蒼天紳士チャンピオン作品別感想

Gメン
第1話 〜 26話


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 各巻感想

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連載中分

Gメン 1巻


第1話 絶望の転校生  (2014年 52号)


小沢としお先生が週チャンに帰還!!
今回の作品は4つの女子子に囲まれた奇跡のような男子校で繰り広げられるコメディ。
明るめの話となりそうですが、どうなりますか。堂々の開始です。

私立武華男子高校は半径2kmを4つの女子高に囲まれているそうな。
それ故、体育祭や文化祭などの交流もあり、男子校でありながら女子に困らない。
そんな学校あるかとツッコミたくはなるが、実際あるのならば仕方がないですな。
主人公はその学校に転校することになるわけですし。

今日を境に俺の人生バラ色だぜ!!

男子校なのに女子連れで登校しているヤツの多い武華高校。ホント、信じられないところだ。
そんな学校に転校できて朝から浮かれた様子の主人公――門松勝太
職員室で挨拶した後、同じクラスの梅田君に案内されることとなる。
はい、クラスメイトです。働き盛りの40代ではありません。ヒゲ生えてるからってさすがに40代はねーだろ。

門松が入るのはG組
何故かG組だけはネクタイの色が他の青色とは違い赤色になるらしい。
そしてG組だけは校舎が違う。荒れ果てた何とも言えない雰囲気の校舎・・・
中に入ればそれに即した雰囲気のクラス。おーう、どこの不良校ですかって感じだよ。

挨拶する門松にいきなり絡んでくるのはクラス1の武闘派である。1年戦争勃発じゃーっ!!元気なことですなぁ。
続いていきなり門松のことを勝ちゃんと呼ぶヲタの肝田。またこれは何とも分かりやすい名前というか何というか。
どちらかというと気の強いタイプのオタですな。武闘派ヤンキーに絡まれても全く怯まないぜ。

校舎も生徒もさっきまでと全く違うG組。
その辺りの情報は全く知らない門松と読者の為に梅田君が解説してくれます。有難い。

武華はもともと名のしれたヤンキー校だったんだ。
それが近くに女子高ができ始めてからある変化がおきた。
女子高ができるたびにウチの入学希望者が増えてな。偏差値も比例して上がってきたのよ。
学校もヤンキー校なんて汚名は返上したいわな。んでクラスを入学時の成績順にA〜Gに分けたんだ
当然G組はバカと問題児だらけになるわな。
オレや薙みてぇなのは中坊ん時のケンカね・・・走行不良ってヤツ・・・
ヲタの肝田みてぇに頭悪くて扱いづらそうなヤツとかね。

成績順にクラス分けするのはそんなに珍しくはないだろうが、この扱いは。
しかもG組に入ったら成績が上がっても繰り上がるようなことはないらしい。
梅田君曰く、G組はこえだめ。落ちることはあっても上がることはできない場所であるとのこと。

まー一種の見せしめだよ。A〜FのヤツらはG組ってこえだめに落ちないよう頑張るんだ。
このこえだめシステムのおかげでウチは進学校になりつつあるんだ。

嫌な話ではあるが、社会のシステム的に上手く回りやすい方法なんでしょうなぁ。
私立だからこそ許されるシステムであるかもしれない。嫌なら辞めてどこかに行けってことですな。ふーむ。

どーりでオレが入れたワケだ・・・

そのようなことを考える門松。勉強できないのかね?まあ、あまり出来そうな感じには見えなかったけどさ。
とはいえ別に勉強が目的でここに来たわけでもない。
どうにか女紹介してもらって学園ライフを満喫したい。そんなことを口走る門松であるが・・・凍りつくG組。

オレらG組だぞ!モテるワケねーだろ!!

何とも悲しいことを口にする梅田君。
立地的な環境が良くてもG組は話が違うらしい。
ああ、G組だけネクタイの色を変えているのは周りの女子たちに危ないヤツらだと知らせるためだったわけですか。
それはまた何というか。ハッハッハ。
せっかくバラ色の高校生活を目指して転校してきたというのに。残念なことですな。ハッハッハ。

とはいえそれで落ち込んで終わるような門松ではなかった。
クラスはともかく女はどうにかできる。だからあきらめるなと主張。

彼女なんて速攻できるよ!できるハズ!!だってオレたち武華高生だろ!!

転校したばかりなのに自分のイメージの武華高生を熱く語る門松。
他のクラスならまあそうなのかもしれないけどさ・・・

てなわけで、放課後早速手近な女子を見かけては声をかける門松。
もちろん赤ネクタイでは相手にされない。にも関わらずやけにポジティブな門松。
なんだろうこのポジティブさは。これなら武華の名前を借りない方が上手く行くのではなかろうか?
いや、上手く行かなかったから武華の名前に縋らねばいけないのかもしれない。そう考えると何だか悲しくなってくる。

わざわざ門松に付き合ってくれている梅田、薙、肝田の3名。
梅田君はさておき、他の2人は何か門松の言葉に感じる物でもあったんですかね?まあ結果はご覧の通りですが。

しかし、ここで事件発生。
女の子が嫌がっているのに無理やり付き合わせようとしている武華の生徒を発見する。
この男はE組の八代省吾。兄が3年で武華のアタマをやっているらしい。
ハハァ、それをカサに来てやりたい放題ってヤツですか。また迷惑な話でありますなぁ。

八代に絡まれているのは私立白桜学園高等部1年の里中唯ちゃん。なかなかにカワイイ子であります。
お嬢様校と呼ばれる白桜学園。唯ちゃんはどちらかと言うと活発な感じの印象を受ける子ですな。
しかし男たちに囲まれたこの状態は分が悪い。このままではどんな目に遭わされるか・・・

というところで出ていく門松。
アイツにニラまれたら明日から学校が地獄になるという梅田君の忠告も聞く気は無い。

あの子!あの子オレの嫁になる子かもしれないでしょ!?ほっとけるワケねーだろ!!

そんなことを言って助けに向かう門松。
正義感とかそういう話じゃない辺り、ある意味尊敬する。
アホといえばアホだけど、この行動は好ましい。と言えなくもない。

唯ちゃんのことを思いっきり意識しながら助けに入る門松。その子を解き放て!!
これは仕方ないなと助け舟を出すのは梅田君。転校してきたばかりだから勘弁してくれと述べる。
ふうむ、中坊の頃にヤンチャしてただけにさすがの貫録ですな。
と思ったが、どうやら既に武華のアタマ。八代の兄にカタに嵌められた後だった様子。
となれば弟であるこの八代が大人しく言うことを聞いてくれるはずもなく・・・嫌な雰囲気だ。
人に頼み事をするなら土下座しろなどと言い出す八代。その八代を笑い飛ばすのは門松。

梅田君から聞いたぞ・・・兄貴が3年のアタマだからカン違いしちゃってんだって!?ダッサー!!

指さして笑う門松。確かにその通りであるが面と向かって言い出すとは。
しかも頭に梅田君の名前を出してるからまるで勘違い発言まで梅田君が言ったようになってるじゃないか!!

色々と空気が読めないのかアホなのか大物なのかな門松。
しかしこういう場でそういう態度が取れるのも理由がありそうな感じ。
修羅場を潜ったことがあるのか・・・とにかく門松は強かった
八代をワンパンでブッ飛ばし、残りの2人も片づけてしまう。おやおやこれは・・・

意外な強さであるが、シチュエーションとしてはいい感じになりましたな。
助けられた唯ちゃんに声をかける門松。
しかし肝田に聞いた情報を初対面の唯ちゃんにベラベラ披露するものだから気持ち悪がられてしまう。そりゃそうよ。
友達からお願いしますと言う態度は謙虚で良かったのだが・・・残念な子だ。

残念すぎて暴れ回る門松。勝手な奴ですなぁ。ハッハッハ。
そしてその勝手により八代に目をつけられた様子。まあそうなりますわな。

てな感じで始まりましたGメン。G組の男たちでGメンですか。
見開きの様子はいかにも不良共!って感じだったのに、いつのまにやら明るい奴らの集まりになっちゃいましたなぁ。
クラス1の武闘派と呼ばれる薙もすっかり門松の連れのような感じになって。ハッハッハ。

門松がG組に入ることになった理由と喧嘩の強さは因果関係がありそうですな。
というか転校することになったのにも理由がありそうだ。
明るい学園生活を送るためにはこの力関係のトラブルをどうにかしなければいけないわけだが・・・はてさてどうなるか。
とりあえず八代の兄貴とやらがどのくらいの人物であるかですな。
可愛かった唯ちゃんは今後も出番があるのか。その辺りも気になるところです。



第2話 地獄のアマゾネス軍団  (2015年 1号)


4つの女子高に囲まれ、男子校にもかかわらず在学中女子に不自由することはない。
そんな恵まれた環境であってもやはり例外は存在するものだったりする。
その例外のG組に転校することとなった門松勝太の明日はどっちだ!?

とりあえず女子がどうこうよりも、学校の頭の弟をワンパンKOしたことで話題になっている勝太。
というか普通に下の名前で呼ばれるようになっているんですな。
転校初日でここまで馴染む。そのスキルは凄いと言わざるを得ない。周りの連中にいい子が多いってこともあるけど。

梅田くんは入学早々八代とやりあい、あとで2年に病院送りにされたらしい。
うーむ、上の学年が報復に現れるってのは面倒くさいですなぁ。
武闘派の薙にしてみればそんなのでビビッてらんねーって感じのようですが、はてさてそんな態度でいいものかどうか。
チャンピオン読み過ぎてると気分が高揚して強くなったかのように思っちゃうもんなんですかねぇ。危ない危ない。

それはさておき、話題の勝太登場。
周りは八代のことをどうするか気にしているのだが、本人はどこ吹く風。
本日気にしているのは瀬名という男について。
何でも電車の中でJKたちの口から次々とその名前が出てくるのを聞いたのだそうな。ふむ。
どうでもいいが村上春樹読んでて声かけてくる女子よりバキ読んでて声かけてくる女子の方が気になるなぁ。
というのはまあ、置いておいて・・・

肝田曰く、瀬名は武華のプリンスと呼ばれる男らしい。プリンス。
A組で成績は学年トップ。スポーツは何でもできるし容姿も勿論抜群と。うーむ、さすがにプリンス。
しかもそれでいてケンカも強いという評判らしく、まあこれは穴がなさそうな感じでありますなぁ。
男らしい梅田くんにすればチャラチャラしたヤなヤツってことになるらしいが。梅田くんはプリンスからは遠いし仕方ないね。

というわけで、放課後。そのプリンスこと瀬名拓美のスゴさを見ようと街に繰り出すのでありました。
昨日に引き続き、勝太、梅田、肝田、薙の4名。すっかり仲の良い面子になっちゃって・・・

勝太曰く、ケンカが強いのは千葉県の松戸に住んでいたからとのこと。
ふーむ、松戸。一体どのような人外魔境の土地なのだ・・・

それはさておき、瀬名登場。
お、予告で出て来たイケメンじゃないですか。
女子に囲まれて平然とできるその様子はやはりプリンスっすなぁ。

そのプリンスを貶して見せたのが取り巻き女子の耳に入り、ボコられる勝太。いやーJK怖いですなぁ。ホント。
この状況では反撃もままならないだろうし、黙ってやられるしかありますまい。辛い辛い。

と思いきや、そこでよもやの助け舟。
やってきた瀬名が止めに入ってくれました。暴れるJKを過激なキスでとろけさせおったぞ!!
うむ、文章で書くだけだと何ともない言葉だが、絵で見ると何というかうむ、何というか。相手が相手なだけになぁ。うむ。
猛りくるったドブスとの過激なキス。これは驚く光景でありますわ。思わず身体の調子とか大丈夫とか聞いてしまう勝太。失敬な。

ドブスって・・・?
ブスって何?ブスなんてどこにいんの!?
オレがキスしたのは女のコ・・・ブスなんてどこにもいないよ

ハッキリとそのように述べる瀬名。
ふむ、女のコは女のコ。そのカテゴリである限り容姿の差異など問題にはならないというわけか。
ううむ、これは何というか・・・デカイ。ナチュラルにホストの才を見せつけられた感じである。
こりゃ勝太が先生と呼んで付いていくのも分からなくはないなぁ・・・とても真似できない生き方でありますが。

てな風に呑気というか本題に向けて真っ直ぐに生きている勝太。
しかし勿論前回やられた八代が放っておいてくれるはずはなく・・・上級生が報復に来そうな雰囲気。
と思いきや、ここで頭である八代兄の一言。

瀬名だ。1年の瀬名にやらせろ

そのように述べる八代兄。ふむ、確かに瀬名もケンカは強いとの噂ですが、これはどういう意図なのだろうか?
というか八代兄、思ったよりも穏やかそうな感じの男で・・・逆に怖いですな。
ケンカも恋も一筋縄ではいかなさそうな流れですが、はたしてどうなりますか。
瀬名とは仲良くやっていきたいところでありますがねぇ。さてさて。



第3話 勝太のウキウキウェイクミーアップ  (2015年 2+3号)


瀬名を先生と呼んで付いていくことにした勝太。
どうなることかと思ったらしっかりやっている様子。
えらい目に遭わされたはずのリサさんとも楽しそうにしてます。ぶわっはっはっはっはっ。

リサさんとしてはこうしていながらも自分と瀬名が釣り合うとは思いきれていない感じですなぁ。
そんな相手に対し、お似合いと言われて嬉しいよと真摯に返す瀬名。この人は本当にイケメンやわぁ・・・先生さすがっすわ。

女の子たちに便利屋的な扱いをされながらもこれはこれで嬉しい勝太。
好きでやっているわけじゃないとはいうものの、板についてるから困る。

どうやら勝太としては瀬名とリサさんをくっつけ、溢れた女の子たちをモノにしたいらしい。
分かりやすいと言えば分かりやすい野心でありますなぁ。
とても真似できない行為ではあるが、ある意味女の子と付き合うための根性は半端ないように思える。とても真似できない。

さて、そんな勝太に好意的に声をかけてくれるのは私立菫女子学院高等部2年の葉山優菜ちゃん。
ほほう。これはかなり可愛い子でありますな・・・
勝太のこれまでの働きが実ってか、周りも祝福ムード
リサさんは援護射撃してくれるし、瀬名自ら勝太はいいヤツだよなんて言葉をかけてくれたりする。
うーむ、これはこれは。いい感じですなぁ。微笑ましい。裏とかなければいいのだが・・・

そんないい感じになってから数日後。
勝太が優菜ちゃんと付き合う流れになったことはG組にも知れ渡り出している。肝田騒然。NO〜〜〜っ!!
いやしかし、さすがに高校生なのにゼクシィ読むのは気が早すぎるだろう。
そういう万が一は起こさないようにしましょう。本当に。

いい感じに目的に向かって邁進している勝太。
しかし薙は八代の弟をブッ飛ばしたことを未だに気にしている様子。
梅田くんも八代のガキが転校生にメンツつぶされて何もしないなんてありえないと考えている。
今のところ動きは見えないようだが・・・逆に不気味ですなぁ。

そんなことを思っていたらやっぱり動いていた八代達。
ああ、裏が無ければよかったらと思ったらやっぱり優菜ちゃん・・・そういうことでしたか。
まあ脅されて仕方なくってことではありますが。
というか、まさか女子に手を上げようとしているのか?
さすがにそれは勘弁願いたい流れでありますが・・・ううむ。

頭の方の八代が瀬名にやらせろと前回言っていた。
そこから考えるに、女の子を酷い目に遭わせ、その罪を勝太に着せようという流れなんでしょうな。
上手いこと嵌ってしまいそうですが・・・さてさてどうなりますか。



第4話 ウニクロの980円  (2015年 4+5号)


ボウリング帰り。実に優菜ちゃんといい感じになっている勝太。
女の子の何気ない一言を都合よく解釈しちゃうのが、男ってもんよ!!
柱の煽りが真理をついてきていて困る。

何はともあれ浮かれまくりの勝太。
昼から全然メールくれない件についてもジラしているのかとポジティブシンキング。
そういう前向きな思考は悪くないが、異変に気付けないのはマイナスかもしれませんなぁ。

実際、優菜ちゃんは酷い目に遭っている。
もしやもしやと思ったら本当に殴りおったのかあのゲス元カレ。
瀬名に見せつけるのが目的だから当然だが、顔にハッキリと殴られた跡が残るこの状態は・・・ううむ。

予想通り、殴ったのは勝太であると証言する優菜ちゃん。
脅されてのことでありましょうが、その辛そうに語る様子がまた真実味を帯びてしまう。
いやはや、すっかり思い通りの流れになってしまってますねぇ・・・
勝太がそんなことをするはずが・・・何て思えるほど付き合いが長いわけでもないし、仕方がないかな。
しかしリサさんはなかなかフットワーク軽いですな。いい人だ。

八代の目論見通り、瀬名と勝太がぶつかりそうな流れ。
しかしとことんゲスですなこの元カレ。早い所ぶっ飛ばされていただきたいものであります。

怒り沸騰の瀬名。
それとは対照的に呑気な勝太。
980円の服を買う為に友達からお金を借りようと奔走している。学生は金がないし大変ですわなぁ。
趣味のために色々切り詰める・・・よくやったものですよ。フフフ・・・

何にしても、本当に楽しそうなG組の4人。ルネッサーンス
しかしここに怒りの瀬名登場。前口上も無しに鉄拳を叩き込む。おぉ・・・

オラ。立てよクソ野郎

勝太が1発でKOするぐらいの強力な拳。
ただでさえ強いという噂なのに、そこに怒りも加算されているわけですからねぇ。こりゃヤバイ。
はてさて、果たしてこの誤解を解くことができるのだろうか?
能天気な勝太ならば殴られている最中でも優菜ちゃんへの愛を語りそうな気がしないでもないが、さてさて。



第5話 勝太フルボッコ  (2015年 6号)


いきなりの瀬名の一撃に勝太もKO。
とはいえさすがに店内でいきなり殴りつけるのは良くないですわなぁ。注目されてますよ。そりゃそうよ。

というわけで表へと連れだす瀬名。
一発殴ったぐらいでは怒りは収まりそうもありませんな。
まあ優菜ちゃんの受けた傷を見ればそれだけで済ますはずもないか。

場所を変えたことで勝太は気を取り戻す。
そして梅田君たちは問いただす。一体勝太が何をしたのかと。
それにきっちりと答えてくれる瀬名。

コイツはな・・・ヤラせてくんねーからって優菜をブン殴りやがったんだよ!!

衝撃的な発言。
これには庇おうとしていたG組の面々もドン引き。
捕まった犯人の知り合いとしてインタビューを受ける生徒のような態度になってしまっている。
会った時からやると思ってました。いや普通はそこまでハッキリとは言わないか。

何にせよ誤解のタネを早めに吐露してくれたのは助かった。
リサさんの表情を見れば優菜ちゃんが殴られたことは間違いないと分かる。いい人っすなぁリサさん。

優菜ちゃんのことを心配する勝太。
しかしその態度を白々しいと糾弾しながら殴りつける瀬名。
ふうむ、他ならぬ優菜ちゃん自身から話を聞かされているしなぁ。思い込んでしまうのも仕方がないか。
一週間やそこらの付き合いでは勝太の本質なんて分からないでしょうしねぇ。

ブチギレモードの瀬名。大暴れ。
その暴れっぷりに女の子も少し引き気味の様子。怖っ!!
ふむ、この辺のバランス感覚はさすがな感じですな。
盲目的に黄色い声援を送ったりしないのがいい感じです。
まあ怖いのは確かだけど、こういう面も男には必要じゃないですかね。さすが瀬名は内面もイケメンや。

殴られ続けている勝太であるが、誤解されたままでいるわけにはいかない。
何とか自分はやっていないと説明しようとするが・・・瀬名は止まらない。
うーむ、これは仕方がないですかなぁ。
話を聞いてもらうためにも、誤解を解くためにも。
反撃の強烈な一撃を瀬名に叩き込む勝太でありました。うわ、飛んだ!!

あの瀬名を吹っ飛ばす強烈な一撃。さすがに強いな勝太。そして強い口調で叫ぶ。

女殴るほど男腐っちゃねーよ!!バカにすんな!!

軽いとか言われるようなことはあっても、腐ってるとは言われたくない。
勝太の怒りの拳は瀬名の心に響くのだろうか。
少しは落ち着かせることができればよいのですが・・・上手い解決を望みたいところだ。



第6話 裏切りの裏  (2015年 7号)


開幕から勝太の男節炸裂。
そりゃ女殴るようなクズと思われちゃ黙っていられませんわな。

強烈な一撃を受けた瀬名。起き上ることが出来ない様子。
頭を冷やさせる前に行動不能にしてしまうとは恐るべし勝太の拳といったところか。

ともあれここで優菜ちゃんがいないことに気付くことが出来た瀬名。
となれば勝太の言っていたことは間違いではないのかもしれないと考えることができる。
殴られた直後はワケわかんねぇと言っていた瀬名であるが、ここで笑顔。冷静になったのかな?

リサさんの合図で優菜ちゃんを探す。
どうにか見つけ出した優菜ちゃんのところに真っ先に駆け寄る勝太。
自身も瀬名に殴られてボコボコの顔になっているのに真っ先に優菜ちゃんのことを心配する。

痛かったよな・・・クソッ!誰が・・・こんなこと・・・

心配し、優菜ちゃんが殴られたことに素直な怒りを見せる勝太。
そんな様子を見せられたら優菜ちゃんとしては謝るしかないですわなぁ。
脅されてのこととはいえ、何も悪くない勝太が自分の発言のせいで殴られることとなった。
その相手が自分を責めるどころか心配してくれる。泣ける話ですわ本当に。

というわけで優菜ちゃんの口から真相を聞かされることとなりました。
勝太に近付いたのも木場に言われてのことであると。
それを聞かされてさすがに消沈する勝太。彼女が出来たと喜んでいただけに気の毒ですなぁ。

優菜ちゃんを殴ったのは木場勇二。梅田くんに言わせれば性格的にヤバイ相手であるらしい。
武華の2年で八代の金魚のフン。強いヤツにはヘコヘコして弱いヤツには容赦ないクズ男。
梅田くんが八代の弟とやった後にリンチしにきた2年の1人でもあるそうな。ほほう。

何にせよ女を殴る時点で補足説明もいらないぐらいのクズだというのは分かる。
優菜ちゃんのためにも今後こういうことを起こせなくなるぐらい徹底的に叩いておかないといけませんなぁ。

全て話してくれた優菜ちゃん。女の子たちに家まで送ってもらいます。
その前に改めて勝太に謝罪する優菜ちゃん。それを受けてこんなケガなんともねーからと返す勝太。
うむ、勝太にしてみれば殴られたケガよりも好きになってくれてたわけじゃなかったことを知ったダメージの方が大きいでしょうな。
それでも笑顔でそう答える勝太は実に格好いい。そりゃリサさんも微笑んでくれますわ。

瀬名も勝太が八代の弟を殴ったこと、自分と潰しあいをさせるためにハメられていたことを知る。
となれば動かずにいる瀬名ではない。きっちりケリをつけるために動き出す。そして勝太もまたこう述べる。

ホレた女殴られて黙ってられねぇな!

うーん、今回の勝太は実に格好いい!!瀬名に勝るとも劣らないイケメンっぷりですよ。
元から喧嘩したがってた薙は勝太の行動に乗る。
上と揉めることに消極的だった梅田くんも女を殴るようなヤツは放っておけないと燃えている。いい奴らだな本当に。
肝田もちゃんと自分を分かっているということで良し。

てなわけで次回は殴り込みですな。きっちり責任取ってもらうとしましょう!!



第7話 突撃の瀬名  (2015年 8号)


瀬名が騙されたところは見届けていた木場。
しかし勝太がやられるところは見るつもりは無かった様子。おやおや。
てっきり2人が戦って弱ったところに出てくるものかと思っていたのですが。
傷が癒えてから報復に来られたらどうするつもりだったのだろうか。

その辺りのことは何も考えていない感じで醜い自慢話を行う木場たち。
そこに単身現れる瀬名。行くと決めたら一直線。割と考えなしに突っ込む人ですね、瀬名先生。

強さは結構なもののはずだが、さすがにこの数相手ではまともに戦えない。
直前に勝太からいいのをもらって弱ってたせいもありますかね。
それでも強気な態度を崩さない辺り、さすがのイケメンでありますか。

女を殴るような奴であるし、イケメンの顔を殴ることに躊躇いなどない木場。
むしろ嬉々として顔を潰しに来るんじゃないかと思わせる。
そんなヤバイ状況に駆けつけてきたのはG組の面々。戦争じゃー!!
梅田くんがせっかく決めゼリフを述べながら登場といういい場面だったのに、薙は本当に・・・戦争勃発じゃー!!

それはそうと、怒りの勝太登場。
小物の八代弟はとりあえず一撃で仕留められる。何やってんだか。

瀬名と勝太2人揃って攻めに来ているというのに余裕の表情の木場。
何だろうかね、この自信は?
八代の命令だから戦わせただけで、自分が出れば問題なく倒せたとか思っているのだろうか?
その甘い考えが命取りになるとも知らずに・・・!!

全く遠慮することなくぶっ飛ばせそうな相手でむしろ助かります。
もう本当にアゴぶっ壊しちゃっていいんじゃないかなぁ。やったれ!!



Gメン 2巻


第8話 撃沈のDV男  (2015年 9号)


現れた勝太を前にしてやたらと強気な木場。
ああ、相手はボロボロだし自分が負けるわけないとタカを括っているわけですな。
伊達に2年でいっちゃん強いと言われているわけではないということか。
とはいえいきなり即席の武器を振り回すとか・・・こういう容赦のないところが強いのかもしれないが、うーむ。

チューハイ入りの袋を蹴りで迎撃したところで開戦。
梅田くんと薙も思い思いに突撃していく。
ほほう、薙も言うだけあってなかなかやるじゃないですか。これでやれなかったらなんじゃそりゃになるところでしたよ。

さて、勝太とタイマン状態の木場。
この期に及んでまだ優菜ちゃんのことを罵倒している。
どこまで勝太を怒らせれば気が済むのやら・・・
何はともあれ、殴って黙らせるしかない。拳で殴り倒し、蹴りつけ・・・そして述べる。

今度優菜ちゃんに手をあげてみろ。テメェ、マジでやっちまうぞ。
2度と優菜ちゃんに近づくなよ・・・近づいたらテメェ殺スからな!!

凄い勢いでブッ飛ばされる木場。
その勢いに梅田くんや不良達の動きが止まってしまうほどである。
ふむ、これでようやく勝太の強さはラッキーなんかじゃないと認識されたみたいですなぁ。

というわけで、代表の戦いは早くも決着。
頭をボコッた以上、この場の戦いは勝太たちの勝利という形に収まりそうですな。
というか収めないと。このままでは本気で殴り殺しかねない。もーいいよ!!終わり終わり!!
戦争どうこう言ってた割に真っ先に止めに入る薙。いい奴であるなぁ。

クズ男はスッキリぶちのめした。
が、その現場を教師に抑えられることとなってしまった。あらあら。
不良校からの脱却を図っている学校側としては見逃せない事態でありましょうが・・・どうなるのか。
成績優秀の瀬名先生がいることだし、どうにか穏便に済ませて欲しいところですがねぇ。どんなもんでしょう。



第9話 GO TO HELL  (2015年 10号)


DV男をブッ飛ばし、スッキリ。
と思いきや、学校の教師に捕まってしまった勝太たち。おやおや。
不良校からの脱却を目指している武華としてはこれは看過できない問題でしょうな。うーむ。

先生!!本当にすいませんした!!マジ反省してます!!ボクもう2度とこんな事件は起こしません!!

説教が始まるよりも早く謝罪を口にする勝太。
そのまま殊勝な態度でいれば処分も軽く済んだかもしれないのだが・・・惜しかったな。

というわけで、G組の勝太、薙、梅田の3名は停学1週間となる。あらあら。
それに対しA組である瀬名は反省文原稿用紙3枚で終わりという。
うーむ、これは目に見えるほどのひいきでありますなぁ。ひいきひいき〜!!なんかノリ軽いなお前ら。
まあ、G組の普段の扱いがアレな時点でひいきが存在するのは分かり切ってたことですけどねぇ。

一人軽い処分で済みそうだった瀬名。
しかし自分は悪いことしたと思ってないので書きませんなどと言いだしてしまう。
うーむ、相変わらずガンコというか何というか・・・信念を曲げるのが嫌いな人ですなぁ。
そういう生き方もカッコイイとは思うが、勝太のように速攻謝ってみせるのもある意味カッコイイですぞ。

従わなければA組からの降格は確実と脅されても自分を曲げない瀬名。
しかしまさか一気にG組まで落ちることになるとはなぁ・・・
武華男子高等学校校長、天知茂・・・恐ろしい男よ。

というわけでG組に移動することとなった瀬名。それを歓迎する勝太たち。
先生という呼び名も止め、名前で呼び合える仲となりました。その点は良かった・・・のかな?
ちょっと後悔しちゃってる瀬名。そういう面は人間味があってむしろいいと思えますな。フフフ。

G組の赤いネクタイとなれば女はよけて通る。
そのように述べていた薙であったが、別段変わりなくモテる瀬名。
まあ、今まで取り巻きだった子らは瀬名のことを良く知ってるわけですしねぇ。そのぐらいでは去っていかないか。そりゃそうよ。

何はともあれ、勝太の言うように、女の子と知りあえる機会は瀬名のおかげで随分増えるのではないかと思われる。
そうして友達になっていければいつかは・・・か。ミスターポジティブはやっぱり強いですなぁ。

さて、ここで優菜ちゃん。殴られたケガはどうやらきれいに治りそうとのこと。それは良かった。
勝太にしてみれば、あの夢のような日々が幻だったことの痛手は大きかった様子。
それでも優菜ちゃんを責めることはせず、オレら友達だろ!と言ってみせる。立派な奴である。
まあその結果、本当に付き合うというチャンスを無にしてしまったわけでありますが・・・うーむ、切ない。

優菜ちゃんとしても今更そんなことを言いだすなんて厚かましいと思ってしまう。
そういった互いの気遣いによって終わる恋。何とも優しく切ない話であります。あらあら・・・
まあお互いまだまだ若いですしねぇ。新しい恋を、いい相手をこの先に見つけ出して欲しいものですよ。うん。

ちなみに木場は優菜ちゃん以外にも暴力を振るっていたらしく、被害届を出されて退学となったらしい。ザマァ!!
そういう正当な処分が下ることもあるのだから、被害届はきちんと出していくべきでありますな。うんうん。



第10話 もうひとつのG  (2015年 11号)


相変わらず女子の多い通学電車。
そこで驚きのハプニングに出会う勝太。ほほう・・・
これは確かに友達に話しても夢の話だと言われて仕方がないですわ。

ここで瀬名先生による武華まわりの女子高解説。
白桜学園はセーラー服。お嬢系が多いが、その分偏差値も高くおカタイ感じであるとのこと。
牡丹女子。リサさんの学校。チェックのネクタイが特徴。ギャル系の元気な子が多いそうな。
菫女子はチェックのリボンの学校。スポーツが盛んで明るくてさっぱりした子が多いらしい。
向日葵看護学院。制服はジャンスカ。ここは看護士になろうという女の子が通う学校なのでみんな優しいとのこと。ほほう。

今日、勝太が顔面に胸をぶつけてこられたのはその向日葵の子でありますか。
しかし肝田の妄想が何というか・・・さすがというか。

さて、実は朝の話に続きがあったらしい。
激突した後、電車から降りたところでその女子に話しかけられる勝太。
高速で眼球を動かすのはどう考えてもキモイからやめなさい。

ともあれ自己紹介。この子の名前は小宮芽衣ちゃん。
何やら勝太のケガを見て興奮している感じでありますが・・・なんだろうか。
看護学校に通ってるだけあって気になったりするのだろうか。いや、普通は興奮しない・・・はずだが?

何にしても、おわびもかねて今度の日曜にお茶とかどうですかと誘われる勝太。
うーむ、これは確かに逆ナンでありますな。動揺もするわ。
一応八代の罠ではないかと疑ったりするあたり成長していなくはないが・・・間の悪い男だ。
もうガッカリしたくないという想いは分かりますけどね。

自分はG組と言おうとしたところを勘違いされ、Gカップであるとの情報を聞きつける。
巨乳には巨乳の悩みと言うかコンプレックスみたいなものがあったりするのだろうか。

ともあれ、罠で無いのならば喜んで承諾する勝太。
それで今やっているのは自慢話だったってことですか。おやおや。
そりゃ肝田もドロップキックからのジャーマン決めますわ。奇妙な物語と言ってしまいますわ。

瀬名の発案で、みんなでその女子を見にいくこととなりました。どうせヒマだろうからということで。
他の連中はさておき、瀬名は女の子たちと遊ぶのに忙しかったりしないんですかね?
女の子たちも瀬名の邪魔にはならないように頼めば大人しくしてくれるのかもしれませんが。

というわけで、次回は嬉し楽しい巨乳デート。
肝田も羨む可愛い芽衣ちゃん。さてさて、今回はどのようなこととなりますか・・・
上手く行くとは限らないが、切ないことにはならないといいですな。



第11話 麗しのGカップ  (2015年 12号)


G組の勝太くんがGカップのメイちゃんと初デート!
G同士は惹かれあうということでしょうか。大きい分重力とか発生してそうですものね。そういうことではない。

どうでもいい情報ですが、Gカップの重さは約2キロもあるらしい
そんな一文が柱に書かれるというのもどうなのか。単行本に残らないのも勿体ない。

健康的というか正直というか、実に元気な反応を見せている勝太。男の子っすなぁ。
まあ確かにこんな風なデートが出来たら楽しいだろうなってのは感じます。
しかしケガしなかったことに対して何だか残念そうな反応を見せているのが・・・
そして肝田の闇が・・・闇が・・・

色々と間が怖いメイちゃん
お気楽極楽な勝太としてはそういうことに気付かない様子でありますが・・・
いい男ではあるけど、その分騙されやすそうで心配になってきますな。

新橋の酔っ払いのようになっている肝田。
うむ、心の闇を抱え込むよりはこうやって口に出した方がいいかもしれませんわな。
公共の場なので大変迷惑な感じではありますけども。あとキン肉ハウス言うな。

荒れる肝田に対しての瀬名。
確かに勝太の行動力は見習うべきものがあるのかもしれない。
あれだけの行動力があるからこそチャンスも生まれる。正当な流れと言えるかもしれない。
まあ、チャンスだけではなくトラブルも相応に舞い込んで来てたりはするようですけどね。

フラれたって死ぬわけじゃない。爽やかに述べる瀬名。
場合によっては死ぬほどの痛みを受ける可能性もありますが・・・この辺りの感じ方は人によるので何とも言えませんな。

今回は良い感じに纏まりそうだと席を立つG組の仲間達。
しかしそこで風向きが変わる。何やら妙な方に。
メイちゃんの自称彼氏の登場で何が起きるのか・・・骨折が治ったばかりってのがやっぱり気になりますなぁ。



第12話 巨乳と疵  (2015年 13号)


巨乳戦争勃発じゃー!!

巨乳をめぐっての争いならばそのように表現されるのも仕方がない。
しかし微妙に緊張感にかける流れではありますな。
元カレことヒカル君。勝太のことをチョロそうと侮っているようですが・・・外見だけで判断するのはよくないな。

どうやら原チャリでコケて腕を折った時にメイちゃんに声をかけられたのが出会いらしい。
ふむ、その時にスゲー優しくしてくれたので勘違いしてしまったと。

つ・・・付き合ってなんかないですよぉ・・・腕・・・治ったからもーいいかなァって思って・・・

まあ、元々骨折が大変そうだから面倒見ていたという話ですしなぁ。
それならば治ったのならもういいかなと思われても仕方がない。

ちなみに勝太は初めて見た時顔中がキズだらけで、ケガした野良犬みたいで放っておけなかったのだそうな。
うむ、それはいいのだがそのイメージは・・・また逞しそうな犬のイメージだな。

ケガしてる子を放っておけないメイちゃん。
それだけなら優しい子と考えられるのだが、ケガが治って残念そうにするのは・・・
ケガしないでくださいの言葉も前フリにしか思えませんよ。本当。

さて、このタイミングで肝田登場。ビシッ。
瀬名の言葉に感銘を受け、積極的に動くことにしたらしい。うむ、まあ。適度にな。

喧嘩に介入する肝田。
殴られて怯んだ勝太やヒカルに投げ技を決めていく。
普通に喧嘩は強くないのかもしれないが、これだけの投げ技ができるのはある意味凄い。
路上で投げっ放しジャーマンは危険なのでマネしないようにな!!

ケガすればメイちゃんに介抱される。
けどすぐに新たなケガをするために放出される。何ともはやでありますな。

勝太の渾身の一撃。それを避けたヒカル。結果、肝田が受けて大回転。飛んだだけではなく回転まで加えるとは・・・!!
バウンドしてからの木への直撃など芸術点の高そうな吹っ飛び方でありました。
そしてケガの様子が酷いのでメイちゃんの興奮度は頂点っぽい。
ふむ・・・この勝負、どうやら肝田の勝ちのようでありますな。
狙ったわけではあるまいが、まあ順当な結果ですかね。メイちゃんの性癖を考えれば。

瀬名も憶測と前置きして語っていますが、メイちゃんはおそらく傷フェチ
ケガした子を看病するのが趣味ということでありますな。ふーむ・・・
まあ、自分から傷つけたりしないだけマシと考えれなくはないが・・・うーむ・・・

何ともトンデモない子に振り回された勝太たち。
けどそれでも諦め切れない辺り・・・バカな子らやで!本当。
まあ本人たちがそれでいいならいいのかもしれないが・・・愛の形は人それぞれか。



第13話 負けないケンカ  (2015年 14号)


ヤンキーもキモオタも!みんな仲良し!武華Gメン!!
という煽りに相応しくバイクで楽しそうに遊んでいる勝太たち。いい雰囲気じゃないですか。

そんな勝太たちを面白くなさそうに見ているのは武華の頭である八代。
ようやく本人が動き出しそうな雰囲気でありますな。
その手段はエイトボールと言うギャングを使うというもの。
学校の外の連中を頼っての報復とは・・・貫目が知れますな。

タイマンできんようなったら男終わりじゃ・・・

そのように言われる八代。登場時は出来そうな雰囲気を漂わせていたのに・・・あれは錯覚だったか。
というか、八代は表向きの頭にすぎなかったのですな。
G組にいるこの連中こそが本物の武華の頭たちか。ふうむ、いわゆる裏番って奴ですかね。

G組不良グループの話題に上がる勝太。
元気のいい坊主じゃねーかと今は気に入られている様子ですが今後はどうなるか。
しかし勝太、外見は本当に中坊っぽいというか何というか・・・軽いよね。

勝太に注目しているのは坊主頭の伊達という男。
何とも雰囲気のある男でありますがどうでしょう。今度は錯覚じゃないといいな。

さて、いきなり挙動不審な勝太。
仲の良いG組であるだけに隠し事は感じ悪いぜ!!
まあ何かあるとすぐ見に来る連中だし、勝太が隠したくなるのも分からないではない。
しかしその結果一人でギャングに囲まれちゃったりするのだから何をやってるのやら。

メイちゃんの時には八代の罠を疑っていた勝太。
それからしばらく経っただけでもうその可能性は頭から消えていたらしい。お目出度いというか何というか・・・
でもあんまりガッカリさせすぎると勝太怒るよ!!ヤバイよ八代!!
多勢に無勢な感じはあるが、勝太ならば切り抜けられると信じております。



第14話 蟻地獄  (2015年 15号)


勝太を潰すためにギャングまで動員してきた八代。
見下げはてた行為ではあるが、当の勝太としてはピンチである。
とはいえ、とりあえず言っておかねばならないことはある。アンタの弟性格悪いよ!!
それだけ言って帰ろうとするが、さすがにそのノリで帰らせてくれるようなことはない。チッ。

6人掛かりで襲い掛かってくるギャングたち。
それでもさすがに勝太。見事に捌いて見せている。
が、八代の投げつけた鉄パイプで足をやられ、倒れたところに襲い掛かってこられる。うーむ、容赦ない。

完全にリンチの構え。もはや喧嘩といえるようなものではない。
その様子を高い所から見物しているのはG組の不良と思われる者たち。
助けに来てくれそうな感じはあるが、伊達と呼ばれる坊主頭はまだ様子見をする構え。

アニキたちから八代はほっとけって言われた。
八代とギャング風情が5人・・・あの程度でツブれるくれえならそれまでの男だ。Gメンにはなれねぇ・・・

え。Gメンって作中でいい意味な言葉もあったのか!?
G組の中でも男を張る連中の意味だったりするのだろうか。
よもやのタイトルコール。気になってしまいます。

さて、ボコボコにされた勝太。
しかし八代の土下座すれば今日はそれでカンベンしてやるという言葉に屈する姿勢は見せない。
梅田くんは似たような囲まれ方をされ屈した過去がある。
毎日怪我して帰ると母親に迷惑をかけることとなる・・・母子家庭の梅田くんとしては避けたい話だったのだ。
そんな梅田くんを罵倒する八代。これは本当・・・最低だな。

そんな最低な奴に頭を下げるくらいなら死んだ方がマシ。ぶん殴ってそう叫ぶ勝太。さすがの男ですなぁ。
伊達も認める勝太の男っぷり。こうなれば反撃してやってしまうしかありますまい!!
数はいるけど一人一人は大したことなさそうですしね。やってしまえ!!



第15話 夕焼け小焼け  (2015年 16号)


男には絶対に負けられない喧嘩がある
数を揃えて勝ったつもりになってるようなヤツに舐められたままでいられますかってんだ!!

というわけで勝太の反撃。
数を頼みにしている八代はまだまだ余裕の表情であるが・・・甘いなぁ。

次々とギャングたちをブッ飛ばす勝太。
鉄パイプ持ってこようが殴られる前に倒してしまえば問題ないってね。

残るは八代のみ。フラフラではあるが、ここで挫けるような男でもない。
暴力使えば誰でも言うこと聞くと思うなよ!!と熱い言葉も飛びだす。
そして見事に八代をボコる勝太。
うーむ、負けを認めるのが早いなぁ八代。
というかとことんまで情けない路線を走る男である。

やられそうになったからということで土下座まで行う八代。
こういう精神性だから人にやらせても平気だったりするんですかねぇ。

見事な勝利。かと思いきやギャンググループの追加が登場。
追加というかエイトボールの中では最強の男が遅れて登場したらしい。
うーむ、万全な状態ならともかく、今の勝太では厳しいか・・・?
意地と根性でどうにかしてほしいところであります。



第16話 電光石火の男  (2015年 17号)


遅れてやって来た強敵。
殺すぞガキとか言って八代を殴りに行ったりしないかなとか思ったがそれは望むべくもなかったか。

さすがの勝太もこれだけの数を相手した後だと厳しい。
八代を倒して気が抜けた直後というのもありますしなぁ。

形勢逆転して調子に乗る八代。
こいつはこいつで土下座をした直後だというのに元気なことですなぁ。現金なことですなぁ。

ここまでかと思われる勝太。そこに救いの手が。
その辺にしとけという言葉と共に、坊主頭の男が建物の屋上から飛び降りてきた!!

まっすぐ飛び降りだけでも高さがあるのに、そこから走り幅跳びのように斜めに降りてくるという。
そのまま固い地面に直撃したらヤバイのかもしれないが、しなりのある薄い壁を経由することでショックを和らげるという荒業。
着地も前回り受け身でダメージ分散してるようですし。ううむ、手慣れた感じだ。

そこまでだ。このケンカ、オレがあずかる

そう述べながら乱入する伊達さんに八代驚愕。ハッハッハ。
そして絡んでくるエイトボールの最強をハイキック一発で粉砕する伊達さん。おっとっと。
うーむ、これは半端じゃない強さのようですな。

エイトボールの他の面々は健在であり、戦闘意欲もある。
しかし八代はすっかりビビってしまったらしく、事を構えたりはしない様子。
まあ所詮は飾りの頭ですしねぇ。こんなもんか。いやそれにしても情けない・・・
そりゃ看板に泥ぬるようなマネばっかしてるようならマジ潰すとか言われちゃうよ。もっとビッとしな!!

逆に男らしく抵抗した勝太のことは気に入った様子の伊達さん。
ふむ。これはGメンとやらの勧誘が入る流れでありましょうか?
勝太はそういうのには興味なさそうであるが、はてさて。



第17話 伊達薫  (2015年 18号)


乱入してきた伊達さんのおかげで無事だった勝太。
一夜明けてG組では罠に掛けられたことを友達にイジられている。
無事に済んだからこそのイジりでありますな。気のいい仲間だ。
学習能力0なのはまさにその通りなので勝太も何も言えますまい。

梅田くんとしては八代兄弟にフクロにされ、何もできずにいたことを後悔している様子。
まあ、今回の件で八代も大人しくなるんじゃなかろうか。

坊主頭で裸の大将みたいなカッコした男が建物のてっぺんからジャンプして助けてくれた
その言葉だけで浮かぶ印象なんてこんなもんですよね。実にコミカル。

そんな話をしていると話題の人である伊達さん登場。
坊主頭なのは間違いないが、裸の大将呼ばわりはちょっとどうであろうか。
それにしても随分と恐れられているようですなぁ伊達さん。

2年の先輩である伊達薫
天気もいいしということで勝太をツーリングに誘う。
授業をサボるのはアレだけど、ちゃんと双方にヘルメットを被らせる辺りはきっちりとしてますな。
というかヘルメット被ると頭が大きく見えるせいか、勝太がやけに可愛く見える。

伊達さんこと薫君は恐ろしく強いと評判。
中学の時は3つの学校をシキってたという。
空手をやっており、昔通ってた道場を自分で潰したという話もあるそうな。ほほう。
だが、薫君が恐れられている本当の理由は別にあった。

伊達さんはな・・・あの人は・・・
ガチホモなんだ・・・オネエとかBLとかそんな生優しいもんじゃねぇ・・・ガチホモなんだよ!!

よもやの見開きガチホモ宣言!!
ああ、だからセンターカラーで背中にバラ背負ってたわけでありますか・・・
バイクで二人乗りなんだし、勝太にしがみつかせるのは当然ですよね。
しがみつかせて嬉しそうにしてたりするのもガチホモ的には当然ですよね。フフフじゃねーよ。

というわけで海にやってきた2人。これはまたロマンティックな。
ロックオンされることとなった勝太はこれからどうなるのでありましょうか・・・

予想もつかない流れとなったGメン。
まさかGメンのGってそういう意味だったのか・・・!?
ガチホモメンというかゲイメンというか。後者は言葉の響きも合ってて色々と困る。
何というか、色々と気になることになってきちゃいましたぞ!!!



Gメン 3巻


第18話 男の純情  (2015年 19号)


海についたところでのんびり勝太とトークを始める薫君。
内容は好きな芸能人について
勝太としては可愛い子は皆好きみたいな感じ。
お姉さん系がいいとかそういう偏り方はないってことですかね。

んじゃあさ。男の芸能人なら誰が好きなんだ?

咳払いしてちょっと探るような入り方をする薫君。慎重だ。
しかし残念ながら特にいないとの反応。いても芸人寄りになってしまう。
まあ好きな芸能人という聞き方じゃあそうなっちゃうよね。
憧れてるやつとかいう話になるとあんまりそういう考えで見てる人はいないと思いますし。

帰る前に拾った桜貝を薫君に渡す勝太。
2枚見つけたので1枚どうぞとのこと。ほう、これは粋なプレゼントでありますな。
大事にするわという薫君の表情が・・・本当に大事にしてくれそうだ。

ちなみに桜貝は恋愛関係のおまじないの効果で用いられることが多いらしい。
もちろん勝太は知らずに渡しているのでしょうが・・・おやおや。

楽しく過ごした勝太であるが、G組の友達たちは襲われなかったか心配している。
気に入った男は力ずくでモノにするなんて噂もあるらしいし、心配にはなりますかな。
しかしそんなウワサを単なるウワサを切って捨てる瀬名。
あの人がそんなことするよーな人に見える?とのこと。ほほう。ウワサに流されない瀬名はやっぱり違うなぁ。
男女問わず好かれんのはいいことだよとも述べてくれます。やっぱ瀬名先生は器が大きいわ。

勝太にしてみれば今まで生きてきてホモに会った事などないし、薫君はホモじゃないとのこと。
目にしたことが無いから信じられないという話でありますか。
うーむ、これは真実を知った時にどんな態度を取ってしまうのか。不安ですなぁ。

そんな不安をよそに、毎日のように勝太を誘う薫君。
今日は映画観賞でございます。おぉ、デートの定番ッスね。
映画の内容よりも隣の勝太の反応を楽しんでいる様子の薫君。乙女みたいだ。

数日後・・・屋上で勝太からもらった桜貝を眺めている薫君。むう、何だか切ない。
その薫君に話しかけるのは同じGメンである石田。どうやら薫君とは幼稚園からの友達であるらしい。ほう。
その石田曰く、アイツにその気はないからあきらめろとのこと。友人らしいズバリの忠告だ。

道場の時みてぇにならねえといいけどな・・・

む、何やら過去がありそうですな。
その道場でのこととやらで本当の気持ちを打ち明けることができずにいる様子の薫君。

本当のオレなんて誰も好きになっちゃくれねーんだ

むう、ガチホモ話が出た時は囃し立てたものでありますが、これは何だか切ない話になってきましたぞ。
難しい問題にもなりそうなこの話。果たしてどのような結末が待っていることか・・・注目です。



第19話 男たちの挽歌  (2015年 20号)


今日も今日とて勝太を誘う薫君。マメなことだ。
G組の仲間たちはまだまだゲイに対する偏見がある様子。
まあ、これが一般的というかよく見られるイメージであるのかもしれませんが。
そんときゃ祝福してやろーぜの一言で済ませる瀬名はやはり凄い。

さて、宝来のギョーザ爆食いに挑む梅田くん。
しかし店には先客。石田の姿があった。ほう。

一方、服を買いに行った勝太たち。
確かにスカジャンはタッパがあった方がいいかもしれないが、勝太はチンピラという感じはしないな。
薫君の言う通り何だかカワイイ感じがある。カッコ良く着るのはまあ、諦めよう。

さりげにペアルックを勧める薫君だが、売れない漫才師になっちゃいますよと拒否する勝太。
薫君のアプローチが遠まわしで何とも切ないですなぁ。

ギョーザの爆食い。現在の記録は82個。って記録保持者リサさんかい。
世間は狭いというか何というか。まあ、ある意味納得であるな。
しかし石田。なかなか面白い奴である。先輩にこう言われると反応に困りますわな。

ベンチに座ってのんびりお話し中の勝太と薫君。
そしてついに切りだす薫君。彼女の有無を尋ね出した・・・!!

一方それぞれの友人が集う宝来。自然と内容もその友人のことについてとなる。
勝太に変なことをしたら伊達さんだって許さないと述べる梅田くん。
それに対し、薫を傷つけたら門松のガキ半殺しにしてやると石田。面白い感じだけど、さすがの迫力ですな。

アイツは敵も多いからな。まぁ・・・ゲイなのは本当だし・・・いろいろ言われてるけど。
薫は、オメーらが思ってるよーなヤツじゃねーよ

そう言って過去のことを語り出す石田。
中学2年の時、薫君は通ってた空手道場のヤツを好きになり、道場帰りにソイツに告白したそうな。
その結果は上手く行かなかった。これ自体はしょうがない。異性間であったとしても上手く行くかは分からないものですしな。
しかし、次の空手の練習が終わったあと事件が起きる。
告白したソイツに呼び出された薫君。大勢に囲まれてリンチされることとなる。何だそりゃ・・・

大勢から殴る蹴るされて、アイツの中で何かがハジけた・・・
気づいたらアイツ、ソイツら全員をブッ倒してた。その事件が親たちにバレて道場は潰れちまったよ・・・

これが薫君が道場を潰したという話の真相でありますか。いやはや何とも。
告白されたソイツが何とも言えない気持ちになったのは分からないでもない。
分からないでもないが、だからといってリンチなんて手法に出るのは理解できない。
碌でもない奴に惚れてしまったのが不幸ということでありましょうか。

ともかく、そういう出来事もあり、恋愛に対して臆病になっている薫君。切ない話だ。
それでも恋愛のようなものは押さえきれる感情ではないですしなぁ・・・勝太との件。心配である。

とりあえず梅田くんたちの誤解というか偏見は解消された様子でそれは良かった。
それにしてもやっぱり爆食いギョーザは時間制限ありますのね。そりゃそうか。

さて、彼女がいるのか聞かれた勝太。その質問を待ってたと嬉しそう。
返事は彼女はいない、というかずっといないというもの。
その返事自体はいいのだが、その次に来るのは誰か女の子紹介してくださいというもの。相変わらずアグレッシブな子だ。
まあ、薫君の事情とか何も知らないからこその発言ではありますが・・・追い込んでる感じがしてよろしくないですなぁ。
そんな勝太に薫君はついに告白する。

オレ・・・ゲイなんだ。
好きだぜ。お前のこと・・・

相手にその気がないことは誰よりも分かっている。それでも伝えずにいられないこの気持ち。
あまりにも切ないこの恋心に勝太はどのように答えるのか。
ゲイという存在を目の当たりにして冷静でいられるのかどうなのか。
ちょっと危うい感じがしてなりませんが・・・上手くはいかずとも、不幸になる人が出ないことを祈りたいものです。



第20話 武華残侠伝  (2015年 21+22号)


伝えてもどうにもならない。本当の自分を好きになってくれるはずがない。
そう思い、心に秘めるはずだった恋心。
しかし口にしてしまった薫君。そうそう秘めておけるものではありませんわな。

突然の告白にワケが分からないことになっている勝太。
ゲイという存在が信じられずにいたから不意打ちの要素が強いのだろうか。
まあ、異性であっても友人と思ってた相手がいきなり告白してきたらこのぐらいは動揺するかもしれないか。

混乱して動揺している勝太。
しかし薫君の真面目な様子を見ていると笑って誤魔化していい話でもないと理解する。
ウソのない気持ちを聞いて欲しかったという薫君。何とも切ない話であります。

この微妙な空気の中、切り裂くようにして現れるのはエイトボールの皆さん。
瞬殺されたくせにお礼参りしようと薫君のことをつけてきていたらしい。
この前のはちょっと油断しただけだからってことらしい。そっかー。
今忙しいんで後にしてくれないでしょうか。
というか、そんな風に薫君のことをバカにするとキレるぞ。勝太が。

今度は勝太に瞬殺されることとなりました。あらあら。
まあ、殴られて当然でありますやね。

男、女どっちが好きだろーとテメーらに関係ねぇだろ
犬も寄りつかねぇオメーらなんかに笑う資格ねぇーんだよ!

よく言ってくれました勝太。そして更に薫君に向けて返事も行う。

薫君!オレも薫君好きなんで。話してくれてうれしいスよ
とりあえずコイツら一緒にやっちゃいますか!

爽やかにそう述べる勝太。
エイトボールが来たことで一時の混乱から立ち直ることが出来たみたいですな。
バカにされたことによってそれを否定する気持ちが生まれ、素直な気持ちで返事が出来たって感じでしょうか。
うーん、そう考えるといい仕事してますな、エイトボールの皆さん。
結局2人にボコボコにされたりと退場の仕方まで完璧だ。

でもおしいな〜。オレ、薫君のこと好きなんですケド、女の子の方がもっと好きなんスよね〜〜

これこそ勝太の偽りない気持ちでありますな。
薫君がウソのない気持ちを伝えたならば勝太もウソのない気持ちを返す。これが正しい恋愛、告白の形でありましょう。

薫君としてはゲイである自分と一緒にいるのはどうなのかという気持ちが強い。気を遣うなよと言いだす。
しかし勝太にしてみればそれは関係ない。気に入った相手であるということ変わりはないのだし、態度を変えるようなことはしたくない。

話してよかった。コイツ・・・いいヤツだ!

恋こそ実らなかったが、気持ちは楽になれた様子の薫君。
言ってよかった。好きになってよかった。心からそう思う薫君でありました。うむ、いい話だ・・・

同性愛関係は難しい話でありますのに、これだけいい感じに落ち着かせてくれた小沢先生。さすがであります。
これで薫君のトラウマも解消され、いつかはお似合いの相手が見つかる。
そんなことになってくれたらいいのになと考える次第であります。



第21話 GOGO文化祭  (2015年 23号)


勝太に告白し、上手くはいかなかったがホレ直したという薫君。
この前まで憂い顔だった屋上でも、今はいい笑顔を見せてくれています。良かった良かった。
友人の石田としても一安心でありましょう。

今年の1年からGメンはでねぇと思ったけど・・・アイツならなれるね・・・

やはりケンカの強さがGメンになる条件なのだろうか。
少なくともゲイが最低条件というわけではない。はず。

本日の勝太は女子高の文化祭に仲間達と遊びに行っている様子。
もちろんそんなところに行く気はないという薫君。ああ、女子に対してはそういう感じなんですね。

勝太のヤツかわいいからな・・・悪い虫がつかなきゃいいけどよ・・・

確かに勝太は可愛いですな。しかしまるで乙女のようだと揶揄される薫ちゃん。
登場時は伊達さんと呼んでいたのだが、薫君ときて薫ちゃんになってしまうとは・・・人の印象は変わるものよ。

さて、勝太たちは連れだって牡丹女子に来たわけだが・・・門前払い。
G組の方は入場を御遠慮くださいとのことである。あらあら。
まあケンカしたり下品なナンパをされるのでは出禁にしちゃっても仕方がないですわなぁ。
とはいえ瀬名はやはりG組でも特別枠。勝太たちもその関係者と言うことで入れてもらえることとなりました。良かったな!!

リサさんのクラスではガールズカフェを催しているとのこと。
ワンドリンクにつき女の子1人がついてご歓談が楽しめるという。それは文化祭の出し物としていいのか?
額はそれほどにはならないだろうけど、学生の身としては結構持ってかれそうな感じですやね。

G組に落ちたばかりの頃はどうなることかと思ってた瀬名であるが、今は随分と楽しそうである。良かった良かった。
その瀬名のおかげもあり、女子高の文化祭を満喫している肝田。こいつは本当に逞しいなぁ。

牡丹女子の見学を終え、次は白桜に行こうとする勝太たち。
しかしお嬢様校である白桜は入場できるのは親族のみに限られており、瀬名の力でも特別枠は難しそうである。
落ち込む勝太。そんな勝太を見て一肌脱いでくれるリサさん。おっ。

どうやら親族に白桜の生徒がいるらしい。
その関係ということで勝太たちにも入場許可が下りる。親族1人いればどれだけでも入れるのかぁ。

せっかくだから紹介してやるという言葉に従い、向かうのは茶道部。
作法も何もなく自由に振る舞うリサさん。他の行為はさておき、さすがに堂々と屁をかまされるのは困るなか。テメーの部屋かココは!
瀬名がいる状態でも構わずに振る舞えるのはある意味凄い。

それはさておき、登場したのはあずさと呼ばれる少女。何とリサさんの双子の妹らしい。に、似てない!!
まあ双子と言っても二卵性だったら別に似てなくてもって話ですしねぇ。
今回のヒロイン枠はこの子のようですが、リサさんの妹とはまた面白い話でありますな。
どのような展開となるか・・・楽しみです。



第22話 堂上姉妹  (2015年 24号)


衝撃的な文化祭から数日。
何やらカチコチになっている勝太。息まで止めてしまっているようである。
ああ、なるほど。リサさんからあずさちゃんを紹介してもらう流れになったわけですな。
瀬名も付き添いで来ているといった感じですか。

リサさんとあずさちゃんは二卵性の双子。だから似ていなくても不思議ではない。
それは外見だけではなく性格など頭の中も正反対であるらしい。
ふうむ、あずさちゃんは頭も良いわけでありますか。

モテるのに奥手であるためか、まだ1回も男とつきあったことのないあずさちゃん。
お嬢様らしくていい感じでございますな。
そこでリサさん。勝太に向かってあずさちゃんと1回遊んでやってよと言いだす。ほう!!
まあ、元々そのつもりでセッティングしてくれたのでしょうが・・・いい流れでありますなぁ。勝太感激。

リサさんもこう見えて可愛い妹のことは心配であるらしい。
勝太が女に変なことするようなヤツじゃないのは分かってるし、いい虫よけになると思ってのことだそうな。なるほどね。
そんな気遣いの出来るリサさんを可愛いと述べる瀬名。
この男に限ってはこれはお世辞でも何でもないと思えるから凄い。

肝田の長い賢者モードに関してはうん、まあ。色々と幸せそうで何よりですと。

それはさておいて、あずさちゃんと遊ぶこととなった勝太。
会う時は緊張していたようだけど、話が決まったらちゃんと喋れている様子。
ああ、結局梅田くんはチャレンジ失敗したんですな。リサさんの壁は厚いか。

ともかくデートは上手く行った様子。
その後の勝太からの連絡も嬉しそうにしているあずさちゃん。良かった良かった。
と思いきや、巨体鼻毛ギャルであるリサさんにまさかの異変。

なんじゃー!この胸のモヤモヤはーっ!!

勝太と妹が上手く行っているのを見て胸がモヤモヤする。そ、それはもしや・・・!?
単にマヨネーズつけすぎの胸焼けというオチってことはあるまい。
実は妹のことを思ったよりも大事にしてたとか・・・いや、その予想もどうなのか。
何だか恋愛関係が複雑なことになりそうな予感であります。どうする勝太!!



第23話 女心と秋の空  (2015年 25号)


約束通りあずさちゃんと休日デートの勝太。
待っている間も相変わらず緊張していた様子。
しかしあずさちゃんの方も緊張するからということでリサさんについてきてもらったという。ほほう。
まあ、勝太の言う通り、間にリサさんがいてワンクッション挟んでくれた方がやりやすそうでありますな。
いや、それよりもやっぱりリサさんのモヤモヤが気になることに・・・

マヨネーズが大好きでどこ行く時もマイチューブを持って行ってるリサさん。そりゃ太るわ。

リサさんの援護もあり、とてもいい感じに見える勝太とあずさちゃん。
予定通り・・・なのだが、何だかいたたまれなくなって逃げ出すリサさん。あらら。

アーシはピエロ・・・太ったピエロだわ・・・

心で泣きながらも楽しませなければならない。
ピエロというのは適した表現であるかもしれませんなぁ。

そんなリサさんを見つけるのは瀬名。
他の女の子と遊んでいる最中でありましたが、傷心な様子のリサさんを放っておくことはできない。
うーむ、この辺りはさすがですなぁ。何がさすがって、その他の女の子との別れ方が良い。変に説教臭くない
この手の流れだと、ブスであるかどうかについて語ろうとして相手を貶めるキャラが多そうなものなのですが・・・
さすがは瀬名先生と言えましょうなぁ。

というわけでリサさんから話を聞く瀬名。
リサさんの、勝太があずさちゃんとばかり楽しそうにしているという発言ですぐピンときた様子。
まあ、表情とかも相まってそういうことなんだろうなとはすぐに予測できるか。フフ・・・

やけに可愛い顔した瀬名。そのままリサは勝太のことが好きなんだよとズバリ述べる。
そういった自覚はまったくなかったので驚きのリサさん。
さてさて、恋を自覚した時、リサさんはどのような行動に出るのだろうか。
性格的には割と気の合った2人でありますが付き合うこととなるかというと・・・うーむ、難しそうな感じですかなぁ。



第24話 リサの強がり  (2015年 26号)


瀬名にモヤモヤの原因は恋であると指摘されるリサさん。
リアルガチでありえんと否定してはいるようですが・・・これは間違いなさそうですなぁ。

とはいえ妹を紹介した手前、今さらそんなことを認めるのもという感じのリサさん。
心配してくれるあずさちゃんのことを思うとそうなりますでしょうなぁ。
しかしあずさちゃんと勝太が仲良さそうにしているのを感じるとどうしてもモヤモヤが大きくなってしまうようで・・・ううむ。

どーしちまったんだ。アーシは・・・

悩めるリサさん。切ないのう。
そんなリサさんの悩みも知らず、あずさちゃんとは順調順調と語る勝太。可愛い顔しやがって。ハハハハ。
といいつつも、共通の話題はどうしてもリサさんのこととなってしまうのが悩みであるらしい。
まあ、お嬢様なあずさちゃんとはなかなか話題を合わせるのは難しいでしょうなぁ。

賢者モード抜けの肝田の技のキレは凄まじい。
相変わらずプロレス技が得意でありますなぁ。相手の協力なしに関節技を決めるそのテクニック・・・凄まじい!!

あずさちゃんと映画館デートを行う勝太。
ネコ食堂・・・ネコ好きな人ならそれなりに楽しめるのかもしれないが・・・つまらなさそうだ!!
うーむ、何というかこういう辺りの感性はあまり一致していない感じがありますなぁ。
果たして長続きするのかどうなのか・・・
勝太としてもその辺りが心配なのか、会話のキッカケとなるようあずさちゃんのことをもっと知りたい。
なのでリサさんに質問を投げたりしているようであるが・・・おやおや。

ここでリサさんの両親登場。こりゃまた凄い父親ですな。ガッデム!!
見た目はさておき、娘大好きそうなパパさんでございますなぁ。

それから10日経過。
勝太はあずさちゃんのことでリサさんに大事な話があるらしい。
しかしずっと連絡が取れないので困っているとのこと。ほう?

それはさておき、珍しく瀬名と肝田の2人だけとなりました。
相変わらず肝田のトークは実に肝田らしいというか何というか・・・
そういう会話であってもちゃんと相手してくれる瀬名。お優しい!!
しかし一緒に居るだけで笑われるとは一体どういうことなのだろうか。まあ、箸が転がっても可笑しい年頃なのでしょう。

それはそうと、この女の子たちは瀬名のことを探していたらしい。
何でもリサさんがここのところずっと元気がなく、ぜんぜん食べずに過ごしているらしい。
今はもう死にそうに暗くなっているとのこと。そりゃあ心配ですな。
なので元気の素である瀬名を連れて来ようという話になったわけでありますが・・・
そこにいたのは驚くほどに激ヤセしたリサさんの姿。えぇ!?

うーむ、やはりあずさちゃんと双子なだけはあったということでしょうか。
しかしヤセても太くて立派な鼻毛だけはそのままなんですなぁ。
こればっかりは能動的に処理しないと勝手にどうにかなるもんじゃないですからねぇ。いや、どうにかしようよ。

思わぬ展開となってきた恋模様。
この姿のリサさんならば勝太も傾く可能性は高そうであるが、はてさてどうなりますか。



第25話 鼻吹雪  (2015年 27号)


まさかの激ヤセで美少女化したリサさん。ただし鼻毛はそのまま。
こいつは肝田も大いに驚きだ!!

リサさんとしては未だに自分の気持ちを掴みきれていない様子。
ただ瀬名の言う通り、自分が勝太のことを好きだったとしてももう遅いと言いだす。
ははぁ、勝太の言う大事な話というのを気に病んでいるわけですな。
そのままあずさちゃんと付き合うという話になったらどうしようと。なるほどねぇ。

アーシはいつでもあずの引き立て役・・・あずが幸せならそれでいいんだ・・・

勝太に自分の気持ちを伝えたら?と述べる瀬名に対し、この答え。やはりいい姉でございますなぁ。
しかし姉がそう想っているのならば妹の方だって同じように姉のことを想っているものだったりする。
献身は美しいけど、できれば双方幸せな形に落ち着いて欲しい所でありますわなぁ。

やせて美少女化したリサさん。しかしずっと鏡を見ていないから自分がどうなっているか分かっていないらしい。
ふうむ、元の状態がブスだという自覚はあったんですなぁ。確かにそんな感じは見せてましたか。
そう思いつつも明るく振る舞うリサさんの強さは美しい。瀬名も褒め称える。
そして瀬名の手はリサさんの鼻毛を一気に引き抜き・・・

恋の魔法がリサを誰よりキレイにした・・・自信持って勝太の所に行くといいよ。

そう述べて抜いた鼻毛を空に舞わせれば、それは花びらとなってリサさんを祝福してくれるという。
うーむ、真のイケメンは鼻毛を花びらに変えるぐらいなんでもないということなのか・・・!!
何にしてもこれで間違いなく綺麗になりました。瀬名の言う通り、自信を持つのがいいですよ。肝田も保証してくれる。綺麗やでえ!!

てなわけで。
大きく変化した姿で勝太の前に現れるリサさん。案の定動揺の勝太。おやおや。
そしてリサさんへの大事な話というのは、あずさちゃんとは合わなかったという内容。あらあら。やっぱりか。
可愛い子ならば基本的に楽しく過ごしたいと考える勝太であるが、やっぱり相性というのはあるみたいですねぇ。
屈託なく話せているリサさんとは違い、あずさちゃんとはどうにもぎこちない感じがしていたものです。

思わぬ話を聞き、思わず嬉しそうな顔を見せるリサさん。可愛いじゃないですか。
勝太との相性も良いわけですし、このままいけば2人がくっつく流れも普通に有り得る。有り得たのだが・・・

悩みが解決して無事に食欲が戻り、1週間で体型を戻したリサさん。鼻毛も元通りだ!何でやねん。
まあ、急激にヤセたのだから食欲が戻ればリバウンドも急激なのは当然と言えますか。
何というか、惜しいというか予想通りというか・・・ハッハッハ。
恋は実らなかったけど皆元気になったようで良かったということにしましょう。うん。



第26話 麗しの女教師  (2015年 28号)


突如G組に美人教師!!
この最下層にいきなりやってきたりして大丈夫なのだろうか、雨宮瞳先生。
案の定、内心はビビっているようでありますなぁ・・・

学年主任の誘いをことごとく断ったための報復人事であるらしい。
うーむ、美人も大変ってことでありますな。
G組行きはさておき、これまで信頼関係を築いていたクラスと離されることになるのは悲しいですのう。

しかしG組の連中も見た目はさておき割と気のいい不良が多い印象。
今も美人教師がやってきてどうリアクションしていいのか分からず動けずにいたりする。可愛いことじゃないですか。ハッハッハ。
本当に品のないところだと、もっとこう囃し立てたりするんでしょうなぁ。

囃し立てたりはしないけど、情念が溢れかえってる男はいる。勝太だ。
年上でももちろんOKな感じの勝太。いい食いつきをしております。
そして負けじと美人教師に命令されたがってアピールを開始する肝田。
この辺りはブレないというか何というか・・・こいつらがG組の主力選手なのです瞳先生。

それはそうと何故かここで薫君。
先生よりもG組の面々の態度が良くなる薫君の登場。しかしやってきた理由は・・・

言っとくぞ・・・生徒に手ェ出すのは御法度だからな雨宮!

どうやら勝太に手を出されるのを危惧してわざわざやってきたらしい。
うーむ、薫君・・・積極的になったというか何というか・・・ハッハッハ。

まあ、ともかくいちいちツッコミ入れててはキリが無い感じのG組でありますが、よろしくお願いします。
瞳先生も、もっと激しいノリで接していって問題ないのよ?いや、ずっと若者と同じノリは逆に疲れるか。

勝太のクラスに美人教師。その話を聞いてモヤモヤを感じるリサさん。
相変わらず認めきれてはいないようですが、まだまだチャンスはあるってことですかねぇ。どうなんですかねぇ。

それはそうと瀬名に誘われて家に遊びに行くことになりました。
何だか神妙な顔してると思ったら寂しがってたんですか。
しかしまさか・・・ここでいきなりの爆弾発言が瀬名の口から飛びだしてくることになろうとはねぇ・・・
真のイケメンとも称される瀬名。しかし女子との関係がステップアップすることはない。何故なら・・・

勃たないんだよ。オレ・・・

まさかまさかの宣言。
いやー。ブッ込んできましたねぇ。またこりゃどでかいものを・・・!!
こんな話を聞かされてもさすがに勝太にはどうすることもできますまい。
薫君の件については上手い具合に決着がついた感じではありますが、さてこれはどう解決するのか・・・不安だけど楽しみだ。



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