脚跳びにならない気がするんだがどうなんだろうか。
まあ両足跳びの練習もしといた方がいいとは思いますけどね。

さて、クイックのタイミングで跳ぶ下平くん。
その下平くんを飛び越して間白へトスする松方。ほう。
間白が言うには相手のブロッカーを騙すには本気で打ちに行かないとダメなんだよとのこと。
なるほど。スパイクを打ちに行ったはずなのにセッターに騙されたと思うぐらいでないといけないわけですか。
そしてその回想の通り、この試合でも本気で打ちに行ったはずの久場先輩を飛び越えて間白に繋ぎ・・・決める!!

後ろから跳んできた間白の速さに驚く面々。金田がいい顔してる。
これはバッククイック。後衛の選手が前衛の速攻と同じタイミングでバックアタックを打つ高等技術。
セッターの目の前で打つAクイックでもアタッカーとの呼吸が完璧に合わないと綺麗に決まらない。
それを後ろから跳んでくる仲間に合わせる。セッターとしても高い技量とコンビの息の合い方が求められる技術だ。

凄いけれどもパワー派の大船先輩に言わせればちょこざいな技。
まあそう言われてもね。間白には大船先輩のような高さはないし、五十嵐先輩のようなパワーは無い。
まともにぶつかったら中堅校のブロッカーにも競り負ける。

だから、俺は逃げるんスよ
どんなチームが相手でも、どんなブロッカーが相手でも。このスピードと小手先で全部かわしきってやる・・・!!
チビでもアタッカーで活躍できるって証明してやりますよ。

自身の伸ばすべきところを理解している間白。
鮫島先輩に煽られた時は負けん気を発揮していた感じではありましたが・・・
精神的には逃げず、物理的にかわしてどうにかするという感じでありましょうか。
かわしながらも前へ進む。逃げるとは言っているけど前へ向かう為に逃げる。そういう闘い方もありでしょうな。

それぞれの特徴をアピールし、打ちあいになってきたこの試合。白熱してますなぁ。
そんな中、ブロックを振り回されている下平くん。これについにキレちゃう猫田先輩。おやおや。
とはいえ猫田先輩も別にブロックに成功しろと言っているわけではない。
シャットアウトできなくてもちゃんと食らい付いていってコースを限定できれば後衛がレシーブ出来るようになる。

バレーのディフェンスってのは、レシーバーとブロッカーの共同作業なんだよ!!

ふむ。いいこと言いますな猫田先輩。そこは頭に入れておかないといけないところだ。チームスポーツなのだから。
とはいえMBを学び始めたばかりの下平くんとしては難しい。どうしても囮の動きに翻弄されてしまう。
そんな下平くんに山縣先生から一言。

下平。戦う相手を間違えとりゃあせんか。MBの敵は相手のMBではない。相手のセッターだ

確かに起点となるのはトスを上げるセッターである。
ならばそこを観察し、上げる先を読むのがMBの戦い方となるわけでありますな。
ちなみに上げるだけじゃなくセッターがツーアタックを決める場合もあるのでそれも警戒しないといけない。
うーん、こうしてみると本当にMBってのは考えること、やることの多いポジションですなぁ。大変だ。
今の内に沢山学んで身につけておかないとですな。

・休み時間の滑川さん
新人まんが賞出身の円山晃先生が読み切りで登場。
相変わらず妙に可愛い女の子を描くだけに、こういう方向性はイケてる感じがしますな。
しかし中学生の身で見栄を張ることあるまいに・・・
というか男子のソレと女子のソレは同一で比較していいものかどうなのか。

・行徳の漫画家とイトの日記
想像よ、内容を超えろ!!
確かにそれが出来れば色々と安上がりであるが、想像を生むためにもその元となるのが欲しいわけですよ。
どうにもならないものはどうにもならないですね。ゴーン。

・Gメン
勝太を潰すためにギャングまで動員してきた八代。
見下げはてた行為ではあるが、当の勝太としてはピンチである。
とはいえ、とりあえず言っておかねばならないことはある。アンタの弟性格悪いよ!!
それだけ言って帰ろうとするが、さすがにそのノリで帰らせてくれるようなことはない。チッ。

6人掛かりで襲い掛かってくるギャングたち。
それでもさすがに勝太。見事に捌いて見せている。
が、八代の投げつけた鉄パイプで足をやられ、倒れたところに襲い掛かってこられる。うーむ、容赦ない。

完全にリンチの構え。もはや喧嘩といえるようなものではない。
その様子を高い所から見物しているのはG組の不良と思われる者たち。
助けに来てくれそうな感じはあるが、伊達と呼ばれる坊主頭はまだ様子見をする構え。

アニキたちから八代はほっとけって言われた。
八代とギャング風情が5人・・・あの程度でツブれるくれえならそれまでの男だ。Gメンにはなれねぇ・・・

え。Gメンって作中でいい意味な言葉もあったのか!?
G組の中でも男を張る連中の意味だったりするのだろうか。
よもやのタイトルコール。気になってしまいます。

さて、ボコボコにされた勝太。
しかし八代の土下座すれば今日はそれでカンベンしてやるという言葉に屈する姿勢は見せない。
梅田くんは似たような囲まれ方をされ屈した過去がある。
毎日怪我して帰ると母親に迷惑をかけることとなる・・・母子家庭の梅田くんとしては避けたい話だったのだ。
そんな梅田くんを罵倒する八代。これは本当・・・最低だな。

そんな最低な奴に頭を下げるくらいなら死んだ方がマシ。ぶん殴ってそう叫ぶ勝太。さすがの男ですなぁ。
伊達も認める勝太の男っぷり。こうなれば反撃してやってしまうしかありますまい!!
数はいるけど一人一人は大したことなさそうですしね。やってしまえ!!

・宇宙怪人みずきちゃん
やはり交配されていたのですね。にやにやにや。いや、寝てる間にというのが何ともはやなのですが。
しかしやっぱり怖いみずきちゃん。よく無事でいたものであります。
最終的にこんな状態であるわけですが・・・まあ、楽しいならいいか。うん。

・錻力のアーチスト
清作、弐織が三振に切って取られた1回の裏。
それを目撃しての2回表。之路さんにはプレッシャーがかかる場面でありますな。
そして麻生西の四番は練習試合に出ていなかった崑野。
打ちそうな雰囲気であるが、力み過ぎた之路さんによりフォアボールで歩かされることとなる。おやおや。

元々コントロールの良くない之路さんであるが、これだけ連続で入らないのはおかしい。
というわけで早速声をかける宇城さん。

平塚は七夕祭りが有名だと知っているか。
不甲斐ない投球をしていると、お前の彦星が曇るぞ

彦星・・・國尾さんのことでありますか。ってそっちが彦星になるのか!?
いやまて。確かその後で之路さん、彦星と彦星だとか言ってましたよね。
となればこの七夕には彦星しかいないことになる。彦星と彦星(恋人)と彦星(女房)。
この夏の大三角形が平塚の名物であるわけですか・・・!!平塚在住の方々スミマセン。

彦星の件はさておき、宇城さんの気遣いで落ち着いた之路さん。どうにかストライクが入るようになる。ッし!
しかしそんな之路さんにダメ出しをするのは永源。

之路拓人・・・まわりに煽られないと本来の力が出せないのか?
投手の一挙手一投足その全てを全員が見ているんだぞ。1人で立ち直れないなら、お前はマウンドにふさわしくない

非常にストイックなことを考えている永源。
捕手に対して厳しいことを言ったり俺様な感じに見えたが、それはエースとしての責任感の強さの表れだったわけですな。
傲慢なように見えるがそれは決して相手を侮ったりする類のものではない。
ううむ、なかなかに厄介な相手でありますよ。本当に。

さて、続く五番が送りバントで崑野を二塁に進塁させる。
ワンアウトで得点圏にランナーがいるこの状態。先の回の永源と似ている。

ウチとは打順も違うし俺1人で永源と張り合う気も無いが――目の前の打者に全力を尽くす気持ちは同じだ!!

その意識を持って六番を三振に仕留める之路さん。ナイスボール之路(ディスウェイ)主将!
さりげない柊の独自英訳。永源はロングソースになるらしい。そうか。

ともあれ続く七番は永源。九番ではなく中途半端な位置にいるようだが、打撃センスはそこそこなのだろうか。
目立った成績は残していないようだが、俺が決めるという意識は高い。

それというのも去年の大会の記憶が残っているためである。
甲子園を狙い、後は港南学院を倒すのみ。それも2点差であと2回を抑えるだけというところまで頑張った永源。
しかし肘に違和感を抱えた状態で迎えるのは弐織義壱。
その状態で抑えられる相手ではなく・・・ソロホームランを許してしまう。
しかし永源の後悔はここで無理して投げたことではない。最後まで投げ切れずにマウンドを渡してしまったことにあった。

任せろ・・・だと。ブルペンでの投球練習の大半をワインドアップで投げていた人に任せられるはずないだろ。
港南相手ならランナーを背負ってセットポジションで投げる状況の方が多いはず。
アウトカウントやランナーはどこにいてボールカウントは・・・?ちゃんと展開をイメージして準備していたのか・・・?

永源のその危惧は当たり、9回裏に逆転を許してしまう麻生西。うーむ。

3年の・・・最後の夏にあんな姿をさらすくらいなら、他の何を犠牲にしても1人で勝つ力を身につける。
俺はただ、今より強く堅く太く深く自分を貫く力が欲しいだけだ。
自分以外の誰かにマウンドをゆずって後悔しないように、最後までマウンドに立ち続けるために。
誰かに勝利を託す奴にはなりたくないんだ
それをエゴだと呼ぶのなら好きにしろ。何と言われようと俺は自分の力で――勝ちたいんだ!!

チームスポーツの中では確かに永源の考え方はエゴと言えるかもしれない。
しかしストイックなその姿勢はチームの勝利に貢献するものとも言える。
エースや四番ってのはある程度傲慢で勢いがある者の方が向いてる気がしますしね。

たとえ1人でもチームを引っぱるのがエースだろう。孤独を力に変えられない奴はマウンドに立つな・・・!

恐るべし永源の主張。
そしてその意識の高さを表すように自らのバットでタイムリーを放つ。
この1点は桐湘にしてみればかなり重い。どうにかして永源から1点を返さなければいけないわけだが・・・簡単ではないぞ。
永源の主張を打ち破るほどの力を見せて行かないといけませんな。主張には主張で対抗だ!!

・はらまき
柔道部の寝技は人数が少ないならそういうこともあるのだろうか。
しかし人数が少ないならそもそも部になってない気もするがどうなのだろうか。どうなのだろうか。
校長の話にストーリー性持たせるのはアリと思う。面白ければ!!

・私を食卓に連れてって
いきなりネガティブ前回のかのんちゃん。確かにこれは扱いづらい!!
無暗にポジティブなのも扱いづらいかもしれないが、この状態よりはよほど良い。
しかしその先に進むと逆にこじらせた人っぽくて扱いづらいというよりは面倒くさい感じになるという。難しいね。

色々と激しい子が増えすぎてツッコミ役としてマヒしてきてる部長。これはイカン。
というか色々と振り回されてしまうしツッコミ役も大変ですなぁ。デレても得しないとか言われちゃうし!!

・木曜日のフルット
久しぶりなのにとても相変わらずのデクノボー。
いたずら以外の何でもないのにまともに相手しちゃう頼子も大変ですな。

・総合感想
次号はこーへー先生の読み切りが掲載。
つい最近新人まんが賞の作品が載ったばかりなのに、早いですなぁ。
色々描いて実力をつけていくのはいいことなので、回転数を上げられるなら上げていって頂きたいものです。
他の新人の方々の新作にも期待していきたいですぞ。



2015年 14号


・鮫島、最後の十五日
力で強引に仁王さんを浮かせた天鳳。
それに対し力で強引に引きつけて戻す仁王さん。
静かだが豪快な力と力の勝負。これは盛り上がる取組です。

土俵中央にて互いに引き付け合いの硬直状態となる。
互角の勝負が出来ているのは凄いが、もう腕の感覚がなくなってきている仁王さん。
それでも・・・弟弟子の声援が聞こえてくるのだ。背中を押してくるのだ。無様なマネはできない。ダサイ背中は見せられない

そろそろオヤジは間違っちゃいねーってことを見せてやんねーといけねーだろ・・・

弟弟子のために、親方の為に。部屋という家族の為に張り切る仁王さん。前へと出る!!
形としては外四つの天鳳の方が不利。低い体勢で押し出されればいつかは腰が浮く。
腰が浮いたのならば決め時である。押し込め・・・!!!

見てるか・・・オヤジ・・・今日は旨い酒呑め・・・

勇み足なども警戒したが、それよりも何よりも相手は怪物でありました。
そのまま押していけそうな体勢だったのに、すぐに投げへと移行してくる天鳳。
これが綱を取ろうとする者の執念。神になろうとする者の執念か。しかし・・・!!

それをも・・・超える

投げられている最中に天鳳の頭を掴み、逆に投げを決める仁王さん。
得意の徳利投げをここで決めてみせるか・・・!!

綱を狙う怪物の天鳳を力で喰って見せた仁王さん。素晴らしい。格好いい。
これこそ空流親方が夢見た外国人力士の力相撲を力で捻じ伏せる日本人力士の姿でありますな・・・

敗れた天鳳としてもここまでやられては仕方がないといった感じであります。爽やかな人ですなぁ。

本当に・・・最高の孝行息子だよ・・・お前は・・・

土俵でガッツポーズは決められないので代わりに空流親方が渾身のガッツポーズ。良い感じですなぁ。
久方ぶりに終わり方も爽やかな取組を見ることが出来た気がします。

この場所、大関・天鳳は仁王戦後波に乗れず綱取りは失敗に終わり、綱取りというその難しさを痛感した・・・
だがこの場所、未来への横綱への希望を抱かせる仁王という1人の日本人力士が現れたのである

普段は不吉な言葉で締めることの多いナレーションも今回は希望に満ちた内容となっている。おぉ。
しかし仁王さんが本当に横綱になれたのかどうかは定かではない。
何となく怪しげな雰囲気が漂っているので早く知りたいところではありますが・・・ううむ。
それにしてもすっかり宝玉光の影も見当たらなくなりましたな。サブタイトルはこれでいいのか!?

・刃牙道
地下闘技場の観客の前に姿を現す武蔵。
観客たちは宮本武蔵であると知ってはいるがクローンであることは知らないのだろうか?
光成にそう聞かされてもすぐに信じられる一般人はそうそういないと思いますけどね。

一目でワカらせやがった。本物だぜありゃッッ

一般人ではない渋川先生はさすがに理解した様子。
今回は見物だけのつもりなのか、護身発動せずに辿り着けたようですな。

さて、烈海王も登場。武器の山を挟んで対峙する2人。
ここで小坊主からルール説明だ。

本立ち合い、特別ルールにて行われるものとします。
ここにセットされた武器、全て使用が許されます。
また・・・双方が事前に用意した武器、これも同様です。
反則はただ一つ。火器の使用のみです

ふむ。武器有りとはいえさすがに火器はダメか。機関銃の使用は認められないわけですな。
ドイルのブレストファイヤーもダメか。義足にマシンガン仕込むのもNGと。いやさすがにやってないとは思うけどさ。

ともあれルールの説明は終了。いよいよ立ち合いの時である。
戦いを見に来たジャック・ハンマーも緊張の面持ち。
お前はそんなでかくて分かりやすい体してるくせにサングラスで正体ごまかせると思っているのか?

ジャックのことはさておき、烈海王はいい風貌をしている
覚悟を決めた男の顔といったところだろうか。
無事に帰ってきてほしい所でありますが、さてさてどうなるか・・・

これから殺し合いを観る。その意識をようやく感じ、静まり返る観客たち。
そんな静寂を破って動きだすのはやはり宮本武蔵。
こういう殺し合いの空気は慣れたものでありましょうしねぇ。
そして武蔵といえば口による先制攻撃である。先に動くのは必勝の構えといえましょう。
まずはどのように動く武蔵。どのように躱す烈海王。注目です。

・侵略!イカ娘
大抵の人はそれ目当てだろうに、店員は何故それを持ってきたし。
しかしこれでも続編が出るゲームであるしなぁ。レベルがあがると妙な変化があるのかもしれませんぞ・・・

というか栄子は古いゲームでも楽しめる子なんだから最新作を並んで追うこともありますまいに。

・弱虫ペダル
「協調」――!!箱根学園と。
もうゴール前3km。箱根学園は同じゴールを狙う敵チーム――だが、前には御堂筋がいる!!

確かに四の五の言っていられる状況ではない。黒田さんの提案を受け入れる今泉君。
御堂筋君の協調は毎回断られるのに、御堂筋君を追う協調は受け入れられる。
信用問題もあるが、それだけ御堂筋君が強いってことでありましょう。

というわけで3人が力を合わせて先頭の2人に追いつくために走り出す。
元クライマーの黒田さん。ここぞとばかりに登りで加速してみせる。らあああ!!

違う!!さっきまでとこの人。
殺気までの走りとは違う。何かをしたのか!?一段階プレッシャーが上がってる!!
さっき"スイッチ"つってた。こめかみに手をあてたのと何か関係があるのか!?

勿論関係ある。
それはまじない的な意味ではなく、能動的な行為。
葦木場が聞いたところによると、黒田さんの左のこめかみにはキズがあるらしい。
昔プライドに関わるようなケガをしたとのこと。ほう。
で、そのキズの治りきってないカサブタを剥がすのが"スイッチ"であるらしい。爪で。ええ・・・?

これやるといい感じに血がぬけて。スーとして。体ん中から蘇んのさ。昔の、何でも一番じゃなきゃ耐えられなかった頃のオレが。
そしたら敵喰らってやろうって気持ちがハネ上がんだ!!

ふむ。精神的なスイッチを入れるための行為でありますな。
まあ、競技者であるならばそういうものは持っていて然るべきでありましょう。
しかしそのトリガーが自傷とは・・・驚いたなぁ。そりゃ葦木場も震えますわ。そんなコトしてたのユキちゃん。

聞いた瞬間は慄いていた葦木場。
しかし今はその黒田さんの走りを見て気分がアガっている様子。
同調してプレッシャーが上がるというのは面白いですな。
天然な葦木場としてはアガるタイミングが読みづらいし、計算できる黒田さんが能動的に引き上げられるのならそれはオイシイ。

そんな箱学の2人を見て、この協調は乗らない方が正解だったかと考える今泉君。
ゴールは鳴子に任せて、自分は箱学を止めるべきだったのではないかと。

――いや。オレがのらずにこの2人が先頭に追いつく可能性がある。
ギリギリだが、もしそうなれば総北は1人!!圧倒的に不利になる!!

考えながらもしっかり引いて見せる今泉君。しかしその頭の中は黒田さんお見通し。
さすがに元エリート。似た部分があるだけに考えも読みやすいってことですかねぇ。

エリートは群れない退かない他人の言うこと聞かない。そのくせ人の倍デキる。だから勘違いすると黒田さん。
自身の経験から出ている言葉でありますな。
しかし今泉君を甘チャンと言い切るのは・・・いや、御堂筋君にまたやられてる様子を見てると言われても仕方がないか。

おまえは、強くなりたくてはい上がりたくて、一番嫌いなヤツに頭下げたことあるかよ?

その当時の行為。荒北さんに頭を下げた時のことを思い返す黒田さん。
当時は一番嫌いだったけど、今ではそうでもないんでしょ?いやまあ、当時の気持ちが重要でありますか。
その行いによって自分はエリートから脱却できたと考えていそうである。
チームはもがいて憎んであがいてそれで強くなるか。今でも憎むような相手がいるんですかね黒田さん。

前に出ようとする葦木場を制する黒田さん。
エースはゴールを獲るのが役目であり、どんなピンチでもエースアシストを信じて足をためるのが仕事とのこと。
ふうむ、一刻も早く先頭に追いつかなければならないのに拘りますねぇ。
エリートとしてのプライドは捨てたみたいなこと言ってるが、運び屋としてのプライドが生じてしまってる感じであります。

さて、先頭。御堂筋君と鳴子の勝負でありますが、一気に差を広げている御堂筋君。
しかし差を広げられても笑顔な鳴子。何か策がありそうな感じですな。
意外とノリではなくちゃんと考えていることが多い鳴子。浮かべた笑みにも意味があるものと期待します。

・実は私は
桐子さんに責め立てられながらもしぶとく教師を続ける源二郎。
一度引き受けたからには期間内は勤め上げないとという責任感のなせる技なのかどうなのか。
やはり紅本先生は茜ちゃんから事情を聞いて知ってる雰囲気ですな。でないとフォローもし辛いでしょうしね。

その紅本先生から副担任として頼られている源二郎。
悩みの絶えない年頃の生徒達。話を聞いてあげてくださいと頼まれる。ふむ、大事なことですやね。
しかし相談を受ける相手も選ばないと大変なことになったりする。例えばこの嶋田のように・・・嶋公ー!!!

高校生らしい恋の悩みを持ちかける嶋。
そこだけ聞けば普通に聞こえるが、追いかけすぎて警察に捕まったこともある男ですからねぇ。
そりゃ朝陽も真顔で危険だから励ましたり背中押したりしないでくださいといいますわ。友達として言わねばならんことである。

昔は獅狼くんや葉子さんの相談を受けたこともある源二郎。
色々と残念な人ではあるが、真面目なのは間違いないですからねぇ。
真剣に考えてくれる人に相談するというのは悪い事ではありますまい。
まあ、嶋の場合は相談以上に邪念が混じってるのが感じられてしまうのが何とも・・・
というか源二郎も恋愛マスター名乗るか。どこまで似た者親子なんだ・・・!!

相談に乗るといいつつも相手が葉子さんではないかと危惧する源二郎。相変わらずの親バカである。
大丈夫。嶋は葉子さんをアホ呼ばわりしてた奴ですから!
まあ、朝陽はそこがいいとか答えていた奴だったりするわけですが。さておき。

源二郎はもちろん結婚しているので緑苑坂先生も既婚者設定。
となれば女教師で人妻となるわけですな。ふむ・・・好きな人は好きか。いやその道はどうなのだ。

高級焼肉でも釣れなくなっている藍澤兄。さすがに酷い目にあってますからなぁ。
果たして食いしん坊の葉子さんは釣られるのかどうか・・・気になるところですな。

どんな悩みでも儂が解決したる。そんなうかつな発言をしちゃった源二郎。
まさか自分が狙われる立場になるなどとは思いもよらなかった感じでありますな。
実際、変身した源二郎の外見はかなりの美人であるし、嶋に限らずこういう話が来てもおかしくはない。中の人も萌えキャラですし。
わざわざ美人になるようにしたのも茜ちゃんのイタズラ心なのかどうなのか。

しかし嶋はどうしてこう、応援するのが難しい人ばかり好きになるのか。
というか、藍澤兄の経験を経て踏み込み方が一足飛びになっている気がするぞこの男。
朝陽なんか手を繋ぐだけでもまごまごしてたのに、飛びついていきおった・・・何さらしとんじゃぁぁぁぁぁ!!

甘い顔を見せればすぐにつげあがる男、嶋。タフな奴だ。
しかしさすがに源二郎。特大の体が縮んでもパワーは相応にあるようですな。
藍澤兄は追われれば逃げるしかなかったが、源二郎ならば撃退も出来るので大事には至らないかな。
嶋の体は大事に至りそうな気もするが、まあタフな奴だから大丈夫でしょう。

とりあえず今回は逮捕されずに済みそうな嶋。
と思いきや華恋ちゃんが通りがかったことで状況一変。
何も語らずとも言いそうなことが聞こえてしまう辺り、付き合いの長さが見受けられますなぁ。
実際事情を知ってたらその通りのことを言いそうである。
てなわけで、源二郎らしく嶋に激励の言葉を送る。

みっともなくてもええ!!脈なんてなくてもええんや!!
こんなとこでウダウダ悩んどるくらいやったら玉砕覚悟でぶつかってこんかい!!それで開ける道もあるってもんやろ!!

それが男や!!と語る源二郎。さすがですな。
気合の入った緑苑坂先生の姿もまたよろしいですなぁ。うむ。

まあ・・・結果は予想通りというか想像通りというものであったわけですが。
一体嶋はどこまで罪を重ねれば・・・!!
上手く行かれても困るし、諦めてもらうしかないわけであるが・・・嶋は無駄にタフで困ります。無駄に。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
博物館で島の歴史を紐解くクレア。
老人の語る、あの島に渡ったという多くの悪魔。一体それは何を意味するのだろうか。

初めに来たのはアメリカだった。1930年代この島にはアメリカの軍事基地がつくられたという。
しかし今や基地は完全な廃墟になっているとのこと。ふむ。

1990年代後半、廃墟となった軍事施設が実業家に買い取られる。そこに研究施設が作られ、たくさんの研究員が渡ったそうな。
その研究員らしき男たちの写真が本には残っているが、注目すべきは中央にいる車椅子の男・・・
オズウェル・E・スペンサー。アンブレラ・コーポレーションの創始者である!!なんと。

陰ながらアンブレラをコントロールしてきたこの男はすでに死亡している。
だがその野望の爪痕はいまだに世界を苦しめている。
この島にもスペンサーの研究成果が残っている可能性が高いわけでありますな。むむむ。

重大な手掛かりを発見したクレア。急いでイネスに知らせようとするが・・・電話が繋がらない。
メールは届いたのに電話は繋がらない。これは何かがあったと考えて然るべきでしょうな。
ふむ、思ったよりも早くクレアがやってきてくれるかもしれませんぞ。

さて一方、銛の怪人ことモリオに追われているトミナガ。
銛にしても碇にしても一撃でも貰えばただでは済まない武器である。
が、密集した木々の生い茂るこのジャングルではそれらの武器も完全には機能していない様子。
とはいえこれに追われるのはぞっとしない話ですなぁ・・・
ちゃんとトミナガを追ってきてマユちゃんへの意識を逸らすことが出来たのは僥倖ですが。

必死に逃げるトミナガ。いや、ただ逃げているわけではない。誘導している様子。
誘導した先は・・・海へと繋がる崖。
そこにモリオと一緒にダイブするトミナガ。や・・・やりおった!!
ただ逃げるだけにとどまらず、ここまでするとは・・・凄い男である。
意中の人に頼られたからといってここまでの男を見せることが出来るとは・・・いやはや。見直した。
下は海だが高さは結構なものである。落ちてどうなるのか・・・無事で済めばよいのですが、さてはてどうなりますか。

・辻浦さんとチュパカブラ
先生に禁じられたら素直に従う僚。
色々と世間知らずな子であるが、教育していけば改善の見込みはあるのではなかろうか。それまでが面倒くさそうだが。

橘さんの計算は正しいが、そうそう上手く行くものではないですわな。
能動的なだけに空回りしてしまう橘さん。可愛らしい。

日に日に人の増える桐谷家。妹はどういう想いで見ているのか。気になるところですな。

・囚人リク
なぜ脱獄組はここまで踊らされたのか。鬼道院の口から理由が語られる、
それによると、傍受したドラゴンクロスへの通信で3つの拾い物をしたらしい。

1つは、極楽島に芽生えた脱獄計画
それを聞いた時、俺は焦ったと思うか?違う。興味が湧いたのだ。
船の調達という最終局面を想定するまでに計画は進んでいる。この難攻不落の要塞、極楽島に対してだ。
そんな綿密な計画をギャングの若き2代目が立てられようか。そこでだ、2つ目の拾い物。脱獄王田中一郎の存在だ

繋がる1つ目と2つ目の理由。
周龍が甘く見られている・・・ということもないかな。
実際、あれだけの綿密な計画を立てられるのは田中一郎を置いて他にはいなかったでしょうから。レノマさんでも無理だったわけだし。

しかしそんな田中一郎も囚人の中にスパイが送り込まれてくることは想定外だった様子。
丸井を通じて周龍と田中一郎が接触してたことが確認されてしまう。

クックック・・・胸が高鳴るではないか。
5度も刑務所にぶち込んでやった宿敵が、今もなお俺に反逆するかのように脱獄に挑む。
防衛大臣に上りつめた今や敵なしの俺にはちょうどいい退屈しのぎだ
・・・丸井は数々の報告をもたらしたぞ。
ハンググライダーの作成。船の調達の難航。ヘリポート攻略・・・
俺はお前たちの逃走手段のほとんどを掴んでいた。お前たちはずっと籠の中の鳥だったのだ

絶望的な言葉。
苦労して苦労して、椿という大きな犠牲まで出したというのに・・・
しかしこうなると周龍が裏切ろうと裏切るまいと脱獄は無理だったことになりますな。
いや、それならば早くに相談していれば椿は死なずに済んだかもしれないわけで・・・
最後の最後で思い直してくれればそのまま脱獄の可能性もあったし・・・やはり周龍は許されないか。

2つ目の拾い物の話は脱獄計画を掴み泳がせていたことの説明でしかない。
泳がせていた理由は何だろうか。退屈しのぎとは言っているがそれだけではありますまい。
武器の調達とか地味に忙しいようですしね。
田中一郎が言うように脱獄準備罪、またはより重罰の脱獄実行罪で捕らえるチャンスはあったはずである。

なぜ・・・ここまで・・・泳がせた・・・
なぜ・・・陽平は死ななければならなかった・・・言え!なんのためだ!!

吠える田中一郎。その答えが3つ目の拾い物。そう、あのマイクロチップである。

田中よ。革命党の黒田リサ。あれも俺のスパイだ
リサはお前の弟の二郎が書き残した日記の一部を見つけた。
そこに書いてあった「チップは大切な人と共に保管する」と。

やはりチップの回収が目的でありましたか。
本人曰く、その程度の証拠など何ほどでもないとのことであるが・・・何とも慎重な男であるなぁ。
いや、田中一郎がそれを手にしたのであればさすがの鬼道院でも脅威に感じたりするのか。
普通の人では思いつかない使い道、証明の仕方も田中一郎ならやってくれそうですからねぇ。

チップは必ず回収せねばならぬ。だがお前は用心深い。大方・・・刑務所のどこかに埋めていたのだろう。
歴戦のお前のことだ。拷問で問い質したところで吐く可能性は低い。
お前が確実にチップを所有している瞬間・・・それは俺を倒すために脱獄を決行しているまさに今、この瞬間だ。

まさしくズバリ。
もちろん田中一郎はチップを持ち出していた。鬼道院を引きずり下ろす希望として。
しかしそれは見つけ出され・・・鬼道院自身の手によって破壊される。

俺の勝ちだ

おじさんの仇を討つための大事な証拠が壊されてしまった。
今の状況だけでも絶望的なのに更なる絶望を味わうリク。
ううむ、これは本当に完全敗北というしかない状況であります。
ここから逆転の可能性はあるのだろうか?沢田が万一生きていてもわざわざ皆を助けるために動くとは思えないし・・・ううむ。

・クローバー
高虎にもダメージが入ることは分かった。
となればどうにかしてそのダメージを積み重ねていくしかない。
とはい、器用に立ち回れる相手でもないですしなぁ。根性でぶつかっていくしかないか。

お互い一歩も引かない怪物対怪物のケンカに沸く紅葉神島の不良達。
優勝決定戦の大将戦にふさわしい戦いでありますな。

そんな中、冷静にというか水を差すような吉田の言葉。
もしもハヤトが負けて代表戦になったら誰が出るのかという言葉。
いやまあ、確かに考えておかないといけないことなのかもしれないが・・・今はまだ応援しましょうや。
アイツは負けないからそんなこと考えなくていいんだよと一貫して主張するゲンゲン。いい奴だ。

来栖や真木は自分が行くと主張している。
ハヤトが負けることは考えたくないが、万一のことは想定しないとって感じですかね。むう。

兎にも角にもハヤトが勝てば問題ない。
しかし真木もバケモノと呼ぶ高虎。果たして無事に勝てるかどうか。

両者一歩も引かない苛烈な戦い。
ここから優位に立つのはどちらなのか・・・決着がそろそろ付きそうな気配でありますな。

・毎度!浦安鉄筋家族
由緒正し過ぎるベルトも価値の分かるところになくてはねぇ。
しかしコミッショナーも認めるチャンピオンの手に渡っていたことが分かって良かったという話ですな。チャンプー!!

・マジカロマジカル
突然の触手シーンに驚く狼一。そりゃ驚くわ。
こんなこともあろうかと渡されていた脇差を抜いて勇んでみるものの、触手は相手せずに去っていく。
ああ、やはり庭の桜の木が怪物化したものでありましたか。ウネウネ。
絡みついているだけでは飽き足らず雫ちゃんの服を脱がせにかかる桜。丁寧な仕事ですな。

その桜目がけて斬りつける狼一。が・・・折れる。
実際はナマクラだったのかもしれないが、そもそも心得のない人間が斬れるほど木とは容易いものではないってことですな。

本来の体でもどうか分からないが、今は小さくか弱い肉体となっている狼一。
触手の一本にすら翻弄されている有り様である。おやおや。

・・・駄目だ。こんなの無理だ・・・俺がどうこうできる相手じゃない。
・・・やっと見つけられたのに。俺のやりたいこと。
・・・やっと出会えたのに。俺が守りたい人。
雫さん。雫さん。すいません雫さん。やっぱり俺にできることなんて――何も・・・

根がナガティブなのか、すぐに諦めてしまいそうになる狼一。
しかしこの出会いがあってからは違う。そう簡単にあきらめきれる出会いではない!!

あの日初めて知ったんだ。心に火がつく瞬間を。消してたまるか!
俺はどうなったっていい。今、欲しいのは"力"だけ。イメージしろ!!

心を燃やす狼一。
雫ちゃんの魔法もそうでしたが、やはり大事なのは心の有り様ということですな。
雫ちゃんを守れる"力"を欲し、イメージした狼一。
その結果・・・姿は怪物化した当初の大きな人狼に。そして炎を宿した刀が形成される。

"浪牙・脇差""心打ち"!!

まるで歯が立たなかったはずの触手を一瞬のうちに斬り捨て、雫ちゃんを解放する狼一。おお・・・
なるほど。マジカルパートナーという位置づけだから補助役が基本かと思ったら、そういうわけではないのですな。
雫ちゃんに戦闘能力がないのだから、サポートする狼一が戦えるようになる。考えてみれば理想の形である。

雫ちゃんを救うことはできた。ならば後はこのエロ桜にとどめをさす・・・
と思いきや、雫ちゃんの思い出の桜という言葉を思い出して躊躇ってしまう狼一。ふむ。
甘いといえなくはないが、怒りのままに突っ走るよりはいいかもしれませんな。

同棲初夜から色々と大変なことになっている狼一。
まあ、その姿で見てくださいとか言われたらね。その反応もしょうがないですよね。うん。

それはさておき、突然満開の花を咲かせることとなった桜。
そして花びらを使って狼一に送る言葉はよくできましたという合格メッセージ。ほう。

ちょっと苦しそうではあったが、雫ちゃんを積極的に害するようには見えなかった桜。狼一はボコってましたのにね。
その辺りから考えると、雫の同棲相手に相応しいか見定めるために動き出したって感じでありましょうか。
その結果狼一は力を手に入れた。雫ちゃんを救えたという自信も身についたことでしょう。
2人の距離も近付いた感じはありますし・・・やり手ババァに続いてやり手桜の援助という形か・・・狼一め。恵まれてるな!!

動植物も怪物化することはある様子。今後も色々な怪物がでてきそうな感じがします。
けど、今回のように優しい気持ちを持った怪物がいるのであれば安心できるかもしれませんな。そう思いたいものです。

・ドカベン ドリームトーナメント編
スーパースターズの攻撃。続いては二番の殿馬。
どの投手にしてみてもこの殿馬は嫌な打者でありましょう。
しかし殿馬人形はいいな。特徴的な顔してるから人形にしやすそう。

チェンジアップを綺麗に拾う殿馬。これぞ秘打「未完成交響曲」
こういう技でポテンヒットを狙う秘打が多いですなぁ。

しかしショートとレフトの間を狙ったこの打球。レフトの青二郎の足によって捕られてしまう。
お見合いを狙ってのポテンでもあったのだが、アルプスのいい判断でありますな。声かけ大事。

さて、「3番・おれ!!」こと土井垣の登場。
監督に打者にの二刀流は通じるかどうか。
広島観客の星王が怒ってるでーというヤジが面白い。実際どう思ってるのかね星王。

初球の変化球を読み、セカンド後方へいい感じに落ちるヒットを放つ土井垣。
昔はホームランバッターであったが、今は熟練の技巧による打撃ってことでありましょうか。

というところで本物のホームランバッターである四番の山田登場。
ランナーを背負った状態で挑まねばならないのは大変でありますな。
さてさて、この山田に対してついに剛球を見せるのかどうなのか。気になる対決です。

・Gメン
ヤンキーもキモオタも!みんな仲良し!武華Gメン!!
という煽りに相応しくバイクで楽しそうに遊んでいる勝太たち。いい雰囲気じゃないですか。

そんな勝太たちを面白くなさそうに見ているのは武華の頭である八代。
ようやく本人が動き出しそうな雰囲気でありますな。
その手段はエイトボールと言うギャングを使うというもの。
学校の外の連中を頼っての報復とは・・・貫目が知れますな。

タイマンできんようなったら男終わりじゃ・・・

そのように言われる八代。登場時は出来そうな雰囲気を漂わせていたのに・・・あれは錯覚だったか。
というか、八代は表向きの頭にすぎなかったのですな。
G組にいるこの連中こそが本物の武華の頭たちか。ふうむ、いわゆる裏番って奴ですかね。

G組不良グループの話題に上がる勝太。
元気のいい坊主じゃねーかと今は気に入られている様子ですが今後はどうなるか。
しかし勝太、外見は本当に中坊っぽいというか何というか・・・軽いよね。

勝太に注目しているのは坊主頭の伊達という男。
何とも雰囲気のある男でありますがどうでしょう。今度は錯覚じゃないといいな。

さて、いきなり挙動不審な勝太。
仲の良いG組であるだけに隠し事は感じ悪いぜ!!
まあ何かあるとすぐ見に来る連中だし、勝太が隠したくなるのも分からないではない。
しかしその結果一人でギャングに囲まれちゃったりするのだから何をやってるのやら。

メイちゃんの時には八代の罠を疑っていた勝太。
それからしばらく経っただけでもうその可能性は頭から消えていたらしい。お目出度いというか何というか・・・
でもあんまりガッカリさせすぎると勝太怒るよ!!ヤバイよ八代!!
多勢に無勢な感じはあるが、勝太ならば切り抜けられると信じております。

・宇宙怪人みずきちゃん
微妙に人型っぽくなってるフォワドン。
そのおかげで発情した時の表情とか襲い掛かり方が・・・ううむ、艶めかしい。
というか少年誌で何をやっているのか!!!

・行徳の漫画家とイトの日記
秋田書店編集部のガラが悪くなっている!!
いやチンピラっぽい感じからスーツになったので悪くはなってないのか。迫力・・・そう、迫力が増したのだ!!
他社の首は取れないので顔の皮だけ剥いで見たりする怖さ。むーざんむーざん。

・黒虎
祈殿の快勝と共に雪丸到着。おっ。思ったより早かったですな。
そして同時に、残った一人――騎士くんの名前と素性が明らかになる。

・・・あいつは柳生彦十郎。徳川十二支神将"丑の門"――牛御門家に代々仕えてきた柳生家の男だに

ほほう。そういう立ち位置で来ましたか。
十二支神将そのものかと思いきや、なるほどねぇ。
しかし丑の門に仕える方で柳生が来ましたか。いい名前ですよね。野牛。

さておき、この彦十郎と呼ばれた男。雪丸とは旧知の間柄である様子。その雪丸に対し要求してくる。

兎耳山家に眠る徳川十二支神将の"宝"・・・我々黒船にそれを渡して欲しい・・・!!

やはり求めている"鍵"は十二支神将の宝物でありましたか。
そして彦十郎が黒船に協力している理由もすぐに明かされる。

某の主である牛御門梓織様が・・・黒船に捕らわれた・・・!!

なるほど、これは分かりやすい理由でありますな。秘密にせず明かしてくれるのは有難い。
しかし牛の姫さんとはまた・・・ボリュームありそうな感じですな。胸とかの。

主一人に苦杯をなめさせることなど出来なかったと語る彦十郎。
自分が黒船に協力すれば道具のように切り捨てられることもないとの判断である。
ふうむ、協力しながらもなるべく殺すことなく傷つけること無くしようとしていたのはそういうことでありましたか。
姫様の為に自身の誇りを投げ打ち尽くす。なるほど、騎士くんと呼ばれるわけである。

そんな彦十郎の頼みを雪丸は・・・あっさりと受け入れる。
例え先祖代々伝わる由緒ある代物であったとしても迷いはない。

"護りたい誰か"の命に勝る宝なんぞ・・・石コロひとつの価値もないだよ

ハッキリそういってのける雪丸。
彦十郎は子供の頃一緒に修行した幼なじみ。争い、勝ったとしてもその幼なじみを失うかもしれない。
勿論敗れれば夏夜さんを始めとした大事な人達が傷つくかもしれない。それは避けなければいけない・・・!!

ちなみに柳生家は十二支神将発足前から牛御門家に仕えてきた名家中の名家。
その忠誠心の高さと武術の腕前から、十二支神将と唯一肩を並べる武家と謳われているとのこと。ほほう。
そんな彦十郎の言葉だからこそ雪丸も信じ、宝を渡すことが出来たってわけですかね。

彦十郎が主君の梓織様を想うように、梓織様もあなたを想ってるはずと述べる夏夜さん。
雪丸も含めた4人は昔ながらの知り合いだったりするのでしょうか。
いずれにしても彦十郎の笑顔が寂しい。日ノ本を裏切り罪人となった自分が人に想われる資格などない、か。悲しいことを言う・・・
上手く梓織様が助け出されたとしても姿を消しそうで怖いですな。

さて、雪丸が持ってきた兎耳山家の宝。
それは三武人に分けて与えられる御鏡の一片とのこと。ほう・・・何だか宝っぽい感じがするものですな。

渡す代わりというわけではなかろうが、雪丸は問う。なんで黒船はこの宝を欲しがるのか。連中はなにをしにこの国に来たのか。
どうやら彦十郎はその答えを知っていた様子。

"死者の復活"。その術を探して日ノ本へ訪れたという・・・

ほう。ついに黒船の目的が明らかにされましたな。
不老長寿や死者の蘇生。おとぎ話を信じて遠くへと旅立つ物語は現実にも存在する。
黒船の連中は十二支神将の宝こそがその鍵であると考えているようだが・・・どうなのだろうか。
普通の当主たちはそのようなことを知らない様子であるが、忠吉さんなら何か知ってたりしますかねぇ。

何にせよ宝の一つは黒船に渡った。謝罪と礼を口にして去っていく彦十郎。
今回の戦いは回避できたが、次にまみえた時にも上手く行くかどうか・・・気になるところですな。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
咄嗟についた少女探偵というウソを誤魔化すために事件解決に動かないといけない蛍ちゃん。
まあ、何だかんだでお人好しですし、それがなくても動いてはいたんでしょうけどね。

さて、廃病院で出会った謎の女性。
その口笛が大量の悪運の猫を招きよせているようであるが、一体何者なのだろうか。
少なくとも蛍ちゃんや圭一さんを害する意思はなさそうであるが・・・
残された折り紙の花が手掛かりとなりそうですな。

妹が着替え中でも部屋に入ってくる。いや圭一さん。
蛍も年頃かとか言ってますが、生前だって中学生ぐらいだったはずでしょうし・・・ノックも無しに入っちゃいかんでしょ。
というかジーっと見るでないエロ骨

兄妹喧嘩はさておき、看護師のネットワークを使って情報を得る蛍ちゃん。
例の病院の204号室に入院して亡くなった人は葉森美和さん(41)であるとのこと。ふむ。
10年前、葉森さんは交通事故で入院した。子供も小さく毎日お見舞いに来ていたそうな。
その子供は当時5歳。10年前の話であるから蛍ちゃんと同い年になりますな。ふむ・・・

情報の精査を行っている所に面倒くさい子こと楓ちゃん登場。
先んじて場津間高校を調べていたことについて詰問に来た様子。
まあ確かに後ろ盾もないはずなのに色々と知りすぎているようには思えちゃいますよね。
でも調べろと言ったから調べてたのに調べた結果がこの態度とは・・・面倒くさい子!!
事件に関わっているのではないかとまで疑いだしたので、弁明に入る蛍ちゃん。

やだなあ!こんなことはごく初歩的なことじゃない!
観察すればわかることだよ。あの死体に注射痕があったでしょ?それにヒジにチョークの汚れもあった。
男向けには少し大きいショルダーバッグ。微妙な薬品の臭い・・・服はフォーマルだけど安いブランド。
以上のことから医者の可能性も考えたけど・・・教師ではないかと推理した。
化学系の教師ではないかと仮説を立てて、それで近場の学校に休んでいる教師はいないか問い合わせ。
あの場津間高校の教師にいきついた。それで実際に行ってみたってわけ。

思い付きで喋っているにしては理路線然とした流れ。さすがである。
喋っている内に調子が出てくるタイプでありますな。
ついでに楓ちゃんから末為のコミュニティに加わっていたと思われる人物のリストを見せて貰ったりする。
うーむ、この巧さはなんというか。役者が違う感じか。素でやってる感じはあるけど。

末為のドラッググループの中に気になる名前――葉森了という名前を発見する。
末為は葉森さんの病室で変死。葉森了が息子なら母親として末為は許せない男だろうと推測される。
ふうむ、やはり今回の事件にはあの女性の幽霊が関わっていそうな雰囲気ですなぁ。

事件の真相も気になるが、それよりも楓ちゃんである。
確かにごく初歩的な推理だよはホームズがワトソンに言うセリフでありますな。
警察官として探偵として自負を持っている楓ちゃんとしてはこれはキツイ。泣き出しちゃうほどにキツイ。あらら。

一応蛍ちゃんとしては楓ちゃんのことを鋭くて行動も早い子と評価していたりする。面倒くさい子とも思ってるようだが。
しかしその結果の対応が挑発してるようになってしまうというのもどうなのだろうか。
以外と面倒くさい子のあしらい方は苦手なのかもしれない蛍ちゃんでありました。

ともかく手掛かりとして加わった葉森了にお母さんのことで話があると病院に呼び出しをかける。
現場百回とは言うが、何度も死体のあった廃病院に足を踏み入れるのは気分の良いものじゃなさそうですな。

民間伝承では"夜、口笛を吹くと鬼を呼ぶ"というものがある。
蛍ちゃんの解釈ではこの鬼は悪運のこととしている様子。ふうむ、悪運の猫が寄って来るのもそれが原因と?
その仮説に圭一さんも答える。あの悪運猫たちは心地良さに集まって来るんだろう、と。ほほう。
霊的な存在の分子を震わせるような口笛か・・・音による霊との交信術もあるし、音楽は霊的なものに影響を与えやすいのかな。

204号室へ向かう蛍ちゃん。
そこにいたのは葉森了・・・ではなく、男の幽霊。末為が早くも幽霊となって現れた様子。おやおや・・・!!
全身の穴を自由に動かして圭一さんの銃撃を躱す末為。厄介な相手である。
しかしまあ、拳銃以外にも警察官ならば組打ち術などあるでしょうし、普通の幽霊一体ならどうにかなるのではなかろうか。
というかどうにかしてください圭一さん。毎回最初に苦戦しすぎでありますよ。

・私を食卓に連れてって
家族全員が苦手ならばかのんちゃんが料理苦手でも仕方ないですね。
その部分はさておき、4話かけて立ててきた設定を全部ぶん投げる勢いが凄まじい
笑顔にするのが目的ならば別に料理しなくてもいい・・・その発想はなかった!!普通はならないよ!!
色々な意味でハジケてて大好きです。本当に。

・はらまき
バンド名の好さは大事だけどファンに向かってそれだけ言うのはどうなのか。
まあそこから聞いてもらえるようになればという風になるのかなぁ。人によりそうだけど。

・錻力のアーチスト
1回裏ワンアウトランナー二塁。
先制点のチャンスに三番の清作。初球から狙っていくが・・・残念ながらファール。
しかし練習試合の時はストレートに空振りをしていたのだが、今回は当てることが出来ている。
手元で微妙に変化するクセ球を何とか修正すればいけそうな感じでありますな。

――とでも思っているか。清作雄。
積極的に振ってくるのを見越して初球のストレートはあえてスピードを落とした
2球目はさっきと同じコースからボールになる変化球に手を出させて早々に打ち取る!!

打ち気に逸る清作を見越しての組み立て。
初球こそが最大のチャンスだったわけだが、それを捉えられなかった感じでしょうか。
しかしその永源の誘いに乗って振り回したりはしない清作。おっと、落ち着いてますな。

まずは狙いを絞ることから始める。そのように蓬莱に言われたことを思い出す清作。
基本的に教わったことは素直に学ぶ子なんですよね。すぐ忘れちゃうだけで。
ともあれ思い出したのならばそれをしっかり力にできる奴でもある。
狙いは落ちる変化球。練習試合で空振りしてるから自信を持って投げてくるはず。沈む瞬間をとらえてやる!!

てなことを考えていたらど真ん中のストレートを見逃す羽目になった清作。
うーむ、相変わらず考えが裏目に出る子だなぁ。
確かに狙いの球が最後までこなかったらどうするのかという部分はある。
その場合は諦めるか、狙いを正確にするようしっかり考えるかなのでしょうが・・・どちらも清作には合わなさそうだ。

とはいえ狙いを絞らずに打てるような投手ではない。
やはり落ちる球に絞って・・・逃さないようにする。
腕とバットがつながって1つになってるイメージで球をつかまえに行って振り抜く・・・!

清作のその意志に引きずられたのか、永源。全力で仕留めにかかろうとする。
となれば決め球と思える落ちる球が来るか・・・!!

球の軌道とはまるで違う低いところを振る清作。落ちなければ盛大な空振りとなるところだ。
しかし球はイメージ通りの軌道を描いて落ちてくる。清作のバットに吸い込まれるように・・・
いや、清作のバットの軌道の・・・更に下へと落ちていく!!

かなり下を振っていたはずなのにそれをも超える落差。
練習試合の時よりも落ち方が鋭くなっている・・・なんて球だ。
清作のイメージは完璧であったが、所詮それは2か月前の永源の球であったらしい。
清作がひたすらバットを振ってスイングを鋭くしたのと同じように、永源もまた自分の武器を磨き抜いている
厳しい話であるが・・・初回でこの決め球を引き出せたのは大きいと言える。
この試合中にイメージを修正して打てるようにしたいところですな。

さて、四番の弐織。永源の決め球も見れたことだし、どうにか打って欲しい。
とはいえ一塁が空いているので歩かせられるという可能性もあったのだが・・・永源は勝負するつもりの様子。上等だ!

勘違いするなよ弐織敏。お前を甘く見て勝負を選んだわけじゃない。
目の前の打者を打ち取るために全力を尽くす。それが投手の。エースの。俺の――最後のこの夏にかける決意だ!!

さすがに最後の大会にかける熱意は凄まじい。
練習試合の時でも凄かったのに、そこに決意と熱意が加わる。これはヤバイ相手である。
その勢いがあれば速球で弐織を空振り三振に仕留めることもできるという。おぉ・・・

先制点のチャンスであったが、まさかの清作と弐織が連続三振に仕留められる。
さすがは去年の準優勝投手・・・これで流れは麻生西へと行きそうな感じであります。厄介な・・・
どうにか向こうに行った流れを引き戻したいところでありますな。

・ハリガネサービス
高代先輩にブロックを教わる下平くん。
シャツを加えて上目遣いに見てごらんとか文章だけ切りだすと何だか卑猥である。可愛いねぇとか言っちゃうし。
それはそうと高代先輩の流し目は妙に色気がある気がしないでもない。

そんな高代先輩に嬉しそうに駆け寄るのは久場先輩。
下平くんに対しての指導の考え方で距離を置いている感じでありましたが・・・

なんだよその安心したよーな顔。下平に教えたら僕がポジション取られちゃうと思ったの?
1月ちょっとでモノにできるほど俺達のMBってポジションは甘くないだろう?

年月を積み重ねてきた者の自負。
高代先輩の考えを知り、安心した様子の久場先輩でありました。思ったよりも平和的に解決しましたな。
とはいえ素直な下平くん。自身が教わる立場にあるということは自覚している。この試合でも勉強させてもらう。
何とか吸収できるものは吸収していかないとですなぁ・・・

しばらくゲームが進むうちにAチームとBチームで点差がつき始める。
それは仕方がない。何しろBチームは上げる所が実質五十嵐先輩一人となっている。
その先輩もスパイクを決めるのには苦労している。松方の作戦でブロックを減らしてレシーバーを増やされたからだ。
ブロックから離れてコースを狙えるようにしたのなら、ブロックそのものの枚数を減らせばいいわけか・・・納得だが嫌らしい。

こういうところでMBのスパイクが使えないのは厳しい。散らす効果も見込めないわけですからねぇ。
得点を封じられて厳しいBチーム。と、ここで家守先輩から山縣先生に提案。

僕・・・セッター辞めちゃダメですかね・・・
僕じゃどーやったって松方みたいなトスは上げられませんし・・・

そのように述べる家守先輩。しかしどうやら諦めてしまったわけではない様子。
なるほど。家守先輩の代わりに山縣先生がトスを上げるのか。
そして家守先輩は・・・スパイクに参加する!!

バックトスも綺麗に決めてみせる山縣先生。さすがである。
そして家守先輩のスパイクは・・・指先で相手のブロッカーの指に当てるという猪口才なもの。
当てて落ちてきたボールを拾い、再び攻撃。そして再度のぺちょんアタック。これはイラつく。イラッ。

まるで決める気がないようなプレー。
しかし3連続で家守先輩のスパイク。
今度プッシュしてきたら叩き落そうと考える大船先輩であるが・・・その突き出た腕を狙われる!!
うーむ、相手ブロッカーの腕に当てて決めるスパイクとは実に嫌らしい。
そして得点を決めてからが家守先輩の本骨頂。いえええい!!
コートを走り回るヒコーキパフォーマンス。まるでサッカーで点を入れた時のようなアピールである。下ちゃんどーんっ☆。

どうだ。僕の相手は疲れるだろ

自信満々にそんなことを言う家守先輩。いやはや全くその通りですな。
しかしこれは狙ってやっていることだったりする。

だって僕のトスじゃ松方ちゃんに勝てっこないし。だから思ったんだ。僕はスタメンじゃなくていいやって。
だけど、もし相手に厄介なプレイヤーがいてそいつを疲れさせたかったら僕を出してくれ。
プレーとムードで盛り下げて、ヘロヘロ骨抜き腰抜けにしてやる。
チームの役にたてるのなら僕はどこまでだっていやらしくなってやる!!

なるほど。これもまたチームの役に立つ一つの形というわけでありますな。
自分の特性を活かし、自分にしか出来ない方法でチームに貢献する。
こういうことを自ら進んでできる家守先輩は間違いなく格好いい。
侮っていたあの間白ですら素直に格好いいと思ってしまうぐらいですからねぇ。
でも顔がセクハラなので警告が出されます。イエローカードです。仕方がないね!!セクハラはいかんよ!!

何はともあれ家守先輩が攻撃に参加したことで囮が出来上がることとなった。
となれば家守先輩のブロックに付く分レシーバーの数が減る。五十嵐先輩も空いた隙間にスパイクを叩き込めるというものである。
家守先輩に触発されたか、スパイクを決めてドラミングを始める五十嵐先輩。ドコドコドコドコ。ゴリラー。
相手のムードを下げ、それでいて自分たちのムードを上げる。家守先輩の働きは結構大きいですな!!

Bチームも侮れない。となればレギュラーを狙う間白たちは黙っていられない。
そろそろ彼らの練習の成果も披露されるようでありますな。
白熱するレギュラー争い。一番アピールできるのは誰なのか・・・注目です。

・僕のクロスロード
この漫画はフィクションです。実在の漫画家とは関係ない筈です。
しかし美少女になりたい願望とは・・・こじらせてますなぁ。ちやほやされるにしてもそういう方向は・・・
そりゃ悪魔も退散するってものですよ。人の欲望は果てしない!!

なにはともあれ、川地和樹先生作品の連載に期待しております!!

・木曜日のフルット
フランクであるが、偲ぶ気持ちが大事なのではないでしょうか。
同じ墓地にいるからって交流があるとは限らないですけどね!!

・総合感想
次号は円山晃先生の読み切りが掲載。
最初の読み切りの時から地味に可愛い女の子を描くことに定評があった円山先生。
カットの感じでは期待できそうですが、はてさてどうなりますか。



2015年 13号


・刃牙道
「切り裂き魔」さしずめ現代ならこう呼ばれるだろう。
「切り烈魔」今宵はそう呼ばれてみるか・・・

対決を煽るカラーの文句。
今のところの武蔵は通り魔ではあっても切り裂き魔にはなってませんがね。
通り魔としても向かって来る相手ぐらいしか打ち倒してはないだろうし・・・平穏とはさすがに言い難いか。

金的・・・目付き・・・噛み付き・・・全て可!!!十分だろそれで・・・!?
なのにもっと・・・もっと先を見たいのか!!?

地下闘技場。その中央にあるのはいつもと違う光景。
盛られた砂の山に突き立つのは無数の武器
そして観客に突き立てられたのは・・・見たいのは「立ち合い」なのか「殺し合い」なのか。その選択である。
見たいのは、技術か・・・!!?殺戮か・・・!!?

大事な選択でありますな。
しかし単純な殺戮が見たいのであればもっと別の場所がありましょう。
本来は高度な技術のやりとりを見たい者たちの集まりのはずである。そう信じたい。

さて、静かに始まりの時を待つ烈海王。
スポーツマンではなく武術家である以上アップをしたりはしない。
そんな烈海王のもとを訪れるのは刃牙。これはこれは。
烈海王とはよく絡んでいたけど、郭海皇がいるところに現れるのは珍しいですな。
しかしせっかくの機会なのにこの両者の間での会話はない。残念。

サムライを相手取る以上、武器を認めてこそフェア。
その精神性がいかにも烈海王さんらしいと語る刃牙。全くもってその通り。

嫉妬るな・・・
侍なんだから刀剣使用ったらいいじゃん。その一言が俺には言えなかった。さすがです・・・

敗北を味わい、謙虚さを取り戻している感じの刃牙。良いことだ。
それにしても早めに武蔵に挑まないとどんどん挑戦者がハードルを上げていってしまいますなぁ・・・

剣を持たない宮本武蔵の実力。それもしっかり体験している烈海王。
剣を手にしていなくても五分と五分。或いは――わたしを上回るのかも・・・
そのような印象を抱きつつも、恐れること無く挑むのが烈海王。いやはやまったく。さすがというより他ない。
猛々しい蛮勇は影を潜めたが、こういう面はやはり変わりませんなぁ。

さて、一方の宮本武蔵。アップはしないがたすき掛けをして戦闘態勢完了。
殺し合いに行くにしては暗い感じはなく・・・むしろわくわくしているように見える。

未熟ゆえ。
明鏡止水とは程遠い・・・ッ。こみ上げる昂りを止められぬ。
斬り結ぶ歓喜に一転の曇りなし!!!

ううむ、やはり切り裂き魔と言われるだけの精神性を有しているわけでありますか。
とはいえ斬る喜びではなく、斬り結ぶ喜びと称している辺り、武人な感じはありますな。
さてさて、今宵の武蔵はどこまでやってくるのか。
独歩の時のような寸止めで済ませてくれるのかどうか。気になるところです。

・鮫島、最後の十五日
仁王さんの突進を正面から跳ね返す大関の圧倒的パワー。
まだまだ仁王さんはこっからだと信じている鯉太郎であるが・・・その差は歴然であるように見えてしまう。うぬぬ。

落ち込むことはねぇさ・・・綱を取ろうって人間の・・・これが力だ・・・
全てにおいて・・・格が違う

天鳳はただの大関ではない。今場所は綱を狙おうという上り調子の大関だ。
その相手に正面衝突はやはり厳しかったのだろうか。仁王さんの意識が消えかけている。
そこに容赦なく得意の左上手の形で組んでくる天鳳。油断もなさそうである。

寄る天鳳に対し、力なく下がる仁王さん。そんな様子を見ながらも・・・あの仁王さんがと信じられずにいる弟弟子たち。

こんなもんじゃねーだろがい!!押せ・・・押せゴリラー!!

必死に怒鳴る3人。うむ、やはり気持ちの入った声援には力を与える効果があるようですな。
突如力を取り戻した仁王さん。ガップリと組み合って天鳳の寄せを止めてみせる。これには新寺親方もビックリだ。

アハッ・・・ヤッパコイツイイナ〜〜

当の天鳳もビックリはしているがそれ以上に嬉しそうな様子であります。
ふむ、この嬉しさはまだまだ余裕があるという理由もありそうですな。
やはり馬力は1枚上手なのか、構わずに押し始める天鳳。さすがの怪物である。
だが、そんな劣勢な仁王さんの状態を目の当たりにしても冷静に見守っているのは空流親方。

大丈夫・・・行け・・・仁王・・・
信じろ・・・何千・・・何万と・・・踏んだ四股を・・・
足の裏が石の様になるほど続けた摺り足を・・・稽古を・・・
骨格が違うから・・・筋肉が違うから・・・だから日本人は勝てない・・・
人種を理由にして仕方ないと諦めちまう今の風潮が俺は大嫌いなんだ・・・
力で来るなら力で捻じ伏せろ・・・お前ならそれが出来る。
そんなスケールのデカイ日本人力士を・・・俺はお前に夢見てきたんだ

そう、バチバチの初期から。阿形さんの頃からそのような夢を見てきていた空流親方。
その夢が間違いでなかったことを今こそ証明する時が来たのである。
親孝行を果たすためにも・・・弟弟子に立派な姿を見せつける為にも・・・力で負けてはいられない!!

物凄い気迫で押し返す仁王さん。
しかし、天鳳。引いたかと思いきや、そのまま上体を逸らし・・・仁王さんの体を持ち上げる!!
あの状態から・・・あの体勢から・・・なんで吊り上げられるのか・・・
土壇場で信じられない展開を見せる。これがこのクラスの力士の底力という奴なのか・・・

とんでもない力を、技を見せる天鳳。
対してここで仁王さんの頭に浮かぶのはそれとは逆の基本。空流親方の言葉が蘇ってくる。
強くなるためには基本が大事。基本ってのはそれ以上は削ぎ落とせない強さの根本なんだ。

脇を締め・・・股を割って・・・腰を落とす・・・基本の型こそ・・・相撲の神髄だ

一度浮かされたはずなのに、焦ることなく基本の型を取り戻すことで体勢を立て直す仁王さん。
うーむ、これはこれでなかなかの力技でありますなぁ。

磨き抜いた基本。積み重ねてきた稽古。それが今試されている。
空流部屋はいい稽古をしておりますからなぁ。こういうところでこそその結果が発揮されるのでありましょう。

しかし摺り足か。それがしっかり出来ていれば勇み足にはならないはずなのであるが・・・
関取にまでなれたのは摺り足を重ねた結果なのかもしれませんな。もう勇み足王とは呼ばせない!むしろ呼ばれるな!!

・弱虫ペダル

ゴールまでのこり3km。集団から抜け出して上がってきたのは京都伏見111番、御堂筋!!
その御堂筋君に唯一ぴったりついてきてるのが――総北の赤い男、3番鳴子!!

出遅れる形となった箱根学園。
そりゃ観客にも箱根学園。はァ!?とか煽られますわ。いやそのつもりじゃないのは分かってますがそう見えなくもなくてね。

後続は見えず2人が完全に先行している形。
本当ならば御堂筋君が単独で先行している予定だったのだけど、よくついてきた鳴子。
あの小鞠が引き起こした混乱の中で目標を見失わずにいたのはまさしく大したものである。
御堂筋君としては登りのアタックでついてきたことこそ特筆すべきこととしているが、どちらかというとやっぱりそっちがデカイ。

とはいえ、鳴子がスプリンターをやめて本当にオールラウンダーになっているのは御堂筋君としても驚きである様子。
そういう大事なモンをキッチリ捨てれる男は嫌いやないよとのこと。ふむ。

アホか!!それを取りもどすためにワイはここに来とんねん!!

敗北の約束を違えるような真似は出来ない。しかしスプリンターの道を諦めるわけにもいかない。
だから取り戻す。前向きな鳴子らしい発想でありますなぁ。鳥ィもどォすじゃ鳥が吐いてるようになっちゃうぞ御堂筋君。

何にしても、このインターハイ初日のゴール前という大舞台で去年の冬のリベンジマッチとなりました。
平坦ではなく登りでの勝負。果たしてスプリンター上がりの鳴子に勝機はあるのだろうか。
少なくとも御堂筋君のダンシングにはついていけている様子。ふむ、さすがですな。
それを見てようやくマメトサカからナルコくんへと呼ばれ方が変化する。おぉ。でもしばらくしたらまた戻りそうな気がするな。

ほな・・・協調しよか?ボクゥと。ゴールまで。

いきなりそのような申し出を行ってくる御堂筋君。
しかも最後のゴールは友情の証として譲ってあげてもいいなどと言いそうになっている。
協調の話からして胡散臭いのに、友情とか使い慣れてない言葉を使っちゃいけませんなぁ。信じようにも信じられない!!
まあ、さすがにこれが通じるとは御堂筋君自身も思ってはおるまい。
なんとなく御堂筋君は会話によってテンションを上げるタイプに思えますからねぇ。これも走るのに必要なことなのでしょう。

ちなみに今年も脚にテーピングをして力をセーブしている御堂筋君。
さてさて、このとっておきをいつ解放させることが出来るか。先に見せたとなるとこの初日で果たせそうではあるが・・・どうかな。

さて、置いて行かれた今泉君たち3名。必死で先頭に追い付こうとしている。
そして追いつくために、ようやく黒田さんがスイッチを・・・入れる!!ガリィィッ。

ふりおとされんなよるああ!!

なんだか凶暴な感じになって加速し出す黒田さん。
そのうち新開さんみたいに葦木場るるるとか言い出さないか不安になりますな。
しかし別に理性を失うとかそういう話ではないらしい。
逆に冷静に――御堂筋君に追いつくために、今泉君に協調を申し出てくる。ほほう。

去年は3日目でクローズアップされた協調。今年は初日から出てきております。
確かに今は一刻も早く先頭に追い付かないといけない。話にならない。
そういう意味ではこの場の協調は悪くない提案でありますが・・・さてさてどうしますかね今泉君。

・実は私は
初めてのデートがプラン通りに行くはずがない。
ある意味予想通りに崩壊したわけであるが、予想外に嬉しい展開にもなっている。プラン外も悪い事ばかりではないですな。

というわけで、手を繋いでドキドキしながら歩く2人。初々しいですなぁ。

今まで何度か葉子さんと二人で出かけたことはあったけど、今すごく実感してる。
あぁ本当に俺は葉子さんが好きで、葉子さんが俺の恋人で、今その葉子さんとデートしてるんだって

最高ののろけが入りました。
このぐらいの時期が一番新鮮さを感じられてドキドキ感が強いんでしょうな。堪能しておくといいです。

さて、ここで葉子さんの方のプランが発動。
もうちょい一緒にと言いだした理由はこの手製のお弁当にあったのだ!!おぉ。
うーむ、彼女の手作り弁当とは・・・ベタだが素晴らしいイベントである。いかにも恋人らしくなってきたんじゃないかね?

どんな弁当でも葉子さんが作ってくれたなら俺は・・・
そのようなことを口走る朝陽。たとえロシアンでもと前もって言っておいたのは良かったですな。
読者的にも来るんじゃないかと危惧していたところでありましたし。
しかし、そんな予想を甘ったるい方に超えてくるとは思いませんでした。
徹夜のテンションでやってしまったにしてもこれは・・・大好きやでーとかさ・・・おぉぉう!?
そりゃ朝陽も幸せのあまり泣き出してしまうってものですよ。このリア充が!!

世界一おいしい!!

お世辞以上に正直な気持ちが出ていそうな感想。こりゃ葉子さんも跳ね回る。羽を出して跳ね回る。ぴょんぴょん。
なんだろう今回は・・・この思いもよらぬニヤニヤ感は。

・・・こうして一緒にいるといつも思う。
照れてる顔もすねてる顔も笑ってる顔も。意地っぱりな所も無邪気な所も全部好きだって。
一緒にいると頬がゆるんで頭がぼうっとする。満たされていくのがわかる。
あぁなんだろこれ。好きな人が付き合ってくれて弁当まで作ってくれて。すげぇ幸せだ。これ以上の幸せなんてないと思えるくらいに。

幸せを噛み締めている朝陽。羨ましいことだ。
しかし今日の葉子さんは一味違う。
徹夜のテンションが継続しているのかどうなのか・・・思いもかけぬ提案をしてくる。
まさか奥手というか恥ずかしがり屋な葉子さんから「あーん」を持ちかけてこようとは・・・!!!
いやはや、幸せの上限なんて簡単には来ないってもんですなぁ。このようなサプライズが待っていようとは。

頭から蒸気を吹き出すとはまた古い表現ですな!
吸血鬼だからこそ許されるのかもしれないが・・・というか普段霧になるときよりも激しい噴出の仕方ですぞ。

「あーん」はするのとされるのでは恥ずかしさが違ったりするのだろうか。
ふむ、やはりされる方が恥ずかしい気はしないでもないか。
いやしかし、本当、葉子さんが可愛すぎる。正直にそう思える。

あぁ、やっぱ好きだ。どうしようもなく大好きだ。
泣きそうになるくらい幸せで願わずにいられないくらいだ。
どうかいつまでもいつまでもこんな日々が続いていきますようにって

一話まるまるのろけ回。
と思いきや、最後にぶっこんできた感じの葉子さんのこの表情
月に照らされた恋人の首筋は美味しそうだったりしますのかね。吸血鬼的に。
この辺りの表情で魅せる感じはさすがの増田先生でありますな。

この世界の吸血鬼としては吸血はキスみたいなものとのことだった。
けど、この反応は果たしてそれだけで済むものなのかどうなのか。
源二郎が危惧しているのはこのことなのだろうか?
朝陽のいつまでもこんな日々が続いていきますようにという想いに被さっているのがまた厄い。

念願の恋人関係になることはできた。幸せを噛み締めることもできている。
次はこの幸せを持続させることが課題となります。
葉子さんの18歳の誕生日が一番のキーポイントとなりそうでありますが・・・さてさてどうなりますか。

・黒虎
この祈様に任しときなさい!!
そう、どやさ!と述べたはずなのにこの状況。これは格好がつきませんなぁ。

幹部であるプルートを倒した実績があるとはいえ、あの時とは逆に今度はこちらが数的に不利な状況。
しかも相手はノヴァを持っている。性能を計り切るまでは苦戦も止む無しか。

天廻十傑第九席ポセイドの直属ラッセル
奇妙な鎌のような武器を持った男の名前がようやく登場。
そしてそのノヴァの名前は"虚偶の狩蟷"(アイドル・マンティス)
所有者の意志で刃を実体化したり虚像化できるとのこと。ほほう。

お前がガードする時には虚像化して・・・身体を斬る瞬間だけ実体化することで――
"防御不可避"のやべェ斬撃を繰り出せるってわけさ・・・!!

やさしく能力を解説してくれるラッセル。
まあしばらくすれば分かったことではありましょうが・・・いずれにせよ助かる。
そうと分かれば、防がずに避けるか、カウンターを当てて相手の攻撃を封じてしまえばいいわけですからねぇ。

祈殿もそう考え、相手の攻撃を躱しての蹴り。
怯んだところに獣鉄の一撃・・・と行きたかったのだが、ここで割り込んでくるのが騎士くん。
あの祈殿の剛剣をことごとくいなす技量・・・只者ではありませんな。

攻撃力はありそうだが防御はあまり得意じゃなさそうなラッセル。
しかし騎士くんが防御に割り込んでくるのではその弱点を突くこともできない。これは厄介な相手ですなぁ。

さて、ラッセルたちの目的は"無刀の剣士"が隠し持ってるという"鍵"
ハルシオンの野望を叶えてくれるやばいブツが目的なのだという。ふむ。

赤の他人の為に体を張るなんて信じられないと述べるラッセル。
本当は"鍵"の在処を知ってんだろ?と探りを入れてくる。想像力豊かなことですな。
残念ながら祈殿はそういう腹芸が得意なタイプではありませんからねぇ。
そんなことよりも感じているのは一飯の恩。祈殿にしてみればこの恩はかなり大きなものでありましょう。量的な意味でも。

挑発しながら大上段に獣鉄を振りかぶる祈殿。
その挑発に乗せられたのか・・・その隙だらけの腹を切り裂くラッセル。だが――

"獣鉄・巨鼓"!!!!

後ろに倒れ込むように、獣鉄の重量を活かした一撃をラッセルに叩き込む祈殿。
なるほど、"肉を切らせて骨を砕く"か。祈殿らしい豪快な――まさに剛剣といった感じでありますなぁ!!

一人で見事に戦って見せる祈殿。これは素晴らしい。
先程腹芸は出来そうにないなどと思ったりしたわけですが、別の意味で腹芸を見せてくれようとは・・・いや、これは驚いた!!
しかし残る騎士くんは簡単な相手ではないように思える。
どうにか雪丸たちが戻ってくるまでしのぎたいところでありますが・・・さてさてどうなりますか。

・はらまき
ゲームの進化ももうそろそろ一足飛びに行ってほしいところですな。
それにしても騒がしい兄妹であるな。仲が良いのはよいことですが。騒がしい。

・毎度!浦安鉄筋家族
注文したのを食われて怒る幽霊たち。いや、貴方たち食べられないっしょ。
しかしそれで除霊になるのか・・・いやなったものはなったのだから仕方がない。
幽霊も楽しんで去ることが出来て良かったといったところでしょう。うん。

・囚人リク
どうした?周龍。ちゃんと教えてやれ。かつての仲間に。いつからどうやって裏切ったのか

裏切った者、裏切られた者双方を揺さぶる鬼道院の言葉。嫌らしい感じだ。
もちろん周龍とて最初から鬼道院側だったわけではない。
今でも銃を突き付けられた状態でいる。一体いつからこうなったのか・・・

根尾をぶっ倒してすぐ後、親父への2回目の電話の時だ。

語り出す周龍。確かに船を調達してもらう為に電話しておりましたな。
レノマさんはその時、周龍を信じて席を外していた・・・

実際、この時の周龍に二心などない。
しかし父親にかけたはずの電話に出たのは防衛大臣となった鬼道院永周。
しかも開口一番、周龍の父親は預かったと来たもんだ。むむむ。

貴様・・・脱獄するそうだな。
数週間前にもお前は父親に逃走船の依頼の電話をしたな。
それを傍受した。スラム最大ギャングを野放しにするほど警察は甘くない。

まあそれはそうですわな。傍受されたらどうしようかという危惧は携帯を入手した当初からあったが・・・やはりか。
ひょっとしたらダブルドラゴンクロスの方も傍受されてたりするんじゃないかと不安になる。
脱獄のこと既に知ってて踊らせてたって言ってるわけですからねぇ・・・

父親の声を聞かせて周龍を惑わす鬼道院。
ふうむ、やはり人質でありましたか・・・
親父と天秤にかけて仲間を売った周龍。何とも辛い決断を迫られていたのですなぁ。
しかし。ああ・・・だがしかし。

残念だったな。お前の父親など捕まえてはおらん

簡単な言葉しか発してなかった周龍父。
そのことを考えるとこの可能性はあるんじゃないかと思っていた。
思っていたけど・・・ニセモノにコロリと騙される周龍の迂闊さが何ともはや・・・

電話局を抱き込み、特定番号からの発信は全て自分に転送するようにしたという鬼道院。
なるほどそこも含めてドラゴンクロスがやられたと思い込んでしまったわけでありますか。
とはいえなぁ・・・やっぱり迂闊だったよ周龍・・・

俺はなんてバカだ・・・なんてバカなんだ・・・

思いあまって自決しようとする周龍。しかしそれすら許さない鬼道院。

貴様らには生きることは元より、死の自由もない

言ってくれおる。この男はどこまでも憎たらしい。
それにしても何故ここまで脱獄組の行動を泳がせてきていたのだろうか。
脱獄の証拠など房に踏み込めばいくらでも出てくるだろうしなぁ。
やはりあのケシ畑の写真が目的なのだろうか。
脱獄するのならば確実に持ち出しているはずであるし、そこを確保する。らしい計画でありますがはてさてどうなのでしょうか。
次号の鬼道院の説明を拝聴するとしましょう。

・行徳の漫画家とイトの日記
まあ、いちゃいちゃする人たちも屋外でやってるならそこまで我侭ばかりは言いますまい。
時には言い出すのもいるんじゃないかと思うと戦わなければという気にはなりますが、ね。
しかしなんだかほんわかするなこの居酒屋店員さん。

・侵略!イカ娘
悟朗母は何だかんだと癒しを振りまいているように思える。この鷹揚さ。包容力・・・見た目通りに大物!!

趣味を勧めるにしても気遣いは必要である。
お互いに気遣いできてる感じでシンディも悟朗もいい子たちですなぁ。良かった良かった。

・Gメン
巨乳戦争勃発じゃー!!

巨乳をめぐっての争いならばそのように表現されるのも仕方がない。
しかし微妙に緊張感にかける流れではありますな。
元カレことヒカル君。勝太のことをチョロそうと侮っているようですが・・・外見だけで判断するのはよくないな。

どうやら原チャリでコケて腕を折った時にメイちゃんに声をかけられたのが出会いらしい。
ふむ、その時にスゲー優しくしてくれたので勘違いしてしまったと。

つ・・・付き合ってなんかないですよぉ・・・腕・・・治ったからもーいいかなァって思って・・・

まあ、元々骨折が大変そうだから面倒見ていたという話ですしなぁ。
それならば治ったのならもういいかなと思われても仕方がない。

ちなみに勝太は初めて見た時顔中がキズだらけで、ケガした野良犬みたいで放っておけなかったのだそうな。
うむ、それはいいのだがそのイメージは・・・また逞しそうな犬のイメージだな。

ケガしてる子を放っておけないメイちゃん。
それだけなら優しい子と考えられるのだが、ケガが治って残念そうにするのは・・・
ケガしないでくださいの言葉も前フリにしか思えませんよ。本当。

さて、このタイミングで肝田登場。ビシッ。
瀬名の言葉に感銘を受け、積極的に動くことにしたらしい。うむ、まあ。適度にな。

喧嘩に介入する肝田。
殴られて怯んだ勝太やヒカルに投げ技を決めていく。
普通に喧嘩は強くないのかもしれないが、これだけの投げ技ができるのはある意味凄い。
路上で投げっ放しジャーマンは危険なのでマネしないようにな!!

ケガすればメイちゃんに介抱される。
けどすぐに新たなケガをするために放出される。何ともはやでありますな。

勝太の渾身の一撃。それを避けたヒカル。結果、肝田が受けて大回転。飛んだだけではなく回転まで加えるとは・・・!!
バウンドしてからの木への直撃など芸術点の高そうな吹っ飛び方でありました。
そしてケガの様子が酷いのでメイちゃんの興奮度は頂点っぽい。
ふむ・・・この勝負、どうやら肝田の勝ちのようでありますな。
狙ったわけではあるまいが、まあ順当な結果ですかね。メイちゃんの性癖を考えれば。

瀬名も憶測と前置きして語っていますが、メイちゃんはおそらく傷フェチ
ケガした子を看病するのが趣味ということでありますな。ふーむ・・・
まあ、自分から傷つけたりしないだけマシと考えれなくはないが・・・うーむ・・・

何ともトンデモない子に振り回された勝太たち。
けどそれでも諦め切れない辺り・・・バカな子らやで!本当。
まあ本人たちがそれでいいならいいのかもしれないが・・・愛の形は人それぞれか。

・宇宙怪人みずきちゃん
Championタップからたばよう先生の宇宙怪人みずきちゃんが出張掲載。
久々の週チャン登場でありますな。

奇才の名に恥じず、登場人物も世界も奇妙なこの作品。
さて、ポコドンは何と交わって増えたのでしょうか・・・深く考えたらダメだ!!

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
番組撮影中。
にも関わらず、何かを企み移動を開始するプロデューサーのマイクと参加者アイドルの紫麗。
どうやら目的地は例のB.O.Wがいる廃墟。
ふむ、やはりこのプロデューサー。怪物がいることを知ってこの島にやって来たようですな・・・
思い付きではなく計画的であったことも示唆しております。

廃墟には警備の男たちが数名いる様子。
警備員のような防具とかはないが、拳銃を有しており、普通の人間ならば通ることは難しい。
が、そんな警備たちを奇襲から仕留めていく紫麗。
やたらと目潰しが好きなのは中国拳法っぽい気がしますな。

マイクPが紫麗を連れてきたのは身辺警護的な意味もあったのか。
ただのアイドルではなくクンフー枠でもあったとは・・・侮れない女性だ。

さて、廃墟の中でB.O.Wを発見し興奮するマイクP。
データにないタイプがどうこうと言っているし、随分と詳しそうな感じでありますなぁ。何者なのだろうか。

一方、怪人に追い詰められているトミナガたち。
追いつめられ、懇願され。ついに覚悟を決めようとしているトミナガ。やらなくちゃヒーローになれない!!

コレだ!!一か八かだ!!

何やらツタを指差し、腰に巻き付けるようマユちゃんに伝えるトミナガ。
そして樹上から飛び降り、怪人の前へと姿を現す。
何だろうか。注意を逸らしている間にターザンでもしてもらうつもりだろうか。ジャングルと言えばその移動方法ですよね。

それはさておき、トミナガにより怪人に名前が付けられることとなりました。笑っちゃう名前。
銛を持っているから「モリオ」だ!!

安易といえば安易であるが、恐怖心を少しでも紛らわせるための行動なのでしょうな。
勇気を振り絞り行動に出た。後は成し遂げるだけ。
ヒーローとなるためにもここでやられるわけにはいかない・・・逃げ延びろトミナガ!!

・ドカベン ドリームトーナメント編
守備で魅せた岩鬼が今度は打席で魅せようとしている。
1回裏、スーパースターズの攻撃であります。

対するカープの先発は剛球仮面。
トーナメントに登板して投げ続けているが剛球を1球も見せていない剛球仮面。
果たしてその名前に偽りありなのかどうなのか。
実況の太平洋は大回転投法の名前出してるけど、その投げ方するの知ってるのか?

135キロのストレートど真ん中。
他の選手ならいざ知らず、岩鬼にとってはここしかないというボールであります。

ど真ん中さえ投げていれば安心な打者。
にも関わらず15年以上プロの一線で活躍している岩鬼。
工夫によって打つこともあるけど、やっぱりど真ん中を続けるのはプロでも難しいんですかね。

さすがに135キロぐらいならば当てなければいけないと言われる岩鬼。
しかしそれでも当たらないのが岩鬼の岩鬼たる由縁である。
伊達や酔狂で悪球打ちと呼ばれているわけじゃありませんぜ。

岩鬼の悪球打ちなんて散々、それこそ作中では15年から20年近くやってきたことだというのにまだ浸透しきってない様子。
中学時代からの付き合いの長島も認識しきってないのはどうなのか。

3球とも同じ球を投げる。その不安がやはりプロにはあるのだろうか?
迷いなくそれを指示し、それに応えてミスなく投げた剛球仮面。
一応ここはバッテリーを褒めるべき・・・なのかな?

そういえばこの間の打撃練習ではど真ん中を打っていた岩鬼。
この打席は不発だったが、あの謎の好調子が発揮されればあるいは・・・どうなのだろう。

・マジカロマジカル
好きな女性ができた。そして俺は怪物になってその人を押し倒し土下座した。
・・・そして現在、その人に・・・土下座されている

恋をすると世界が変わるというが、こうして纏めてみると壮絶な変わり方してますな。
いや、普通は恋をしたからって怪物化しないし土下座もしないけどさ。

雫ちゃんの能力で正気にはなれたが姿は人間に戻しきれない様子。
でもまあ、正気になれただけでも儲けものだと思いますよ。
朝ちゃんのなんか面白いしはさておき、可愛くなったなとは思いますしね。

で、保護者である狼一のおばあちゃんのところに説明に行く雫ちゃん。
ここでも見事な土下座をしてみせているわけですが、板についているというか何というか。
心の広いおばあちゃんとしては孫を救ってくれたことについて感謝しているようですし、そんなに畏まらなくてもよさそうですよ。
朝ちゃんと同じ言葉で纏めたりする感じでありますし。楽しいおばあちゃんですな。

そのおばぁちゃんから恋人の有無や得意料理など尋ねられる雫ちゃん。
何だろう。それはやはりそういうことでありますか?
とってつけたような犬アレルギー設定を持ち出し、雫ちゃんと同棲するように仕向けるおばあちゃん。
こ、これは・・・俗にいうやり手ババア!?やってくれおります。

初恋の相手に再会できたと思ったら激動でありますな狼一。えらいコトになったと言うしかありますまい。
そんな狼一におばぁちゃんから選別で渡されるのは狼牙流剣術道場の伝家の宝刀、"狼牙"
子狼に日本刀とはなかなか味な組み合わせでありますな。
体のサイズの問題で脇差になったけど、それもまた可愛くてよし。
いやまあ、高校生男子的に可愛いと言われるのが不本意なのは分かってますが・・・可愛いのだから仕方ない。
当人はかっこ悪いと涙しているようですが、戻れないのならば今の体のアピールポイントを学んでいってもらわないとですな。

さて、雫ちゃんの家に到着。
小泉診療所。今は両親がいないので元病院となっている家であります。
その病院の敷地内にあるのは例の怪物騒動で一部焼け、花をつけなくなった桜の木
狼一は何かその桜の木に妙な気配を感じた様子。ほほう。野生のカンってやつですかね?
雫ちゃんにとっては毎年花をつけてくれた思い出の桜とのことである。ふむ・・・

年頃の女性との同棲ともなればエロハプニングもあり得ましょう。
意図してやらなくても起きてしまう時は起きてしまうものである。うむ。
しかしそれにしても雫ちゃんは逞しいなぁ。
子供の頃からこうやって過ごしてきたのでありましょうが・・・よくもまあ立派に成長したものでありますよ。心も体も。

昼は店で働き、1人で身の回りのコトを全部やり、魔法使いまでやっている雫ちゃん。
ふうむ、これはパートナーの1人も1匹も必要な感じではありますなぁ。
魚の師匠ではその辺りの手伝いは何もできなさそうでありましたが。狼一ならば出来ることもあるのではなかろうか。

しかし、何というか自分に自信が持てていない感じの狼一。
自分なんか邪魔になるだけだと考えてしまっている。ふむ。
だがそれは雫ちゃんが逞しいだけだと思っているからに他ならない。
早くに両親を失い1人で暮らしてきた。さみしくないはずはない。辛くないはずがない。
その心に触れることが出来た狼一。男を見せるのであれば・・・逃げ出すわけにはいきますまいて!なぁ。

心を固めた狼一。
しかし早くもトラブル発生
庭の桜の木はやはり怪物化していたのか、その枝を触手のようにして雫ちゃんの体に絡みつかせている。
うーむこれは・・・何というか・・・触手として正しい行動をしている感じがありますな!!
一大事なのだが、その一大事さがいろんな方面に向かってそうで・・・まあ、何と言うか・・・とにかくガンバレ!!

・辻浦さんとチュパカブラ
金持ちはヘリでやってくる。定番のアピールでありますな!!
まあ空路の方が混むことはないだろうし楽なのは間違いないか。

庶民の感覚が分かってないだけで悪い奴ではなさそうな早乙女僚
しかし面倒くさいのは間違いないキャラであります。強引ですしね。

面倒くさいキャラが増えてツッコミに大変な優。
それだけじゃなくて面倒事にも巻き込まれている感じで本当に大変そう。
橘さんも含めて4人での騒動となりそうですが、はてさてどうなりますのか。楽しみです。

・クローバー
強烈な蹴りをもらって倒れるハヤト。
決定的な一撃のように見えるが、容赦なくとどめに向かう高虎。
この辺りはさすがでありますが・・・ハヤトとて負けてはいない。

決まったと思っていたのにまだ動くハヤト。
高虎の蹴りを躱し、体勢が崩れているところを軸足を払って倒れさせる。
そこに浴びせかかって体重を乗せての肘を高虎の顔面に叩き込むハヤト!!おぉ。

なかなかに壮絶な戦い。
高虎も圧倒している感じではあったが、今の攻撃はかなり効いたみたいですな。起き上れずにいる。

仲間の声援を受け、ようやく立ち上がるハヤト。
一方の高虎。声援を受けずとも立ち上がる。
お互いダメージは大きいが、やはりまだ高虎優位な感じでありますかな?
とりあえず双方水を補給してダメージ回復を図る。
今は夏であるし、怪我のダメージもあれば熱さによる体力の低下もあるでしょうし、補給は大事ですな。

グラついていた歯を素手で抜き取る高虎
経験した人ならば分かるでしょうが、これは簡単なことではない。
立派な歯なのに抜いてしまうのは勿体ないですなぁ。

しかし歯をやられたことについてはあまり怒ってない様子の高虎。
精神的に罵倒してくる相手じゃなければそんなに怒りっぽくはないのだろうか。
もうこれ以上にないほど怒ってるから再度激怒ってことにはならないだけかもしれませんが。

なんにしても大将戦もいよいよ佳境。
攻撃が通じないわけではないようだしどうにかハヤトにも勝ち目はあるのではなかろうか。どうだろうか。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
猫の声を追い、辿り着いた廃病院の部屋には死体が。
しかもその発見したタイミングで探偵女こと楓ちゃんに見つかってしまう。
さてさてこれは言い訳が面倒くさそうですなぁ。

死体には注射痕がある。圭一さんの見立てでは麻薬患者であるらしい。ふむ。
面白い情報であるが、楓ちゃんが迫っている状態だし後にしてもらいたい。
案の定、圭一さんとの会話を聞きとがめられる蛍ちゃん。
電波が出ていないか、誰かと通信してないかを調べられることとなりました。誰が電波系やねん。

別に誰かと通信してても文句を言われる筋合いはない。
けど楓ちゃんのような子としては不可解なことには答えを出さないと気が済まないんでしょうな。

見場の件からも蛍ちゃんについては疑問視している様子の楓ちゃん。
後ろ盾も何もない個人が事件解決なんておかしいというのがその理由。
ふむ、分かる話ですし実際背後に何かがいるって指摘も間違ってはいない。目に見える存在じゃないですけどね。
ともあれ、お前は何者だと聞かれたのならこう答えるしかない。咄嗟に。

私、実は少女探偵やってて〜。無償で事件解決とかしてんだよね。趣味で・・・

おやおや、ついにタイトル通りの少女探偵となってしまうわけでありますか。これは圭一さんも嬉しい。
しかし気難しそうな楓ちゃん相手に趣味で探偵やってるとか言い出すのはどうだろうか。
ああやっぱり面倒なことになってきた感じですな。
事件を解決してもらえたらその話を信じてもいい。そんなことを言いだす楓ちゃん。おやおや。

もちろん楓ちゃんの方も捜査をする。
こちらは警察と協力しての捜査態勢を敷く様子。まあその方が正しい探偵の姿でありますわな。
圭一さんも元警察官の幽霊であるし、蛍ちゃんの後ろ盾も警察系と言えなくはない。

さて、その圭一さんの見立て。被害者はかなりの麻薬常習者であるとのこと。
となるとここで麻薬の売買が行われていたのだろうか?気になるところですな。

警察の調査も進む。被害者の名前は末為良則(38)。場津間高校の教師であるらしい。ほう。
そしてその調査結果を盗み聞きして蛍ちゃんに伝える圭一さん。幽霊は便利だけど・・・いいのかそれは!?

教師が麻薬の売買に関わっている。
ただの客だったのならまだしも、もしこの教師が売人で生徒を顧客にして売っていたとしたら大変なこととなる。
ふうむ、これは場津間高校とやらを詳しく調べてみる必要がありそうですなぁ。
そして圭一さんが聞いたという廃病院の口笛の気になるところ。事件との繋がりは・・・あるんでしょうな。やっぱり。

というわけで場津間高校に向かう蛍ちゃん。
特に知り合いとかはいなかったのだが持ち前のコミュニケーション能力で生徒から情報を聞き出そうとする。さすがだ。

順調に捜査を進める蛍ちゃん。
一方の楓ちゃん。蛍ちゃんの口にした麻薬関係という言葉が鑑識の結果で確定し驚いている様子。おやおや。
圭一さんの見立ては鑑識を通してないので確証までには至らないわけだが、まあ首まで注射痕があるようでは間違いもないですわな。

捜査そのものは順調であるが、家の事などやることの多い蛍ちゃんとしてはそればかりにかまけてはいられない。
そういう意味では言い訳とはいえ無償の趣味で探偵業なんてやってられませんわな。本来は。
いっそのこと本当の探偵業として報酬を受け取るようにした方がいいのではなかろうか。

さて、調査した結果、末為はほぼ黒。
学生と閉鎖的なコミュニティを作って怪しいものを売買していたそうな。
合成ドラッグを用いての学校内麻薬売買かぁ・・・何とも末期的な話ですなぁ。
イカツイお兄さんとかでなくごく普通の地味な人が普通の生徒達を相手にそんなことをしているわけなのだから。ううむ。

蛍ちゃんから随分遅れて楓ちゃんも場津間高校の内偵に動き出す。
ふむ、楓ちゃんのお父さんは警視正でありますか。
父は自分に甘いと自覚してたりする辺り、意外と強かな子ですな楓ちゃん。

蛍ちゃんはもう一回現場に行く必要があると感じている。
その理由は圭一さんの言っていた口笛。そしてあの悪運の猫達

あんなに居たんだからよっぽどの不運が末為を襲ったんだよ。
だったら計画的殺人ていうより不幸な事故が重なったのかもしれない

その推測を元に夜の廃病院へと向かう蛍ちゃん。
夜の廃病院とか確実なオカルトスポットでありますね。幽霊がどこでも見える蛍ちゃんには関係なかろうが。

不運猫の後を追い、聞こえてきた口笛の発生源を突き止める。
そこにいたのは悪運の猫たちに囲まれて口笛を吹く女性
透き通っている感じであるし、やはりこの人も死者なのだろうか。
意図して猫たちを呼び寄せているのか、呼び寄せる何かがこの女性にあるのか。さてさてどういう話でありましょうかね。

・ハリガネサービス
学生であるのだから部活と同じく勉強も大事。
というわけで試験に臨む下平くん。
それはいいのだが、この先生やたらとふくよかというか何というか・・・インパクトあるなぁ。

前回のラストから時間が飛んでいるようだが、大船先輩の問いかけに下平くんは答えることが出来なかったのだろうか?
回答は持ち帰りって感じですかね?ふーむ。

試験が終わって解放感に浸る間白。踏むぞ。
この調子だと赤点による追試が普通にありそうでいかんですなぁ。

下平くんが通うハンドボール部は紅白戦が熱中して全体的に練習に力が入っているらしい。ほう。
負けたくないという気持ちがいい方向に働いているようですな。これはいい情報だ。
しかしそのタイミングでバレー部も紅白戦。下平くんはハンドボール部に向かうことはなくなりました。
下平くんがいないとハンドボール部は紅白戦に人数が足りなくなるのではなかろうか・・・上手く行かんものですな。

まあ、人数不足と言う意味ではバレー部も同じ。
なのでフルメンバーに足りていないBチームには山縣先生が入ることとなる。ほう。

桐城戦から1か月半。何を掴んだか見せてみろ。
今日の出来を見て、2週間後のインターハイ本戦のレギュラーを決める

自主練習の結果が問われる紅白戦というわけですな。
しかしBチームは山縣先生を含めても1人足りない状態なのか。
まあ山縣先生なら2人分の働きぐらいできるでしょう。多分。

ちなみにBチームのローテーションは固定。サーブは常に山縣先生が入れるとのこと。
下平くんがサーブ入れちゃうと全体の成果を見る練習にならない可能性もあるし、仕方がないですかね。

山縣先生のサーブを受けて速攻を決めるAチーム。
速度の速いAクイックで跳んだ高代先輩。
それと同じタイミングで合わせてみる間白。これは面白い。
速いことの鋭さもさりながら、同じタイミングで打つとなるとどっちが打つかブロッカーは迷うこととなるわけだ。

さて、点数を得たAチームのサーブ。
綺麗なレシーブでそれを返す山縣先生。
何というか綺麗すぎて面白い。描いてないのに擬音がぽよんと鳴っているかのように思えるほど綺麗なレシーブだ。ぽよん。

それはそうと、今度はBチームの攻撃。
家守先輩から五十嵐先輩に。
五十嵐先輩に対して3枚のブロックが跳ぶわけであるが・・・それを躱してアタックを決めてみせる!!うおし!!
金田も取れないぐらいエグイところを決めてみせる五十嵐先輩。なかなかの精度だ。

この1月半・・・五十嵐先輩は先生の指示でネットから遠い位置からのスパイクだけを打ち続けていた。
ブロックから離れるほど打てるコースは広くなる。
五十嵐先輩は長距離から精密に狙い打てるスパイカーになったんだ

パワーではなく精密さを磨くことにしたわけですな。なるほど。
山縣先生のアドバイスもさすがですが、それを信じてしっかり鍛え上げる五十嵐先輩もさすがである。
そんな五十嵐先輩の活躍を嬉しそうに思っているのは大船先輩。
筋トレには現れず寂しく思っていたようですが、活躍してくれるのはやはり嬉しいようですな。この先輩好きめ。

下平くんも1月半練習してきた片脚跳びをアピールしたい。
が、家守先輩とのトスが合わずに不発。
うーむ、後ろに上げるトスですしなぁ。息が合ってないと難しいものでありますわなぁ。

こうなると高代先輩直伝のブロックでアピールするしかない・・・って高代先輩怖ッ。見下ろし気味になるとはいえ怖ッ!!

その高代先輩に対しブロックを決めようと思ったが果たせない下平くん。
Aクイックの位置に踏み込んだのにCクイック――セッターの後ろへと跳ぶ高代先輩。トリッキーな感じですなぁ。
しかしブロッカーはそういう動きも想定しておかなければいけないらしい。

そーいえばこれはまだ教えてなかったね。
やっぱり1か月は短すぎるね。もっと教えてあげたかったけど、MBに必要な技術の半分も教えてあげれなかった
でも大丈夫。引退まできっちり教えてあげるから。後継者を育てるのも先輩の勤めだからね。
ベンチから僕のプレーを見てよく学ぶんだよ。

そりゃまあ、1か月で技術の全てを吸収されたのでは立つ瀬がありませんわな。その通りだ。
特にMBはスパイクもブロックもこなさなければいけないわけだし、色々と覚えることが多そうである。
イヤミなように聞こえなくはないが、高代先輩の言うことは正しい。
むしろ2か月で使えるようにするという松方の言葉の方がちょっと甘かった感じがしますな。

しかしサーブもスパイクもブロックもアピールできないのでは八方塞がりである。
下平くんがレギュラーを勝ち取る可能性はどこにあるのか・・・ううむ、苦難の道ですなぁ。

・錻力のアーチスト
1回表、麻生西の攻撃を3者凡退に仕留める之路さん。ナイスピッチング。
さて、次は攻撃の番である。あの永源から得点できるかどうか。
練習試合の時とは違う完全な打順で臨む桐湘。今度こそ力を見せてやらねばなりませんな。

まずは一番打者の児島センパイ。
足の速さは練習試合でも知れ渡っているため内野陣は警戒態勢。
とはいえ永源の球はバントするのも簡単ではないように思える。油断もないようだし厄介な相手ですなこのカタブツ色メガネ

セオリーなら一塁までの送球距離が長い三塁方向へ転がすけど、初球の反応を見る限りファーストの方が動きがトロい。
アイツに捕らせんのがベストだべ!

しっかりと作戦を考え、バントを決める児島センパイ。
狙い通りにセーフティバントでの出塁に成功するのはさすがと言えましょう。
何も考えずにただバントするだけではなく、相手の守備の動きも計算に入れる。これが夏の大会に向けて強化した結果でありますか。

ランナーとなり、更に永源をかき回そうと大胆なリードを取る児島センパイ。
いつのまにやら柊とのコンビプレーの形が出来ている感じでありますな。
児島だからチャイルドアイランドか・・・普段はさすがに長すぎるからコジにしているのだろうか。

牽制も上手い永源。その永源相手に大胆なリードを取る児島センパイ。
さすがに盗塁は厳しそうであるが・・・そうでもしなければ送りバントもキツイ。キツイから――走らなきゃいけねーんだべ!!

初球から仕掛ける児島センパイ。それを見越していたように一球外す麻生西のバッテリー。むむ。

児島(俺だけだったらムダ死にするかもしんねーけどな)
柊(ギャンブルにはさせない!)

想いを同じくする2人。
同年代であり、似たような道を歩んできたのがこの両名。
足やバットコントロールなど特技は違えども思うことは同じである。

主軸になれなくても主力になってみせる!!

それぞれがそれぞれの道を模索する。一番となる道を考える。國尾さんも言ってましたが大事なことです。
長打力、四番として主軸になるのは弐織がいる。となれば他の道をひた走るのが正解でありましょう。うむ。
少し前まで四番打ちたいとか言ってた気もするが、まあそれはそれ。

さて、ボールを外されてしまった児島センパイ。
しかし様子見で半端に外したため、バットが届く範囲内である。
バットコントロールに優れた柊。当てるだけなら誰よりも上手い。
そして当てさえすれば、どれだけ麻生西の内野が前進守備を敷いていても確実に二塁に進むことができる!!
うむ、それぞれの特色を活かした見事な作戦でありますな。熱い。ウィ、ディドイット!!

初回から熱い流れで仕掛ける桐湘。さっそく得点圏にランナーを進めることに成功。
そしてクリーンナップ。まずは三番の清作からだ!!

一番の児島先輩が出塁して二番の柊先輩がチャンスを広げる。安保先輩の言ってた通りだ・・・

となればもちろん自分と勝負しに来るはずである。
さてさて清作はリベンジ達成となるかどうか。
新しい打法を身につけ、成長の度合いは誰よりも大きい清作でありますが、その成果をすぐに出せるかどうか。注目です。

・私を食卓に連れてって
前回の次回予告に続き、今回のあらすじも担当についての内容という。楽しいことになってるな!!

食育は大事である。というかその状態だったならご飯の聖母の料理以外でも幸せになれたのではなかろうか。

真面目に推理しているように見せて結局その結論に行きつくエロ風紀委員長。困ったもんだ。
何かにつけてそっち方面に向かう情熱。と言い換えれば見習うべきと思えなくもなってしまって危ういな。騙されんぞ!!

・僕のクロスロード
どのぐらいの年齢差かは知らないが、本当に川地先生はお姉さん好きですなぁ。
奇跡的な出来事であるが出来上がったのは一組のカップルのみ。そんなもんでいいのかもしれませんな。うむ。

・木曜日のフルット
チーム名に偽りありどころの話じゃない。
戦力バランス的には確実にそうなるだろうけど、というかそれでも勝てる感じはまるでしない!!
しかし3人掛かりならクロ倒せたりしますのな。

・総合感想
実は私はを筆頭に妙にイチャコラしてた今号。
そりゃNJ先生も戦わなければという気分になりますわ。戦わないと!!
いやまあ、見ているだけの分としては楽しかったりするので問題ないんですけどね。



2015年 12号

・囚人リク
悪夢・・・開幕
自由を勝ち取ったはずなのに、目の前の軍艦の甲板にはあの仇敵が立っていた。
なんでこんな所に・・・リクの疑問はもっともであります。

疑問の答えを知っているとすればやはり周龍でしょうな。
本来の進路ではなく、ここまで飛んできたのは周龍なわけで、鬼道院がいることも当然知っていたと思われる。
あの謝罪の言葉もそれを指してのことであったのでしょうが・・・

裏切り者には、死あるのみ。ギャングの掟だ。

割れた窓の破片を周龍の首に当ててそう述べるレノマさん。
どのような理由があるにせよ、この裏切りは制裁されて仕方がないと思えるものである。
それでも脱獄することを優先し、進路を戻させようとするレノマさん。
リクの目の前で殺すことに躊躇いを覚えてたりするのかもしれない。
田中一郎の言う通り、操縦士である周龍を殺したら墜落の可能性もありますしねぇ。
だが、どちらにせよ周龍は折れるつもりは無い様子。

やるならやれ。俺は・・・この命がどうなろうとも・・・進路は変えねぇ。

頑なな様子の周龍。
その心を折ることはできず・・・ヘリは鬼道院のいる軍艦の甲板へ降りてしまう。
となれば当然、銃を構えた兵たちが身柄を拘束に来るわけで・・・ううむ、絶望的な光景だ。

いやだ・・・いやだ・・・

また再び捕まえられてしまう。そんなことは嫌に決まっている。
思わず抵抗するリクであるが、その抵抗もむなしく抑えられ、足蹴にされ転がされる。ううむ・・・
這いつくばらされたリクたちの前に現れた鬼道院。見下しながら一言。

いい顔だ

愉悦に顔を歪ませながらそう述べる鬼道院。いやはや、お前の今の顔には負けるよ!!いい顔しやがって・・・

抑え込まれたリクたち6名。椿は既に死亡しているので抑えられてはいない。
沢田は・・・どうやら直前でロープを切断して海に逃げ込んだらしい。
まさか宙づりにされているのが功を奏することとなるとは・・・運が強いというか何というか。
夜の太平洋に飛びこんで助かるはずもないという様子の鬼道院だが・・・あの沢田だしなぁ。平気で生きていそうで怖い。

そして周龍は拘束されることもなく鬼道院の横に立っている。
一体いつから裏切ることとなっていたのだろうか。
最初からということはないだろうが・・・ううむ、何でこんなことになってしまったのだろうか。
周龍の激白。心して聞かねばなりますまい。

・弱虫ペダル
のこり3.5km。1日目ゴールラインまで最後のゴール争い。
箱根学園と総北の対決に割って入ったのは京都伏見!!

割って入るというか、まとめて押し潰してしまいそうな巨体っぷりを見せる御堂筋君。ローラーのごとくだ。
そのプレッシャーの凄さは黒田さんも怯ませる。

ワカる・・・こいつ・・・全て計算ずく。肌感でワカる・・・!!こいつは・・・勝利のことしか考えてない!!

ある意味そういう相手の方が黒田さんとしては理解がしやすいのかもしれない。
総北の2人のようにセオリー無視で来られるよりは計算してくる相手の方がやりやすそうな感じである。
まあ、御堂筋君の場合は走り方そのものが常識外だったりするのでやっぱり難しいかもしれませんが。

ここでちょっとした回想。
福富さんは去年、インターハイについてこのように振り返っている。

今年の勢力図は、優勝こそ明け渡したが、箱根学園――次いで総北。そしてその他――というものだった。
だがその図が今後もそのままとは限らない。
京都伏見の御堂筋という男――ヤツはまだ成長途中だった。勝利を求める純粋な走り。
ヤツがもし今回の敗北をバネにまたインターハイに挑んでくるなら。
来年――黒田おまえが3年になる時は三強!!箱根学園、総北、京伏。三強の時代が来ている!!
それくらいの強い覚悟でのぞまなければ箱根学園の復権はない。

1ページちょっとの間にドンバンドンと派手な音を立てながら語る福富さん。相変わらずですなぁ。
言葉の無闇な自信の溢れ方もさすがと言わざるを得ない。
その福富さんが警戒を呼びかけるのだから、そりゃあマークはしておかなければいけない相手だったでしょうな。忘れてたようだけど。

まあともかく、追いつかれたのであればそれは仕方がない。全力で止めるだけである。
今度こそスイッチを入れようとする黒田さん。しかし・・・横から不気味な男が接近してきていた。あぱッ。

やはり第一目標は黒田さんの猫足だった小鞠。
今泉君の時の様に脚・・・のみならず、レーパンの中にまで手を突っ込んでいく。ズブズブと!!

その感触に嬉しそうな声を上げる小鞠。我慢の出来ない子とは言われているが、これはもう相当なものですよ。
そりゃ黒田さんも何をすると言いたくなりますわ。本当、何しよるの。

すいません・・・ボク1年生でインターハイ初めてなもので・・・
ウワサにきく箱根学園の人見て、うれしくてついよろけて・・・しまいましたァ。

そのような言い訳を述べる小鞠。通用すると思っているのだろうか?
ラッキースケベではなく、完璧に能動的な行為。レース中でなければ通報ものですよ。いやレース中でもいかんか。
というか段々と潜り込む手が深くなっていってる気がするのですが・・・危うい!!

思わず手と声が出てしまったという小鞠。
こいつは今泉君も黒田さんも、何だこいつはとしか考えられないでしょうな。読者も言いたいぐらいですし。
御堂筋君が勝利のことしか考えていないとしたら、こいつは筋肉のことしか考えていない!!

ともかく今はゴールに集中する!!おどらされるな

そのように考える今泉君。しかし冷静になるのは少しばかり遅すぎた。
小鞠の引き起こした混乱のスキに飛びだしていた御堂筋君。
単独ゴールを狙って独走態勢に入った様子であります。おやおや。

くそ!!毎回毎回オレは御堂筋に!!

いやまったく。毎度のようにしてやられてますなぁ。
去年の3日目は見事な集中力を見せていたというのに・・・成長が巻き戻ってるぞ。
そんな今泉君とは違い・・・御堂筋君の独走を止めるために走る男が1人いた。

おまえだけは小鞠くんじゃなく――ボクゥのことから目、離さんやったようやな・・・マメトサカくぅん!!

ただ一人、御堂筋君のアタックに気付き、追いかけていたのは鳴子。
去年の冬、スプリント勝負で敗れてからずっと意識していた相手であるし、これは当然のことかもしれませんな。
さて、オールラウンダーに転向した鳴子。この登りで果たして御堂筋君とどこまでやれるのか。
新生鳴子、早速の一番の見せどころでありますな。

・はらまき
まあ、アレですね。うん。言っておかないとね。刃牙以外もちゃんと読めよ!!と。
きっと帰ってから他のもじっくり読む流れなのでしょう。きっとそうに違いない。そうであれ。

・刃牙道
「越え行け」・・・その意味するところ、考えてみた。
あなたと立ち合った上、なおかつ倒してのけなければ先へは行かせぬと――
そのような意味にしか解釈できぬが、本部さん。わたしの勘違いであって欲しい

「超越え行け」と「越え行け」ではひょっとしたら意味合いが違うかもしれない。
いや、さすがにこの期に及んでそのような言い回しは行うまい。
実際に本部はこう述べる。勘違いじゃねェよ、と。無造作に間合いに踏み込んで。

踏み込むことで仕掛けた本部。それに対して拳を放つ烈海王。
しかしその左手での突きを躱し、頭と肩で抱え込む本部。固定した状態で肘関節を・・・打つ!!

打たれたのと同じ方向に跳躍してどうにか関節を破壊されることを逃れる烈海王。
消力の訓練が生きた感じでありますな。

相手は拳雄烈海王。手加減の余裕はないぜ。ブッた斬られるよりゃマシだろう。

ふむ、どうやら本部。本気で烈海王を力尽くで止めようとしているらしい。
これまでならば無謀・・・何言ってるんだこのオッサンはと思う所であるが・・・何だか今日の本部は一味も二味も違う。
実際、烈海王とやりあってみせる本部。
攻撃によるダメージこそ烈海王が与えているが、本部の関節技は気を抜けば一撃で大ダメージに繋がる。
その緊張感は烈海王も感じている様子。

強い・・・ッッ。烈さんの強さは当然として・・・本部以蔵とはこんな水準だったのか!!?

克巳も驚く本部の強さ。
ふむ、読者の驚きを代弁しているような感じでありますな。
まあ克巳は最大トーナメントの頃の本部しか知らなさそうですし、こういう感想になるのは間違いないか。
ひょっとしたら最大トーナメントの本部は百年に一度の絶不調の日だった・・・のかもしれない。

本来の強さを取り戻したのかどうなのか。
烈海王にプレッシャーを与える本部の強さは想定外のものがある。
とはいえ、烈海王を上回っているかどうかは分からない。本人も俺以上なのだろうなと述べている。しかし。

武蔵以上・・・じゃねぇ・・・

指を刀のように見立てる構えを見せる本部。
ふむ、得意とする武器術であるならばどうなるか。それも気になるところでありますな。
武蔵が見せたイメージによる斬術が本部にも使えるのであればどうなるか。

そのようなことを考えていたら、いきなり沈む本部。
盛り上がってきたところで水ならぬ拳を刺す郭海皇。さすがというか何というか・・・!!

酷い扱いを受ける本部であるが、郭海皇としても本部は只者ではないという認識の様子。
このままやっていたら烈海王であっても無傷では済まないとのことだ。確かに試合前日にやることではありませんな。

いつも通りのわたしはいっこうに構わん!も先んじて封じられる。
無傷で比武の場に立つのは当然の礼儀であるとのこと。ふむ・・・トンデモ老人な郭海皇だが、時にはまともなことも言うのね。

結局護ることはできなかった様子の本部。
強さは見せることができたのですが・・・惜しい。もっと早く動くべきでありましたな。
しかしこの正面から戦えば強そうだが奇襲に弱そうな感じは刃牙に近いものがあるように思える。
よもや本部が刃牙並の水準だったとは・・・!!
最大トーナメントの時も三本勝負主張していればあるいはだったのかもしれませんな!!

それはさておき、試合当日。
東京ドーム地下闘技場は異様なざわめきに満ちていた。
何やらいつもと違う光景になっているそうだが・・・何だろうか?
早くも血塗れになっているとかピクルが寝てるとか本部が砂に埋められているとかしてるのだろうか。どうなのだ!!?

・毎度!浦安鉄筋家族
勇子ちゃんの壁ドンは実に素晴らしい。でもそのままカープ話が続くのは厳しい。
しかし一人の選手に絞ってここまで語れるとは・・・一体どれほどの知識が詰め込まれているというのだろうか。
希少な存在なので涙ももう少し丁重に扱おうぜ。

・実は私は
祝100回。今後もよろしくアホたちを!
ついにやってきました連載100回。TVアニメも決まり快調な状況。
そんな記念すべき回であるからこそ、この男も大事な話を葉子さんに切りだす。

葉子さん・・・今度の日曜日・・・俺とデートしてください!!

付き合い始めてから1か月が経過し、ようやく切りだしたこの言葉。
時間がかかったのはさておき、誤魔化さずに正面からいくスタイルはさすがでありますな。
いや、葉子さんの場合は婉曲的な表現は気付かずに終わってしまう可能性があるからこの方がいいのか。
しかし茜ちゃんはさておき、源二郎にまで聞きつけられてしまうのはどんなものだろうか。

ともあれ付き合い始めてからの初デート!!
付き合う前に遊園地デートとかはしているが、お互い完全にデートと意識してのお出かけはこれが初めてとなるわけですな。
そのチョイスが水族館と言うのはベタな感じだが・・・それもまた良し。ベタもありだ。
確かに流水の部分はどうなのだろうと思わないでもないが。
徹夜で考えたデートプランという言葉がなんともいじらしい。

学習している葉子さん。飴玉による茜ちゃんチェックを行っていないことを確認する。大事なことですな。
しかし残念ながらその考えは読まれている。
事前に自分の手元に大量のお菓子を置いておけば飛びつきに行く可能性もないって話だ。なるほどなー。
というわけで、落ち着いた状態で春の水族館デートを見物しているいつもの2人+複数人。

実況は私、白神桐子。解説は紅本茜。ゲストに緑苑坂先生をお迎えしてお送りします!!

桐子さんと茜ちゃんはいつものこととはいえ・・・まさかの源二郎。
華恋ちゃんと手崎さんも裏方として登場しております。あんたどこでも出てくるな悪魔の手先!!
というか何だ華恋ちゃんのそのTシャツは。残虐な文字を纏っていてもやっぱり天使だから困る。

な・・・なんや?結局あの二人は付き合っとるんか・・・?

オロオロしながらそう述べる源二郎。何を今更。デートに誘われたの聞いた辺りでもう覚悟決めておくべきでしょうに。
そんな源二郎だからこそ、突きつけるためにこの場に呼ばれたのかもしれない。
それでいてシカトされる源二郎がいとあわれ。オモチャにされやすい男よ。

・・・わかっとるやろ・・・?
儂はあんなアホどうでもええが、葉子もじきに18になる。もしかしたらあいつも父親の儂の時と同じように・・・

何やら大事な話をしそうな源二郎。
であったが、未だに緑苑坂弓となっていることを隠そうとしているので突っ込まれると弱い様子。
もう完全にバレているというのにどこまでも往生際の悪い・・・こりゃ鼻で笑われても仕方がないですわ。フッ。

そんなコントをしているうちに、デートの方は早速いい雰囲気。
ちょんと触れた手と手。となればその勢いのまま手を繋ぐという流れに持って行くのもアリかもしれない。
お互いそのように考え、目を逸らしながら近付けていく。
待ち受け体勢になっている葉子さん。何とも可愛らしいですなぁ。見ている方も力が入るぜ。

しかし浮かび上がってきたアザラシのおかげでチャンスを逃す黒峰朝陽。
楽しませようとした試みが裏目に出るとは・・・うむ、まあそういうこともあるよね。うん。
ちなみに源二郎も昔同じようなことを桐子さんにしたらしい。どこまでも似た者親子なことで・・・!!

まあアザラシは可愛いですしね。この場で挑むのは難しかったことでしょう。
しかし次の場面こそ本命中の大本命。巨大水槽の幻想的世界!5万匹のマイワシがおりなすファンタジー!!
手を繋ぐにはムード十分の場所。確かにここならばピョンピョン跳ねることもありますまい。
更に人混みが増えることにより、肩がふれる距離になったりするという。
ほほう・・・これはこれは。手を繋ぐのが何も不自然ではない距離でありますな。おやおや・・・!!
つなげ!抱きつけ!!キスしろ!!!と煽るのは茜ちゃんでありましょうが、さすがに人混みでそこまでは。
何にせよ、この場面でお腹を鳴らす葉子さんはさすがというか何というか。流水よりも食欲が問題だったか!!

空振りの連発に苛立つ茜ちゃん。
そこに更に親バカ吸血鬼登場。幻想的な風景を壊すためにマンボウ姿で登場だ。うぉうっとなりながら何してんだ!!
朝陽も茜ちゃんならともかく、まさか源二郎がここで出てくるとは思わなかっただろうなぁ。

桐子さんのニンニク投与により源二郎退場。割と致命的なやられ方っぽいが大丈夫なのか?
それはそうと、ここで茜ちゃん。想像していなかったものを発見してしまう。
娘が男と付き合ったくらいでガタガタと・・・などと言っておきながら、紅本先生とさくらさんが一緒にいる場面を目撃し・・・

なぜ明里がこんな所にいる!?男連れで。己の素に帰れ独身!!

こっちはこっちで未だに気持ちの整理がついてない様子の茜ちゃんである様子。
これは何といえばいいのだろうか。先祖バカ?
別にさくらさんと2人きりってわけではなく嶋もいたのだが・・・目に入らなかったのなら仕方がないですな。
それはさておいて、ペタペタ歩いてくる茜ペンギンの群れは破壊的な可愛さである

せっかくの初デート。いつもみたいにめちゃくちゃじゃなく、ちゃんとしたデートっぽくしたい。
そのように考える朝陽であったが・・・それは望むべくもなかったって感じですな。おやおや。

まあ、デートプランなんてそう上手く考え通りに行くはずもない。初デートならば尚更である。
しかしまだ諦めてはいけない。まだ今日という日は終わってはいないのだ。
混乱で茜ちゃんの目も離れた。これはチャンスと言える。
そして葉子さんも言ってくれる。今日はもうちょい一緒にいよ・・・?と。手を繋ぎながら・・・!!

いやはや、見事なドキドキ初デートでありますな。これからが本番だ!!
さすがに100回という記念すべき回。見事に主役たちのいい場面を見せてくれておりますなぁ。フフフ。

前作、さくらDISCORDの面々も記念すべき回ということでちらほらとゲスト出演している様子。
後姿だけとか髪がちらりと映ってるだけの島とかもいますが、ともあれ有難いイベントでありますな。うむ。
さてさてデートの本番はどのような展開となりますか。
今度こそめちゃくちゃにならずに済ませたいものですな!

・鮫島、最後の十五日
回想中ではありますが、前回の回想から時は流れました。
そして誕生したのが空流の関取軍団!!

十両 鮫島鯉太郎
前頭 白水英樹
十両 松明洋一
関脇 仁王剛平

仁王さんの言葉通り、3人共見事に幕内になった様子。
どうやら一番乗りは白水さんだったみたいですな。
骨折でしばらく休場していたはずなのにこの結果はさすがという所か。

そして仁王さんは何と関脇。空流親方の最後の位は小結だったはず。
関脇はその小結より上。親方越えを果たしたわけでありますな仁王さん・・・それだけでも立派だ。

とはいえそこで満足する仁王さんではない。目指すは横綱!!
そして今日の一番はその横綱を目指すには避けて通れない、打ち倒さなければならない相手である。

今・・・頂点に君臨し続け、角界史上最強と言われる横綱・・・
それを打ち倒すと期待されている力士・・・今場所綱取りのかかる大関、天鳳

おお、ついに新寺部屋の大関が登場するわけでありますか。待っていた!!
これは新寺親方も空流親方も注目の一戦でありますわなぁ。

一時の仁王さんは平幕と十両を行ったり来たりしてたりと危ない様子だった。まあ主に勇み足のせいなんでしょうが。
その辺りはどこまで是正できたのかは分からないが、ともあれ関脇にまで登ったのは確かである。
この勢いでいければ大関に土をつけるのも不可能ではないかもしれない。

しかし会場は天鳳の綱取りへの期待で満ちている。
空流部屋だからとかそういう理由ではなく、期待の度合いが違う様子。
うーむ、まあでも、アウェーは慣れているでしょうし、観客の声援で押し潰されるような仁王さんじゃないですよね。うん。

心配すんな!テメーらはしっかり見とけ!!
ちょっくら世界を変えてくるわ

やっぱり仁王さん。決めるところをしっかり決めてくれる。格好いい兄弟子であるなぁ。追いたくなる背中だ。
生活態度とかには色々と述べたい部分もある白水さんであるが、その強さには信頼を置いている。

大丈夫だ・・・あの人ならいける・・・
いつも笑えねー冗談ばっか言ってるけど、笑えねーウソは言わねぇ人だ・・・

空流部屋はいい信頼関係が築かれていますなぁ。
実際、仁王さんの言葉通り鯉太郎たち3人は関取にまで引き上げられている。
となれば信じないわけにはいきますまいて。相手がどれほどの怪物・・・怪人天鳳であろうとも・・・!!

神に今一番近い男、2メートル180キロという巨体の持ち主である天鳳。
単純にその体躯だけでも他の力士を圧倒するものがある。凄いな。
だがそんな天鳳にも怯まず下ネタをぶつける仁王さん。さすがというか何というか。
でもそんな仁王さんを相変わらずオモシロイナ〜で受け止める天鳳も何だか面白い。結構いい人っぽい感じかな。

天鳳もまた仁王さんとの一番を楽しみにしていたらしい。
その馬力からまともに組んでくる相手は仁王さんぐらいしかいないからとのこと。なるほどね。
強すぎる力を受け止めてくれる相手がいる。嬉しいことですわな。
そこで傲慢にならず、そういう相手がいることを喜ぶ辺り、天鳳はやはりなかなかの人物である様子。

嬉しそうにいつも言ってたよ・・・逃げないで戦ってくれるのは、横綱とそして仁王だけだと・・・

怪人天鳳にも認められる仁王さん。
まあ、パワー勝負は仁王さんの土俵ですものね。譲れるはずはないか。
日本人力士でありながらパワーで外人力士を上回る。
その親方の夢のためにも引いてはいられないのである。

そういった想いを乗せてぶつかる仁王さん。
そのブ厚い壁をブチ抜いて見せる・・・その勢いでぶつかるが・・・やはり大関の壁は厚い!!
序盤は劣勢となりそうな仁王さん。そこからどのように巻き返していくのか・・・楽しみな一番であります。

・マジカロマジカル
"初恋"、"一目惚れ"そういう言葉がある。
俺は馬鹿だけどその言葉を知っていたし、その意味も知っていた。それなのに・・・
それなのに多分俺は・・・その瞬間まで油断してたんだ。何かに火が点いた

何やら青春一直線な回想が入りました。何事だろうか?
ともかく、語っている少年の名前は狼一。
おばぁちゃんからバカ孫と呼ばれ、自身も馬鹿であると認識している子である。

・・・そう、俺は"馬鹿"だ。子供の頃からいろんな奴らに言われてきたし、自分では分からないがそうなんだろう。
けど最近は言われない。言う奴がいなくなったからだ。
何年か前、なんとかウィルス発生とかでそいつらみんな死んだり怪物になったり街からいなくなったりした。
最期まで俺に馬鹿と言わなかった両親も死んだ
私が代わりに死ねばよかった。そう言ってばーちゃんは泣いたが、俺は馬鹿だからよく分からないと言った。
ただ・・・あの時から――俺は何かにムカついてる。
俺に馬鹿と言ったままいなくなった奴たちに?怪物に?確かにムカつくが多分違う。
分からなくてますます腹が立つ。そんな時はこうやって走りたくなる。どこに行けばいいかも分からないまま。

迷い方と走り出す辺りは少年らしいけど、起きた出来事がハードなだけによくあることでは済みませんな。
とはいえ、学校も行かずに何もやらずにいてモヤモヤがどうにかなるとも思えませんが・・・

そんな狼一が川のほとりでであったのは小さな犬。そして怪物。ウワァ。
出会ったばかりの狼一を庇って戦う小さな犬。何とも勇敢な話であります。
その勇敢さに狼一も気付く。

・・・今分かった。俺がムカついてた相手は"俺だ"
何かにムカつくだけで何もしなかった。何もできなかった"俺自身"にだ。

ようやくそのことに気付くことが出来た様子。
小さいから仕方がない。怪物相手にはどうにもならない。
普通ならばそう割り切ってしまうところであるが、そのようには思えずに今まで過ごしてきたのでしょうな・・・

ピンチの狼一。そこに駆けつけ、突き飛ばすのは雫ちゃん。何とか間に合った!と思ったら喰われた。がぶっ。
咬まれずに飲み込まれた感じなのでそこまで危険ではなかったかもしれないが。危ういな!!

どうやらチームが解散になる前の話らしく、他のメンバーも揃っている。
というわけでアサヤケ・レッドの地対空式マジカルソバットが炸裂。無事に雫ちゃんも吐き出されることとなりました。
しかしアサヤケ・レッドの攻撃はどこまでも肉弾的ですなぁ。これも魔法の一種なのかどうなのか。

何はともあれ、結果はさておき、必死に頑張る彼女たちを見てすごくかっこよく思った狼一。
そして同時に"一目惚れ"で"初恋"だったという。おやおや少年。おやおや。

あれから2か月。あの娘のことが頭から離れない。またあの川にでも行ってみるか・・・と、それならその前に。

子犬用の餌を求めてスーパーに入る狼一。
そこで出会ったのは会いたいと思っていた少女、雫ちゃん。心の準備もできないうちにこれは厳しい。
そのためか動悸が激しく、視界も暗くなり・・・いやこれ、怪物化の流れだ!!

ウィルス感染による変化はかなり急激な様子。これは悲劇が起きやすいですなぁ。
しかし治癒を行える雫ちゃんの目の前で怪物化したのは運が良いとも言える。
とはいえ治癒するためにはまず抑え込まなければいけないのだが・・・
そこに運良く通りかかる少女、日向朝ちゃんことアサヤ・ケレッド!
変身バンクもしっかり決めて、放つは新技の超!低空式ダブルニードロップ!!!

両膝が見事に狼一の頭部を捉える。なかなかの威力だ!
しかし狼一は名前の通り狼に変化したわけであるが、行動は別の意味で狼でしたな。小さい子の前で危ないところだったよ!!

とりあえずのびた狼一を人間に戻すために治癒する雫ちゃん。
その途中で気がつき、正気に返ったらしい狼一。土下座をしながら述べる。すきですッ!と。アレ?

色々と混乱しちゃってる感じの狼一。馬鹿な子。
その混乱を受けてか、雫ちゃんの治癒も妙なことになっている。
大きな狼から小さな狼へと・・・というかもう小さな犬のような姿へと変化していく狼一。
おやおや。人間に戻す力も完全ではないようですなぁ。

とはいえ、本来怪物化したならば元に戻す方法はないと言われている。正気に返っただけ助かったとも言える。なので・・・

今日からキミは雫のマジカル・パートナーだっ!

可愛い感じにそう宣言する朝ちゃん。
ふむ、魔法少女には動物のパートナーが付き物ではありますが、よもやこんな経緯で生まれようとは・・・!!
狼一にしてみれば災難であるような、急接近できた嬉しさがあるような。
いつか元に戻れるかもしれないという希望があるならば、やっぱり嬉しいことですかね?
魚よりは利便性が高そうですし、これからの活躍には期待できそうですな!!

・Gメン
G組の勝太くんがGカップのメイちゃんと初デート!
G同士は惹かれあうということでしょうか。大きい分重力とか発生してそうですものね。そういうことではない。

どうでもいい情報ですが、Gカップの重さは約2キロもあるらしい
そんな一文が柱に書かれるというのもどうなのか。単行本に残らないのも勿体ない。

健康的というか正直というか、実に元気な反応を見せている勝太。男の子っすなぁ。
まあ確かにこんな風なデートが出来たら楽しいだろうなってのは感じます。
しかしケガしなかったことに対して何だか残念そうな反応を見せているのが・・・
そして肝田の闇が・・・闇が・・・

色々と間が怖いメイちゃん
お気楽極楽な勝太としてはそういうことに気付かない様子でありますが・・・
いい男ではあるけど、その分騙されやすそうで心配になってきますな。

新橋の酔っ払いのようになっている肝田。
うむ、心の闇を抱え込むよりはこうやって口に出した方がいいかもしれませんわな。
公共の場なので大変迷惑な感じではありますけども。あとキン肉ハウス言うな。

荒れる肝田に対しての瀬名。
確かに勝太の行動力は見習うべきものがあるのかもしれない。
あれだけの行動力があるからこそチャンスも生まれる。正当な流れと言えるかもしれない。
まあ、チャンスだけではなくトラブルも相応に舞い込んで来てたりはするようですけどね。

フラれたって死ぬわけじゃない。爽やかに述べる瀬名。
場合によっては死ぬほどの痛みを受ける可能性もありますが・・・この辺りの感じ方は人によるので何とも言えませんな。

今回は良い感じに纏まりそうだと席を立つG組の仲間達。
しかしそこで風向きが変わる。何やら妙な方に。
メイちゃんの自称彼氏の登場で何が起きるのか・・・骨折が治ったばかりってのがやっぱり気になりますなぁ。

・ハリガネサービス
中間考査前ということで一週間の部活停止。
やはり学生の本分は勉強。どこの学校も変わりませんな。

そんなテスト期間も含め、桐城戦から1か月が経過。
部活で体育館は使えないが、トレーニングルームの使用は許可されている様子。
今日も鍛える大船先輩。しかしあの日から五十嵐先輩は一度もここを訪れることはなかったようで・・・おやおや。

そんなタイミングで姿を現すのは下平くん。
一人で来ちゃったものだから、大船先輩と2人だけの状態であります。おやおや。

ここで大船先輩の回想。あれは1年前、大船先輩が入部した時のことである。
大船勇、184cmの70km。身長は結構なものであるが、体重は若干軽い感じでありますな。
ちなみに当時の3年、キャプテンである富永朔太郎さんとポジションは被っていた様子。ほほう・・・

当時はかなり天狗になっていた様子の大船先輩。
表面上はさておき、内心は先輩であろうが見下していたりする。ダメな感じだ。
そんな大船先輩に、もっと肉をつけておけと語る五十嵐先輩。この頃はタオル黒かったんですな。そんなところで差別化!?

ともかく、大船先輩が入ってきた年に山縣先生が就任。ヤクザちゃう。
しかし就任の挨拶がいきなり明日から1か月間体育館練習ナシだとは・・・ヤクザな教育方針ですな!!

外コートでの荒地でのレシーブ。確かにこれはすべりこみたくない。
というか、本当。この先生は口下手というか何というか・・・

しかし1か月後、その練習の成果は目に見えて現れる。
なるべく外で滑り込みたくないため、なるべく落下地点まで足を動かすようになる。
おかげで前だったらすぐフライングレシーブしてた球にも足を動かして跳ばずに上げるから守備範囲が広がったのだという。
なるほどねぇ。一目でその辺りの弱点を見抜き、改善させたというわけでありますか。
やはり山縣先生・・・ガチで凄い人でありますな。ただのヤクザではない。

そんなこんなであっという間にインターハイ予選の日。
ウィングスパイカーとして選ばれるのは、大船、五十嵐の両名。キャプテンである富永さんは外されてしまう。おやおや。
3年間最後の大会で1年生にレギュラーを取られる。これは厳しい。
それでも笑って激励できる富永さんは懐が深いのかどうなのか。その場で帰るのは論外と思いますけどね。

その日、豊瀬高校は5年ぶりにIH予選初日のリーグ戦を突破した

喜びに沸き返る部員たち。
5年ぶりということは、3年生の先輩にしてみれば正に初勝利だったわけですな。それは嬉しかろう。
出場の機会がなかった感じの富永さんも涙を流して喜んでいる。

しかしインターハイ予選の2日目。
ウィングスパイカーの一角である大船先輩。どうやら背中を痛めた様子。精彩を欠いている。
だが、それを隠してコートに立ち続け・・・結果、スパイクを決めることができずに敗退。
この年の豊瀬の3年達の最後の試合が終わることとなったのでした・・・ううむ。

さすがに山縣先生は痛めていることに気付いた様子。
しかしそれでも、勝つためにはどうしても大船先輩のスパイクが必要だったという。
控えの富永さんに頭を下げる山縣先生
育ち切っていない選手で勝利を掴むにはこういう非情さも求められるということでしょうか。指揮官は大変だ。

最後の大会に試合に出ることが出来なかった富永さん。しかしそれでも、もっと優先したいことがあった。

勝ちたかったんだよぅ
3年間楽しくバレーできりゃいーやって、勝ち負け意識した練習やってこなかった。
でも山縣先生が来て、練習きつくてゲロも吐いたけど、3年間で初めて初日を勝ち抜いて、勝つっていいもんだと思ったよ!!
都合のいい妄想もしたよ。このまま勝ち進んでいったらさ、平凡な俺にも一生自慢できるような思い出ができるんじゃないかって!!

涙を流す富永さん。表情がちょっと怖いが、その言葉は正に涙なしには聞けない。

今日試合に出れなかったのは3年間漫然とした練習しかしてこなかったツケだ。
本気でやるバレーがこんなに楽しいなら、もっと早く本気でやればよかった。
もっと早く山縣先生に会っていたら、お前にだって負けずにコートの上で終われたんだ!

何とも泣ける話である。
惜しむらくは、富永さんはそれを認識していたが大船先輩は認識できていなかったこと。
どれほどの想いを背負ってコートに立っていたのか分かっていなかったこと。
遅まきながらもそれに気付くこととなった大船先輩。翌日から心を入れかえ、五十嵐先輩の言うように体を作ることに。

・・・もしお前がレギュラーになったとして。
想像してみろ。もしお前がまた最後の1点で飛び損なったら、お前のせいで先輩たちの高校バレーは終わるんだ。
それでもお前、コートに立てるか

ふむ。怪我のことを隠し、その結果ミスで失点して負ける。
細部の違いはあれど、これは確かに大船先輩が経験したことでありますなぁ。
練習試合だったからまだしも、これが3年生たちの最後の試合だったとしたら・・・
それは先輩たちにとっても下平くん自身にとっても辛いこととなるでしょう。
それを認識させること、覚悟させることは経験した先輩の大事な仕事である。経験者の言葉は重いということですな。うむ。

自身が色々と経験したからこそ今の言動がある。
態度も1年前とは大幅に変わった大船先輩。
となれば、下平くんが意志を見せればまた別の変化が見られるかもしれませんなぁ。
いい方向へと変わっていってくれることに期待したい。そのためにも下平くんにはここでハッキリした意志を見せて貰わないとね。

・野球部に花束を
グラウンドを確実に使える羨ましさはあるが、こういう大変さもあるんですねぇ。
1年のみでやらないといけないってのも大変な話だ。体育会系の濃度の高さが伺えますなぁ。

・錻力のアーチスト
いよいよ始まる夏の大会。初戦の相手は麻生西。
春の大会でシードを勝ち取った桐湘であるが、観客の予想は麻生西有利というもの。
先の練習試合の結果まで知れ渡っているならそう考えられても仕方がないですかなぁ。

ともあれ、負けたら終わりの高校野球。絶対勝つ!!その意識で全ての試合に臨むしかありますまい。
そのテンションが達しすぎたのか、いきなり吠え出す清作。ワッツハプン!?いかがいたした。

清作「いや、何か。抑えきれなくて・・・!」
頭木「さもありなん

さらりと同意を返す頭木さん。
頭木さんもこう見えて昂っているってことなんですかね。

先の練習試合のこともあり、桐湘をナメてかかる麻生西。
かと思いきや、さすがに3年生たちにそのような油断はない様子。
相手が誰でもナメてかかるな。その気持ちを持って向かって来るとしたならば・・・やはり強敵ですなぁ。

さて、試合開始。先攻は麻生西となります。
打席に立つのは一番サードの氏晴。相変わらずデカイ人であります。
それに対する桐湘の先発はエースの之路さん。
練習試合では7点も取られたわけであるが、今回はどうなるか。

震えが止まらない・・・3年の俺にとっては最後の夏の大会・・・
去年は今の清作みたいに気持ちが高ぶってマウンドに上がるのがただただ楽しかったのに。緊張感がケタ違いだ
こんな中で永源は初戦を1安打完封したのか・・・

さすがの之路さんも最後の大会は意識してしまうみたいですなぁ。
元々繊細なところがあるけど、気合で押し込んできた人ですしねぇ・・・
だから、今回も気合で押し込むことにします。負けられない!!

エースナバーを背負って先発のマウンドを任されているんだ。
ここからは誰にも1度も――負けられないんだ。

気合を、想いを乗せて放つ第一球は・・・地面に叩きつけてのボール。
力が入りすぎて上手く投げられなかったみたいですな・・・固くなりすぎだ!!
安保先輩並にズ太ければいいのになと考える柊。それは精神的な意味なのか肉体的な意味での発言なのか。
何にしても不器用な之路さん。気持ちの切り替えというのもきっかけがないと上手くいかなさそうな雰囲気がある。
なので、そういう投手の気持ちをどうにかしてやるのも捕手の仕事となります。

拾った球を、投手のように思いっきり之路さん目がけて投げつける宇城さん。
立った状態で、普通のグローブで受けるにはなかなか厳しい球である。

しっかり腕を振れ之路。せめてホームベースまでは届けろ

なかなかのナイスボールを放つ宇城さん。
ふむ、これも不器用ながらの励まし――というか、喝入れでありましょうかね。

無口で無愛想なくせに何かあったら一方的に言いたいこと言いやがって。
お前は――本当に良い女房だバカ野郎!!

独特のやり方ではありますが、之路さんには効果満点だったようですな。見事に気持ちを切り替えさせることに成功した様子である。
うーむ、之路さんは國尾さんといい宇城さんといい・・・良い恋人と女房に恵まれておりますなぁ。これも人徳、か?

勢い付いた之路さん。氏晴をストレートで空振り三振に仕留める。いい感じだ。
そして二番の荘子に対してはいきなりスライダー。
ストレート一本で来ると見せかけての変化球に対応できない荘子。ナメてかかるからそうなるのですよ。フフン。

ツーアウトとなったところで三番の八起登場。
相変わらず鬼のような感じのキャラであるが、単純なパワーキャラってわけではなさそうですな。
大振りせず、しっかりとした打法でのセンター返しを狙ってくる。
その狙いは良かったが、足元の難しい球をキャッチする之路さん。
宇城さんのガチ返球のおかげで突然の早い球に耐性が出来てたって話ですかね。いいアシストだ。

緊張なんかで今までの2年間を無駄にするわけにはいかない。良い言葉です。

さて、之路さんの活躍により1回の表は3人で終わらせることに成功した。
今度は桐湘の攻撃。ここで先制点を取ることが出来ればかなり有利になるが・・・さてさてどうなりますか。
この間の練習試合とは違うってところを見せてあげないといけませんわな。

・クローバー
ハヤトのガードを突き破る強烈なアッパー。
うーむ、高虎はパワーもスピードもバケモノレベルでありますか。
そりゃジェットコング級と言われるならそうでないといけませんわな。
ある意味その一言が全てを示しているとも言える。

あんたぁウチの好みじゃないけェねェ・・・遠慮のう顔面潰させてもらうで!!

酷いことを言われるハヤト。
やっぱりイケメンには手加減したりするんですな。

・・・けどな、負けるわけいかねェんだよ。
来栖・・・オマエは広島でできた唯一の友達。
そいつが困ってんだったら、敵がどんなバケモンだろうが・・・絶対勝つ!!

やはりここ一番で踏ん張れるのは仲間の存在が大きい。
先の吉良にしても、仲間がいたから、恩を返したいと思える男がいたから頑張れたのだ。

来栖巧
真木京蔵
真田清秀
吉良來人
ここまで4連勝・・・オレが勝って全勝で終わりだ!!

思えば仲間たちも戦いながら誰かのことを考えていた。
来栖やゲンゲンはハヤトのことを。吉良はハンマーヘッドの仲間たちのことを。真田は妹のことを。真木はイージスさん・・・
何となく最後の方がアレな気はしないでもないが、とにかく背負う者がいる男は強い。

しかしそのハヤトの勢いですらねじ伏せかねない高虎の強さ。
地面に叩きつけられてからの強烈な蹴り。これはマズイか・・・!?
反撃が通用していないわけではないが、とにかく相手の攻撃力が高すぎる。
どうにかラッシュに持ち込みたいところですが・・・さてさて。

・僕のクロスロード
新人大賞受賞作家である川地和樹先生が待望の帰還。
3週連続オムニバスショート!!まずは第1弾であります。

少年誌の作品とは思えないほどに大人な内容。しかし涙する。
確かにツンデレはニッチな需要な気がしますな。
でも分かってる人には嬉しいものですし、特定層にはウケそうな気がするのだが・・・
何にしても別れが悲しくなってしまうのがまず致命的だったかしれませんな。切ないぜ・・・

・ドカベン ドリームトーナメント編
「極道くん」の名コンビである京極と埴輪。
二番、三番と続くこの打順はどのような結果を生むのか。
不調の四番、武藤を蘇らせるには先制のチャンスが欲しい所でありますが。

岩鬼とのライバル心満点の京極。
性格的にぶつかりやすい相手でありますわな。
しかしこの煽り合いはある意味楽しそうに行われているようにも思えなくはない。

いきなり初球を引っ張る京極。ぬがああ〜あ。
火の出るような当たりが難しいワンバウンドとなって岩鬼の左を襲う。
が、こういう難しい球こそ岩鬼の得意とするところ。
平凡な球ならトンネルもあり得る男であるが、難しい球なら逆にこういう美技もあり得たりする。いいジャンプだ。

すばやく起き上って二塁へ。
埴輪は走塁で殿馬の足を蹴ってみたりと小技の効く男ですなぁ。
負けじと京極も土井垣の落球狙いの走塁をしてみるが・・・果たせず。
走るだけでも色々とやってくる連中でありますな。

というわけで一回カープの攻撃は3人で終了。
続くはスーパースターズの攻撃。マウンドに立つのは剛球仮面
練習では好調だったスーパースターズの打撃陣でありますが、さてさて本番ではどうかな。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
怪人によって追い詰められた2人。まさしく崖っぷち。
しかしその怪人がやって来る前に沼に潜ることでやり過ごすことに成功する。なるほど。

どうにか追われる状況は解消できたが、泥水に浸ったせいで無線機の電源が入らなくなってしまう。
持っていたカメラもいつの間にか落としてしまった様子。
うーむ、これで怪人を映していれば異変もすぐにベースキャンプに伝わったでしょうにねぇ。

何にしても悔やんでいる場合ではない。すぐにこの場を離れないといけない。
どのようにして居場所を察知しているのか、離れたはずなのにまた向かって来る怪人。
マユちゃんは疲労でもう走れなくなっているようなので・・・少しでも安全なところ――樹上へと避難する

怪人が大暴れしている様子を樹上で見下ろす2人。
ふうむ、怪人は匂いか何かで場所を察知しているのだろうか?
追跡能力の見当がつけば逃げる算段も立てられそうであるのだが・・・

今は何とかやり過ごせているが、いつ気付かれてしまってもおかしくない。
そんな状況で、トミナガに迫るマユちゃん。むむ。

私・・・まだ死にたくない!!助かったら何でもする!!私のことを守って・・・!!
そしたら私・・・トミナガさんのモノに・・・なってもいい・・・

涙を流し、そのようなことを口にするマユちゃん。
うーむ、これは聞きたくないセリフでありましたなぁ。
怖いのは分かるし、生き残るために必死になるのもよく分かる。
けれどもトミナガのような男にしてみるとむしろ聞かされない方が良かった類の言葉ではなかっただろうか。
アイドルに夢を見ている子としては夢を見続けさせて欲しかったという気持ちが強そうで・・・

とはいえ、そのような言葉を口にしながらも、躊躇われた時に罵倒なりしてこなかったのには助かります。
逆に、無理を言ってしまってと謝罪を口にするマユちゃん。
そう、そういう姿勢こそトミナガのような男に火をつけることとなる。
争いをずっと避けて生きてきたトミナガでありますが・・・自分がやらなければマユちゃんは救えない・・・!!

分かった・・・僕が囮になる・・・!!その隙にマユちゃんは逃げるんだ・・・!!

覚悟を決めたトミナガ。男ですなぁ。
そのタイミングで怪人に見つかった様子。さてさて、トミナガは無事に囮を務め、逃げ延びることができるのだろうか。
何となくアイドルばかり狙ってそうな印象のある怪人ですけども、果たして囮になるのだろうか?
誘ったはずなのに見向きもされなかったら寂しいですが、さてさてどうなりますかな。

・侵略!イカ娘
ブカブカパジャマのイカ娘は表情と相まって実に良い。

早苗のことはまるっとお見通しなイカ娘。
じっと座って一連の行為を目撃している姿には何か男らしさを感じなくもない。そっかー。

・黒虎
十二年前。雪丸が先代当主、兎耳山氷牙に出会ったときのこと。
ふうむ、やはり腕の傷は修行するより前につけられたものであるみたいですね。
事故などではなく、故意につけられたもののようだが・・・何があったのやら。

夏夜さんからその辺りの話を聞けるかと思ったが、このタイミングで子供達が飛びこんでくる。
変な奴らがやってきて雪兄・・・雪丸を連れて来いとのこと。
言うことを聞かなければこの村を地図から消してやる、とのこと。ほほう。分かりやすい脅しですな。

呼び出しをして待つ2人の男。
騎士くんと呼ばれた男の方は雪丸のことを知っている感じであるが・・・?

知っているが故に無視できない脅しをした。
しかし不在であるがため、無謀な子供達が先にやって来る結果となってしまう。
居場所を守りたい心は大切であるが・・・無茶だぞ子供達。
しかし確かにやってきたのが子供達だけというのは気になりますな。
夏夜さんが言っていたお客さんが滅多にこないという言葉にもかかっていそうですが・・・はてさて。

亀に容赦しないだけあり、子供にも容赦しなさそうな男。
しかしそこに駆けつけるのは祈殿。元気に推参だ!!
雪丸と同じ徳川十二支神将ということもあり、子供達の期待を受けている祈殿。うむ、無様な戦いはできませんな。
騎士くんは一目で祈殿の剣技から猪頭家の者であると悟る。
ふむ、やけに詳しいようであるが何者でしょうかね。

さて、夏夜さんを連れて雪丸を呼びに行く虎鉄。
刀が抜けないからしょうがないとはいえ伝令役か。
まあ、いきなり嫁が別の男におぶられて来られたら動揺するのも仕方がないですよね。雪丸は間違ってはいない。
しかし仲睦まじい夫婦というか何というか・・・後でやれ!!

相変わらず単独行動が好きな佐之助。まあ忍らしいといえば忍らしい。
キツネは基本的にぼっちの味方だったりするのだろうか。

"気"が動いたな・・・!先にやってきた奴とは別の・・・?
しかもこの感覚・・・!プルートやマルスって奴に近い・・・!!
まさか幹部級の誰かが・・・あの村にやってきたってのか!?だとしたらいったいなんのために・・・!?

気を探ったりできる佐之助。便利さはやっぱりハンパないですなぁ。
もっと協力的だと有難いのですが・・・まあ、これからに期待ですな。

幹部――ポセイドが向かってきている。
が、それよりもまずは目の前の相手である。
勇んで撃退しようとした祈殿が苦戦する2人。どのような力を有しているのか・・・注目ですな。

・辻浦さんとチュパカブラ
川から海まで流されていた子門さんたち。救出されてそのままやってきたのか。
それにしても子門さんの例えは深すぎてよく分かりませんよ!!

元気な橘さんであるが別に理不尽に強いわけではない。怯える姿も可愛いですな。
一方の辻浦さんはどうすれば怯えさせることができるのか・・・
UMA好きな子に人間がビビらせるなど不可能なのではなかろうか。本気で拳で捕まえようとしそうだしなぁ。

諦めない橘さん。実に可愛い。肉体がダメなら武器を使う方に行くのもいいと思いますよ!

・行徳の漫画家とイトの日記
少年魂はいつまでも持っていたいものですよね。
でも大人なのでTPOは弁えないといけない。外見も自在に子供にできれば・・・!!
少年誌読む時は外見が大人のままでも少年魂を持てますぜ!!

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
緑川楓ちゃん。7歳の頃には既に推理で周囲を驚かせていたという。
この年でIQ140とは・・・天才!まあ、小さい子のIQの高さは早熟さを意味している感じな気はしますけどね。
成人になる頃にはただの人になっているかもしれないわけですが・・・そこは個人の努力次第ですな。

緑川一族は代々警察の家系だ。いつの時代も弱い人達を守り、悪を追ってきた。
緑川宗達はその中でもひときわ輝く。戦後混乱期の様々な悪と戦った元警察官の名探偵として名高い――

楓ちゃんの帽子は祖父から引き継いだトレードマーク。
尊敬するおじいちゃんの名に恥じない、一流の警察官になろうと小さい頃から決めていたのだそうな。立派なことですな。
それで学生のうちから事件にも積極的に関わるようにしていると。ふうむ。

しかしその結果、危うく殺されるところだった楓ちゃん。
蛍ちゃんが来ていなかったらどうなっていたことか。

助けられたことの感謝とかよりも、蛍ちゃんが何者かについて疑惑を抱いている様子の楓ちゃん。
確かに観察していれば誰も居ないところに話しかけてるように見えますし、変な子には思えますよね。
圭一さんとは普通に口で会話してるわけだしなぁ・・・

楓ちゃんはクラスメイト曰く、探偵狂
謎とか隠し事があるとなんでも首つっこんできて人の秘密を暴き立てるのだという。
間違ってはないし言うことは正論なのだが・・・それは嫌がられるでしょうなぁ。
一言で言うと色々とメンドクサイ人であるらしい。厄介な子に目を付けられちゃいましたなぁ。

学校が終わり帰り道。
圭一さんは大量の猫の鳴き声が同じ方向から聞こえてくるという。
何かあったのかもしれないと気になるようですが、虫の知らせならぬ猫の知らせって奴ですかね?

気のせいだと思うけどね・・・悪意や悪運はそこら中に居て、突然襲いかかってくる。
ほとんどの人間は対抗する手段も持たない。だから、そんな気配を感じたら兄きはそれを放っておくことができないんだろうな。

どこまでも正義感の強い圭一さん。
だからこそ殺されたのかもしれないと考えると・・・何ともいえない気持ちになりますな。

さて、猫の声に招かれてやってきたのは廃病院
もちろん集まっているのは普通の猫ではなく、悪運を招く猫たち。
その廃病院から聞こえる口笛に導かれて足を進めると・・・死体を発見する!!

検分したところ、殺されてから一日か二日かという死体。
地面のホコリにはうっすらと二人分の足跡がある。二人の男が争った末に殺害。死体をそのままにして逃走したと思われる。ふむ。
女の子の部屋のこととかは分からないが、さすがに優秀な警察官だった圭一さん。こういう検分は得意な様子ですなぁ。

蛍ちゃんが言うように、確かに圭一さんの予知みたいなものは結構当たる。
地震とかも分かったりするのはどういうことなんでしょうか。幽霊だとその辺りも分かるのかどうなのか・・・

兄のことを考えると、先の実山さんの事件が思い起こされる。
あれだけ正義感の強い兄が目の前で人が死んでいくのを止めることができなかった。その無力感はいかばかりか。

私がいたら・・・もしかしたら止めることもできたかもしれないって思うと・・・

何だかんだでお人好しな蛍ちゃん。
兄を放っておくこともできず駆けつけようとする。
しかしそのためには尾行してきている楓ちゃんを巻かないといけない。本当、厄介な子ですなぁ。
まあ割と簡単に巻けたりする辺りが残念な感じだったりしますが。楓ちゃん・・・

悪運猫が集う廃病院にやってきて死体を発見する蛍ちゃん。
警察に連絡するにしても確かに言い訳が大変ですなこれは。
警察にあらかじめコネを持ってないとこういう時に大変である。警察官の妹というだけではさすがに信用されないでしょうしねぇ。
そういう意味では楓ちゃんは警察関係者にコネがありそうだし、協力関係が得られれば助かる相手であるのですが・・・

その楓ちゃんに死体発見場面を目撃されてしまう蛍ちゃん。
何を・・・と言われてもねぇ。厄介な子が厄介な時に現れたものであります。
さてさて、今回は上手く言い逃れることができるかどうか・・・頑張れ蛍ちゃん。

・私を食卓に連れてって
30歳まで行っておいて第二次成長期が遅れたも何もないもんだ。
逆に言うと成長しなければ若いままでいられるのだろうかどうなのだろうか。
だとしても中身が30歳に思えないのはどうなのか。というかどうやって風紀委員長になったんだ柳瀬川ゆうさん!!

突然脱ぎ出すかのんちゃん。
衛生面的にはオススメしないが、迫力があればよかろうなのだ!!

アオリの煽りという予想外のオチに唸らされる。
そりゃ次回予告でも担当が困惑してたりしますわ。困惑する担当だが・・・!?じゃねーよ!!

・木曜日のフルット
25年間山に籠っていたのなら以後も山で過ごせるんじゃなかろうか。
いやまあ、確かにその行動力と言うか忍耐力があれば現代社会でもやっていけなくはないのかもしれませんが・・・
波乱万丈な生き方しそうですな撃くん。

・総合感想
集中連載の枠があるとはいえ、全体的に隙のない布陣となりつつある今の誌面。
ここから連載枠を勝ち取っていくのは難しい感じですが、今の連載陣に負けない作品が現れることに期待もしたいですな。

さて、次号はChampionタップから宇宙怪人みずきちゃんが出張掲載。
タップでの連載は終わったが、単行本の宣伝を兼ねてといった感じですかね。期待です。



2015年 11号


・マジカロマジカル
鈍速毎日先生がついに連載開始!!
今日から全速毎日と銘打たれておりますが、その心がけに期待していきたいところです。

数年前、人間を含む多くの生物が怪物となって人々や街を襲う怪異が発生した。
世界中の都市部を中心に広がっていった現象の原因を、政府は"地球外来ウィルス"と発表。
怪物に対する決定的な対抗策を持たない人類はただ逃げ惑うことしかできなかったという。

それすらもできず・・・もう本当に、すべてを諦めかけた私たちの前に差し込んだ一筋の"光"。
――それが"対・外来ウィルス感染生物能力保持者"通称――"魔法使い"
怪物出現と時を同じくして能力を開花させ人々から希望を込めそう呼ばれる存在。

そのような存在に命を救われた少女――小泉雫ちゃんは強烈な憧れを抱き、絶対にあの人のような魔法使いになると決めたらしい。
ふむ、かなり素質が物を言いそうな感じであるがなろうと思ってなれるものなのだろうか?
取りあえず半人前ではあるものの、魔法使いにはなっている様子の雫ちゃん。
自身の心から生まれた"マジカル・パートナー"もいるらしい。魚だと移動時に不便ですなぁ。

魔法使いである雫ちゃんだが、行えるのは弱い治癒の力のみとのこと。
なので魔物と戦うのは一人で出来ず、他の仲間とチームを組むことにしていたらしい。正しい判断ですな。
しかしそのチームは魔法使い派遣会社から解散の通告を受ける。あらら。
チームメンバーは以下の3名。

"アサヤケ・レッド"日向朝。ピョンピョン跳ねる暴力女。
"リバー・ブルー"小泉雫。バンソコレベルの治癒女。
"モス・グリーン"沙原簓。特に無し。

特に無しが凄く気になるが、まあ見るからに魔法能力は低そうな感じでありますな。
そして社長に言わせればお前たちには"華"がないとのこと。そこかッ!?

怪物出現から早数年・・・被害の多かった都市部からの疎開も済んだ今、怪物事件発生率は交通事故程度だ
安全圏にいる者から見れば魔法使いはもはやただの娯楽対象。お前たちは金にならん。

交通事故レベルを多いと見るか少ないと見るかは判断の分かれるところでありますな。
まあ既に対応できるぐらいの人材は確保できてるってことなんでしょうが・・・
しかし今でも体操服とかスクール水着とかマニアックな変身衣装なのにセクシー路線に行く必要はあるのだろうか?
胸のサイズは三種三様で色々なニーズに応えられるやもしれませんがね。

てなわけで魔法使いとしての活動もできなくなった雫ちゃん。
生活の為にスーパーのバイトを始めようと面接に来たのだが、結果は残念。
この辺りは疎開した人が多くて人自体が少なく、どこも余裕はないとのこと。うーむ、厳しそうな感じですなぁ。
それならば雫ちゃんも疎開して職を探せばいいのだが・・・離れ難い理由がある感じですな。

さて、面接に落ちて消沈の雫ちゃん。
しかしそんな状況でも怪我した子を見つけては放ってはおけない。魔法で癒すために・・・まず変身を行う。

お・・・"お願い・・・溢れてッ!私の心――!"
"リバー・ブルー"小泉雫。変身完了・・・です!

アニメならば固定のバンクシーンとなりそうな変身カットが入りました。
ふむ、魔法使いならばこれはどれだけ能力が低くてもできる基礎技術だったりするのだろうか?
割と科学的には高度な行為だと思うのだが・・・いやまあ、バンソコレベルでも治癒できるのは相当なものですけどね。

怪我をしたのはスーパーの店主の娘であるミキちゃん。
ミキちゃんが言うに、店主も本当はお店をやめて疎開することを考えていたらしい。
しかしミキちゃん、昔怪物がたくさん来た時にいなくなったママを待っていたいとお願いしたそうな。
ふむ、パパはそれを受け入れて、今でもこの危険な場所で貧乏ながらも頑張っているという話ですか・・・ふうむ。
決して安全といえない一帯に残る人々。その人たちも似たような気持ちでいるかもしれないわけですな。

ミキちゃんの健気な心に触れ、まだここでがんばりたいと考える雫ちゃん。
うむ、生活は大変かもしれないが、大事なのは心の有り様ですからねぇ。若い内はそれもまた良しさ。

良い雰囲気になったところであるが・・・悲劇はそんな時に限ってやってくる。
ウィルス感染による"怪物化"の恐怖は終わっていない。確率が低くてもなるものはなる。
しかしこれはなかなかにおぞましい姿に変貌を遂げるものでありますなぁ・・・子供が目の当たりにするには厳しすぎる。
そういう意味では同じようなことを経験していながら頑張ってる雫ちゃんの健気さはかなりのものでありますな。

怪物を倒す力はないが、どうにかミキちゃんだけでも救おうとする雫ちゃん。
いや、怪物を倒す力があったとしても、それは結局ミキちゃんのパパを殺すことに他ならない。
1度発病し怪物化した対象は魔法で殺すしかないのである・・・悲しいことに。

さらに悲しいことに、怪物と化しながらもかすかに自我は残っている様子。
怪物らしい衝動に駆られながらも、人間でいた時の記憶は失われず、喋ることもできる。
うーむ、これは何とも悲劇を生む温床にしかなりませぬなぁ。
案の定、これまで隠していた妻のこと。あの日もう死に、2度と帰ってこないことを娘に聞かせてしまっている。

このまま頑張っても妻は帰ってこない。もう諦めるしかない。
そのような諦念に囚われている怪物。雫ちゃんに対しても同じじゃないかと述べる。
ふむ、確かに望むような力を持てないことに対しての諦め――抱きそうな心は似たようなものとなるかもしれない。
だが・・・全部諦めろと言われて素直に頷くことも・・・できない。

こんな私でも今日、ミキちゃんに"ありがとう"と言ってもらえました・・・うれしかった。
魔法なんてなくてもみんなのためにお店を続けている人を知りました・・・うれしかった。
・・・それで私気がついたんです。気づかせてもらえたんです。
・・・もしかしたら、憧れのあの人にはなれなくても、こんな私にでも。
あの日私がもらった気持ちを誰かにあげることならできるのかもしれない
こんなにうれしいことに気づいてしまったら、もう、諦めるなんて絶対できません!

眩しいまでの笑顔でそう述べる雫ちゃん。
ふむ。やっぱりこの子は強いですなぁ。逆境を跳ね除けて進める心の強さがある。
その眩しさを受けた怪物が取った行動は・・・自害。
せめて心は人間のままで愛する娘とお別れしたい。あまりにも切ない願いである。
怪物と化した店長のありがとうという言葉も悲しく響く。

仕方がない結末。救うことができないのであれば、最善とも思える結末。
だが雫ちゃんはそれで良しとはしなかった。
自分の身が持たないほどの治癒の力を傷ついた怪物に与える。魚の師匠に諦めろと言われても・・・止まらない!!

嫌です!こんなお別れも!泣いてるミキちゃんも!悲しい"ありがとう"も!ここで諦める私も!全部嫌です!!
だから諦めません!諦められません!
だからッ!お願い!もう1度!何度でも!何度でも!何度でもッ・・・!最後のひと雫までッ――
溢れだせ!!!私の心!!!

その強い想いが、溢れだす心が奇跡を呼び寄せたということなのだろうか。
治るはずのない怪物化が治癒されて行く。
それと同時にマジカル・パートナーである魚の師匠が消えていく。
ふむ、これは半人前だった雫ちゃんの心が成長した結果であるということなのだろうか。
成長による別れ。悲しいことではありますが・・・師匠としては満足でありましょうなぁ・・・

怪物の治癒化に成功し、命も無事だった店主。良かった良かった。
そしてお礼として面接も"採用"としてもらえた様子。これまた良かった良かった。
ミキちゃんもまた、雫ちゃんと同じような気持ち――お姉ちゃんみたいな魔法使いになるという気持ちになったらしい。
うむ、これこそ雫ちゃんが抱いた希望。自分がもらった気持ちを誰かにあげられるかもしれないという希望が叶った瞬間でありますな。

――私、がんばります!

新たに頑張ることを心に誓う雫ちゃん。うむ、希望に満ちたいい門出でありますな。

思ったよりも重い設定で始まったマジカロマジカル。
しかしそれを跳ね除ける強さを持ち、力を持つに至った雫ちゃん。
重い感じで1話が終わることはなかったのは良かったですなぁ。
これならばもう少しアイドルユニット寄りにした流れの展開も期待できるか・・・!?

何にしても、他の2名。元チームメイトの2名と合流してからが本番となりそうな感じですね。
マジカロマジカル。これからの展開に期待です。

・弱虫ペダル
前回の終わりから少し時間を戻してのお話。
驚愕で固まるのは総北と箱根学園の両チーム。彼等が見たのは・・・京都伏見!!

目一杯警戒していたはずだったのに――
今年も京都はゴールを狙ってくると、後ろを警戒して、しかけてくるなら給水所より手前だろうと読んでいた。
しかし気配はなくのこり200で、一瞬の緩んだ瞬間だった。
いや、彼らはその瞬間を狙っていたのかもしれない。
給水所手前の給水の準備をするために集中力がそれる、ほんの数十秒を。

来たら銅橋にチェックさせるつもりでいた泉田君。
しかし反応が遅れたため、抜かれてから追いかける流れとなってしまった。
総北も同様、鏑木にを出して止めさせようとするが・・・追いつかない。

ほらぁ・・・くぅだらないスプリント争いなんかするぅからぁ、大事なところでぇ・・・・・・捉えられんのや!!

そう告げて引き離していく御堂筋君。
ふむ、去年2日目のスプリントで脚を使った結果、3日目で限界を迎えた人のいうことは重みがありますなぁ。

ともあれ、あっさりとパスされることとなった両チーム。
給水所の古賀さんもあぱぁっと脅かされる。あぱぁっ。
そして京都伏見が向かうのは先頭集団・・・!!

先頭を走る総北、箱学。ゴールまでは残り4.5km。
鳴子特急はゴールまでの先着直通運転として走行中。お代は百億円や!!
ふむ、この辺りのやりとりを見ると久しぶりに今泉君がお金持ってることを思い出させてくれますな。
そして友達がいないことも思い出させてくれる。今泉君・・・
家に遊びにいったヤツを友達とよんでいるとのことだが、巻島さんはノーカンなのだろうか。アレは遊びではないからか?
あと寒咲さんは・・・店だから違うのか、それとも友達とはまた違うのかどうなのか。気になるところですな。

オレの基準はオレが決めると今泉君。
その考えに従えば、エースを温存せずに前に出るなんて行為も当然のように行える。
まあ去年の金城さんも必要と思った時は自ら前に出て引いてましたものね。総北のエースとしては間違いのない行動だ。
しかしそんな行動をなめられてると感じるのは黒田さん。やはり意外な展開には弱い感じですかねぇ。

デタラメだ・・・やっぱデタラメだよてめェら。
知らねェんだ・・・自分がどの位置に立ってるか・・・教えてやるよ。オレが。ワカらせてやるヨ!!

黒田さんの"スイッチ"を入れる宣言がまたもや出て来ました。
しかしまたもや不発に終わりそうな流れでありました。一体いつになったら入るんだヨ!!
スイッチだからってコメカミ辺りを実際に押すようなポーズ取らなくてもいいんじゃないかな黒田さん。加速装置でもあるのか?

ともあれ、黒田さんは吠える。そんなイチかバチかの作戦で勝てると思ってんのか、と。
そのイチバチを受けて掛け算は続く。

ニイチが2。ニシが8。ニロク12。ニハチ16。
筋肉(ニク)18!!

何言ってんだコイツは。改めてそう言うしかない小鞠の呟き。
そしてその呟きがツッコミ所とならないほどの存在感を示す御堂筋君。
なんという存在感。デカァァァァァイ!!いや、デカすぎるでしょ。いくらなんでもさ。

あまりのプレッシャーでデカく見えるといってもさすがに限度があるんではなかろうかと言いたくなるデカさである。
これはもうあれだ。デカくなったように見えると見せかけて本当にデカくなってるという流れだ。
これだけでかければ登りでは有利でしょうな。つづら折りなんて一跨ぎだよ!ヤベェな!!
本当にその流れになると漫画のジャンルそのものが変わりそうなのでさすがにないでしょうがね!!

・刃牙道
冒頭は宮本武蔵による抜刀講座。
長い刃物を高速で抜くには手ではなく腰を使うとのこと。

腰を切る!腰で抜くッッ!一文字にッッ!!
――じゃなければ間に合わぬ・・・じゃなければ道はない

刃牙道らしい単語が出て来ましたね。道と書いてさきと読むか。
つまりタイトルもバキサキであった可能性があるわけですな!刃牙裂き・・・?まあ、それも良いか。

ともあれ武蔵のこの言葉、かつて龍書文が使ったハンドポケット居合と同じ理論でありますな。
まあ、居合と称されているのだから同じ理論になるのは当然か。
そう考えるとやはり龍書文は凄かったのだなと思わなくはない。再登場はあり得ますかなぁ。

それはさておき、神心會。
いきなり現れた本部以蔵。烈海王に対し、そんな曲芸まがいの軽業で本気で宮本武蔵の剣を封じられるつもりかと問いかける。
ふうむ、これはまた何とも挑発的な言動ですな。これには郭海皇も口を挟まざるを得ない。

日本の旧きスタイルを重んじる武の人よ
わたしが与えた「消力完成」のおスミ付き。異議を唱えるおつもりか・・・?ん・・・?

サングラスを外しても見せずにいた眼を見せてそう語る郭海皇。
笑顔で落ち着いた話し方であるが・・・確実に威圧しておられますな、これは。
まあ、自身の消力を軽業と揶揄され、武蔵には通じないと断言されたのではねぇ。仕方がない。
とはいえ本部も負けてはいない。戦国の武をワカっちゃいねェと返してくる。

対峙――即ちどちらかの死。
いかに低い水準の立ち合いでも、その厳しさだけは確かだった彼の時代。
勝ったり負けたりを繰り返せる近代格闘技とはまるで次元が違う。
多くが抜け落ちたまま伝わる現代武術。
未熟だろうが不十分だろうが・・・旧式でヤルしかねェんだよォ!!!

最期は怒声で締める。
この本部の話術には烈海王のおさげも跳ね上がる。よい迫力ですな。理解りましたと言うしかありますまい。

――で、このわたしにどうしろと・・・?

烈海王のその問いかけに対し、ただ一言。降りなと述べる本部以蔵。
素手同士での勝負でも怪しい。ましてや刀剣を帯びた宮本武蔵、機関銃を手にしたって勝ち目はないとのこと。ほう。
確かその機関銃の使用を勧めたのは他ならぬ貴方自身だったのではなかったっけか・・・?
勝ち目無いとわかっていながらあえて持たせようとしたのだろうか。何を考えての発言だったのだ!?

ともあれ本部の言葉に侮辱は許さんぞと憤る烈海王。
最近の烈海王は礼儀正しい感じだったが、久しぶりの顔が見えつつありますな。

烈つぁん。武蔵は切れるぜ。鉄も。羽毛もだ

鉄はさておき、羽毛が斬れるのは困った話である。消力を完成させても意味がないこととなってしまう。
それはさておき、烈つぁんって。何だか馴れ馴れしいわぁ。
そしてそんな馴れ馴れしい本部からついにこんな言葉まで飛びだした。

この本部を超越てゆきねェな

最大トーナメント1回戦敗退者の本部以蔵が放つこの言葉!!
鎬昂昇の今のわたしは烈海王にだって勝てる!!に近い響きを感じる。
いや、勝てるどころかこの言葉・・・むしろ自身を格上と称しているかのようである。こ、この自信は一体・・・!!!

徳川光成が見た闘技場に溢れる血の予感が最後に描かれるが、それよりも何よりも本部の発言の衝撃が大きすぎる。
ここまでに積み上げてきたキャライメージによってこそ生み出される強烈さでありますわなぁ。
一朝一夕ではこうはいかない。これが旧きスタイルを重んじる武の人ということか・・・ッッ!?
あっさり超越られてしまうことのないようお願いしたいものです。

・実は私は
ポリスエンドならぬポリスエンドスタート
始まりから捕まってもやっぱりエンドはつけざるをえないか。
というかまたやらかしてるのか嶋。警察にもアオリにもまたかと言われる嶋。もう諦めようぜ・・・

真剣な愛も一方通行ではいけないという見本のような男である嶋。
ちゃんと相手の意志も汲むようにしないといけませんよね。うん。

さすがのさくらさんであっても更生させられないのが嶋という男である。
いつかこの男も変化するような出来事が・・・あるのかなぁ。
紅本先生に幸せになれそうなチャンスが回ってきたのであれば嶋にだって・・・いや、今のままでは・・・うーむ。

ともあれ、前回のさくらさんの爆弾発言の流れを受け、今日は紅本先生が働いているメイド喫茶に行くこととする。
花嫁修業のためとはいえ教師の副業ってのもどうなんでしょうかね。
まあ校長が(面白がって)許可してるわけだし問題はないか。

さて、朝陽の昔からの友人と言えばみかんと岡である。
中1の時に同じクラスになってから朝陽を含めたその3人の仲は続いている。
それでいて朝陽は自分がいないときあの2人がどんな会話をしているのか想像できない様子。ふむ。
ある意味、朝陽が中心となっていた友人関係だったわけでありますな。
それだけが理由ではないが・・・2人でいても特に会話らしいものがない空間。これはまた・・・!!

そのような空間であろうともメイド喫茶であるのだからアピールしていかなければいけない。
うむ、これは大変な仕事でありますなぁ。
何だかんだで素面でこれをやってのける紅本先生も大したものだと思わなくはない。痛々しいけど

嶋公が捕まったことは良かったなで終わる2人。うむ、まあこれは仕方がないな。
それはさておき、今度は先輩も連れて再度のアピールタイムに入る紅本先生。
前に来た時は大ウケだった岡であるが、今回は心の準備が出来ているためか慣れているためか無反応。
衆目に晒されるよりもこういう無反応の方が厳しいといいますのにのう・・・このメガネたちは・・・!!

それはさておき、長い時間を経てようやく会話を始める岡。
しかし話題は朝陽のこと。いや、どちらかというとみかんのことか。
朝陽と葉子さんが付き合い始めたワケだが、朝陽のこと諦めようとか思わねぇの?と問う。これまたストレートな。
まあ、その問いの答えは既に決まっている。最終的に朝陽の嫁になる。それがみかんの目指す道である。

岡田「そりゃそうか。ホレた女にホレた男がいるからって、はいそうですかって諦めらんねぇわな」
みかん「それを言うなら、「ホレた男にホレた女がいるからって」、でしょ?」

確かにみかんの立場に対して言及するのであればそう言うのが正しい。
となれば、岡の言葉が指すのは誰になるのかと言えば・・・言うまでもないことですやね。

お互いその言葉の意味するところは分かっている。
けれども発した方も聞いた方も冷静さを保って沈黙。このメガネたちは・・・
遠回りながらの岡の告白は朝陽たちの到着によって消えることになりました。おやおや。と思いきや・・・

岡田「あのよ、みかんちゃん。俺と付き合えよ
みかん「・・・・・・なんで?」

目を逸らしての告白に、目を逸らしての受け答え
この場は拒否することとなったみかんでありますが、岡がまともに正面から告白した場合はどうなるのだろうか。
ひねくれメガネと言われるだけあり、告白の仕方もどうにもひねくれている岡。
みかんとは似合いの部分もあるが・・・さてさて、どうなりますか。
いやほんと、間にはさまれるフクちゃんは大変ですなぁ。
余計なことをその場で言いださないだけフクちゃんも成長してるってことですかね。ロクでもない先輩たちに磨かれた成果かな!?

てな感じの岡みかん回でありました。
いやはや、この2人の雰囲気はまた独特ですなぁ・・・どうなってしまうのか予想がつきにくい。
諦めの悪い者同士の恋。見守っていきたいところでありますね。うん。

それにしても笑顔のまま紅本先生を抑え込む先輩・・・過去は相当鳴らした感じっぽいですなぁ。武勇伝が気になるぜ。

・囚人リク
未来に目を向けた途端にヘリに忍び寄る暗雲。
操縦桿を握る周龍の顔は深刻である。
ヘリの故障でもなく操縦ミスでもない。となれば自身の意志で進路を外していることになるわけだが・・・

なぜ北東に向かっている!!俺たちは南西に向かわねばならんのだぞ!!

さすがに声を荒げて問いただすしかない田中一郎。
この様子に他の面々も不安顔で近づいてくる。
そしてリクもまた問いただす。なんで予定と違う方向に飛んでるの・・・

リクの問いにも答えられずにいる周龍。
ようやく絞り出した言葉は皆への謝罪の言葉。

すまない・・・

このタイミングでこの言葉。嫌な予感はもはや覆しようもない。
そして・・・絶望は突如現れる。
いきなりの光に眩しそうに目を細める面々。
その光に目が慣れた時、映るのは・・・船。巨大な船。
そしてその甲板にいる人物・・・・・・鬼道院!!!

豪快な見開きと共に現れた仇敵、鬼道院。
脱獄はなったと思った。後は出た後でこいつと戦うものだと思っていた。
それがまさかまさか・・・ここで出てこようとは・・・!!

周龍は脅しでも受けているのだろうか?
ドラゴンクロスが鬼道院の手によってどうにかされてしまっている。その可能性は確かにある。
しかしそれだけ大きな話なら神木さんたちを通じて情報がレノマさんたちにも入りそうなものであるが・・・
何にしてもこれは思わぬ展開となってきました。
自由を勝ち得たと思ってからの絶望。これは越えられるのかどうか・・・ううむ・・・

・侵略!イカ娘
ニセイカと違って見た目がファンシーなのは利点ですな。
とはいえ動きが怖いのでやっぱり不安になるのが困り所か。

ロボットにとってレゾンデートル・・・存在理由は非常に大事なものなのです。
遊びの部分も作ってやるのが大事ってことですやね。

・ハリガネサービス
ハンドボール部に出向中の下平くん。
そちらの練習は終わったようだが、体育館の灯りはまだ点いている。バレー部はまだ練習を続けているのだ。
それを気にしている様子の下平くんを送り出してくれるタケウチ君。いい子ですな。

先生指導の練習は終わり、残りは自主練習となる。
大船先輩曰く、今日は上腕筋の日とのこと。マッチョは鍛えるのも計画的でなくてはなりませんか。

トレーニングルームに向かう大船先輩。
しかし同じく筋肉仲間である五十嵐先輩は筋トレをパスする。おや・・・

鯨川見たろ。俺が2か月筋トレしたとこで、アイツのパワーに勝てるわけないじゃねぇか。時間の無駄だろ?

何とも諦観の漂う発言をしてくれる五十嵐先輩。これはよろしくない。
とはいえ何も考えずにいつも通りにしていればいいとも思えない。
パワーじゃ勝負にならないのだから何か別の方法を探すしかないのだが・・・それが見つかるかどうか・・・
それを探すためにもまずは体を動かしたい。
そう思う五十嵐先輩であったが、松方曰く。山縣先生から五十嵐先輩だけにはトスを上げるなと言われたとのこと。
スパイクが打ちたければ自分でトスを上げろ・・・だそうな。なんだそりゃ。

先生の中じゃスパイカーとしての俺はもう終わってるってのか?冗談じゃねぇ。

言われた通り、自分でボールを投げて自分でスパイクを打つ五十嵐先輩であるが、上手く行くはずもない。これは苛立つ。
どうすりゃいいんだよ・・・と悩みたくもなる。が、山縣先生の言葉には続きがあった。

五十嵐が安定してコースを狙えるようになってきたら、少しずつネットから離れた位置から打ってみろと言っておけ

ふむ。何やら山縣先生には考えがあるようですな。
自分でボールを上げて打つことで何かを掴むことが出来るのかもしれない。
山縣先生の言葉は突き放してのものではなく、道を示すためのものだったわけですなぁ・・・!!
それならそうと、本人に言ってくれればいいものを・・・勘違いしちゃうでしょう、これじゃあさ!!

まだ終わっちゃいねえ!先生は俺のスパイクにまだ何かの可能性を見てる!
それがどんなものなのかはまだわかんねーけど、今はバカみたいにソレを信じたい。
だって俺はウィングスパイカーだ!!

良い感じに前向きになれたみたいですね五十嵐先輩。良かった良かった。
こういう面を見るとやはり山縣先生は名将っぽい感じがありますなぁ。非常に口下手ではあるけども。

さて、ブロック練習を始めようとしていた下平くんのところに近付いて来るのは野々原さん。
なんといきなり頭を下げて、サーブのコツを教えて欲しいと来ました。ぺこり。

どーやってあんな精度出してるんだ?何かコツがあるんじゃないのか?

確かにそれは気になりますわな。
しかし先輩にして主将が、教わるために頭まで下げてくるとは・・・野々原さんは本当、独特な感じだなぁ。

というわけで、下平くんのサーブ講座。
さすがにこれは皆興味津々。野々原さんだけじゃなく皆集まってきた感じであります。
まあ、サーブはリベロ以外皆が打つ可能性ありますからねぇ。身につけられるなら身につけたいと思うものでありましょう。
しかし自分はブロックの技術を教えることを拒否しておきながらさらりと聞きに来てる久場先輩は・・・いい度胸だ!!

無回転サーブは打つとき手首から先が動かないのが大事なんですが、
僕はハリガネでガチガチに固定されてるイメージでボールを打ってます

とりあえず心構えから入る下平くん。実際大事みたいですけどね。
しかし固定しただけで精度が身につくわけではない。やはり繰り返しによる反復練習で体に染み込ませることが必要か。

高代先輩曰く、野々原さんがバレーを始めたのは高校からであるとのこと。
最初は経験者だった周りに聞いたりしてたのだが、わからないことがあれば先生にも物怖じせずにガンガン聞いていく。
その結果、もの凄いスピードで上手くなっていったのだそうな。

いつからか野々原の「教えて!」が始まるとなんとなく皆周りに集まるようになって、
こんな風にプチバレー講習会が始まるようになったんだ。

面白い話でありますな。こうやって部全体の技術が底上げされるのであれば、それは望ましいことである。
そんな中、一人輪の中から外れて筋トレを行っているのは大船先輩。
大船先輩も先の練習試合で鯨川のパワーにやられたことは忘れたわけではない。

アイツを止めるには生半可な鍛え方じゃダメだ!!
五十嵐先輩がやらないなら、俺が鯨川を止める!!

こちらはこちらで、我を通しながらも勝つことを考えている様子。
それでいて、隣に五十嵐先輩がいないことを寂しがったりしている。うーむ。

部員みんなが強くなるために切磋琢磨している。
これまで並んで歩いていたものたちが道を違えることはあるものの、皆前を向いていることに違いはない。
この空気であれば、もっともっと強くなれそうな気はしますやね。頑張れ!!

・野球部に花束を
本当にあるある話なところが凄い。
こういう楽しみ方も高校生らしくてよいものですな、うん。

・錻力のアーチスト
いよいよ夏の大会。その運命を決める抽選会!!
あまりクジ運のない之路さんであるが、どこを引いてくるのか・・・

結果は2回戦で麻生西と当たる場所。
つい最近練習試合で完敗したばかりの相手とは・・・さすが!!
強い相手とやれることで逆に燃える奴らもいるようですが、頼もしいというか何というか。
でも逆に考えるなら、之路さんの体力が落ちる前に勝負できるという考え方も出来るわけで。相手の方も同じこと言えるわけか。

その麻生西。結構俺様系のキャラと思える永源であるが、大きく相手を見くびることはしない感じでしょうか。
慢心のないピッチングをされると厄介そうですなぁ。

栄春は港南と同じブロック。これはさすがに勝ち抜くのは絶望的。
とはいっても利口に立ち回るよりはやるからには勝つという気持ちを持っていたりする栄春の面々。
その心意気は良しと言ったところでありましょう。どんな左薙でも愛するわけではないのですな!!

蔡理が目指すのはもちろん甲子園。
この夏こそ港南を破って出場する。そのために一段と燃えている蛮堂。夏が近づくのに熱さも増して大変だ。

組み合わせが決まったということは、俺と桃ちゃんの婚前旅行の日程が決まったということ
行き先は当然甲子園!!邪魔立てする輩は焼き払ってくれるわ!!

どこまでもマイペースと言うか己の道を行くというか。絶好調ですな蛮堂。
しかしうむ、ポニテの桃ちゃんはまた可愛いですな。うむうむ。

蛮堂とは逆に暑い夏には有難そうな存在である弐織義壱。
いやまあ、実際に対戦してる連中にしてみればたまったもんじゃないんでしょうけどね。
神奈川には色々と濃い選手が、学校があるものだが、やはりこの弐織義壱がいる限りは港南が甲子園最有力か。

というわけで、月日は流れて7月。
横浜スタジアムに集まる高校生たち。
大和北高等学校の主将、関中理の選手宣誓により、ついに夏の大会が始まることとなりました。
3年生たちにとっては泣いても笑ってもこれが最後の大会。
悔いの残らないよう頑張らないといけませんな。

弐織義壱!キサマを討ち取るのは、この俺だ!!

これだけ大勢選手がいるにも関わらず目立ちまくってる蛮堂。
筋肉がつきすぎてその腕を拡げた姿勢でないと歩けなかったりするのだろうか?ドスドス。いや走る時は普通に走ってたな。
ちなみに蛮堂が投げる日はマネージャーへの愛の炎で神奈川の気温が5度上がるらしい。
冬なら有難いが、夏は本当にたまったものじゃない存在ですな蛮堂・・・常に弐織義壱と同じ日に試合してもらわないといかん。

3年生にしてみれば総括となる夏の大会。
1年生の清作の場合はまだ桐湘に入って3か月しかたっていない。
だが、あっという間ではあったものの、記憶に残る3か月間であった。

入部早々先輩たちに力の差を見せつけられて。けど県内にはもっとスゲェ人がいて。
悔しい思いもしたけど。それでも――
今までは打席の中だけでしか野球が楽しくなかったのに、今は守備しててもベンチで声出してても、
ただ素振りしてるだけでもゲロ吐いててもいちいち楽しい。
そんなふうに思えるのはきっとここにいるからだ。まだたった3か月でも桐湘にいるから俺は今の俺になれたんだ
1日でも早く、1日でも長くこの気持ちを感じていたい。

本当、清作は桐湘に入っていい成長が出来たと思える。
中学校時代と比べてよっぽどイキイキしてるし楽しそう。仲間といることの大切さが分かったのは何よりであります。

さて、夏の大会に合わせて背番号更新。
清作は春の21番から1桁台の8番に躍進。おぉ。しかしやっぱりポジションはセンターなんですな。
一度ファーストに入ってたし、内野手になる可能性もあるかと思ったが。まあそこはよいか。

ああクソッ・・・早く試合がしてえ!!気持ちが膨らんでハチ切れそうだ。今ある力の全部をぶつけたい!!

何とも可愛いことを考えている清作。さすがですな。
そのひたむきさ故に、目標とした素振りの回数を達成したことにすら気付いていないという。
2か月で素振り73万回・・・本当に達成したというのに・・・!!
電車の中でも観客席でも素振りしていた甲斐がありましたなぁ。実に迷惑だった!!

ともあれ、次回から本格的に夏の大会が始まります。
初戦の相手は麻生西。今回は決まった打順であるし、永源を打ち崩せるかもしれないが・・・さてさてどうなりますか。
ハチ切れそうな想いを全力でぶつけよう!!

・毎度!浦安鉄筋家族
どんな技術も極めれば役立てる道があるものですなぁ。ちょっとした平和利用だ。
しかし使い方を変えればやはり凶器にもなるわけで・・・うむ、やはり平和が一番ですやね。

・はらまき
猪可愛い。けど出血とかしてるんだろうか、腐り出すのだろうか。早く食べないと。
フォロワー数5万ってどんなことやって集めたのだろうか・・・割と気になる!!

・鮫島、最後の十五日
早々に田ノ中部屋の付け人をクビになった鯉太郎。
ガイにされすぎてまともに歩くことも出来ず、寺井の肩を借りてどうにか空流部屋に帰還。
その鯉太郎を総出で出迎える空流部屋の面々。こりゃ寺井もビビるわ。

鯉太郎はただの稽古、いつもと同じだと述べるが、さすがにそれだけのようにはとても見えない。
そんな鯉太郎を情けないと煽りつつ、次は俺が行ってきますよと述べる常松。静かな怒りがカッコイイ。
もちろん弟弟子をやられたとあっては白水さんも黙ってはいない。
付け人として行くとはとても思えない殺気を放っております。ガルルル。

そんな中、うちの看板背負って行った鯉太郎が不甲斐ない姿を見せて帰ってきたことを嗜める仁王さん。
こういう役割の人も大事でありますわな。それだからこそ寺井も庇うことが出来る。

スゲー男っスよ鮫島は・・・俺なんて怖くて何も言えなかったってのに・・・
何度やられても何度も立ち上がって・・・いくら止めても止めなくって・・・
最終的にサジを投げたのはウチの宝玉光でしたからね・・・

やはりただボコボコにされただけでは無かった様子。
このしつこさはさすがというより他ありませんなぁ。
しかしそれでも、そのしつこさでも一度も宝玉光に土をつけることは出来なかったという。

俺は・・・まだまだ弱え・・・

まだ幕下の時だというのに、幕内力士相手に歯が立たず悔し泣きをしてみせる鯉太郎。
まあねぇ、今は空流の看板を背負って関取になろうって決めているわけですからねぇ。
それを考えればこの結果。まるで歯が立たなかったという結果は仕方がないで済ませられるものではない。

もっと・・・もっと・・・強くなんねーと・・・
これじゃオヤジに・・・何1つ恩を返せねーじゃねーか・・・

仁王さんの言葉に頷いている鯉太郎。自身の出世以上に恩返しと言う目的が強くある様子。
それは白水さんも常松も同じであるんでしょうな。うむ、まだまだこれからだ!!
勇み足王・・・いや、仁王さんもビシビシ鍛えてくれますし、まだまだ成長できますよ!うん。

弟子たちがいい話をしている中、親方は怒りを携えて田ノ中部屋に乗り込んでいた。
今にも殴りかかりそうな様子であったが、田ノ中親方の言い草を聞いているとそんな気も失せる。
田ノ中親方は宝玉光を横綱にだってなれる逸材と、角界の宝と考えているようであるが・・・

確かにお前んとこの宝玉光の素質は認めるよ・・・その素質だけで幕内まで上がったのを見ても分かる・・・
だがこれ以上上へはいけんよ・・・
覚えとけ田ノ中・・・どんなに優れた種であっても、育て方を間違えりゃ花は咲かねぇんだぞ

正しくその通りでありますな。
今のままではその素質も伸びて行くことはありますまい。
実際、長いこと前頭でくすぶってる感じになるみたいですしねぇ。

久しぶりの川さんの活躍と熱い所を見せた空流親方。
BURST時は吽形さんのことを引きずっていたのか、熱い所が見られず残念でしたからねぇ。
今回はこの調子で行って欲しいものであります。

そんな親方を本当に総出で出迎える。というか心配でやってきた空流部屋の面々。
鯉太郎まで大人しく寝ておらず、大吉に背負われたまま駆けつけている。いい運動になってるじゃないか大吉。

もし俺が今の鮫島の立場だったとしても・・・ウチじゃ誰も俺のことなんて気にかけねーだろーな・・・
怖ー奴ばっかだけど・・・スゲーいい部屋だな、鮫島・・・

そのようなことを考える寺井。
うーむ、羨ましいと思うなら寺井も空流の子になっちゃたらどうよ?
まあ、相撲は簡単に部屋を移ることはできない仕組みのようですし、難しいでしょうけども・・・
でも、もし田ノ中部屋が不祥事で潰れるようなことがあれば、弟子は他の部屋に移る可能性もある。
同門であるし、寺井が空流部屋に・・・なんてこともひょっとしたら・・・!?

実際、前に鯉太郎にやらせたような無茶な飲ませ方とか危ないですよね。
あれでもし付け人がヤバイことになったのなら責任問題である。
稼ぎ頭の宝玉光がそれでいなくなれば田ノ中部屋はどうなるか・・・
ふむ、これは鯉太郎との取組後が楽しみかもしれませんなぁ。

・クローバー
かろうじてやりあえてはいるが、どうにも押され気味のハヤト。
さすがにジェットコング級が相手では仕方のないことか。

20人はいた武器を持った男たちを春木と2人で叩きのめす高虎。
むしろ高虎1人でもやれたのではないかと思えるのが怖い。

暴れるだけ暴れ、特に春木に迫るでもなく去っていく高虎。
なんだろう。なんとなくらしくない感じでありますが・・・
本当に星を眺めててセンチな気分に浸ってたりしたのだろうか。ロマンチストやねぇ。

翌日、春木の方で高虎を探し出し、尋ねる。なんでオレを助けたのかと。

ええ男が大人数にからまれとったら助けるんが乙女ってもんじゃろ

それが乙女の道ってやつですか。なら仕方無いですね・・・いやいや。
さすがに春木もよくわからない気持ち悪いヤツという印象を覚える。
が、それを声や態度に出したりしないのはさすがである。うかつなことすると性格ブスと処断されちゃいますからねぇ。

お礼と言うことで、オレになんかできることあったらいつでも言ってくれと春木。
それを受け、学校に来なくてもいいようにしてもらった高虎。
吉田のオヤジの金の力があれば生徒の一人ぐらい通わずに卒業させることも不可能ではないわけか・・・
うむ、あらためてでたらめな学校でありますなぁ。

2人の馴れ初めは分かった。
しかしこの話では特に高虎の弱点に繋がりそうなものは見つからない。
ここはハヤトに頑張ってもらうしかないようであるが・・・どうなりますか。危なそうだなぁ。

・ドカベン ドリームトーナメント編
かすっただけでスタンドに運びそうなパワーを見せるアルプス。
となればストレートは危うい。2球目も変化球で様子を見ることとする。
その狙いはよく、アルプスのバットはボールから30センチは離れている。
選球眼の無い一番打者か・・・どこかの岩鬼みたいですな。

3球連続の変化球。落ちる球を投げる里中。
それを捉えることが出来ず、3球三振に終わるアルプス。
しかしすっぽ抜けてバックネットに当たったバットが真っ二つになるという不思議な現象。
もう振ってる間に折れてたんじゃなかろうか・・・!!

振りの威圧感は凄かったが、まぐれ当たりに期待するしかないのはどうなんだろうか。
それとも威圧感を与える為だけに出てきたのだろうか。可能性はありますな。

さて二番の埴輪。
左打者のはずだが右の打席に入っている。
何か考えあってのことなのか?少なくとも山田は迷っている様子。ふむ・・・

結論としてはデッドボール狙いの立ち方だったわけでありますな。
せこい感じではあるが、これもまた技術である。渋いと言えなくもない。

そのデッドボールを巡って極道くんと言い争いになる岩鬼。
岩鬼は毎回こういう争いを起こしますなぁ。まあやりやすい相手がいるならやらないわけにもいくまいか。

三番はその極道くんこと京極。
さてさてどのようなバッティングを見せてくるのか・・・気になるところです。

・兄妹 〜少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿〜
どうやって鍵を開けたものか、事件現場に入り込んだ楓ちゃん。
死体を発見したのはいいが、犯人である貝塚に襲われてしまっている。
さすがにこの体勢になると体格差を覆すのは難しいですなぁ。危ない危ない。

今にも絞殺されそうな楓ちゃん。どうにか間に合った様子の蛍ちゃんは助けに入る。
速度をつけて得意の体当たり・・・ではなく、肘を突き出して貝塚のコメカミを打ち抜く。こ、これは強烈だ・・・
この辺りも荒くれ者のオジサン仕込みの技術でありましょうか。怖いワァ。

しかし体重が足りなかったのか、起き上がる貝塚。
どうにか楓ちゃんを助けることはできたが、まだ元気なこの男をどうにかしないといけない。
そんな貝塚に取り憑いているらしき霊の姿は・・・複数のクモ
うーむ、これはキモイ。ただのクモならまだしも顔付きとあってはさすがに怯まざるを得ない。
一体一体は強くなさそうなのだが、数の力により抑え込まれる圭一さん。おやおや。

楓ちゃんに続き、蛍ちゃんのことも実山の愛人か何かと思いこむ貝塚。
確かにそれなりの金は持ってそうだけど、そんなに何人も愛人を抱え込めるもんなんですかね?
まあ、今の貝塚は正気を失っている感じでありますが。そのおかげで動機についても口走ってくれる。

田舎に初恋の彼女がおり、一緒に上京してきたという貝塚。
結婚するつもりだったのだが、しばらくしたら小金を持ったオッサンの方に行かれてしまったらしい。
なるほど。それで金さえあればという妄執に囚われることになったわけでありますな。

ついでに赤木興業について、いや、蛍ちゃんの母である赤木真知恵についても教えてくれる貝塚。
どうやら赤木真知恵は殺された実山の初恋の人であったらしい。ほほう。

実山は猛烈にアタックしたらしい。離婚したばかりだったしな。
赤木は表面上実山に話を合わせ優しくしていた。実山はその気になっていたが――
ある時実山はそれは全部演技で、赤木は実山のことなど全く覚えていなかったことを知ったんだ。
奴は怒ったね。男の純情を踏みにじられて。

ほう、それで実山は赤木興業を潰すことを決めたと?
貝塚が殺しを行わなくても帳簿操作などで赤木興業は危なくなっていたわけでありますか・・・
で、貝塚は同じ操作をして他の会社からも金を引き出し、その責任を実山にとらせればいいと考えたと。ふうむ。

どいつもこいつも間の抜けた奴ばかりだ!こんな時代好きにやった者の勝ちだ!
皆そうさ!金のためなら・・・人をキズつけたって許されるんだ・・・

顔を膨らませながらそう語る貝塚。
涙を流しながら語っている辺り、本心というよりはやはり悪霊に付けこまれている部分が大きいんですかね。
初恋の人との破局の悲しみが、金持ちへの怒りに付けこまれる・・・何とも悲しい話である。

姿を現した本体。それを撃ちぬく圭一さん。
圭一さんの銃は現実世界には影響を及ぼさないし、貝塚本人を傷つけることはないって話ですな。絵面はさておき。

どうにか今回の事件を引き起こした悪意を片付けることは出来た。
貝塚も気を失ったようだし、無事に切り抜けることができたようですな。

通報した警察が来たため、楓ちゃんを部屋の外から出して立ち去る蛍ちゃん。
思うのは今回の事件の発端ともなった初恋について。
色々経験して成長して大人になって。はるか昔のことのハズなのにどこかにトゲのように引っかかっている。
いつかそれが予期しない形で自分に影響を及ぼす。
そんな初恋の経験が・・・どうやら蛍ちゃんにもあったようで・・・?

思い出して照れたことを恥ずかしがって圭一さんに当たる蛍ちゃん。何とも可愛らしい。
しかしこの人物は誰でありましょうか。少なくとも圭一さんでも慎一くんでもなさそうでありますが。
その慎一くんの初恋の相手はもちろん蛍ちゃん。果たしてこの恋はどうなることやら・・・

さて、気絶していた楓ちゃん。警察に関係者がいたらしく、面倒なことにはならなさそうである。
しかしどうやら楓ちゃんに目をつけられた様子の蛍ちゃん。こっちは面倒なことになりそうですなぁ。はてさてどうなりますか。

・バイオハザード 〜ヘヴンリーアイランド〜
撮影中に突如現れる怪人。アイドルだろうが容赦しない無慈悲さである。
現実逃避にドッキリも考えたくなるのは分からないではないが・・・さすがにこれは無理でしょう。

近くの島ではクレアが調査中。
島の老人は死体の蘇りなど怪しげなことを口にしている。
そしてその老人が語る悪魔

あの者は悪魔を島に幾度も運び込んでいた・・・
かつて多くの悪魔があの島に渡っている・・・それと同じ匂いの男だ。
外見は人でも悪魔の血が流れている

ふうむ、気になる情報でありますな。老人の語る言い伝えはヒントになることが多いし、しっかり聞いておかねば。
博物館を調べるのも有益な情報収集であります。さすがにクレア、抜かりない。
イネスからのメールは偽メールだろうか?
しばらくはクレアがやってくることはなさそうですなぁ。

さて、ジャングルの中を怪人から逃げるトミナガとマユちゃん。
健康的なマユちゃんであるが、格好からして走るのは大変そうである。胸も重そうだし。
それ以前に殺意を持って銛を投げてくるような相手に追われるのは精神的にキツイ。

怪人が沼にはまって一安心。
と思いきや鎖を使って脱出しようとしてくる怪人。うーむ、厄介な。
さらに崖っぷちに追い込まれる2人。
どうにかして逃げ出さなければいけないわけであるが・・・まさに絶体絶命でありますなぁ。

・黒虎
刀を抜くヒントを手にするために喰らい付く虎鉄。
しかしその手合せについても微妙な反応。まあ面倒な話でありますわな。
ともあれ、一つ言葉を投げかけてくれる雪丸。

お前・・・仮に刀が抜けたら・・・そいつで誰を斬り殺すつもりだね?

ふむ。確かに刀とは"武器"であり、人を殺す道具である。
使い方次第な面は確かにあれど、基本的にはそれを為すために作られている。
伝家の宝刀であろうが、数打ちの刀であろうが、何も斬らぬまま鞘に戻ることはない。

どーやって抜くかじゃなく――なんのために抜くのか考えなね

これはなかなか大事な話でありますな。
何のために刀を抜くのか。何のために刀を振るうのか。
持ち主の心の有り様によって抜けるかどうかが決まりそうな気がしますな。

さて、いきなり話は打って変わってお料理番組風に。
採れたばかりのタケノコを用いてのタケノコの炊き込みゴハンでございます。わー。
朝掘ったらその日の内に食べろを実践しているわけですな。えらいわ夏夜さん。
洋くんも料理の心得はあるらしく、楽しそうにしておる。

で、それらの料理を美味しく頂くのは安定の祈殿。
疑問を呈しながらもお箸が止まらない安定の祈殿。可愛いことだ。
燃費が悪いだけにお金の消費も大変そうな祈殿。将来が大変そうですなぁ。

何にしても困ったことになりました。
せっかく雪丸と逢えたのだが、このままでは何の成果も得ることが出来ない。
ここはひとつ、雪丸がどのような人であることを知るのが大事と考える祈殿。
そういうことならばと旦那について知りたいことなんなりとお答えしましょうと夏夜さん。いいノリだ。
馴れ初めはさておき、話させたらどこまで話してくれるか気になるところでしたな!!

とりあえず、まず驚いたのは雪丸が孤児の養子であったとのこと。
十二支神将はどれも血筋を継ぐ感じの者が多かっただけにこれは意外ですな。
まあ子宝に恵まれなかったのであれば仕方がないか。
ここで祈殿から解説が入る。

"寅"の黒縞、"辰"の白滝、"亥"の猪頭が剣術を極めた"江戸の三剣"なら――
"卯"の兎耳山、"午"の春馬、"巳"の蛇目は剣術以外の武を極めた"三武人"って!!

ほう。そのような共通点がありますのか。
それぞれで極めた武術は違うとのこと。確かに1話では午は弓術の使い手であるとされていましたな。
では巳は何なんだろうか。寝技系とか?絞め技とか得意そうですしね。蛇だけに。

ともあれ、三武人には共通点がひとつある。それは一子相伝の掟
一人の子供にしか奥義は継承しないという掟。
それにより、生半可な実力の子を養子には出来なかったという兎耳山の先代当主。
その当主が出会い、己の武を継承するに相応しいと見込んだのが雪丸であったわけですか。ふむ・・・

特殊な生い立ちではあるが、更に雪丸には何か抱えた闇があるらしい。

雪丸は・・・武器を憎んでいる・・・

ボロボロとなった腕。それは修行によってついたものなのか、それ以前についたものなのか。
この傷こそが無刀の剣士となれる素養と先代の当主は思ったのでしょうか。
何にせよ、この辺りの心を知ることが雪丸と話し合うためには大事になりそうでありますな。

さて、虎鉄たちがそんな話をしている頃、森の中ではお菊さんが謎の連中に倒されていた。
ああ・・・一見さんが嫌いだからって無闇に襲い掛かるから・・・!!

謎の2人組が求めるのは"鍵"。
ハルシオンが探す鍵を求めてやってきたらしい。ふむ、これは早速騒ぎの予感でありますなぁ。
この騒ぎで雪丸とも分かり合えるとよいですな。

・Gメン
相変わらず女子の多い通学電車。
そこで驚きのハプニングに出会う勝太。ほほう・・・
これは確かに友達に話しても夢の話だと言われて仕方がないですわ。

ここで瀬名先生による武華まわりの女子高解説。
白桜学園はセーラー服。お嬢系が多いが、その分偏差値も高くおカタイ感じであるとのこと。
牡丹女子。リサさんの学校。チェックのネクタイが特徴。ギャル系の元気な子が多いそうな。
菫女子はチェックのリボンの学校。スポーツが盛んで明るくてさっぱりした子が多いらしい。
向日葵看護学院。制服はジャンスカ。ここは看護士になろうという女の子が通う学校なのでみんな優しいとのこと。ほほう。

今日、勝太が顔面に胸をぶつけてこられたのはその向日葵の子でありますか。
しかし肝田の妄想が何というか・・・さすがというか。

さて、実は朝の話に続きがあったらしい。
激突した後、電車から降りたところでその女子に話しかけられる勝太。
高速で眼球を動かすのはどう考えてもキモイからやめなさい。

ともあれ自己紹介。この子の名前は小宮芽衣ちゃん。
何やら勝太のケガを見て興奮している感じでありますが・・・なんだろうか。
看護学校に通ってるだけあって気になったりするのだろうか。いや、普通は興奮しない・・・はずだが?

何にしても、おわびもかねて今度の日曜にお茶とかどうですかと誘われる勝太。
うーむ、これは確かに逆ナンでありますな。動揺もするわ。
一応八代の罠ではないかと疑ったりするあたり成長していなくはないが・・・間の悪い男だ。
もうガッカリしたくないという想いは分かりますけどね。

自分はG組と言おうとしたところを勘違いされ、Gカップであるとの情報を聞きつける。
巨乳には巨乳の悩みと言うかコンプレックスみたいなものがあったりするのだろうか。

ともあれ、罠で無いのならば喜んで承諾する勝太。
それで今やっているのは自慢話だったってことですか。おやおや。
そりゃ肝田もドロップキックからのジャーマン決めますわ。奇妙な物語と言ってしまいますわ。

瀬名の発案で、みんなでその女子を見にいくこととなりました。どうせヒマだろうからということで。
他の連中はさておき、瀬名は女の子たちと遊ぶのに忙しかったりしないんですかね?
女の子たちも瀬名の邪魔にはならないように頼めば大人しくしてくれるのかもしれませんが。

というわけで、次回は嬉し楽しい巨乳デート。
肝田も羨む可愛い芽衣ちゃん。さてさて、今回はどのようなこととなりますか・・・
上手く行くとは限らないが、切ないことにはならないといいですな。

・私を食卓に連れてって
勉強に操を捧げる。それ程の覚悟を・・・!!
一体どのように捧げるつもりなのか非常に気になりますな。誰にYes意志表明してるのよ。

フューチャーもバックしたのだから姿も消えるさ。とか思ったらそこか!!
というか、ここよ。以降の和光ちゃんが何だか適当な感じの顔になりつつテンション高くて・・・いいね!!

・辻浦さんとチュパカブラ
フラれても簡単に諦めない橘さん。いいね。
まあいきなり割って入るよりは順序を経た方がいいとは思いますよ。うん。
おかげで嫉妬する辻浦さんの可愛さも見られるので良きかな良きかな。

旧女王への扱いが酷いモブたち。そんなんだからあんたたちは羨むしかできないモブたちなのよ!!

帰ってきた子門さんたち。海まで流されていたのか・・・
どう考えても海から上がってきたばかりなのにメイクの落ちない子門さん。そこだけは整えたのか?プロですな!!

・木曜日のフルット
これは素晴らしいタイトルなので手を放そう。
タマよ、猫も諦めが肝心だと思うのですよ、うん。しかしフルットは割かしモテる。

・総合感想
鈍速毎日先生も現れ、隙のない布陣となりつつあるチャンピオン。
それにしてもバレンタイン号のはずなのにほとんどそんな気配がありませんでしたな。

次号から川地和樹先生が短期集中連載開始。
投稿ページでも見かけてたりしますが、やはり作品で見ることが出来るのが一番ですな。期待です。


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