蒼天紳士チャンピオン作品別感想

シュガーレス
Vol.31 〜 Vol.60


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 Vol.121 〜 (2012年 33号〜 )



Vol.31 1年狩り  (2010年 40号)


さっそく2年の校舎で暴れる岳。もうすっかり犬扱いですね。鎖につないどけよとか言われておる。
トオルはすっかり岳のことが気に入ったみたいですね。可愛がってやるぜ!

4人組みはそれぞれ、シロ、マリモ、卜部をターゲットにして動き出した。
しかし卜部さんはすっかりハズレ扱いですね。まあ、あんまり活躍してないしなぁ。なんとか払拭できるか?



Vol.32 タバコ  (2010年 41号)


いきなりマウントとられた卜部。ピンチだ!
タバコを押し付け脱出。そしてタバコがきれたとブチギレ。なんて人だ・・ッ!そりゃバカにされる。

襲ってきたゴリラの名前は、盛田イサミ。
「暇潰しに1年狩って遊ぼうぜ」組の1人だ。なんだそのネーミングセンス。今決めただろ。

ハズレ扱いされた卜部さんの反撃が始まる。
と思ったら倒されていた。ううう卜部さーんッ!!

卜部が2年に狩られる。このニュースは1年に衝撃を走らせた。ヒラオリも驚愕だ!キャーヒラオリー

次に狙われたのは・・シロ。次回はハズレじゃない男の戦いだぜ。ああ、卜部さん・・
いや、まあ。卜部さんのリベンジマッチもありえると思いますけどね。



Vol.33 諦め  (2010年 42号)


卜部が倒され、次の標的はシロ。

2年、キリオもかつてはシャケに挑み、倒された男だった。シャケさん強すぎだろ。
そのキリオの攻撃にヒザをつくシロ。ヘッドホンも没収される。
これで1年生が2連敗。リベンジマッチの方向になりそうだなぁ。マリモはどうなる!?



Vol.34 2番手  (2010年 43号)


2年生に敗れたシロと卜部が仲良く歩いています。1年でも噂になってますなぁ。
その2人に活を入れる岳。さすが初期主人公ですな。ここぞというときは決めてくれるんですね!
2人にやり返されて気絶する岳。やっぱり岳さんだった〜〜主人公補正のかからない主人公。新機軸だな!

さて、やられた連中がリベンジを開始するなか、ついにマリモにも2年の手が。
そして、岳の前にもリベンジ相手が登場である。ようやく白星をあげれる・・のか?岳よ。



Vol.35 目の前のケンカ  (2010年 44号)


岳のリベンジマッチ開始!あっさり倒れる岳。早いな!
でも復活も早いのが岳。気絶を何回も経験することで、復活も早くなったぜ!まず気絶しないようになれ!

そういえば、漫画の最初のテーマは、誠実に喧嘩しようぜ!だったな。
そういう意味では、岳はマリモより誠実なのかもしれない。強さはおいついてないみたいですけどね!



Vol.36 A10神経  (2010年 45号)


岳が主人公力を発揮しだした!キャー主人公サーン。
砂まみれには慣れているけど、はいつくばるのに慣れたら終わりだぜと語る岳。

嘘をつけ。
どう見ても這い蹲るのにも慣れているだろう。すぐに起き上がるだけで。起き上がりこぼしめ!

さて、それはともかく。キャー卜部サーン!
見えないところで盛田へのリベンジ完了でございます。一番最初に負けたけど、一番最初にリベンジ完了だ!

岳はマグレ当たりで勝利してしまいました・・完勝による一勝を得る日はまだまだ先だ!

さて、ようやくマリモの本気が見れそうですな。展開的に負けはないでしょうし、スッキリすっかー。



Vol.37 ソーヤング  (2010年 46号)


1年組で最初にリベンジを果たした卜部さん。おかげで表紙に登場するという優遇っぷりだ。
シロですらまだ出ていないというのに・・これで4巻の表紙にも先に登場だったらどうしましょ!

2年生最後の刺客はパワー自慢のオッサン。
マリモに対し、逃げ出さないだけでも大したもんだぜとか言っちゃう。
マリモとは体格差がありすぎて・・向かってこようと思うオッサンの方が大したやつだ。
でも上腕二頭筋と三頭筋、及び後背筋の使い方がなっていませんでした。それでは勝てない。

そして、マリモ先生による薬物講座。
闘争本能を高めるテストステロンは睾丸から分泌される。

闘争本能を刺激し、正しく筋力を用いる。いやぁ、理に適ったお人ですなぁ、マリモさんは。
自称、頭が悪い人の物言いとは思えない。あいかわらず。雑学マニアか?ちょっと鎬紅葉に似てる気がした。超肉体。

さて、2年生組で最後に残ったのは、ナンバー2を語る男、キリオ。
本当にキリオは学校のナンバー2なのか?話盛ってるんじゃないか?でないと、他のシャケ組の立場がないじゃなイカ。

しかし、ソーヤングだの、ディスイズ予想外だの、変な話し方でキャラを立てにきやがったな。
回想もいれることで、この先、やられた後でも出番を頂こうという魂胆とは・・
このあざとさがナンバー2と呼ばれる所以かッ!?



Vol.38 思い出した  (2010年 47号)


若くて青臭くて無邪気で未熟。それがソーヤング!

こう並べられると微妙に魅力的に聞こえなくもないな。若さ、若さってなんだ?
振り向かないことです。まっすぐに余計なことは考えませんよ。
これが薄れてくると大人になるということなのかね?大人になるって悲しいことなのよ・・

それはそれとして、シロとキリオの戦いは相打ちでございます。うむ、完勝とはいかなんだか。

今週のマリモさんの医学講座。
大脳新皮質によるものが理性で、大脳辺縁系によるものが感情だ。

うむ、とても使いにくいセリフだな。日常でいきなり言われても、岳達のような顔をされるのがオチだ。
かつての気持ちを思い出したキリオはシャケに殴られてすがすがしい気持ちでありましたとさ。
若さとはためらわないことさ。ザッツライト!



Vol.39 他校者  (2010年 48号)


キリオに続き、岳と卜部さんもシャケに挑みかかる。そしてみんな揃ってノックアウトだ。
岳はこのシリーズで一体何回気絶してるんだろう。もう、芸風と言ってもいいな。失神芸?

マリモの拳を顔で受けるシャケさん。相変わらずびくともしねぇ・・
受けも超一流ということかッ!?というレベルじゃない。幼年期の刃牙と勇次郎の間並の差があるように見える。

マリモが自分から手を出すほど、闘争心にあふれ出したのは、岳達の熱さによるもの。

熱は高い方から低い方へ伝わる。熱力学第二法則だ。

うむ、闘争心に満ちていても、相変わらずのマリモ調である。面倒くさいな。

ここでシャケさんがさらに上を行く科学的な返しを始めたらどうしようかと思ったが、そんなことはなかった。
でも、いつかそんな敵が現れそうだな。理論派対決!面倒くさそうな対決だ。
脳内麻薬を操り、大地の声を聞き、相手の攻撃を完全に回避できる神のごとき傭兵とか。あれ、何か聞いたことある!

それはさておき、敗れた2年生一同が仲良く帰宅。爽やかなやつらだな。
でも新キャラに一蹴されてしまいます。あのキリオがこんなに早くもかませになるなんて!
前のシリーズのボスがかませになるのはよくある話ですが、さすがにこれは早い。
リベンジの心を学んだ2年生達が、この新キャラに挑み返す展開とかあったりするのかね?



Vol.40 血の気  (2010年 49号)


おなじみのコンビニで再度岳の手がえろ本に伸びる。三度目の正直なるか。2度あることは3度ある方でした。
そろそろ学べ!えろ本に手を伸ばすときはマリモがいないか確認だ!
それとも遠くまで買いに行くかだな。
離れた町のコンビニなら大丈夫!それでも何故かいたりするかもしれないけど。

で、その離れた町の住人であるはずの三田さんが登場です。鼻の傷は残ったままですね。嘉上君とお揃いだ。
季節はずれのサンタさんはエロ本もプレゼントしてくれるらしい。大人らしいなぁ〜

さて、2年生組はリベンジに燃えていた。1年に再戦の大事さを学んだか?
というわけで、まともっぽい学校に3人で乗り込む。キリオはこっぴどくやられて療養中っぽいですな。
2年をやった男の名前は周防。リベンジに来た2年生をまさしく一蹴。これは強い。
しかし、その前に現れたのは・・シャケ!これはさすがに格が違うっショ。

シャケさんといい勝負が出来る相手なら、主人公勢がかなうはずもなく。この邂逅はどういった顛末を見せるのか。
シャケさんが周防を倒して、このシリーズ終了!次回新展開というのも・・新しくてアリだな!



Vol.41 清掃活動  (2010年 50号)


蝿の王とはブタの生首のことだった。
シャケなのかブタなのかハッキリしていただきたい。シャケ味のブタ?

てっきりシャケさんに喧嘩売ってるのかと思ったら、どうやら気づいていない様子。
ニブイ周防君は置き去りに去っていくシャケ。周防も学校なので去っていく。
残されたのは2年3人。おぉ、2年生組よ。かませにされてしまうとは情けない。

周防の学校の連中なのか、携帯で連絡を取り合う。連絡を取っているというか、つぶやいているというか。
なんというか、ノリがうざいぜ!イェイイェイ。

2年生組の次にターゲットにされたのはオレンジ、ジャージ、チビ。岳卜部シロの3人ですね。
オレンジさん発見。本当にオレンジなんですね。ウケるww
ジャージさんは高校生に見えません・・いわれちゃった!ゴリラの盛田さんだって高校生には見えないぜ!

今日は諦めるかという卜部に吠える岳。本当に狂犬じゃのう、このオレンジさんは。
まあ、この場に集まった連中は雑魚なんでしょうし、すぐに片付けていただきたいものですね。
でも、この2人じゃなぁ・・また岳さんが一度気絶して盛り返しちゃうんでしょうか。
その展開アリエルッティ(爆)いまどき(爆)とかなくね?ウケるww

・・やっぱりこのノリはうざいな!



Vol.42 ストレス発散  (2010年 51号)


異質な集団に囲まれたオレンジさんとジャージさん。
撮られてると知ってピーズで答える岳。うわ、凄いバカっぽい!なんだその表情。

鉄パイプもって殴りかかるがあっさり返り討ちにあう集団。話違くね?とか何の話だよ。
確かに見た目だけだと強いかどうかわからないかもしれない2人だ。
バカだし。ナメてしまうのもわからなくはない。
これがマリモだったら見た目からしてヤバイ。挑みかかれなかったかもしれないな。

さて、全員倒してしまった岳と卜部。何か手がかりになるものはないかと探り出す。
そしてまたバカ面をさらす岳。この主人公、顔芸まで覚えやがって・・芸の幅を増やすつもりか!

と思ったらやはり気絶芸は健在でした。卜部さんと一緒に奇襲を食らって仲良く気絶。
顔がとても近くて、その筋の人には人気な絵面ですね!たぶん。

しかし、本当に倒されるとは思わなかった。こんな映像をネットに流されたら恥ずかしくて学校これないよ!
または学校に来て暴れまわっちゃうよ!狂犬は後者の方がありそうだから困る。



Vol.43 自己満足  (2010年 52号)


やはり昨日の気絶写真はバラまかれておりました。こりゃ恥ずかしい。よく学校にこられたもんだぜ。
なんて煽ったらすぐに殴って来るのが岳である。虎眼流なみに笑いづらい相手だ。

さて、今回は周防君の紹介回。周防君は学長の息子であった。
校長室を占拠するのは周防とその仲間2名。なんだこのオッサン!
グラサンかけてる人のオッサンっぷりがパネェ!卜部さんなんて目じゃないぐらいのオッサンっぷりだ。

それはともかく、3人は賭けをする。誰がシャケの首を取るかを。大きくでたなぁ。

偏差値も、財力も、力も、自分達は九島の奴らより上なんだ。
必死になっている奴から奪う感覚と、奪われた奴の喪失感を感じたとき、自分は満たされる。
周防君も見事に歪んでますなぁ。
人間、若いうちから力を持つと碌なことにならないってことッスかね。

でも、シャケさんは力もあるが、なんとなく偏差値も高そうな気がする。財力もあったりして。

シャケは除くとして、九島の知力キャラといえばヒラオリ!
3人が攻めてきたときに知力パートで活躍してくれるはずだ。彼の知力は男塾でいうなら田沢並だぜ!ダメだ!



Vol.44 矢坂兄弟  (2011年 1号)


元ヒュドラの一行が仲良く集団下校。チームは解散したけど俺達は仲間だぜ。
格好もジャージ上をピッチリ閉めた姿で統一である。

そんな彼らの前に現れたのは未央高校の矢坂兄弟。こいつら兄弟だったのか。
前の学校で暴れすぎて退学になるほど容赦のない連中らしい。
そんな連中が進学校にいるとは不思議ですな。金は持っているようだけど。

矢坂兄のパワーの前にデカヒュドラが一撃で沈黙。残りも弟に蹴散らされる。
そこに現れたのは・・シロ!密かに勝ち星を稼げていないシロだけに、頑張って欲しいとこだが・・
この場面での出番では敗北か水入りぐらいしか思いつかない。
またバカにされちゃうよ、シロちゃん。話盛ってんだよ。



Vol.45 ケンカと暴力  (2011年 2+3号)


矢坂兄弟の前に現れたのはシロ。矢坂弟とのバトル開始だ。

ケンカと暴力は違う。暴力には品がないということであるか。
殴り合いだけのケンカでケリをつける。これが九島のやり方だ。それもまたシロの主義である。

ケンカVS暴力。その結果は!

兄貴乱入で終了。これも暴力ッスかね。
そして鼻をパキられるシロ。うぉ、本当に折られた!
作品内でも美形枠に入っていそうなシロの鼻が真っ先にパキられた!
というか、シロ・・本当に勝ち星がつかない子だよまったく。しっかりしろ!



Vol.46 神サマ  (2011年 4+5号)


最近九島の連中が矢坂兄弟に狩られていると噂になっている。
シロは鼻をパキられて、そのまま戦闘終了になっているのか。まあ、リベンジに期待しましょう。
噂話をしていた九島の不良が振り返るとボスがいた。未央のボス、周防である。

不良達を簡単に倒してしまう周防。そこに現れたのは・・ジャージさん!
まさかの卜部さんボス周防との一騎打ちである。
まだ矢坂兄弟も倒されていないのに、これはなぁ・・勝てる気がしないぜ。

よそ者がシャケや風車に手を出そうとするんじゃねぇ。
九島の連中はみな、シャケの首を取ろうと頑張っている。他人のものを取るのはよくないぞ
だからマリモの食料は全部マリモのもの。妙にカップメンが多いのが気になるな。

周防VSジャージの決着は次号!これで卜部さんが勝ったら大金星だが、果たして。
また兄弟に乱入されて、卜部さんの鼻がパキられたりするのかしら。



Vol.47 下らねえこと  (2011年 6号)


やはり卜部さんが押されている。ボスに挑むには、まだイベントが早すぎる!
タバコを吸って充電するもののやはり通じない。

それでも立ち上がるぜ。加勢しようとしたやつは投げた靴で吹き飛ばす!
というか、靴が当たったぐらいで吹き飛びすぎだろう。

九島の連中はみな、周りを蹴落として頂点を取ろうとしている。
しかし、人を見下してケンカしている奴なんていない!
ちょっと前の2年生のことは思い出していないのでノーカウントです。ノーリメンバーだね。

九島の頂点に立つシャケにしてから、人を見下したりしていない。
屋上の柵にふんぞり返って、そこから更に上を見ている

なるほど、1話目でやっていたあのふんぞり返りスタイルはそういう意味があったのか!
今明かされる真実。屋上から見下ろさずに、逆に階下の連中を見上げているッ!

卜部さんの主張はなかなか効果があったようだ。
裸足になって速度を増した蹴りが、周防の腹に入る。中段蹴り2ポイントだね!
でも上段突きの1ポイントで気絶させられてしまいます。
2年にやられたときもこんなやられ方じゃなかったっけ?
蹴るときにガードが空くのをどうにかしたほうがいいですね。卜部さんの次回戦に期待です。



Vol.48 道楽  (2011年 7号)


岳の鼻は見事に未央高校を探り当てたのでした。でも主犯は不在でした。ハナ詰まってんのか!

周防は矢坂兄弟と共に九島に向かったという。
その途中で卜部さんとケンカしてましたのかねぇ。
出遅れたオレンジさんは急ぎ九島に戻るのでした。間に合わなかったりして!

さて、矢坂兄弟。早速九島で大暴れ開始でございます。
雲霞のごとく現れる不良達を吹き飛ばしていく。あ、ヒラオリさんじゃないッスか!
ヒラオリ登場。2コマ後に撃沈
セリフつきのコマが与えられなかったら、その他大勢と同じ扱いだったぞ・・ヒラオリ。
せっかくだから鼻パキられといたらどうですかね?

ひととおり雑魚が倒されたところで、マリモとサンタ登場。雰囲気ある2人だなぁ。
それぞれ標的を定めて戦うことになる。
マリモに殴られて無事でいる矢坂兄はなかなかやる。
でも、それぐらいだとシャケには全く通じないんですよね。本当にシャケさんはハンパない。

ここで矢坂兄弟が2人に倒された場合、周防は誰が相手をするのか。
普通に考えたら主人公が相手を、の流れになるんだろうけど・・オレンジさんじゃなぁ。
ここはシロのリベンジを期待したいところです。リベンジの相手違うけど。
鼻パキられたままで終わってしまっても寂しいですしねぇ。
岳は気絶させられたまま終わることになるけど・・まあ、いいか。岳だし。



Vol.49 暴力ごとき  (2011年 8号)


単行本5巻発売記念ということで、3Stars.の表紙でございます。
いやぁ、シャケさんはほんまかっけーなぁ。主人公?みんなが主人公さ!

さて、マリモと矢坂兄。のっけから拳論を競っております。
ここにも、暴力VS喧嘩の構図が見て取れますな。

マリモ「拳は暴力のための道具じゃない

意志によって動かされるものであり、ただの凶器ではない。
人を傷つけるために拳を振るうのは間違っている。
と、マリモはただの暴力を否定する。

意志のない拳では俺は倒せない。必ず勝つ!2人まとめてかかってこい!
バキッ
ガン
マリモダウン。

あっさり倒されているけど、マリモだと余り悲壮感とかはないな。
本当に2人まとめて倒してしまいそうな迫力が確かにある。
三田さんもそう思っているのか、手を出さなくなってしまいました。余所者ですし。

矢坂兄弟がマリモと戦っている間に、こっそりハタを頂きにいこうとする周防。
そこに現れたのは・・・卜部さんだ!凄い、まだ出番があるなんて!
靴の脱げた状態でここまで来るなんてご苦労なことで・・・回収しておけばいいのに。

卜部さんは言う。九島には、理屈や正論より、自分のスジを通そうとするバカしかいないと。
マリモは言う。暴力ごときに負ける奴は、九島にはいないと!

その言葉通りか、やられたと思った連中が一斉に立ち上がった!おお、こりゃカッコイイ。
そして、袋叩きにする気なんかないんだよとか言い出す。
先週一斉に踊りかかったのは別に袋叩きにしようとしたわけじゃないんだからね!
順番に挑んで順番に負けた!ただそれだけだ!
こう書くと、ショッカーの戦闘員みたいな負け方だな。

この様子を、屋上からシャケが、いつものスタイルで見上げています。
決して見下ろしているのではない。いつだってシャケさんは上を見ているのさ。
マリモの言葉や、九島のみんなの戦いぶりにご満悦の様子。
九島では、拳は暴力のためのモノじゃない。自分を貫き通すための力だ!

というわけで、自分を貫くためにシロがリベンジにやってきたぜ!
卜部さんが戻ってきたならシロだって戻ってこないわけにはいけませんわな。

役者は揃ってきた感があります。
ここで、このシリーズの今後の展開を大胆予想!

まず、三田さんはここで出番終了。余所者ですし。凄みだけは見せたのでいい役割だった。
矢坂兄弟は、マリモとシロが相手する流れなのは確定でしょう。ようやくシロも白星つきそうだ。

周防に関しては、残念ながら卜部さんでは勝てないかなと。再び倒される。
屋上に向かう周防。ここに、2年勢の3人が現れる!
階段の途中に立ちふさがり、俺たちを倒していけとか言い出す。そして、次のページで3人とも倒される。
周防が屋上にたどり着いたとき、そこにいたのは、キリオ!
というわけで、周防VSキリオで閉めるという流れになると予想します
キリオは巻頭カラーの九島一行にも顔を並べてましたしね、ここでの出番はアリと思うのですよ。リベンジや。

この流れなら、九島の名前ありのキャラはほとんど活躍できることになり、盛り上がること請け合い。
え、岳? ・・・・・・ああ、オレンジさんね。
全部終わったあとに、戻ってきて、おさまりがつかなくて暴れてシャケに挑み、返り討ちで気絶。
これをオチに持ってくれば満足の展開だ!どうですか、無糖星先生!ダメか!?



Vol.50 最後尾  (2011年 9号)


卜部さんは周防といい勝負をしだした。ほう、なんか意外。

矢坂弟はまた情けない。
見下してかかっておきながら、殴り倒される。
武器を使ってみたが、投げ飛ばされる。
最後は増援頼みっすか。

まあ、ここで増援が来るというのはいいことだと思いますよ。うん。
相手がなくて飢えてた犬が丁度おりますしね。

次週は椎葉岳劇場が開幕だ!
何か、多人数を岳が倒しているという場面が想像できない!



Vol.51 アタマとココロ  (2011年 10号)


椎葉岳劇場の始まり始まり〜
最後尾だったけど、今は最前列なので獲物は自分が総ざらいだ!ヤッタネ岳さん。

見る限り、相手は10人以上いる。
その人数を前に1人で相手すると言ってのける岳。頭悪いのかといわれてもしょうがない。
ええ。頭は悪いですよ。文句あるか!

岳「俺の首は安かねーんだよ!」
シロ「よく言うよ。気絶して寝てるのがデフォルトのくせに

言われちゃった!
ついに気絶姿がデフォルトであると公式に言われてしまいました。

でも、シロはそんな岳を仕留めきれず引き分けてるんだよね・・・アレアレ?
と、ともかく。ケンカは継続である。

獲物が現れてイキイキとしている岳。
獲物が取られそうになると手を出したやつにも噛み付く。狂犬め。
こんな岳でも、場合によってはマリモや卜部さんと共闘したりするから困る。
まあ、マーキングしたんだから取るなよという主張なのかもしれませんがね。
人のものを取るのはよくないぞ。

彼が、余りにも前しか見ないものだから――
皆、脳ミソじゃなくアタマを。心臓じゃなく、ココロをヤラレちゃってるんだよ

シロがなんか岳を評価するみたいなことを言ったッ!
やだ・・・なんだか、岳さんが主人公みたいじゃない!
評価されたことが嬉しかったのか、気絶することなく雑魚の群れを討伐完了。
岳さんはやればできる子なんだよ。褒めれば育つ子なんだよ!

こんなこと書いてたら、屋上で見守るシャケさんが母親のように見えてきた。
子供の成長に微笑むシャケさんか。うん、むう、どうなんだろうこのネタは。



Vol.52 捕食者  (2011年 11号)


校舎内では卜部さんと周防の闘いが続いている。
周防の息があがっているが、結構いい戦いしてるじゃないですか卜部さん。

校庭では、シロが矢坂弟を下していた。ようやくシロもスッキリ勝てましたね!
そんな弟を不様と罵る兄。
言うだけあって、この兄はなかなか強いですね。
シロを最初にKOしたのも兄でしたし。あれ、弟さん偉そうにしてたのはなんなの、本当に。

この兄を吹っ飛ばすのにはエネルギー不足と感じたマリモは補給を開始する
暢気な話だな。待っている兄も兄である。
マリモは言う。俺もお前と同じ、食う側。捕食者であると。
普段食ってばかりいるのはそういうことだったのか!知らなかった!いや、騙されないよ。

ここで、マリモの宣言。
ハタもシャケも俺が頂く!邪魔をすると言うなら、誰だろうと叩き潰すだけだ。

マリモの決意表明も終わったことだし、勝負は一気に決してしまいそうですな。
卜部さんと周防の戦いの決着の方にもう興味が移ってしまうぜ!



Vol.53 俺自身  (2011年 12号)


補給を完了したマリモは本当にパワーアップしていた。
さっきまでとは違い、拳の重さが半端ねぇらしい。パねぇ!

この拳は俺の意志の塊。つまり、俺自身なんだ!
何にぶつかろうが、この拳は・・・俺は砕けはしない。信念がある限りな。

信念の一撃により、矢坂兄は吹き飛ばされる。決着だ!
この派手な戦いに周りの不良達も歓声をあげて盛り上がっている。
マリモの戦いは魅せてくれるぜ!ってことでしょうかね。

そういえば、今回マリモはプロレス技を使っていない。
拳の重さや信念を説明するために、拳での打撃技のみで戦っている。
このことから、マリモの本当の強さは封じられていたと考えるのが妥当である。

パワータイプに見えるが、実はテクニシャンなのがマリモの本来のスタイルだ、とか。
そのうち三田さん辺りが解説してくれたりして。本当のマリモが見られるとか。
スタンドを制して卍を決めるマリモとかアリだと思います。
あとは投げ技ですね。パワーボムは卜部さんのときにやってますし。
ジャーマンとか垂直落下式ブレーンバスターとか。
ノーザンライトとか、ジャイアントスイングとか、メガトンキング落としとかやってくれそうな気配がある!

それはともかく。
残るはボスキャラ周防。卜部さんとの戦いはまだ続いております。卜部さんもタフね。
俺だけヨソ者相手に不様はさらせないという卜部さん。
その卜部さんに靴を投げつけるものがいた!

忘れ物だよ、シンデレラ

キリオだー!待っていましたー!
でも、いきなりの卜部さんをシンデレラ呼ばわり。まあ、確かに靴の落し物だけどさ。
なんですか、自分は王子様ってことですか。妙なカップリングが出来る気配!?

キリオは言う。
ヨソ者であろうと、彼にだって意志があって風車に手を伸ばしている。
器量の小さいことを言わないでおこうと。
でも、負けを受け入れるのは自分もキャンノットなので、リターンマッチするとのこと。
卜部さんがやられる前に乱入してくるとは思いませんでした。
これなら卜部さんの株はあがったままだし、いい手ですな。次号はみつどもえの戦いか?



Vol.54 ケンカの順番  (2011年 13号)


靴を届けた王子様に対する態度がそれかい?

ああ、やはり王子様ポジションだったんだ。

タイマンを邪魔されるのがムカツクし、喋りがウザイので失せろという卜部さん。
とべちゃんじゃないよ。卜部だよ。

キリオは言う。グロッキーな周防に勝ってリベンジ成功イヤッホー!
なんて浮かれるほどハッピー野郎じゃないと
浮かれてはいないかもしれないけど、十分ハッピー状態に見えますよ。
バッドステータスでHAPPYになっているように見える。

キリオは前に周防に負けている。でも、そのときはキリオの方がグロッキーだった。
シロとやりあって、さらにシャケに吹っ飛ばされた後でしたからねぇ。

今ならデコピン一発で相手の動きを制することができたりします。凄いな。

勝つことは重要だ。ベリーインポータント。
けど、相手のことを認めないまま勝ったって、そんなのは一方的で下品な凌辱行為にすぎない。

誰かと対等に真正面から全力でぶつかって、そして負けたいから九島に来たんじゃないか?
キリオは周防にそう問いかける。
そして、それが正しいかどうか知らせるために、屋上に向かわせる。
キリオ自身、屋上にあがることで、昔の自分を取り戻すことができている。
シャケさんと会って、周防のハートに変化が現れるでありましょうか。



Vol.55 バラバラ  (2011年 14号)


周防との喧嘩をとべちゃんこと卜部さんに譲ったキリオ。
彼自身は邪魔が入らないように下に向かう。おやおや、まるでNo.2のような気配りだ!

さて、屋上ではシャケと周防が対面。
シャケさんの雰囲気にいきなり威圧されている様子の周防。へいへい、ビビッてんよー。
前に出会って喧嘩しなかったのは遅刻しそうだったからと言うシャケさん。
さすがシャケさん。真面目ッスね。
どう考えても、授業にでずに一日中屋上にいるんだろうけど、遅刻はしたくないわけだ。
本気で言っているかはもちろん怪しい。

というか、本当にこの学校は授業とかやっているんだろうか?
先生の姿形すら見えない状態である。卒業後どうするんだろうか。いや、シャケさんはどうとでもしそうだけど。

それはともかく、喧嘩が始まる。ようで始まらない。
シャケさんの挙動にいちいち反応する周防君がダメすぎる。
相変わらずの鮭マークの吸殻入れを使うシャケさん。ポイ捨てしても誰も掃除しないでしょうしね。
挑発されてようやく攻撃をしかける周防君。待ってました!
相変わらず棒立ちの状態でそれを受けるシャケさん。全く効いてねぇ!

アタマと体と心がバラバラだ。「お前」がひとつになってない
そんなんじゃ、俺は倒せないよ。

シャケさんの言葉に動揺する周防。
すっかりメンタル面もぐらついてますな。バラバラになっているからか?

俺は、俺の頂点から爪先まで俺だ。「俺」が宿る
拳を振るえば、殴った相手だけじゃなく俺自身も痛みを感じる。

殴った先生の方も痛いんだぞってやつでしょうか。
そういえば、この説教って先生っぽいな。まさかのシャケさん先生説!?
確かに、それなら卒業後も風車にシャケの旗を飾ることができる!完璧だ!
教員免許とかはなくてもシャケさんなら出来るよ!無免許教員。B・Jみたいでいいじゃない。

ともかく、無神経に力を使っていい気になっているガキと遊んであげるほど、シャケさんはお人好しじゃない。

その言葉を受けて考える周防君。
体はここにある。アタマはシャケを倒すことを考えている。心は・・・どこだ・・・!?

心は、卜部さんとの喧嘩に置いてきたままだった!
自分がバラバラであったことを認めて自嘲する周防君。
しかし、その表情は晴れやかだ。ようやくバラバラだった状態からスッキリできたようだ。
ここからが本当の殴り合い!

ってなわけですが。卜部さんの主人公っぷりはどうしたことでしょう!
ヒュドラを率いて登場したときは、ここまでクローズアップされることになるとは思いませんでした。
そりゃ表紙も飾りますわ。
この喧嘩は勝敗が予想しづらいので、見ごたえがありそうですな。どっちが勝っても展開できそう。



Vol.56 拳の痛み  (2011年 15号)


周防は始めての痛みに戸惑っていた。
蹴られた体と同じくらい、殴った拳が痛い。

漠然と拳を振るうのではなく、そこで痛みを感じ取れるようになっている。
俺がここにいることを――誰よりも俺が証明してくれている!

シャケさんの言う通り、心と体がバラバラだった周防。その拳に心が宿るようになった。

暴力は一方的ではなく、傷つけたほうも痛みを知る。
それを知った周防。しかし、勝ちたい気持ちはもちろんある。勝ちたいから勝つ。
相手が目の前にいるなら、真正面から全力でぶつかる。

痛みを教えてくれたお前に・・・
純粋に勝ちたいって、俺の中で俺の心が炭酸水みたいに泡立つんだよ

ふむ、細川先生らしい言い回しでございますな。
純水なのに炭酸水とはこれいかに。

九島はバカな連中の集まりである。色んなことアレコレ考えず行動する。
そのバカの体現者である岳が、屋上の周防を見つけてしまった。こりゃヤバイ。
引き摺り下ろそうと走る岳。その前に立ちふさがるのは、キリオ。

キリオ「屋上は今、キープアウトなんだよ」
バキッ

突っ走った岳は気絶。またか!
本当に岳の気絶は芸の領域やで。気絶できる機会は逃さないぜってな勢いである。

他の九島の生徒も屋上に向かおうとする。
そこに、シロちゃん、丸ちゃん、ハンサムライダーの3人が立ちふさがる!
ははは、なんだか混沌としてきましたね。ていうか、丸ちゃんって何さ。

屋上の2人の戦いは次週で決着のようです。果たして勝者はどっちか。
なんだかんだで、いろんなキャラクターに見せ場があるシリーズですなぁ。



Vol.57 見上げること  (2011年 16号)


戦いに決着。倒れているのは周防。なんと、卜部さんの勝利である。
いやぁ、正直卜部さんを侮ってました。このシリーズでは本当に主役ポジションでしたよ、とべちゃん。

それにしても、周防君。倒れているのは芝生の上。
なんと、屋上は芝生敷きだった!なんだってー!?
なるほど、シャケさんが吸殻入れを常備しているのも頷けます。
こんなところでポイ捨てはできませんわな。いえ、シャケさんならそうじゃなくてもポイ捨てなんてしないさ!

全力出したあとのタバコは美味いらしい。そういうものなのか?
試しに周防君も1本もらって吸ってみますが、初心者ですので咳き込みます。そりゃそうだ。初めてで寝タバコか。

タバコはともかく、全力を出して戦ったことが今は気持ちがいい。
そんな気分に浸っている周防君は置いておいて、シャケさんに挑む卜部さん。
正気か!?
そんなボロボロなのに勝てるわけがないだろ!
周防君の心配はもっとも。でも、大丈夫。万全の体調で挑んでも、きっと結果は一緒だったさ!

一撃で吹き飛ばされて、周防君の横に仲良く倒れこむ卜部さんでありました。
そんな状態でもタバコは口から離さないのだから、たいしたもんである。

周防君もいろいろと苦労していた。
進学校の生徒で、さらにその学校の学長の息子である。負けるわけにはいかない思いは人一倍強い。

今まで一度も、負けることが、見上げることが気持ちいいと思ったことはなかった。
見上げるのも、見上げてる奴も気持ちいいなんて初めて知ったよ。

いつでも上を見ているシャケさんは、いつも気持ち良さそうである。
シャケさんの大物感はそういうところにもあるのかね。登りつめたことによる倦怠感など、シャケさんにはない。

周防君が1本吸い終わったところで、他の1年生組が到着。
そのころには周防君が立っていて、卜部さんがノビている。負け扱いされる卜部さん可哀想。
ここで、岳の高説。

負けってのは、倒れたのに立ち上がろうとしないことを言うんだぜ。
次に勝ちゃいいんだよ。負けを認めねえ限り負けじゃねえんだ

よく負けて寝てる君が言うと、説得力あるね

おっと、シロにいい突っ込みをされてしまった。うむ、見事な説得力だ!
これには周防君も頷かざるを得ない。いいこというね、オレンジさん。

というわけで、このシリーズは終了でございます!なんだかんだで各キャラの見所が多い回でしたな。
サンタさんは、強そうという印象だけの出番であったが、まあ、しょうがない。
次の出番に期待です。



Vol.58 ニセモノ  (2011年 17号)


新展開突入!
岳やマリモもずいぶん有名になったものである。
おや、岳の表情がなんか変。有名になって調子こいてまた変顔に挑戦ですか?
って誰だよコイツラ!
2人の顔に異変が!?って思いっきり別人じゃねぇか!

ニセモノの岳が暴れている。まあ、狂犬なのは知れ渡ってますしねぇ。
とはいえ、カツアゲまでしているとなるとさすがに許されない。
下品なのはともかく、下衆いのは許せない。
このことを知った卜部さんとシロは、一回シメてやるかと考える。

椎葉ァ!ツラ貸せコラァ!
ガン

さすが岳さん。声かけただけで、いきなり殴りかかってきやがった!
いえ、いくら狂犬でもその言葉だけで殴るようなことは・・・ないとは言い切れないのが岳だった。
まあ、ともかく。今回は理由がある。
岳は、卜部が他校の奴にからんでカツアゲをしていると聞いたので、来るのを待っていたらしい。
卜部さんと違って、問答無用で殴りかかる辺り、流石っすね。口より手の方が早いぜ。
食い違うお互いの情報。シロは流石に気づいたようだ。そう、ニセモノです。

有名になれば、こういうやつが出てくる。
なんせ名前だけで相手を震わせることができるわけですからねぇ。
しかし、カツアゲする上に、シャケが上にいるんだぜ、みたいなことまで言うとは。
下衆い上に雑魚いという評判まで立つじゃないですか。やだー。

ニセモノはニセモノで大変である。髪をオレンジにするのは流石に面倒らしい。そりゃそうだ。
マリモのニセモノは常に物を食ってないといけないから大変だ。やっぱりそんな印象か。

ニセモノの活動も、ホンモノに会ってしまえばそこで終了。
トイレでホンモノの丸母タイジに会い、一撃で倒されるニセモノ。ニセモノと認識すらされなかった!?

さらに、他の3人もホンモノに会い、倒される。
クオリティ低すぎねぇか?
お前はあんなもんだろ。

ヒドイ。まあ、ニセモノなんて特長さえ掴んでればいいわけですしね。でも卜部さんのニセモノはヒドイな。

さて、なんだかおバカな回でありましたが、ニセモノ倒して終了!ってなことにはなりません。
それはそれでアリと思ったんですけどね。幕間みたいなもので。
ニセモノ激には黒幕がいたらしい。これが次のボスであるか。強そうだ。
次のシリーズはニセモノ軍団が現れるのですね。段々似て来るニセモノ達。
最終的にはクローン軍団の来襲だ!
展開の予想がよく外れるので、あえて当たりそうにない予想を言ってみるぜ!



Vol.59 神楽工業高校  (2011年 18号)


グッドモーニング エブリワン
朝から放送で1年4強が呼び出されております。呼び出した相手はキリオ。ええ、放送でわかってました。
しかし、本当にこの学校は先生がいる気配がないなぁ。
もうキリオが先生でいいんじゃないかね。生活指導の先生ってことで。

4人が他校で暴れてカツアゲまでしてたと噂になっている。生活指導の先生としては見過ごせませんやね。
岳は、それは俺たちに変装してる奴らの仕業だという。が、証拠はない。
ニセモノ吹っ飛ばして満足しちゃってましたからねぇ。
ここで、マズイのか?と問うシロ。シロは流石に他の勢力について知っているのだろうか。
そう、九島に対抗できるだけの別勢力が存在しているのだ。

神楽工業高校
その幹部は荒れていた。自分のとこの傘下のやつが、九島の1年にやられたからだ。
ぶっちゃけ、九島の連中は相手が誰だろうとかまわず暴れると思いますよ。
どこ傘下とか気にしない。というか、直接その学校の相手ともやりあいそうだ。

神楽高校の頭は3年の兼光一哉
なかなか雰囲気のある御仁である。目元の感じとか少しシャケっぽい。

神楽の幹部は色めきたっている。九島を潰したいと考えているものもいる。
幹部会の部屋の扉には勢力図みたいなものが描かれている。ほう、他にも強そうなところがあるんですな。
そもそも、九島は勢力争いには興味なく、自分の中での争いに終始している。
だからこそ、平和?で居られたが、神楽高校の傘下である、志田高校に手を出したことで状況が変わろうとしていた。

というわけで、その辺りについて頭同士で話をしようということになっていました。
荒巻至、神楽高校に降臨
仲間も誰もつれずに一人で来るシャケさん。相変わらずですねぇ。

さて、頭同士の会談である。
1年の躾がなっていないと言う兼光さん。
それに対し、俺の飼い犬じゃないよ。というか、一番強いというだけでアタマってわけでもないよと言うシャケさん。
まあ、確かに。アタマらしいことはほとんどしてないのがシャケさんですからね。
でもその圧倒的な強さと主義で君臨しているのがシャケさんである。
その返事を聞いて笑顔を見せる兼光さん。何だかこの笑顔はシャケさんに似ているな。強そうだ。

しかし、この返事では誰が責任を取るのか?ということになる。
それを指摘したのが、神楽の1年、正門夕志
前回、ニセモノ騒動のときに様子を伺っていた男である。こいつが黒幕か。

もしまた、九島の奴らがしでかしたら、神楽は宣戦布告と受け取ります

噛み付いて血を吸うのがコウモリです。暗がりで大人しくしているだけだと思わないでください。

正門の目的は、九島と戦うための大義名分を手に入れることか。
同じ1年の生駒央も協力しているようだ。携帯で撮ったシャケさんの姿をどこかに転送している。
受け取ったのは、神楽の1年たちの仲間らしき男。その姿は・・・シャケ!?
うまくシャケさんに化けるために、写真を参考にしているわけだ。
髪型の確認をしたりと細かいところに気を配る。でも。なんというか、もっと根幹のところをだな・・・
もうちょっと見目のいい人は用意できなかったのかね。これなら正門がやったほうがよかったんじゃないかね。
まあ、どうせ知っている人相手に暴れるわけじゃないんだろうけど・・・にしても、これはないわ!

ところで、神楽の連中のジャケットの背中にはコウモリが描かれています。
正門のセリフにもコウモリがでているし、何かチーム名があるんでしょうな。
B・Bか
バッド・バットとかそんな辺りですかね。バットバットかもしれないな。しかしコウモリ。何がしかしだ。



Vol.60 兼光一哉  (2011年 19号)


最新6巻の表紙はシロでございます。
卜部さんに先を越されたけど、ようやく表紙になれましたなぁ。

殺気立つ神楽の幹部。それらを外に置いて、中ではアタマ2人の会談である。
虎2匹が1つの檻に入っている。血が流れないわけがない
さてさて、正門の言うとおりになるか?

神楽のアタマである兼光さんから、シャケさんを呼び出した理由の説明。
九島の1年が、神楽傘下の志田高校の奴に手を出し、カツアゲまでしたという。
神楽の幹部はそれぞれ1人1人が他所の高校をシメている。
志田高校は、外でキレている2年の安藤与崇さんの管轄だったらしい。ああ、それで一番荒れてるのか。
正門も一番キレやすい人の所の管轄を狙ってニセモノを暴れさせたのでしょうな。

志田高校は全体から見れば指先みたいに末端かもしれない。
しかし、それでも組織というデカイ体の一部に傷をつけたことに変わりない。

全てが俺を支えている。だから俺は全てを守る。家族を傷つける奴は許さない

兼光さんはかなり理想的なアタマでございますな。
放任主義のシャケさんとはまた違う魅力がある。
シャケさん曰く、うちの1年はハタを取る事しか考えていない。2つのことを同時にできるほど器用じゃないという。
兼光さんはそれには懐疑的。九島は組織として成り立ってないし、お前が勝手に思ってるだけじゃね?

それともウチが間違っているとでも?
それを確かめに来たんだよ。

繰り出される2つの拳。同時にお互いの顔面を捉える。
その音は外まで響いてるらしい。幹部達は思わず、扉の先を一斉に見つめている。
中では、虎2匹がソファにもたれかかっていた。
テーブルの側にあったはずのソファが、衝撃で遠くに飛ばされている。

見たところ、兼光さんの方が遠くに飛ばされているように見える。
ほぼ互角だが、わずかにシャケさんの力が上回っているといった感じでしょうか。

この一撃でお互い変わっていないことがわかったのか、笑顔を見せる2人。
シャケさんと互角に戦える人がいたんですなぁ。やはり世界は広い。
常に上を見続けるシャケさんとしては、こういう人がいてくれないと困るでしょうな。

シャケさんが言うには、兼光さんは変わっていない。
しかし、組織としてデカくなりすぎて、病巣が分からなくなっているんじゃないかと問う。
それに対し、兼光さん。

俺は組織の、神楽のアタマだ。どこに病を抱えていようが、それを呑み込んで突き進むまでだ

アタマとしての責任感がとても強い兼光さん。
家族を信じすぎているきらいはありますが、それでも呑み込んでやるという気概に満ちています。
最後に、兼光さんからシャケに忠告。
もし、また同じようなことがあれば、その時は動く。
コウモリの群れが、九島を黒く塗り潰して、その血を吸い尽くす。

――ただ、お前とだけは1対1でやりたいがな。
俺もだ。

うむ、いいな。この2人の関係。
兼光さんとシャケの会談は終了。戦いにはならなかったので、神楽の幹部は頭を下げて見送る。
頭を下げながらも、正門は次の謀に考えを巡らせている。
兼光さんも次はないと言っていますし、これでまたニセモノが現れれば、火種は大きく燃え広がりますな。
しかし、そのニセモノがシャケさんのニセモノなのはどうかと。
兼光さんはシャケさんのことをよく知っているし、ニセモノについて勘付かれるんじゃない?
まあ、気づいても組織のアタマとしてはどうしようもなくなることはあるかもしれませんからねぇ。
このまま神楽との抗争が始まりそうな雰囲気である。


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