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蒼天紳士チャンピオン作品別感想

刃牙道
第81話 〜 最新話


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 各巻感想

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第81話「黄金」  (2015年 46号)


広い部屋で大きなプレッシャーを放つ男たちが身を寄せ合って語り合う。
果たして勇次郎は宮本武蔵に何を見るのか。答えは簡単。愚問も愚問。
伝説の剣豪、宮本武蔵の実物が目の前にいるのに他の何が見えようか。

黄金の山に囲まれていたってアンタしか見えねェさ

富に関しては十分以上に得ている勇次郎。
その富でも得られぬ強者。かけがえのないものである以上、黄金などとは比べものにならないわけでありますわな。

さて、そう答えたあとに勇次郎。武蔵は俺に何を見ているのかと問い返す。
まさか黄金じゃねェよな?と。

イカンか黄金は

勇次郎の問いにさらりとそう返す武蔵。闘争は目的地ではなく富を得るための手段であるわけですか。
確かにこれは勇次郎の言う通り、純度が低いと言えなくはない。
しかし武蔵に言わせれば純度は必要なものか疑問である様子。
斬りまくるつれ名が広まった。全国各地に広まり、諸国大名が放っておかなくなる。

皆が俺を欲しがった。
名のある剣豪を圧倒するにつれ、召し抱える条件は登りつめ、老若男女皆が俺を讃えた。道路も歩けぬほど群がった。
美しき娘も、目も眩む黄金も、呆きれるような馳走も、酒も、思いのままだ!!!
出世したいのだ!!!誉め讃えられたいのだ!!!
誉められて誉められて誉められて逃げも隠れも出来ぬ身となりたいのだ!!!

その気持ちは誰しもが大小の差はあれど持つものでありましょう。
しかし実際にその立ち位置を得ながらも、それを煩わしくなく今でも思い続けていられるものなのだろうか。
この素直な気持ちが武蔵の強さの秘訣なのか・・・?

とも思ったが、単に勇次郎の意識を散らして斬りかかる隙を探ってただけなのかもしれない。
聞くに堪えない言葉を並び立てれば・・・という発想。武蔵ならばやりかねない!!
実際、エア斬撃は勇次郎の肩に直撃している。
さて、これをもらってしまった勇次郎の反応はどうか・・・
エアにはエアで対抗するのかどうなのか。みそ汁の腕前は上がっているのか。注目であります。



第82話「強靭き肉体」  (2015年 47号)


隙を突いてのエア斬撃。見事に命中!!しかし・・・斬れてなーい!!
これには武蔵も感心。

なんと強靭き肉体なことよ。生身の手応えではない。まるで鎧、甲冑の手応え。刃が通らん
幾度も袈裟懸けに屠ってきたが、鎖骨を断てなかったのは初めてだ。

なるほど。斬られはしたが断たれはしなかったので問題ないという理屈ですか。
まあ勇次郎に言わせればそれも全てはイメージ上の話。抜きもせずに語るなど言葉遊びに過ぎんとのこと。

というわけで、実際の剣を用意することとなりました。
烈海王の時でも1本しか携えていなかったのに、今回は大小を装備
さすがの勇次郎。武蔵であっても万全の構えでいかねばならぬというわけですか。

スラリと抜き放つ刀。その刀身をいきなりわしづかみにする勇次郎。うむ、豪気。
それはいいのだが、このまま戦いが始まりそうな雰囲気なのはどういうことだろうか。
一気に最強決定戦を行ってしまうのか。決めてしまうのか。
途中の割り込みがないとも限らないが・・・さてさてどうなるのか。



第83話「日本刀」  (2015年 48号)


宮本。図に乗るな

刃を握った状態でそう述べ・・・空いた右手で武蔵の顔に張り手を浴びせる勇次郎。
パァンといい音を立てて武蔵の体が後方へと飛ぶ。
それでも刀は話さないものだから、打った勇次郎も一緒に飛んでいくこととなる。
なかなかに凄い光景でありますなぁ。

ぐらんぶらんと気を失っているかのように見える武蔵。
しかし刀を握る力はいささかも失われてはいない。
勇次郎に一回転させられても離すことはない。

なんと。打たれた記憶もないままに彼岸を彷徨っていた

素直にトンでいたと述べる武蔵。果たして本当だろうか?
まあ、様子を見る限りは失神してても追い打ちしようとすれば反撃してたんじゃないかと思えてしまう感じですが・・・
ともかく武蔵は感心したように述べる。

これは・・・現代を生きる拳豪たちに教えられた。
剣なき時代に生きる故辿り着く境地。拳は剣にまで行き着く
ただし――それは"武蔵の剣"ではないがな

拳が剣に行き着いたとしても武蔵の剣に比類するものではないとのことでしょうか。
さすがに最強。そのぐらいの自負はあるに決まっていますわな。

竹をバラバラにしてしまうほどの武蔵の振り。
その威力を刃を握ったまま受け止めてみせる勇次郎。あっぱれ!!
しかしならば上方向ならばどうか。釣り上げられる勇次郎。さてここからどうなるのか。
最強対決。このまま決着まで行ってしまうのか。注目です。



第84話「感性」  (2015年 49号)


未だ刀を掴んだままの勇次郎。
その勇次郎を一本釣りする武蔵。
さすがにそのまま投げられてしまうような無様を晒すよりは手を放すことを選びますか。

距離を開けて再び相対する2人。
そして武蔵は早くも二刀を構える。もうかい!!?早くも二天一流!!!

出し惜しみを拒むその感性。嬉しいぞ

笑顔の勇次郎。読者としても出し惜しみせず行ってくれるのは有難いと思えます。
そんな武蔵の粋に応じ、勇次郎も背中の鬼を解放させる構え。
うーむ、この戦いを目の当たりにできる光成の僥倖。
普通の老人なら昇天しちゃいそうなところだが、光成の場合はむしろ元気になりそうで困る。

ともあれ二刀を構えた武蔵。
どろりと崩れるような脱力から一気に踏み込んでの斬撃。
空想の刃は座したまま受けきった勇次郎であるが・・・

仕掛けられた攻撃を正面切って叩き潰す地上最強の生物――
――という称号・・・――という冠・・・
身を躱したのはいつ以来か・・・

さすがの勇次郎も受けきれない武蔵の斬撃。冷や汗まで見せている!!
が、少し前に郭海皇の攻撃を躱してたじゃないですか!!あの時も汗かいてたぞ!!!
まあ、その後ちゃんと受けきっていたから帳消しってことになるのかもしれませんが・・・
その流れに沿うならば武蔵の斬撃をしっかり受ける流れもあるのだろうか。さすがに難しいか?



第85話「勇次郎」  (2015年 50号)


二刀を構えた武蔵と対峙する勇次郎。
剣を掴んだ状態ではなく、きちんとした立ち合いが始まる様子。
こうなれば気迫のぶつかり合いが高濃度となり風景も歪ませるってわけでありますな。

この両者の立ち合いを何に喩えるか。
少なくとも百獣の王の相対では足りえるはずはないですわな。どっちも獅子より遥かに強いですし。
龍虎ならば・・・龍はさておき虎では・・・というか龍も虎ぐらいの強さなのかどうか。毎度気になる喩えでありますよね。

ともかく事「強さ」という一点においてこの世に比肩するものがない両者
光成が誓わなくても獅子も虎もこの両雄に勝てないのは分かりきってますわな。

さて、まずは武蔵の脱力から戦いは始まる。
どろ・・・と力を抜くことで崩れ落ちる体。
その落下の加速を踵から生じる力で敵方向へと働かせる。そうすることで一瞬にして間合いは潰れる。
あとは刀の持つ刃身をめいっぱい使って敵の急所へ滑り込ませるだけ・・・

と、この経緯は後から分析すれば分かることであるが、実際に行われるのはまさにコンマ秒の世界の話。
普通ならばどう間合いを詰められ、どう斬られたのかも分からない。
渋川先生にしてもいきなり間合いを潰され斬られたって感じでしたものねぇ。
しかしそんな武蔵の脱力移動を見切り、腕を抑え込む勇次郎。
ううむ、脱力からのタックルならば刃牙もやってましたし、見切れないことはないってことだろうか。

武蔵の手首を捉え・・・金的を蹴り上げる勇次郎。出た、範馬得意の金的蹴り上げ!!
並の相手であれば潰れる。というか死ぬ。
そんな一撃を受けたのではさすがの武蔵も――失神してさえ尚離さなかった――刀剣を手離さずにはいられない。うむ、エグイ。

戦場にすらなかった苦悶を受ける武蔵。これぞ初めての体験か。
しかしその苦痛苦悶の中でこそ芽生える思いが武蔵にはあった。

そろそろだ。肥後の地にて完成直前だった、あの奥技・・・ッッ
この者に試さずして、誰に!!!

決着かと思われたが、苦悶を押さえて起き上る武蔵。まだその武は全てを出し切ったわけではない様子。
うーむ、潰しはするが自分は潰されない範馬の金的を喰らってまだ動けるとは・・・さすがのものですなぁ。
果たしてどのような奥技が飛びだすのか。楽しみなことです。



第86話「奥義」  (2015年 51号)


楷書が――行書へと進化む。やがて草書へと・・・
ならば・・・剣における草書とは・・・・・・・・・?
そして――その先とは・・・?

現代に復活する前の宮本武蔵。
御年五十八を迎えていながら相対した際には物凄い偉容を見せている。
無手でありながらまるで両手に大小を帯びているかのよう・・・
この時代の人間でも現代の戦士と同じような感じ方してるんですなぁ。
まあ、戦国の世も終わり真剣での立ち合いの経験者も少なくなっていたのでしょうが。

踏み込んできた相手よりも早く踏み込み間合いを潰す武蔵。
渋川先生の時にも見せた技でありますな。後から動いた筈なのにいつの間にか間合いを詰めてくる。これが後の先であるか。

投げ技も扱えるところを見せる武蔵。
剣を持たずとも戦える技術がそこかしこに見えますな。
というかこの頃の武蔵は刀を手にしないようになっていたらしい。
刀を手にしなくても何かが見えるようになってきたということだろうか・・・?

草書の向こうのその向こう・・・
紙に書き続ける日々・・・書きまくる日々・・・
やがて・・・脳裡で書き始める・・・脳裡で書きまくる。
遂には壁を見たなら壁に書を思う。滝を見たなら滝に書を思う。空を見てさえ空に筆を運ぶ。
この境地に至るなら――もはや筆は無用。
同質じ也。剣もまた!無刀に至るッッ!!

剣を持ち振るい続けた生涯。
その果てに至るのは無刀。
果たしてそこから生み出される奥義とはどのようなものでありましょうか。
地上最強の生物と呼ばれる範馬勇次郎にその奥義は通じるのだろうか。
息子に負けたことを認めたはずなのに地上最強の生物は名乗ったままでいいのだろうか。
さまざまな思いを乗せて最強決戦はヒートアップ。さて決着はどのような形に・・・!?




第87話 〜 第105話は後日更新予定



第106話「手四つ」  (2016年 21号)


武蔵とピクル。正面から手と手を取って対峙。よもやの手四つの体勢。勝るのはどちらか。
最大の恐竜期「白亜紀」をして最強の座を掴み取った握力か。
生の青竹の節を一瞬で粉砕してのけるあの握力か。
どっちが強ぇえ!!!?

腕の筋力とか体勢とか以上に握力が重要となる手四つの構え。
ピクルも押す構えではなく、直立して力を込めて握れる体勢に移行する。
その結果勝負は・・・互角!互角の様子!!
その拮抗した状態に思いをはせるピクル。

思えば・・・こんなにも掴まれたことってあったっけ・・・

人型であるピクルは掴むことが日常。捕まえることが日常。握ることが日常だった。
対してその狩りの相手である恐竜たちはどれも掴むのが不得手。
まあ、本来人は掴むことによって武器を手にし、それら強大な相手とも渡り合えるようになったわけでして・・・
武器も持たず、それでいて掴んで相手を御するピクルは改めて規格外である。
そんな規格外のピクルと、これだけの身長差がありながら拮抗する武蔵もまた規格外。
その武蔵にピクルが抱く思いとは・・・

そう・・・間違いない・・・
オレが彼らをそうであるように・・・この人は――オレを大好きなんだ!!!

よい感じのトーンをまき散らしながらそんなことを考えるピクル。
まあ、その好きというのは楽しい狩りの相手って意味での好きなんでしょうけれども。いいトーンまくなや。

拮抗を破るように武蔵の頭突きが炸裂。そしてマウントポジションを確保。
さて、近代武術っぽい構えになりましたが、年代の開きはあるものの共に古代の戦士。
ここからどのような攻防をしてくれるのか。気になるところであります。



第107話「原人」  (2016年 22+23号)


武蔵VSピクル!!勝者は・・・刃か!?牙か!?
お互いの武器を示したいいアオリですが少なくとも刃牙が勝者ではありませんな。

ピクルのタックルで厚さ30センチのジュラルミンの壁が凹む。
それを受け止めてみせる武蔵の頑強さ。武士の肉体のいかに強靭なことか。
それにしてもマウントを取るにしてもピクルは巨大すぎる。武蔵も足を大きく開かないと跨ぎ切れない様子だ。

徳川。この勝負、改めてもらえぬか

決着に乗り出すのかと思いきや、よもやの仕切り直し。
見えぬ剣で何度も斬ったが全て筋肉で食い止めたというピクル。さすがの肉の宮。ならば・・・

本身を使用いたい

自ら望んでその要求を口にする武蔵。
うーむ、やはり烈海王が本身までのハードルを下げてしまったのだろうか。
まあ、イメージで斬れないからこそ試してみたくなるってことはあるか。
勇次郎もイメージでは斬れませんでしたしねぇ。

マウントでどうなるかと思ったら腰を跳ね上げて武蔵をどかしてしまうピクル。
この膂力ではやはり難しいか。だが・・・

本日仮に、真剣での立ち合いならば・・・俺を跳ねあげる膂力は残っていたかどうか・・・

ふむ。イメージでは出血しませんからねぇ。
肉で止めたとしても本身ならば出血は免れない。
武蔵曰く斬って見なけりゃ分からんとのことであるが・・・実際斬ったらすぐに出血も止まったりするかもしれませんしね。

武蔵の発言に呆けていたペイン博士も再度憤る。
人類の遺産。世界の宝を斬るなど許さん!その思いはまあ分からないでもない。
しかしそれをやろうとしている武蔵もまた現代に蘇った高名な武士であり、世界の宝と言えなくもない。
どうでもいいが英語で喋ってたんですねペイン博士。

決着を畏怖れるな

激昂を受けても全く折れる様子の無い武蔵。
化学者とは大宇宙を隔てるほどの価値観の違い・・・説得などできようはずもありませんわな。
今度はもっと化学的に相手を御せる準備を整えてくるべきでありましょう。
クロロホルムを全身から発する腕っこきのスナイパーを揃えるとか。

それはさておき、武蔵の愛刀である無銘金重。これが今も肥後の國に眠っているとのこと。
その稀代の斬れ味を皆に見せたいと武蔵。うーん、斬る気満々だなぁ。
しかし仕切り直しはいいけど、また地下闘技場で観客入れて行われるのだろうか?
戒厳令引いておかないとまた武蔵が殺人罪に問われそうな気もするが、さてはて。



第108話「死合い」  (2016年 24号)


武器使用有りでの宮本武蔵対ピクル。
このビックマッチの噂は静かに広まっていった。
そう、引きこもっている愚地独歩の耳に入るほどに!

引きこもって鍛錬に励んでいた様子の独歩。まあ膝抱えてうずくまってるような人ではありませんわな。
負けても命ある限りは研鑽を続ける。それが独歩の強みとも言える。
一方の刃牙も以前にも増して鍛え上げている様子。
本部に不覚を取った時は落ち込んだ感じもあったが、あれからどこで鍛えていたのだろうか。

敗けた同士で褒め合う。それでよくなるならばベタベタに褒め合えばいい、と独歩。結果主義的な発言ですな。

それはそうと、やはり話題になるのは武蔵とピクルの死合いについて。
試し合いではない。結果が出たときには片方はいない。
「試」し合いではなく、「殺」し合い。これは果たして許されるのか・・・
いや、確かに刃牙もピクルとは命がけの闘いやってましたけどね。負けたら食われるという状態での戦闘を。
その件については真面目に争ったのだから問題ないとの刃牙の答え。そっかー。

武蔵は真面目ではない。その言葉に対し、純粋じゃなきゃダメかい?と問う独歩。
その言葉がまんま宮本武蔵と言われ、なんか嬉しいなと返す独歩。まあやっぱり長年のファンであることに変わりはないようでね。
それはそうと息子に武蔵のことを告げ口する勇次郎というのはどうなんだろう。
意外と親子の距離感って近付いてたりするのか・・・?また食卓囲んでたりしそうだ。

清々しいまでの出世欲。功名心もここまで行けば裏返る。
混沌と云えど徹すりゃ透明感を帯びるとのこと。そ、そうかな・・・?

純粋なんだよヤツァッッ!!

その答えで結論付けようとする独歩。こりゃ刃牙も二の句が継げませんわ。ファンの押し込みは抗いがたい!!

ともあれガタイはあれだけど精神は赤子同然のピクル。片や純度を帯びるまでに出世欲に徹した宮本武蔵。
この両者の純度勝負は一体どのようなものとなるのか・・・!!
盛り上がる独歩は対戦を見に引きこもりを止めそうな雰囲気。まあそれは良かったんじゃないですかね。たぶん。

さて、熊本から至急取り寄せた武蔵の愛刀。
自ら収めた袋を脱ぎ、腰に帰ろうとするというオカルト現象。
クローンとして現代に蘇った武士の刀であればそのぐらいのことは不思議ではない・・・か!?

命を懸けた戦いが再び始まろうとしています。そう、再び。
再びであるというのに刃牙も独歩も烈海王について全く触れないのはどういうことなのだろうか?
結果として片方がいなくなる前例があったというのに・・・これはやはり実はいなくなってはいないのか!?
なかなか気になるところでございます。



第109話「試し斬り」  (2016年 25号)


久しぶりに帯刀する愛刀。
となれば次に行うのはそう、試し斬りである。
こういう見世物は大好きな御老公。強者の装いをしたマネキンを複数用意して来ました。

巻き藁。武蔵の時代にはまだないモノでしたか。
本当に人を斬るわけにもいかない時代。なれば少しでもそれに近いものを代用品にするしかない。
青竹に畳表を巻きつけ縄で巻き固める。これで耐久力は人の頸椎に匹敵するようになるという。

そんな巻き藁を撫でるように斜めに切り裂いてしまう武蔵と金重。どういう切れ味じゃ・・・!?
さらに始まる武蔵の試し斬り劇場。ダンッ!!

踏み込みで機動隊のマネキンを宙に浮かせる武蔵。
そして持っている盾ごと空中で唐竹割。見事な真っ二つにございます・・・!!

自衛官のマネキンは両の腕もろとも上下に寸断。
警察官に至っては前後の縦割りという配分の難しそうな斬り方をみせる。
そして最後に残った一番防御力の低いスーツのマネキンに対してはのど元に突き――
を行ってから刃の向きを変えて上下に切り裂き、更には仕上げとばかりに両腕ごと両断。
ううーむ・・・やりたい放題でありますなぁ!!

ついでに光成の首もイメージで斬り落としたりする武蔵。
実際の人斬りもイメージでの人斬りも自由自在とは・・・やっぱりやりたい放題な人ですなぁ・・・!!

ヤバイ人の腰にヤバイ刀が
この切れ味、果たしてピクルの肉体は受け止めきれるのか?
腕や足ぐらいなら綺麗に斬れれば独歩のように繋げることも可能であるかもしれないが・・・いやあ、危険ですなぁ。



第110話「破壊」  (2016年 26号)


武器使用可の状態で武蔵がピクルと戦う。
その話を聞かされるのは守護道・本部。
ふむ、本部にしてみればピクルであろうが武器を持った武蔵にはノーチャンスという感じでありますか。
誰が出てもダメ。剣豪武蔵には勝てんのです!

自分にも勝算があるわけではない。だがそこからは逃げられないと述べる本部。

あの時代に学ぶ者として、あの時代を追う者として、あの時代から繋ぐ者として。
宮本武蔵との対峙は避けられないわたしの責務なのです

堂々と述べる本部。
ジャックを倒したことでその言葉の持つ意味もかなりのものとなっている。
おやおや、光成もずいぶんと気に入って来たようですな・・・!!

で、その武蔵はというと・・・ビルを斬ることを考えていた
デカいにはデカいが重心は全て縦一方。
頭部の四隅、支柱を断ったなら――恐らくは頭部は肩部に落下。
肩部はその衝撃に耐えられず胸部へと落下。
胸部は腹部へと。腹部は腰部へと。腰部は脚部へと。
巨大き過ぎる自らの重量みの落下は踏み止まれず――地へ堕ちる。

てなことを夢想している武蔵。
できるといえばできるかもしれないが・・・されても困りますわな。

そんな武蔵の背後に音もなく忍び寄るのは・・・ガイア!!
後ろを取ったつもりでいたようだが、付けていたことは既に悟られていた様子。さすがにそれはね。
背後を取られたのも危険がないから、とのこと。
それだけ近付かれようとも害される恐れを抱くような相手ではないということか・・・

緊急開戦となるガイアと武蔵
しかしいきなりやられそうな雰囲気のガイア。
さてさて、師の本部に繋がるような戦いを見せられるかどうか。頑張ってほしい所であります。



第111話「殺気」  (2016年 27号)


ガイア対武蔵開戦!!
とはいえ最初から呑まれている様子のガイア。どこまでくらいつくことができるものか・・・

陽炎のように立ち上る武蔵のオーラの悪魔性
これまで幾度も迎えた海外の軍人。歴戦の兵。それらとは比較にならないその威容・・・!!
いやまあ、なんというか比べる相手が違うんじゃなかろうか?
かつては範馬勇次郎と争ったこともあるんだからそっちと比較すればいいのに。

紛れもなく宮本武蔵の実物と対峙している。
そのことに緊張を覚えながらも近代の兵士としての矜持を抱くガイア。
道具の使用もありならば近代兵器を用いるのが正解と言えましょうな。

というわけで取り出だしたりますはスイッチ一つで射出可能なスペツナズナイフ。
時速60kmで射出される刀身。しっかり顔を狙う辺りガイアもなかなかに殺意が高い。
が、その殺意の高さこそが攻撃のタイミングを知らせることとなる。
発射されることまで読まれ、タイミングも悟られたのでは・・・そのぐらいの速さ、武蔵なら手掴みできても不思議ではないか。

改めて武蔵を怪物と認識するガイア。遅いと言わざるを得ない。
師匠である本部以蔵が覚悟を決める相手だという認識ぐらいはしておかないとなぁ。
少なくとも最初の手が防がれたのなら次の手をすぐ用意しておくぐらいでないと・・・

近代兵器は通用せずあっさりと両断されるガイア。うーむ、他愛もない。
ガスやスタンガンといった武器がどこまで有効か教えてほしかったものであるのだが・・・ここまでか。



第112話「あな不思議」  (2016年 28号)


武器を構えなおす暇もなく左右に両断されるガイア。
と思いきや、前後両断も合わせての四分割を試みる武蔵。やりたい放題ですなぁ。
まあ、イメージだから問題ないといえば問題ないのですが。
イメージ力が強くて心の弱い子だとこれはこれで大変なことになりそうですが。

我が五体が四つに生き別れる姿をハッキリとこの眼に見たというガイア。
魂が飛び出て俯瞰の状態にでもなっていたのだろうか。
呆然としつつもあまりの驚愕体験に笑みが浮かんでいるようにも見える。そりゃ笑うしかないさ。ハハッ。

火器を使い、飛び道具を使った。
が、それらは通じず手に何も持たぬ武蔵に斬られたハズを有り有りと分からせられた。
これは負けを認めるより他ありますまい。でも傭兵であるならばもう少し抵抗してほしくはあったかなぁ。
いやまあ、傭兵ならそもそも正面から不利な地理条件で向かうなよと言いたくなりますが・・・ナメすぎだ!!

戦闘う者としての格が違いすぎる
高過ぎてもはやその頂上が見えないほどと武蔵を表するガイア。
うむ、相変わらず褒められると嬉しそうにするなぁ武蔵。さすが天下無双の褒められたがりよ。

そんな貴方がピクルとの試合で再び剣を手にする。必要でしょうか

ほう、この問いかけをガイアがするか。
まあ、このタイミングでないと聞く人はいないかもしれませんしな。
そしてその答え。ピクルは「斬る」意味を知らないのではないか、剣もこの武蔵も知らないのではないかというもの。
そりゃあ武蔵よりも遥かに遥かに古代の戦士ですものねぇ。知らずとも仕方がない。

斬り伏せられて、骨身に知れる。剣も・・・この武蔵も

イメージの斬撃の場合、相手の側に斬られるというイメージが足りないと効果が薄いということでしょうか。
それならば実際に斬られるとはどういうことか。それを知らしめようという話ですかな。
まあ、わざわざ骨身に知らせなくても試し切りの現場を見せるだけで足りそうな気はしますが・・・
普通の人は「斬る」意味を知ってても骨身に知ってたりはしないですしさ!!

とはいえこの現代離れした思想もまた武蔵ということでありましょうか。
武蔵を知らせるためにはあえて斬らなければならない、と。うーむ、闘争の世界は過酷であるなぁ。ううむ。



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