蒼天紳士チャンピオン作品別感想

Gメン
第27話 〜 44話


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 各巻感想

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連載中分

Gメン 4巻


第27話 思い出は重いでぇ  (2015年 29号)


衝撃的なカミングアウトを行った瀬名。その理由は5年ほど前のこと・・・

塾に行ったはずの瀬名であるが、先生の都合で休みになり早く帰れることとなりました。
家に帰ってみると大人の男の人の靴。お父さんのものかと思ったが、実は違う。
母親はリビングにおらず、探した瀬名少年が目撃したものは・・・

うん、なんというか、うん。生々しい
子供としてはちゃんとした両親のそれでもショックを覚えたりするものなのに、不倫相手とかさ・・・
そりゃトラウマにもなるってものですよ。

勃たなくなる理由については心当たりがあると述べる瀬名。
やはりその記憶は消去されず、常に付きまとっているって感じでありますか・・・辛いなぁ。さすがにこれは言えないか。

特定の彼女は作らない。けど誰もいないのは寂しいから嫌と述べる瀬名。
それが自分の勝手な考えと分かってはいるのだけど・・・
まあ、寂しいものは寂しいですからねぇ。その気持ちを埋めようとするのは仕方がないことだと思いますよ。うん。
しかし寂しい思いを埋めるのなら別に女の子じゃなくてもいいんですよね。きっと。いや変な意味ではなく。
G組に来て少し明るくなったのは男友達が増えて寂しさが埋まりつつあることの表れなんじゃないかと思える。そうあって欲しい。

さて、その日は瀬名の家に泊まり、翌日。
小学校の頃からの幼馴染であるという梅田くんから瀬名についての話を聞く勝太。
小学校の時はテンション高くて流行ったギャグとかかます子であったらしい。そりゃまた想像し辛い話ですなぁ。
しかしその瀬名少年もある日を境に人が変わったみたいに暗くなったという。ああ、あの日を境に、でしょうな・・・
そして中学に入ってすぐに両親が離婚。母親が男を作って出て行ったのだそうな。ううむ・・・

中学に入ってからは逆にヤナ奴になったという瀬名。
いつも女連れで目立つために上から睨まれて喧嘩三昧。ケガしてない日の方が珍しかったという。

でもG組入ってからアイツ少しずつ明るくなってんだよな!オレうれしいよ・・・

そう語る梅田くんはやっぱりいい子ですなぁ。
ヤケになって切り捨てていた男友達にこそ、瀬名の寂しさを埋めるものがあったのかもしれない。
そう考えると色々と青春の悩みは複雑でありますなぁ。どう行動するのが正しかったのか。その時は分かるはずも無し・・・か。

それにしても真面目な話をしている最中にいきなり登場してくる薫君。前全開でさ・・・驚くわ!!
すっかりキャラが変わったというか、気にすることなく開放的になったというか・・・
あのエピソードがあったからこそ楽しんで見てはいられますけどね。ハッハッハ。ガッついてるなぁ薫君。

それはそうと、何だかやけにカリカリしている様子の瞳先生。
なかなかG組へのツッコミが冴えてきている感じはありますが、馴染めてはいない様子。
まあ、元彼に殴られたりと悩みを抱えている状態ではそれも無理はないか・・・
ってこっちの悩みも何か生々しいな!!

サブタイトルは軽い調子で行っているのに、そんなこと言ってる場合かと言わんばかりに重く生々しいこのシリーズ。
果たして瀬名の件と瞳先生の件、双方が上手く解決する流れとなるのでしょうか。
なって欲しい所だけど・・・ううむ。怖いけど、期待したい。



第28話 女教師の憂鬱  (2015年 30号)


元彼からは殴られ、セクハラ主任からは嫌がらせを受けてと大変な瞳先生。
G組の子らは言うことは聞かないかもしれないが、まだ可愛い感じじゃなかろうか。

学年主任は理事長の息子であるため、他の先生たちも様子をうかがうしかない。
うーむ、元彼の方はともかく、こっちの解決は色々と大変そうですなぁ。
瞳先生としてはどうにか屈することなく、それでいて辞めるようなこともなく行きたいみたいですが、さてはて。

さて、今日は勝太だけではなくいつものG組の仲間揃って瀬名の家に遊びに行く。
父親が出張の為何時までいてもいいとのこと。そりゃ楽しそうなお泊り会になりそうですな。

食料の買い出しに向かったスーパーで瞳先生と遭遇。
別に悪い事しているわけではないが、外で先生と出会うと緊張しますよね。
と思いきや勝太と肝田はむしろ興奮している様子。こいつらはさすがというか何というか。

しかし目撃するのは男といる場面。
あっという間の勢いでやさぐれる勝太と肝田。こいつらは本当にまったく。
というか肝田、それはレジ通した商品なのか?どうなんだコラ。

それはそうと、男といるからってデートとは限らない。
見るからに嫌がっている様子の瞳先生。ただ事ではないと傍から見ても分かる。
女の顔殴る人なんて信用できない。瞳先生の言うことは全くもってその通りであります。
元彼は反省しているみたいなことを言っているが・・・どうにも表面だけの反省にしか見えないのがなぁ・・・

瞳先生としてはもう完全に終わったはずの相手。それが粘着してきている恐怖は計り知れない。
悩みも多い所にこれではなぁ・・・プライベートな時間にまで浸食して来そうだし、大変ですわ。
どうにか上手いところ解決してあげたいところだが・・・どうなるか。
しかし女が殴られた様子を見ても思ったほどは怒ってない様子の瀬名。ふむ。これは何か理由があるのか・・・?



第29話 不安の種  (2015年 31号)


暴力振るう元彼との再会に怯える瞳先生。
でも生徒には悟られまいと強気な姿勢。残念ながらバレバレでしたよっと。

心配する勝太であるが、瞳先生としては生徒にはやはり知られたくないことである様子。
まあ、大人には色々あるってのは確かですけどね。

先生のプライベートであるし、オレらがとやかく言うことではないと述べる瀬名。
気遣いっぷりは流石であるが、女性が殴られていた割にはやけに冷静な感じですな・・・?

ヤなこと忘れるために酒を飲む瞳先生。大変ですなぁ。
それにしても寝間着姿、可愛らしくて良いですな。ホッホッホ。

瀬名の家で遊びG組の一同。皆で仲良くゲームと楽しそうですなぁ。
そんな中でもやはり気になるのは瞳先生の様子。
マトモな男は女を殴ったりしないと梅田くんも述べておりますし、やっぱり心配になりますよね。
しかし瀬名は心配することじゃないと述べてみたりする。
うーん、やはり何となく様子がおかしい感じがありますなぁ、瀬名。いい方向に変わっていっているはずなのだが・・・
これはやはりアレかな。瞳先生ぐらいの年代の女性だと出て行った母親のことを思い出したりしちゃうのだろうか・・・

さて、しつこく電話してくる元彼。
いや、電話してくるぐらいならばまだ良かった。瞳先生も強気でいられた。
しかし電話しつつも部屋の前まで来ているとか・・・行動が段々と狂気じみてきている!!
というかというか、最後のページのこれ。不安の種っぷり!!恐ろしい!!
普通の人には考えもつかない行動するからなぁ・・・そりゃ不安の種にも例えられる存在ですわな。ストーカー怖いわ!!



第30話 アンタ クレイジーだぜ!  (2015年 32号)


瞳先生にパワハラをしでかしている佐野主任。
これで不祥事について語ってはお前が言うなと言われても仕方がないですわなぁ。
しかし瞳先生。ヤサぐれてるねぇ。元彼の奇行のせいであるが、G組の担任になったせいと思われたらどうしよう。

一応元彼は警察を呼ぶと脅したら一度撤退した様子。
しかしここまでイカれた行動を取ってくるとなるとどこまでエスカレートすることやら・・・

授業中もそのことで頭がいっぱいな様子の瞳先生。
完全に上の空になっている瞳先生に対して色々と告白してみる勝太たち。何をしているのやら。
結局薙はDS没収されちゃってるんですな。力ずくで取り返したりはしない可愛さ。

とてもお悩みの様子の瞳先生。
しかし警察に通報すると学校に知られてしまう
そうなると佐野主任に何を言われるか。ヘタしたら辞めさせられるかもしれないと危惧している。
うーん、大人の悩み方ですなぁ。被害者だからって簡単に警察に頼れない。難しい話だ。

昨日の今日だしきっと大丈夫。絶対大丈夫と考える瞳先生。
そうであれば良かったのだが・・・イカれた奴は行動力だけはあるから困るなぁ・・・しかも誤った方向の行動力が。

ストーカー特有の脳内変換というか何というか。
嫌がる瞳先生の様子を見ても試しているだけで本当は違う気持ちでいるはずとか思っている様子。うーんキモイ。
カギナックルは打倒するまではいかないが、痛みを与えて怯ませることができるので逃走するには有効な攻撃ですのう。

近くのコンビニに逃げ込む瞳先生。
偶然そこにいた勝太と瀬名。さて、これはブッ飛ばして解決する流れとなりますかどうか。
ブッ飛ばすこと自体は簡単だろうけど、それで改心しないと何ともなりませんからなぁ。
上手い事解決して頂きたいものであります。



第31話 課外授業  (2015年 33号)


ヤバすぎるストーカー。外に出ても大暴れ。イカれてるなぁ。
それでも怒った勝太を前にして怯んだりする辺り正気が残っていないわけではない様子。
わが身可愛さのところから気付くってのも非常にアレですが。

退散したストーカー。とはいえこれで事件解決とは行きそうもない。
というわけで、瀬名の家にお泊りすることとなった瞳先生。
出張等で両親がいない間に若い女教師を自宅に泊まらせるイケメン・・・
これだけ書くと色々とアレだけど、でもそのイケメンはっ・・・て話なのが何ともはや。
まあそうでなくても真のイケメンでありますしね。手を出すようなことはありますまいて。

どんな理由があっても誤解を招くような真似はできないと瞳先生。
そんなことを言っておきながら次のページではぶちぬきのスウェット姿を見せてくれて可愛い。
お酒を勧められて断ってみたが次のページではへべれけになっている瞳先生。可愛い。隙だらけだなオイ。

年齢が年齢なだけに焦りが見えている様子の瞳先生。
美人であるし、モテないわけではないのだろうが・・・基本的に男運が悪いってことですかねぇ。
確かに見た目だけではDV男かどうかなんて分からないし・・・これは本当に運ですよ。

店員にキレたり女の顔を殴ったりと本当に信じられないストーカー男。
どうしてそういうことが出来るのか・・・さすがにこの辺りは理解に苦しむし理解したくはない。
てなわけで危ないことになる前に警察に行った方がいいと勧める瀬名。
であるが、佐野主任のこともあるしと渋る瞳先生。大人は難しいですねぇ。
とりあえず明日学校の帰りに行ってくるとのことですが、果たしてどうなりますか。

男所帯なので多少気が遣えないと家の中が大変なことになると瀬名。若いのに達観しているというか何というか。
まあ、色々と経験しておりますからねぇ・・・グレてた時もあるわけですし・・・
今は大分丸くなった感じであるが、それでも母親のことはどうにも許せない気持ちでいる様子。まあ当然か。
一般論で軽く語れる問題ではありませんわなぁ・・・

瀬名が悲しみを、苦しみを吹っ切って本当の意味で女性と相対する日は来るのだろうか。
その鍵となってもらいたい勝太・・・いや、その寝言はどうなんだ。気楽というか何というか・・・
まあ、その明るさが救いになるかもしれませんしね。救いとなってほしいものです。



第32話 女教師は楽天家  (2015年 34号)


一夜明け、勝太たちに見守られながら帰宅する瞳先生。
瀬名とは違い、部屋に生徒を上げるのには抵抗のある様子。
まあ、準備もなくいきなり迎え入れられるぐらいに普段からキレイに出来ている人は少ない気もしますしね。

色気もあるし可愛い瞳先生。
しかし瀬名に言わせれば先生だし、9つも上だしナイナイとのこと。
まあ確かにその年齢差は厳しい気がしますな。でも瞳先生は可愛い感じであるし・・・まあこれは個人の好みの差か。
トラウマ等とは関係なく単なる個人の好みの差であるかどうか。その辺りは気になるところですな。

G組らしくケンカする勝太と肝田。理由はG組らしい子供のような理由。何やってるんだか!!
しかしドラゴン・スープレックスってまたかけづらい技を・・・

瀬名に再度警察に行くよう忠告される瞳先生。
しかし佐野主任に仕事を押し付けられ帰るのが遅くなってしまう。
うーん、こうなると行くのが面倒くさくなったりしちゃうんですよねぇ。分かる気はします。
実際に被害にあってはいるものの、確かに警察に説明しようとなるとなかなか難しい。
メールなどでは脅しの文面はないし、提出できそうな物的証拠はなく体験談しかない。
これだともし警察に届け出ても、警察側もそんなに動けないのではなかろうか・・・ううむ。

それはそうと今日も瀬名の家にお泊りで遊びに行く勝太。
そんな風に入りびたっている勝太に居ても立っても居られなくなったのは薫君。
妬いてねーよとか言ってるけど、どっからどうみても妬いてるじゃないですか。ハッハッハ。

そんな薫君に対し、遊ぶのなら3人の方が面白いしさと誘う瀬名。
その瀬名の誘いに対し・・・1コマで態度を軟化させる薫君。この変わりっぷりがまた・・・!!いいなぁ、オイ。
真のイケメンは人の恋愛感についてとやかく言わないし、態度を変えるようなこともない。さすがの瀬名先生であります。

さて、瞳先生。
警察に行くのを面倒くさがった結果、拉致られそうになる。
うーむ、まさかここまでの強硬手段を取ってくるとはなぁ・・・
警戒していた瀬名にしてもこれはさすがにまさかまさかでありましょう。
思わず飛びだして救いに出たものの、刃物はちょっとヤバイ。

というわけで瀬名も連れ去られてしまうことに。こいつはピンチだ。
まあ、薫君もいることだし、何とか勝太と連絡さえ取れればどうにかなりそうでありますが・・・さてさて?



第33話 勝太の追跡  (2015年 35号)


謎の集団に拉致される瀬名と瞳先生。
そのことを知らない勝太たちであるが、瀬名のカバンが落ちていることに気づけば異常事態であることは察せられる。
頭のおかしいストーカーを見ているだけに嫌な予感はすぐに浮かびますわなぁ。

さて、車に押し込まれた2人。刃物を突き付けられてヤバイ様子。
にも関わらず9つ上という言葉にツッコミを入れる瞳先生は余裕があるというか何というか。G組で鍛えられたツッコミ力故か!?
まあ、確かにいくら美人教師とは言っても高校生が9つ上に興味を持つかどうか・・・いや、勝太の例もあるしそこは何とも言えんな。

ともかく会話で気を引いているうちに勝太からかかってきた電話を着信する瀬名。
こうやって車中の会話を拾わせようという考えであるわけですな。冴えてるねぇ。
それと察してすぐに動く勝太もさすがに荒事に慣れているというか何というか。
そして話が見えないのに勝太の言う通り追いかけてくれる薫君は本当に頼りになる人でございます。

さりげなくEDであることも暴露したのだが瞳先生の勘違いで流される瀬名。ハッハッハ。
まあこのストーカー男は何言ったって信じるわけもないですしねぇ。とはいえ時間は稼がないとだし。大変だ。

どうやらこの男たちはストーカー男が金で雇った連中らしい。なるほどね。
生徒は関係ないから帰してあげてと先生らしい気遣いを行う瞳先生。いい人ですなぁ・・・
会話に乗っかり、無様に見せながら向かう先を教える瀬名はさすがのイケメンっぷり。
そして行く先が分かれば目的地も推測できるという薫君。チョー頼もしい!!

薫君「ホレ直したろ!?
勝太「マジホレ直した!!

逐一アピールして嬉しそうにする薫君が本当に可愛い。
お友達でいましょうみたいなことを言われてもまだまだ諦めてない様子ですが、それもまた良しか。

工場跡のようなところに連れ込まれる2人。
ここで瀬名が携帯を通話状態にしていたことがバレてしまう。チィッ。
まあ、それでも勝太たちは間に合ったわけですし、良かった良かった。
もう少し早ければ殴られずに済んだかもしれませんが、まあその辺りは勘弁ってことで。

勝太と薫君。よほどのことがなければどうにかされることもない最強コンビである。
しっかりとっちめて二度とバカなマネが出来ないようにして欲しいものでありますな。



第34話 スタンドアップ瀬名  (2015年 36+37号)


門松勝太&伊達薫。頼りになる2人が助けにやってきた!!
この人数なら片方だけでもどうにかしてしまいそうな2人ですからねぇ。頼もしいことこの上ない。
まあ、さすがに刃物とか平気で扱う連中だし、1人で囲まれると危険だったかな?

しかし突然刃物を持った相手に襲われても冷静に対処する勝太
動けなくなるようキッチリ追い打ちもかけてるし、何というか凄い。

ともあれ無事に拉致しようとしていた連中を片付ける勝太たち。
それを見て、この期に及んでコイツらが勝手になどと言い訳を始めるストーカー男。どこまでもどこまもなヤツだなぁ。
そんな相手だから、瞳先生が張り飛ばしてしまっても無理はないわけでして。

卑怯者!!アンタは絶対に許さない!!言い訳は警察でしろ!!

警察沙汰は解雇に繋がるかもしれないし躊躇っていた瞳先生。しかしもうそんなことは言ってられない。
自分の甘い考えのせいで生徒まで巻き込ませることになってしまった。
そのことを痛感し、教師失格と言いだす瞳先生。
ふむ、瀬名のことを庇ったりしてましたし、思った以上に教師としての誇りを持った人なんですなぁ。美しい。

というわけで警察に通報し、ストーカー男たちは御用。
そして次の日。当然事情を警察から聞いたであろう佐野主任。瞳先生を気遣って2・3日休んでいいと述べる。ほほう。

てっきりクビになるんじゃないかと危惧していた瞳先生でありましたが取り越し苦労。
というか・・・そっかー。佐野主任。そういうキャラでありましたかー。
不器用というか何というか。困らせれば頼ってくれるはずとか思っちゃったりしたんだろうか?
行いはさておき、印象はこれまでとガラリと変わった佐野主任。たった2ページで人の印象はこうも変わるのか・・・!!

活躍した勝太たちであるが、危険なことをしたわけなので警察にはメッチャ怒られる。まあ仕方ないですわな。
何にしても瞳先生が無事で良かった良かった。
そして瀬名には更に物凄く喜ばしい出来事が・・・スタンドアップ!!

本当の恋心を知ったが故にトラウマからも解放されたということでしょうか。
勝太とハイタッチする瀬名の表情の崩れ方がいいですなぁ。まさに解放されたって感じだ。
イケメン度はこの先どうなるか分からないが、前よりも楽しく過ごせるのではないかと思える瀬名。何よりです。

いやぁ。瀬名の衝撃の告白を含めてどうなるかと思ったシリーズでしたが・・・綺麗に片付いたなぁ。本当、さすがでございます。



第35話 運命の出会い  (2015年 38号)


G組の皆さん、今日はトランプでお楽しみ。
大富豪とか学生の頃はよく休み時間にやってたもんですなぁ。
呼び名は場所で変わるかもしれないけど、うちでは大富豪でした。

全く接点のないオタクとヤンキーが同じように遊んで笑いあっている。
肝田と薙の関係はなかなか不思議なものがある。普通は交わることの無い人種であるはずなのに・・・

というわけで今回は2人が仲良くなった時の話となります。おぉ。

それは7か月前のこと。
その頃の薙はメッシュを入れて今よりもビジュアル系寄りな感じだった。割と色気あるじゃん。
肝田は今の100倍はダサかったという。指抜きグローブはいかにもなオタクファッションでありますなぁ。
初対面でも物怖じしない態度の肝田。さすがというか何というか。コスプレじゃねーわ!!

そんなこんなで4月なかば・・・ワイはゲーセンでカツアゲにあったんや・・・

今どきでもゲーセンでカツアゲにあったりするものなんだろうか。
まあ、やってる相手がレトロな感じの不良ですし、やってることもレトロと考えればあり得る話か。
しかしカツアゲされて値切る肝田のノリはなかなか凄い。
その根性を認めて受け入れるぐらいの度量は欲しいですよねぇ。いやそんな度量ある人間はカツアゲしないか。

何故か髪型をアップに変えた薙が通りかかり、同じクラスのツレなんでと間に入ってくれる。ほほう。
相手は中学校時代の先輩であるが、今では他校のヤンキー。まあ、従う理由も特にないですわな。
そんな風に村瀬という男に喧嘩を売ったところ、ゴールデンウイーク明けに待ち伏せを食らうこととなる薙。

その頃から梅田くんとの交流もあり、G組の仲間はいた。
が、一人でいる時に集団で襲われてしまう薙。相手は集団でいながら容赦なく武器まで使ってくる。
うーむ、普通にやったら敵わない相手と認識しているだけに容赦ないやり方をしてくるわけか・・・何ともはや。

それでも何とか一発、村瀬の顔に拳を叩き込む薙。男だねぇ。
しかしもうそれ以上は動けない。やられることを覚悟した。その時・・・

ソイツ同じクラスのツレなんですわ!カンベンしたってください!!

自分が言われたのと同じセリフで割って入るのは肝田。
後ろからしがみついた・・・と思いきや、そのままジャーマン。綺麗なブリッジで決まったー!!!

まさか本物の喧嘩中にジャーマン決めるとは・・・肝田のスペック。地味に恐るべし!!
路上で遠慮なく決められるってのも凄い。怖いよ!!

まあ、その後は続かずにフクロにされて梅田くんたちに助けられたわけですが、いい男を見せた肝田。
それ以来この2人は仲良くなって今に至るらしい。なるほどねぇ。

互いに相手の為を思って、なんて言葉は口にしないが、それでもその行動は相手にとって衝撃的なものでありました。
ヤンキーとオタクでも仲良くなれる道を示す。いい話でありますなぁ。
まあ実のところヤンキーは結構漫画も読むし、話が合う部分は多そうですけどね。荒事部分で合致するかは個人次第ですが。

何はともあれ肝田と薙。2人の友好関係は今後も続いていくのでしょうな。間違いなく。



Gメン 5巻


第36話 訪問者  (2015年 39号)


12月。寒くなってきた時期に武華の校門に何やら妙な雰囲気の連中が現れる。
どうやら勝太のことを探しているらしいが・・・何者だ?

従兄弟を名乗る烏丸という人物。
それが単に勝太を呼び出す方便なのかどうなのか。
何にしても無視できる感じではなさそうですな。

G組の仲間達と共に現れる勝太。うーむ、何やらけったいな雰囲気・・・
勝太が言うには松怒に住んでた時のツレだそうな。やっぱりそういう話ですか。
松怒はハードな土地。そこで鍛えられて勝太はあんなに強くなったってわけですなぁ。
そこの連中に比べるとG組の面々はヌルそうに見える。そりゃそうでしょうな。
でもそのヌルさは楽しさも秘めているわけでして・・・笑われるような覚えはないですわな。カンジ悪いぜ。

さて、昔のツレとのことであるが・・・やはりそんな単純な感じではない。

悪ィけど・・・オレもう抜けたんだ。関係ねぇよ・・・

何かのチームに所属していたらしき勝太の発言。
しかし仲間が何かをしでかして少年院に入るようなことになったらしい。
ふむ、それを勝太のせいと語る者もいるようだが・・・どういう話でしょうかね。
何だか重い話になりそうな予感がしますよ・・・

そんな勝太を心配そうに見ている瀬名と薫君。
昔のツレはヤバそうでありますが、今の勝太には頼れる仲間達がいる。
過去話は重くなりそうでありますが、明るい未来を信じていたいと思います。



第37話 クロスボーン  (2015年 40号)


不穏な言葉を残して去っていく勝太の昔の仲間の1人、烏丸
これは何とも気にかかりますなぁ。勝太が心ここにあらずになるのも無理はないか。
だからといって友人の渾身のネタを流してしまうのは良くない。
1度目はさておき、もう1回聞かせてと言ってからのスルーは罪悪やで!!
同じ話にちゃんと反応を返してくれる皆の優しさが沁みるわぁ。

さて、勝太の昔のツレ――松怒クロスボーンが暴れている。
その標的となったのがエイトボール。いきなり吸収されてしまいました。おやおや。
力尽くでの寝床確保。何とも穏当じゃない奴らでありますなぁ・・・

それはそうと、勝太。何やら気になる行動に出ている。
からすま かなと書かれたメモと電話番号。
これは間違いなく女性の名前。あの烏丸の妹か何かでありましょうか。
今さらみっともないと言いつつ、ドキドキしながら電話。するけど繋がる前に切っちゃう勝太。おやおや。

何かこの女性とは色々とあった雰囲気ですねぇ。
わざわざ折り返してくる辺り・・・向こうも勝太がいつか連絡をくれるのではとずっと待っていたのかもしれない。
うーむ、これはいよいよただ事ではない感じだが・・・どんな関係なのかね?ん?気になるところです。



第38話 修羅の街  (2015年 41号)


連絡をしてしまったこともあり、きちんとカナちゃんに会うことにした様子の勝太。
昔の勝太は金髪だったのかぁ。昔の方が女慣れしてそうな風貌だったんだなぁ。
それがどうして今はこんな感じになったのやら。

それはそうと、兄からは勝太は死んだと聞かされていたカナちゃん。
実際ナイフで刺されたらしい。しかもどうやら克之という知った相手にやられたそうな。むむむ・・・

カナちゃんの兄は何かヤバイ仕事に手を染めている様子。
ろくに子供の面倒を見ない親に代わり、妹の面倒を見てくれていた兄。
それが妹のためとはいえ悪事に手を染めているのだとしたら・・・うーむ。何ともはや。

お兄ちゃんには危ない仕事はやめてほしい。
もしお兄ちゃんに何かあったら・・・アタシ・・・1人ぼっちになっちゃうよ・・・

涙するカナちゃん。うーむ、切ないですなぁ。
そんな顔をされては勝太としてもオレがなんとかするとしか言えませんわな。
本来ならば昔の仲間とはもう関わりたくはなかったんでしょうが・・・仕方ない。
カナちゃんは仲間達も含めて昔の関係に戻りたいみたいだが・・・難しいでしょうなぁ。

さて、その勝太を怒らせるためのエサとして狙われる薙っちょ。
ある程度の腕はあるのでしょうが、さすがにこの人数に囲まれては何ともなりませんなぁ・・・
なるべく酷い怪我をしないように気を付けて頂きたいところです。



第39話 まんが門松昔話  (2015年 42号)


クロスボーンがエイトボールを吸収したことはGメンたちの耳にも入る。
エイトボール全員より薫君の方が強い感じであるが、それはさておき余所者が街で暴れているのは気にかかるか。

というかその話よりもカップ麺談義の方に熱が入っているGメン。
焼いてなくてもペヤン○は美味しいのである。人の食べてるものにケチをつけてはいけない!!
うーむ。これはあれかね。Gメンなだけにカップメンにも拘りがあるとかそういう。
そんな集まりだったらもっと数いそうな気もするな。

さて、前回フクロにされそうになっていた薙っちょ。
やはり派手にやられてしまった様子。
入院しなければいけないほどではないが学校には行けないぐらいのケガでしょうか。

武闘派の薙のことなのでケガをするのは別に不思議でもないという様子の仲間達。
しかしそれが勝太を本気にさせるためのエサだったと聞かされると話はまた違ってくる。
ふうむ。こんなことになってしまったのでは過去のことも話さないわけにはいきませんわな。

松怒に居た頃クロスボーンと言うチームに所属していた勝太。
初めてボーンの皆にあったのは中2の時のこと。
勝太の家は教育に熱心で、両親から勉強勉強とせっつかれた勝太は疲れ切っていたらしい。
ははぁ。それで夜の街をフラフラして不良に絡まれたりしたわけですか。
そんな勝太を助けてくれたのがクロスボーンの烏丸と。ふむ。

これがクロスボーンのアタマ、烏丸駿との出会い

割とよくありそうな過去話ですな。
こうして知り合いになってから街でよく声をかけられるようになり、気がついたらボーンの皆といるようになったと。
不良達から恐れられている感じだが、それでも荒れた感じではないし、居心地が良かったんでしょうな。
アニキがたくさん出来たみたいで嬉しかったと勝太も述べる。

ケンカの仕方も駿君が教えてくれた。
他のグループとのケンカはしょっちゅうあって、学校の成績と反比例してオレは強くなった。
中3になった頃クロスボーンの門松勝太は松怒じゃ一目置かれる不良になってたんだ

うーむ。今の勝太からは考えもつかない過去ですなぁ。
いやまあ、ケンカの強さやナイフにもビビらない度胸を見れば納得でありますが。
しかしそれがどうして今のような女の子大好きを前面に出しちゃう感じになったのか・・・

ともあれ、当時は居心地の良かったクロスボーン。しかし変わっていってしまったとのこと。
慕っていた連中と別れ、今その連中とモメている。何かがあったのは間違いない。
さてさてどのようなことがあったのか・・・注目です。



第40話 竹内克巳  (2015年 43号)


過去を語る勝太。
クロスボーンは居心地の良かったチームだが、その中でも合わない人はいたらしい。
資材置き場の荷物を他の場所に運ぶだけのカンタンな仕事で何万も貰える・・・怪しい以外になんと言えばいいのか。

竹内克巳。烏丸駿とはガキの頃からお互いの苦労を見てきた仲であるとのこと。
だから烏丸も疑っては悪いと思ってしまっているんでしょうな。
妹のためにもお金は必要だし・・・とも。
しかし例え友人であっても疑いもせずにただ信じるだけというのは良くありませんなぁ。

克巳は烏丸と同じくらい強いが同時にイカれたヤツで、喧嘩に負けた相手の顔にナイフで傷を入れたりするらしい。
うーむ、それはまた何とも勝太とは相性が悪い感じですなぁ。
とはいえその強さによってクロスボーンは松怒最強のチームになれたという面はあるという。うーむ。

烏丸カナちゃんは烏丸の妹で勝太とは同い年。
親に問題があったらしく2人とも苦労してたとのこと。ふうむ。
ちなみに勝太曰く、カナちゃんとは付き合ったりはしてなかったけど、ぶっちゃけオレに惚れてる感じはあったな!とのこと。
その発言をぬるーい目で見守る友たち。まあ、今の勝太がそんな顔で言ってもなぁ・・・
実際は確かにそんな感じにも見えるのであるが・・・いやでも、男の勘は当てになりませんしねぇ。

克巳は烏丸に隠れてカナちゃんにちょっかいをかけていたが、カナちゃんとしては脈無し。
そのことを相談しているうちにむしろ勝太の方と仲良くなったらしい。
ふうむ、克巳と勝太。相性が悪いだけではなくそういうところでも諍いの種があったわけか。

そして段々とヤバイ仕事に入り込んでいく烏丸。
実入りのいい仕事があるならそっちに集中するのは当然だが・・・

案の定、克巳。裏の世界の人間にボーンの仲間を売っていた様子
犯罪の片棒を担がせて、気付い時にはもう抜け出せないようにすると・・・ううむ。
これは許せないであろう勝太。しかしこの先の展開で逆に勝太が裏切り者にされてしまうんですよねぇ。
一体何があったのか・・・注目ですな。



第41話 あの日あの夜  (2015年 44号)


克巳がヤバイ奴らに仲間を売ろうとしていることを知った勝太。
烏丸たちは疑いつつも克巳の言葉に従い、行動している。
警察も飛んでくるようなヤバイ案件だが、走行の持ち主の保険金狙いと説明されて納得する烏丸。
いやたぶん完全には納得してないんでしょうけど、自分を納得させられるだけの理由が欲しかったって感じでしょうか。ううむ。

しかし倉庫から品物を持ち出そうとした時に現れたのは勝太。
さっき見たからって、この土壇場で止めに来るとは・・・!!

オレさっき見たんだ!!克巳君がヤバそうなオヤジと話してるとこ!
みんなはオレのこと信用してるからとか・・・気づいた時には裏の世界だとか言ってた!
いいように使われてんだよ!!みんなウスウスヤバいって思ってたんだろ!?

勝太のこの言葉通り、ヤバそうな気配は感じていたクロスボーンの面々。
烏丸がこの時の勝太の言葉を聞いていなかったのが後に響くのだろうか・・・

克巳は逃がさず、おまわりに全部説明させようとする勝太。
そのようなことになっては身の破滅。間違いない。
間違いないが・・・だからって刺すかね・・・
勝太としてもそれは想定外だったんでしょうなぁ。腹を刺されて呆然としてうずくまる勝太。
それ以上に、視界が暗くなるのに仲間が遠ざかっていってしまうというこの状況の絶望感がまた何とも・・・

出血多量でヤバかったが、警察がすぐに来てくれたので助かった様子の勝太。
克巳は捕まり少年院に入っている様子。
ふうむ・・・その流れで一体どうして勝太が裏切り者になってしまうのか・・・?
よほど克巳が信用されていたということなのかどうなのか。ううむ。

未だにそのことの誤解は解けていないが、もういいんだと述べる勝太。
なるほど。その1件でボーンの連中と引き離すためにも半端な時期に引っ越しが決まったわけですか。
そして1回死んだようなものだし生まれ変わったつもりでいこうと決めて誕生したのが今の勝太というわけですか。
なるほどねぇ。っていくらなんでも生まれ変わりすぎではなかろうか!!

こっちでは気のいい仲間達と楽しく過ごせて良かった良かった。
まあ、最初の頃は上に目を付けられたりでケガして帰ってきてたようでしたが。
今は本当に良い感じに・・・なっていたんだけどなぁ・・・なかなか悪友ってのは切れないねって言葉が重いですわぁ。

そして薙っちょがこんな目にあったのは勝ちゃんのせいやで!という肝田の言葉。
肝田も友達思いですからねぇ。だからこそ思わず言ってしまったのでありましょうが・・・うーむ。辛い!!
何とかいい感じに収まって欲しいですなぁ。



第42話 友達  (2015年 45号)


あの子、学校大好きだしと先生から太鼓判を押される勝太。
生まれ変わったことで随分と意識も変わったってことでしょうか。
まあ、G組だからこそ楽しめているってことなのかもしれませんが。

さて、学校を休んで街に出ている勝太。
もちろん遊び歩いているとかではなく、烏丸を探している。
ふむ。どうやらすぐに直接対決となりそうな感じですな・・・

そんな勝太の前に現れるのは薙たちG組の仲間たち。
あれだけの目に遭いながら一緒に行こうと言ってくれるのか。
いや、薙っちょにしてみればボコられたままで終わらせられるかって思いもあるか。
どうでもいいけど勝太も薙っちょって呼んでますのな。

なんで友達のオレらに声かけねぇんだよと述べる梅田くん。
友達だからこそ危険な場所には誘えないってのが勝太の考えなんでしょうけど・・・それこそ水臭いですわな。

勝太のケンカはワシらのケンカよ!!
武華高校1年G組肝田茂樹!!ただのキモオタ思ったらケガすっぞ!!

なんと肝田までバリバリに気合を入れての参戦。
ふむ。薙がやられたことについて勝太を責めたことを気に病んでいたのですな。
そういうことを反省し、ちゃんと謝罪できる肝田。ええ子やで・・・

気のいい友達が集まってくれた。
申し訳ないと思いつつも嬉しいことでありますわな。
過去の友達に襲われ気落ちしている勝太としては今の友達が一緒にいてくれるのは心の支えになるのではないでしょうか。

そんな心強い仲間たちとやってきた廃車場。
待ち受けていたのは予想以上の人数。とても話し合いという雰囲気ではない。
さてさて、5人だけでどうにかなるのかどうか。
1人でも手が欲しい所ですし、肝田も帰るわけにはいけないぞ!!覚悟を決めよう!!



第43話 戦争じゃー!  (2015年 46号)


気合を入れて乗り込んだが思った以上に相手の人数が多くてビビるロイヤルの社長。ではなく肝田。
しかしちゃんと誤解であることを主張する辺り抜け目がない。
まあでも、さすがに肝田の言葉で事態が好転するってことはないか。

どーやってまるめ込んで連れてきたという烏丸の言葉に対し、友達だから勝手についてきたんだよと返す梅田くん。
うむ、勝太は本当にいい友達ができたものでありますなぁ・・・

というわけで開戦。まずはクロスボーンの面々はでずに前座たちが相手の様子。戦争じゃー!!
勝太や瀬名が強いのは分かっていましたが、他の面々もなかなかにやる様子。
梅田くんも薙もケンカ慣れしてる感じですからねぇ。気合も入ってるし簡単にやられたりしない!!
そして肝田もケンカはさておきプロレスごっことか普段やってるので動けないことは無い。なんだその動きは!!
余裕があるのかないのか。注目してしまいますわ。

他の面々が引き付けている間に勝太が1人ずつ1ページで片づける。
このまま名乗り上げ→瞬殺の流れを繰り返していけば全滅してくれるんじゃなかろうか・・・さすがにそれはなかったか。

ケガ人の薙を狙う卑劣な連中に覚醒を果たす肝田
身軽なデブの本領発揮となるか!?
体重があるだけに蹴りの威力はなかなかのものの様子だがさてはて!?



第44話 キモタ無双  (2015年 47号)


覚醒を果たした肝田。その動きはドラゴン・キッドを彷彿させるものであった。
プロレス技が得意なのは知っていたがその体で空中戦をこなすとは・・・キレッキレじゃねーか!!こりゃ盛り上がる。
実践でウラカン・ラナを決めるセンスは本当に計り知れない。

肝田茂樹。今年中3にしてすでに175cm、80kgある弟と毎日スマブラとプロレスごっこをすることで技の完成度を上げた男!
学校内だけではなく毎日のようにそんな遊びをしていたのでは完成度も上がりますわなぁ。侮りがたし!!
やっぱりプロレスは最強ってことっスね。
それにしても注意してるおばあちゃんも何だか楽しそうですね。いい人だ。

しかしプロレスラーとは違いスタミナがないのが肝田の弱点。
体力回復にコーラはいいのかもしれないが、ちゃんと炭酸は抜かないとだぞ。

1.5リットルのペットボトルをカバンに入れて持ち歩くと言うのもなかなか大変。
こういう地味な所から筋力は得られるという話ですね!そんなつもりはないだろうけど。

ともあれ肝田の活躍もあり雑魚は片付いた。
が、ここからが本番。クロスボーンの連中が出て来ました。
さすがにこいつらは一筋縄ではいかない。万全な状態でのタイマンならまだ可能性はあったんでしょうが・・・

頑張りはしたが、さすがにもう厳しい。
そんな状況で烏丸。勝太に対し、土下座してワビれば友達だけは許してやると述べる。
ふうむ。そうこられると辛いですなぁ。
瀬名たちはそんなことされても嬉しくないと言うが、これ以上友達がいたぶられるのは勝太としても辛いですし・・・

そんな悩みを打ち破るかのように現れるのは1台の暴走車
これは救いの主であるのかどうなのか・・・期待したいところですな。




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