蒼天紳士チャンピオン作品別感想

バチバチ
第60話 〜 第86話


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 各巻感想

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 バチバチBURST
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バチバチ 8巻


第60話/圧  (2010年 35号)


斉藤家母「鯉太郎は私が育てた!

いや、ワシが育てた発言とは違ってその通りの部分もあるんですけどね。剛毅な人だ。

その鯉太郎は優勝のプレッシャーがかかっている。適度な緊張は必要だけど、これは・・
相手はドングリ渡部。なんでドングリ?向こうも緊張はしているが、勝つイメージをしっかり持っている。
これは鯉太郎に初めての土がつく展開になるやもしれぬなぁ。
よりにもよって吽形さんの大事な一番の前であるが、だからこそそうなる気もするのが怖い。



第61話/くせ者  (2010年 36+37号)


ドングリ渡部の意地が勝ったという感じですな。鯉太郎の初黒星。
王虎や村神の時とは違う、意地でもくらいついて勝つという気迫が足りなかった感じですねぇ。
しかし思った以上に派手な負け方したな。飛んだぞー!

さて、敗北を知った鯉太郎がどうなるか。敗北は獅子をネズミに変えるともいうが、はてさて。
吽形さんの大事な一番の前で負けたとヘコむくらいで済めばいいが、今後の場所にも響いたらコトだな。



第62話/無駄・・・!?  (2010年 38号)


まずは田上さんの解説。相性の悪さがもろに出たのだと言う。さすが田上さんの解説は的確だ!

それにしても、黒星という現実。ショックはかなりでかいようだ。
今までの稽古は無駄だったのかと落ち込む鯉太郎に怒る白水さん。自分だけが特別だと思うな!
負け続けながらも、なんとか上にあがろうとする白水さんらしいお言葉である。
鯉太郎は過去を思い出し、自分がここにいる覚悟と重さを振り返る。
が、ふと周りを見渡せば・・その覚悟を抱えているのは自分だけではないと気づかされる。
負けを知って勝ちの重さに気づく。これもまた貴重な経験といえましょうな。

げん直しに家に電話をかける鯉太郎。電話に気づいたマコ姉が可愛い。
まあ、なんとか今後の取り組みで引きずることはなさそうだなぁ。負けて兜の緒を締めよ、



第63話/兄弟子  (2010年 39号)


どうにか敗戦のショックから立ち直った鯉太郎。負けを知るのも成長だ。

さて、吽形さんの大事な一番が迫っています。
というわけで、ブタフグの残虐アピール!いやいや・・これはいかんでしょう。
白水さんがカッコイイだけにより非道さが際立つ。
ここはひとつ、吽形さんにスカッと勝っていただきたい。
しかし、微妙に負けて引退なんて展開もありそうな気がして・・いやいや、それはいかんでしょう。
ブタフグには吽形さんに負けて、帰り道にダーク王虎に轢かれるぐらいしてもらわないとなぁ。



第64話/リベンジ  (2010年 40号)


ついに始まる吽形さんの大事な一番。
いきなりフライングで挑発してくるブタフグ。いやはや。わかったからさっさと轢かれろや。
次週こそは、吽形さんがブタフグをブッ倒してくれることを期待したいものです。



第65話/頑張れ  (2010年 41号)


どんな状況でも心を乱さない冷静さ。それが空流部屋、吽形さんの最大の武器だ。
酒を飲んだら暴れたりしちゃうことは忘れよう!
ともかく、そんな吽形さんがやり返した!不意をつたれて尻餅をつくブタフグ。ブザマ!

さて、本立会い。
ブタフグの突きが吽形さんの目をこすり、さらに怪我をした足に痛烈な一撃を加える。さらに追撃が・・
これはヤバイ・・このまま負ける、なんてことはないだろうけど・・ヤバイなぁ。
ヤバイ。ブタフグの顔とかほんとヤバイ。誰だよ、オマエ。



第66話/リベンジ  (2010年 42号)


目に指をいれられたのに気づいた空流親方激昂。
しかしここで止めるわけにはいかない。吽形さんのためにも。
しかし、このブタフグ・・強い!どこまでもエゲツナイ。
見た目がよければディオになれたかもしれないのに・・目に指を入れて殴りぬける!

しかし、相撲とは思えない勝負ですな。こりゃ観客も異様な雰囲気を感じ取るわ。
恐れを振り払い、足を踏み出す吽形さん。しかし、その顔面に張り手が飛ぶ。
うーむ、ヤバイな。普通に強いからヤバイ。頑張ってくれ、吽形さん。もう応援しかしようがない。



第67話/武器  (2010年 43号)


恐れを振り払い、前に出た吽形さん。ついに組むことに成功。しかし、押し切れない。
基礎を鍛え上げ、スタイルを押し相撲に変え、負傷した足を武器とした。
しかし、それでも押し切れない。これが幕内に入った力士の強さということか。
ブタフグの形相もえらいことになっている。今すぐ箱根でスプリント勝負できそうな状態だ。

顔じゃねーんだよ・・・

ブタフグさんが言うと説得力あるなぁ〜。ん、そういう意味じゃない?
ここで吽形さんの見事な技が炸裂。ブタフグも焦る。
そして、こっからである。こっからオッカネー吽形さんが現れるらしい。土俵に鬼が現れるか!?



第68話/じゃあな・・・  (2010年 44号)


吽形さんが苦戦を乗り越えようとしているころ、白水さんは廊下でダウンしていた。まだついてなかったんだ!
そこに颯爽と現れ、背中を貸してくれる川さん!カッコイー!
空流部屋の面々が揃ったところで、さぁ決着だ!一気にマワシを取り、押し込もうとする。

しかし、ブタフグの指がわきの下の肋骨に突き刺さる。さらに怪我したヒザにヒザ蹴りをいれられる。
エゲツナイ・・というか、相撲って怖いんだな。こりゃ踊りじゃないッスよ。格闘技ッス。
本気を出したブタフグに、土俵際まで押し込まれる吽形さん。しかし、ここで渾身の投げが決まった!
怪我をしたときの、中途半端な投げではない、渾身の投げだ!トラウマを見事に振り切っているのを感じられる。
一抹の不安があるとすれば、勝利宣言が入ったことでしょうか。
ここで倒れ際にまた右足を掴まれたりしたら・・という恐れが消えないのが怖い。



バチバチ 9巻


第69話/醜悪  (2010年 45号)


久しぶりの巻頭カラー!吽形さんの快勝により始まるのかと思ったら、ふざけんなコラーッ!
目をこすろうと、ひざをいれようと反則にならなかった相撲だが、明確な反則は存在した。

髷を掴む = 反則!!

相撲漫画史上最悪の行為が行われていた!いや、全く白水さんのおっしゃる通り。ふざけんなコラーッ!

咄嗟に掴んでしまいましたーなのじゃないのは、しっかり吽形さんを顔面から落としていることからも明らか。
でも、涙を流して、わざとじゃなかったんすよを演出するブタフグ。汚ねぇ涙だ!
泣いちゃうかもなとは言われてたが・・この涙は違う!

しかも、最後に至るまで怪我を狙ってくるという卑劣っぷり。ここまで外道だとすがすがし・・くねーッ!
せっかく吽形さんの快勝が見られると思ったのに全くスッキリしない。どうしてこうなった?
でも、自力で立ち上がり、手刀を切り終える吽形さんの姿には震えた。シビれるだろ・・
あと一番勝てば優勝。とはいえ、そんな場合ではないですわな・・これで廃業なんてマジ勘弁。
一応、自力で起き上がり、無理矢理とはいえしゃがむこともできた。最悪の状態ではないはずだが・・
音が生々しくてたまらない。なんとか、短い期間での復帰で済む状態であって欲しいですよ。

あとブタフグ。こいつをとっちめる回がいつか用意されると思うので、今から待ち遠しく思っておきます。
阿形さんと同じ一敗同士になったから、ひょっとしたら最終日で当たることになるのかも?



第70話/ゆるせねぇ  (2010年 46号)


吽形さんの快勝・・なんてムードがまるでありません。あのブタフグぜってー許せねぇ。
そもそもこいつの名前は漢字変換しにくいんだよ!おかげでブタフグとしか呼べなくて許せねぇ。

さて、ブタフグが所属しているのは十文字部屋。
虎城部屋と同じ、次元一門である。虎城部屋と同門かよ。
久しぶりに虎城さん登場。王虎さんもちらりと登場。うは、ダークサイド王虎さんだ。
来場所は前相撲からやり直しとのこと。しばらくは鯉太郎と当たることはなさそうですな。

で、医務室前で空流一行とブタフグが邂逅。負けたくせに強がってるんじゃねーぞ、ブタフグ。
と煽ったら、もう十両確定してるからこんな勝負どうでもよかったんですーと煽り返される。うわームカツク。
思わず殴りかかる鯉太郎。一瞬びびるブタフグだが、拳が届くころの表情は冷静な感じ。
殴られたら派手に痛がって、殴られたーと吹聴して回るんだろうなぁ。鯉太郎は前科持ちだし、ヤバイ。
同門の虎城親方には喜ばれるだろうし、ブタフグにとってはありがたい展開になるところでありました。
それを止めてくれたのは阿形さん。誰よりも怒りを秘めている阿形さんでございます。
見開きでの阿形さんは本当に迫力があった・・

というわけで、最終日。ブタフグと阿形さんの決戦であります。こりゃ本当に血戦になるぜ。
ブタフグが強いのは十分わかったので、今度こそスッキリさせていただきたい。
1年ぐらいヤマいけば十両にもあがれまい。

そして、気になるのは、吽形さんの相手があの竹虎さんである。
今場所で引退するとか言ってたのに、優勝争いにいけるほど勝ち進んでいるんだ・・
何かふっきれた強さとか手に入れたんだろうか。引退すると言ってみたけど、アレは嘘だとか言っちゃうのかしら。
この一番も別の意味で気になるところですな。というか、吽形さんの怪我の重さが一番気になる。



第71話/覚悟  (2010年 47号)


死闘を終えた日の夜。吽形さんの怪我の様子を見る。とりあえず前にやった靭帯は無事なようだ。
しかし、他の部分の靭帯が伸び、半月板も損傷しているという。ガリッとかいってたからなぁ・・

確かに一度目の時に比べれば痛みはましかもしれないが、この足で相撲取るなんて無茶が過ぎますぜ。
ぶっちゃけ、幕下の優勝ぐらいならば、阿吽どちらも、次場所でも取れるんじゃないかと思うのですがねぇ。
それでもヒザを抱え、苦痛を噛み殺し耐える吽形さんを見ていると・・病院だよぅッ!無茶はアカン。

ともかく、同じ部屋の仲間としては、自分の取り組みに全力で当たり励ましにするしかない。

というわけで、鯉太郎。そういえば昨日負けたんだっけか。ブタフグとの取り組みが長くて忘れてた!
負けのイメージが頭をよぎるが、吽形さんの言葉でふっきれる。うむ、よい傾向だ。
実際、鯉太郎のブチカマシはかすめただけで致命的なわけで。
渡部との一番での負けは、相手が度胸と目のよさと技量を兼ね備えていたからでありましょうな。こう書くとすごいなドングリ。
白水さん、川口さんも快勝を果たし、続いては阿形さんである。

怖ェッ!この阿形さんはマジで怖い。泣いちゃうかもな、ブタフグ。汚い嘘泣きじゃなくマジで泣かせて欲しい。



第72話/ライバル  (2010年 48号)


吽形さんの主治医が急いで来てくれた。ヒザにたまっていた水を抜き、応急処置をする。
とはいえ、とても相撲がとれる状態ではない。それでも出て優勝をすると言い張る吽形さん。強情だ。

自分が勝った相手に阿形が負けるはずがないと吽形さんは言う。
その阿形さんは、過去のことを思い出していた。会って早々ケンカをする2人。
教習所で意地を張り合う2人。先に番付を上がられ、悔しさを感じる阿形。

そんな中、例の出来事。吽形さんがヤマに行くことになるブタフグとの対決。
やはり、相当な大怪我だったこともあり、ここまでかもしれないと吽形さんも弱気になっていたらしい。
それを強引にでも引き止めたのが阿形さん。うむ、2人の絆は相当なものであることが確認できた。

怒りに満ちた阿形さんの相撲が見られる。はたして、どれほどの惨事になるか?
いまのとこ、一番不安だったのは、ブタフグがマジメに相撲を取らないことなんだよね。
ちょっと当たってすぐに倒れてしまうとか。相手しているほうはこれが凄いムカツク。
もう十両に返り咲けるとか言ってるだけに、こういう手にでてこないとも限らないから困る。
まあ、今回の最後のページではいらついているみたいだから、心配はいらないと思うけど・・不安だ。



第73話/馬力  (2010年 49号)


阿形さんの烈火のごとき気迫が会場を覆う。これをモロに当てられたら正気じゃいられない。
その言葉どおり、ブタフグが暴れだす。正気を失っておるぞ!ブフーブフー。

勢い込んだ立会い。阿形さんの顔面に腕を当てて止めるブタフグ。
しかし止まらない。逆にブタフグの体が浮く。
さらに突っ張りの張り合い。これも阿形さんに軍配があがる。いい調子だ。

しかし、ここでブタフグに組まれ、一気に寄られる。どうする阿形さん!
ブタフグは言ったね、テメーと俺じゃ見てきた世界が違うと。
その世界から落ちてきた人間に言われましてもなぁ。ホホ。そのままもっと下位まで落ちてください。



第74話/クソッタレ!!  (2010年 50号)


これまでずっと鯉太郎が表紙を飾っていましたが、12月8日発売のコミックス8巻は阿吽が表紙だ!

一気に押し出そうとするブタフグ。なすすべもないままに徳俵に足がかかるとこまで追い詰められる阿形さん。
しかし、負けるわけにはいかない阿形さん。ブタフグの顔面に手を当てて押し戻そうとする。
怪我した顔面から血が噴出すほど力を込める阿形。しかし、体勢はブタフグ有利。
だけど負けられない。あの吽形の姿を見たのならば。その吽形の戦いを踏みにじるような相手なんかに。
両手でブタフグの頭を掴み、渾身の力で押し戻す。さらに左に振った!
押し戻している段階で既に首がメリメリ言っている。下手にこらえたら、首がポッキリ行くぜ。
その死の気配を感じたのか、ブタフグがまわしから手を離す。
それを見て、阿形さんは思いっきり右にブタフグの身体を回し・・後頭部から叩きつける!
見事な決着だ!流石は阿形さん。これが見たかった・・吽形さんとはまた違った意味でシビれるぜ・・

身体的には無事でも死の恐怖を感じたブタフグは今後番付を落としていくかもしれませんな。
昔から見下されているみたいで気に入らなかったと述べるブタフグ。
その相手に完敗を喫したわけですし、今後の再興は難しかろう。しなくてもいいですけど。
ここでキレイなブタフグになった場合は死亡フラグっすね。または新たな強敵のかませフラグだ。



第75話/決戦  (2010年 51号)


ブタフグが死を予感するような勢いで叩き付けた先週。
今週の1コマ目はその最後のシーンだが、小ゴマゆえ勢いがない?と思ったら寸止めだったとのこと。
これは屈辱的だ!最後の最後で情けをかけられるとはな。精神的に効く。

テメーごとき、壊そうと思えば、俺らはいつでも壊せるんだよ・・・

そういい残し、去っていく阿形さん。カッコイイなぁ。鯉太郎も改めて、空流部屋に入ってよかったと述べる。
逆に、ブタフグの付き人であった彼は、もうガッカリだ。ダセェなブタフグ。

さらに通りがかった吽形さんにはスルーされて、大焦りのブタフグ。終わってんなこの人・・・
肉体的には無事だけど、精神的にもう壊滅状態でございますな。廊下で佇む姿が哀れである。

さて、そんなブタフグのことは置いておいて。幕下優勝を賭けた一番である。
吽形さんと竹虎さん。引退を決めたという時に、優勝に王手がかかった竹虎さん。有終の美を飾ろうと頑張っている。
これは素直に楽しみな一番ですなぁ。吽形さんの膝が壊されていない状態で見たかった。
竹虎さんの蹴りで吽形さんがダウン。しかしキレイに折ってくれたおかげですぐに復帰できるようになった!
なんていう展開はどうでしょうか。まるでどこかの少年王者のようだ。



第76話/まだ・・・  (2010年 52号)


有終の美を飾ろうと意気込む竹虎さんを笑う虎城部屋の関取達。
相変わらずこの部屋はこんなのばかりだな。
その中においての清涼剤。十両になった猛虎さんが竹虎さんに声をかけてくる。
いやぁ、貫禄あるなぁ、猛虎さん。

竹虎さんは言う。
昔は感じていた、後輩に追い越される悔しさが、段々しょうがないという気持ちに食われていった。
そんな自分の姿を、鯉太郎を見て気づいてしまった。だから引退を決意したわけですな。

そう述べる竹虎さんの後ろから虎城親方登場。お、激励ッスか。あざーっす。竹虎さんも思わず涙だ。

勝敗はどうでもいい、キッチリと潰して来い・・・

ゲーッ!何を言い出すんだ親方ーッ!最悪である。モチベーション下がりまくりっすよ。

さて、吽形さんが土俵入り。傷ついた足で見事な四股を踏んでみせる。
その覚悟を受けて、竹虎さん。自分は相撲取りだったと胸を張れる一番を取りたいと望む。
おお・・いい表情だ。いろいろ横槍はあったけど、お互い覚悟を決めたよい一番が見れそうです。
しかし、竹虎さん。15年間ってことは14歳のころから虎城部屋に入っていたんですかね?
まあ、相撲を始めたのが14歳のころという意味だとは思うけど。



第77話/意地  (2011年 1号)


吽形さんの壊れたヒザでは、投げはできない。押すにしても一度止まったらアウトという状況。
勝負は立ち合い。一気に決めるぐらいでなくては吽形さんに勝ち目はない。
だが、竹虎さんもこれを自分の最後の一番にすると臨んでいる一戦である。気持ちはハンパない。

集中力を研ぎ澄ます2人。聴衆は消え、相手だけを見据えた世界になる。
こういう演出もありますかねぇ。かっこいいが、下手すると手抜きに見られる諸刃の刃だ!
立会いは吽形さんの勝利、しかし痛みで足が止まってしまう。
それを受けて上手をとった竹虎さんが押し返す。痛めた足を狙ったりはしない。
15年やってきた意地がある!虎城親方の心の声なんて聞こえませんよ!
吽形さんはここで投げを放とうとする。これは、どうなる・・?本当にこの一番は決着が見えないな。

さて、親方の命にそむいた竹虎さんであるが、こちらの去就も気にかかりますね。
まあ、猛虎さんのときもなんだかんだで、最後には応援してた虎城親方ですし。
きっと今回も、最後にはデレてくれると信じています。



バチバチ 10巻


第78話/幕下優勝  (2011年 2+3号)


ヒザを庇うのをやめた吽形さんが投げを放つ。腕捻りだ!
しかし、これをこらえる竹虎さん。竹虎さんにだって意地ってもんがあるんだ!
横につけた体勢になったので一気に押そうとする竹虎さん。
だが、その出足を吽形さんの手が抑える。そして投げ!外無双だ!
柔道漫画を描かれていたこともあり、迫力のある投げが決まったぞ!

というわけで、幕下優勝は吽形亘孝さんに決まりました。おめでとうございます!
竹虎さんも自分の相撲を取ることができて、悔いはないという様子。
最後の吽形さんとのやり取りもいいなぁ。10年近くの先輩による言葉は重い。ごっつぁんです。
吽形さんの勇姿に感涙し、燃え上がる空流部屋。いい雰囲気だ。しかし、吽形さんのヒザはどうなるのやら・・

それはさておき、小ネタ。
吽形さんの名前である亘孝なんだが、普通に打って変換したら「のブタ化」になってしまった。
こんなところにもブタフグの因縁が・・怨念レベルだよ!



第79話/背中  (2011年 4+5号)


吽形さんの幕下優勝を喜び、迎え入れる空流部屋。
いい雰囲気ですなぁ。

一方、竹虎さん。最後の試合を終え、戻ってきたところに田上さんが出迎えてくれる。
見よ、この花束を持った田上さんの福々しさ!アイドルかと見まごうばかりだ!
しかし、その花束は虎城親方に折られてしまう。何をするんスか!
そんな虎城親方にも礼を言う竹虎さん。
竹虎さんにとって、虎城親方はヒーローだったのだと言う。
現役だったころの虎城親方の強さに憧れ、15で虎城部屋に入った竹虎さん。
虎の字までもらえたのだから、期待されてたんでしょうなぁ。
せっかくその虎の字をもらったのに、成果が出せなかった。顔じゃなかったという竹虎さん。
田上さんに、俺みたいに腐ってさみしい終わりにするんじゃないぞと言う。

そこに現れたのは、猛虎さん。
さみしい終わり方なんかじゃない。一歩もひかない最高の相撲だったと言ってくれる。
そして、礼。
同じ虎の字を与えられ、関取になった後輩。
その後輩に認められ、礼を受ける。竹虎さんの思いはいかばかりか。
いやはや・・よい話だ。

吽形さんは阿形さんの肩を借り、退出。即効で病院に行くことに。
阿吽2人の背中に、鯉太郎はオヤジである火竜の姿を見ていた。
いやはや、今回は本当に胸が熱くなる話でありました・・

そして、名古屋場所の結果発表!
空流部屋は今場所も好成績をあげました・・白水さん負け越してるーッ!
うん、まぁ・・うん。しょうがないよね。
これで、次場所は鯉太郎と同じ番付になるのだろうか。頑張れ白水さん!



第80話/嘘じゃない  (2011年 6号)


名古屋場所の打ち上げです。
幕下優勝を始め、5人中4人も勝ち越したわけだし祝勝パーティーだ!
椿も久々に登場である。卒塔婆は武器じゃないぞ!

それにしても、吽形さんの足はどの程度なのかねぇ。
親方が神妙な顔をしているのが気になってしょうがない。
吽形さんがシイタケ嫌いなのも気になってしょうがない

吽形さんはストイックに己を削ってしまう自分の性分を気にしているらしい。
まあ、カッコイイんだけど、見ているほうはヒヤヒヤしてしまいますからねぇ。
そういう意味では阿形さんの破天荒なところはムード作りにもいいのかもしれない。
でも、やっぱり2人いてこその阿吽ですよ。

さて、夏の名古屋場所明けらしく、オバケが出たという話題になる。怪談っすか。
掃除機を構えてオバケを捕まえる気マンマンの川さん。ゴーストバスター川さん極楽大作戦ってとこか!?

トイレで用を足す阿形さんの後ろの個室で泣き声がする。しくしく・・
出てきたのは白水さん。幽霊役似合うっすね!宣言どおり徳利投げを決められる白水さん。
驚いた阿形さんがトイレから出ようとしたところで――

            ,. ´ ̄ `   、
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  く       i     .   ´: : : : : : : : : : : : :\   \ 
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        \/: : : :|_レ z==、、     z,=、.∨|       ┃   ━━━━━━━━
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       |: { |: :|とつ`¨´       ̄とつ|                             ┛
       |: ヽ'::ハ ,v ,v' ,.   _ ,,'~ '~ノ | ゚ 。
       / : : ハ: : :、、  ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚
        / : : /:/ \:\-`≧        三 ==-
     / : : /:/   ': Nヘ,、-ァ ,        ≧=- 。
    / : : /!: !    ':ヽ、  イレ,、          >三  。゚ ・ ゚

        ( 感想書きの代理人:イカ娘 )

ページをめくったところで、リアルに吹かされた。この床上手さんの現れ方は反則すぎるでゲソ・・
白水さんは予想がついていただけに、この2段構えは本当にやられた感じ。悔しい、こんなことで・・

ともかく、次からは夏合宿であるぞ!



第81話/バカ〜  (2011年 7号)


第2回マスコットガール選手権〜高校生大会〜投票結果発表!
鮫島鯉太郎さんがカラー見開きでグランプリ受賞だ!
ううむ、今回は巻頭の弱虫ペダルといい、凄いところにカラーページを持ってくる週だぜ。

それはさておき、本編。
十両以上の関取がいない空流部屋は夏巡業には参加できないので、合宿に入ります。
まあ、相撲部屋では毎日が合宿みたいなもんですからねぇ。
環境の変化をつけて稽古に集中するのが目的なんだが・・楽しそうだな、おい!
他の3人は当然として、吽形さん。あれだけ死闘を演じ、大怪我もしたってのに・・
先週の、ストイックすぎるという欠点を早くも克服にかかりましたね!

鯉太郎は教習所があるため、後からの合流。
なので、つきそいのため椿ちゃんは部屋に残ることになりました。
ほうほう、2人っきりですか。これは・・何も起きる気がしねぇ!

鯉太郎といえば、初日にぶったおれたとき。

目覚めたら美少女が自分の看病に疲れて、側で眠っていました。
 ↓
そんなのは放っておいて、稽古だ、四股踏みだ!

うむ、やはり何か起きる気がしないぜ・・
鯉太郎自身どーでもいいコトとか言い出しちゃったし。これは椿の方から迫るしかないんじゃないか?
それにしても、何故チョメチョメなことを首投げというのだろうか?

さて、教習所。
名古屋場所の序の口優勝は蒼希狼(あおきろう)であるとのこと。
蒼きオオカミっすか。蒼とつくだけに応援したくなってあげたくならなくもない。

石川は相変わらずやる気十分。蒼希狼をぶちのめしてやる!
さらに、村神も倒してやるぜと宣言する。

村神「天雷。俺がこれから名のる四股名だ・・・覚えとけ山田」

ほう、兄と同じ四股名を名乗ろうというのですか、村神。
それって認められますのかのう?まあ、幕下以下の四股名なら再利用しても問題はないのかね。

それはともかく、山田って。一文字もあってないじゃないか
いや、あれだな。チャンピオンでは名称不明な相手のことは山田と呼ぶ風潮があるんだよ!
サッパリした感じの村神こと天雷の今後が楽しみです。

さて、鯉太郎は稽古場で、話にあがった蒼希狼と対面。
やはり、名前からしてわかるとおり、モンゴル出身の力士だったようだ。
モンゴル語で挑発してくる蒼希狼。でも通じません。確かにモンゴル語ってよくわからんな。
なので、蒼希狼も、わかりやすい挑発をしてくれます。
カタコトとジェスチャー。これがあれば大抵のトコでは生きていけるネ。

バカ〜〜〜〜 
クィッ クィッ

うん、まあ戦う意思は十分見て取れますね。
というか、知っている言葉がバカ〜のみなのはどうなのよ、蒼希狼。カバも知ってるって?やかましいわ。

山ノ上部屋、蒼希狼。本名バットバートル・ムンフバイヤル
鯉太郎に勝負を挑むが、鯉太郎の勝ち。でも負けを認めようとはせず喰らいつく。
その蒼希狼の姿に、あの鯉太郎が音を上げている。ふむ、これは珍しい光景だ。
発展途上ではあるが、根性や体力では鯉太郎以上というのだろうか・・

ここで、巻末451ページの次回予告!

序の口優勝者のモンゴル人力士、岩ノ山。果たして実力は!?

岩ノ山?
誰だよッ!?
一文字もあってねーじゃねーか!!

まさか、石川の一文字もあってねーじゃねーか!と嘘次回予告をコラボさせるだなんて・・
編集部め。あなどれないことをしやがる。



第82話/ただ・・・  (2011年 8号)


朝からやりあった、鯉太郎と蒼希狼。
鯉太郎がいうには、この蒼希狼。強さはたいしたことはない。が、しつこいとのこと。
鯉太郎が音をあげるぐらいだし、半端なくしつこそうだな。
気を抜いたら、空流部屋の合宿までついてくるぐらいしつこそうだ。なんでいるんだよバカー!

教習所では、申し合い稽古が行われる。
前回はB土俵だった鯉太郎と石川だが、今回はA土俵だ。まあ、実績残してますしね。
A土俵は序の口の上位陣。早々たる顔ぶれだ。他の連中は早くもビビッている。
鯉太郎、村神、石川、渡部、田上さん!
さすが田上さんや!臆することなくこの面子についていっているぞ!ただの解説役じゃないんだ!

これからは誰が相手でも本気になるという村神こと天雷。目の輝きが違う。
鯉太郎のブチカマシを正面から弾き飛ばす。さすがだな。
まあ、鯉太郎自身、本番に強いタイプだから、練習ではこんなもんなのかもしれませんけどね。
しかし、村神の名前間違えはわざとなのか天然なのか。判断が微妙につきづらい。
相変わらず、石川に対しては一文字もあってねーじゃねーか状態である。

上の面子に復活した蒼希狼も加わり、稽古は白熱。全員が全力だ。
互いの負けん気がぶつかり合い、最高の稽古が行われている。これを毎日続ければ、みんな強くなるぜ。
そして、その中心は主人公である鯉太郎――
かと思いきや違うようだ。教習所二期目は蒙古より吹き荒れる風が波乱を巻き起こす。

この敗北で鯉太郎に思わぬ異変が起きるらしいが、一体?
なんか最終ページの鯉太郎が呆然としているんだが、ヤバイ落ち方でもしたんだろうか。
本番の負けならいざしらず、稽古中の負けなんて初めてでもないでしょうしねぇ。わからん。



第83話/限界  (2011年 9号)


教習所はとっくに終わっている時間なのに、鯉太郎は戻ってこない。椿ちゃんカンカン。
その鯉太郎。電車で爆睡してしまって遅れたようだ。ってフラフラじゃないか。

教習所では全力を出し切っていたようですし、フラフラになるのはわかる。
しかし、体力的なものより、精神的な面で鯉太郎は悩んでいた。
ブチかまし一撃で蒼希狼を倒せず、投げを許してしまった。
その甘さに、自分が許せなくなっているようだ。

椿の手料理は放置して稽古に打ち込む鯉太郎。
決して手料理から逃げたわけではない。決してだ!

翌日。ここで異変が起きる。
本日も申し合い。最初の組み合わせは、鯉太郎と蒼希狼。
体力も蓄えて、渾身のブチかましを食らわすが、蒼希狼はそれに耐える。
もう鯉太郎のブチかましは馴れた・・・だ、そうな。
そして、マワシをとれば、蒼希狼のほうが上という。あっさり投げられる鯉太郎。

さらに、田上さんにも押しとめられる鯉太郎。
これは・・・どうやら、限界。
ソップな鯉太郎の体で、押し相撲を続けるには限界があったのだ

ううむ、確かに教習所の指導員が言ってましたね。鯉太郎の体つきでは、序二段から三段目辺りで苦労すると。
粒揃いな新人揃いだから、早くもその弱点が露呈してしまったということだろうか。
鯉太郎も着実に成長しているとはいえ、他の面々だって成長している。
馴れてくれば、ブチかましを正面から止めることも可能になるわけか・・・

ん?でも、幕下で優勝に絡むほどの力を持っていた竹虎さんは、どうだっけ?
確かに受け止めきってはいたけど、最終的には押し負けていましたし・・・まだまだ、鯉太郎もいけるんじゃね?
というか、今は稽古だから胸にあたりに行ってますからねぇ。
最初の田上さんの時の様に顔面に突っ込まれたら、ひとたまりもあるまい。
まあ、逆に、胸突き出して受け止められたらどうにもならないという意味でもありますが。

ソップという最大の弱点が露呈した鯉太郎。この先はどうなるか。
合宿で何か掴む流れになりますのかねぇ。夏の海岸で体にあったものを食ったら体格がよくなったよ!とか。安易か。



第84話/俺だけ・・・  (2011年 10号)


ブチかましが通用しないことで悪夢を見る鯉太郎。
夢に蒼希狼が出て、バカ〜言われるという部分だけですでに悪夢ですやね。

ピリピリした様子の鯉太郎を心配する椿。
教習所は今日で終わりなので、明日からは空流の合宿に参加することになる。

で、教習所。盆休み前の最終日。
相変わらずガイにされる鯉太郎。うーむ、見ていて切ないな。

若手の指導員曰く、スランプだとのこと。
しかし、年上の指導員は、鯉太郎だけ体ができていないという。
石川も、渡部も、入門当初は鯉太郎と余り変わらない体つきだった。
しかし、今では一回り大きくなっている。逆に鯉太郎はやせてきているという。

やせ細った体では、押し相撲はできない。
しかし、ここでスタイルを変えれるほど鯉太郎は器用ではない。難しい話ですねぇ。

で、教習所は休みに入り、部屋に戻ってくる鯉太郎。そこには、マコ姉の姿があった。
しかし、今の状態ではとても合わせる顔がない。なので冷たく当たる鯉太郎。
帰れといわれたから、素直に帰ります。

わけないだろー!

ゲタを利用した一撃を鯉太郎の後頭部に叩き込み、そのままマウントだ!さすがマコ姉やで!
機嫌悪いからって、女にキレるな!このクソバカが!
うむ、流石にマコ姉の教育は厳しい。その厳しいマコ姉が合宿についてくるという。
これは楽しみな展開になってきましたね。
今回の合宿で、鯉太郎は劇的な変化を遂げるのでしょう。でないと、今後が厳しい。

そう、鯉太郎は合宿で別人に生まれ変わる。
夏の合宿なので日焼けして色黒になる。
身長は2メートル5センチに伸び、体重もヘビー級に。
立会いのブチかましの衝撃で土俵が変形するほどの、最速のスピードで当たれるようになる。
2年後には、横綱になってしまう最強の力士の誕生だ!

鯉太郎「ドコニ行コウト言ウンダイ・・・?」
渡部「そんな、声まで変わって!」

このくらい別人になってくれるはず。こんな鯉太郎はイヤだ!



第85話/たりねー・・・  (2011年 11号)


マコ姉を連れて合宿に合流する鯉太郎。
相撲を知らないマコ姉の前で、熱い稽古が繰り広げられる。
本番よりも、何度も繰り返す稽古の方が熱気は高そうな気がしますな。

で、鯉太郎。やはり調子が出ていない。何度も転がされて真っ黒になっている。
指導員の人は肉体的な限界と言ってたけど、これは普通に調子悪くしてるんじゃないかね?
いつも受けている阿形さんが当たりが弱いと言っているわけですし。
吽形さんもその様子を見て何か思うところがありそうだ。

空流部屋の夏合宿は東北の小さな港町で行われている
。 秋田Tシャツ着ている人がいるが、秋田なんだろうか。それとも出版部の方ですか!?

後援会の人たちの食事をつくるために、床上手さんは大忙し。

床上手「はじめまして・・・空流部屋のおかみです

親方、いつのまにそんな関係に!こいつは衝撃の事実だ!
さすがのマコ姉も戸惑うしかないぜ。

稽古は終了。後援会の方々の接待を行うことになる。
十両以上がいない空流部屋は特に、支援してくれる人の存在は大事にせねばいけませんからねぇ。
その支援してくれている人たちに暴言を吐く鯉太郎。これは、鉄拳制裁もやむなし。

空流として、そういう大事なことも教えてきたはずなのに。阿形さんの怒りは強い。
止めに入ってきたマコ姉の言葉に返す阿形さん。

マコ姉「鯉太郎は私の弟よ」
阿形「それは俺も一緒だ、バカヤロウ・・・」

鯉太郎を弟と同じだと言う阿形さん。身内だからこその厳しさと言うのを見せてくれます。
マコ姉の家は両親は結構放任で、マコ姉が厳しくしているといった感じでしたからねぇ。
自分より厳しくしつけている現場を見せられては、マコ姉も立場がないのかもしれない。

しかし、そんな厳しい人たちの制裁を受けても、今の鯉太郎には通じないようだ。
本当に、鯉太郎は思いつめると周りが見えなくなりますなぁ。まあ、まだ若いからとも言えるが。

寝ないで稽古をすると言う鯉太郎に、その必要はないという吽形さん。
お前はこれ以上強くならないと言う。

突きつけられた破門宣告。これは一体・・・
他ならぬ吽形さんのセリフですからねぇ。こいつは重い。
幕下優勝したときも、自分はストイックに追い込みすぎると反省していた吽形さん。
何かいいアドバイスをしてくれるのではないかと期待しています。

鯉太郎はストレスで痩せるタイプですかね。初日の最後に蒼希狼に負けて悩んでから調子を落としている。
むしろ、蒼希狼の呪いでも受けてしまっているかのような状態だ。お払いがいるな。
今の自分を追い込んで痩せ細る状態では先は望めない。
だからといって、言葉で簡単に納得する鯉太郎でもない。面倒くさいやつだな。
気持ちの切り替えを、早い段階で行っていただきたいものです。



第86話/焦るな・・・  (2011年 12号)


お前はこれ以上強くならないって言ったんだ・・・
先週のおさらいの言葉です。田舎に帰れの部分はとりあえず収めておく。

吽形さんは、鯉太郎にその明確な理由を教えてやるからついてこいという。
ついていく鯉太郎を心配そうに見つめるマコ姉。
なに、吽形さんも兄貴の一人ですからね。心配はないですよ。私達は家族だ!

さて、着替えて堤防の上辺りに来た吽形さんと鯉太郎。
釣りを開始します。エサはスイカだ。黒鯛はスイカで釣れるんだぜ。ビックリだろ。
軽々とスイカを片手で破壊しているほうがビックリですよ。
いや、これは持ち上げてたたきつけたのか?上から掌底で叩き割ったのかと思ったぜ。

で、吽形さんが明確な理由を述べる。
お前がやっていることは稽古ではない。相撲取りとしての努力が足りない、と。
体を動かして猛特訓するだけが努力ではない。
ちゃんと食い、ちゃんと寝る。そうして体を造るのも努力である。
見るからにゲッソリしておりますからねぇ。
食うものも食わず、寝る時間も削って特訓した結果、痩せ細っている。なんとも皮肉な話だ。
1日30時間のトレーニングという矛盾を行っても、薬物でも使わないと痩せ細るだけだぜ。

吽形さんは言う。3年先の稽古をしようと。
最初はソップだった阿吽も3年間みっちり努力することによって体を造っていった。
焦ってばかりでは身につかないこともあるってことですわな。
そして、支援者を大事にするということ。プロとしての自覚を持つことを説くのであった。

一方、待っている女性陣。椿に痴漢を働いた後援会長。運が悪かったな、ここには女傑がいるんだぜ!

椿「大丈夫です!私が殺りますから!

殺意たけぇ!
それはともかく、鯉太郎と話がしたいという後援会長。
そこに鯉太郎登場。しっかりプロとしての自覚を叩き込まれた後の鯉太郎は言う。

しっかり俺を見てろ。必ず死ぬほど喜ばせてやるよ。

支援者としては、応援している力士が勝ち登るのはとても嬉しいことである。
鯉太郎のこのセリフは吽形さんが3年前に言ったセリフでもあるらしい。
結構似たもの同士なんでしょうな、この2人は。
でも3年後の鯉太郎が、吽形さんのようにに落ち着いているとは、とても思えないぜ!

空流部屋の家族の絆は強い。マコ姉も寂しく思えるほどだ。
さて、強化合宿はこれからが本格始動。暗い展開も乗り越えて一気に成長を見込めそうだ!

というか、やはり椿は料理下手なんですな・・・おにぎりの頃からそんな風だったけど。
相撲部屋の人間としてそれもどうなんだろう。
2人でいたときに鯉太郎がゲッソリした原因の1つに椿の料理というのもあると思います。きっと。



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