蒼天紳士チャンピオン作品別感想

クローバー
第206話 〜 第232話


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 各巻感想

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連載中分


クローバー 24巻


第206話 働くって大変  (2011年 32号)


巻頭カラー!
カラーでカップル2組が牛丼屋にやってきたぞ。こりゃウゼェ!
バイトをしているだけで客を呼び寄せてくれるのだから、ハヤトってありがたくね?
何回も来たりはしないだろうけど。

カップルじゃないけど、ゲンゲンとユイちゃんも登場。
ユイちゃんまた感じが変わったな。なんだか丸くなったように見える。

さらに、赤井、真田の2人がバイクに乗って登場。店に入りもしないのかよ!

冷やかされまくりだが、まあここまでは仲のいい奴らの登場です。
次に来たのは見るからに迷惑そうな感じの連中。
禁煙でもタバコ吸うぜ。未成年でも酒を要求するぜ。断れば騒ぎ立てるぞ!
ハヤトと菊池がタバコを消してくれるように頼むが、イヤな態度で返してくる。

オレら客だぞ!

来た、イヤな客の定番のセリフ来た!

でも、他のお客様に迷惑になる客などいらないのです。出て行ってください。
というセリフが、バイトリーダーの竹下さんから飛び出した。おぉ・・・
見るからに怖い客ですし、震えながらではありますが、言うべきことをキッチリ言う竹下さん。カッケー
警察の名前を出して撃退に成功する。
この行動でハヤトにも見直される竹下さん。イイネ。

しかし、話はそれで終わらない。恥をかかされた連中が復讐にやってきた!
恥をかかされたんじゃなくて、貴方達が勝手にかいたんでしょ?
とか言って、簡単に不良達を撃退してくれたら竹下さんマジカッケーになるけど、流石に無理か。
荒事はハヤトたちに任せておきましょう。



第207話 竹下の危機  (2011年 33号)


不良客を追い出したバイトリーダーの竹下さん。その帰り道、不良に絡まれて大ピンチ!
不良達は、ナメられたと思って怒っている。土下座を強要してくる。

・・・なぜボクがキミらに土下座しなくちゃならないの

震えながらも謝罪を断る竹下さん。なかなかのハートの持ち主だ。
その竹下さんの態度にキレる不良。全く最近の若者はキレやすくていかんね。

殴りかかろうとするが、途中で止められる。ハヤトと菊池の登場だ。
抱えて叩き落す菊池。その一撃で不良は悶絶。
ハヤトが脅せば不良達はスゴスゴと退散するしかないのでありました。

助けられた竹下さん。ハヤトの名を呼び、お礼を・・・言えずに去っていく。
ふむ、バイトリーダー足るもの簡単にデレるわけにはいかないということでしょうか。
デレとツンの間が広ければ広いほど破壊力は増すわけですし、ここで溜めておくのは正解でしょうな。
って、なんかナチュラルに竹下さんをツンデレキャラとして扱ってしまっている!?

夜が明けて、バイトの時間。
今度は店に真木さんがやってきていた。話はせず、釣果の自慢だけして去っていく。仲いいなオマエラ。
バイトの目的である釣具を眺めて笑うハヤト。これを手に入れたあかつきには、オレを師匠と呼ばしてやる。
ハヤトの欲しいものを見てしまった竹下さんが一言。

F5−72XRCとIS71HL・・・
素人じゃ使いこなせないだろ

!?
このセリフ・・・玄人のものだ!
釣具の製品名を見ただけで、どのレベルのものか判断できている。
間違いない、竹下さんは釣りの玄人だ!
まさかの真木さんに続いての釣り仲間誕生?
竹下さんを師匠と呼ぶ真木さんの姿が見れたりするのだろうか。なんだか楽しみだ!

その前に、一悶着起きそうな予感。
撃退された不良達が、10万も払ってパンダマンに依頼をしている
ハヤトと菊池を倒してもらおうという腹積もりか?
パンダマンには仲間がいた。ウサギさんとコアラくんです。イヒ

何かヤバイ!
簡単なアオリだけど、凄くわかる。何かヤバイ!
というか、何よこの空間。イヒじゃねーよ。正体隠すにしても、もうちょっと方法があるでしょう!
面白くなってきやがったぜ・・・!



第208話 パンダ・ウサギ・コアラ  (2011年 34号)


笑顔で牛丼大盛りを出すハヤト。なんてこった・・・ハヤトがまともな接客をしている!
これも全てバイトリーダーの竹下さんのおかげですね。
テキパキとした動きに、竹下さんも見直しております。
それでも、ちゃんと言う事は言っておく竹下さん。照れ隠しがまだ続いているのか!?

バイトからの帰り道。ハヤトの前に立ちふさがるウサギ。その後ろにはパンダ
なんだこの構図。ほのぼのさせたいのか貴様ら!そのかぶりもので腕を組むなウサギ!

無言で襲ってくるウサギとパンダ。
2匹と対峙しているときに横合いからコアラ登場。
コアラのとび蹴りに倒されるハヤト。さすがコアラ。人気者は違うっすね。

倒されたハヤトだが、すぐにおきあがりコアラのマスクに手をかける。
あかん、ハヤト!マスクマンのマスクに手をかけるとか。子供の夢を壊しちゃいかん!
ウサギが乱入して、マスク剥ぎは中断される。
そして、マスクに手をかけたハヤトは3人に制裁されるのであった。
プロレス界の掟は怖いッスね。あれ、そういう話じゃない?

不意打ちとはいえ、ハヤトを倒した3人組み。
悠々とその場を立ち去る。ウサギが手を上げて走り去るのがなんか可愛い。観客ウケよさそうッスね。

まあ、ハヤトは基本的に不意打ちに弱いからな。
戦闘体勢に入ると凄い強いのに、不意を打たれて倒されることが多い気がする。
リベンジの機会はあるでしょうし、次頑張ろう。
次はハヤトもかぶりもので挑むべきかな?でも、ウサギ、パンダ、コアラに並ぶ人気者を用意しないと厳しい。
その3匹に並ぶ人気動物ってなんだ!ペンギンとか!?



第209話 10万円の仕事  (2011年 35号)


ハヤトがボコボコにされた証拠画像が依頼主に届けられる。
最初見たときは大丈夫かよと思ったが、これなら安心そうだ。依頼主も安心。
まあ、誰だって大丈夫かよ?と思いますわな、あれじゃ。

そのハヤトだが、翌日も元気に出勤。遅刻したりはしません。バイトリーダーの言いつけですしね。
しかし、そんな腫らした顔で客前に出れるわけはない。
顔だけではなく、体も傷だらけである。しかし、気丈に働こうとするハヤト。
その意気を汲み取り、奥で接客以外の仕事を任せる竹下さん。
他のバイト店員は、ハヤトを帰したほうがいいんじゃないかと言う。しかし、竹下さん。

帰したらあいつバイト代もらえないだろ

な、なにっ!?
ハヤトのバイト代について気にしてくれているというのですか!?
釣り道具を欲しがっていたのは見てますし、早く手に入れれるように協力してあげようということですか?
本当、竹下さんの優しさは天下一品やで!

バイトの帰り道。ハヤトに昨日何があったか尋ねる菊池。

ハヤト「ウサギとパンダと戦ってたら、コアラに不意討ちくらって、後はボコボコ」
菊池「少し心配して損した」

そりゃ、この説明じゃ真面目に聞く気も失せますわな。
しかし、言っている側からコアラ登場。ハヤトが殴り倒される。
ウサギとパンダも登場して3対2。しかし、ハヤトは昨日の今日なので体がうまく動かない。
再びボコボコにされるハヤト。そして菊池も倒されるのであった。
おやおや、依頼完遂されちゃってるじゃないですか。情けない!
まあ、嫌なことは忘れて、バイトを続けることにしましょう。
一度ボコったのなら、もうこの3匹は出てこないでしょうしね。そういうわけにはいかないか。

というか、ウサギとコアラのマスクのデザインが変わっているのはなんなんだ?
実は中身が入れ替わっているとか。二代目ウサギマスクとコアラマスクとかそんな感じで。
きっと世代交代するドラマが別の話で語られたりするんだろうな。絶対にないな。



第210話 バイトリーダーだから  (2011年 36+37号)


昨日より一段とひどい顔で現れるハヤト。
本当ならやられる予定はなかったのだが、菊池と一緒に帰ったのが不運だったな。
その菊池も顔を腫らした状態でやってくる。
もちろんそんな顔で接客はできないので、奥での作業に回されます。

実は優しい竹下さんですが、さすがに店にトラブルを持ち込まれたら止めさせないといけない。
そういうことはないように釘を刺しておく。さすがバイトリーダーっすね。

さて、マスクマン3人組が、マスクを外してメールを送っています。
可愛い動物たちの中身が、こんなヤンキー共だ何てショックだ!なんていまさらいいませんけどね。
やっぱやるならあのクラスだよな、と楽しげな3人。
ハヤトが相当強いという認識はあったようだ。

あんだけ痛めつけたのに・・・ありゃただのバカじゃねェな

いえ、バカなのは間違いないと思いますよ。強いバカだ!
この3人は、金をもらって人を殴る商売をしているだけで、とくにハヤトたちに因縁があったりはしない。
普段から襲われる心当たりがあるハヤトや菊池には、逆に狙ってくる奴らの関連がわからないようだ。
そうなると、頼りになるのは僕らのバイトリーダー。
竹下さんは鋭い。前に揉めた連中が関わっているんじゃないかと直感する。

あれ・・・何やってんだオレ・・・

張り込みを行う竹下さん。例の店で暴れた連中を探そうと言うのか!?

なんでオレがこんなことしてんだ!?
バイトリーダーだから!!

いや、それ関係ないよな・・・と一人煩悶する竹下さん。
普通に考えたらバイトリーダーがやる仕事ではない。これは竹下さん個人の器によるものだ!
関係する奴を1人見つけ、後をつける竹下さん。
自問自答を繰り返しながら、進む竹下さん。つけてってどうする?どうする?どうする?君ならどうする?

これは、竹下さん誘拐フラグが立ちましたかね。
囚われの竹下さんを救うために動き出すハヤトたちとかそういう展開か。
竹下さんってばヒロイン役までこなすとは・・・ほんと、バイトリーダーは凄いっすね。



第211話 たまたま  (2011年 38号)


菊池のやられた画像も送信されてきました。これで仕事は完了ですな。
喜ぶ不良達。その様子を近くの席で見ていた竹下さん。
こいつらが誰かに頼んで、あの2人を襲わせたんだ!
真実を掴んだ竹下さん。さて、どうする。警察に言うのが一番早いか?

まずは一杯飲んで落ち着こう。
ドリンクバーでスイッチを押すがドリンクが出ない。
ああ、押すところを間違ってたのか。なんだなんだ。落ち着け落ち着け。

なんてもたついていたら、標的に接近されていました。やべぇ!拉致られる!?

と思いきや、こいつら竹下さんの顔はすっかり忘れているようでした。
一度は狙った相手だけど、まあ、もっと目立つ奴らに標的チェンジしちゃいましたしね。
一般人顔の竹下さんのことを忘れてもそんなに不思議ではないか。

次の日。バイト終了したところでハヤトと菊池に声をかける竹下さん。
マスタードーナツで、襲った犯人に依頼した男たちの話をする。
なんでそんなことを知ったのかと聞く菊池。
それに、たまたまだよと答える竹下さん。たまたまパチコンやってたんだよ。たまたま球打ってたんだってば。

調べてくれたのか?

!!
さすがに菊池は鋭いな。でもそんなんじゃないってばよ、たまたまだってばさ!
なんでもないと言い張る竹下さんは格好いいなぁ。
警察に行こうという竹下さんだが、それはいいよというハヤト。
警察は色々面倒くさいから。まあ、そうかもね。言っても解決するとは限らないし。
菊池も警察に言うのはよしとしない。

でも・・・ありがとうございます、オレ達のために

お礼を言うハヤトと菊池。
照れた感じで去っていく竹下さん。いい人だー。

ハヤトと菊池は2人でこの事件を解決しようと考えている。
そのおかげで、真田はなんだか暇そうである。
2人が顔をボコボコにしてきたのに、牛丼屋は過酷なバイトなんだなで済ます真田。
菊池と違って勘は鈍いらしい。だめな子だ!

さて、パチンコ屋で見張りをするハヤト。菊池が合流したところで標的を発見。
ここから、どこまで辿っていけるか・・・反撃開始だ。



第212話 次は20万  (2011年 39号)


不良客3人組みの1人を見つけ出したハヤトたち。
どうするのかと思ったら、確保して残りの2人を呼び出していた。さすが菊池は賢いな。
描写はないけど、ハヤトが作戦を思いつくとは思えないですし。

さて、竹下さん。自室でロッドの手入れをしています。
聞いているのは、英会話の聞くだけマスター。なんという親しみやすさか!
しかし、手入れしている姿はなんだか妙に格好いいから困る。
いつか外国の魚を釣りまくってやるとか考えているんですかね。バイトリーダーはデカいなぁ。

不良達から依頼システムについて聞きだすハヤトたち
。 やりとりはメールのみだし、直接会ってもマスクしているから正体は分からない。慎重な相手だな。
なので、もう一度2人を倒すように頼めと菊池は言う。
そうやっておびきよせようという作戦ですな。さすが菊池は賢いな。

そんなことしてもまたやられるだけだろと言う不良。

オレ達があんな奴らに負けるわけねェだろ

思いっきりボコられておきながらこのセリフ。さすがハヤトだ。
まあ、3対1とかでなければなんとかなるか。
菊池が襲われたときは、ハヤトはボコボコにされた翌日でまともに動けてなかったしね。

誘いに乗ったマスクマンたち。
ハヤトたちの強さは楽しめたので今回は20万の特別料金で依頼を受けると言っている。
まあ、実際に払うわけじゃないし、20万が200万でも問題はないな。

金の受け渡し場所は不良のひとりに案内させる。
そして、残った2人の携帯を預かり、余計な連絡はさせないようにする。
これで、完全に相手を捕らえることができますね。さすが菊池は賢(略)

というわけで、マスクマンたちを見つけたハヤトたち。
案内した不良はコアラにどつかれる。あらあら。
さて、リベンジなるかどうか。次号はセンターカラーで戦闘開始だ。



第213話 肉を切らせて骨を断つ  (2011年 40号)


アニマル軍団との対面。しかし、相手は何も喋らない。ヘイ!コミニュケーションしようぜ!

菊池は的確に正解を当ててくる。本当賢いな。
こいつらの正体は、金貰って人を殴りたいだけのヤツラである。
別にハヤトたちに恨みがあるとかいうわけじゃあない。

声も聞かせたくないので、ボソボソとやりあっている。
そこまでしなくても、どうせ正体なんて気にはしないよ、こいつら。

こいつらたぶん本当に2人だ。バカなのか・・・

2人だけで突っ込んできたことに対しバカにされる。まあ、バカなのは正解だ。
いきなりコアラの攻撃を受けて吹き飛ぶハヤト。バカ。
まあ、すぐに起き上がったからよかった。

菊池はウサギとパンダの2人を相手する。やはり2対3は面倒だな。
チームに戦うことに慣れている様子のアニマル軍団。
ならばまずは数を減らす!
ウサギの攻撃を避けずに耐える菊池。そしてパンダの攻撃にカウンターをあわせる。
これでパンダは吹き飛んだ。次はウサギだ!

肉を切らせて骨を断つってやつだ

本当、菊池は賢い。ハヤトと組みと余計にその賢さが際立つ。
ようするに、組んでいる相手の頭脳が期待できないから、自分がとなるわけだ。
そう考えると、パートナーの力を引き出すハヤトも凄いと言える。いや、言えないな、やっぱり。



第214話 アニマル団決着  (2011年 41号)


菊池が強い!こんなに強かったっけか!?
タイマンなら負けないぜって感じである。ウサギとパンダは一段劣る感じのようですな。
パンダが倒れている間にウサギを撃破。

起き上がって、背後からイスで殴りかかろうとしたパンダに蹴りを叩き込む。
どうでもいいが、このイスを構えているシーン。
殴りかかるというより、ライトでも構えているかのようだ。それで力入るのか?

パンダも菊池に殴り倒される。残りはコアラ。

コアラは単独でハヤトと渡り合っている。どうやらこいつが一番強いっぽいな。
さすがにコアラである。実は獰猛という話ですな。いや、パンダのほうが強そうな気もするが。

攻撃はなかなかのものだが、それが途切れればあとはハヤトのターン。
連打を浴びせて、最後はスタイリッシュなとび蹴り。決めるときは決めるなぁ。

マスクマンの宿命。敗れたので覆面を剥がされる3人。おぉ、凶悪そうな面ですこと。
倒れている3人を寄せて写真撮影。
そして、こいつらの携帯の登録宛先に一斉送信。
ぼくたち、今日をもって閉店いたします、とのこと。
これなら、負けたのが一発でわかるし、この先商売を続けていくことはできませんわな。いい解決だ。

ケンカシーンはさらっと流す。なかなかいいシリーズでありました。
さあ、次はバイト編の仕上げと思われる。竹下さんとの釣具でのやりとりが見れる予感がするぞ。楽しみだ!



クローバー 25巻


第215話 竹下さん  (2011年 42号)


アニマル軍団の悪事はメールによってあっという間に世間に広がったのでした。
例の殴り屋はこいつらだったのかーという反応。
それ以外にも、どうやら殴り屋依頼だけじゃなく、普通の知り合いにも送信されていた模様。

鈴本、工藤、水越の3人であるが、なんだか微妙な評価ばかり。
工藤はボクシングジムで根性なし呼ばわりされていた。
水越は格闘技をやるといって学校を辞めたのに、すぐ諦めたそうな。

何にせよ、いい年こいて何やってんだって感じだよな

散々な評価である。まあ、そりゃそうだ。
こう言われるのがわかっていたからマスクをしていたのか。なんだかしょっぱい話だな。

一応、鈴本とやらの評価だけは悪く言われていない。こいつがコアラだったっけ?

ハヤトたちを殴るように依頼した不良達は慌てて町を出る。
復讐を恐れたんでしょうな。まあ、アニマル軍団ももう町にはいられない気がするけど。

さて、今日も元気にバイトである。
アニマル軍団とやりあったものだから、ケガが酷くなっているけど気にしないでくれたまえ。
というわけにもいかない。なんせ今日は本部の人が来ているのだ。
2人のケガを見て、どうせケンカだろう。お前らみたいなのはすぐ揉め事を起こすと決め付ける本部の人。

まあ、確かにケンカですけどね。感じ悪いッスな。
確かに元お客様でしたけどね。客の時点ではケンカしてないからノーカンですよね。

揉め事を起こしてからじゃ遅いということで、2人はクビにされる。
が、ここで竹下さんがかばってきました。キャー!竹下サーン!

見た目は悪いかもしれないけど、仕事ぶりはまじめできちんと働いてくれている。げんに今まで遅刻は一度もない。

遅刻はしていないけど、遅刻するなよと言い続けていた竹下さん。照れ隠しでしたもんね。
何かあったら竹下さんが責任を取るということでクビは免れました。ふー。
しかし、バイトリーダーという立場なのに、まるで正社員のような責任者っぷりですな。

バイト終了後、竹下さんを出迎えるハヤトと菊池。

色々ありがとな、竹下さん

ついに、ハヤトが竹下さんを、さんづけで呼び始めた!感動だ?
それに対し、どうにも照れくさい竹下さん。遅刻の件は先んじられたので、とっておきを口にする。

言っとくがキミにFS-72XRCとIS71HLなんて10万年早いんだよ

ええっー!?
ハヤトの驚き。これはバレていたという驚きか、10万年早いといわれた驚きか、竹下さんが釣りをしていたことの驚きか。
ひょっとしたら、次回以降も釣具選びのアドバイザーとして竹下さんの出番があるかもしれない。
濃厚な釣り漫画になっていきそうな気配がするぜ!



第216話 クリスマスフィッシング  (2011年 43号)


クリスマスでございます。
うむ、こういうめでたい日は友達誘って釣りに限るな!なんでやねん。
誘ってホイホイついてくる真木さんは本当いい友達。

トモキやケンジは彼女がいるので相手してくれません。
冷たい奴らである。いや、当然なんだろうけどね。
ハヤトも早く彼女作ればよいのに。年上でないと嫌だとかわがまま言っている場合でもあるまい。

というか、ユイちゃんはこういうチャンスで出てこないのはどうなんでしょうな。
もう諦めているのかもしれない。

さすがにクリスマスぐらいの時期は寒くてなかなか釣れない。
と思いきや、釣れている人がいる。フィーシュッ!
ちゃんと釣れることがわかり、やる気が出てきたハヤト。
しかし、NO!
ポインツレス。無駄骨だね。何もないところで何回キャストしてもノーフィッシング。

なんだこのハッピーな喋りをする男は
姿を現した男を見て、真木さんが震える。あの真木さんが震えるなんて・・・何者だ!?

そのトレードマークの探検帽。それにベストにいつもつけてる、釣り大会上位にしか配られないバッジ。
そう、この男こそイージス竹下!
雑誌にも写真つきで紹介されるという凄腕の男だ!
俺から隠れることはできねぇぜ!オレにはバスがどこにいるかわかる。
もの凄いアオリで、1ページ丸まる載っているという優遇っぷり。

や、やっぱりだ!あんたイージス竹下さんだろ!!

真木が興奮している。む、竹下?まさか・・・
はい、バイトリーダーの竹下さんでございます。
釣りに詳しそうだと思ったが、まさかここまでの腕前だとは・・・

美咲君、釣りは道具じゃないよ、想像力だよ。

さすがイージスさんは言うことが違うな。

真木さんも、ハヤトが竹下さんと知り合いと知り、ハヤトを見直す。
知り合いというだけで見直してくれるとは・・・本当、竹下さんの凄さは天下に轟いておるで。
本にサインを頼む真木さん。ノープロブレムと返す竹下さん。なんだか凄い空間だ!

さらに真木さんの質問。何故こんな寒い日に釣れるのか。

イメージしろ
魚は今何を思ってる?どうしたい?どこに行きたい?何がしたい?
そうすれば自ずと答えは出る。

おぉ。なんだか深いような話を聞かされましたよ。
こんな釣り名人の竹下さん。なんで牛丼屋のバイトなんてしているんでしょう?
それほどの腕前があるなら、釣り屋として全国を回るという手もあるでしょうに。

オレはアメリカに渡ってバスプロになる

なんと、竹下さんの狙いはアメリカ!スケールのデカイ男だぜ。
すぐ食っていけるとは思っていない。だから2年ぐらい暮らせる資金を溜めていたのだ。
英会話の勉強をしていたのもその伏線だったわけだな。うーむ、深い!
ハッピーな喋りになっているのも英会話の勉強の成果ですね。さすが竹下さん。ビッグだね。

そんなビッグな竹下さんを師匠と呼ばせて欲しいと言い出す真木さん。
今回の真木さんはいつになくテンションが高い。こんなことも言うんだ真木さん。

去り際に、竹下さんは一つの言葉を残す。

釣りはハッピーにいこうぜ。バイ。

本当、竹下さんは最高だな・・・!
せっかくなので、異名のイージスについて調べてみた。

イージスシステム。
遠くの敵機を正確に探知できる索敵能力、迅速に状況を判断・対応できる情報処理能力、
一度に多くの目標と交戦できる対空射撃能力を備える画期的な装置である。

Wikiより抜粋。

ほう!つまり竹下さんは複数の魚の位置を正確に探知し、迅速に状況は判断、対応できるわけだ!
す・・・すごい!!

本当、イージス竹下さんのおかげでお腹一杯になれた回でした。
あ、その前後に別の話が挟まってましたな。
例の、真木さんに絡んでいた坊主とロン毛。ロン毛の名前が辻千尋と判明しました。ふうん。
その千尋がケンカに負けて連れて行かれました。
なにやらまた真木さんがケンカに巻き込まれそうな流れですな。もう、勘弁してあげて。
真木さんは仕事と、趣味の釣りに没頭していたいんだよ!最近は釣りばかりな気がするけどな。



第217話 にぎやかな誕生日  (2011年 44号)


大掃除も終わり、正月を迎える準備が出来た赤井モータース。
そう、今日は大晦日であります。
こんな日はカップルは連れ立って出歩くと決まっている。赤井さんもそれに習う。
米軍基地に正統派アメリカンバーガーをいただきに行くのだ。大晦日に。

そして、ハヤトのアパート。
そう、今日はハヤトの誕生日である。去年も祝ったが、今年もトモキとケンジが祝ってくれる。
今年も鍋。そして、なんとケーキまである。でも浮かない表情のハヤト。
それもそのはず。2人とも彼女連れできやがったから。イヤミか貴様ら!!

去年は3人だったけど・・・今年は賑やかでいいね。

何がだっ!!
おのれ、彼女持ちの余裕というのが見えてくる。これはハヤトは怒っていい。

そのころ赤井さんたちはハンバーガーをおいしくいただいていた。
この2人は恋人暦が長いせいか落ち着いた感じですな。
しかし、その側でケンカが発生。どこでも暴れるのはいるもんだなぁ。
ぶっとばされ、飛んでくる男を避ける赤井さんたち。迷惑な。
吹っ飛ばした男は、ハンマーヘッドというジャケットを着ていた。鮫っすか。

で、飛ばされた男は・・・どこかで見た顔。坊主こと星寅男じゃないですか。

さて、ハヤトの方にカメラが戻る。
カップル2組は神社に初詣に出かけるようだ。
しかし、ハヤトはスネスネモードに入っているので一緒に行ったりはしません。当たり前だ。
何が悲しくてカップル2組と初詣に行かなければいけないのか。当たり前だわな。
といいつつ、もう一度誘われたら行ってやってもいいかなと思っていそうなハヤト。淋しがりすぎだろ。

チャイムが鳴って出迎えたら、でてきたのは気絶した坊主。なんじゃこりゃ!
赤井さんが気絶した坊主を連れてきたらしい。
ハヤトは知り合いだから泊めてやれと言ってくる。そして、置いていってさっさと行ってしまう赤井さん。

大晦日の誕生日の日に、一度ケンカをしたぐらいの仲のボウズと同じ部屋に取り残されるハヤト
しかも本人がケンカしたわけでもないときたもんだ。
なんでしょうね・・・ハヤトが何をしたっていうんだ!
逆にいうと何もしなかったともいうか。
彼女を作る機会はあったはずなのにものにしなかったハヤトが悪いという状況である。
真木さんでも竹下さんでもいいから、早いところ意を決したらどうでしょうか。いや、そういう漫画じゃないんだ。これ。



第218話 ボウズと過ごすお正月  (2011年 45号)


ボウズとお正月を過ごすハヤト
大晦日の誕生日に続き、災難だな。ほんと、ハヤトが何をしたってんだ!
でも餅入れてスペシャルヌードルだと誇らしげにするハヤトは楽しそうだな。

ハヤトから食事をもらっておきながら、語ることをしない寅男。
それなのにちゃんと晩飯まで用意してあげるハヤト。人が良すぎじゃないっすか?
その晩飯にもケチをつける寅男は人間が出来ていない。
でも、晩飯にぜんざいはやはりないかなぁ
地方によって正月の餅の食し方は違うからしょうがないか。文化的衝突ってやつだ。デカルチャー。

そのころ、拉致されたはずのロン毛は普通に解放されていた。あれ?
どうやら会いにいったのは弟らしい。
2年ぶりにあった弟にすげなくされる。ふむ?なんだろうかね。

で、寅男。相棒について尋ねられるとようやく反応を見せる。

頼む!何も言わずに金を貸してくれ!!

まさかの金貸してくれ要求。
力を貸してくれじゃなく、金とくるとは思いませんでした。
お前、ハヤトが金持ってると思ってるのか?正月をカップヌードルで過ごしている男だぞ。
いや、確かにじいちゃんが資産残してくれてるが、管理されてんだよ。使えないんだよ!
これでお金出しちゃったら、ハヤトはいい金ヅルっすよね。今後もタカれるぜ。



第219話 HAMMER HEAD  (2011年 46号)


2ヶ月かけて2年ぶりに弟の克哉と邂逅するロン毛こと辻千尋。
しかし、弟はチームに入っており、兄は目障りだとボコられる。
どうやらバイカーのチームらしい。
それは暴走族とはまた違うのですかね?走らないバイク乗りなんですかね?どうなの?

冬に探し始めたもんだから、クリスマス、年末、正月とイベントを通り過ぎてしまう。
ボウズとロン毛もなんだか淋しい年越しになってしまいましたな。

千尋の携帯とバイクのカギは連れ去られた現地に置き去りになっていた。
それを寅男が回収している。このままでは連絡もつかない。
早く向こうに戻らなければと焦る寅男。
なるほど。ハヤトに金を貸してくれと言ったのは交通費か。

早く戻らないといけない。その一念がようやく寅男の重い口を開かせる。

なんだかんだでいい人になってきたハヤトである。
しかし、ほとんど関わりのない相手にどこまで力を貸してあげるものであるか。
一宿一飯の恩という言葉はあるが・・・与えてる方だからあんまり関係ないんだよなぁ。
ハヤトは断っても全然問題ない流れだが、果たしてどうするのか。
寅男も、泊めてもらってるんだし、礼のひとつくらい言いなさい。



第220話 ハムムヘッド  (2011年 47号)


いきなりの竹下さん登場に驚きと歓喜。
どうやらハヤトは寅男についていくためにバイトを休むらしい。
休みの連絡は最低1週間前に言ってもらわないとなぁ。困るよ。

一応菊池に全部シフト代わってもらうことにしたので問題はない。
かぶっているところは菊池が倍頑張るので問題ない。そうか。
まあ、竹下さんも何かわけありなんだなと感じてくれたようで認めてくれます。
さすがバイトリーダー竹下さん!お優しい!

電車賃を貸してくれるだけでよかったはずなのに、ついてこられて困惑する寅男。
ハヤトは寅男の話を思い出していた。

寅男と千尋は大工の卵らしい。やっぱり働いていたんだな。
でも、2ヶ月も休んでいるのでは、さすがにクビになりそうだな。

千尋の弟を探してたら、バイカーチームにやられてしまったという寅男。
そのバイカーチームはそれだけ強いということなのでしょうか?
名前はハムムヘッド。変な名前。いや、それぐらい読めよ寅男。

一方、千尋はまだ街でハンマーヘッドの連中を追っていた。
弟は関わって欲しくないようだが、兄としては心配でしょうがないのですな。
ハンマーヘッドの連中に再びボコられそうな所に登場するハヤトたち。

ハヤト「おい、これハムムヘッドじゃなくて、ハママヘッドだろ
寅男「え!?

え!?じゃねえよ、寅男。
しかもなんて表情で言いやがる。そうなのか!って感じじゃねぇか!
まあ、確かにハヤトの方が近いけど、どっちにしろ間違ってる。
単語の最後にERがついたら伸ばすに決まってるだろ。ハママーヘッドが正解だ!なにっ!?
英語は難しいっスね。



第221話 合流  (2011年 48号)


このハママヘッドってどういう意味だ?
いきなり腕を掴んでこんなことを聞かれても困りますわな。
そりゃ、蹴りのひとつも叩き込みたくなる。
ケンカが始まるかと思ったが、この場は警察が割り込んできて中断。

クリーニング屋で服を洗い、着替えをする。ようやく着替えられたとすっきりした様子の寅男。
2か月もどういう生活してたんだ、本当に。

なんとか弟にもう一度会おうとしている千尋。
それに対し、もう放っておけば?というハヤト。正論ですな。
ガキじゃないんだし、こっちで仲間とそれなりに楽しくやってるならいいんじゃないの?

だが、千尋は気になっていることがある。
連れ去られ、ぶん殴られた後、気がついたら病院のベッドの上にいた。
その時、ぼにゃりとした意識の中、たしかに「すまない」って聞こえたらしい。
それが弟の声だとしたら、確かに気になりますわな。
長いこと連絡もせずに、会えば突き放すような態度。気になるのは確かにわかります。

ハンマーヘッドは千尋の弟の克哉を入れて5人。
たった5人のバイカーチームだが、この辺りではかなり恐れられているらしい。

寅男の荷物はこの町に置いてあったのか、ハヤトに電車賃を返す寅男。
それに対し、正月暇だし、テレビは特番ばかりでつまらないから仲間になってやるというハヤト。
わざわざバイトを休んだりまでしてるっていうのに・・・良い子だなぁ、ハヤト。
それに対し、素直にお礼を言える千尋は大人ですな。寅男も見習え。

相手は5人で全員強い。休みも3日しかないので短期で勝負をつけたい。
となると、人手が必要である。ならば、誰を呼ぶか――

ユイちゃんがオレと本場のハンバーガー食いたいって!?

ゲンゲン来たー!ほんと、呼び出すのは簡単なやつだな。
まず1人・・・と満足気なハヤト。だけど、呼び出しただけで闘ってくれるわけじゃないんじゃない?
まあ、ハヤトの頼みならひょっとしたら聞いてくれるかもしれないけどさ。
まず、と言っているけど他にツテはあるんだろうか?真木さんはそっとしておいて欲しいところだけど。
正月近辺で暇そうなキャラだと真田ぐらいしか居なさそうだ。



第222話 釣られた男  (2011年 49号)


センターカラー。
カラーで援軍のネタバレとは酷い!まあ、すぐわかるんだけどね。
しかし、このカラーはカッコイイな。
もうクローバーの3人はこの組み合わせでいいんじゃないかと

ゲンゲンに続いての助っ人は、やはり真木さんでございました。
バイクに乗って登場の真木さん。開口一番、イージスさんは?と来たもんだ。

イージスさんとオマエ、3人で釣り初めするんだろ
え!?

なんだよ釣り初めって。と思ったらちゃんと変換候補にもある言葉で驚いた。
騙されたと知って去っていこうとする真木さんを必死に止めるハヤト。ズザザザ。

一方、一足先に到着していたゲンゲンは寅男たちに奢られていた。バクバク。
真木も到着したことで、呼び出した理由を説明。
まあ、一応ではあるが知らない間柄ではないしなぁ。真木さんも複雑そうだ。
千尋も真剣な表情で頼み込んでくるし、これは断りがたい。

真木さんはどうにか了承してくれた。
そして、ゲンゲン。どうやらちゃんとハヤトに受けた借りを返さないとと考えているようだ。
ゲンゲンも義理堅いな。まあ、大きな出来事でしたしね。

真木さんが持参した釣具は邪魔だからコインロッカーに預けられる。
まあ、持ち歩いて折られたりしたら目も当てられませんしね。

オーシ!行くぞ!!

勇んで挑むはハンマーヘッド。5対5の勝負が出来そうですな。
そのハンマーヘッドは大暴れ中。なるほど、強いんですな。
とはいえ、ザコ相手に暴れられてもどのぐらいの強さかよくわからない。
次回でハヤトたちとぶつかって判断するしかないですな。



第223話 助っ人ゲンゲンと真木  (2011年 50号)


ハンマーヘッドのたまり場は2つある。
そこを見張ろうと考える千尋。というわけで、チームを2つに分けることにしました。
寅男は潰れたレストラン。千尋は市街地の方のたまり場。
どっちかに来たら連絡を取ることにする。

ハヤトは千尋のチーム。
ゲンゲンと真木さんは寅男の方についた。
ウソつきのハヤトがいない方を選んだそうな。基本嫌われてるよなとか言われるハヤト。哀れ!
まあ、実際嫌われる行為だわな。

真木とゆっくり話す機会ができ、つい泣いちゃう寅男。おいおい。男の涙とか見せられてもな。
気まずいので、真木さんに話しかけるゲンゲン。
真木さんもゲンゲンもお互いのことを知っているらしい。
まあ、ともに強者ですし、話題にはなっている人間ですからねぇ。
どちらも、つるまず1人でいる変わり者という共通点がある。

ゲンゲン「真木ってのは魚のケツばっか追いかけてるってのは本当だったみたいだな
真木「ゲンてのは女のケツばっか追いかけてるって聞いたぞ」

やっぱり似たもの同士だった!!
というか、真木さんの釣りキチはもう噂で広まっているレベルになっていたのか。

さて、ハンマーヘッド。
千尋の弟、克哉は、いつからこうなったんだろうと回想している。

バイクの窃盗犯と揉めた時に現れたのが、ハンマーヘッドの吉良。
バイク好きの縁ということで、ハンマーヘッドを紹介される克哉。
そのころは10人ほどのチームだったらしい。
1人1人じゃ問題ばっか起こすバカばっかの連中。
その頭をやっているのが、この吉良來人である。キラライトだと?死神と手を結んでたりしそうだな。

バイク好きが集まっただけといった感じだったハンマーヘッド。
それが2年ですっかり変わってしまった。
あんなことさえなければ・・・と考える克哉。ふむ?何があったんでしょうな?

ともかく、ハヤトと千尋の方のたまり場に現れたハンマーヘッド。
こっちに来ちゃったか。またハヤトが独断して、別グループが来る前に終わらせてしまうのか!?
そんなことになったら、借りを返そうと思っていたゲンゲンの立つ瀬がなくなる!
そう考えるとその展開はありそうで困るなぁ。



クローバー 26巻


第224話 11人のハンマーヘッド  (2011年 51号)


サブタイトルを見る限り、ハンマーヘッドは過去11人いたらしい。11人いる!?

克哉は早く大型免許をとってみんなの走りについていきたいと考えている。
仕事も、チームの仲間に紹介してもらっているようだ。
いい感じにチームに馴染んでいる克哉。
ハンマーヘッドを作った2枚看板の一人、大輔君もなんだか安心した様子だ。

ハンマーヘッドが集まっているところに通りがかる黒蜘蛛という族チーム。
通り過様にケンカを売って来る。べー。
べーってオマエ。その売り方はどうなんだ。子供か!!
そんなだから相手すんなって言われるんだよ。

ハンマーヘッドは現在でも結構ケンカが強い連中の集まりである。
蛇道という40人はいるケンカチームが、向こうから下につきたいと言ってきているらしい。
メンバーの孝という男も、乗り気だが、頭の吉良はそんなつもりはない。

なんでオレ達が族なんて従えて走らなきゃなんねえんだ?

ハンマーヘッドはバイク好きな奴らと走ろうと作ったチームである。族ではない。
いわゆる、走り屋集団ってことですかね?
その中でも速度重視ではなく、ただ走るのが好きって感じの集まりなのでしょうか。
趣味の集団なんだから、族とかに絡んでこられても困るってわけだ。

その頃はそんなことを言っていた。
だけど、今は自分達から逆らうヤツラを潰して回ろうと話し合うようになっている。

誰だろうと、オレたちなめてるバカは片っ端からいくぞ

吉良もずいぶんと変わってしまったなぁ。
本人も変わってしまったんだと自覚している。
ハンマーヘッドは半分以下に減っている。大輔君の姿もない。
一体何があったんでしょうねぇ・・・吉良の考えが大きく変わる何かがあったんでしょうけど。
大輔君の身に不幸があったとしか思えないのが厄い。

克哉が、昔のように楽しくやりたいと言い出すが受け入れられない。
兄貴にそそのかされたのか、と吉良に疑われる。
いや・・・そういうわけじゃ・・・

と言い訳しようとしたところにその兄貴が登場。タイミング悪いな。
というか、千尋。寅男たちに連絡してないのに飛び込んできたのかよ。
突入しちゃって後ろで驚いているハヤトが妙に可愛い。

特攻するのはハヤトかと思ったが、千尋の方が行っちゃったかぁ。
バイク盗難事件のときも似たような展開だったな。トモキが先に暴走していた。
今回も、ハヤトが先に突っ込んだんだろ?と後でゲンゲンたちに言われるんだろうな。信用がない!



第225話 裏切り  (2011年 52号)


弟と・・・克哉と2人きりで話させてくれと頼む千尋。
突然乗り込んできて虫のいい話ですな。
後ろで焦っているハヤトが妙に可愛いぜ。

この兄の乱入劇に、オマエも裏切るのかと疑われる克哉。

あいつみたいに・・・

ここで回想。昔は11人いたハンマーヘッドが半分以下になった理由の話だ。

ハンマーヘッドが集まる場所に、蛇童という族が待ち伏せていた。
この間までハンマーヘッドの下につきたいとか言っていた蛇童が牙を剥こうとしている?
どういうことかはわからないが、オレら11人は絶対負けないと吉良。

5人だろ。

蛇童の瀬戸内の言葉と共に、ハンマーヘッドのうち5人がジャケットを脱ぎ捨てる。
こいつら、裏切るつもりか!?
どうやら、蛇童の幹部の座と引き換えに裏切ったらしい。
走り屋としての考えを持っている吉良だが、他の連中が全てそうだったわけではないようだ。
下につきたいってヤツが大勢いるのに興味を持たない頭にイラだっていたらしい。
そして、そんな人間がさらに1人。だ、大輔・・・!?

こいつら先導したのはオレだ

ハンマーヘッドを作った2人の男の片割れが、ハンマーヘッドを裏切るというのか?
呆然としたところに襲い掛かってこられる。
仲間が半分以上も欠け、戦意が下ったところに大人数でこられるのはきつい。
吉良たち5人はやられてしまいました。

オメエらばかだよな、こんなぬるい奴についていこうなんてよ。
昔からオメエのそういうところが大嫌いだったんだよ!!
チームってのはでかく太らしてなんぼだろがっ!!せっかくの力、なんのためにあんだ!?

吠える大輔。
うーむ、根本的なところで考えに違いがあったのでしょうか?
よりにもよって大輔が裏切ったことは吉良にとって凄いショックだったんでしょうな。
それで、今の荒れたハンマーヘッドになってしまったと。
大輔と蛇童は今どうなっているんでしょうね?
まあ、荒れた吉良たちに潰されたんでしょうな。栄枯盛衰。裏切っても長くは続かないものさね。

回想の内容からして、普通に改心はしてくれそうな連中ですな。
まあ、改心させるには理由がいるような気もするけど。
真木さんがバイクの良さを共に語って昔を思い出させるとか。
それか真木さんが、バイクもいいけど釣りもいいぞと勧めるとか
バイク→釣りという変遷をハンマーヘッドの5人にも味合わせるわけだ。釣り仲間が増えるよハヤト!



第226話 本物の仲間  (2012年 1号)


ハヤトが連絡を取ろうとしているのにゲンゲンは電話にでない。
どうしたのかと思ったら、スマホに変えたばかりでうまく着信できないらしい
最初に呼び出されたときは家の電話にでもかけたのだろうか?
よくわからないのに買ったりするからそうなるんだよ!スマホじゃないけど経験はある。

真木さんのおかげでようやく電話が繋がった。
さすが真木さん。新しいものも見事に使いこなしている。
その間に殴られる克哉。味方に。あれ?

オメエは忘れたのか。あの夜のこと・・・

仲間だと思っていた連中に裏切られた吉良。
もう裏切られるのはうんざりだと言い出す。
だが、最後に残った4人だけは信じられる。

奥村義樹、倉地猛、司馬陽平、辻克哉

吉良も含めた5人。信じられるのは俺たち5人だけだと言う。
オレ達は絶対裏切らない。オレ達だけが本物の仲間だ

そう誓ったあの日。復讐が開始される。
所詮人数でボコッただけの蛇童である。吉良の強さにかなう人間がいたわけでもない。
吉良達5人に反撃され、頭の瀬戸内を初め、幹部がほとんど倒されてしまう。
元ハンマーヘッドの裏切り者も次々と倒されていく。

この状況になったのは、吉良達がやられてからほんの3日後のことである。
大輔としては、あれだけやっておけば逆らうはずもないと踏んでいた。甘い見通しでしたね。

他の幹部は全て倒され、残るは大輔のみとなる。
大輔も何か理由があって裏切ったのかも。とか思ってたがそういう話でもなさそうですな。
復讐を果たしたなら元の走り屋軍団に戻ればよかったのにねぇ。
からんでこられると面倒だから、先に潰して回ろうとしているのだろか?本末転倒な気がする。
ハヤトたちに殴られて改心してくれるといいんですけど。



第227話 うすい知り合い  (2012年 2+3号)


裏切り者は容赦なく徹底的に潰す。
うまく立ち回ったつもりでも、こういう状況になると一番酷い目に合うのが裏切り者である。
吉良の怒りも計り知れないものがあるんでしょうな。
他のメンバーも吉良を止めようとするものはいない。

大輔をボコったことで、蛇童は完全に壊滅した。
このことにより、たった5人のハンマーヘッドはこの街で最も恐れられるチームになったのだった。

認めてるのはオレ達5人。信じられるのはオレ達5人だけ
仲間以外はすべて敵。少しでも文句言ってくるチームは徹底的に潰していった。
ただバイクが好きで、走るのが好きだったチーム・・・
オレ達はすっかり変わってしまった。

信じられるのは5人だけ。その5人の身内も信じられないというハンマーヘッド。
さすがに偏狭すぎやしませんかね。
仲間の家族を気遣ってあげるぐらいの度量は欲しいが、すっかりグレグレモードな連中だからなぁ。
なので、弟を気遣う兄にも容赦なく殴りかかろうとします。

そこに妙な顔で割り込むハヤト。
今回のハヤトは帽子被りっぱなしの上に、妙な顔をしっぱなしである
敵ボスの吉良と似ていると言われているから、ハヤトも気を使っているのだろう。主人公側が気を使うのかよ。

仲裁に入るハヤト。最近のハヤトは本当に大人だな。
ケンカしに来たわけじゃなく、ただ話したいだけってんだからいいだろ、別に。
正論だ。不良者の主人公とは思えないほどの正論だ。
千尋との関係を尋ねられるハヤト。
それに対し、うっすい知り合いだと返すハヤト。その通りだ。否定しようも無くその通りだ。
でも、ふざけたヤロウだと怒らせちゃったみたいです。理不尽な。

さて、電話をかけて救援を呼んだのになかなか来ないゲンゲン達。
携帯で道を調べていたが、すっかり迷子になっているらしい。使いこなせてないな。
そこでササッと操作をして調べてしまう真木さん。こっちだ。
本当、真木さんはスタイリッシュだなぁ。
今度はもっとハイテクな釣り道具を駆使して頂きたい物である。

ハンマーヘッドは強い。
さすがのハヤトも5人相手にロン毛との2人では分が悪いらしい。
まあ、わざわざ助っ人を呼ぶぐらいだし、初見で強さを見切っていたんでしょうな。
助っ人がなかなかこないピンチの状況でハヤトはどのように闘うのか。さてはて。



第228話 4人相手  (2012年 4+5号)


部外者の言うことは一切聞く耳を持たないハンマーヘッド。
ハヤトはどうにか攻撃を交わしているが、千尋が先に倒されそうな雰囲気。
しょうがないので、ハヤトはある提案をする。

こいつらオレが全員相手するからオメエは弟としゃべってろ!!

ただでさえ不利なのに、4人まとめて相手するだと!?
なめているわけではないだろうけど、なんともはや。
ハヤトとしてみれば、とにかく話をさせてやりたいという一心なんでしょうけど、スゲェな。

とはいえ、さすがに4人相手は無理あんなと早々に後悔するハヤト。ハハハ。
まあ、やられる前に援軍が間に合ったようでよかった。

やあーお待たせ

呑気に現れたゲンゲン。遅くなった元凶が呑気にしてやがる!
現れた援軍は敵であるハンマーヘッドを放っておいて仲間同士で漫才を始める。

ハヤト「まったく性格よじれてんなあ」
真木「オマエよりマシだ」

こんな軽いノリのやつらになめられてたまるかよと態度を硬直させるハンマーヘッド。
なんだかんだと手間取ったが、ようやくまともに相対することができそうですね。



第229話 本当のオレ  (2012年 6号)


強敵を前にしているはずなのに、内輪で楽しそうにしているハヤトたち。これはイラつく。

ゲンゲン「むこうすげえ怒ってるぞ」
真木「それはしょうがない。こいつは人を怒らす天才だからな

ひどい言われようである。
ともかく、千尋が弟と話をするためには、こいつらをぶっ飛ばすしかない。
こいつら全員力ずくで黙らすって決めたんだよ。

適当に集めた奴らでオレ達に勝てるつもりかよ。
吉良のその問いに3人は答える。

ゲンゲン「勝つよ」
ハヤト「圧勝」
真木「別に負ける気はしない」

さすがの3人ですな。寄せ集めといえば寄せ集めだが、実力は折り紙つきだ。
丁度5対5となったので、ようやく互角の勝負ができそうです。
寅男がやられたのだって、飯もロクに食わずボロボロだったからにすぎない。
完全な状態の今ならちゃんと戦える。

そして千尋。
殴られっぱなしはもうやめにする。久しぶりに兄弟ケンカを行うと決めたようだ。
まあ、それはそれでいいんじゃないですかね。男の兄弟にしかわからない解決方法ってやつだ。

人数を揃えての殴り合いが始まる気配。さっくり倒してやってくださいよ!



第230話 兄弟喧嘩  (2012年 7号)


弟の克哉を心配する千尋。
まあ、学校に行かなくなったりしたら心配もしますわな。
兄は卒業後のことも考え、就職先を斡旋してくれる。
だが、それを聞いた克哉はその日に家を出るのであった。

オメエは昔から1人にすると間違った方に流れちまう

兄のセリフ。
それに対しての克哉の返答は、うっとうしいんだよ!というもの。
まあ、過保護な感じはしますね。
うっとうしいと思われても放ってはおけないという兄。
だが、それこそが迷惑だと言っている弟。

気がつくといつも兄ちゃんがどうにかしてくれた
そうやってると楽なのかもしんねェけど・・・
卒業後のことも面倒見てもらったあの日、気がつくと家を出てた・・・

それから今の仲間と出会って・・・
アニキなしでできた仲間・・・
初めてできた仲間・・・
オレは・・・オレは自分の意志でここにいるんだ!!

オレの居場所はここなんだ・・・

兄を殴り倒す弟。
なるほどねぇ。克哉の主張もわからないではない。
今のままでは、兄に頼りきって何もできない人間になってしまう。
そう気付いての遅めの反抗期だったということでしょうか。
ハンマーヘッドが変わりさえしなければ、いい状態でいられたんでしょうけどねぇ。
なんだか同情してきたので、ハンマーヘッドには改心してもらいたい。
克哉もまた仲間と楽しくやれるとよいですね。



第231話 寅男対倉地  (2012年 8号)


兄弟対決は克哉が勝利。
他の4組は未だに闘いを続けております。

寅男は辻兄弟の対決が気になっているが、よそ見ばかりはいけない。手強い相手だ。
だが、寅男としてもどうしても言っておかないといけないことがある。

なんで兄弟で会って話すぐらいでそうつっかかってくんだ?
兄貴が弟心配して会いに来てるってだけだろが。

まあ、そうなんですよね。
克哉からしてみれば、色々と複雑な想いがある。
でも、仲間なんだからその辺りを考えてあげてもよかったんじゃないだろうか。

このわからずや軍団が!

本格的に攻撃を始める寅男。
辻兄弟のことは寅男も気にかけていた。
だからこそ、共に休んで探しに来ていたのだ。

世の中オメエ達しかいねェのか!!

これはなかなか耳の痛いお言葉。
確かに、内に篭ってしまっている感じがあるハンマーヘッドですからねぇ。
このケンカを気に開放されるとよいのですが。

しかし、ラストページ前のページの寅男の顔と相手の男の顔がそっくりである
闘ったあと、服を取り替えて傷をつけたら入れ替われるんじゃね?
そうして、内部で説得工作をする寅男という展開に・・・ならんだろうな!



第232話 ゲンゲン対司馬  (2012年 9号)


世の中オメエ達しかいねェのか!!

耳に痛い言葉。と思ったが、相手は平然と答える。

そうだ、5人だけだ

そう開き直られちゃどうにもなりませんなぁ。
強い言葉で挑みかかったのに、平然と返されてはケンカにも勝てない。
ハイキックをまともにもらい、倒れる寅男。

信じられるのはこの5人だけだ、というのがハンマーヘッドの言い分。
他は全て敵と考えるのもどうかと思いますけどねぇ。

まさかの主役チーム2連敗。まさかこのまま全員やられてしまうのか!?
続いての闘いは、ゲンゲンVS司馬。
ここもなかなかにいい勝負をしている。
司馬は克哉に就職の世話をしたりしていた男である。

あいつはオレ達が守ってやんねェと・・・

なかなかいい子じゃないですか。
こういう友人ができたとなると、克哉も簡単には離れられなくなりますよね。

優勢にケンカを進めているかのように見えた司馬。
だけど、ゲンゲンにしてみれば、まだ準備運動のようなものだったらしい。
派手な上着を脱ぎ、戦闘態勢に入るゲンゲン。中の服も派手だった!

適当に呼ばれてきた助っ人にオレ達が負けるわけねェんだよ!!

確かに・・・オレは適当に・・・ていうかだまされてここへ来た。
だまされたら普通怒るよな?
けど、本当のとこ・・・うれしかった

前にも口にしていたが、ゲンゲンはハヤトに大きな借りがある。
ハヤトとしてみれば、気にするなってとこなんでしょうけど、ゲンゲンとしてはそれでは気が済まないんでしょうな。
なんだかんだで、ゲンゲンはかなり友人ランクが高い気がする。
さすが、真木さんと並んで新たなクローバーの一葉に数えられることはあるぜ!

来週は巻等カラー&重大発表があるとのこと。
な、なんだー!?重大発表ってー!?
情報通の人からも、まだこの時点では分かっていないと言う重大発表。
逆にどうでもいい内容なので知られていないのかもしれない。
期待していいのかわからないまま待つとしよう。



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