蒼天紳士チャンピオン作品別感想

りびんぐでっど
#1 〜 #50


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 #1 〜 #50 (2010 51号〜2012 25号)   #51 〜 (2012 26号〜 )



#1:もなこ・オブ・ザ・デッド  (2010年 51号)


さと先生による、集中新連載の第1回でございます。

好きな女の子がいましたが、告白することもできないまま、その子は死んでしまいました。
と思ったら、葬儀のその夜、ゾンビとなって家にやってきちゃいました。

私、灰田もなこ享年16歳は、なんと死の淵からよみがえったゾンビなのだー!

実に堂々としたゾンビだ。なんか、イカ娘ボイスで再現されてしまったでゲソ。
なんで蘇ったのか理由はわからない。が、蘇ってしまったものはしょうがないので、青山君の家に泊めて貰う。
なぜなら、青山君は私のことが好きだからだ!恋心を利用された!

しかしこの手紙は恥ずかしいな。朗読されて悶えるような内容を書くんじゃない!
でも、私もこのチャンピオン感想を朗読されたら恥ずかしくって悶えるかも。気持ちはわかるぞ青山君!

ゾンビだから、ちょっとしたことで腕とか頭とか取れます。でも平気。
というか、取れやすすぎじゃないかね。腐敗が始まってるのでは・・防腐剤を用意せよ!

ゾンビなので肉を食います。人間の新鮮な肉じゃなくてもオッケー。適当なゾンビだな!

なかなかいいテンションの漫画で面白い。もなこちゃんも可愛いですしね。
これからの展開に期待です。しかし、もなこちゃんはカラーだと何色になるんだろう。



#2:青山家・オブ・ザ・デッド  (2010年 52号)


ひょんなことから、大好きだった女の子との同棲生活に。
こういう展開で両親が普通にいるのも珍しい。

さすがにゾンビとはいえ、女子高生を部屋に住まわせているのがバレたら大変だ。
いや、ゾンビなのも問題だけど。犬猫をこっそり飼っているレベルの話ではない。
しかも空腹になると肉を食わんと襲い掛かってくるのだから、タチが悪いっすね。

というわけで、食料を取りに台所に。台所にいる母親にはサルが出たと誤魔化すぜ!まあ、似たようなもんだ。

サルに食わせるために、ありったけの肉を用意するんだ!
サルならバナナとかの方が・・・
どこの世界にバナナを食べるサルがいる!世界の常識だ!

いいきりやがった!必死っぷりが健気で泣けてくるぜ。
これだけ頑張ったのにあっさりバレた上にあっさり両親に迎えられてしまった。
きっと本当のこと話して、ゾンビなんだーっていっても受け入れられた気がしますぜ。
家の中でツッコミ役が1人なのは大変だけど、圭太君には是非とも頑張っていただきたい。

それにしても、この母親可愛いな!



#3:除霊・オブ・ザ・デッド  (2011年 1号)


ゾンビになったけど、もなこちゃんは元気です。悲壮感の欠片もないな。
クラスメイトにあったら、うらめしやーっていいます。死体だし。おバカ!それは幽霊だよ!
てなこと話してたら、クラスメイトが来ちゃいました。水森アンリさんでございます。
どうやら青山君に気がある様子。こういうところで鈍い辺り、青山君は主人公の素質あるよ!

ともかく、アンリちゃんと鉢合わせしたりしないように、もなこちゃんに言い聞かせる。
ちゃんと窓からこっそり覗くよ!めっちゃ全身出てますがな!おバカ!ベシッ!スポーン!
そんなコントをしているもんだから、しっかり2人は曹禺。うらめしやー!だからそれは幽霊だ!
ほら、幽霊と思ってアンリちゃんが除霊にきちゃったじゃないか。えぇっ?

アンリちゃんはオカルトマニアだとのこと。ほう。
こりゃ松岡さんレベルだな。というか、そのスタイルはどちらかというと呪うほうではないかね。

手斧を振るって除霊しようとする姿はキガタっぽくもある。霊にも物理攻撃で対抗するぜ!
というわけで、アンリちゃんの斧が胴体にヒット。スパーン!
まともに当てれば、このようにモツがまろびでおるわ。
うむ、さすがに生身はきついだろう。グロさが違う!幽霊はいいけど生はだめだ!

というわけで、生前喧嘩していた2人が仲直りしたのでありました。
このオチの言葉だけ聴くとやはりキガタっぽく感じるな。よりおバカなノリだけど。



#最終話(#4):通学路・オブ・ザ・デッド  (2011年 2+3号)


灰田は学校に行けない病なんだ!
大変!
そんな言い訳で通っちゃうの!?母君、しっかりしろ!

ゾンビが感染するものというのは映画で流行った話なんだろうか?
バイオハザードの影響が一番大きい気がする。あれはウイルス性ですしねぇ。
母親がゾンビとなったのでアンブレラで仕留めたりね。まあ、空想の話ですが。

さて、家を飛び出したもなこちゃん。何をしているかと思ったら肉を食おうとしていました。わかりやすっ!
焼肉屋にいって、この店で一番いい臓物をくださいというのは勇気がいるな。
ともかく、もなこちゃんを連れ出した青山君は学校に一緒に行く。
遠目からなら大丈夫だろう。と思ったが早速暴走をしだしちゃいました。肉たくさん!
お弁当はヘルシーな豆腐弁当なので肉はありません。うわぁい、凄い手抜き!
そして、トラックに跳ねられて宙を舞うもなこちゃん。どうにかごまかすしかない!
俺の大事な等身大女子高生人形が飛び出してすみません!
この言い訳でも通じるのか・・この世界、しっかりしろ!
というわけで、ゾンビ娘との共同生活はまだまだ続くのでした。ツッコミ役は辛いね!

てなとこで、短期の集中連載は終了でございます。
なかなかテンポのいいギャグで楽しめました。女の子も可愛いですしね。
さと先生の次回作に期待しております!



#1(#5):映画館・オブ・ザ・デッド  (2011年 24号)


さと先生のりびんぐでっどが再びの集中連載スタートでございます。
ゾンビなだけに、堂々の復活ってなわけですな。
話数もまた1話からだ。話は連続してますのにね。

で、センターカラーなわけですが。このもなこは可愛いですな。
ゾンビなだけに顔色が悪いのだけど、なんか美味しそうな色だ。
レアチーズケーキっぽい色といえばいいのだろうか。

で、本編。あいかわらず、もなこはおバカでございますな。頭もゆるいが体もゆるいぜ!

ゾンビのイメージを伝える為にゾンビ映画を見に行くという話です。
外出するということで、母に化粧をほどこしてもらったもなこ。って全身に化粧を施したのか?
ところで、ゾンビとアイドルはトイレにいかないとあるけど、そうなのか?
食事はするのに排泄はしないとはどういうことだろう。運動することで消費されるのか?

人を襲いだすと危ないので手を繋いで行動する。手をつないで映画鑑賞か。まるでデートですね。
てなことをもなこちゃんが言い出すもんだから、青山君同様。
手に負えない感じになった!のはいいけど、S●Xってなんだ。2回も言いやがった!落ち着け!

青山君が動揺すると話が落ち着かない。そりゃもなこちゃんも扉に挟まるよ。
開けたらビックリ。まっぷたつだ!
いくら体がゆるいからって、挟まったくらいでまっぷたつになるものなのか?まあ、なったからには仕方ない。
というか、もなこちゃん。下着はどうした・・・?
化粧を全身に施したもんだから、下着をつけるのを忘れたというのだろうか。いろいろヤバイぜ!

ともかく、体をくっつけてまっぷたつ状態を隠す。
腕は簡単にくっつくけど、さすがに縦に割れるのは簡単にくっつかないか。ずれるし。
そんな状態で飢餓モード発動。ヒロインにあるまじき動きを始めちゃった!
こんなときは肉だ。肉を投げろ!とお!
んっまいよー
肉を食えば笑顔になる。でも脳はうどん玉のようにこぼれようとしている。なんて絵面だ!
半分は飢餓が治まったが、残り半分は飢えたままだ。そういうものか?
思考も右脳と左脳で分かれて別々のことを言い出すし、もうなんでもアリだな。

まっぷたつになった状態で家に帰るのは難しい。というわけで、もなこの提案。
カベに断面おしつけて歩けば、双子がカベにめりこんでしまったということにできる!生ハムメロン!
めりこんだまま移動できたらおかしいじゃないですか!本当におバカなんだから!肉!

相変わらずのおバカなノリが楽しいりびんぐでっどでした。
青山君のツッコミには今後も期待だ。頑張れ!



#2(#6):家事・オブ・ザ・デッド  (2011年 25号)


映画館では結局ゾンビものは見れなかったので、DVDで借りてきました。
しかし、もなこちゃん。本当にいかがわしいものを借りてきたらどうするつもりだったんでしょう。
一緒に見るとかいうのでしょうか。まあ、ひわい!

ゾンビ映画を見てめちゃくちゃビビるもなこちゃん。
特に人を襲ってるシーンがやばい!いつも貴方がやってることですよ!
というわけで、心を閉ざしてひきこもることを宣言するもなこちゃん。目指すはひきこもりの甲子園だ!

青山君が学校に行っている間、暇なので家事の手伝いをするもなこちゃん。
洗濯物を運ぼうとするが、両腕がボトボトと落ちるので運べない。
肉より重いものは持てないの。あら、女の子ねぇ。
干す側に回ってみたが、洗濯物より先にもなこちゃんが乾きだしている。こりゃ怖い。

ならばと食事を作る側に回ってみる。結構料理もできるんですぜ。
肉がある料理ということで、ロールキャベツを作るぞ。
材料は・・・豚肉、牛肉、豚肉ミンチ!
これらを組み合わせたロールキャベツの出来上がりだ。キャベツはどうしたー!?

なかなか役に立てないもなこちゃん。しょうがないので、おとなしく、全力でゴロゴロすることにした。
でも手持ち無沙汰なので自分を分解してしまう。本当に体のゆるい子やで!

駄目ゾンビにならないように、掃除を始めるもなこちゃん。
なんだかんだで、ゾンビになって悩んでいる・・・ように見えなくはない。
家にいるとヒマ。学校に行きたいと考えていることを青山家の母に見破られる。

久しぶりに学校に行ったら、みんなに歓迎されちゃうんじゃない?
歓迎!?

というわけで、学校に行く気マンマンになったもなこちゃんでありました。
今朝のひきこもり甲子園を目指す決意に関しては時効!
肉体並みにモロい決意を見せるもなこちゃんでありました
そんなんだから、体も頭もゆるいといわれちゃうんだよ。なんだかひわいな表現だよね、これ。



#3(#7):スクール・オブ・ザ・デッド  (2011年 26号)


前回は学校に行く気マンマンになっていたもなこちゃん。
でもやっぱり死んだ身で登校するのはいろいろまずいだろうということでお留守番。
ゾンビといっても、時折暴走したり顔色が悪い以外は普通だし、学校に行ってもいいのでは?
実は死亡確認されただけで、中国四千年の医術で生きていたとか。お、お前は〜〜!?
手とか首とか外れたりするけど、それも中国四千年のせいにしておけば大丈夫さ!

まあ、心配性な青山君によって学校には来れないもなこちゃんでありました。うらやま死。

学校に来たがっているもなこちゃんの対策を考える青山君。
すでに学校では、もなこちゃんの幽霊を見たという噂が飛び交っていた。
幽霊じゃないよ。生身だよ!
短期のときに登場していた水森さんにも改めて説明する。除霊できないから。生だから!モツあるよ!
オカルトマニアな水森さんは、幽霊と聞くとつい血が沸騰してしまうらしい。大変だ。

水森さんは青山君に気がある。
そして、もなこちゃんとは親友。親友が気のある男性と一緒に暮らしている!
普通に考えたらラブコメ要素は満点なはずなのに、そっちに傾倒する気配がない。
まあ、青山君にそこまでの余裕はまだないでしょうしね。

ともかく、もなこちゃんをどうにかしないといけない。
水森さんに相談しようとしたが、いきなり学校に来ちゃってるもなこちゃん。
どうにかするために、水森さんに除霊の真似事を頼むことにした。真似事でも本格的だ!
黒板にデカデカと描かれた結界のおかげで、もなこちゃんは教室に入って来れない!効果は覿面だ。
いや、単に見えないところで青山君に押さえ込まれてるだけなんですけどね。

腕を外して入ってきたもなこちゃん。そこに向けられるは、悪霊退散のお札。

霊はともかく、悪もつけるなんて〜〜〜

やはり悪霊呼ばわりはショックらしい。雌豚じゃなく、豚と呼ばれるようなものでしょうか?違うな。
ともかく、逃げ出したもなこちゃんを追う青山君。
このままランデブーにしけこむ気でしょうか。いやいや。

もなこちゃんは学校に大量の肉を持ち込んでいた。一応襲わないように対策は取って来ていたようだ。
でも拒絶されたので、泣きながら便所で肉をむさぼる。
その姿にほだされる青山君。次からは学校に来るのに協力するという。協力か。どうするのかな?
いっそのことゾンビだとクラスメートにバラしたらいいんじゃないか?意外と受け入れられるかもだよ。

トイレで腕をくっつける青山君。確かにこの光景はなんだかいかがわしい。
学校のトイレで男女がいちゃついているだなんて。ひわいひわい。



#4(#8):バイト・オブ・ザ・デッド  (2011年 27号)


普段牛肉とか豚肉とか食べてるけど、人肉が一番なんだから。カンチガイしないでよね!
人肉なんて実際は食べてないでしょうに、ゾンビ的にはそういっておかないといけないというのだろうか。

結局学校にはいけずに引きこもっているもなこちゃん。
このまま家で肉食べてるだけではニートになってしまう。しかも腐ったニート。
というわけで、労働だ。目指すは勤労ゾンビ!
働く場所は焼肉屋さんです。ここなら肉と触れ合える!

心配で様子を見に来る青山君。あらあらお父さんみたいですね。お父さんは心配性なんだから。
洗濯物を持つともげる腕だが、肉ならある程度の重さまでおっけー!都合のいい体だ。

人を襲ったりする心配はとりあえずない。お腹がすいたら厨房でつまめるから。してやったり!

七輪の入れ方を教わるもなこちゃん。抱えたほうが持ちやすいからいいよね。熱いだろ!
やはりゾンビには痛覚はないのか。あったら真っ二つになったとき大変だし、そりゃそうか。

お腹がすいたらつまみぐいすればいいと考えていたもなこちゃん。
間違いではないけど、無自覚に食べていてはつまみぐいどころではない。
これじゃ人間失格寸前だよ。ゾンビが何を言うか。

皿洗いに回され、肉と触れ合えなくなったもなこちゃん。
しかし落ち込んでいる場合ではない。青山家のあったか家族のためにも頑張らないといけない。
というわけで、皿洗いしながらも肉の種類を覚えたりして頑張るもなこちゃん。
ハラミは横隔膜の肉でございます。ハラ見えてる。Oh!かくまってくれ!よい覚え方だ。

頑張る姿にほだされた店長。皿洗いから、注文係に昇格できました。やったね。
早速肉の知識を客に疲労する。勉強の成果が出てるな。
ツラミはほっぺたです。恨みツラミのほっぺたビンタ。
上ミノは胃の部分。
ホルモンは小腸の部分。油多目でこってりしているらしい。ほう。

小腸といえばこの辺りですよと自分の体を指し示してくれるもなこちゃん。
ほう、それならばミノの部分も指し示していただきたいな。
とか言って、今回みたいに胃がはみ出されてても困るな。
包丁でプッツリいって腸がはみでているもなこちゃん。出てる出てる!

日常茶飯事なので大丈夫です!

その通りだけどそんな説明があるか!なんつー焼肉屋だよ!
というわけで再び皿洗いに回されるもなこちゃんでありました。
ってよくクビにならないな。というか本来は普通に大騒ぎだよ!
そういえば、もなこちゃんは切っても出血しないんですな。心臓は止まっているままなのか。
まあ、お気楽ゾンビだし深く考えてはいけない。深く考えなければゾンビになることも可能ってことか!?



#5(#9):わんこ・オブ・ザ・デッド  (2011年 29号)


なんだかんだで、もなこちゃんはバイトを続けているらしい。
そこに不審者が現れる。いや、不審者の看板の後ろにいた青山君という名の不審者だった。

一緒に帰る2人。そこにもなこちゃんのお父さん・・・に似た犬が出てきた。
もなこちゃんは生前一人暮らしだった。けど、家族はいちおういたらしい。父がいるとのこと。
ただ、仕事で外国にいっているので、もなこちゃんは一人暮らししていたらしい。なるほどね。
どうでもいいが、この犬なかなかできるな。カチャカチャカチャッターン!

家族がいるのに、自分の家にいさせてよいものかと悩む青山君。真面目ねぇ。
ゾンビになった娘とひとつ屋根の下・・・普通の漫画なら色々とトラブルがあるところですぜ。
犬のお父さんが心配して威圧してくるのもわかる。でもこれそういう漫画じゃないから!大丈夫。

というわけで、家に帰ったほうが安心なのではないかという青山君。
別に、もなこちゃんがいると肉ばかり食べられて困るとかそういうんじゃないだからね!

ひっひどい!人を肉奴隷みたいに言うなんて!

そういうセリフは公式で言ってよかったのか!感想じゃわざと控えていたのに!
ともかく、ケンカして走り出すもなこちゃん。なんだか恋人みたいだね!

落ち込むもなこちゃんの前にお父さんに似た犬が再び現れる。
さっきからウロウロして、迷子なのではないかと思われる犬。
よし、ならば私がおウチを探してあげよう!
張り切るもなこちゃん。腕噛まれてますけどね。死肉だけど生肉はよくないよ!

母親にもなこちゃんのことをからかわれる青山君。
生前は気になってたみたいだけど、今はどうなんですかねぇ。そんなの気にしているヒマもなさそうだが。
デートみたいと言われて動揺してたし、脈はあるんでしょうがね。ハッキリしない。いけず!かわず!

一方、話題のもなこちゃんは大量のカラスに追われていた。
モツを伸ばされて、やーってしているもなこちゃんは可愛いようなエロイような、ヤバイ。
カラスは柔らかくて食べやすい目を狙う習性があるという。
でも、目はやめて!ビジュアル的に

カラスはお父さん似の犬が撃退してくれました。よかったよかった。
その代わり、腕を一本持って行かれる。食べたら腹壊すよ!

まあ、なんとか無事に飼い主さんのところにつくことができました。
飼い主さんに腕が太いと言われてショックを受けるもなこちゃん。ハハハ。肉食いすぎですし。

さて、帰る場所について思い悩むもなこちゃん。そこに青山君登場。
青山君の家に帰るように言ってくる。
よく考えたら、娘がゾンビとかビックリするから俺んちの方がいいんだよ!
正論なのかどうか微妙なとこですな。
ゾンビになったうえに、男の家に寝泊りしてるだんなんて、2重の衝撃じゃないですか!
まあ、知らせぬが花ということですやね。
父上が帰ってくるまでに状態が好転していれば・・・あるのか、それ?



#6(#10):青山圭太の1番長い夜・オブ・ザ・デッド  (2011年 30号)


食べるの大好きなもなこちゃんが小食。これは一体何事か?
大丈夫、大丈・・・ブエノスアイレス!
どうやら大丈夫なようだ。

悩んでいる原因は、たまには人肉が食べたいなというものだった。なんて物騒な。
グラビアを見てよだれを流すもなこちゃん。欲求が溜まってますね!
このままでは食われると不安を感じた青山君。今日は徹夜だ!やるっきゃナイト!

気合を入れていると、もなこちゃんが部屋にやってきた。

眠れないから、こっちいてもいい?

枕を抱えてやってくる少女。普通の漫画なら凄いフラグ立った展開なのだが、そういう漫画じゃないので、これ。
いきなり眠ってしまったもなこちゃんをベッドに配置。
自分は食べられないように完全武装だ。ウィンナーを各所に配備!肌ごと食われないっすかね、それ。

見張るということなので、じっと寝顔を見ている青山君。
大人しいときはちゃんと可愛いもなこちゃん。ゾンビでさえなけりゃなぁ・・・
まあ、確かに頻繁に腸が出ちゃったりしますからねぇ。それさえなけりゃあ・・・
とか言っている間に、空腹になって襲ってくるもなこちゃん。バトルバトル。

起きては食わせて寝かせての繰り返し。いつしか朝になっていました。
いやぁ、昨日の戦いは凄かった。いつのまにか完全武装していた肉もなくなってますし。
あれ、この腕の噛み跡は一体?うわあああ!
これは、やっぱりもなこちゃんに噛まれたのか!?
ゾンビに噛まれると・・・噛まれた人間もゾンビになる!引くわ、マジで。

そのもなこちゃんは、なんだかつやつやしている。噛んだからか、噛んだからなのか?
ここで噛んだことを明確にされたら、自分はゾンビ確定!楽しそうな絵柄だな。

希望を得る為に、母親に昨日の夜について尋ねる。

そうさ、犯人が灰田とは限らない・・・母さんの可能性だって・・・

夜中に自分の部屋で、母親に腕を噛まれるとかどんな状況だ。不潔な感じがする。
確かに昨日の夜。母は気になるから、部屋まで・・・キター!
行こうとしたけど寝ちゃった。来なかったー!!
若い男女がひとつの部屋で寝ているけど大丈夫大丈夫。信用されすぎだろ、青山君。

信頼されている青山君。だからこそ、理性を失って両親を襲うようなことには耐えられない。
なので、死にゆく自分の最後のお願いを母に伝える。

俺はこれから俺ではなくなる・・・
自分自身では制御できないような化け物に・・・!
俺が母さんに・・・父さんに・・・牙を向けたら、その時は俺を殺してくれ!

何も知らない人が聞いたら、邪気眼でも発動したのかと思われる発言ですな。青山君も若いのね。
オチは、眠気覚ましに自分で噛んだというものでした。そんなこったろうと思ったよ。それ以上いけない。

もなこちゃんはもなこちゃんで、朝食のお肉を人の形にしたらわりと元気になっていた。それでいいのか!

というわけで、人生の黒歴史が増えてしまった青山君でありました。
この発言が世に公表されたら、恥ずかしくて表に出れなくなるよね!



#11:ロボオタク・オブ・ザ・デッド前編  (2011年 31号)


大学で人型メイドロボを作る。恥ずかしいと思ったら負けな作業ですな。
というか、腕だけリアルなものを作ってもなぁ・・・いや、それ自体は凄いのかもしれないけど。
周りの評価も散々であります。せめて顔がまともにできていれば。
その大学の仲間のTシャツをかぶせてやればもっと評価あがるんじゃね?

ともかく、リアルな人間ロボを作ってアッと言わせてやりたいメガネが今回の新キャラです。
そんなメガネがもなこちゃんを見たら、そりゃ騒然。首とれてるー!
首が取れても動くもなこちゃんを見てロボットと勘違いするメガネ君。
まあ、ゾンビと思うよりは現実味が・・・ねぇよ!

青山君はこれ幸いと、ロボットということで押し通す。詳細は企業秘密DEATH。
秘密にされてしまってはしょうがない。でも研究はしたいYO!
ということで、尾行して動きを観察することになりました。英語でいうならストーキングってやつだ。

青山君はロボットに働かせて金を稼がせている人らしい。悪どいな!

それはともかく、もなこちゃん。バイトの途中で寄り道をする。犬のお父さんが再び登場だ。
お父さんに腕をもがれるもなこちゃん。取れグセがついているらしい。

一体どうやってつけるんだ?

そう、それが気になっていた。今まで普通に修復してたが、どうやっていたんだ。
今明らかになる修復方法。あ・・・あれは!

木工用ボンドだー!

雑!しかも自然乾燥だ!
それでくっついたうえに機能するというんだから、凄い高性能じゃね?凄いね人体。

我慢できずに飛び出し、もなこちゃんをまじまじと観察するメガネ。
どれ、どこかにスイッチなどは

お色気系の漫画ならハプニング展開が期待できそうなセリフですな。でも、そういう漫画じゃないので!
お腹を押されて空腹スイッチが入ってしまったらしい。
とりあえず、メガネが弁当を持っていたので事なきを得る。
でも、メガネの研究意欲は凄く刺激されてしまいました。
なので、もなこちゃんを脇に抱えて走り去るメガネ。誘拐だと!?

ロボットと間違われて連れ去られるもなこちゃん。一体どうなってしまうのか!?
これがお色気漫画なら、分解ということでいろいろなハプニングがあるのでしょう。
でも、そういう漫画じゃないから!そっち方面の期待ができねぇ!



#12:ロボオタク・オブ・ザ・デッド後編  (2011年 32号)


前回のあらすじ。
もなこがロボオタクに捕まった!もうダメ!
わかりやすいあらすじでございますな。

手足を縛られ、机の上に横たえられるもなこちゃん。
優しく扱うからというロボオタク。ですが、にわかには信じがたい!
私は人間だよと主張するもなこちゃん。
それに、よくできたロボットほどそう言うんだよね、と返すロボオタク。なんでやねん。

青山君は頑張って連れ去られたもなこちゃんを探しています。
犬のお父さんを発見し、手がかりになるかと思ったらさっぱりなってなかった!

そんな青山君は置いておき、もなこちゃんはピンチ。
恥ずかしいところをまじまじと見られ、羞恥に顔を染めている
まあ、確かに切断面をまじまじ見られるのは恥ずかしいかもしれませんなぁ。ヤメロォ!

当然のごとくリアルな肉でございます。
さらに分解を進めていくロボオタク。腕の断面も、腹の断面も。顔を縦に割った断面も!マジで!?
前に縦に真っ二つになったことはあったが、あの時の傷はまだ塞がってなかったのか!
というか、服を脱がせずに解体しようとするのは何故なのでしょう。
どう見ても邪魔になると思うのですが。スイッチも探しにくいし。
まあ、ロボオタク君も紳士ということなのでしょう。解体はするけど。

さすがに、ムダに肉体を再現されているのを見てロボットじゃないと気付きつつあるロボオタク君。
お前、もしかして人間だな!え!?さっきから言ってるのに!

逃避しかかったロボオタクに、メイドロボのかなこちゃんが攻撃をしかける。
なんだ、スイッチも入れていないのに動いた?まさか、かなこちゃんの意志が!?
というわけで、妄想でかなこちゃんと喋るロボオタク。
妄想のかなこちゃんは可愛いなぁ。

結局、もなこちゃんをロボットと認めることにしたロボオタク。そこに戻っちゃうのか。
勝手に思い悩んでいるところに青山君登場。
もなこちゃんがとんでもない姿になってて涙だ!いや、確かにとんでもない。

もなこちゃんからはやはり死臭がするのか。カラスだけ感じ取れるのか。
カラスの大群がロボオタクの家に集まっていたらしい。内臓が外に出れば臭いますのかね。

もなこちゃんとの関係はよくなりましたが、ロボットオタクがつきまとってくるようになりました。
欲しくも無い弟子ゲットだぜ!いらねぇ!

さて、次号はお休み。
そして、34号からはなんと本格連載のスタートだ!
りびんぐでっども昇格が決まったか。こりゃめでたい話ですなぁ。



#13:死体と遊ぶな子供たち・オブ・ザ・デッド  (2011年 34号)


りびんぐでっどが正式連載に昇格しました。バンザーイ。
というわけでセンターカラーです。
前の時とは違い赤みがさしていますな。ちょっと健康的になった感じか?
とか思ってよく見たら、なんかはみ出してるじゃないっすか!
カラーでこれとか・・・若先生じゃありますまいに。

結局青山家で家事をやっているもなこちゃん。腕が取れてもまたくっつければいいしね!
朝早くから掃除をしています。日曜の朝といえば戦隊モノ。
バラバラ戦隊トレルンジャーが放映中だ!

なんだこの戦隊モノは・・・私のパクリじゃないか!

確かにそんな感じですな。どういう発想になったら、戦隊モノでバラバラ人間をやろうと思うのか。
もなこちゃんがテレビに気をとられていると、庭に何かが落ちた音がした。ボールだ。
子供達も朝早くから遊んでいるんですな。
というか、子供達。戦隊モノは見ないのか?今やっているのは再放送なのか?録画して後から見るのか?謎だ。

もなこちゃんからボールを渡してもらうついでに腕ももって行く男の子。
いくら無邪気な子供でも腕をとるのはダメだよ!
そりゃダメでしょ。

腕がとれても大丈夫なんてトレルンジャーしかいない!
というわけで、トレルンジャーの一員と思われるもなこちゃん。
ゾンビなことがバレないように、一員を演じることになった。
灰田もなこだから、トレグレイでございます!肌が灰色とかいうわけではない。

ゾンビなもなこちゃんはどこでもとれる。腕でも頭でも耳でも。よいこのみんなは絶対にマネしないでね!
とれる身体がこんなに喜ばれるとは思わなかったと喜ぶもなこちゃん。
しかし、身体を子供たちの遊具にされるもなこちゃんか。
いやいや、そんな危ない表現は書きませんよ。誤解されちゃいますし。ええ、書きませんとも。

とれはするけど、派手な演出は大人の都合でできません。

男の子「大人はすぐ大人の事情を使いたがる

うむ、まあしょうがないのよ。大人になればわかるよ。これも常套句だな。

トレルンジャーは悪の組織ドンビッキーと戦っている。え、何その名前。それはさすがにドン引きだわ。
そこで、前回出てきたロボオタクをドンビッキーの手下として扱う。
まあ、キモイしピッタリじゃないですかね。

食い物(ランチョンミート)で釣ろうとするロボオタク。あっさり釣られるもなこちゃん。駄目な子だ。
お預けをくらって、ぐぬぬ顔になるもなこちゃん。
いい作戦だが、中途半端に食べさせたら暴走しますのですよ。
ロボオタクを撃退し、褒めそやされるもなこちゃん。
しかし、タッくんは決してトレルンジャーの一員とは認めてくれませんでした。
もなこちゃんに注目が行ってしまって面白くなかったのですね。タッくんは子供だなぁ。

後を追いかけてきたもなこちゃん。
その目の前でタッくんが溺れていた。こりゃ大変。
ヤバイ状態のタッくん。トレレッドが助けに来てくれないかなとか思うが、来てくれるワケないなと思い直す。
まあ、ギャラとか出ませんしね。意外と冷めてるなタッくん。大人!
というか、トレルンジャーのマスクのデザインは酷いな。何かぶってるんだよ。
タッくんはこれを機会にライダー派になるといい。オルフェノクとか倒せるようになるかもしれないよ。

諦めかけたタッくんを救ったのはもなこちゃん。
腸を命綱にして助けに来たのさ!
そんなもろそうなモノを命綱にするのはどうかと・・・やっぱり切れた!

流されるもなこちゃん。感動的な別れだ!
まあ、ゾンビなので普通に生還するんですけどね。生還?
ちゃんとちぎれた腸は返してもらえたのでしょうか。なんとなく心配です。
腸がなくなったら排便とかどうすればいいの!ってゾンビはその辺を心配すべきなの!?
深く考えたら負けな気がしてきました。そういう漫画じゃないしね!



#14:ショッピング・オブ・ザ・デッド  (2011年 35号)


久しぶりに登場の水森アンリちゃん。もっと出てきてくれてもいいんじゃよ。
除霊モードは解除して、お友達と待ち合わせをしています。
そのお友達は、ぬきあしさしあしして背後から近寄ってきました。だーれだ!わ、ちべたっ!
すわ幽霊かと振り払おうとする。手が相手の頭に当たる。軽く吹き飛ぶ頭。取れやすすぎだ。
しかし、そこは青山君。見事にキャッチしてもなこちゃんの頭を元に戻す。流石!

こういうアクシデントにはすっかり慣れっこの青山君。
その青山君に気があるアンリちゃん。そして、もなこちゃんの3人でお買い物をすることになっていた。
このお買い物の間に、2人が付き合っているのかどうかを聞きだそうとするアンリちゃん。果たしてうまくいくか?

楽しそうにショッピングに勤しむもなこちゃん。
服を買ったりしているようだ。よろしくたのむ。
そうしていると、凄い勢いでやってきた青山君。2人を隠す。
どうやらクラスメイトが来ているらしい。もなこちゃんを見られないように隠している。
しかし、あんまり押すから・・・二の舞!
本日二度目の首落ち。ポロリと落ちてしまいました。こんなポロリはいらねぇ!

頭部の落ちたもなこちゃんの体をマネキンに見立ててどうにかごまかす。
それ、さすがに頭部を拾ったほうが速いと思うの。
というか、マネキンを勝手に持っていかないでください、お客様。泥棒だよ!

ようやくもなこちゃんと2人きりになったアンリちゃん。
思い切って、青山君との関係について聞こうとする。言いにくいと思うんだけど・・・!
良い肉と思うんだけど?
そうは言っていません。でも肉という言葉につられて暴走するもなこちゃん。急にどうしたー!
ピンチのアンリちゃん。しかし、ここも青山君の機転に助けられる。
さっき閃いていたのは、そろそろお腹が空く頃だと思ったからか。

タイミングを予知しての神プレイ。
もう青山君はすっかりもなこちゃんマスターですね。
この場合のマスターは、どれかというとポケモンマスター的な意味に違いない。

もはや2人の間に入る余地なんてないんじゃないかと落ち込むアンリちゃん。
アンリちゃんは、もなこちゃんに語る。青山君は人を気遣ったり、自然に世話をやけるいい人だと。
それに対して、もなこちゃん。

アンリちゃんだって相当いい子だから、自信もってよ〜〜〜!
いい人度で引け目感じることないよ!

そういう張り合いだったのか!それは気付きませんでした。
ともかく、もなこちゃんはアンリちゃんに、先ほどの服をプレゼントとして渡す。
無理矢理呼び出してしまったけど、久々にアンリちゃんと遊びたかったのだ。
このプレゼントに感激するアンリちゃん。
自分は色ボケていたけど、もなこちゃんは自分のことを考えていてくれていた!感動だ!

感動している間にハプニング発生。もなこちゃんの頭が通りすがりのチャンピオン淑女に吹っ飛ばされる。
木曜は燃えないゴミの日ではない。チャンピオンの発売日だ!
その飛ばされた頭と同じ速度で走るアンリちゃん。空中でキャッチし、元に戻そうとする。がしーっ!
さすがアンリちゃん。いい人度では青山君に並ぶと称されるだけはある。見事な動きだ!
でも経験が足りなかったようですね。そのボディは別物だ!
ていうか、どういう光景だこれは!
これでそのボディでも動けるようになったりしたら、いろいろと怖い。なんでやねんという怖さだ。



#15:病院・オブ・ザ・デッド  (2011年 36+37号)


ウロチョロする圭太ママが凄い可愛い!
それはそれとして、もなこちゃんは何の本を朗読しているんだ?

巨乳は面積広くて非常に良い。超乳が現実にいれば・・・

何の本を読んでいるんだ?

それはさておき。圭太ママがあることに気付いてしまいました。

もなこちゃんって顔色悪すぎだと思わない!?

ものすごい今更感が!
元々楽観的な母親ですからねぇ。お肉沢山食べるからそのうちよくなるだろうと思っていたらしい。
まあ、行動だけみていると病人とはとても思えませんわな。
でも、さすがに傍から見れば異様に見えるらしい。
しかし顔色が悪いからってゾンビよばわりとは失礼な奥さんですな。ゾンビですけど。

病院なんかに行ったら死んでるってすぐにバレてしまう。
なんとか止めたいところだが、青山君は父親に捕まってしまう。
病院につれていくことは両親で決めたことらしい。なんやて!
というわけで連れて行かれるもなこちゃん。注射はヤダー!そういう問題じゃないっショ。

保険証を持っていないもなこちゃん。そりゃ死んでますし。あっても破棄されてますし。
注射を怖がるもなこちゃんを相手に、青山君の子供のころについて話す圭太ママ。
周りの友達は皆兄弟がいたから、弟か妹が欲しいっていつも言ってて、ちょっとさみしそうだったという。
私も女の子が欲しかったから、もなこちゃんが来てくれて嬉しいと言うママ。ええ話や。
でしたら、2人目を産むわけにはいかなかったのでしょうか。まあ、家庭の事情ですな。

いまごろになって死んでるから診られたらまずいと気付くもなこちゃん。自覚が足りない。
ただでさえ顔色が悪いのに、焦りで縦線が入っている。顔色わるっ!

健康DEATH!ブイ。
何言ってんの!?何言ってんの!?

なんとも妙なやりとりである。いいノリだな、この女医さん。
まずは心音。聞こえるはずもない。口で言ってごまかせると思うなよ!
というか、なんで服の上から聴診してるんですか?ちゃんとまくらないと駄目っショ。

冷たすぎるので体温を測る。
脇でこすって摩擦熱で温度を上げる!仮病をつかう子供かよ!シュゴオオオ。
そして瞳孔。変顔で邪魔しようとするが通じません。もなこちゃんも色々頑張るな。

結論。もなこちゃんは肉体的に死んでいます
衝撃の事実を聞かされる圭太ママ。ど・・・どういうこっちゃ!?
なんというか、青山君もそうだが、慌てると言葉が崩れますよね。これはこれでよい。

物理的に生きているわけがない。女医さんはそう宣言する。
そこにもなこちゃんが乱入。
体重計を抱え上げる!よいさー!が、重い。もげる!置いた。ちょっとォ!体重計も抗議だ。

続いての元気アピール。空中で回転して見せます。なかなかの運動神経だ。
ただし、激しい運動をするとズレたりします。首、首!
幸いママは気付いていない様子ですが・・・気付こうぜ!
謎のダンスを繰り広げるもなこちゃん。元気アピールしていることは気付けたママ。
なので、病院から去ろうとする。

死んでるはずなのに元気。それならありえないくらい元気ってコトですよね!安心しちゃいました!

なんとも楽観的なママでございます。
まあ、死んでるならこれ以上死なないですわな。ゾンビは死なない。病気も何にもない。
といいつつ、いきなり風邪で寝込んだりするもなこちゃんの回とかあっても全く不思議じゃないのがこの漫画である。
とにかく、肉を食って体力をつけましょう!ありがたきしあわせ。

さて、今回登場した女医さん。
もっとちゃんと診察しないととか思っているようだが・・・今後の出番はどうなるのか。
物語的には、もなこちゃんのゾンビ化の謎を解き明かすキーマンになりそうだが・・・そういう漫画じゃないしなぁ。
ロボオタクぐらいの登場率になりそうな気がします。



#16:おばけ屋敷・オブ・ザ・デッド  (2011年 38号)


お祭りに行くということで、浴衣の着付けをしてもらっているもなこちゃん。
青山君のお母さん、女の子の浴衣の着付けは経験ないからって、左前は・・・死に装束!
ああ、なんの問題はなかったですね。さすが青山ママだ。

青山君がまっているところにやってくるもなこちゃん。
急いでかけだしたので転んでしまう。
転んだ拍子に、ゆかたの前がはだけております。おや・・・珍しい!
普段なら体のどこかがずれるものなのに、珍しくも普通にお色気ハプニングしている。やればできるじゃないか!
オムフランクの見た目については軽く流しておく!

さて、祭りにはたっくんたちズッコケ3人組もやってきていた。なんでその呼び名なんだ。
たっくんにカレシ呼ばわりされて赤くなる青山君。カーカカカ!
みんなでおばけ屋敷に行くことになった。あからさまにがっかりするな、青山君。

おばけ屋敷。こういうところは雰囲気が怖い。
墓石の影から飛び出してきたおばけにたっくんビックリ。もなこちゃんもビックリ。
驚きすぎて、目玉が飛び出てしまいました。文字通りに。そんなポロリはいらんというに!
さすがに生は怖い。走り出す子供達。
一方、体を摺り寄せてくるもなこちゃん。おやおや、大胆ですね。
ってこれ胴体ちゃんだー!首ちゃんはいずこ!?

ああ、まあおばけ屋敷に生首が落ちていたら、配置場所に戻されますよね。うん、自然自然。
胴体ちゃんは置いて、首ちゃんを探しにいく。
でも、胴体ちゃんは耳がないので指示が聞こえない。独立思考はできてるのに!
青山君を探して近場のカップルに絡む胴体ちゃん。断面はグロい!
カップル男の攻撃で、もなこちゃんの指が発射。他の客に次々と攻撃を与える。こりゃ怖い。
というか、チャンピオンで指とか・・・凄い怖いじゃないですか、何をしてくれるんだ!

どうにか首ちゃんを発見した青山君。
そして、なんだか生首といい雰囲気になる青山君。

せっかくおばさんが着付けてくれたんだから、見てくれないと悲しいよ・・・

まるで、ラブコメのような発言ではございませんか!生首状態だけど。
ともかく、首ちゃんを抱えて胴体ちゃんのところに戻る。そこは、大惨事でした。
なんなのこのおばけ屋敷、じゃないですよ青山君。

どうにか全てのパーツを回収してくっつけることに成功しました。持っててよかったボンド!
指とかよく回収できましたね。下手したら食べられておりましたというのに。

さて、子供達はどうやら先に出ていた様子。
しかし、話を聞くと、どうやらずっと生首に追いかけられていたらしい。
もなこちゃんは身に覚えがない話なのだが、それって・・・え?
新しいゾンビっ娘の登場って話ですか!いや、そうじゃないんだろうけど、でもそれもアリか!?



#17:墓参り・オブ・ザ・デッド  (2011年 39号)


抜き足差し足。そろりそろりと玄関から出て行こうとする青山君。
顔に影をつけてたりして凄く怪しい!

制服を着て遊びに行くとかいう青山君。ほんと、隠し事ができないんですね。夏だししょうがないか。夏だし。

青山君の隠し事とは、クラスメイトでこぞって、もなこちゃんの墓参りに行くこと
なるほど、こりゃもなこちゃん当人が参加するわけには行きませんわな。

引率するのはクラスの担任と思しき、黒川先生
もなこちゃんが死ぬ前はやる気0だったが、今では熱血教師である。
さすがに教え子に死人が出たのでは、いろいろ意識も変わりますわなぁ。責められたりしたのかしら。
しかし、この黒川先生、女性なんですな。顔が出たときは見返りポーズだからわからなかった。
パッと見、青山君?かと思ってしまった。

で、その黒川先生の話をクラスメイトの桃園君としていたら、怒られました。バカて。

道でそんな油断してしゃべって・・・死んだらどうする!

これはうざったい。いきなり熱血教師になられると戸惑うしかないな。
落ち葉からだろうと身を挺して守ってくれる黒川先生。うん・・・うん、うぜェ!
救うのに巻き込まれて電柱に叩きつけられた生徒は放置でございます。こりゃひどい。

墓参りする前に、おそなえする花を摘みにきた一堂。なんともまわりくどい。
死なないように気をつけて摘めと言われる。
だが、クラスの中村君は危なそうな行動をしてしまう。
人物の名前はみんな色がついていたりするのか?(灰田、青山、黒川、水森)
と思ったが、モブはそうでもないようだ。
そうなると、桃園君はこれから主要メンバーになるの、か?

登っていた中村君は、黒川先生に降ろされビンタされる。

お前たちみたいに若いやつが死ぬとな・・・ゾンビになる人間がいるんだ

なにっ!?
まさかの人物からゾンビ化の話が?
と思ったら、回りの人間の意識の話でありました。ああ、そういうことね。
めんどくさい教師だけど、まあ、もなこちゃんのことを考えてくれているのは伝わった。

さて、灰田家のお墓に到着。
みんなにこんなにお花そなえてもらってるって知ったら、もなこちゃんも嬉しいんじゃないかと水森さん。
楽しそうに花を飾りつけるクラスメイト。飾りつけにもえるとか言っている女の子が可愛い気がする。もっと姿見せて!

みんなで合掌。天国で幸せにね。
なんて言っていたら、当のもなこちゃんが墓石の影から出てきちゃいました。
みんなァァァありがとォォォ!

確かに故人を悼んでおりましたが、出てこられるとやはり怖いですよ。顔色悪いし。
だが、黒川先生なら。もなこちゃんのことを考えてくれた黒川先生なら喜んでくれるはず・・・

いやーオバケ!水森さん、退治してぇぇぇ!

ですよねー。
大人って残酷や!
まあ、どちらかというとなんだかんだで受け入れてしまう青山家や水森さんの方が変な気はするけど。
水森さんの悪霊退散を再び浴びたもなこちゃんは激しく傷ついたのでした。こりゃ可哀想。

なんだかんだで、もなこちゃんは世間的に死んだことになってますからねぇ。
実は生きていたーって設定でもつけてから現れないと受け入れられるのは難しいですわな。



#18:海水浴・オブ・ザ・デッド  (2011年 40号)


夏休みが終わってしまいました。この夏は一度も遠出をしていない青山家であります。
この夏は遊んでいないというママの一声により、次の休日は遊びに行くことになりました。
夏休みが終わってから海に行くのか。空いててよさげだな。

童心にかえって遊ぼうという両親。この両親はいつもそんな感じに見えるが・・・まあいい。
青山君はもなこちゃんのために食料の買出し。というか行列待ち。
なので、お肉をおいしくいただくために死ぬほど泳ごうとするもなこちゃん。もう死んでますがな。

いざ鎌倉!
一歩砂浜に踏み出してみたが、熱くて先に進めない。
やはり冷たくなっている身に熱いのは厳禁でありましたか。
これでは遊ぶどころか、海に辿り着く前に大地においしく調理されてしまう!
砂浜が熱いだけならビーチサンダルを履けばよいんじゃないかね?
と思ったが、日差しもキツイようだ。なので、バスタオルをかぶって進む。
けど、黒いバスタオルだったので太陽の恵みを一身に受けてしまいました。黒いバスタオルって珍しいな。
このままではお肉の包み焼きになっておいしく食べられてしまう!
いや、人肉は食べないですよ。他の意味で食べるというならともかく。
てな発言を大声でするものだから、ナンパしていた青年は恥ずかしくて逃げていくのでした。合掌。

しかし、堂々とナンパしておきながら奥手も何もないもんですやね。

どうにか熱さを逃れて海に入ることに成功したもなこちゃん。
海なら焼かれることもないし、調理の恐れはない。
と思いきや、魚に狙われました。確かに魚は死肉をついばむものですよね。
魚たちに言わせると、もなこちゃんの体は新食感らしい。ほう。詳しく聞きたいものだな。

なんだかんだと酷い目にあったもなこちゃん。
せっかくのごはんも、自分が食べられかけたトラウマからいただけなくなってるよ!
なんだか先週に引き続いてもなこちゃんが可哀想な目にあってますなぁ。
次は、少しいい目に合わせていただきたいと思わなくもない。



#19:編入生・オブ・ザ・デッド  (2011年 41号)


今日も暇なので公園で子供と遊ぶ、もなこちゃん。
高校生ぐらいの子が昼間にうろついているのをよく見かける。こりゃ補導の対象ですな。
というわけで、警察に眼をつけられるもなこちゃんでありました。国の機関はゾンビに厳しい!

やはり学校に行っていないのは後ろ暗いもなこちゃん。
その目の前を、連れ立って歩く男女・・・って青山君と水森さんじゃないですか。

アアアンリちゃんに一体何を。

何をも何も。青山君みたいなヘタレに何か出来ると思っているのか!

青山家に帰宅。
ここでも親しそうな感じの青山君と水森さん。そこはかとない疎外感を感じるもなこちゃん。
情報を共有できないもどかしさが溢れておりますな。

しかし、もなこちゃんとしてみれば、青山君より水森さんの方が大事さのウェイトが高いのですな。
青山くんてば、アンリちゃんひとり占めか!
こんな言葉が出てくるくらいですからねぇ。

わ・・・私も、学校に行きたい!!

時代の流れに置いていかれるのはイヤだというもなこちゃん。
大げさだが、学生にとって学校の出来事の共有は大きなポイントだしなぁ。
しかし、今更どうやって復学したものか。いや、復学はいいが、ゾンビなのをどうするか。
生前もクラスで目立つほうだっただけに、コッソリまぎれこんでもすぐバレちゃう。
ん、目立つのが問題なら、逆に方法があるんじゃないか?

というわけで、変装だ!
もなこちゃんは元気いっぱいなイメージだから、おしとやかにして変装すれば同一人物とバレないかもしれない。
別人として学校に入り直せばいい
! そういう発想なので、名前も青山もなこに替えてきました。苗字だけか。

編入試験を受けるための面接。
教頭先生もさすがに疑わしげ。学校の生徒が亡くなったのだし、その生徒の顔ぐらいは覚えている。
似ているし、何故か制服まで持っている・・・怪しい。
まあいいか、生徒欲しいし
怪しいけど、しょうがないよね。うん。しょうがない。便利な言葉だ。

このまま別人を貫き通そうとするが・・・担任の黒川先生に見つかる。さすがに一発でバレたー!!
こ、こんなときどうすればいいか・・・全力でごまかす!土下座だ!

なんとお詫び申し上げればいいか、私・・・
貴女様とお会いした記憶が脳の片すみにもございません。
も、もし一度でもお会いしていたなら・・・失念してしまっていることをお許しください。

シャナリーン。と効果音がなるほどに、おしとやかな演技が炸裂した。

灰田がこんな義理堅い人間とは思えん。

黒川先生はそう判断したようだ。それはそれで酷い。

さて、いよいよ編入試験でございます。昨日は夜遅くまで勉強したのでスラスラ解けるぜ!
でも、そのぶん眠れていないので、つい居眠りをしてしまう。
首がガクッと落ちる。おっとあぶないあぶない。意識が落ちるところだった。
変わりに頭が落ちてました。うわあー!!

慌てて元に戻す。これは見られていなかったようだ。危ない危ない。でも、首がずれるよ。
とにかくボンドでなんとか接着しないと。というか、本当にいつもボンドなんだな。
試験中にポケットから何かを取り出そうとするもなこちゃん。
そりゃカンニングを疑われるのは仕方ないですか。まさか試験中にボンドが出てくるとは思うまい。

カツラをボンドで接着される教頭。そりゃ凄くよくくっつくだろうけど・・・外すのが大変じゃないかね!?

ともかく窮地を脱したもなこちゃん。試験は無事終了!
でも、結果は不合格。
単純に学力不足でございましたとさ。高校に編入するのも大変だね!よく今の学校に入れてたな!

シャナリモードの青山もなこちゃんもなかなか可愛いですなぁ。
降ろした髪がなびくところがよいです。頭もその流れでずるりと行ってますけど。
またこのモードを見れるのに期待。



#20:妄想・オブ・ザ・デッド  (2011年 42号)


前回、学校に受からなかったもなこちゃん。それを未だにひきずって落ち込んでいた。
なぜだ!なぜなんだ・・・
そりゃ・・・頭が悪かったから。としかいいようがないのが辛いぜ!

思わず涙目になってしまうもなこちゃん。その様子を同じバイト仲間の緑川くんに見られてしまいました。
緑川!色つきの名前だ!しかも青山君と色々近い感じの名前だ!

ともかく、いつも元気なはずのもなこちゃんが涙目になっていたのにドキドキする緑川くん。
なるほど、ギャップ萌えは大事ですよね。
緑川くんは、ここのバイト1のイケメンらしい。ってこのバイト女子たちは何をしているのだ。激写!じゃないよ。

もなこちゃんはバイト先ではまだ顔色が悪いぐらいの認識しかされていないらしい。
頻繁に腕とか頭とかもげそうなのになぁ。勘の悪い住人ばかりだぜ。
顔色の悪さは、体調がすぐれないのかもしれないと考える緑川くん。

泣くほどつらいのにガマンしている!?

もうコレ確実に盲腸だが・・・皿だけは洗ってみせる!
なんて男前な発言だ。そんな人間が、まかないまいう〜とか言っているとは思えませんが。

店長に呼び出されたもなこちゃん。お肉食べすぎと怒られたようだ。本当に、よくクビにならないな。
しょんぼり2割増しのもなこちゃんに声をかける緑川くん。
女性が落ち込んでいるときが一番オトシ安いって話ですな。さすが、緑川くん。イケメンなだけにあざとい!

病院に行きたくないので空元気を見せるもなこちゃん。
それを見て緑川くん。もしや僕に心配をかけまいとしてムリを・・・!?
微妙に自意識過剰ですなイケメン。

一度意識しだすと止まらない。よく見るとけっこうカワイイことに気付いてしまう。
皿洗いを手伝い、思わず手に触れるというトラブル。おやおや、ラブコメみたいな流れだ。
まあ、もなこちゃんの方は、手首もげるところだったという危惧の仕方でしたけど。ラブコメの流れじゃなぇな!

思い切って、悩みがあるなら相談に乗るよという緑川くん。
僕なら灰田さんが何者であったって受け止める自信がります!
なんとも大胆な発言だな。
俺はゾンビだって構わず喰っちまう男なんだぜってことか?これだからイケメンはー。

もなこちゃんの当面の悩みは学校に行けないこと。
理由は・・・いろいろありまして
いろいろ!この言葉ほど想像を掻き立てられるものはない。
いろいろあったんだろうなぁ〜と言えば感想になるという便利なワードだ!

緑川くんの想像。
もなこちゃんには小さな妹がいる。メシをくれよと泣く、顔色の悪い妹だ!
もなこちゃんは内職をしており、妹の世話を見ている。作ってあげる食事は、おかゆかけごはんだ。
おかゆかけごはん!炊いたご飯の半分をおかゆにしてごはんにかけるのか!?どういうものだ?
炭水化物をおかずに炭水化物を食べるとかいうレベルの話じゃねぇ!再現は簡単そうだが作る気が起きないぜ。
そして、父が借金を残して出て行ったので学校にも通えないという設定。
借金取りにまで追われているという想像までされてしまいました。もうイヤんなるぜ!

こんな想像をしておきながら、一介のバイトの自分で力になれると思う緑川くん。若いな。
もなこちゃんは、悩みをしゃべったらホントに少し気が楽になったそうな。
とっておきの笑顔を見せてくれます。おいおい、そんなことされたら惚れてまうやろー!?

悲しい境遇なのにもかかわらず、笑顔を忘れない・・・
この人は本当に素晴らしい人だ・・・!!

勘違いから始まる恋ってあるよね。その典型例を見た気分だ。青山君も勘違いしたのかな?
夜道は危ないから送ると言い出す緑川くん。
おやおや、送り狼ってやつですね。怖い怖い。でも、これはミイラ取りがミイラになる流れだぜ。もなこちゃんは空腹だ!

思い切って告白しようとする緑川くん。イケメンは行動が早いですな。
しかし、空腹モードのもなこちゃんの耳には入っていない。押し倒される緑川くん。こりゃドキドキ。
だが、そこに割り込んできたのは青山君。灰田から離れろォォォォ!

何するんですか、今いいところだたのに・・・!

いいところって、どんなところですかね?
さすがに恋する男は積極的だ。僕と灰田さんの間に入ってこないで欲しい、ジャマしないでくださいと言ってくる。
助けてあげたのに面倒くさい絡み方された青山君。思い切って説明する。

お、俺はだなぁ、お前の心配をしてるんだって言ってんだ!!

ほう。なるほど。青山君にそんな趣味があったとは!
今まで観ていたけど知らなかったなーそーか、そんな趣味があったんだー。このホモ野郎!

一連の告白やらの流れは空腹で全然気付いていないもなこちゃん。何があったっていうんだ!?
相変わらず面倒な空腹モードですな。でも、最後のもぐもぐしているもなこちゃんが可愛いのでよしとする。

まさかのもなこちゃんのモテ期に話題騒然。
緑川くんは次回も出てきそうな雰囲気がありますな。こうなれば水森さんも出てきていろいろややこしくしようぜ!
青山君がホモ野郎だと知って取り乱しながらも何故か嬉しそうな水森さんとか!どうだ!やめて!



#21:モテ期・オブ・ザ・デッド  (2011年 43号)


前回ロン毛に罵倒されて悶々とする青山君ことホモ野郎。
割とアンパイかと思っていたもなこちゃんを狙う人が現れて焦りが出てきた模様。そう書くと酷いな。

水森さんのところに出かけるもなこちゃん。いってきマチェーテ
ひとりでお出かけしようというところに、慌てて飛び出してくる青山君。

青山「ちょっとそこいくお嬢さん!」
もなこ「なんだい薮から棒に」

相変わらず青山君はテンションがあがると妙な言葉遣いになる。青山君に限った話でもないが。

なんだその格好は!
お前さんってば、ミニスカートに生足!鎖骨なんか見えちゃって。しかもツインテール!
なんだ・・・なんていうかその・・・何がしか色気づいちゃったり何なりしてるのか!!

いつものカッコじゃないですか。本当にお父さんみたいなツッコミになっている!

もなこ「どんな格好しようと勝手でしょ!!お父さんか」
青山「勝手って、アンタ・・・」

最後はお母さんか!
それはともかく。呆然と送り出す青山君のところにロン毛の緑川登場。
どうやら、バイト先の店長に拝み倒してもなこちゃんの住所を聞き出したらしい。

このあたりにいい物件があればすぐにでも住もうかと思ってね

このイケメン、爽やかにストーカー宣言してやがる!怖い!というか、その住所は青山家のものですよね。

あんないけ好かない奴に灰田を取られたりしたらしゃくに触るな。
むかむかしている青山君。
道端でそんな苦悩をしていたら、ロボオタクに話しかけられました。
そろそろロボオタクにも名前が欲しいところだな。この出現率だと色つきの名前になりそうだ。

ロボオタクとしても、もなこちゃんの燃料は肉であるという認識。
定期的に補充してくれるのは普通に助かるから困る。

さて、ロボオタクが去った後に現れたのは、またもやもなこちゃんに所縁がある人。
医者の白井玉美先生でございます。こないだもなこちゃんを診察した人ですね。やった、色つきの名前だ!

さすがにゾンビの体を診察したらおかしいと思って当然ですわな。
どうにかごまかそうとするが、一瞬で見破られる青山君。本当にこの子はウソが下手だな。その顔はない。

3人も刺客を送り込んでしまった青山君。これはいかんと助けにいこうとするが、悩みだす。
もしかして干渉しすぎなのかな。
このままじゃ・・・思春期の娘と父親のような関係になってしまうのでは!?

恋人通り越して身内ですか。さすがですな。
もなこちゃんは見た目がトーン貼った姿なので、女子高生ルックが似合うな。
アタシがどこ行こーがカンケーナシーダム!
おそらくだけど、本物の女子高生はこんな喋り方はしないと思う。おそらくだけど。

灰田だって自由に生きたいだろうしな。
そう考えるのはそうでしょうけど・・・ロボオタクと医者に追われるのは普通に迷惑と思いますよ?
さらにカラスの大群が迫ろうとしている。さすがにこいつは助けないわけにはいかない!

助けると決めたなら、全てから助けねばなるまい。
まずはロボオタクを地面に引きずり落とす。ロボは地面を歩く。ならば――

地面に耳を当ててロボの足音を聞き分けるのが、本物の科学者ってやつだろがー!!

そ、そうだったのか!
本当、こいつは操るの簡単だな。
後は医者の白井先生に、倒れている人がいますよと言ってロボオタクを宛がう。
さらに、緑川にはもなこちゃんの好きな男性のタイプのウソ情報を流して躍らせる。

うむ、青山君ってばなかなかの人心掌握術ではないですか。
簡単に操れるやつらばかりだから、という気がしないでもないが。

最後はカラスも撃退してみせる青山君。
そして、そんな活躍の様子を相手に見せようとしない青山君は格好いいんじゃないかな。たぶん。
まあ、その御褒美としていい笑顔をもらったと考えれば、やった甲斐もあるというものですわな。

もなこちゃんのモテ期はまだまだ続きそうな気配。
女医さんにはもっと出てきていただきたいところですな!
単行本も出るみたいですし、そちらもモテ期が来て欲しいものである。しかし、あの表紙は目立つよな。



#22:降霊・オブ・ザ・デッド  (2011年 44号)


単行本1巻が10月7日発売でございます!やあ、なんとも目をひく表紙だぜ。
センターカラーのもなこちゃんはいつになく普通な感じ。
こっそりモツチラしちゃってたりはしません。安心な仕様ですな!

さて、本編。
いきなり土下座している水森さん。謝罪というよりは、お願いだ。一生のお願いと来ましたよ。
何があったかといいますと――クラスメイトに霊的な相談を受けたという。
ついにスピリチュアルな仲間ができたと喜ぶ水森さん。
その喜びにより、つい霊を呼び出すことができると言ってしまったという。勢いって怖いね。
そこで、もなこちゃんにお願いがある。なんぞ?

こ・・・降霊ッ・・・してくださいッ!

高齢!?なんやと!ちゃうねん。

ようするに、死んだ霊の振りして出てきて欲しいというわけですな。
というわけで翌日。クラスメイトの前で降霊を行う水森さん。儀式とかしないのかね。お手軽な感じだ。
もなこちゃんは職員用女子トイレに降霊しました。なんでそんなとこに!
人目につかないところに隠れるということでそこになったわけか。しょうがないな。

さて、女子トイレ。その個室にもなこちゃんはいた!どうも!懐中電灯を下からとは古典的っすね。
怖いかもしれないが、本物の霊はそんなことしない!
とはいえ、本物のゾンビがやっているわけだしなぁ。本物の霊がしないという保証はないか。
とりあえず、幽霊になりきろうと頑張ろうとしているもなこちゃん。うらめし〜〜〜

その言葉に反応したクラスメイトの大島さん。
どうやら、大島さんたちは何度かもなこちゃんを目撃してしまっているらしい。
それも、何故か通り過ぎたら追いかけてきて物陰から見ているという。こりゃ怖い。ワオ。
もなこちゃんとしてはクラスメイトを見つけて嬉しくて追いかけただけなのだが、追われたほうは怖いわな。

というわけで、何か怨まれるようなことをしたのか直接聞きたくて降霊してもらったわけだ。
どうなの?私何かした!?

う・・・うらめさない
どっち!?

しどろもどろのもなこちゃんはなんだか新鮮な可愛さがありますな。
そうこうしていたら、もなこちゃんのお腹が空き始めた。これはヤバイ。肉がいる、でも用意してない。ヤバイ。
と思いきや、気の利く男、青山君が窓から肉を差し入れてくれました。
しかし、妙な光景だな。窓から女子トイレに肉の差し入れとは。傍から見たらどう思われるか。

コラーそこのお前!
女子トイレに肉を入れるなんてどんなタイプの変態なんだ!!

なるほど。こういう風に見られてしまうわけか。
まあ、確かに変態にしか見えない。でもどんな変態かはわからない。未分類タイプの変態だ!新種!

ともかく肉を与えることで浄化は完了しました。
大人しくなったもなこちゃんも正直についていってしまうことについて説明する。
知ってる人を見るとホイホイついていっちゃうだけだよ。うらんでるとかそんなんじゃないからね。
ふむ。なんだか良い話な気もしてきましたな。もなこちゃんは良い子だ。

あっ、そうだ。また追いかけちゃったらゴメンね。

うん、まあ良い子だからついついやっちゃってもしょうがないよね。
でも退場といったらちゃんと退場するのだ!

久しぶりの学校を堪能したもなこちゃん。新種の変態ということで絞られた青山君。
その2人にお礼をいう水森さん。

霊のことなら誰にも負けないって思ってたけど・・・私、誰かに助けてもらわないと何もできないや。
なんか、オタク失格だよ

微妙に落ち込んでいる水森さん。そこに優しい言葉をかける青山君。

オカルト好きなら好きなままでいいじゃないか。何か出来るとか関係ないと思う。

いいこと言いますね青山君。そう、オタクとは好きなことを好きにすればよいのですよ!
霊のことを考えている水森の方がイキイキしている。
その言葉に赤くなる水森さん。ほほ。
そして、その言葉を聴いてほほを膨らませるもなこちゃん。むうっ。これはよい。

このもなこちゃんの反応はいろいろな意味にとれなくはないですな。
ついにラブコメ的展開を見せるようになるのか?水森さんを篭絡しようとしたことに関しての嫉妬なのか?
それとも、ゾンビは新鮮じゃないことに対しての抗議なのか?どうなのか。
まあ、とにかくこのもなこちゃんは可愛いのでもっとください。



#23:看病・オブ・ザ・デッド  (2011年 45号)


青山君の父母は毎年恒例で結婚記念日に旅行にいくらしい。
仲のよいことでよろしいですな。まあ、青山ママは可愛いからしょうがない。

戸締り、火の元、お肉の有無について確認する青山ママ。

も、もなこちゃんと何かあったらすぐ連絡してね!

何かとは一体何のことを指しているのでしょうか。ねぇ何を指しているの!?
ゾンビになった当初はともかく、最近再びもなこちゃんを意識しだした青山君である。
2人っきりとなったこのシチュエーションにドキドキしないわけはない。
そんな状態でもなこちゃんの部屋に入ると・・・寝ている間に分離しているもなこちゃんがいた。どうしてこうなった!?

生前から寝相が悪かったというもなこちゃん。
内臓が散らばってたりしないだけ視覚的にはマシですな。
しかし、なんだか顔が赤いもなこちゃん。いや、確かに普段から赤みがかってるけど、そうじゃなく赤い。
鼻水も垂らしているし、もしやカゼ?まさか。ゾンビがカゼをひくなんて聞いたことがない
弱っているなら肉である。
鳥のむね肉をフライパンで焼いて塩コショウした男の料理を持ってくる青山君。
しかし、消化の悪そうなものはちょっとと、しごくマトモに拒否される。カゼだコレー!!

昔、感想で、風邪をひいても不思議じゃないと書いたことはあったが、本当にひくとは・・・
ともかく、風邪の原因を究明しようとする青山君。
普通ひかない風邪を何故ひくのか?何か変わったことがあったのではないか。
ソンビの弱点は・・・頭!不死身だけど、頭を破壊されると死んでしまうのだ。
というわけで、頭を外してまじまじと見る。まじまじ。外さなくてもいいんじゃないかね?

まじまじ見られて恥ずかしいもなこちゃん。
そこにさらに恥ずかしい言葉をかける青山君。ちょっと心臓見せてくれ!なんだと!?

まさか殿方に心臓を見せろとか言われるとは

いや、同性相手でも普通は言われないと思います。
というか、青山君。見たって何かがわかるわけではないし、取り出していい器官なのか?
恥ずかしいので自分で見るというもなこちゃん。
服をまくりあげて、ぱかっと取り出す。うぎゃっ、我ながらグロテスク!

な、なんともなかったはずだが・・・

心臓を確認するという行為はともかく、恥ずかしがるもなこちゃんは可愛い。ほんと、行為はともかく。

頭と心臓は問題ない。ではどこに問題はあるのか?
考えすぎな青山君。ベッドで横たわるもなこちゃんの上に圧し掛かる。
ひょっとしたら体全体が痛んでいるのかもしれないから全身をチェックしないといけないと考える。
これはなんとも・・・ドキドキする展開!?

いーかげんにするザンスー!!

嫁入り前のゾンビになんたることをと怒り出すもなこちゃん。まあ、そりゃそうですな。うむ。
青山君は恋愛感情よりも、保護しようという気持ちの方が大きいらしく、暴走する様子がある。
なので、もなこちゃんが一方的に恥ずかしいことになる・・・あれ、これパターンに出来ないかね?
うむ、今後もその流れでいってもらえると、見ていて嬉しいぞ!

ともかく、圧し掛かられたもなこちゃんはむきーっと怒っている。

青山くんなんか絶好だよ。家庭内絶好だ。家庭内絶叫・・・

よくわからないこと叫びながら顔面からのスタイリッシュ転倒。
そして動かなくなるもなこちゃん。ゾンビなのに動かなくなるとはどういうことか?
もしや、もしかするのか?灰田ぁぁーっっっ!!

こだまする青山の咆哮・・・さらば、もなこ!!

アオリが入りました。もちろんウソだが。
ウソなのですぐに起き上がるもなこちゃん。なんじゃいもーっ!
病人に叫ばせるからスイッチ切れて、短時間で効率のいいノンレム睡眠に入っていたらしい。

そう叫ぶもなこちゃんは何だか元気な様子。あれ?ピンピンしてるぞ?
これは一体どうなっているのか。疑問に思う青山君に答えるもなこちゃん。

私、毎年この時期カゼひいてるんだ!

寒くなると恒例行事なんだけど、一晩眠ると治っているそうな。
そりゃ、典型的に元気になれるパターンじゃないですか。抵抗力がつく元気っ子パターンだ。

ゾンビは生きていた頃の習慣を繰り返す傾向にある
なるほど・・・カゼをひくのも生前の習慣であるから仕方ないのか・・・そういうもの!?
いろいろ騒動を起こしたが、やはりもなこちゃんはゾンビらしいゾンビだということだった。・・・そうなのか?
それはさておき、一番おおごとになるのは、もなこちゃんの最後のセリフ。
青山ママからの電話に一言。
もしもし、おばさん?青山くんが押し倒してきてヒドいんだよー!!

これは家庭内裁判が起こされそうな話じゃございませんか?
年頃の男女らしい話ではあるが、そんな男女がひとつ屋根の下にいるのですし・・・
でも、そういうトラブルとはこれまで本当に無縁だったというのはかえって凄い。
今回もそういうトラブルとは何か違うし。でも、こういう路線は良いので、もっと欲しいですな!



#24:文化祭・オブ・ザ・デッド  (2011年 46号)


本日は文化祭!デンデケデン。
変装して学校に潜り込むもなこちゃん。
眼鏡を装着して青山もなことして堂々と学校にやってきたぞ。

文化祭は堂々と学校に忍び込めて素晴らしい。やったぜ!

眼鏡状態、というより髪をおろしたもなこちゃんが可愛いですな。

クラスメイトにでも会わなければ大丈夫だろうと考える青山君。
出会わないはずもないですわな。
でも、バレずに済みました。なるほど。抜け駆けで彼女持ちになっちまった方が衝撃大きいわな!

いや、あのコは親戚の子で。
親戚はケッコンできるんだぞ

いいツッコミだ。

それはそれとして、コスプレ館は面白そうな企画ですな。メイド服を装着するもなこちゃん。
その時、すぐ側は騒ぎになっていた。なんだなんだ?
く・・・黒川先生がウサちゃんになっとるー!!
アラサーにこれはキツすぎると走り出す黒川先生。ハハハ。女生徒に可愛いと人気ですよ。
しかし、やはり黒川先生は青山君ソックリであるなぁ。
もなこちゃんが写メしたいというのは、その辺りも関係していたりして!

廊下に出たもなこちゃん。いきなり死相が出ていますとか言われる。ギクリ!
って、水森さんではございませんか。
クラスの出し物より趣味の出し物を優先できる水森さんは立派なオタクでございますな。

青山君とはぐれたもなこちゃんは水森さんと一緒に見て回る。
クレープを食べ比べたりと、本当に仲がよい2人でありますなぁ。
とても刃物で胴体切断したりした間柄とは思えないぜ!

黒川先生が、もなこちゃんに接触したところで、怪しげなパーマ男がやってくる。ハアハア。
パーマ男に連れられて、壇上にあげられるもなこちゃん、水森さん、黒川先生。
そこは、文化祭というイベントには付物のイベント。ミスコンだ!

ミス池二江高校決定戦でーす!!

イケニエ高校!これはまた、酷い高校名だ!!
それはともかく。いきなりミスコンに呼び出されてしまう3名。
パーマ男は出場者が来れなくなったと言ってたが、集まらなかったの間違いでないのか?

それぞれ自己紹介をしてもらうことになりました。まずは水森さん。
和服女子らしく控えめな感じ。
でも趣味のことになると猛烈に語りだす
趣味はオカルトです。ひとりコックリさんとかするのが好きです。
その遊びはどうかと思うが、好きなことになると饒舌になる子はいいよね。オタク的に。

続いてバニーちゃんこと黒川先生。ぴこっ。
アラサーなのになんて格好をとか言われている。

こ・・・こんな恥ずかしいカッコ、好きでやってるワケないだろー!!

恥ずかしい格好に恥らうアラサーであるか。
うむ・・・こういうのもよいものであるな!ていうか、チャンピオン的には大いにアリだ!
胸が大きいので、バニー姿が映えるというか、より恥ずかしくなっててよい。

最後はメイド姿のもなこちゃん。
変装中なのでバレないように、目立たないようにしないといけない。
とか考えてたらコケた。
その衝撃で両腕がもげる。ウデーッ!
そして、変装用の眼鏡も割れる。ダテーッ!
これはピンチだ。このままではバレてしまう。

わ・・・私のカラダ・・・あんまり見ないでください・・・

これはまた見事な殺し文句ですね。
どんなカラダしてるっていうんだー!!
分離可能なカラダでございます。

このところもなこちゃんはモテモテでございますな。
顔色が悪いとかほとんど気にされなくなってきました。
一時期酷い目に会っていることが多かったから、今の状況は微笑ましくてよいかもですな。



#25:デート・オブ・ザ・デッド  (2011年 47号)


日曜、晴天。絶好のデート日和である。
こんな時にもなこちゃんをお出かけに誘ったのは、緑川翔人。16歳。
焼肉「うしかく」で働いているヤツである。お前16歳だったのか。
確かに青山君に敬語を使うぐらいだし同年代なのはわかるが・・・そうか、高校生だったのか。

最高のデートプランを考えてきたらしいが、デートは計画通りに進むとは限らないものだ!
その言葉通り、いきなり様子がおかしいもなこちゃんが登場。ぐるるるる。

考えの及ばないところで怒らせてしまったに違いないと土下座する緑川君。
いさぎよいというか何というか。もう少ししっかりしてもいいんじゃよ?
まあ、お腹が空いて人肉を求めているだけだとは思い至るまい。

相変わらず苦労性の青山君は今日ももなこちゃんの後をつけてきたらしい。心配性だねぇ。
まあ、最近のもなこちゃんは食べても食べてもお腹が減る状態らしいからなぁ。
なんでそんなことになってるのやら。秋だからか?

大量の人間を見つけたら理性保つ自信ないよ〜〜明日出かけるけど。

さらりととんでもないことを言うもなこちゃん。そりゃ青山君も心配性になるわ。

ともかく、お出かけという名のデートに突入。
まずはお昼ご飯であります。
シャレオツな喫茶店に誘おうとする緑川君。女性人気はバッチリなはずの場所だ。
が、もなこちゃんの足はラーメン屋に向かっているのでした。
初デートでラーメンと落ち込む緑川君。いいじゃないですか、そういうのもさ。

あ、トッピング全増しで

女子が全マシー!!
さすがもなこちゃん。肉食系女子っすね。文字通り。
山盛りのラーメンが出てくる。これを2杯か。相当なものですな。そりゃ至福にもなろうさ。

続いて食休みを兼ねて公園でゆっくりする。
ここでロマンチックな気分になろうというところだが、早速買い食いをするもなこちゃん。
消化が早すぎる!全く食費のかかる子だよ。
緑川君のプランは早くも崩壊している。が、幸せそうだしまあいいか。

というところに青山君登場。カラスの後を追えば追跡も簡単だ!
そんな青山君に指摘する緑川君。
やっぱりあなた、灰田さんが好きなんですね。もしくは僕のことが
いや、それはないと言っているでしょうが。そうであって欲しいのか!

そのへんハッキリしてください

ハッキリさせて欲しいのか!やっぱりこいつ自身、潜在的にホモ野郎なのか?どうなんだ!?
男2人が争っているが、当事者のもなこちゃんはお腹を空かせていた。早いってば!
緑川君に肉を買ってきてもらうことにする。その間にもなこちゃんを説得。

誘われたからってホイホイ男についてくなんて、お、俺はそういうの感心しないぞ。

ほう。なんだか甘い言葉のようにも聞こえますな。やりよる。保護者のセリフでもあるけど。
そんな青山君の顔に手を添えようとするもなこちゃん。
そして・・・がうがう。
公園のベンチに横たわって抱き合う2人の姿があった。公衆の面前でイチャイチャだと!?
そりゃ緑川君も泣きながら走り去るさ。肉持って。

まさかの見殺し!いや、まさかでもないけど。青山君の運命やいかに!まあ、どうということもなかろうが。
いざとなれば頭外しちゃえばいいですしね。全く簡単だ。



#26:ハロウィン・オブ・ザ・デッド  (2011年 48号)


お菓子がてんこ盛りになっている青山家。
お肉大好きなもなこちゃんだが、甘いものも好きらしい。うまそうなごちそうだと言っている。
ラーメンの時も思ったが、最近は肉じゃなくても食えるものならなんでもよくなってないか?

青山ママ曰く。
今日はね、いつもしてるダイエットを中断して、いっぱい甘いもの食べていい日なの。とのこと。
ちゃんと体重管理しているんですな。
だから子持ちなのにこれだけ可愛いままでいられるということなのでしょうか。

そんな話をしていると訪問客が。トリック オア トリート。ああ、ハロウィンか。
奇天烈な格好をするとお菓子がもらえるイベントですね。
日本ではどこまで普及されているのか疑問なイベントであるけど。

イベント用に作ったお菓子なので、もなこちゃんは余った分を食べてもらうことになる。おあずけか!
ならば、子供たちと一緒にまわろうという話になった。
そうなると仮装をしないといけませんな。ちょうど毎年、青山君に装着したいたものがあるとママは言う。なんぞ?

おおっ!オオカミ女だ!
(ネコミミでは・・・)

上着の感じもあり、黒猫な感じになっています。尻尾もついているしな。可愛い。
勢い込んで子供たちと出発するもなこちゃん。ホイップオアクリーム

豪勢なお菓子をもらったけど、その分持ち運ぶには思い。
なのでこの場で食べてしまおうとするもなこちゃん。頭良いな。でも食べ方汚いな!

次の家に到着。ドラッグオアトリートメント!割と近いが違う。
そういえば、もなこちゃんからお菓子をもらっていないとこのタイミングで気付く子供たち。
そっか、じゃあイタズラしなくちゃ。

なにっ!?もなこちゃんにイタズラだと!?
人様の家の前で、一体どんなイタズラをするつもりなのかね!?やめてお代官様〜。

頭とか腕とかもがれちゃったもなこちゃんの姿があった。ゾンビ!!

食べ汚しとかあったおかげで、どうやらゾンビの仮装と思われたようだ。
仮装でクビが取れたりはしないっしょ!クリックアンドドロップ。オアですらねえ!!

ゾンビとして行動しても問題ない日だと認識したもなこちゃん。思う存分ゾンビるぞとか考え出す。
よし、いろいろなところでゾンビるぞ!トラックオア鳥取!意味わからん!

いろんな家々でゾンビるもなこちゃん。その様子を目撃する青山君。何してらっしゃる!
さすがに青山君は一瞬にして状況を理解。今日はゾンビでもごまかせるのかと認識した。
なので、照れながらもなこちゃんの行動にOKを出す青山君。

お、俺も甘いもの好きだから、嬉しくないってワケでもないし。

なんだ、あのツンデレ彼氏は
見せつけてくれちゃってるね。

子供たちのツッコミは激しいな。やっぱり傍から見ると青山君は彼氏に見えるのか。
ここ最近は青山君も意識するようになってきてますしなぁ。
そんな青山君も一緒に回ろうとネコミミを装着させるもなこちゃん。似合うじゃん。

青山君に甘いものを与えようと次の家に突撃するもなこちゃん。
ちゃんと玄関にマークを提示している家でないと訪れちゃだめっすよ。
ダルマ落としをしていた若者に、生のダルマ落としを見せるもなこちゃん。
ダルマ落としなら、頭部は残って落下しないと・・・いや、やっぱりいいです。

戦利品をいっぱいゲットして帰宅するもなこちゃん。
そこには、余ったお菓子を大量にむさぼる青山ママの姿があった。
ハロウィンだから大丈夫なの・・・!
カロリーに大丈夫な日などない!まあ、普段は摂生しているんでしょうな。
今後も頑張って可愛いママのままでいて欲しいです!



#27:ハーフ&ハーフ・オブ・ザ・デッド  (2011年 49号)


今日も水森さんが青山家に遊び来ております。
が、何やらトラブル発生。仲良く遊んでいるはずが、ケンカ?
2人に一体何が?と思ったらもなこちゃん1人で左右に分かれてケンカしていた
何を言っているかわからねーが、その通りの内容だから困る。

水森さんを迎えに玄関を出たらカラスが落とした柿がジャストミート。カーン。
そんで真っ二つになったと。モロすぎ!
で、肉体は死守したのだが、何故かカラスにサイフを盗まれたのでした。

サイフには大事なものが入っている。現金は50円なのでどうでもいいが、大事なものが大事。
ここで、サイフが取られたのは左右のせいだとお互いが主張する。やいのやいの。
結局ケンカ別れし、左右別々にサイフを探しにいくことになってしまった。
それぞれが壁に張り付き、めり込んだ振りをして進む。ずりずり。

厄介な話になりました。
水森さんと協力して後を追う青山君。母親には気にするなかれと言っておく。

右半身はカラスを発見した。やるな。でも逃げられた。アホー。
白昼堂々と断面晒しして走る姿は厄いってもんじゃねぇな。

左半身は罠を張る。その名も籠(カーゴ)キャプターもなこ!!
これで黒くてニクイあいつもイチコロである。
ってヒモもエサもなしに捕まえられないでしょうが!
知能派の左でも、元がもなこちゃんではこんなもんであるか。

俺も一緒に探すと申し出るが、何故かダメだと否定するもなこちゃん。ぐぬ・・・
地面をカサカサと移動するもなこちゃん。これは人に見られたくない動きだ。見られたー!!
ってロボオタクかよ。ズコー。なんでこいつ、登場音がズコーなんだ。
半分でもスゴイ動きをしていると感心するロボオタク。相変わらず盲目的だな。

メイドロボのかなこちゃんを連れ歩いているロボオタク。
腕が伸びる新機能は微妙だな。というか、普通に二足歩行できるだけでも凄いぞかなこちゃん。
役に立つかどうか微妙だった新機能だが、偶然カラスを捕獲することに成功。サイフゲットだ!
サイフには大事なものが入っている。そう告げてしまったのが大問題。
大事なものと言えば、ロボットの設計図と考えるのがロボオタク脳。
設計図ゲットだーっと持ち逃げを図る。

もちろん、中身は設計図なんかじゃない。

青山くんのくれたラブレターが入ってるの!!

やはりそれでしたか。
1話で披露したあの恥ずかしい内容のラブレターですね。
今の青山君からは考えられないくらい恥ずかしい内容だった。若気の至り満点だ。
あんなものが他人の目に映るなんて耐えられない。青山君超加速。
光速並みのスピードで取り返したのでした。

右と左は仲直り。
大事なものがちゃんと見つかったから、ケンカなんてどうでもいいんだと語るもなこちゃんがとても可愛い。

ふむ、こうしてみると、もなこちゃんも青山君のことを想っているのだろうか。
まあ、元々ラブレターをくれた相手だからという理由でやってきたわけですしね。
このところ、その設定はなかったことになったのかと心配でしたが、ちゃんと残っていたようだ。

青山君としては、それをネタに脅すつもりなのではと戦々恐々。
まあ、確かにバラまかれてはたまったもんじゃない内容ですけどね。ある意味、自業自得だ。若気の至りは怖い。

ラブコメの要素は薄いと思っていたが、最近はその部分も取り込んできたように思える。
ニヤニヤできるようになってきていい感じです。ニヤニヤ。



#28:ダイエット・オブ・ザ・デッド  (2011年 50号)


青山家に居候しているもなこちゃん。
バイトで稼いだお金を、お肉代として家に納めているらしい。
確かにいっぱい食べているし、これは納めておかねばなりますまいて。

ここでちょっとした疑問を抱く青山ママ。

もなこちゃんって、けっこう食べてるのに全然太ってないわよね・・・
はら〜。そんな見んといて!

ハロウィンで食べ過ぎておなかが気になる青山ママ。
ふむ、いい肉つきでございますな。なんだ、このサービスカット!

実際、もなこちゃんの食べたものはどこに行っているのでしょうね?
死んでいるのに消化するのだろうか?というか、排泄とかどうなっているのか。
疑問が多いけど、解決しなくてもいい気がするのがこの漫画の特徴的なとこですな。

うらやましいという青山ママに、私がダイエットの術を伝授しようといいだす。
というわけで、運動しやすい格好に着替えた2人によるダイエット作戦が始まる。

ダイエット継続のヒケツはムリをしないこと。これは正しい。継続は力なり。
というわけで、ネット検索でラクな方法を調べよう。どらどら。
ヒケツを聞いたはずなのにこれから調べだすのか?さすがにママも疑問に思っちゃう。一瞬だけ。

家事で消費されるカロリーが書いてある。
うむ、家事はそれなりにカロリーを消費するからな。さっそくやってみよう!
掃除、料理、食事。

・・・ってこれ、いつもやってることと変わらない!?

今頃気付いたか!デザートまで食べちゃってたよ!

いつもやっていることだけでは足りない。
何かしら特別なことをしないといけない。
では、ヨガなどどうでしょううか。なんかやたらとやせそうだ。

難しいポーズを決めてみせる青山ママ。これまたサービスショットですな!
もなこちゃんも挑戦してみる。これをこうして、こうか!スポン サー

続いてダンベル運動を始めるママ。
もなこちゃんも試してみる。せーの、マッチョメン!スッポン エキス

相変わらず体のゆるい子である。スポスポ手足が抜けている。擬音もノリノリだ。

頑張ったのでお茶にする2人。それがいい。
騒ぎを聞きつけてやってきたパパと息子。
何してたん?ダイエットよ〜。ダイエット?

お茶菓子広げてダイエットでございますか。ふ〜〜ん。

パパ「まあ・・・がんばってね。無理することないけど」
息子「ホラ・・・いつも失敗してるじゃないか。自然体がいちばんいいと俺は思うよ」

ミもフタもないいいぐさだ!
というか、ママはいつも失敗していたのか!?
それでこの可愛さを保っているとはどういうことなのか。素材が良すぎるのか。

ともかく、冷やかされて怒る女性2人。食べながら言われても。

こうなったらおばさん、私のとっておきの食事法を伝授するよ!

もなこちゃんのとっておきが出た!やってやるわ!その意気だ!

語り始めるもなこちゃん。
女子は欲望に負け、カロリーの高いものをつまんでしまいがちです。
カロリーの高くておいしいもの(人肉)は蜜の味・・・
ダメだとわかっていても、つい手を出してしまいます。

そのダメの理由は違うと思うの。まあ、それはさておき。話の続き。

その油断が事故のもと!
そこで私が提案したいのが、妄想力!
食べたいもの(人肉)の細かい想像をほどこし・・・それを食べていると自分に言い聞かせて食べるのです。

たしかに、前にもなこちゃんはそれで体調不良を克服してたな。
もなこちゃんの妄想力もたいしたものやで。

そういうワケで、はいどうぞ!

とぅる〜んと出てきたのは、梅干がのった豆腐。否!ケーキです!
これをケーキだと思い込んで食べることが出来れば、400kcalのケーキをたった90kcalで食べたことになるのです。
栄養もあっていい手段だな!

ママが妄想力を高めることにより、なんだかケーキに見えてきました。
これなら・・・イケるわ!!ケーキ!!

こ・・・これは・・・これは・・・!!
ダメー!!
やっぱり豆腐は豆腐だわーッ!田舎のおばあちゃんの手作りの味だわーッ!!

さすがに味覚をごまかすのにはムリがあったか。
しょうがないので、最終的にはもの凄く無難な手段に出る。やっぱりウォーキングがやせる。
ネットにも書いてあることだし間違いない。ネット最強説!

これならつらくないし、毎日続けられるかもとご機嫌なママ。
しかし、突然走り出すもなこちゃん。しゅばー。
カラスが追いかけてくるからどうしても走らざるを得ないのだ!

辛く苦しい所業よ〜!
すまないと思っている!

あいかわらずのノリだな、この2人は。
でも、おかげでやせたみたいです。結果オーライ!

もなこちゃんが太らずに済んだのは、普段からカラスに追われていたからなのか!?
ということにしておきましょう。ゾンビだけど汗もかくみたいだし、そりゃ体重だって減るさー。

ダイエットは辛く苦しい所業だという話でありました。
まあ、青山ママと一緒にダイエットに参加できるなら毎日でも続けられる自信ありますけどね!



#29:ラブアタック・オブ・ザ・デッド  (2011年 52号)


またバイト先でやらかしてしまうもなこちゃん。
今回は皿を割るというわりとベタなミスである。まあ、皿にとっては災難であるか。痛ぇ。
割ったことを怒るよりも、ケガしないように片付けることを優先する店長。お優しい。

店長ってぶっきらぼうだが優しい人間の心を持っている・・・

なんだか、微妙に失礼な言い回しのような気がする。
見た目から人外だと思っていたというのだろうか。人間だよ!

そんな様子を物陰から撮影している女性が一人。なんかハァハァ言ってる!!
怪しげな女性は紺野千代子さん。お、色つきの名前だ。
もなこちゃんの失敗写真を撮ってニヤニヤしているのか!いや、そういう変態じゃあない。
緑川くんを撮りまくっている連中と同じタイプの方である。
つまり、店長に気があるのだ!ラブリー。

大胆な発言。まあ、店の人間は半分ぐらい知っていたような雰囲気ですけどね。
当の店長は全く気づいていないという展開。
まあ、店長とは正面から向き合うこともできないでいるみたいですし、しょうがないか。

こんなんじゃ店長との明るい家族計画できねーよ!

遠まわしにアレを示唆する言葉を叫ぶ紺野さん。そういう変態であったか。
悩んだ今野さんは、もなこちゃんに好きなヤツと付き合うための方法を伝授してくれと頼む。
そうは言われても、もなこちゃんだってそういう高度なテクニックは持ち合わせていない。
というわけで、青山君に相談することになった。なんで!?
なんとなく世話焼きな所が店長と似ているらしい。なるほど。

青山君に、殿方と男女のお付き合いをする方法を教えてもらうことになった。
早速、クラッとくる女子の仕草を教えてくれという紺野さん。またザックリとした所から入るなぁ。

青山君曰く。食べ物をおいしそうに食べてるところにクラッとくるらしい。
では、タイプではというと、ちょっと子供っぽくて危なっかしいやつとか。
では、外見は?というと、ツインテールとかけっこう好きだとのこと。

ってそれ灰田さんのことじゃねーか!!

まさかこんな所でノロケを聞かされるとはね!こいつは参った。やりよる。
でも、もなこちゃんみたいな子はひょっとして店長の好みかもしれないと考える紺野さん。
参考になったと帰っていく。
どうでもいいが、もなこちゃんの持ってる肉マンが美味そうだ。うまさに泣け!

さて、翌日。ツインテールにした紺野さんがチャレンジ。
作戦も練ったし、準備は万全。かかれ店長、恋の魔法に!!

ボーリボーリ。
ちょっ・・・それ商品!
うまーッ!

うまーッじゃねぇよ。商品を食うな!というか、生のトウモロコシ齧ってるのか?
そして、あぶなっかしくて子供っぽい感じを出す。
そのためにわざとよろけて皿を割ってみたりする。それはどうなんだ!痛ぇ。

見事にもなこちゃんの真似をしてみせる紺野さん。
ところがこれが逆効果。普段からポカしているもなこちゃんとは違う。
店長を見ると避けたり、ワザとポカしたりしている姿を見て、俺のことがキライなのかと問われてしまう。
俺を困らせようとしてるんじゃないのか?

それもまた恋ゆえに。と言えなくもないけど、困らせるのはよくないですよね。
不穏な空気が漂いまくっている。危険危険。
なのでその空気をブチ壊そうと動き出すもなこちゃん。しまった〜〜!

え〜〜と、とにかくなんかの拍子に・・・腕がとれたァー!!

うやむやになれ!
と考えての行動であるが、もの凄い一大事ですよこれ。
普通は腕取れたら出血の関係もあり本当に命にかかわる。出血はしてないけど。

早く救急車を!と焦る店長。
しかし、ここからなら走った方が早い。もなこちゃんを背負い、紺野さんが走り出す!
病院覚悟しろよオラァァ!
ちょっ・・・病院だけはカンベン!

なんだかグダグダだが、とにかくうやむやにはなりました。
一晩たったら腕がくっついたということで、店長達も一安心。いや、不思議に思いなさいよ。

そして、店長の紺野さんへの評価は急上昇。
仲間のためにあんな頑張れるヤツが、人を困らせようとするワケないもんな、とのこと。
うむ、やはり店長は人間として優しい心を持っておられる!イカス。
店の仲間達もやんややんやと祝福する。いい店ですね。客として来るにはどうかと思うが。

それにしても、前から気になってましたが、この店はネームプレートに名前を書くんですな。苗字でなく。
紺野さんの名前の千代子さんもネームプレートから判明したものでした。
店長はてんちょ。いや、名前が天躇とかなのかもしれないな、ないか。



#30:こっくりさん・オブ・ザ・デッド  (2012年 1号)


冒頭の水森さんは中々に胸があるように見える。ふむむ。
水森さんはもなこちゃんと遊ぶために、足しげく青山家に通っている。
そんなだから、友達に冷やかされて見たりもする水森さん。
大島さんたちとは、あの一件以来仲良くなったみたいですね。よいことだ。

もうすでにデキているのですか?そこんとこよろしく?

ちょ・・・ちょっと、こっくりさんに聞いてくるから待ってて

そっち方面に聞くんだ!
困ったときにはこっくりさんに聞くのがオカルトスタイルらしい。ならしょうがないな。

こっくりさん、こっくりさん。付き合ってますか?
いいえ。
そういや付き合ってなかった!

いやいやいや。分かってたことでしょ!!結構この子も、おバカな素養がある。

青山君とはそういう関係ではない。
だけど、一緒に下校ってだけでも普通の女友達と一線を画しているのではないか?
ひょっとしたら、青山君も照れているだけで、次のSTEPを考えているのかもしれない!
その妄想はいいけど、オカルトなことは考えてないと思いますよ。
水森さんの妄想をバッサリ叩ききるこっくりさんは容赦がない。

というわけで、思い切って青山君がどう思っているのか尋ねてみることにした。
男女が一緒に帰るのって・・・ちょっと友達以上っぽくないですか?

まあ、そうですね。一昔前なら一緒に歩いて噂になったりして困るというレベルの話である。
そして、気遣いのできる男、青山君。そんなふうに見られるのはイヤだよなとか言い出す。
なので、今度から別々に帰ろうかとか言い出す始末。
さすが気遣いが出来るくせに鈍感な男である。迷惑なヤロウだぜ。

なんでこんなことに。

泣きながら1人こっくりさんに興じる水森さん。
そんな水森さんにこっくりさんが一言。ま、ぬ、け。バカにされた!?
冷たいこっくりさんにはもう頼りませんと決別を宣言する水森さん。
1人でなんとかしようと頑張ります。

下校時間。青山君の後をつける。そして偶然を装い飛び出し、一緒に帰ろうとする。
気配りの青山君は、誰かに見られたらマズイと気にしだす。

わ・・・私的には、みんなからそういうウワサをされても別に・・・

もじもじしながら言う水森さん。だが、やっぱりダメだという青山君。

水森は恋人でもない男と親しげに下校するふしだらな女
なんて思われるかもしれないだろ!

うむ、実に昭和的な発想でありますな。いや、昭和でもこんな発想してたんだろうか?
けしからんと吠える青山君。いやぁ、お父さんですねぇ。ん?
気遣いは嬉しい。が、それは裏を返すと恋人とかそういう風には思っていないことを示している。
がんばってもムダなのかなと落ち込む水森さん。
その時、こっくりさんの10円玉は落ちる。帰ってもらってないのか?
追いかける水森さん。その前には標語が。

思っている事を相手にはっきり伝えよう週間。
あきらめる心があなたを弱くする。

おぉ、こっくりさん。器用なマネを。
弱気になる水森さんの額に活を入れ、さらにレシートにて19474と罵る。いくじなしってね。

後押しされた水森さん。青山君の腕にしがみつく。おや、大胆。

べつに私・・・ふしだらだと思われてもいいから・・・一緒にいてください

おやおや。これは告白みたいなもんじゃないですか。
鈍い男には今ひとつ伝わっていないみたいですけど。うーむ、よいね!

そんな光景をもなこちゃんに見られてしまう。
その時のセリフは、青山君、アンリちゃんから離れて!ふしだらな!である。
うむ、もなこちゃんも昭和的なんですかね!?
そして、やはり水森さんが優先らしい。仲良きことは美しきかな。

水森さんのオカルトマニアという特徴と、可愛さがかなりクローズアップされた今回。
今後も水森さんの出番があるとよいなぁと思えました。
次回のクリスマス会に期待だ!



#31:メリークリスマス・オブ・ザ・デッド  (2012年 2+3号)


ゾンビになって初めてのクリスマスを青山家で過ごすもなこちゃん。
青山家のクリスマスは一味違うぜ。
青山パパが息子の圭太くんに宣言する。

覚悟するんだ!今年のクリスマスは、圭太くんの命日だ!!

息子に向かって何言ってんの!?
まあ、これには理由があります。
青山家のクリスマスは戦い。そう・・・青山家は毎年クリスマスに家族でパーティーをする。
そこでプレゼント交換を行うのだ。

でもそのプレゼントは音楽に合わせて回されるの。
誰に渡るかわからない・・・1/3の確率の残酷なルーレット

何か妙なノリになっている青山ママ。
ともかく、そこでプレゼントが渡った人と一番喜ばせた人が、キングオブ青山の称号を手に入れるのだ!キング!

誰にでも喜ばれそうなものを買ってもいいし、ターゲットを絞ってピンポイントで攻めてもいい。
去年のキングオブ青山は圭太くんであった。
首を絞めるといい声で鳴く鳥。この鳥は生なのかどうなのか!?
よくわからないが、とにかくママは大喜びだったらしい。これでか!!

今年はもなこちゃんも含めて1/4の戦いである!なんとまあ。
キングオブ青山の名をかけて張り切る父母。ほんと、この家は賑やかでありますなぁ。
もなこちゃんも優勝を目指して買い物に行くのであった。

さて、何を買おうかと悩むもなこちゃん。
ここで漏れ聞こえるヒント。そういうトキは自分がほしいモノを買ってしまうのだ
同じ哺乳類なんだから求めるものはそう変わらないとのこと。なるへそー。

そうかっ、誰しも求めるものは自分の求めるものとかぶるはずッ!

ここはやっぱり肉・・・って何を持っているんだもなこちゃん!!
普通の肉かと思えばのうみそを持ってきました。その方向はちょっとどうなんだ!?
のうみそを喰らうゾンビもいるようだし、ゾンビ的にはあらがえないものがあるらしいが、そういうもの?

こんなもの誰がほしがる・・・いや、私がほしがる・・・

のうみそは肉と分類しちゃっていいのだろうか?
そういえば、鉄鍋のジャンRでは、回鍋肉の材料にのうみそを使ったりしていたな。じゃあいいのか!

そうこうしているうちに、やってきたクリスマス当日。
ママともなこちゃんはサンタコスでございます。ありがとう。
この姿だけで喜ばせているということにしちゃっていいのではないだろうか!

ともかく、プレゼント交換でございます。
パパがもらったのは、ママのオリジナリティあふれる創作料理。
スイカと揚げ物が一緒にしてあるまいっちんぐな料理だ。冬にスイカとはまた独創的な!
これではさすがに喜べませんでした。LOSE。

青山君がもらったのはパパのプレゼント。肉のネックレスである。
ママが喜ぶネックレスに、もなこちゃんが喜ぶ肉を合わせたものである。混ぜるなキケン。

もなこちゃんへのプレゼントは青山君からのもの。干し肉でございます。
これは思いっきりピンポイントだ。両親に渡ったらどうするつもりだったんだろう。

そしてママへのプレゼントはもなこちゃんからのもの。
その中身はなんと手作りの青山ファミリー人形。ほう、これはまた可愛らしい。
もなこちゃん結構器用なんですね。
考えてみると針仕事とかいいのかもしれない。何本指に挿しても平気だろうからね!
単純だけど、胸を打つプレゼントである。これはもなこちゃんが優勝か!?
と思いきや、他の2人にもプレゼントがあるらしい。
日頃お世話になっている感謝を込めて、ということらしい。もなこちゃんってばいい子!
でも、もらったのは、のうみそでした

感謝の気持ちを伝えるのがプレゼントであるが・・・これは・・・
もなこちゃんが言うには、ながめてると幸せな気持ちになれるよとのことだが・・・グロイっす。

オチはさておき、キングオブ青山になったもなこちゃん。
これで正式に青山を名乗ることができるようになったわけですね!メガネかけなくても。
今回はラブな要素はなかったが、次回の初詣回に期待だ!



#32:初詣・オブ・ザ・デッド  (2012年 4+5号)


大晦日。もなこちゃんと青山君は2人っきりで初詣に出かけています。
どうやらママが気を効かせてくれたらしい。うふふ。
初詣に男女2人っきりだなんて。まるで恋人のようですね。知り合いに見られたらいいわけできないですよね。
そもそも、死んだはずの子と一緒にいること自体説明できないですよね。

人ごみなので体に気をつけないといけないもなこちゃん。

わかった!今日ばかりは気合入れる!
いや、常に入れてもらえる!?

そんなツッコミもむなしいばかり。あっという間に頭だけ分離して人ごみに攫われる。すすす。
さすがに頭だけで動くことはできないので戻れない。厄介な。
どうにか列を抜けて追おうとする青山君。そこに水森さん登場。
しっかりとした初詣スタイルの水森さんだが、どうやら1人で来ているらしい。
よければ一緒にお参りする?なんて言ってみるけど、急いでいる青山君には聞こえませんでした。アラアラ。

首だけの心細さは異常。さすがのもなこちゃんも涙ぐむ。
しかし、誰も疑問に思わないのはすごいな。人ごみは大変だ。
そして、なぜか緑川くんが先にもなこヘッドを発見してしまう。ゲェー!
一応この状態を見せてはいけないという理性は働いているもなこちゃん。遠ざけるために嘘をつく。
実はカゼなのです。なぬっ。

こう見えてもパンデミック起こす級の菌持ってます

なんで人ごみ来てるんです!?

ものすごくごもっともなツッコミだ。緑川くんもツッコミの素質があるな。

結局人ごみではぐれた緑川くんは一人でお参り。
隣には青山君を見失ってしまった水森さん。
なんだこのあぶれものペアっぽい構図は
この2人が・・・という展開はちょいとどうかと思うが、はてさて。

人の流れに流されたもなこヘッドはついに列のはしっこに。
零れ落ちる頭。そこをナイスキャッチする青山君。男前じゃのう。
冷静に列の外で隠れて待ってたらしい。ん?隠れる必要はあったのか?
ともかく、ゆっくりお参りするため、人ごみのない神社を選ぶことにする。初めからそうするべきでしたな。

早速願い事。
青山君の願い事は・・・近くのコンビニが唐あげがないことが多いのでもう少し補充されますように、とのこと。
ああ、もなこちゃんに食べさせるために買い占めているんですね。迷惑な!
死活問題ではあるけど、なんともみみっちいお願いである。
それよりも、もう少し根本的な解決ぐらい願おうよ。神頼みなんだし。

気付けば、もなこちゃんの心配ばかりしている青山君。
思えば今年は大変な年でした。
灰田は死ぬは、生き返るは、俺の家に来るは・・・俺も灰田も色々あったけど・・・
灰田は何を願って・・・

来年はお肉いっぱい食べたいと言いたいとこですが、そのヘンはガマンします!

願い事言っちゃってるー!!
まあ、せっかくなので聞きます。
もなこちゃんはゾンビになった張本人だし、今年は凄く大変でした。
いろんな人に迷惑をかけてしまった。その中で一番大変なのが青山君である。
もなこちゃんの代わりにカラスに追われたり、変態の疑いをかけられたり大変である。

でも・・・私は青山くんに支えられてないと生きていけません・・・
でも迷惑かけちゃうし・・・でもいてくれないと困るし・・・
青山くんはイヤかもしれないけど・・・一緒にいてほしいと思ってます!

だから。だから来年も、一緒にいてもらってもいいですか?

いつのまにか、こちらを向いて言ってくるもなこちゃん。
おぉう、なんでしょうねこれは。
確かにそのとおりなんだろうけど、まるでプロポーズのようではありませんか。うぐふ。

盛大にテレながら、いてやらんでもないこともないがと答える青山君。
うむ、さすが子供にもツンデレ彼氏と呼ばれるだけのことはある男よ。
大変だけど、いやというわけではない。
でも、いいムードでいきなり暴走されるのはイヤー!!

そんなこんなで、ゾンビになった年を無事?に過ごした2人でありました。
来年も大変だろうけど頑張ってほしいですね!



#33:再会・オブ・ザ・デッド  (2012年 6号)


女医の白井玉美先生がメインの回であります。地味に嬉しい。
白井先生は独身である。
規律正しすぎて、相手とか見つける時間がないんですかね。
そんな白井先生の今日の目的は初売りという名のバーゲンである。

医者だからといって値段の高い服を身につけるのは趣味じゃない白井先生。
もっぱら利用しているのは、ファッションセンターしもむら
くまちゃんシャツを着て平気で出歩いたりするのである。
美人なのに残念な人が多いマンガだな!

周りにダサイと言われようとも気にしない。
頭の中は患者のことでいっぱいいっぱいなのである。
特に最近は生きてるのかどうかあやふやな患者が気になって仕方がないという。
もなこちゃんのことですね。わかります。

そのもなこちゃんがバーゲンに来ていたりするから大変。
アンリちゃんに連れられてきたという。こんな人で密集する中に連れて来たら大変なことになるよ。
ただでさえもなこちゃんは体がゆるいんだから。

イカす女を演出するためにプチプラはマストバイよ!

マストバイはわかりやすいけど、プチプラで超安いは分かりづらいな。プチプライス?
そんな用語はともかく、もなこちゃんにしてみると寒くはないから何を着ても平気らしい。
今でもコートの中は夏服だったりする。
ふむ。やはりゾンビは暑さ寒さとか感じないんですな。汗はかくくせに。
それであるならば、コートの中は何も着ていないという流れでもよかったのではないだろうか!露出魔的に。

まあ、寒くなくても女の子だし可愛い格好はしたいんじゃないかと。
というわけで、バーゲンの荒波に挑むことになるのでした。

白井先生も、もなこちゃんのことは一時置いておいてバーゲンに挑む。
規律正しい白井先生は、一度決めた目標に向かって邁進するのだ。
人ごみを掻き分け、目標のブツをゲットする。ゲロちんTシャツ激マブ!それでいいのか?
Tシャツをとってみたら、人の手もついてきました。
そんな状況なのに慌てない白井先生はさすがである。慣れてる!いやいや。慣れるものなのか?
手の取れた方はどちらですかと聞くようなものでもありますまいに。
やはりこの先生もどこかズレてきている気がする。

取れた手はもなこちゃんが取り返した。
白井先生も、手袋の見間違いだったのだと納得した様子。
でも、首がずれているのはさすがに見間違いですむものではない。
いや、普通は見間違いで済ませたく思うものか。

さらに白井先生がぶつかってみると、胴体が分離しちゃう。あっ、いけね。胴体が喋った!?

昔アンリちゃんに切られた部分ですよね、ここ。
やはり一度外れた部分は外れやすくなっているのだろうか。厄介な。
まあ、バラバラになっても大した事はなかったりする。

大したことないワケないでしょ!?

いや、普通はそうなんでしょうけど、普通じゃありませんので。
平気な証拠を見せるために、針と糸で縫ってみせるもなこちゃん。
なるほど、これなら簡単には分離しないし平気っぽく見える!って余計に怪しいわ!

というか、白井先生。普通の人は首と胴体が離れたら激痛を感じる前に死んでます。
その辺りに考えがいかない辺り、やはり疲れているのかもしれない。
というわけで、医者に看てもらおうとする白井先生でありました。大変だなぁ。

医学的に、というか常識的にありえない存在であるもなこちゃん。
大人である白井先生はその事実を受け止めるのは難しそうでありますな。
青山君やアンリちゃんはすっかり受け入れた。ロボオタクは元から現実離れしたやつなので問題ない。
今回出番はないが、緑川くんはこの事実を受け止めることが出来るか?
今後の人間関係に期待だ。



#34:首・オブ・ザ・デッド  (2012年 7号)


頭の取れグセがついているもなこちゃん。
確かに最近はちょっとしたことで外れたりしている。
でも、ドアを開けた拍子に取れるとはいかがなものか。ゆるゆるだよ。

基本的にポジティブ思考なもなこちゃんに敵はない。
と思いきや、天敵がおりました。ロボオタク登場。ロボゲットォー!
網で捕らわれ、拉致されるもなこちゃん。

ちょっとこのロボ頂いていきます!

なに言ってんだキミは。ダメに決まってるでしょ。
まあ、実のところ、もなこちゃんたちにとってもいい話ではあったりする。
というのも、その首の取れやすさをどうにかするというお話です。

話に釣られてロボオタクの部屋にやってくる。
1DK8畳南向き4.5万円の有料物件だが所狭しと機材がばらまかれている。どこで寝てんだ?

ロボオタクとしては、こんな素晴らしい性能を持ったロボットなのに首がとれやすいなんて弱点があるのが心配。
まあ、ロボットとして考えると確かに凡ミスですわな。
首が外れてても行動できるのは凄い話だけど。

こいつはこいつでロボ好きが高じてるだけで純粋なんだよな。
と思ってもなこちゃんを任せようとしたら、メイド服を着させられることになりました。なんで!?

かなこちゃんみたいにメイド姿にさせないと、やる気出ないんですよ

もー何重に変態なんだよ!

青山君にまでメイド服を勧めたりするロボオタク。本当に何重に変態なんだよ!
それはそれとして、もなこちゃんのメイド服姿は大変よろしい。

さて、それでは首を固定するための改造手術に入ります。断面をまじまじと見るぜ。
そして、ネジを使って固定する。
この体勢、胸が思いっきり当たってますよね。
なんともいやらしい。そりゃ青山君も面白くないですわな。

一応、取れにくくはなった。けどつなぎ目が目立つ。
ので、固定具は止めて強力なボンドに買えました。木工ボンドからアロンアルファに変更だ。
ってそれだけならここに来た意味がないではないか!
というか、首にリボン巻くならあんまり関係ないのでは?

さて、ロボオタクとしてはこれからが本番。
ひそかに開発した各部のパーツと置き換えてみる。
つめきりが上手にできる右手パーツ!
片手卵割りが上手にできる左手パーツ!
飛ぶ首!
傘入れの脚!
ローラーつきの足!

ど、どんどん不便になっていく!?
色々組み合わせたら本当にスチャラカな姿になってしまいました。不便!
パーツ交換できること自体は便利だけど、碌なパーツじゃないのではなぁ・・・
あやうく人間の尊厳を失うところでした。

それはそうと、もなこちゃんが触られているのを見てムカムカしている青山君。
帰り道はさりげなく手をつなぎっぱなしである。ふふふ。

まあ、何はともあれボンドが最強だということですよ。お手軽!



#35:Wデート・オブ・ザ・デッド  (2012年 8号)


本日も焼肉屋でバイトを行うもなこちゃん。皿洗い姿が麗しい。らしい。
というわけで、緑川くんからデートのお誘いである。唐突だね!

遊園地・・・ハハ・・・なんとファンタスティックな・・・
だが、誘われたからってホイホイついていくなんて感心しないぞとお父さん、いや青山君の言葉を思い出す。
まあ、そうですよね。年頃の女の子が男に誘われてホイホイついていくなんて。
でも、うぬぬと考えた末にOKしてしまうもなこちゃん。うぬぬ?

当日。もなこちゃんは青山君とアンリちゃんを連れてやってきたのでした。
なるほどー保護者同伴というわけですね。決して青山君はモンスターペアレントではない。

どうにかもなこちゃんと2人きりになりたいと考える緑川くん。
アンリちゃんと相談。お互い2人きりにならないかと持ちかける。
アンリちゃんとしては願ってもない話ではあるが、はてさてどうなるやら。

まずはコーヒーカップ。
ってこんなのに乗ったら遠心力様のパワーで首がぽーんでございますよ!
ロボオタクのボンドで結構丈夫になったとはいえ、いつとれるかわかりませんからねぇ。

緑川くんはもなこちゃんを強引にコーヒーカップに連れ込む。
そしてアンリちゃんは青山君をお化け屋敷に誘うのであった。得意分野に出たな。

お化け屋敷に入るが、全く反応しない青山君。これはこれで怖い!

どうしたの・・・?本物の幽霊じゃないから不満?

その分析はどうなんだ。というか不満なのか?
2人きりなのに、もなこちゃんのことを気にしている青山君。寂しそうなアンリちゃん。
うーむ、よろしくない雰囲気である。
青山君はやはり二股はれるような男でもなさそうであるな。知ってたけど。

一方緑川くん。もなこちゃんと2人きりでテンションが高い。
男の方だけ盛り上がっている光景はかなりそら寒いものがある。うう。

もなこちゃんはもなこちゃんで、青山君とアンリちゃんが2人でいることを気にしている。おやおや。
元気付けようとする緑川くん。パレードでも見ませんかと声をかける。
その光景を遠くから見ると・・・おやおや、なんだか接吻でもしているかのようではありませんか!?
こいつは青山君も盛大に噴出してしまう。ブーッ!すげえ!

派手に勘違いをしてしまった様子の青山君。
おお・・・なんというラブコメ的展開。
まさかこういう展開がやってくる日が来るとは思っても見なかったり。
もなこちゃんもなんだか意識するようになってきた感じがありますし、これからどうなるのやら!?



#36:疑惑・オブ・ザ・デッド  (2012年 10号)


遊園地で衝撃的なシーンを目撃してしまった青山君。誤解だけどね。
それからずっと眠れない夜を過ごしているようだ。
なんか寝れちゃう本とか読んでいるけど効果なし。ベストセラーなのに。

もなこちゃんはキスされてしまったのだろうか。あのロン毛ならやりかねん!
緑川くんに対する青山君の評価はかなり低いようですな。保護者の評価が低いとは、緑川くんも残念だ。

一方のもなこちゃんの方も様子がおかしい。どこかよそよそしい。
やっぱりあいつと・・・と落ち込む青山君。
青山ママも、もなこちゃんが変なのと慌てている。
なんでも、たったの3皿しか食事していないらしい。このままだと餓死しちゃう!もう死んでますがな。
しかし、オロオロするママが可愛い。

青山君の悩みは夜だけではない。授業中も続いている。大変だな。
歴史の授業で、感染病の話を聞き、思い当たる。
ゾンビとキスなんかしたら、ロン毛もゾンビになっているのでは!?
という発想に行き当たり、放課後バイト先に向かう青山君。1名で。
しかし、貴方向けのお店ではないので!と追い返されそうになる。
なんだその表現は?青山君向けの店ってどんなのだ?ホモホモしいのか?

どちらにせよ、焼肉を食べに来たわけではない。焼肉屋に1人で入るのも抵抗あるしね。
主題は、緑川くんに何か変わったことがないかどうか。
首がモゲたりしないかとか尋ねてみるが、何言ってるんですか?と返される。そりゃそうだ。

俺はお前のことが心配なんだよ!お前の生活が気になって仕方ないんだ!

青山君・・・そんなんだからホモ野郎とか言われちゃうんだよ。
店内の緑川くんファンはこの発言を聞いてどんな反応をしたのだろうか。気になる。
店を追い出される青山君。

人がせっかく心配してやってるのに。俺の心ロン毛知らずだよまったく・・・

何を言っているのやら。
もう面倒だから、ゾンビと明かしてしまってもよいのではないだろうか?
明かしてもひょっとしたら態度は変わらないかもしれんですぞ。店長とかもそんな感じがある。

さて、夜。
相変わらず元気のないもなこちゃん。その周りにはたくさんの肉が!
でも無反応。あのもなこちゃんが肉に囲まれて無反応とは!
ママがオロオロしているところに青山君登場。気を利かせて退場するママ。
ずっとこんな調子ではダメだ、もう直接聞くしかないと腹をくくる青山君。

超元気ですが!?と逃げようとするもなこちゃん。
それを引きとめ、あいつとキスしたのかって聞く青山君。おぉ。

ま・・・まあ・・・誰と何したって勝手だけど。お・・・俺は・・・俺は・・・!
気になって仕方ないんだよ!悪いかーッ!!

エコーがかかるぐらいに叫ぶ青山君。
言った後に気付いて恥ずかしくなり赤くなる。青春してるね。
もなこちゃんは、そんな事気にして元気なかったのとか言っちゃう。
そんな事て!そんな事て!そりゃ青山君も2回言う。

・・・変なの。キスなんてしてないのに。

笑顔で述べるもなこちゃん。可愛い。
まあ、単に誤解だったわけですし、こうやって直接聞くのがやはり早かったわけですな。
でも、もなこちゃんが元気なかったり、青山君を避けていたのはどうしてだろうか?
その理由は遊園地に行った時、あんんまり楽しくなかったから。

楽しいところに皆で行ってたのに・・・楽しくないハズないのに・・・
なんだか皆に申し訳なくて・・・どうしたらいいかわからなくて・・・

そういう悩みでありましたか。この子はこの子で繊細でありますな。
まあ、どうして楽しくなかったんだろうという辺りには思い至ってないようですが。

なんだ、そんな事だったのかとほっとする青山君。こっちもそんな事とか言った!ひどいよ。おバカ。
赤くなって拗ねるもなこちゃんはまた可愛いですな。

さて、もなこちゃんを元気付けるために動き出す青山君。
夜中なので閉まりかけの遊園地に、先日の4人でやってくる。
よく青山君の呼びかけにやってきたな、緑川くん。ちゃんと説明もされていないみたいなのに。

つべこべ言うなかれ

そう言われるとつべこべ言えないっすね。
ともかく、4人でアレに乗ろうと提案する青山君。
つまり、今日は4人で楽しく遊べばいいんだよってことだ。

そしたら・・・その、前楽しくなかった事はチャラだっ!!

楽しくなかったことは楽しかったことで上書きする。実に正しい解決法でありますな。
何故楽しくなかったのか、という辺りを突き詰めると、もっとラブに偏った話になってしまう。
ラブコメの落としどころとしてはよかったのではないでしょうか。

というわけで4人で遊ぶのでありました。
ボンドがとれて首がポーンしちゃったのも、ご愛嬌。ってそれで済むか!大変だ!



#37:バレンタイン・オブ・ザ・デッド  (2012年 11号)


何故か父親と2人でランニングをしている青山君。
もう10Km以上走っているとのこと。ランニングってレベルじゃねぇ!
階段とか登ってるし、こいつは疲労がマッハだ。

それもこれも、青山ママが男衆を家から追い出したからである。
そして、追い出した家には女子が集まっていた。ママの他にはもなこちゃんとアンリちゃん。
3人による、バレンタインのチョコつくりが始まる!おーっ。

バレンタイン。それは想い人にアピールする絶好のチャンス。女子力が試されるイベントよ。
心をこめて男をとかすチョコを作るのよー!!

さすがは主婦!見事な包丁捌きを見せるママ。
手作りチョコを作るには、まず市販のチョコを刻んで溶かすところからってわけですね。
もなこちゃんたちも包丁を使ってザクザク刻み始める。
その間に、アンリちゃんは誰にあげるの?とザックリ尋ねるもなこちゃん。ザクッ。

もっ・・・もちろん、お世話になった方々に。
だから青山くんにもあげるよ!お世話になったから!!

赤くなるアンリちゃん。可愛いですな。
もなこちゃんも、お世話になっている青山君のためにがんばるんばって感じになっている。
ってしまった!銀紙をとらないで刻んでた!いいカンジにチョコと銀紙がまざっちまった!!
キレイに銀紙をとらないとと焦るもなこちゃん。
そのもなこちゃんに、溶かしたチョコをつけた指を差し出し、味見してくれないかと言うママ。

なんだこれ・・・このチョコがついた指の言いようのない魅力・・・これは・・・
指ごと食べてしまうこと必至!!

食べてしまうのはともかく、ねぶりたくなってしまう気持ちはとてもわかります。ハイ。
続いて、アンリちゃん。溶かしたチョコを顔につけてしまう。

!!!
さすがに生きたカエルを入れようとすると暴れて飛び跳ねてしまうようですね。やめて!
相変わらずのオカルト娘っぽい感じでいい子である。
でも、今はその顔についたチョコが問題。

ペロペロしてあげる!
なめるだけ!なめるだけだから大丈夫!!

問題だよ!もなこちゃんがおかしな方にいっている!
だけど、これはこれでよいのではないだろうか。見ているほうとしては。

チョコ(がついた肉)が気になってしょうがない、もなこちゃん。
そのせいで、バターを丸ごと入れたり、卵を入れまくったりしている。パカパカ。
おいしいチョコ・・・おいしい・・・おいしい指・・・

ブツブツと呟きながら作業するもなこちゃん。
私の言った事がプレッシャーになっているのかしらと心配するママ。
ここは失敗談でも話して緊張を和らげようと試みる。
昔、パパにあげるチョコに悩み、友達がフザけて言った事を実践したことがある。

体にリボン巻いて「私を食べてください!」って言ってドン引きされちゃったのよ〜〜
も〜〜恥ずかしくって!!

その話今も有効!?
しんぼうたまらん!!

もなこちゃんジャストアモーメント!!

青山ママにこんなこと言い出されたら、そりゃしんぼうたまらんくもなります。
もなこちゃんは間違っていない。誰だってそーする。俺もそーする。
しかし、リボン巻いたママはずいぶん幼く見えるが、いつの頃の話なんだろう?
それに対し、パパは大きめに見える。年の差があるカップルなのか?にしてもどっちも若く見える。
ママの胸、ずいぶん育ったんスね。

てなことをやっていたおかげで、できあがったチョコはすっかりボロボロ。やっちまった。
見た目は悪くても、味が良ければ・・・と慰められるが、銀紙入ってるしクドい。
落ち込んでいるところに、青山君たちが帰ってくる。

いやーいい汗かいた。ん?いいニオイだ。あっ、そうか〜〜今日はバレンタインだったな!

とても白々しいパパさん。まあ、毎年恒例でしょうしね。
マラソンで疲れきったところで甘いチョコを頂く。すると・・・うまい!
失敗チョコでも、ランニングの後は疲れていておいしい法則があるのだ
なるほど、パパはこれを狙って走らせていたわけですな!いい人だ!10Kmも走る必要はあったのか知らないが。

というか、これを知っているということは、ママのチョコの味の具合は・・・!?
クリスマス回を見る限り、創作料理は奇抜な方にいきそうなママですし、警戒してるのかもしれないですな。

ともかく、クドい味でもおいしく頂ける状態の青山君。ぱくぱく。
でもさすがに銀紙は食べれないと思うのだが、どうしてるんだろうね。
それはともかく、口の端にチョコをつけてしまう青山君。

ペロッ

美味しくいただいてくれて、安心して気が抜けたもなこちゃん。
思わず口の端についたチョコを舐めてしまう。こ・・・これは!うらやまけしからん。
なんだか久しぶりに青山君がいい目を見ている回である。
普段苦労しているのですし、こういった御褒美があってもいいですよね!
でも、次回はその反動でえらい目に会うらしい。
うん、まあ仕方がないか。人生において、不幸は幸せの倍あるという説もある。
幸せを得るために頑張れ青山君!



#38:エレベーター・オブ・ザ・デッド  (2012年 12号)


いきなりの緊急事態。
青山君ともなこちゃんが停止したエレベーターに取り残されてしまった。
2人だけでなく、他にも乗っている人がいるのが、さらに緊急事態を加速させている。
灰田、大丈夫か?

うん?大丈夫だよ?そっちこそ肉なのにしゃべったりして大丈夫?

大丈夫じゃねーじゃねーか!!

すっかりゾンビ視点モードに移行しつつある、もなこちゃん。
どうやらお肉食べ放題の店に青山一家と共にやってきていたらしい。
しゃぶしゃぶの里。食べ放題という看板がある。
なるほど。里なだけに、さと先生の絵が描かれているのですね。里だけに!

今日は食べ放題と聞いていたので、何も食べていないというもなこちゃん。
さすが、肉のことになると超はりきりガールでありますな。

目的の店は3階。ママたちは階段で向かうことにする。
けど、もなこちゃんとしては階段はちょっと。オイドンはちょっと。ってことでエレベーターを使用する。
そういえば、階段から落ちて死んだんでしたっけ?ちゃんとトラウマってるんですな。

エレベーターに乗って3階まで行こうとする。が、その途中で停止してしまう。
押しても反応しないし、緊急の電話も通じない。密室だ!ワオ!うそやん。

そろそろ食べ放題してよろしいか?

まだ!まだだから!!

そんなこんなで小一時間ほど叫んでみたが、一行に助けなし。
腹ペコのゾンビと密室に閉じ込められるなんて、さすがの青山君でも打つ手なしだよ。
電話も圏外だし、こうなれば遺言を残すぐらいしかやることがない。辛いな。

2人以外にも閉じ込められている人はいる。
睦美ちゃんという小さな女の子は、おなかすいたよと泣き出してしまう。

こんなトコ基本的につまんねえ!食べずにいれば死んでしまう

幼女とは思えない言葉遣いだ!
それにしても。むつみちゃんですか。むつむ・・・むつみもつみもつに・・・モツ煮ちゃん?
かなり無理矢理に変換していった!?

しゃぶしゃぶしてやろうか!

灰田やめろ!それは幼女だ!!

すげぇセリフ!やっぱり幼女をしゃぶしゃぶするのは色々と問題がありますよね。
まあ、幼女以外でも問題がありそうなセリフだけど。

青山君は常に予備の肉を携帯している。
が、さすがに今日は食い放題の店に行くのだし持ってきていなかった。
しょうがないので、革のサイフを差し出してごまかす。牛(革)だぞ!ウシ!モ〜グモ〜グ。味しない。
それでも一旦正気に返るもなこちゃん。それでいいのか?

あ・・・青い肉。いや青山くん、食べ放題は・・・?

あまり正気でもなかった。サイフがしゃぶしゃぶされちゃってるよ。

助けを待つのも限界が来たのか、ここから脱出することを考えようとするエレベーター内の人たち。
こういうところに閉じ込められた場合、天井を突破するのが映画などでのセオリー。
男2人でどうにか脱出を図ろうとするが、もなこちゃんに邪魔される。ダブルハンバーグステーキ!ちゃうねん。

もなこ「食べ放題だろー!!」
青山「食べ放題じゃない!!」
もなこ「違う!?じゃあ・・・一体何処で食べ放題が始まるんだ!!」

マジギレだよこの人!かなりの極限状態でありますな。
とにかく、ここじゃなくて、このドアの外でやるんだよと教える。ナヌ!!
この外で食べ放題が。
うおお。うおおお。うおおおおお。うおおお。うおお。うおおおおお。

エレベーターの扉を力でこじ開け、天井に腕の力で登り、さらに、上の階へと登る。
あの体がゆるくて取れやすかったもなこちゃんが、なんというパワーを!!
怖いっすね。火事場のクソ力。

まあ、じっとしていてももう少しで助かったわけではありますが。
でも、早いところ肉を与えないと色々と阿鼻叫喚になっちゃう!
無事助かったようなので、いいんですけどね。

エレベーターにゾンビが侵入してくるのは割とありそうだが、最初からいるとは斬新っすね。
青山君の魔法のポケットも、常に補充をしなければならないシロモノであったか!
いや、普段から仕入れに困っている描写はされてましたけど。
本当に、肉が自在に出てくる魔法のポケットが必要なんじゃないかと思える。



#39:お泊り会・オブ・ザ・デッド  (2012年 13号)


単行本2巻発売記念のセンターカラー
今回のもなこちゃんは青いっすね。青い肉っすね。
寝起きだと青くなるのだろうか?熱を受けると赤くなるとか?謎だ。

ゾンビといえど、勉強は怠らず!
青山家にて、アンリちゃんに勉強を教えてもらう、もなこちゃんでありました。
そうこうしていると、雪が降ってくる。これは帰り寒そうだなぁ。なんだって!?
雪の中、寒そうに帰るアンリちゃんを想像するもなこちゃん。しばれる。かわいそうに。

ダメだ!アンリちゃん。そういうのよくない。
今日はここに泊まってきなさい!絶対にだ!!

唐突な提案!でも、ここは青山家なので、青山君と一緒に過ごすことになってしまう。
意中の彼と一つ屋根の下で一晩を明かす。そんなふしだらな・・・

そんなのよろしくお願いします!!

土下座してまでお泊りを頼み込むアンリちゃん。さすが!どげー。

というわけで、アンリちゃんが泊り込むことになりました。女の子がたくさんでうれしいな、圭太くん。
夕食は鶏肉の唐揚げか何かか?肉がでかい。そして多い。いいなぁ。
居候の身だったはずなのに、すっかり馴染んでいるもなこちゃん。両親も気に入っているのだし問題はない。

青山君が自分の肉をもなこちゃんにあげる。何という光景。夫婦?うらやましすぎる。けしかランデブー・・・
うらやましすぎたので、アンリちゃんも攻勢にでてしまう。こいつは負けてられない!

男の子はもっと食べないと!私、今ダイエット中なので食べて!メタボな私を見たくなかったら食べて!!

自分の肉を青山君に差し出すアンリちゃん。
それならば、と箸でつまんだ状態の肉にかぶりく青山君。
なんだこれは。あーんして状態になっているじゃないか!恋人?けしかランデブー。

目の前で交わされるやりとりに赤くなるもなこちゃん。
差し出されている肉に横から飛びついてしまう。
大丈夫だ!アンリちゃんのダイエットは私が全力で援護する!もーぐもーぐ。

いやあ、なんとも華やかに賑やかな食事風景ですね。
こりゃいい酒の肴だとパパも御満悦。

さて、食事の次はお風呂でございます。これもお泊りの定番イベントっすね。
入浴中のアンリちゃん。そこに入ってくる背後霊。ではなくもなこちゃん。
食事時にムキになっちゃったことを詫び、背中を流しますと申し出るもなこちゃん。青山君ののぞきを阻止するためにも!

青山くん「だ・・・だだ誰がのぞくか!!」
青山パパ「えっ。のぞかないのかい!?信じられない」
青山ママ「ムリヤリおフロ場に行かせる理由を考えてる母さんの身にもなって!
青山くん「あんたらラブコメの見すぎだよ!」

なんというあったか家族であることか。ツッコミ役の青山君は大変っすね。
ゾンビであるもなこちゃんは温度が分からないらしい。
そういえば七輪もぎゅっと抱きしめておりましたし、熱さとか感じないのか。
なので、シャワーも熱かったり冷たかったり大変である。ギャー。今だ!おフロ場へ!なんで!!

おフロタイム終了。
迷惑かけたワビに打ち首獄門で許してというもなこちゃん。そう言われましても。
ならばと、コレで許して!と差し出すのはドライソーセージ。寝る前にこんなの食べちゃ太るよ!
そりゃそうっすね。もりもり。もなこちゃんが食べちゃいます。太るよ!

いや、実のところもなこちゃんはゾンビ化してからあまり太らなくなっているのである。
食べたものは一体どこに行ってしまっているんでしょうかね。
栄養は吸収されているのかいないのか。謎だ。
というわけで、寝ぼけて人に襲い掛からないよう、寝る前に肉を食べるもなこちゃんでありました。もりもり。

アンリちゃんは問う。ゾンビ生活ってけっこう大変じゃない?と。
針と糸を手離せないし、人を襲ったりとかも・・・いろいろ気をつかうこと多そうだなって。

そうかなあ。けっこう楽しいよ〜〜ゾンビも。自分の脳みそ見放題だよ?

別に見たくないよ!?

その脳みそは誰が判断しているというのか!?
と思ったが、左脳と右脳に別れれば、それぞれが判断してくれるのか。いや、別に見たくはないけど。

脳みそのことはともかく。どっちかというと、大変なのは周りの人だと思うともなこちゃん。

青山くんや・・・おじさんやおばさんが支えてくれるから私、生きてられるんだ。
ふつうゾンビと一緒に生活なんてしてくれないと思うし・・・感謝してもし足りないくらいだよ。
青山家には何に代えてもお礼しなきゃって思ってるんだ。私。

いい子ですねぇ。もなこちゃんは。
まあ、確かに普通はゾンビと一緒に生活しようだなんて思わない。青山君も色々苦労してるしね。
それだけもなこちゃんが周りに好かれてるってことだと思う、とアンリちゃんは考えるのでした。
アンリちゃんも、ゾンビになったと知りながらも仲良く接してくれているわけですからねぇ。いい子だ。

しかし、もなこちゃんにも悩みはあったりする。
ゾンビはもう成長しない。となると、その・・・

ア・・・アンリちゃんくらい大きい胸にはもうなんないのかなーと思うと・・・

ついにアンリちゃんの胸の大きさに言及された!いや、大きいほうだなとは思ってましたけども!
私の小さいからと泣き出すもなこちゃん。
フロ場のシーンを見る限り、そこまで小さいとは思わなかったが・・・じたばた。
ゾンビにならなければきっと伸びしろがと言い出すもなこちゃん。そうかな?
ならば、と自分の知っているバストアップ体操を教えてあげると言い出すアンリちゃん。ホント!?
脇のぜい肉を押し出すように、胸に集める。こう・・・
てなところに青山君登場。ガチャ。

アンリ「青山くん最低!!」
もなこ「記憶をなくせ!」
青山君「不可抗力だー!!」

ノックも無しに入っておきながら何を言っているのでしょうか。
でも、本人によると、これでも普段から一応気をつかっているとのこと。
そういえば、今回の途中。お菓子をもってきたときもノックしてなかったな。
そういうことを日常にしているとこういう場面に出くわしてしまうってことですね。ふむ。
ならば、青山君。これからもノックせずに入り込むのだ!頼んだぞ!いやぁ、いいおっぱいでした。



#40:秘密・オブ・ザ・デッド  (2012年 14号)


冷蔵庫を開けたら肉がない。こいつは一大事
肉を補充しようとする青山君。ママに確認しようとするが、ママは電話中。
そして、なんだか怪しい様子。隠し事かなにかあるのですかね。怪しい。

なっ!?何してんのアンタら!!

扉を開くと、もなこちゃんと青山パパが壁に耳を当てて聞き耳を立てていた。
どうやらママの様子を不信に思い、調査しているようだ。ほう。

パパは言う。勢い込んで。
この間私が近所の奥さんになんて言われたと思う!?
知らんがな。
と思わず言ってしまうが、パパは止まらない。

近所の奥さんは言う。青山ママこと恵子さんは最近ウキウキしているそうな。
今度デートするんです、とか言っていたらしい。ほう、そりゃ夫婦仲のよいことで。
と思いきや、パパはそんな約束をみじんもしていなかった・・・
こ、これはどういうことであるか!?どう思う圭太くん!

もしかしたら、記念日を私が忘れてたかもしれないと思って確かめてみた。
しかし、そんなものは何もなかった・・・ということはだよ。

母さんは・・・浮気をしてるんだ!!

な・・・なんだってー!!
これはさすがに聞き捨てならない話でありますね。全く持って気が気じゃないパパである。
パパ曰く、母さんは若いうちに嫁にもらちゃったから、ホントはもっと遊びたかったんじゃないかと思う、とのこと。
ふーむ。若いって、いくつくらいのころにもらったんですかね?
12歳ぐらいで青山君を産んだと考えれば、実はママはまだ30前という可能性もある!
っていや、これは色々とまずい。パパが捕まってしまう。

ところで、さりげなくママの名前が判明しましたね。青山恵子さんでありますかーふむふむ。

浮気されているんじゃないかと落ち込むパパ。情けない。
こういうのはハッキリさせないから不安になるんだと、直接聞きに行く青山君。
さっきはなんでコソコソしてたのか尋ねるとするぜ。
ママのところに向かうと、おめかししているところに出くわす。
コートと化粧品を新しく買ったというママ。少しでも若く見えるものが欲しかったそうな。
い、今でも十二分なほど若く見えるのに、さらに若く見られたいとな・・・?

若く見られたい?やっぱり浮気なのか?と不安になる青山君。
いやいや、俺まで疑ってどうすると気を取り直し、さっきの電話の相手について尋ねる。
家族で隠しごととか良くないなーと思うんだよ。
その言葉を聞き、ママは打ち明けてくれる。どうやらエステの予約をしていたらしい。
ほう、エステ。割とおばさんらしい行為に思えますな。
でも、これまた若返りの願望のように思えますし・・・やはり浮気なのかも・・・
パパと並んで落ち込んでしまう青山君でありました。なんだ青山くんまで!

というわけで、デートの当日。
おしゃれなコートに身を包むママ。やっぱりちょっと若すぎたかしら、とのこと。
うむ。この上なく若く見えますよ。本当に子持ちなのか!?
ハシャぐママとは対照的に、パジャマで涙ぐむパパ。

素晴らしきあの日々には・・・

昔のママを思い出し、涙するパパ。
そのパパの様子を写真に収める青山君。何これ暴力!?精神的にすごいくるからやめて!

酷いことをしている青山君だが、これも全てパパを発奮させるためである。

みじめな写真にしてるのは父さんの方だ。俺はこんな画像欲しくないんだ。
こんな姿を見ながら育つ年頃の男のコは、大人に失望してグレちゃうかもしれないね!
見せてくれよ父さん、カッコイイとこを。アンタは・・・母さんの夫なんだろ!?

あっ、そーだった。

なんだ、その反応は。本当に忘れてたみたいな反応を返すパパ。情けない。
だがまあ、やる気は出てきたらしい。そう。母さんを止めることができるのは、他でもない私だけなんだ!!

父「カッコいいとこ撮ったあかつきには・・・ベストショットを待ち受けにしてくれ!」
息子「えっ・・・そこまではちょっと・・・」

相変わらず空気差がある親子である
。 ともかく、動く気になったパパ。ママのもとに向かう!
向かった先はもなこちゃんの部屋。ママはもなこちゃんに化粧を施していた。あら?
久しぶりに顔色がいいというか、白い感じのもなこちゃんであります。ふむむ。
ママは言う。今日は・・・女のコの日!ひなまつりよ!!と。

今年はもなこちゃんがいるんだし、せっかくの女のコを祝う日なんだからちゃんと祝わないとと考えたらしい。
だから、もなこちゃんをビックリさせるためにナイショでイベントを考えていたらしい。
情報が漏れないよう、パパと青山君にも秘密にしていたようだ。
2人でエステとバイキングを予約しているらしい。バイキングだと!?それは女のコらしいイベントなのか?

浮気じゃなかったのかと安心する男2人。よかったよかった。
心配したというパパに対し、ママは言う。
このコートね、もなこちゃんとデートだから買ったんだけど・・・

でも半分は・・・パパのために買ったんだからね

奥さんが若く見えた方がいいでしょ?との理由。
ふうむ。普通の家庭だとどうとられるかわからないセリフだが・・・恵子さんが言うのなら何の問題もない!正しい!
パパも喜んでいる。私の奥さんサイコー!!と。

なんだかんだで、夫婦のノロケを聞かされたような回でした。
うらやましいわ〜爆発しないかしら。近所の奥さんの言葉に素直に頷けてしまうぜ!



#41:女心・オブ・ザ・デッド  (2012年 15号)


チャーシュー丼ー!!
どーんじゃなくて、どんーだとかなり言い辛そうですね。
それはさておき、いきなり全力投球のもなこちゃん。子供に混じって何をしているのでしょうか?
単純に遊んでいるわけではない様子。というか何か怒ってらっしゃる?

それでもお前ら9人いんのかー!?もうタイマンで来い!

最初から打者とのタイマンだよ!
まとめてかかってこいじゃない辺りさすがというべきか。
ともかく、なんだか殺気だっているもなこちゃん。一体どうしたのやら。

チビッコとの野球終了。終盤は腸をはみ出しちゃったらしい。おい。
腕とか取れたりしないかと心配だったが、そっちで来たか。まあ、捻ったりするしね。
帰り道で青山君が登場。

いいかげん機嫌直してくれよ。黙ったままじゃわかんないだろ。

なんだ?痴話ゲンカか?チビッコたちも注目するやりとりだ。
あれじゃ気に入らないならもっといいやつ買って来たからと紙袋を差し出す青山君。
だが、もなこちゃんは走り去ってしまうのであった。
青山君のバカッ!!おバカーニバルー!叔母フェスティバル!
なんじゃそりゃ。

なぜこうなると落ち込む青山君。何がなんだか本人にもわからない様子。
とにかく話してみろ、面白そーだからとタッくん。頼りになる小学生だ。

昨日のこと。もなこちゃんとアンリちゃんが部屋で遊んでいるところに青山君がやってくる。
今回はちゃんとノックをしてから入っている。学んだようですな。チッ。
入ってきた青山君はなんだかもじもじしている。なぜ女々しい?
それもそのはず。ホワイトデーのお返しなんて用意しちゃったものだからだ。

もなこ「そ・・・そういやそんなイベントあったっけ」
アンリ「ど・・・どうしよ。お返しもらうことなんてシュミレートしてなかった」

これはまた可愛らしい反応ですね。新鮮だ。
アンリちゃんへのプレゼントはアクセサリですかね。

こ・・・これは・・・お化けマスコット!?
お・・・お化けマスコット?お化けマスコット?お化けマスコット?

何故4回言う。合ってるよ!
女子にこういうのあげたことがないからという青山君。
それに対しアンリちゃん。青山くんなら何もらってもうれしいよ!失禁寸前だよ!とのこと。
さりげなくはしたないセリフが飛び出している気もするが、まあよい。

続いてもなこちゃんへのプレゼント。肉だ。肉かよ。予想通りだよ!
しかも安くていいお肉らしい。へぇ。ってわざわざ安くてとか言わなくてもいいから!
最初は喜んでみたもなこちゃんだったが、だんだん暗くなっていく。
超うれぴいとは言っているが、明らかにキゲンが悪くなっていったのでした。

この話を聞いてもピンとこないチビッコたち。お姉ちゃんお肉大好きなのになぁと不思議そう。
だが、タッくんには分かったらしい。

それはカレシ・・・お前が悪い!

ずばり言って見せるタッくん。おぉ。
見るからに恋愛偏差値低そうだもんな、と言い当てられる青山君。ずぼし。
どうやらタッくんは割と女子にもてるらしい。
なんかエラそうだからすごいものを秘めてそうという理由で。そいつはまたリアルな理由だなオイ。

その恋愛巧者であるタッくんがアドバイスをしてくれます。
根本的に間違っているのはだな・・・その他の女とのプレゼントの違いだ!

青山君としてはそれぞれが好きなものをあげたつもりだが、少々異なる。
事前に、女子にこういうのあげたことがないと言っているが、もなこちゃんにお肉は散々あげている。
そこで女のコ扱いされてないのでは?という小さな疑惑がわきあがってくるわけだ。ほほう。
しかもホワイトデーに男からプレゼントをもらうということは特別感というものがある。
そんなイベントにふだんからもらってる肉を返されたら、
「とりあえずコイツは肉あげときゃいいカンタンなやつ」と思われていると感じてしまうだろう。

なるほど。全く持ってその通りでありますな。
さらに偶然にも不運な出来事が重なっていた。
昨日、もなこちゃんは近所の犬とたわむれていた。おや、犬のお父さん久しぶり。
そこで飼い主がビーフジャーキーを与えていた。それを見たもなこちゃん。

ともすればカレシは自分のことをペットと同じように考えているのではと思っている!!

うーむ、これも確かに。もはや肉を与えるのは習慣づいた行為になってますからなぁ。
まさにペットにエサを与えるかのようなものであるか。
しかし、それはそれとしてこの構図は色々とアレですね。
チビッコ的には単にペット扱いという構図なのかもしれないけど、別の意味にも見えちゃうよね。
まあ、それはそれでショックな話ではあるが。

アンリちゃんにあげたのはマスコットで自分は肉。
乙女度の差もかなり開きがある。つまり最悪のチョイスだったというわけだ。なるほどね。
考えもしなかったと落ち込む青山君。
どうせなら肉の形のアクセサリーとかよかったかもしれないね!む、これパパと同じ発想だ。

女心は難しい。タッくんは凄いなぁ。
さらにタッくん、もなこちゃんが物陰に隠れて聞いていることまで言い当ててしまう。スゲェ!

全て聞いていたもなこちゃんに青山君。考えが及ばなくて悪かったと謝る。
そう言われてしまうと真っ赤になってしまうもなこちゃん。
いきなり頭を外し、ふりかぶって遠くに投げてしまう。な、なにしてんの!?
この行為もタッくんは説明してくれる。

全部図星で恥ずかしい顔が見られたくないから遠くに飛ばしたと見える

なるほど!本当にタッくんさんは凄い子でありますなー。
女心は色々と難しいでありますなぁ。
もなこちゃんは結構単純そうではありますが、やはり所々でそういうところを見せてくれている。
最近は頻繁に照れた姿を見せてくれるのでうれしいやらなんなのやら。
ずっと大変なばかりだった青山君も段々といい目が見れるようになってきた感じがありますな。ふむむ。



#42:階段・オブ・ザ・デッド  (2012年 16号)


おかえり青山くんシャー!!
帰宅したらT-VIRUSのシャツを着た女の子に喰われそうになりました。文字通りの意味で。
急いで冷蔵庫から肉を取り出して難を逃れようとする青山君。
全く気が抜けない状況である。と思いきや追ってこない。ん?

えっ・・・おっかなびっくりのぼってる!?

シャーシャー言いながら、階段を怖がるゾンビでありました。
がんばってのぼったところで肉を頬張るもなこちゃん。もぐもぐ。
ここでようやく判明した事実。今のもなこちゃんは階段が苦手だったのだ!

階っ・・・か・・・かか階段!?怖くなんてなくにしもあらずだが!?

いいよ虚勢はらんでも!
そういえば、前の肉食べ放題の時も階段避けてエレベーターに閉じ込められてましたな。
階段がのぼれないゾンビとかいたし、それでかと考える青山君。
相変わらず青山君はゾンビ知識が豊富である。
でも、正解は違う。もなこちゃんの死因が階段で落ちたからだった。しまった!まいった。

階段はやはり怖いっすね。本当に死者が出ることもある場所なので警戒が必要だ。

のぼりにくいのでゆっくりしかのぼれないというもなこちゃん。
ただ、全然のぼれないワケでもないから大丈夫とのこと。
またうっかり落ちたりしなけれ・・・つるっ。ばー!!

えー早すぎるフラグ回収!!

立てながら回収するとはさすがに早すぎる。
肉を踏んで階段から落ちるもなこちゃん。
危ない!と腕を掴む青山君だが、腕はスッポンポンと取れてしまい、もなこちゃん落下。ですよねー。
ドンガラガッシャーンと派手な音を立てて階段から落ちるのでした。
どうでもいいが、こんな嬉しくない女の子のスッポンポン擬音はそうそうないですよね。

再びの階段落ちにすっかり恐怖症となってしまったもなこちゃん。
ヒモがゆるんで段々になっている雑誌すら怖くなっている。重症すぎる。
もう1階で寝ると涙目のもなこちゃん。1階で寝れない理由ってあったんだっけ?部屋がないのかもしれんが。

青山君は頑張ってもなこちゃんを励まそうとする
。 このままずっと階段をのぼれないと、また前見たくエレベーターにとじこめられたら困るだろうと説得。

たしかにそうだ。あの時、食べ損ねたモツ煮ちゃんおいしそうだった

何かさらりと危ないことを言い出しているもなこちゃん。
そんなに幼女をしゃぶしゃぶできなかったのが気がかりだったのですかね。

というわけで、手ごろなものを用いて階段恐怖症を克服する訓練を行うことになりました。
近くの公園に到着。初心者向けの段差として2段だけの階段を発見。まずはここをのぼろう!

あれくらいならきっと・・・やれる!

凄い助走をつけて挑むもなこちゃん。普通にジャンプして越えれちゃうよ!

うおおお階段さんよォォォ。べらんめい。
今からのぼってやるから覚悟し・・・覚悟し・・・調子のってました!

弱腰!階段さんに向かって土下座するもなこちゃん。なかなかにシュールな光景だ。
ムリに強気にならなくてもいいからと諭す青山君。
それに対し、すっかり弱気になったもなこちゃん。手・・・つないでくれる?とか言い出す。
なんというか、涙目でそんなこと言い出すのは反則っすよね。色々と。

男の手を取り段差をゆるゆるとのぼる女の子。
公園で何をイチャついているのだろうかと傍から見たら思われていること間違いないね。

もなこちゃんはすっかり階段は落ちるものというイメージがついてしまっている様子。
ならば、聞いてみましょう。

階段の高いところから落ちたらその後どうなるか?
死ぬ!
死んだらその後は?
その後は、生き返ってゾンビになる。
その後は、ゾンビになってお肉食べたりハロウィンしたりクリスマスしたりとパーリナイ
楽しいことできる!?

その通りだ!
いやまあ、確かにそうだったけど。間が色々とおかしい。
まあ、落ちても大丈夫。死んでも大丈夫なんだったと思えるようになったのは前進か。
というわけで、頑張って初心者向けの階段をのぼることができたもなこちゃん。やったー!
その間だけでも手がもげちゃってますけどね。

それから――圭太との長い特訓を経たもなこはついに・・・家の階段ものぼれるようになったのだった!
素晴らしい。やったな!
青山君は階段師匠としてもなこちゃんに崇められるようになったのでした。
大げさだっちゅーの。大げさだっちゅーの。

頑張ってのぼることが出来たもなこちゃんを祝して今日はごちそうにしましょうと言うママ。
しかし、ここで問題が発生。降りれない。
のぼる時は怖くないように足元見ないで行けたけど、下に行く時はどうしても足元が見えちゃうのだ。
まあ、本当は足元を見ないと危ないんですけど、怖いのはしょうがないか。ううむ。
のぼれたといっても、恐怖そのものは消えていない。これは万事休すか?
諦めかけた青山君だが、もなこちゃんは諦めない。
せっかく青山君が頑張って特訓してくれたのだから、絶対ムダにはしたくないらしい。可愛いことで。
というわけで、なんとかして怖くならずにおりる方法を模索する。

よし!足元を見ずに天井を見て、階段に手をつけて安全に!
で・・・できたーっ!!

エ・・・エクソシストやー!!
T-VIRUSのシャツを着た女の子が奇妙な体勢で階段を這いずり下りてきた!怖い!
こりゃカラスも大量に飛び去るってもんですよ。青山家の恐怖にまた1ページって感じですね!

しかし、この降り方普通より相当怖いと思うのだけどな。つるっといったら頭ごっちんですよ。
そんなことになったらまた真っ二つになっちゃうじゃないか!それで済むだけだろうけど。便利だなゾンビ!



#43:おばけ・オブ・ザ・デッド  (2012年 17号)


おはよう皆の衆!
空回りする熱血アラサー教師、黒川満子先生の主役回でございますよー。

今日も生徒が平和そうで大変気分がいいとのこと。
しかし、そんな気持ちが一変してしまう情報がもたらされた。
青山君がもなこちゃんに一晩中追い回されて寝れなかった・・・だと!?どどど、どういうことだ!?

どうやらもなこちゃんは色んな人に目撃されているらしい。
まあ、隠れて行動しているわけじゃないし、目立つ子だからねぇ。
青山家の前や公園での目撃情報が多いとのこと。
そういえば、前回公園でイチャついてましたよね。あれも目撃されてそうな気がするな。
ただ、もなこちゃんは幽霊として認識されている。ゾンビとバレているわけじゃないようだ。
アンデッド系という意味では似たようなもんだけど、バレてないってことでいいのか?

ともかく、この情報を聞いて盛大に怖がる黒川先生。
はっ・・・灰田のオバケなんて・・・いいいいるワケないだろう!!バカッ。

どうやら先生、幽霊とかそういうの怖がっちゃう系女子らしい。
本人は、熱血アラサー教師が怖いとかアホか!とか言っちゃうけど、どう見ても怖がってます。
というか、墓参りに行った時に滅茶苦茶怖がってたし、何を今更ですよ。

へー普段強がってるけど先生って・・・けっこうカワイーとこあるんだな〜

ボウズの生徒にからかわれて真っ赤になる黒川先生。カワイイっすね。

もなこちゃんの目撃談はバイト先にまで広がっている。
なんで幽霊がバイトしているんだろう?と疑問を持たれる。アンデッドも金がかかるんすよ。色々と。
もなこちゃんの正体が気になりだした生徒達。ならば私がその正体をつきとめてやると言い出す先生。

正体が知れたあかつきには・・・私がかわいいというのを撤回するんだぞーッ!!

なんなの?
かわいいんだからいいじゃないですかー。
でも、そうやってムキになる先生もまたかわいいと思います。

さて、もなこちゃんが出没すると噂の焼肉屋にやってきた黒川先生。
来てみると、本当に出たー!!
でも、ちゃんと足もあるしれっきとした人間である。やはり幽霊なワケがない。他人のそら似に違いないと考える。
転校に失敗した青山もなこちゃんのことはすっかり忘れ去られているのか!?

本当に灰田もなこちゃんなのかどうか、実際に話してみて探りを入れるしかないと考える黒川先生。
なぜか両手でピースしながら飛び出してくる。その後もその体勢のままだ。なんなの?

飛び出してきた先生に、思わず黒川先生!?と返してしまうもなこちゃん。
オバケになっちゃったの?という問いに、正体がバレたらマズイと考え別人のフリをすることに。
なんだー他人かーよかったー。ちゃんと生きてるんだー。バッサバッサ。

死んだーッ!?
話している最中にカラスに頭を持っていかれ、胴体と泣き別れる。
さらに、首がなくなっても胴体は動くのを目撃されてしまう。やべっ。

怖すぎると涙目になって逃げ出す黒川先生。
普段は強がってるけど、本当はただの怖がり系女子だったんだチクショウ!と考えてしまう。
いやあ、さすがに首なしで動き回る図はさすがに怖いっしょ。断面グロイし。

でも、胴体ちゃんの行動は割とかわいい。
頭を探してフラフラと車道に出て行ってしまう。これは危ない。
カラスに連れ去られようとしている頭部も危ない。全体的にもなこちゃんピンチだ。

とても怖い。怖い・・・けれども、み・・・見捨てられるかー!!

車道に飛び出した胴体ちゃんを抱きとめて連れ戻そうとする黒川先生。
そう、灰田は私の教え子なのだからー!!
ってウギャー!トラック!?これは死ねる・・・
と思ったとき、胴体ちゃんが黒川先生を突き飛ばし、トラックから救ってくれる。
代わりにはね飛ばされる胴体ちゃん。ドーン。胴体ー!!あらまぁ。

結局、もなこちゃんの頭部は犬のお父さんがカラスを襲うことで助かりました。ありがとうお父さん!
そして、はねられた胴体も大したことなかったらしい。マジで?
意外と丈夫な胴体ちゃんでよかった。
それはそうと、黒川先生。カッコよかったですね。もなこちゃんも尊敬しちゃいます。
これでオバケが怖いのも少しは軽減されるでしょうか。
ってやっぱりもなこちゃんはオバケ扱いなんですな。まあ、あれだけやって生物扱いは難しいか。

黒川先生、前と少し感じが変わった気がしますねぇ。
青山君そっくりな感じだったのが、少し遠ざかっているように感じた。
どこがどう変わってそう思えたのかわからないけど、何故かそう思えました。
しかし、黒川先生。もなこちゃんが死ぬまでは無気力な先生じゃなかったっけ?
突発の熱血系なのに、それを根っからのキャラのように振舞うとは・・・かわいいとこあるじゃなーい。



#44:腹ペコ・オブ・ザ・デッド  (2012年 18号)


月末。給料日前のもなこちゃん。残金を数えて考え込む。
今月は終盤かなり節約して800円ちょっと残った。
今日は最後のこのお金で自分へのごほうび級のお肉を食べる!!

いざ行かん!お肉のお店たっぷりの駅前商店街へと!!

朝食もとらずに飛び出すもなこちゃん。おかまいなく!
なんせごぼうび肉ですから。ハラを空かして行くことに意義があるのです。

商店街に向かうもなこちゃん。途中で近所のおばさんに出くわす。
このおばさんはもなこちゃんの顔色が悪くてゾンビみたいと指摘していたおばさんである。
こんなに元気じゃそんなワケないもんね〜と言うが、なんとも危ないな。

いやね〜〜私の姪っ子がね、そういうの好きでね。女の子なのに!
年はね、もなこちゃんとかわらないくらいなんだけどね?
小さい頃はよくうちに遊びに来てたのよ〜〜
まあ最近はもう来なくなっちゃって・・・やっぱり同じ年の周りの子と遊ぶほうがおばさん家よりいいわよね。

これは・・・長話につかまる!お肉を食べる時間が遅れる!!

確かに。これはこのまま長話にもつれ込むという展開だ。
朝食も抜いているというのに、空腹が限界に達したら危ないことになりかねん。

すみません、急に来ちゃったみたいです。
食欲という名の大潮が・・・もう大漁の予感です。私の胃袋は大海原!

えっ・・・何言ってんだか全然わからん!!
もなこちゃん・・・今のはちょっと圭太くんぽいわ。

何か酷いことを言われた!けどそう言われるのは確かにわかる。
というか、もなこちゃんの顔が青山君の顔になっている。
よくわからない言い回しでごまかすのは青山君スタイルだったというのか!?

灰田ー母さんに聞いたぞ。朝飯を食えー!!誰かを甘噛みしかねん。

追ってきた青山君。甘噛みぐらいならいいんじゃないですかね。
いや、色々と誤解させてしまうかもしれんか。幼女をかぷかぷしても逆に問題だし。

おばさんから全力で逃げたら青山君も振り切ってしまったもなこちゃん。
しかし、思わぬ運動によりエネルギーを使ってしまった。もうお腹はスッカラカンだ。
商店街まで走ってあと5分くらい。なんとか持つかどうかというところ。
よし!何食べるか考えてテンションあげよう!

第一候補はやっぱり伝統のスタミナ丼特盛り・・・
あの誰にもマネのできない濃い味とボリューミーな肉・・・真ん中に乗った卵がニクイ!
し・・・しかし、その隣の中華料理屋さんの特大肉まんも捨てがたい・・・
フワッフワの生地に包まれたジュースィーな肉は圧巻の一言!!
あーっでもそこならギョーザ&シューマイもいいんだった!!
ごはんに合う2大主演をあえてゼータクに同時食いしたい!!

色々と食べ歩いているんですねぇ。
そんなこと考えていたら余計にお腹が減ってしょうがなくなるもなこちゃん。
商店街までもつか・・・とフラついた所に青山君登場。青山くん・・・スマネエ。

ほらっこれを食うんだ!

か・・・からあげー!!超うまそう。
そ・・・そうだ、ここはガソリンすっからかんの車をムリして動かすよりも・・・
ちょっとだけレギュラー入れて走ってから満タンにした方が・・・

そいじゃちょっとだけかじるだけ。お肉かじる女子〜♪
てな感じに流されそうになるもなこちゃん。
いやいやいや。ちがうだろう。私のしたいこと・・・目的は・・・
極限まで自分を追いつめて。究極においしいお肉を食べること!!

ごめん・・・そういうんじゃないんだ!!

え!?
なんだか知らないが青山君がフラれたような格好になっている!?
そういうのってどういうのだ?お肉はかじる系の女子ではないとかそういうことか?どういうこと!?

もう少し・・・もう少しなんだ・・・私の最高のお肉まで!!

商店街に到着したもなこちゃん。その瞬間、商店街は大騒ぎ。
灰田ちゃんだ。灰田ちゃんが来たぞーっ!!やべえ。

色々な店がもなこちゃんに商品のアピールを始める。何だ?お得意様か何かなのか?
だが、皿に乗せられたそれらの商品には目もくれず、目的地に向かうもなこちゃん。

私の欲しいものは・・・お肉そのもの!!

肉・・・肉の揚げられてる音・・・香ばしい匂い・・・
店主!このお金でありったけのソレをくれ!

――承知した。

どこのスジもんだと思える店主だが、出てきたのはトンカツ。

こっれっだ〜〜っ!!

疲れた体にしみこむ豚肉・・・そしてこの厚さ・・・噛みごたえ。もう・・・もうこれしかない!!
たンまらァ〜〜ン!!

はわわわわと幸せそうにトンカツを頂くもなこちゃん。
トンカツなのにこのミルキーさ!ごはんが欲しい!
ミルキーでごはんが欲しいというのはよくわからんが、ともかく美味そうだ!
幸せそうなもなこちゃんにつられて、店にはお客さんが殺到する。
なるほど。もなこちゃんが食べるとそのお店がもうかるというジンクスがあるのですね。
その分もなこちゃんも店選びは気が抜けないと。
商店街の人々が呼び込みをかけるのもわかるってもんですよ。やべえ。

食べ終わった帰り道。近所のおばさんにおみやげを買って来たので届けようとするもなこちゃん。
800円ちょっとでおみやげまで買えるとは、どれだけ安い店なんだ?

おばさんの家にお肉デリバリーに訪れる。
すると、おばさんは奥からあいちゃんと呼ばれる女の子を呼び出してくる。
行きで言っていた姪っ子さんでありますか。事情があって今日からここに住むことになったらしい。
遠目にはずいぶんチビっ子に見えるけど、もなこちゃんと変わらないくらいの年齢なんですよね?

もなこ・・・あなたが・・・例のゾンビ・・・女・・・?

えっ!?
もなこちゃんをゾンビだと認識しているだと!?
正体を知っているこの女の子は一体何者なのか?これは急展開が来る前触れなのか!?
予想としては、そうなんじゃないかなと思い込んだだけの子というオチが来ると思っています。
ゾンビ化の件については置いておいて、新たな女の子とのトラブルに期待したいところだ!



#45:ピンチ・オブ・ザ・デッド  (2012年 19号)


もなこちゃんをゾンビと呼ぶ謎の少女。一体何者なのか!?

突然ゾンビと言い当てられて、びっくりして家まで逃げ帰る青山君たち。
もなこちゃんに至ってはびっくりしすぎて心臓が止まるかと思ったそうな。
そりゃ大変。鼓動が聞こえなくなっちゃいますね。もう止まっとるがな。

なんでバレたのか考える青山君。
首取れてるとこや暴走してるとこを見られたのだろうか?まあ、頻繁にやらかしてますしね。
もなこちゃんが言うには、初対面だしそれはないとのこと。
いや、面識がなくても離れたところから見るだけで十分だと思うの。
でも、青山君。しらばっくれれば大丈夫かなと判断する。

わかった。しらばっくれる!

って灰田うしろー!!

大声でしらばっくれる宣言をしたが、その少女はもなこちゃんにピッタリくっついていた。驚愕!
更に今の話もおもっくそ聞かれていた。こりゃヤバイ。
ここはどうにか言い逃れないといけない。いやー恥ずかしい。ゾンビごっこですよ。高校生にもなって!

じゃあこれもゾンビごっこのせいで・・・

少女の手にはわきわきと動くもなこちゃんの右手ちゃんが握られていた。何しとんねん!
どうやらもう逃げられないようだ。うわーッ。

結局説明することになりました。部屋にあげて、死んで生き返ったことを説明する。まあ気にすんなよ。
今まで何とか隠してきたけど、とうとう他人にゾンビだとバレてしまった。
ゾンビに興味があるという少女。一体もなこちゃんをどうしようというのだろうか?
やっぱり社会に明るみにされてしまうのだろうか。そうなったら・・・

青山君(「解剖」「抹殺」)
もなこちゃん(「映画出演」「アカデミー賞」)

抹殺の仕方がなんでスイカ割りやねんと思ったが、もなこちゃんはさらに酷かった。
表情は青山君の想像と同じなのにどうしてこれだけポジティブな考えに!ノーベル賞でいいんで、じゃないよ。

少女は勢いよく、もなこちゃんの手を握ってくる。そして、キラキラした目で言う。

あなたが本物のゾンビ・・・ホントにいたなんて・・・夢みたい

かなり興奮している様子の少女。
もなこちゃんが本物のゾンビとわかったので、質問攻めをしてくる。
一見すると顔色が悪いだけで、意思疎通もできるしかなり人間に近いもなこちゃん。
腐敗化している様子もないし、言われなければゾンビとは思われないかもしれない。
でも、こういう場面で決定的な証拠を見せてしまうのがもなこちゃんである。ナムサン!
上半身を押しすぎて下半身とパカーと割れてしまうもなこちゃん。内臓デローン

たまらん!

ブバーと鼻血を噴出す少女。えーッ!!
デロリと飛び出した内臓を、鼻血をたらしながらじっくり見ようとする。へ、変態だー!!

どうにか落ち着いてもらい、もなこちゃんの胴体も接続したところで自己紹介。
少女の名前は紫野あいす。15歳。
親の仕事の事情でおばさんの家に住まわせてもらう身になったとのこと。

私、気持ち悪いものとか・・・ゾンビとかが好きな方なんです

どうやら、おばさんにゾンビっぽい子がいると聞いて興味を抱いていたらしい。
前回、あれだけ意味深な出方をしていたのにそういうオチでございますか。予想通りだったよ!
きもちわるいと言われてショックを受けるもなこちゃん。
でも、憧れの目で迫られるのは悪くないかもしれん・・・鼻血をふけ。

ゾンビ好きな人とかいるんだなーという青山君に対し、あいすちゃん。
他の人に比べたらそんなに好きな方じゃないですから!とのこと。そ、そうなのか?

私はブレインデッドとか大好きですけど、他のゾンビマニアに比べたらゾンビとかそこまで好きじゃありませんから!

何故かDVDまで持ち歩いておきながらそんな宣言をされても!
まあ、確かに濃いマニアは濃いからなぁ。いや、そんな人たちと比べてそこまでじゃないと言われましても。

走るゾンビが許せない人とかいますからね。私はどっちも好きですけど。

最近話題になった気がしますな、走るゾンビ。やっぱり賛否両論なのか。

とにかく!ゾンビ好きはたくさんいるんです。とくに最近はゾンビブームが来ていると言ってもいい!
ゾンビの格好で街を歩く「ゾンビウォーク」は大盛り上がり。
週チャン掲載の「バイオハザード〜マルハワデザイア〜」@巻は世界12か国同時発売のお祭り騒ぎ!

なにィ!あの週刊少年チャンピオンにもゾンビ漫画が掲載されているですってー!!
噂によると、他にも可愛いゾンビっ子の漫画も載っているとかいうが・・・ど、どんな雑誌なんだ・・・!?

それはさておき、あいすちゃんによれば、本物のゾンビがいると知ったら喜ぶ人いっぱいいるとのこと。
もっと他の人にも正体を教えたほうがいいと言い出す。
とはいえ、人の好みは千差万別。腐敗もせずにいるゾンビをゾンビカテゴリーにいれていいものなのか?
その辺りで議論とか巻き起こってしまいそうな感じ。
青山君もゾンビというのは大っぴらにしたくない。なんでこうなったかの原因も不明ですし。
幸いまだ誰も襲ってないから感染もさせていないし、しばらくはこのままでいたい。

何・・・言ってるんですか?誰も・・・噛んでない・・・?
人を食べてないって・・・どういうことなんですか!?
今までどうやって防いで・・・ていうか、なんでもなこさんが生きてこれたんですか!?

基本的に暴走したら青山君が止めてくれていましたからねぇ。
ふつうのお肉を食べて暴走を止めるゾンビとか前例がない。
牛とか豚とかふつうのお肉で済ましていると聞き、衝撃を受けるあいすちゃん。ウ・・・ウシー!!

そんなんじゃダメです!満足できないでしょう!
ていうか、それただの肉大好き女子ですから!

まあ、その通りでございますな。もなこちゃんもたしかにそうかもしれんと納得。
あいすちゃんとしてみれば、このままでは憧れのゾンビがダメになってしまうと危惧してしまう事実。
なので、自らの身をベッドに投げ出すあいすちゃん。どうぞ、遠慮なく。

据え膳食わぬはゾンビの恥・・・食べてください。私を!

カッと目を見開き、そんな宣言をする。な、何を言うだぁー!?

人を食べないとゾンビ強度が下がるばかりです!そんなんじゃ・・・立派なゾンビになれませんよ!

いや、そう言われましても。そっちを目指しているわけじゃないですし。
さらに、服とかジャマで食べづらいなら脱ぎますからと脱ぎ始めるあいすちゃん。がば。キャー!!
大胆というか何というか・・・この子も目的のためには周りが見えなくなる子でございますな。
下着が見えないような感じではあるが、基本的に描かれないので、見切れているのでしょう。たぶん。

あいす「さあ、食べてください」
もなこ「いやーそこまで据え膳だと逆にムリ!!」

というわけで、いつでも非常食にしていいですよということで収まりました。
もなこちゃんにピッタリくっついているあいすちゃん。非常食ゆえ常に携帯していないとってわけだ。

新たに現れたお騒がせ少女。
今後どのようなトラブルを巻き起こすのか。派手に動いてくれそうで期待がもてるぜ!



#46:観察・オブ・ザ・デッド  (2012年 20号)


他人には聞かせられない女子トークが開催されるとのこと。ほう、興味深いですな。

あいす「もなこさんはどういう人間が食べたいですか?ぽっちゃり?マッチョ?」
もなこ「やわらかい幼子が一番タイプかな
あいす「なるほど」

うーむ、こいつは他人には聞かせられませんよね。そういう話かよ!

あいすちゃんはゾンビ大好き。もなこちゃんがゾンビと判明してから常にべったり状態である。
これじゃいつか本当に食べられかねん。ここは俺が気をひきしめないとと青山君。苦労性ですな。
トイレに入りながらそんなことを考えていたのだが、いきなり扉が開かれる。

トイレに入る時っていつもそんなに油断してるんですか?

どわーッ!!何入ってきてんの。非常識だぞ!!

一応ノックはしてたみたいですけどね。
というか、青山君もなんでカギもかけずにいたのかと。誘っていたのではないのかね!?
非常識という青山君のセリフに抗弁するあいすちゃん。

ゾンビと暮らしているのにこの程度の気配に気づけないなんて・・・素人ですか!?

なるほど。許せないものがあるというのは分かりました。
あいすちゃん曰く、ゾンビとの共同生活なら首輪をしたり隔離するのが普通とのこと。
そういう映画とかあるんでしょうな。首輪かぁ首輪ねぇ。もなこちゃんに首輪ねぇ。ふむ、首輪か。

あいすちゃんのゾンビ感からしてみれば、この家はなごやかすぎるとのこと。
人間扱いしすぎですよ!ていうかなんですかバイトって!!
そう言われましても。恵子さんたちはゾンビだって知らないわけですし。人間扱いもするさ。

あいすちゃんは青山君に聞きたいことがあると廊下に連れ出す。

ゾンビの暴走から人を守れるのはゾンビを理解する人間のみ・・・あなたがもなこさんの一番の理解者なんですね?
もなこさんが他のゾンビと同様、噛めば感染させてしまうのだとしたら・・・
これまで他人を守り通せているのはすごいと思います。

おや、なんだか知らないが褒められた。確かに青山君はゾンビの勉強とかもしてたしなぁ。
理解しようという努力はしているし、守ろうという行動力は相当なものがあった。
必要とあれば、女子トイレに肉を差し入れることだってしてきましたし。どういうタイプの変態!?

しかし・・・私にはこの事実が信じられません!

あれー?認められたかと思いきや、認められていなかった!

この家は危機感がなさすぎるし管理状態もなってない。ゾンビ知識なんて絶対私の方が詳しいです!
今日1日あなたともなこさんの生活を観察させてもらいます。
あまりにもおそまつだったなら・・・もなこさんは私の家に来てもらいますから!!

ドンと力説するあいすちゃん。なんだとー!?
特にゾンビ知識の部分で譲れないところがあるっぽいですね。マニアめが。

とりあえずバイトの時間になったので家を出るもなこちゃん。
そのもなこちゃんに非常食としてカルパスを渡す青山君。カルパスはおやつか。
そういった様子を側で観察しているあいすちゃん。
非常時のためのお肉を忘れないようにさせる。基本中の基本、とのこと。

そのお肉には自分の血がにじませてあるんですよね?

せんわ!それはそれで面白い気もするけど。
それにしても、もなこちゃんが何だか2人のことを気遣っている様子なのが気になりますね。そういうのやないねん。

バイトに向かうもなこちゃん。さすがにバイト先まで付き添ったりとかはしない。
プライベートとかもありますし、四六時中つきまとうわけにはいきませんわな。

し・・・信じられない。感染源を野放しにするなんて・・・この人でなし!アンブレラ社よりひどいわ!

でっかい声で言わないで!少女に人でなしだの言われるろくでなし。御近所の評判が悪くなっちゃ!
まあ、お腹さえ空かなければ人を襲うことはないですからねぇ。
バイト先なら肉もあるし、そうそう惨事にはならないって経験則でしょう。
バイト先から出てきてさっそく暴走してた時とかあった気もするが。まあ、その時もちゃんと駆けつけてたしなぁ。

あいすちゃんはもなこちゃんに気づかれないように尾行する。
ゾンビについて少しだけ詳しい私のもとに置いた方がもなこさんにとってもいいはず・・・と考えるあいすちゃん。
相変わらずそんなに詳しくないですよと奥ゆかしいアピールは忘れないんですね。マニアほどそういうこというものだが。

道中で犬のお父さん登場。最近出番多いですね。
一緒におやつを食べる。超ほのぼの!
人間を食べられない間は仕方なく他の肉を喰らうゾンビも実際に存在するとのことなので、犬も危険かと思ったのに。
もなこちゃんはゾンビにしては分別がありますからなぁ。
しかし、バイト先ではどうなることやら!阿鼻叫喚間違いなし!

ところが結果はくそまじめ!
この有様にはあいすちゃんもばびょーんとカッ飛んでしまう。古いリアクションだ。
さらに、生身の人間がいるというのにお店の肉を喰らう、甲斐甲斐しいもなこちゃん。
どうでもいいが、外から見えるところでつまみ食いしてるのか、もなこちゃん。

つまみ食いがみつかり、店長に叱られる。めっ!
そこにあいすちゃん乱入。もなこさんはこんなに譲歩してるというのにと殴り込みだ!

肉ぐらい無限に食べさせてください。
もなこさんは生前ベジタリアンなのかってくらい、優良クリーチャーなんですよ!?

何、言ってんの!?
いきなりクリーチャーとか言われても色々と困りますわな。
ものわかりの悪い大人ですと憤慨するあいすちゃん。いやあ、理解するのは難しいと思うが。もなこちゃんでもそう思う。

1日中見張ってはみたが、あいすちゃんが活躍できる機会はなかった。
今日は思わぬ暴走をしたりといったことはなかったですしねぇ。
逆に、そこまで私のことを気にしてくれなくてもいいよともなこちゃん。
あんまり気を遣われちゃうと・・・あいちゃん自身の時間が減っちゃうみたいで悪いな、とのこと。

さすがにもなこちゃん。ソンビなのに気を遣える女の子である。これにはあいすちゃんも衝撃。

もなこさんを見張るのがゾンビを知る者として当然だと思ってたけど・・・そうじゃない・・・
もなこさんはゾンビである以前にしっかりとした人間!
もなこさんは一人でなんとかできていたのに・・・私の行動はゾンビの人権を無視したもの・・・

このパターン・・・甘く見たせいでゾンビに拳銃で撃たれた「死霊のえじき」と同じ末路!!

拳銃使うゾンビなんているのか。そういえばゾンビコップとかも使ってた気はするか。
ようやくもなこちゃんをしっかりとした人間であると認めてくれたのか・・・どうなのか。
ともかく、なんだかこれまでの行いが恥ずかしくなってきたというあいすちゃんでありました。

帰り道。青山君が迎えにやってきました。まるで彼氏のようですね。
くやしいけど、今日のところはこの人の勝ちということなのかと考えるあいすちゃん。
そのあいすちゃんの口に食料を突っ込む青山君。むぐっ。な・・・なにを。

俺もそうだからわかるけど・・・灰田ばっか見て自分のことおろそかになって、やたらと腹が減るんだよ。

なるほど。経験則からして、あいすちゃんにも食料が必要だと判断したわけですね。
もなこちゃんの腹具合がわかる青山君なら、あいすちゃんの腹具合もわかろうって話だ!すげぇな。

しかし、あいすちゃんは頻繁に口が消えるんだが、どういうことでしょうか。
無表情系のキャラってことで、冷血面っぽさを出そうと言う演出なのだろうか。
そんな口が見えないあいすちゃんに対し、正確に食料を突っ込む青山君は凄いですね。
というか、かなり失礼な行為な気もするのだが。
しばらく前の漫画に、そういった行為をして惚れられるという展開のものがあったが、まさか青山君それを見越して・・・!?
なんだか不穏な話になりそうな気がしないでもない。少女の口に食料を突っ込むタイプの変態か!これは本当にいそうで困る。



#47:花見・オブ・ザ・デッド  (2012年 21号)


桜が咲いたのでお花見にやってきました。
もなこちゃんに、アンリちゃんに、青山君の3人。
青山君はまた両手に花でありますか。花見なだけに華々しいことだな!!

シーズンということもあってか、凄い人混み。座れるかどうか怪しい状況だ。
こんな状況の中に突っ込もうとするもなこちゃん。待て待て。
もなこちゃんが人混みに入るとまた分離しちゃうことになりかねん。正月の再現になる。
というわけで、もなこちゃんは待機し、青山君が場所の確保。水森さんは食料調達に向かう。
食料持参せずに現地調達をする流れなのか。

待機を命ぜられたもなこちゃん。とはいえ一人だけ何もしないワケにはいかない。
なので、公園の秩序を守るために掃除とかしちゃったりする。
と、怖そうなおじさんに気に入られてしまいました。あらら。

最近の若い者は風紀が乱れてそうなものなのに感心だねぇと誘われる。
メシを食わしてやるとか言われると、怖い人でもホイホイ乗っていきたくなっちゃうもなこちゃん。
メシは魅力ですが。メシは魅力ですが!!
結局も〜ぐも〜ぐと食べ放題のもなこちゃんでありました。さすが!絡まれまくり、なじみまくり!

なんてことしてたら、怖い人たちの組長登場。おぉ、こりゃひときわ怖い。しかも不機嫌!
何でかというと、クリーニングに出したばかりの組長のお気に入りスーツにべったりとアイスクリームがつけられている。
イチャついているカップルの女にやられたそうな。そ、そいつはご愁傷様です。

なんで女なんかがいるんだァ・・・?

機嫌が悪いときに、女子が面子の中に紛れ込んでいて、不機嫌さMAXな組長。あわわわわ。
これはいけない。こうなれば灰田ちゃん。なんか芸して組長を喜ばしてくれ!
ってなんでそうなるの!?組長怒らせると怖いのはわかるけど、無茶振りにもほどがある。

芸・・・芸か。もなこちゃんにもできる芸・・・やるしかないのか、あの技を・・・
マジックショーのような空想を繰り広げるもなこちゃん。
おぉ。タネもしかけもなく、腹から万国旗と腸が。おい。

さすがに公衆の面前でそれはまずい。というわけで青山君が体を張って割り込む。さすがの度胸だ。
怖いけど、何とかやってみせるぜ。よみます、即興ポエム!タイトル「桜」。

「桜」詞 青山圭太
先の見えない未来が怖い
うつむいて歩く僕の目には
固く冷たいアスファルトがうつるばかり
もうダメだと絶望する
そんな中に一筋の光
さくら色の光それは足元に落ちてきた桜の花びら
ふと見上げてみれば一面の桜色
こんな僕にも春は来る
いつか・・・・・・きっと
いつか・・・きっと

おぉ・・・文章を書き起こしてみるとこれは・・・見事に内容がない!!
ポエムに内容があるものなのかどうかは知らないが、お世辞にも出来がいいとは言えない。
いきなりこんなもの聞かされちゃ、怖い人たちも意識が吹き飛びそうになるってもんだ。

こういうの青山くんにやらせちゃだめだーッ!!

さすがもなこちゃん。よくわかっている。
そういえば青山君、もなこちゃんへのラブレターもこんな感じでしたな。
本人は渾身の出来だと思ってたりするようだし・・・
色々とそつなくこなす青山君にも苦手とするものがあったか!このセンスは致命的やで!!

怖い人たち審議中。今のはギャグだったのかと考える。
とりあえず組長が喜べば問題ない。組長の判定は・・・有罪(ギルティ)!!
当然のごとく非難ごうごうでありましたとさ。当たり前だ。

そんな環境にアンリちゃん登場。これはまずい。よりややこしいことになる。
なので、来ちゃいけないとブロックサインを送り出す青山君。
全身を使ってアンリちゃんに来ないように伝える青山君。うん、恐ろしいほど伝わっていないな。
だが、その鬼気迫る迫力は本物。そりゃあ必死ですから。
それゆえか、組長にはあるものが見えてしまっている。

見える・・・桜の木が・・・

ポエム「桜」を体全体で表現しようとしているのか!?
驚きに包まれる怖い人たち。
力強くゆっくりとした生命力を感じさせるあの動きは・・・桜の木そのもの!!

あまりの美しさに涙を流す組長。周りの怖い人たちにも桜が見えたらしい。なんと・・・
全く意識はしていなかったが、どうにかこうにか楽しませることができたらしい。

俺たち桜を見に来たんだ・・・怖がらせちまって悪かった。
いいモン見せてくれてありがとな。

青山君たちに場所を譲って退散する怖い人たちでありました。
うーん、これが芸は身を助くってやつなのか。
お花見シーズンの折、一芸ぐらいはできるようになっておかないといけないって話ですね。
即興でポエムをよめるぐらいになっていないと怖い人もやりこめれないぞ!
いや、ポエムでやりこめれてはいなかったわけだが。
ゾンビっ子を落とすときぐらいにしか使い道はなさそうだぜ、即興ポエム。



#48:かなこちゃん・オブ・ザ・デッド  (2012年 22+23号)


いきなり響くもなこちゃんの悲鳴。ぴぎゃー。
何だ?カラスに襲われたのか!?
居間におばさんと一緒にいるだと?カラスが!?母さん何してる!!
ってロボオタクだったー!!

いくら恵子さんでも、カラスを居間に招いて談笑したりはしないでしょ、青山君。しないよね・・・?

ロボオタク。今日はもなこちゃんに用事があるわけではなかった。
用事は、メイドロボであるかなこちゃんのことについてである。

コンチニハ。

か、かなこちゃんが喋った!しかも、ちゃんとこっち向いて喋った!!ビポー。
こないだまでは手が動いたり伸びるだけだったというのになぁ。
なんだかんだでちゃんと改良しているんですね。ロボオタク。
かなり改造してメイドロボとしての機能を付け加えたらしい。
ただ、作者本人だけの視点では客観的評価がしづらい。

というワケで、メイドとしてどれだけ役に立つか、師匠の家で試して貰おうかと思って。

なにィ!?そういう話で来ましたか。
ロボオタクは論文を書かないといけないので、ということで帰って行く。
ホレちゃダメですよと言い残して。さすがにホレはせんわ。

てなわけで、置いていかれたかなこちゃん。
懐の深い恵子さんは、せっかくだしお願いしてみましょうと言い出す。
家事はなんでもできるらしいので、まずはお夕飯。
ゆっくりと台所に向かうと・・・腕が生えて4本になった!!
しかし、その腕前は見事なもの。非の打ち所のない料理ができあがる。すごい!!うまい!!
しかも栄養バランスも考えられてて気がきいている!!

次ハオ掃除デス。

なぬ。命令されることなく自発的に動いているだと!?
風呂掃除、アイロンがけ、床の拭き掃除。
見る見る間に部屋がピカピカになっていく。なんというハイテクメイドロボであることか・・・!!
時間があけば肩まで揉んでくれるという気のききっぷり。
こんなに高性能なものに仕上がっていたとは・・・凄いなロボオタク。

でもこのロボットずっと動きっぱなしだけど、なんで動いてるんだろ。
それについてはもらった説明書に書いてある。

えーとなになに。かなこちゃんは連続で働きすぎると・・・暴走しちゃうので注意してください

暴走!?熱が篭りすぎちゃうのか!?人もロボも連続稼動は危険っすよね。
暴走を止めるには、バッテリーをかなこちゃんの口に入れればOKとのこと。
そういう話なら任せておけ!
女の子の口にモノを突っ込むならなれたものの青山君ですぜ!卑猥な表現に聞こえるのは気のせいだ!

どっせい。

勢い天って頭が取れちゃうかなこちゃん。まあ、これも見慣れた光景ですよね。
口からバッテリーを投与するんじゃなくて、口が接続口になっているらしい。なるほど。ビポポ。

かなこちゃんは2〜3時間おきに充電しないと暴走するそうな。ほう。
しかし、暴走したり首とれたり、なんか灰田と似てるな。

こっ、こんなには怖くないもん

いや、お前いつもあんなだから!

まあ、大体こんな感じですよね。止め方も大体こんな感じである。
しかしまあ、暴走の問題はあるものの、それは気をつけていればよいだけの話。
なんだかんんだでかなこちゃんは青山家に馴染んでいったのでした。
元から懐の深すぎる両親はすっかり家政婦として扱っている。馴染みすぎ。
まあ、確かにロボットとは思えないくらい気がききますからねぇ。
でも、それを忘れるくらいになってしまうのもいかがなものやら。
そういう不安を見抜かれたのか、かなこちゃんが心配そうにしてきています。

カナコハ心配デス・・・

!?
か、かなこちゃんが美少女に見えた・・・ぞ?
顔だけじゃなく、体も人間のように見えてしまい、こいつは思わずドッキドキだ。
思わず逃げ出す青山君。
なんでまたかなこちゃんが美少女に見えたんだろう。ツインテールにやられたのか?
と自己診断しているところにもなこちゃんがやってくる。
なんだか浮気の現場を見られたかのような状況で気恥ずかしいな、おい。
そこにかなこちゃんも、気遣わしげに乱入。

ゴメンナサイ・・・余計ナオ世話ト思イツツ・・・
心配デ心配デ来テシマイマシタ・・・ゴ迷惑デシタデショウカ。

手を握って見つめてくるかなこちゃん。うーん。こりゃ美少女に見えちゃっても仕方がない?
思わず赤くなってしまう青山君。もなこちゃんもこれにはぷんすかだ。

な・・・なんでかなこちゃんにドキッとしてしまうんだ・・・しっかりしろ!
し・・・しかしこの優しさとツインテールはたまらないものが・・・いや、正気に戻れ俺!!
このままじゃとりかえしがつかなく・・・

悩んでいたところで、その悩みを吹き飛ばす出来事発生。2人とも充電切れで暴走を開始したのであった。
同時はほんと困る!!
だが、さすがに青山君。普段鍛えられているだけあって2人同時でも問題ない。
手は2本あるのだから、両手で食らわせればよいのだ!
でも、間違っちゃうとどうにもなりませんな。逆だったー!!

というわけで、かなこちゃんはロボオタクに返却されることになりました。
暴走をなんとかしてくれれば、かなりのものですよね、かなこちゃん。直してくださいお願いします。

実は高性能なロボを作れると判明したロボオタク。
そう考えると、まずは内装からと考えたのは正解かもしれない。
外観は割と後からどうにかなりそうな気もしますし、今の性能で外観を整えたらかなりのものになる。
まあ、今のままでもうっかり美少女に見えちゃうくらいのものだったりするようだが・・・
いや、それは青山君のツインテール萌えがさせる幻覚症状なのでしょう。たぶん。



#49:黒魔術・オブ・ザ・デッド  (2012年 24号)


今日もひとりでオカルトしているアンリちゃん。
でも、どうにも失敗続きの様子。こんなんじゃ・・・ダメ!!と何かを決意した様子だが・・・?

一体何を調合しているのだろうか、アンリちゃん。
部屋の壁には何かのリストのようなものが貼られている。よく読めないが・・・ホレ薬?
2〜3日後に相手を誘うと喜んで応じてくれる、とか書いてあるように読める。
アンリちゃんだったら、誘えばそりゃ相手は喜ぶでしょうさ。
いや、まあ、相手は鈍いことに定評のある青山君だし、そう上手くはいかないか?

さて、青山家。
もなこちゃんはおでかけ。公園に行くのだった。
それに気づいたあいすちゃん。お供しますとやってくる。
そこに通りがかったのがアンリちゃん。リュックを背負い、帽子をかぶった登山ルックでございます。
どうやら山のぼりに行こうとしているらしい。それを聞いたもなこちゃん。私も行くーと言い出す。

ついて来てもかまわないけど・・・
甘く・・・ないわよ。この旅・・・

なんぞ?
というか、旅なのか?遠い目をしおって。心の旅人ってやつなんですかね。何言ってんだオレ。

というわけで、4人で山のぼりを行うことになりました。
アンリちゃんを先頭にもなこちゃんが従い、あいすちゃんがお供をする。
そして、青山君も非常時の肉を持ってやってきていました。肉が重いのか、ひとりだけやけに疲れていますな。

ところでこのページの柱に人物紹介があるけど、青山君の紹介で使われる絵は他になかったのだろうか。怖いよ!

山についたところで、ようやくあいすちゃんのことに気づくアンリちゃん。
あいすちゃんは微妙に人見知りなのか、恥ずかしげにしている。趣味のこと以外ではこうなのかね?
初めて会ったときは、人の家に乗り込んで大暴れしていたって感じだったのに。

ゾンビ以外の人間は恥ずかしい・・・

そうですか。
でも、アンリちゃんの趣味はオカルトですという発言に一気に心囚われる。

あいす「オ・・・オカルト!?ということは・・・ゾンビを作ることで有名なブードゥー教とかも知ってます!?」
アンリ「まあ、ちょっとはかじってるけど。ゾンビ・パウダーとか情報が少ないから・・・」
あいす「一度ハイチにご一緒しませんか!?」

なんだか知らないが盛り上がってしまう2人。まったくついていけん・・・!
あいすちゃんはアホ毛が帽子で隠れてても絶好調でありますなぁ。
逆に、アンリちゃんは今ものすごいスランプに陥っているとのこと。ふふふ・・・
どんな薬の調合をしたところで失敗続き。
もう私、オカルトやめた方がいいかなとか考えちゃったりそうじゃなかったり・・・

それで考えたんだけど・・・材料をその辺にある花とか虫ですませてたのがいけないんじゃないかって思ったの。
ちゃんとした野性味あふれる植物じゃないといけないのよきっと!

力説するアンリちゃん。
なるほど。それで山に極上の材料を集めに来たというわけですな。

今回集めようとしている材料は、シャクナゲの花とヒルガオとナンテンの実とカマキリ
なるべく新鮮なものを採りたいとのこと。
この材料で一体なんの魔法を使えるというのだろうか?

と・・・とにかく、私は魔術が使いたいので、とりあえず集めて!!

何であれ、魔術が使えればなんでもいいらしい。さすがでありますな。

というわけで、手分けして材料の採集に動く4人。
もなこちゃんはカマキリを捕まえるときにさりげなく暴走したりしている。
さすが029なんて帽子をかぶっているだけのことはありますな。お肉っすか。どこで売ってるんだ?
そして青山君はもなこちゃんがすっぽり入るぐらいの網を用意していた。準備いいな!

さて、なんだかんだでシャクナゲの花以外はみつかりました。
薬の材料に使われるカマキリが微妙に可愛そうに思えなくも無い。ここどこ・・・?とか言ってるし。

シャクナゲの花を発見するあいすちゃん。
何故かガケのあたりに密集していて、たいそう危険。
でも、そんな危険なところにあえて踏み込もうとするアンリちゃん。ダメだとゆうとろーに!!

いや、大丈夫。根拠はないけど大丈夫というアンリちゃん。

あのね青山くん!オカルトは・・・信じこむことが大事なのよ!
「どうせできない」と術者が思っていたらできっこないの。つまり思いこみの力が源なのよ。

だから大丈夫だと思いこめば、大丈ブイなの!

微妙に古い表現が飛び出した気がする。
よじよじとガケを横移動するアンリちゃん。なんか来てるわぁ・・・とはシャクナゲの言。

無事にシャクナゲの花をゲット。と思いきや、足場が崩れて落下しそうになるアンリちゃん。はわーっ。
これは危ない。咄嗟に手を伸ばす青山君ともなかちゃん。
もなかちゃんが伸ばした腕とは反対の腕をあいすちゃんが掴む。これで万全!支えられる!
と思ったら、もなかちゃんの腕がPON、PONと取れる。わーい全員道連れだー!!

落下する4人。実のところ、そんなに高くはなかったので、みな無事だった様子。
ただ青山君は膝を打ったのか出血してしまっているイテテ。
私のせいで青山君をケガさせてしまった。自責の念にかられるアンリちゃん。
なので、今手に入れたばかりのシャクナゲの花をすりつぶしだす。

さっき採ったばかりの新鮮な花をすりつぶして・・・これを・・・飲んでもらえば大丈夫!!

そうよ・・・私がダメだったのは自分を・・・信じていなかったからだわ!!
どんな魔術をかけるかも決めずに・・・ちゃんとした目的がないのがいけなかったんだ。

思いこみが大切。その言葉を思い出したアンリちゃん。
だからこそ、今こそ思いをこめる。これを飲めば治る!

絶対・・・絶対治るから!!

強い気持ちがあれば大丈夫!!これぞ魔術の基本だ!
涙目になるほどに気持ちをこめるアンリちゃん。これは飲まぬわけにはいけませんな。ぐびっ。
とはいえ、苦さ極まる。思わず吐き出しちゃう青山君。そりゃそうだ。
でも、効果があったのか、ケガがあまり痛くなくなったという青山君。ほほう。
なんだかしらないがよかったよかった。

植物図鑑を見ていたあいすちゃんは思う。
アンリちゃんは植物についての知識はまるでないけれど、彼女はいずれ素晴らしい魔術師になるでしょう、と。
自分だけでなく他人にまで治ると思いこませてしまうなんて・・・

だってシャクナゲの花って・・・毒があるのだから・・・

ひどいオチだ!毒があるからね!飲まないでね!絶対だよ!!おなか壊しちゃうからね!!

これはあれなんですかね。毒も少量なら薬になるという。
身体が痺れて痛みを感じなくなったとかそういう話だったりするのだろうか。まあ、それはそれでよし。

思いこみの力はやっぱり大事なんだなというお話でした。
思い込みの力さえあれば、人間大のカマキリを想像してバトルしたりすることもできますしね。

アンリちゃんは今後目的を持って魔術に取り組むという。一体何を作るのでしょうか。
私もひとつ、魔術なら知っている。ハートの引力を引き付ける呪文だ。
まず、月夜の晩の丑三つ時にヤモリとバラとロウソクを焼いて潰して粉にしてスプーン一杯なめる。
そして呪文を唱えれば世にも不思議な呪文になるらしい!
この呪文が何なのか。すぐに思い浮かんだ人は同じ趣味の持ち主であると想定される。ふふふ・・・



#50:プール・オブ・ザ・デッド  (2012年 25号)


祝☆連載50回!
記念すべき今回の主役は、圭太ママこと恵子さんであります。ワーイ。

ギャーンと体重増加にショックを受けている恵子さん。
タオル姿が艶かしいというかなんというか。素晴らしい。
しかし、相変わらず青山君はママの体重増加の悩みに対して冷たい。呆れた目をしている!!

メイドロボのかなこちゃんに長い間家事を任せてたのがいけなかったのかしら・・・
このままだと脂肪製造会社を経営するはめになっちゃう・・・

脂肪を製造しても売れるわけじゃないしなぁ。
売れても買い手があまりつかない気もするし、経営してもあまり儲けがなさそうだ。
そんな分析はさておき。
実は5時間ほど前に喫茶店でケーキを食べたという恵子さん。おやおや。
その最中、奥さん友達とダイエット話をしていたという。

私は水泳行ってるけど、けっこういいわよ〜〜

ほほう。水泳でありますか。確かに水泳は消費カロリーが高い割に体を痛めることもない、いいスポーツだ。

私・・・水泳するわ!!
泳ぎまくって、脂肪燃やしまくって・・・やせまくってやるわ!!

なんとも頼もしい発言だ!
でも、やはり青山君も青山パパも懐疑的な表情である。信じてあげてよぉ。ムリな気は確かにしてるけど。

というわけで、屋内プールにやってきた恵子さんともなこちゃん。
まずは準備運動ということで、柔軟を始めます。ほう・・・これは・・・ほう。ほう・・・ほう。
水着になるとやはり肉付きがいいのがはっきりとわかりますね。しかし、これはこれで、うむ。

まずは肩慣らしにウォーキング。
陸よりも負荷がかからないから疲れないのよね、とは恵子さんの言。
実際は水中は余分に負荷がかかるから痩せるのにいいはずなんですけどね。
浮く分足への負荷は軽減されるので、長く歩いても疲れにくいというのは間違いではないか。

長い間歩いてボーっとしてきた結果、コースロープが無限ソーセージに見えちゃうもなこちゃん。迷惑な!

ボーっとしないように泳ぐことにしました。それがいい。
まずは息つぎの練習をするために潜る2人。
と、気づけばもなこちゃんの姿がない。どこに行った?

ちょ・・・ちょっと!!
何ゆっくりと、しかし確実に幼児の群れにしのびこもうとしているの!?

いかん。(死んでるから)呼吸しなくていいのをいいことに、つい潜水して幼児を襲うとこだった。おそろしい!!

これは相当にヤバイ。なんというか、社会的に色々とやばい。やめるんだもなこちゃん。それは幼女だ!!
そういえば、この子ってエレベーター回で出てたモツ煮ちゃんなのか?

ともかく、いらぬ心配をかけさせぬよう、恵子さんの水泳指導に専念するというもなこちゃん。レッツスイム!!
恵子さんはバタ足しかできないので、もなこちゃんに手を持ってもらいながら泳ぐことにする。
そんな2人の様子を見て、仲のよい親子ですねぇとか言われちゃう。
これはなんだかテレてしまう話ですね。テレテレ。
恵子さんとしてみれば、娘がいるみたいで嬉しい話。もなこちゃんにとってはどうだろうか。

私も・・・物心ついた時からお母さんいなかったし・・・
だからおばさんがお母さんみたいなカンジで・・・

あら、もなこちゃん、お母さんいなかったのか。
お父さんは海外に行っているということでしたが、母の話は初めて聞いた気がしますな。
なるほど。考えてみれば、母が家にいるならここまで死後活発に動き回って気づかれないはずもないか。

もなこちゃんの話も気になるが、とりあえず恵子さんの脂肪を燃焼させるのが第一目的。
頑張ってスキンシップをしようとする2人。
だが、ここでもなこちゃんの下半身に違和感。ま、まさか・・・

あァーッ、やっぱり!!下半身ちゃんと離ればなれに!!

なんてこったい。ていうか、やっぱり脆い体だな。バタ足の補助で分離してしまうとは!
頑張って恵子さんに25mを往復してもらい下半身の回収をしようとするもなこちゃん。
だが、上半身を求めて泳ぎ出してしまっている下半身ちゃん。おばかさーん!
しょうがないので、さらなる往復を恵子さんにお願いするのであった。スパルタすぎる!!
ていうか、下半身ちゃんが泳いで来てるんだから、待っていればいいじゃないですか。ああ、遠ざかっているのか。

しかし、結局。スパルタな指導のおかげもあり、恵子さんの体重を3キロも減らすことに成功したのでありました。
一度の運動で3キロ減って結構なものですな。問題はそれが持続できるか、だが。
ともかくプールは最高だった。また来ようという回でありましたね。
恵子さんにとっても最高だし、読者にとっても最高である。皆によし、だ!!


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