蒼天紳士チャンピオン作品別感想

クローバー
第352話 〜 最新話


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 各巻感想

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第352話 王者決定戦中堅戦  (2014年 43号)


二連勝のミサキチーム。
ポイント制でなければ勝利までリーチと言った所でしたが残念。
どうでもいいが、今日の司会は面白いシャツ着てるな。

さて、春木チームの中堅は紅葉神島のスピードスター多門大輔
対するミサキチームは口ピヤロウこと真田が登場。
準決勝ではモヒカン対決は見られなかったが、今回は似たような対決になりましたね。

そして高虎のイケメンチェック。これは今回もミサキチーム勝利。
割と似ている感じだけど、目の当たりの整い方が違うかな。
やっぱり真田も整ってる感じだよなぁ。登場時は随分違った気がするが・・・
まあそれは妹のエリナちゃんも同じだしなぁ。今で考えよう。

高虎も嬉しいイケメン揃いのミサキチーム。
肝心のハヤトの評価はどうなのか・・・今から楽しみですな。

さて、真木に続いて来栖への友達紹介。
真田清秀はハヤトのバイト代わってくれたヤツの友達である。おい、そんな紹介かよ!!
まあ確かに真田とは奇妙な付き合いという感じはあるが・・・それなりに長い付き合いなのにこれはない。

そしてバイトの話が出たのでバイトリーダー竹下さんも登場。
まさか2試合連続で登場の機会があるとは・・・驚いた!!
どうでもいいが菊池、バイト代わってるだけだからハヤトが帰ってきても忙しさは緩和されないのでは?人数不足なのか?
まあ、毎日忙しいのは辛いか。働くのは大変だ。

バイト代わってくれたヤツの友達が広島までケンカをしにきてくれている。
うむ、どういう交友関係なのかさっぱり分かりませんわな、これは。

この中堅戦、紅葉神島の連中は多門が勝つと見ている。
判断基準は準決勝で真田が敗れた五味。
多門は去年の王者決定戦で五味に勝っているという。ほほう。
それを鑑みると確かに多門が有利に思えなくはないが・・・

両者と戦った五味。どちらが勝つかは正直分からないとのこと。
その予想しにくい中堅戦でのファーストヒットは真田。
スピードスターの異名を持ち、瞬殺を狙った多門としては文字通り出鼻を挫かれた感じですな。

この一撃に物陰から歓声が飛ぶ。
ああ・・・やっぱりエリナちゃん来ちゃってるんだ・・・皆実ちゃんも一緒に。

さすがに見つかるのはまずいと思って隠れてはいるようですが、エリナちゃんは隠れるのは性に合わないでしょうなぁ。
相変わらず兄が活躍すると嬉しい様子のエリナちゃん。可愛いことである。
こうなると真田は一層奮起しないとって感じになりますが・・・さてさてどうなるか。
前の戦いでは負けているだけに、今回はきっちり勝って締めてほしいものですな。



第353話 バイト代わってくれたヤツの友達  (2014年 44号)


スピードスターを名乗る多門。それだけあってさすがに速い。
が、その速度についていく真田。
いや、それどころかカウンターを決めてみせたりと押している様子。ほほう。

この真田の活躍を嬉しそうに見ている高虎。ええねェ〜〜
何ですか?春木もそうだけど、口ピ系が好みなんですか?

それはそうと、この奮闘で真田の評価はかなり上がっている。
うむ、実際ワルの集まりである華咲の頭でありますからねぇ。
肩書き的な意味では強くて当たり前な存在である。
まあ、ハヤトの周りはそういう肩書きに興味ない奴が多いわけでありますが。真木のようにね。

バイトを代わってくれたヤツの友達は悪の集まる学校の頭みたいなモノ
そんな奴がよく分からないが力を貸しに来てくれている。
説明不足にも程があるせいで混乱する来栖。そりゃそうよ。
分かりたければ既刊のクローバー37冊読んでもらうしかないってなもんだ。

さて、多門はここでスピードアップ。一気に勝負を決めようとする。
一瞬でも気を抜いたらやられそうな速度。
だが、見事な集中力でその速度をかいくぐってのカウンターを決める真田。
一度負けたこともあってか、勝ちの意欲が凄そうですなぁ。

兄の活躍を喜ぶエリナちゃん。
隠れているのだけど、どうしても感情を抑えることができないみたいですなぁ。仕方のない子だ。
熱中し出すと静かにするどころか身を隠すことすら忘れてしまう。
こりゃあ皆実ちゃんも止め切れませんわ。ハハハ。

おかげですっかり発見され、紅葉神島の連中に捕まりそうになるエリナちゃん。
その時にあげた声に気を取られ、よそ見してしまう真田。
うーむ、まさか真木に続いて2戦連続でよそ見からの一撃をもらう流れとなるとはなぁ・・・
集中しろと言いたいところだが、妹思いの真田にはサプライズ過ぎたってことでしょうな。

エリナちゃん登場は勝ちフラグかと思いきや、まさかの展開。
さてさてここから奮起できるのかどうか。そしてエリナちゃんたちは無事に済むのかどうか。気になるところです。



第354話 真田の弱点  (2014年 45号)


あと一歩のところまで多門を追い詰めた真田。
しかし突然の聞き覚えのある声に気を取られ、ピンチとなる。
この大一番によそ見する奴がいるか!!いや、前の試合にもいたけどさ。

エリナちゃんの声が聞こえたので、再度のよそ見。
一瞬も気が抜けないとか言ってた割には余裕ですな。
それはそうと、エリナちゃんはどうなったのか・・・むう、元気いっぱいに石をくるんだ武器を振り回しておりましたわ!!

もしや襲われたのかと思いきや、見つかったので開き直って啖呵きってただけのエリナちゃん
相変わらず勇ましいというか何というか。
真田エリナ軍団の名声を広めるために団長自ら頑張ってますなぁ。

エリナちゃんの口の悪さとテンションの高さにたじたじの不良達。
こりゃ毒気も抜かれるってものですわな。
さらに花京院と、怪我の治療を終えたらしきゲンゲンが割って入ってくれる。うむ、これで安心ですな。
ってゲンゲン治療早いな!!もう試合中に戻ってはこれないかと勝手に思ってたよ。

エリナちゃん曰く、花京院はデカオニギリ
うむ、確かにオニギリこと前田に似てるなとは思ってましたよ。

それにしても可愛い女の子が姿を見せてほわほわしている紅葉神島の不良達は何というか・・・純粋でいいなぁ。
喧嘩ばっかりしてる奴らだし、女の子に酷いことをするという考えがないんでしょうな。いいことです。

一方、女子の登場で露骨に機嫌が悪くなる高虎
この学校に女なんかおらんでええんよ、とのこと。やはり女嫌いでありますかー。何かあったのだろうか。

てなわけで、無事に合流したエリナちゃんと皆実ちゃん。
試合前に姿を見せていれば真田がよそ見して殴られることもなかったのにねぇ。
おかげで劣勢に立たされている真田。その兄を見て情けないぞとハッパをかけるエリナちゃん。
誰のせいと思っているのか・・・悪いことした自覚はないんでしょうなぁ。全く仕方のない子である。

エリナのバカヤロウが・・・あんなに来るなって言ったのに・・・こんな危険なところへ・・・
それでも・・・兄ちゃんを応援しに来てくれたのか

嬉しそうにする真田。
ああ、この兄は兄で仕方のない人でありましたな。シスコンめぇ。

まさかエリナちゃんの登場で劣勢に!?と思ったが、やっぱり登場は勝利フラグだった様子。
妹の見ている前でこれ以上やられるわけにはいかない。真田の猛反撃が始まりそうな予感ですな。いけェ!!



第355話 にいちゃんうれしいぜ  (2014年 46号)


見つかったので堂々と応援できるようになったエリナちゃん。
人目があろうと口の悪さが控えめになるはずもない。さすがである。

周りもドン引くほどに口汚いエリナちゃんの応援。
しかしそれを受けた真田の方は何だか嬉しそうな様子だったりする。

エリナ。応援ありがとな。うれしいぜ兄ちゃん

うーむ、この兄貴もさすがというか何というか。いい笑顔みせやがって。
真田のシスコンの度合いは収まるどころかどんどん酷くなっていってる気がする。

さて、勢い付いた真田であるが、何だか周りの観客の様子がおかしい。
段々と真田に対して許せないという感情が高まっているようだ。
ああ、いい女たちに応援されているのが悔しいんですね・・・なるほど・・・
妬み満点で多門の応援を始める紅葉神島の不良一同。何なんだこいつらは!!今時珍しそうな純情な不良か!!

女に応援されても偉ろうないけェのう!!

強がりにしか思えないこの言葉が何とも悲しい。
しかし口々に罵倒の言葉が出ているようだが、口の悪さではエリナちゃん1人に敵わないようですなぁ。さすがだ。

それはさておき、喧嘩の方はいよいよ大詰め。

オレは昨日負けちまった。ここで負けたら何しに来たか分かんねェ。
負けっぱなしじゃ終われねェ!!もう絶対負けねェ!!

その意地により、見事に多門を粉砕する真田。
おー、さすがに妹の前で無様な姿は晒せませんわなぁ。
勝ちさえすれば素直に嬉しそうな姿を見せてくれるエリナちゃんであります。可愛い。
そういえば腹に雑誌仕込んでたはずなのに、どうしたんだ?跳んだら落ちたのか?
気にはなるところだけど重要ではないか。エリナちゃん可愛いと再認識できればそれで十分だ!!



第356話 春木柊馬  (2014年 47号)


紅葉神島王者決定戦中堅戦。制したのは真田!!

十億年早ええんだよ

やたらと大きな数字で煽ってみせるエリナちゃん。
この数字の大きさがいかにもエリナちゃんらしいというか何というか。
嬉しそうにしながらも口汚い辺りもさすがというか何というか。

勝手に島にやってきた妹を叱る真田。
自由を愛する女であるが、兄思いのエリナちゃん。叱られると怯んじゃうようですな。
まあ、真田は真田で妹思いなので、来てくれてありがとうとか言っちゃうわけですが・・・
うーん。なんなんだこの兄妹は
こりゃもうハヤトの言うように放っておくしかないですわ。

ハヤトたちの所を離れてチームメイトの所にやってくる花京院。
女がおって緊張するからとのこと。ふむ、ごつい顔と身体して繊細なことですなぁ。好感が持てる。

ともあれこれにてミサキチームの三連勝。
王者決定戦前までのルールならばこれで決着となっている。
しかし今の改められたルールに従うならば、まだまだ勝たないといけない。
残るは春木チーム本命の2人。
副将戦ではとうとう春木のケンカを見ることができるようだ。

春木がこのケンカトーナメントでケンカしたのは1年の時だけだった。
2年目はチームメイトが勝ち抜いてしまったので出番ありませんでしたからねぇ。
1年目にトーナメントに出ていなかった花京院としても初めて見る春木のケンカ。さてさてどのようなものであるか?
その強さは本物であると太鼓判は押されておりますが・・・

その春木に対するはハンマーヘッド吉良。
今回もライダースは置いておき、そ魂だけを背負って戦いに臨む様子。
全勝を決めたいところであるが、この戦いはどうなるか・・・注目です。



第357話 吉良來人対春木柊馬  (2014年 48号)


ミサキチーム三連勝で迎えた副将戦。
吉良の相手は紅葉神島の頭である春木柊馬。
なるべく全勝で行って欲しいものでありますが・・・この戦いは分からないな。
さっきまで騒がしかった紅葉神島の連中も固唾を呑んで春木の喧嘩を見守ろうとしている。
そんな中、恒例の来栖の質問。あの吉良ってどんなヤツなんじゃ?

アイツはボウズとロン毛のロン毛の方の弟がいるバイクチームのリーダーだ

相変わらずぞんざいな説明を行うハヤト。
その通りといえばその通りなんだが・・・それだとボウズとロン毛の説明もいることになりますがな。
ああ、なるほど大工だの一言で済むのか。もうええわ!

ハヤトとしてはどこまでが友達という括りなのか気になるところですな。
相手の方も友達という認識を持っているか怪しい奴らばかりですけど。
一緒に遊びに行ってたりするゲンゲンやバイク屋でよく屯ってた真田は何とか友達枠に入れはしませんかねぇ。

それはさておいて、いよいよ副将戦の始まりである。
開始早々いきなり吉良の猛ラッシュ。
得意の蹴りこそ出してないが、拳での攻めも強力。
であるにも関わらず、ガードもせずに殴られながらどんどん前に出てくる春木。おぉ?

春木のヤツ・・・相変わらず無茶苦茶なケンカじゃ・・・

そう語るのは金平。2年前、チームに誘われた時のことを思い出している。
どうやら春木は力ずくで今のメンバーを集めたらしい。
悪知恵が働くだけではなく、実力もかなりのものだったわけですな。
その時のケンカも全く相手の攻撃を避けず、防がずの異様なものだったらしい。ううむ。

思ったよりも異様な強さを見せる春木。
痛みを感じない体質とかそんな話でありましょうか。
怯まず突っ込んでくる相手はそれだけで怖いが・・・さてさて吉良はどう立ち向かいますかなぁ。
得意のハイキックが決まれば相手がしぶとくとも何とかなるかもしれないが・・・
頑張って全勝の夢を繋いでほしい所である。



第358話 春木の過去  (2014年 49号)


恐るべき実力を発揮する春木。苦戦する吉良。
その強さにより、無茶苦茶し過ぎて失いかけていた人望を取り戻しつつある春木。
やっぱりセコイこと言うよりも強さを見せつけた方がこういう連中には有効ですよね。ぶちつえェ!!
しかし歓声を浴びている春木は難しい顔をしている。

うるせェ・・・うるせェんだよ田舎もんどもが・・・どいつもこいつも気に入らねェ!!

そのように考える春木。
ふむ、ここで回想が入ってきますか。
春木が紅葉神島に来る前の高校時代の話のようですな。
1年にして学校の代表を務めていた春木。
この時も仲間からの喝采を浴びていたようですが・・・?

くだんねェ・・・

吉良を圧倒的に叩きのめしながらそんなことを考える春木。
その過去に一体何があったのだろうか?
色々と裏切られたりとか悲しい過去がありそうな雰囲気ではあるが・・・どうなのだろうか。
そういった過去が判明した場合、果たして改心の余地はあるのか?
正面から喧嘩に負けてスッキリしたとかになれば良いのですが・・・難しそうですなぁ。



第359話 苦い記憶  (2014年 50号)


吉良の劣勢は傍目にも明らかになってきた。
このままではヤバイのだが、挽回の策はあるのだろうか。

高虎も喜ぶ春木の強さ。
紅葉神島も頭の強さは誇らしげであるが・・・一方の春木はその歓声がうざったく思える様子。

過去の回想。
どうやら高校の代表としての一騎打ちは制した様子の春木。
仲間から褒められ、これで港麻莉高の天下だと喜んでいる。
しかしその1週間後――警察に捕まる春木
どうやら先のタイマンの相手である勝間が顔面や腕を骨折して入院しているのだそうな。おや・・・?

ケンカをしていたのは確かなことである。
それによって春木が疑われるのは当然であるが・・・
さすがに顔面骨折してる状態だと勝間も詳しいことは話せないのかなぁ。

おかげで警察沙汰を起こした春木は高校を自主退学するよう校長から言われることとなる。
まあ、普通の学校じゃあそういう態度も止む無しか・・・

高校を辞めることとなった春木。
父親から勧められるのは広島の紅葉神島。
そこぐらいしかオマエみたいなのを受け入れてくれるところはないとのことである。
ふうむ、不良校ならば色んなところにありそうなものですがなぁ。

なんでオレがそんなクソ田舎の学校に行かなければいけないんだと荒れる春木。
その春木が偶然目撃したのは、自分たちの高校の先輩と先のタイマン相手である勝間がいる港恵比高の連中。
ははぁ、どうやらこいつらが共謀して春木と勝間を嵌めたってわけでありますか。
自分たち3年よりケンカの強い1年なんていらない、か。
強いことが仇になるとは・・・何とも皮肉な話であります。

というわけで、嵌められた事実を知った春木。
その先輩たちには報復したものの、それでスッキリってわけにはいかない。
仲間に裏切られた想いはずっとくすぶり続けているわけでありますな・・・ううむ。

春木が仲間を信じられなくなった理由はわかった。
さて、この春木を改心させることが果たして出来るのだろうか?
友のために集まり戦うミサキチームのことを思えば、少しは改心の目もありそうであるが・・・?
何にしても、目を覚まさせるためにはミサキチームの勝利が必要となる。
果たして吉良は勝てるのだろうか?何とか勝ってほしい所であります。



第360話 春木の仲間  (2014年 52号)


なんなんだこのクソ田舎は・・・
なんもねェ・・・なんもねェじゃねェか・・・退屈すぎる・・・

ケンカは強いが別にケンカが趣味というわけではない春木。
それこそケンカしている以外にやることのなさそうな紅葉神島で暮らしていくのは厳しそうですなぁ。
何だったら釣りでも始めれば良かったのに。

退屈でつまらないところであるが、大将となるためにケンカトーナメントに参加する春木。
そうやって現状の外出禁止のルールを打ち破るために戦っていたわけでありますな。
ある意味、自由を戦いで勝ち取った人物と言えなくはないのだろうが・・・うーむ。

何にせよ春木にとって紅葉神島の頭という位置は退屈を紛らわせるためのものぐらいでしかない。
仲間とか紅葉神島の頭としての威厳とかそういうものはくだらないの一言で済まされる。

そんな風にふてくされた感じで闘う春木。
その心がいけないのか、段々と相手している吉良には余裕が出て来た感じで・・・反撃も入るようになってきた。

最初は引かない春木の動きに押されていた吉良。
しかしその動きに慣れてきたのか、春木を攻撃で押し返せるようになってきている。
これはなかなかいい感じですな。優勢側が入れ替わりつつある。

春木が押され出したのを見て声援を送る紅葉神島の不良達。春木頑張れ!!
しかしその声援をうるさいから黙ってろと跳ね除ける春木。
うーむ、過去に負った心の傷は根深いようですなぁ。
しかしそうやって心を閉ざしていては癒えることもないでしょうに。

オレに仲間なんかいるか!!

そう叫ぶ春木。その春木を殴りつけ、吉良は語る。

だったらオメエは何のためにケンカしてんだ

ハンマーヘッドという仲間のために戦い続けていた吉良。らしい言葉が出てきました。
仲間のために。友のために。恩を受けた男のために。
そういった想いで戦っている吉良。それを否定する男には負けられませんわなぁ。
春木を説得するフラグが立ちそうな感じですが、さてさてどうなりますか。



第361話 春木咆哮  (2015年 1号)


仲間を仲間と思わない春木の言動。
それに対して反撃を開始する吉良。
こういう相手には言いたいことが色々とありますでしょうな。

とりあえず吉良がここに来たのはハヤトへのでかい借りを返す為である。
金ではなく、金に換えられないぐらいのでかい借り。
詳しく話そうとするとそれこそ単行本数冊分ぐらいになりそうな内容であります。
いやケンカ部分の詳細とか省けばそこまではいかないか?

何にしても春木の方からしてケンカの理由なんてどうでもいいと述べているし説明することはないかな?
その代わりに吉良は問う。オマエには絶対譲れない大事なものがないのか?と。

オレにはある

そう述べ、春木を吹っ飛ばす吉良。
うーむ、この譲れないものを背負っているってのが吉良の強さですわなぁ。
その譲れないものが歪みかけたことがあったが、それを正してくれたのがハヤトである。
人に堂々と誇れるものを背負っている吉良。強いわけですわ。

吹き飛ばされはしたものの、どうにか起き上る春木。
そして吉良に向けてこんなことを言いだす。オマエと闘えてよかったぜ、と。

友達のためにたった一人この島に乗り込んできた美咲・・・
それを助けるために来たオマエ・・・
本当かっこいいよオマエら・・・本当・・・虫唾が走るわ

やっぱりこれだけでほだされるはずもなかった春木。
むしろ自分には恵まれなかった仲間の絆を見せつけられて怒り狂ってしまった様子。おやおや。

仲間の大切さを説く吉良は春木の説得に適任かと思ったが・・・ううむ、難しいか。
やっぱり昔自分も仲間に裏切られて〜の部分から入らないといけなかったですかねぇ。
共感を得させつつ、そこからでないと説得は難しい・・・
いやまあ、無理に説得しないといけないわけではないんですけどね。




第362話 狂乱  (2015年 2+3号)


ブチギレモードに入った春木。
歓声を送っていた紅葉神島の連中も思わず静まり返ってしまうほどの暴れっぷり。
これには反撃を開始していたはずの吉良も押し込まれてしまう。うーむ、厳しい。

ラッシュの合間を縫ってどうにか反撃を入れる。しかし効いていない。
やはりタフさは異常なようですなぁ・・・
これだけ一気に迫ってこられると得意のハイキックも決められないし、かなりマズイ。

ここに来て一方的な展開。サンドバッグ状態となる吉良。
その脳裏に浮かぶのはやはり仲間であるハンマーヘッドのこと。

ハヤトからのヘルプコールを受け取った。
吉良のみならず、ハンマーヘッドの面々は全員ハヤトに恩義を感じているようだ。
あの微妙な空気を纏い始めていた状態から、今の笑いあえるハンマーヘッドに戻ることができた。
その恩義を返す。それは仲間全員の想い。ほほう・・・

ゲンゲンにしてもそうだけど、何というか義理堅い奴らですなぁ。
ハヤトはそういう恩着せがましいことはあまり言わないし、それが逆に返さなきゃって気になるんですかねぇ。
変な気のまわし方をした時とかは恩着せがましくなることもあるのだが・・・
その辺のバランスはいいのやら悪いのやら。難しい所ですな。



第363話 借りを返す時  (2015年 4+5号)


ブチギレモードに入った春木の強烈な一撃。
ここまでかと思われたが、それでもまだ倒れない吉良。
アイツに借りを返すまでは。負けて終わるようなことは出来ない。
その一念で立ち続ける吉良。しかしそこに休む暇も与えずに襲い掛かる春木。厳しい戦いだ。

ゲンゲンたちもさすがにもう無理なのではないかと思い始めている。
ハヤトもついに止める。これ以上やるとマジ死んじまうぞ!!と。しかし・・・

美咲のヤツ何を言ってやがる・・・オレに降参しろってのか・・・
それじゃオレがここに来た意味ねェじゃねェか。
美咲・・・オメエには借りがある・・・
返しても・・・返しきれねェほどでけェ借りがな。
そのでけェ借り・・・ここで少しは返させろ!!

ハヤトの言葉も聞かず、無理をする吉良。
ゲンゲンといい、どこまでも義理堅い奴である。
まあ、それだけ有難かったということなんでしょうけどね。
真木としてもその気持ちは分かるのか、止めに入ろうとするハヤトの方を止める。アイツはまだ終わっちゃいねェ、と。

無理すんなって・・・ここで無理しねェで・・・どこで無理するってんだ!!

頭突きで距離を空け・・・得意のハイキックを叩き込む吉良!!
これは見事に入った!!入ったのだが・・・春木はまだ沈まない。
ううむ、吉良がしぶとければ春木もまたしぶとい。
この対決、どのような形でケリがつくのか・・・分かりませんなぁ。



第364話 最後の力  (2015年 6号)


起死回生と思えた吉良の蹴りを受けてもまだ立ち上がる春木。どこまでもタフな奴である。
しかし真木の言うようにダメージがないはずがない。
カウンターを浴びせてみれば、攻撃が止まったりする。効いているのは間違いない。
もう一撃いいのを食らわせれさえすれば・・・

とはいえ吉良ももういつ倒れてもおかしくない状況。
そんなボロボロの2人なのに攻撃の激しさは変わらないのがまた凄い。

コイツ・・・なんで倒れねェんだ・・・仲間のためか!?
くだんねェ!!そんなもん幻想だ!!そんなもん人をだます便利な言葉だ!!オレはもうだまされやしねェぞ!!
そんな言葉に踊らされてるバカにオレは負けるわけいかねェ!!

一度裏切られて絶望を知った人間の根は深い。
それは吉良自身にも心当たりがあることでしょう。
まあ、吉良は春木の詳しい事情を知らないから戸惑うしかないわけですがね。
事情を知っていればもう少しかける言葉もあったのかもしれない。
いや、言葉だけで救えるものでもないかな。これも吉良自身が身をもって体験したことである。

さすがに限界を感じている吉良。このまま倒れてしまいそうになっている。だが・・・

けど・・・オレには・・・背中を押してくれるアイツらがいる

ハンマーヘッドのジャケットを背負っていなくても背中に感じる仲間たちの存在。

まだやれんだろって・・・背中を押してくんだ

そしてその背中には別の声もかかる。ゲンゲンが、ハヤトが、声をかけてくれる。
そういった仲間たちの声を受けての奮闘により・・・とどめのハイキックが春木に突き刺さる!!

しぶとかった春木もついに沈んだ。
これでミサキチームは負けなしのまま大将戦まで行くことが出来たわけであります。おぉ。
吉良の根性は凄かった!よく頑張った!!
今は辛いかもしれないが、少しは恩返しできたかもしれないという充実感を後から感じることとなりましょう。良かった良かった。

さて、連敗しまくりの春木チーム。
大将となった高虎はちゃんと戦うのだろうか?
肝心の春木も負けたし、やる気を失いそうな気もしないではないが・・・さてさてどうなりますかな。



第365話 紅葉神島王者決定戦大将戦  (2015年 7号)


激闘、死闘の果てにどうにか春木を倒した吉良。
しかし最早自力で起き上ることも適わぬ状態である。
まあ、後はハヤトに任せてゆっくり休んでもらうとしましょう。

紅葉神島の頭である春木が敗れたことで動揺が広がっている。
そんな中、むしろ仲間達である春木チームの連中の方が冷淡な様子。
うーむ、日頃の行いが出ちゃってますなぁ。

4連勝で大将戦まで持ってきたミサキチーム。
しかし春木チームの大将に控えるのはあの男。
花京院チームも簡単じゃないと述べるあの男を倒さないといけない。

紅葉神島のアンタッチャブル楠高虎

倒れた春木の頭を撫でる高虎。
どうするのかと思ったら敵をとるために戦う様子。ふうむ、思った以上に春木のことお気に入りだったんですな。

さて、いよいよ大将戦。
万一ここでハヤトが負けたらポイントとしては100点同士の同点となる。
その場合は代表戦で決着をつけるとのことであるが・・・まあ、ハヤトが勝てばよかろうなのだ。

並んでみるとやはりガタイのいい高虎。さてさて、実力はどんなものでありましょうか。

アンタぁモテんじゃろ。5人なかで一番ブサイクじゃ。1段レベルが落ちるね

ハヤトの美醜判定はどんなもんだろうかと思ったらこのセリフ。アレー?
吉良とそんなに変わらないと思うのだが・・・やっぱり髪型がいけないのだろうか?
髪型の話なら真田も結構なものだと思うのだが・・・
むしろ雰囲気がいけないのか?それなら確かにモテなさそうと言われるのも分からないではない!!

変に好かれるよりはいいのかもしれないが、いきなりモテんじゃろとか言われるのもアレですなぁ。頑張れハヤト。色々と。



第366話 紅葉神島史上最強 楠高虎  (2015年 8号)


全勝でたどり着いた大将戦。この勢いのまま勝利を掴みたい美咲チーム。
しかし春木チーム大将は紅葉神島史上最強と呼ばれる男。
何人たりともふれてはいけない男・・・ジ・アンタッチャブル楠高虎!!

何やらえらい呼ばれ方をしている高虎。しかしそうされるだけのエピソードがあった。
花京院が思い出すのは1年の入学の時まで遡る。
生意気な1年を3年生がからむという不良校ではどこにでもありそうな話。
しかし内容がすれ違いざまにブス言われたからというのはなかなか珍しい。そりゃ怒る。

ブスがワーワーしゃべると余計ブスに見えるけェ黙っといてェや

正直な意見を述べているのかもしれないが、実に煽っていくスタイルの高虎。
10人の男たちに囲まれて始めるのは・・・イケメンベストテ〜ン

10人の中でのランキングを瞬時に定め、順位の低い順からぶちのめされていく。
手当たり次第ではなく、これだけの人数がいるのに狙い定めながら倒していくとかどんな実力差か。

ちなみに顔が良くても性格ブスだとNGらしい。
うーむ、それは性格が良ければ顔が悪くても評価が高くなったりするということだろうか?
花京院の評価を聞いてみたいところでありますな。

楠高虎・・・始めのうちは・・・それでもシメてやろうとか利用してやろうとかアイツに近付くヤツも何人かおったが・・・
入学して1か月・・・アイツに近寄るヤツは誰もおらんくなった・・・

これがふれてはいけない男でありますか。
そりゃあ近付いただけで美醜判定されるんじゃなぁ。よほど顔に自信がないといけませんわ。
更に好かれても問題なく対処できるようでなくてはならないと。
そう考えると春木は凄かったんだなぁと思える。妙なところで。

さて、いよいよ始まる大将戦。
相当な強さを持っていそうでありますが・・・どんなものなんでしょうか。



第367話 楠高虎の実力  (2015年 9号)


大将戦開始!!
いきなり殴りつけてくる高虎。そのパンチを防いだハヤトであるが・・・凄い勢いで後ろへ飛ばされる。
そのパワーからハヤトが受けた印象は驚くものであった。

コイツ・・・ジェットコングのオッサン級だぜ・・・

なんと!!作中でも最強候補として挙げられるあのジェットコング並だというのか!?
作中ではケンカ現役でないと段々強さが下がるという疑惑があるので、今はどの程度かは分からない。
しかしハヤトが連想したのは自身が挑んで勝てずにいたあの強いジェットコングの姿である。
ううむ・・・これは想像以上の強敵でありますなぁ。

で、そのジェットコングことイチゴちゃん。
久しぶりに出てきたと思ったらサヤカちゃんとイチャついていたりするという。コラコラコラ
母親のいる前でこのイチャつきっぷり。もう本当に何なんだろうか。そりゃコラコラ言うしかないわ!!

それはさておき。

今までのヤツらとは別格。次元の違う強さを誇る高虎。
さすがのハヤトも正面から倒しきれる相手であるかどうか・・・
とりあえず反撃の一撃は当てることが出来た。
しかし効いている感じはしない。むしろ顔に傷つけられて怒らせた感じである。うむむ・・・

戦いの最中、気絶した春木を起こす花京院。
ふむ、高虎との関係について聞き出してくれそうな雰囲気ですな。
高虎のキャラ紹介をしながらの戦いとなる予感だが、そこに弱点が見られたりは・・・しないんでしょうなぁ。
さてさてどう戦うのかハヤト。



第368話 楠高虎と春木柊馬  (2015年 10号)


ジェットコング級の力を持つ楠高虎。
これは容易な相手ではない。いや、勝てるかどうかもわからないぐらいの相手だ。

そんな高虎が助っ人に現れるほどに親しくなっている春木。
紅葉神島のアンタッチャブルと呼ばれ、誰も近付かないはずの男とどう知り合ったのだろうか。

花京院の質問に対し、口を開く春木。
あれは1年の秋だった・・・

回想シーン。
1年にしてトーナメントを制し、頭になった春木。
とはいえ何もない場所で退屈しているのには変わりがなかったりする。

屋上に1人で黄昏ている所を囲まれる春木。
頭になったとはいえ仲間の集め方も無茶苦茶だったし、信望は薄い感じですなぁ。
特に上級生にしてみれば1年が頭になるのに複雑な感情を抱いたりするものでありましょう。
まあ、そういった上級生の妬みみたいなものはもう慣れた感じでしょうけどね、春木としては。

武器を持った奴10人を相手にする春木。
タフさには定評があるが、さすがにこれは厳しい。
本人も思い返せばまともに相手してたら勝てない状況だと思っていた様子。
ところが、そんな状況を一変させてしまう男がこの場にいた。

うるさあねェ。ロマンチックに星を眺めよったのに・・・

そんなことを言いつつ現れる高虎。
ここで春木を助けたのは気まぐれなのか何なのか。
ともあれ、これが2人の出会いとなるわけですな。ここからどう気に入られて行ったのか・・・さてさて。



第369話 気持ち悪いヤツ  (2015年 11号)


かろうじてやりあえてはいるが、どうにも押され気味のハヤト。
さすがにジェットコング級が相手では仕方のないことか。

20人はいた武器を持った男たちを春木と2人で叩きのめす高虎。
むしろ高虎1人でもやれたのではないかと思えるのが怖い。

暴れるだけ暴れ、特に春木に迫るでもなく去っていく高虎。
なんだろう。なんとなくらしくない感じでありますが・・・
本当に星を眺めててセンチな気分に浸ってたりしたのだろうか。ロマンチストやねぇ。

翌日、春木の方で高虎を探し出し、尋ねる。なんでオレを助けたのかと。

ええ男が大人数にからまれとったら助けるんが乙女ってもんじゃろ

それが乙女の道ってやつですか。なら仕方無いですね・・・いやいや。
さすがに春木もよくわからない気持ち悪いヤツという印象を覚える。
が、それを声や態度に出したりしないのはさすがである。うかつなことすると性格ブスと処断されちゃいますからねぇ。

お礼と言うことで、オレになんかできることあったらいつでも言ってくれと春木。
それを受け、学校に来なくてもいいようにしてもらった高虎。
吉田のオヤジの金の力があれば生徒の一人ぐらい通わずに卒業させることも不可能ではないわけか・・・
うむ、あらためてでたらめな学校でありますなぁ。

2人の馴れ初めは分かった。
しかしこの話では特に高虎の弱点に繋がりそうなものは見つからない。
ここはハヤトに頑張ってもらうしかないようであるが・・・どうなりますか。危なそうだなぁ。



第370話 5戦全勝へ  (2015年 12号)


ハヤトのガードを突き破る強烈なアッパー。
うーむ、高虎はパワーもスピードもバケモノレベルでありますか。
そりゃジェットコング級と言われるならそうでないといけませんわな。
ある意味その一言が全てを示しているとも言える。

あんたぁウチの好みじゃないけェねェ・・・遠慮のう顔面潰させてもらうで!!

酷いことを言われるハヤト。
やっぱりイケメンには手加減したりするんですな。

・・・けどな、負けるわけいかねェんだよ。
来栖・・・オマエは広島でできた唯一の友達。
そいつが困ってんだったら、敵がどんなバケモンだろうが・・・絶対勝つ!!

やはりここ一番で踏ん張れるのは仲間の存在が大きい。
先の吉良にしても、仲間がいたから、恩を返したいと思える男がいたから頑張れたのだ。

来栖巧
真木京蔵
真田清秀
吉良來人
ここまで4連勝・・・オレが勝って全勝で終わりだ!!

思えば仲間たちも戦いながら誰かのことを考えていた。
来栖やゲンゲンはハヤトのことを。吉良はハンマーヘッドの仲間たちのことを。真田は妹のことを。真木はイージスさん・・・
何となく最後の方がアレな気はしないでもないが、とにかく背負う者がいる男は強い。

しかしそのハヤトの勢いですらねじ伏せかねない高虎の強さ。
地面に叩きつけられてからの強烈な蹴り。これはマズイか・・・!?
反撃が通用していないわけではないが、とにかく相手の攻撃力が高すぎる。
どうにかラッシュに持ち込みたいところですが・・・さてさて。



第371話 とどめ  (2015年 13号)


強烈な蹴りをもらって倒れるハヤト。
決定的な一撃のように見えるが、容赦なくとどめに向かう高虎。
この辺りはさすがでありますが・・・ハヤトとて負けてはいない。

決まったと思っていたのにまだ動くハヤト。
高虎の蹴りを躱し、体勢が崩れているところを軸足を払って倒れさせる。
そこに浴びせかかって体重を乗せての肘を高虎の顔面に叩き込むハヤト!!おぉ。

なかなかに壮絶な戦い。
高虎も圧倒している感じではあったが、今の攻撃はかなり効いたみたいですな。起き上れずにいる。

仲間の声援を受け、ようやく立ち上がるハヤト。
一方の高虎。声援を受けずとも立ち上がる。
お互いダメージは大きいが、やはりまだ高虎優位な感じでありますかな?
とりあえず双方水を補給してダメージ回復を図る。
今は夏であるし、怪我のダメージもあれば熱さによる体力の低下もあるでしょうし、補給は大事ですな。

グラついていた歯を素手で抜き取る高虎
経験した人ならば分かるでしょうが、これは簡単なことではない。
立派な歯なのに抜いてしまうのは勿体ないですなぁ。

しかし歯をやられたことについてはあまり怒ってない様子の高虎。
精神的に罵倒してくる相手じゃなければそんなに怒りっぽくはないのだろうか。
もうこれ以上にないほど怒ってるから再度激怒ってことにはならないだけかもしれませんが。

なんにしても大将戦もいよいよ佳境。
攻撃が通じないわけではないようだしどうにかハヤトにも勝ち目はあるのではなかろうか。どうだろうか。



第372話 代表戦候補  (2015年 14号)


高虎にもダメージが入ることは分かった。
となればどうにかしてそのダメージを積み重ねていくしかない。
とはい、器用に立ち回れる相手でもないですしなぁ。根性でぶつかっていくしかないか。

お互い一歩も引かない怪物対怪物のケンカに沸く紅葉神島の不良達。
優勝決定戦の大将戦にふさわしい戦いでありますな。

そんな中、冷静にというか水を差すような吉田の言葉。
もしもハヤトが負けて代表戦になったら誰が出るのかという言葉。
いやまあ、確かに考えておかないといけないことなのかもしれないが・・・今はまだ応援しましょうや。
アイツは負けないからそんなこと考えなくていいんだよと一貫して主張するゲンゲン。いい奴だ。

来栖や真木は自分が行くと主張している。
ハヤトが負けることは考えたくないが、万一のことは想定しないとって感じですかね。むう。

兎にも角にもハヤトが勝てば問題ない。
しかし真木もバケモノと呼ぶ高虎。果たして無事に勝てるかどうか。

両者一歩も引かない苛烈な戦い。
ここから優位に立つのはどちらなのか・・・決着がそろそろ付きそうな気配でありますな。



第373話 どいつこもいつも  (2015年 15号)


春木の力で通学を免除された高虎。
その高虎に会いに行ったりしている春木。ほう。

コーヒーも炭酸も飲めない高虎。乙女じゃけぇ仕方ないやね。オレンジ美味しいよね。

こっちで好き勝手やってるという高虎であるが、何をやっているのだろうか?
忙しくしている感じではないが・・・はてさて。

回想はさておき、ハヤトと高虎の戦いは激化。
しつこいのがオレのいいところだと言い返すハヤト。
まあ、確かにそのしつこさで救われた人もいるわけでだし、否定は出来ないかな。

圧倒できると思っていた高虎であるが、思わぬ苦戦を強いられている。
その様子を見て笑う春木。

楠よ・・・このケンカ、オマエにとっちゃどうでもいいケンカだろ。
暇つぶし程度でやってるケンカになんでそんな頑張っちゃってんだよ

確かにどうでもいいケンカにしては熱くなっている。
ケンカに負けたくないとか、ハヤトと戦うことに意味を見出している感じでもない。
であるならば高虎の戦う理由とは何なのだろうか。やはり春木が愛おしいのか?

ハヤトの方は何度でも立ち上がる理由がある。
電話一本で駆けつけてくれた仲間達。
どいつもこいつも気のいい仲間達。そいつらが体を張ってくれたのだ。ならば負けるわけには行かない。

オレは絶対勝つ!!

仲間達の想いに応えるために立ち上がるハヤト。
決着の時は近そうであるが、この想いで押し込めるかどうかですな。



第374話 怪物の片思い  (2015年 16号)


ウチはいつも1人じゃった・・・
気持ち悪い・・・怖い・・・ウチには誰も近寄らんかった。ウチの存在を忌み嫌うた・・・家族さえも・・・
それは・・・ガキん時も・・・中坊ん時も・・・この学校に入っても変わらん・・・

それが子供の頃からの性格によるものなのか強さによるものなのか。
ともかく家族にすら距離を置かれていたという高虎。悲しい話である。

ええツラのお友達がようけェおってええねェ。

そう言いながらハヤトを殴りつける高虎。
自分にはいないことから来る嫉妬心でありますか・・・ツラはさておき、孤独なのはたまりませんな。

春木ちゃん・・・アンタがウチを利用しよう思うて近付いてきたんはわかっとったよ。
じゃがね・・・会いにきてくれるヤツがおるんいうんはね・・・うれしいもんよ

軽い感じで受け答えしていた高虎であったが、内心はかなり嬉しかったみたいですな。
春木の思惑はちゃんと理解している。だがそれでも感謝するという高虎。
うーん。何というか・・・乙女ですなぁ。
怪物の片思いというタイトルがまた何とも切ない。

春木ちゃん・・・その礼、ちいとさせてェやあ。ウチは絶対負けんけェ!!

これが高虎の闘う理由。
一方通行ではあるものの絆はしっかりあったわけですな。
それがあるからこそ立ち上がれる。だがそういう話ならばハヤトだって負けていない。

オマエら・・・このケンカが終わったら・・・お好みでもおごらせてくれ

仲間の声援を受け、踏んばるハヤト。
高虎を投げ飛ばし、大木の幹に顔面を直撃させる。そして追撃!!
見ている者たちが一斉に身を乗り出すこの一撃。これはついに決まったか・・・!?



第375話 乙女の意地  (2015年 18号)


お互いが絶対に勝つという想いを胸に死力を尽くす大将戦。
ここでハヤトの飛び膝蹴りが高虎の顔面を直撃。
かなりの大技であるし、吹っ飛ぶような倒れ方をしているし、決定打と見ても良いと思える。
仲間達も勝利を確信している。よっしゃあ!!

額が割れて出血するほどの打撃。
しかしそれでも強がりを言いながら立ち上がってくる高虎。
ハヤトとしても完全に決めたはずなのにこれは厳しい。
終わったと思ったところに立ち上がってこられる疲労感は大きいですわな。

とはいえ立ってるのがやっとという状態の高虎。
味方であるはずの春木からしてもう終わってんなと諦めの様子。
そんな冷たい春木に花京院から一言。なぜ高虎が立ち上がれるのか。それは――

オマエのためだろが。
アイツはオマエのために戦っとんじゃ

人のことではあるがちゃんと理解している花京院。
逆に春木、利用するために会いに行っただけでそこまでのことはしていないとの認識である。
そのたまに会いに行っただけというのがどれほど有難い事だったか・・・
これは高虎のような人間でなければ分からない話でありましょうな。

いずれにしても高虎は春木のために戦っている。それは間違いない。
そして花京院は述べる。ワシらもそうだし、美咲達もそうじゃと。

みんな誰かのために戦っとんじゃ

個人の想いだけでは戦い続けられなくても、誰かの為にという想いがあれば立ち上がることができる。
強い想いを背負った両者の戦い。これを見て春木はどのように思うのか。
何か変化が生じればよいですなぁ。



第376話 紅葉神島王者決定  (2015年 19号)


いよいよ王者決定戦の大将戦もクライマックス
とっくに倒れてもおかしくない打撃をたて続けに喰らいながらも起き上る高虎。
この根性は凄まじいが、ここからの逆転はどう考えても無理に思える。
呼びだした春木としてもそれは同じらしい。

そう思うんなら春木、オマエ止めてこいや。
あんなあオマエのためにあがあんなってもあきらめんで必死に戦っとんじゃろが。
わからんのか・・・アイツ止められるんはオマエしかおらんのじゃ

そのように述べる花京院。
確かに春木のために戦っている高虎を止められるとしたら春木しかいないか。
下手すれば死ぬまで戦い続けかねないですからのう。

しかし花京院の説得があったとはいえ、本当に春木が止めに入るとは思いませんでした。
頭の地位にそれほど固執しているわけではなかったのは本当でしょうが・・・
ふうむ、思ったよりかは春木も高虎のことを悪くは思ってないのでありましょうか・・・?

ともかく春木の宣言により大将戦は決着。ハヤトの勝利となりました。
倒れたハヤトを笑顔で見下ろし、称賛する仲間達。この構図はなかなかいいですなぁ。

大将戦も決し、第11回紅葉神島頂上決戦の王者は美咲チームと決まった
最終的には全員ボロボロになる激闘でしたが、勝てて良かった。

勝負はついたが、この後の紅葉神島はどうなるのか。
春木と高虎の関係は今後どうなるのか。気になるところであります。



第377話 じゃあな紅葉神島  (2015年 20号)


激戦の末、高虎を撃破したハヤト。
これで王者決定戦は美咲チームの5戦全勝、完全勝利である!!

途中から姿を見せなくなっていたエリナちゃん。
どうしていたのかと思ったら怖くなって目を背けていたらしい。おやおや。
こういう姿を見せるから意外と可愛いなんて思われちゃうんですよね。

ウチはまだまだできたと主張する高虎に対し、あそこからじゃどうやったって勝てなかっただろと春木。
そしてこんなもん必死でやるようなもんではないと述べる。おやおや。
少しでも借りを返しておきたかった高虎としてはガッカリな話ですなぁ。

暇つぶしの遊びとはいえ、約束は約束。
ハヤトたちが勝ったのだから、来栖達にはもう手を出さないようにしてもらう。
その点はしっかり守ってもらわなければいけませんな。

春木が意図したわけではないが、体を張ってくれるようなツレとなっている高虎。
ハヤトにも改めてそう言われ、色々と想いが錯綜する春木。
ふむ。多少は高虎との関係性を見直そうという気にはなってきましたのかな?
貸し借りの面では高虎には残念な感じになりましたが、距離は前より縮まったかもしれない。
そうであれば、また借りを返せる機会も訪れるでしょうしね。頑張っていただきたいものである。

勝利したハヤトたちは足早に紅葉神島を去る。
花京院としてはもう一晩くらい泊まっていけばいいのにという心持ちであるが、そうもいくまい。
寝込み襲われてボコボコにされた奴もいるわけですしのう。
まあ、花京院としてはせっかくの釣り仲間がいなくなる寂しさというのもあるのかもしれませんが。

花京院チームに見送られて出航するハヤトたち。
長い長い紅葉神島での戦いもこれで一段落でございますな。ああ、長かった!!



第378話 吉田星哉の決意  (2015年 21+22号)


戦い終えて祝勝会
戦ってる間に思った通り、ハヤトのおごりでお好み焼きであります。
ちゃっかりご相伴に預かってる感じのエリナちゃん。さすがの遠慮なさよ。
まあ、兄の奮闘に貢献したという実績はありますしねぇ。兄が不意打ち受けたのもエリナちゃんのせいであるが。

よそ者に優勝をかっさらわれた紅葉神島。
だけどなんだかんだで面白かった。今年の夏も熱かったのうと感慨深げ。そのぐらいのノリで良いですわな。

治療した後、約束通り高虎とメシを食っている春木。
その春木に近付く吉田。ようやく春木の支配から脱出する勇気が出たみたいでありますな。

ワシもアイツらみとうに、ほんまの仲間を見つけるんじゃ

立ち位置的にはもっと重要なポジションになれそうだったのに、あまり活躍することのなかった吉田。
まあ、前向きな姿勢になれたのは良かったんじゃないですかね。
そういった仲間を見つけるのは大変だと思いますが、頑張りましょう。

春木の意識も随分と変わった様子。
同じく孤立していた高虎との仲はどのように進展していくのか。
点描トーンまで飛ばす乙女っぷりを見せる高虎。
何だかんだでいい感じになっておりますなぁ。ハハハ。お幸せに。

紅葉神島に多大な影響を及ぼしたハヤトたち。花京院も嬉しそうである。
そのハヤトの仲間たちは祝勝会を終えてすぐに帰ろうとしている。
吉良はバイトがあるし、真木は勉強だ。真面目なことですなぁ。
まあ、真木は将来のことを既に決めているわけですし、ケンカばっかりしているわけにはいかないですものね。
釣りを覚えてからはそっちばっかりになってる気もするが・・・

何にしてもいい仲間達でありました。ハヤトも心から感謝だ。
借りを返したいと思ってた連中にしてもいい機会だったと言えますな。



第379話 さよなら広島  (2015年 23号)


喧嘩終わって決着ついて。広島から帰る日がやってきました。
というわけで久しぶりに登場のトモキ。
元々はこのトモキの邪魔をするためにハヤトがくっついてきたのが始まりだったんですよね。

だいぶ水沢さんの親父さんとも打ち解けることができたトモキ。
まあ、まだまだ固い感じもありますが、仕方ありますまい。
それにしても水沢さん、どんどん可愛い系になっていってますなぁ。高校の頃の方が大人びて見えたぞ。

何かあったんじゃないだろうなと疑うハヤト。
両親がいる家で何か起こせるほど度胸のあるトモキじゃあるまいし、それは杞憂じゃないかな。

トモキと別行動の間にやっていたことを説明するが信用されないハヤト。
幼なじみだからこそ信用しきれないって感じなのだろうが・・・トモキのハヤトへの信頼感の無さは結構酷い。

広島を去る前に来栖達に挨拶。
後の夏休みはバイトに生きると宣言するハヤト。そ、そうか。

ハヤトにでっかい借りができたと述べる来栖。
こうやってハヤトは色んな男に借りを作っていくんですなぁ。
本人はどれもそんなの気にするなで済ませようとするのだが、作られた方としてはそうもいかない。
今後何かあった時の来栖の参戦も期待したいところです。

可愛い様子の皆実ちゃん。しかしその様子に気付かないハヤト
うーん、ハヤトは相変わらず鈍いというか何というか。年上好きが災いしているってことなのかなぁ。勿体ない。
皆実ちゃんの再登場にも期待したいところです。

色々あったけど来て良かった広島。
これにて長かった広島編も完結でありますな!良かった良かった!



第380話 アメリカンドリームへ  (2015年 24号)


久々のバイトに勤しむハヤト。
広島での傷もすっかり癒えたみたいですなぁ。
残りの夏休みはバイトで過ごすと宣言しただけあり、頑張っている様子。

しかしそれでもバイトリーダーからの鋭い指摘が飛んでくる。
どうも最近ますます厳しくなっている様子。1人前になるにはまだまだということですかね。

そんな竹下さんから食事のお誘い。
って竹下さん、何だか髪型変わってませんか!?何というか、より一層誰かに似てきたような・・・

それはさておき竹下さん。食事しながらハヤトに述べる。最近厳しいと思っているだろ、と。
その理由は自分がいなくなってもしっかりやってもらいたいと思ってのことだった。

バイトリーダー竹下は8月いっぱいで終わりだ。
これからはイージス竹下として生きる。USAでな

ついにイージスさんがアメリカンバスプロフィッシングの道を歩み始めるのか!!
その為に磨いた英語もようやく披露できるわけでありますな。
通じるかどうか怪しいっちゃ怪しいけど、その堂々とした態度さえあればきっと大丈夫。きっと。

というわけでイージスさんの情報を真木に伝えるハヤト。
さすがに真木はショックを受けているみたいですな。まだ色々教わりたいこともあったのに・・・と。

・・・けど・・・イージスさんらしいな。
やっぱりオレの目指す憧れの人だぜ。夢に向かってまっすぐ突き進んでんだな。
オレも負けてらんねェな。整備士目指してがんばんねェとな。

いつのまにか真木が目指す憧れの人にまでなっていたイージスさん。
しかし一応真木は整備士になる夢は見失っていなかった様子。
すっかり釣りとイージスさんに魅了されて、アメリカまで追って行ったりしたらどうしようかと心配しましたよ。

真木の将来についてはとりあえず安心した。
しかしやはり気になるのはハヤトのこと。卒業したら一体どうするのか。確かに心配ですな。
友人や知り合いは多数いるが、ハヤトには何かやりたいことがあるのだろうか。
高校生らしく進路に悩むことになりそうですが、どうするのやら。



第381話 夏休みの終わり  (2015年 25号)


久々のバイト休みにトモキの家に遊びに来たハヤト。
寂しくしてると思ってとか言っているが、実際のところ自分の方が寂しいのではなかろうか。

バイクをいじるトモキに対し、そっち系の仕事につきたいのかと尋ねるハヤト。
ふむ、やはり将来のこととか考えるためのヒントが欲しい様子ですな。
身近な人間の考えを聞くのも大事なことであります。
別にそういうわけじゃないと答えるトモキであるが、ではどうするつもりでいるのか・・・

さて、久しぶりにケンジ登場。
ずっと海の家のバイトをしていたらしく、真っ黒となっている。
ふむ、一応ケンジとしてはハヤトの頼み――広島に助っ人に来て欲しいという頼みを聞けなかったことに申し訳ない気持ちがある様子。
この辺りをちゃんと詫びてくれる辺り、言っては何だがトモキとは違うなぁと。

ケンジは高1から続けている引越し屋のバイト先の社長から卒業したら就職しないかと誘われているそうな。
慣れ親しんだ職場でしょうし、悪い話じゃなさそうですな。

友人のそういった話を聞き、オレも夏が終わったら少しは考えないととハヤト。
考えるにしても何かきっかけが欲しい所ですわなぁ。
釣りは好きだけどイージスさんのようにプロになれるとは思えない。
喧嘩の強さはピカイチであるが、それをどう将来に活かすことができるのか。うーむ。

それはそうと、この夏。メイちゃんと何かあったっぽいケンジ
大人の余裕を見せているのはやはりそういうことなのだろうか・・・これは許されない!!

実際、両親の家に行っているトモキよりもケンジの方がマークする対象だったと思われますわな。
まあ、そのおかげで広島に行き、旧友の危機を救うことが出来たわけですし、ハヤトの判断は間違っていなかった。
ハヤトの判断は間違っていなかったが、それはそれとしてケンジは許されない。許されない!!



第382話 さよならイージス  (2015年 26号)


9月30日。あの人がついに去る時がやってきました。
高1の頃の春から始めて5年半。バイトリーダー竹下、バイト終了であります。お疲れ様でした!!

いや。ちょっと待ってくれ。ちょっと待ってくれ。
高1から5年半・・・?え?イージスさんまだ20〜21なの?えぇ!?
さりげなく衝撃的な情報がブッ込まれてしまいました。なんとまぁ。
その若さでこのカリスマ性は異様というしかありませんな。

バイトリーダーとしても慕われている竹下さん。
もっと竹下さんの下で働きたかったという若者が多くいる。
菊池やハヤトもしっかり見送り。偉大なバイトリーダーだったぜ竹下さん・・・

そして店を出ればイージス竹下としての顔を見せる。
アメリカに旅立つ前に日本での最後の釣りの時間をハヤトと真木と一緒に過ごす竹下さんでありました。フィーシュッ!!

アタックをコンティニューし続ければ即ちドリームは応えてくれる。
魚が応えてくれるのであれば夢だって同じという話でありますか。
イージスさんの言葉は深いですなぁ。深くてよく分からないよ。

ともかく2人のプレゼントであるイージス帽子を被ってアメリカに旅立つイージスさん。
人生は1度きり。躊躇うことなく挑むイージスさんはやはり偉大である。
そりゃあ真木が再び青空に顔を浮かべても仕方がないってもんでありますわ。うむ。

イージス竹下の魂は真木に受け継がれた。
そしてバイトリーダー竹下の魂は菊池に受け継がれることとなった。そ、そう来たか!!
よもや菊池がバイトリーダーとして君臨することとなるとは・・・
これは牛丼魔王も安泰ということでしょうか。
ハヤトとしては残念かもしれないが、まあ教育してくれる人がいて良かったということですよ。うんうん。



第383話 誰かにつけられてる?  (2015年 27号)


凄く久しぶりにユイちゃん登場
エリナちゃんたちが可愛くなっているし、どうなってるかと思ったら・・・これはまたとんでもなく可愛くなってきたなぁ!!
むしろ別の作品のキャラかと思うぐらいに可愛くなってて驚いてしまう。

そんなユイちゃん。ファミレスのバイトの帰りに誰かにつけられてる感じを覚える。
ふーむ、可愛い子なだけにそういう手合いが出るのはあり得る話ですわなぁ。
間違いが起きては大変だし、誰かに送ってもらうのがいいでしょう。
それならばユイちゃんのためにもハヤトが送ればって話になりそうでありますが・・・

オレ・・・バイトしばらく休めねェんだ。
竹下よりやっかいなヤツがバイトリーダーになったから、とても休めねェ・・・

これは大変でありますな。ハッハッハ。
元々バイトを変わってくれる相手だった菊池がバイトリーダーになった以上、もう簡単には休めないって話ですわなぁ。

というわけで、ハヤトの一の子分を自称する真一が送ってあげることとなりました。
この子も大抵ユイちゃんと一緒に出てくる時しか出番が無い子ですし、ここらで活躍したいところでありますな。

真一としてもユイちゃんのことは可愛いと思ったりするらしい。
しかしユイちゃんがハヤト一筋であることも分かっているし、諦めないとという気持ちの様子。
うーむ、この辺りの恋愛模様はなかなか進まないんですよねぇ。
ハヤトが年上好きなのが悪いのか、ユイちゃんに積極性が足りないのがいけないのか。

ともかく、ユイちゃんを送った帰りに襲撃される真一
なんでまたこんなことをするのか。一体何者の仕業なのか。
いずれにしても早期に解決しないといけない出来事のようですなぁ。
ああ、真一・・・また活躍できなかったよ・・・!!



第384話 ヒマで腕っぷしの強いヤツ  (2015年 28号)


ボコボコにされた真一であるが、病院送りとまではいかなかった様子。
まあそれで良かった良かったとはとても言えませんけどね。

ストーカーかもしれないと不安がるのも充分被害であるが、こうして実際に襲われた人物が出ると危機感が高まる。
更にユイちゃんが言うには、ユイちゃんの母親の再婚相手の息子。例のいかれた兄貴の姿が目撃されているらしい。むむむ。

あの時にハヤトが助けてくれた。その恩があって今でもユイちゃんはハヤトのことを想っているわけでありますな。

いかれた兄貴が戻ってきたのだとしたら、夜道で1人歩きなどさせられるはずもない。
家計を助けたいユイちゃんはバイトを休めないし、ハヤトもこれ以上バイト先に迷惑をかけられない。
となると他にヒマで腕っぷしの強いヤツを頼るしかないわけですが・・・もってこいのヤツがいましたな。確かに。

というわけでゲンゲン登場
確かに暇人で腕っぷしの強さは折り紙付き。更にユイちゃんを守れるとあればモチベーションの高さは格別でありましょう。
適任といえば適任であるが、別の意味で不安にならなくもない。
まあ基本的に純情な奴であるし、送り狼になったりはせんだろう。
いやしかし、ユイちゃん。ぶちぬきでメイド服姿を見せたりと本当に可愛くなったものだ・・・

ユイちゃんと2人一緒に帰れる嬉しさに男泣きのゲンゲン。
そんなだからバカっぽいとか言われるのだが、まあこの男はこれでいい。

美咲、電話ありがとう。
アイツは天使だな。いや神だ。これからアイツに足向けて寝れねェなあ

広島の件でかなり借りを返せたかと思ったら、とんでもない借りを作ることとなったゲンゲン。
これで本当に上手く行ったりしたら本当に足を向けて寝ることは出来ないでしょうね。
しかし、頼りになる男であるのは間違いないのだけど彼氏としてはどうなのか・・・
もう少しはしゃぐのを押さえてくれれば明るいし見た目も悪くはないのだが・・・まあ、ゲンゲンだしな。仕方がない!!



第385話 ユイを守る男・源元  (2015年 29号)


広島で大怪我をしたゲンゲンであるが、その傷はすっかり癒えた様子。
とはいえハヤトからの連絡を異様に警戒している。無理もない。お好み焼きおごっただけでは駄目であったか。

返しきれないほどのでっかい恩を受けたと感じているゲンゲン。
とはいえ毎度のように酷い目にあったのでは身が持たない。しばらく距離を取るとの宣言。
うんまあ、ハヤトとしてもいつまでも恩に感じてもらっててもアレですし、それはそれでいいんじゃないでしょうか。

ところが今回の件はゲンゲンにとっては望ましい話だったりする。なんせユイちゃんに関することですからねぇ。
話をするまでが一苦労だったが、話を聞きさえすればゲンゲンが興味を抱かないはずはなく・・・

任しといてよ美咲君

やたらとキレイな目をしたゲンゲンが生まれるのでありました。誰だお前は!!
調子に乗ってユイちゃんに向かって、美咲が1番信頼できる男はオレとか言っちゃっている。
まあ、かなり信頼されているのは間違いないと思いますけどね。強さとか。誠実さとか。暇さとか。

一緒に歩くのは何だか恥ずかしい感じもあるが、まあ頼もしい存在であるのは間違いない。
ゲンゲンも真面目な顔していればいい感じになれますのにのう。
まあ、それが長続きしないのがゲンゲンでありますが。

さて、そのゲンゲンが襲われる。真一の時と同じパターンですな。
しかし不意打ちでもちゃんと対応できる辺りがさすがのゲンゲン。
そうそう負けるようなことはない・・・が、捕らえきることもできなかった。あらら。
早い所このストーカーを捕まえたいところであるのですが・・・次は頑張ろう!!



第386話 ボディーガードゲンゲン  (2015年 30号)


真一に続き襲われたゲンゲン。
追い払いはしたものの、顔を見ることも出来なかったし、あれで諦めてくれたとは思えない。
何にせよゲンゲンであればしっかり守りきってくれるでありましょう。

数日後。今日もユイちゃんを送り届けるゲンゲン。
暇な男なだけに今日は都合が悪いとかそういうことがなくって助かりますなぁ。

前の出来事から3日が経過しているがストーカーの姿は見えない。
これは大分安心しちゃう時期でありますな。
しかしそういう安心が事故の元であるわけだが・・・さてさて。

ゲンゲンとしてもユイちゃんがハヤトのことを想っているのは知っている。
楽しい時間を過ごしているが、その辺りのモヤモヤはどうにも解消しきれてない感じですなぁ。

それはそうと、ストーカーらしき人物を発見。
追い掛けて今度こそはと捕まえるゲンゲン。
しかしこの人物、毎日つけまわしていたストーカーとは別人だった様子。おやおや。
うーん、ゲンゲン。早とちりでユイちゃんを危険にさらすことになってしまいましたね。
待ってもらう必要はありませんでしたな。
いやしかし、場所は分かっているのだからすぐに戻ることが出来るって話でもある。
大変なことになる前に戻ってきてもらいたいものであります。



第387話 ユイのストーカー  (2015年 31号)


ユイちゃんに馴れ馴れしく話しかけながらストーカー登場。
どうやら姿を見せてないだけで毎日つけまわしてはいたらしい。危ねえなぁ。
そしてコイツの脳内では既に自分はユイちゃんの彼氏ということになっているそうな。
うーむ。危ない。まあ、ストーキングなんてこれぐらい危ないヤツでないとやらないわけであるか・・・

接客マニュアル通りに接したら惚れられてしまった。
まあ、そういうこともありましょう。
しかしそれだけで彼女認定されてしまうなんて普通は思いませんわな。迷惑ってレベルじゃねーぞ。

自分の世界を築き上げるタイプの人間らしく、それを壊されることに抵抗を見せるストーカー男。
ユイちゃんが拒否すれば激しく暴れ出したりする。怖いワァ。本当怖い。笑えんわ。

というわけで、ようやく帰ってきたゲンゲン。
ふう、正面から向き合えばもう大丈夫でありましょう。
格闘技を習っていたこともあるらしく、気の大きいストーカー男。
とはいえそのぐらいではゲンゲンは倒せまい。
特に今のゲンゲンは強い。ユイちゃんを怖がらせた相手に対して怒りが漲っておりますからねぇ!!

怖いストーカーでしたが、この状況に持ち込めばもう大丈夫でしょう。
きっちりとっちめていただくとしましょう!!



第388話 ゲンゲン対ストーカー  (2015年 32号)


彼の中ではどのような脳内展開が繰り広げられていたのか。
ユイちゃんと付き合っていると思い込んでいるストーカー。
そろそろ目を覚まさせてあげなければいけませんわな。

相手がどう思ってるか考えたことあるのか?テメエは自分の気持ちを一方的に押し付けてるだけだろ

相手の気持ちを考える。とても大事なことであります。
本当は喜んでるんだよと勝手なことを言うストーカーも、ユイちゃんの辛そうな顔を改めて見せられると怯まざるを得ない。

オメエはユイのこと守ってるつもりだったかもしんねェけど。怖がらせて・・・泣かせて・・・
好きな子にあんな悲しい顔させるなんてな本当の好きじゃねェ

さすがのゲンゲン。格好いいですなぁ。
しかしその後呑気にユイちゃんの可愛さを語り出したりしちゃうのが・・・ゲンゲンらしい。
まあ、そういうバカなところも魅力と思えなくはないですけどね。

ゲンゲンの頼もしさに勇気づけられ、ユイチャンもハッキリと後つけたりするのはやめてくださいと述べる。
ストーカーもどうにか目が覚めてくれたようで良かった良かった。
下手すると本当に深刻な事件に発展してた可能性があるわけですからねぇ。
ここで止めてもらえたことに感謝するといい。

怖い目に遭わせてしまったが、きちんとストーカーを撃退して事件を解決に導いてくれたゲンゲン。
そんなゲンゲンに特別なご褒美として笑顔のありがと
うーん、これだけで幸せ一杯な気分になれるわけですから、恋する男は強いねぇ。

とはいえストーカーを撃退してしまったのでは役目は終わり。もう送っていく理由がなくなってしまう。
明日から生きる糧がなくなるなぁと悲しそうなゲンゲン。
しかしここでユイちゃん。この送ってくれる時間がなくなるのをさみしいと思ってきているようで・・・おやおや!?

いきなり好きとまではいかないかもしれないが、これはかなりの好感触。好感度が上向いて来ましたよ!!
ゲンゲンにも春が訪れる可能性があるわけか・・・ううむ。こうなったか!!上手く行くといいですけど、さてどうなるかな。



第389話 誰か一緒に行こう  (2015年 33号)


季節はめぐり、冬。めっきり冷え込む年の瀬。
いやまだ年を越すには早い。恋する者たちにとってはお待ちかねのイベント、クリスマスであります。
お相手のいるケンジやトモキはすっかり浮かれモード。
水沢さんは広島からわざわざやってきてくれているらしい。うーむ。幸せ者めが。

そんな中、いつもと変わらない様子のハヤト。
今日からやっとバイト休みだし友達と遊びたいと思っている様子。
うーむ、どうせクリスマスに予定がないのならバイトしてた方がいいのでは・・・
いや、ハヤトとしてはクリスマスがどういう日なのかという認識もないのか?
そもそも牛丼魔王にはクリスマスに予定があるというバイトがいないという可能性も・・・なんだか寂しい話になってきた!

ともあれ今日だけは邪魔されてたまるかと逃げ出す2人。つれないねぇ。
まあさすがに今日ぐらいは優先させてやれと思わなくもないですが。

というわけで他の友人のところを回るハヤト。
まずは真木。しかし受験の追い込みであるし、それこそ遊んでいるような余裕はない。

続いてゲンゲン。いきなりの告白。何してんの!?
どうやらユイちゃんへの告白の練習をしているらしいが・・・こんな店の中とか人目につくところでやるなよ!!
目撃されたらあらぬ噂を流されそうでありますなぁ。

ゲンゲンの決意とその結果は気になりますが、それは後の話。

続いては真田。今日はやらなくちゃいけないことがあるので無理とのこと。
ゲームの予定は大事ですよね。やると決めた時にやる。これが大事なのよ。うん。
まあ、広島の時みたいに困ってるわけでもないのに緊急で駆けつけるのは友達でも難しいですわな。

向こうに行ったらアイツらもいるし、久しぶりに会うのもいいかと考えるハヤト。
米軍基地のところバーガーか。そういえば去年の年末もそんな話でしたなぁ。
しかしよもやここでエリナちゃん登場とは。
予定がないのはあるのでしょうが、わざわざやってきてくれたりと何だか健気なエリナちゃん。おやおや。
トラブルに巻き込まれることは確実でしょうが、さて今回の話でハヤトとの仲が進展したりするのかどうなのか。
何だか気になる感じになってきましたな。



第390話 クリスマスはネイビーバーガー  (2015年 34号)


色んな人に断られた結果、エリナちゃんと2人でハンバーガーを頬張ることになったハヤト。
エリナちゃんも喜んでくれているみたいで良かったですな。
しかしクリスマス前なので店内はカップルだらけ
ハヤトはまるで意識していないみたいだがエリナちゃんの方はしっかり意識してしまってるようでハッハッハ。
本当、年上以外には反応が悪いなぁ、ハヤト。

夏に世話になった吉良に挨拶しようと考えるハヤト。義理堅い。
友人との繋がりは大切にしたいですし、いいことではありますけどね。

ハンマーヘッドだからとんかち頭。特に間違った表現ではないな。ハママヘッドよりは良かろう。
しかしそのとんかち頭のたまり場が荒らされている。うーむ、これは一体。

ロンゲ弟こと辻克哉登場。久しぶりですな。
どんな相手でもいつも通りの様子なエリナちゃんはさすがというか何というか。
SEGへの勧誘はどういう基準で行っているのだろうか。

それはそうと、ハンマーヘッドを狙うチーム、バズジョーカー登場。
有名な所を潰して名前を上げようとしているようだが・・・さてどうなるか。
吉良だけではなく、真木やゲンゲンと互角に戦ったハンマーヘッドのメンバーたち。
簡単にやられるとは思えないが・・・でも噂では既に2人やられているとのこと。むむむ。

広島の件もあるし、さすがに今回はハヤトだけの助太刀になりそうな雰囲気ですがどうなりますか。
まあ、真田はエリナちゃんの名前を出せばすっ飛んできそうな気もしますが・・・どうなることか。



第391話 襲撃  (2015年 35号)


囲まれた克哉たち。
別にハンマーヘッドは威張っていた気はしませんがねぇ。
荒れてた時代はあったけど、ハヤトたちにブッ飛ばされてからは大人しくなってたでしょうし。
ともかく有名チームで目障りだから襲ってる感じでしょうか。迷惑な。

ともあれハヤトが一緒の時に襲ってくるとは運の無い奴らである。
ハヤト自体は乗り遅れている感じがあったがエリナちゃんがノコノコ前に出るからなぁ。

てなわけで軽く撃退したハヤト。
ついてこられても困るという克哉の意見は流して吉良に会いに行く。強引だ。
まあハヤトとしても広島のことについては改めて礼を言いたいという気持ちがありますしね。
決して軽い気持ちで首を突っ込もうとしているわけではない。

そんな男気を感じてか折れる克哉。
しかしエリナちゃんは帰したいところなのだが・・・言っても聞かない子でありますからなぁ。
一度帰らせても結局戻ってくるのは広島でも実証済みでありますし。
ある意味目の届くところに置いておいた方が安全なのかもしれない。

というわけで現在の隠れ家に到着。
久しぶりに会う吉良に挨拶をするのだが、吉良の態度はそっけない
ふーむ。困っているのは間違いないようですが・・・
困っているからこそハヤトに改めて迷惑をかけるわけにはいかないという態度でありましょうか。
水臭いと言えば水臭いですけどねぇ。頼るのも悪いことではないんじゃないかな?
ハヤトの言葉が吉良に届くかどうか・・・注目です。



第392話 バズジョーカー  (2015年 36+37号)


吉良・・・困ってんだったらよ、オレはいつでも力になるぜ

久しぶりにやってきたハヤトを冷たくあしらう吉良に対してこのセリフ。さすがでありますな。
しかしそんなハヤトだからこそ、重ねて借りを作るようなマネはできないってところでありましょうか。

さて、ハンマーヘッドに襲撃をかけているバズジョーカー。
最近になって百目鬼兄弟が作ったチームであるらしい。
兄弟仲良く格闘ゲームしている様はいかにもこの作品らしい不良というか何というか。

エリナちゃんを先に帰らせ、単独でバズジョーカーについて調べようとするハヤト。
駄々をこねると思いきや、素直に引き下がるエリナちゃんでありますが・・・まあ、そんな聞き分けの良い子であるわけないわな。
アイツも少しは大人になったのかと思うハヤトもまだまだでありますね。
ある意味小賢しい大人になったとは言えるか?

もめごとあるとこSEGあり!!帰ってたまるか!!
ハハハハッ!!とうとう真田エリナ活躍の時がきたぜ!!

一般人もビックリするような仁王立ち。目立ってるねぇ。
そういえばそのSEGの柄が入った帽子は手製のものなんだろうか。実は真田が編んだとか・・・?

さっそく厄介事に巻き込まれる形となったエリナちゃん。
巻き込まれるというか自分から首を突っ込む形となったというか。
何にしても手がかりが向こうから来てくれて助かった。と言ってもいいものかどうか。助けが来てくれることに期待ですな。



第393話 SEG大将の危機  (2015年 38号)


力を貸すというハヤトの言葉をスルーする吉良。
やはり自分たちの問題にアイツを巻き込むわけにはいかないという想いがあるらしい。
うーむ。水臭い。わざわざ広島まで来てくれたのに比べればなんてことありますまいに。

とはいえ仲間をやられた落とし前は自分達の手でつけたいという気持ちは分かる。
よって吉良は同じくハンマーヘッドのメンバーである克哉との2人だけで動く。

バズジョーカーぶっ潰しにいくぞ

さすがの迫力。こうと決めて動き出した吉良はそう簡単には止まりますまい。

さて、SEG大将のエリナちゃんはそのバズジョーカーに囲まれてピンチ。
にもかかわらず相変わらず能天気というか危機感が足りないというか。
どんな相手でも態度を変えずにいられるのは凄いと思いますけどね。相手する方がイラつくのも分かるから困る。

というわけで腹パンをいただくエリナちゃん。
今日はハラに雑誌を入れていなかったとのこと。
SEG大将ともあろうものが迂闊ですなぁ。遠征する時は常に携帯しておきませんと。
チャンピオンならみんなとはぐれて1人になった時も読んで時間を潰せて一石二鳥だ!!

何はともあれピンチなエリナちゃん。
そこに訪れるのは救いの手。
どうにも危なっかしい子であるが、不思議と助けが訪れやすいのがエリナちゃん。
その性格ゆえに神様に愛されてたりするのだろうか。
そういう加護があるなら、腹パンぐらいはまあ貰っておかないとって感じですよね!!



第394話 TEA TIME  (2015年 39号)


やられたらやり返す!!
たった2人でバズジョーカーに乗り込みをかけようとする吉良。
友人を巻き込みたくない想いはあれど、意固地になるのもどうだろうか。
その辺りは吉良も悩んでたりするみたいですね。

さて、隠れ家の1階は喫茶店
やたらと強面の店長が出てきたと思ったら司馬の中学の時の先輩だそうな。
ハヤトのことは既に知っており、荒れてたハンマーヘッドの目を覚ましたということで厚遇してくれる。
強面のくせにお手製のケーキとか出してるんですか・・・いい店だな!!
ケーキいっぱい食べさせてくれるのはいいけど、コーヒーとか欲しいところですなぁ。

それはさておき、エリナちゃん。
ピンチのところに颯爽とかけつけたのはその司馬を含むハンマーヘッド3名。
バズジョーカーにやられたはずなのに復活してリベンジに来た様子。
うーむ、やっぱり吉良の仲間。やられたらやり返すの精神は同じくということか。

さすがに同じ数で正面から戦って負けるような奴らではない。
一人一人がゲンゲンや真木と戦える力を持っているわけですからなぁ。

というわけで逆襲のハンマーヘッド
5人揃えばそれこそ負ける要素はないように思える。
吉良たちが元気なうちに全員揃いたいところでありますな。



第395話 ケーキ食ったらケンカだケンカ  (2015年 40号)


吉良と克哉が2人で乗り込んでいる頃、ハヤトはまだケーキを食わされている。
甘いもの好きな人でも一気に5つは厳しいですなぁ。というかせめてコーヒーを・・・

そんな苦しんでるハヤトのためにケーキを食べてあげるエリナちゃん。お優しい。そんなつもりはないだろうけどね。
男らしく素手で掴んでの一気食いだ!!

言ってることわけがわからなかったが、よく聞いたらハヤトの連れらしいので連れてきたという。
半信半疑ではあったとはいえ、やっぱり人の言うことは聞いてみるものですなぁ。
とんかち頭もエリナちゃんの奔放っぷりには参った参ったって感じか。

一応吉良はエリナちゃんのことは知っているはずだが仲間には話してないのだろうか?
真田のことぐらいは話しているかもしれないが、その妹のことまでは詳しくは話さないか。
色々と話のネタには困らない子ではありますがねぇ。

ともあれケーキも食ったしバズジョーカーとケンカだケンカ
先に乗り込んだ吉良たちは早速大暴れしている。
狭い所で結構な人数に囲まれることとなるが・・・さてどうなるか。
まあ、ハヤトたちが来るまでの辛抱でありますわな。



第396話 百目鬼兄弟  (2015年 41号)


たった2人でバズジョーカーの本拠地に殴り込み暴れる吉良と克哉。
寄せ集めでは所詮この程度って話ですわな。

しかしさすがに頭である百目鬼兄弟が出てくると厳しい。
うーむ、ここはやはり人数が揃わないといけないか。

百目鬼兄弟としては昔の荒くれてたハンマーヘッドが憧れであったらしい。
腑抜けになってしまったから俺たちが潰すとのこと。
狂信的と言うか何というか。面倒くさい奴らですなぁ。

元々ハンマーヘッドは暴力的な集団ではなく走り屋的な集団だった。
それが内部の裏切りやら何やらあって荒れてただけですからねぇ。
むしろ本来の姿に戻った感じなのに文句を言われても知りませんよと。
吉良としてはそんな話を今更言われても、嫌なこと思い出させるなとしか言えませんわな。

あんな弱かったころのオレ達に憧れんじゃねェよ

精神的に見れば間違いなくあの頃よりも今の自分達の方が強い。
5人だけが仲間。それ以外のヤツとは関わることも認めない。
そうするために誰かが裏切らないようにお互いを見張っていた。
そんな情けない頃の自分達と比べられるのは・・・我慢がなりますまい。

てなわけで、新たに生まれ変わったハンマーヘッドが5人揃って反撃開始。
ハヤトの出番はないかなと思ったが、生まれ変わったことを示すには素直に手を借りるのも大事なのかもしれませんな。
一気に逆転と行きたいところです。



第397話 ハンマーヘッド対バズジョーカー  (2015年 42号)


苦戦中の吉良と克哉。そこに現れたのは・・・

SEGウイズとんかち頭達参上!!

アルファベットにカタカナにひらがなと見事に混合した名乗りを決めるエリナちゃん。
さすがというか何というか。アンタが大将!って感じだ。
でもじゃますぎるということでハヤトに締め出されてしまうという。おやおや。ハッハッハ。

話がややこしくなりそうだったがハヤトのおかげでそれは免れた。
てなわけで改めて怪我を押してやってきたハンマーヘッドの面々を笑う百目鬼弟。
こっちは20人はいるんだぞとのことだが、それなら1人で4人も倒せばお釣りが来ますがな。

自分達の問題に関わらせるわけにはいかないと思っていた吉良。
しかしこの男にそんな気遣いは無用ってことであります。
仲間ではないが友達。そんな間柄なんだから困った時には頼るのも大事ってことですわな。
さっさと終わらせて喫茶店でコーヒーゼリー食べましょう

その宣言通り、さっさと話は進む。
大勢いたバズジョーカーの雑魚は全て倒され、立っているのは百目鬼兄弟のみに。
逆にハヤトたちはハンマーヘッドの面々も含めて全員立っている。うーん、役者が違うなぁ。

とはいえさすがにもう動けるのはハヤトと吉良のみ。
まあその2人の壁がどでかいんですけどね。
特にハヤトの強さは格が違うと称されるほどであるという。
うむう、伊達にずっと強敵と戦い続けて来たわけではないってことですなぁ。
このぐらいの相手ならもう苦戦することもないって話ですな。頼もしいことです。



第398話 コーヒーゼリー  (2015年 43号)


さすがのハヤト。特に苦戦することもなく百目鬼弟撃破。
そこらにジェットコング級がゴロゴロいても困りますし、これは妥当な結果ですわな。

兄の方は吉良とタイマン。
ハンマーヘッドが喧嘩を売られたわけですし、最後は吉良が締めませんとね。

ここに至るまで数に頼ってたくせに、今さらオレ1人で潰してやると息巻く百目鬼兄。
最初からその意気でいけるのならばもっと頑張れたのかもしれませんが・・・

入院してたのに助けに来る仲間達。
冷たい態度で無視したってのに結局助けにやって来るハヤト。

本当こいつら・・・最高の仲間だ!!

ハンマーヘッドの5人だけが仲間ではない。そこからの繋がりも大事にしているのがみてとれる吉良の心の声。
そして得意のハイキックはさすがのキレ。見事!!
そしてそして相変わらずのコーヒーゼリー大好き人間
広島で変なキャラ立てしてきたなぁこの男も・・・!!
そんなコーヒーゼリーっておかわりするもんか?とのツッコミが正しすぎる。クリーム多いね。

エリナちゃんを心配してやってくる真田。相変わらずですなぁ。
そしてとんかち頭もSEGの一員として認めるエリナちゃん。相変わらずというかなんというか。騒がしい兄妹だ!!

ハンバーガーを食べるついでの挨拶。
それで友の窮地を救えたのならいい寄り道だったって感じでしょうか。
色気のないクリスマスではあったが、友情を深めるのもまた良しでありますよ。



第399話 合格発表  (2015年 44号)


年が明け、受験生たちが一喜一憂する時期。
真面目に勉強をしてきた真木は・・・見事に合格!!
途中、釣りにかまけてた気もするが、ちゃんと受かって良かった良かった。
趣味と仕事とはちゃんと両立できるようになりませんとね。

相変わらず赤井の店をたまり場にしているハヤトたち。
特に何かができるわけでもないのについ集まってしまうのは何故なのだろうか。
それにしても赤井、真木の勉強を見てたりしてたのか・・・結構賢かったんですな。

合格の報告を師匠ことイージスさんに報告しようとする真木。
たまにスカイプで連絡を取ってたりするとのこと。距離は離れてても師弟ですなぁ・・・

そんなイージスさんは現在アメリカはルイジアナ州のとある町で・・・バイトしていた。あれ?
なんでもアメリカ行ってすぐにアパートにドロボウ入られてあり金取られてしまったのだそうな。おやおや・・・
それでも夢を諦めて帰国するようなことはなく、ここでバイトをすることにしたと。ほう。

オレはあきらめの悪い男、イージス竹下

短い期間のはずなのにもうチーフになっている竹下さん。
見た目はさておき、まだまだ若いんですし、夢を諦めるようなことはありませんわな。
バイトリーダーでありイージス。その両方あっての竹下さんであるとよく分かる。
その人柄の強烈さは海を渡っても健在だ!さすが!!

てなわけでハヤトたちもあと1か月ちょいで高校卒業
皆それぞれの進路に向かって進もうとしている。
で、ハヤトは進路は定まったのでしょうか?呑気している感じだが・・・気になるなぁ。



第400話 卒業  (2015年 45号)


ついに訪れる高校卒業の時
まずはジェットコングのオッサンからオッサンじゃないよ高校生だよ。父兄じゃないよ!!
息子は老けているけどお母さんは相変わらず綺麗でありますなぁ。ハッハッハ。

そして他の面々も無事に卒業を果たしている。
華咲では独自の地位にいた真田と菊池も卒業。ちゃんと卒業証書もらったりしてるんですな。
菊池はバイトを頑張って車を購入。ほほう。
目標は達成したけど今後もバイトリーダーとして頑張っていくのだろうか。

真木は大学進学。矢原はどうするのかは分からないが、スッキリした感じだし上手くやっていくことでしょう。

ゲンゲンも無事に卒業。感極まって泣く辺りがゲンゲンらしい。
実は卒業できなくて泣いてるなんてことは・・・ない。よな?
こんな時でもジャージ姿なのはらしいというかなんというか。

広島の連中も卒業を迎えて浮かれている。
元々島流しにあったような連中だし、そういう気分になるのも仕方がないか。
春木と高虎の仲も続いているようで良かった良かった。ハッハッハ。

そしてハヤトたち桃浜の皆も無事に卒業。
まさか同じ学校3人で卒業することになるとはなと感慨深げなトモキ。

1年の時、オレは1人ぼっちだった・・・ケンジとも距離をとってた・・・
けど・・・また3人に戻った
口に出して言うことはきっとないだろう・・・
ばらばらだったオレ達3人が・・・こうして一緒にすごせたのはハヤト・・・オマエのおかげだよ

初期のクローバー3人での記念撮影。うむ、いいですなぁ。締めくくりな感じがある。
しかし本当の締めくくりは次回。そう、最終回であります。
連載400回の記念で次回最終回を聞かされることになろうとは・・・!!
何にしても卒業に向けて物語は進んでましたしねぇ。そういう落ち着き方にもなりますか。
卒業後のハヤトたちはどのような道を歩むのか。楽しみです。



最終話 あいかわらず  (2015年 46号)


高校を卒業してそれぞれの道を歩き始めるハヤトたち。
トモキは白バイ警官でありますか。むう、立派になったものであるなぁ。
右折は苦手でも白バイなら周りが安全運転になるだろうし安心ってものですよね!!

最終回は赤井と麻衣さんの結婚式
お祝いの席だから皆ドレスコードに乗っ取った格好をしております。
さすがに敵は来ないだろうからエリナちゃんにも安心していただきたい。ヒールは上手く使えば攻撃力ありそうですけどね。

大学生になっても相変わらず釣り趣味は変わらずの真木。
まあ釣りは一生の趣味とか昔の人が言ってたりするぐらいですしなぁ。
趣味の範疇でいるうちは良いんじゃないでしょうか。うん。
でもまあ、師匠のイージスさんがバイトリーダーとの掛け持ちも見事にしているのだし、そこはちゃんとしてくれるだろう。たぶん。

ゲンゲンは浪人生か何かなのだろうか。
勉強は厳しいでしょうけど、信念があれば何とか・・・なる。はず?

ハヤトは卒業しても相変わらずの髪型。
結局卒業後にやることは決められたのでしょうか?
竹下さんのおかげで接客業も出来るようになってるし、働くこともできなくはないと思いますが・・・さてさて。

何はともあれ、皆の笑顔で締めての最終回
うむ、いい感じでありますなぁ。みんな幸あれ!!
そして平川哲弘先生の次回作に期待しております!!!



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