蒼天紳士チャンピオン作品別感想

ケルベロス
一刻 〜 三十刻


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 第一刻 〜 第三十刻 (2010 6〜36+37号)   第三十一刻 〜 六十刻 (2010 38号〜2011 17号)

 第六十一刻 〜 (2011 18号〜)



第一刻 久遠、開く  (2010年 6号)


ジョギリ屋ジョーのフクイタクミ先生の新作がようやく連載開始であります。
短期連載のジョギリ屋と違って正統派っぽい流れで来ておりますが、はてさて。

今回は戦闘開始直前のところまででしたから、次回の戦闘での描写が気になるところです。
まあ、人型の敵で無いならモツがまろびでることも無いかもしれませんがね。

62Pという大量ページだったわりに、サクサク読めるのは、絵柄はともかくストーリーが丁寧に描かれているためでしょうか。
ヒロインの、顔が平凡な感じなのに胸の大きさが気にかかる感じがなんとも言えませんなぁ・・
そんなヒロインに苦悶の表情をさせたりするのは・・いかにもこの作者といったところですかね。
その点に関しては今後も期待できそうです。



第二刻 背に、歩む  (2010年 7号)


第2回目です。
墓守として力を振るい崩を仕留めた景。今のところは王道を歩いている感じですな。

しかし、巻末の作者コメントが厄い。痛い思いをします。気の毒です。
本当に気の毒に思っているのか怪しいものだが、思いつつも突き進んでいそうな気配があるぜ!



第三刻 獣は、食む  (2010年 8号)


景と雪房の関係は割と良好のように見えますな。
雪房はうしとらのとらというより、寄生獣のミギーなイメージ。

それにしても、フクイ先生。ジョギリのころは、いろいろと女の子をひどい目にあわせつつも殺しはしなかったのに、
先週に続き今週も犠牲者が・・と思ったけどちょっと待って欲しい。
前回の姫様は過去の話だった。過去の話ならワンピースだって死者は出ます。
今回の犠牲者は幽霊。既に死んでいるのだからノーカウント・・ノーカウントだ!血も涙も流れてる幽霊だけどね。

1話の登場時とはうって変わって、いきなり美少女となった金屋ちゃん。
彼女が次回以降で犠牲になるかどうかが分かれ目ですな。
まあ、死ななくてもひどい目に会うことだけは確定していそうですけどねぇ。気の毒です。



第四刻 計る、謀る  (2010年 9号)


金屋ちゃんが「かっこいいなぁ」とつぶやけば周りの女子は色めき立つ。いや、なかなかよい光景。

雪房は景に墓守としての可能性を見ている。
その期待に満ちた目が、1ページでがっかりしたものに変わっていた。ハハハ。
尾行もバレバレだしなぁ。何をやっているのか・・だが、見ているほうは面白いのでもっとやれ。

そして、護ろうとした金屋ちゃん胸を貫通される景。さらに踏みつけられる。
女の子がヒドイ目に会うことになるかと思ったら、女の子にヒドイ目に会わされる光景を見せられるとは・・
・・あれ?嫌じゃないぞ・・?

返り血を浴び、乱れた笑みを浮かべ、よだれを流しながら踏みつける美少女。うむ・・アリだな!
まあ、この金屋ちゃんはニセモノでしたけどね。

既に金屋ちゃんが犠牲になって成り代わる可能性もあったが、それはなくって一安心。
次回は本物の金屋ちゃんが襲われそう。
女の子がヒドイ目にあったり、ヒドイ目にあわせたり・・チャンピオンらしい漫画だぜ!



第五刻 森に、暮る  (2010年 10号)


景が金屋ちゃんにやられているころ、金屋ちゃんは景を探して彷徨っていた。
偽をつけないと何がなんだかだな。

雪房の機転でどうにかトドメを刺されることは逃れた景。
墓守といえども不死身ではないとのこと。
金屋のことは諦めて、傷を癒して態勢を整えるという雪房。そんなことできるかと憤る景。
死なれては困るという雪房に対し、自分の胸の傷口を開き、舌に歯を突き刺して脅す景。
熱いけれども、舌に歯を突き刺す絵はなかなかグロイ。

一方、金谷ちゃんは崩に捕まってイジメられていた。今回はイジメられるほうでありましたな。
どうせなら、偽者の友達2人を使ってイジめてくれたほうが、見ているほうにも・・いや、なんでもありません。



第六刻 灯火、篝火  (2010年 11号)


景と金屋ちゃんは2人で森の中に・・ななな何用で!?取り乱す友恵が可愛い。

目次コメントで言っているとおり、見易い画面作りを頑張っているのがわかります。
戦いの様子がわかりやすかった。

崩に喰われた亡者は、崩と同化するので共に墓送りとのこと。
それで無数に墓があるのかね?同化してるから違うか。

布の修繕を行ったあとの雪房のふふふと誇った感じがなんとも可愛い。
金屋ちゃんは記憶を消されることなく、今後は探索面でサポートしてくれそうである。メインヒロインのようだ!

そして、別の崩を滅ぼした人間が登場・・それを感じ取っている面々もいるようですし、墓守が複数いそうですな。
校舎の封印に鉄格子がはまっていたり、他の関係者がいそうな形跡はありましたからねぇ。さてはてどうなるか。



第七刻 其は、黒衣  (2010年 12号)


開放された崩は3日で2体が墓送り。1体は消滅。
何やら関係者らしいのが語っておりますなぁ。
墓守とは違い、崩を消滅できる存在がいるとのこと。上位の存在じゃないかね、それは?

景の家は伯母さんといい、じいさんといい無茶苦茶だけど楽しそうなキャラだな。

今日も友恵、金屋ちゃん、メガネの3人組と出会い行動を共にする景。
景と金屋の楽しそうな様子に震える友恵がよい。まあ、落ち着け
ところで、崩を消滅させた男は仇喰と言うが、さすがに街中では服を着ているんだな。
先週は素肌に学ランというオサレな出で立ちだったからなぁ・・戦闘形態になったらまたそうなりそうだ。



第八刻 闇の、渦動  (2010年 13号)


先週、お前は俺が喰ってやると宣言してきた仇喰み。
宣言しただけかと思いきや、そのまま襲ってくる。

失った左腕を何かの力で形作り殴りかかったりと普通の人間とは違う力を持っているようだ。
とりあえず、景の本気の表情を見たことで満足したのか去っていく。

側にいたのはだと判明したのが今回の一番の収穫でしょうか。見ているほうとしては。
そういえば、景が本気を出そうとしたときの友恵の顔がよいなぁ。なんかキレイな感じだ。



第九刻 空に、高く  (2010年 14号)


前回、仇喰みの連れは妹であることが判明した。
しかし、今回の頭でいきなり無事じゃなさそうな表現がされている。生きているのかなぁ?

さて、景はいきなり職員室でお説教。
まあ、墓守になる前から揉め事に首を突っ込む性質でしたからねぇ。

私の何がダメ!?

なんだか、この先生可愛いな!これからも登場してアワアワしていただきたい。
落ち込んでいた景は、友恵のメガトンタックルとメガトン(な胸を張った)宣言に力づけられる。
それにしても、マウントでボコられた景の足がまったく動いていない。ヤバイ状態だ!



第十刻 荊の、当主  (2010年 15号)


強くなると誓った景はとりあえずランニング。
それだけではなんとも強くなる実感は得られない。
というわけで、修行である。これもまた王道だ!新聞読んでる雪房が可愛い。

墓守の修練場、狛守神社。そこの社司、神崎世々。基本ツンで雪房デレだ。
ツンというか、ドSでございますがな。
それにしても世々ですか。ヨヨですか。某ゲームでユーザーにトラウマを植え付けた人を思わせる。



第十一刻 毒と、光と  (2010年 16号)


墓守修練場の前に構える商い屋のオバちゃんが意味深なことをいう。
オバちゃんの癖にカッコつけやがって!

景が訓練に入った頃、街では崩の2体が今後の相談中。
猫とカラスの組み合わせか・・どこぞの火車と地獄烏を思い出すな。
しかし鳥頭で賢いとはこれいかに。

そして仇喰みの力の源は出来損ないの狗骸。
それの暴走を止めるために墓守を喰おうとのこと。さてはてどうなるか。



第十二刻 力の、在処  (2010年 17号)


景の修行開始。相手するのは過去の墓守である。
1日目は得ることなく終了。おむすびを食べる景、新聞紙をかぶる景が可愛い。
さらに景がお泊りすることを過剰に心配する清おばさんが可愛い。可愛いの多いナァ!
守りたいために戦う、景の力が発揮され修行の1段階目終了でございます。



第十三刻 宿し、彼我  (2010年 18号)


景は修行中なので一週間は篭りきり。
というわけで、とても寂しがる清おばさん。可愛いな、おい。
今回は清さんのバターンと金屋ちゃんのムギュがとてもよかった。

さて、仇喰みの方であるが・・うわぁ。
兄の方はともかく、最終ページの妹の姿がなんとも厄い。
霊体が倒れたとき、妹、祈がよだれをたらしているのは食欲の表れであるかねぇ。なんとも危うい兄妹である。



第十四刻 墓守、狛守  (2010年 19号)


景と雪房の関係はよいのう。時にぶつかることがあっても、すぐに仲直りできる。

さて、山王の猫又が結界をやぶって乗り込んできた。が、あっさりノされる。
墓守じゃなくても倒せてしまいそうだなぁ・・
もう少し強い崩の存在に期待したいところだ。



第十五刻 克に、至る  (2010年 20号)


修行の第2段階。それは景にとっては苦手な探査能力の修行。

思い出される叔母さんの姿がなんか可愛い。それ見たことかー!
ともかく、パワー全開の力技で本体を探り当てることに成功する景。って本体怖っ!
とても不安になりそうな種だ。まあ、御堂筋君が見開きででてくるよりマシだけどね!

探査能力が身につくことなく2段階目は終わりそうである。まあ、そのための金屋ちゃんでしょうしね。
そんなところに仇喰がやってくる。はてさてどうなることやら。
そろそろヒロイン成分も足りなくなってきた気がしますよ。



第十六刻 仇喰、再び  (2010年 21+22号)


仇喰みの力の前にボコられる世々。うーむ、相変わらず女子であろうが酷い目にあう漫画である。
というか、髪が降りて首を絞められている世々が今までで一番可愛く見えたというのもいかがなものであろうか。

それにしても、景は過去の墓守たちと仲良くやっておるのう。
修行はあと1段階あるけど、そこまで行く前に仇喰みと戦わねばならなさそうである。
ここでぶっ倒れたらもうリミット寸前までいってしまいそうだなぁ。
いや、狗骸と共に生き、共に戦うのが墓守ということだから、この戦いで修行も終わったりするのかな?



第十七刻 思い、零れ  (2010年 23号)


2号連続巻頭カラーの第1弾!良い具合にプッシュされておりますな。
単行本1巻も発売中でございます。なかなかカッコイイ表紙だ。

さて、本編。
墓守と仇喰との戦い。いきなり仇喰さんヒートアップ。
雪房の考えているところから読み取ると、墓守が墓所を失うと仇喰になるらしい。
墓所から力を得てあの再生能力などを得ているわけか。
その力の源を失ったならば、力を補給するために喰い続ける必要がでてくると、ふむ。

確かに契約時にそういった話が出ないのは不手際と言えなくはないですな。
でも、そんな場合じゃなかったしなぁ。全て話しているヒマもなく景はOK出してましたし。
景自身、それで恨みを言うつもりもなく、感謝の意を雪房に示す。
うーん。いい話だ。雪房の目もそりゃうるむ。
しかし景はやはり熱い主人公だねぇ。戦ってないときは回りからいじられるキャラなのに。



第十八刻 仇は、誰そ  (2010年 24号)


2号連続巻頭カラーの第2弾。
コミックスの表紙もそうだけど、カラーだとカッコヨサが映えるな。

景と仇喰の戦いは続く。その最中に封が剥がれ目を覚ます崩・山王。
なんという小物っぷり。ひゃあじゃないよ。

そして、仇喰の回想でございます。
7年前。父親は狗骸の生成を研究していたという。しかも、どこかの組織に属しているようだ。
いろいろと裏で動いているのが多そうですなぁ。

兄が狗骸をまとえず父親から怒られているのを見かねた妹、祈が代わりに狗骸をまとう。うわぁ。
兄は妹を救うために別の狗骸を解放。喰われて喰っての末、身に宿す。うわぁ

こうやって7年間霊を喰らいつつ生きてきたわけか。うーむ、凄まじい。
ところで最後のページの金屋ちゃんの存在感が凄まじい
コミックス読み返したが、1話のころのモブっぷりが嘘のようである。なんというヒロイン力か。



第十九刻 望み、祈り  (2010年 25号)


本物の狗骸を食べればよい。それを信じて今まで生き延びてきた。
しかしそれは自分達がすがるものを得るために生み出した虚構だった。うーむ。

虚構を思い起こされたことと、景があくまで自分を人間として扱うことから、仇喰は負けを認めた。
悲しい話ではありますが、とりあえず戦いは終わったようでなにより。

しかし・・景は本当に可愛いな。ポコポコ。そしてやはり生身では弱いな。
そして、外では金屋ちゃんと祈ちゃんが逃亡中。まあ、山王さんですし、あんまり怖くはないな。



第二十刻 乙女、逢い  (2010年 26号)


冒頭の会話がなんともおかしい。
いや、そうじゃなくて。ソウジャナクテ!?ゴメン、もういいや。そう言いたくなるのもわかる。

さて、金屋ちゃんと祈ちゃんの逃避行である。む、手と手を取り合っての逃避行でございますな!

祈ちゃんの狗骸の名前は律理。纏った姿は一番カッコイイかもしれない。
でも弱い。腹減ってリキがでないらしい。
墓がなくても纏えるが、喰わないと力がでないのか。厳しいな。
2人がピンチなところで現れる景。おやおや、山王さんピンチっすよ。ひゃぁ。



第二十一刻 力は、燈り  (2010年 27号)


景到着。しかし弱りきっている状態です。山王さん調子ノリノリ。
昔の山王さんの絵が可愛い。ネコネコしいな。

いたぶっている間は回りに目がいきません。だってネコだから!
そして景はとってもいたぶりやすい感じらしい。いじめて君の気を発していると申したか?
山王さんはバカなネコだが、小賢しい。苦戦しているところに仇喰が戻ってくる。
良い感じに共闘できそうですね。



第二十二刻 日暮、静く  (2010年 28号)


仇喰は結構なタレ目だな。と今更ながらに思った。

景の飛び陸劫により山王さんは墓送りにされる。面白いバカだった。

祈ちゃんは神社の側にある土産屋のおばちゃんによって力を封じてもらっているようだ。
あのおばちゃんは何者なんだろうな。世々さんの関係者かと思ったがそうでもない感じ。
世々さんは仇喰の存在を知らないみたいだったし。
それにしても、よだれをたらして寝てる景が可愛くって困る。金屋ちゃんと匹敵して可愛いからたまげる。



第二十三刻 今昔、語り  (2010年 29号)


祈ちゃんを救ったのは神楽辻古書店のおばちゃん。世々さんの母君でありました。
あいかわらず戦闘モードでない景は弱弱しいな。雪房ー!助けてー!

古より存在する退魔の組織「常世」
狗骸の墓守も狛守も昔は常世の一員だったらしい。

常世は狗骸の墓守を排除した。そしたら崩に勝てなくなって困りました。アホか。
そこで急遽作り出されたのが、仇喰が宿す狗骸モドキというわけか。
崩を墓に送り、そのエネルギーを元に崩を倒す。なんという永久機関。
だから墓がない仇喰は崩を完全に消滅させてしまったわけですな。

そして、崩を墓送りにできず、墓所を維持できなかった墓守は・・えらいことになる。
狗骸の呪いに蝕まれバケモノになる。しかし・・多いな!そんなに墓守いたのか。
それにしても世々さんも母親が出てから弱弱しい感じになりましたね。最初の強気キャラはどこへやら。
しかしこれはこれでよい。そして景は今回も可愛くて困る。責任取れーッ!



第二十四刻 己が、答え  (2010年 30号)


猛りくるった魂のまま骸とされた狗の皮。その怨念を利用した呪術。それこそが狗骸。
なんだか聞いたことがある術ですな。

墓所を失うか、永い崩を墓送りにできなかった墓守は狗骸の呪いに侵食される。
逃がしたのは8体だけど、それら全て封じ終わったらどうなるんだろう?

墓守として生きることの、死ぬことの重さを伝えられる景。
それにしても涙目になった景の可愛さはどうしたことか!
そんな可愛い景は、戦えるのに自分で命を捨てる選択はないと決断する。

修行は終わり、雪房を身にまとう景。感動の涙を流す雪房。いやはや、いい話でございます。
それにしても・・景の可愛さがどんどんあがっている感じがしている。恐ろしい、恐ろしい。



第二十五刻 少年、帰る  (2010年 31号)


ケルベロスも2巻が発売されます・・なんだこの表紙は!
いきなり景の可愛さがクローズアップされすぎだろ!
いやはや、最近の景は可愛さが増してると思ったが、表紙にまで溢れてくるとは・・むふぅむふぅ。

修行を終えて、景は帰る。
仇喰は妹を預け、常世を追うために旅立つ。
置き土産にちゃんと灰神楽を直していく仇喰。スマンかったじゃないよ。いいやつだ。

景の家では清おばさんが大喜び。じいちゃんはしっかり叱ってくれる。
さらに、父親の昔の写真を見せ、いい顔になっていると褒めてくれる。いやぁ、いいじいちゃんだ。

そして登校である。男子生徒に可愛がられる景。キャッキャッ。
彼がいると男子は元気。それはアイドルってことですか?
さすが、景。はみでてないアイドルだ!



第二十六刻 崇め、奉る  (2010年 32号)


景君の素肌もまぶしい2巻が発売中ですよーっと。そしてセンターカラーだ。

いきなり冬子先生を泣かせてしまう景。罪作りなやつだ。しかし可愛い先生だなぁ。
雪房は疲れを感じてオネムな様子。微妙にヤバイ傾向じゃないのかね?墓所に力が足りてないのか。

さて、美術の授業で写生でございます。裏山にGO
友恵&景のやりとりを見せ付けられる学友達。
特に友恵狙いの男子はなんともいえない気分になるでしょうな。
最後に蜘蛛型の崩らしいのが出てきました。雪房がお休み中ですし、金屋ちゃんの出番でございますね。



第二十七刻 網と、子等  (2010年 33号)


シュガーレス同様、1巻の重版完了。売れているみたいで何よりですな。
近所のアニメイトでも新刊が平置きで並べられたました。やはり景君のこの表紙はインパクト大か!

さて、本編。
相変わらずこの人は追いかけられる女の子が好きですなぁ
追い詰められるところまで好きなんですなぁ。
女の子ほど気合入れては書かれないけど、男子も追いかけられてバケモノに捕まります。
かっこいい形の枝を探しに行こうぜってあたりが男の子っぽくてよいな。

捕まえられるだけで捕食はされてない模様。最初の女の子なんて思いっきり喰われてそうだったのにね。
まあ、生きていてくれるならそれはそれでよし。
その代わり、吊り下げられて苦しそうにしている
しまった、こっちの表情を描くのが狙いか!厄いわね。
木の陰から姿を見せるバケモノが怖い怖い。こういう演出も好きねぇ。



第二十八刻 蜘蛛、禍禍  (2010年 34号)


大蜘蛛、仰岐。それが今回の敵の名前である。崩なのかそうでないのか?
景は崩の匂いを嗅ぎ取ったようだけど。というか、感じれるようになってきてるんですな。

仰岐と墓守をぶつけようとしているのは、例のカラス。鳥頭のくせに頭のまわるやつだぜ!
それはそれとして、友恵さんはそのボディで迫ったりしちゃいけません。勘違いもしてしまうさ!
でも意識したらメガトンな一撃を足に食らったりもして。さすがやわぁ。



第二十九刻 神は、戯れ  (2010年 35号)


ハシゴにスカートの女子を先に登らせるだと・・お互い意識していないとは何たること。
というか、智恵さんは開放的すぎます。年頃の男の子が困ってしまうじゃないザマスか。

神の戯れ事によりもの凄いピンチな状態に追い込まれる2人。いい趣味してるな、ホント。
血が噴出す方も怖いが上から血が噴出してくる方も怖い。ホラーだな、ホント。



第三十刻 苟も、生物  (2010年 36+37号)


子供を生贄にするというのもよろしくない話です。
仰岐も普通に殺してしまうから、またよろしくない。

今回はずっと友恵さんのターン!なぶられて怒鳴ってまたなぶられる。
足にマヒ毒打たれて立っていられなくなったわけだが、足の裏を持って万歳したらどうでしょう?
その態勢では長く持たないかもしれないけど。

ついに悲鳴をあげ涙を流す智恵。その声を聞きつける景。まだ距離があるなぁ。
金屋ちゃんの時は悲鳴と共に駆けつけたというのに、今回は遠いな。まだ余裕があると申すのだろうか?
とことん友恵さんをいたぶるつもりですな。業の深い作者だぜ・・


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